JP2018071619A - シール構造、及び回転装置 - Google Patents

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太一 福田
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【課題】固定部と可動部との隙間を封止するシール構造において、簡単な構成で、異なる2方向から流体が侵入することを防止可能なシール構造、及び回転装置を提供する。【解決手段】本発明は、固定部120と回転体110との隙間を封止するシール構造100であって、固定部120には、固定板123が設けられており、回転体110には、固定板123の端面124を囲む溝113が形成されており、溝113の第1側壁面113aから固定板123の第1板面123aに亘って封止する、内圧用シール160が設けられ、溝113の第1側壁面113aと反対側の第2側壁面113bから固定板123の第2板面123bに亘って封止する、外圧用シール170が設けられたものである。【選択図】図2

Description

本発明は、固定部と可動部との隙間を封止するシール構造、及び当該シール構造を備える回転装置に関する。
回転動作や並進動作などの可動機構を有する装置には、可動側と固定側との間に生じる隙間を封止するとともに、可動側の動きに合わせて摺動可能なシール材が用いられている。例えば、特許文献1には、回転軸体と固定環との隙間に流れる潤滑液が隙間外部に侵入するのを防止しつつ回転動作に応じて摺動可能なシール構造に関する技術が開示されている。
また、可動機構を有する装置として、航空機やヘリコプター等に搭載する撮像用カメラを回転可能に保持するジンバル装置が広く用いられている。このようなジンバル装置では、シール構造として、可動側と固定側との隙間から雨などの浸水を防止するための外圧用シールと、結露を防止するため固定側に封入した窒素などの乾燥空気の漏れを防止するための内圧用シールとを備えている。
特開平08−166065号公報
上述したジンバル装置のシール構造など、異なる2方向(内圧方向と外圧方向)からの流体の侵入を防止するシール構造は、例えば外圧用シールと内圧用シールとが同形状のシール材が使えるなど、より簡単な構成が望まれる。しかしながら、特許文献1では、回転軸と固定環との隙間から潤滑液が外部に漏れることを防止する構成が開示されているが、上述したジンバル装置のシール構造のような、異なる2方向からの流体の侵入を防止することについては何ら考慮されていなかった。
そこで、本発明の目的は、固定部と可動部との隙間を封止するシール構造において、簡単な構成で、異なる2方向から流体が侵入することを防止可能なシール構造、及び当該シール構造が組み込まれた回転装置を提供することにある。
本発明のシール構造は、固定部と可動部との隙間を封止するシール構造であって、前記固定部には、固定板が設けられており、前記可動部には、前記固定板の端面を囲む溝が形成されており、前記溝の第1側壁面から当該第1側壁面と相対する前記固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、前記溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した前記固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられたものである。
本発明の回転装置は、相対するように2つの固定板が設けられた固定部と、前記相対するように2つ設けられた前記固定板に挟持され、所定の回転軸として回転する回転体と、を備え、前記固定板には、前記回転軸を中心とした環状の開口部が形成され、前記回転体には、前記固定板の端面を囲む溝が形成されており、前記溝の第1側壁面から当該第1側壁面と対向した前記固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、前記溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した前記固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられたものである。
ものである。
本発明によれば、固定部と可動部との隙間を封止するシール構造において、簡単な構成で、異なる2方向から流体が侵入することを確実に防止することができる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1(A)は、第1の実施形態に係るシール構造が組み込まれた回転装置の外観斜視図であり、図1(B)は、当該回転装置の外観正面図である。 図2(A)は、回転装置の内部構成を示す断面図であり、図2(B)は、シール構造の構成を拡大視した断面図である。 図3は、比較例に係るシール構造の構成を拡大視した断面図である。 図4(A)は回転体を下向きにした状態の回転装置の外観斜視図であり、図4(B)は組立分解時に回転体からカバーを外した状態の回転装置の外観斜視図である。 図5(A)は回転体の幅寸法を変化させたときの開口部の内径の変化について説明するための断面図であり、図5(B)は、回転体とカバーとの取り付け構造について説明するための断面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.第1の実施形態
1.1.回転装置の構成
1.2.技術的特徴
1.3.比較例
1.4.効果
1.5.変形例
2.第2の実施形態
2.1.シール構造の構成
2.2.技術的特徴と効果
3.第3の実施形態
3.1.回転装置の構成
3.2.技術的特徴と効果
<<1.第1の実施形態>>
図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
<1.1.回転装置の構成>
図1を参照して、第1の実施形態に係るシール構造が組み込まれた回転装置1の構成の例を説明する。図1(A)は回転装置1の外観斜視図であり、図1(B)は回転装置1の外観正面図である。回転装置1は、例えば、航空機やヘリコプター等に搭載する撮像用カメラを回転可能に保持するジンバル装置であって、図1(A)の矢印Rで示す方向に回転可能な回転体110と、回転体110を回転可能に支持する固定部120a、120b(総称した場合、固定部120という。)と、固定部120を支持する支持部130と、支持部130を回転可能に支持する基台140と、を含む。
回転体110は、開口部110aが形成された枠体であって、相対する固定部120a、120bによって挟持され、図1の回転軸Aを中心として矢印Rの方向に回転する。また、回転体110は、固定部120a、120bによって挟持されない側面部が曲面形状であり、枠体の開口部110aに半球形状のカバー151、152が取り付けられることで、矢印Rに沿って面一の曲面形状が形成される。また、図1(A)及び図1(B)に示す例では、カバー151の中央には、例えばカメラの撮像面を露出するための窓151aが設けられている。
固定部120a、120bは、上述したように回転体110を回転可能に保持するため、その内部に、後述する軸受121を有し、軸受121を介して回転体110と機械的に接続されている。また、固定部120a、120bは、結露を防止するため内部に、窒素などの乾燥空気が封入されている。
支持部130は、固定部120を支持する柱状部材であり、基台140に回転可能に支持されている。
基台140は、例えば当該回転装置1が航空機やヘリコプターなどに搭載される場合、航空機やヘリコプターと機械的に接続される接続構造を有する。
なお、回転装置1は上述した例に限られない。たとえば、支持部130が基台140に対して固定されていてもよい。
<1.2.技術的特徴>
次に、図2(A)及び図2(B)を参照して、第1の実施形態に係る技術的特徴、すなわち、回転体110と固定部120との隙間を封止するシール構造100について説明する。
図2は、回転装置1の内部構成、具体的には回転体110と固定部120aとの接続部分を示す断面図であり、図2(B)は、図2(A)に示された接続部分のうち、シール構造100の構成を拡大視した断面図である。なお、回転体110と固定部120bとの接続部分については、図2(A)及び図2(B)に示した構成を左右反転した同様の構造であるため、その説明を省略する。以下では、図2(A)及び図2(B)を参照して、固定部120aと回転体110との接続部分に注目して説明する。
固定部120aは、図2(A)に示すように、回転体110を回転可能に保持する1組2個の軸受121、121と、軸受121、121の外周側(固定部120a側)を固定する軸受固定部122とを有する。軸受121は、玉軸受が環状に配列したものであり、図2(A)に示すように回転体110の回転軸Aを挟んで玉軸受が対象に配置される。軸受固定部122は、軸受121を固定するため軸受121を囲む環形状の部材である。また、固定部120の軸受固定部122には、回転体110側の端部には回転軸Aに向けて立設した固定板123が設けられている。
固定板123は、回転軸Aを中心とした略円形状の開口部が形成され、具体的には後述するように、内圧方向と外圧方向とから流体が侵入することを防止する仕切板として機能する。さらに、固定板123の端面124は、後述するようにシール構造100によって封止される。
回転体110は、枠本体111と、軸受121の内周側(回転側)に接続される軸受接続部112とが、ボルトなどの締結手段により一体化されたものである。また、回転体110は、枠本体111と軸受接続部112との接続部分に、固定板123の端面124を囲む溝113が形成されている。具体的に、溝113は、軸受接続部112側の第1側壁面113aと、固定板123を挟んで第1側壁面113aと対向する第2側壁面113bと、第1側壁面113aと第2側壁面113bとの間を結ぶ溝底面部113cとから構成される。
以上のような構成において、固定部120に対して回転体110が回転可能な状態で、回転体110の溝113と固定板123との隙間を封止するため、シール構造100は、内圧用シール160と、外圧用シール170とを備える。
内圧用シール160は、図2(B)の矢印D1で示す方向から、固定部120に封入した乾燥空気の圧力(内圧)を受け、回転体110の回転動作により摺動可能な環状のシール材である。具体的に、内圧用シール160は、図2(B)の矢印D1から内圧を受け、第1側壁面113aから当該第1側壁面113aと相対する固定板123の第1板面123aに亘って封止する。
外圧用シール170は、図2(B)の矢印D2で示す方向から、回転体110と固定部120との隙間から侵入する液体などの圧力(外圧)を受け、回転体110の回転動作により摺動可能な環状のシール材である。具体的に、外圧用シール170は、図2(B)の矢印D2の方向から外圧を受け、第2側壁面113bから当該第2側壁面113bと相対する固定板123の第2板面123bに亘って封止する。
内圧用シール160及び外圧用シール170は、例えばオムニシール、リップシールなどのような気圧差などによってシール面が筐体面に押し付けられシールされる形状のものが用いられる。すなわち、内圧用シール160及び外圧用シール170は、圧力が作用する向きが内側か外側かによって圧力を受けるシールの向きが決まる形状のものである。
上述したように、シール構造100は、固定板123を間に挟んで、圧力を受ける向きが同方向、すなわち回転軸Aに向かう方向となるように、内圧用シール160及び外圧用シール170を並列に配置したものである。
<1.3.比較例>
図3を参照して、比較例に係るシール構造200を説明する。図3は、比較例に係るシール構造200の構成を拡大視した断面図である。図3に示す構成のうち、図2と同様の構成については、同様の符号を付して、その説明を省略する。
シール構造200は、固定部120aに封入した乾燥空気の漏れを防止するための内圧用シール260と、回転体110と固定部120との隙間から雨などの浸水を防止するための外圧用シール270と、を有するが、次の点で、図2(A)及び図2(B)に示したシール構造100と異なる。つまり、内圧用シール260と外圧用シール270とが同一面、具体的には、固定板123の第2板面123b上に共に配置される点で、図2(A)及び図2(B)に示したシール構造100と異なる。
具体的に、内圧用シール260は、圧力を受ける向きが図3の矢印D21で示す向きとなるように、第2側壁面113bから当該第2側壁面113bと相対する固定板123の第2板面123bに亘って封止する。また、外圧用シール270は、圧力を受ける向きが図3の矢印D22で示す向きとなるように、第2側壁面113bから当該第2側壁面113bと相対する固定板123の第2板面123bに亘って封止する。このようにして内圧用シール260と外圧用シール270とを同一面に配置した場合には、内圧用シール260が圧力を受ける向きは回転軸Aから離れる向きとなるのに対して、外圧用シール270が圧力を受ける向きは回転軸Aに向かう向きとなる。
<1.4.効果>
次に、図4及び図5を参照して、比較例に係るシール構造200と比較しながら本実施形態のシール構造100に係る効果について説明する。図4(A)は回転体を下向きにした状態の回転装置の外観斜視図であり、図4(B)は組立分解時に回転体からカバーを外した状態の回転装置の外観斜視図である。また、図5(A)は回転体の幅寸法を変化させたときの開口部の内径の変化について説明するための断面図であり、図5(B)は、回転体とカバーとの取り付け構造について説明するための断面図である。
比較例に係るシール構造200では、内圧用シール260の外径が、外圧用シール270と比べて小さい形状となるため、二種類の形状のシールが必要となる。特に、内圧用シール260及び外圧用シール270のような、回転動作に応じて摺動可能なシールは、一般的なOリングのような固定用シールと異なり特殊な形状をしており、一つずつ切削加工が必要となるため、単価が高価であり、複数種類存在するとコスト高となってしまう。また、内圧用シール260と外圧用シール270とは、固定部120a、120bとで2組分必要となることから見ても、コスト高になることは明らかである。
また、比較例に係るシール構造200では、上述したような内圧用シール260と外圧用シール270の配置関係から、カバー151、152に接する程度に外圧用シール270の外径が大きくなる場合がある。このような場合には、回転体110とカバー151、152の合わせ面の微小な隙間で、外圧用シール270のシール性能が弱くなってしまう。このため、図4(A)に示すように回転体110を下に向けて図4(B)に示すようにカバー152を取り外した組立分解時では、外圧用シール270が回転体110の側面に全て覆われていないため、回転動作によって外圧用シール270がよれて噛み込むおそれがある。このような問題の対策として、例えば図5(A)に示すように、回転体110の幅、すなわち、固定部120と接する側面部の幅をL1からL2(>L1)に変更することにより外圧用シール270の外径よりも大きくした場合には、球体形状を維持しようとすると、回転体110の開口部110aの内径をH1からH2(<H1)に変更しなければならない。すなわち、図5(B)に示すように、回転体110にカバー152を固定するねじ181とOリングを内側に移動させる必要があるため、回転体110の内部(開口部110a)の空間が小さくなってしまう。
一方、本実施形態のシール構造100では、固定板123を間に挟んで、圧力を受ける向きが同方向、すなわち回転軸Aに向かう方向となるように、内圧用シール160及び外圧用シール170を並列に配置しているので、一種類の形状のシールを用いて内圧を受けるシールおよび外圧を受けるシールの両方を実現することができる。すなわち、シール構造を実現するために用いるシールが一種類のみとなるため、例えば比較例に係るシール構造200と比べてコストダウンを図りながら、内圧方向と外圧方向との異なる2方向から流体が侵入することを確実に防止することができる。
また、本実施形態のシール構造100では、上述した比較例に係るシール構造200の外圧用シール270と比べて外圧用シール170の外径を小さくすることができる。このため、組立分解時に回転体110からカバー151、152を外した状態でも、外圧用シール170が回転体110の幅内に容易に収まるのでシール性能が向上し、回転動作時に外圧用シール170を噛み込むことも無いため、耐久性および信頼性が高い。さらに、シールは小径の方が低コストで製作することができ、コストダウンを図ることができる。
<1.5.変形例>
本実施形態の上述した例では、シール構造100が左右両方の固定部120a、120bに存在するが、例えば、固定部120aのみ、固定部120bのみなど、片側のみに存在してもよい。また、本実施形態に係るシール構造は、回転装置1だけでなく、例えば固定部に対して可動部が並進動作するような並進装置の固定側と可動側との隙間をシールすることにも適用可能である。
さらに、シール形状は、気圧差などによってシール面が筐体面に押し付けられてシールされる形状のものであれば、オムニシール及びリップシール以外のシール形状でもよい。
<<2.第2の実施形態>>
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<2.1.シール構造の構成>
第2の実施形態は、固定部と可動部との隙間を封止するシール構造であって、固定部には、固定板が設けられており、可動部には、固定板の端面を囲む溝が形成されており、溝の第1側壁面から当該第1側壁面と対向した固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられたものである。
<2.2.技術的特徴と効果>
第2の実施形態によれば、固定板を間に挟んで、圧力を受ける向きが同方向となるように、第1シール及び第2シールを並列に配置したシール構造となるため、例えば同一のシール形状からなるシールを用いることができるなど簡単な構成で、異なる2方向から流体が侵入することを確実に防止することができる。
<<3.第3の実施形態>>
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第3の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<3.1.回転装置の構成>
第2の実施形態は、相対するように2つの固定板が設けられた固定部と、相対するように2つ設けられた固定板に挟持され、所定の回転軸として回転する回転体と、を備える回転装置であって、固定板には、回転軸を中心とした環状の開口部が形成され、回転体には、固定板の端面を囲む溝が形成されており、溝の第1側壁面から当該第1側壁面と対向した固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられたものである。
<3.2.技術的特徴と効果>
第3の実施形態によれば、固定板を間に挟んで、圧力を受ける向きが同方向となるように、第1シール及び第2シールを並列に配置したシール構造となるため、例えば同一のシール形状からなるシールを用いることができるなど簡単な構成で、異なる2方向から流体が侵入することを確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
固定部と可動部との隙間を封止するシール構造であって、
前記固定部には、固定板が設けられており、
前記可動部には、前記固定板の端面を囲む溝が形成されており、
前記溝の第1側壁面から当該第1側壁面と相対する前記固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、
前記溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した前記固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられた、シール構造。
(付記2)
前記第1シールと前記第2シールとは略同一形状である、付記1記載のシール構造。
(付記3)
前記固定部は、相対するように前記固定板が2つ設けられており、
前記可動部は、前記相対するように2つ設けられた前記固定板に挟持され、所定の回転軸として回転する回転体であり、
前記固定板には、前記端面に沿って、前記回転軸を中心とした環状の開口部が形成されている、付記1又は2記載のシール構造。
(付記4)
前記回転体は開口部が形成された枠体であり、
前記開口部を覆うカバーが設けられている、付記3記載のシール構造。
(付記5)
相対するように2つの固定板が設けられた固定部と、
前記相対するように2つ設けられた前記固定板に挟持され、所定の回転軸として回転する回転体と、を備え、
前記固定板には、前記回転軸を中心とした環状の開口部が形成され、
前記回転体には、前記固定板の端面を囲む溝が形成されており、
前記溝の第1側壁面から当該第1側壁面と対向した前記固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、
前記溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した前記固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられた、回転装置。
固定部と可動部との隙間を封止するシール構造において、簡単な構成で、異なる2方向から流体が侵入することを確実に防止することができる。
1 回転装置
100、200 シール構造
110 回転体
113 溝
113a 第1側壁面
113b 第2側壁面
120、120a、120b 固定部
123 固定板
123a 第1板面
123b 第2板面
124 端面
160、260 内圧用シール
170、270 外圧用シール

Claims (5)

  1. 固定部と可動部との隙間を封止するシール構造であって、
    前記固定部には、固定板が設けられており、
    前記可動部には、前記固定板の端面を囲む溝が形成されており、
    前記溝の第1側壁面から当該第1側壁面と相対する前記固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、
    前記溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した前記固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられた、シール構造。
  2. 前記第1シールと前記第2シールとは略同一形状である、請求項1記載のシール構造。
  3. 前記固定部は、相対するように前記固定板が2つ設けられており、
    前記可動部は、前記相対するように2つ設けられた前記固定板に挟持され、所定の回転軸として回転する回転体であり、
    前記固定板には、前記端面に沿って、前記回転軸を中心とした環状の開口部が形成されている、請求項1又は2記載のシール構造。
  4. 前記回転体は開口部が形成された枠体であり、
    前記開口部を覆うカバーが設けられている、請求項3記載のシール構造。
  5. 相対するように2つの固定板が設けられた固定部と、
    前記相対するように2つ設けられた前記固定板に挟持され、所定の回転軸として回転する回転体と、を備え、
    前記固定板には、前記回転軸を中心とした環状の開口部が形成され、
    前記回転体には、前記固定板の端面を囲む溝が形成されており、
    前記溝の第1側壁面から当該第1側壁面と対向した前記固定板の第1板面に亘って封止する、第1シールが設けられ、
    前記溝の第1側壁面と反対側の第2側壁面から当該第2側壁面と対向した前記固定板の第2板面に亘って封止する、第2シールが設けられた、回転装置。

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