JP2018073381A - 情報処理装置、情報提示装置、情報提示システム、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報提示装置、情報提示システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容器の内容物の残量に関する情報を得る技術の利便性を向上させた情報処理装置、情報提示装置、情報提示システム、およびプログラムを提供する。【解決手段】情報提示システム1において、情報処理装置は、通信部と、制御部と、を備える。通信部は、センサ容器からセンサ容器の姿勢に関する情報を受信する。制御部は、受信したセンサ容器の姿勢に関する情報に基づいてセンサ容器の内容物の残量の算出値を算出する。制御部は、当該算出値に基づいて残量の推定値を決定する。通信部は、決定された残量の推定値を外部に送信する。制御部は、残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、算出値に基づく推定値の決定を行わないことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報提示装置、情報提示システム、およびプログラムに関する。
従来、容器の内容物の残量に関する情報を得るための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、容器が所定の角度よりも大きく傾けられると、容器の底部に備えられた小球の移動によってお代わり信号が無線送信される、飲み物お代わりタイミング検知システムが開示されている。特許文献2には、容器に備えられた残量計測器によって容器内の内容物の残量を計測し、内容物の残量が所定の閾値以下となった場合に、その旨をサーバに送信する指示システムが開示されている。
特開2012−170525号公報 特開2010−191500号公報
従来、容器の内容物の残量に関する情報を得る技術の利便性を向上させることが望まれている。
本開示は、利便性を向上させた情報処理装置、情報提示装置、情報提示システム、およびプログラムに関する。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、通信部と、制御部と、を備える。前記通信部は、センサ容器から前記センサ容器の姿勢に関する情報を受信する。前記制御部は、受信した前記センサ容器の姿勢に関する情報に基づいて前記センサ容器の内容物の残量の算出値を算出する。前記制御部は、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定する。前記通信部は、決定された前記残量の推定値を外部に送信する。前記制御部は、前記残量の算出値が所定時間で第1所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない。
本開示の一実施形態に係る情報提示装置は、通信部と、制御部と、情報提示部と、を備える。前記通信部は、センサ容器から前記センサ容器の姿勢に関する情報を受信する。前記制御部は、受信した前記センサ容器の姿勢に関する情報に基づいて前記センサ容器の内容物の残量の算出値を算出する。前記制御部は、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定し、決定した前記残量の推定値に基づいて提示情報を決定する。前記情報提示部は、決定した前記提示情報を提示する。前記制御部は、前記残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない。
本開示の一実施形態に係る情報提示システムは、センサ容器と、情報処理装置と、情報提示装置と、を含む。前記センサ容器は、容器と、センサと、第1の通信部と、を備える。前記センサは、前記容器の姿勢に関する情報を検出する。前記第1の通信部は、検出された前記容器の姿勢に関する情報を外部に送信する。前記情報処理装置は、第2の通信部と、第1の制御部と、を備える。前記第2の通信部は、センサ容器から前記センサ容器の姿勢に関する情報を受信する。前記第1の制御部は、受信した前記センサ容器の姿勢に関する情報に基づいて前記センサ容器の内容物の残量の算出値を算出する。前記第1の制御部は、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定する。前記第2の通信部は、決定された前記残量を外部に送信する。前記第1の制御部は、前記残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない。前記情報提示装置は、第3の通信部と、第2の制御部と、情報提示部と、を備える。前記第3の通信部は、前記残量の推定値を情報処理装置から受信する。前記第2の制御部は、受信した前記残量の推定値に基づいて提示情報を決定する。前記情報提示部は、決定した前記提示情報を提示する。
本開示の一実施形態に係るプログラムは、情報処理装置を制御するプログラムである。前記プログラムは、容器の姿勢に関する情報を受信する処理を情報処理装置に実行させる。前記プログラムは、受信した前記容器の姿勢に関する情報に基づいて前記容器の内容物の残量の算出値を算出し、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定する処理を、情報処理装置に実行させる。前記プログラムは、決定された前記残量の推定値を外部に送信する処理を情報処理装置に実行させる。前記プログラムは、前記残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない処理を前記情報処理装置に実行させる。
本開示の一実施形態によれば、利便性を向上させた情報処理装置、情報提示装置、情報提示システム、およびプログラムが実現される。
本開示の一実施形態に係る情報提示システムの概略構成を示すブロック図である。 容器センサが容器に取り付けられる様子を示す図である。 容器センサが取り付けられた容器の姿勢を示す図である。 情報提示装置に表示される第1画面を示す図である。 情報提示装置に表示される第2画面を示す図である。 容器センサの動作を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 情報処理装置が行うプロセスの詳細の一例を示すフローチャートである。 図9に示したプロセスに従って情報処理装置を動作させたときの実験結果を示すグラフである。 実施形態の変形例に係る容器センサが容器に取り付けられた状態を示す図である。 実施形態の変形例に係る情報提示装置に表示される第3画面を示す図である。 実施形態の変形例に係る情報提示システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(情報提示システムの概要)
図1を参照して、一実施形態に係る情報提示システム1の概要について説明する。情報提示システム1は、容器センサ10と、情報処理装置20と、情報提示装置30と、を備える。容器センサ10、情報処理装置20、および情報提示装置30は、ネットワーク50を介して互いに通信可能である。ネットワーク50には、例えば無線通信および有線通信を行うための1つ以上の回線が含まれてよい。ネットワーク50には、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、およびインターネット等が含まれてよい。通信を行う装置間に、任意の通信機器が介在してよい。通信機器には、例えばルータ機器およびアクセスポイント機器等が含まれてよい。
容器センサ10は、多様な容器に取り付けられてよい。容器センサ10と容器とは、まとめてセンサ容器と呼ぶ場合がある。複数の容器センサ10は、形状、模様、色、印、材質等により外観が互いに異なってよい。互いに識別可能な複数の容器センサ10は、グラスマーカ、ボトルマーカ、カップマーカ、ワインマーカなどの容器を識別する目印として活用しうる。容器センサ10は、容器と一体的に形成されてよい。例えば、容器センサ10は、容器となる基材の内に内蔵される。容器センサ10を内蔵する容器は、センサ容器と呼ぶ場合がある。容器には、例えばコップ、カップ、グラス、シリンダ、紙パック、ボトル、椀、ボウル、お猪口、徳利、盆、鉢、釜、トレー、タンク、バケツ、じょうろ、やかん、水差し、および缶等、任意の器が含まれてよい。容器センサ10は、容器の姿勢に関する情報を検出する。姿勢に関する情報の詳細については後述する。容器センサ10は、検出された姿勢に関する情報を、情報処理装置20に送信する。
情報処理装置20は、情報処理機能を有する任意の装置を含んでよい。例えば、情報処理装置20として、サーバ装置、PC(Personal Computer)、スマートフォン、およびタブレット型端末装置等の装置が採用可能であってよい。情報処理装置20は、容器センサ10から姿勢に関する情報を受信する。情報処理装置20は、受信された姿勢に関する情報に基づいて、容器の内容物の残量に関する情報を決定する。残量に関する情報の詳細については後述する。情報処理装置20は、決定された残量に関する情報を、情報提示装置30へ送信する。
情報提示装置30は、使用者に対して情報を提示する機能を有する任意の装置を含んでよい。本開示において、情報を提示する処理には、例えば当該情報を画面上に表示する処理、ならびに、当該情報を音声出力する処理等が含まれてよい。例えば、情報提示装置30として、PC、スマートフォン、タブレット型端末装置、およびPDA(Personal Data Assistant)端末装置等の装置が採用可能であってよい。情報提示装置30は、情報処理装置20から残量に関する情報を受信する。情報提示装置30は、受信された残量に関する情報に基づく提示情報を提示する。提示情報の詳細については後述する。
情報提示システム1は、多様なサービスに利用可能であってよい。一実施形態において、情報提示システム1が飲食物の提供サービスに利用される例について説明する。情報提示システム1のサービスを利用する施設は、1つ以上の容器センサ10および1つ以上の情報提示装置30を備える。施設は、例えば食堂及び酒場などの飲食店、並びに斎場、祭場、及び式場などの催事場を含む。情報処理装置20は、任意の場所に備えられる。情報処理装置20は、例えば、情報提示システム1のサービスを利用する施設内もしくは施設外に備えられる。
容器センサ10は、例えば図2に示すように、飲食店の客が注文した飲み物の容器80に取り付け可能な取付部15を有してよい。容器センサ10は、取付部15を介して容器80に取り付けられる。容器80に対する容器センサ10の取付位置および取付方法は、任意に決定可能である。例えば、容器センサ10は、取付部15を介して容器80の底部に嵌合されてよい。
情報提示装置30は、例えば店舗のバックヤードに備えてよく、または店員が携帯してよい。情報提示装置30は、例えば客の飲み物の残量が少なくなったことを示す提示情報を提示する。店員は、当該提示情報に基づいて、客の飲み物の残量が少なくなったことを認識可能である。店員は、例えば飲み物の容器が不透明で外観から残量を視認できない場合であっても、当該提示情報に基づいて飲み物の残量が少なくなったことを認識可能である。店員は、例えば客が次の飲み物を注文するより前に、提示情報に基づいて能動的に注文を取りに行くことができる。店員は、例えば客の飲み物の容器を目視せずに、提示情報に基づいて客の飲み物の空き状況を把握できる。情報提示システム1を利用する店舗は、客にとって飲食物の提供に関するサービス品質が向上される。情報提示システム1は、店員にとって利便性が高い。
情報提示装置30は、例えば客席に備えられてよい。かかる場合、情報提示装置30は、ユーザ操作に応じて注文を受け付け可能であってよい。情報提示装置30は、例えば客の飲み物の残量が少なくなったことを示す提示情報を提示する。客は、例えば飲み物の容器が不透明で残量を視認できない場合であっても、当該提示情報に基づいて同じグループの他の客の飲み物の残量が少なくなったことを認識可能である。客は、例えば飲み物の残量が少なくなったタイミングで次の飲食物を注文しやすくなる。客にとって利便性が高い情報提示システム1が実現される。情報提示システム1は、次の飲食物を注文する動機付けを能動的に客に与える。情報提示システム1は、店舗にとって利便性が高い。
情報提示システム1の各構成要素について、詳細に説明する。
(容器センサ)
図1に示すように、容器センサ10は、通信部11と、センサ12と、記憶部13と、制御部14と、を含む。
容器センサ10の通信部11は、ネットワーク50を介して情報の送信および受信を行うインターフェースを含む。例えば、通信部11は、無線通信を行うためのアンテナを含んでよい。
容器センサ10のセンサ12は、容器80の姿勢に関する情報を検出する。容器80の姿勢は、例えば客が容器80の内容物を飲む際に変化し得る。姿勢に関する情報は、例えば容器80の傾きを含んでよい。容器80の傾きは、例えば水平面と容器80の底部とが成す角度に一致する。例えば、図3(a)では、容器80の傾きは0°である。図3(b)では、容器80の傾きはα°である。図3(c)では、容器80の傾きはβ°である。図3(d)では、容器80の傾きはγ°である。図3に示す例では、0<α<β<γである。センサ12として、例えば加速度センサおよびジャイロセンサ等が採用可能である。
容器80の姿勢は、容器80の内容物の残量と関係している。例えば図3に示すように、容器80の傾きが大きくなると、容器80の内容物Cの残量が少なくなり得る。このため、容器80の姿勢に関する情報に基づいて、容器80の内容物の残量の推定が可能である。一実施形態において、容器80の内容物の残量の推定は、後述するように情報処理装置20が行ってよい。
容器センサ10の記憶部13は、例えば一次記憶装置または二次記憶装置を含む。記憶部13は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、および光メモリ等を含んでよい。記憶部13は、容器センサ10の動作に必要な種々の情報およびプログラムを記憶する。
容器センサ10の制御部14は、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、および特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けIC(ASIC;Application Specific Integrated Circuit)を含んでよい。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイス(PLD;Programmable Logic Device)を含んでよい。PLDは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を含んでよい。制御部14は、1つまたは複数のプロセッサが協働するSoC(System-on-a-Chip)、およびSiP(System In a Package)のいずれかであってもよい。制御部14は、容器センサ10全体の動作を制御する。
制御部14は、センサ12から容器80の姿勢に関する情報を取得する。姿勢に関する情報は、容器80の姿勢を一意に定めうる数値を含みうる。姿勢に関する情報は、容器80の姿勢を一意に示す数値を含みうる。姿勢に関する情報は、容器80の傾斜角を一意に定めうる数値を含みうる。姿勢に関する情報は、容器80の傾斜角を一意に示す数値を含みうる。姿勢に関する情報は、容器80の傾斜角の経時変化を示す数値を含みうる。姿勢に関する情報は、センサ12としての加速度センサまたはジャイロセンサ等が取得する生データを含みうる。制御部14は、姿勢に関する情報を記憶部13に一時的に記憶してよい。制御部14は、通信部11を介して姿勢に関する情報を外部に送信する。制御部14は、姿勢に関する情報を逐次送信してよい。制御部14は、センサ12から取得した姿勢に関する情報を所定時間毎に送信してよい。制御部14は、所定の時間単位で纏めた時系列データとして送信してよい。制御部14は、所定の時間単位の最新データを送信してよい。制御部14は、情報の送信先を情報処理装置20に定めて、姿勢に関する情報を送信してよい。制御部14は、情報の送信先を指定することなく、姿勢に関する情報を送信してよい。かかる場合、容器センサ10と情報処理装置20との間に介在する通信機器が、姿勢に関する情報を、容器センサ10から受信して情報処理装置20へ送信してよい。制御部14は、姿勢に関する情報とともに、容器センサ10の識別情報を送信してよい。容器センサ10の識別情報には、例えばMACアドレスおよびIPアドレス等が含まれてよい。制御部14は、姿勢に関する情報とともに、容器センサ10の位置情報を送信してよい。容器センサ10の位置情報は、例えば容器センサ10に備えられたGPS(Global Positioning System)モジュールを用いて取得されてよく、あるいは上述した通信機器から取得されてよい。
(情報処理装置)
図1に示すように、情報処理装置20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
情報処理装置20の通信部21は、ネットワーク50を介して情報の送信および受信を行うインターフェースを含む。
情報処理装置20の記憶部22は、例えば一次記憶装置または二次記憶装置を含む。記憶部22は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、および光メモリ等を含んでよい。記憶部22は、情報処理装置20の動作に必要な種々の情報およびプログラムを記憶する。
情報処理装置20の制御部23は、1つ以上のプロセッサを含む。制御部23は、情報処理装置20の動作全体を制御してよい。情報処理装置20は、以下に説明する制御部23が行う処理を、非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されたプログラムを読み込んで実装するように構成されてよい。非一時的なコンピュータ可読媒体は、磁気記憶媒体、光学記憶媒体、光磁気記憶媒体、半導体記憶媒体を含むがこれらに限られない。
例えば、制御部23は、通信部21を介して、容器センサ10から容器80の姿勢に関する情報を受信する。制御部23は、姿勢に関する情報を記憶部22に記憶する。制御部23は、姿勢に関する情報に基づいて、容器80の姿勢を推定してよい。制御部23は、姿勢に関する情報に基づいて、容器80の内容物の残量に関する情報を決定する。残量に関する情報には、例えば容器80の内容物の残量の推定値が含まれてよい。残量に関する情報を決定する処理には、残量を推定する処理が含まれてよい。残量を推定する処理には、任意のアルゴリズムが採用可能である。
制御部23は、姿勢に関する情報に基づいて、容器80の傾きの最大値を推定してよい。制御部23は、容器80の傾きの最大値に応じて残量を推定してよい。以下、決定された残量の推定値を推定残量ともいう。容器80の傾きと内容物の残量との対応関係を示す対応情報は、例えば実験、シミュレーション、統計によって予め決定可能である。対応情報は、例えばルックアップテーブルとして記憶部22に予め記憶されてよい。例えば、ルックアップテーブルにおいて、傾き0°には残量100%が対応付けられる。傾き45°には残量50%が対応付けられる。傾き90°以上には残量0%が対応付けられる。容器80の傾きと内容物の残量との対応関係は、上述の例に限られない。例えば、内容物の残量は、百分率ではなく、体積または質量を表す任意の単位で示されてよい。
残量を推定する際に、制御部23は、容器80の傾きが、異常値であるか否かを判定してよい。姿勢に関する情報に示される容器80の傾きが異常値であるか否かの判断には、任意のアルゴリズムが採用可能である。例えば、制御部23は、容器80の傾きの時系列データにおいて、傾き最大値が比較的鋭いピークとして表れている場合、当該最大値を異常値であると判定してよい。制御部23は、容器80の傾きの時間微分値の絶対値が所定の閾値以上である場合、傾きの当該変化を異常値であると判定してよい。制御部23は、異常値であると判定された傾きの当該最大値を用いる残量の推定を停止する。かかる制御部23は、容器80の内容物の残量を推定する精度を高めることができる。
制御部23は、決定された残量に関する情報を情報提示装置30に送信する。残量に関する情報は、例えば、推定残量を百分率で示す情報、および推定残量を体積もしくは質量を表す所定の単位で示す情報を含んでよい。制御部23は、残量に関する情報とともに、容器センサ10から受信した情報を送信してよい。容器センサ10から受信した情報には、容器80の姿勢に関する情報と、容器センサ10の識別情報と、容器センサ10の位置情報と、が含まれてよい。制御部23は、姿勢に関する情報が検出された時刻を送信してよい。
(情報提示装置)
図1に示すように、情報提示装置30は、通信部31と、表示部32と、操作部33と、記憶部34と、制御部35と、を備える。
情報提示装置30の通信部31は、ネットワーク50を介して情報の送信および受信を行うインターフェースを含む。
情報提示装置30の表示部32は、任意の表示デバイスを含みうる。表示デバイスには、例えば液晶ディスプレイおよび有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等が含まれてよい。
情報提示装置30の操作部33は、ユーザ操作を受け付け可能なユーザインターフェースを含む。ユーザインターフェースには、例えば物理キー、タッチキー、マウス、タッチパネル、およびタッチスクリーン等が含まれてよい。操作部33がタッチスクリーンを含む場合、表示部32と操作部33とが1つのモジュールとして構成されてよい。
情報提示装置30の記憶部34は、例えば一次記憶装置または二次記憶装置を含む。記憶部34は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、および光メモリ等を含んでよい。記憶部34は、情報提示装置30の動作に必要な種々の情報およびプログラムを記憶する。
情報提示装置30の制御部35は、1つ以上のプロセッサを含む。制御部35は、情報提示装置30の動作全体を制御する。
例えば、制御部35は、飲食店における客席をそれぞれ識別可能な第1識別情報を記憶部34に記憶する。第1識別情報は、例えば飲食店の店員によって予め入力されてよい。
制御部35は、飲食店に入店した客グループを識別可能な第2識別情報を記憶部34に記憶する。制御部35は、1つの客グループが利用する全ての客席に対応する第1識別情報を1つの第2識別情報に対応付けてよい。客グループは、1名以上の客を含むグループである。制御部35は、例えば客グループが入店する度に飲食店の店員が行うユーザ操作に基づいて、第2識別情報を第1識別情報に対応付ける上記の処理を実行してよい。
制御部35は、容器センサ10の識別情報を、当該容器センサ10を利用する客グループの第2識別情報に対応付けて記憶する。制御部35は、例えば容器センサ10が取り付けられた容器80を用いて飲み物を客グループに対して提供する際に店員が行うユーザ操作に基づいて、当該容器センサ10の識別情報を客グループの第2識別情報に対応付ける上記の処理を実行してよい。制御部35は、客グループに提供された容器80に取り付けられた容器センサ10の位置情報に基づいて、当該容器センサ10の識別情報を客グループの第2識別情報に対応付ける上述の処理を自動的に実行してよい。制御部35は、例えば記憶部34に予め記憶された各客席の位置情報に基づいて、容器センサ10の位置情報に対応する客席を特定する。制御部35は、特定された客席の第1識別情報に対応付けられた客グループの第2識別情報に対応付けて、当該容器センサ10の識別情報を記憶する。
このようにして、客席と、客グループと、容器センサ10と、が相互に対応付けられる。
制御部35は、容器センサ10の識別情報と、客グループの第2識別情報と、の対応付けを解消する。制御部35は、容器センサ10に対応する、容器80の姿勢に関する情報、内容物の残量に関する情報、および提示情報を初期化する。制御部35は、例えば客グループから容器80および容器センサ10を回収する際に飲食店の店員が行うユーザ操作に基づいて、対応付けの解消および情報の初期化を行う上記の処理を実行してよい。
制御部35は、通信部31を介して、情報処理装置20から容器80の内容物の残量に関する情報を受信する。制御部35は、残量に関する情報を記憶部34に記憶する。
制御部35は、残量に関する情報に基づいて、推定残量に応じた残量レベルを決定してよい。残量レベルは、所定の基準値と比較した推定残量の程度を示す。基準値および残量レベルの内容は、任意に定められてよい。例えば、制御部23は、推定残量が0%であるとき、残量レベルを「空」に定める。制御部23は、推定残量が0%より大きく第1基準値未満であるとき、残量レベルを「少ない」に定める。制御部23は、推定残量が第1基準値以上であるとき、残量レベルを「多い」に定める。制御部35は、客グループに関する情報に基づいて、当該客グループに対応付けられた容器センサ10について、上記の基準値を変化させてよい。客グループに関する情報には、例えば当該客グループの注文頻度を示す情報が含まれてよい。例えば、制御部35は、客グループの注文頻度が所定の基準頻度以上である場合、残量レベルを決定するための基準値を増加させてよい。あるいは、制御部35は、客グループの注文頻度が所定の基準頻度未満である場合、残量レベルを決定するための基準値を減少させてよい。基準頻度は、任意に定められてよい。
制御部35は、残量に関する情報に基づいて、提示情報を決定する。制御部35は、決定された提示情報を提示する。一実施形態において、制御部35は、提示情報を画面として表示部32に表示させる。以下、具体的に説明する。
(第1画面)
図4を参照して、例えば飲食店のバックヤードに設置されまたは店員によって携帯される情報提示装置30によって提示される提示情報について、具体的に説明する。情報提示装置30の制御部35は、提示情報として、1つ以上の第1画面110を表示部32に表示させる。
1つの第1画面110が、1つの客グループに対応して設けられる。第1画面110上には、対応する客グループに関する任意の情報が表示されてよい。例えば、第1画面110上には、対応する客グループの第2識別情報111が表示される。第1画面110上の領域112内には、客グループに提供中の容器80毎に、残量に関する情報が文字および画像を用いて表示される。領域112内には、残量レベル毎に、客グループに提供中の容器80の数が表示される。
制御部35は、客グループ毎に、残量レベルに基づいて警告情報113を表示してよい。警告情報113は、例えば文字または画像を含んでよい。警告情報113によって、飲食店の店員は、例えば優先的に注文を取りに行くべき客グループを一見して把握可能となる。警告情報113を表示する処理には、任意のアルゴリズムが採用可能である。
例えば、制御部35は、客グループに提供中の容器80のうち、残量レベルが「空」である容器80の数が所定の基準数以上である場合に、当該客グループに対応する第1画面110上に警告情報113を表示してよい。
あるいは、制御部35は、客グループに提供中の各容器80について、残量レベルに応じた評価値を決定してよい。例えば、制御部35は、残量レベルが「空」である容器80の評価値を2ポイントに定める。制御部35は、残量レベルが「少ない」である容器80の評価値を1ポイントに定める。制御部35は、残量レベルが「多い」である容器80の評価値を0ポイントに定める。制御部35は、決定された評価値の合計が所定の閾値以上である場合に、当該客グループに対応する第1画面110上に警告情報113を表示してよい。
(第2画面)
図5を参照して、客グループが利用する客席に設置される情報提示装置30によって提示される提示情報について、具体的に説明する。情報提示装置30の制御部35は、提示情報として、第2画面120を表示部32に表示させる。
第2画面120上の領域121内には、客グループに提供中の容器80毎に、残量に関する情報が文字および画像を用いて表示されてよい。
第2画面120上の領域122内には、客グループに対して注文を促すための促進情報が表示されてよい。促進情報には、例えば所定のアルゴリズムで選択された飲食物の注文を受け付けるGUI(Graphical User Interface)が含まれてよい。飲食物の選択には、任意のアルゴリズムが採用可能である。例えば、制御部35は、客グループの注文履歴に基づいて、当該客グループによる注文頻度が低い飲食物または当該客グループによる注文頻度が高い飲食物を選択してよい。
促進情報を表示する処理には、任意のアルゴリズムが採用可能である。例えば、制御部35は、客グループに提供中の容器80のうち、残量レベルが「空」である容器80の数が所定の基準数以上である場合に、第2画面120上に促進情報を表示してよい。あるいは、制御部35は、客グループに提供中の各容器80について上述のように決定された評価値の合計が所定の閾値以上である場合に、第2画面120上に促進情報を表示してよい。
図6を参照して、容器センサ10の動作について説明する。
ステップS101:センサ12は、容器80の姿勢に関する情報を検出する。
ステップS102:制御部14は、通信部11を介して、検出された姿勢に関する情報を送信する。
上述したステップS101−ステップS102のプロセスは、例えば容器センサ10の電源がOFFになるまで繰り返し実行されてよい。
図7を参照して、情報処理装置20の動作について説明する。
ステップS201:制御部23は、通信部21を介して、容器センサ10から姿勢に関する情報を受信する。
ステップS202:制御部23は、受信された姿勢に関する情報に基づいて、容器80の内容物の残量に関する情報を決定する。
ステップS203:制御部23は、通信部21を介して、決定された残量に関する情報を情報提示装置30に送信する。
上述したステップS201−ステップS203のプロセスは、例えば情報処理装置20の電源がOFFになるまで繰り返し実行されてよい。
図8を参照して、情報提示装置30の動作について説明する。
ステップS301:制御部35は、通信部31を介して、情報処理装置20から残量に関する情報を受信する。
ステップS302:制御部35は、受信された残量に関する情報に基づいて提示情報を決定する。制御部35は、決定された提示情報を提示する。
上述したステップS301−ステップS302のプロセスは、例えば情報提示装置30の電源がOFFになるまで繰り返し実行されてよい。
以上述べたように、一実施形態に係る情報提示システム1によれば、容器センサ10が容器80の姿勢に関する情報を検出する。情報処理装置20が、姿勢に関する情報に基づいて、容器80の内容物の残量に関する情報を決定する。情報提示装置30が、残量に関する情報に基づく提示情報を提示する。かかる構成によって、以下に説明するように、利便性を向上させた情報提示システム1が実現される。
例えば、情報提示システム1が飲食物の提供サービスに利用された場合、飲食店の店員は、例えば飲み物の容器が不透明で外観から残量を視認できない場合であっても、情報提示装置30によって提示される提示情報に基づいて、客の飲み物の残量が少なくなったことを認識可能である。店員は、例えば客が次の飲み物を注文するより前に、提示情報に基づいて能動的に注文を取りに行くことができる。店員は、例えば客の飲み物の容器を目視せずに、提示情報に基づいて客の飲み物の空き状況を把握できる。情報提示システム1を利用する店舗は、客にとって飲食物の提供に関するサービス品質が向上される。情報提示システム1は、店員にとって利便性が高い。
飲食店の客は、例えば飲み物の容器が不透明で残量を視認できない場合であっても、当該提示情報に基づいて同じグループの他の客の飲み物の残量が少なくなったことを認識可能である。客は、例えば飲み物の残量が少なくなったタイミングで次の飲食物を注文しやすくなる。客にとって利便性が高い情報提示システム1が実現される。情報提示システム1は、次の飲食物を注文する動機付けを能動的に客に与える。情報提示システム1は、店舗にとって利便性が高い。
図9を参照して、情報処理装置20が行うステップS202のプロセスの詳細について例示説明する。情報処理装置20は、図9に示すプロセスを所定の時間間隔で繰り返し実行してよい。所定の時間間隔は、例えば200ミリ秒であってよい。
ステップS401:制御部23は、通信部11を介して受信した姿勢に関する情報としての加速度を取得する。以下、取得された加速度を取得加速度ともいう。取得加速度は、容器センサ10のセンサ12としての加速度センサにより測定された生データを物理量に変換したものであってよい。取得加速度は、通信部11を介して受信した生データを制御部23が変換したものであってよい。取得加速度は、容器センサ10の制御部14が生データを変換したものであってよい。取得加速度は、容器80の3次元の直交座標系における3軸方向の加速度成分(Ax、Ay、Az)を含んでよい。
ステップS402:制御部23は、加速度基準値から取得加速度を減じた値の絶対値が第1閾値未満であるか否かを判定する。第1閾値は、第2所定値である。加速度基準値から取得加速度を減じた値の絶対値が第1閾値未満である場合(ステップS402−Yes)、取得加速度が正常値であると判別してステップS403の処理に進む。一方、加速度基準値から取得加速度を減じた値の絶対値が第1閾値以上である場合(ステップS402−No)、取得加速度が異常値であると判別してステップS401の処理に戻る。以下、ステップS402による異常値判別を、異常値判別Iともいう。
加速度基準値は、後述するステップS408において取得加速度で更新される値である。加速度基準値から取得加速度を減じた値の絶対値は、取得加速度の変化量の絶対値である。取得加速度および加速度基準値は、容器80のZ軸方向(鉛直方向)の加速度成分Azであってよい。加速度として加速度成分Azを用いることで、例えば容器80がテーブルに置かれる衝撃を検出しやすい。加速度として加速度成分Azを用いることで、例えば生データが3軸方向の加速度成分を含む場合、全体の加速度を算出するよりも計算が簡単になる。加速度として加速度成分Azを用いる場合、第1閾値は例えば0.2Gであってよい。
ステップS403:制御部23は、取得加速度に基づいて容器80の傾きを算出する。容器80の傾きは、重力ベクトルとZ軸とが成す角度θで表される。角度θは、容器80の3軸方向の加速度成分(Ax、Ay、Az)を用いて、以下の式(1)のように表される。
Figure 2018073381
ステップS404:制御部23は、容器80の傾きに基づいて内容物の残量を算出する。以下、算出された残量の算出値を算出残量ともいう。例えば、容器80の内容物が収容される収容部の形状が円柱形状であるとする。例えば、内容物が液体を含むとする。例えば、容器80の収容部の半径がr、高さがhであるとする。算出残量Vは、内容物の液面が容器80の収容部の側面のみにある場合と、液面が容器80の収容部の底面にある場合とに場合分けして算出できる。算出残量Vは、液面が容器80の収容部の側面のみにある場合、以下の式(2)で算出される。
Figure 2018073381
ただし、θ≦tan-1(h/2r)
算出残量Vは、液面が容器80の収容部の底面にある場合、以下の式(3)で算出される。
Figure 2018073381
ただし、tan-1(h/2r)<θ<π
ここで、bは以下の式(4)で表される。
Figure 2018073381
容器80の収容部の形状が円柱形状ではない場合、式(2)および式(3)にそれぞれ所定の補正値を乗じることで、算出残量Vを実際の残量に近づけることができる。容器80の収容部の形状が円柱形状ではない例としては、収容部が底面に近づくほど縮径する円錐台形状が挙げられる。
ステップS405:制御部23は、残量基準値から算出残量を減じた値が0より大きく第2閾値未満であるか否かを判定する。第2閾値は、第1所定値である。残量基準値から算出残量を減じた値が0より大きく第2閾値未満である場合(ステップS405−Yes)、ステップS406の処理に進む。一方、残量基準値から算出残量を減じた値が0以下、または第2閾値以上である場合(ステップS405−No)、算出残量が異常値である可能性があると判断してステップS409の処理に進む。以下、ステップS405による異常値判別を、異常値判別IIともいう。
残量基準値は、後述するステップS408において算出残量で更新される値である。残量基準値から算出残量を減じた値は、算出残量の変化量(減少量)である。第2閾値は、例えば50mlであってよい。
ステップS406:制御部23は、カウントを0に設定する。カウントは、後述するステップS411の判定処理で用いられる。
ステップS407:制御部23は、算出残量が現在の推定残量であると決定する。
ステップS408:制御部23は、加速度基準値を取得加速度で更新する。制御部は、残量基準値を算出残量で更新する。
ステップS409:制御部23は、残量基準値から算出残量を減じた値が第2閾値以上であるか否かを判定する。残量基準値から算出残量を減じた値が第2閾値以上である場合(ステップS409−Yes)、ステップS410の処理に進む。一方、残量基準値から算出残量を減じた値が0以下である場合(ステップS409−No)、算出残量が異常値であると判別してステップS412の処理に進む。以下、ステップS409による異常値判別を、異常値判別IIIともいう。
ステップS410:制御部23は、カウントを1増加させる。
ステップS411:制御部23は、カウントが1より大きいか否かを判定する。カウントが1より大きい場合(ステップS411−Yes)、算出残量が正常値であると判別してステップS407の処理に進む。一方、カウントが1以下である場合(ステップS411−No)、算出残量が異常値であると判別してステップS412の処理に進む。以下、ステップS411の異常値判別を異常値判別IVともいう。
ステップS412:制御部23は、残量基準値が現在の推定残量であると決定する。
以上述べたように、一実施形態に係る情報処理装置20によれば、残量の算出値が所定時間で第1所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく推定値の決定を行わない。かかる構成によって、情報処理装置20は、算出後の残量が異常値である場合に、異常値を残量の推定値の決定から除外することができる。よって、内容物の残量に関する情報を得る技術の利便性を向上させることができる。
一実施形態に係る情報処理装置20によれば、加速度が所定時間で第2所定値以上変化する場合、当該加速度に基づいて残量の推定値を決定しない。かかる構成によって、情報処理装置20は、姿勢に関する情報としての加速度が異常値である場合に、残量を算出する前に異常値を除外することができる。
一実施形態に係る情報処理装置20によれば、加速度が所定時間で第2所定値以上変化する場合、当該加速度に基づいて残量の算出値を算出しない。かかる構成によって、情報処理装置20は、残量を算出する前に異常値を除外することができる。
一実施形態に係る情報処理装置20によれば、残量の算出値の第1所定値以上の減少が所定時間を超えて継続する場合、当該算出値に基づいて推定値を決定する。かかる構成によって、情報処理装置20は、例えば容器80が倒れて内容物が急激に減少した場合に、その減少が所定時間を超えて継続すれば、算出値を正常値として推定値の決定に用いることができる。
一実施形態に係る情報処理装置20によれば、残量の算出値が増加する場合、当該算出値に基づく推定値の決定を行わない。かかる構成によって、情報処理装置20は、例えば一度傾けられた容器80が傾いていない状態に戻されても、残量の推定値が再び増加することを抑制できる。
上記の図9に示したプロセスに従って情報処理装置20を動作させたときの実験結果について、以下に説明する。
傾きなしの状態(θ=0°)の容器80に外部から衝撃を加え、加速度を取得した。傾きありの状態(θ=45°)の容器80に外部から衝撃を加え、加速度を取得した。通常動作に従って使用した容器80の加速度を取得した。通常動作に従う容器80の使用とは、容器80に急な衝撃を加えることなく、通常の使用で想定される程度の動作で容器80を使用することをいう。それぞれの条件における容器80のZ軸方向の取得加速度の変化量と算出残量の変化量との対応関係を図10に示す。
図10に示すように、通常動作では、Z軸方向の取得加速度の変化量の絶対値は、0.2G未満であった。この結果から、異常値判別Iの第1閾値を0.2Gと設定することができる。通常動作では、算出残量の変化量は、0〜50mlであった。この結果から、異常値判別IIの第2閾値を50mlと設定することができる。このように、異常値判別Iと異常値判別IIとを組み合わせて使用することで、正常値と異常値とを精度良く判別することができる。これにより、制御部23は、容器80の内容物の残量を精度良く決定することができる。
情報処理装置20の制御部23は、算出残量を、所定の遅延時間経過後の推定残量と決定してよい。例えば、制御部23は、図9のステップS407の処理において、算出残量を現在の推定残量と決定する代わりに、算出残量を所定時間経過後の推定残量と決定してよい。算出残量の減少量が大きいほど、同一時刻における算出残量と推定残量との差異は大きくなる。以下、同一時刻における算出残量と推定残量との差異を、補正量ともいう。算出残量の減少量が小さいほど、補正量が減少する。補正量は、例えば使用者が容器80の上縁に唇を接触させて内容物を飲む場合、唇によって一時的に堰き止められる内容物の量に対応しうる。補正量は、所定の上限値を有してよい。補正量の上限値は、算出残量に応じて異なる値であってよい。これにより、唇によって一時的に堰き止められる内容物の量が容器80の傾きに応じて変化することに対応しうる。算出残量の減少量が大きいほど、補正量の減少速度が早くてよい。これにより、容器80の傾きが大きいほど使用者が内容物を勢いよく飲み、算出残量と推定残量との差異が小さくなることに対応しうる。制御部23は、算出残量が大きいほど、補正量の上限値を小さくする。算出残量が大きい場合、容器80の単位傾き当たり内容物の残量が小さいからである。制御部23は、所定の遅延時間が経過する前に容器80が立てられた(傾きなしとされた)場合、算出残量による残量基準値を更新しない。制御部23は、所定の遅延時間経過後まで継続して容器80が傾き続けている場合、所定の遅延時間が経過した後に残量基準値を当該算出残量で更新してよい。
情報処理装置20の制御部23は、容器80の傾き方の変化に基づいて、推定残量を補正してよい。通常、使用者が容器を傾ける速さは、内容物が使用者の唇に到達するまでが速く、その後、内容物を飲み始めると遅くなる。制御部23は、予想残量に相当する傾きに到達する前に、使用者が容器を傾ける速さが遅くなった場合は、推定残量が多かったものとして補正する。このように推定残量を補正することで、異常値判別I〜IVによっては判別されない異常値を除外することができる。
情報処理装置20の制御部23は、算出された容器80の傾きの変化速度に基づいて、その容器80を使用している客の消費傾向を分類してよい。「消費傾向」は、内容物を飲む速さと言い換えうる。例えば、算出された容器80の傾きの変化速度が大きいほど、消費傾向が高いと分類してよい。制御部23は、算出された容器80の傾きの維持時間に基づいて、その容器80を使用している客の消費傾向を分類してよい。例えば、算出された容器80の傾きが90°を超える状態が所定時間以上継続する場合、当該客は短時間で内容物を飲み干そうとしていると判断し、消費傾向が極めて高いと分類してよい。制御部23は、分類した消費傾向の情報を、容器センサ10の識別情報と共に、通信部21を介して情報提示装置30に送信してよい。情報提示装置30の制御部35は、受信した消費傾向に基づいて提示情報を決定してよい。例えば、制御部35は、消費傾向が所定値以上の場合、または他の所定値以下の場合、第1画面110(図4参照)に、その容器80を使用している客が優先的に注文を取りに行くべき客であることを示す提示情報を表示させてよい。これにより、例えば消費傾向が高い客には容器80の内容物が空になる前に注文を促すことで、容器80の内容物が空となる時間を削減することができる。例えば、消費傾向が低い客には新たな注文を促すことで、現在の内容物に代えて他の種類の内容物の注文を新たに取ることができる。
情報処理装置20の制御部23は、傾きまたは取得加速度に基づいて、その容器80を使用している客の飲む過程を推測してよい。例えば、客は、容器80の内容物を飲み込むとき、客の喉等を動かす。例えば、情報処理装置20の制御部23は、算出された容器80の傾きの変動に基づいて、客が内容物を飲むタイミングを推定しうる。この微小な傾きの変動は、客が内容物を飲み込むときの喉等の動きに対応する。情報処理装置20の制御部23は、算出された容器80の加速度成分AxおよびAyの少なくとも一方の変動に基づいて、客が内容物を飲むタイミングを推定しうる。この微小な加速度成分の変動は、客が内容物を飲み込むときの喉等の動きに対応する。制御部23は、推定した飲み込むタイミングに合わせて、内容物の推定残量を変化させうる。かかる制御により、制御部23は、容器80の残量の変化を細かく推定しうる。制御部23は、内容物を飲み込む時の所得角度または取得加速度変化の大きさに応じて、減少させる推定残量を変化させうる。例えば、制御部23は、傾きまたは取得加速度の変化が大きいときに残量を相対的に多く減少させ、傾きまたは取得加速度の変化が小さいときに残量を相対的に少なく減少させる。制御部23は、算出された容器80の傾きまたは取得加速度の変化に基づいて、その容器80を使用している客の消費傾向を分類してよい。例えば、算出された容器80の傾きまたは取得加速度の変化が大きい場合、制御部23は、消費傾向が高いと分類してよい。逆に例えば、算出された容器80の傾きまたは取得加速度の変化が小さい場合、制御部23は、消費傾向が低いと分類してよい。
容器80のセンサ12として、加速度センサを採用した場合、容器センサ10が情報処理装置20に送信する容器80の姿勢に関する情報は、傾きのみならず、並進移動、回転運動等3次元空間内の種々の動きに関する情報を含みうる。この情報を用いることにより、情報処理装置20の制御部23は、客の挙動をより詳細に把握することが可能になる。例えば、情報処理装置20の制御部23は、算出された容器80の傾きの変動範囲に基づいて、その容器80を使用している客の酔いの程度を判断してよい。例えば、変動範囲が所定値より大きい場合、酔いの程度が大きい(酔いが進行している)と判断してよい。制御部23は、判断した酔いの程度の情報を、容器センサ10の識別情報と共に、通信部21を介して情報提示装置30に送信してよい。情報提示装置30の制御部35は、受信した酔いの程度の情報に基づいて提示情報を決定してよい。例えば、制御部35は、酔いの程度が所定値以上の場合、追加注文を促す提示情報の表示を控えてよい。
情報処理装置20の制御部23は、取得加速度に基づいて、その容器80を使用している客の動作を判断してよい。例えば、制御部23は、取得加速度に基づいて、容器80の底部が水平面に沿って旋回するように動いていると判断する場合、当該動きは客の癖によるものである可能性が高いため、何も動作をしなくてよい。例えば、制御部23は、取得加速度に基づいて、容器80の底部が振り子のように同一の軌跡上を往復して動いていると判断する場合、客が内容物の残量を知りたいと考えている可能性が高いため、残量表示指示を容器センサ10の識別情報と共に情報提示装置30に送信してよい。情報提示装置30の制御部35は、受信した残量表示指示に基づいて、提示情報として容器80の内容物の残量を示す情報を決定してよい。例えば、制御部35は、容器80の内容物の残量を第2画面120(図5参照)に表示させてよい。これにより、容器80が外部からは内容物の残量を視認しにくい場合であっても、客に内容物の残量を知らせることができる。内容物の残量が所定値以下である場合、第2画面120に追加注文を促す画面を表示させてよい。同じ客グループで残量の多い容器80がある場合、その残量の多い容器80の存在を示す情報を表示してよい。同じ客グループの他の容器80も残量が所定値以下の場合、第2画面120に他の容器80の追加注文も促す画面を表示させてよい。
情報処理装置20の制御部23は、取得加速度が所定時間以上変化しない場合、その容器80が放置されていると判断してよい。「取得加速度が所定時間以上変化しない場合」には、取得加速度が所定値を越えない時間が所定時間以上続く場合が含まれる。この所定値は、センサ12のノイズレベル、容器80が置かれる机の振動などを考慮して定めうる。制御部23は、容器80が放置されていると判断する場合、放置判断情報を生成してよい。制御部23は、放置判断情報を容器センサ10の識別情報と共に情報提示装置30に送信してよい。情報提示装置30の制御部35は、受信した放置判断情報に基づいて、放置されている容器80を回収するための指示を第1画面110に表示させてよい。制御部23または制御部35は、放置判断情報を容器センサ10に送信してよい。容器センサ10は、発光機能を有してよい。容器センサ10は、放置判断情報を受信すると、発光機能を発光させてよい。
情報処理装置20の制御部23は、算出された容器80の傾きが0°から急激に90°以上増加し、かつ、90°以上の傾きが一定時間継続する場合、容器80が転倒したと判断してよい。制御部23は、容器80が転倒したと判断する場合、転倒情報を生成してよい。制御部23は、転倒情報を容器センサ10の識別情報と共に情報提示装置30に送信してよい。情報提示装置30の制御部35は、受信した転倒情報に基づいて、転倒した容器80の周辺を清掃するための指示を第1画面110に表示させてよい。制御部23は、容器80の内容物の推定残量が既にゼロであっても、上記判断に従って転倒情報を生成してよい。これにより、情報処理装置20は、例えば内容物が氷またはストロー等の非飲用物を含む飲料である場合、容器80の転倒により非飲用物が溢れることに対応することができる。非飲用物には、氷が液化した水が含まれる。
情報処理装置20の制御部23は、取得加速度を容器センサ10の識別情報と共に情報提示装置30に送信してよい。情報提示装置30の制御部35は、同一の客グループの複数の容器センサ10の加速度に基づいて、その客グループの状態を判断してよい。例えば、制御部35は、同一の客グループの所定数以上の容器センサ10が静止状態ではなく、かつ、加速度変化量が小さい場合、乾杯直前状態と判断してよい。制御部35は、同一の客グループの所定数以上の容器センサ10の加速度が同時に所定の閾値以上変化した場合、乾杯したと判断してよい。制御部35は、判断した客グループの状態に応じて、提示情報を決定してよい。例えば、制御部35は、乾杯直前状態では店員に演出を控えめにさせるための情報を提示してよい。制御部35は、乾杯後には、店員に料理の配膳、室内への音楽再生等の演出を開始させるための情報を提示してよい。
本発明を諸図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段およびステップ等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、情報提示システム1が飲食物の提供サービスに利用された例について説明した。しかしながら、情報提示システム1の利用態様は、上述した実施形態に限られない。情報提示システム1は、例えばユーザ個人によって利用されてよい。かかる場合、ユーザは、任意の場所に保管している容器80に容器センサ10を取り付ける。容器80は、例えばユーザの自宅内、およびユーザが過去に利用した店舗内等の場所に保管されてよい。ユーザは、例えば容器80の保管場所から離れた場所にいるときであっても、情報提示装置30を用いて容器80の内容物の残量に関する情報を確認可能である。
当該利用態様において、情報提示装置30は、例えばユーザが所有するスマートフォンまたはPC等の装置であってよい。当該情報提示装置30に提示される提示情報について、図12を参照して具体的に説明する。情報提示装置30の制御部35は、提示情報として、第3画面130を表示部32に表示させる。第3画面130上の領域131内には、容器センサ10が取り付けられた容器80毎に、残量に関する情報が文字および画像を用いて表示されてよい。第3画面130条の領域132内には、容器80の内容物に関する任意の情報が表示されてよい。内容物に関する情報には、例えば内容物の名称、開栓日時、保管場所、製造者の名称、保存状態の経時変化、最後に残量が変化した日、破棄されるまでの残り日数、および価格等を示す情報が含まれてよい。内容物に関する情報の一部または全部は、情報提示装置30に対するユーザ操作に応じて入力されてよい。内容物に関する情報の一部または全部は、例えばネットワーク50を介して取得されてよい。
上述した実施形態において、容器センサ10が、取付部15を介して容器80の底部に嵌合される構成について説明した。しかしながら、取付部15の構造は、上述した実施形態に限られない。例えば図11に示す容器センサ10aの取付部15aは、ベルト形状またはバンド形状を有してよい。かかる容器センサ10aは、取付部15aを介して容器の側面上に固定される。かかる構成によれば、例えば形状が異なる容器80に対して共通の容器センサ10aが採用可能である。このため、利便性を更に向上させた情報提示システム1が実現される。
容器センサ10は、例えば図11に示すように、取付部15を介して飲食店側の容器80に取り付けていてよい。飲食店の店員は、客の容器に内容物を注ぐときに容器を傾ける。情報提示装置30は、飲食店の在庫容器の内容量を提示してよい。情報提示装置30は、内容量の少なくなった容器に相当する新しい飲食物の発注画面を表示してよい。情報提示システム1は、在庫を管理する店舗にとって利便性が高い。情報提示システム1は、店舗に対して能動的に次の飲食物を発注する動機付けを与える。情報提示システム1は、店舗に飲食物を納入する酒店にとって利便性が高い。
上述した実施形態において、情報提示システム1の各構成要素の構成および機能の一部または全部が、他の構成要素に包含されてよい。例えば、情報処理装置20の構成および機能の一部または全部が、容器センサ10または情報提示装置30に包含されてよい。かかる場合、情報提示システム2は、図13に示すように、容器センサ10bと、情報提示装置30と、を備えてよい。例えば、容器センサ10bの制御部14が、容器80の姿勢に関する情報に基づいて、容器80の内容物の残量に関する情報を決定してよい。制御部14は、決定された残量に関する情報を外部に送信する。あるいは、情報提示装置30の制御部35が、容器センサ10から受信した姿勢に関する情報に基づいて、容器80の内容物の残量に関する情報を決定してよい。
上述した実施形態において、情報提示装置30の表示部32が、提示情報として第1画面110、第2画面120、および第3画面130を表示する構成について説明した。しかしながら、上述したように、情報を提示する処理には、例えば当該情報を画面上に表示する処理、ならびに、当該情報を音声出力する処理等が含まれてよい。したがって、情報提示装置30は、例えば提示情報を音声出力するための音声出力部を備えてよい。音声出力部は、例えばスピーカを含んでよい。提示情報を提示するために用いられる、表示部32および音声出力部を含む構成要素を、情報提示部ともいう。
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1識別情報は、第2識別情報と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。識別子は追加してよい。例えば、制御部14は第1制御部14に、制御部23は第2制御部23に、制御部35は第3制御部35に変更しうる。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
以下に、本願の基礎出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
容器と、
前記容器の姿勢に関する情報を検出するセンサと、
検出された前記容器の姿勢に関する情報に基づいて、前記容器の内容物の残量に関する情報を決定する制御部と、
決定された前記残量に関する情報を外部に送信する通信部と、
を備えるセンサ容器。
[2]
前記センサは、前記容器の姿勢に関する情報として、前記容器の傾きの情報を検出し、
前記制御部は、検出された前記容器の傾きの情報に基づいて、前記容器の内容物の残量に関する情報を決定する、
[1]に記載のセンサ容器。
[3]
容器に取付可能な取付部と、
前記容器の姿勢に関する情報を検出するセンサと、
検出された前記容器の姿勢に関する情報に基づいて、前記容器の内容物の残量に関する情報を決定する制御部と、
決定された前記残量に関する情報を外部に送信する通信部と、
を備える容器センサ。
[4]
前記センサは、前記容器の姿勢に関する情報として、前記容器の傾きの情報を検出し、
前記制御部は、検出された前記容器の傾きの情報に基づいて、前記容器の内容物の残量に関する情報を決定する、
[3]に記載の容器センサ。
[5]
前記容器の傾きの情報と前記容器の内容物の残量に関する情報との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、検出された前記容器の傾きの情報に対応する前記容器の内容物の残量に関する情報を、前記対応情報に基づいて決定する、
[4]に記載の容器センサ。
[6]
容器の内容物の残量に関する情報を受信する通信部と、
受信した前記残量に関する情報に基づいて提示情報を決定する制御部と、
決定した前記提示情報を提示する情報提示部と、
を備える情報提示装置。
[7]
前記通信部は、複数のセンサ容器のそれぞれから前記残量に関する情報を受信し、
前記制御部は、受信した複数の前記残量に関する情報に基づいて前記提示情報を決定する、
[6]に記載の情報提示装置。
[8]
容器センサに、
容器の姿勢に関する情報を検出し、
検出された前記容器の姿勢に関する情報に基づいて、前記容器の内容物の残量に関する情報を決定し、
決定された前記残量に関する情報を外部に送信する処理、
を実行させる、プログラム。
[9]
容器に取り付けられる容器センサと、情報提示装置と、を備え、
前記容器センサは、前記容器の姿勢に関する情報を検出し、当該容器の姿勢に関する情報に基づいて前記容器の内容物の残量に関する情報を決定し、当該残量に関する情報を前記情報提示装置に送信し、
前記情報提示装置は、前記残量に関する情報に基づく提示情報を提示する、
情報提示システム。
1、2 情報提示システム
10、10a、10b 容器センサ
11 通信部
12 センサ
13 記憶部
14 制御部
15 取付部
20 情報処理装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
30 情報提示装置
31 通信部
32 表示部
33 操作部
34 記憶部
35 制御部
50 ネットワーク
80 容器

Claims (9)

  1. センサ容器から前記センサ容器の姿勢に関する情報を受信する通信部と、
    受信した前記センサ容器の姿勢に関する情報に基づいて前記センサ容器の内容物の残量の算出値を算出し、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定する制御部と、を備え、
    前記通信部は、決定された前記残量の推定値を外部に送信し、
    前記制御部は、前記残量の算出値が所定時間で第1所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない、
    情報処理装置。
  2. 前記通信部は、前記センサ容器の姿勢に関する情報として、加速度を受信し、
    前記制御部は、前記加速度が前記所定時間で第2所定値以上変化する場合、当該加速度に基づく前記残量の算出値の算出を行わない、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記残量の算出値の前記第1所定値以上の減少が前記所定時間を超えて継続する場合、当該算出値に基づいて前記推定値を決定する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記残量の算出値が増加する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記残量の算出値の減少の時間変化に基づいて、前記残量の推定値を補正する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記残量の算出値を所定の遅延時間経過後の前記残量の推定値の決定に用いる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. センサ容器から前記センサ容器の姿勢に関する情報を受信する通信部と、
    受信した前記センサ容器の姿勢に関する情報に基づいて前記センサ容器の内容物の残量の算出値を算出し、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定し、決定した前記残量の推定値に基づいて提示情報を決定する制御部と、
    決定した前記提示情報を提示する情報提示部と、を備え、
    前記制御部は、前記残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない、
    情報提示装置。
  8. センサ容器と、情報処理装置と、情報提示装置とを含み、
    前記センサ容器は、
    容器と、
    前記容器の姿勢に関する情報を検出するセンサと、
    検出された前記容器の姿勢に関する情報を外部に送信する第1の通信部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    センサ容器から前記センサ容器の姿勢に関する情報を受信する第2の通信部と、
    受信した前記センサ容器の姿勢に関する情報に基づいて前記センサ容器の内容物の残量の算出値を算出し、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定する第1の制御部と、を備え、
    前記第2の通信部は、決定された前記残量を外部に送信し、
    前記第1の制御部は、前記残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わず、
    前記情報提示装置は、
    前記残量の推定値を情報処理装置から受信する第3の通信部と、
    受信した前記残量の推定値に基づいて提示情報を決定する第2の制御部と、
    決定した前記提示情報を提示する情報提示部と、を備える、
    情報提示システム。
  9. 情報処理装置を制御するプログラムであって、
    容器の姿勢に関する情報を受信し、受信した前記容器の姿勢に関する情報に基づいて前記容器の内容物の残量の算出値を算出し、当該算出値に基づいて前記残量の推定値を決定し、決定された前記残量の推定値を外部に送信し、前記残量の算出値が所定時間で所定値以上減少する場合、当該算出値に基づく前記推定値の決定を行わない処理、を前記情報処理装置に実行させる、
    プログラム。
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