JP2018076933A - ソケット及びソケットとプラグとからなる継手 - Google Patents

ソケット及びソケットとプラグとからなる継手 Download PDF

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Abstract

【課題】プラグに大きな力が作用しているときにはスリーブの変位を阻止して連結解除を防止する一方で、プラグへの力が十分に小さくなったときにはプラグを押し込む操作を別途行うことなくスリーブを解放位置にまで変位させてプラグとの連結を解除することができるようにしたソケットを提供する。【解決手段】スリーブ30の内周面44は、ソケット本体20の外周面28から部分的に突出した球状施錠子26を受け入れる形状を有する。またスリーブ30の内周面44は、球状施錠子26に対して外側前方から係合するようにされた前方溝面64を有する。この前方溝面64は、球状施錠子26との係合点P1から球状施錠子の中心Cまでの径方向での距離D1が、施錠子係合溝16の後方溝面62と球状施錠子26との係合点P2から球状施錠子26の中心Cまでの径方向での距離D2よりも大きくなるように形状付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、対応するプラグを取り外し可能に連結するソケット、及び該ソケットとそれに対応するプラグとからなる継手に関する。より詳細には、ソケットが備える球状施錠子をプラグの施錠子係合溝に係合させることによって互いに連結され、ソケットのスリーブで球状施錠子を施錠子係合溝内に保持することにより連結状態を維持するようにしたソケット及び継手に関する。
この種の継手におけるソケットは、通常、プラグが挿入される挿入空間を有するソケット本体と、ソケット本体に形成された施錠子保持孔内においてソケット本体の径方向で変位可能に保持された球状施錠子と、ソケット本体の外周面上でソケット本体の長手軸線の方向で変位可能に配置されたスリーブとを備える。スリーブは、球状施錠子をその一部がソケット本体の内周面から内側に突出してプラグの施錠子係合溝と係合して該ソケットを係止した位置に保持する保持位置と、球状施錠子が径方向外側に変位してプラグの係止が解除されることを許容する解放位置との間で変位可能となっている。プラグをソケットに連結する際には、スリーブを解放位置とした状態でプラグをソケットの挿入空間に挿入し、スリーブを保持位置に変位させて球状施錠子を施錠子係合溝に係合した施錠位置に保持する。これにより、プラグはソケットに連結された状態となる。この連結を解除する際には、スリーブを解放位置に変位させて球状施錠子が施錠子係合溝との係合が解除される施錠解除位置にまで変位できる状態として、プラグをソケットから引き抜くようにする。
例えば、このような継手を流体が流れる管同士を連結する管継手に利用した場合においては、内部に高圧流体が存在する状態で誤ってスリーブを保持位置から解放位置に変位させてしまうと、内部流体の圧力でプラグがソケットから勢いよく飛び出してしまう。または、クレーン装置のワイヤロープにソケットを固定しておき、プラグに吊された吊り荷をプラグとソケットとを連結した状態で吊り上げて搬送する場合においては、吊り荷を吊り上げている状態でソケットのスリーブが解放位置に変位してしまうと、プラグとソケットとの連結が不意に解除されて吊り荷が落下してしまう。
このようにソケットとプラグとの間に互いに離れる方向での力が作用している状態での意図しない連結解除が行われると危険な場合がある。そのため、そのような連結解除を防止するために、ソケットのスリーブ側にも球状施錠子を受け入れる施錠子受入溝を形成したものがある(特許文献1)。この継手においては、連結状態においてプラグがソケットから離れる方向に力を受けて変位すると、球状施錠子がプラグの施錠子係合溝の溝面により外側に押されてスリーブ側の施錠子受入溝に係合する。これにより、スリーブは球状施錠子と長手軸線の方向で干渉して解放位置に向かって変位できなくなる。つまり、ソケットとプラグとの連結を解除することができなくなる。
上述の特許文献1に示すような継手においては、球状施錠子がスリーブ側の溝にも係合している状態ではスリーブに対して解放位置に向かう方向の大きな力が作用してもスリーブが変位しないようにするために、スリーブ側の施錠子受入溝における球状施錠子と接触する溝面をプラグ側の施錠子係合溝の溝面に対してより大きな傾斜角を有するように構成している。すなわち、スリーブ側の溝面と球状施錠子との係合点から球状施錠子の中心までの径方向での距離が、プラグ側の溝面と球状施錠子との係合点から球状施錠子の中心までの径方向での距離よりも小さくなるようにしている。このようにすることにより、球状施錠子はスリーブとプラグとから受ける力によって径方向外側に押圧されるようになる。さらには、球状施錠子を保持する施錠子保持孔を径方向外側に向かって拡径するような円錐状の穴とすることにより、球状施錠子は長手軸線の方向での力を受けたときに施錠子保持孔の円錐状の傾斜面からも径方向外側への力を受けるようになっている。スリーブを解放位置にまで変位させるためには球状施錠子を径方向内側に変位させてプラグ側の施錠子係合溝内に押し込む必要があるが、円錐状の穴の中でスリーブとプラグとに挟まれた球状施錠子は上述のように径方向外側への力を大きく受けるため、球状施錠子を径方向内側に変位させるにはスリーブに対して極めて大きな力を加える必要がある。したがって、スリーブは、球状施錠子との長手軸線の方向での係合が実質的に解除されず、解放位置にまで変位しないようになり、ソケットとプラグとの間に互いに離れる方向での力が作用している状態では、実質的に連結を解除することができない。連結を解除する場合には、プラグをソケット内に押し込んでプラグ側の施錠子係合溝による球状施錠子への径方向外側への押圧を解除した状態でスリーブを解放位置にまで変位させるようにする必要がある。
特開2002−340265号公報
上述の継手においては、内部流体の圧力が十分に小さくなったり、吊り荷が地上に降ろされていたり水中に入れられたりするなどして、プラグに加わる荷重が実質的にないか又は十分に小さくなった場合などの、その状態で連結を解除しても問題がないような状態においても、連結を解除するにはプラグをソケット側に押し込む操作が必要となる。このような操作は時として繁雑なものとなる。例えば、圧縮空気を利用するなどして遠隔操作でスリーブを変位させることができるようにした継手においては、プラグをソケット内に押し込む操作を人が直接行うか、またはそのような操作も遠隔で行えるような更に別の機構を設けなければならなくなる。遠隔操作を行わない場合であっても、プラグを押し込む動作とスリーブを引く動作を同時に行わなければならず、そのような操作は通常は両手での操作が要求されるため、継手が狭い場所に設置されているような場合などには、作業が難しいことがある。
そこで本発明は、プラグに大きな力が作用しているときにはスリーブの変位を阻止して連結解除を防止する一方で、プラグへの力が十分に小さくなったときにはプラグを押し込む操作を別途行うことなくスリーブを解放位置にまで変位させてプラグとの連結を解除することができるようにしたソケット、及びそのようなソケットとプラグとからなる継手を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
対応するプラグを取り外し可能に連結するソケットであって、
前端開口から後方に延在した挿入空間を画定する筒状壁部、及び該筒状壁部の径方向で該筒状壁部を貫通する施錠子保持孔、を有するソケット本体と、
該施錠子保持孔内に保持され、該筒状壁部の内周面から内側に突出し該挿入空間内に挿入されたプラグの施錠子係合溝に係合して該プラグを係止する施錠位置と、該施錠位置よりも外側に位置し該プラグの係止を解除する施錠解除位置との間で変位可能とされた球状施錠子と、
該ソケット本体の外周面上に配置され、該球状施錠子に径方向外側から係合して該球状施錠子を該施錠位置に保持する保持位置と、該保持位置から後方に変位して該球状施錠子が該施錠解除位置に変位することを許容する解放位置との間で該ソケット本体の長手軸線の方向で変位可能とされたスリーブと、
を備え、
該球状施錠子は、該施錠位置にあるときに、プラグの施錠子係合溝の溝面によって内側後方から係合されて該ソケット本体の該外周面から部分的に突出した状態となるようにされており、
該スリーブの内周面は、該スリーブが該保持位置から該解放位置に向かって変位するときに、該ソケット本体の外周面から部分的に突出している該球状施錠子に対して外側前方から係合するようにされた係合部を有し、該係合部は、当該係合部と該球状施錠子との係合点から該球状施錠子の中心までの該径方向での距離が、該施錠子係合溝の該溝面と該球状施錠子との係合点から該球状施錠子の中心までの該径方向での距離よりも大きくなるように形状付けられている、ソケットを提供する。
当該ソケットにおいては、スリーブの係合部が上述のような位置で球状施錠子に係合することにより、スリーブに加えた後方への力がソケットを挿入空間内へと後方に引き込む力に球状施錠子を介して効率よく変換されるようになる。したがって、ソケットとプラグとの間に作用する力が十分に小さくなったときには、スリーブに後方への力を加えることで、プラグを引き込みながら球状施錠子を施錠子係合溝内に押し込んで、球状施錠子とスリーブとの長手軸線の方向での係合を解除して、スリーブを保持位置から解除位置にまで変位させることができる状態とすることが可能となる。すなわち当該ソケットにおいては、スリーブとプラグとの間に互いに離れる方向での大きな力が作用している状態ではスリーブを解除位置に変位させることが阻止され、該力が小さくなったときには、プラグを挿入空間内に押し込む操作を別途行うことなく、スリーブを比較的に小さな力で解除位置にまで変位させて連結を解除することが可能となる。
具体的には、該係合部が後方に向かって該径方向外側に拡径する傾斜面であるようにすることができる。
より具体的には、
該溝面が後方に向かって該径方向外側に拡径する傾斜面とされており、
該長手軸線に対する該係合部の傾斜角が、該溝面の傾斜角よりも小さくなるようにすることができる。
具体的には、該施錠子保持孔の内周面が、該径方向に延在し該球状施錠子の直径よりも大きな略均一の直径を有する第1保持面と、該第1保持面よりも該径方向で内側に位置し該球状施錠子の直径よりも小さい直径を有する第2保持面とを有するようにすることができる。
従来のソケットにおいては、施錠子保持孔は径方向外側に向かって拡径する円錐状の穴となっているが、そのような形状であると球状施錠子は長手軸線の方向での力を受けたときに円錐状の穴の内周面に沿って径方向外側に変位しようとする。これに対して内周面を径方向に延びる直径が均一な穴とすることにより球状施錠子にそのような径方向外側への力が作用しないようになる。よって、スリーブを後方に変位させて球状施錠子を径方向内側に向かって施錠子係合溝内に押し込む際に、余計な抵抗力が生じなくなり、スリーブを後方に変位させるのに必要となる力が余計に大きくならないようにすることが可能となる。
好ましくは、
該ソケット本体の外周面と該スリーブの内周面との間を該長手軸線の方向で相互に間隔をあけた位置でそれぞれ密封して、該ソケット本体の外周面と該スリーブの内周面との間に密封空間を形成する第1及び第2シール部材と、
該密封空間に連通して該密封空間内に流体を供給する流路と、をさらに備え、
該密封空間は該スリーブが該解放位置に向かって後方に変位するにつれて容積が大きくなるようにすることができる。
このような構成により、流路を介して密閉空間内に圧縮流体を供給することによりスリーブを解放位置に向かって後方に変位させることが可能となる。すなわち、スリーブを遠隔操作で解放位置にまで変位させて、連結を解除することが可能となる。
好ましくは、
該スリーブの少なくとも一部を覆うように該ソケット本体に取り付けられたスリーブカバーをさらに備え、
該スリーブの外周面に視覚的表示部が形成されており、該スリーブが該保持位置から該解放位置に変位したときに該視覚的表示部の少なくとも一部が該スリーブカバーに覆われて隠れるようにすることができる。
このような構成により、遠く離れたところからでもスリーブが保持位置にあるのか又は解放位置にあるのかを容易に確認することが可能となる。これは、特に遠隔操作でスリーブを操作するようにした場合に有効である。
また本発明は、
上記のいずれかに記載のソケットと、
該ソケットの該球状施錠子が係合する施錠子係合溝を有し、該ソケットの該挿入空間内に挿入されて該ソケットに取り外し可能に連結されるようにされたプラグと、を備える継手を提供する。
以下、本発明に係る継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る継手を示す半断面図である。 図1の継手のソケットの半断面図であり、が解放位置にある状態を示す図である。 図1の継手の連結状態を示す図である。 図3の状態における継手の、球状施錠子の周囲の拡大図である。 図3の状態からスリーブを解放位置に向かって後方に途中まで変位させたときの状態を示す図である。 図5の状態における継手の、球状施錠子の周囲の拡大図である。 図5の状態からさらにスリーブを後方に変位させて解放位置とし、ソケットとプラグとの連結が解除可能となっている状態を示す図である。 別の実施形態に係る継手の半断面図である。
本発明に係る継手10は、図1に示すように、ソケット12と、それに取り外し可能に連結されるプラグ14とからなる。プラグ14には、その外周面に環状の施錠子係合溝16が形成されている。
ソケット12は、筒状壁部22を有するソケット本体20と、筒状壁部22にその径方向で貫通するように形成された施錠子保持孔24内に保持された球状施錠子26と、ソケット本体20の外周面28上にソケット本体20の長手軸線Lの方向で変位可能に配置されたスリーブ30とを備える。筒状壁部22は前端開口32から後方(図で見て左方)に延在する挿入空間34を画定しており、この挿入空間34内にプラグ14が挿入されるようになっている。ソケット12はさらに、スリーブ30の一部を覆うようにソケット本体20に取り付けられたスリーブカバー36と、このスリーブカバー36とスリーブ30との間に配置されスリーブ30を前方(図で見て右方)に付勢しているスプリング38とを備える。
球状施錠子26は、施錠子保持孔24内で、図1に示すようにその一部が筒状壁部22の内周面40から内側に突出した施錠位置と、図2に示すように施錠位置よりも外側に位置して筒状壁部22の内周面40から実質的に突出していない施錠解除位置との間で径方向に変位可能に保持されている。施錠子保持孔24の内周面42は、図4からよく分かるように、ソケット本体20の外周面28から径方向内側に延在し球状施錠子26の直径よりも大きな略均一の直径を有する第1保持面42aと、ソケット本体20の内周面40の付近に位置し球状施錠子26の直径よりも小さい直径にまで縮径した第2保持面42bとからなっている。球状施錠子26は、第2保持面42bによってソケット本体20の内周面40側から抜け出ないようにされて、施錠子保持孔24内に保持されている。
スリーブ30は、図1に示すように施錠位置にある球状施錠子26に径方向外側から係合して球状施錠子26を施錠位置に保持する保持位置と、図2に示すように保持位置から後方に変位して球状施錠子26が施錠解除位置に変位することを許容する解放位置との間で長手軸線Lの方向で変位可能となっている。また、スリーブ30の内周面44には保持位置にあるときに球状施錠子26の一部を受け入れる環状の施錠子受入溝46が形成されている。
ソケット本体20の外周面28は、前方側の第1外周面28aと、第1外周面28aよりも小さい外径を有する後方側の第2外周面28bとを有する。またスリーブ30の内周面44は、ソケット本体20の第1外周面28aに面する前方側の第1内周面44aと、第1内周面44aよりも小さい内径を有し、ソケット本体20の第2外周面28bに面する後方側の第2内周面44bとを有する。ソケット本体20の第1外周面28aには第1外周面28aと第1内周面44aとの間を密封する環状の第1シール部材48が取り付けられ、第2外周面28bには第2外周面28bと第2内周面44bとの間を密封する環状の第2シール部材50が取り付けられていている。長手軸線Lの方向で相互に間隔をあけて配置されたこれら第1シール部材48と第2シール部材50とによって、ソケット本体20の外周面28とスリーブ30の内周面44との間に密封空間52(図2)が形成される。ソケット本体20にはさらに、後端面54から前方に延びさらに径方向外側に延びて、第1シール部材48と第2シール部材50との間の位置においてソケット本体20の外周面28に開口する流路56が形成されている。この流路56を介して圧縮流体(典型的には圧縮空気)を密封空間52に供給することによって、スリーブ30は密封空間52の容積が多くなる方向、すなわち解放位置(図2)に向かって後方に変位する。また、圧縮流体を密封空間52から排出することによって、スリーブ30はスプリング38の付勢力により前方に変位して保持位置(図1)にまで戻る。すなわち当該ソケット12においては、スリーブ30を作業者が直接操作することなく、圧縮流体による遠隔操作により保持位置と解放位置との間で変位させることができるようになっている。上述のように密封空間52をソケット本体20とスリーブ30との間に形成し、また流路56をソケット本体20に形成することにより、ソケット12の全体的な大きさを実質的に変更することなく遠隔操作の機能を備えるようにすることが可能となっている。なお、遠隔操作が必要でない場合には、必ずしも密封空間52と流路56とを設ける必要はない。
スリーブ30の外周面58には、ローレット加工が施された視覚的表示部60が形成されている。この視覚的表示部60は、解放位置となったときに実質的にスリーブカバー36によって覆われて隠れる位置に配置されている。これにより、スリーブ30が解放位置にあることを遠くからでも視認できるようになる。特にスリーブ30を遠隔操作により操作する場合には、遠くに離れている作業者からでもスリーブ30の位置を容易に判断することが可能となる。なお、視覚的表示部60は、作業者が視認できるものであればよく、例えば、色を付けたり、図柄や文字を描いたりするなどの他の形態としても良い。また、視覚的表示部60はスリーブ30が解放位置となったときに必ずしも全てがスリーブカバー36によって隠れる必要はない。
プラグ14をソケット12に連結する際には、まず、流路56を介して圧縮流体を供給するか又はスリーブ30を直接後方に引いて、スリーブ30を図2の解放位置に変位させる。次に、スリーブ30を解放位置に保持したまま、プラグ14をソケット12の挿入空間34内に挿入する。プラグ14の施錠子係合溝16が球状施錠子26の内側に位置するまでプラグ14を挿入した状態でスリーブ30を保持位置に戻すと、図3に示すように、球状施錠子26が施錠位置となってプラグ14の施錠子係合溝16と係合した状態となる。このとき球状施錠子26はスリーブ30の内周面44により径方向外側から係合されて施錠位置に保持されるため、球状施錠子26がプラグ14の施錠子係合溝16と係合した状態が維持される。このようにして当該継手10はプラグ14がソケット12に係止された連結状態となる。
連結状態において、プラグ14は長手軸線Lの方向で僅かに変位可能となっている。ソケット12とプラグ14との間に長手軸線Lの方向で互いに離れる方向の力が作用すると、球状施錠子26はプラグ14の施錠子係合溝16と、スリーブ30の施錠子受入溝46との間に挟まれた状態となる。より詳細には、図4に示すように、球状施錠子26は、プラグ14の施錠子係合溝16の後方溝面62によって内側後方から係合されて径方向外側に押され、ソケット本体20の外周面28から部分的に突出する。この部分的に突出した部分の少なくとも一部は、スリーブ30の施錠子受入溝46に受け入れられ、その前方溝面(係合部)64によって外側前方から係合された状態となる。この状態においては、スリーブ30を解放位置に向かって後方に変位させようとすると長手軸線Lの方向で球状施錠子26と干渉するため、スリーブ30は後方に変位することが妨げられる。
プラグ14の後方溝面62とスリーブ30の前方溝面64は、それぞれ長手軸線Lに対して後方に向かって径方向外側に拡径する傾斜面となっている。また、スリーブ30の前方溝面64は、その傾斜角がプラグ14の後方溝面62の傾斜角よりも小さくなるように形成されている。これにより、スリーブ30の前方溝面64と球状施錠子26との係合点P1から球状施錠子26の中心Cまでの距離D1が、プラグ14の後方溝面62と球状施錠子26との係合点P2から球状施錠子26の中心Cまでの距離D2よりも大きくなる。スリーブ30がこのような位置関係で球状施錠子26に係合するようにすることにより、球状施錠子26はスリーブ30とプラグ14とから受ける力によってプラグ14の施錠子係合溝16に向かって径方向内側に押圧される。スリーブ30を図3及び図4の位置から後方に向かって変位させていくと、図5及び図6に示すように、球状施錠子26は施錠子保持孔24の第1保持面42aに沿って径方向内側に向かって変位し、それに伴ってプラグ14は後方に変位する。このときのスリーブ30の移動量に対するプラグ14の移動量は、スリーブ30の前方溝面64の傾斜角とプラグ14の後方溝面62の傾斜角との関係により決まる。上述のように当該継手10においては、スリーブ30の前方溝面64の傾斜角がプラグ14の後方溝面62の傾斜角よりも小さくなっているため、プラグ14の移動量はスリーブ30の移動量に対して小さくなる。したがって、プラグ14がソケット12から引き抜かれる方向(図で見て右方)に力を受けている状態において、プラグ14をその力に抗して引込みながらスリーブ30を図4の位置から図6の位置にまで変位させるときに必要なスリーブ30への力は、摩擦やスプリング38の付勢力を除けば、プラグ14が引き抜かれる方向に受けている力よりも小さくなる。すなわち当該継手10においては、ソケット12とプラグ14との間に作用する力の大きさに対して同等か又はそれ以下の力をスリーブ30に加えることによって、連結状態を解除することが可能となる。ただし、スプリング38の付勢力や摩擦力の影響により、実際にはソケット12とプラグ14との間に作用する力よりも大きな力をスリーブ30に加えることが必要になる状況も当然に起こりうる。
スリーブ30を更に後方に変位させて図7の解放位置とすると、球状施錠子26は径方向外側に変位して施錠解除位置に変位可能な状態となる。このときにプラグ14にソケット12から離れる方向での力が作用していればプラグ14はその力によりソケット12から引き抜かれて連結は解除される。
当該継手10においては、連結状態でソケット12とプラグ14との間に互いに離れる方向での大きな力が作用している状態においては、スリーブ30の前方溝面64が球状施錠子26に対して外側前方から係合することにより、スリーブ30が後方に向かって解放位置にまで変位することが妨げられるようになっている。一方で、スリーブ30の前方溝面64と球状施錠子26との係合点P1から球状施錠子26の中心Cまでの距離D1が、プラグ14の後方溝面62と球状施錠子26との係合点P2から球状施錠子26の中心Cまでの距離D2よりも大きくなっていることにより、スリーブ30を後方に引く力がプラグ14を挿入空間34内に引き込む方向の力に効率よく変換されるようになるため、ソケット12とプラグ14との間の力がなくなるか又は十分に小さくなったときには、スリーブ30に後方へのある程度の力を作用させることで、プラグ14を挿入空間34内に引込みながら球状施錠子26を施錠子係合溝16に向かって径方向内側に変位させ、球状施錠子26とスリーブ30との間の長手軸線Lの方向での係合を解除することが可能となる。これによりスリーブ30を解放位置にまで変位させて連結を解除することが可能となる。すなわち、当該継手10においては、ソケット12とプラグ14との間に大きな力が作用している状態では連結が解除されることが実質的に防止され、該力が小さくなったときには、プラグ14を挿入空間34内に押し込む操作を別途行うことなく、比較的に小さな力でもスリーブ30の操作により連結を解除することが可能となる。特に流路56から供給される圧縮流体によりスリーブ30を変位させるようにする場合には、供給する圧縮流体の圧力を一定とすることにより、ソケット12とプラグ14との間の力がどの程度にまで低下したときに連結の解除を許可するのかを決めることができ、仮にそれよりも大きな力が作用している状態で圧縮流体が供給されたとしても連結が解除されないようにすることができる。例えば当該継手10をクレーンにおいて吊り荷を吊すための継手として利用した場合には、プラグ14に繋がれた吊り荷が持ち上げられてプラグ14にその荷重が加わっている状態では、圧縮流体を供給しても連結が解除されないようにし、吊り荷が地上に降ろされてプラグ14には実質的に自重による荷重のみが加わっている状態では連結が解除できるようにすることができる。または、流路を有するプラグを用いて流体が流れる管同士を連結する管継手として当該継手10を利用した場合には、内部に高圧流体が流れている状態では連結解除ができず、内部流体の圧力が解放された状態では多少圧力が残っていたとして連結解除が可能となるようにすることができる。ソケット12とプラグ14との間に作用する力がどの程度の大きさ以下となったときに連結解除を可能とするのかは、スリーブ30の前方溝面64と球状施錠子26との係合点P1の径方向での位置や、スプリング38を有する場合にはその付勢力、さらには圧縮流体でスリーブ30を変位させるときにはその流体圧力や密封空間52の形状等を適宜設計変更することにより変更可能である。
図8に示す継手110は、図1に示す継手10のスリーブ30に設けられている施錠子受入溝46を有していない点でのみ継手10と異なる。当該継手110においては、スリーブ130は球状施錠子126に対して長手軸線Lの方向では係合しないため、ソケット112とプラグ114との間での互いに離れる方向での力の大きさに実質的に関係なくスリーブ130を解放位置に向かって変位させて連結を解除することができる。他の構成は図1の継手10と同様であるため、それら構成の説明は省略する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、球状施錠子26に対して外側前方から係合する係合部としてのスリーブ30の前方溝面64を、他の形状としてもよい。他の形状の係合部としては、例えば全体として傾斜した湾曲面や、段差の角部などがある。また、プラグ14は長手軸線Lの方向に貫通する流路を備えた、管継手用のものとしてもよい。
継手10;ソケット12;プラグ14;施錠子係合溝16;ソケット本体20;筒状壁部22;施錠子保持孔24;球状施錠子26;外周面28;第1外周面28a;第2外周面28b;スリーブ30;前端開口32;挿入空間34;スリーブカバー36;スプリング38;(ソケット本体20の)内周面40;(施錠子保持孔24の)内周面42;第1保持面42a;第2保持面42b;(スリーブ30の)内周面44;第1内周面44a;第2内周面44b;施錠子受入溝46;第1シール部材48;第2シール部材50;密封空間52;後端面54;流路56;(スリーブ30の)外周面58;視覚的表示部60;後方溝面62;前方溝面64;
継手110;ソケット112;プラグ114;球状施錠子126;スリーブ130;
長手軸線L;係合点P1、P2;中心C;距離D1、D2;

Claims (7)

  1. 対応するプラグを取り外し可能に連結するソケットであって、
    前端開口から後方に延在した挿入空間を画定する筒状壁部、及び該筒状壁部の径方向で該筒状壁部を貫通する施錠子保持孔、を有するソケット本体と、
    該施錠子保持孔内に保持され、該筒状壁部の内周面から内側に突出し該挿入空間内に挿入されたプラグの施錠子係合溝に係合して該プラグを係止する施錠位置と、該施錠位置よりも外側に位置し該プラグの係止を解除する施錠解除位置との間で変位可能とされた球状施錠子と、
    該ソケット本体の外周面上に配置され、該球状施錠子に径方向外側から係合して該球状施錠子を該施錠位置に保持する保持位置と、該保持位置から後方に変位して該球状施錠子が該施錠解除位置に変位することを許容する解放位置との間で該ソケット本体の長手軸線の方向で変位可能とされたスリーブと、
    を備え、
    該球状施錠子は、該施錠位置にあるときに、プラグの施錠子係合溝の溝面によって内側後方から係合されて該ソケット本体の該外周面から部分的に突出した状態となるようにされており、
    該スリーブの内周面は、該スリーブが該保持位置から該解放位置に向かって変位するときに、該ソケット本体の外周面から部分的に突出している該球状施錠子に対して外側前方から係合するようにされた係合部を有し、該係合部は、当該係合部と該球状施錠子との係合点から該球状施錠子の中心までの該径方向での距離が、該施錠子係合溝の該溝面と該球状施錠子との係合点から該球状施錠子の中心までの該径方向での距離よりも大きくなるように形状付けられている、ソケット。
  2. 該係合部が後方に向かって該径方向外側に拡径する傾斜面である、請求項1に記載のソケット。
  3. 該溝面が後方に向かって該径方向外側に拡径する傾斜面とされており、
    該長手軸線に対する該係合部の傾斜角が、該溝面の傾斜角よりも小さくなるようにされた、請求項2に記載のソケット。
  4. 該施錠子保持孔の内周面が、該径方向に延在し該球状施錠子の直径よりも大きな略均一の直径を有する第1保持面と、該第1保持面よりも該径方向で内側に位置し該球状施錠子の直径よりも小さい直径を有する第2保持面とを有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のソケット。
  5. 該ソケット本体の外周面と該スリーブの内周面との間を該長手軸線の方向で相互に間隔をあけた位置でそれぞれ密封して、該ソケット本体の外周面と該スリーブの内周面との間に密封空間を形成する第1及び第2シール部材と、
    該密封空間に連通して該密封空間内に流体を供給する流路と、をさらに備え、
    該密封空間は該スリーブが該解放位置に向かって後方に変位するにつれて容積が大きくなるようにされている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のソケット。
  6. 該スリーブの少なくとも一部を覆うように該ソケット本体に取り付けられたスリーブカバーをさらに備え、
    該スリーブの外周面に視覚的表示部が形成されており、該スリーブが該保持位置から該解放位置に変位したときに該視覚的表示部の少なくとも一部が該スリーブカバーに覆われて隠れるようにされた、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のソケット。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のソケットと、
    該ソケットの該球状施錠子が係合する施錠子係合溝を有し、該ソケットの該挿入空間内に挿入されて該ソケットに取り外し可能に連結されるようにされたプラグと、を備える継手。
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