JP2018066689A - 絶縁測定フローティング側システム - Google Patents

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【課題】絶縁型パッシブプローブと絶縁回路とを組み合わせた場合に、絶縁モード除去比の悪化を防ぐ。【解決手段】H側信号経路とL側信号経路とを有する絶縁型パッシブプローブと、絶縁型パッシブプローブと接続する絶縁回路のフローティング回路とを含んだ絶縁測定フローティング側システムであって、絶縁型パッシブプローブは、H側信号経路のインピーダンス特性と、L側信号経路のインピーダンス特性とが整合されており、フローティング回路は、差動増幅器を備え、H側信号経路の信号とL側信号経路の信号とを差動増幅器を用いて差動増幅して後段回路に絶縁伝送する。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁型パッシブプローブと、絶縁回路のフローティング回路とを含む絶縁測定フローティング側システムに関する。
電圧等のフローティング測定では、差動プローブ装置や、絶縁回路を備える絶縁測定器(絶縁アンプを含む)が用いられる。一般に、絶縁測定器を用いる場合には、絶縁型のパッシブプローブが組み合わされる。絶縁型のパッシブプローブを用いることで、一層高電圧の測定が可能となるとともに、被測定回路に与える影響を抑制することができる。
図6は、従来の絶縁型のパッシブプローブ400と絶縁測定器の絶縁回路部分500の構成を示すブロック図である。本図に示すように、絶縁測定器の絶縁回路500は、アイソレーションバリアで隔てられたフローティング回路510と接地回路520とを備えている。フローティング回路510と接地回路520との間の信号のやり取り、接地回路520からフローティング回路510への電源の供給は、絶縁トランス、フォトカプラ、コンデンサ等が用いられる。
フローティング回路510と接続される絶縁型パッシブプローブ400は、信号をピックアップするH側リードと、L側リードとを備えている。H側リードには、抵抗R1とコンデンサC1とが並列に接続されており、絶縁型パッシブプローブ400は不平衡な回路構成となっている。一般に、抵抗R1は高抵抗であり、コンデンサC1は低容量である。
特開平11−072515号公報
絶縁性能を表すパラメータのひとつに絶縁モード除去比(IMRR:Isolation Mode Rejection Ratio)がある。IMRRは、周波数に対する絶縁の程度を示す重要な指標であり、正/負入力に同一信号を印加したときの入力振幅に対する出力振幅の割合で規定される。
正/負入力に同一信号を印加した場合、理想的には出力信号はゼロになるが、実際には、入力信号の影響が出力信号に現れる。IMRRは、その程度を示している。
一般に、絶縁測定器は、低・中域でのIMRRに優れている。しかしながら、絶縁型パッシブプローブと組み合わせて使用すると、図7に示すように、IMMRが悪化する問題がある。
この要因について図8、図9を参照して説明する。図8は、絶縁型のパッシブプローブ400と絶縁測定器のフローティング回路510の入力から見たインピーダンスに特化した回路図である。フローティング回路510の入力抵抗をRinとし、入力容量をCinとしている。また、フローティング回路510の対接地容量をCy、絶縁型パッシブプローブ400の対接地容量をCxとして模擬している。
図9(a)は、絶縁測定器を単体で使用した場合のIMRRを説明する図であり、図9(b)は、絶縁型パッシブプローブ400を組み合わせたときのIMRRを説明する図である。両者は、入力のH側、L側から見たインピーダンスと、対接地容量(Cx、Cy)において大きく異なっている。
絶縁測定器を単体で使用した場合には、終端に対して、H側とL側とは直接繋がっている状態となり、それぞれのインピーダンスZh、Zlはほぼ同じと見ることができる。両インピーダンスに差がなければ、その間に不整合は生じないので、結果的にIMRRの悪化は生じない。
一方、パッシブプローブと組み合わせた場合は、H側には、高抵抗の抵抗R1と低容量のコンデンサC1があるが、L側にはない。また、パッシブプローブの対接地容量Cxが付加されてしまう。
L側のインピーダンスZlには帯域に依存する成分が無いのに対し、H側のインピーダンスZhは帯域に依存する成分を含んでいるため、周波数によってインピーダンスZhが変化する。これにより、H側とL側とで不整合が生じ、図7に示したように、パッシブプローブを使用した場合に、容量性部分(数KHz〜)でIMRRが悪化することになる。
そこで、本発明は、絶縁型パッシブプローブと絶縁回路とを組み合わせた場合に、絶縁モード除去比の悪化を防ぐ技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の絶縁測定フローティング側システムは、H側信号経路とL側信号経路とを有する絶縁型パッシブプローブと、前記絶縁型パッシブプローブと接続する絶縁回路のフローティング回路とを含んだ絶縁測定フローティング側システムであって、前記絶縁型パッシブプローブは、前記H側信号経路のインピーダンス特性と、前記L側信号経路のインピーダンス特性とが整合されており、前記フローティング回路は、差動増幅器を備え、前記H側信号経路の信号と前記L側信号経路の信号とを前記差動増幅器を用いて差動増幅して後段回路に絶縁伝送することを特徴とする。
ここで、前記絶縁型パッシブプローブは、前記H側信号経路、前記L側信号経路とも抵抗とコンデンサの並列回路を備えていることができる。
本発明によれば、絶縁型パッシブプローブと絶縁回路とを組み合わせた場合に、絶縁モード除去比の悪化を防ぐことができる。
本実施形態に係る絶縁型のパッシブプローブと絶縁測定器の絶縁回路部分の構成を示すブロック図である。 絶縁型のパッシブプローブとフローティング回路の入力から見たインピーダンスに特化した回路図である。 絶縁型のパッシブプローブとフローティング回路を有する絶縁測定フローティング側システムのIMRRを説明する図である。 本実施形態によるIMRR例を示す図である。 インピーダンスを調整可能とする構成を説明する図である。 従来の絶縁型のパッシブプローブと絶縁測定器の絶縁回路部分の構成を示すブロック図である。 従来構成のIMRR例を示す図である。 絶縁型のパッシブプローブと絶縁測定器のフローティング回路の入力から見たインピーダンスに特化した回路図である。 絶縁測定器を単体で使用したときと、絶縁型パッシブプローブと組み合わせたときのIMRRを説明する図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る絶縁型のパッシブプローブ100と絶縁測定器の絶縁回路部分200の構成を示すブロック図である。
本図に示すように、絶縁測定器の絶縁回路200は、アイソレーションバリアで隔てられたフローティング回路210と接地回路220とを備えている。フローティング回路210と接地回路220との間の信号のやり取り、接地回路220からフローティング回路210への電源の供給は、絶縁トランス、フォトカプラ、コンデンサ等が用いられる。絶縁信号伝送は、アナログ伝送でもディジタル伝送でもよい。
フローティング回路210と接続される絶縁型パッシブプローブ100は、信号をピックアップするH側リード111と、L側リード112とを備えている。なお、絶縁型パッシブプローブ100とフローティング回路210とを組み合わせて絶縁測定フローティング側システムと称する。
絶縁型パッシブプローブ100のH側リード111には、抵抗R11とコンデンサC11とが並列に接続されており、H側リード111の入力信号は同軸ケーブル等の抵抗線102でフローティング回路210のH側端子に導かれる。また、H側信号経路とフローティング側基準電位との間にダンピング抵抗R21と接地容量C21とを有している。
絶縁型パッシブプローブ100のL側リード112にも、抵抗R12とコンデンサC12とが並列に接続されており、L側リード112の入力信号は同軸ケーブル等の抵抗線104でフローティング回路210のL側端子に導かれる。また、L側信号経路とフローティング側基準電位との間にダンピング抵抗R22と接地容量C22とを有している。
すなわち、本実施形態の絶縁型パッシブプローブ100は、H側とL側ともにパッシブプローブを使用したペアパッシブ構成としている。H側リード111から見たインピーダンスとL側リード112から見たインピーダンスとが同じなるように各値を設計、調整し、絶縁型パッシブプローブ100が平衡な回路構成となるようにする。
絶縁回路200のフローティング回路210は、H側信号経路とフローティング側基準電位との間に入力抵抗R31と入力容量C31とを有し、L側信号経路とフローティング側基準電位との間に入力抵抗R32と入力容量C32とを有している。そして、差動増幅器212を用いて、H側信号とL側信号の差動増幅を行ない、その出力信号を接地回路220に絶縁伝送する。
図2は、絶縁型のパッシブプローブ100とフローティング回路210の入力から見たインピーダンスに特化した回路図である。絶縁型パッシブプローブ100のH側L側それぞれの対接地容量をCx、フローティング回路210の対接地容量をCyとして模擬している。図3は、絶縁型のパッシブプローブ100とフローティング回路210を有する絶縁測定フローティング側システムのIMRRを説明する図である。
上述のように本実施形態では、絶縁型のパッシブプローブ100のH側のインピーダンスZhと、L側のインピーダンスZlとが同じになるように設計、調整されている。すなわち、H側リード111から高抵抗R11と低容量C11が見え、L側リード112からも高抵抗R12と低容量C12が見えており、周波数に依存したインピーダンス特性が揃っている。
さらに、絶縁型パッシブプローブ100と接続するフローティング回路210では差動増幅器212を用いてH側信号とL側信号の差動増幅を行なっている。これにより、図4に示すように、絶縁型パッシブプローブ100と絶縁回路200とを組み合わせた場合の、絶縁モード除去比の悪化を防ぐことができる。
また、本実施形態の絶縁型パッシブプローブ100は、インピーダンス整合により広帯域化されており、H側リード111とL側リード112とを長くすることができる。この点において、リード長に制限のある差動プローブ装置に比して有利である。
なお、部品にはそれぞれ特性や精度があるため、絶縁型パッシブプローブ100の実装に際してはある程度調整できることが必要となる。例えば、図5に示すように、ダンピング抵抗R21、R22や対接地容量C21、C22、直列接続される抵抗R31、R32などを可変とすることが好ましい。
また、本実施形態の絶縁型パッシブプローブ100は、絶縁側的に接続する場合のみならず、絶縁回路を備えた絶縁アンプを介して接地型測定器に接続する場合にも有効である。
100…絶縁型パッシブプローブ、102…抵抗線、104…抵抗線、111…H側リード、112…L側リード、200…絶縁回路、210…フローティング回路、212…差動増幅器、220…接地回路

Claims (2)

  1. H側信号経路とL側信号経路とを有する絶縁型パッシブプローブと、前記絶縁型パッシブプローブと接続する絶縁回路のフローティング回路とを含んだ絶縁測定フローティング側システムであって、
    前記絶縁型パッシブプローブは、
    前記H側信号経路のインピーダンス特性と、前記L側信号経路のインピーダンス特性とが整合されており、
    前記フローティング回路は、
    差動増幅器を備え、前記H側信号経路の信号と前記L側信号経路の信号とを前記差動増幅器を用いて差動増幅して後段回路に絶縁伝送することを特徴とする絶縁測定フローティング側システム。
  2. 前記絶縁型パッシブプローブは、
    前記H側信号経路、前記L側信号経路とも抵抗とコンデンサの並列回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁測定フローティング側システム。
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