以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(メニュー生成システム1の概要)
メニュー生成システム1は、複数の言語による飲食店のメニューを生成する機能を有する。飲食店のメニューには、飲食店が提供する各料理の名称、ジャンル、値段、写真画像、メニュー属性等が含まれる。なお、メニュー属性は、料理の食材、調味料又は調理方法等である。以降、飲食店のメニューに係る情報を、メニュー情報と称する場合がある。
メニュー生成システム1は、飲食店のオーナー及び従業員等の飲食店関係者によって入力された第1言語表記のメニュー属性を第2言語表記に変換する機能を有する。なお、第1言語は、飲食において通常使用される言語であり、例えば、日本国内の飲食店の場合、第1言語は日本語である。また、第2言語は、第1言語とは異なる他の言語であり、第1言語が日本語である場合、第2言語は、英語、中国語(簡体字)又は韓国語等である。
以下、図1に示す模式図を参照して、メニュー生成システム1の概要について説明する。なお、図1に示すように、第1言語が日本語で、第2言語が英語であり、且つ、第1のメニュー属性が調理方法で、第2のメニュー属性が食材である場合を例にして説明する。
メニュー生成システム1は、メニュー属性について、第1言語で表記された文字情報と第2言語で表記された文字情報とを互いに関連付けて記憶する。例えば、第1言語が日本語である場合、メニュー生成システム1は、日本語表記の「豚肉」の文字情報と英語表記の「pork」の文字情報とを互いに関連付けて記憶する。このように、同じ意味又は同様の概念を有する用語について、異なる2種類の言語表記の文字情報が互いに関連付けて記憶されるが、互いに関連付けて記憶される言語の種類の数は、2種類に限らず、3種類以上でもよい。すなわち、メニュー生成システム1は、複数の言語のそれぞれで表記されたメニュー属性の文字情報を、互いに関連付けて記憶してもよい。
また、メニュー生成システム1は、第1言語表記の1つの第1のメニュー属性に対して、第2言語表記の複数の第1のメニュー属性を互いに関連付けて記憶してもよい。例えば、図1に示すように、日本語表記の「オーブン焼き」という調理方法の文字情報に対し、英語表記の「roast」という調理方法及び「baked」という調理方法等の文字情報が関連付けて記憶される。
さらに、メニュー生成システム1は、第2言語表記の第1のメニュー属性と第2言語表記の第2のメニュー属性とを互いに関連付けて記憶する。例えば、図1に示すように、英語表記の「roast」及び「baked」の両者は、日本語において同じ「オーブン焼き」の概念を有するが、それぞれの文字情報は食材に応じて区別して使用される。このため、英語表記の「roast」という調理方法の文字情報と英語表記の「beef」及び「pork」等の食材の文字情報とが互いに関連付けて記憶される。また、同様に、英語表記の「baked」という調理方法の文字情報と英語表記の「potato」及び「apple」等の食材の文字情報とが互いに関連付けて記憶される。
以下、メニュー生成システム1による変換処理の概要について説明する。
まず、メニュー生成システム1は、各飲食店で提供される所定の料理について、記憶されたメニュー属性の中から第1言語表記の第1のメニュー属性及び第2のメニュー属性の選択入力を受け付ける。メニュー属性の選択入力を受け付ける処理は、例えば、飲食店関係者に対して、第1言語表記のメニュー属性の文字情報を選択可能に提示し、当該関係者によって選択されたメニュー属性の文字情報を受け付ける処理である。
例えば、図1に示すように、メニュー生成システム1は、調理方法を選択入力するための調理方法選択ドロップダウンリストと食材を選択入力するための食材選択ドロップダウンリストとが表示された登録画面を表示する。飲食店関係者は、表示された登録画面の調理方法選択ドロップダウンリストを操作して調理方法を選択する。すなわち、調理方法選択ドロップダウンリストには、記憶された1又は複数の調理方法の文字情報がリスト形式で表示され、リストのうちのいずれかの調理方法の文字情報が飲食関係者によって指定されることで、調理方法が選択される。また、飲食店関係者は、調理方法選択ドロップダウンリストと同様に、表示された登録画面の食材ドロップダウンリストを操作して食材を選択する。そして、メニュー生成システム1は、選択された調理方法及び食材を受け付ける。
次に、メニュー生成システム1は、受け付けた第1言語表記の第1のメニュー属性に関連付けて記憶された第2言語表記の複数の第1のメニュー属性を抽出する。次に、抽出された複数の第1のメニュー属性のうち、受け付けた第1言語表記の第2のメニュー属性に対応する第2言語表記の第2のメニュー属性に関連付けられた第2言語表記の第1のメニュー属性を抽出する。
図1に示すように、受け付けた調理方法の文字情報が「オーブン焼き」であり、受け付けた食材の文字情報が「牛肉」である場合を例に説明する。まず、受け付けた日本語表記の「オーブン焼き」の文字情報に関連付けて記憶された英語表記の「roast」及び「baked」等の文字情報が抽出される。次に、受け付けた日本語表記の「牛肉」の文字情報に対応する英語表記の「beef」の文字情報が特定される。そして、抽出された英語表記の「roast」及び「baked」等の文字情報のうちから、特定された「beef」の文字情報に関連付けられた「roast」の文字情報が抽出される。
そして、メニュー生成システム1は、所定の料理について、受け付けた「オーブン焼き」に対応して抽出された「roast」と受け付けた「牛肉」に対応して抽出された「beef」とを、変換された第2言語表記のメニュー属性の文字情報として出力する。なお、文字情報の出力処理は、メニュー生成システム1が有する表示装置への文字情報の表示出力処理、メニュー生成システム1が有するスピーカへの文字情報の音声出力処理、及び、端末等への文字情報のデータ送信出力処理等である。なお、端末は、各飲食店の利用者(顧客)が所有する携帯端末、又は、各飲食店に複数設置され且つ各飲食店の利用者がメニューの注文を行うメニュー端末等である。
また、受け付けた調理方法の文字情報が「オーブン焼き」であり、受け付けた食材の文字情報が「ジャガイモ」である場合も、受け付けた日本語表記の「オーブン焼き」の文字情報に関連付けて記憶された英語表記の「roast」及び「baked」等の文字情報が抽出される。次に、受け付けた日本語表記の「ジャガイモ」の文字情報に対応する英語表記の「potato」の文字情報が特定される。そして、抽出された英語表記の「roast」及び「baked」等の文字情報のうちから、特定された「potato」の文字情報に関連付けられた「baked」の文字情報が抽出される。
そして、メニュー生成システム1は、受け付けた「オーブン焼き」に対応して抽出された「baked」と受け付けた「ジャガイモ」に対応して抽出された「potato」とを、変換された第2言語表記のメニュー属性の文字情報として出力する。
このように、メニュー生成システム1は、第1言語表記のメニュー属性を第2言語表記のメニュー属性に適切に変換することができ、複数の言語で正確に表記されたメニュー情報を即座に提供することが可能となる。
(メニュー生成システム1の構成)
図2は、メニュー生成システム1の概略構成の一例を示す図である。
メニュー生成システム1は、サーバ2と、一又は複数の店舗端末3と、複数の携帯端末4とを有する。サーバ2と店舗端末3とは、通信ネットワークを介して相互に接続され、例えば、インターネット8を介して相互に接続される。また、サーバ2と携帯端末4とは、通信ネットワークを介して相互に接続され、例えば、基地局5、移動体通信網6、ゲートウェイ7及びインターネット8を介して相互に接続される。なお、店舗端末3は、飲食店関係者が所有する料理提供者端末であって、例えば、飲食店関係者が経営する飲食店の店舗等に設置される。携帯端末4は、飲食店を利用する顧客及び飲食店関係者等が所有するユーザ端末である。
サーバ2で実行されるプログラム(例えば、変換プログラム)と、店舗端末3及び携帯端末4で実行されるプログラム(例えば、閲覧プログラム)とは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol, HTTP)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。
(サーバ2の概略構成)
図3は、サーバ2の概略構成の一例を示す図である。
サーバ2は、複数の言語のそれぞれで表記されたメニュー属性の文字情報を互いに関連付けて記憶するとともに、第1のメニュー属性に第2のメニュー属性を関連付けて記憶する。サーバ2は、記憶されたメニュー属性の中から第1言語表記の第1のメニュー属性及び第2のメニュー属性の選択入力を受け付ける。また、サーバ2は、受け付けた第1言語表記の第1のメニュー属性に関連付けて記憶された第2言語表記の第1のメニュー属性から、受け付けた第2のメニュー属性に関連付けて記憶された2言語表記の第1のメニュー属性を抽出する。つぎに、サーバ2は、抽出された第2言語表記の第1のメニュー属性を出力する。以上のような機能を実現するために、サーバ2は、サーバ通信部21と、サーバ記憶部22、サーバ処理部23とを備える。
サーバ通信部21は、サーバ2をインターネット8に接続するための通信インターフェース回路を有する。サーバ通信部21は、店舗端末3及び携帯端末4等から受信したデータをサーバ処理部23に供給する。また、また、サーバ通信部21は、サーバ処理部23から供給されたデータを店舗端末3及び携帯端末4等に送信する。
サーバ記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置及び光ディスク装置のうちの少なくとも一つを有する。サーバ記憶部22は、サーバ処理部23による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部22は、ドライバプログラムとして、サーバ通信部21を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。各種プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部22にインストールされてもよい。サーバ記憶部22は、データとして、後述するジャンルテーブル、食材テーブル、調味料テーブル、調理方法テーブル、飲食店テーブル、用語辞書テーブル、属性関連テーブル、詳細説明辞書テーブル及びメニュー情報テーブル等を記憶する。さらに、サーバ記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
なお、本実施形態でいうテーブルは、データベースの形式の一例であり、データがサーバ内にプールしているような形式であってもよい。
サーバ処理部23は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。サーバ処理部23は、サーバ2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ処理部23は、サーバ2の各種処理がサーバ記憶部22に記憶されているプログラム等に基づいて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部21等の動作を制御する。サーバ処理部23は、サーバ記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部23は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ処理部23は、画面作成部231と、入力処理部232と、変換処理部233と、記憶処理部234と、サーバ送信部235とを有する。サーバ処理部23が有するこれらの各部は、サーバ処理部23が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、サーバ処理部23が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてサーバ2に実装されてもよい。
(各種テーブルのデータ構造)
図4〜図7は、各種テーブルのデータ構造の一例を示す図である。なお、サーバ記憶部22は、以下に説明する各種テーブルの全て又は一部を記憶せずに、サーバ2とは異なる一又は複数の他の装置(データベース装置等)が、これらの各種テーブルの全て又は一部を記憶してもよい。この場合、サーバ2は、これらの各種テーブルに記憶された情報を使用する際に、当該テーブルを記憶する他の装置にアクセスして、当該テーブルに記憶された情報を取得する。また、各テーブルに含まれる各情報は、テーブル以外の形式で記憶されてもよく、例えば、それぞれ独立して記憶されてもよい。なお、以下、第1言語が日本語であるとして説明するが、第1言語は日本語以外の言語であってもよい。また、以下、第2言語が英語、第3言語が中国語(簡体字)、第4言語が韓国語であるとして説明するが、第2言語は、第1言語以外の言語であればどの言語でもよい。同様に、第3言語は、第1言語及び第2言語以外の言語であればどの言語でもよく、第4言語は、第1言語、第2言語及び第3言語以外の言語であればどの言語でもよい。
図4(a)には、ジャンルテーブルが示されている。ジャンルテーブルには、各ジャンルについて、ジャンルID(Identification)、ジャンル大分類、ジャンル中分類、ジャンル小分類、詳細説明、対応メニュー属性等が互いに関連付けて記憶される。ジャンルIDは、各ジャンルを識別するための識別情報である。
ジャンル大分類は、各料理を分類するための分類項目の文字情報であり、例えば、「和食」、「焼肉」及び「イタリアン」等である。ジャンル中分類は、ジャンル大分類のそれぞれに含まれる各分類項目を更に分類するための分類項目の文字情報であり、例えば、「和食」に含まれるジャンル中分類の各分類項目の文字情報は、「日本料理」、「割烹」及び「うどん・そば」等である。ジャンル小分類は、ジャンル中分類のそれぞれに含まれる各分類項目を更に分類するための分類項目の文字情報であり、例えば、「うどん・そば」に含まれるジャンル小分類の各分類項目の文字情報は、「そば(蕎麦)」、「うどん」及び「讃岐うどん」等である。なお、ジャンル大分類、ジャンル中分類及びジャンル小分類は、それぞれジャンルの一例であり、ジャンル大分類、ジャンル中分類及びジャンル小分類のそれぞれの各分類項目の文字情報は、ジャンルの文字情報の一例である。例えば、ジャンル大分類、ジャンル中分類及びジャンル小分類のそれぞれの分類項目の文字情報が関連付けて記憶されている場合、ジャンル小分類の分類項目の文字情報がジャンルとして用いられる。また、ジャンル大分類及びジャンル中分類の分類項目の文字情報が関連付けて記憶されている場合(ジャンル小分類の分類項目の文字情報が記憶されていない場合)、ジャンル中分類の分類項目の文字情報がジャンルとして用いられる。また、ジャンル大分類の分類項目の文字情報のみが記憶されている場合(ジャンル中分類及びジャンル小分類の分類項目の文字情報が記憶されていない場合)、ジャンル大分類の分類項目の文字情報がジャンルとして用いられる。
詳細説明は、後述する詳細説明辞書テーブルに記憶される詳細説明IDが記憶され、これにより、各ジャンルは、当該ジャンルを説明するための詳細説明の文字情報と関連付けられる。例えば、ジャンルがジャンル小分類の分類項目である場合、詳細説明には、ジャンル小分類の分類項目を説明する詳細説明の詳細説明IDが記憶される。また、ジャンルがジャンル中分類の分類項目である場合、詳細説明には、ジャンル中分類の分類項目を説明する詳細説明の詳細説明IDが記憶される。また、ジャンルがジャンル大分類の分類項目である場合、詳細説明には、ジャンル大分類の分類項目を説明する詳細説明の詳細説明IDが記憶される。
対応メニュー属性には、対応食材ID、対応調味料ID及び対応調理方法IDが互いに関連付けて記憶される。対応食材IDは、後述する食材テーブルに記憶される食材IDのうち、ジャンルに対応する料理に用いられる食材の食材IDである。対応調味料IDは、後述する調味料テーブルに記憶される調味料IDのうち、ジャンルに対応する料理に用いられる調味料の調味料IDである。対応調理方法IDは、後述する調理方法テーブルに記憶される調理方法IDのうち、ジャンルに対応する料理に用いられる調理方法の調理方法IDである。
図4(b)には、食材テーブルが示されている。食材テーブルには、各食材について、食材ID、食材名称等が互いに関連付けて記憶される。食材IDは、各食材を識別するための識別情報である。食材名称は、各食材について、第1言語(日本語)で表記された名称の文字情報である。
図4(c)には、調味料テーブルが示されている。調味料テーブルには、各調味料について、調味料ID、調味料名称等が互いに関連付けて記憶される。調味料IDは、各調味料を識別するための識別情報である。調味料名称は、各調味料について、第1言語(日本語)で表記された名称の文字情報である。
図4(d)には、調理方法テーブルが示されている。調理方法テーブルには、各調理方法について、調理方法ID、調理方法名称等が互いに関連付けて記憶される。調理方法IDは、各調理方法を識別するための識別情報である。調理方法名称は、各調理方法について、第1言語(日本語)で表記された名称の文字情報である。
図5(a)には、飲食店テーブルが示されている。飲食店テーブルには、各飲食店について、飲食店ID、名称、住所、最寄り駅等が互いに関連付けて記憶される。飲食店IDは、各飲食店を識別するための飲食店識別情報の一例である。名称には、第1言語(日本語)で表記された飲食店の名称の文字情報、第2言語(英語)で表記された飲食店の名称の文字情報等が互いに関連付けて記憶される。住所には、第1言語(日本語)で表記された飲食店の住所の文字情報、第2言語(英語)で表記された飲食店の住所の文字情報等が互いに関連付けて記憶される。最寄り駅には、第1言語(日本語)で表記された飲食店の最寄り駅の文字情報、第2言語(英語)で表記された飲食店の最寄り駅の文字情報等が互いに関連付けて記憶される。
なお、飲食店テーブルには、3以上の言語(第1言語(日本語)、第2言語(英語)、第3言語(中国語(簡体字))、第4言語(韓国語)、・・・)で表記された名称、住所、最寄り駅の文字情報のそれぞれが互いに関連付けて記憶されてもよい。なお、飲食店テーブルに記憶された各データは、予め飲食店関係者等によって登録されたものである。
図5(b)には、用語辞書テーブルが示されている。用語辞書テーブルには、ジャンル及びメニュー属性の各文字情報について、文字ID、第1言語(日本語)表記、第2言語(英語)表記、第3言語(中国語(簡体字))表記、第4言語(韓国語)表記等が互いに関連付けて記憶される。文字IDは、各文字情報を識別するための識別情報である。
第1言語(日本語)表記は、第1言語(日本語)で表記されたジャンル及びメニュー属性の文字情報である。第2言語(英語)表記は、第2言語(英語)で表記されたジャンル及びメニュー属性の文字情報である。第3言語(中国語(簡体字))表記は、第3言語(中国語(簡体字))で表記されたジャンル及びメニュー属性の文字情報である。第4言語(韓国語)表記は、第4言語(韓国語)で表記されたジャンル及びメニュー属性の文字情報である。なお、用語辞書テーブルには、各文字情報について、5以上の言語での表記が互いに関連付けて記憶されてもよい。
なお、第1言語(日本語)表記のジャンル及びメニュー属性の文字情報に対して、他の言語表記のジャンル及びメニュー属性の文字情報が複数関連付けて記憶されてもよい。例えば、図5(b)に示すように、第1言語(日本語)表記の「オーブン焼き」の文字情報に対して、第2言語(英語)表記の「roast」及び「baked」という複数の文字情報が関連付けて記憶される。
図6(a)には、属性関連テーブルが示されている。属性関連テーブルには、第2言語(英語)表記の調理方法の文字情報と第2言語(英語)表記の食材の文字情報とが互いに関連付けて記憶される。なお、属性関連テーブルには、第2言語表記とは異なる他の言語表記について、調理方法の文字情報と食材の文字情報とが互いに関連付けて記憶されてもよい。また、属性関連テーブルには、所定の言語表記について、食材の文字情報と調味料の文字情報、又は、調理方法の文字情報と調味料の文字情報とが互いに関連付けて記憶されてもよい。図6(a)に示すように、属性関連テーブルには、複数の第2言語(英語)表記の調理方法の文字情報と複数の第2言語(英語)表記の食材の文字情報とが互いに関連付けて記憶されている。一方、図5(b)の用語辞書テーブルには、複数の第2言語(英語)表記の調理方法の文字情報のそれぞれと複数の第1言語(日本語)表記の調理方法の文字情報のそれぞれとが互いに関連付けられており、複数の第1言語(日本語)表記の調理方法の文字情報のそれぞれと、第2言語(英語)表記の食材の文字情報とが互いに関連付けて記憶される。
図6(b)には、詳細説明辞書テーブルが示されている。詳細説明辞書テーブルには、各詳細説明について、詳細説明ID、第1言語(日本語)表記、第2言語(英語)表記、第3言語(中国語(簡体字))表記、第4言語(韓国語)表記等が互いに関連付けて記憶される。詳細説明IDは、各詳細説明を識別するための識別情報である。
第1言語(日本語)表記は、第1言語(日本語)で表記された詳細説明である。第2言語(英語)表記は、第2言語(英語)で表記された詳細説明である。第3言語(中国語(簡体字))表記は、第3言語(中国語(簡体字))で表記された詳細説明である。第4言語(韓国語)表記は、第4言語(韓国語)で表記された詳細説明である。なお、詳細説明辞書テーブルには、各詳細説明について、5以上の言語での表記が互いに関連付けて記憶されてもよい。
図7には、メニュー情報テーブルが示されている。メニュー情報テーブルには、各料理について、料理ID、料理名称、使用飲食店ID及び料理情報等が互いに関連付けて記憶される。なお、メニュー情報には、各料理の料理名称、各料理を提供する飲食店に関する情報、又は、料理情報等が含まれる。
料理IDは、各料理を識別するための識別情報である。料理名称は、店舗端末3を操作する飲食店関係者等のユーザによってテキスト入力された、複数の言語のそれぞれで表記された各料理の名称の文字情報である。なお、料理名称には、第1言語で表記された料理名称、第2言語で表記された料理名称等が記憶されるが、3以上の言語(第1言語(日本語)、第2言語(英語)、第3言語(中国語(簡体字))、第4言語(韓国語)、・・・)によって表記された料理名称の文字情報が記憶されてもよい。
使用飲食店IDは、各料理を提供する飲食店の飲食店IDであり、飲食店テーブルに記憶されている飲食店IDである。各料理に、使用飲食店IDが関連付けられることにより、各料理と、各料理を提供する飲食店に関する情報とが関連付けられる。
料理情報は、各料理を飲食店の利用者(顧客)等に紹介するための情報である。料理情報には、第1言語(日本語)で表記されたジャンル、メニュー属性(食材、調味料、調理方法)及び詳細説明、並びに、第2言語(英語)で表記されたジャンル、メニュー属性(食材、調味料、調理方法)及び詳細説明等が記憶される。
なお、第1言語(日本語)で表記されたジャンル及びメニュー属性には、ユーザによって選択入力されたジャンル及びメニュー属性の文字情報が記憶される。また、第2言語(英語)で表記されたジャンル及びメニュー属性には、選択入力された第1言語(日本語)で表記されたジャンル及びメニュー属性の文字情報がメニュー生成システム1によって第2言語(英語)に変換された文字情報が記憶される。また、第1言語(日本語)で表記された詳細説明は、ジャンルテーブルにおいて、入力された第1言語(日本語)で表記されたジャンルに関連付けられた詳細説明である。また、第2言語(英語)で表記された詳細説明は、詳細説明辞書テーブルにおいて、第1言語(日本語)で表記された詳細説明の文字情報がメニュー生成システム1によって第2言語(英語)に変換された文字情報である。
なお、メニュー情報テーブルにおいて、3以上の言語(第1言語(日本語)、第2言語(英語)、第3言語(中国語(簡体字))、第4言語(韓国語)、・・・)によって表記された料理情報が記憶されてもよい。また、メニュー情報テーブルにおいて、入力処理部232によって各料理の料理名称、料理情報等が受け付けられた登録日時が、各料理に関連付けて記憶されてもよい。
(店舗端末3の概略構成)
図8は、店舗端末3の概略構成の一例を示す図である。
店舗端末3は、インターネット8(図1)を介してサーバ2に接続し、サーバ2と通信を行う。店舗端末3は、飲食店の飲食店関係者による入力操作に応じて、メニュー属性等の入力を受け付ける。そのために、店舗端末3は、店舗端末通信部31と、店舗端末記憶部32と、店舗端末操作部33と、店舗端末表示部34と、店舗端末処理部35とを備える。以下、店舗端末3を操作する飲食店関係者を、単にユーザと称する場合がある。
なお、本実施形態では、店舗端末3として、パーソナルコンピュータ(personal computer, PC)を想定するが、本発明はこれに限定されない。店舗端末3は、本発明が適用可能であればよく、例えば、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC等の情報処理装置でもよい。また、店舗端末3は、飲食店に設置され且つ飲食店関係者等が扱うメニュー端末等であってもよい。
店舗端末通信部31は、通信インターフェース回路を備え、店舗端末3をインターネット8(図1)に接続する。店舗端末通信部31は、ネットワークを介して店舗端末処理部35から供給されたデータをサーバ2等に送信する。また、店舗端末通信部31は、ネットワークを介してサーバ2等から受信したデータを店舗端末処理部35に供給する。
店舗端末記憶部32は、例えば、半導体メモリ装置を備える。店舗端末記憶部32は、店舗端末処理部35での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、店舗端末記憶部32は、ドライバプログラムとして、店舗端末操作部33を制御する入力デバイスドライバプログラムや、店舗端末表示部34を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、店舗端末記憶部32は、アプリケーションプログラムとして、ユーザが店舗端末操作部33を操作することによって入力されたメニュー属性等をサーバ2に登録するための登録画面を表示するための閲覧プログラム等を記憶する。また、店舗端末記憶部32は、入力されたメニュー属性等を記憶する。さらに、店舗端末記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
店舗端末操作部33は、店舗端末3の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネルやキーボタン等である。ユーザは、店舗端末操作部33を用いて、文字や数字、記号等を入力することができる。店舗端末操作部33は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、店舗端末処理部35に供給される。
店舗端末表示部34も、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。店舗端末表示部34は、店舗端末処理部35から供給された映像データに応じた映像や、画像データに応じた画像等を表示する。
店舗端末処理部35は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。店舗端末処理部35は、店舗端末3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。店舗端末処理部35は、店舗端末3の各種処理が店舗端末記憶部32に記憶されているプログラムや店舗端末操作部33の操作等に基づいて適切な手順で実行されるように、店舗端末通信部31や店舗端末表示部34等の動作を制御する。店舗端末処理部35は、店舗端末記憶部32に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、店舗端末処理部35は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
店舗端末処理部35は、少なくとも閲覧実行部351、端末送信部352等を備える。これらの各部は、店舗端末処理部35が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして店舗端末3に実装されてもよい。
(店舗端末3の機能)
図9〜11は、店舗端末3の表示機能によって表示される各表示画面の一例を示す図である。店舗端末3の表示機能によって、メニュー情報を登録するための各表示画面が表示される。
図9は、店舗端末3の表示機能によって表示される登録画面900の一例を示す図である。
登録画面900は、各飲食店関係者から登録画面900を表示要求された場合に表示される画面である。登録画面900には、料理名称入力ボックス901、ジャンル選択ドロップダウンリスト902、詳細説明表示ボックス903、詳細説明変更ボタン904、食材選択ドロップダウンリスト905、調味料選択ドロップダウンリスト906、調理方法選択ドロップダウンリスト907及び登録ボタン908等が表示される。
料理名称入力ボックス901は、各料理を提供する飲食店の飲食店関係者が所定の料理の名称情報をテキスト入力するためのボックスである。料理名称入力ボックス901は、複数の言語のそれぞれに対応して複数設けられる。
ジャンル選択ドロップダウンリスト902は、所定の料理のジャンルを、所定の料理を提供する飲食店の飲食店関係者が選択入力するためのドロップダウンリストである。以下、図10を参照して、ジャンル選択ドロップダウンリスト902の作動方法の一例について説明する。
図10(a)は、ジャンル選択ドロップダウンリスト902に含まれるジャンル大分類選択ドロップダウンリスト1000の作動方法の一例について説明するための模式図である。
各料理を提供する飲食店関係者によって、ジャンル大分類選択ドロップダウンリスト1000が指定されると、ジャンル大分類の各分類項目の文字情報(「和食」、「焼肉」及び「イタリアン」等)を含むジャンル大分類リスト1001が表示される。
各料理を提供する飲食店の飲食店関係者によって、ジャンル大分類リスト1001に表示される各分類項目の文字情報のうちのいずれかが選択されると、選択された分類項目の文字情報(例えば、「和食」)にジャンル大分類カーソル1002が表示される。そして、ジャンル大分類選択ドロップダウンリスト1000に分類項目の文字情報(例えば、「和食」)が表示され、ジャンル大分類リスト1001の表示が終了する。
図10(b)は、ジャンル選択ドロップダウンリスト902に含まれるジャンル中分類選択ドロップダウンリスト1003の作動方法の一例について説明するための模式図である。
各料理を提供する飲食店の飲食店関係者によって、ジャンル中分類選択ドロップダウンリスト1003が指定されると、ジャンル大分類カーソル1002が表示されたジャンル大分類の分類項目の文字情報(例えば、「和食」)に含まれるジャンル中分類の各分類項目の文字情報(「日本料理」、「割烹」及び「うどん・そば」等)を含むジャンル中分類リスト1004が表示される。なお、ジャンル大分類カーソル1002が表示されたジャンル大分類の分類項目に、ジャンル中分類の分類項目が含まれない場合は、ジャンル中分類選択ドロップダウンリスト1003及びジャンル小分類選択ドロップダウンリスト1006は選択操作不能に制御される。
各料理を提供する飲食店の飲食店関係者によって、ジャンル中分類リスト1004に表示される各分類項目の文字情報のうちのいずれかが選択されると、選択された分類項目の文字情報(例えば、「うどん・そば」)にジャンル中分類カーソル1005が表示される。そして、ジャンル中分類選択ドロップダウンリスト1003に分類項目の文字情報(例えば、「うどん・そば」)が表示され、ジャンル中分類リスト1004の表示が終了する。
図10(c)は、ジャンル選択ドロップダウンリスト902に含まれるジャンル小分類選択ドロップダウンリスト1006の作動方法の一例について説明するための模式図である。
各料理を提供する飲食店の飲食店関係者によって、ジャンル小分類選択ドロップダウンリスト1006が指定されると、ジャンル中分類カーソル1005が表示されたジャンル中分類の分類項目の文字情報(例えば、「うどん・そば」)に含まれるジャンル小分類の各分類項目の文字情報(「そば(蕎麦)」、「うどん」及び「讃岐うどん」等)を含むジャンル小分類リスト1007が表示される。なお、ジャンル中分類カーソル1005が表示されたジャンル中分類の分類項目に、ジャンル小分類の分類項目が含まれない場合は、ジャンル小分類選択ドロップダウンリスト1006は選択操作不能に制御される。
各料理を提供する飲食店の飲食店関係者によって、ジャンル小分類リスト1007に表示される各分類項目の文字情報のうちのいずれかが選択されると、選択された分類項目の文字情報(例えば、「そば(蕎麦)」)にジャンル小分類カーソル1008が表示される。そして、ジャンル小分類選択ドロップダウンリスト1006に分類項目の文字情報(例えば、「そば(蕎麦)」)が表示され、ジャンル小分類リスト1007の表示が終了する。
このように、ジャンル選択ドロップダウンリスト902が用いられた選択入力によって、ジャンル大分類、ジャンル中分類及びジャンル小分類のいずれかの分類項目の文字情報がジャンルとして選択される。
図9に戻り、詳細説明表示ボックス903は、ジャンル選択ドロップダウンリスト902によって選択入力されたジャンルに対応する詳細説明を表示するためのテキストボックスである。すなわち、ジャンル選択ドロップダウンリスト902によってジャンルが選択入力された場合、選択されたジャンルの識別情報がサーバ2に送信される。次に、サーバ2において、送信された識別情報によって識別されるジャンルに関連付けられた詳細説明が、詳細説明辞書テーブルから抽出される。そして、抽出された詳細情報がサーバ2から店舗端末3に送信され、受信した詳細情報が詳細説明表示ボックス903に表示される。
詳細説明変更ボタン904は、詳細説明表示ボックス903に表示された詳細説明を編集するための詳細説明編集画面1100を表示するためのボタンである。詳細説明表示ボックス903に表示された詳細説明は、予め詳細説明辞書テーブルに記憶された一般的なジャンル説明文である。詳細説明変更ボタン904は、各飲食店関係者が詳細説明の表現及び内容を変更したい場合に、各飲食店関係者によって選択(押下)される。詳細説明変更ボタン904が選択(押下)されると、詳細説明編集画面の表示要求がサーバ2に送信され、サーバ2から送信された画面表示データに基づいて詳細説明編集画面1100が表示される。これにより、一般的なジャンル説明文を変更することが可能になる。
図11(a)は、店舗端末3によって表示される詳細説明編集画面1100の一例を示す図である。
詳細説明編集画面1100は、登録画面900に表示された詳細説明変更ボタン904が各飲食店関係者によって選択(押下)された場合に、サーバ2から送信された画面表示データに基づいて表示される画面である。詳細説明編集画面1100には、詳細説明編集ボックス1101、編集ボックス追加ボタン1102、編集ボックス削除ボタン1103、編集完了ボタン1104等が表示される。
詳細説明編集ボックス1101は、詳細説明表示ボックス903に表示された詳細説明の文字情報を編集するためのテキスト入力ボックスであり、第1言語及び第2言語で表記された詳細説明のそれぞれに対応して表示される。詳細説明編集画面1100が表示された際に、第1言語で表記された詳細説明に対応する詳細説明編集ボックス1101には、詳細説明表示ボックス903に表示された詳細説明の文字情報が表示される。各飲食店の飲食店関係者は、店舗端末操作部33を操作して、詳細説明編集ボックス1101に表示された詳細説明の文字情報を編集することができる。また、第2言語で表記された詳細説明に対応する詳細説明編集ボックス1101には、詳細説明表示ボックス903に表示された詳細説明を第2言語で表記した文字情報が、詳細説明辞書テーブルに基づいて表示される。
編集ボックス追加ボタン1102は、更に他の言語で表記された詳細説明の文字情報を編集するための詳細説明編集ボックス1101を追加するための入力ボタンである。飲食店関係者によって編集ボックス追加ボタン1102が選択(押下)されると、図示しない言語選択画面によって複数の言語から編集する言語が各飲食店の飲食店関係者によって選択され、選択された言語で表記された詳細説明の文字情報を編集するための詳細説明編集ボックス1101が表示される。
編集ボックス削除ボタン1103は、表示されている詳細説明編集ボックス1101を言語ごとに削除するための入力ボタンである。各言語に対応する編集ボックス削除ボタン1103が、各言語で表記された詳細説明に対応する詳細説明編集ボックス1101の近傍に表示される。編集ボックス削除ボタン1103が飲食店の飲食店関係者によって選択(押下)されると、選択された編集ボックス削除ボタン1103に対応する詳細説明編集ボックス1101が削除される。
編集完了ボタン1104が選択(押下)されると、詳細説明編集画面1100の表示が終了し、詳細説明編集ボックス1101に記載された第1言語で表記された詳細説明が、登録画面900の詳細説明表示ボックス903に表示される。また、詳細説明編集ボックス1101に記載された第1言語以外の言語で表記された詳細説明は、店舗端末記憶部32に一時的に記憶される。
図9に戻り、食材選択ドロップダウンリスト905は、所定の料理に用いられる食材を選択入力するためのドロップダウンリストである。以下、図11(b)を参照して、食材選択ドロップダウンリスト905の作動方法の一例について説明する。
食材選択ドロップダウンリスト905が飲食店の飲食店関係者によって指定されると、食材テーブルに記憶された食材名称を含む食材リスト9051が表示される。次に、食材リスト9051に表示される食材名称のうちのいずれかが選択されると、選択された食材名称(例えば、「豚肉」)に食材選択カーソル9052が表示される。そして、選択された食材名称が食材選択ドロップダウンリスト905に表示され、食材リスト9051の表示が終了する。
図9に戻り、調味料選択ドロップダウンリスト906は、所定の料理に用いられる調味料を選択入力するためのドロップダウンリストである。以下、図11(c)を参照して、調味料選択ドロップダウンリスト906の作動方法の一例について説明する。
調味料選択ドロップダウンリスト906が飲食店の飲食店関係者によって指定されると、調味料テーブルに記憶された調味料名称を含む調味料リスト9061が表示される。調味料リスト9061に表示される調味料名称のうちのいずれかが選択されると、選択された調味料名称(例えば、「塩」)に調味料選択カーソル9062が表示される。そして、選択された調味料名称が調味料選択ドロップダウンリスト906に表示され、調味料リスト9061の表示が終了する。
図9に戻り、調理方法選択ドロップダウンリスト907は、所定の料理に用いられる調理方法を選択入力するためのドロップダウンリストである。以下、図11(d)を参照して、調理方法選択ドロップダウンリスト907の作動方法の一例について説明する。
調理方法選択ドロップダウンリスト907が飲食店の飲食店関係者によって指定されると、調理方法テーブルに記憶された調理方法名称を含む調理方法リスト9071が表示される。調理方法リスト9071に表示される調理方法名称のうちのいずれかが選択されると、選択された調理方法名称(例えば、「生」)に調理方法選択カーソル9072が表示される。そして、選択された調理方法名称が調理方法選択ドロップダウンリスト907に表示され、調理方法リスト9071の表示が終了する。
図9に戻り、登録ボタン908がユーザによって押下(選択)されると、料理名称入力ボックス901にテキスト入力された情報と、所定の料理に対して、ジャンル選択ドロップダウンリスト902、詳細説明表示ボックス903、食材選択ドロップダウンリスト905、調味料選択ドロップダウンリスト906及び調理方法選択ドロップダウンリスト907に入力された情報と、所定の料理を提供する飲食店の飲食店IDと、を含めた登録要求が、サーバ2に送信される。そして、サーバ2は、受け付けた登録要求に含まれる各種情報をメニュー情報として記憶する。なお、第1言語以外の言語で表記された詳細説明が店舗端末記憶部32に一時的に記憶されている場合、第1言語以外の言語で表記された詳細説明が登録要求に含まれる。
(携帯端末4の概略構成)
図12は、携帯端末4の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末4は、基地局5、移動体通信網6、ゲートウェイ7、及びインターネット8を介してサーバ2に接続し、サーバ2と通信を行う。携帯端末4は、ユーザによる携帯端末操作部43(ボタン等)の操作に応じて、メニュー情報等の表示をサーバ2に要求する。また、携帯端末4は、サーバ2からメニュー情報等に係る表示データを受信して表示する。そのために、携帯端末4は、携帯端末通信部41と、携帯端末記憶部42と、携帯端末操作部43と、携帯端末表示部44と、携帯端末処理部45とを備える。
なお、本実施形態では、携帯端末4として、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)を想定するが、本発明はこれに限定されるものではない。携帯端末4は、本発明が適用可能であればよく、例えば、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)や携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC等でもよい。また、携帯端末4は、飲食店で複数設置され且つ飲食店の客がメニューの注文を行うメニュー端末等であってもよい。
携帯端末通信部41は、所定の周波数帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を備え、携帯端末4を無線通信ネットワークに接続する。携帯端末通信部41は、基地局5により割り当てられるチャネルを介して、基地局5との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局5との間で通信を行う。そして、携帯端末通信部41は、携帯端末処理部45から供給されたデータをサーバ2等に送信する。また、携帯端末通信部41は、サーバ2等から受信したデータを携帯端末処理部45に供給する。
携帯端末記憶部42は、例えば、半導体メモリ装置を備える。携帯端末記憶部42は、携帯端末処理部45での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、携帯端末記憶部42は、ドライバプログラムとして、携帯端末操作部43を制御する入力デバイスドライバプログラムや、携帯端末表示部44を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、携帯端末記憶部42は、アプリケーションプログラムとして、メニュー情報等に係る表示データの取得及び表示を行うプログラム等を記憶する。また、携帯端末記憶部42は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
携帯端末操作部43は、携帯端末4の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネルやキーボタン等である。ユーザは、携帯端末操作部43を用いて、文字や数字、記号等を入力することができる。携帯端末操作部43は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、携帯端末処理部45に供給される。
携帯端末表示部44も、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。携帯端末表示部44は、携帯端末処理部45から供給された映像データに応じた映像や、画像データに応じた画像等を表示する。
携帯端末処理部45は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。携帯端末処理部45は、携帯端末4の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。携帯端末処理部45は、携帯端末4の各種処理が携帯端末記憶部42に記憶されているプログラムや携帯端末操作部43の操作等に基づいて適切な手順で実行されるように、携帯端末通信部41や携帯端末表示部44等の動作を制御する。携帯端末処理部45は、携帯端末記憶部42に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、携帯端末処理部45は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
携帯端末処理部45は、少なくとも閲覧実行部451を備える。閲覧実行部451は、携帯端末処理部45が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、閲覧実行部451は、ファームウェアとして携帯端末4に実装されてもよい。
閲覧実行部451は、メニュー情報等に係る表示データの取得及び表示を行う。即ち、ユーザからの指示に応じて、メニュー情報に係る画面の表示要求を、携帯端末通信部41を介してサーバ2に送信する。また、閲覧実行部451は、対応する表示データを、サーバ2から携帯端末通信部41を介して受信する。閲覧実行部451は、受信した表示データに基づいて描画データを作成する。即ち、閲覧実行部451は、受信した表示データを解析して制御データ及び内容データを特定し、特定した制御データに基づいて同じく特定した内容データをレイアウトし、描画データを作成する。そして、閲覧実行部451は、作成した描画データを携帯端末表示部44に出力する。
(携帯端末4の機能)
図13は、携帯端末4の表示機能によって表示されるメニュー情報表示画面1300の一例を示す図である。携帯端末4の表示機能では、複数の言語のうちのいずれか一の言語で表記された文字情報が表示される。以下、携帯端末4が、第1言語(日本語)とは異なる第2言語(英語)で文字情報を表記するものとして説明する。
メニュー情報表示画面1300には、ユーザが選択した飲食店で提供される料理を紹介するメニューのメニュー情報が表示される。メニュー情報表示画面1300は、例えば、サーバ2によって送信される画面であり、所定の情報提供サイトに掲載された各飲食店を紹介するホームページにリンクされた画面である。
図13によって示されるメニュー情報表示画面1300の例では、メニュー情報として、料理名称、当該料理のジャンル、メニュー属性及び詳細説明等のメニュー紹介1301等が表示される。メニュー紹介1301は、所定の情報提供サイトにおいてユーザによって選択された飲食店の飲食店IDに関連付けられた、料理名称、及び、料理情報を、メニュー情報テーブルから抽出して作成される。メニュー情報表示画面1300は、作成されたメニュー紹介1301等を含む画面表示データに基づいて表示される。
メニュー紹介1301を表記するための言語は、携帯端末4によって表示設定された言語である。なお、携帯端末4は、メニュー情報表示画面1300をサーバ2に要求する際に、携帯端末4において表記される文字情報の言語を指定するための情報である言語指定情報を送信する。そして、サーバ2は、メニュー情報テーブルから、言語指定情報に基づいて料理名称及び料理情報を抽出して、メニュー紹介1301を作成する。
(メニュー生成システム1の動作シーケンスの例1)
図14は、メニュー生成システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。この動作シーケンスは、予めサーバ記憶部22及び店舗端末記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ処理部23及び店舗端末処理部35により、サーバ2及び店舗端末3の各要素と協働して実行される。
最初に、飲食店関係者の店舗端末3の端末送信部352は、飲食店関係者等による店舗端末操作部33の操作に応じて、飲食店IDを含む登録画面要求を、店舗端末通信部31を介してサーバ2に送信する(ステップS101)。
次に、サーバ2の画面作成部231は、店舗端末3からサーバ通信部21を介して登録画面要求を受信すると、登録画面900を表示するための画面表示データを作成する(ステップS102)。まず、画面作成部231は、ジャンルテーブルに基づいてジャンル選択ドロップダウンリスト902を作成する。次に、画面作成部231は、食材テーブルに基づいて食材選択ドロップダウンリスト905を作成する。次に、画面作成部231は、調味料テーブルに基づいて調味料選択ドロップダウンリスト906を作成する。次に、画面作成部231は、調理方法テーブルに基づいて調理方法選択ドロップダウンリスト907を作成する。そして、画面作成部231は、作成されたジャンル選択ドロップダウンリスト902、食材選択ドロップダウンリスト905、調味料選択ドロップダウンリスト906、及び調理方法選択ドロップダウンリスト907を含む登録画面900を表示するための画面表示データを作成する。
次に、サーバ2のサーバ送信部235は、作成された登録画面900を表示するための画面表示データを、受信した飲食店IDに対応する店舗端末3にサーバ通信部21を介して送信する(ステップS103)。
次に、店舗端末3の閲覧実行部351は、サーバ2から店舗端末通信部31を介して登録画面900を表示するための画面表示データを受信すると、受信された画面表示データに基づいて登録画面900を店舗端末表示部34に表示する(ステップS104)。
次に、店舗端末3の閲覧実行部351は、店舗端末表示部34に表示された登録画面900に対して飲食店関係者等が店舗端末操作部33を操作して入力した入力情報と飲食店IDとを含む登録要求を、店舗端末通信部31を介してサーバ2に送信する(ステップS105)。
そして、サーバ2の入力処理部232、変換処理部233及び記憶処理部234は、サーバ通信部21を介して受信した登録要求に含まれる各種情報に基づいて、メニュー情報登録処理を実行する(ステップS106)。メニュー情報登録処理の詳細については後述する。
(メニュー情報登録処理)
図15は、メニュー情報登録処理の一例を示すフローチャートである。図15に示すメニュー情報登録処理は、図14のステップS106において実行される。
まず、入力処理部232は、店舗端末3からの登録要求を受け付ける(ステップS201)。登録要求には、飲食店ID、料理名称入力ボックス901にテキスト入力された複数の言語のそれぞれで表記された料理名称の文字情報、所定の料理に対して選択入力されたジャンルの文字情報と、所定の料理に対して選択入力されたメニュー属性の文字情報と、詳細説明表示ボックス903に表示された詳細説明の文字情報とが含まれる。メニュー属性は、食材選択ドロップダウンリスト905において選択入力された食材の文字情報と、調味料選択ドロップダウンリスト906において選択入力された調味料の文字情報と、調理方法選択ドロップダウンリスト907において選択入力された調理方法の文字情報とを含む。なお、登録要求時に、第1言語以外の言語で表記された詳細説明が店舗端末記憶部32に一時的に記憶されていた場合、登録要求は、第1言語以外の言語で表記された詳細説明を含む。
次に、変換処理部233は、受け付けたジャンル、メニュー属性及び詳細説明の文字情報を、当該文字情報の言語とは異なる他の言語で表記されたメニュー属性の文字情報に変換する(ステップS202)。以下、変換処理部233による変換処理について説明する。
まず、変換処理部233は、受け付けた、ジャンル及びメニュー属性の文字情報と、詳細説明の文字情報と、当該文字情報の言語とを特定する。次に、変換処理部233は、用語辞書テーブルを参照して、特定されたジャンル及びメニュー属性の文字情報に関連付けられた、特定された言語とは異なる他の言語で表記された文字情報を翻訳文字情報として抽出する。
ここで、変換処理部233は、受け付けたメニュー属性のうちの調理方法の文字情報について第2言語表記の文字情報が複数抽出された場合、第2言語表記の文字情報の特定処理を実行する。まず、変換処理部233は、受け付けたメニュー属性のうちの食材の文字情報について抽出された第2言語表記の文字情報を特定する。次に、変換処理部233は、属性関連テーブルを参照して、特定した第2言語表記の食材の文字情報に関連付けられた第2言語表記の調理方法の文字情報を特定する。そして、変換処理部233は、抽出された第2言語表記の複数の調理方法の文字情報のうち、属性関連テーブルを参照して特定された第2言語表記の調理方法の文字情報を、翻訳文字情報として特定する。以上により、特定処理が終了する。なお、属性関連テーブルに、所定の言語表記について、食材の文字情報と調味料の文字情報、又は、調理方法の文字情報と調味料の文字情報とが互いに関連付けて記憶されている場合、食材又は調味料の文字情報について所定の言語表記の文字情報が複数抽出されると上述の特定処理が実行される。
次に、変換処理部233は、詳細説明辞書テーブルを参照して、特定された詳細説明の文字情報に関連付けられた、特定された言語とは異なる他の言語で表記された詳細説明の文字情報を翻訳文字情報として抽出する。なお、登録要求が、第1言語以外の言語で表記された詳細説明を含む場合、用語辞書テーブルを参照せずに、登録要求に含まれている詳細説明を翻訳文字情報として抽出する。以上により、変換処理が終了する。なお、変換処理部233は、抽出部の一例である。
そして、記憶処理部234は、受け付けた料理の料理名称の文字情報、飲食店ID、料理のジャンル及びメニュー属性の文字情報、詳細説明の文字情報、並びに、抽出されたジャンルの文字情報、メニュー属性の翻訳文字情報及び詳細説明の翻訳文字情報を、メニュー情報として、新たな料理IDと関連付けてメニュー情報テーブルに記憶し(ステップS204)、一連のステップを終了する。
(メニュー生成システム1の動作シーケンスの例2)
図16は、メニュー生成システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。この動作シーケンスは、予めサーバ記憶部22及び携帯端末記憶部42に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ処理部23及び携帯端末処理部45により、サーバ2及び携帯端末4の各要素と協働して実行される。
ユーザの携帯端末4の閲覧実行部451は、ユーザ(飲食店の利用者(顧客)等)による携帯端末操作部43の操作に応じて、飲食店ID及び言語指定情報を含む表示要求を、携帯端末通信部41を介してサーバ2に送信する(ステップS301)。なお、所定の情報提供サイトに掲載された各飲食店を紹介するホームページに含まれるリンク(メニューを表示するためのリンク等)が、ユーザに指定されることによって、表示要求が送信される。
次に、サーバ2の画面作成部231は、携帯端末4からサーバ通信部21を介して表示要求を受信すると、表示画面作成処理を実行する(ステップS302)。まず、画面作成部231は、表示要求に含まれる飲食店ID及び言語指定情報を特定する。次に、画面作成部231は、メニュー情報テーブルを参照し、特定された飲食店IDに関連付けられた料理名称及び料理情報のうち、特定された言語指定情報に対応する料理名称及び料理情報を抽出する。次に、画面作成部231は、抽出された情報に基づいてメニュー紹介1301を作成する。そして、メニュー紹介1301を含むメニュー情報表示画面1300を表示するための画面表示データを作成する。
次に、サーバ2のサーバ送信部235は、表示画面作成処理によって作成されたメニュー情報表示画面1300を表示するための画面表示データを、サーバ通信部21を介して携帯端末4に送信する(ステップS303)。
そして、携帯端末4の閲覧実行部451は、サーバ2から携帯端末通信部41を介して画面表示データを受信すると、受信された画面表示データに基づいてメニュー情報表示画面1300を携帯端末表示部44に表示する(ステップS304)。
以上詳述したとおり、メニュー生成システム1は、所定の言語で表記された用語を他の言語で表記された適切な用語に翻訳することが可能となる。
(変形例1)
なお、食材テーブル、調味料テーブル及び調理方法テーブルに記憶される食材、調味料及び調理方法のそれぞれは、複数の階層で構成されるツリー構造を有するものでもよい。
以下、図17(a)に示す食材のツリー構造の一例を説明するための模式図と、図17(b)に示す食材テーブルのデータ構造の他の一例を示す図を参照して、食材のツリー構造について説明する。
ツリー構造では、所定の根ノードの子ノードとして、一又は複数の第1階層のノードが関連付けられ、さらに、第1階層のノードの子ノードとして、一又は複数の第2階層のノードが関連付けられる。
図17(a)に示すように、例えば、根ノードとして、「肉類」の項目が、ノード識別情報「RC1100」と互いに関連付けて記憶される。「肉類」には、子ノードとして、「畜肉」、「鳥肉」及び「肉類(内臓)」等の各項目が、ノード識別情報「RC1110」、「RC1120」及び「RC1130」等と互いに関連付けて記憶される。なお、ノード識別情報は、ツリー構造における各ノードを識別するための識別情報である。
「畜肉」の項目には、子ノードとして食材ID「DC003」、「DC001」及び「DC008」等が、ノード識別情報「RC1111」、「RC1112」及び「RC1113」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図17(b)に示す食材テーブルを参照すると、「DC003」は「牛肉」であり、「DC001」は「豚肉」であり、「DC008」は「ハム、ソーセージ類」である。
また、「鳥肉」の項目には、子ノードとして食材ID「DC002」等が、ノード識別情報「RC1121」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図17(b)に示す食材テーブルを参照すると、「DC002」は「鶏肉」である。
なお、根ノード及び第1の階層のノードにおいて、各項目が食材テーブルに記憶されている場合、食材IDがノード識別情報に関連付けて記憶される。図17(a)に示す食材のツリー構造の例では、第1の階層のノードの「肉類(内臓)」の項目のノード識別情報「RC1130」に、食材ID「DC045」が関連付けて記憶される。
次に、図18(a)に示す調味料のツリー構造の一例を説明するための模式図と、図18(b)に示す調味料テーブルのデータ構造の他の一例を示す図を参照して、調味料のツリー構造について説明する。
図18(a)に示すように、例えば、根ノードとして、「発酵調味料」の項目が、ノード識別情報「RT2000」と互いに関連付けて記憶される。「発酵調味料」には、子ノードとして、「しょう油」及び「しょう油をベースとした調味料」等の各項目が、ノード識別情報「RT2100」及び「RT2200」等と互いに関連付けて記憶される。
「しょう油」の項目には、子ノードとして調味料ID「DT042」、「DT043」、「DT044」、「DT045」及び「DT046」等が、ノード識別情報「RT2101」、「RT2102」、「RT2103」、「RT2104」及び「RT2105」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図18(b)に示す調味料テーブルを参照すると、「DT042」は「こいくちしょう油」であり、「DT043」は「うすくちしょう油」であり、「DT044」は「たまりしょう油」であり、「DT045」は「さしみしょう油」であり、「DT046」は「しろしょう油」である。
また、「しょう油をベースとした調味料」の項目には、子ノードとして調味料ID「DT049」、「DT050」及び「DT051」等が、ノード識別情報「RT2201」、「RT2202」及び「RT2203」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図18(b)に示す調味料テーブルを参照すると、「DT049」は「だししょう油」であり、「DT050」は「めんつゆ」であり、「DT051」は「ポン酢しょう油」である。
なお、根ノード及び第1の階層のノードにおいて、各項目が調味料テーブルに記憶されている場合、調味料IDがノード識別情報に関連付けて記憶される。図18(a)に示す調味料のツリー構造の例では、第1の階層のノードの「しょう油」の項目のノード識別情報「RT2100」に、調味料ID「DT002」が関連付けて記憶される。
次に、図19(a)に示す調理方法のツリー構造の一例を説明するための模式図と、図19(b)に示す調理方法テーブルのデータ構造の他の一例を示す図を参照して、調理方法のツリー構造について説明する。
図19(a)に示すように、例えば、根ノードとして、「加熱調理」の項目が、ノード識別情報「RF1000」と互いに関連付けて記憶される。「加熱調理」には、子ノードとして、「乾式加熱(焼く)」、「湿式加熱」、「油を用いた調理」及び「マイクロウェーブ調理(電子レンジ)」等の各項目が、ノード識別情報「RF1100」、「RF1200」、「RF1300」及び「RF1400」等と互いに関連付けて記憶される。
「乾式加熱(焼く)」の項目には、子ノードとして調理方法ID「DF009」、「DF010」及び「DF011」等が、ノード識別情報「RF1101」、「RF1102」及び「RF1103」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図19(b)に示す調理方法テーブルを参照すると、「DF009」は「直火焼き」であり、「DF010」は「網焼き」であり、「DF011」は「オーブン焼き」である。
また、「湿式加熱」の項目には、子ノードとして調理方法ID「DF015」及び「DF003」等が、ノード識別情報「RF1201」及び「RF1202」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図19(b)に示す調理方法テーブルを参照すると、「DF015」は「煮る」であり、「DF003」は「蒸す」である。
また、「油を用いた調理」の項目には、子ノードとして調理方法ID「DF021」及び「DF022」等が、ノード識別情報「RF1301」及び「RF1302」等と互いに関連付けて記憶される。なお、図19(b)に示す調理方法テーブルを参照すると、「DF021」は「揚げる」であり、「DF022」は「炒める」である。
なお、根ノード及び第1の階層のノードにおいて、各項目が調理方法テーブルに記憶されている場合、調理方法IDがノード識別情報に関連付けて記憶される。図19(a)に示す調理方法のツリー構造の例では、第1の階層のノードの「乾式加熱(焼く)」の項目のノード識別情報「RF1100」に、調理方法ID「DF002」が関連付けて記憶される。また、第1の階層のノードの「マイクロウェーブ調理(電子レンジ)」の項目のノード識別情報「RF1400」に、調理方法ID「DF036」が関連付けて記憶される。
なお、図17〜図19に示す模式図では、根ノードと、第1階層のノード及び第2階層のノードを有するツリー構造を例にして説明したが、ツリー構造に含まれるノードとして、第3階層及びそれ以上の階層のノードが含まれてもよい。また、図17〜図19に示す模式図は、日本語表記のメニュー属性のツリー構造について説明したが、日本語以外の言語表記のメニュー属性についても、複数の階層で構成されるツリー構造を有してもよい。
図17に示す複数の階層で構成されるツリー構造を有する食材の名称が、食材選択ドロップダウンリスト905の食材リスト9051に表示される。また、図18に示す複数の階層で構成されるツリー構造を有する調味料の名称が、調味料選択ドロップダウンリスト906の調味料リスト9061に表示される。また、図19に示す複数の階層で構成されるツリー構造を有する調理方法の名称が、調理方法選択ドロップダウンリスト907の調理方法リスト9071に表示される。これにより、食材選択ドロップダウンリスト905によって選択された食材と、調理方法選択ドロップダウンリスト907によって選択された調理方法とが、記憶処理部234によってメニュー情報テーブルに記憶される。
(変形例2)
なお、店舗端末3の店舗端末記憶部32及び/又は携帯端末4の携帯端末記憶部42が、ジャンルテーブル、食材テーブル、調味料テーブル、調理方法テーブル、飲食店テーブル、用語辞書テーブル、属性関連テーブル、詳細説明辞書テーブル及びメニュー情報テーブルの全て又はその一部を記憶してもよい。この場合、サーバ2は、これらの各種テーブルに記憶された情報を使用する際に、店舗端末3の店舗端末記憶部32及び/又は携帯端末4の携帯端末記憶部42にアクセスして、当該テーブルに記憶された情報を取得し、各種処理を実行する。
(変形例3)
また、メニュー生成システム1は、店舗端末3のみを備える構成としてもよい。この場合、店舗端末3は、サーバ2及び携帯端末4の各機能を有する。また、メニュー生成システム1は、携帯端末4のみを備える構成としてもよい。この場合、携帯端末4は、サーバ2及び店舗端末3の各機能を有する。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。