JP2018074462A - 超音波トランスデューサ - Google Patents

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Abstract

【課題】不要振動を抑制することができる超音波トランスデューサを提供すること。【解決手段】超音波トランスデューサ100は、複数の圧電素子300と、1つの音響整合層200と、振動分離部材400とを備えている。音響整合層200は、上下方向と直交する平面内において所望のビーム形状に対応する形状を有している。音響整合層200は、上下方向において2つの主面202,204を有している。圧電素子300は、一方の主面204上にマトリクス状に離間配列されて固定されている。圧電素子300の配列方向と上下方向とは互いに直交している。振動分離部材400は、振動分離部材として機能するものである。振動分離部材400は、配列方向において圧電素子300間に挟まれている。【選択図】図1

Description

本発明は、魚群探知用の超音波トランスデューサに関する。
この種の超音波トランスデューサとしては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
図5に示されるように、特許文献1の超音波プローブ装置900は、超音波振動素子アレイ910と、複数の音響整合層920と、バッキング材930と備えている。超音波振動素子アレイ910は、アース電極916と、駆動電極918とを有している。超音波振動素子アレイ910には、X方向及びY方向に延びる複数の溝914が形成されており、これにより複数の超音波振動素子912が構成されている。溝914は、下方(−Z側)に凹んでいるものの超音波振動素子アレイ910の下面(−Z面)までは達していないため、複数の超音波振動素子912はXY平面内において一体化されている。アース電極916及び駆動電極918は、上下方向(Z方向)において超音波振動素子912を挟むように配置されている。音響整合層920は、超音波振動素子912の上面(+Z面)を覆うように夫々配置されている。
なお、特許文献2に開示されている広帯域送受波器は、複数の音響整合層及び電気音響変換素子から構成されており、電気音響変換素子の夫々に対して一層の音響整合層が設けられている。また、電気音響変換素子の位置決めと周囲からの遮音を目的として、電気音響素子間及び電気音響素子配列の周囲にはコルクが接着されている(特許文献2の0029段落及び図1参照)。
特開平06−254089号公報 特開2002−44786号公報
特許文献1の超音波プローブ装置900の超音波振動素子912は、XY平面内において一体化された構造を有している。これにより、特許文献1の超音波プローブ装置900においては、超音波の照射方向である上下方向(Z方向)と直交する方向の不要振動が発生しやすくなる問題がある。
そこで、本発明は、不要振動を抑制することができる超音波トランスデューサを提供することを目的とする。
本発明は、第1の超音波トランスデューサとして、
複数の圧電素子と、1つの音響整合層と、振動分離部材とを備える超音波トランスデューサであって、
前記音響整合層は、上下方向と直交する平面内において所望のビーム形状に対応する形状を有しており、
前記音響整合層は、前記上下方向において2つの主面を有しており、
前記圧電素子は、一方の前記主面上にマトリクス状に離間配列されて固定されており、
前記圧電素子の配列方向と前記上下方向とは互いに直交しており、
前記振動分離部材は、前記配列方向において前記圧電素子間に挟まれている
超音波トランスデューサを提供する。
また、本発明は、第2の超音波トランスデューサとして、第1の超音波トランスデューサであって、
前記振動分離部材は、コルクである
超音波トランスデューサを提供する。
また、本発明は、第3の超音波トランスデューサとして、第1又は第2の超音波トランスデューサであって、
前記圧電素子の夫々は、前記上下方向に延びる柱状形状を有しており、
前記圧電素子の夫々は、前記上下方向のサイズが前記配列方向のサイズよりも大きい
超音波トランスデューサを提供する。
また、本発明は、第4の超音波トランスデューサとして、第1又は第2の超音波トランスデューサであって、
前記圧電素子は、多孔質圧電材料からなる
超音波トランスデューサを提供する。
本発明の超音波トランスデューサにおいては、1つの音響整合層の一方の主面上に複数の圧電素子が離間配置されており、また圧電素子の配列方向において圧電素子間には振動分離部材が挟まれている。これにより、圧電素子から発生する振動のうち、上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制され、超音波の照射方向である上下方向の振動成分のみが音響整合層に伝搬されることとなるため、音響ビームを音響整合層の形状に合わせて生成することができる。
本発明の第1の実施の形態による超音波トランスデューサを示す断面図である。図において、リード線を含む箇所を拡大して示してある。 図1の超音波トランスデューサのうち、充填層の上部、音響整合層、第1電極及びリード線を除いた部分を示す上面図である。 本発明の第2の実施の形態による超音波トランスデューサを示す断面図である。図において、圧電素子の一部を拡大して示してある。 図3の超音波トランスデューサのうち、充填層の上部、音響整合層、第1電極及びリード線を除いた部分を示す上面図である。 特許文献1の超音波プローブ装置を示す上側斜視図である。
(第1の実施の形態)
図1及び図2に示されるように、本発明の第1の実施の形態による超音波トランスデューサ100は、複数の圧電素子300と、第1電極310と、リード線315と、第2電極320と、1つの音響整合層200と、振動分離部材400と、振動抑制部材500と、充填層600と、ケース700とを備えている。
図1及び図2を参照すると、本実施の形態の音響整合層200は、エポキシ樹脂からなるものであり、一体形成されている。また、本実施の形態の音響整合層200は、上下方向において一定の厚さを有しながら、上下方向と直交する平面内に延びている。本実施の形態において、上下方向はZ方向であり、上下方向と直交する平面はXY平面である。なお、本実施の形態の音響整合層200は、上下方向と直交する平面(XY平面)内において円形の形状を有しているが、本発明はこれに限定されない。音響整合層200は、上下方向と直交する平面(XY平面)内において所望のビーム形状に対応する形状を有していればよい。なお、本実施の形態の音響整合層200は、エポキシ樹脂からなるものであるが、同様な音響整合特性を有するものであれば、その他の樹脂からなるものであってもよい。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態の音響整合層200は、上下方向において2つの主面202,204を有している。主面202は、上下方向において音響整合層200の上面であり、主面204は、上下方向において音響整合層200の下面である。より具体的には、本実施の形態の主面202,204は、上下方向と直交する平面である。本実施の形態において、上方は+Z側であり、下方は−Z側である。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態の圧電素子300の夫々は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなるものであり、上下方向に延びる柱状形状を有している。具体的には、本実施の形態の圧電素子300は、上下方向と直交する平面(XY平面)内において正方形形状の断面を有しており、XZ平面内及びYZ平面内において上下方向を長軸とする長方形形状の断面を有している。圧電素子300の上面は、上下方向と直交する平面である。即ち、圧電素子300の上面は、下方に凹んだ溝を有していない。なお、本実施の形態の圧電素子300は、PZTからなるものであるが、その他の素材からなる圧電セラミックスであってもよい。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態の圧電素子300は、音響整合層200の一方の主面204上にマトリクス状に離間配列されて固定されている。ここで、圧電素子300の配列方向は、X方向及びY方向である。即ち、圧電素子300の配列方向と上下方向とは互いに直交している。より具体的には、圧電素子300は、X方向及びY方向において一定の間隔で並ぶように配列されている。圧電素子300の夫々は、上下方向のサイズが配列方向のサイズよりも大きくなっている。圧電素子300の上面は、音響整合層200の下面である主面204に対してシリコン樹脂で接着されている。即ち、圧電素子300は、音響整合層200の下面である主面204から下方に延びている。
上述のように、圧電素子300の夫々は上下方向のサイズが配列方向のサイズよりも大きくなっていることから、圧電素子300から発生する振動において、超音波の放射方向である上下方向における振動成分の強度を、上下方向と直交する方向の不要振動成分の強度よりも大きくすることができるため、音響ビームを音響整合層200の形状に合わせて生成することができる。
また図1及び図2に示されるように、本実施の形態の音響整合層200は、複数の圧電素子300に対して個片化されておらず、一体形成された一枚の音響整合層200で構成されている。これにより、音響整合層を個片化して圧電素子夫々に対応させた構成と比較して、音響整合層200の放射面全体が一体となって振動するため、超音波出力やビーム形状に係るバラつきの問題は生じない。
図1及び図2に示されるように、本実施に形態の振動分離部材400は、配列方向であるX方向及びY方向において圧電素子300間に挟まれている。より具体的には、X方向において、圧電素子300の間には振動分離部材400が夫々位置しており、Y方向において、圧電素子300の間には振動分離部材400が夫々位置している。これにより、圧電素子300から発生する振動のうち、上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制され、超音波の照射方向である上下方向の振動成分のみが音響整合層200に伝搬されることとなるため、音響ビームを音響整合層200の形状に合わせて生成することができる。また、上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制されることから、本実施の形態の超音波トランスデューサ100においては広帯域の音響発生が可能となっている。なお、振動分離部材400の上面は、音響整合層200の下面である主面204と密着しておらず、上下方向において一定の空間450が生じている。また、振動分離部材400は、配列方向における圧電素子300の間のみならず、圧電素子300で挟まれていない圧電素子300の外側側面にも設けられていてもよい。本実施の形態の振動分離部材400は、コルクである。
図1及び図2に示されるように、本実施に形態の振動抑制部材500は、圧電素子300の下面及び音響整合層200と圧電素子300の側面を取り囲むように設けられている。本実施の形態の振動抑制部材500は、超音波の放射方向である上下方向以外の方向への不要放射を抑制することを目的に設けられている。振動抑制部材500の材質としては、前記の目的を満たすものであれば特に制限されないが、コルクや吸音スポンジが好ましい。
図1に示されるように、本実施の形態の第1電極310は、上下方向と直交する平板形状を有している。また、本実施の形態の第1電極310は、上下方向において、音響整合層200と圧電素子300との間に位置しており、圧電素子300の上面に貼り付けられている。
図1に示されるように、本実施の形態のリード線315は、第1電極310から引き出されて上下方向と直交する平面(XY平面)内に延びている。またリード線315は、上下方向において音響整合層200の主面204と振動分離部材400の上面との間に生じている空間450内に位置している。即ち、本実施の形態の超音波トランスデューサ100においては、配列方向において圧電素子300の間には音響整合層200と密着していない振動分離部材400が位置していることから、第1電極310からのリード線315の引き出しが容易となっている。
図1に示されるように、本実施の形態の第2電極320は、上下方向と直交する平板形状を有している。また第2電極320は、上下方向において圧電素子300と振動抑制部材500との間に位置しており、圧電素子300の下面に貼り付けられている。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態の充填層600は、ウレタン樹脂からなるものであり、振動抑制部材500及び音響整合層200を取り囲むように設けられている。より具体的には、本実施の形態の充填層600は、上下方向と直交する平面(XY平面)内において振動抑制部材500を取り囲んでおり、上下方向と平行な平面内において音響整合層200の上面である主面202及び振動抑制部材500を取り囲んでいる。なお本実施の形態の充填層600は、ウレタン樹脂からなるものであるが、本発明はこれに限定されず、耐水性及び耐湿性を具備し且つ放射振動の伝搬を妨げることのない材質であれば特に制限されない。また、充填層600の形成方法についても特に制限されないが、例えば、音響整合層200の主面202にウレタンゴム製の板材を接着し、振動抑制部材500を取り囲むように下方からウレタンゴム製のカップを被せて、板材とカップとを接合して気密封止する方法により、充填層600を形成することもできる。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態のケース700は、金属製であり、充填層600を取り囲むように設けられている。より具体的には、本実施の形態のケース700は、上下方向と直交する平面(XY平面)内において充填層600を取り囲んでいる。本実施の形態のケース700は、電磁ノイズ及び音響ノイズの抑制の機能を有している。なお、本発明の超音波トランスデューサはケース700を有していないくてもよい。
(第2の実施の形態)
図3及び図4に示されるように、本発明の第2の実施の形態による超音波トランスデューサ100Aは、圧電素子300A、第1電極310A、リード線315A及び第2電極320Aを除き、上述した第1の実施の形態による超音波トランスデューサ100(図1及び図2参照)と同じ構成を備えている。そのため、図3から図4までに示される構成要素のうち、第1の実施の形態と同様の構成要素に対しては同一の参照符号を付すこととする。
図3及び図4に示されるように、本実施の形態の超音波トランスデューサ100Aは、複数の圧電素子300Aと、第1電極310Aと、リード線315Aと、第2電極320Aと、1つの音響整合層200と、振動分離部材400と、振動抑制部材500と、充填層600と、ケース700とを備えている。
図3から理解されるように、本実施の形態の圧電素子300Aは、多孔質圧電材料からなるものである。また図3及び図4に示されるように、圧電素子300Aは、上下方向と直交する平面内に延びる平板形状を有している。本実施の形態において、上下方向はZ方向であり、上下方向と直交する平面は、XY平面である。具体的には、圧電素子300Aは、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)のみからなり、その内部に多数の空孔305を有している。圧電素子300Aの上面は、上下方向と直交する平面である。即ち、圧電素子300Aの上面は、下方に凹んだ溝を有してはいない。本実施の形態において、上方は+Z側であり、下方は−Z側である。なお、本実施の形態の圧電素子300Aは、PZTからなるものであるが、その他の素材からなる圧電セラミックスであってもよい。
上述のように圧電素子300Aが空孔305を有していることから、圧電素子300Aから発生する振動のうち、上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制されることとなる。従って、圧電素子300Aから発生する振動のうち、超音波の照射方向である上下方向の振動成分のみが音響整合層200に伝搬されることとなるため、音響ビームを音響整合層200の形状に合わせて生成することができる。特に、本実施の形態の圧電素子300Aは、空孔305を有することにより共振尖鋭度(Q値)が低下するため、平板状に形成された圧電素子300Aにおいても平坦な周波数特性を確保できる。また、平板形状を有する圧電素子300Aを用いることにより、超音波トランスデューサ100Aが備える圧電素子300Aの個数を、2あるいは4とするなど、少なくすることができる。
本実施の形態の圧電素子300Aは、PZTに樹脂ビーズを予め混合してから成形及び焼成を行うことにより作製することができる。即ち、樹脂ビーズを混合したPZTを焼成すると、樹脂ビーズが占有していた部分の樹脂成分が気化して空孔305が形成されるため、空孔305を含有する圧電素子300Aが作製されることとなる。但し、本発明はこれに限定されない。本発明の超音波トランスデューサは、上述の作製方法以外の方法で作製された、空孔を有する圧電素子を備えたものであってもよい。
図3及び図4に示されるように、本実施の形態の圧電素子300Aは、音響整合層200の一方の主面204上にマトリクス状に離間配列されて固定されている。ここで、圧電素子300Aの配列方向は、X方向及びY方向である。即ち、圧電素子300Aの配列方向と上下方向とは互いに直交している。より具体的には、圧電素子300Aは、X方向及びY方向において一定の間隔で並ぶように配列されている。圧電素子300Aの上面は、音響整合層200の下面である主面204に対してシリコン樹脂で接着されている。圧電素子300Aは、音響整合層200の下面である主面204から下方に延びている。
なお、第1の実施の形態の圧電素子300においては上下方向のサイズが配列方向のサイズよりも大きくなっていたが、本実施の形態の圧電素子300Aでは、上述の空孔305の存在により上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制されるため、上下方向のサイズを配列方向のサイズよりも大きくする必要はない。
図3及び図4に示されるように、本実施の形態の音響整合層200は、複数の圧電素子300Aに対して個片化されておらず、一体形成された一枚の音響整合層200で構成されているため、音響整合層を個片化して圧電素子夫々に対応させた構成と比較して、音響整合層200の放射面全体が一体となって振動するため、超音波出力やビーム形状に係るバラつきの問題は生じない。
図3及び図4に示されるように、本実施に形態の振動分離部材400は、配列方向であるX方向及びY方向において圧電素子300A間に挟まれている。より具体的には、X方向において、圧電素子300Aの間には振動分離部材400が夫々位置しており、Y方向において、圧電素子300Aの間には振動分離部材400が夫々位置している。これにより、圧電素子300Aから発生する振動のうち、上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制され、超音波の照射方向である上下方向の振動成分のみが音響整合層200に伝搬されることとなるため、音響ビームを音響整合層200の形状に合わせて生成することができる。また、上下方向と直交する方向の不要振動成分が抑制されることから、本実施の形態の超音波トランスデューサ100Aにおいては広帯域の音響発生が可能となっている。なお、振動分離部材400の上面は、音響整合層200の下面である主面204と密着しておらず、上下方向において一定の空間450が生じている。
図3に示されるように、本実施の形態の第1電極310Aは、上下方向と直交する平板形状を有している。また、本実施の形態の第1電極310Aは、上下方向において、音響整合層200と圧電素子300Aとの間に位置しており、圧電素子300Aの上面に貼り付けられている。
図3に示されるように、本実施の形態のリード線315Aは、第1電極310Aから引き出されて上下方向と直交する平面(XY平面)内に延びている。またリード線315Aは、上下方向において音響整合層200の主面204と振動分離部材400の上面との間に生じている空間450内に位置している。即ち、本実施の形態の超音波トランスデューサ100Aにおいては、配列方向において圧電素子300Aの間には音響整合層200と密着していない振動分離部材400が位置していることから、第1電極310Aからのリード線315Aの引き出しが容易となっている。
図3に示されるように、本実施の形態の第2電極320Aは、上下方向と直交する平板形状を有している。また第2電極320Aは、上下方向において圧電素子300Aと振動抑制部材500との間に位置しており、圧電素子300Aの下面に貼り付けられている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
本実施の形態の圧電素子300,300Aの上面は、音響整合層200の下面である主面204に対してシリコン樹脂で接着されていたが、同様な音響整合特性を有し且つ所望の接着力を発揮するものであれば、他の樹脂であってもよい。
上述の実施の形態の超音波トランスデューサ100,100Aにおいて、振動抑制部材500が充填層600の内側に設けられていたが、本発明はこれに限定されない。振動抑制部材をケース700の外側に設けてもよいし、ケース700自体を振動を抑制する素材で構成してケース700に振動抑制機能を持たせることにより、振動抑制部材500を省略してもよい。
100,100A 超音波トランスデューサ
200 音響整合層
202 主面(上面)
204 主面(下面)
300,300A 圧電素子
305 空孔
310,310A 第1電極
315,315A リード線
320,320A 第2電極
400 振動分離部材
450 空間
500 振動抑制部材
600 充填層
700 ケース

Claims (4)

  1. 複数の圧電素子と、1つの音響整合層と、振動分離部材とを備える超音波トランスデューサであって、
    前記音響整合層は、上下方向と直交する平面内において所望のビーム形状に対応する形状を有しており、
    前記音響整合層は、前記上下方向において2つの主面を有しており、
    前記圧電素子は、一方の前記主面上にマトリクス状に離間配列されて固定されており、
    前記圧電素子の配列方向と前記上下方向とは互いに直交しており、
    前記振動分離部材は、前記配列方向において前記圧電素子間に挟まれている
    超音波トランスデューサ。
  2. 請求項1記載の超音波トランスデューサであって、
    前記振動分離部材は、コルクである
    超音波トランスデューサ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の超音波トランスデューサであって、
    前記圧電素子の夫々は、前記上下方向に延びる柱状形状を有しており、
    前記圧電素子の夫々は、前記上下方向のサイズが前記配列方向のサイズよりも大きい
    超音波トランスデューサ。
  4. 請求項1又は請求項2記載の超音波トランスデューサであって、
    前記圧電素子は、多孔質圧電材料からなる
    超音波トランスデューサ。
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