JP2018067020A - 偏光板のセットおよび液晶パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】高温環境下で液晶パネルの反りを抑制できる偏光板のセット、及びこの偏光板のセットを液晶セルに貼合してなる液晶パネルを提供すること。
【解決手段】液晶セルの視認側に配置される第1の偏光板と、前記液晶セルの背面側に配置される第2の偏光板とを有する偏光板のセットにおいて、前記第2の偏光板は反射型偏光フィルムを有し、前記第1の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF1とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF2とし、前記第2の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF3とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF4としたとき、(F1×F2)/(F3×F4)が0.5〜5.0である偏光板のセット。
【選択図】図3

Description

本発明は、高温環境下で液晶パネルの反りが抑制される偏光板のセット、並びにそれを用いた液晶パネルに関するものである。
近年、消費電力が低く、低電圧で動作し、軽量でかつ薄型の液晶ディスプレイが、携帯電話、携帯情報端末、コンピュータ用のモニター、テレビなど、情報用表示デバイスとして急速に普及してきている。液晶技術の発展に伴い、さまざまなモードの液晶ディスプレイが提案され、応答速度やコントラスト、狭視野角といった液晶ディスプレイの問題点が解消されつつある。また、モバイル用の液晶ディスプレイの普及に伴い液晶パネルにも薄く軽いものが求められている。
液晶パネルの薄型化に伴い、高温環境下で液晶セルに貼合された偏光板の収縮により液晶パネルが反ることで最終製品の筐体に収まらないなどの問題がある。
このような液晶表示パネルの反りを抑制するために、以前から液晶セルの視認側と液晶セルの視認側とは反対側(背面側)に配置する偏光板の厚さを変更することで液晶表示パネルの反りを抑制する手法が開発されている。例えば、特開2012−58429号公報(特許文献1)では、液晶セルの視認側に配置する偏光板の偏光膜(本発明でいう偏光子)の厚さを、液晶セルの背面側に配置する偏光膜より薄くすることで液晶表示パネルの反りを抑制する方法が記載されている。
また、特開2013−37115号公報(特許文献2)には、視認側の光学積層体に含まれる偏光膜(本発明で言う偏光子)を、視認側とは反対側に配置されている光学積層体に含まれる偏光膜よりも5μm以上厚くすることで液晶パネルの反りを抑制する手法が提示されている。しかし、これらの手法は厚みの大きい(例えば0.5mm以上、さらには0.7mm以上)の液晶セルに対しては効果を発揮することができたが、薄い液晶セルに対しては反りの抑制が不十分であった
特開2012−58429号公報 特開2013−37115号公報
本発明の目的は、高温環境下で液晶パネルの反りを抑制できる偏光板のセット、及びこの偏光板のセットを液晶セルに貼合してなる液晶パネルを提供することにある。
[1]液晶セルの視認側に配置される第1の偏光板と、前記液晶セルの背面側に配置される第2の偏光板とを有する偏光板のセットにおいて、
前記第2の偏光板は反射型偏光フィルムを有し、
前記第1の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF1とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF2とし、
前記第2の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF3とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF4としたとき、(F1×F2)/(F3×F4)が0.5〜5.0である偏光板のセット。
[2]前記第1の偏光板および前記第2の偏光板は、いずれもポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光子を有し、前記偏光子の厚みがいずれも20μm以下である[1]に記載の偏光板のセット。
[3]前記第1の偏光板が有する偏光子の厚みが10μm以上であり、前記第2の偏光板が有する偏光子の厚みが10μm以下である[2]に記載の偏光板のセット。
[4]前記第2の偏光板は、前記偏光子の一方の面に保護フィルムが積層され、もう一方の面に前記反射型偏光子が積層された[2]または[3]に記載の偏光板のセット。
[5]前記保護フィルムの透湿度が500g/(m・24hr)以下である[4]に記載の偏光板のセット。
[6][1]〜[5]のいずれかに記載の偏光板のセットと液晶セルとを備え、前記液晶セルの厚みが0.4mm以下である液晶パネル。
本発明によれば、液晶パネルにおける高温環境下での反りを解消することができ、高温環境下での最終製品の筐体に収まる液晶パネルを得ることができる。
本発明に係る偏光板のセットにおける好ましい層構成の例を示す概略断面図である。 本発明に係る偏光板のセットにおける好ましい層構成の例を示す概略断面図である。 本発明に係る偏光板のセットにおける好ましい軸構成の例を示す斜視図である。 本発明に用いられる反射偏光子の一例の概略図である。 本発明の液晶パネルの例を示す概略断面図である。
以下、本発明に係る偏光板のセット及びこれを用いた液晶パネルについて適宜図を用いて説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
本発明の偏光板のセットは、液晶セルの視認側に配置される第1の偏光板10と液晶セルの背面側に配置される第2の偏光板11とから構成される。図1を参照して、本発明にかかる第1の偏光板10及び第2の偏光板11の層構成を説明する。図1において第1の偏光板10は、偏光子20の両面に保護フィルム30a、30bがそれぞれ貼合されたものである。保護フィルム30aにおける偏光子20との貼合面とは反対側の面には表面処理層を形成することも有用である。第2の偏光板11は、偏光子21の少なくとも一方の面に保護フィルムを有することが好ましく、図1に示すように偏光子の両面に保護フィルム31a、31bがそれぞれ積層され、さらに接着層40を介して反射型偏光子50が積層されていてもよい。また図2に示すように偏光子21の一方の面に保護フィルム31aを積層し、もう一方の面に保護フィルム31bを介することなく、接着層40を介して偏光子21に直接反射型偏光子50を積層することも好ましい。これらの偏光板は、それぞれ粘着剤層32、33を介して液晶セルに貼合され、液晶パネルが形成される。
本発明の偏光板のセットは、第1の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF1とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF2とし、第2の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF3、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF4としたとき、(F1×F2)/(F3×F4)が0.5〜5.0である。単純に第1の偏光板及び第2の偏光板の収縮力を小さくするだけでは不十分であり、このような条件を満足することにより、液晶セルの厚みが薄い場合であっても、液晶パネルを85℃の環境下に250時間静置したときの液晶パネルの反りを抑制することができることを見出した。
本発明者は、その原理を以下のように推測しているが、本発明を何ら限定するものではない。ここで偏光板の収縮力は液晶パネルの反りに影響を及ぼし、偏光板が有する偏光子の吸収軸方向の収縮力が液晶パネルの反りにとって、より支配的になると推定できることから、F1/F4は液晶パネルにおける第1の偏光板の吸収軸方向(第2の偏光板の透過軸方向)の反りやすさに関係し、F3/F2は液晶パネルにおける第1の偏光板の透過軸方向(第2の偏光板の吸収軸方向)の反りやすさに関係する。正味の液晶パネルの反りは、F1/F4とF3/F2との比(バランス)により決まるものと考えられるから、その比は(F1×F2)/(F3×F4)となる。
第1の偏光板の吸収軸方向の収縮力F1は、3N/2mm以下であることが好ましく、2.5N/2mm以下であることがより好ましく、上記式を満足させやすいという観点から、1.6N/2mm超であってもよい。第1の偏光板の透過軸方向の収縮力F2は、0.3N/2mm以下であることが好ましく、0.15N/2mm以下であることがより好ましく、通常0.00N/2mm以上である。
第2の偏光板の吸収軸方向の収縮力F3は、3N/2mm以下であることが好ましく、2.5N/2mm以下であることがより好ましく、上記式を満足させやすいという観点から、さらに2.0N/2mm以下であることが好ましく、1.6N/2mm以下であることがより好ましい。第2の偏光板の透過軸方向の収縮力F4は、0.3N/2mm以下であることが好ましく、0.15N/2mm以下であることがより好ましく、通常0.00N/2mm以上である。
上記式が0.5〜5.0の範囲を満足させやすいことから、第2の偏光板の吸収軸方向の収縮力F3は、第1の偏光板の吸収軸方向の収縮力F1よりも小さいことが好ましい。
(F1×F2)/(F3×F4)の範囲を調整しやすいという点で、本発明の偏光板のセットにおいて、第2の偏光板の厚みに対する第1の偏光板の厚みの比は0.8〜1.5であることが好ましく、1.01〜1.5であることがより好ましく、1.01〜1.4であることがさらに好ましい。具体的に第1の偏光板の厚みは、80μm以下であることが好ましく、70μm以下であることがより好ましい。第2の偏光板の偏光板の厚みは70μm以下であることが好ましく、60μm以下であることがより好ましい。なお、ここで言う偏光板の厚みとは、液晶セルに貼合するための粘着剤層の厚みは含まない。
さらに、第1の偏光板は、その吸収軸が液晶セルの短辺方向と略平行であり、第2の偏光板は、その吸収軸が液晶セルの長辺方向と略平行である配置をとることが好ましい。略平行とは厳密に平行であることに限定されず、例えば偏光板の吸収軸と液晶セルの各辺とのなす角は5°以下であることが好ましく、3°以下であることがより好ましく、1°以下であることがさらに好ましい。
以下、本発明の偏光板のセット及び液晶パネルを構成する部材について詳細に説明する。また、第1の偏光板10が有する偏光子20と、第2の偏光板11が有する偏光子21とを総称して単に偏光子と呼称することがあり、保護フィルム30aと保護フィルム30bと保護フィルム31aと保護フィルム31bとを総称して単に保護フィルムと呼称することがある。
[偏光子]
偏光子20、21としては、前記のカール力を満たす限り、任意の適切なものを用いることができる。偏光子は、通常、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを一軸延伸する工程、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを二色性色素で染色することにより二色性色素を吸着させる工程、二色性色素が吸着されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸水溶液で処理して架橋させる工程、及びホウ酸水溶液による架橋処理後に水洗する工程を経て、製造される。
ポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化することにより製造できる。ポリ酢酸ビニル系樹脂は、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルとそれに共重合可能な他の単量体との共重合体であることもできる。酢酸ビニルに共重合可能な他の単量体としては、例えば、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類、アンモニウム基を有するアクリルアミド類などが挙げられる。
ポリビニルアルコール系樹脂のケン化度は、通常85〜100モル%程度であり、好ましくは98モル%以上である。ポリビニルアルコール系樹脂は変性されていてもよく、例えば、アルデヒド類で変性されたポリビニルホルマールやポリビニルアセタールなども使用可能である。ポリビニルアルコール系樹脂の重合度は、通常1,000〜10,000程度であり、好ましくは1,500〜5,000程度である。
このようなポリビニルアルコール系樹脂を製膜したものが、偏光子の原反フィルムとして用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂を製膜する方法は、特に限定されるものでなく、公知の方法で製膜することができる。ポリビニルアルコール系樹脂原反フィルムの膜厚は、例えば10〜100μm程度、好ましくは10〜50μm程度である。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの縦一軸延伸は、二色性色素による染色の前、染色と同時、又は染色の後に行うことができる。縦一軸延伸を染色の後で行う場合、この縦一軸延伸は、ホウ酸処理の前に行ってもよいし、ホウ酸処理中に行ってもよい。もちろん、ここに示した複数の段階で縦一軸延伸を行うこともできる。縦一軸延伸には、周速の異なるロール間で一軸に延伸する方法や、熱ロールを用いて一軸に延伸する方法などが採用できる。また縦一軸延伸は、大気中で延伸を行う乾式延伸により行ってもよいし、水等の溶剤を用い、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを膨潤させた状態で延伸を行う湿式延伸により行ってもよい。延伸倍率は、通常3〜8倍程度である。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの二色性色素による染色は、例えば、二色性色素を含有する水溶液にポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬する方法により行うことができる。二色性色素として、具体的にはヨウ素や二色性有機染料が用いられる。なお、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、染色処理の前に水に浸漬して膨潤させる処理を施しておくことが好ましい。
二色性色素としてヨウ素を用いる場合は、通常、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含有する水溶液に、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。
この水溶液におけるヨウ素の含有量は、水100重量部あたり、通常0.01〜1重量部程度であり、ヨウ化カリウムの含有量は、水100重量部あたり、通常0.5〜20重量部程度である。染色に用いる水溶液の温度は、通常20〜40℃程度である。また、この水溶液への浸漬時間(染色時間)は、通常20〜1,800秒程度である。
一方、二色性色素として二色性の有機染料を用いる場合は、通常、水溶性の二色性有機染料を含む水溶液に、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。この水溶液における二色性有機染料の含有量は、水100重量部あたり、通常1×10-4〜10重量部程度であり、好ましくは1×10-3〜1重量部である。この染料水溶液は、硫酸ナトリウムのような無機塩を染色助剤として含有していてもよい。染色に用いる二色性有機染料水溶液の温度は、通常20〜80℃程度である。また、この水溶液への浸漬時間(染色時間)は、通常10〜1,800秒程度である。
二色性色素による染色後のホウ酸処理は、染色されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸含有水溶液に浸漬する方法により、行うことができる。ホウ酸含有水溶液におけるホウ酸の含有量は、水100重量部あたり、通常2〜15重量部程度であり、好ましくは5〜12重量部である。二色性色素としてヨウ素を用いる場合、このホウ酸含有水溶液はヨウ化カリウムを含有することが好ましい。ホウ酸含有水溶液におけるヨウ化カリウムの含有量は、水100重量部あたり、通常0.1〜15重量部程度であり、好ましくは5〜12重量部である。ホウ酸含有水溶液への浸漬時間は、通常60〜1,200秒程度であり、好ましくは150〜600秒、さらに好ましくは200〜400秒である。ホウ酸含有水溶液の温度は、(F1×F2)/(F3×F4)が0.5〜5.0を満足するように各偏光子の収縮力を調製しやすいという点で、第1の偏光板の偏光子を作製する際は、60〜70℃が好ましく、第2の偏光板の偏光子を作製する際は55〜65℃が好ましい。
ホウ酸処理後のポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、通常、水洗処理される。水洗処理は、例えば、ホウ酸処理されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムを水に浸漬する方法により、行うことができる。水洗処理における水の温度は、通常5〜40℃程度である。また浸漬時間は、通常1〜120秒程度である。
水洗後は乾燥処理が施されて、偏光子が得られる。乾燥処理は、熱風乾燥機や遠赤外線ヒーターを用いて行うことができる。乾燥処理の温度は、通常30〜100℃程度であり、好ましくは50〜80℃である。乾燥処理の時間は、通常60〜600秒程度であり、好ましくは120〜600秒である。乾燥処理により、偏光子中の水分率は実用程度にまで低減される。その水分率は、通常5〜20重量%程度であり、好ましくは8〜15重量%である。水分率が5重量%を下回ると、偏光子の可撓性が失われ、乾燥後に損傷したり、破断したりすることがある。また水分率が20重量%を超えると、熱安定性が不足する傾向にある。
以上のようにして、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向した偏光子を製造することができる。
また、偏光子の製造工程におけるポリビニルアルコール系樹脂フィルムの延伸、染色、ホウ酸処理、水洗工程、乾燥工程は、例えば、特開2012−159778号に記載されている方法に準じて行ってもよい。この文献記載の方法では、基材フィルムへのポリビニルアルコール系樹脂のコーティングにより、偏光子となるポリビニルアルコール系樹脂層を形成する方法を用いることも有用である。
偏光板のセットにおける各偏光板の収縮力を上記の範囲に調整するには、第1の偏光板及び第2の偏光板が有する偏光子の厚みを、いずれも20μm以下とすることが好ましく、15μm未満とすることがより好ましい。さらに、第1の偏光板が有する偏光子の厚みを10μm以上とし、第2の偏光板が有する偏光子の厚みを10μm以下とすることが好ましい。良好な光学特性を付与できるという点で、偏光子の厚みは通常3μm以上である。偏光板の収縮力は、反射型偏光子の収縮の影響も受けるが、偏光子の厚みをいずれも20μm以下とすることにより、さらには第1の偏光板が有する偏光子の厚みと第2の偏光板が有する偏光子の厚みとに所定の厚み差を設けることにより、液晶パネルの反りをより小さくしやすい。
[保護フィルム]
保護フィルム30a、30b、31a、31bとしては、適宜の透明樹脂から形成されているものを用いることができる。具体的には、透明性や均一な光学特性、機械強度、熱安定性などに優れるポリマーからなるものを用いるのが好ましい。このような透明樹脂膜としては、例えば、トリアセチルセルロース及びジアセチルセルロース等のセルロース系フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート及びポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系フィルム、ポリメチル(メタ)アクリレート及びポリエチル(メタ)アクリレート等のアクリル系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリエーテルスルホン系フィルム、ポリスルホン系フィルム、ポリイミド系フィルム、ポリオレフィン系フィルム、ポリノルボルネン系フィルムなどを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
第1の偏光板10に適用される保護フィルム30a,30b及び第2の偏光板11に適用される保護フィルム31a,31bは、それぞれが独立して同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
第2の偏光板11に適用される保護フィルム31a及び31bは、その透湿度が異なることが好ましく、透湿度の差の大きさは、温度40℃、相対湿度90%の条件下において750g/(m2・24hr)以上であることが好ましく、1000g/(m2・24hr)以上であることがより好ましい。例えば保護フィルム31a及び31bに異なる材質のものを使用することにより、透湿度の差を大きくすることができる。また、第2の偏光板の保護フィルム31bを省略して、偏光子の片側にのみ保護フィルムを有する構成とすることも好ましく、この場合保護フィルム31aの透湿度は500g/(m2・24hr)以下であることが好ましく、250g/(m2・24hr)以下であることがより好ましい。
上記の保護フィルムは、偏光子への貼合に先立って、その貼合面に、ケン化処理、コロナ処理、プライマー処理、アンカーコーティング処理などの易接着処理が施されてもよい。保護フィルムの厚さは、通常5〜200μm程度の範囲で、好ましくは10μm以上であり、また好ましくは80μm以下、さらに好ましくは40μm以下であり、特に好ましくは35μm以下である。
また、所望の表面光学特性又はその他の特徴を付与するために、保護フィルム30aの外面にコーティング層(表面処理層)を設けることができる。コーティング層の具体例は、ハードコート層、防眩層、反射防止層、帯電防止層、防汚層を含む。コーティング層を形成する方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
液晶セルが横電解(IPS:In−Plane Switching)モードである場合、そのIPSモード液晶セルが本来有する広視野角特性を損なわないために、保護フィルム30b、及び保護フィルム31bは、厚み方向の位相差値Rthが−10〜10nmの範囲にあることが好ましい。また、面内の位相差値Reも−10〜10nmの範囲にあることが好ましい。
厚み方向の位相差値Rthは、面内の平均屈折率から厚み方向の屈折率を差し引いた値にフィルムの厚みを乗じて得られる値であって、下記式(a)で定義される。また、面内の位相差値Reは、面内の屈折率差にフィルムの厚みを乗じて得られる値であって、下記式(b)で定義される。
Rth=〔(nx+ny)/2−nz〕×d (a)
Re=(nx−ny)×d (b)
式中、nxはフィルム面内のx軸方向(面内遅相軸方向)の屈折率であり、nyはフィルム面内のy軸方向(面内進相軸方向であって、面内でx軸に直交する方向)の屈折率であり、nz はフィルム面に垂直なz軸方向(厚み方向)の屈折率であり、そしてdはフィルムの厚さである。
ここで、位相差値は、可視光の中心付近である500〜650nm程度の範囲で任意の波長における値でありうるが、本明細書では波長590nmにおける位相差値を標準とする。厚み方向の位相差値Rth及び面内の位相差値Reは、市販の各種位相差計を用いて測定することができる。
保護フィルムの厚み方向の位相差値Rthを−10〜10nmの範囲内に制御する方法としては、フィルムを作製するときに、面内及び厚み方向に残留するゆがみを極力小さくする方法が挙げられる。例えば、上記溶剤キャスト法においては、その流延樹脂溶液を乾燥するときに生じる面内及び厚み方向の残留収縮歪みを、熱処理によって緩和させる方法などが採用できる。一方、上記溶融押出法においては、樹脂フィルムをダイから押し出し、冷却するまでの間に延伸されることを防ぐため、ダイから冷却ドラムまでの距離を極力縮めるとともに、押出し量と冷却ドラムの回転速度をフィルムが延伸されないよう制御する方法などが採用できる。また、溶剤キャスト法と同様に、得られたフィルムに残留する歪みを熱処理によって緩和させる方法も採用できる。
[反射型偏光子50]
本発明の第2の偏光板11は、反射型偏光子50を有する。図4は、本発明に用いられる反射型偏光子の一例の概略断面図である。反射型偏光子50は、複屈折性を有する層Aと複屈折性を実質的に有さない層Bとが交互に積層された多層積層体である。例えば、図示例では、A層のx軸方向の屈折率nxがy軸方向の屈折率nyより大きく、B層のx軸方向の屈折率nxとy軸方向の屈折率nyとは実質的に同一である。したがって、A層とB層との屈折率差は、x軸方向において大きく、y軸方向においては実質的にゼロである。その結果、x軸方向が反射軸となり、y軸方向が透過軸となる。A層とB層とのx軸方向における屈折率差は、好ましくは0.2〜0.3である。なお、x軸方向は、反射偏光子の延伸方向に対応する。
上記A層は、好ましくは、延伸により複屈折性を発現する材料で構成される。このような材料の代表例としては、ナフタレンジカルボン酸ポリエステル(例えば、ポリエチレンナフタレート)、ポリカーボネートおよびアクリル系樹脂(例えば、ポリメチルメタクリレート)が挙げられる。ポリエチレンナフタレートが好ましい。上記B層は、好ましくは、延伸しても複屈折性を実質的に発現しない材料で構成される。このような材料の代表例としては、ナフタレンジカルボン酸とテレフタル酸とのコポリエステルが挙げられる。
反射型偏光子は、A層とB層との界面において、第1の偏光方向を有する光(例えば、p波)を透過し、第1の偏光方向とは直交する第2の偏光方向を有する光(例えば、s波)を反射する。反射した光は、A層とB層との界面において、一部が第1の偏光方向を有する光として透過し、一部が第2の偏光方向を有する光として反射する。反射型偏光子の内部において、このような反射および透過が多数繰り返されることにより、光の利用効率を高めることができる。
好ましくは、反射型偏光子50は、偏光子21とは反対側の最外層として反射層Rを含む。反射層Rを設けることにより、最終的に利用されずに反射型偏光子の最外部に戻ってきた光をさらに利用することができるので、光の利用効率をさらに高めることができる。
反射層Rは、代表的には、ポリエステル樹脂層の多層構造により反射機能を発現する。
反射型偏光子の全体厚みは、目的、反射型偏光子に含まれる層の合計数等に応じて適切に設定され得る。高温環境時の寸法変化を抑える観点から、反射型偏光子の全体厚みは、好ましくは15μm〜50μmであり、より好ましくは30μm以下である。
反射型偏光子としては、例えば、特表平9−507308号公報に記載のものが使用され得る。
反射型偏光子50は、市販品をそのまま用いてもよく、市販品を2次加工(例えば、延伸)して用いてもよい。市販品としては、例えば、3M社製の商品名DBEFやAPFが挙げられる。
[偏光子と保護フィルムとの貼合]
偏光子と保護フィルムとの貼合は、接着剤又は粘着剤により貼合することができる。偏光子と保護フィルムとを貼合する接着剤層は、その厚さを0.01〜30μm程度とすることができ、好ましくは0.01〜10μm、さらに好ましくは0.05〜5μmである。接着剤層の厚さがこの範囲にあれば、積層される保護フィルムと偏光子との間に浮きや剥がれを生じず、実用上問題のない接着力が得られる。偏光子と保護フィルムとを貼合する粘着剤層は、その厚さを5〜50μm程度とすることができ、好ましくは5〜30μm、さらに好ましくは10〜25μmである。
偏光子と保護フィルムとの接着に際しては、偏光子や保護フィルムに予めケン化処理、コロナ処理、プラズマ処理などを行うことも有用である。
[接着剤]
接着剤層の形成には、被着体の種類や目的に応じて、適宜、適切な接着剤を用いることができ、また必要に応じてアンカーコート剤を用いることもできる。接着剤として、例えば、溶剤型接着剤、エマルジョン型接着剤、感圧性接着剤、再湿性接着剤、重縮合型接着剤、無溶剤型接着剤、フィルム状接着剤、ホットメルト型接着剤などが挙げられる。
好ましい接着剤の一つとして、水系接着剤、すなわち、接着剤成分が水に溶解又は分散しているものを挙げることができる。水に溶解可能な接着剤成分の例を挙げると、ポリビニルアルコール系樹脂がある。また、水に分散可能な接着剤成分の例を挙げると、親水基を有するウレタン系樹脂がある。水系接着剤は、このような接着剤成分を、必要に応じて配合される追加の添加剤とともに、水に混合して調製することができる。水系接着剤となりうる市販のポリビニルアルコール系樹脂の例を挙げると、株式会社クラレから販売されているカルボキシル基変性ポリビニルアルコールである“KL-318”などがある。
水系接着剤は、必要に応じて架橋剤を含有することができる。架橋剤の例を挙げると、アミン化合物、アルデヒド化合物、メチロール化合物、水溶性エポキシ樹脂、イソシアネート化合物、多価金属塩などがある。ポリビニルアルコール系樹脂を接着剤成分とする場合は、グリオキザールをはじめとするアルデヒド化合物、メチロールメラミンをはじめとするメチロール化合物、水溶性エポキシ樹脂などが、架橋剤として好ましく用いられる。
ここで水溶性エポキシ樹脂は、例えば、ジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミンのようなポリアルキレンポリアミンとアジピン酸のようなジカルボン酸との反応物であるポリアミドポリアミンに、エピクロロヒドリンを反応させて得られるポリアミドエポキシ樹脂であることができる。水溶性エポキシ樹脂の市販品の例を挙げると、田岡化学工業株式会社から販売されている“スミレーズレジン(登録商標) 650(30)”などがある。
偏光子及び/又はそこに貼合される保護フィルムの接着面に、水系接着剤を塗布し、両者を貼り合わせた後、乾燥処理を施すことにより、偏光板を得ることができる。接着に先立って、保護フィルムには、ケン化処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、又はプライマー処理のような易接着処理を施し、濡れ性を高めておくことも有効である。乾燥温度は、例えば50〜100℃程度とすることができる。乾燥処理後、室温よりもやや高い温度、例えば30〜50℃程度の温度で1〜10日間程度養生することは、接着力を一層高めるうえで好ましい。
もう一つの好ましい接着剤として、活性エネルギー線の照射又は加熱により硬化する硬化性接着剤組成物が挙げられる。硬化性接着剤組成物としては、例えばアクリル系化合物のようなラジカル重合性の化合物を含む硬化性接着剤組成物やエポキシ系化合物のようなカチオン重合性の化合物を含む硬化性接着剤組成物が挙げられる。これらの組成物はそれぞれラジカル重合開始剤、またはカチオン重合開始剤を含有することが好ましい。
さらに、硬化性接着剤組成物は、その接着性を損なわない限り、他の添加剤、例えば、イオントラップ剤、酸化防止剤、連鎖移動剤、増感剤、粘着付与剤、熱可塑性樹脂、充填剤、流動調整剤、可塑剤、消泡剤などを含有することができる。イオントラップ剤としては、例えば、粉末状のビスマス系、アンチモン系、マグネシウム系、アルミニウム系、カルシウム系、チタン系、これらの混合系などを包含する無機化合物が挙げられ、酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤などが挙げられる。
硬化性接着剤組成物を、偏光子又は保護フィルムの接着面、あるいはこれら双方の接着面に塗工した後、接着剤の塗工された面で貼合し、活性エネルギー線を照射するか又は加熱することにより未硬化の接着剤層を硬化させて、偏光子と保護フィルムとを接着させることができる。接着剤の塗工方法としては、例えば、ドクターブレード、ワイヤーバー、ダイコーター、カンマコーター、グラビアコーターなど、種々の塗工方式が採用できる。
この硬化性接着剤組成物は、基本的には、溶剤を実質的に含まない無溶剤型接着剤として用いることができるが、各塗工方式には各々最適な粘度範囲があるため、粘度調整のために溶剤を含有させてもよい。溶剤は、偏光子の光学性能を低下させることなく、エポキシ化合物をはじめとする各成分を良好に溶解する有機溶剤であることが好ましく、例えば、トルエンに代表される炭化水素類、酢酸エチルに代表されるエステル類などを用いることができる。
活性エネルギー線の照射により接着剤組成物の硬化を行う場合、活性エネルギー線としては先述した各種のものを用いることができるが、取扱いが容易で、照射光量などの制御もしやすいことから、紫外線が好ましく用いられる。活性エネルギー線、例えば紫外線の照射強度や照射量は、偏光子の偏光度をはじめとする各種光学性能、及び保護フィルムの透明性や位相差特性をはじめとする各種光学性能に影響を及ぼさない範囲で、適度の生産性が保たれるように適宜決定される。
[粘着剤]
粘着剤としては、光学的な透明性に優れ、適度な濡れ性、凝集性、接着性などを包含する粘着特性に優れるものであればよいが、さらに耐久性などに優れるものが好ましい。具体的には、粘着剤層を形成する粘着剤として、アクリル系樹脂を含有する粘着剤(アクリル系粘着剤)が好ましい。
アクリル系粘着剤に含有されるアクリル系樹脂は、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソオクチル、及びアクリル酸2−エチルヘキシルのようなアクリル酸アルキルエステルを主要なモノマーとする樹脂である。このアクリル系樹脂には通常、極性モノマーが共重合されている。極性モノマーとは、重合性不飽和結合及び極性官能基を有する化合物であり、ここで重合性不飽和結合は、(メタ)アクリロイル基に由来するものとするのが一般的であり、また極性官能基は、カルボキシル基、水酸基、アミド基、アミノ基、エポキシ基などでありうる。極性モノマーの具体例を挙げると、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリルアミド、2−N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートなどがある。
またアクリル系粘着剤には、通常、アクリル系樹脂とともに架橋剤が配合されている。
架橋剤の代表例として、分子内に少なくとも2個のイソシアナト基(−NCO)を有するイソシアネート化合物を挙げることができる。
粘着剤には、さらに各種の添加剤が配合されていてもよい。好適な添加剤として、シランカップリング剤や帯電防止剤などが挙げられる。シランカップリング剤は、ガラスとの接着力を高めるうえで有効である。帯電防止剤は、静電気の発生を低減又は防止するうえで有効である。
粘着剤層は、以上のような粘着剤成分が有機溶剤に溶解してなる粘着剤組成物を調製し、これを偏光子上又は保護フィルム上に直接塗布し、溶剤を乾燥除去する方法によって、あるいは、離型処理が施された樹脂フィルムからなる基材フィルムの離型処理面に上記の粘着剤組成物を塗布し、溶剤を乾燥除去して粘着剤層とし、これを透明保護フィルム上に貼着し、粘着剤層を転写する方法によって、形成できる。前者の直接塗工法によって透明保護フィルム上に粘着剤層を形成した場合は、その表面に離型処理が施された樹脂フィルム(セパレータとも呼ばれる)を貼合し、使用時まで粘着剤層表面を仮着保護するのが通例である。有機溶剤溶液である粘着剤組成物の取扱い性の観点などから、後者の転写法が多く採用されており、この場合は、最初に粘着剤層の形成に用いる離型処理された基材フィルムが、偏光板に貼着した後そのままセパレータとなりうる点からも好都合である。
偏光子や保護フィルムに粘着剤を積層する前には、偏光子面、保護フィルム面及び粘着剤面にあらかじめコロナ処理やプラズマ処理などを行うことも有用である。
[その他の部材の積層]
偏光板と液晶セルとの積層には粘着剤層を使用することができ、反射型偏光子50の積層に使用する接着層には接着剤又は粘着剤を使用することができ、いずれの貼合も粘着剤を使用することが好ましい。粘着剤層は、光学的な透明性に優れ、適度な濡れ性、凝集性、接着性などを包含する粘着特性に優れるものであればよいが、さらに耐久性などに優れるものが好ましい。具体的には、粘着剤層を形成する粘着剤として、アクリル系樹脂を含有する粘着剤(アクリル系粘着剤)が好ましい。
粘着剤層としては、上述の偏光子と保護フィルムとの貼合に用いるものと同等のものが使用できる。粘着剤は、それぞれ異なるものを使用しても、同様のものを使用してもよい。
偏光板に粘着剤を積層する前には、偏光子面、保護フィルム面及び粘着剤面にあらかじめコロナ処理やプラズマ処理などを行うことも有用である。また、反射型偏光子を積層する際には、反射型偏光子50の貼合面及び粘着剤面にあらかじめコロナ処理やプラズマ処理などを行うことも有用である。反射型偏光子50の積層に用いる粘着剤層は25μm以下であることが好ましい。さらに好ましくは15μm以下である。通常、粘着剤層の厚みは3μm以上である。
[液晶セル、液晶パネル]
液晶セルは、2枚のセル基板と、それら基板間に挟持された液晶層とを有する。セル基板は、一般にガラスで構成されることが多いが、プラスチック基板であってもよい。その他、本発明の液晶パネルに用いる液晶セル自体は、この分野で採用されている各種のもの(例えば、駆動モードとしてIPSモード,VAモード,TNモードなどのような公知のもの)で構成することができる。昨今液晶セルの厚みが薄くなり、その剛性が弱くなったことで、液晶パネルとしたときに非常に反りが生じやすい。それゆえ液晶パネルの反りの低減が可能な従来の偏光板のセットは、厚みの大きな(例えば0.5mm以上)の液晶セルに対しては効果を発揮することができたが、これを薄型の液晶セルに適用した場合には、やはり液晶パネルに反りを生じることがある。しかしながら、本発明の偏光板のセットによれば、当該液晶セルの厚みが0.4mm以下であっても、さらには0.3mm以下であっても、顕著に反りを低減することができる。本発明において、液晶セルの厚みは液晶層と、液晶層を挟持する一対の基板の厚みを含むものである。
図5に示すように、粘着剤層を介して本発明の偏光板のセットを液晶セルに貼合することで、液晶パネルを作製することができる。
別の観点から、本発明の液晶パネルは、85℃で250時間過熱したときの反り量の絶対値が0.5mm以下であり、好ましくは0.3mm以下である。本発明の偏光板のセットを液晶セルに貼合することで、本発明の液晶パネルは、高温環境下での反りが抑制され、最終製品の筐体に収まる前面板一体型液晶表示パネルとなる。
偏光板の形状は、本発明の効果をより顕著なものにすることができるという点で、長辺と短辺とを有する矩形形状であることが好ましい。本発明の偏光板が長辺と短辺とを有する矩形形状である場合、長辺の長さと短辺の長さとの比は10:1〜1:1であることが好ましく、2:1〜1:1であることがより好ましい。また偏光板の大きさは、その長辺の長さが50mm以上であることが好ましく、150mm以上であることがより好ましく、またその短辺の長さが40mm以上であることが好ましく、80mm以上であることがより好ましい。具体的に本発明の偏光板の大きさは、例えば、好ましくは2.7型(55mm×41mm)以上であり、好ましくは11.3型(174mm×231mm)以下である。
以下、実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。例中、含有量ないし使用量を表す部及び%は、特記ないかぎり重量基準である。なお、以下の例における各物性の測定は、次の方法で行った。
(1)厚さの測定:
株式会社ニコン製のデジタルマイクロメーター“MH−15M”を用いて測定した。
(2)収縮力の測定
液晶セルに貼合するための粘着剤層を有さない偏光板に対し、収縮力を測定する方向が長辺となるように幅2mm、長さ50mmにスーパーカッター(株式会社荻野精機製作所製)でカットした。得られた短冊状のチップを試験片とした。試験片の収縮力を熱機械分析装置(エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製、型式TMA/6100)を用いて測定した。この測定は、寸法一定モードにおいて実施し、チャック間距離を10mmとした。試験片を23℃55%の室内に24時間以上放置した後、サンプル室内の温度設定を23℃から80℃まで1分間で昇温させ、昇温後はサンプル室内の温度を80℃で維持するように設定した。昇温後さらに4時間放置した後、80℃の環境下で試験片の長辺方向の収縮力を測定した。この測定において静荷重は0mNとし、治具にはSUS製のプローブを使用した。
(3)液晶パネルの反り量の測定
作製した液晶パネルの高温環境下における反り量を次の方法で測定した。まず、作製した液晶表示パネルを、85℃の環境下に250時間静置した後、第1の偏光板を上側にして株式会社ニコン製の二次元測定器“NEXIV VMR−12072”の測定台上に置いた。次いで、測定台の表面に焦点を合わせ、そこを基準とし、液晶パネルの4角部、4辺の各中央及び液晶パネル表面の中央に焦点を合わせ、基準とした焦点からの距離を測定した後、測定台からの距離が絶対値で最も長い距離を反り量とし、液晶パネルの視認側にパネルの淵が反った反りをプラスの反り、背面側にパネルの淵が反った反りをマイナスの反りとした。結果を表1にまとめた。
(4)保護フィルムの透湿度測定
透湿度は、温度40℃、相対湿度90%の条件下において、JIS Z 0208に規定されるカップ法に準拠して測定した。
[実施例1]
視認側偏光板は、次のように作製した。厚み30μmのポリビニルアルコールフィルム(平均重合度約2400、ケン化度99.9モル%以上)を乾式延伸により約5倍に縦一軸延伸し、さらに緊張状態を保ったまま、60℃の純水に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.05/5/100である28℃の水溶液に60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が8.5/8.5/100である70℃の水溶液に300秒間浸漬した。引き続き26℃の純水で20秒間洗浄した後、65℃で乾燥処理を行って、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向している厚み12μmの偏光子を得た。
次に、この偏光子の両側に、水100重量部に対し、カルボキシル基変性ポリビニルアルコール〔株式会社クラレ製の「KL−318」〕を3重量部溶解して、ポリビニルアルコール水溶液を調製した水溶液に水溶性ポリアミドエポキシ樹脂〔住友化学株式会社製の「スミレーズレジン(登録商標)650(30)」、固形分濃度30重量%〕を、水100重量部に対し、1.5重量部の割合で混合した水系接着剤を塗布し、保護フィルムとして厚さ25μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC2UA”〕と、延伸されていない厚さ15μmのノルボルネン系フィルム〔JSR株式会社製の商品名“ARTON(登録商標)”、波長590nmにおける面内位相差値R=0nm、厚み方向位相差値Rth=0nm〕を貼合した。偏光板を80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。偏光子のもう片面には、20μm厚の粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し視認側偏光板を得た。
背面側偏光板は、次のように作製した。厚み20μmのポリビニルアルコールフィルム(平均重合度約2400、ケン化度99.9モル%以上)を乾式延伸により約5倍に縦一軸延伸し、さらに緊張状態を保ったまま、60℃の純水に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.05/5/100である28℃の水溶液に60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が8.5/8.5/100である65℃の水溶液に300秒間浸漬した。引き続き26℃の純水で20秒間洗浄した後、65℃で乾燥処理を行って、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向している厚み7μmの偏光子を得た。
前記水系接着剤を偏光子の片面に塗布し、保護フィルムとして厚さ13μmのノルボルネン系フィルム〔日本ゼオン株式会社製の商品名“ZEONOR(登録商標)”、波長590nmにおける面内位相差値Re=0.8nm〕を貼り合せ、80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。偏光子のもう一方の面には、5μm厚の粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#L2”〕を貼合し、そこに26μm厚の輝度向上フィルム(3M製の商品名” Advanced Polarized Film, Version 3)を貼合した。その後、ノルボルネン系フィルム側に厚み20μmの粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し、背面側偏光板を得た。
視認側偏光板の厚みは52μmであり、背面側偏光板の厚みは51μmであり、厚み比は1.02であった。温度40℃、相対湿度90%の条件下において、背面側偏光板に用いた前記ノルボルネン系フィルムの透湿度は30g/(m2・24hr)であった。
[実施例2]
視認側偏光板は、次のように作製した。実施例1と同様に厚み12μmの偏光子を作製し、その両面に実施例1に記載の水系接着剤を塗布し、保護フィルムとして厚さ25μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC2UA”〕に厚み7μmのアクリル系ハードコート層が積層されたフィルムと、延伸されていない厚さ23μmのノルボルネン系フィルム〔日本ゼオン株式会社製の商品名“ZEONOR(登録商標)”〕を貼合した。偏光板を80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。その後、ノルボルネン系フィルム側に厚み20μmの粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し、視認側偏光板を得た。
背面側偏光板には、実施例1で使用した背面側偏光板を用いた。
視認側偏光板の厚みは67μmであり、背面側偏光板の厚みは51μmであり、厚み比は1.31であった。
[比較例1]
視認側偏光板は、次のように作製した。ヨウ化カリウム/ホウ酸/水からなる水溶液の温度が70℃であること以外は、実施例1と同様に厚み7μmの偏光子を作製し、その両面に実施例1に記載の水系接着剤を塗布し、保護フィルムとして厚さ25μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC2UA”〕に厚み7μmのアクリル系ハードコート層が積層されたフィルムと、厚さ20μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC2CTW”、波長590nmにおける面内位相差値R=1.2nm、厚み方向位相差値Rth=1.3nm〕を貼合した。80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。その後、厚さ20μmのトリアセチルセルロースフィルム側に厚み20μmの粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し、視認側偏光板を得た。
背面側偏光板は、次のように作製した。ヨウ化カリウム/ホウ酸/水からなる水溶液の温度が65℃であること以外は、実施例1と同様に厚み12μmの偏光子を作製し、その両面に実施例1に記載の水系接着剤を塗布し、保護フィルムとして厚さ25μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC2UA”〕と、延伸されていない厚さ23μmのノルボルネン系フィルム〔日本ゼオン株式会社製の商品名“ZEONOR(登録商標)”〕を貼合した。80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。トリアセチルセルロースフィルム面には、5μm厚の粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#L2”〕を貼合し、そこに26μm厚の輝度向上フィルム(3M製の商品名” Advanced Polarized Film, Version 3)を貼合した。その後、ノルボルネン系フィルム側に厚み20μmの粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し、背面側偏光板を得た。
視認側偏光板の厚みは59μmであり、背面側偏光板の厚みは91μmであり、厚み比は0.65であった。温度40℃、相対湿度90%の条件下において、前記トリアセチルセルロースフィルムの透湿度は1200g/(m2・24hr)であり、ノルボルネン系フィルムの透湿度は、6g/(m2・24hr)であった。
[比較例2]
視認側偏光板には、実施例1で使用した視認側偏光板を用いた。
背面側偏光板には、比較例1で使用した背面側偏光板を用いた。
視認側偏光板の厚みは52μmであり、背面側偏光板の厚みは91μmであり、厚み比は0.57であった。
[比較例3]
視認側偏光板には、実施例2で使用した視認側偏光板を用いた。
背面側偏光板は、次のように作製した。ヨウ化カリウム/ホウ酸/水からなる水溶液の温度が65℃であること以外は、実施例1と同様に厚み12μmの偏光子を作製し、その両面に実施例1に記載の水系接着剤を塗布し、保護フィルムとして厚さ25μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC2UA”〕と、延伸されていない厚さ15μmのノルボルネン系フィルム〔JSR株式会社製の商品名“ARTON(登録商標)”、波長590nmにおける面内位相差値R=0nm、厚み方向位相差値Rth=0nm〕を貼合した。偏光板を80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。トリアセチルセルロースフィルム面には、5μm厚の粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#L2”〕を貼合し、そこに26μm厚の輝度向上フィルム(3M製の商品名” Advanced Polarized Film, Version 3)を貼合した。その後、ノルボルネン系フィルム側に厚み20μmの粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し、背面側偏光板を得た。温度40℃、相対湿度90%の条件下において、前記トリアセチルセルロースフィルムの透湿度は1200g/(m2・24hr)であり、ノルボルネン系フィルムの透湿度は、140g/(m2・24hr)であった。
視認側偏光板の厚みは67μmであり、背面側偏光板の厚みは83μmであり、厚み比は0.81であった。
[比較例4]
視認側偏光板には、実施例2で使用した視認側偏光板を用いた。
背面側偏光板は、次のように作製した。まず、厚さ60μmのポリビニルアルコールフィルム(平均重合度約2,400、ケン化度99.9モル%以上)を、乾式延伸により約5倍に一軸延伸し、さらに緊張状態を保ったまま、60℃の純水に1分間浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量比が0.05/5/100の水溶液に28℃で60秒間浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が8.5/8.5/100の水溶液に65℃で300秒間浸漬した。引き続き26℃の純水で20秒間洗浄した後、65℃で乾燥し、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向している厚さ23μmの偏光子を得た。
次に実施例1に記載の水系接着剤を、前記23μmの偏光子の両面に塗布し、保護フィルムとして厚さ40μmのトリアセチルセルロースフィルム〔コニカミノルタオプト株式会社製の商品名“KC4UY”〕と、延伸されていない厚さ23μmのノルボルネン系フィルム〔日本ゼオン株式会社製の商品名“ZEONOR(登録商標)”〕を貼合した。偏光板を80℃で5分間乾燥させ、40℃で168時間養生した。その後、トリアセチルセルロースフィルム面には、5μm厚の粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#L2”〕を貼合し、そこに26μm厚の輝度向上フィルム(3M製の商品名” Advanced Polarized Film, Version 3)を貼合した。その後、ノルボルネン系フィルム側に厚み20μmの粘着剤〔リンテック株式会社製の商品名“#KT”〕を貼合し、背面側偏光板を得た。温度40℃、相対湿度90%の条件下において、前記トリアセチルセルロースフィルムの透湿度は830g/(m2・24hr)であり、ノルボルネン系フィルムの透湿度は、6g/(m2・24hr)であった。
視認側偏光板の厚みは67μmであり、背面側偏光板の厚みは116μmであり、厚み比は0.58であった。
以上の結果を表1に示す。
Figure 2018067020
本発明によれば、液晶パネルにおける高温環境下での反りを解消することができ、高温環境下での最終製品の筐体に収まる液晶パネルを得ることができるので有用である。
10 第1の偏光板、11 第2の偏光板
20、21 偏光子
30a、30b、31a、31b 保護フィルム
32、33 粘着剤層
60 F1
61 F2
62 F3
63 F4
70 液晶層
71 基板
72 液晶セル

Claims (6)

  1. 液晶セルの視認側に配置される第1の偏光板と、前記液晶セルの背面側に配置される第2の偏光板とを有する偏光板のセットにおいて、
    前記第2の偏光板は反射型偏光フィルムを有し、
    前記第1の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF1とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF2とし、
    前記第2の偏光板を80℃で4時間保持したときの吸収軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF3とし、透過軸方向における幅2mmあたりの収縮力をF4としたとき、(F1×F2)/(F3×F4)が0.5〜5.0である偏光板のセット。
  2. 前記第1の偏光板および前記第2の偏光板は、いずれもポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光子を有し、前記偏光子の厚みがいずれも20μm以下である請求項1に記載の偏光板のセット。
  3. 前記第1の偏光板が有する偏光子の厚みが10μm以上であり、前記第2の偏光板が有する偏光子の厚みが10μm以下である請求項2に記載の偏光板のセット。
  4. 前記第2の偏光板は、前記偏光子の一方の面に保護フィルムが積層され、もう一方の面に前記反射型偏光子が積層された請求項2または3に記載の偏光板のセット。
  5. 前記保護フィルムの透湿度が500g/(m・24hr)以下である請求項4に記載の偏光板のセット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の偏光板のセットと液晶セルとを備え、前記液晶セルの厚みが0.4mm以下である液晶パネル。
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