JP2018073557A - 無線通信端末及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】観客が移動しても移動後の位置に応じた発光色に制御できる無線通信端末を提供する。【解決手段】それぞれ識別データが割り当てられた複数の無線通信装置200と通信可能な無線通信端末100であって、光を発する発光部と、複数の無線通信装置200の少なくとも1つから受信した識別データに基づいて、無線通信端末100の位置を検出し、当該位置を表す位置データを生成する検出部と、検出部によって生成された位置データを複数の無線通信装置200の少なくとも1つに向けて無線で送信し、位置データに対応する、発光部の発光を制御する制御データを複数の無線通信装置200の少なくとも1つから無線で受信する通信部と、通信部が受信した制御データに基づいて、発光部の発光を制御する制御部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信端末及び無線通信システムに関する。
ライブ会場やイベント会場といった各種の会場で観客のペンライトを発光させることにより、ライブやイベントの演出効果を高めることが知られている。特に、近年ではペンライトに無線通信機能が搭載されている場合がある。発光色を変化させるデータをペンライトが無線を通じて受信することにより、演出効果をさらに高めることができる(例えば特許文献1参照)。
また、各観客席の位置に対応して個々のペンライトにアドレスを割り振り、特定の観客席に位置するペンライトのみ発光色を変化させる技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2013−004322号公報 特開2003−036981号公報
ところで、ライブやイベントの観客が演出の最中に移動することがある。この場合、観客席の位置に対応してアドレスが割り振られたペンライトでは、移動後であっても移動前の観客席の位置に対応したアドレスが割り振られているため、移動前の観客席に応じた発光色にペンライトが発光し、演出効果が低下する可能性がある。
そこで、本発明は観客が移動しても移動後の位置に応じた発光色に制御できる無線通信端末及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本明細書に開示の無線通信端末は、それぞれ識別データが割り当てられた複数の無線通信装置と通信可能な無線通信端末であって、光を発する発光部と、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信した識別データに基づいて、前記無線通信端末の位置を検出し、当該位置を表す位置データを生成する検出部と、前記検出部によって生成された前記位置データを前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに向けて無線で送信し、前記位置データに対応する、前記発光部の発光を制御する制御データを前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信する通信部と、前記通信部が受信した制御データに基づいて、前記発光部の発光を制御する制御部と、を有する無線通信端末である。
本明細書に開示の無線通信システムは、それぞれ識別データが割り当てられた複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置と接続された管理端末と、前記管理端末と前記複数の無線通信装置を介して通信可能な無線通信端末と、を含む無線通信システムであって、前記無線通信端末は、光を発する発光部と、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから受信した識別データに基づいて、前記無線通信端末の位置を検出し、当該位置を表す位置データを生成する検出部と、前記検出部によって生成された前記位置データを前記管理端末に向けて無線で送信し、前記発光部の発光を制御する制御データを前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信する通信部と、前記通信部が受信した制御データに基づいて、前記発光部の発光を制御する制御部と、を備え、前記管理端末は、前記通信部から送信された前記位置データを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記位置データを利用して、前記制御データを生成する生成部と、前記生成部が生成した前記制御データを前記通信部に向けて送信する送信部と、を備える、無線通信システムである。
本明細書に開示の無線通信端末及び無線通信システムによれば、観客が移動しても移動後の位置に応じた発光色に制御することができる。
図1は無線通信システムを表す図である。 図2(a)は子機のハードウェア構成である。図2(b)は親機のハードウェア構成である。 図3はサーバ装置のハードウェア構成である。 図4(a)は子機の機能ブロック図である。図4(b)は親機の機能ブロック図である。 図5は親機IDテーブルである。 図6はサーバ装置の機能ブロック図である。 図7はマップデータテーブルである。 図8は子機の動作を表すフローチャートである。 図9は親機の動作を表すフローチャートである。 図10は無線通信システムを表す他の図である。 図11は更新前後の親機IDテーブルである。 図12はサーバ装置の動作を表すフローチャートである。 図13は発行色情報を設定したマップデータテーブルである。 図14はパケットデータのフォーマットである。 図15はビーコン信号のフォーマットである。 図16は発行色情報を設定変更したマップデータテーブルである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は無線通信システムSを表す図である。無線通信システムSは無線通信端末としての子機100と無線通信装置としての複数の親機200と管理端末としてのサーバ装置300とを備えている。複数の親機200のそれぞれには事前に各親機200を識別する識別データ(以下、親機IDという)「P000」〜「P011」が割り当てられている。本実施形態では親機ID「P000」を先頭に時計回りに残りの親機ID「P001」〜「P011」が割り当てられている。例えば親機ID「P000」が割り当てられた親機200には、図1において、親機ID「P000」が割り当てられていることを示す符号「#P000」が付与されている。残りの親機ID「P001」〜「P011」についても同様であるが、図1では本実施形態を説明するのに必要な符号のみが示され、一部の符号については省略されている。
子機100と複数の親機200は無線又は電波を利用することにより互いに通信することができる。したがって、子機100と親機200は種々のデータを送受信することができる。図1では、親機200から送信される信号が到達でき、親機200と子機100との通信が可能となる範囲を信号到達範囲ARとして表している。また、親機200はビーコン信号を利用して種々のデータを定期的に発信する。したがって、信号到達範囲AR内に子機100が存在すれば、子機100はその信号到達範囲ARに対応する親機200からのビーコン信号を受信できる。ビーコン信号の周波数帯は例えば2.4GHz帯や特定小電力無線における920MHz帯(いわゆるサブギガヘルツ帯)である。2.4GHz帯としては例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などがある。BLEはBluetooth(登録商標) Smartと呼ばれることもある。また、個々の子機100がビーコン信号を発信し、子機100がいずれかの信号到達範囲AR内に入った場合にその信号到達範囲ARに対応する親機200が子機100からのビーコン信号を受信して、その応答として親機200から子機100に情報を発信するという対応も可能である。
ここで、親機ID「P000」の親機200による信号到達範囲ARには、図1において、親機ID「P000」に対応することを示す符号「−P000」が付与されている。残りの親機ID「P001」〜「P011」についても同様である。一方、複数の親機200とサーバ装置300は有線により接続されている。したがって、複数の親機200とサーバ装置300は種々のデータを有線により通信することができる。以上の内容に基づけば、子機100は複数の親機200の少なくとも一つを介してサーバ装置300と通信することができる。
子機100はライブやイベントに参加した観客によって携行される。図1では、子機100の一例としてペンライトが示されている。ペンライトに代えて無線通信機能及び発光機能を備えたリストバンドなどが利用されてもよい。子機100は種々の発光色で発光する。詳細は後述するが、例えば親機ID「P010」の親機200から送信されたビーコン信号を位置Xの子機100が受信すると、子機100は受信したビーコン信号に含まれるデータに応じた発光色(例えば白色)で発光する。一方、図1に示すように子機100が位置Xから位置Yに移動して、例えば親機ID「P002」〜「P006」の各親機200から送信されたビーコン信号を子機100が受信すると、子機100は受信したビーコン信号に含まれるデータに応じた発光色(例えば黄色)で発光する。尚、位置Xは1つの信号到達範囲AR−P010内に含まれ、位置Yは5つの信号到達範囲AR−P002〜AR−P006内に含まれる。
図1では、複数の親機200は室内又は屋外に同一円上に配置されて、互いに有線により接続されている。複数の親機200は等間隔に配置されていることが望ましい。親機200としては例えば無線基地局などを用いることができる。複数の親機200はいずれも種々のデータを中継する。例えば親機ID「P010」の親機200は位置Xの子機100からその位置を表す位置データを受信し、受信した子機100の位置データをサーバ装置300に向けて送信する。また、親機ID「P010」の親機200がサーバ装置300から後述する1行分のマップデータを受信した場合、親機200は受信した1行分のマップデータを位置Xの子機100に送信する。尚、親機ID「P010」以外の親機IDが割り当てられた残りの親機200についても、基本的に親機ID「P010」の親機200と同様に動作する。
サーバ装置300は子機100を管理して、発光色を含めた子機100の発光を制御する。図1ではサーバ装置300の一例として携帯型(モバイルタイプ)のPC(Personal Computer)が示されているが、据置型(デスクトップタイプ)のPCであってもよい。サーバ装置300は、無線通信システムSのシステム管理者の操作に従って、位置Xに位置する子機100の発光色を位置Xに応じた発光色(例えば白色)に制御する。同様に、サーバ装置300はシステム管理者の操作に従って、位置Yに位置する子機100の発光色を位置Yに応じた発光色(例えば黄色)に制御する。これにより、子機100が位置Xから位置Yに移動した場合、位置Yでは子機100が位置Xに応じた発光色には発光せずに位置Yに応じた発光色に発光する。この結果、ライブやイベントの演出効果が低下することが抑制される。以下では子機100、親機200及びサーバ装置300のそれぞれの構成及び動作を詳細に説明する。
続いて、図2(a)を参照して、子機100のハードウェア構成について説明する。
図2(a)は子機100のハードウェア構成である。図2に示すように、子機100は、CPU(Central Processing Unit)100A、RAM(Random Access Memory)100B、ROM(Read Only Memory)100C、無線通信回路100D、及びLED(Light Emitting Diode)100Eを含んでいる。無線通信回路100Dにはアンテナ100D´が接続されている。無線通信回路100Dに代えて無線通信機能を実現するCPUが利用されてもよい。
CPU100AからLED100Eまでは、内部バス100Fによって互いに接続されている。少なくともCPU100AとRAM100Bとが協働することによってコンピュータの処理が実現される。例えばRAM100Bには、ROM100Cに記憶されたプログラムがCPU100Aによって一時的に格納され、格納されたプログラムをCPU100Aが実行することにより、後述する各種の機能が実現され、また、各種の処理が実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
続いて、図2(b)を参照して、親機200のハードウェア構成について説明する。尚、図2(a)を参照して説明した子機100と同様の構成には対応する符号を付し、機能や動作に関する詳細な説明は省略する。後述するサーバ装置300についても同様である。
図2(b)は親機200のハードウェア構成である。図2に示すように、親機200は、CPU200A、RAM200B、ROM200C、無線通信回路200D、及び有線通信回路200Eを含んでいる。CPU200Aから有線通信回路200Eまでは、内部バス200Fによって互いに接続されている。尚、有線通信回路200Eには通信ケーブル(例えばLAN(Local Area Network)ケーブル)を介してサーバ装置300が接続される。
続いて、図3を参照して、サーバ装置300のハードウェア構成について説明する。
図3はサーバ装置300のハードウェア構成である。図3に示すように、サーバ装置300は、少なくともCPU300A、RAM300B、ROM300C、及びネットワークI/F(インタフェース)300Dを含んでいる。また、サーバ装置300は、入力部300F及び表示部300Gも含んでいる。入力部300Fとしては例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネルなどがある。表示部300Gとしては例えば液晶ディスプレイがある。
さらに、サーバ装置300は、必要に応じて、HDD300E、入出力I/F300H、及びドライブ装置300Iの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU300Aからドライブ装置300Iは、内部バス300Jによって互いに接続されている。
入出力I/F300Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F300Hは例えばUSBポートを備え、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
ドライブ装置300Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置300Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。
ネットワークI/F300Dは例えばLANポートを備え、複数の親機200が接続される。
上述したRAM300Bには、ROM300CやHDD300Eに記憶されたプログラムがCPU300Aによって一時的に格納される。RAM300Bにはまた、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU300Aによって一時的に格納される。RAM300Bに格納されたプログラムをCPU300Aが実行することにより、後述する各種の機能が実現され、また、後述する各種の動作が実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図4(a)及び図5を参照して、子機100の機能について説明する。
図4(a)は子機100の機能ブロック図である。図5は親機IDテーブルT1であり、どの親機200から親機IDを受信したかを示す情報を格納する。なお、親機IDテーブルを一般化して称する場合にはその符号を「T1」と表記する。図4(a)に示すように、子機100は発光部101、親機ID記憶部102、位置検出部103、データ処理部104、無線通信部105、及び制御部106を含んでいる。子機100は例えば自身に搭載されたコイン形の電池や乾電池(いずれも不図示)などにより電力が供給されて稼動する。
発光部101は発光する機能を有し、例えば上述したLED100Eによって実現される。
親機ID記憶部102は親機200から受信した親機IDを記憶する。より詳しくは、図5に示すように、親機ID記憶部102は親機IDテーブルT1によりそれぞれの親機200からの親機IDの受信状況を管理する。親機IDテーブルT1には親機IDとフラグが対応づけて設定される。フラグ「0」は対応する親機IDを受信しなかったことを表し、フラグ「1」は対応する親機IDを受信したことを表している。したがって、図5では、子機100は親機ID「P010」を受信し、残り親機ID「P000」〜「P009」及び「P011」を受信しなかったことを表している。尚、親機IDを受信できたか否かについての詳細は後述する。
位置検出部103は親機IDテーブルT1に格納された親機IDに基づいて、子機100の位置を検出し、子機100の位置を表す位置データを生成する。より詳しくは、位置検出部103は親機ID記憶部102から親機IDテーブルT1を取得し、受信した親機IDと受信しなかった親機IDの組み合わせに基づいて子機100の位置を検出する。例えば、位置検出部103は、親機IDテーブルを参照した結果、親機ID「P010」を受信し、残りの親機ID「P000」〜「P009」及び「P011」を受信しなかったと判別した場合、その子機100が親機200#P010の信号到達範囲AR−P010内に位置し、他の親機200#P000〜200#P009,200#P011に対応する信号到達範囲AR−P000〜AR−P009,AR−P011内にはないと判断する。位置検出部103は位置データをデータ処理部104に送信する。
データ処理部104は無線用通信プロトコル(例えばBLEプロトコル)に従って各種のデータ処理を実行する。データ処理部104は、位置検出部103から位置データを受信すると、無線用通信プロトコルに従って信号の送信に要する各種のデータ(以下、属性データという)を生成し、生成した属性データを位置データと併せて無線通信部105に送信する。また、無線通信部105が後述するマップデータを含むビーコン信号を親機200から受信すると、データ処理部104は無線用通信プロトコルに従って受信したビーコン信号からマップデータを取得し、制御部106に送信する。さらに、無線通信部105が親機IDを含むビーコン信号を親機200から受信すると、データ処理部104は無線用通信プロトコルに従ってビーコン信号から親機IDを取得し、取得した親機IDに対応するフラグを「1」に設定して親機ID記憶部102に登録する。一方、無線通信部105がいずれかの親機200からビーコン信号を受信できない場合にはその親機200に対応する親機IDを取得できないため、データ処理部104は無線通信システムSに含まれる親機200の総数を利用して受信できなかった残りの親機IDを補完し、補完した親機IDに対応するフラグを「0」に設定して親機ID記憶部102に登録する。これにより、親機IDテーブルT1(図5参照)が完成する。なお、親機IDの受信状況に応じて、親機IDテーブルTは適宜更新される。
無線通信部105はデータ処理部104から受信した属性データ及び位置データを設定した信号を親機200に向けて送信する。また、無線通信部105は親機200から送信されたビーコン信号を定期的に受信する。
制御部106は、データ処理部104から送信されたマップデータに基づいて、発光部101の発光色を制御する。例えば、マップデータに発光態様を変更する変更データが関連付けられていた場合、制御部106は、変更データに基づいて、発光部101の発光量、発光間隔、発光パターンの少なくとも1つを制御してもよい。
次に、図4(b)を参照して、親機200の機能について説明する。
図4(b)は親機200の機能ブロック図である。図4(b)に示すように、親機200は無線通信部201、第1データ処理部202、データ中継部203、第2データ処理部204、及び有線通信部205を含んでいる。親機200は例えば会場に設けられた共用電源などにより電力が供給されて稼動する。
無線通信部201は子機100から送信された信号を受信する。また、無線通信部201は第1データ処理部202から属性データを受信し、自身に割り当てられた親機IDと受信した属性データとを含むビーコン信号を同じ出力で定期的に送信する。さらに、無線通信部201は第1データ処理部202からマップデータも送信された場合、親機IDと第1データ処理部202から受信した属性データとマップデータを含むビーコン信号を定期的に送信する。
第1データ処理部202は上述した無線用通信プロトコルに従って各種のデータ処理を実行する。第1データ処理部202は、データ中継部203からマップデータを受信すると、無線用通信プロトコルに従って属性データを生成し、生成した属性データをマップデータと併せて無線通信部201に送信する。無線通信部201が子機100からの信号を受信すると、第1データ処理部202は無線用通信プロトコルに従って受信した信号から子機100の位置を示す位置データを取得して、データ中継部203に送信する。
データ中継部203は、受信したデータをその種別に基づいて中継する。データ中継部203は、第1データ処理部202から受信した位置データを第2データ処理部204に送信し、第2データ処理部204から受信したマップデータを第1データ処理部202に送信する。
第2データ処理部204は有線用通信プロトコル(例えばTCP/IPプロトコル)に従って各種のデータ処理を実行する。第2データ処理部204は、データ中継部203から位置データを受信すると有線用通信プロトコルに従って属性データを生成し、生成した属性データと位置データを含む管理用データを有線通信部205に送信する。また、有線通信部205がマップデータを含むパケットデータをサーバ装置300から受信すると、第2データ処理部204はパケットデータからマップデータを取得して、データ中継部203に送信する。
有線通信部205はサーバ装置300からパケットデータを受信する。また、有線通信部205は第2データ処理部204から送信された管理用データをサーバ装置300に向けて送信する。
次に、図6及び図7を参照して、サーバ装置300の機能について説明する。
図6はサーバ装置300の機能ブロック図である。図7はマップデータテーブルT2である。図6に示すように、サーバ装置300は受信部301、データ処理部302、マップデータ記憶部303、送信部304、及びカラーID設定部305を含んでいる。サーバ装置300も親機200と同様に会場に設けられた共用電源などにより電力が供給されて稼動する。
受信部301は親機200から管理用データを受信する。
データ処理部302は上述した有線用通信プロトコルに従って各種のデータ処理を実行する。受信部301がある親機200から管理用データを受信すると、データ処理部302は有線用通信プロトコルに従って、管理用データから子機100の位置データを取得する。データ処理部302は位置データを取得すると、取得した位置データを含む1行分のマップデータを生成して、マップデータ記憶部303に登録する。また、データ処理部302はマップデータ記憶部303を監視し、マップデータ記憶部303の更新を検出するとマップデータ記憶部303から更新された行のマップデータを取得する。データ処理部302は更新された行のマップデータを取得すると、有線用通信プロトコルに従って、更新された行のマップデータの中から1行分のマップデータを含むパケットデータを生成し、送信部304に送信する。
マップデータ記憶部303はマップデータを記憶する。より詳しくは、図7に示すように、マップデータ記憶部303はマップデータテーブルT2によりマップデータMDを管理する。マップデータテーブルT2は無線通信システムSを構成する各子機100がどの親機200の信号到達範囲AR内に位置するのかを示すテーブルである。マップデータテーブルT2には、ビット番号、親機ID、マップデータMDが登録される。特に、マップデータMDでは位置データPDとカラーIDとが行毎に対応づけて設定される。位置データPDはフラグ「1」とフラグ「0」の組み合わせによって特定される。フラグ「1」は子機100がその対応する親機IDが割り当てられた親機200の信号到達範囲AR内に位置することを示している。フラグ「0」は子機100がその対応する親機IDが割り当てられた親機200の信号到達範囲AR内に位置しないか、あるいは、その親機200が子機100からの応答を受けていないことを示している。言い換えれば、マップデータMDの各行は位置データPDによって特定される位置に存在する各子機100に対応する。ビット番号及び親機IDは事前にマップデータ記憶部303に登録されている。
一方、マップデータ記憶部303はデータ処理部302によって1行分のマップデータMDが生成されて登録される度にその1行分のマップデータMDを記憶する。子機100が受信した親機ID「P010」と対応するフラグ「1」、受信しなかった親機ID「P000」〜「P009」と対応するフラグ「0」の組み合わせでビットパターンとして子機100が生成した位置データをデータ処理部302が取得すると、図7に示すように、マップデータ記憶部303はその位置データと位置データに対応するカラーIDを含む1行分のマップデータMDを記憶する。ただし、図7ではカラーIDは未設定である。尚、子機100がどの信号到達範囲ARにも属していない場合には、サーバ装置300はその子機100からの位置データを取得することができない。そのため、全てのフラグが「0」の位置データを事前にマップデータ記憶部303に登録しておき、位置データを取得した子機100のマップデータテーブルを適宜更新するようにしてもよいし、マップデータテーブルT2には各親機IDに対応するビットが「0」のマップデータを登録しないようにしてもよい。
送信部304は、データ処理部302から送信されたパケットデータを各親機200に向けて送信する。
カラーID設定部305は入力部300Fを通じて所定の操作を検出すると、マップデータ記憶部303にアクセスし、マップデータのカラーIDに発光色を識別する発光色情報を設定する。詳細は後述するが、発光色情報としては、例えば白色を表す情報「W」、黄色を表す情報「Y」などがある。
続いて、図8から図16を参照して、無線通信システムSに含まれる子機100、親機200及びサーバ装置300のそれぞれの動作について説明する。なお、図8は子機100で実行される処理を示し、図9は親機200で実行される処理を示す。また、図12はサーバ装置300で実行される処理を示す。
図8に示すように、子機100の無線通信部105はビーコン信号の受信を開始する(ステップS101)。例えば、子機100の電源スイッチがオンされると、無線通信部105はビーコン信号を受信するための処理を開始する。次いで、無線通信部105はビーコン信号を受信するまで待機する(ステップS102:NO)。一方、図9に示すように、親機200の無線通信部201はビーコン信号を送信する(ステップS201)。例えば、親機200の電源スイッチがオンされると、無線通信部201はビーコン信号を送信する。ビーコン信号は親機IDと上述したマップデータの両方を含む場合もあるし、親機IDを含みマップデータを含まない場合もある。尚、ステップS101の処理とステップS201の処理の順序は問わない。
図9に示すステップS201の処理の後、無線通信部201はビーコン信号の送信を任意の時間だけ待機する(ステップS202)。ビーコン信号の送信を待機する時間は例えば100〜500ミリ秒程度に設定されるが、当該時間は適宜変更してもよい。無線通信部201はビーコン信号送信の待機期間中に子機100からの信号を受信したか否かを判断する(ステップS203)。無線通信部201は子機100からの信号を受信しなかったと判断した場合(ステップS203:NO)、ステップS201の処理を再び実行する。図9に示す処理を実行することで、無線通信部201は定期的にビーコン信号を送信する。
図8に戻り、無線通信部105がビーコン信号を受信すると(ステップS102:YES)、データ処理部104はビーコン信号から親機IDを取得し(ステップS103)、親機IDテーブルT1を生成・更新する(ステップS104)。図10に示すように、子機100が移動してその位置がいずれかの信号到達範囲ARに含まれるとその信号到達範囲ARに対応するビーコン信号を子機100が受信するので、データ処理部104は受信したビーコン信号から親機200の親機IDを取得し、親機IDテーブルT1のその親機IDに対応するフラグを「1」に設定する。なお、複数の親機200からビーコン信号を受信した場合には、子機100はステップS102からS104の処理を受信したビーコン信号の数だけ実行する。その後、データ処理部104はビーコン信号を受信できなかった残りの親機200に対応する親機IDを補完し、補完した親機IDにフラグ「0」を設定する。これにより、親機IDテーブルT1が生成される(図5参照)。
親機IDテーブルT1が生成された後、子機100が位置をさらに変えていき、2つ以上の信号到達範囲ARに含まれた場合、子機100はそれぞれの親機200からビーコン信号を受信するため、データ処理部104はそれぞれの信号到達範囲ARに対応する親機200の親機IDをそれぞれのビーコン信号から取得し、新たに取得した親機IDのフラグを「0」から「1」に更新する。また、子機100がさらに移動していずれかの信号到達範囲ARから外に出ると、その信号到達範囲ARに対応する親機200からビーコン信号を受信できなくなるため、データ処理部104は取得できなくなった親機IDのフラグを「1」から「0」に更新する。したがって、例えば子機100が位置Xから位置Yに移動すると、図11に示すように、親機IDテーブルT1は親機IDテーブルT1´に動的に更新される。親機IDテーブルT1´により、位置検出部103は親機ID「P002」〜「P006」の各親機200に対応する複数の信号到達範囲AR内に子機100が位置すると判断することができる。
ステップS104の後、データ処理部104は受信したビーコン信号がマップデータを含むか否かを判断する(ステップS105)。データ処理部104が、受信したビーコン信号にはマップデータを含まないと判断した場合(ステップS105:NO)、位置検出部103は親機IDテーブルT1を参照し、子機100の現在の位置を検出し、その位置に対応する位置データを生成する(ステップS106)。ステップS106の処理が完了すると、無線通信部105は位置データを含む信号を親機宛信号として親機200に送信し(ステップS107)、再びステップS102の処理を実行する。
図9に移り、親機200の無線通信部201がビーコン信号送信の待機中に親機宛信号を受信したと判断した場合(ステップS203:YES)、有線通信部205は親機宛信号に含まれる子機100の位置データをサーバ装置300に向けて送信する(ステップS204)。より詳しくは、無線通信部201が親機宛信号を受信すると、第1データ処理部202が親機宛信号から位置データを取得して、データ中継部203に送信する。データ中継部203は受信した位置データを第2データ処理部204に送信する。第2データ処理部204は受信した位置データを含む管理用データを生成し、有線通信部205に送信する。有線通信部205は受信した管理用データをサーバ装置300に向けて送信する。ステップS204の処理が完了すると、ステップS201の処理に戻る。
ここで、ステップS204にて有線通信部205が管理用データをサーバ装置300に向けて送信すると、図12に示すように、サーバ装置300の受信部301は管理用データを受信する(ステップS301)。受信部301が位置データを含む管理用データを受信すると、データ処理部302はマップデータを生成する(ステップS302)。より詳しくは、データ処理部302は受信部301が受信した管理用データから子機100の位置データを取得し、取得した位置データと未設定のカラーIDを含む1行分のマップデータを生成し、マップデータ記憶部303に登録する。ステップS302の処理が完了すると、データ処理部302は無線通信システムSを構成する全ての子機100の位置データを受信できたかを判断し(ステップS303)、受信できていないと判断した場合(ステップS304:NO)、ステップS301の処理に戻る。したがって、ステップS301からS304の処理が繰り返されることにより、マップデータ記憶部303は組み合わせが互いに重複しない全ての子機100の位置データと全て未設定のカラーIDを含むマップデータテーブルT2(図7参照)を記憶する。
一方、データ処理部302が無線通信システムSを構成する全ての子機100の位置データを受信できたと判断した場合(ステップS304:YES)、カラーID設定部305は設定操作を検出するまで待機する(ステップS305:NO)。そして、カラーID設定部305は設定操作を検出すると(ステップS305:YES)、カラーIDをマップデータテーブルT2に設定する(ステップS306)。より詳しくは、図13に示すように、カラーID設定部305は設定操作に従って、各マップデータのカラーIDに各種の発光色情報を設定する。発光色情報は、上述した情報「W」や「Y」の他、緑色を表す情報「G」、青色を表す情報「B」、赤色を表す情報「R」などがある。カラーID設定部305が発光色情報を設定すると、マップデータ記憶部303は更新される。
ステップS306の処理が完了すると、次いで、送信部304はマップデータを含むパケットデータを送信する(ステップS307)。より詳しくは、データ処理部302は、マップデータ記憶部303の更新を検出すると、マップデータ記憶部303から更新された行のマップデータを取得する。データ処理部302が取得するマップデータMD(図13参照)の行数は1つであってもよいし、複数であってもよい。データ処理部302は、取得した1行分のマップデータを含むパケットデータを生成する。具体的には、図14に示すように、データ処理部302はパケットデータの長さを表す属性データと1行分のマップデータを含むパケットデータを生成する。尚、データ処理部302が1行分のマップデータを取得した場合には1つのパケットデータを生成し、複数行のマップデータを取得した場合には行毎の複数のパケットデータを生成する。データ処理部302はパケットデータを生成すると、送信部304にパケットデータを送信する。送信部304はデータ処理部302から送信されたパケットデータを各親機200に送信する。尚、送信部304はパケットデータを一部の親機200に送信してもよい。
これにより、各親機200はサーバ装置300からパケットデータを受信する。有線通信部205がパケットデータを受信すると、無線通信部201はマップデータを含むビーコン信号を送信する。より詳しくは、有線通信部205がパケットデータを受信すると、第2データ処理部204はマップデータを取得する。マップデータはデータ中継部203を介して第1データ処理部202に届けられる。第1データ処理部202はマップデータを受信すると、属性データを生成し、生成した属性データをマップデータと併せて無線通信部201に送信する。無線通信部201は属性データとマップデータを受信すると、親機IDと属性データとマップデータを含むビーコン信号を送信する。具体的には、図15に示すように、親機200は、親機IDと親機200の総数を含む属性データとマップデータを含むビーコン信号を無線通信部201から送信する。なお、図15に示すVendor Specific Data以外のデータは、一例で他のフォーマットであっても良い。
ここで、図15に示すVendor Specific Dataの各フィールドを具体的に説明する。親機IDのフィールドにはビーコン信号を送信している親機200の親機IDが格納される。本実施形態では親機200に割り当てられた親機ID「P000」から「P011」までのいずれかの値が格納される。親機の総数のフィールドは無線通信システムSを構成する親機200の総数が格納される。本実施形態では12台の親機200が利用されているため、総数「12」が無線通信システムSを構成する際に事前に設定されて格納される。これにより、後述するビットパターンの長さが特定され、上述したように親機IDを補完する際に利用されたり、親機IDテーブルとマップデータとを照合する際の情報として利用されたりする。
親機200の組み合わせのフィールドには子機100が親機IDを受信できたか否かの組み合わせによって特定される位置データがビットパターンにより格納される。例えばビットパターン「001111100000」は親機ID「P002」〜「P006」の各親機200から子機100がこれらの親機IDを受信できたことを表している。すなわち、親機ID「P002」〜「P006」の各親機200の信号到達範囲ARに子機100が位置することが特定される。カラーIDのフィールドは発光色を識別する発光色情報が格納される。
各親機200はサーバ装置300から送信されたパケットデータのマップデータに基づいて、種々のビットパターンを含むビーコン信号を子機100に送信するが、子機100が有する親機IDテーブルT1のビットパターンと一致しなければ、子機100はビーコン信号に含まれるカラーIDに格納された発光色情報によって発光が制御されない。言い換えれば、ビットパターンによって特定される位置に存在する子機100がビーコン信号に含まれるカラーIDに格納された発光色情報によって発光が制御される。
ここで、図8に戻り、子機100の無線通信部105がビーコン信号を受信し、データ処理部104がそのビーコン信号にマップデータを含むと判断した場合(ステップS105:YES)、データ処理部104はマップデータを取得する(ステップS108)。ステップS108の処理の後、データ処理部104は親機IDテーブルT1と取得したマップデータを照合する(ステップS109)。
データ処理部104は親機IDテーブルT1とマップデータを照合した結果、マップデータに含まれるビットパターンと親機IDテーブルT1に登録された情報が一致すると判断した場合(ステップS110:YES)、制御部106はマップデータに従って発光色を更新する(ステップS111)。より詳しくは、データ処理部104は位置データを表すビットパターンと親機IDテーブルT1に登録されている情報が一致すると判断した場合、取得したマップデータに含まれるカラーIDの発光色情報を制御部106に送信する。制御部106はデータ処理部104から送信された発光色情報に基づいて、発光部101の発光色を制御する。ステップS111の処理が完了すると、無線通信部105は再びステップS102の処理を実行する。
一方、データ処理部104は、親機IDテーブルT1とマップデータを照合した結果、マップデータに含まれるビットパターンと親機IDテーブルT1の情報とが一致しなかったと判断した場合(ステップS110:NO)、制御部106はステップS111の処理をスキップする。これにより、発光部101がすでに発光している場合には発光色が変更されず、また、発光部101が発光していない場合にはその状態が継続する。ステップS111の処理がスキップされると、無線通信部105は再びステップS102の処理を実行する。
したがって、子機100では、各親機200が定期的に送信するビーコン信号より取得したマップデータが自身の位置と対応していない場合には発光色が更新されず、自身の位置と対応している場合にはマップデータにより発光色が更新される。
ステップS307の処理が完了すると、カラーID設定部305は子機100の発光設定を変更するための設定変更操作を検出するまで待機する(ステップS308:NO)。そして、カラーID設定部305は、設定変更操作を検出すると(ステップS308:YES)、検出した設定変更操作に従ってマップデータテーブルT2のカラーIDを設定変更する(ステップS309)。尚、図16はカラーID更新後のマップデータテーブルT2を示し、図示最下段のカラーIDとして紫色を表す情報「V」が示されている。カラーID設定部305が発光色情報を設定変更すると、マップデータ記憶部303は更新される。ステップS309の処理が完了すると、送信部304は再びステップS307の処理を実行する。これにより、設定変更が反映されたマップデータが各親機200に送信される。親機200は設定が変更されたマップデータを子機100に向けて送信する。子機100は、親機200から受信したマップデータによって発光部101の発光を制御する。このような処理により、それぞれの子機100を設定変更された通りに発光させ、適宜子機100の発光の仕方を変更することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、子機100は、それぞれ複数の親機200の少なくとも一つを介してサーバ装置300と通信することができる。そして、子機100は、親機200から受信した親機IDに基づいて、子機100自身の位置を検出し、その位置表す位置データを生成する。子機100はまた、受信した親機IDに基づいて生成された位置データを無線で送信する。さらに、子機100はサーバ装置300が位置データを利用して生成した発光部101の発光色を制御するマップデータを親機200から無線で受信し、受信したマップデータに基づいて発光部101の発光色を制御する。これにより、観客が移動しても移動後の位置に応じた発光色に制御することができる。特に、コストアップにつながりかねないGPS(Global Positioning System)機能を利用していないため、子機100を安価に製造することができる。
また、本実施形態では複数の親機200は同一円上に配置されており、望ましくは等間隔に配置されている。複数の親機200を同一円上に配置することにより、各親機200の信号到達範囲ARが重複する領域を効率よく増やすことができる。この結果、各領域に位置する複数の子機100の発光色を個別に細かく制御でき、より高い演出効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では位置検出部103は子機100が受信した親機IDと受信しなかった親機IDの組み合わせにより子機100の位置を検出したが、親機IDの数値を平均することにより簡易的に子機100の位置を検出することができる。例えば、親機ID「P004」〜「P007」を子機100が受信した場合、親機IDの数値「4」〜「7」の総和を親機IDの総数「4」で割ると平均値「5.5」が得られる。したがって、位置検出部103は親機ID「P005」の親機200と親機ID「P006」の親機200の間の位置に子機100が存在すると判別する。仮に、親機ID「P005」の親機200が故障した場合、親機ID「4」,「6」,「7」の総和を親機IDの総数「3」で割ると平均値「5.6」が得られるが、この場合も位置検出部103は上記と同様に判断することができる。このように、一部の親機200が故障しても位置検出部103は子機100が存在するおおよその位置を検出することができる。さらに、会場が円形である場合、配線を含めて格子状に親機200を配置することは困難な場合があるが、本実施形態では、複数の親機200を同一円上に配置するため、円形の会場にも親機200を容易に配置することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態では12台の親機200の場合を説明したが、親機200の総数を増やして無線通信システムSの規模を拡大してもよい。
また、上述した実施形態では、子機100が検出した位置データを信号に含めて親機200を経由してサーバ装置300に送信したが、サーバ装置300が無線通信機能を備えていれば、子機100が検出した位置データを含んだ信号を、親機200を経由せずにサーバ装置300に送信してもよい。また、子機100が有線通信機能を備えていれば、子機100が検出した位置データを有線によりサーバ装置300に送信してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、マップデータのカラーIDに発光色情報を格納したが、発光パターンといった発光間隔を識別する発光間隔情報や発光量を識別する発光量情報を登録するようにしてもよい。発光間隔情報及び発光量情報はどちらか一方を採用してもよいし、両方を採用してもよい。また、これ以外の情報を加えて格納してもよい。これにより、さらに演出効果を高めることができる。
また例えば、上述した実施形態では、マップデータテーブルT2は各子機100の位置データをサーバ装置300が取得して生成することを説明したが、子機100が実際にどこに位置するかに関わらず位置と発光との関係を定めておくこともできる。例えば、親機200からサーバ装置300への位置データを送信せず、予めマップデータテーブルT2により位置と発光制御との関係を設定しておくなどの対応も行うことができる。
S 無線通信システム
100 子機
101 発光部
102 親機ID記憶部
103 位置検出部
104 データ処理部
105 無線通信部
106 制御部
200 親機
300 サーバ装置
301 受信部
302 データ処理部
303 マップデータ記憶部
304 送信部
305 カラーID設定部

Claims (6)

  1. それぞれ識別データが割り当てられた複数の無線通信装置と通信可能な無線通信端末であって、
    光を発する発光部と、
    前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信した識別データに基づいて、前記無線通信端末の位置を検出し、当該位置を表す位置データを生成する検出部と、
    前記検出部によって生成された前記位置データを前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに向けて無線で送信し、前記位置データに対応する、前記発光部の発光を制御する制御データを前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信する通信部と、
    前記通信部が受信した制御データに基づいて、前記発光部の発光を制御する制御部と、
    を有する無線通信端末。
  2. 前記制御データには前記位置データに対応する発光色が設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記制御データは、前記発光部の発光間隔と発光量の少なくとも一方を制御する情報をさらに含み、
    前記制御部は、前記制御データに基づいて、前記発光間隔と前記発光量の少なくとも一方をさらに制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  4. それぞれ識別データが割り当てられた複数の無線通信装置と接続された管理端末であって、
    前記識別データに基づいて生成された無線通信端末の位置を表す位置データを利用して、該位置データに対応する、前記無線通信端末が備える発光部の発光を制御する制御データを生成する生成部
    を有する管理端末。
  5. 識別データが割り当てられた無線通信装置であって、
    前記識別データを、発光部を備える無線通信端末に送信し、前記無線通信端末で前記識別データに基づいて生成された前記無線通信端末の位置を表す位置データを前記無線通信端末から受信し、前記位置データに対応する、前記発光部の発光を制御する制御データを前記無線通信端末に送信する通信部
    を有する無線通信装置。
  6. それぞれ識別データが割り当てられた複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置と接続された管理端末と、前記管理端末と前記複数の無線通信装置を介して通信可能な無線通信端末と、を含む無線通信システムであって、
    前記無線通信端末は、
    光を発する発光部と、
    前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信した識別データに基づいて、前記無線通信端末の位置を検出し、当該位置を表す位置データを生成する検出部と、
    前記検出部によって生成された前記位置データを前記管理端末に向けて無線で送信し、前記発光部の発光を制御する制御データを前記複数の無線通信装置の少なくとも1つから無線で受信する通信部と、
    前記通信部が受信した制御データに基づいて、前記発光部の発光を制御する制御部と、を備え、
    前記管理端末は、
    前記通信部から送信された前記位置データを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記位置データを利用して、前記制御データを生成する生成部と、
    前記生成部が生成した前記制御データを前記通信部に向けて送信する送信部と、を備える、無線通信システム。
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