JP2018071669A - 水素ステーションの水素燃料供給方法及び水素ステーションの水素燃料供給システム - Google Patents

水素ステーションの水素燃料供給方法及び水素ステーションの水素燃料供給システム Download PDF

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Abstract

【課題】FCV車両への水素燃料の充填速度の低下を抑制することが可能な供給方法を提供する。【解決手段】燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に関する情報を受信する工程S102と、情報に基づいて、水素ステーションにおいて燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に水素燃料の供給を開始する前に、水素ステーションに配置され、復圧することによって水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定する工程S114と、復圧すると判定された場合に、水素貯蔵容器に水素燃料を供給開始する前に、水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧する工程S116と、水素燃料が蓄圧されている蓄圧器がさらに復圧された後で、水素貯蔵容器に水素燃料を供給する工程S118と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、水素ステーションの水素燃料供給方法及び水素ステーションの水素燃料供給システムに関し、例えば、水素を燃料とする一般車両が水素ステーションで水素を充填するための供給システム、及び方法に関する。
自動車の燃料として、従来のガソリンを始めとした燃料油の他に、近年、クリーンなエネルギー源として水素燃料が注目を浴びている。これに伴い、水素燃料を動力源とする燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)の開発が進められている。かかる燃料電池自動車(FCV)を普及させるためには水素燃料を急速に充填することができる水素ステーションを拡充する必要がある。水素ステーションでは、水素燃料を急速にFCV車両に充填するために、圧縮機で高圧に圧縮された水素燃料を蓄圧する複数の蓄圧器による多段蓄圧器を配置する。そして、使用する蓄圧器を切り替えながら充填することで蓄圧器内の圧力とFCV車両の燃料タンクの圧力との差圧を大きく保ち、蓄圧器から燃料タンクへ差圧によって水素燃料を急速充填する(例えば、特許文献1参照)。
また、多段蓄圧器から1台目のFCV車両に水素燃料を供給してしまうと、多段蓄圧器内の水素燃料が減少してしまうので、2台目のFCV車両に充填するためには蓄圧器を復圧する必要がある。
一方、蓄圧器に水素燃料を蓄圧するにあたって、その常用圧が制限されている。よって、いたずらに高圧に蓄圧できるものではない。そして、かかる常用圧に基づいて、FCV車両への充填時間を予測している。しかしながら、蓄圧器内の圧力は、外気温の影響によって変化してしまう。例えば、夏の気温が高い環境では、蓄圧器内の圧力が高くなる。かかる場合、気温によっては、蓄圧器内の圧力が制限された常用圧を超えてしまう場合もあり得る。そのため、常用圧を超えないように、予め、気温の上昇を見越して、復圧時の蓄圧器内の圧力を常用圧よりも低めに留めている場合も多い。逆に、冬の気温が低い環境では、常用圧で蓄圧しても、蓄圧器内の圧力が低くなってしまう場合もあり得る。
しかしながら、FCV車両への充填時に、蓄圧器の圧力が低い状態だと、蓄圧器内の圧力とFCV車両の燃料タンクの圧力との差圧が小さくなるため、予定する充填時間よりも長くかかってしまうといった問題があった。場合によっては、FCV車両の燃料タンクに充填すべき最終圧力に届かない場合もあり得る。
また、1台あたりの充填時間が長くなってしまうと、1つの水素ステーションに充填のために到来するユーザ車両が集中する場合に、待ち時間が長くなってしまうといった問題にもつながる。
特開2015−197700号公報
そこで、本発明の一態様は、FCV車両への水素燃料の充填速度の低下を抑制することが可能な供給方法、及び供給システムを提供する。
本発明の一態様の水素ステーションの水素燃料供給方法は、
水素燃料を動力源とする燃料電池自動車(FCV)に搭載された車載器から燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に関する情報を受信する工程と、
かかる情報に基づいて、水素ステーションにおいて燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に水素燃料の供給を開始する前に、水素ステーションに配置され、復圧することによって水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定する工程と、
復圧すると判定された場合に、水素貯蔵容器に水素燃料を供給開始する前に、水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧する工程と、
水素燃料が蓄圧されている蓄圧器がさらに復圧された後で、水素貯蔵容器に水素燃料を供給する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、かかる情報として、水素貯蔵容器の温度、圧力、及び容積の各情報を受信し、水素ステーションで外気温度を計測し
水素貯蔵容器に水素燃料を供給する場合の終了圧を演算する工程をさらに備え、
上述した判定を行う際、蓄圧器の圧力と終了圧とを用いて、蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定すると好適である。
また、水素ステーションに、かかる蓄圧器を含む多段蓄圧器が配置され、
多段蓄圧器の中から、上述したさらに復圧する蓄圧器を選択する工程をさらに備えると好適である。
本発明の一態様の水素ステーションの水素燃料供給システムは、
水素燃料を動力源とする燃料電池自動車に搭載された車載器から燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に関する情報を受信する受信部と、
かかる情報に基づいて、水素ステーションにおいて燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に水素燃料の供給を開始する前に、水素ステーションに配置され、復圧することによって水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定する判定部と、
復圧すると判定された場合に、水素貯蔵容器に水素燃料を供給開始する前に、水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するように復圧機構を制御する復圧制御部と、
水素燃料が蓄圧されている蓄圧器がさらに復圧された後で、水素貯蔵容器に水素燃料を供給するように供給部を制御する供給制御部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、蓄圧器内の圧力とFCV車両の燃料タンクの圧力との差圧の減少を抑制できる。よって、FCV車両への水素燃料の充填速度の低下を抑制できる。そのため、FCV車両の充填時間の短縮を図ることができる。
実施の形態1における水素ステーションの水素燃料供給システムの構成を示す構成図の一例である。 実施の形態1における制御回路の内部構成の一例を示す構成図である。 実施の形態1における水素燃料供給方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの一例を示す図である。 実施の形態1における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの他の一例を示す図である。 実施の形態1における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの他の一例を示す図である。 実施の形態2における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの一例を示す図である。 実施の形態2における水素燃料供給方法の要部工程を示すフローチャート図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における水素ステーションの水素燃料供給システムの構成を示す構成図の一例である。図1において、水素燃料供給システム500は、水素ステーション102内に配置される。水素燃料供給システム500は、多段蓄圧器101、ディスペンサ30、圧縮機40、及び制御回路100を備えている。多段蓄圧器101は、使用下限圧力を多段にした複数の蓄圧器10,12,14により構成される。図1の例では、蓄圧器10が、使用下限圧力が最も低くなるまで使用する低圧バンク(1st バンク)として作用する。蓄圧器12が、使用下限圧力が中間の中圧バンク(2nd バンク)として作用する。蓄圧器14が、使用下限圧力が高い高圧バンク(3rd バンク)として作用する。水素ステーション102内には、その他、カードル302、中間蓄圧器304、及び/或いは水素製造装置308が配置される。また、水素ステーション102内には、水素を充填して配送する水素トレーラー306が到来する。
また、図1において、圧縮機40の吸込側は、バルブ322を介してカードル302と配管により接続される。同様に、圧縮機40の吸込側は、バルブ324を介して中間蓄圧器304と配管により接続される。同様に、圧縮機40の吸込側は、バルブ326を介して水素トレーラー306の充填タンクと配管により接続される。同様に、圧縮機40の吸込側は、バルブ328を介して水素製造装置308の吐出側と配管により接続される。
圧縮機40の吐出側は、バルブ21を介して蓄圧器10と配管により接続される。同様に、圧縮機40の吐出側は、バルブ23を介して蓄圧器12と配管により接続される。同様に、圧縮機40の吐出側は、バルブ25を介して蓄圧器14と配管により接続される。
また、蓄圧器10は、バルブ22を介してディスペンサ30と配管により接続される。また、蓄圧器12は、バルブ24を介してディスペンサ30と配管により接続される。また、蓄圧器14は、バルブ26を介してディスペンサ30と配管により接続される。
また、カードル302内の圧力は、圧力計312によって計測される。中間蓄圧器304内の圧力は、圧力計314によって計測される。水素トレーラー306の充填タンク内の圧力は、圧力計316によって計測される。水素製造装置308の吐出圧は、圧力計318によって計測される。
また、蓄圧器10内の圧力は、圧力計11によって計測される。蓄圧器12内の圧力は、圧力計13によって計測される。蓄圧器14内の圧力は、圧力計15によって計測される。
また、ディスペンサ30内には、冷却器32(プレクーラー)が配置され、多段蓄圧器101から供給される水素燃料を、例えば、−40℃に冷却する。つまり、ディスペンサ30は、冷却された水素燃料をFCV車両200に搭載された燃料タンク202に差圧を利用して充填する。また、ディスペンサ30内或いは近辺には、中継器34が配置され、水素ステーション102に到来したFCV車両200(水素燃料を動力源とする燃料電池自動車(FCV))内の車載器204と通信可能に構成される。例えば、赤外線を用いて無線通信可能に構成される。
通常時においては、カードル302、中間蓄圧器304、或いは水素トレーラー306のタンク内に蓄圧された水素燃料は、図示しないそれぞれのレギュレータによって低圧(例えば、0.6MPa)に減圧された状態で、圧縮機40の吸込側に供給される。同様に、水素製造装置308で製造された水素燃料は、低圧(例えば、0.6MPa)の状態で圧縮機40の吸込側に供給される。圧縮機40は、制御回路100による制御のもと、カードル302、中間蓄圧器304、水素トレーラー306、或いは水素製造装置308から低圧で供給される水素燃料を圧縮しながら多段蓄圧器101の各蓄圧器10,12,14に供給する。圧縮機40は、通常、多段蓄圧器101の各蓄圧器10,12,14内が所定の高圧P0(例えば、82MPa)になるまで圧縮する。言い換えれば、圧縮機40は、通常、吐出側の2次側圧力POUTが所定の高圧(例えば、82MPa)になるまで圧縮する。圧縮機40の吸込側に水素燃料を供給する相手が、カードル302、中間蓄圧器304、水素トレーラー306、及び水素製造装置308のいずれにするかは、それぞれの配管上に配置された、対応するバルブ322,324,326,328の開閉を制御回路100が制御することによっていずれかに決定されればよい。同様に、圧縮機40が水素燃料を供給する相手が蓄圧器10,12,14のいずれにするかは、それぞれの配管上に配置された、対応するバルブ21,23,25の開閉を制御回路100が制御することによっていずれかに決定されればよい。或いは、2以上の蓄圧器に同時に供給するように制御しても良い。
多段蓄圧器101に蓄圧された水素燃料は、ディスペンサ30内の冷却器32によって冷却され、ディスペンサ30から水素ステーション102内に到来したFCV車両200に供給される。
図2は、実施の形態1における制御回路の内部構成の一例を示す構成図である。図2において、制御回路100内には、通信制御回路50、メモリ51、受信部52、終了圧・温度演算部54、フロー計画部56、システム制御部58、復圧制御部61、供給制御部63、バンク圧力受信部66、選択部68、圧力取得部70、差圧演算部72、判定部74、及び磁気ディスク装置等の記憶装置80,82,84,86が配置される。復圧制御部61は、バルブ制御部60、及び圧縮機制御部62を有する。供給制御部63は、ディスペンサ制御部64及びバルブ制御部65を有する。受信部52、終了圧・温度演算部54、フロー計画部56、システム制御部58、復圧制御部61(バルブ制御部60、圧縮機制御部62)、供給制御部63(ディスペンサ制御部64、バルブ制御部65)、バンク圧力受信部66、選択部68、圧力取得部70、差圧演算部72、及び判定部74といった各「〜部」は、処理回路を含み、その処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、或いは、半導体装置等が含まれる。また、各「〜部」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いてもよい。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。受信部52、終了圧・温度演算部54、フロー計画部56、システム制御部58、復圧制御部61(バルブ制御部60、圧縮機制御部62)、供給制御部63(ディスペンサ制御部64、バルブ制御部65)、バンク圧力受信部66、選択部68、圧力取得部70、差圧演算部72、及び判定部74内に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度図示しないメモリ51に記憶される。
また、記憶装置80内には、FCV車両200に搭載された燃料タンク202の圧力、温度、及び燃料タンク202の容積といったFCV情報と、FCV情報に対応する水素燃料の残量と、燃料タンク202に充填すべき最終圧、及び最終温度といった充填情報との相関関係を示す相関テーブル81が格納される。また、記憶装置80内には、相関テーブル81から得られる結果を補正する補正テーブル83が格納される。
図3は、実施の形態1における水素燃料供給方法の要部工程を示すフローチャート図である。図3において、実施の形態1における水素燃料供給方法は、復圧工程(S101)と、FCV情報受信工程(S102)と、終了圧演算工程(S104)と、充填フロー演算工程(S106)と、最終バンク選択工程(S108)と、最終バンク圧力取得工程(S110)と、差圧演算工程(S112)と、判定工程(S114)と、再復圧工程(S116)と、水素供給(充填)工程(S118)と、いう一連の工程を実施する。
水素ステーションでは後述するように、多段蓄圧器101の使用する蓄圧器を切り替えながら、充填に到来したFCV車両200に水素燃料を供給(充填)する。
一方、かかる充填によって、各蓄圧器10,12,14内の水素燃料は減少し、圧力が低下する。そのため、バンク圧力受信部66は、通信制御回路50を介して、常時、或いは所定のサンプリング周期で、各蓄圧器10,12,14の圧力を圧力計11,13,15から受信し、記憶装置84に記憶する。
復圧工程(S101)として、FCV車両200の燃料タンク202への充填によって、各蓄圧器10,12,14内の圧力が低下しているので、復圧機構104は、各蓄圧器10,12,14を復圧する。圧縮機40、バルブ21,23,25、及びバルブ322,324,326,328等が復圧機構104を構成する。まず、システム制御部58は、カードル302、中間蓄圧器304、水素トレーラー306、或いは水素製造装置308の中から圧縮機40の吸込側につなぐ水素燃料の供給元を選択する。復圧制御部61は、システム制御部58による制御のもと、復圧機構104を制御して、各蓄圧器10,12,14を復圧させる。具体的には、以下のように動作する。まず、バルブ制御部60は、システム制御部58による制御のもと、カードル302、中間蓄圧器304、水素トレーラー306、或いは水素製造装置308の中から、選択された水素燃料の供給元となる1つのバルブ(バルブ322,324,326,或いは328)を閉じている状態から開の状態に制御する。これにより、圧縮機40の吸込側に水素燃料が供給される。
FCV車両200の燃料タンク202への充填に使用する蓄圧器は、後述するように、低圧バンク、中圧バンク、高圧バンクの順で切り替わるので、まず、低圧バンクとなる蓄圧器10を復圧する。バルブ制御部60は、バルブ21,23,25が閉じた状態から、バルブ21を開にする。その際、バルブ22は、閉じている状態(蓄圧器10をFCV車両200の燃料タンク202への充填に使用していない状態)が望ましいが、開の状態(蓄圧器10をFCV車両200の燃料タンク202への充填に使用している状態)であっても構わない。
そして、圧縮機制御部62は、圧縮機40を駆動して、低圧(例えば0.6MPa)の水素燃料を圧縮しながら送り出し、蓄圧器10の圧力が所定の圧力P0になるまで蓄圧器10に水素燃料を充填することで蓄圧器10を復圧する。
次に、バルブ制御部60は、バルブ21を閉じて、代わりにバルブ23を開にする。その際、バルブ24は、閉じている状態(蓄圧器12をFCV車両200の燃料タンク202への充填に使用していない状態)が望ましいが、開の状態(蓄圧器12をFCV車両200の燃料タンク202への充填に使用している状態)であっても構わない。
そして、圧縮機制御部62は、圧縮機40を駆動して、低圧(例えば0.6MPa)の水素燃料を圧縮しながら送り出し、蓄圧器12の圧力が所定の圧力P0になるまで蓄圧器12に水素燃料を充填することで蓄圧器12を復圧する。
次に、バルブ制御部60は、バルブ23を閉じて、代わりにバルブ25を開にする。その際、バルブ26は、閉じている状態(蓄圧器14をFCV車両200の燃料タンク202への充填に使用していない状態)が望ましいが、開の状態(蓄圧器14をFCV車両200の燃料タンク202への充填に使用している状態)であっても構わない。
そして、圧縮機制御部62は、圧縮機40を駆動して、低圧(例えば0.6MPa)の水素燃料を圧縮しながら送り出し、蓄圧器14の圧力が所定の圧力P0になるまで蓄圧器14に水素燃料を充填することで蓄圧器14を復圧する。
以上により、次のFCV車両200が水素ステーション102に到来しても、同様に、水素燃料の供給が可能となる。
なお、上述した例では、圧縮機40の吸込側に水素燃料を供給する圧力PINが所定の低圧(例えば、0.6MPa)に減圧制御されている場合を示したがこれに限るものではない。カードル302、中間蓄圧器304、或いは水素トレーラー306に蓄圧された水素燃料の圧力を減圧せずに、或いは所定の低圧(例えば、0.6MPa)よりも高い圧力の状態で圧縮機40の吸込側に与えて圧縮しても良い。かかる場合には、圧縮機40として、吸込側の圧力PIN(1次側圧力)を一定の圧力(例えば、0.6MPa)に固定して使用する往復圧縮機ではなく、吸込側の圧力PIN(1次側圧力)を可変に対応可能なタイプの高圧圧縮機を採用する。例えば、吸込側の圧力PIN(1次側圧力)が例えば20MPa以下のブースター多段昇圧型の圧縮機を用いると好適である。
ここで、上述したように、蓄圧器10,12,14内の常用圧は所定の圧力(例えば82MPa)に制限されている。しかし、蓄圧器10,12,14内の圧力は、外気温の影響によって変化してしまう。例えば、夏の気温が高い環境では、蓄圧器10,12,14内の圧力が高くなる。かかる場合、気温によっては、蓄圧器10,12,14内の圧力が制限された常用圧を超えてしまう場合もあり得る。そのため、常用圧を超えないように、予め、気温の上昇を見越して、復圧時の蓄圧器内の圧力を常用圧よりも低めに留めている場合も多い。かかる場合、上述した復圧する圧力P0を常用圧(例えば82MPa)よりも低い圧力に設定する。例えば、70〜81MPa等に設定する。逆に、冬の気温が低い環境では、常用圧(例えば82MPa)で蓄圧しても、蓄圧器10,12,14内の圧力が低くなってしまう場合もあり得る。よって、FCV車両200への充填時に、蓄圧器10,12,14の圧力が上述したように常用圧よりも低い状態だと、蓄圧器10,12,14内の圧力とFCV車両200の燃料タンク202の圧力との差圧が小さくなるため、予定する充填時間よりも長くかかってしまう。場合によっては、FCV車両200の燃料タンク202に充填すべき最終圧力に届かい場合もあり得る。そこで、実施の形態1では、再復圧を必要に応じて実施することで充填時間の延長を抑制する。以下、具体的に説明する。
FCV情報受信工程(S102)として、受信部52は、水素燃料を動力源とするFCV車両200に搭載された車載器204からFCV車両200に搭載された燃料タンク202(水素貯蔵容器)に関するFCV情報を受信する。具定的には、以下のように動作する。
FCV車両200が水素ステーション102内に到来し、ユーザ或いは水素ステーション102の作業員によってディスペンサ30のノズル31がFCV車両200の燃料タンク202の受け口(レセプタクル)に固定されると、車載器204と中継器34との通信が確立される。通信が確立されると、車載器204からは、燃料タンク202の現在の圧力、温度、及び燃料タンク202の容積といったFCV情報が、中継器34を介して制御回路100にリアルタイムで出力(発信)される。
制御回路100内では、受信部52が、通信制御回路50を介してFCV情報を受信する。FCV情報は、車載器204と中継器34との通信が確立されている間、常時或いは所定のサンプリング周期で、モニタリングされる。受信されたFCV情報は、受信時刻の情報と共に、記憶装置82に記憶される。また、水素ステーションの外気温度が図示しない計測器にて計測される。
終了圧演算工程(S104)として、終了圧・温度演算部54は、燃料タンク202に水素燃料を供給する場合の終了圧PFを演算する。具体的には以下のように動作する。終了圧・温度演算部54は、記憶装置80から変換テーブル81を読み出し、受信された燃料タンク202の受信初期時の圧力、温度、及び燃料タンク202の容積、計測された外気温度に対応する最終圧PFと最終温度TFを演算し、予測する。また、終了圧・温度演算部54は、記憶装置80から補正テーブル83を読み出し、変換テーブル81によって得られた数値を補正する。変換テーブル81のデータだけでは、得られた結果に誤差が大きい場合に、実験或いはシミュレーション等により得られた結果に基づいて補正テーブル83を設ければよい。
充填フロー演算工程(S106)として、フロー計画部56は、多段蓄圧器101を用いて、FCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を差圧供給(充填)するための充填フロー計画を作成する。
図4は、実施の形態1における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの一例を示す図である。以下、図4を用いて、多段蓄圧器101を用いた水素燃料の差圧充填の仕方を説明する。図4において、縦軸に圧力、横軸に時間を示す。多段蓄圧器101の各蓄圧器10,12,14は、同じ圧力P0に蓄圧されている。一方、水素ステーション102に到来したFCV車両200の燃料タンク202は圧力P1になっている。かかる状態から充填を開始する場合について説明する。
まず、低圧バンクとなる蓄圧器10から燃料タンク202に充填を開始する。充填する際には、図示しない流量センサにより一定の速度で充填する。蓄圧器10と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器10内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々に上昇していく。それに伴い、蓄圧器10の圧力(「低」で示すグラフ)は徐々に減少する。そして、蓄圧器10と燃料タンク202との差圧が所定の値に到達する充填開始から時間T1が経過した時点で、蓄圧器10から中圧バンクとなる蓄圧器12に使用する蓄圧器が切り替えられる。これにより、蓄圧器12と燃料タンク202との差圧が大きくなるため、充填速度が速い状態を維持できる。そして、蓄圧器12と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器12内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々にさらに上昇していく。それに伴い、蓄圧器12の圧力(「中」で示すグラフ)は徐々に減少する。蓄圧器12と燃料タンク202との差圧が所定の値に到達する充填開始から時間T2が経過した時点で、蓄圧器12から高圧バンクとなる蓄圧器14に使用する蓄圧器が切り替えられる。これにより、蓄圧器14と燃料タンク202との差圧が大きくなるため、充填速度が速い状態を維持できる。そして、蓄圧器14と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器14内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々にさらに上昇していく。それに伴い、蓄圧器14の圧力(「高」で示すグラフ)は徐々に減少する。そして、高圧バンクとなる蓄圧器14によって燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)になるまで充填する。フロー計画部56は、演算された燃料タンク202の圧力が最終圧PFになるための蓄圧器の選択(蓄圧器10,12,14の選択)と多段蓄圧器101の切り換えタイミングを含む充填フロー計画を作成する。このようにして、最終圧PFに到達する充填開始からの時間tが得られる。かかる場合に作成された充填フロー計画の制御データは、記憶装置82に一時的に格納される。上述した例では、水素ステーション102に到来するFCV車両200の燃料タンク202の圧力P1が予め設定された低圧バンクとなる蓄圧器10の使用下限圧力程度よりも十分に低い圧力であった場合を示している。一例としては、満タン時の例えば1/2以下といった十分に低い状態の場合を示している。かかる場合には、FCV車両200の燃料タンク202の圧力を最終圧力PFに急速充填するためには、例えば3本の蓄圧器10,12,14が必要である。但し、水素ステーション102に到来するFCV車両200は、燃料タンク202の圧力が十分に低い場合に限るものではない。
図5は、実施の形態1における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの他の一例を示す図である。図5において、縦軸に圧力、横軸に時間を示す。図5の例では、水素ステーション102に到来したFCV車両200の燃料タンク202の圧力P2が、予め設定された低圧バンクとなる蓄圧器10の使用下限圧力程度である場合を示す。かかる場合、FCV車両200の燃料タンク202の圧力を最終圧力PFに急速充填するために、3本の蓄圧器10,12,14は必要ない。かかる場合、まず、低圧バンクとなる蓄圧器10から燃料タンク202に充填を開始する。充填する際には、図示しない流量センサにより一定の速度で充填する。蓄圧器10と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器10内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線A’に示すように徐々に上昇していく。それに伴い、蓄圧器10の圧力(「低」で示すグラフ)は徐々に減少する。そして、蓄圧器10と燃料タンク202との差圧が所定の値に到達する充填開始から時間T1’が経過した時点で、蓄圧器10から中圧バンクとなる蓄圧器12に使用する蓄圧器が切り替えられる。これにより、蓄圧器12と燃料タンク202との差圧が大きくなるため、充填速度が速い状態を維持できる。そして、蓄圧器12と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器12内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々にさらに上昇していく。それに伴い、蓄圧器12の圧力(「中」で示すグラフ)は徐々に減少する。そして、中圧バンクとなる蓄圧器12によって燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)になるまで充填する。フロー計画部56は、演算された燃料タンク202の圧力が最終圧PFになるための蓄圧器の選択(蓄圧器10,12の選択)と多段蓄圧器101の切り換えタイミングを含む充填フロー計画を作成する。このようにして、最終圧PFに到達する充填開始からの時間t’が得られる。かかる場合に作成された充填フロー計画の制御データは、記憶装置82に一時的に格納される。
図6は、実施の形態1における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの他の一例を示す図である。図6において、縦軸に圧力、横軸に時間を示す。図6の例では、水素ステーション102に到来したFCV車両200の燃料タンク202の圧力P3が、予め設定された中圧バンクとなる蓄圧器12の使用下限圧力程度である場合を示す。かかる場合、FCV車両200の燃料タンク202の圧力を最終圧力PFに急速充填するために、2本の蓄圧器10,12は必要ない。ましてや3本の蓄圧器10,12,14は必要ない。かかる場合、まず、低圧バンクとなる蓄圧器10から燃料タンク202に充填を開始する。充填する際には、図示しない流量センサにより一定の速度で充填する。蓄圧器10と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器10内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線A”に示すように徐々に上昇していく。それに伴い、蓄圧器10の圧力(「低」で示すグラフ)は徐々に減少する。そして、低圧バンクとなる蓄圧器10によって燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)になるまで充填する。フロー計画部56は、演算された燃料タンク202の圧力が最終圧PFになるための蓄圧器の選択(蓄圧器10の選択)と多段蓄圧器101の切り換えタイミングを含む充填フロー計画を作成する。このようにして、最終圧PFに到達する充填開始からの時間t”が得られる。かかる場合に作成された充填フロー計画の制御データは、記憶装置82に一時的に格納される。
以上のように、水素ステーション102に到来したFCV車両200の燃料タンク202の充填開始時の圧力の状況に応じて、蓄圧器の選択と多段蓄圧器101の切り換えタイミングを含む充填フロー計画が変化する。但し、いずれにしても、多段蓄圧器101は蓄圧器10側から使用を開始すると好適である。
最終バンク選択工程(S108)として、選択部68は、多段蓄圧器101の中から、さらに復圧するための蓄圧器を選択する。具体的には、選択部68は、多段蓄圧器101を構成する蓄圧器10,12,14の中から充填フロー計画における最終の蓄圧器(最終バンク)を選択する。最終バンクを選択する理由は、蓄圧器の圧力と燃料タンク202の圧力との差圧が最も小さくなる最終の蓄圧器での充填の状態が、FCV車両200への水素燃料の充填速度の低下に最も影響を与えるからである。加えて最初に使用するバンクについても復圧を行えば、更に効果的である。図4の例では、最終バンクが蓄圧器14になる。図5の例では、最終バンクが蓄圧器12になる。図6の例では、最終バンクが蓄圧器10になる。
最終バンク圧力取得工程(S110)として、圧力取得部70は、記憶装置84に格納されている各蓄圧器10,12,14の圧力の中から、選択された最終の蓄圧器(最終バンク)の圧力(FCV車両200への充填開始前の圧力)を取得する。
差圧演算工程(S112)として、差圧演算部72は、最終の蓄圧器(最終バンク)の圧力から演算された終了圧PFを差し引いた差圧ΔPを演算する。
判定工程(S114)として、判定部74は、受信されたFCV情報に基づいて、水素ステーション102においてFCV車両200に搭載された燃料タンク202に水素燃料の供給を開始する前に、水素ステーション102に配置され、復圧することによって水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定する。言い換えれば、判定部74は、FCV車両200への充填開始前に、最終の蓄圧器(最終バンク)の圧力と、演算された終了圧PFとを用いて、最終の蓄圧器(最終バンク)をさらに復圧するかどうかを判定する。具体的には、判定部74は、演算された差圧ΔPが許容値Pth(閾値)よりも大きいかどうかを判定する。許容値Pthとして、3MPa以上が好適である。より望ましくは、5MPa以上が好適である。さらに望ましくは、7MPaが好適である。差圧ΔPが許容値Pth(閾値)よりも大きい場合には、再復圧の必要はないと判定することになる。逆に、差圧ΔPが許容値Pth(閾値)よりも大きくない場合には、再復圧の必要があると判定することになる。判定結果は記憶装置86に格納される。システム制御部58は、記憶装置86から判定結果を読み出し、判定結果に沿って、復圧制御部61及び供給制御部63を制御する。
再復圧工程(S116)として、復圧制御部61は、復圧すると判定された場合に、FCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を充填(供給)開始する前に、水素燃料が蓄圧されている最終の蓄圧器をさらに復圧する。言い換えれば、復圧制御部61は、差圧ΔPが許容値Pth(閾値)よりも大きくない場合にFCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を充填(供給)開始する前に、水素燃料が蓄圧されている最終の蓄圧器をさらに復圧するように復圧機構104を制御する。具体的には、以下のように動作する。まず、バルブ制御部60は、カードル302、中間蓄圧器304、水素トレーラー306、或いは水素製造装置308の中から、選択された水素燃料の供給元となる1つのバルブ(バルブ322,324,326,或いは328)を閉じている状態から開の状態に制御する。これにより、圧縮機40の吸込側に水素燃料が供給される。
そして、選択された最終バンクとなる蓄圧器(例えば、蓄圧器14)を復圧する。バルブ制御部60は、バルブ21,23,25が閉じた状態から、バルブ25を開にする。
そして、圧縮機制御部62は、圧縮機40を駆動して、例えば低圧(例えば0.6MPa)の水素燃料を圧縮しながら送り出し、最終バンク(例えば、蓄圧器14)の圧力が常用圧(例えば、82MPa)になるまで最終バンク(例えば、蓄圧器14)に水素燃料を充填することで最終バンク(例えば、蓄圧器14)を再復圧する。
以上により、使用直前の段階での最終の蓄圧器(最終バンク)の圧力に応じて、圧力が常用圧から低下していた最終の蓄圧器(最終バンク)を常用圧に戻すことができる。よって、実際の充填時において、最終の蓄圧器(最終バンク)の圧力とFCV車両200の燃料タンク202の終了圧PFとの差圧を大きくできる。そのため、充填フロー計画に沿った充填時間からの遅延を回避できる。
水素供給(充填)工程(S118)として、供給部106は、差圧ΔPが許容値Pth(閾値)よりも大きくなかった場合には、水素燃料が蓄圧されている蓄圧器がさらに復圧された後で、FCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を供給する。供給部106は、充填動作に関連する、例えば、多段蓄圧器101、バルブ22,24,26、及びディスペンサ30により構成される。具体的には、以下のように動作する。システム制御部58は、記憶装置82から充填フロー計画の制御データを読み出し、かかる制御データに沿って、供給制御部63を制御する。供給制御部63は、システム制御部58による制御のもと、供給部106を制御して、FCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を供給させる。具体的には、システム制御部58は、ディスペンサ制御部64、及びバルブ制御部65を制御する。ディスペンサ制御部64は、通信制御回路50を介してディスペンサ30と通信し、ディスペンサ30の動作を制御する。バルブ制御部65は、通信制御回路50を介して、バルブ22,24,26に制御信号を出力し、各バルブの開閉を制御する。
図4の例に沿う場合、バルブ制御部60は、バルブ21,23,25が閉じた状態に制御する。バルブ制御部65は、バルブ22,24,26を閉じた状態から、バルブ22を開にする。これにより、低圧バンクとなる蓄圧器10とディスペンサ30との間の配管内の雰囲気がつながる。そして、ディスペンサ制御部64によりディスペンサ30が制御され、蓄圧器10に蓄圧された水素燃料がFCV車両200の燃料タンク202に充填開始される。充填開始から時間T1が経過した時点で、バルブ制御部65は、バルブ22を閉じ、代わりにバルブ24を開にする。これにより、中圧バンクとなる蓄圧器12とディスペンサ30との間の配管内の雰囲気がつながる。そして、ディスペンサ制御部64により制御されたディスペンサ30によって、蓄圧器12に蓄圧された水素燃料がFCV車両200の燃料タンク202に充填開始される。充填開始から時間T2が経過した時点で、バルブ制御部65は、バルブ24を閉じ、代わりにバルブ26を開にする。これにより、高圧バンクとなる蓄圧器14とディスペンサ30との間の配管内の雰囲気がつながる。そして、ディスペンサ制御部64により制御されたディスペンサ30によって、蓄圧器14に蓄圧された水素燃料がFCV車両200の燃料タンク202に充填開始される。システム制御部58は、受信部52により受信される燃料タンク202の圧力を監視し、燃料タンク202の圧力が最終圧PFになった時点で充填を終了するように、バルブ制御部65、及びディスペンサ制御部64を制御する。これに伴い、ディスペンサ制御部64がディスペンサ30による水素燃料の供給を停止すると共に、バルブ制御部65がバルブ26を閉じる。
以上により、FCV車両200の燃料タンク202への水素燃料の充填(供給)は終了し、ディスペンサ30のノズルをFCV車両200の燃料タンク202の受け口(レセプタクル)から外し、ユーザは、例えば充填量に応じた料金を支払って、水素ステーション102から退場することになる。
そして、FCV車両200の燃料タンク202への充填によって、各蓄圧器10,12,14内の圧力が低下しているので、復圧工程(S101)に戻り、復圧機構104は、各蓄圧器10,12,14を復圧する。以下、図3に示した同様の工程を繰り返せばよい。
以上のように、実施の形態1によれば、蓄圧器(最終バンク)内の圧力とFCV車両200の燃料タンク202の圧力との差圧の減少を抑制できる。よって、FCV車両200への水素燃料の充填速度の低下を抑制できる。そのため、FCV車両200の充填時間の短縮を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、復圧工程(S101)において、復圧時の蓄圧器内の圧力を常用圧よりも低めに留めている場合の再復圧について説明した。しかし、FCV車両200への充填開始前の圧力不足は、かかる場合に限るものではない。実施の形態2では、そもそも、復圧工程(S101)が行われていない場合、或いは、復圧工程(S101)の途中で完了していない場合について説明する。
実施の形態2における水素ステーションの水素燃料供給システムは、図1と同様である。また、以下、特に説明する点以外の内容は実施の形態1と同様である。
図7は、実施の形態2における多段蓄圧器の各蓄圧器の圧力とFCV車両の燃料タンク圧力とのタイムチャートの一例を示す図である。図7において、縦軸に圧力、横軸に時間を示す。図7(a)では、水素ステーション102に先に到来したFCV車両200への水素燃料の充填後、実施の形態1において説明した復圧工程(S101)が行われていない場合、或いは、復圧工程(S101)の途中で完了していない場合に、水素ステーション102に次に到来したFCV車両200へと水素燃料を充填する場合について示している。復圧工程(S101)が行われていない場合、特に低圧バンク(1stバンク)となる蓄圧器10の圧力は低下した状態になっている。一方、水素ステーション102に到来したFCV車両200の燃料タンク202は圧力P1になっている。かかる状態から充填を開始する場合について説明する。
まず、低圧バンクとなる蓄圧器10から燃料タンク202に充填を開始する。充填する際には、図示しない流量センサにより一定の速度で充填する。蓄圧器10と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器10内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々に上昇していく。それに伴い、蓄圧器10の圧力(「低」で示すグラフ)は徐々に減少する。そして、蓄圧器10と燃料タンク202との差圧が所定の値に到達した時点で、蓄圧器10から中圧バンクとなる蓄圧器12に使用する蓄圧器が切り替えられる。しかしながら、充填開始前の蓄圧器10の圧力がそもそも低い状態になっているため、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すようにあまり高くならずに蓄圧器12に切り換えられる。これにより、蓄圧器12と燃料タンク202との差圧が大きくなるため、充填速度が速い状態を維持できる。そして、蓄圧器12と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器12内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々にさらに上昇していく。それに伴い、蓄圧器12の圧力(「中」で示すグラフ)は徐々に減少する。蓄圧器12と燃料タンク202との差圧が所定の値に到達した時点で、蓄圧器12から高圧バンクとなる蓄圧器14に使用する蓄圧器が切り替えられる。しかしながら、蓄圧器12に切り換えられた時点での燃料タンク202の圧力が低いため、蓄圧器12においても燃料タンク202の圧力は点線Aに示すようにあまり高くならずに蓄圧器14に切り換えられる。これにより、蓄圧器14と燃料タンク202との差圧が大きくなるため、充填速度が速い状態を維持できる。そして、蓄圧器14と燃料タンク202との差圧によって蓄圧器14内に蓄圧された水素燃料は燃料タンク202側へと移動し、燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように徐々にさらに上昇していく。それに伴い、蓄圧器14の圧力(「高」で示すグラフ)は徐々に減少する。しかしながら、蓄圧器14に切り換えられた時点での燃料タンク202の圧力が低いため、蓄圧器14においても燃料タンク202の圧力は点線Aに示すように燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)になるまで充填できずに終了してしまう。そこで、実施の形態2では、燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PFにならない蓄圧器10,12,14について、充填開始前に復圧する。
図8は、実施の形態2における水素燃料供給方法の要部工程を示すフローチャート図である。図8において、実施の形態2における水素燃料供給方法は、FCV情報受信工程(S102)と、終了圧演算工程(S104)と、充填フロー演算工程(S106)と、判定工程(S115)と、復圧工程(S117)と、水素供給(充填)工程(S118)と、いう一連の工程を実施する。FCV情報受信工程(S102)と、終了圧演算工程(S104)との内容については実施の形態1と同様である。
充填フロー演算工程(S106)として、実施の形態2のフロー計画部56では、充填フロー計画を作成する場合に、計算時の各蓄圧器10,12,14の圧力に基づいて充填フローを計画する。その結果、燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)にならない場合に、図7(b)に示すように、多段蓄圧器101のうち、先に充填する蓄圧器側(1stバンク:低圧バンク側)の蓄圧器から、燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)になるために必要な圧力を演算する。1stバンク(低圧バンク)となる蓄圧器10での圧力変化が最も大きいので、かかる蓄圧器10で燃料タンク202の圧力を底上げする。もし、蓄圧器10の圧力が常用圧P0まで復圧されても燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)にならない場合に、次の2ndバンク(中圧バンク)となる蓄圧器12での必要な圧力を演算する。同様に、もし、蓄圧器12の圧力が常用圧P0まで復圧されても燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)にならない場合に、次の3rdバンク(高圧バンク)となる蓄圧器14での必要な圧力を演算する。
判定工程(S115)として、判定部74は、充填フロー演算工程(S106)において演算された充填フローにおいて、多段蓄圧器101の復圧が十分かどうかを判定する。多段蓄圧器101の復圧が十分な場合には水素供給(充填)工程(S118)に進む。多段蓄圧器101の復圧が十分ではない場合には復圧工程(S117)に進む。
復圧工程(S117)として、復圧制御部61は、多段蓄圧器101の復圧が十分ではない(復圧する)と判定された場合に、FCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を充填(供給)開始する前に、1stバンク(低圧バンク)側の蓄圧器から充填フロー演算工程(S106)に演算された圧力になるまで復圧する。言い換えれば、復圧制御部61は、FCV車両200の燃料タンク202に水素燃料を充填(供給)開始する前に、水素燃料が蓄圧されている最初の蓄圧器10からさらに復圧するように復圧機構104を制御する。復圧の仕方については実施の形態1と同様である。
そして、図7(b)に示すように、燃料タンク202の圧力が演算された最終圧PF(例えば65〜81MPa)になる程度に、蓄圧器10側から必要な蓄圧器を復圧する。図7(b)では、蓄圧器10のみ復圧する場合について示している。
水素供給(充填)工程(S118)の内容は実施の形態1と同様である。
以上により、使用直前の段階での多段蓄圧器101の圧力に応じて、必要な蓄圧器の圧力を上げることができる。よって、実際の充填時において、最終の蓄圧器(最終バンク)の圧力とFCV車両200の燃料タンク202の終了圧PFとの差圧を大きくできる。そのため、充填フロー計画に沿った充填時間からの遅延を回避できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての水素ステーションの水素燃料供給方法及び水素ステーションの水素燃料供給システムは、本発明の範囲に包含される。
10,12,14蓄圧器
11,13,15 圧力計
21,22,23,24,25,26 バルブ
30 ディスペンサ
31 ノズル
32 冷却器
34 中継器
40 圧縮機
50 通信制御回路
51 メモリ
52 受信部
54 終了圧・温度演算部
56 フロー計画部
58 システム制御部
60,65 バルブ制御部
61 復圧制御部
62 圧縮機制御部
63 供給制御部
64 ディスペンサ制御部
66 バンク圧力受信部
68 選択部
70 圧力取得部
72 差圧演算部
74 判定部
80,82,84,86 記憶装置
100 制御回路
101 多段蓄圧器
102 水素ステーション
104 復圧機構
106 供給部
200 FCV車両
202 燃料タンク
204 車載器
302 カードル
304 中間蓄圧器
306 水素トレーラー
308 水素製造装置
312,314,316,318 圧力計
322,324,326,328 バルブ
500 水素燃料供給システム

Claims (4)

  1. 水素燃料を動力源とする燃料電池自動車(FCV)に搭載された車載器から前記燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に関する情報を受信する工程と、
    前記情報に基づいて、水素ステーションにおいて前記燃料電池自動車に搭載された前記水素貯蔵容器に水素燃料の供給を開始する前に、前記水素ステーションに配置され、復圧することによって水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定する工程と、
    復圧すると判定された場合に、前記水素貯蔵容器に前記水素燃料を供給開始する前に、前記水素燃料が蓄圧されている前記蓄圧器をさらに復圧する工程と、
    前記水素燃料が蓄圧されている前記蓄圧器がさらに復圧された後で、前記水素貯蔵容器に水素燃料を供給する工程と、
    を備えたことを特徴とする水素ステーションの水素燃料供給方法。
  2. 前記情報として、前記水素貯蔵容器の温度、圧力、及び容積の各情報を受信し、水素ステーションで外気温度を計測し
    前記水素貯蔵容器に前記水素燃料を供給する場合の終了圧を演算する工程をさらに備え、
    前記判定を行う際、前記蓄圧器の圧力と前記終了圧とを用いて、前記蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定することを特徴とする請求項1記載の水素ステーションの水素燃料供給方法。
  3. 前記水素ステーションに、前記蓄圧器を含む多段蓄圧器が配置され、
    前記多段蓄圧器の中から、前記さらに復圧する前記蓄圧器を選択する工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の水素ステーションの水素燃料供給方法。
  4. 水素燃料を動力源とする燃料電池自動車に搭載された車載器から前記燃料電池自動車に搭載された水素貯蔵容器に関する情報を受信する受信部と、
    前記情報に基づいて、水素ステーションにおいて前記燃料電池自動車に搭載された前記水素貯蔵容器に水素燃料の供給を開始する前に、前記水素ステーションに配置され、復圧することによって水素燃料が蓄圧されている蓄圧器をさらに復圧するかどうかを判定する判定部と、
    復圧すると判定された場合に、前記水素貯蔵容器に前記水素燃料を供給開始する前に、前記水素燃料が蓄圧されている前記蓄圧器をさらに復圧するように復圧機構を制御する復圧制御部と、
    前記水素燃料が蓄圧されている前記蓄圧器がさらに復圧された後で、前記水素貯蔵容器に水素燃料を供給するように供給部を制御する供給制御部と、
    を備えたことを特徴とする水素ステーションの水素燃料供給システム。
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