JP2018073535A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池が機能しない低温環境に周辺環境が既になっている場合においても能動的に蓄電池を使用することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置100は、蓄電池40、ヒータ90、および温度制御部60を備えている。ヒータ90は、蓄電池40の周辺の空間を加熱する。空間温度センサ95A,95Bは、蓄電池40とは異なる電源であって蓄電池40の機能が停止する温度よりも低い温度で機能するヒータ用電源1000の電力によって駆動されることにより、蓄電池40の温度を検出する。温度制御部60は、空間温度センサ95A,95Bにより検出された蓄電池40の温度が、所定の温度以下の温度になった場合には、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御する。【選択図】図21

Description

本発明は、充電および放電をすることができる蓄電装置に関するものである。
従来から、系統電力や太陽光発電装置から供給される電力を充電し、その電力を様々な電気機器へ供給する蓄電装置の開発が進められている。この蓄電装置が屋外に設置される場合には、蓄電装置に内蔵されている蓄電池は、周辺環境の温度変化の悪影響を受け易い。そのため、蓄電池の周辺の温度管理が重要である。たとえば、蓄電池としてリチウムイオン電池を用いる場合には、蓄電池の周辺の温度がある温度以下まで低下すると、蓄電池が機能しなくなる。したがって、蓄電池を機能する状態へ回復させるためには、蓄電池の周辺の温度を上昇させるヒータを蓄電装置に設けている(特許文献1参照)。
特開2015−159115号公報 従来においては、蓄電装置において、蓄電池の周辺の温度を上昇させるためのヒータおよび蓄電池の温度を検出する温度センサの電力は、蓄電池から得られている。そのため、蓄電池が機能しないような低温に蓄電装置の周辺環境が既になっている場合には、温度センサおよびヒータを駆動させることができない。その結果、蓄電池を機能する状態へ能動的に回復させることができない。この場合、蓄電装置の周辺の気温が自然に上昇することにより、蓄電池の機能が受動的に回復するまで待つことになる。したがって、従来の蓄電装置は、蓄電池が機能しない低温環境の下で使用することができない。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、蓄電池が機能しない低温環境に周辺環境が既になっている場合においても能動的に蓄電池を使用することができる蓄電装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の態様に係る蓄電装置は、蓄電池と、前記蓄電池の周辺の空間を加熱するヒータと、前記蓄電池とは異なる電源であって前記蓄電池の機能が停止する温度よりも低い温度で機能するヒータ用電源の電力によって駆動されることにより、前記蓄電池の温度を検出する温度センサと、前記温度センサにより検出された前記蓄電池の温度が、所定の温度以下の温度になった場合には、前記蓄電池の周辺の空間を加熱するように前記ヒータを制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、蓄電池が機能しない低温環境に周辺環境が既になっている場合においても能動的に蓄電池を使用することができる。
本発明の実施の形態の蓄電装置の正面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の側面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の上面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の外側ケースの外側ケースカバーを外した状態の正面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の外側ケースカバーおよび内側ケースカバーの双方が取り外された状態の正面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の図5に示される構造のVI−VI線断面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の外側ケースカバーが取り外された状態の外側ケースの内側の面を示す図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の図7に示される構造のVIII−VIII線断面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の外側ケースの下面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の図7に示される構造のX−X線断面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の図7に示される構造のXI−XI線断面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の図7に示される構造のXII−XII線断面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の内側ケースの上面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の内側ケースの側面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の内側ケースの下面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の内側ケースカバーが取り外された状態の内側ケースの内側の面を示す図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の図16に示される構造のXVII−XVII線断面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の土台の上面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の土台の正面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の土台の側面図である。 本発明の実施の形態の蓄電装置の制御部とそれに接続された機器との関係を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態の蓄電池装置を説明する。各図面においては、同一の参照符号が同一の部分に付されている。同一の参照符号が付された同一の部分の説明は、特に必要がなければ、各図において繰り返されない。
図1〜図6を用いて、実施の形態の蓄電装置100の全体構成を説明する。
図1〜図3に示されるように、実施の形態の蓄電装置100は、直方体形状の外側ケース10と、外側ケース10を支持する直方体形状の土台20とを備えている。外側ケース10は、外側ケース10の正面、上面、下面、左側面、および右側面を構成する外側ケース本体12と、外側ケース10の正面を構成する外側ケースカバー11とを備えている。
外側ケースカバー11は、外側ケース本体12の正面側の開口を覆うように外側ケース本体12に取り付けられ、外側ケース本体12から取り外し可能な板形状を有している。土台20は、直方体の外形を有している土台本体22と、土台本体22の正面に取り付けられ、土台本体22の正面から取り外し可能な板状の土台カバー21とを有している。蓄電装置100は、その背面が外壁の外面に対向するように、かつ、その正面が外壁の外側面が向く側と同じ側を向くように設置される。
図4に示されるように、外側ケース本体12内には、内側ケース30が設けられている。内側ケース30は、内側ケース本体32と内側ケース本体32の正面側の開口を覆うように内側ケース本体32に取り付けられ、内側ケース本体32から取り外し可能な内側ケースカバー31とを有している。
図5および図6に示されるように、内側ケース本体32は、隙間をおいて互いに平行に並べられた板状の蓄電池パック40A,40Bからなる蓄電池40を内包する。内側ケース本体32は、下面に空気が流入する内側吸気口30Aを有し、背面に空気が流出する内側排気口30Bを有する。外側ケース本体12は、内側ケース本体32を内包する。外側ケース本体12は、内側吸気口30Aに連通し、空気が流入する外側吸気口10B、および、内側排気口30Bに連通し、空気が流出する外側排気口10Cを有する。そのため、気流が外側吸気口10B、内側吸気口30A、内側ケース30内の空間、内側排気口30B、および外側排気口10Cを経由して流れる。したがって、蓄電池40が自身の発熱によって限度を超えて高温になることを抑制することができる。
本実施の形態においては、外側ケース10と内側ケース30との2つのケースが存在する。そのため、太陽光に起因した蓄電池40の温度上昇を抑制することができる。その結果、蓄電池40の周辺の空間の温度が高すぎたり低すぎたりすることに起因して蓄電池40の動作に支障が生じることを抑制することができる。
図5から分かるように、蓄電装置100は、制御部56、空間温度センサ95(95A,95B)、および送風機80(80A,80B)を備えている。制御部56は、内側ケース30内に設けられ、蓄電池40の充放電を制御する。空間温度センサ95(95A,95B)は、蓄電池パック40Aと蓄電池パック40Bとの間の隙間に設けられており、直接的には、内側ケース30内の空間の温度を検出するが、それによって、蓄電池40の温度を間接的に検出する。
送風機80(80A,80B)が内側ケース30内に設けられている。送風機80は、制御部56によって制御されることにより蓄電池40および制御部56の周辺に気流を生じさせる。具体的には、制御部56は、空間温度センサ95(95A,95B)により検出された内側ケース30内の空間の温度情報に基づいて、内側ケース30内の空間の温度が所定の温度以上にならないように、送風機80(80A,80B)を制御している。
蓄電池40は、互いの間に気流が生じる隙間を置いて並べられた複数の板状の蓄電池パック40A,40Bからなる。そのため、換気による蓄電池40の全体の温度の低減の効果を高めることができる。
図5および図6から分かるように、蓄電装置100は、内側ケース30の内側吸気口30Aを開閉する吸気口開閉器70Aと、内側ケース30の内側排気口30Bを開閉する排気口開閉器70Bと、を備えている。制御部56は、送風機80(80A,80B)が駆動されている場合には、吸気口開閉器70Aおよび排気口開閉器70Bの双方を開状態に変化させる。そのため、蓄電池40の温度を蓄電池40が適切に動作できる範囲内の値に維持することができる。
また、図5および図6に示されるように、内側吸気口30Aは、内側ケース30の蓄電池40よりも下側の位置に設けられており、内側排気口30Bは、内側ケース30の蓄電池40よりに上側の位置に設けられている。そのため、蓄電池40の周辺においては、下方から上方へ流れる気流が生じる。その結果、水が蓄電池40まで到達するおそれを低減することができる。
土台20の底面、すなわち、蓄電装置100と地面とが接する面には、通気用の開口が設けられている。そのため、空気は、外部空間から土台20の側面と地面との間の隙間および土台20の底面の開口、具体的には、土台吸気口20F(図18参照)を経由して土台20内の吸気空間20Aへ流れ込む。その後、空気は、土台20内の吸気空間20Aから外側吸気口10Bおよび内側吸気口30Aをこの順番で経由して、内側ケース30内へ流れ込む。さらに、空気は、内側ケース30内の空間を下方から上方へ流れる。その後、空気は、内側排気口30Bから内側ケース30と外側ケース10との間の隙間空間10A(図6参照)へ流れ込む。また、空気は、図7に矢印で示されるように、隙間空間10Aにおいて上方から下方へ流れる。その後、空気は、外側排気口10Cから土台20内の排気空間20Bへ排出される。さらに、空気は、排気空間20Bから土台20の底面の開口、具体的には、土台排気口20G(図18参照)および土台20の側面と地面との間の隙間を経由して外部空間へ排出される。
図5に示されるように、土台本体22から土台カバー21が取り外された状態では、土台20の正面には2つの開口20Xおよび20Yが外部空間に面するが、これらの2つの開口20Xおよび20Yは、蓄電装置100を設置する場合の作業用の開口である。
図6から分かるように、内側ケース本体32の下面には、内側ケース30内に電気配線を導くための貫通孔30Dが設けられている。
図6、図8、図10〜図12から分かるように、蓄電装置100は、内側ケース30と外側ケース10との間に設けられた断熱材Xをさらに備えている。具体的には、内側ケース本体32と外側ケース本体12との間に断熱材Xが設けられている。断熱材Xは、6面体構造の内側ケース30の6面のそれぞれを覆っている。そのため、太陽光に対する断熱効果が高められている。
図9から分かるように、外側ケース本体12の下面には、外側ケース10内に電気配線を導くための貫通孔10Dが設けられている。
図6と図9とを対比すれば分かるように、内側ケース本体32に設けられている内側吸気口30Aと外側ケース本体12に設けられている外側吸気口10Bとは、平面視において、互いにずれた位置に設けられている。したがって、空気は、内側ケース本体32と外側ケース本体12との間の隙間を流れることにより、外側吸気口10Bから内側吸気口30Aまで流れる。
図13および図14から分かるように、内側ケース30は、直方体形状を有している。
図15〜図17から分かるように、内側ケース30には、内側吸気口30Aと内側排気口30Bとが設けられている。
図16に示されるように、内側排気口30Bには、空気を通過させるが、水を通過させないフィルタ33が設けられている。また、図17に示されるように、内側吸気口30Aには、空気を通過させるが、水を通過させないフィルタ34が設けられている。したがって、内側ケース30への水の侵入を抑制することができる。そのため、蓄電池40まで水が到達することを抑制することができる。
図15および図17から分かるように、貫通孔30Dが内側ケース30の底面に設けられている。貫通孔30Dには配線管(図示せず)が挿入されている。ただし、貫通孔30Dと配線管(図示せず)の間の隙間は、パテで埋められるため、空気は、実質的には、貫通孔30Dを経由して流れない。
図18〜図20に示されるように、外側ケース10の下側に、内部に間仕切り23によって互いに分離された吸気空間20Aおよび排気空間20Bを有する土台20が設けられている。土台20の上面には、連通排気口20C、連通吸気口20E、および開口20Dが設けられている。土台20の底面には、土台吸気口20Fおよび土台排気口20Gが設けられている。土台20は、土台吸気口20F、連通排気口20C、連通吸気口20E、および土台排気口20Gを有している。土台吸気口20Fは、空気を外部空間から吸気空間20Aへ流入させるためのものである。連通排気口20Cは、空気を土台20内の吸気空間20Aから内側ケース30内の空間へ流出させるためのものである。連通吸気口20Eは、空気を内側ケース30内の隙間空間10A(図6および図7参照)から土台20内の排気空間20Bへ流入させるためのものである。土台排気口20Gは、空気を排気空間20Bから外部空間へ流出させるためのものである。
なお、土台カバー21は、内側ケース30内の空間の温度を下げるために換気を必要とする夏等においては、取り外される。一方、土台カバー21は、内側ケース30内の空間の温度が下がらないように維持する必要がある冬等においては、土台本体22に取り付けられる。
土台排気口20Gは、空気を土台20内の排気空間20Bから外部空間へ流出させるためのものである。開口20Dは、配線等を通過させるためのものである。
外側ケース10の外側吸気口10Bは、連通排気口20C、土台20内の吸気空間20A、および土台吸気口20Fを経由して、外部空間と連通している。外側ケース10の外側排気口10Cは、連通吸気口20E、土台20内の排気空間20B、および土台排気口20Gを経由して、外部空間と連通している。本実施の形態の蓄電装置100においては、前述のように、吸気および排気のための蓄電装置100の内部空間と外部空間との連通路が、土台20に、より具体的には土台20の底面に設けられている。そのため、吸気および排気に起因して内側ケース30内の蓄電池40まで水が到達するおそれがさらに低減される。
図21に示される回路構成図から分かるように、蓄電装置100は、蓄電池40、ヒータ90、温度制御部60、および蓄電池制御部50を備えている。蓄電池制御部50は、蓄電池40の動作を制御する。ヒータ90は、蓄電池40の周辺の空間を加熱する。空間温度センサ95(95A,95B)は、蓄電池40とは異なる電源であって蓄電池40の機能が停止する温度よりも低い温度で機能するヒータ用電源1000の電力によって駆動されることにより、蓄電池40の温度を検出する。
温度制御部60は、空間温度センサ95(95A,95B)により検出された蓄電池40の温度が、所定の温度以下の温度になった場合には、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御する。そのため、蓄電池40の機能が停止するような低温度環境下においても、蓄電池40をヒータ90で加熱して機能停止状態から通常状態へ回復させることができる。
前述の所定の温度は、本実施の形態においては、蓄電池40が機能停止する温度よりも高い温度であるものとする。そのため、蓄電池40の温度を蓄電池40が機能することが可能な温度に維持することができる。その結果、蓄電池40の機能停止が生じることを抑制することができる。ただし、前述の所定の温度は、蓄電池40が一旦停止してもよい状況で使用するのであれば、蓄電池40が機能停止する温度よりも若干低い温度であってもよい。
蓄電池40は、前述のように、互いに隣接して設置された複数の板状の蓄電池パック40A,40Bを含んでいる。空間温度センサ95A,95Bは、複数の板状の蓄電池パック40A,40B同士の間に設けられている。そのため、蓄電池40の温度に近い温度を測定することができる。
実施の形態の内側ケース30は、前述のように、吸気口開閉器70Aおよび排気口開閉器70Bが設けられている。内側ケース30は、前述のように、蓄電池40、ヒータ90、空間温度センサ95(95A,95B)、および温度制御部60を収納している。内側ケース30は、前述のように、空気が流入する内側吸気口30Aと、空気が流出する内側排気口30Bとを有している。吸気口開閉器70Aは、温度制御部60に制御されることにより、内側ケース30の内側吸気口30Aを開閉する機構である。排気口開閉器70Bは、温度制御部60に制御されることにより、内側ケース30の内側排気口30Bを開閉する機構である。
温度制御部60は、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御しているときには、吸気口開閉器70Aおよび排気口開閉器70Bの双方を閉じる。そのため、内側吸気口30Aおよび内側排気口30Bにより蓄電池40の周辺の空間の温度がある温度より高い場合に暖気を排出することができる。一方、蓄電池40の周辺の空間の温度がある温度より低い場合には、ヒータ90による蓄電池40の周辺の空間の温度を急速に上昇させることができる。
前述のように、内側ケース30の下部に内側吸気口30Aが設けられており、内側ケース30の上部に内側排気口30Bが設けられている。そのため、内側ケース30内へ流れ込んだ空気は、内側ケース30内を下方から上方へ流れる。ヒータ90は、蓄電池40の下側に設けられている。したがって、ヒータ90によって生成された暖気を効率的に蓄電池40の周辺まで到達させることができる。
図21に示されるように、蓄電装置100は、空間温度センサ95(95A,95B)とは別に、蓄電池40の内部に設けられ、蓄電池40の電力により駆動され、蓄電池40の温度を検出する内部温度センサ40AT,40BTを備えている。また、蓄電池制御部50は、内部温度センサ40AT,40BTが検出した蓄電池の温度情報を温度制御部60へ送信する。
温度制御部60は、内部温度センサ40AT,40BTにより検出された蓄電池40の温度が、特定の温度以下の温度になった場合には、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御する。そのため、内部温度センサ40AT,40BTにより、蓄電池40の温度を正確に把握して、ヒータ90を制御できる。一方、蓄電池40の機能が停止することに起因して内部温度センサ40AT,40BTが機能しないような低温の場合には、上述の空間温度センサ95(95A,95B)を用いてヒータ90を制御することができる。
なお、蓄電池40がリチウムイオン電池であり、ヒータ用電源1000が、ニッケル水素電池、鉛蓄電池、または系統電力の電源等であってもよい。つまり、比較的高い温度で機能が停止し易いリチウムイオン電池を蓄電池40として用いていても、ヒータ用電源1000として他の電源が利用され得る。
以下、実施の形態の蓄電装置100の特徴的構成およびそれにより得られる効果を説明する。
(1) 蓄電装置100は、蓄電池40、ヒータ90、および制御部(温度制御部60)を備えている。ヒータ90は、蓄電池40の周辺の空間を加熱する。温度センサ(空間温度センサ95A,95B)は、蓄電池40とは異なる電源であって蓄電池40の機能が停止する温度よりも低い温度で機能するヒータ用電源1000の電力によって駆動されることにより、蓄電池40の温度を検出する。制御部(温度制御部60)は、温度センサ(空間温度センサ95A,95B)により検出された蓄電池40の温度が、所定の温度以下の温度になった場合には、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御する。これによれば、蓄電池40の機能が停止するような低温度環境下においても、蓄電池40をヒータ90で加熱して機能停止状態から回復させることができる。
(2) 所定の温度は、蓄電池40が機能停止する温度よりも高い温度であってもよい。これによれば、蓄電池40の温度を蓄電池40が機能することが可能な温度に維持することができる。そのため、蓄電池40の機能停止が生じない。
(3) 蓄電池40は、互いに隣接して設置された複数の蓄電池パック40A,40Bを含み、温度センサ(空間温度センサ95A,95B)は、複数の蓄電池パック40A,40B同士の間に設けられていてもよい。これによれば、蓄電池40の温度に近い温度を測定することができる。
(4) ケース(内側ケース30)は、吸気口開閉器70A、および排気口開閉器70Bを備えていてもよい。ケース(内側ケース30)は、蓄電池40、ヒータ90、温度センサ(空間温度センサ95A,95B)、および制御部(温度制御部60)を収納し、空気が流入する吸気口(内側吸気口30A)と空気が流出する排気口(内側排気口30B)とを有していてもよい。吸気口開閉器70Aは、吸気口(内側吸気口30A)を開閉する。排気口開閉器70Bは、排気口(内側排気口30B)を開閉する。制御部(温度制御部60)は、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御しているときには、吸気口開閉器70Aおよび排気口開閉器70Bの双方を閉じることが好ましい。これによれば、吸気口(内側吸気口30A)および排気口(内側排気口30B)により蓄電池40の周辺の空間の温度が高すぎる場合に暖気を排出することができる一方で、蓄電池40の周辺の空間の温度が低すぎる場合には、ヒータ90による蓄電池40の周辺の空間の温度を急速に上昇させることができる。
(5) ケース(内側ケース30)の下部に吸気口(内側吸気口30A)が設けられており、ケース(内側ケース30)の上部に排気口(内側排気口30B)が設けられていてもよい。この場合、ケース(内側ケース30)内へ流れ込んだ空気は、ケース(内側ケース30)内を下方から上方へ流れるように構成されている。ヒータ90は、蓄電池40の下側に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、ヒータ90によって生成された暖気を効率的に蓄電池40の周辺まで到達させることができる。
(6) 蓄電装置100は、温度センサ(空間温度センサ95A,95B)とは別に、蓄電池40の内部に設けられ、蓄電池40の電力により駆動され、蓄電池40の温度を検出する内部温度センサ40AT,40BTをさらに備えていてもよい。制御部(温度制御部60)は、内部温度センサ40AT,40BTにより検出された蓄電池40の温度が、特定の温度以下の温度になった場合には、蓄電池40の周辺の空間を加熱するようにヒータ90を制御することが好ましい。これによれば、内部温度センサ40AT,40BTにより、蓄電池40の温度を正確に把握して、ヒータ90を制御できる一方で、蓄電池40の機能が停止するような低温の場合には、上述の温度センサ(空間温度センサ95A,95B)を用いてヒータ90を制御することができる。
(7) 蓄電池40がリチウムイオン電池であり、ヒータ用電源1000が、ニッケル水素電池、鉛蓄電池40、または系統電力の電源であってもよい。比較的高い温度で機能が停止し易いリチウムイオン電池を蓄電池40として用いていても、ヒータ用電源1000として他の電源が利用され得る。
30 内側ケース(ケース)
30A 内側吸気口(吸気口)
30B 内側排気口(排気口)
40 蓄電池
40A,40B 蓄電池パック
60 温度制御部(制御部)
70A 吸気口開閉器
70B 排気口開閉器
90 ヒータ
95A,95B 空間温度センサ(温度センサ)
100 蓄電装置
1000 ヒータ用電源

Claims (7)

  1. 蓄電池と、
    前記蓄電池の周辺の空間を加熱するヒータと、
    前記蓄電池とは異なる電源であって前記蓄電池の機能が停止する温度よりも低い温度で機能するヒータ用電源の電力によって駆動されることにより、前記蓄電池の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサにより検出された前記蓄電池の温度が、所定の温度以下の温度になった場合には、前記蓄電池の周辺の空間を加熱するように前記ヒータを制御する制御部と、を備えた、蓄電装置。
  2. 前記所定の温度は、前記蓄電池が機能停止する温度よりも高い温度である、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電池は、互いに隣接して設置された複数の蓄電池パックを含み、
    前記温度センサは、前記複数の蓄電池パック同士の間に設けられた、請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電池、前記ヒータ、前記温度センサ、および前記制御部を収納し、空気が流入する吸気口と空気が流出する排気口とを有するケースと、
    前記吸気口を開閉する吸気口開閉器と、
    前記排気口を開閉する排気口開閉器と、を備え、
    前記制御部は、前記蓄電池の周辺の空間を加熱するように前記ヒータを制御しているときには、前記吸気口開閉器および前記排気口開閉器の双方を閉じる、請求項1〜3のいずれかに記載の蓄電装置。
  5. 前記ケースの下部に吸気口が設けられており、
    前記ケースの上部に排気口が設けられており、
    前記ケース内へ流れ込んだ空気は、前記ケース内を下方から上方へ流れるように構成されており、
    前記ヒータは、前記蓄電池の下側に設けられた、請求項1〜3のいずれかに記載の蓄電装置。
  6. 前記温度センサとは別に、前記蓄電池の内部に設けられ、前記蓄電池の電力により駆動され、前記蓄電池の温度を検出する内部温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記内部温度センサにより検出された前記蓄電池の温度が、特定の温度以下の温度になった場合には、前記蓄電池の周辺の空間を加熱するように前記ヒータを制御する、請求項1〜5のいずれかに記載の蓄電装置。
  7. 前記蓄電池がリチウムイオン電池であり、
    前記ヒータ用電源が、ニッケル水素電池、鉛蓄電池、または系統電力の電源である、請求項1〜6のいずれかに記載の蓄電装置。
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