JP2018067438A - テープ巻付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】線材周辺の他の部材に干渉することなく、線材にテープを巻付ける技術を提供する。
【解決手段】テープ巻付装置100は、外周22の一部において中心に向けて凹む凹部24が形成された回転体20と、回転体20を回転させる回転駆動部30を備える。また、テープ巻付装置100は、テープ90の先端部を保持する先端保持部40と、テープ90の先端部を保持した先端保持部40を第1位置L1から第2位置L2へ移動させることによって、回転体20と線材W1の間にテープ90を配する先端保持部移動機構50とを備える。さらに、テープ巻付装置100は、第2位置L2よりも第1方向手前側かつ第2方向手前側の位置においてテープ90の中間部分を保持する中間保持部60と、テープ90を切断する切断部70とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、電線などの線材にテープを巻付ける技術に関する。
特許文献1には、電線にテープを巻き付けるテープ巻付装置が開示されている。このテープ巻付装置は、U字状に凹む凹部が形成された回転板と、その回転板を回転させる機構とを備える。回転板の切欠きに電線が配された状態で、その電線にテープの先端部が接着され、その状態で回転板が電線周りに回転することによって、電線にテープが巻付けられる。
特開2016−063707号公報
ところで、線材にテープを巻き付ける際、その目的の線材の周囲に他の部材が存在する場合がある。例えば、車両などに搭載されるワイヤーハーネスを生産する際、ワイヤーハーネスの形態に布線する際の作業性を向上するため、例えば回路単位で電線同士を仮結束した仮結ハーネスを生産する場合がある。このような、仮結生産工程においては、複数の電線が、並列に保持される場合がある。この場合、テープの巻付対象である電線周辺に、巻付対象でない別の電線が存在することとなる。
従来技術の場合、このように、目的の線材周辺に他の部材が存在する状況下において、目的の線材を回転体の凹部に目的の線材を挿入しようとすると、テープ巻付装置における回転体周辺の専有面積が大きいために、他の部材が干渉するおそれがあった。このため、目的の線材にテープ巻きを好適に行うことが困難となるおそれがあった。
本発明は、線材周辺の他の部材に干渉することなく、線材にテープを巻付ける技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1態様は、線材にテープを巻付けるテープ巻付装置であって、テープを供給するテープ供給部と、外周の一部において中心に向けて凹む凹部が形成された厚板状の回転体と、前記回転体を回転させる回転駆動部と、前記テープ供給部から供給される前記テープの先端部を保持する先端保持部と、前記テープの前記先端部を保持する前記先端保持部を、前記回転体よりも第1方向手前側の第1位置から、前記第1位置よりも前記第1方向先側かつ前記第1方向に直交する前記第2方向先側の第2位置へ移動させることによって、前記回転体と前記回転体の前記第1方向先側に配される前記線材の間に、前記テープを配する先端保持部移動機構と、前記第2位置よりも前記第1方向手前側かつ第2方向手前側の位置において、前記先端保持部が前記第1位置から前記第2位置に移動することによって前記テープ供給部から引き出された前記テープの中間部分を保持する中間保持部と、前記中間保持部が前記テープを保持する位置よりも前記テープの基端側の位置において、前記テープを切断する切断刃を有する切断部とを備える。
第2態様は、第1態様のテープ巻付装置であって、前記回転体を前記第1方向に移動させることによって、前記線材を前記回転体の前記凹部に挿入する線材挿入機構、をさらに備える。
第3態様は、第1態様又は第2態様のテープ巻付装置であって、前記先端保持部移動機構は、前記先端保持部を前記第1方向及び前記第2方向の合成方向に進むように移動させる。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つのテープ巻付装置であって、前記先端保持部は、前記テープの両面を挟持する一対の先端把持部材を備え、前記一対の先端把持部材のうち前記テープの粘着面に当接する先端把持部材の表面部分が非粘着性面である。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1つのテープ巻付装置であって、前記中間保持部が、前記テープの両面を挟持するとともに、受動的に回転する一対のローラ部材を備える。
第6態様は、第1態様から第5態様のいずれか1つのテープ巻付装置であって、前記第2位置は、前記先端保持部が前記第2位置に配された状態で保持するテープの非粘着面が、前記回転体の外周部に当接する位置である。
第7態様は、第1態様から第6態様のいずれか1つのテープ巻付装置であって、前記中間保持部は、前記テープの両面を挟持する一対の中間把持部材と、一対の前記中間把持部材のうち、少なくとも一方を他方に接近及び離間する方向に移動させる中間把持部材移動駆動部とを備え、一対の前記中間把持部材のうち一方に、前記切断刃が連結されており、前記中間把持部材移動駆動部が、前記一対の前記中間把持部材のうち一方とともに前記切断刃を前記テープに向けて移動させる。
第8態様は、第7態様のテープ巻付装置であって、前記切断部は、前記切断刃の基端部を支持する切断刃支持部と、前記切断刃を前記テープの主面に対して交差する方向に案内するとともに、前記テープの主面に当接可能な切断刃ガイド部と、前記切断刃支持部と前記切断刃ガイド部との間を接続する弾性部材とをさらに備える。
第1態様のテープ巻付装置によると、先端保持部がテープの先端部を第2位置にて保持し、かつ、中間保持部がテープの中間部を第2位置よりも第1方向手前側かつ第2方向手前側の位置で保持する。このため、線材と回転体との間のテープが、第2方向に対して斜めに配されるため、回転体を第1方向に移動させて線材に接近させる際に、テープが線材の第2方向に隣接する部材に接触することを抑制できる。これによって、線材周辺の他の部材に干渉することなく、線材にテープを巻付けることができる。
第2態様のテープ巻付装置によると、線材を回転体の凹部に挿入できる。
第3態様のテープ巻付装置によると、前記先端保持部を第1方向及び第2方向の合成方向に移動させることによって、先端保持部の移動距離を小さくできる。これによって、テープ巻付装置を小型化できる。
第4態様のテープ巻付装置によると、非粘着性面とすることによって、先端部保持部がテープの保持解除を好適に行うことができる。
第5態様のテープ巻付装置によると、線材にテープを巻き付ける際に、受動回転する一対のローラ部材によって、テープの巻き付けを妨げないようにしつつテープを送ることができる。
第6態様のテープ巻付装置によると、テープが回転体の外周部に当接することによって、テープに適度な引張を与えることができる。これによって、テープの垂れを低減できる。
第7態様のテープ巻付装置によると、テープの中間部を保持するとともに、テープの切断を行うことができる。
第8態様のテープ巻付装置によると、前記切断刃を切断刃ガイド部によって案内することによって、テープを良好に切断できる。また、切断刃ガイド部が弾性的にテープの主面に当接することによって、テープを適度に押さえることができるため、テープを良好に切断できる。
実施形態のテープ巻付装置100を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100によってテープ90を線材W1に巻きつける様子を示す図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。 実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
また、以下の説明において、ある要素が他の要素に取付け又は接続されているとは、特に断らない限り、それらの要素が直接的、又は、別の結合部材を介して間接的に結合している状態をいう。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態のテープ巻付装置100を示す概略平面図である。
テープ巻付装置100は、線材W1の外周に所要の長さに切断したテープ90を巻付ける装置である。線材W1としては、例えば、自動車などの車両に配索されるワイヤーハーネスを構成する複数本の電線が想定される。
テープ巻付装置100は、テープ供給部10、回転体20、回転駆動部30、先端保持部40、先端保持部移動機構50、中間保持部60、切断部70、線材挿入機構80を備える。
<テープ供給部10>
テープ供給部10は、一方主面が粘着性を有する粘着面であって、他方主面が非粘着面であるテープ90を供給する部分である。テープ供給部10は、テープ保持部12と、テープ中継部14とを備える。
テープ保持部12は、テープ90を巻回して構成されたテープ巻回体を回転可能に保持する筒状部材である。テープ巻回体からテープ90の先端部が引出されることによって、テープ巻回体がテープ保持部周りに回転する。テープ中継部14は、テープ巻回体から引出されたテープ90を、保持する部材である。ここでは、テープ中継部14は、テープ90の両面を挟持する一対のローラ部材によって構成されている。
<回転体20>
回転体20は、外周部22の一部において中心に向けてU字状に凹む凹部24が形成された厚板状の部材である。回転体20は、円板状の部材の外周面の一部から中心に向けてU字状に凹部24を切り欠いた形状を有している。回転体20は、後述する回転駆動部30によって、回転体20の厚さ方向(図1において紙面垂直方向)に延びる回転中心軸Q1周りに回転する。
<回転駆動部30>
回転駆動部30は、円形状である一対の回転板32,32と、円形状の回転板34とを備える。一対の回転板32,32の外周部は、回転体20の円弧状の外周部22に当接しており、かつ、回転板34の外周部に当接している。回転板34は、図示を省略するモータに接続されており、一方向に能動的に回転可能に構成されている。
一対の回転板32,32が回転することによって、回転体20が回転中心軸Q1周りに受動的に回転する。回転体20の回転方向は、一対の回転板32,32の回転方向とは逆方向であり、回転板34の回転方向と同一となっている。一対の回転板32,32は、回転板34の回転に伴って受動的に回転する。一対の回転板32,32及び回転板34の回転中心軸は、回転体20の回転中心軸Q1と平行となっている。
<先端保持部40>
先端保持部40は、テープ供給部10から供給されるテープ90の先端部を保持する。先端保持部40は、ここでは、一対の先端把持部材42,42と、これらを互いに接近する方向及び離間する方向に移動させる駆動部(不図示)とを備える。一対の先端把持部材42,42は、テープ90の両面を挟持するように構成されている。一対の先端把持部材42,42のうちテープ90の粘着面92に当接する先端把持部材42の表面は、粘着面92に接着し難い非粘着性面42Sとなっている。非粘着性面42Sとすることによって、先端把持部材42を容易にテープ90の粘着面92からはがすことができる。このため、テープ90の保持を容易に解除できる。
なお、非粘着性面42Sの形成方法として、例えば、表面に微小な凹凸を形成する処理を施すとよく、さらには、その凹凸を形成した表面の凸部に特殊樹脂(例えば、フッ素樹脂)を施すコーティングを行うとよい。この表面処理としては、例えば、トシカルS(登録商標)コーティングを採用するとよい。なお、テープ90の非粘着面94に当接する先端把持部材42の表面も、非粘着性面42Sとしてもよい。
以下の説明では、一対の先端把持部材42,42が接近してテープ90を挟持したときの先端保持部40の状態を、「閉状態」と称する。また、一対の先端把持部材42,42が離間したときの先端保持部40の状態を、「開状態」と称する。
<先端保持部移動機構50>
先端保持部移動機構50は、先端保持部40を第1位置L1と第2位置との間で移動させる機構である。図示を省略するが、先端保持部移動機構50は、先端保持部40を案内するガイドレール52と、先端保持部40に連結された移動体54とを備えている。移動体54は、ガイドレール52上を移動することによって、先端保持部40が第1位置L1から第2位置L2間を規定の経路に沿って移動するように案内する。ここでは、図示のように、ガイドレール52は、その中間部において、第1方向D1と第2方向D2との合成方向に曲がるように形成されている。このため、先端保持部40は、第1位置L1から第2位置L2へ移動する際、途中で第1方向D1及び第2方向D2との合成方向に進むように案内される。このように、合成方向に移動させることによって、先端保持部40の移動距離を小さくできる。これによって、テープ巻付装置100を小型化できる。
第1位置L1は、先端保持部移動機構50が、テープ供給部10から供給されるテープ90の先端部分の保持を行う保持位置である。この第1位置L1は、回転体20よりも第1方向D1手前側、かつ、第1方向D1に直交する第2方向D2手前側の位置である。第1方向D1及び第2方向D2は、回転中心軸Q1に直交する平面に沿う2方向である。
第2位置L2は、先端保持部移動機構50が、テープ90の先端部分の保持を解除する保持解除位置である。この第2位置L2は、第1位置L1よりも第1方向D1先側、かつ、第2方向D2先側の位置である。
<中間保持部60>
中間保持部60は、先端保持部40が第1位置L1から第2位置L2に移動することによってテープ供給部10から引き出されたテープ90の中間部分を保持する。中間保持部60は、一対のローラ部材(中間把持部材)62,62と、一対の支持部材64,64と、中間把持部材移動駆動部66とを備える。
一対のローラ部材62,62は、円筒状に形成された部材であり、回転体20の回転中心軸Q1と平行に延びる軸周りに受動的に回転する。一対の支持部材64,64各々は、一対のローラ部材62,62の一つを回転可能に支持している。中間把持部材移動駆動部66は、一対の支持部材64,64に接続されており、これらを接近又は離間させることによって、一対のローラ部材62,62を互いに接近する方向及び離間する方向に移動させる。ここでは、中間把持部材移動駆動部66は、ローラ部材62,62を接近させることによって、ローラ部材62,62にテープ90を挟持させる。このように、一対のローラ部材62,62が接近してテープ90を挟持したときの中間保持部60の状態を、「閉状態」と称する。また、一対のローラ部材62,62が離間したときの中間保持部60の状態を、「開状態」と称する。なお、中間把持部材移動駆動部66は、一対の支持部材64,64の双方を移動させてもよいし、または、どちらか一方のみを移動させてもよい。
<切断部70>
切断部70は、中間保持部60がテープ90を保持する位置よりも第1方向D1手前側の位置において、テープ90を切断する。切断部70は、切断刃71と、切断刃支持部72と、切断刃ガイド部73と、弾性部材74とを備える。
切断刃71は、テープ90を切断する部材である。切断刃71は、ここでは、第2方向D2に沿って配されており、刃先が第2方向D2の先側に向けられている。切断刃支持部72は、切断刃71の基端部(第2方向D2の手前側の部分)を保持している。切断刃支持部72は、一対の支持部材64,64のうち、第2方向D2の手前側に配された支持部材64の第1方向D1手前側に取付けられている。このように、本例では、切断刃71が、一対の支持部材64,64のうち一方に連結されている。したがって、切断刃71は、その切断刃71が連結された支持部材64に支持されているローラ部材62(中間把持部材)とともに、第2方向D2に沿って移動する。
切断刃ガイド部73は、切断刃71がテープ90の主面(ここでは、粘着面92)に交差する方向に移動するように切断刃71を案内する部材である。切断刃ガイド部73は、切断刃71のテープ90の主面に交差する方向に案内するとともに、テープ90の主面(ここでは、粘着面92)に当接する。テープ90の粘着面92に当接する面は、非粘着性面とするとよい。
一対の支持部材64,64のうち、切断刃71とは連結されていない支持部材64(第2方向D2の先側に配された支持部材64)には、切断刃71に対向する位置に、その切断刃71の先端部を進入させるための穴640が形成されている。
弾性部材74は、切断刃支持部72と切断刃ガイド部73との間を接続する部材である。弾性部材74は、第2方向D2に沿って配されたつるまきバネなどで構成されており、第2方向D2に伸縮する。
切断部70がテープ90を切断する動作については、後に詳述する。
線材挿入機構80は、線材W1を凹部24の内側に挿入する機構である。本例では、線材挿入機構80は、外装体82に接続されており、その外装体82を第1方向D1に沿って往復移動させる駆動部を備える。
回転体20及び回転駆動部30は、外装体82の内部に設けられることによって、一体化されている。この外装体82は、第1方向D1の先側に向かうに連れて、第2方向D2の幅が均一に小さくなる先細り状に形成されている。そして、外装体82の第1方向D1の先側の先端部が、回転体20の凹部24の幅に一致する開口82OPを形成している。線材挿入機構80が外装体82を第1方向D1の先側に移動させると、外装体82の先端側の開口82OPを介して、凹部24の内部に線材W1が挿入される。
図示を省略するが、テープ供給部10、先端保持部40、先端保持部移動機構50、中間保持部60、及び、切断部70は、外装体82に連結されている。このため、線材挿入機構80が外装体82を移動させた際には、テープ供給部10、回転体20、回転駆動部30、先端保持部40、先端保持部移動機構50、中間保持部60及び切断部70が一体的に移動する。
<動作>
次に、テープ巻付装置100の動作について説明する。図2は、実施形態のテープ巻付装置100によってテープ90を線材W1に巻きつける様子を示す図である。図3〜図10は、実施形態のテープ巻付装置100の動作を示す概略平面図である。
図2に示す例では、線材W1は、複数本の電線を含んでおり、テープ巻付装置100が、線材W1のテープ巻付対象部分WP1にテープ90を巻付ける。テープ90の巻付けに当たっては、図示のように、線材W1のテープ巻付対象部分WP1の両側の部分を集線チャック96によって集線した状態で把持するとよい。このような状態の線材W1に対して、テープ巻付装置100がテープ巻付対象部分WP1にテープ90を巻付ける。テープの巻付けを行う際には、テープ巻付装置100の要素各々は、図1に示す位置各々に配されている。この図1に示す要素各々の配された位置各々を、「初期位置」とする。また、図1に示す、回転体20の回転中心軸Q1周りの回転角度を、「初期姿勢」とする。
図3に示すように、回転体20の初期姿勢は、その凹部24の開口が第1方向D1の先側に向けられる位置である。ただし、回転体20の初期位置は、これに限定されるものではない。すなわち、線材W1を挿入する時点において、回転体20が図3等に示す初期姿勢をとるとよい。
先端保持部40の初期位置は、上述した第1位置L1である。また、先端保持部40は開状態、すなわち、先端保持部40の一対の先端把持部材42,42が、テープ中継部14からはみ出たテープ90の部分の両側の位置に離間して配されている。この状態から、不図示の駆動部が、一対の先端把持部材42,42を互いに接近させることによって、一対の先端把持部材42,42にテープ90を挟持させる。これによって、先端保持部40が、閉状態となって、テープ90の先端部分を保持する(図3:テープ先端部保持工程S1)。
続いて、図4に示すように、先端保持部移動機構50が、テープ90の先端部分を保持した先端保持部40を、第1位置L1から第2位置L2へ移動させる。これによって、テープ90がテープ供給部10から引き出される(図4:テープ引出工程S2)。
図4に示すように、先端保持部40が第2位置L2に移動した状態では、テープ90が、テープ供給部10のテープ中継部14(一対のローラ部材)と、先端保持部40との間に掛け渡されることによって、回転体20の凹部24と、線材W1との間に、テープ90が横断した状態で配される。そして、引き出されたテープ90において、非粘着面94側は、回転体20に向けられており、粘着面92側は、回転体20とは反対側の線材W1に向けられた状態となる。
また、先端保持部40が保持するテープ90の非粘着面94は、回転体20の外周部22に当接している。ここでは、回転体20の凹部24が、凹部24の開口をなす縁部付近に当接している。また、テープ90の非粘着面94は、開状態の中間保持部60の一対のローラ部材62,62のうち、第2方向D2の先側のローラ部材62の外周部に当接する。このように、回転体20及びローラ部材62に当接することによって、テープ90が曲げられ、テープ90に適度な引張を与えることができる。これによって、テープ90の引き出された部分において、垂れが発生することを抑制できる。
続いて、図5に示すように、一対の支持部材64,64が、不図示の駆動部によって互いに接近する。これによって、一対の支持部材64,64のうち、第2方向D2の手前側の支持部材64の移動に伴って、一対の支持部材64,64が互いに接近することによって、切断刃71の先端部が対向する支持部材64の穴640に進入するとともに、一対のローラ部材62,62がテープ90を挟持する(図5:テープ中間部支持工程S3)。これによって、切断されたテープ90の部分が、先端保持部40と中間保持部60との間で支持された状態となる。
また、一方の支持部材64に連結された切断刃71及び切断刃ガイド部73も、テープ90の主面(粘着面92)に向けて移動する。そして、切断刃ガイド部73が先にテープ90に当接すると、切断刃ガイド部73の移動が妨げられ、弾性部材74が縮められる。これによって、テープ90に適度な引張力が与えられる。この状態で、切断刃71が、切断刃ガイド部73に案内されつつ、テープ90を切断する(図5:テープ切断工程S4)。
このように、中間保持部60の一対のローラ部材62,62(中間把持部材)の一方が切断刃71に連結されていることによって、テープ90の中間部を保持するとともに、テープ90を切断することができる。
また、切断刃ガイド部73が切断刃71を案内することによって、テープ90を良好に切断できる。また、切断刃ガイド部73の端部が弾性的にテープ90の主面(粘着面92)に当接することによって、テープ90を適度な力で押さえることができるため、テープを良好に切断できる。
続いて、図6に示すように、線材挿入機構80が外装体82を第1方向D1の先側に移動させる。これによって、テープ90の粘着面92が線材W1に貼り付けられる(図6:線材貼付け工程S5)。また、外装体82の移動と同時か、若干遅れて、先端保持部40が開状態となって、先端保持部40によるテープ90の先端部分の保持が解除される(図6:先端部分保持解除工程S6)。
続いて、図7に示すように、線材挿入機構80が、外装体82を第1方向D1の先側へさらに移動させることによって、テープ90が貼り付けられた線材W1が、回転体20の凹部24の奥側へ挿入される(図7:線材挿入工程S7)。
続いて、図8に示すように、回転駆動部30が回転体20を回転中心軸Q1周りに回転させることによって、線材W1の外周部に切断されたテープ90の部分が巻きつけられる(図8:テープ巻付工程S8)。回転体20の回転によってテープ90が引っ張られるのに合わせて、中間保持部60の一対のローラ部材62が回転する。このように、切断されたテープ90の部分を一対のローラ部材62で保持することによって、回転体20によるテープ90の巻付けを妨げずに、良好にテープ90を送ることができる。
続いて、図9に示すように、回転体20の凹部24の開口が第1方向D1の先側に向く状態で、線材挿入機構80が外装体82を第1方向D1の手前側に移動させる。これによって、テープ90が巻付けられた線材W1が回転体20の凹部24から抜き出される(図9:線材抜出工程S9)。そして、中間保持部60が閉状態から開状態とされる。
続いて、図10に示すように、先端保持部移動機構50が先端保持部40を第2位置L2からテープ90の先端を保持する第1位置L1へ移動させる(図10:先端保持部復帰工程S10)。以上のようにして、テープ巻付装置100を構成する要素各々が、図1に示す初期位置又は初期姿勢に復帰する。
以上のように、テープ巻付装置100においては、図4及び図5に示すように、先端保持部40がテープ90の先端部を回転体20よりも第1方向D1先側の第2位置L2で保持し、中間保持部60がテープの中間部を第2位置L2よりも第1方向D1手前側かつ第2方向D2手前側の位置で保持する。このため、線材W1と回転体20の間に配されたテープ90が、第1方向D1及び第2方向D2に対して傾斜状態で配される。したがって、回転体20を線材W1に対して接近させる際に、テープ90の粘着面92が線材W1の第2方向D2周辺の部材に接触することを抑制できる。これによって、線材W1周囲の他の部材に干渉することなく、線材W1にテープ90を巻付けることができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
100 テープ巻付装置
10 テープ供給部
20 回転体
22 外周部
24 凹部
30 回転駆動部
40 先端保持部
42 先端把持部材
42S 非粘着性面
50 先端保持部移動機構
52 ガイドレール
60 中間保持部
62 ローラ部材(中間把持部材)
64 支持部材
66 中間把持部材移動駆動部
70 切断部
71 切断刃
73 切断刃ガイド部
74 弾性部材
80 線材挿入機構
90 テープ
92 粘着面
94 非粘着面
D1 第1方向
D2 第2方向
L1 第1位置
L2 第2位置
W1 線材

Claims (8)

  1. 線材にテープを巻付けるテープ巻付装置であって、
    テープを供給するテープ供給部と、
    外周の一部において中心に向けて凹む凹部が形成された厚板状の回転体と、
    前記回転体を回転させる回転駆動部と、
    前記テープ供給部から供給される前記テープの先端部を保持する先端保持部と、
    前記テープの前記先端部を保持する前記先端保持部を、前記回転体よりも第1方向手前側の第1位置から、前記第1位置よりも前記第1方向先側かつ前記第1方向に直交する前記第2方向先側の第2位置へ移動させることによって、前記回転体と前記回転体の前記第1方向先側に配される前記線材の間に、前記テープを配する先端保持部移動機構と、
    前記第2位置よりも前記第1方向手前側かつ第2方向手前側の位置において、前記先端保持部が前記第1位置から前記第2位置に移動することによって前記テープ供給部から引き出された前記テープの中間部分を保持する中間保持部と、
    前記中間保持部が前記テープを保持する位置よりも前記テープの基端側の位置において、前記テープを切断する切断刃を有する切断部と、
    を備える、テープ巻付装置。
  2. 請求項1のテープ巻付装置であって、
    前記回転体を前記第1方向に移動させることによって、前記線材を前記回転体の前記凹部に挿入する線材挿入機構、
    をさらに備える、テープ巻付装置。
  3. 請求項1又は請求項2のテープ巻付装置であって、
    前記先端保持部移動機構は、前記先端保持部を前記第1方向及び前記第2方向の合成方向に進むように移動させる、テープ巻付装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項のテープ巻付装置であって、
    前記先端保持部は、前記テープの両面を挟持する一対の先端把持部材を備え、
    前記一対の先端把持部材のうち前記テープの粘着面に当接する先端把持部材の表面部分が非粘着性面である、テープ巻付装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項のテープ巻付装置であって、
    前記中間保持部が、前記テープの両面を挟持するとともに、受動的に回転する一対のローラ部材を備える、テープ巻付装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項のテープ巻付装置であって、
    前記第2位置は、前記先端保持部が前記第2位置に配された状態で保持するテープの非粘着面が、前記回転体の外周部に当接する位置である、テープ巻付装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項のテープ巻付装置であって、
    前記中間保持部は、
    前記テープの両面を挟持する一対の中間把持部材と、
    一対の前記中間把持部材のうち、少なくとも一方を他方に接近及び離間する方向に移動させる中間把持部材移動駆動部と、
    を備え、
    一対の前記中間把持部材のうち一方に、前記切断刃が連結されており、前記中間把持部材移動駆動部が、前記一対の前記中間把持部材のうち一方とともに前記切断刃を前記テープに向けて移動させる、テープ巻付装置。
  8. 請求項7のテープ巻付装置であって、
    前記切断部は、
    前記切断刃の基端部を支持する切断刃支持部と、
    前記切断刃を前記テープの主面に対して交差する方向に案内するとともに、前記テープの主面に当接可能な切断刃ガイド部と、
    前記切断刃支持部と前記切断刃ガイド部との間を接続する弾性部材と、
    をさらに備える、テープ巻付装置。
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