JP2018069719A - 光照射装置、光照射複合体、および印刷装置 - Google Patents

光照射装置、光照射複合体、および印刷装置 Download PDF

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大川 健一
Kenichi Okawa
健一 大川
田口 明
Akira Taguchi
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Abstract

【課題】 優れた放熱性を備える光照射装置を提供する。【解決手段】 ヒートシンク70と、ヒートシンク70の上面に位置している配線基板10と、配線基板10の上面に位置している発光素子20と、発光素子20を覆うように位置しており、少なくとも一部が透光性を有する上面カバー60と、配線基板10とヒートシンク70との間で、且つ、上面カバー60とヒートシンク70との間に位置している放熱部材40とを備える光照射装置とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、光照射装置、光照射複合体および印刷装置に関する。
光照射装置の例として、ヒートシンクを備えたものが開示されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来の光照射装置では、発光素子による発光に伴って発生した熱を効果的にヒートシンクに伝えることができないおそれがあった。
登録実用新案第3190306号公報
そこで、優れた放熱性を備える光照射装置が求められている。
本発明の実施形態に係る光照射装置は、ヒートシンクと、ヒートシンクの上面に位置している配線基板と、配線基板の上面に位置している発光素子と、発光素子を覆うように位置しており、少なくとも一部が透光性を有する上面カバーと、配線基板とヒートシンクとの間で、且つ、上面カバーとヒートシンクとの間に位置している放熱部材とを備える。
本発明の実施形態に係る印刷装置は、記録媒体に対して印刷を行なう印刷部と、印刷された前記記録媒体に対して光を照射する請求項1〜16のいずれかに記載の光照射装置とを備える。
本発明の実施形態に係る光照射装置によれば、放熱部材が、配線基板とヒートシンクとの間で、且つ、上面カバーとヒートシンクとの間に位置していることから、発光素子の発光に伴って発生した熱を効率的にヒートシンクに伝えることができるため優れた放熱性を備える。
本発明の実施形態に係る光照射装置の発光素子を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置の内部構造、特に発光素子からヒートシンクを示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置を示す外観斜視図である。 図3に示す本発明の実施形態に係る光照射装置の変形例を示す断面図である。 図5に示す変形例の内部構造の要部を示す斜視図である。 図5に示す変形例を示す外観斜視図である。 図3に示す本発明の実施形態に係る光照射装置の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る光照射複合体の内部構造、特に発光素子からヒートシンクを示す断面図である。 図9(a)に示す光照射複合体における連結構造を示す図であり、(a)は断面図、(b)は下方から見た図である。 本発明の実施形態に係る光照射複合体を示す図であり、(a)は内部構造を示す断面図、(b)は全体透視断面図である。 本発明の実施形態に係る光照射複合体を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る光照射装置を用いた印刷装置を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る光照射装置、光照射複合体および印刷装置の例について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の内容は本発明の実施形態を例示するものであって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(光照射装置)
図1〜図4に示す本発明の実施形態に係る光照射装置100は、光硬化型材料(例えば、紫外線硬化型インク)を使用するオフセット印刷装置やインクジェット印刷装置などの印刷装置200に組み込まれて、対象物(記録媒体)250に光硬化型材料を被着した後に光を照射することで、光硬化型材料を硬化させる光源として機能する。光照射装置100は光硬化型材料250bに光を照射可能である。
本実施形態において、光照射装置100は、ヒートシンク70と、ヒートシンク70の上面に位置している配線基板10と、配線基板10の上面に位置している発光素子20と、発光素子20を覆うように位置しており、少なくとも一部が透光性を有する上面カバー60と、配線基板10とヒートシンク70との間で、且つ、上面カバー60とヒートシンク70との間に位置している放熱部材40とを備える。このように、放熱部材40が、配線基板10とヒートシンク70との間で、且つ、上面カバー60とヒートシンク70との間に位置していることから、発光素子20の発光に伴って発生した熱を効率的にヒートシンクに伝えることができるため優れた放熱性を備えることが可能となる。
以下、各構成要素について、詳細な説明を行なう。
図1〜4に示すように、光照射装置100は、ヒートシンク70と、ヒートシンク70の上面に位置している配線基板10と、配線基板10の上面に位置している発光素子20とを有している。
ヒートシンク70は、発光素子20の発光に伴い発生した熱を外部に放熱する役割を有するものである。ヒートシンク70としては、熱伝導性の高い材料を用いればよく、例えばアルミニウム(Al)が挙げられる。
本実施形態において、ヒートシンク70は、発光素子20などが載置される平板部と平板部の面方向に対して直交して伸びる複数の延長部70aとを有している。
次に、配線基板(基体)10は、ヒートシンク70の上面に位置している。そして、基体10は、一方主面11a側から平面視して矩形状であり、基体10の上面には、発光素子20同士を接続する接続パッド13が位置しており、その上に発光素子20を支持している。すなわち、基体10の上面には、発光素子20、発光素子20に電気的に接続された接続パッド13、および、接続パッド13に半田、金(Au)線、アルミニウム(Al)線などの接合材15によって接続された発光素子20などが設けられている。
基体10は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体およびガラスセラミックスなどのセラミックス、ならびにエポキシ樹脂および液晶ポリマー(LCP)などの樹脂などによって形成される。
このような、基体10はセラミックスなどからなる場合であれば、次のような工程を経て製造される。まず、従来周知の方法によって製作された複数のセラミックグリーンシートを準備する。接続パッド13となる金属ペーストをグリーンシート上に印刷(不図示)する。この接続パッド13となる金属ペーストとしては、例えばタングステン(W)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)および銅(Cu)などの金属を含有させたものが挙げられる。次に、グリーンシートおよび金属ペーストを併せて焼成することによって、接続パッド13を有する基体10を形成することができる。また、基体10が樹脂からなる場合においても、従来周知の方法を採用して作成すればよい。
次に、接続パッド13は、発光素子20への電流または発光素子20からの電流を供給するための給電配線として機能する。接続パッド13は、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)および銅(Cu)などの導電性材料によって所定のパターンに形成される。なお、必要に応じて、所定のパターンの上に、ニッケル(Ni)層、パラジウム(Pd)層および金(Au)層などをさらに積層してもよい。かかる接続パッド13は、半田、金(Au)線、アルミニウム(Al)線などの接合材15によって発光素子20に接続される。
次に、発光素子20は、所定の波長を持った光を所定の輝度で発する機能を有する。本例では、発光素子20が発する光の波長のスペクトルのピークが、例えば280〜440nmの紫外線を発するLEDを採用している。
発光素子20は、例えば、ガリウム砒素(GaAs)や窒化ガリウム(GaN)などの半導体材料からなるp型半導体層およびn型半導体層を、サファイア基板などの素子基板21上に積層してなる発光ダイオード、あるいは、半導体層が有機材料からなる有機EL素子などによって構成されている。
発光素子20は、発光層を有する半導体層22と、基体10上に配置された接続パッド13に半田、金(Au)線、アルミニウム(Al)線などの接合材15を介して接続された、銀(Ag)などの金属材料からなる素子電極23とを備えており、基体10に対してワイヤボンディング接続されている。そして、発光素子20は、素子電極23に流れる電流に応じて所定の波長を持った光を所定の輝度で発する。なお、素子基板21は省略することが可能である。なお、発光素子20の素子電極23と接続パッド13との接続は、接合材15に半田などを使用して、従来周知のフリップチップ接続技術によって行なってもよい。
また、本実施形態に係る光照射装置100は、図1〜図3に示すように、上述の発光素子20を覆うように位置しており、少なくとも一部が透光性を有する上面カバー60と、配線基板10とヒートシンク70との間で、且つ、上面カバー60とヒートシンク70との間に位置している放熱部材40とをさらに備えている。
まず、上面カバー60は、図3に示すように、ヒートシンク70、配線基板10、発光素子20、放熱部材40、ファン90などを囲う筐体としての役割を有する。また、上面カバー60のうち透光性を有する部位は、発光素子20で発した光を外部に出射する役割を有する。本実施形態においては、透光性を有する部位は、ガラスを用いて形成されており、ヒートシンク70の一辺から対向する他辺までの長さを有している。また、透光性を有する部位は、光照射装置100の上面のみならず側面にも面するように形成されていてもよく、これによれば、光照射装置100の側面からも光を出射することが可能となる。
本実施形態において、上面カバー60は、図3に示すように、ヒートシンク70の上面であって、配線基板10とは異なる部位に位置している。これにより、上面カバー60により放熱部材40をヒートシンク70に固定あるいは押圧することが可能となる。
上面カバー60の材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、ステンレス(SUS)、銅(Cu)、耐熱樹脂などを用いることができる。
次に、放熱部材40は、発光素子20の発光に伴って発生した熱を効率的にヒートシンク70に伝える役割を有する。
本実施形態において、放熱部材40は、図2および図3などに示すように、配線基板10とヒートシンク70とに接触しており、且つ、上面カバー60とヒートシンク70とに接触している。これによれば、各部材が互いに接触することによって、発光素子20の発光に伴って発生した熱を、放熱部材40からヒートシンクにより効率的に伝えることができる。より具体的には、厚み方向における熱伝導率が大きく、且つ、面方向における熱伝導率が小さい部材を用いた場合においても、面方向に広く伝わった熱を、厚み方向へ効果的に伝えることが可能となる。
ここで、配線基板10とヒートシンク70とに接触させるためには、図3に示すように、例えば、配線基板10とヒートシンク70とを第1固定部材41で固定あるいは押圧すればよく、また、上面カバー60とヒートシンク70とに接触させるためには、例えば、上面カバー60とヒートシンク70とは第2固定部材42で固定あるいは押圧すればよい。第1固定部材41および第2固定部材42としては、例えばネジなどを用いることができる。
また、本実施形態において、放熱部材40は、面方向における熱伝導率が厚み方向における熱伝導率よりも大きい。これによれば、厚みを確保できないような状況においても、面方向に熱を効率的に伝えることができるため、面方向に伝えられた熱を厚み方向のヒートシンクに対して効果的に伝えることによって優れた放熱性を発揮することが可能となる。このような放熱部材40として、例えば、シート状のグラファイトを用いることができる。
また、放熱部材40の面方向の熱伝導率を、配線基板10の熱伝導率よりも大きく設定することができる。また、放熱部材40の厚み方向の熱伝導率を、配線基板10の熱伝導率よりも小さく設定することができる。
ここで、配線基板10を、図1(b)および図2(a)などのように、ヒートシンク70の上面の中央部に位置させることができる。このように、配線基板10がシートシンク70の一部でのみ接しており放熱が不十分になり得る構成においても、配線基板10とヒートシンク70との間に放熱部材40を介在させることによって、熱を効果的にヒートシンクに伝えることが可能となる。具体的には、各図面において示している通り、放熱部材40の面積を、配線基板10の面積よりも大きく設定すればよく、これによってより優れた放熱性を発揮することが可能となる。また、放熱部材40の厚みは、配線基板10の厚みよりも小さく設定してもよい。面方向における熱伝導率および厚み方向における熱伝導率を考慮して、より効果的に放熱できる構成とすることができる。
次に、上面カバー60は、図1(b)、図3などに示すように、発光素子20から距離を隔てて位置しており、発光素子20からの光を外部に出射可能な役割を有する。また、各構成要素を保護する役割を有し、例えばガラスなどの材料を用いて形成することができる。
<変形例1>
次に、本発明の実施形態に係る光照射装置の変形例について、図面を用いて説明を行なう。重複する内容については説明を省略するものとする。
まず、図5、図6および図7に示すように、本変形例において、放熱部材40は、ヒートシンク70の側面に位置している側面部40aを有するようにすることができる。これによれば、発光素子20の発光に伴って発生した熱を、ヒートシンク70に対して側面側からも伝えることができるため、より優れた放熱性を備えることが可能となる。
ここで、ヒートシンク70の側面を覆う側面カバー61をさらに備えるようにしてもよい。そして、放熱部材40の側面部40aを、側面カバー61とヒートシンク70の側面との間に位置するようにすればよい。さらに、放熱部材40の側面部40aは、第3固定部材43を用いて、側面カバー61をヒートシンク70の側面に固定あるいは押圧するようにすれば、ヒートシンク70に対して側面側からより効率的に熱を伝えることができるため、より優れた放熱性を発揮することが可能となる。
<変形例2>
次に、本発明の実施形態に係る光照射装置の変形例について、図7を用いて説明を行なう。重複する内容については説明を省略するものとする。
図7に示すように、本変形例において、上面カバー60は、ヒートシンク70の側面を覆う側面カバー61をさらに備える。さらに、側面カバー61は、ヒートシンク70の側面の少なくとも一部が露出した状態でヒートシンク70の側面を覆っている。
これによれば、側面カバー61からヒートシンク70が露出しているため、より優れた放熱性を発揮することが可能となる。
<変形例3>
次に、本発明の実施形態に係る光照射装置の変形例について、図8を用いて説明を行なう。重複する内容については説明を省略するものとする。
図8に示すように、本変形例において、配線基板10と放熱部材40との間に位置し、配線基板10の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する中間基板30、をさらに備える。
中間基板30として、基体10の熱伝導率よりも大きく、且つ、ヒートシンク70の熱伝導率よりも大きいものを用いればよい。中間基板30としては、例えば銅(Cu)、アルミニウム(Al)を用いることができる。
これによれば、中間基板30を介することによって、より優れた放熱性を発揮することが可能となる。
なお、図8に示すように、中間基板30の厚みは、配線基板10の厚みよりも大きくすればよい。
(光照射複合体)
図9〜図12に示す本発明の実施形態に係る光照射複合体は、上述の光照射装置100を複数備え、複数の光照射装置が連結されている構成を有する。
そして、光照射複合体150は、上述の光照射装置100と同様、光硬化型材料(例えば、紫外線硬化型インク)を使用するオフセット印刷装置やインクジェット印刷装置などの印刷装置200に組み込まれて、対象物(記録媒体)250に光硬化型材料を被着した後に光を照射することで、光硬化型材料を硬化させる光源として機能する。光照射装置150は光硬化型材料250bに光を照射可能である。
それ故、本発明の実施形態に係る光照射複合体150においても、上述の光照射装置100と同様、放熱部材が、配線基板とヒートシンクとの間で、且つ、上面カバーとヒートシンクとの間に位置していることから、発光素子の発光に伴って発生した熱を効率的にヒートシンクに伝えることができるため優れた放熱性を備える。
以下、本発明の実施形態に係る光照射複合体150の各種構成例について、図を用いて説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る光照射複合体の内部構造、特に発光素子からヒートシンクを示す断面図である。
図9(a)に示す光照射複合体150は、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の延長部70aの厚み(断面図における幅)が全て同一である。また、ヒートシンク(本体)70の側面と最外部に位置する延長部70aの側面とが同一面を構成している。そして、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の側面の間に放熱部材40が介在している。このような構成によれば、隣り合う光照射装置100の連結部位において、優れた放熱性を発揮することができる。さらに、ヒートシンク70と配線基板10との間に位置している放熱部材40を、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の側面の間に延在させることによって、発光素子20で発生した熱をより効果的に放熱することが可能となる。この点、図9(b)においても同様である。
図9(b)に示す光照射複合体150は、光照射装置100のヒートシンク70の延長部70aの厚みが、最外部に位置する延長部70aがその内側に位置する延長部70aの1/2に設定されている。その結果、最外部に位置する延長部70a同士が連結されることによって、その内側に位置する延長部70aの厚みと同一となる。また、ヒートシンク(本体)70の側面と最外部に位置する延長部70aの側面とが同一面を構成している。そして、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の側面の間に放熱部材40が介在している。このような構成によれば、隣り合う光照射装置100の最外部を除く全域において、均一性の高い放熱を発揮することができる。その結果、光照射複合体150における照度の均一性も向上させることが可能となる。
図10は、図9(a)に示す光照射複合体における連結構造を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)を下方から(矢印Aの方向に)見た図である。
図10に示すように、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の延長部70a同士は、連結用部材151で固定することによって、隣り合う光照射装置100を連結されている。これによれば、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70と放熱部材40との密着性が向上するため、より優れた放熱性を発揮することが可能となる。
ここで、連結用部材151としては、例えばポリカーボネート等の樹脂系材料など、ヒートシンク70よりも熱膨張率の低い材料を用いればよい。これによれば、温度が上昇した際に、ヒートシンク70が連結用部材151よりも膨張することによって連結強度を増大させることができる。
図11は、本発明の実施形態に係る光照射複合体を示す図であり、(a)は内部構造を示す断面図、(b)は全体透視断面図である。
図11(a)に示す光照射複合体150は、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の延長部70aの厚みが全て同一である。また、ヒートシンク(本体)70の側面よりも、最外部に位置する延長部70aの側面が、内側に位置している。そして、隣り合う光照射装置100のヒートシンク70の延長部70aの側面の間に、中間接合部材152が介在している。さらに、延長部70aの側面と中間接合部材152との間にそれぞれ放熱部材40が設けられている。ここで、中間接合部材152としては、ヒートシンク70の材質(例えば、銅やアルミなど)と同等以上の熱伝導率を有するものを用いればよい。
このような構成によれば、中間接合部材152によって、ヒートシンク70の延長部70aの側面と放熱部材40との密着性を向上させることが可能となるため、隣り合う光照射装置100の連結部位において、より優れた放熱性を発揮することができる。
図12は、本発明の実施形態に係る光照射複合体を示す分解斜視図である。
すなわち、図12は、図11に示す光照射複合体(の要部)を含む全体を示す分解斜視図である。
具体的には、2つの光照射装置を、一つの筺体、すなわち上面カバー60および側面カバー61によりカバーしている。具体的には、側面カバー61は、第3固定部材43(ねじ穴)を用いてヒートシンク70に固定され、また、第4固定部材44(ねじ穴)を用いて中間接合部材152に固定されている。
なお、図12においては、2つの光照射装置を一つの筺体によりカバーしているが、これに代えて、2つの光照射装置をそれぞれ別の筺体によりカバーしてそれらを連結するようにしてもよい。
(印刷装置)
本発明の実施形態に係る印刷装置は、記録媒体に対して印刷を行なう印刷部220と、印刷された記録媒体に対して光を照射する上述の光照射装置100と、を備える。以下、図13に示した印刷装置200を例に挙げて説明する。なお、光照射装置100に代えて、上述の光照射複合体150を用いてもよい。
図13に示す印刷装置200は、被印刷媒体250aを搬送するための搬送部210と、搬送された被印刷媒体250aに印刷を行なうための印刷機構としての印刷部220と、印刷後の被印刷媒体250aに対して紫外光を照射する、上述した光照射装置100と、光照射装置100の発光を制御する制御機構230とを備えている。
搬送部210は、被印刷媒体250aを、印刷部220、光照射装置100の順に通過するように搬送するためのものであり、載置台211と、互いに対向配置され、回転可能に支持された一対の搬送ローラ212とを含んで構成されている。搬送部210は、載置台211によって支持された被印刷媒体250aを一対の搬送ローラ212の間に送り込み、この搬送ローラ212を回転させることにより、被印刷媒体250aを搬送方向へ送り出すためのものである。
印刷部220は、搬送部210を介して搬送される被印刷媒体250aに対して、光硬化型材料250bを付着させる機能を有している。印刷部220は、光硬化型材料250bを含む液滴を被印刷媒体250aに向けて吐出し、被印刷媒体250aに被着させるように構成されている。光硬化型材料250bは、搬送部210の上面に位置しており、開始剤を有する光硬化型樹脂を含む。本例では、光硬化型材料250bとして紫外線硬化型インクを採用しているが、その他に例えば感光性レジストなどが挙げられる。
本例では、印刷部220としてライン型の印刷部を採用している。印刷部220は、ライン状に配列された複数の吐出孔220aを有しており、この吐出孔220aから紫外線硬化型インク250bを吐出するように構成されている。そして、吐出された紫外線硬化型インク250bは、ロールコーター220bによって広げられる。すなわち、本実施形態において、紫外線硬化型インク250bは被印刷媒体250aに全面付着(コーティング)される。このように、印刷部220は、吐出孔220aの配列に対して直交する方向に搬送される被印刷媒体250aに対して、吐出孔220aからインクを吐出し、被印刷媒体250aにインクを被着させることにより、被印刷媒体250aに対して印刷を行なう。
なお、本例では、印刷機構としてライン型の印刷部を例に挙げたが、これに限られるものではなく、例えば、シリアル型の印刷部を採用してもよいし、ライン型またはシリアル型の噴霧ヘッド(例えばインクジェットヘッド)を採用してもよい。さらに、印刷機構として、被印刷媒体250aに静電気を蓄え、この静電気で光硬化型材料250bを付着させる静電式ヘッドを採用してもよいし、被印刷媒体250aを液状の光硬化型材料250bに浸して、この光硬化型材料250bを付着させる浸液装置を採用してもよい。さらに、印刷機構として刷毛、ブラシおよびローラなどを採用してもよい。
光照射装置100は、上述した通りであり、搬送部210を介して搬送される被印刷媒体250aに付着した光硬化型材料250bを硬化させる機能を担っている。
制御機構230は、光照射装置100の発光を制御する機能を担っている。制御機構230のメモリには、印刷部220から吐出されるインク滴を硬化するのが比較的良好になるような光の特徴を示す情報が格納されている。この格納情報の具体例を挙げると、吐出するインク滴を硬化するのに適した波長分布特性、および照度(各波長域の発光強度、W/cm)を表す数値が挙げられる。
なお、印刷装置200では、搬送部210が被印刷媒体250aを搬送方向に搬送している。印刷部220は、搬送されている被印刷媒体250aに対して紫外線硬化型インク250bを吐出して、被印刷媒体250aの表面に紫外線硬化型インク250bを付着させる。このとき、被印刷媒体250aに付着させる紫外線硬化型インク250bは、上述にようにロールコーター220bを用いて全面付着しても、ロールコーター220bを用いずに、部分付着しても、所望パターンで付着してもよい。この印刷装置200では、被印刷媒体250aに付着した紫外線硬化型インク250bに光照射装置100の発する紫外線を照射して、紫外線硬化型インク250bを硬化させる。
本例の印刷装置200によれば、光照射装置100の有する上述の効果を奏することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態の構成の一部に変形例1〜3の各構成を追加すること、あるいは、上述の実施形態の構成の一部を変形例1〜3の各構成に置き換えるようにしてもよい。すなわち、上述の実施形態および変形例1〜3の構成を適宜組み合わせることができる。
10 基体(配線基板)
11a 一方主面
13 接続パッド
15 接合材
20 発光素子
21 素子基板
22 半導体層
23 素子電極
30 中間基板
40 放熱部材
40a 側面部
41 第1固定部材
42 第2固定部材
43 第3固定部材
44 第4固定部材
60 透光性部材(上面カバー)
60a 透光部
61 側面カバー
80 照射部
70 ヒートシンク(本体)
70a 延長部
90 ファン
100 光照射装置
150 光照射複合体
151 連結用部材
152 中間接合部材
200 印刷装置
210 搬送手段
211 載置台
212 搬送ローラ
220 印刷部
220a 吐出孔
250 対象物
250a 被印刷媒体
250b 光硬化型材料

Claims (20)

  1. ヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの上面に位置している配線基板と、
    前記配線基板の上面に位置している発光素子と、
    前記発光素子を覆うように位置しており、少なくとも一部が透光性を有する上面カバーと、
    前記配線基板と前記ヒートシンクとの間で、且つ、前記上面カバーと前記ヒートシンクとの間に位置している放熱部材と、を備える光照射装置。
  2. 前記上面カバーは、少なくとも一部が、前記ヒートシンクの上面であって前記配線基板とは異なる部位に位置している、請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記放熱部材は、前記配線基板と前記ヒートシンクとに接触しており、且つ、前記上面カバーと前記ヒートシンクとに接触している、請求項1または2に記載の光照射装置。
  4. 前記配線基板と前記ヒートシンクとは第1固定部材で固定されており、
    前記上面カバーと前記ヒートシンクとは第2固定部材で固定されている、請求項1〜3のいずれかに記載の光照射装置。
  5. 前記放熱部材は、面方向における熱伝導率が厚み方向における熱伝導率よりも大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の光照射装置。
  6. 前記放熱部材の前記面方向の熱伝導率は、前記配線基板の熱伝導率よりも大きい、請求項1〜5のいずれかに記載の光照射装置。
  7. 前記放熱部材の前記厚み方向の熱伝導率は、前記配線基板の熱伝導率よりも小さい、請求項1〜6のいずれかに記載の光照射装置。
  8. 前記放熱部材は、グラファイトを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の光照射装置。
  9. 前記配線基板は、前記ヒートシンクの上面の中央部に位置している、請求項1〜8のいずれかに記載の光照射装置。
  10. 前記放熱部材の面積は、前記配線基板の面積よりも大きい、請求項1〜9のいずれかに記載の光照射装置。
  11. 前記放熱部材の厚みは、前記配線基板の厚みよりも小さい、請求項1〜10のいずれかに記載の光照射装置。
  12. 前記放熱部材は、前記ヒートシンクの側面に位置している側面部を有する、請求項1〜11のいずれかに記載の光照射装置。
  13. 前記ヒートシンクの側面を覆う側面カバーをさらに備え、
    前記放熱部材の前記側面部は、前記側面カバーと前記ヒートシンクの側面との間に位置している、請求項12に記載の光照射装置。
  14. 前記放熱部材の前記側面部は、前記側面カバーと前記ヒートシンクの側面とに接触している、請求項13に記載の光照射装置。
  15. 前記ヒートシンクの側面を覆う側面カバーをさらに備え、
    前記側面カバーは、前記ヒートシンクの側面の少なくとも一部が露出した状態で前記ヒートシンクの側面を覆っている、請求項1〜11のいずれかに記載の光照射装置。
  16. 前記配線基板と前記放熱部材との間に位置し、前記配線基板の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する中間基板、をさらに備える請求項1〜15のいずれかに記載の光照射装置。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載の光照射装置を複数備え、
    前記複数の光照射装置が連結されている、光照射複合体。
  18. 前記複数の光照射装置の隣り合う前記ヒートシンク同士を連結する連結部材をさらに備える、請求項17に記載の光照射複合体。
  19. 前記複数の光照射装置の隣り合う前記ヒートシンクに接触している中間接合部材をさらに備える、請求項17に記載の光照射複合体。
  20. 記録媒体に対して印刷を行なう印刷部と、
    印刷された前記記録媒体に対して光を照射する、請求項1〜16のいずれかに記載の光照射装置、あるいは請求項17〜19のいずれかに記載の光照射複合体と、を備える、印刷装置。
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