JP2018075944A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンストールを好適に防止することができる車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】ECUは、エンジンがストールするおそれがあると判定した場合(ステップS4でYES)に、エンジンのストールを防止するようにISGにモータトルクを出力させる(ステップS6)。ECUは、クラッチの係合速度が所定速度以上であり、かつエンジン回転数が第1の所定回転数以下である場合に、エンジンがストールするおそれがあると判定する。ECUは、エンジンがストールするおそれがあると判定しており、かつエンジン回転数が第1の所定回転数より低い第2の所定回転数以下である場合(ステップS9でYES)は、ISGのモータトルクを0にする(ステップS10)。
【選択図】図2
【解決手段】ECUは、エンジンがストールするおそれがあると判定した場合(ステップS4でYES)に、エンジンのストールを防止するようにISGにモータトルクを出力させる(ステップS6)。ECUは、クラッチの係合速度が所定速度以上であり、かつエンジン回転数が第1の所定回転数以下である場合に、エンジンがストールするおそれがあると判定する。ECUは、エンジンがストールするおそれがあると判定しており、かつエンジン回転数が第1の所定回転数より低い第2の所定回転数以下である場合(ステップS9でYES)は、ISGのモータトルクを0にする(ステップS10)。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両の制御装置に関する。
従来の車両の制御装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の技術は、車両が発進準備状態の場合に吸気量をアイドリング状態より増量させる吸気量増量制御と、エンジン回転数の上昇を抑制する回転上昇防止制御とを行うことで、エンジンストールを防止している。
特許文献1に記載の技術は、車両が発進したことを確認した場合に吸気量増量制御と回転上昇防止制御を中止することで、エンジンストールを防止しつつ発進性を良好に保つことを可能にしている。
しかしながら、特許文献1における吸気量増量制御は、吸気量をアイドリング状態より増量させることで、発進に伴う急な要求出力の増加に備えたり、吸入空気遅れによる出力トルクの不足分を補うようにしているに過ぎない。
したがって、特許文献1に記載の技術は、発進の際にクラッチの係合速度が速くエンジン回転数が低い場合、エンジンストールを引き起こすおそれがあった。
そこで、本発明は、エンジンストールを好適に防止することができる車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決する車両の制御装置の発明の一態様は、内燃機関と電動機との駆動力を摩擦式クラッチと手動変速機とを介して駆動輪に伝達する車両の制御装置であって、前記内燃機関がストールするおそれがあると判定した場合に、前記内燃機関のストールを防止するように前記電動機にモータトルクを出力させる制御部を備えたことを特徴とする。
このように本発明によれば、エンジンストールを好適に防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る車両の制御装置は、内燃機関と電動機との駆動力を摩擦式クラッチと手動変速機とを介して駆動輪に伝達する車両の制御装置であって、内燃機関がストールするおそれがあると判定した場合に、内燃機関のストールを防止するように電動機にモータトルクを出力させる制御部を備えたことを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両の制御装置は、エンジンストールを好適に防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る車両の制御装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施例に係る制御装置を搭載した車両1は、内燃機関としてのエンジン2と、電動機としてのISG(Integrated Starter Generator)6と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)20を備えている。
エンジン2は、ピストンが気筒内を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行なう4サイクルのエンジンによって構成されている。エンジン2は、例えば、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンからなる。
各気筒に収納されたピストンは、コネクティングロッドを介してクランク軸2Aに連結されている。コネクティングロッドは、ピストンの往復動をクランク軸2Aの回転運動に変換するようになっている。
ISG6は、始動装置と発電機を統合した回転電機であり、ベルト7を介してエンジン2のクランク軸2Aに連結されている。ISG6は、エンジン2の動力により回生運転されることで発電機として機能する。
また、ISG6は、図示しないバッテリからの電力により力行運転することで電動機として機能し、エンジン2を始動させる。さらに、ISG6は、車両走行時にモータトルクによりエンジン2をアシストする。
すなわち、車両1は、ISG6のモータトルクでエンジン2をアシスト可能なハイブリッド車両である。ただし、ISG6は、従来はオルタネータが搭載されていた箇所に配置され、かつ、ベルト7を介してエンジン2との間で動力を伝達するため、小型で出力が小さい回転電機である。
本実施例では、ISG6は、発進時のエンジンストールを防止すべくエンジン2をアシストするためにも駆動される。
また、車両1にはクラッチ3とトランスミッション4と駆動輪5とが設けられている。クラッチ3は、摩擦式クラッチからなる発進装置(スターティングデバイス)であり、エンジン2とトランスミッション4の間に設けられている。
クラッチ3は、車両1に設けられたクラッチペダル12をドライバが操作することで、エンジン2とトランスミッション4との間で動力伝達可能な接続状態と、動力伝達を遮断する切断状態とに切替えられる。
クラッチペダル12にはクラッチセンサ13が設けられており、このクラッチセンサ13は、クラッチ3のストロークを検出する。ここで、クラッチ3のストロークとは、例えば、フリクションディスクとフライホイールの間隔のことであり、クラッチセンサ13は、ストロークを検出することでクラッチ3の係合度を検出する。
トランスミッション4は、クラッチ3を介してエンジン2から伝達された回転を変速し、駆動輪5に伝達する。トランスミッション4は、平行軸歯車式の手動変速機であり、車両1に設けられたシフトノブ11をドライバが操作することで、変速段の切替えが行われる。
この車両1は、エンジン2とISG6との駆動力をクラッチ3とトランスミッション4とを介して駆動輪5に伝達することで走行する。
ECU20は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ECU20のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU20として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU20として機能する。
ECU20の入力ポートには、上述のクラッチセンサ13等の各種センサ類が接続されている。一方、ECU20の出力ポートには、エンジン2、ISG6等の各種装置が接続されている。
このようにドライバが手動で変速操作を行う車両1において、熟練したドライバは、車両1が発進する際に、シフトノブ11を操作してトランスミッション4を発進用の1速段等の変速段に切替え、アクセル操作によりエンジン回転数をアイドル回転数よりも高めた状態で、クラッチ操作によりクラッチ3をゆっくりと接続する。
または、熟練したドライバは、エンジン回転数を適切に保てるように、アクセル操作とクラッチ操作を適切なタイミング、かつ適切な操作量のバランスで操作する。このように、アクセル操作とクラッチ操作が適切に行われることで、発進時にエンジンストールが発生することがない。
一方で、ドライバが未熟な場合、アクセル操作とクラッチ操作を適切に行うことができず、クラッチ操作が速すぎたり、アクセル操作が不足したりするため、発進時にエンジンストールが発生することがある。
ここで、未熟なドライバがエンジンストールを回避するために行う方法として、クラッチ係合時のエンジン回転数を高回転にすることが考えられる。また、トルクコンバータ付きの自動変速機を備える車両においてエンジンストールを回避する手法として、制御の介入により発進時のエンジン回転数を高回転にすることが考えられる。
これら手法は、エンジン回転数を高回転にすることでエンジントルクが増加するため、エンジンストールを起しにくくなるが、一方で燃料消費量が増大し、クラッチの摩耗も早めてしまうという問題が発生する。そのため、エンジン回転数を高めることなくエンジンストールを防止する手法が望まれる。
そこで、本実施例では、ECU20は、後述するストール防止動作を実施し、ISG6のモータトルクによりエンジン2をアシストすることで、発進時のエンジンストールを防止するようになっている。
以上のように構成された本実施例に係る車両の制御装置によるストール防止動作について、図2、図3、図4のフローチャートを参照して説明する。
ECU20は、ステップS1でエンジン2がアイドリングストップ(図中、ISと記す)中であると判定し(ステップS1でYES)、ステップS2でアイドリングストップ復帰条件を満たしたと判定した場合(ステップS2でYES)、ステップS3でストール判定処理を行う。ECU20は、このステップS1、ステップS2を判定がYESになるまで繰り返す。ストール判定処理は、後述するように、エンジンストールのおそれの有無を判定する処理である。エンジンストールのおそれとは、エンジンストールが発生する可能性が高い状態であることを意味する。
ストール判定処理では、図3に示すように、ECU20は、ステップS11で時間当たりのクラッチストロークの変化量が所定量以上、すなわちクラッチの係合速度が所定速度以上であり(ステップS11でYES)、ステップS12でエンジン回転数が第1の所定回転数以下である場合(ステップS12でYES)、ステップS14でストールフラグをONに設定する。言い換えると、ECU20は、クラッチ3の係合速度が所定速度以上であり、かつエンジン回転数が第1の所定回転数以下である場合に、エンジン2がストールするおそれがあると判定する。
すなわち、クラッチの係合速度が速く、かつエンジン回転数が第1の所定回転数より低い状態では、エンジンストールのおそれがある。このため、エンジンストールのおそれの有無を表すストールフラグがONに設定される。
一方、ECU20は、ステップS11の判別がNO、またはステップS12の判別がNOの場合、エンジンストールのおそれがないとして、ステップS14でストールフラグをOFFに設定する。
ECU20は、ステップS13またはステップS14の実施後、メインルーチンである図2に処理を返す。
図2に戻り、ECU20は、ステップS4で図3のストール判定処理の結果を参照し、ストールフラグがONであるか否かを判別する。
ECU20は、ステップS4の判別がNOの場合はストール防止動作を終了し、ステップS4の判別がYESの場合はステップS5でアシストトルク算出処理を行う。
アシストトルク算出処理では、図4に示すように、ECU20は、ステップS21で発進トルクを算出する。発進トルクとは、エンジンストールすることなく発進可能なトルクである。
ステップS21では、ECU20は、予め決定されたトルクに対して、路面の傾斜や積載量等のパラメータで補正を行うことで、発進トルクを算出する。
次いで、ECU20は、ステップS22で現在のエンジントルクを算出し、ステップS23でクラッチストロークを検出する。クラッチストロークとは、クラッチの係合度合を表す値である。
次いで、ECU20は、ステップS24でアシストトルクを演算する。アシストトルクとは、発進時のエンジンストールを防止するために必要なISG6のモータトルクの値である。
ECU20は、発進トルク、エンジントルクおよびクラッチストロークからアシストトルクを算出する。具体的には、ECU20は、(発進トルク/クラッチストローク)−エンジントルクの式からアシストトルクを算出する。
ECU20は、ステップS24でアシストトルクを算出後、メインルーチンである図2に処理を返す。
図2に戻り、ECU20は、ステップS6で図4のアシストトルク算出処理で算出されたアシストトルクを目標モータトルクとして、ISG6を駆動する。これにより、ISG6のモータトルクにより、エンジン2のエンジントルクがアシストされる。
次いで、ECU20は、ステップS7でエンジン回転数が所定エンジン回転数以上であるか否かを判別する。ここでは、ECU20は、ISG6によるアシストを停止してもエンジンストールのおそれのない回転数を所定エンジン回転数として、この所定エンジン回転数と現在のエンジン回転数を比較する。
このステップS7の判別がYESとなる場合とは、エンジンストールが防止され、車両が発進できた場合を意味する。なお、ステップS7では、エンジントルクが所定エンジントルク以上であるか否かを判別してもよい。この場合の所定エンジントルクは、エンジンストールのおそれのないトルクである。
ステップS7の判別がYESの場合、ECU20は、ステップS8でISG6によるアシストを終了し、ストールフラグをOFFに設定し、ストール防止動作を終了する。
一方、ステップS7の判別がNOの場合、ECU20は、ステップS9でエンジン回転数が第2の所定回転数以下であるか否かを判別する。第2の所定回転数は、第1の所定回転数よりも低く、ISG6によりアシストを継続してもエンジンストールを防止することができないエンジン回転数である。
ECU20は、ステップS9の判別がNOの場合はステップS5に戻り、ステップS9の判別がYESの場合は、ステップS10でISG6のモータトルクを0に設定し、ストール防止動作を終了する。ステップ10でモータトルクが0に設定されることで、ISG6が負荷による加熱等から保護される。
次に、図5のタイミングチャートを参照し、ストール防止動作によりエンジンストールが防止されるときの車両状態等について説明する。
図5において、初期状態の時刻t0では車速が0、エンジン回転数がアイドル回転数、クラッチストロークが接続状態となっている。また、ストールフラグが0、トランスミッション4の変速段がニュートラル(図中、Nと記す)、モータトルクが0となっている。なお、ストールフラグが0とは、ストールフラグがOFFであることを表し、ストールフラグが1とは、ストールフラグがONであることを表す。
時刻t0の後、車両の発進のために、クラッチ操作によりクラッチストロークが切断状態にされ、変速段が1速段に変更され、アクセル操作によりエンジン回転数が上昇し始める。
そして、時刻t1でクラッチ操作が開始されてクラッチストロークが接続状態に向かって変化し始める。また、時刻t1の後に、エンジン回転速度が一定回転数にされる。
その後、時刻t2で、クラッチストロークが係合開始位置となったことで、車速が0から増加し始める。すなわち、車両が発進する。また、時刻t2では、クラッチストロークが係合開始位置となったため、エンジン回転数が第1の所定回転数以下に低下し、ストールフラグが1に設定される。これにより、ISG6がモータトルクを発生し、このモータトルクでエンジントルクがアシストされる。この結果、エンジン回転数が上昇に転じる。また、時刻t2の後は、クラッチストロークが接続状態になり、クラッチ3の係合が完了する。
その後、時刻t3以降は、ISG6のアシストは停止した状態であっても、エンジン回転数は上昇し、車速も上昇する。
このように、図5のタイミングチャートでは、エンジン回転数が第1の所定回転数以下に低下したことに応じて、ISG6のモータトルクが発生しているため、モータトルクのアシストを受けたエンジン2は、エンジンストールを回避できている。
次に、図6のタイミングチャートを参照し、エンジンストールを防止できない場合にISG6を保護するときの車両状態等について説明する。
図6の時刻t10および時刻t11では、図5の時刻t0および時刻t1と同じ車両状態となっている。
時刻t12で、クラッチストロークが係合開始位置となったことで、車速が0から増加し始める。また、時刻t12では、クラッチストロークが係合開始位置となったため、エンジン回転数が低下し始める。
その後、時刻t13で、エンジン回転数が第1の所定回転数以下に低下したために、ストールフラグが1に設定され、ISG6がモータトルクを発生し、このモータトルクでエンジントルクがアシストされる。モータトルクは、エンジン回転速度が下降するに連れて大きくされているが、時刻t13以降もエンジン回転数は下降を続ける。
その後、時刻t14でエンジン回転数が第2の所定回転数以下になったことで、ISG6のモータトルクが0に設定され、この直後にエンジン回転数が0になる。
このように、図6のタイミングチャートでは、エンジン回転数が第2の閾値以下に低下したことに応じて、エンジンストールの防止を断念してモータトルクを0にすることで、ISG6を保護できている。
以上説明したように、本実施例では、ECU20は、エンジン2がストールするおそれがあると判定した場合に、エンジン2のストールを防止するようにISG6にモータトルクを出力させる。
これにより、エンジン2がストールするおそれがあると判定した場合に、エンジン2のストールを防止するようにISG6にモータトルクを出力させることで、エンジンストールを好適に防止することができる。
また、本実施例では、ECU20は、クラッチ3の係合速度が所定速度以上であり、かつエンジン回転数が第1の所定回転数以下である場合に、エンジン2がストールするおそれがあると判定する。
これにより、クラッチ3の係合速度が所定速度以上であり、かつエンジン回転数が第1の所定回転数以下である場合に、エンジンストールのおそれがあると判定するため、エンジンストールを好適に防止することができる。
また、本実施例では、ECU20は、エンジン2がストールするおそれがあると判定しており、かつエンジン回転数が第1の所定回転数より低い第2の所定回転数以下である場合に、ISG6のモータトルクを0にする。
このような、エンジン回転数が第2の所定回転数以下の状態では、ISG6のモータトルクではエンジンストールを回避できず、また、エンジン2を回転させるための負荷によってISG6が加熱するおそれがある。
そこで、本実施例では、エンジン回転数が第2の所定回転数以下である場合にISG6のモータトルクを0にすることで、負荷による加熱等からISG6を保護できる。
なお、上記の実施例以外の他の例として、エンジン2がストールしたと判定した場合にECU20がISG6のモータトルクを0にするようにしてもよい。
この場合、ECU20は、図7に示すISG保護動作のフローチャートに示すように、ステップ31でエンジンストールしたと判定した場合、ステップS32でISG6のモータトルクを0にしてISG6を保護する。また、ステップ31でエンジンストールしていないと判定した場合、ISG6のモータトルクを0にせず、ISG6の駆動を継続する。なお、ISG保護動作を実施するのは、エンジンストールを防止するためにISG6が力行運転している場合に限定されず、ISG6が回生運転している場合でもよい。
図8のタイミングチャートを参照し、ISG保護動作によりISG6が保護される場合の車両状態等について説明する。
図8の時刻t20および時刻t21では、図5の時刻t0および時刻t1と同じ車両状態となっている。
その後、時刻t22で、クラッチストロークが係合開始位置となったことで、車速が0から増加し始める。また、時刻t22では、クラッチストロークが係合開始位置となったため、エンジン回転数が低下し始める。
また、時刻t22では、エンジン回転数が低下し始めたことに応じて、ストールフラグが1に設定される。これにより、ISG6がモータトルクを発生し、このモータトルクでエンジントルクがアシストされる。その後、時刻t23でクラッチストロークがほぼ接続状態に係合する。
その後、時刻t24でエンジン回転数がストール判定閾値以下になったことで、ISG6のモータトルクが0にされ、この直後にエンジン回転数が0になる。
前述したように、本実施例のようなベルト7を介してエンジン2に動力が伝達される小型のISG6は、最大モータトルクが小さく、エンジンストールが発生している状態で力行トルクや回生トルクを発生すると負荷により加熱するおそれがある。
そこで、本実施例では、エンジンストールが判定された場合にISG6のモータトルクを0にすることで、負荷による加熱等からISG6を保護できる。
また、本実実施例のトランスミッション4は平行軸歯車式の手動変速機の構造を備えているが、クラッチ操作と変速操作が必ずしもドライバにより手動で行われる必要はない。トランスミッション4は、クラッチ操作と変速操作をアクチュエータにより行うことで自動的に変速するAMT(Automated Manual Transmission)であってもよい。
なお、本実施例は、図1に示すように車両1が4輪の自動車である場合を例示するものであるが、車両1は、4輪の自動車に限定されるものではなく、内燃機関と電動機との駆動力を摩擦式クラッチと手動変速機とを介して駆動輪に伝達する車両であればよい。本発明は、例えば自動二輪車にも適用することができる。この場合、車両としての自動二輪車は、クラッチペダル12に代えてクラッチレバーを備え、シフトノブ11に代えてシフトペダルを備える。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 エンジン(内燃機関)
3 クラッチ(摩擦式クラッチ)
4 トランスミッション(手動変速機)
5 駆動輪
6 ISG(電動機)
20 ECU(制御部)
2 エンジン(内燃機関)
3 クラッチ(摩擦式クラッチ)
4 トランスミッション(手動変速機)
5 駆動輪
6 ISG(電動機)
20 ECU(制御部)
Claims (4)
- 内燃機関と電動機との駆動力を摩擦式クラッチと手動変速機とを介して駆動輪に伝達する車両の制御装置であって、
前記内燃機関がストールするおそれがあると判定した場合に、前記内燃機関のストールを防止するように前記電動機にモータトルクを出力させる制御部を備えたことを特徴とする車両の制御装置。 - 前記制御部は、前記摩擦式クラッチの係合速度が所定速度以上であり、かつ前記内燃機関の機関回転数が第1の所定回転数以下である場合に、前記内燃機関がストールするおそれがあると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
- 前記制御部は、前記内燃機関がストールするおそれがあると判定しており、かつ前記機関回転数が前記第1の所定回転数より低い第2の所定回転数以下である場合に、前記電動機のモータトルクを0にすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の制御装置。
- 内燃機関と電動機との駆動力を摩擦式クラッチと手動変速機とを介して駆動輪に伝達する車両の制御装置であって、
前記内燃機関がストールしたと判定した場合に、前記電動機のモータトルクを0にすることを特徴とする車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016218562A JP2018075944A (ja) | 2016-11-09 | 2016-11-09 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016218562A JP2018075944A (ja) | 2016-11-09 | 2016-11-09 | 車両の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018075944A true JP2018075944A (ja) | 2018-05-17 |
Family
ID=62149802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016218562A Pending JP2018075944A (ja) | 2016-11-09 | 2016-11-09 | 車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018075944A (ja) |
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2016
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