JP2018067244A - 素子装置 - Google Patents

素子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018067244A
JP2018067244A JP2016206976A JP2016206976A JP2018067244A JP 2018067244 A JP2018067244 A JP 2018067244A JP 2016206976 A JP2016206976 A JP 2016206976A JP 2016206976 A JP2016206976 A JP 2016206976A JP 2018067244 A JP2018067244 A JP 2018067244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
base
touch sensor
skin material
cushion material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016206976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6569638B2 (ja
Inventor
俊太 朝熊
Shunta Asakuma
俊太 朝熊
千春 戸谷
Chiharu Totani
千春 戸谷
岩田 弘
Hiroshi Iwata
弘 岩田
達朗 伊藤
Tatsuro Ito
達朗 伊藤
隆章 菅井
Takaaki Sugai
隆章 菅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2016206976A priority Critical patent/JP6569638B2/ja
Publication of JP2018067244A publication Critical patent/JP2018067244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6569638B2 publication Critical patent/JP6569638B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】素子を覆う表皮材を備えた素子装置であって、外観の低下が抑えられた素子装置を提供すること。
【解決手段】本発明の素子装置1は、板状の基材2と、基材2の一方の表面20aに配された板状のクッション材3と、クッション材3の表面3aに配された板状の素子4と、素子4の表面4aに配され、端縁部が基材2の他方の表面20b側に折り返された表皮材5と、を有する素子装置1であって、基材2は、素子4の端部から外方に位置し、表面20aから突出するとともにその突出高さが素子4の表面4aよりも低いリブ21を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、板状の素子とその表面に配された表皮材とを備える素子装置に関する。
自動車等の車両の車室は、パネル等のさまざまな内装品が用いられている。この内装品は、車室内に設けられるものであることから、見栄えや意匠性が高いことが求められている。自動車の内装品は、例えば、特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、基部本体部、クッション部材、第1基部の表面とクッション部材の表面とに跨がって接着された装飾シート(表皮材)とからなる車両用内装品が記載されている。
特許文献2には、基材と、表皮本体の裏側にクッション層を積層することにより形成され、かつ前記基材に貼着される表皮(表皮材)とを備える表皮付き製品に適用される構造であり、クッション層の端末部は、押し潰された状態に塑性変形させられていない一般部と、押し潰された状態に塑性変形させられた周縁部とを備え、基材の端末部は、本体部と、表側へ突出した状態で本体部を取り囲むフランジ部とを備え、表皮は、本体部に貼着され、フランジ部の少なくとも表面及び側面に沿って折り曲げられた状態でフランジ部に貼着されている表皮付き製品の端末部の構造が記載されている。
特許文献3には、基材上に軟質材を配し、縫い糸によるステッチが形成された表皮材によって、当該軟質材を被覆してなる車両用内装品が記載されている。そして、表皮材の基材側の面には、ステッチに沿って延びる帯部材が縫い糸によって縫い付けられ、帯部材の反対側の面は基材の表面に接着され、帯部材の表皮材側の面が、軟質材の表皮材側の面よりも、窪んだ位置に配されていることが記載されている。
特許文献4には、コア材、クッション材、クッション材を覆うとともに端縁部がコア材の縁部の裏面側に巻き込まれた状態でコア材の縁部に接合されている皮革製の表皮材を備えた内装品が記載されている。そして、コア材が、縁部から表皮材の端縁部に沿って突出するように設けられ、表皮材が収縮する際に引っ張られてクッション材の端縁部を圧縮するように撓む可撓性を有する突出片を備えることが記載されている。
近年は、車室内の快適性の向上が求められており、これらの内装材にアクチュエータやセンサ等の素子を組み込むことが検討されている。具体的には、素子の機能を発揮するために、表皮材の裏面に板状の素子を配する構成が検討されている。
特開2012−71740号公報 特開2015−182590号公報 特開2011−194932号公報 実開平6−55887号公報
表皮材の裏面に板状の素子を配した場合、表皮材の裏面に素子が当接した状態で配される。素子自体は機械的又は電気的な機能を発揮するために高い剛性を備えている。表皮材が裏面に配された素子に密着すると、素子の外周形状に沿って湾曲し、意匠段差(ハイライトとも称される)が生じる。意匠段差は、内装品の外観を損ない、内装品としての見栄えを低下する。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、素子を覆う表皮材を備えた素子装置であって、外観の低下が抑えられた素子装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の素子装置は、板状の基材と、基材の一方の表面に配された板状のクッション材と、クッション材の表面に配された板状の素子と、素子の表面に配され、端縁部が基材の他方の表面側に折り返された表皮材と、を有する素子装置であって、基材は、素子の端部から外方に位置し、一方の表面から突出するとともにその突出高さが素子の表面よりも低いリブを有する。
本発明の素子装置は、基材が素子の端部から外方に位置し、突出高さが素子の表面よりも低いリブを基材が有する構成となっている。この構成によると、素子の表面に配された表皮材が基材の裏面側に折り返されて素子の表面に密着しても、その表皮材は素子の外周において素子の表面とリブの先端部の間に沿って湾曲した形状となり、素子の外周形状に沿った意匠段差が生じることが抑えられる。この結果、本発明の素子装置は、素子を覆う表皮材を備えた素子装置でありながら、外観の低下が抑えられたものとなっている。
本発明の素子装置においては、基材の一方の表面からのリブの突出高さは、基材の一方の表面から素子の表面までの高さの50〜70%であることが好ましい。この構成によると、素子の表面とリブの先端の高さの差による表皮材の高さの変化が適正となり、意匠段差が生じることが効果的に抑えられる。
本発明の素子装置は、クッション材が、その側面が素子の側面よりも外方に位置することが好ましい。この構成によると、クッション材が素子の端部から飛び出した形態となる。この形態では、表皮材が、素子の表面、クッション材の端部、リブの先端と順に当接することとなり、表皮材の高さの変化が緩やかとなり、意匠段差が生じることが効果的に抑えられる。
本発明の素子装置は、リブが、変形していない状態のクッション材の側面との間にすき間を備えた状態で設けられることが好ましい。この構成によると、クッション材の端部に表皮材が押しつけられて変形(弾性変形)しても、クッション材がつぶれて押し出された部分が、このすき間で収まることとなり、意匠段差が生じることがより効果的に抑えられる。
また、押し出された部分がすき間に収まることで、クッション材の変形が規制されなくなり、クッション材の端部による意匠段差の形成が抑えられる。
実施形態の内装品の平面図である。 図1中のII−II線での断面図である。 実施形態のクッション材の構成を模式的に示す拡大断面図である。
以下、図1〜図3を参照しながら本発明の素子装置の好適な実施形態について説明する。
ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、重複した説明は省略される。なお、発明の実施形態は本発明が実施される特に有用な形態として記載されるものであり、本発明がこれに限定されるものではない。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事項は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
[実施形態]
本実施形態は、図1〜図2にその構成を示した自動車の内装品1であり、タッチセンサ4を備えている。
本形態の内装品1は、図1に平面図で示したように、略方形状の外周形状を有する。そして、図2に断面図で示したように、基材2、クッション材3、タッチセンサ4、表皮材5を備える。図2は、図1中のII−II線での断面を示す図である。
基材2は、略板状を有する。そして、基材2は、板状の基部20と、基部20の周縁部に設けられたリブ21と、を有する。
基部20は、内装品1の厚さ方向(基材2、クッション材3、タッチセンサ4の積層方向)に対して垂直な方向に沿って広がる平板状を有する。基部20は、タッチセンサ4の外周形状よりも大きな外周形状を持つ。基部20の外周形状は限定されるものではない。本形態では、略方形状(略正方形状)を有する。
基部20の厚さについても、内装品1を形成したときに、全体の形状を保持できるだけの剛性を発揮できる厚さであれば限定されるものではない。基部20の厚さは、1〜10mmとすることが好ましく、1〜5mmとすることがより好ましく、2.5〜3.5mmとすることが更に好ましい。
リブ21は、基部20の外周の端部に一体に設けられ、基部20の一方の表面(以下、表面20aと称する)から突出して形成される。リブ21は、基部20の広がる方向に対して垂直な方向(すなわち、内装品1の厚さ方向)に突出する。リブ21は、基部20の端部の全周に亘って形成された、略環状の形状を備えている。リブ21は、その突出方向の先端が、内装品1を形成したときのタッチセンサ4の表面よりも低い(基材2の表面20aからの突出高さが短い)状態で形成される。
リブ21は、図2に示したように、突出方向の先端部22が、滑らかなR形状をなすように形成される。より詳しくは、先端部22は、略環状の遠心側(あるいは径方向外方側)を向いた外周面22aと、軸心側(あるいは、径方向内方側)を向いた内周面22bと、を備える。外周面22aは、内装品1を形成したときに表皮材4と当接する面であり、表皮材4が滑らかなR形状の断面をなすように、湾曲面に形成されている。内周面22bは、リブ21の突出方向とほぼ並行をなすように形成されている。
基材2の表面20aからのリブ21の突出高さは、内装品1を形成したときのタッチセンサ4の表面よりも低いものであれば限定されるものではないが、基材2の表面20aからタッチセンサ4の表面4aまでの高さの50〜70%であることが好ましい。本形態では、タッチセンサ4の表面4aまでの高さの70%である。なお、リブ21の突出高さとは、基部20の表面20aからリブ21が突出する方向の高さを示す。
リブ21の厚さについても、内装品1を形成したときに、リブ21の形状を保持できるだけの剛性を発揮できる厚さであれば限定されるものではない。リブ21の厚さとは、略環状のリブ21の径方向の厚さであり、リブ21の厚さが変化する場合には最も厚い部分での厚さ(具体的には、基部20からの突出する基端部の厚さ)である。リブ21の厚さは、1〜10mmとすることが好ましく、1〜7mmとすることがより好ましく、1〜3.5mmとすることが更に好ましい。
基材2は、基部20とリブ21とを備えた構成であれば、その材質が限定されるものではない。基部20とリブ21とを一体に形成する樹脂製品とすることが好ましい。なお、本形態では基部20とリブ21とを一体成形で製造しているが、基部20とリブ21とを別体で形成した後に接合してもよい。また、基材2を形成する樹脂は、適宜、フィラーや補強材等を含んでいてもよい。
本形態では、基材2は、ポリプロピレンの一体成形品よりなる。本形態の基材2は、基部20の厚さが3mmであり、リブ21の突出高さは4.2mmであり、リブ21の厚さは3mmである。
クッション材3は、基材2の表面20aに配された板状の部材である。クッション材3は、裏面3bが基材2の基部20の表面20a上に配される。クッション材3は、基材2のリブ21の略環状の内周側に収容可能な形状であればその外周形状は限定されるものではない。本形態では、基部20よりも小さな略方形状(略正方形状)を有する。
クッション材3は、基材2の表面20aに配されたとき(すなわち、変形していない状態である)に、その側面3cとリブ21との間にすき間を有する。このすき間の長さ(リブ21の厚さ方向での長さ、側面3cと内周面22bとの間隔)は、限定されるものではなく、クッション材3が変形(弾性変形)したときに、つぶれた部分が入ることが可能な長さであればよい。
クッション材3は、タッチセンサ4をその表面3aに配し、タッチセンサ4をタッチ可能な状態で支持することができるものであれば、その構成や材質が限定されるものではない。
クッション材3の厚さについても、限定されるものではない。クッション材3の厚さは、0.5〜20mmとすることが好ましく、1〜10mmとすることがより好ましく、2〜5mmとすることが更に好ましい。本形態では、5mmの厚さを備える。
クッション材3は、車両の内装品1としての外観や意匠性を確保できるとともに、タッチセンサ4の支持に必要なクッション性(弾力性)を付与して触感を向上させるためのものである。本形態では立体編のクッション材によって構成されている。図3に示すように、立体編のクッション材3は、ダブルラッセル編物等の立体編物からなる。
立体編のクッション材3は、図3に示したように、表編地層30、裏編地層31及び連結層32を備えている。立体編のクッション材3は、ダブルラッセル編機等を用いて形成される。
表編地層30及び裏編地層31は、いずれも平面的で規則正しい編目で形成されている。表編地層30及び裏編地層31を形成する糸(材質)としては、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、アクリル系繊維、ポリプロピレン系繊維等の合成繊維、綿、麻、ウール等の天然繊維、キュプラレーヨン、リヨセル等の再生繊維からなるものを挙げることができる。
表編地層30及び裏編地層31の編地の編み組織は特に限定されず、例えば、平坦な組織(例えば、経編みの三原組織であるトリコット編、コード編、アトラス編)が挙げられる。そのほかにも、四角、六角等のメッシュ編地や、マーキゼット編地等を挙げることができる。表編地層30及び裏編地層31の編組織の組み合わせとしては、同じであっても、異なっていても、いずれでもよい。
連結層32は、表編地層30及び裏編地層31を連結する連結糸33で形成される。連結糸33は、表編地層30及び裏編地層31を連結可能な糸であれば限定されない。例えば、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリアミド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエステル系エラストマー繊維等を挙げることができる。繰り返しや長時間圧縮後のクッション性の耐久性を良好にするために、連結糸33の少なくとも一部に、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いることが好ましい。
連結糸33の繊維の断面形状については、クッション性の耐久性を良好にする観点からは、丸型断面が好ましい。さらに、連結糸33としては、ずれ力の緩和の観点からモノフィラメント糸であることが好ましい。本形態では、連結糸33として、ポリエチレンテレフタレート繊維によって形成されたものが用いられている。なお、図3では、連結層32(連結糸33)が一部を省略した状態で図示されている。
連結糸33は、表編地層30及び裏編地層31の編地中にループ状の編目を形成してもよい。また、連結糸33は、両編地層30,31に挿入状態やタック状態で引っ掛けられてもよい。なかでも、少なくとも2本の連結糸33が両編地層30,31を互いに逆方向の斜めに傾斜してクロス状(X状)又はトラス状に連結することが、クッション材3の形態安定性を向上させ、良好なクッション性を得るうえで好ましい。トラスは、三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式であり、連結糸33と表編地層30とによって、又は連結糸33と裏編地層31とによって略三角形状を形成する。この場合、クロス状についてもトラス状についても、連結糸33が、2本の糸によって構成されてもよいし、1本の同一の連結糸33が表編地層30及び裏編地層31で折り返され、見かけ上2本となっていてもよい。
このようなクッション材3は、積層構造となっていないため、通気性、クッション性等の点で優れている。クッション材3の厚みは、連結糸33の長さを調整することで変更可能である。
なお、クッション材3を構成する立体編クッション材は、クッション材3が織物によって形成されたものよりも伸縮性や柔軟性が高く、また、クッション材3が発泡ウレタン等によって形成されたものよりもクッション性能が高い特徴を備えている。
タッチセンサ4は、クッション材3の表面3aに配された板状の素子である。タッチセンサ4は、押されたことを検知するセンサである。タッチセンサ4は、素子に相当する。本形態のタッチセンサ4は、具体的な構成は限定されるものではない。
タッチセンサ4は、裏面4bがクッション材3の表面3a上に配される。タッチセンサ4は、クッション材3の表面上に配することができる形状であればその外周形状は限定されるものではない。本形態では、クッション材3よりも小さな略方形状(略正方形状)を有する。すなわち、クッション材3は、その側面3cが、タッチセンサ4の側面4cよりも外方に位置している。
タッチセンサ4は、その厚さが限定されるものではない。タッチセンサ4には、厚さが0.01〜5mmのものを適用することができる。本形態では、1mmの厚さを備える。
本形態のタッチセンサ4は、図示しない導線が接続され、タッチセンサ4の検知結果を外部に送信する。
表皮材5は、タッチセンサ4の表面4a上に配され、端縁部51が基材2の基部20の他方の表面20b側(以下、裏面20bと称する)に折り返された部材である。表皮材5は、タッチセンサ4の表面4aを覆うとともに、内装品1の外表面(意匠面)を形成する。
表皮材5は、平面部50、端縁部51、湾曲部52を有する。平面部50は、タッチセンサ4の表面4a上に位置する部分であり、表面4aに沿って広がる部分である。端縁部51は、表皮材5の端部であって、基材2の基部20の裏面20b側に折り返される部分である。湾曲部52は、平面部50と端縁部51とを接続しリブ21等に沿って湾曲した形状をなす部分である。
表皮材5は、柔軟性を備えたシート状の部材を、平面部50、端縁部51、湾曲部52を形成するように、基材2、クッション材3、タッチセンサ4に組み付けることで形成される。なお、表皮材5は、端縁部51を基材2の基部20に固定するときに、所定の張力で引っ張った状態で組み付けられる。
表皮材5は、端縁部51が基材2の基部20の裏面20b側に折り返された状態で、基部20の裏面20bに固定(接合)される。表皮材5の端縁部51を基部20に固定する方法は限定されるものではない。たとえば、ピンやボルト等の部材を表皮材5に貫通させて固定する方法、両面粘着テープや接着剤等で接合・固定する方法、溶着で一体に接合する方法等を挙げることができる。本形態では溶着で固定される。
表皮材5は、タッチセンサ4のセンシングを阻害しない材質であれば、その材質が限定されるものではない。例えば、ファブリック、織布、不織布、樹脂シート等の柔軟性を備えたシート状の部材を挙げることができる。本形態では、ファブリックが用いられる。
表皮材5の厚さについても限定されるものではない。表皮材5の厚さは、0.1〜10mmとすることが好ましく、0.1〜5mmとすることがより好ましく、0.1〜2mmとすることが更に好ましい。本形態では、0.7mmの厚さを備える。
(本形態の製造方法)
本形態の内装品1は、その製造方法が限定されるものではない。
まず、基材2、クッション材3、タッチセンサ4、表皮材5を準備(あるいは、製造)する。
次に、準備した基材2、クッション材3、タッチセンサ4、表皮材5をこの順序で積層する。
そして、積層した状態で、表皮材5の端縁部51を基材2の裏面20b側に折り返す。このとき、表皮材5は、端縁部51が所定の張力で引っ張られてシワが無い状態が保持される。また、端縁部51が引っ張られると、平面部50には、基材2の基部20方向にタッチセンサ4を付勢する付勢力が発生する。同時に、湾曲部52にも、基材2の基部20方向やリブ21の外周面22aを押圧する方向の付勢力が発生する。これらの付勢力が働くことで、平面部50及び湾曲部52がシワを生じることなく形成される。なお、付勢力が過剰に大きくなると、クッション材3が弾性変形することで、意匠段差の発生が抑えられる。
そして、折り返された表皮材5の端縁部51を基材2の裏面20bに溶着する。
以上により、本形態の内装品1を製造できる。
(本形態の作用効果)
本形態の内装品1は、基材2、クッション材3、タッチセンサ4、表皮材5がこの順序で積層している。そして、本形態の内装品1は、基材2がタッチセンサ4の端部から外方に、突出高さがタッチセンサ4の表面4aよりも低いリブ21を有している。
この構成によると、タッチセンサ4の表面4a上に配された表皮材5の端縁部51が基材2の裏面20b側に折り返されて表皮材5の平面部50がタッチセンサ4の表面4aに密着しても、表皮材5の湾曲部52はタッチセンサ4の表面4aとリブ21の先端部22に沿って湾曲した形状となり、タッチセンサ4の外周形状に沿った意匠段差が表皮材5に生じることが抑えられる。この結果、本形態の内装品1は、タッチセンサ4を覆う表皮材5を備えていながら、外観の低下が抑えられたものとなっている。
本形態の内装品1は、リブ21の突出高さが、タッチセンサ4の表面4aまでの高さの50〜70%である。この構成によると、タッチセンサ4の表面4aとリブ21の先端部22の高さの差による、表皮材5の高さの変化が適正となり、意匠段差が生じることが効果的に抑えられたものとなる。
本形態の内装品1は、クッション材3の側面3cがタッチセンサ4の側面4cよりも外方に位置する。この構成によると、クッション材3がタッチセンサ4の端部から飛び出した形態となる。この形態では、表皮材5が、タッチセンサ4の表面4a、クッション材3の端部、リブ21の先端部22と順に当接することとなり、表皮材5の高さの変化が穏やかとなり、意匠段差が生じることが効果的に抑えられる。
本形態の内装品1は、リブ21が、変形していない状態のクッション材3の側面3cとの間にすき間を備えた状態で設けられる。この構成によると、クッション材3の端部3cは表皮材5が押しつけられて変形(弾性変形)しても、リブ21との間のすき間につぶれた部分が入ることとなり、意匠段差が生じることが抑えられる。
[変形形態]
上記の実施形態では、本発明の素子をタッチセンサ4とした形態を示したが、タッチセンサ以外の素子としてもよい。このような素子としては、アクチュエータや、非接触式のセンサを挙げることができる。
これらの形態においても、実施形態と同様な効果を発揮できる。
1:内装品 2:基材
20:基部 21:リブ
3:クッション材 4:タッチセンサ
5:表皮材

Claims (4)

  1. 板状の基材と、
    前記基材の一方の表面に配された板状のクッション材と、
    前記クッション材の表面に配された板状の素子と、
    前記素子の表面に配され、端縁部が前記基材の他方の表面側に折り返された表皮材と、
    を有する素子装置であって、
    前記基材は、前記素子の端部から外方に位置し、前記一方の表面から突出するとともにその突出高さが前記素子の表面よりも低いリブを有することを特徴とする素子装置。
  2. 前記基材の前記一方の表面からの前記リブの突出高さは、前記基材の前記一方の表面から前記素子の表面までの高さの50〜70%である請求項1に記載の素子装置。
  3. 前記クッション材は、その側面が、前記素子の側面よりも外方に位置する請求項1〜2のいずれか1項に記載の素子装置。
  4. 前記リブは、変形していない状態の前記クッション材の側面との間にすき間を備えた状態で設けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の素子装置。
JP2016206976A 2016-10-21 2016-10-21 素子装置 Active JP6569638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206976A JP6569638B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 素子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206976A JP6569638B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 素子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018067244A true JP2018067244A (ja) 2018-04-26
JP6569638B2 JP6569638B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=62087139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016206976A Active JP6569638B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 素子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6569638B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021140707A1 (ja) * 2020-01-07 2021-07-15 豊田鉄工株式会社 表層付き部品の製造装置及び製造方法
WO2022054578A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 ホシデン株式会社 センサユニット及びセンサユニットと取付対象との取付構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245559A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Toshiba Corp タッチセンサ及びタッチセンサの製造方法
JP2012071740A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用内装品
JP2015182590A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 豊田合成株式会社 表皮付き製品の端末部の構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245559A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Toshiba Corp タッチセンサ及びタッチセンサの製造方法
JP2012071740A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用内装品
JP2015182590A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 豊田合成株式会社 表皮付き製品の端末部の構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021140707A1 (ja) * 2020-01-07 2021-07-15 豊田鉄工株式会社 表層付き部品の製造装置及び製造方法
CN113382841A (zh) * 2020-01-07 2021-09-10 丰田铁工株式会社 附带表层的构件的制造装置以及制造方法
WO2022054578A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 ホシデン株式会社 センサユニット及びセンサユニットと取付対象との取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6569638B2 (ja) 2019-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6670018B2 (en) Net fabric to be processed into net product
CN111850802B (zh) 间隔针织物
JP5690717B2 (ja) 被覆材の係止連結部材及び被覆クッション成形体の製造方法
US20050238843A1 (en) Spacer fabric
JP4245232B2 (ja) ネット材を用いた構造体、シート及びネット材の端末部処理方法
US9266480B2 (en) Structure of terminal portion of product with cover
KR20130064747A (ko) 부직포로 된, 자기-감김성 방열 슬리브 및 그 구성 방법
US20070134464A1 (en) Spacer fabric
JP6569638B2 (ja) 素子装置
KR20200125907A (ko) 스페이서 직물의 복합체
JP2007538162A5 (ja)
JP2002331603A (ja) 三次元立体編物、三次元立体編物へのパイル糸の植毛方法、及び三次元立体編物の端末部処理方法
CA2533688C (en) Stitch-bonded and gathered composites and methods for making same
JP5922097B2 (ja) クッション部材及び座席構造
IL208839A (en) Device for tightening with contact of anti-slip material
JP5013284B1 (ja) パイルが表編地の表面に突出しているダブルラッセル編物
JP4841190B2 (ja) 玉縁芯材
JP4343348B2 (ja) ネット材の端末部処理方法
US8461065B2 (en) Structure of touch-fastening anti-skidding material
KR20170077638A (ko) 에어백 쿠션 및 그 제조방법
JP4328549B2 (ja) 車両用シートカバー
JP2006312788A (ja) 筒状立体編物の製造方法
JP2001279572A (ja) 立体編物布帛
JP7274757B2 (ja) 自動車用フロアマット
JP2002173867A (ja) ネット材の端末処理方法及びネット材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6569638

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150