JP2018071972A - 磁気式荷重センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】温度変化に伴う出力変化が少ない磁気式荷重センサを提供する。
【解決手段】この磁気式荷重センサは、たわみ発生部材と、たわみ発生部材を支持する支持部材と、磁気ターゲットと、磁気ターゲットの磁界を検出する磁気センサ5とを備える。たわみ発生部材のたわみにより磁気ターゲットと磁気センサ5とが軸方向に相対変位するように、磁気ターゲットがたわみ発生部材に設けられ、磁気センサ5が支持部材に設けられる。磁気ターゲットは、軸方向にN極とS極とが交互に着磁された磁気エンコーダトラックを少なくとも一列有する磁気エンコーダである。磁気センサ5は、磁気エンコーダが発生する磁気情報から、磁気エンコーダと磁気センサ5との相対変位による変位量を、N極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出するものであり、磁気センサ5が検出した位置情報から軸方向の荷重を算出する荷重算出手段21を有する。
【選択図】図4
【解決手段】この磁気式荷重センサは、たわみ発生部材と、たわみ発生部材を支持する支持部材と、磁気ターゲットと、磁気ターゲットの磁界を検出する磁気センサ5とを備える。たわみ発生部材のたわみにより磁気ターゲットと磁気センサ5とが軸方向に相対変位するように、磁気ターゲットがたわみ発生部材に設けられ、磁気センサ5が支持部材に設けられる。磁気ターゲットは、軸方向にN極とS極とが交互に着磁された磁気エンコーダトラックを少なくとも一列有する磁気エンコーダである。磁気センサ5は、磁気エンコーダが発生する磁気情報から、磁気エンコーダと磁気センサ5との相対変位による変位量を、N極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出するものであり、磁気センサ5が検出した位置情報から軸方向の荷重を算出する荷重算出手段21を有する。
【選択図】図4
Description
この発明は、温度変化に伴う出力変化が少ない磁気式荷重センサに関し、自動車、産業機械、工作機械等の各種の装置、例えば、電動ブレーキ装置やプレス装置等に組み込まれる磁気式荷重センサに関する。
従来例の磁気式荷重センサは、フランジ部材に軸方向荷重が入力されるとフランジ部材がたわみ、磁気ターゲットと磁気センサの相対位置が変化し、その相対位置の変化に応じて磁気センサの出力信号が変化するので、磁気センサの出力信号に基づいて荷重の大きさを検出する(特許文献1)。
特許文献1に開示されている磁気式荷重センサは、軸方向荷重が入力されてたわみを生じるフランジ部材と、そのフランジ部材を支持する支持部材と、磁界を発生する磁気ターゲットと、その磁気ターゲットが発生する磁界を検出する磁気センサとを有する。フランジ部材のたわみにより磁気ターゲットと磁気センサが相対変位するように、磁気ターゲットと磁気センサのいずれか一方をフランジ部材に固定し、他方を支持部材に固定し、磁気センサで検出した磁界に基づいて荷重の大きさを検出する。
磁気ターゲットは、その径方向内端と径方向外端に磁極を有するように半径方向に磁化された二個の永久磁石から成る。二個の永久磁石は、反対の極性を有する磁極(すなわちN極とS極)が軸方向に並ぶように隣接して配置されている。また、磁気センサとしては、ホールICまたは磁気抵抗素子(MRセンサ)、磁気インピーダンス(MIセンサ)が用いられる。
しかしながら、磁気ターゲットと磁気センサとの相対移動量は微量であり、磁気変化量をアナログ的に処理し、アナログ値を出力する場合には、温度変化などによる出力変化(オフセット)が発生して正確な荷重を認識できないことも想定される。例えば、温度変化に伴う磁気ターゲット(磁石)の減磁による出力オフセットが考えられる。
この発明の目的は、温度変化に伴う出力変化が少ない磁気式荷重センサを提供することである。
この発明の磁気式荷重センサは、所定方向の荷重が作用するとたわみを生じるたわみ発生部材2と、このたわみ発生部材2を支持する支持部材3と、磁界を発生する磁気ターゲットと、この磁気ターゲットの磁界を検出する磁気センサ5(5A)と、を備え、前記たわみ発生部材2のたわみにより前記磁気ターゲットと前記磁気センサ5(5A)とが前記所定方向に相対変位するように、前記磁気ターゲットおよび前記磁気センサ5(5A)のいずれか一方が前記たわみ発生部材2に設けられ、前記磁気ターゲットおよび前記磁気センサ5(5A)のいずれか他方が前記支持部材3に設けられた磁気式荷重センサであって、
前記磁気ターゲットは、前記所定方向にN極とS極とが交互に着磁された磁気エンコーダトラック4a,4bを少なくとも一列有する磁気エンコーダ4であり、
前記磁気センサ5(5A)は、前記磁気エンコーダ4が発生する磁気情報から、前記磁気エンコーダ4と前記磁気センサ5(5A)との相対変位による変位量を、前記磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出するものであり、
前記磁気センサ5(5A)が検出した前記位置情報から前記所定方向の荷重を算出する荷重算出手段21を有する。
前記所定方向は、例えば、たわみ発生部材の形状および取付け箇所等に応じて適宜に定められる。
前記磁気ターゲットは、前記所定方向にN極とS極とが交互に着磁された磁気エンコーダトラック4a,4bを少なくとも一列有する磁気エンコーダ4であり、
前記磁気センサ5(5A)は、前記磁気エンコーダ4が発生する磁気情報から、前記磁気エンコーダ4と前記磁気センサ5(5A)との相対変位による変位量を、前記磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出するものであり、
前記磁気センサ5(5A)が検出した前記位置情報から前記所定方向の荷重を算出する荷重算出手段21を有する。
前記所定方向は、例えば、たわみ発生部材の形状および取付け箇所等に応じて適宜に定められる。
この構成によると、たわみ発生部材2に所定方向の荷重が作用するとたわみを生じる。このたわみ発生部材2のたわみにより磁気エンコーダ4と磁気センサ5(5A)とが所定方向に相対変位する。磁気センサ5(5A)は、磁気エンコーダ4が発生する磁気情報から、磁気エンコーダ4と磁気センサ5(5A)との相対変位による変位量を、磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出する。荷重算出手段21は、磁気センサ5(5A)が検出した前記位置情報から前記所定方向の荷重を算出する。
荷重算出手段21は、たわみ発生部材2のたわみによる所定方向の変位量をデジタル数値で測定してから荷重に換算するため、アナログ信号のような温度変化などによる出力オフセットがない。また、磁気式荷重センサは、磁気式のため光学式に比べて分解能を高くすることが難しく、僅かな変位量の検出が困難であるが、磁気センサ5(5A)がN極とS極の一極対から得られる磁気信号を電気的に逓倍するため、容易に分解能を高めることができ、僅かな変位量の検出を簡単に行うことができる。したがって、僅かな変位量であっても正確で安定した荷重出力が可能となるうえ、温度変化に伴う出力変化が少ない磁気式荷重センサを実現することができる。
前記たわみ発生部材2は、前記所定方向に軸心が延びる筒部9と、この筒部9の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で前記支持部材3に支持されるフランジ状の円環板部7と、この円環板部7の内径側部分に形成され前記所定方向の荷重を受ける環状の荷重受部8とを備え、前記円環板部7の内径側部分に、前記円環板部7の他の部分よりも前記所定方向の肉厚が薄くなる環状の薄肉部分7aが設けられても良い。この構成によると、フランジ状の円環板部7が筒部9の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で支持部材3に支持されるため、環状の荷重受部8が所定方向の荷重を受けることで、円環板部7の内径側部分を所定方向に変位させることができる。特に、円環板部7の内径側部分に、他の部分よりも所定方向の肉厚が薄くなる環状の薄肉部分7aが設けられているため、円環板部7は、環状の薄肉部分7aを基点として前記所定方向に容易に変位させることができる。
前記たわみ発生部材2は、前記所定方向に軸心が延びる筒部9と、この筒部9の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で前記支持部材3に支持されるフランジ状の円環板部7と、この円環板部7の内径側部分に形成され前記所定方向の荷重を受ける環状の荷重受部8とを備え、
前記支持部材3は、前記筒部9の径方向外方に設けられる筒状であって一端で前記たわみ発生部材2の前記円環板部7の外径側部分を支持し、前記たわみ発生部材2の前記筒部9の外周面と前記支持部材3の内周面とのいずれか一方に前記磁気ターゲットが設けられ、他方に前記磁気センサ5(5A)が設けられても良い。この場合、たわみ発生部材2の略全体を支持部材3で囲むように構成することができ、磁気式荷重センサ1の小型化を図ることができる。これにより、磁気式荷重センサ1を組み込むことができる装置の汎用性を高めることができる。
前記支持部材3は、前記筒部9の径方向外方に設けられる筒状であって一端で前記たわみ発生部材2の前記円環板部7の外径側部分を支持し、前記たわみ発生部材2の前記筒部9の外周面と前記支持部材3の内周面とのいずれか一方に前記磁気ターゲットが設けられ、他方に前記磁気センサ5(5A)が設けられても良い。この場合、たわみ発生部材2の略全体を支持部材3で囲むように構成することができ、磁気式荷重センサ1の小型化を図ることができる。これにより、磁気式荷重センサ1を組み込むことができる装置の汎用性を高めることができる。
前記磁気センサ5Aは、互いに90°位相の異なるA相およびB相の二つのパルス信号を出力する信号出力部30と、この信号出力部30から出力された前記パルス信号をカウントして前記位置情報を得るカウンタ23とを有するものであっても良い。この場合、カウンタ23は荷重が印加されない状態でリセットする。信号出力部30は、N極,S極から得られる磁気信号を電気的に逓倍し、互いに90°位相の異なるA相およびB相の二つのパルス信号を出力する。パルス信号を後段のカウンタ23でカウントし、たわみ発生部材2の位置情報である前記変位量を検出することができる。
前記磁気エンコーダ4は、前記一極対の長さである着磁幅が互いに異なる二列の磁気エンコーダトラック4a,4bを有し、前記磁気センサ5は、前記二列の磁気エンコーダトラック4a,4bから前記位置情報を絶対位置情報として検出するものであっても良い。この場合、二列の磁気エンコーダトラック4a,4bの着磁幅に差を設け、磁気センサ5はその位相差から絶対位置情報を検出することができる。この絶対位置情報から所定方向の荷重を算出することができる。
この発明の磁気式荷重センサは、所定方向の荷重が作用するとたわみを生じるたわみ発生部材と、このたわみ発生部材を支持する支持部材と、磁界を発生する磁気ターゲットと、この磁気ターゲットの磁界を検出する磁気センサと、を備え、前記たわみ発生部材のたわみにより前記磁気ターゲットと前記磁気センサとが前記所定方向に相対変位するように、前記磁気ターゲットおよび前記磁気センサのいずれか一方が前記たわみ発生部材に設けられ、前記磁気ターゲットおよび前記磁気センサのいずれか他方が前記支持部材に設けられた磁気式荷重センサであって、前記磁気ターゲットは、前記所定方向にN極とS極とが交互に着磁された磁気エンコーダトラックを少なくとも一列有する磁気エンコーダであり、前記磁気センサは、前記磁気エンコーダが発生する磁気情報から、前記磁気エンコーダと前記磁気センサとの相対変位による変位量を、前記磁気エンコーダトラックのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出するものであり、前記磁気センサが検出した前記位置情報から前記所定方向の荷重を算出する荷重算出手段を有する。このため、温度変化に伴う出力変化が少ない磁気式荷重センサを実現することができる。
この発明の実施形態に係る磁気式荷重センサを図1ないし図5と共に説明する。
図1は、実施形態に係る磁気式荷重センサの機構部の軸心を通る平面で破断した断面図である。図2は図1のII-II矢視図である。
図1および図2に示すように、この磁気式荷重センサ1は、機構部Kと処理回路24とを備えている。処理回路24は、この例では、補正テーブル20(図4)と荷重算出手段21(図4)とを有する。これら補正テーブル20(図4)および荷重算出手段21(図4)は、例えば、回路基板上にマイクロコンピュータと電子回路とを実装したものであるか、またはパーソナルコンピュータで構成されている。処理回路24は、機構部Kに設けられていても良く、あるいは配線で接続された外部に設けられていても良い。処理回路24の詳細については、後で説明する。
図1は、実施形態に係る磁気式荷重センサの機構部の軸心を通る平面で破断した断面図である。図2は図1のII-II矢視図である。
図1および図2に示すように、この磁気式荷重センサ1は、機構部Kと処理回路24とを備えている。処理回路24は、この例では、補正テーブル20(図4)と荷重算出手段21(図4)とを有する。これら補正テーブル20(図4)および荷重算出手段21(図4)は、例えば、回路基板上にマイクロコンピュータと電子回路とを実装したものであるか、またはパーソナルコンピュータで構成されている。処理回路24は、機構部Kに設けられていても良く、あるいは配線で接続された外部に設けられていても良い。処理回路24の詳細については、後で説明する。
<機構部Kについて>
機構部Kは、たわみ発生部材2、支持部材3、磁気エンコーダ4および磁気センサ5を有する。たわみ発生部材2は、所定方向の荷重である軸方向の荷重F1が作用するとたわみを生じる部材であり、支持部材3はたわみ発生部材2を支持する。この例では、たわみ発生部材2に磁気エンコーダ4が設けられ、支持部材3に磁気センサ5が設けられている。
機構部Kは、たわみ発生部材2、支持部材3、磁気エンコーダ4および磁気センサ5を有する。たわみ発生部材2は、所定方向の荷重である軸方向の荷重F1が作用するとたわみを生じる部材であり、支持部材3はたわみ発生部材2を支持する。この例では、たわみ発生部材2に磁気エンコーダ4が設けられ、支持部材3に磁気センサ5が設けられている。
たわみ発生部材2は、円環板部7と、環状の荷重受部8と、筒部9とを有する。これら円環板部7、環状の荷重受部8および筒部9は一体に形成されている。
円環板部7は、支持部材3と軸方向に対向する。この円環板部7は、筒部9の軸方向一端から外径側へ延びるフランジ状の円環板部7である。この円環板部7の内径側部分には、円環板部7の他の部分よりも軸方向の肉厚が薄くなる環状の薄肉部分7aが設けられている。この例では、円環板部7の内径側部分のうち、支持部材3と軸方向に対向する側の面に環状凹み7bを形成することで、環状の薄肉部分7aが設けられる。
環状の薄肉部分7aは、後述する環状の荷重軸受部8が軸方向の荷重を受けた場合に、円環板部7の内径部分を所定方向に変位させるために設けられている。そのため、円環板部7は、荷重軸受部8が軸方向の荷重を受けた場合に、環状の薄肉部分7aを基点として容易に変位することができる。
円環板部7は、支持部材3と軸方向に対向する。この円環板部7は、筒部9の軸方向一端から外径側へ延びるフランジ状の円環板部7である。この円環板部7の内径側部分には、円環板部7の他の部分よりも軸方向の肉厚が薄くなる環状の薄肉部分7aが設けられている。この例では、円環板部7の内径側部分のうち、支持部材3と軸方向に対向する側の面に環状凹み7bを形成することで、環状の薄肉部分7aが設けられる。
環状の薄肉部分7aは、後述する環状の荷重軸受部8が軸方向の荷重を受けた場合に、円環板部7の内径部分を所定方向に変位させるために設けられている。そのため、円環板部7は、荷重軸受部8が軸方向の荷重を受けた場合に、環状の薄肉部分7aを基点として容易に変位することができる。
環状の荷重受部8は、軸方向の荷重F1を受ける部分であって円環板部7の内径側部分に形成されている。環状の荷重受部8は、円環板部7における、支持部材3と軸方向に対向する側とは反対側の面の内径側部分に、前記面よりも軸方向一方(図1左方向)に隆起するように形成された環状突起である。
筒部9は、中空の略円筒形状であり、円環板部7における、支持部材3と軸方向に対向する側の面の内径側部分に形成されている。筒部9は、支持部材3における後述の支持部材本体10の内周に所定間隔を隔てて設けられる。また筒部9は支持部材本体10と同心に配置される。
筒部9は、中空の略円筒形状であり、円環板部7における、支持部材3と軸方向に対向する側の面の内径側部分に形成されている。筒部9は、支持部材3における後述の支持部材本体10の内周に所定間隔を隔てて設けられる。また筒部9は支持部材本体10と同心に配置される。
支持部材3は、支持部材本体10と、環状の支持段部11と、嵌合部12とを有する。これら支持部材本体10、環状の支持段部11および嵌合部12は一体に形成されている。
支持部材本体10は、前記筒部9よりも大径の略円筒形状であり、たわみ発生部材2の円環板部7に対し軸方向に対向し、且つ、筒部9に対し径方向に対向する。支持部材本体10のうち、円環板部7と軸方向に対向する側の面の外径側部分に、環状の支持段部11が前記面よりも軸方向一方に隆起するように形成されている。環状の支持段部11は、円環板部7の外径側部分を支持しており、この支持段部11によって円環板部7と支持部材本体10との軸方向の間隔が保持されている。
支持部材本体10は、前記筒部9よりも大径の略円筒形状であり、たわみ発生部材2の円環板部7に対し軸方向に対向し、且つ、筒部9に対し径方向に対向する。支持部材本体10のうち、円環板部7と軸方向に対向する側の面の外径側部分に、環状の支持段部11が前記面よりも軸方向一方に隆起するように形成されている。環状の支持段部11は、円環板部7の外径側部分を支持しており、この支持段部11によって円環板部7と支持部材本体10との軸方向の間隔が保持されている。
嵌合部12は、支持段部11の外径側部分に軸方向一方に所定距離突出するように形成された中空の円筒形状である。この嵌合部12には、たわみ発生部材2の円環板部7の外周面が嵌め込んで固定されている。ここで、支持部材3の嵌合部12に対し、たわみ発生部材2の円環板部7を固定する固定方法としては、以下の方法等を採用することができる。
・円環板部7の外周面を嵌合部12の内周面に締め代をもって挿入する方法(圧入)。
・円環板部7の外周縁を塑性変形させて嵌合部12の内周面に食い込ませる方法(加締め)。
・円環板部7の外周面を嵌合部12の内周面に締め代をもって挿入する方法(圧入)。
・円環板部7の外周縁を塑性変形させて嵌合部12の内周面に食い込ませる方法(加締め)。
たわみ発生部材2の円環板部7と、支持部材3の嵌合部12には、それぞれキー溝13,14が形成され、これらキー溝13,14にキー15が挿入されている。円環板部7の外周面のうち円周方向一箇所にキー溝13が形成され、嵌合部12の内周面における円周方向一箇所にキー溝14が形成されている。これらキー溝13,14は同位相に形成され、これらキー溝13,14にキー15が挿入されることで、たわみ発生部材2と支持部材3の周方向の相対位置が固定される。なお、キー15に代えて、例えばピン等の拘束具を用いて、たわみ発生部材2と支持部材3の周方向の相対位置を固定しても良い。
筒部9の外周面は、支持部材本体10の内周面と径方向に対向している。筒部9の外周面のうち円周方向一箇所に、矩形状の磁気エンコーダ4を固定するための平坦部16が形成されている。筒部9の外周面における軸方向他端側の円周方向の一部が、例えば平坦状に切欠き形成されることで、平坦部16が設けられる。平坦部16と筒部9の外周面との間を成す段差部25に、磁気エンコーダ4の軸方向一端部が当接された状態で、前記平坦部16に磁気エンコーダ4の底面が載置され固定される。
支持部材本体10の内周面のうち、前記平坦部16に対し径方向に対向する円周方向一箇所に、基板6を固定するための溝17が形成されている。この溝17に、磁気センサ5を実装した基板6が固定されている。これにより、磁気エンコーダ4の表面に対し、磁気センサ5が所定間隔を隔てて対向するように配置される。
たわみ発生部材2および支持部材3は、いずれも鉄、アルミニウム合金等の金属材料で形成され、両部材2,3の線膨張係数が同一となるように同じ材料が用いられている。
たわみ発生部材2および支持部材3は、いずれも鉄、アルミニウム合金等の金属材料で形成され、両部材2,3の線膨張係数が同一となるように同じ材料が用いられている。
図3は、図1のIII-III断面から見た磁気エンコーダ4の着磁パターンを示す。
図2および図3に示すように、磁気エンコーダ4は、それぞれ軸方向(変位方向)にN極とS極とが交互に着磁された第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bを有する。図3に示すように、第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bは、着磁幅Wが互いに異なるように設定されている。着磁幅Wとは、各磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さである。
図2および図3に示すように、磁気エンコーダ4は、それぞれ軸方向(変位方向)にN極とS極とが交互に着磁された第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bを有する。図3に示すように、第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bは、着磁幅Wが互いに異なるように設定されている。着磁幅Wとは、各磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さである。
この例では、第1の磁気エンコーダトラック4aの着磁幅Wが、第2の磁気エンコーダトラック4bの着磁幅Wよりも短く設定されている。但し、第1の磁気エンコーダトラック4aにおけるN極に着磁された軸方向一端部と、第2の磁気エンコーダトラック4bにおけるN極に着磁された軸方向一端部とは、それぞれ段差部25に当接されて軸方向位置が揃うように配置されている。
<磁気センサ5の内部信号処理について>
図4に示すように、この例の磁気センサ5は、第1,第2の検出部26a,26bと、位相差検出部27と、逓倍回路28と、絶対位置情報検出部29とを有する。第1の検出部26aでは、第1の磁気エンコーダトラック4a(図3)の磁界が検出される。第2の検出部26bでは、第2の磁気エンコーダトラック4b(図3)の磁界が検出される。図2および図4に示すように、第1の検出部26aは第1の磁気エンコーダトラック4aの半径方向外方に配置され、第2の検出部26bは第2の磁気エンコーダトラック4bの半径方向外方に配置される。これら第1,第2の検出部26a,26bは、第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bの並び方向と平行で互いに隣接して設けられている。
図4に示すように、この例の磁気センサ5は、第1,第2の検出部26a,26bと、位相差検出部27と、逓倍回路28と、絶対位置情報検出部29とを有する。第1の検出部26aでは、第1の磁気エンコーダトラック4a(図3)の磁界が検出される。第2の検出部26bでは、第2の磁気エンコーダトラック4b(図3)の磁界が検出される。図2および図4に示すように、第1の検出部26aは第1の磁気エンコーダトラック4aの半径方向外方に配置され、第2の検出部26bは第2の磁気エンコーダトラック4bの半径方向外方に配置される。これら第1,第2の検出部26a,26bは、第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bの並び方向と平行で互いに隣接して設けられている。
図4および図5に示すように、第1の検出部26aは、第1の磁気エンコーダトラック4aが発生する磁気情報から、第1の磁気エンコーダトラック4aと第1の検出部26aとの相対変位による変位量(第1の磁気エンコーダトラック4aの位相)を検出する。
第2の検出部26bは、第2の磁気エンコーダトラック4bが発生する磁気情報から、第2の磁気エンコーダトラック4bと第2の検出部26bとの相対変位による変位量(第2の磁気エンコーダトラック4bの位相)を検出する。
第2の検出部26bは、第2の磁気エンコーダトラック4bが発生する磁気情報から、第2の磁気エンコーダトラック4bと第2の検出部26bとの相対変位による変位量(第2の磁気エンコーダトラック4bの位相)を検出する。
前述のように、第1,第2の磁気エンコーダトラック4a,4bは、着磁幅Wが互いに異なるため、位相差検出部27は、第1の検出部26aで検出された第1の磁気エンコーダトラック4aの位相と、第2の検出部26bで検出された第2の磁気エンコーダトラック4bの位相との位相差を検出する。この位相検出部27で検出された位相差は、絶対位置情報検出部29に入力される。逓倍回路28には、第1の検出部26aで検出された磁気信号(磁気情報)が入力され、逓倍回路28は、入力された磁気信号を電気的に逓倍し、絶対位置情報検出部29に出力する。
例えば、N極、S極の一極対の着磁幅Wを2.54mmとし、この着磁幅Wを4096分割で逓倍すれば、分解能は0.625μmと高分解能の絶対位置信号(絶対位置情報)が得られる。絶対位置情報検出部29では、絶対位置情報検出部29は、位相検出部27から入力される位相差と、逓倍回路28から入力される、電気的に逓倍された磁気信号とに基づいて、磁気エンコーダ4と磁気センサ5との相対変位による変位量を絶対位置情報として検出する。前記定められた関係は、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により適宜に定められる。ここで、絶対位置情報検出部29からの出力は、例えば複数ビットのシリアル信号(デジタル値)のため、環境変化による出力オフセットが抑制される。
また、絶対位置情報検出部29からの出力値は、予め磁気式荷重センサ1に対して荷重が印加されていない状態において、出力が0となるように調整されていることが好ましい。
また、絶対位置情報検出部29からの出力値は、予め磁気式荷重センサ1に対して荷重が印加されていない状態において、出力が0となるように調整されていることが好ましい。
<処理回路24等について>
図4に示すように、処理回路24は、補正テーブル20と、荷重算出手段21とを有する。この処理回路24では、磁気センサ5から出力される絶対位置情報と、事前に測定した絶対位置と軸方向の荷重の関係を保存した補正テーブル20の情報を基にして、荷重算出手段21で荷重情報を得る。その後、出力手段22を経由して外部に荷重情報が出力される。処理回路24の後段に出力手段22が接続されている。この出力手段22では、アナログ出力、PWM出力、シリアル通信などから選択した出力仕様で外部に出力する。処理回路24と出力手段22とで検出手段18が構成されている。
図4に示すように、処理回路24は、補正テーブル20と、荷重算出手段21とを有する。この処理回路24では、磁気センサ5から出力される絶対位置情報と、事前に測定した絶対位置と軸方向の荷重の関係を保存した補正テーブル20の情報を基にして、荷重算出手段21で荷重情報を得る。その後、出力手段22を経由して外部に荷重情報が出力される。処理回路24の後段に出力手段22が接続されている。この出力手段22では、アナログ出力、PWM出力、シリアル通信などから選択した出力仕様で外部に出力する。処理回路24と出力手段22とで検出手段18が構成されている。
<作用効果について>
たわみ発生部材2に軸方向の荷重が作用するとたわみを生じる。このたわみ発生部材2のたわみにより磁気エンコーダ4と磁気センサ5とが軸方向に相対変位する。磁気センサ5は、磁気エンコーダ4が発生する磁気情報から、磁気エンコーダ4と磁気センサ5との相対変位による変位量を、磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出する。荷重算出手段21は、磁気センサ5が検出した位置情報から前記軸方向の荷重を算出する。
たわみ発生部材2に軸方向の荷重が作用するとたわみを生じる。このたわみ発生部材2のたわみにより磁気エンコーダ4と磁気センサ5とが軸方向に相対変位する。磁気センサ5は、磁気エンコーダ4が発生する磁気情報から、磁気エンコーダ4と磁気センサ5との相対変位による変位量を、磁気エンコーダトラック4a,4bのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出する。荷重算出手段21は、磁気センサ5が検出した位置情報から前記軸方向の荷重を算出する。
荷重算出手段21は、たわみ発生部材2のたわみによる軸方向の変位量をデジタル数値で測定してから荷重に換算するため、アナログ信号のような温度変化などによる出力オフセットがない。また、磁気式荷重センサは、磁気式のため光学式に比べて分解能を高くすることが難しく、僅かな変位量の検出が困難であるが、磁気センサ5がN極とS極の一極対から得られる磁気信号を電気的に逓倍するため、容易に分解能を高めることができ、僅かな変位量の検出を簡単に行うことができる。したがって、僅かな変位量であっても正確で安定した荷重出力が可能となるうえ、温度変化に伴う出力変化が少ない磁気式荷重センサ1を実現することができる。
たわみ発生部材2は、前記軸方向に軸心が延びる筒部9と、この筒部9の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で支持部材3に支持されるフランジ状の円環板部7と、この円環板部7の内径側部分に形成され前記軸方向の荷重を受ける環状の荷重受部8とを備え、円環板部7の内径側部分に、円環板部7の他の部分よりも前記軸方向の肉厚が薄くなる環状の薄肉部分7aが設けられている。フランジ状の円環板部7が筒部9の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で支持部材3に支持されるため、環状の荷重受部8が軸方向の荷重を受けることで、円環板部7の内径側部分を軸方向に変位させることができる。特に、円環板部7の内径側部分に、他の部分よりも肉厚が薄くなる環状の薄肉部分7aが設けられているため、円環板部7は、環状の薄肉部分7aを基点として前記軸方向に容易に変位させることができる。
支持部材3は、前記筒部9の径方向外方に設けられる筒状であって一端でたわみ発生部材2の円環板部7の外径側部分を支持し、たわみ発生部材2の筒部9の外周面に磁気ターゲットが設けられ、支持部材3の内周面に磁気センサ5が設けられている。このため、たわみ発生部材2の略全体を支持部材3で囲むように構成することができ、磁気式荷重センサ1の小型化を図ることができる。これにより、磁気式荷重センサ1を組み込むことができる装置の汎用性を高めることができる。
<他の実施形態について>
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
前述の例では、高分解能の絶対位置情報を用いて軸方向の荷重を検出したが、絶対位置機能がなくても高分解能のパルス信号(例えば、90度位相差のA相、B相出力)をカウントすることで、たわみ発生部材の変位量を把握し、軸方向の荷重を算出することも可能である。
図6に、高分解能のパルス信号を出力する磁気エンコーダ4と磁気センサ5Aの例を示す。図7は、この磁気センサ5Aの信号出力部30およびカウンタ23等を示すブロック図である。この例では、図6に示すように、磁気エンコーダ4として、N極とS極を交互に着磁した一列の磁気エンコーダトラック4aが形成されている。図7に示すように、磁気センサ5Aは、検出部26と、逓倍回路28と、信号出力部30と、カウンタ23とを有する。
検出部26において磁気エンコーダトラック4a(図6)の磁界が検出され、逓倍回路28においてN極、S極から得られる磁気信号を電気的に逓倍する。例えば、N極、S極の一極対の着磁幅Wを2.54mmとし、この着磁幅を4096分割で逓倍すれば、1パルス当たり0.625μmと高分解能の位置信号(位置情報)が得られる。信号出力部30では、逓倍回路28で逓倍された磁気信号から、互いに90度位相の異なるA相およびB相の二つのパルス信号を出力する。パルス信号を後段のカウンタ(可逆カウンタ)23でカウントし、たわみ発生部材2(図1参照)の位置情報(変位量)を検出する。なお、この場合は、軸方向の荷重が印加されない状態でカウンタをリセットすると良い。ここで得られた位置情報は、図4と同様の検出手段18を用いて軸方向の荷重に換算する。
図8に示すように、磁気センサ5(5A)と処理回路24とが基板6に実装された構成としても良い。
各実施形態では、たわみ発生部材に磁気エンコーダが設けられ、支持部材に磁気センサが設けられているが、たわみ発生部材に磁気センサが設けられ、支持部材に磁気エンコーダが設けられる構成にしても良い。
前記所定方向の荷重として軸方向の荷重が採用されているが、この例に限定されるものではなく、前記所定方向は、例えば、たわみ発生部材の形状および取付け箇所等に応じて適宜に定められる。
各実施形態では、たわみ発生部材に磁気エンコーダが設けられ、支持部材に磁気センサが設けられているが、たわみ発生部材に磁気センサが設けられ、支持部材に磁気エンコーダが設けられる構成にしても良い。
前記所定方向の荷重として軸方向の荷重が採用されているが、この例に限定されるものではなく、前記所定方向は、例えば、たわみ発生部材の形状および取付け箇所等に応じて適宜に定められる。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…磁気式荷重センサ
2…たわみ発生部材
3…支持部材
4…磁気エンコーダ
4a,4b…第1,第2の磁気エンコーダトラック
5,5A…磁気センサ
7…円環板部
7a…環状の薄肉部分
8…環状の荷重受部
9…筒部
21…荷重算出手段
23…カウンタ
30…信号出力部
2…たわみ発生部材
3…支持部材
4…磁気エンコーダ
4a,4b…第1,第2の磁気エンコーダトラック
5,5A…磁気センサ
7…円環板部
7a…環状の薄肉部分
8…環状の荷重受部
9…筒部
21…荷重算出手段
23…カウンタ
30…信号出力部
Claims (5)
- 所定方向の荷重が作用するとたわみを生じるたわみ発生部材と、このたわみ発生部材を支持する支持部材と、磁界を発生する磁気ターゲットと、この磁気ターゲットの磁界を検出する磁気センサと、を備え、前記たわみ発生部材のたわみにより前記磁気ターゲットと前記磁気センサとが前記所定方向に相対変位するように、前記磁気ターゲットおよび前記磁気センサのいずれか一方が前記たわみ発生部材に設けられ、前記磁気ターゲットおよび前記磁気センサのいずれか他方が前記支持部材に設けられた磁気式荷重センサであって、
前記磁気ターゲットは、前記所定方向にN極とS極とが交互に着磁された磁気エンコーダトラックを少なくとも一列有する磁気エンコーダであり、
前記磁気センサは、前記磁気エンコーダが発生する磁気情報から、前記磁気エンコーダと前記磁気センサとの相対変位による変位量を、前記磁気エンコーダトラックのN極とS極の一極対の長さを電気的に逓倍した位置情報として検出するものであり、
前記磁気センサが検出した前記位置情報から前記所定方向の荷重を算出する荷重算出手段を有する磁気式荷重センサ。 - 請求項1に記載の磁気式荷重センサにおいて、前記たわみ発生部材は、前記所定方向に軸心が延びる筒部と、この筒部の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で前記支持部材に支持されるフランジ状の円環板部と、この円環板部の内径側部分に形成され前記所定方向の荷重を受ける環状の荷重受部とを備え、前記円環板部の内径側部分に、前記円環板部の他の部分よりも前記所定方向の肉厚が薄くなる環状の薄肉部分が設けられている磁気式荷重センサ。
- 請求項1または請求項2に記載の磁気式荷重センサにおいて、
前記たわみ発生部材は、前記所定方向に軸心が延びる筒部と、この筒部の軸方向一端から外径側へ延びて外径側部分で前記支持部材に支持されるフランジ状の円環板部と、この円環板部の内径側部分に形成され前記所定方向の荷重を受ける環状の荷重受部とを備え、
前記支持部材は、前記筒部の径方向外方に設けられる筒状であって一端で前記たわみ発生部材の前記円環板部の外径側部分を支持し、前記たわみ発生部材の前記筒部の外周面と前記支持部材の内周面とのいずれか一方に前記磁気ターゲットが設けられ、他方に前記磁気センサが設けられた磁気式荷重センサ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の磁気式荷重センサにおいて、前記磁気センサは、互いに90°位相の異なるA相およびB相の二つのパルス信号を出力する信号出力部と、この信号出力部から出力された前記パルス信号をカウントして前記位置情報を得るカウンタとを有する磁気式荷重センサ。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の磁気式荷重センサにおいて、前記磁気エンコーダは、前記一極対の長さである着磁幅が互いに異なる二列の磁気エンコーダトラックを有し、前記磁気センサは、前記二列の磁気エンコーダトラックから前記位置情報を絶対位置情報として検出する磁気式荷重センサ。
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JP2016207584A JP2018071972A (ja) | 2016-10-24 | 2016-10-24 | 磁気式荷重センサ |
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