JP2018065554A - 航空機の翼のねじれを修正するためのシステム及び方法 - Google Patents

航空機の翼のねじれを修正するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機の翼にかかる抗力を最小限に抑えるために、飛行中に航空機の翼のねじれを修正するためのシステムを提供する。【解決手段】システム16は、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられた第1光ビーム位置測定センサーを含む。第1光ビーム位置測定センサーは、第1光ビーム位置測定センサー上の特定可能ポジションで、第1光ビームを感知する。プロセッサが、第1光ビーム位置測定センサーから、第1信号を受信するように構成されており、第1信号は、第1光ビーム位置測定センサー上の第1特定可能ポジションを含む。プロセッサは、翼14における第1ポジションの位置24を特定し、翼14における第1ポジションの所定の分析位置24に対する、翼14における第1ポジションの位置24の第1比較を行うように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、航空機の翼にかかる抗力を最小限に抑えるためのシステム及び方法に関し、より具体的には、飛行中に航空機の翼のねじれを修正するためのシステム及び方法に関する。
航空機の翼は、可撓性を有する。飛行中の翼の曲がりやねじれによって、特にフライトのうちの巡航期間中に、望ましくない追加の抗力が、航空機に生成される虞がある。航空機にかかる追加の抗力によって、燃料消費が増大し、結果として運用コストが高くなる。
飛行動作中又は飛行シミュレーション中に、試験又は実験用の航空機の翼の特定の形状を観察するために、翼に取り付けられたカメラ及びマーカーが用いられている。しかしながら、飛行動作中にカメラを用いることは、実際的でない、あるいは有用でない場合がある。例えば、光学的検知は、悪天候条件が発生しうる高度では、阻害される可能性がある。また、光条件が悪い又は低下している場合、飛行中に翼の形状を観察することに関して、カメラの光学的検知性能が阻害される可能性がある。
飛行中に翼のゆがみ(deflection)及びねじれを検出するとともに修正処置をとるためのシステム及び方法を提供することが、必要とされている。
システムの一例は、航空機の翼における測定対象である第1ポジションに関連付けられた第1光ビーム位置測定センサーを含み、前記第1光ビーム位置測定センサーは、前記第1光ビーム位置測定センサー上の特定可能ポジションで、第1光ビームを感知する。当該システムは、前記第1光ビーム位置測定センサーから第1信号を受信するように構成されたプロセッサをさらに含んでおり、前記第1信号は、前記第1光ビーム位置測定センサー上の第1特定可能ポジションを含む。前記プロセッサは、前記翼における前記第1ポジションの位置を特定し、前記翼における前記第1ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼における前記第1ポジションの前記位置の第1比較を行うように構成されている。
方法の一例は、第1光ビーム位置測定センサー上の特定可能ポジションで第1光ビームを感知する工程を含み、前記第1光ビーム位置測定センサーは、航空機の翼における測定対象である第1ポジションに関連付けられている。当該方法は、前記第1光ビーム位置測定センサーから、前記第1光ビーム位置測定センサー上の前記特定可能ポジションを含む第1信号を、プロセッサによって受信し、前記プロセッサによって、前記翼における前記第1ポジションの位置を特定することをさらに含む。当該方法は、前記プロセッサによって、前記翼における前記第1ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼における前記第1ポジションの前記位置の第1比較を行うことをさらに含む。
上述の特徴、機能、利点は、種々の実施形態において個別に達成可能であり、また、さらに別の実施形態と組み合わせることも可能であり、その詳細は、以下の説明及び図面を参照することにより明らかになるであろう。
航空機の翼の断面を翼の翼弦に沿って取り、レーザービームが胴体から翼の前縁及び後縁に向けて照射されている状態の、航空機の側面図である。 ジンバルに固定されたレーザーの概略側面図であり、ジンバルが、航空機の胴体の外面に一致する第1透明パネルの断面図の後方に離間して配置されている状態を示す図である。 胴体から翼の前縁及び後縁に照射されたレーザービームが、航空機の胴体に向けて反射されている状態の、図1の航空機の側面図である。 レーザービームターゲット装置の第1実施形態が、翼の外面に一致する第2透明パネルの断面図から離間して配置されている、翼の前縁の概略断面側面図である。 レーザービームターゲット装置の第1実施形態が、翼の外面に一致する第2透明パネルの後方に離間して配置されている、翼の後縁の概略断面側面図である。 フォトダイオード光ビーム位置測定センサーの概略平面図である。 航空機の胴体に固定されるとともに、航空機の胴体の外面に一致する第3透明パネルから離間して配置されている、胴体光ビーム位置測定センサーの概略断面側面図である。 胴体から出射されたレーザービームが、翼の前縁及び後縁に沿って配置されたレーザービームターゲット装置の第1実施形態に照射されて、航空機の胴体に向けて反射されている状態を示す、航空機の部分概略平面図である。 レーザービームターゲット装置の第2実施形態が、翼の外面に一致する第2透明パネルの断面図から離間して配置されている、翼の前縁の概略断面側面図である。 レーザービームターゲット装置の第2実施形態が、翼の外面に一致する第2透明パネルの断面図から離間して配置されている、翼の後縁の概略断面側面図である。 胴体から出射されたレーザービームが、翼の前縁及び後縁に沿って配置されたレーザービームターゲット装置の第2実施形態に照射される状態を示す、航空機の部分概略平面図である。 航空機の翼の一部のゆがみを感知する方法のフローチャートである。 航空機の翼のねじれを修正するシステムの第1の例を備える航空機の、概略部分平面図である。 航空機の翼のねじれを修正するシステムの第2の例を備える航空機の、概略部分平面図である。 航空機の翼のねじれを修正する方法のフローチャートである。
航空機は、例えば長距離飛行中に、多量の燃料を消費し、これによって航空機の全体重量が変化する。このような航空機の重量負荷の変化は、トリムを取った飛行状態に航空機を維持するために翼に付与すべき空気力学的揚力にも、影響を及ぼす。巡航中における、航空機のこのような重量負荷及び空気力学的揚力の状態の変化は、胴体に対する翼の一部のゆがみや、胴体に対する翼のねじれを引き起こす虞がある。また、巡航中の重量負荷及び空気力学的揚力の状態のこのような変化は、航空機の飛行迎え角の変化も引き起こす場合があり、結果として航空機に対する追加の抗力が増す虞がある。
飛行中に翼の一部のゆがみ又は曲がり及びねじれが発生する状態では、飛行中に翼を監視して、胴体に対してゆがんだりねじれたりしている翼の部分を、検出及び測定又は確認する必要がある。飛行中に翼の一部で起こっているゆがみ及びねじれの量を検出及び確認することができると、その情報によって、翼の一部のゆがみ及びねじれに対処する修正処置をとり、航空機が追加の抗力を受けるのを抑制又は防止するために、翼の形状を好適なものにすることができる。上述したように、抗力が減少すると、燃料消費及び運用コストを低減しうる。
現在では、複合材料によって構成されている航空機が多く、複合材料によって構成された翼は、動作中に、より顕著な動き及び曲がりを生じる傾向にある。このような翼のより顕著な動きにより、飛行中に翼のゆがみ及びねじれを監視する必要性がさらに高まっている。翼のゆがみ及びねじれの形状を監視することは、航空機の最適且つ効率的な動作性能を得るために、飛行中の翼の形状にどのような修正処置をとるべきかを判断するのに役立つ。また、ゆがみ及びねじれの発生を低減するための翼の形状の修正は、上述したように、航空機に対する追加の抗力の発生を抑制又は防止し、これにより運用コストを低減することができる。翼のねじれを取り除くと、飛行中の望ましくない抗力が低減し、燃料消費が低減し、結果として航空機の運用コストの低下につながる。
前述したように、航空機の翼は、可撓性を有するように構成されている。例えば飛行中の燃料消費による航空機の重量の変化、ならびに、トリムを取った飛行状態に航空機を維持するために翼に付与すべき空力的揚力負荷の変化などの要因は、胴体に対する、翼の長さに沿う一部のゆがみを引き起こす。翼の一部のゆがみ方は、翼の翼弦に沿って異なり、これが胴体に対する翼のねじれ形状を引き起こす。ゆがみ及びねじれに関連する翼の形状の変化は、飛行中の航空機に追加の抗力を生じさせ、結果として、燃料消費が増大し、運用コストが上昇する。飛行中に、翼に沿う位置で翼に発生しているゆがみ及びねじれを検出及び確認又は測定することが有益であろう。飛行中の翼のゆがみ及びねじれに関する情報が得られると、翼のゆがみやねじれの形状に対して修正処置を取る機会が得られる。飛行中にとる修正処置によって、追加の抗力を抑制又は防止することができ、これによって運用コストを低減することができる。
飛行中に翼の形状を把握する際には、翼の所定位置における翼のポジションを監視及び確認することによって、当該所定位置における、胴体に対する翼のゆがみを判定することが有用であろう。加えて、翼の同一翼弦上に位置する2つの位置におけるゆがみを検出及び確認することが有用であろう。本明細書で説明する例における、翼の同一翼弦上にある2つの所定位置は、翼の前縁及び翼の後縁に位置しうる。本明細書で説明する監視システムの一例において、当該監視システムは、同一翼弦上に位置する翼の前縁及び後縁における胴体に対する翼のゆがみを検出及び確認することにより、翼のねじれ形状も把握することができる。このような監視は、翼に沿って互いに離間する2つ以上の翼弦上で行われうる。
図1を参照すると、同図には、胴体12及び翼14を有する航空機10が示されている。翼14の所定位置における翼14のゆがみポジションを飛行中に監視するのに用いる監視システム16も、示されている。翼14は、図1に示すように、前縁18及び後縁20を有する。本明細書において、監視システム16の様々な例を説明するが、これらの各例において、システムには、航空機10の胴体12に固定されたレーザーが用いられている。
レーザーの第1の例として、図2に示すように、レーザー22が、胴体12における、翼14の前方の第1位置24に配置されている。レーザー22は、レーザービーム26を、翼14の方向に照射する。レーザー22は、本例では翼14の前縁18の所定位置に向けて、そして、翼14の当該位置に固定されたレーザービームターゲット装置28に対して、レーザービーム26を照射するように配置されている。
監視システム16で用いられるレーザーの第2の例として、図1に示すように、レーザー22’が、胴体12における、翼14の後方の第2位置30に固定されている。レーザー22’が胴体12に固定されている状態を詳細に図示していないが、レーザー22が図2に図示したように構成され且つ第1位置24に設置されているのと同様の態様でレーザー22’は構成されて第2位置30に設置されている。この設置については、以下により詳細に説明する。レーザー22’は、図1に示すように、そして、レーザービーム26を照射するレーザー22について同様に図2に示したように、胴体12に配置及び固定されてレーザービーム26’を照射する。レーザー22’は、翼14の方向にレーザービーム26’を照射し、当該第2の例では、翼14の後縁20の所定位置に向けて、そして翼14に固定されたレーザービームターゲット装置28’に対して、レーザービーム26’を照射するように配置されている。
上述したように、本例において、レーザー22及びレーザー22’は、構造が互いに類似している。レーザー22は、翼14の前縁18に固定されたレーザービームターゲット装置28に対して、レーザービーム26を照射し、レーザー22’は、翼14の後縁20に固定されたレーザービームターゲット装置28’に対して、レーザービーム26’を照射する。レーザービームターゲット装置28と28’も、互いに構造が類似している。本明細書では、レーザービームターゲット装置28、28’の2つの実施形態について説明する。いずれの実施形態を用いる場合でも、レーザービームターゲット装置28と28’との相違点があるのであれば、サイズの相違である。レーザービームターゲット装置28’は、翼14の後縁20内に収容されており、翼14の前縁18に沿う部分にはレーザービームターゲット装置28を収容する空間がより多くあるのに対して、翼14のこの部分には、レーザービームターゲット装置28’を収容する空間が少ない場合が多い。光ビームターゲット装置28、28’及びこれらの翼14内への取り付けについては、図4及び図5に其々示す光ビームターゲット装置28、28’の第1実施形態に関して、本明細書でより詳しく説明する。また、光ビームターゲット装置28及び28’の第2実施形態についても、本明細書で説明するとともに、其々図10及び図11に示す。
図2を参照すると、レーザーの第1の例であるレーザー22は、図1に示すように、第1位置24に配置されている。レーザー22は、胴体12の外面32から離間して配置されている。プレキシガラスのような材料又は屈折率の低い他の適当な透明材料によって形成された第1透明パネル34が、レーザー22から離間するとともに当該レーザーに重なるように配置されている。第1透明パネル34の表面36は、飛行中に航空機10に追加の抗力を生成しないよう、胴体12の表面32に一致している。レーザー22のこのような構造及び胴体12の第1位置24への配置は、図3で示すように胴体12の第2位置30に位置する、レーザーの第2の例であるレーザー22’の構造及び配置に類似している。
図3を参照すると、同図には、レーザービームターゲット装置28及び28’の第1実施形態を用いた監視システム16を備える航空機10が示されている。レーザービーム26は、レーザー22によって、第1位置24からレーザービームターゲット装置28に照射される。レーザービームターゲット装置28は、図4に示すように、反射面40を有するリフレクタ38を含む。リフレクタ38は、様々な形状のうちの1つに構成することができ、本例では、凹形である。リフレクタ38は、例えばコーナーリフレクタや球面リフレクタなどの様々なリフレクタのうちの1つから選択され、磨き仕上げ金属面又は他の適当なレーザー反射面によって構成された反射面40を有する。リフレクタ38は、図4に示すように、翼14の外面42から離間して配置されている。プレキシガラス又は屈折率の低い他の適当な透明材料などの様々な材料のうちの1つによって形成された第2透明パネル44が、リフレクタ38から離間するとともに当該リフレクタに重なるように配置されている。第2透明パネル44の表面46は、飛行中に航空機10に追加の抗力を生成しないよう、翼14の外面42に一致している。レーザービーム26は、レーザー22から反射面40に照射され、当該レーザービーム26は、胴体12に向かって、図3に示すように本例では翼14の前方に位置する胴体12の第3位置48へと、反射される。
同様に、レーザーの第2の例について説明すると、レーザー22’は、図3に示すように第2位置30から、図5に示すように翼14の後縁20に位置するレーザービームターゲット装置28’に対して、レーザービーム26’を照射する。図5を参照すると、レーザービームターゲット装置28’は、反射面40’を有するリフレクタ38’を含む。リフレクタ38’及び反射面40’は、リフレクタ38及び反射面40について上述したのと同様の構成を有する。本例に示すように、リフレクタ38’は、リフレクタ38よりわずかに小さく、翼14の後縁20内の使用可能空間内に収容できるようになっている。第2透明パネル44’が、リフレクタ38’から離間するとともに当該リフレクタに重なるように配置されている。第2透明パネル44’の表面46’は、飛行中に航空機10に追加の抗力を生成しないよう、翼14の外面42に一致している。レーザービーム26’は、レーザー22’から反射面40’に照射され、当該レーザービーム26’は、胴体12に向かって、図3に示すように本例では翼14の後方に位置する胴体12の第4位置50へと、反射される。
図3〜図5を参照すると、本例では、監視システム16は、胴体光ビーム位置測定センサー52及び52’をさらに含む。位置測定センサー52及び52’は、図3に示すように、胴体12における第3位置48及び第4位置50に、其々固定されている。位置測定センサー52は、リフレクタ38の反射面40に光学的にアラインメントされて配置されており、位置測定センサー52’は、リフレクタ38’の反射面40’に光学的にアラインメントされて配置されている。胴体光ビーム位置測定センサー52は、本例では、翼14の前方の第3位置48に配置されており、リフレクタ38の反射面40から反射されてきた反射レーザービーム26を受信する。同様に、胴体光ビーム位置測定センサー52’は、本例では、翼14の後方の第4位置50に配置されており、リフレクタ38’の反射面40’から反射されてきた反射レーザービーム26’を受信する。
胴体光ビーム位置測定センサー52及び52’の一例が、フォトダイオード光ビーム位置測定センサー54として、図6に示されている。位置測定センサー54は、パネル60上にアレイ58状に配置された複数のダイオード56を含む。監視システム16の動作において、レーザービーム26などのレーザービームは、位置測定センサー52のパネル60上の複数のダイオード56のうちの特定のダイオードへと、反射される。すると、当該特定のダイオードが、反射レーザービーム26の存在を感知する。
本例において、位置測定センサー52のパネル60上の複数のダイオード56は、リフレクタ38の反射面40上の其々異なるポジションと相関関係にあるとともに、翼14の前縁18の所定位置における翼14の特定の位置と相関関係にある。
反射面40によって反射されてきたレーザービーム26を感知するパネル60上の特定のダイオードのポジションの変化は、翼14に動きがあったことを示唆しており、このダイオードポジションの変化から、翼14のポジションの変化を特定して、ゆがみポジションを特定することができる。従って、例えば、監視システム16は、航空機10が地上で停止している状態のように、翼14が参照初期ポジション又は非ゆがみポジションにある状態で開始される。航空機10が飛行して翼14が曲がると、翼14の所定位置で、リフレクタ38の反射面40のポジションの変化が起こる。反射面40のポジションのこのような変化は、以前とは異なるダイオードが反射レーザービーム26の存在を感知することによって、感知されうる。
ダイオード56のうち、新たにレーザービームを感知したダイオードによって、翼14の上記所定位置のリフレクタ38のポジションが特定され、これに対応する翼14のポジションが特定される。このようにして、この新たにレーザービームを感知したダイオードによって、翼14の所定位置における翼14の動きを検知するとともに、翼14の新たなポジションを特定することができる。このデータが、以下に説明するように、制御部に送信され、制御部が、翼のゆがみを確認し、さらに、位置測定センサー52上の変化位置も特定する。これについては、レーザービームがリフレクタ38に照射される状態を維持するために行うレーザーの調節に関連させて後述する。胴体光ビーム位置測定センサー52は、翼14の特定位置における翼14のゆがみを確認することによって、翼14の動きを検知するとともに、翼のポジションの位置を特定する。胴体光ビーム位置測定センサー52’の動作もこれと同様であり、位置測定センサー52’のパネル60上の複数のダイオード56の其々は、リフレクタ38’の反射面40’の1つのポジションと相関関係にあるとともに、翼14の後縁20の所定位置における翼14の1つのポジションと相関関係にある。位置測定センサー52’は、同様に、翼14の後縁20のリフレクタ38’の所定位置における翼14のゆがみを確認することによって、翼14の動きを検知するとともに翼14のポジションの位置を特定する。
図7を参照すると、胴体光ビーム位置測定センサー52は、胴体12の外面32から離間して配置されている。第3透明パネル62が、胴体光ビーム位置測定センサー52から離間するとともに当該センサーに重なるように配置されている。第3透明パネル62は、プレキシガラス又は屈折率の低い他の適当な透明材料などの様々な材料のうちの1つによって形成されている。第3透明パネル62の表面64は、航空機10の飛行中に追加の抗力を生成しないよう、胴体12の外面32に一致している。図3に示すように第4位置50に配置されている、詳細を図示していない胴体光ビーム位置測定センサー52’の設置及び構造は、図7に示した位置測定センサー52の構造及び胴体12に対する設置と同様である。位置測定センサー52’は、位置測定センサー52について図7に示したのと同様に配置及び固定されており、位置測定センサー52’は、位置測定センサー52によって受信される反射レーザービーム26について図7に示したのと同様に、反射レーザービーム26’を受信する。
監視システム16は、図2に示すように、ジンバル66をさらに含み、ジンバルは制御部68を含んでいる。図2に示した例において、レーザー22は、ジンバル66に固定されており、後述するように、ジンバル66がレーザー22及びレーザービーム26の配置を調節する。レーザー22は、ジンバル66が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。胴体光ビーム位置測定センサー52は、有線又は無線通信によって、ジンバル66の制御部68に通信可能に接続されている。本例における監視システム16で用いられるレーザーの第2の例は、レーザー22’を含む。前述したように、レーザー22’は、レーザー22について説明するとともに図2に示したのと同様に、胴体12に固定されている。本例において、レーザー22’は、制御部68を有するジンバル66に固定されているレーザー22について図2に示したのと同様に、制御部を含むジンバルに固定されている。同様に、レーザー22’は、レーザー22について図2に示したのと同様に、ジンバル66のようなジンバルが胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。レーザー22に関連付けられたジンバル66の制御部68に、位置測定センサー52が通信可能に接続されているのと同様に、レーザー22’に関連付けられたジンバルの制御部に、胴体光ビーム位置測定センサー52’が通信可能に接続されている。
位置測定センサー52及び52’は、其々、レーザー22及び22’に固定されたジンバルの制御部と通信する。位置測定センサー52及び52’は、反射レーザービーム26及び26’を其々受信すると、反射面40及び40’の所定位置での翼14の動き及びポジションの検知に関する情報を、レーザー22及び22’に固定されたジンバルの制御部に与える。リフレクタ38及び38’の所定位置において翼のポジションが検出されると、これらの位置における翼のゆがみを確認することができる。この情報は、反射面40及び40’の位置も、制御部に与える。また、例えば位置測定センサー52におけるレーザービーム26のポジション、及び、位置測定センサー52’におけるレーザービーム26’のポジションの情報が、制御部に与えられると、制御部は、当該制御部に関連付けられているジンバルに適切な指示を与え、ジンバルは、これに応じて、レーザービーム26及び26’が反射面40及び40’に其々アラインメントされるように、レーザー22及び22’のポジションを調節する。リフレクタ38及び38’に対してレーザー22及び22’が其々アラインメントしている状態を維持することによって、監視システム16は、翼14のゆがみポジションを検出及び確認する動作を継続することができる。反射面40及び40’の所定位置における翼14のゆがみによって反射面40及び40’が動き、レーザービーム26及び26’が其々反射面40及び40’で反射されなくなると、レーザービーム26及び26’は、位置測定センサー52及び52’に反射されなくなり、監視システム16は動作しなくなる。レーザー22及び22’に固定された、関連付けられたジンバルによってレーザー22及び22’のポジションを調節することにより、レーザービーム26及び26’が其々反射面40及び40’にアラインメントされた状態が維持される。
レーザー22及び22’のポジション、ならびにこれらに対応するレーザービーム26及び26’に対して行われる調節は、反射面40及び40’に関連付けられた所定位置における翼14のゆがみを確認する際に、考慮される。同時に、レーザー22及び22’に対する調節によって、監視システム16は、動作を継続して、翼のゆがみを確認するために、所定位置における翼14の動き及び翼14のポジションの検出を行うことができる。
図8を参照すると、同図には、上述したようなレーザービームターゲット装置28及び28’の第1実施形態を採用した監視システム16を用いた航空機10が、概略的に示されている。レーザービームターゲット装置28及び28’は、其々、翼14の前縁18及び翼14の後縁20に沿う所定位置に配置されている。レーザービームターゲット装置28は、図4に示すように、反射面40を有するリフレクタ38を採用しており、レーザービームターゲット装置28’は、図5に示すように、反射面40’を有するリフレクタ38’を採用している。
図8に示す監視システム16の例においては、第1レーザー70及び第2レーザー72が、胴体12における、航空機10の翼14の前方の第1位置24に固定されている。第1レーザー70及び第2レーザー72は、図2に示したレーザー22と同様に構成されて航空機10に設置されている。第3レーザー74及び第4レーザー76は、胴体12における、航空機10の翼14の後方の第2位置30に固定されている。第3レーザー74及び第4レーザー76は、図2に示したレーザー22と同様に構成されて航空機10に設置されている。
本例の監視システム16は、上述するとともに図4及び図5に示したような、第1実施形態のレーザービームターゲット装置28及び28’を用いている。レーザービームターゲット装置28は、第1リフレクタ78及び第2リフレクタ80を含んでおり、これらは、其々、リフレクタ38に関して図4に示した様に構成されるとともに航空機10の翼14に固定されている。第1リフレクタ78と第2リフレクタ80とは、翼14の前縁18に沿って、互いに離間して配置されている。第3リフレクタ82及び第4リフレクタ84は、其々、リフレクタ38’に関して図5に示したように構成されるとともに航空機10の翼14に固定されている。第3リフレクタ82と第4リフレクタ84とは、翼14の後縁20に沿って、互いに離間して配置されている。
監視システム16は、図8に示すように、各レーザーから照射されるレーザービームをさらに含む。第1レーザービーム86は、例えば図2にレーザービーム26がレーザー22から照射されるのを示したのと同様に、第1レーザー70から照射される。第1レーザー70は、第1レーザービーム86を第1リフレクタ78の第1反射面88に照射するように配置されており、第1反射面88は、レーザー22から照射されたレーザービーム26がリフレクタ38の反射面40によって反射されるのを図4に示したように、第1レーザービーム86を反射する。第2レーザービーム90は、例えば図2にレーザービーム26がレーザー22から照射されるのを示したのと同様に、第2レーザー72から照射される。第2レーザー72は、第2レーザービーム90を第2リフレクタ80の第2反射面92に照射するように配置されており、第2リフレクタ80の第2反射面92は、レーザー22から照射されたレーザービーム26がリフレクタ38の反射面40によって反射されるのを図4に示したように、第2レーザービーム90を反射する。図8において胴体12と翼14との間に延びている符号の無い追加の線は、この特定の例において用いられている追加のレーザービーム及び反射レーザービームである。
第3レーザービーム94は、例えば図2にレーザービーム26がレーザー22から照射されるのを示したのと同様に、第3レーザー74から照射される。第3レーザー74は、第3レーザービーム94を、第3リフレクタ82の第3反射面96に照射するように配置されており、第3反射面96は、レーザー22’から照射されたレーザービーム26’がリフレクタ38’の反射面40’によって反射されるのを図5に示したように、第3レーザービーム94を反射する。第4レーザービーム98は、例えば図2にレーザービーム26がレーザー22から照射されるのを示したのと同様に、第4レーザー76によって照射される。第4レーザー76は、第4レーザービーム98を、第4リフレクタ84の第4反射面100に照射するように配置されており、第4反射面100は、レーザー22’から照射されたレーザービーム26’がリフレクタ38’の反射面40’によって反射されるのを図5に示したように、第4レーザービーム98を反射する。
監視システム16は、胴体12に固定された胴体光ビーム位置測定センサーをさらに含む。第1胴体光ビーム位置測定センサー102及び第2胴体光ビーム位置測定センサー104は、航空機10における翼14の前方の第3位置48に配置されている。第1位置測定センサー102及び第2位置測定センサー104のいずれも、図7に示した胴体光ビーム位置測定センサー52に類似の構成及び設置とされており、本例では、図6に示したフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54として構成されている。第1胴体光ビーム位置測定センサー102は、第1リフレクタ78の第1反射面88に光学的にアラインメントされて配置されており、第1リフレクタ78の第1反射面88から反射されてきた第1レーザービーム86を受信する。第2胴体光ビーム位置測定センサー104は、第2リフレクタ80の第2反射面92に光学的にアラインメントされて配置されており、第2リフレクタ80の第2反射面92から反射されてきた第2レーザービーム90を受信する。
第3胴体光ビーム位置測定センサー106及び第4胴体光ビーム位置測定センサー108が、航空機10における翼14の後方の第4位置50に配置されている。第3位置測定センサー106及び第4位置測定センサー108のいずれも、図7に示した胴体光ビーム位置測定センサー52に類似の構成及び設置とされており、本例では、図6に示したフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54として構成されている。第3胴体光ビーム位置測定センサー106は、第3リフレクタ82の第3反射面96に光学的にアラインメントされて配置されており、第3リフレクタ82の第3反射面96から反射されてきた第3レーザービーム94を受信する。第4胴体光ビーム位置測定センサー108は、第4リフレクタ84の第4反射面100に光学的にアラインメントされて配置されており、第4リフレクタ84の第4反射面100から反射されてきた第4レーザービーム98を受信する。
監視システム16は、本例において、ジンバルをさらに含み、各ジンバルは制御部を有している。各ジンバルは、レーザーに固定されており、ひいては胴体12に固定されている。各胴体光ビーム位置測定センサーは、レーザービームを照射するレーザーに固定されたジンバルの制御部に、通信可能に接続されている。レーザービームは、レーザービームを照射したレーザーに関連付けられた光ビーム位置測定センサーへと反射される。第1ジンバル110は、制御部112を含む。第1ジンバル110は、第1レーザー70に固定されている。第1レーザー70は、第1ジンバル110が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第1胴体光ビーム位置測定センサー102が、第1ジンバル110の制御部112に通信可能に接続されている。第2ジンバル114は、制御部116を含む。第2ジンバル114は、第2レーザー72に固定されている。第2レーザー72は、第2ジンバル114が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第2胴体光ビーム位置測定センサー104が、第2ジンバル114の制御部116に通信可能に接続されている。
第3ジンバル118は、制御部120を含む。第3ジンバル118は、第3レーザー74に固定されている。第3レーザー74は、第3ジンバル118が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第3胴体光ビーム位置測定センサー106が、第3ジンバル118の制御部120に通信可能に接続されている。第4ジンバル122は、制御部124を含む。第4ジンバル122は、第4レーザー76に固定されている。第4レーザー76は、第4ジンバル122が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第4胴体光ビーム位置測定センサー108が、第4ジンバル122の制御部124に通信可能に接続されている。
監視システム16では、リフレクタが、翼14の所定位置に配置されている。本例においては、第1リフレクタ78が翼14の前縁18に配置されるとともに、第3リフレクタ82が翼14の後縁20に配置されており、第1及び第3リフレクタ78、82の両方が、翼14の第1翼弦126上に位置している。翼14のこれら2つの所定位置における翼14の動き及びポジションを監視及び検知すると、これら2つの所定位置における翼14のゆがみが確認されるだけでなく、これら2つの所定位置のゆがみの違いも確認することができる。これら2つの所定位置におけるゆがみの違いを求める際に、翼弦126上の位置での、胴体12に対する翼14のねじれが確認される。
同様に、本例においては、第2リフレクタ80が翼14の前縁18に配置されるとともに、第4リフレクタ84が翼14の後縁20に配置されており、第2及び第4リフレクタ80、84の両方が、翼14の第2翼弦128上に位置している。翼14のこれら2つの所定位置における翼14の動き及びポジションを監視及び検知すると、ユーザーは、これら2つの所定位置における翼14のゆがみを確認することができ、さらに、これら2つの所定位置におけるゆがみの違いも確認することができる。これら2つの所定位置におけるゆがみの違いを求める際に、翼弦128のポジションでの、胴体12に対する翼14のねじれが確認される。
図9及び図10を参照すると、監視システム16は、レーザービームターゲット装置28及び28’の第2実施形態を採用している。例えば図9において、レーザービーム26は、レーザー22によって、第1位置24からレーザービームターゲット装置28に照射される。図9のレーザービームターゲット装置28は、翼14の前縁18における所定位置に設けられた翼光ビーム位置測定センサー130を含んでいる。翼光ビーム位置測定センサー130は、本例において、図6に示したようなフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54を含む。
位置測定センサー130は、図4に示すようにリフレクタ38を含んでいたレーザービームターゲット装置28の第1実施形態のものと同様に、翼14に設置されている。ただし、本実施形態においては、レーザービーム26は反射されず、パネル60上に位置する複数のダイオード56のうちの1つのダイオードによって感知される。複数のダイオード56の其々は、翼14における特定のポジションに対応している。
センサー130の1つのダイオードがレーザービーム26を感知することによって、翼における特定の位置が特定される。翼光ビーム位置測定センサー130は、図2に示したように、ジンバル66のようなジンバルに関連付けられた制御部68のような制御部に、通信可能に接続されている。当該例において、ジンバル66はレーザー22に固定されており、レーザー22は、ジンバル66が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。翼光ビーム位置測定センサー130は、レーザービーム26を感知したダイオードのポジションの特定ポジションを、有線又は無線通信によって、制御部68のような制御部に送信する。
センサー130の所定位置において翼14が動くと、以前とは異なるダイオードがレーザービーム26を感知する。パネル60上における、レーザービーム26を感知する特定のダイオードのポジションの変化は、翼14の動きを示しており、翼14のポジションの変化を特定して、ゆがみポジションを確認することができる。従って、例えば、監視システム16は、航空機10が地上で停止している状態のように、翼14が参照初期ポジション又は非ゆがみポジションにある状態で開始される。航空機10が飛行して翼14が曲がると、センサー130のポジションが変化することにより、以前とは異なるダイオードがレーザービーム26を感知する。レーザービーム26を感知するダイオードは、翼14における異なるポジションに対応しており、これにより、当該ポジションが特定される。
複数のダイオード56のうちの新たにレーザービームを感知したダイオードによって、所定位置における翼14の新たなポジションが特定される。このようにして、この新たにレーザービームを感知したダイオードによって、翼14の所定位置における翼14の動きを検知するとともに、翼14の新たなポジションを特定することができる。このデータが、以下に説明するように、制御部68に送信され、制御部は、翼のゆがみを確認するとともに、センサー130の位置を特定することができる。
センサー130によって制御部68に与えられる情報によって、制御部は、発生している翼14のゆがみを検出及び確認することができる。同時に、この情報によって、センサー130の位置を特定することができ、これにより、制御部68は、レーザー22の位置及びレーザービーム26の方向を調節するようジンバル66に指示して、レーザービーム26がセンサー130に照射される状態を維持することができる。これらの調節は、センサー130の位置における翼のゆがみを確認する際に、考慮される。レーザー22に対して行われる調節によって、レーザービーム26がセンサー130に照射される状態での監視システム16の動作を維持することができる。
図10を参照すると、レーザービームターゲット装置28’の第2実施形態は、位置測定センサー130と同様に動作する翼光ビーム位置測定センサー130’を含む。光ビーム位置測定センサー130’は、位置測定センサー130よりわずかにサイズが小さく、翼14の後縁20内に位置測定センサー130’を収容できるようになっている。光ビーム26’は、複数のダイオード56のうちの1つのダイオードによって感知される。位置測定センサー130’が、レーザー22’を胴体12に固定しているジンバルの制御部に通信可能に接続されているので、翼14のポジションに対応するダイオードのポジション情報が制御部に送信され、制御部は、これを受けて、位置測定センサー130’のポジションにおける翼14のゆがみを特定するとともに、位置測定センサー130’のポジションも特定することができる。
図11を参照すると、同図には、レーザービームターゲット装置28及び28’の第2実施形態を採用した監視システム16を用いた航空機10が、概略的に示されている。レーザービームターゲット装置28及び28’は、其々、翼14の前縁18及び後縁20に沿う所定位置に、配置されている。レーザービームターゲット装置28の第2実施形態は、図9に示されており、翼光ビーム位置測定センサー130を含んでおり、レーザービームターゲット装置28’の第2実施形態は、図10に示されており、翼光ビーム位置測定センサー130’を含んでいる。翼光ビーム位置測定センサー130及び130’の其々は、例えば、図6に示したようなフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54である。
図11に示す監視システム16の例においては、第5レーザー132及び第6レーザー134が、胴体12における、航空機10の翼14の前方の第1位置24に固定されている。第5レーザー132及び第6レーザー134は、図2に示したレーザー22と同様に構成されて航空機10に設置されている。第7レーザー136及び第8レーザー138は、胴体12における、航空機10の翼14の後方の第2位置30に固定されている。第7レーザー136及び第8レーザー138は、図2に示したレーザー22と同様に構成されて航空機10に設置されている。
監視システム16は、翼光ビーム位置測定センサーをさらに含む。第1翼光ビーム位置測定センサー140が、航空機10の翼14に固定されており、第2翼光ビーム位置測定センサー142も、航空機10の翼14に固定されている。第1翼光ビーム位置測定センサー140と第2翼光ビーム位置測定センサー142とは、翼14の前縁18に沿って、互いに離間して配置されている。第3翼光ビーム位置測定センサー144が、航空機10の翼14に固定されており、第4翼光ビーム位置測定センサー146も、航空機10の翼14に固定されている。第3翼光ビーム位置測定センサー144と第4翼光ビーム位置測定センサー146とは、翼14の後縁20に沿って、互いに離間して配置されている。
監視システム16においては、図11に示すように、レーザービームが、翼光ビーム位置測定センサーに照射される。第5レーザービーム148が、第5レーザー132から照射される。第5レーザー132は、第5レーザービーム148が第1翼光ビーム位置測定センサー140に照射されるように、配置されている。第6レーザービーム150が、第6レーザー134から照射される。第6レーザー134は、第6レーザービーム150が第2翼光ビーム位置測定センサー142に照射されるように、配置されている。第7レーザービーム152が、第7レーザー136から照射される。第7レーザー136は、第7レーザービーム152が第3翼光ビーム位置測定センサー144に照射されるように、配置されている。第8レーザービーム154が、第8レーザー138から照射される。第8レーザー138は、第8レーザービーム154が第4翼光ビーム位置測定センサー146に照射されるように、配置されている。図11において胴体12と翼14との間に延びている符号の無い追加の線は、本例における、胴体12上の各位置から、翼14に配置された翼光ビーム位置測定センサーに照射される追加のレーザーを含む。
翼14が飛行中に撓むと、レーザービームが、翼光ビーム位置測定センサーの複数のダイオード56のうちの異なるダイオードによって感知されうる。各ダイオードは、翼14上の異なるポジションに対応しており、以下に説明するように、この情報が、特定のダイオードによって感知されているレーザービームを照射しているレーザーに対応する制御部に、送信される。制御部は、翼光ビーム位置測定センサーの所定位置におけるゆがみを確認するとともに、位置測定センサーの位置も特定し、これによって、レーザーに関連付けられているジンバルに命令を与え、レーザービームが翼光ビーム位置測定センサー上に位置する状態を維持するようにレーザーのポジションを調節する。この調節は、当該位置でのゆがみを判定する際に考慮されることになる。
また、第1翼光ビーム位置測定センサー140及び第3翼光ビーム位置測定センサー144は、翼の第3翼弦156上に位置している。第2翼光ビーム位置測定センサー142及び第4翼光ビーム位置測定センサー146は、翼14の第4翼弦158上に位置している。図8で用いられた光ビームターゲット装置の第1実施形態について前述したように、同じ翼弦上の異なる2つの位置からゆがみデータを取得することで、その特定の翼弦の位置における、胴体12に対する翼14のねじれ配向を特定することができる。
図11に示す監視システム16は、さらにジンバルを採用している。各レーザーは、ジンバルに固定されており、ジンバルは、胴体12に固定されることによって、レーザーを胴体に固定している。各ジンバルは、制御部を有する。各翼光ビーム位置測定センサーは、制御部に通信可能に接続されている。この通信能力は、有線又は無線接続によって実現される。第5ジンバル160は、制御部162を含んでおり、第5レーザー132が第5ジンバル160に固定されており、第5レーザー132は、第5ジンバル160が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第5ジンバル160、制御部162、及び第5レーザー132に関するこのような設置及び構造は、ジンバル66、制御部68及びレーザー22について図2に示したのと同様である。第1翼光ビーム位置測定センサー140が、第5ジンバル160の制御部162に通信可能に接続されている。第6ジンバル164は、制御部166を含んでおり、第6レーザー134が、第6ジンバル164に固定されている。第6レーザー134は、第6ジンバル164が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第6ジンバル164、制御部166、及び第6レーザー134に関するこのような設置及び構造は、ジンバル66、制御部68及びレーザー22について図2に示したのと同様である。第2翼光ビーム位置測定センサー142が、第6ジンバル164の制御部166に通信可能に接続されている。
第7ジンバル168は、制御部170を含んでおり、第7レーザー136が第7ジンバル168に固定されており、第7レーザー136は、第7ジンバル168が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第7ジンバル168、制御部170、及び第7レーザー136に関するこのような設置及び構造は、ジンバル66、制御部68及びレーザー22について図2に示したのと同様である。第3翼光ビーム位置測定センサー144が、第7ジンバル168の制御部170に通信可能に接続されている。第8ジンバル172は、制御部174を含んでおり、第8レーザー138が、第8ジンバル172に固定されている。第8レーザー138は、第8ジンバル172が胴体12に固定された状態で、胴体12に固定されている。第8ジンバル172、制御部174、及び第8レーザー138に関するこのような設置及び構造は、ジンバル66、制御部68及びレーザー22について図2に示したのと同様である。第4翼光ビーム位置測定センサー146が、第8ジンバル172の制御部174に通信可能に接続されている。
第1〜第4胴体光ビーム位置測定センサー102〜108については、前述したように、これらのセンサーは、其々、制御部112、116、120、124に通信可能に接続されていた。第1〜第4翼光ビーム位置測定センサー140〜146に関しても同様の構成であり、これらのセンサーは、其々、制御部162、166、170、174に通信可能に接続されている。制御部162、166、170、174は、翼光ビーム位置測定センサー140〜146の所定位置における翼14のゆがみを確認するために、第1〜第4翼光ビーム位置測定センサー140〜146から位置データを受信する。制御部162、166、170、174は、第1〜第4翼光ビーム位置測定センサー140〜146の位置を求め、第5〜第8レーザービーム148〜154を、第1〜第4翼光ビーム位置測定センサー140〜146の対応する其々に照射すべく第5〜第8レーザー132〜138を調節するため、第5〜第8ジンバル160、164、168、172に指示を与える。
図12に示すように、航空機10の翼14の一部のゆがみを感知する方法176も提供される。当該方法は、例えば、航空機10の胴体12に固定されたレーザー22からレーザービーム26を照射する工程178を含む。方法176は、航空機10の翼14に固定されたレーザービームターゲット装置28においてレーザービーム26を受信する工程180をさらに含む。方法176は、レーザービームターゲット装置28におけるレーザービーム26のポジションの位置情報を、ジンバル66の制御部68に送信する工程182をさらに含む。ジンバル66は、レーザー22を航空機10の胴体12に固定している。
第1の例における方法176は、受信する工程180を含み、これは、航空機10の胴体12に固定された胴体光ビーム位置測定センサー52にレーザービーム28を反射するリフレクタ38を含む、レーザービームターゲット装置28を用いて行われる。リフレクタ38は、翼14の所定位置に配置されている。方法176のこの同じ第1の例において、送信する工程182は、リフレクタ38におけるレーザービーム26のポジションの位置情報を、ジンバル66の制御部68に送信する胴体光ビーム位置測定センサー52をさらに含む。本例では、当該ポジションの位置情報は、胴体光ビーム位置測定センサー52における、レーザービーム26を感知するダイオード56であり、当該ダイオード56は、反射レーザービーム26が反射されるリフレクタ38上の位置に対応し、翼14のポジションにも対応するものである。前述したように、翼14のポジションを検出することによって、リフレクタ38の所定位置における翼14のゆがみを特定するための情報が、制御部38に与えられる。
第2の例における方法176は、受信する工程180を含み、これは、翼14に固定された翼光ビーム位置測定センサー130を含むレーザービームターゲット装置28を用いて行われる。翼光ビーム位置測定センサー130は、翼14上の所定位置に配置されている。この同じ第2の例において、送信する工程182は、翼光ビーム位置測定センサー130におけるレーザービーム26の位置情報を、ジンバル66の制御部68に送信する翼光ビーム位置測定センサー130をさらに含む。上記ポジションの位置は、当該例において、翼光ビーム位置測定センサー52における、レーザービーム26を感知するダイオード56のポジションから求められる。当該ダイオード56は、翼14上の1つのポジションに対応している。前述したように、翼14のポジションを検出することによって、翼光ビーム位置測定センサー130の所定位置における翼14のゆがみを特定するための情報が、制御部38に与えられる。
感知の方法176は、ジンバル66を調節して、レーザービームターゲット装置28に対してレーザー22及びレーザービーム26を動かす工程184をさらに含む。上述のいずれの例に関しても、翼14のポジションを検出することによって、制御部68は、レーザービームターゲット装置28に対してレーザービーム26を動かすために必要なレーザー22の移動量及び移動方向を決定する。レーザー22のこの移動によって、レーザービーム26がレーザーターゲット装置28に照射される状態が維持され、これにより、監視システム16が動作する状態が維持される。本例において、翼は、2〜6ヘルツ(2〜6Hz)の周波数で動く又は振動しうる。制御部は、ジンバル66によって約100ヘルツ(100Hz)の周波数で調節が行われるように、確認及び指示しうる。
上述したように、監視システム16は、翼14の同じ翼弦上の、翼14の前縁18及び後縁20のゆがみを検出及び確認する。翼14の同じ翼弦14上の前縁18及び後縁20のポジションを検出及び確認することによって、翼14のねじれ構造についての有用なデータが得られる。翼14のねじれ構造を確認すると、この情報を用いて、飛行中に翼のねじれを修正することができ、航空機10の運用コストを最適化することができる。航空機10の翼のねじれを修正するための第1の実施形態又はシステム200を、以下に説明するとともに図13に示す。また、航空機10の翼のねじれを修正するための第2の実施形態又はシステム200’も、以下に説明するとともに、図14に示す。航空機15の翼のねじれの修正方法も、以下に説明するとともに図15に示す。
図13及び図14の其々を参照すると、第1システム200及び第2システム200’において同様に用いられている部品及び参照ポジションについては、同じ参照数字を付している。航空機10の翼のねじれを修正するための図13に示す第1システム200は、図8に示した監視システム16を用いることを含む。航空機10の翼のねじれを修正するための図14に示す第2システム200’は、図11に示した監視システム16を用いることを含む。システム200とシステム200’の主な違いは、第1光ビーム位置測定センサー206及び第2光ビーム位置測定センサー222の配置である。第1システム200では、第1光ビーム位置測定センサー206及び第2光ビーム位置測定センサー222は、胴体12に配置されている。これとは異なり、第2システム200’では、第1光ビーム位置測定センサー206及び第2光ビーム位置測定センサー222は、翼14に配置されている。
第1システム200及び第2システム200’の両方において、第1レーザー202が、航空機10の胴体12における、翼14の前方に固定されている。このレーザーは、例えば、図2にレーザー22としてより詳細に示すとともに、前述したものである。第1レーザー202は、第1光ビーム204を翼14に向けて照射する。図13の第1システム200では、第1光ビーム204は、まず、翼14に配置された第1反射面208に照射され、これにより、第1光ビーム204は、第1反射面208によって反射されて、胴体12に固定された第1光ビーム位置測定センサー206によって受信される。さらに、第1システム200において、第2レーザー218が、航空機10の胴体12における、翼14の後方に固定されている。第2レーザー218は、第2光ビーム220を翼14に向けて照射する。第1システム200では、第2光ビーム220は、まず、第2反射面224に照射され、これにより、第2レーザービーム220は、翼14に配置された第2反射面224によって反射されて、胴体12に固定された第2光ビーム位置測定センサー222によって受信される。
図14の第2システム200’において、第1レーザー202は、航空機10の胴体12における、翼14の前方に固定されている。このレーザーは、例えば、図2にレーザー22としてより詳細に示すとともに、前述したものである。第1レーザー202は、第1光ビーム204を翼14に向けて照射し、図14の第2システム200’では、第1光ビーム204は、本例において、翼14に配置された第1光ビーム位置測定センサー206に照射される。第2レーザー218が、航空機10の胴体12における、翼14の後方に固定されている。第2レーザー218は、第2光ビーム220を翼14に向けて照射し、図14の第2システム200’においては、第2光ビーム220は、本例において、翼14に配置された第2光ビーム位置測定センサー222に照射される。
両システム200及び200’において、第1光ビーム位置測定センサー206は、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられており、光ビーム位置測定センサー206は、第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションで、光ビーム204を感知する。これらの例において、第1光ビーム位置測定センサー206は、図6に示したようなフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54である。また、本例における第2光ビーム位置測定センサー222も、図6に示したようなフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54であり得る。システム200及び200’の動作において、第1光ビーム204は、パネル60上の1つのダイオード56によって感知されうる。これにより、センサー54又は第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションが特定される。センサー54又は第1光ビーム位置測定センサー206は、システム200及び200’の動作による測定対象である、航空機10の翼14における第1ポジションに関連付けられており、この点について、より詳しく説明する。システム200及び200’のいずれも、第1光ビーム位置測定センサー206から第1信号210を受信するように構成されたプロセッサ236を含んでおり、第1信号210は、第1光ビーム位置測定センサー206上の第1特定可能ポジションを含む。プロセッサ236は、後述するように、翼における第1ポジションの位置を求め、翼14における第1ポジションの所定の分析位置に対する、翼14における第1ポジションの上記位置の第1比較を行う。後述するように、第1比較において差が認められると、プロセッサ236は、翼14の配置の修正又はねじれの解消を行うために採用される動翼の動きを制御するための命令を送信する。
図13に示した第1システム200について述べると、第1システム200は、翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられた第1光ビーム位置測定センサー206を含む。本例における測定対象である第1ポジションは、翼14の翼弦226上における、翼14の前縁18である。この第1ポジションは、飛行中にシステム200が測定するポジションであり、後述するように、システム200は、測定対象である第2ポジションの測定も行い、当該第2ポジションは、翼14の翼弦226上における翼14の後縁20を含むものである。システム200では、第1光ビーム位置測定センサー206と翼14における測定対象である第1ポジションとの間に、既知の空間及び角度関係が設定された状態で、第1光ビーム位置測定センサー206が、胴体12に固定されている。センサー206と、翼14における測定対象である第1ポジションとの間に、上記角度及び空間関係を設定することは、本例において同じく関連付けられている第1反射面208を、翼14における測定対象である第1ポジションに対して既知の空間及び角度関係となるように、翼14に配置することを含む。第1光ビーム204は、第1反射面208で反射され、第1反射面208から反射されてきた第1光ビーム204を、第1光ビーム位置測定センサー206が受信する。第1光ビーム位置測定センサー206は、第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションで、第1光ビーム204を感知する。より具体的には、本例においては、センサー206の特定のダイオード56が、第1光ビーム204を受信する。プロセッサ236は、センサー206上の第1光ビーム204の特定可能ポジションを含む第1信号210を、第1光ビーム位置測定センサー206から受信する。プロセッサ236は、上述した角度及び空間関係を把握しており、プロセッサ236は、センサー206上の第1光ビーム204の特定可能ポジションを受信すると、翼14における第1ポジションの位置を特定する。
本例における第1信号210は、第1光ビーム位置測定センサー206から第1ジンバル制御部212に有線で送信され、第1信号210は、さらに、有線通信210としてプロセッサ236に送信される。この通信は、他の例において、第1光ビーム位置測定センサー206からプロセッサ236への無線送信であってもよい。また、他の例において、第1信号210の送信は、第1光ビーム位置測定センサー206からプロセッサ236への直接の有線送信であってもよい。
同様に、図13に示した第1システム200において、第1システム200は、翼14における測定対象である第2ポジションに関連付けられた第2光ビーム位置測定センサー222を含む。本例における第2ポジションは、上述したように、翼14の翼弦226上における、翼14の後縁20である。システム200においては、第2光ビーム位置測定センサー222と翼14における測定対象である第2ポジションとの間にも、既知の空間及び角度関係が設定された状態で、第2光ビーム位置測定センサー222が胴体12に固定されている。
第2光ビーム位置測定センサー222と、翼14における測定対象である第2ポジションとの間に、上記角度及び空間関係を設定することは、本例において同じく関連付けられている第2反射面224を、翼14における測定対象である第2ポジションに対して既知の空間及び角度関係となるように、翼14に配置することを含む。第2光ビーム220は、第2反射面224で反射され、第2反射面224から反射されてきた第2光ビーム220を、第2光ビーム位置測定センサー222が受信する。第2光ビーム位置測定センサー222は、第2光ビーム位置測定センサー222上の特定可能ポジションで、第2光ビーム220を感知する。より具体的には、本例においては、センサー222の特定のダイオード56が、第2光ビーム220を受信する。プロセッサ236は、センサー222上の第2光ビーム220の特定可能ポジションを含む第2信号228を、第2光ビーム位置測定センサー222から受信する。プロセッサ236は、上述した角度及び空間関係を把握しており、プロセッサ236は、センサー222上の第2光ビーム220の特定可能ポジションを受信すると、翼14上における第2ポジションの位置を特定する。
同様に、本例における第2信号228は、第2光ビーム位置測定センサー222から第2ジンバル制御部230に有線で通信され、第2信号228は、さらに、有線通信228としてプロセッサ236に送信される。この通信は、他の例において、第2光ビーム位置測定センサー222からプロセッサ236への無線通信であってもよい。また、他の例において、第2信号228の送信は、第2光ビーム位置測定センサー222からプロセッサ236への直接の有線通信であってもよい。
システム200において、第1ポジション及び第2ポジションの位置がプロセッサ236によって特定されると、プロセッサ236は、翼14の第1ポジションの所定の分析位置に対する、翼14の第1ポジションの上記位置の、第1比較を行う。同様に、プロセッサ236は、翼14の第2ポジションの所定の分析位置に対する、翼14の第2ポジションの上記位置の、第2比較を行う。
本例において、第1ポジションについての上記所定の分析位置及び第2ポジションについての上記所定の分析位置は、事前に算出され、本例ではデータベース248に保存されている。第1ポジションについての所定の算出分析位置は、航空機10が所与の対気速度及び高度で飛行しており、且つ、飛行中に航空機10に所与の負荷がかかっている状態で、航空機10の主翼14にかかる抗力が最小限となるような、航空機10の翼弦226上の前縁18の最適位置を表すものである。これは、第2ポジションについての所定の算出分析位置についても同様であり、当該分析位置は、航空機10が所与の対気速度及び高度で飛行しており、且つ、飛行中に航空機10に所与の負荷がかかっている状態で、航空機10の主翼14にかかる抗力が最小限となるような、航空機10の翼弦226上の後縁20の最適位置を表すものである。
プロセッサ236が第1比較及び第2比較を完了すると、本例において、第1比較又は第2比較の少なくとも一方において差異があった場合に、プロセッサは236は、動翼の動きを制御するための指示を送信する。第1比較及び/又は第2比較において差異が認められるということは、最小限の抗力で航空機10が動作する最適ポジションに、翼14がないことを示唆する。翼弦226上の前縁18における翼14の第1ポジションの位置と第1ポジションの所定の分析位置との差異、及び/又は、翼弦226上の後縁20における翼14の第2ポジションの位置と第2ポジションの所定の分析位置との差異は、翼14に望ましくないねじれが起こっていることを示唆し、このようなねじれは、特に燃料消費に関して航空機10が最適に動作するためには、低減又は修正する必要がある。
一例において、プロセッサ33は、第1比較において差異があった場合に、動翼の動きを制御するための指示250を送信するように構成されている。同様に、プロセッサ236は、第2比較において差異があった場合に、動翼の動きを制御するための指示250を送信するように構成されている。
アクチュエータ制御部238は、動翼の動きを制御するための指示を受信するとともに、当該指示に基づいて動翼を動かすようアクチュエータを操作するように、構成されている。プロセッサ236は、図13に示すように、アクチュエータ制御部238に通信可能に接続されている。プロセッサ236とアクチュエータ制御部238とは、有線接続又は無線通信などの様々な方法で、通信可能に接続することができる。プロセッサ236は、指示信号250を、アクチュエータ制御部238に送信する。アクチュエータ制御部は、本例では、アクチュエータ240、アクチュエータ242、及びアクチュエータ253に通信可能に接続されている。アクチュエータ240は、本例では、翼14の翼弦226上の前縁18に近接配置されている前縁動翼244のような動翼に接続されている。アクチュエータ242は、本例では、翼14の翼弦226上の後縁20に近接配置されている後縁動翼246のような動翼に接続されている。アクチュエータ253は、翼弦226に近接配置されている動翼又はスポイラー操縦翼面252に接続されている。
プロセッサ236によって行われた第1比較及び第2比較によって判断がなされると、信号250がアクチュエータ制御部238に与えられる。すると、アクチュエータ制御部は、信号254、256、及び/又は257によって指示を与え、翼14を所望の配置に直すために、アクチュエータ240、242及び/又は253に、必要に応じて、動翼244、246及び/又は252を其々調節させる。ここで、所望の配置とは、翼弦226上の前縁18を含む第1ポジションの位置が、翼弦226上の前縁18の第1ポジションの所定の分析位置に一致するとともに、翼弦226上の後縁20の第2ポジションの位置が、翼弦226上の後縁20の第2ポジションの所定の分析位置に一致する配置である。このような一致が達成されて、プロセッサ236によって行われる第1比較及び第2比較によって確認される状態では、運用飛行中の航空機10は、翼14のねじれが低減又は解消され、翼14にかかる不必要な抗力は低減され、航空機10の燃料消費も最適化された、最適な翼14の配置状態となりうる。
図14に示す、翼のねじれを修正するための第2実施形態又は第2システム200’について説明すると、第2システム200’は、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられた第1光ビーム位置測定センサー206及び光ビーム位置測定センサー206を含む。第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションで感知された第1光ビーム204によって、プロセッサ236は、翼14における第1ポジションを測定することができる。この第2実施形態では、第1光ビーム位置測定センサー206は、翼14上に、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられて配置されている。前述したように、測定対象である第1ポジションは、翼14の翼弦226上における翼14の前縁18である。この第1ポジションは、飛行中に第2システム200’が測定する位置であり、後述するように、第2システム200’は、測定対象である第2ポジションの測定も行い、当該第2ポジションは、翼14の翼弦226上における翼14の後縁20を含むものである。
第2システム200’では、第1光ビーム位置測定センサー206と翼14における測定対象である第1ポジションとの間に、既知の空間及び角度関係が設定された状態で、第1光ビーム位置測定センサー206が胴体12に固定されている。第1光ビーム204は、第1光ビーム位置測定センサー206によって受信される。第1光ビーム位置測定センサー206は、第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションで、第1光ビーム204を受信及び感知する。より具体的には、本例において、第1光ビーム位置測定センサー206として採用されるフォトダイオード光ビーム位置測定センサーにおける、図6に示したような特定のダイオード56が、受信及び感知する。プロセッサ236は、センサー206上の第1光ビーム204の特定可能ポジションを含む第1信号210を、第1光ビーム位置測定センサー206から受信する。プロセッサ236は、測定対象である第1ポジションに対する第1光ビーム位置測定センサー206の上述の角度及び空間関係を把握しており、プロセッサ236は、センサー206上の第1光ビーム204の特定可能ポジションを受信すると、翼14における第1ポジションの位置を特定する。
本例における第1信号210は、第1光ビーム位置測定センサー206から第1ジンバル制御部212に有線で送信され、第1信号210は、さらに、有線通信210としてプロセッサ236に送信される。この通信は、他の例において、第1光ビーム位置測定センサー206からプロセッサ236への無線通信であってもよい。また、他の例において、第1信号210の送信は、第1光ビーム位置測定センサー206からプロセッサ236への直接の有線送信であってもよい。
同様に、図14に示した第2システム200’において、第2システム200’は、翼14における測定対象である第2ポジションに関連付けられた第2光ビーム位置測定センサー222を含む。本例における第2ポジションは、上述したように、翼14の翼弦226上における、翼14の後縁20である。第2システム200’において、第2光ビーム位置測定センサー222と翼14における測定対象である第2ポジションとの間にも、既知の空間及び角度関係が設定された状態で、第2光ビーム位置測定センサー222が翼14に固定されている。
第2光ビーム位置測定センサー222は、第2光ビーム位置測定センサー222上の特定可能ポジションで、第2光ビーム220を受信及び感知する。より具体的には、本例において、第2光ビーム位置測定センサー222の特定のダイオード56が、第2光ビーム220を受信及び感知する。プロセッサ236は、第2光ビーム位置測定センサー222上の第2光ビーム220の特定可能ポジションを含む第2信号228を、第2光ビーム位置測定センサー222から受信する。プロセッサ236は、第2光ビーム位置測定センサー222と測定対象である第2ポジションとの上述の角度及び空間関係を把握しており、プロセッサ236は、第2光ビーム位置測定センサー222上の第2光ビーム220の特定可能ポジションを受信すると、翼14上の第2ポジションの位置を特定する。
同様に、本例における第2信号228は、第2光ビーム位置測定センサー222から第2ジンバル制御部230に有線で通信され、第2信号228は、さらに、有線通信228としてプロセッサ236に送信される。この通信は、他の例において、第2光ビーム位置測定センサー222からプロセッサ236への無線通信であってもよい。また、他の例において、第2信号228の送信は、第2光ビーム位置測定センサー222からプロセッサ236への直接の有線通信であってもよい。
第2システム200’において、第1ポジション及び第2ポジションの位置がプロセッサ236によって特定されると、プロセッサ236は、翼14の第1ポジションの所定の分析位置に対する、翼14の第1ポジションの上記位置の、第1比較を行う。同様に、プロセッサ236は、翼14の第2ポジションの所定の分析位置に対する、翼14の第2ポジションの上記位置の、第2比較を行う。
本例において、第1ポジションについての上記所定の分析位置及び第2ポジションについての上記所定の分析位置は、事前に算出され、本例ではデータベース248に保存されている。前述したように、第1ポジションについての所定の算出分析位置は、航空機10が所与の対気速度及び高度で飛行しており、且つ、飛行中に航空機10に所与の負荷がかかっている状態で、航空機10の主翼14にかかる抗力が最小限となるような、航空機10の翼弦226上の前縁18の最適位置を表すものである。これは、第2ポジションについての所定の算出分析位置についても同様であり、当該分析位置は、航空機10が所与の対気速度及び高度で飛行しており、且つ、飛行中に航空機10に所与の負荷がかかっている状態で、航空機10の主翼14にかかる抗力が最小限となるような、航空機10の翼弦226上の後縁20の最適位置を表すものである。
プロセッサ236が第1比較及び第2比較を完了すると、本例において、第1比較又は第2比較の少なくとも一方において差異があった場合に、プロセッサは236は、動翼の動きを制御するための指示を送信する。第1比較及び/又は第2比較において差異が認められるということは、最小限の抗力で航空機10が動作する最適ポジションに、翼14がないことを示唆する。翼弦226上の前縁18における翼14の第1ポジションの位置と第1ポジションの所定の分析位置との差異、及び/又は、翼弦226上の後縁20における翼14の第2ポジションの位置と第2ポジションの所定の分析位置との差異は、翼14に望ましくないねじれが起こっていることを示唆し、このようなねじれは、特に燃料消費に関して航空機10が最適に動作するためには、低減又は修正する必要がある。
一例において、プロセッサ33は、第1比較において差異があった場合に、動翼の動きを制御するための指示250を送信するように構成されている。同様に、プロセッサ236は、第2比較において差異があった場合に、動翼の動きを制御するための指示250を送信するように構成されている。
アクチュエータ制御部238は、動翼の動きを制御するための指示を受信するとともに、当該指示に基づいて動翼を動かすようアクチュエータを操作するように、構成されている。プロセッサ236は、図14に示すように、アクチュエータ制御部238に通信可能に接続されている。プロセッサ236とアクチュエータ制御部238とは、有線接続又は無線通信などの様々な方法で、通信可能に接続することができる。プロセッサ236は、指示信号250を、アクチュエータ制御部238に送信する。アクチュエータ制御部は、本例では、アクチュエータ240、アクチュエータ242、及びアクチュエータ253に通信可能に接続されている。アクチュエータ240は、本例では、翼14の翼弦226上の前縁18に近接配置されている前縁動翼244のような動翼に接続されている。アクチュエータ242は、本例では、翼14の翼弦226上の後縁20に近接配置されている後縁動翼246のような動翼に接続されている。アクチュエータ253は、翼弦226に近接配置されている動翼又はスポイラー操縦翼面252に接続されている。
プロセッサ236によって行われた第1比較及び第2比較によって判断がなされると、信号250がアクチュエータ制御部238に与えられる。すると、アクチュエータ制御部は、信号254、256、及び/又は257によって指示を与え、翼14を所望の配置に直すために、アクチュエータ240、242及び/又は253に、必要に応じて、動翼244、246及び/又は252を其々調節させる。ここで、所望の配置とは、翼弦226上の前縁18を含む第1ポジションの位置が、翼弦226上の前縁18の第1ポジションの所定の分析位置に一致するとともに、翼弦226上の後縁20の第2ポジションの位置が、翼弦226上の後縁20の第2ポジションの所定の分析位置に一致する配置である。このような一致が達成されて、プロセッサ236によって行われる第1比較及び第2比較によって確認される状態では、運用飛行中の航空機10は、翼のねじれが低減又は解消され、翼14にかかる不必要な抗力は低減され、航空機10の燃料消費も最適化された、最適な翼14の配置状態となりうる。
航空機10の翼14のねじれを修正するための第1システム200及び第2システム200’の動作においては、第1光ビーム204が第1光ビーム位置測定センサー206に対するアラインメント状態に維持されるとともに、第2光ビーム220が第2光ビーム位置測定センサー222に対するアラインメント状態に維持されることが、有益である。このようなアラインメントによって、第1光ビーム位置測定センサー206及び第2光ビーム位置測定センサー222が、其々、第1光ビーム204及び第2光ビーム220を感知することができる。第1及び/又は第2光ビームが感知されなければ、第1システム200及び第2システム200’は、非動作状態になる。
第1光ビーム204を第1光ビーム位置測定センサー206に対するアラインメント状態に維持するとともに、第2光ビーム220を第2光ビーム位置測定センサー222に対するアラインメント状態に維持するために、第1レーザー202は、第1ジンバル制御部212を有する第1ジンバル214に取り付けられており、第2レーザー218は、第2ジンバル制御部230を有する第2ジンバル232に取り付けられている。第1ジンバル制御部212は、第1光ビーム位置測定センサー206に通信可能に接続されており、第2ジンバル制御部230は、第2光ビーム位置測定センサー222に通信可能に接続されている。第1光ビーム位置測定センサー206は、第1ジンバル制御部212に、第1光ビーム位置測定センサー206における第1光ビーム204の特定可能ポジションを含む信号210を送信し、第2光ビーム位置測定センサー222は、第2ジンバル制御部230に、第2光ビーム位置測定センサー222における第2光ビーム220の特定可能ポジションを含む信号228を送信する。
本例において、第1光ビーム位置測定センサー206及び第2光ビーム位置測定センサー222は、其々、図6に示したようなフォトダイオード光ビーム位置測定センサー54であり、以下の説明では、フォトダイオード光ビーム位置測定センサー54と称される。第1ジンバル制御部212が信号210を受信すると、当該第1ジンバル制御部212は、第1光ビーム204の特定可能ポジションが、フォトダイオード光ビーム位置測定センサー54(本例では、第1光ビーム位置測定センサー206である)の縁57から、許容距離内に位置しているか、あるいは、縁57から許容距離外に位置しているかを判断する。これは、信号228を受信した第2ジンバル制御部230についても同様の設定である。第2ジンバル制御部230は、第2光ビーム220の特定可能ポジションが、フォトダイオード光ビーム位置測定センサー54(第2センサー222である)の縁57から、許容距離内に位置しているか、あるいは、フォトダイオード光ビーム位置測定センサー54(第2光ビーム位置測定センサー222である)の縁57から、許容距離外に位置しているかを、判断する。
第1システム200及び第2システム200’は、感知される第1又は第2光ビーム204、220についての、フォトダイオード光ビームセンサー54の縁57からの許容距離を、各システムについて選択できる設定とすることができる。本例においては、図6に示すように、符号Cで示されたダイオード56が、フォトダイオード光ビーム位置測定センサー54のパネル60の中心に位置している。本例においては、感知される第1及び第2光ビーム204及び220についての縁57からの許容距離は、縁57までよりも、符号Cで示したダイオード56までの方が近い位置の距離である。すなわち、縁57からの許容距離外に位置する光ビームとは、符号Cで示した中央のダイオード56までよりも、縁57までの距離の方が近い位置で感知された光ビームということになる。
第1ジンバル制御部212によって受信された特定可能ポジションが、センサー54又は第1光ビーム位置測定センサー206の縁57からの許容距離外に位置している場合、第1ジンバル制御部212は、第1光ビーム位置測定センサー206又はセンサー54の縁57からの許容距離内に含まれる、センサー54又は第1光ビーム位置測定センサー206の縁57からの距離に、第1レーザー202の第1光ビーム204を移動させるように第1レーザー202を動かすための指示を、第1ジンバル214に送信する。これによって、本例においては、縁57までよりも符号Cで示したダイオード56までの距離の方が近い、センサー54上の感知ポジションに、第1光ビーム204を移動させることができる。同様に、第2ジンバル制御部230によって受信された特定可能ポジションが、センサー54の縁57からの許容距離外に位置している場合、第2ジンバル制御部230は、第2光ビーム位置測定センサー222又は54の縁57からの許容距離内に含まれる、センサー54又は第2光ビーム位置測定センサー222の縁57からの距離に、第2レーザー218の第2光ビーム220を移動させるように第2レーザー218を動かすための指示を、第2ジンバル232に送信する。これによって、縁57までよりも符号Cで示したダイオード56までの距離の方が近い、センサー54上の感知ポジションに、第2光ビーム220を移動させることができる。
図15に示した、航空機10の翼のねじれを修正する方法300が提供される。方法300は、第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションで、第1光ビーム204を感知する工程302を含み、第1光ビーム位置測定センサー206は、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに、関連付けられている。方法300は、プロセッサ236によって、第1光ビーム位置測定センサー206から第1信号210を受信する工程304をさらに含み、第1信号210は、第1光ビーム位置測定センサー206における特定可能ポジションを含む。工程306は、プロセッサ236によって、翼14における第1ポジションの位置を特定することを含む。プロセッサ236によって、翼14における第1ポジションの所定の分析位置に対する、翼14における第1ポジションの上記位置の第1比較を行う工程308が、さらに方法300に含まれている。方法300は、第1比較において差異があった場合に、動翼の動きを制御するための指示250を、プロセッサ236によって送信することを、さらに含む。第1比較において差異がある場合、翼14は、抗力を減らすための再配置が必要な状態にあることは、前述のとおりである。方法300は、指示250を受信するように構成されたアクチュエータ制御部238によって指示を受信することをさらに含み、アクチュエータ制御部238は、240、242又は253のうちの1つ以上のようなアクチュエータを操作して、アクチュエータのうち、指示250に基づいて操作されている1つ以上に対応する動翼244、246又は254を動かす。
方法300は、航空機10の翼14における測定対象である第2ポジションに関連付けられている第2光ビーム位置測定センサー222によって、第2光ビーム220を、第2光ビーム位置測定センサー222上の第2の特定可能ポジションで感知することをさらに含む。プロセッサ236によって、第2光ビーム位置測定センサー222から第2信号228を受信することがさらに含まれており、第2信号228は、第2光ビーム位置測定センサー222上の第2の特定可能ポジションを含む。方法300は、プロセッサ236によって、翼14における第2ポジションの位置を特定することをさらに含む。翼14における第2ポジションの位置が特定されると、方法300は、プロセッサ236によって、翼14における第2ポジションの所定の分析位置に対する、翼14における第2ポジションの上記位置の第2比較を行うことを含む。第2比較が完了すると、方法300は、第2比較において差異があった場合に、プロセッサ236によって、1つ以上の244、246又は254などの動翼の動きを制御するための指示250を送信することをさらに含む。翼14の再配置又は翼14のねじれの解消を行う際には、指示250を受信するように構成されたアクチュエータ制御部238によって指示を受信し、アクチュエータ制御部238は、240、242又は253のうちの1つ以上のようなアクチュエータを操作して、アクチュエータのうち、指示250に基づいて操作されている1つ以上に対応する動翼244、246又は254を動かす。
プロセッサ236によって翼14における第1ポジションの位置を特定する工程は、翼14の翼弦226上における翼14の前縁18を含む位置をさらに含む。プロセッサ236によって翼14における第2ポジションの位置を特定する工程は、翼14の翼弦226上における翼14の後縁20を含む位置をさらに含む。
前述したシステム200を用いて方法300の一実施形態を実施する場合、前述したように、方法300は、翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられた、翼14に配置された第1反射面208によって、第1光ビーム204を反射する工程を含む。当該実施形態は、翼14における測定対象である第2ポジションに関連付けられた、翼14に配置された第2反射面224によって、第2光ビーム220を反射することをさらに含む。当該実施形態は、航空機10の胴体12に固定された第1光ビーム位置測定センサー206によって、第1反射面208によって反射された第1光ビーム204を受信すること、及び、航空機10の胴体12に固定された第2光ビーム位置測定センサー222によって、第2反射面224によって反射された第2光ビーム220を受信すること、をさらに含む。
システム200’を用いて方法300の第2実施形態を実施する場合、前述したように、方法300は、第1光ビーム位置測定センサー206上の特定可能ポジションで、第1光ビーム204を感知する工程を含む。第1光ビーム位置測定センサー206は、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられており、航空機10の翼14に配置された第1光ビーム位置測定センサーを含む。方法300の第2実施形態は、第2光ビーム位置測定センサー222上の特定可能ポジションで、第2光ビーム220を感知する工程を含む。第2光ビーム位置測定センサー222は、航空機10の翼14における測定対象である第2ポジションに関連付けられており、航空機10の翼14に配置された第2光ビーム位置測定センサー222を含む。
方法300は、航空機10の胴体12に固定されたレーザー202から第1光ビームを照射することをさらに含み、第1レーザー202は、第1ジンバル制御部212を有する第1ジンバル214に取り付けられている。第1レーザー202は、翼14の前方に位置しており、第1光ビーム204を翼14に向けて照射するように配置されている。方法300は、航空機10の胴体12に固定された第2レーザー218から第2光ビーム220を照射することをさらに含み、第2レーザー218は、第2ジンバル制御部230を有する第2ジンバル232に取り付けられている。第2レーザー218は、翼14の後方に位置しており、第2光ビーム220を翼14に向けて照射するように配置されている。
方法300は、第1システム200及び第2システム200’が前述のように動作する状態を維持するために、第1光ビーム204を、第1光ビーム位置測定センサー206に対するアラインメント状態に維持し、第2光ビーム220を、第2光ビーム位置測定センサー222に対するアラインメント状態に維持することを、さらに含む。その結果、方法300は、第1光ビーム位置測定センサー206から、第1ジンバル制御部212に、第1光ビーム位置測定センサー206における第1光ビーム204の特定可能ポジションを含む第1信号210を送信することを含み、第2光ビーム位置測定センサー222から、第2ジンバル制御部230に、第2光ビーム位置測定センサー222における第2光ビーム220の特定可能ポジションを含む第2信号228を送信することをさらに含む。
方法300は、第1ジンバル制御部212によって第1信号210を受信することを含み、第1ジンバル制御部212は、第1光ビーム位置測定センサー206における第1光ビーム202の特定可能ポジションが、第1光ビーム位置測定センサー206の縁57から許容距離内に位置しているか、あるいは、第1光ビーム位置測定センサー206の縁57から許容距離外に位置しているかを判断する。上記特定可能ポジションが、第1光ビーム位置測定センサー206の縁57からの許容距離外に位置している場合、第1ジンバル制御部212は、第1レーザー202を動かして、第1光ビーム位置測定センサー206の縁57からの許容距離内に含まれる、第1光ビーム位置測定センサー206の縁57からの距離に、第1レーザー202の第1光ビーム204を移動させるための指示を、第1ジンバル214に送信する。方法300は、第2ジンバル制御部230によって第2信号228を受信することをさらに含み、第2ジンバル制御部230は、第2光ビーム位置測定センサー222における第2光ビーム220の特定可能ポジションが、第2光ビーム位置測定センサー222の縁57から許容距離内に位置しているか、あるいは、第2光ビーム位置測定センサー222の縁57から許容距離外に位置しているかを判断する。上記特定可能ポジションが、第2光ビーム位置測定センサー222の縁57からの許容距離外に位置している場合、第2ジンバル制御部230は、第2レーザー218を動かして、第2光ビーム位置測定センサー222の縁57からの許容距離内に含まれる、第2光ビーム位置測定センサー222の縁57からの距離に、第2レーザー218の第2光ビーム220を移動させるための指示を、第2ジンバル232に送信する。
また、本開示は以下の付記による実施形態を含む。
付記1. 航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられた第1光ビーム位置測定センサー52、52’であって、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の第1特定可能ポジションで第1光ビームを感知する第1光ビーム位置測定センサー50、52’と、
プロセッサと、を含むシステム16であって、前記プロセッサは、
前記第1光ビーム位置測定センサー50、52’から、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1特定可能ポジションを含む第1信号を受信し、
前記翼14における前記第1ポジションの位置を特定し、
前記翼14における前記第1ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼14における前記第1ポジションの前記位置の第1比較を行う、ように構成されているシステム16。
付記2. 前記プロセッサは、さらに、前記第1比較において差異があった場合に、動翼36の動きを制御するための指示を送信するように構成されており、
前記指示を受信するとともに、前記指示に基づいて前記動翼36を動かすようにアクチュエータを操作するように構成されたアクチュエータ制御部をさらに含む、付記1に記載のシステム16。
付記3. 前記航空機10の前記翼14における第2ポジションに関連付けられた第2光ビーム位置測定センサー52、52’をさらに含み、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の第2特定可能ポジションで第2光ビームを感知する、付記1に記載のシステム16。
付記4. 前記プロセッサは、さらに、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’から、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2特定可能ポジションを含む第2信号を受信し、
前記翼14における前記第2ポジションの位置を特定し、
前記翼14における前記第2ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼14における前記第2ポジションの前記位置の第2比較を行う、ように構成されている、付記3に記載のシステム16。
付記5. 前記プロセッサは、さらに、前記第2比較において差異があった場合に、動翼36の動きを制御するための指示を送信するように構成されており、
前記指示を受信するとともに、前記指示に基づいて前記動翼36を動かすようにアクチュエータを操作するように構成されたアクチュエータ制御部をさらに含む、付記4に記載のシステム16。
付記6. 前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記翼14における測定対象である前記第1ポジションに関連付けられており、前記翼14における測定対象である前記第1ポジションは、前記翼14の翼弦上における前記翼14の前縁18を含み、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記翼14における測定対象である前記第2ポジションに関連付けられており、前記翼14における測定対象である前記第2ポジションは、前記翼14の前記翼弦上における前記翼14の後縁20を含む、付記3に記載のシステム16。
付記7. 前記翼14における測定対象である前記第1ポジションに関連付けられた、前記翼14に配置された第1反射面40、40’と、
前記翼14における測定対象である前記第2ポジションに関連付けられた、前記翼14に配置された第2反射面40、40’と、をさらに含む、付記3に記載のシステム16。
付記8. 前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記航空機10の胴体12に固定されており、前記第1反射面88によって反射された第1光ビームを受信し、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記航空機10の前記胴体12に固定されており、前記第2反射面40、40’によって反射された前記第2光ビームを受信する、付記7に記載のシステム16。
付記9. 前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記航空機10の前記翼14における前記第1ポジションに関連付けられて、前記翼14に配置されており、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記航空機10の前記翼14における前記第2ポジションに関連付けられて、前記翼14に配置されている、付記3に記載のシステム16。
付記10. 前記航空機10の胴体12における、前記翼14より前方に固定されるとともに、前記第1光ビームを前記翼14に向けて照射するように配置された第1レーザー70と、前記航空機10の前記胴体12における、前記翼14より後方に固定されるとともに、第2光ビームを前記翼14に向けて照射するように配置された第2レーザー72とをさらに含み、
前記第1レーザー70は、第1ジンバル110の制御部112を有する第1ジンバル110に取り付けられており、
前記第2レーザー72は、第2ジンバル114の制御部116を有する第2ジンバル114に取り付けられている、付記3に記載のシステム16。
付記11. 前記第1ジンバル110の制御部112は、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’に通信可能に接続されており、前記第2ジンバル114の制御部116は、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’に通信可能に接続されており、
前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記第1ジンバル110の制御部112に、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1光ビームの前記第1特定可能ポジションを含む第1信号を送信し、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記第2ジンバル114の制御部116に、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2光ビームの前記第2特定可能ポジションを含む第2信号を送信する、付記10に記載のシステム16。
付記12. 前記第1ジンバル110の制御部112は、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1光ビーム204の前記第1特定可能ポジションが、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の縁57から許容距離内に位置しているか、あるいは、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57から前記許容距離外に位置しているかを判断し、前記第1特定可能ポジションが、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離外に位置している場合、前記第1ジンバル110の制御部110は、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離内に含まれる、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの距離に、前記第1レーザー70の前記第1光ビームを移動させるよう、前記第1レーザー70を動かすための指示を、前記第1ジンバル110に送信し、
前記第2ジンバル114の制御部116は、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2光ビームの前記第2特定可能ポジションが、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の縁57から許容距離内に位置しているか、あるいは、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57から前記許容距離外に位置しているかを判断し、前記第2特定可能ポジションが、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離外に位置している場合、前記第2ジンバル114の制御部116は、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離内に含まれる、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの距離に、前記第2レーザー72の前記第2光ビームを移動させるよう、前記第2レーザー72を動かすための指示を、前記第2ジンバル114に送信する、付記11に記載のシステム16。
付記13. 第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の第1特定可能ポジションで第1光ビームを感知し、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’は、航空機10の翼14における測定対象である第1ポジションに関連付けられており、
前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’から、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1特定可能ポジションを含む第1信号を、プロセッサによって受信し、
前記プロセッサによって、前記翼14における前記第1ポジションの位置24を特定し、
前記プロセッサによって、前記翼14における前記第1ポジションの所定の分析位置24に対する、前記翼14における前記第1ポジションの前記位置24の第1比較を行う、工程180を含む方法176。
付記14. 前記第1比較において差異があった場合に、前記プロセッサによって、動翼36の動きを制御するための第1指示を送信し、
前記第1信号を受信するように構成されたアクチュエータ制御部によって前記第1信号を受信し、前記アクチュエータ制御部は、前記第1指示に基づいて前記動翼36を動かすようにアクチュエータを操作する、工程182をさらに含む、付記13に記載の方法176。
付記15. 前記航空機10の前記翼14における第2ポジションに関連付けられた第2光ビーム位置測定センサー52、52’によって、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の第2特定可能ポジションで第2光ビームを感知し、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’から、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2特定可能ポジションを含む第2信号を、前記プロセッサによって受信し、
前記プロセッサによって、前記翼14における前記第2ポジションの位置30を特定し、
前記プロセッサによって、前記翼14における前記第2ポジションの所定の分析位置30に対する、前記翼14における前記第2ポジションの前記位置30の第2比較を行い、
前記第2比較において差異があった場合に、前記プロセッサによって、動翼36の動きを制御するための第2指示を送信し、
前記第2信号を受信するように構成されたアクチュエータ制御部によって前記第2信号を受信し、前記アクチュエータ制御部は、前記第2指示に基づいて前記動翼36を動かすようにアクチュエータを操作する、工程184をさらに含む、付記13に記載の方法176。
付記16. 前記プロセッサによって前記翼14における前記第1ポジションの前記位置24を特定する工程182は、前記翼14の翼弦上における前記翼14の前縁18を含む位置24、30、48、50を特定することをさらに含み、
前記プロセッサによって前記翼14における前記第2ポジションの前記位置30を特定する工程182は、前記翼14の前記翼弦上における前記翼14の後縁20を含む位置24、30、48、50を特定することをさらに含む、付記15に記載の方法176。
付記17. 前記翼14における測定対象である前記第1ポジションに関連付けられた、前記翼14に配置された第1反射面40、40’によって前記第1光ビームを反射し、
前記翼14における測定対象である前記第2ポジションに関連付けられた、前記翼14に配置された第2反射面36によって前記第2光ビームを反射し、
前記第1反射面40、40’によって反射された前記第1光ビームを、前記航空機10の胴体12に固定された前記第1光ビーム位置測定センサー50、50’によって受信し、
前記第2反射面40、40’によって反射された前記第2光ビームを、前記航空機10の前記胴体12に固定された前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’によって受信する、工程180、182、184をさらに含む、付記15に記載の方法176。
付記18. 第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1特定可能ポジションで前記第1光ビームを感知する工程180を含み、
前記航空機10の前記翼14における前記第1ポジションに関連付けられた前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記航空機10の前記翼14に配置された前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’を含み、
第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2特定可能ポジションで前記第2光ビームを感知する工程180を含み、前記航空機10の前記翼14における前記第2ポジションに関連付けられた前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’は、前記航空機10の前記翼14に配置された前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’を含む、付記15に記載の方法176。
付記19. 前記航空機10の胴体12に固定された第1レーザー70から前記第1光ビームを照射する工程180、182、あるいは184をさらに含み、
前記第1レーザー70は、第1ジンバル110の制御部112を有する第1ジンバル110に取り付けられており、
前記第1レーザー70は、翼14の前方に位置するとともに、前記第1光ビームを前記翼14に向けて照射するように配置されており、
前記航空機10の前記胴体12に固定された第2レーザー72から前記第2光ビームを照射する工程180、182、あるいは184をさらに含み、
前記第2レーザー72は、第2ジンバル114の制御部116を有する第2ジンバル114に取り付けられており、
前記第2レーザー72は、前記翼14の後方に位置するとともに、前記第2光ビームを前記翼14に向けて照射するように配置されている、付記15に記載の方法176。
付記20. 前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’から、前記第1ジンバル110の制御部112に、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1光ビームの前記第1特定可能ポジションを含む第1信号を送信し、
前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’から、前記第2ジンバル114の制御部116に、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2光ビームの前記第2特定可能ポジションを含む第2信号を送信し、
前記第1ジンバル110の制御部112によって前記第1信号を受信し、前記第1ジンバル110の制御部112は、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第1光ビームの前記第1特定可能ポジションが、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の縁57から許容距離内に位置しているか、あるいは、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57から前記許容距離外に位置しているかを判断し、前記第1特定可能ポジションが、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離外に位置している場合、前記第1ジンバル110の制御部110は、前記第1レーザー70を動かして、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離内に含まれる、前記第1光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの距離に、前記第1レーザー70の前記第1光ビームを移動させるための指示を、前記第1ジンバル110に送信し、
前記第2ジンバル114の制御部116によって前記第2信号を受信し、前記第2ジンバル114の制御部116は、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’上の前記第2光ビームの前記第2特定可能ポジションが、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の縁57から許容距離内に位置しているか、あるいは、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57から前記許容距離外に位置しているかを判断し、前記第2特定可能ポジションが、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離外に位置している場合、前記第2ジンバル114の制御部116は、前記第2レーザー72を動かして、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの前記許容距離内に含まれる、前記第2光ビーム位置測定センサー52、52’の前記縁57からの距離に、前記第2レーザー72の前記第2光ビームを移動させるための指示を、前記第2ジンバル114に送信する、工程180、182、184をさらに含む、付記19に記載の方法176。
様々な実施形態を上述したが、本開示は、これらに限定されることを意図したものではない。開示の実施形態に対する改変が可能であり、そのような改変も、添付の特許請求の範囲に含まれる。

Claims (10)

  1. 航空機の翼における測定対象である第1ポジションに関連付けられた第1光ビーム位置測定センサーであって、前記第1光ビーム位置測定センサー上の第1特定可能ポジションで第1光ビームを感知する第1光ビーム位置測定センサーと、
    プロセッサと、を含むシステムであって、前記プロセッサは、
    前記第1光ビーム位置測定センサーから、前記第1光ビーム位置測定センサー上の前記第1特定可能ポジションを含む第1信号を受信し、
    前記翼における前記第1ポジションの位置を特定し、
    前記翼における前記第1ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼における前記第1ポジションの前記位置の第1比較を行う、ように構成されているシステム。
  2. 前記プロセッサは、さらに、前記第1比較において差異があった場合に、動翼の動きを制御するための指示を送信するように構成されており、
    前記指示を受信するとともに、前記指示に基づいて前記動翼を動かすようにアクチュエータを操作するように構成されたアクチュエータ制御部をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記航空機の前記翼における第2ポジションに関連付けられた第2光ビーム位置測定センサーをさらに含み、前記第2光ビーム位置測定センサーは、前記第2光ビーム位置測定センサー上の第2特定可能ポジションで第2光ビームを感知する、請求項1〜2のいずれか1つに記載のシステム。
  4. 前記プロセッサは、さらに、
    前記第2光ビーム位置測定センサーから、前記第2光ビーム位置測定センサー上の前記第2特定可能ポジションを含む第2信号を受信し、
    前記翼における前記第2ポジションの位置を特定し、
    前記翼における前記第2ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼における前記第2ポジションの前記位置の第2比較を行う、ように構成されている、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記第1光ビーム位置測定センサーは、前記翼における測定対象である前記第1ポジションに関連付けられており、前記翼における測定対象である前記第1ポジションは、前記翼の翼弦上における前記翼の前縁を含み、
    前記第2光ビーム位置測定センサーは、前記翼における測定対象である前記第2ポジションに関連付けられており、前記翼における測定対象である前記第2ポジションは、前記翼の前記翼弦上における前記翼の後縁を含む、請求項3〜4のいずれか1つに記載のシステム。
  6. 前記翼における測定対象である前記第1ポジションに関連付けられた、前記翼に配置された第1反射面と、
    前記翼における測定対象である前記第2ポジションに関連付けられた、前記翼に配置された第2反射面と、をさらに含む、請求項3〜5のいずれか1つに記載のシステム。
  7. 前記第1光ビーム位置測定センサーは、前記航空機の前記翼における前記第1ポジションに関連付けられて、前記翼に配置されており、
    前記第2光ビーム位置測定センサーは、前記航空機の前記翼における前記第2ポジションに関連付けられて、前記翼に配置されている、請求項3〜6のいずれか1つに記載のシステム。
  8. 第1光ビーム位置測定センサー上の第1特定可能ポジションで第1光ビームを感知し、前記第1光ビーム位置測定センサーは、航空機の翼における測定対象である第1ポジションに関連付けられており、
    前記第1光ビーム位置測定センサーから、前記第1光ビーム位置測定センサー上の前記第1特定可能ポジションを含む第1信号を、プロセッサによって受信し、
    前記プロセッサによって、前記翼における前記第1ポジションの位置を特定し、
    前記プロセッサによって、前記翼における前記第1ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼における前記第1ポジションの前記位置の第1比較を行う、工程を含む方法。
  9. 前記第1比較において差異があった場合に、前記プロセッサによって、動翼の動きを制御するための第1指示を送信し、
    前記第1信号を受信するように構成されたアクチュエータ制御部によって前記第1信号を受信し、前記アクチュエータ制御部は、前記第1指示に基づいて前記動翼を動かすようにアクチュエータを操作する、工程をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記航空機の前記翼における第2ポジションに関連付けられた第2光ビーム位置測定センサーによって、前記第2光ビーム位置測定センサー上の第2特定可能ポジションで第2光ビームを感知し、
    前記第2光ビーム位置測定センサーから、前記第2光ビーム位置測定センサー上の前記第2特定可能ポジションを含む第2信号を、前記プロセッサによって受信し、
    前記プロセッサによって、前記翼における前記第2ポジションの位置を特定し、
    前記プロセッサによって、前記翼における前記第2ポジションの所定の分析位置に対する、前記翼における前記第2ポジションの前記位置の第2比較を行い、
    前記第2比較において差異があった場合に、前記プロセッサによって、動翼の動きを制御するための第2指示を送信し、
    前記第2信号を受信するように構成されたアクチュエータ制御部によって前記第2信号を受信し、前記アクチュエータ制御部は、前記第2指示に基づいて前記動翼を動かすようにアクチュエータを操作する、工程をさらに含む、請求項8〜9のいずれか1つに記載の方法。
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