JP2018065401A - 船底開口部への船外機装着用治具 - Google Patents

船底開口部への船外機装着用治具 Download PDF

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Abstract

【課題】船底に形成されている船外機装着用の開口部への船外機の取付、取外作業を簡単で、安全なものにする。【解決手段】船外機装着用開口部を形成して上下方向に伸びる内壁面と、内壁面上端から外周方向に伸びる上壁面と、上壁面の外周縁から船底に下向きに伸びる外壁面とを有する開口部周縁に着脱される、前記外壁面、上壁面、内壁面に対応する屈曲構造を有する船外機着脱具を備えている船外機を開口部に着脱する際に開口部周縁に取り付けて使用される船底開口部への船外機装着用治具。開口部周縁の外壁面、内壁面、上壁面に対応する屈曲構造を有する、外側掛止片、外側掛止片の内側で外側掛止片と平行に伸びる内側掛止片、外側掛止片及び内側掛止片の上端縁同士を結ぶ上側掛止片を有する。開口部周縁に上側から装着され、外側掛止片と外壁面との間で緊締係合を行う緊締具が外側掛止片に配備されている。【選択図】図5

Description

この発明は、船底開口部への船外機装着用治具に関する。特に、海苔養殖作業船などにおいて当該海苔養殖作業船の船底に形成されている船外機装着用の開口部に対して船外機を取り付け、取り外しする作業を簡単で、安全なものにする船底開口部への船外機装着用治具に関する。
海苔の養殖においては、海中で養殖した海苔を刈り取ったり、海苔網に酸処理などの処理を施す際に海苔養殖作業船が使用されている。本願出願人も、海苔養殖場で使用される海苔養殖作業船について提案を行ったことがある(特許文献1)。
海苔養殖作業船では、船底に船外機装着用の開口部が設けられており、海苔養殖作業船を目的とする場所に移動させる際に、当該開口部を塞いでいた蓋を外して船外機を当該船底開口部に装着し、船外機を駆動させて、所望の場所に海苔養殖作業船を移動させている。
移動した場所で作業を行うときには、船底開口部から船外機を引き抜き、海苔養殖作業船上の後方などに船外機を固定し、船底開口部は蓋で閉鎖して、作業を行っている。
図6、図7は、一般的に使用されている船外機の概要を説明するものである。本体部51内に内蔵されている駆動機構によって下端側に配備されているプロペラ部52を回転させるものである。
図6、図7図示の船外機50は、金属製の船外機着脱具21を備えている。
船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13は、開口部13を形成して上下方向に伸びる内壁面14cと、内壁面14cの上端から外周方向に向かって伸びる上壁面14bと、上壁面14bの外周縁から船底15に向かって下向きに伸びる外壁面14aとを備えている開口部周縁14を一般的に備えている。
図6、図7図示の船外機50が備えている船外機着脱具21は、開口部周縁14の外壁面14a、内壁面14c、上壁面14bに対応する屈曲構造を有する、外側掛止片22と、外側掛止片22の内側で外側掛止片22と平行に伸びる内側掛止片24と、外側掛止片22の上端縁と内側掛止片24の上端縁とを結ぶ上側掛止片23を備えている。
そして、開口部周縁14に対して上側から装着され、外側掛止片22と開口部周縁14の外壁面14aとの間で緊締係合を行う緊締具30が外側掛止片22に配備されている構造になっている。
図6、図7図示の船外機50では、船外機着脱具21を、開口部周縁14に対して上側から装着し、緊締具30を構成するハンドル部31を回して、緊締具30を構成する固定片32を、開口部周縁14の外壁面14a方向に向けて前進させ、固定片32を開口部周縁14の外壁面14aに圧接させることで、船外機着脱具21を開口部13の開口部周縁14に緊締係合させ、こうして、船外機50を、海苔養殖作業船の船底15に形成されている船外機取付け用の開口部13に取り付けている。
一方、所望の場所に移動して、船底15の開口部13から船外機50を取り外すし、引き抜く際には、船外機着脱具21の緊締具30を構成するハンドル部31を逆方向に回して、緊締具30を構成する固定片32を、開口部周縁14の外壁面14aから離れる方向に後退させ、固定片32と開口部周縁14の外壁面14aとの間の圧接状態を解除した後に、船外機50の船外機着脱具21を開口部周縁14から上方向に向けて取り外している。
海苔養殖場では様々な場所へ、何度も何度も海苔養殖作業船を移動させて作業を行うことになる。
従来は、この移動を行うたびごとに、上述した船外機50の着脱作業を行っていた。
船外機50は相当の重量を有しているので、この着脱作業は簡単ではなく、海の上での作業であることから、危険にさらされるおそれもある作業である。
従来、船のボードに容易に設置でき、船外機が盗まれることを効率的に防ぐ目的で船外機用ロック装置が提案されたことがあるが(例えば、特許文献2)、海苔養殖作業船などにおいて当該海苔養殖作業船の船底に形成されている船外機装着用の開口部に対して船外機を取り付け、取り外しする作業を簡単で、安全なものにする船底開口部への船外機装着用治具に関する提案は行われていなかった。
特開2007−37432号公報 実用新案登録第3096124号公報
この発明は、海苔養殖作業船などにおいて当該海苔養殖作業船の船底に形成されている船外機装着用の開口部に対して船外機を取り付け、取り外しする作業を簡単で、安全なものにする船底開口部への船外機装着用治具を提案することを目的にしている。
[1]
船の船底に設けられている船外機装着用の開口部を形成して上下方向に伸びる内壁面と、前記内壁面の上端から外周方向に向かって伸びる上壁面と、前記上壁面の外周縁から前記船底に向かって下向きに伸びる外壁面とを備えている前記開口部の開口部周縁に着脱される船外機着脱具であって、前記開口部周縁の前記外壁面、前記上壁面、前記内壁面に対応する屈曲構造を有する船外機着脱具を備えている船外機を、前記開口部に着脱する際に、前記開口部周縁に取り付けて使用される、船底開口部への船外機装着用治具であって、
前記開口部周縁の前記外壁面、前記内壁面、前記上壁面に対応する屈曲構造を有する、外側掛止片と、当該外側掛止片の内側で当該外側掛止片と平行に伸びる内側掛止片と、当該外側掛止片の上端縁と前記内側掛止片の上端縁とを結ぶ上側掛止片を備えていて、
前記開口部周縁に対して上側から装着され、前記外側掛止片と前記開口部周縁の外壁面との間で緊締係合を行う緊締具が前記外側掛止片に配備されている
船外機装着用治具。
[2]
前記開口部周縁に対して上側から装着された前記船外機装着用治具に対して、前記船外機の前記船外機着脱具が上側から着脱自在である[1]の船外機装着用治具。
この発明によれば、海苔養殖作業船などにおいて当該海苔養殖作業船の船底に形成されている船外機装着用の開口部に対して船外機を取り付け、取り外しする作業を簡単で、安全なものにする船底開口部への船外機装着用治具を提供することができる。
この発明の一実施形態に係る船底開口部への船外機装着用治具を表す図であって、(a)は側面図、(b)は他の実施状況の一部を省略した側面図。 (a)は、この発明の一実施形態に係る船底開口部への船外機装着用治具を表す図であって、(a)は、図1(a)図示の状態に対応する正面図、(b)は、図1(b)図示の状態に対応する正面図。 この発明の一実施形態に係る船底開口部への船外機装着用治具が、船の船底に設けられている船外機装着用の開口部の開口部周縁に装着された状態を説明する一部を省略した側面図。 (a)は、この発明の一実施形態に係る船底開口部への船外機装着用治具が、船の船底に設けられている船外機装着用の開口部の開口部周縁に装着された状態を説明する一部を省略した平面図、(b)は、図4(a)図示の状態に引き続いて、船の船底に設けられている船外機装着用の開口部の開口部周縁に対して上側から船外機装着用治具が装着された状態で、その上に、船外機の船外機着脱具が装着された状態を説明する一部を省略した平面図。 図4(b)図示の状態の一部を省略した側面図。 船外機の一例を説明する斜視図。 船外機の一例を説明する側面図。
この実施形態の船底開口部への船外機装着用治具1は、船外機50が備えている船外機着脱具21と同じく金属製である。
この金属製の船外機装着用治具1は、船外機50を、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13に着脱する際に、開口部13の開口部周縁14に取り付けて使用される。
船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13は開口部周縁14を備えている。開口部周縁14は、図3、図5に示されているように、開口部13を形成して上下方向に伸びる内壁面14cと、内壁面14cの上端から外周方向に向かって伸びる上壁面14bと、上壁面14bの外周縁から船底15に向かって下向きに伸びる外壁面14aとを備えている。
船外機50は、図6、図7図示のように、金属製の船外機着脱具21を備えている。船外機着脱具21は、開口部周縁14の外壁面14a、内壁面14c、上壁面14bに対応する屈曲構造を有する、外側掛止片22と、外側掛止片22の内側で外側掛止片22と平行に伸びる内側掛止片24と、外側掛止片22の上端縁と内側掛止片24の上端縁とを結ぶ上側掛止片23を備えている。
船外機着脱具21が、開口部周縁14に対して上側から装着され、外側掛止片22と開口部周縁14の外壁面14aとの間で緊締係合を行う緊締具30が外側掛止片22に配備されている。
船外機着脱具21を、開口部周縁14に対して上側から装着し、緊締具30を構成するハンドル部31を回して、緊締具30を構成する固定片32を、開口部周縁14の外壁面14a方向に向けて前進させ、固定片32を開口部周縁14の外壁面14aに圧接させることで、船外機着脱具21を開口部13の開口部周縁14に緊締係合させ、こうして、船外機50を、海苔養殖作業船の船底15に形成されている船外機取付け用の開口部13に取り付けている。
また、船底15の開口部13から船外機50を取り外し、引き抜く際には、船外機着脱具21の緊締具30を構成するハンドル部31を逆方向に回して、緊締具30を構成する固定片32を、開口部周縁14の外壁面14aから離れる方向に後退させ、固定片32と開口部周縁14の外壁面14aとの間の圧接状態を解除した後に、船外機50の船外機着脱具21を開口部周縁14から上方向に向けて取り外している。
この実施形態の船底開口部への船外機装着用治具1は、開口部周縁14の外壁面14a、内壁面14c、上壁面14bに対応する屈曲構造を有する、外側掛止片2と、外側掛止片2の内側で外側掛止片2と平行に伸びる内側掛止片4と、外側掛止片2の上端縁と内側掛止片4の上端縁とを結ぶ上側掛止片3を備えている。
すなわち、この実施形態の船底開口部への船外機装着用治具1の外側掛止片2、内側掛止片4、上側掛止片3と、船外機50が備えている船外機着脱具21の外側掛止片22、内側掛止片24、上側掛止片23とは、それぞれ、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13の開口部周縁14の外壁面14a、内壁面14c、上壁面14bに対応する屈曲構造になっている。
この実施形態の船底開口部への船外機装着用治具1は、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13の開口部周縁14に対して上側から装着され、外側掛止片2と開口部周縁14の外壁面14aとの間で緊締係合を行う緊締具10を外側掛止片2に備えている。
この実施形態の船底開口部への船外機装着用治具1を、図3図示のように、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13の開口部周縁14に対して上側から装着し、緊締具10を構成するハンドル部11を回して、緊締具10を構成する固定片12を、開口部周縁14の外壁面14a方向に向けて前進させ、固定片12を開口部周縁14の外壁面14aに圧接させることで、船外機装着用治具1を開口部13の開口部周縁14に緊締係合させ、こうして、船外機装着用治具1を、海苔養殖作業船の船底15に形成されている船外機取付け用の開口部13に取り付ける。
この実施形態の船底開口部への船外機装着用治具1は、上側掛止片3の上方に所定の間隔を空けて、横板5を備えている。
図2図示のように、船外機装着用治具1を正面から見て上側掛止片3の一方側の端側には、横板5を、図4に矢印40、41で示すように旋回可能に支持する旋回支持部6が突設されている。
一方、図2図示のように、船外機装着用治具1を正面から見て上側掛止片3の他方側の端側には、上側掛止片3から上方に向かって伸びる垂直支持板部8と、支持板部8の上端で上側掛止片3の上側面と平行に伸びる水平支持板部9とを備える支持部7が突設されている。
図2(a)に示されているように、図1(a)、図2(a)図示の状態では、水平支持板部9が横板5の上側に位置する構造になっている。
上述したようにして、船外機装着用治具1を、海苔養殖作業船の船底15に形成されている船外機取付け用の開口部13に取り付けた後、横板5を、図1(a)、図2(a)図示の状態から図4(a)に矢印40で示しているように旋回させて図1(b)、図2(b)図示の状態にし、この状態で、海苔養殖作業船の船底15に形成されている船外機取付け用の開口部13に取り付けられている船外機装着用治具1の上に、船外機50が備えている船外機着脱具21を装着する。
上述したように、船外機装着用治具1の外側掛止片2、内側掛止片4、上側掛止片3と、船外機50が備えている船外機着脱具21の外側掛止片22、内側掛止片24、上側掛止片23とは、それぞれ、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13の開口部周縁14の外壁面14a、内壁面14c、上壁面14bに対応する屈曲構造になっているので、図5図示のように、船外機50が備えている船外機着脱具21を、船外機装着用治具1に装着することができる。
図5図示のように、船外機装着用治具1の上側掛止片3の上に、船外機50が備えている船外機着脱具21の上側掛止片23が搭載され、船外機着脱具21の内側掛止片24が、船外機装着用治具1の内側掛止片4の内側に位置するようになる。
この結果、図5図示のように、緊締具30を構成する固定片32が、船外機装着用治具1の外側掛止片2の外側面に当接していなくても、船外機50を、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13に安定的に取り付けることができる。
しかも、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13の開口部周縁14に対して、上述し、図3に示されているように、上側から装着されている船外機装着用治具1に対して、上述したように、上側から、船外機50が備えている船外機着脱具21の上側掛止片23と船外機装着用治具1の上側掛止片3とが重なり、船外機着脱具21の内側掛止片24が船外機装着用治具1の内側掛止片4の内側に位置するように、船外機50の船外機着脱具21を下すだけで、船外機50を、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13に簡単に、安定的に取り付けることができる。
すなわち、図5図示のように、船外機50を、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13に取り付ける際に、この実施形態では、緊締具30を構成するハンドル部31を回して、緊締具30を構成する固定片32を、船外機装着用治具1の外側掛止片2の外側面方向に向けて前進させ、固定片32を船外機装着用治具1の外側掛止片2の外側面に圧接させることで、船外機着脱具21を船外機装着用治具1に緊締係合させるという作業を行う必要がなくなる。
なお、横板5を、図1(b)、図2(b)、図4(a)図示の状態にして、船外機装着用治具1の上側掛止片3の上に、船外機50が備えている船外機着脱具21の上側掛止片23を搭載し、船外機着脱具21の内側掛止片24を、船外機装着用治具1の内側掛止片4の内側に位置するようにして、船外機着脱具21を備えている船外機50を船外機装着用治具1の上に装着した後、横板5を、図4(b)に矢印41で示されているように旋回させて図4(b)図示の状態に戻る。
これによって、船外機装着用治具1の上に装着された船外機50が備えている船外機着脱具21の上側掛止片23は、横板5によって、上側方向に向けて移動できなくなり、より安定的に保持されることになる。
一方、船底15の開口部13から船外機50を取り外し、引き抜く際には、横板5を、図1(a)、図2(a)、図4(b)図示の状態から図4(a)に矢印40で示しているように旋回させて図1(b)、図2(b)、図4(a)図示の状態にし、この状態で、船外機50が備えている船外機着脱具21を、上側方向に向けて、船外機装着用治具1から取り外す。
このように、船外機50を、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13から取り外し、引き抜く際も、図5図示のように、船外機50が備えている船外機着脱具21の緊締具30を構成する固定片32は、船外機装着用治具1の外側掛止片2の外側面に当接していないので、船外機装着用治具1の横板5を、図4(b)、図5図示の状態から、図4(a)に矢印40で示す方向に旋回させて、図4(b)に破線で示す位置にすれば、簡単に、船外機50が備えている船外機着脱具21を、上側方向に向けて、船外機装着用治具1から取り外すことができる。
ここでも、船外機着脱具21の緊締具30を構成するハンドル部31を回して、緊締具30を構成する固定片32を、船外機装着用治具1の外側掛止片2の外側面から離れる方向に後退させ、固定片32と船外機装着用治具1の外側掛止片2の外側面との間の圧接状態を解除する作業は不要である。
こうして、船外機50が、取り外し、引き抜かれた船底15の開口部13には蓋などをして、海苔養殖作業船での作業を行うことができる。
上述したように、この実施形態の船外機装着用治具1が採用されていない場合には、海苔養殖作業船の船底に配備されている船外機装着用の開口部13の蓋を外し、船外機50の船外機着脱具21を、開口部周縁14に対して上側から装着し、緊締具30を構成するハンドル部31を回して、緊締具30を構成する固定片32を、開口部周縁14の外壁面14a方向に向けて前進させ、固定片32を開口部周縁14の外壁面14aに圧接させることで、船外機着脱具21を開口部13の開口部周縁14に緊締係合させて船外機50を海苔養殖作業船の船底15に形成されている船外機取付け用の開口部13に取り付けていた。
また、船底15の開口部13から船外機50を取り外し、引き抜く際には、船外機着脱具21の緊締具30を構成するハンドル部31を逆方向に回して、緊締具30を構成する固定片32を、開口部周縁14の外壁面14aから離れる方向に後退させ、固定片32と開口部周縁14の外壁面14aとの間の圧接状態を解除した後に、船外機50の船外機着脱具21を開口部周縁14から上方向に向けて引き抜いていた。
この作業を、海苔養殖場の様々な場所へ移動するたびごとに行っていたが、船外機50は相当の重量を有しているので、この着脱作業は簡単ではなく、海の上での作業であることから、危険にさらされるおそれもある作業である。
これに対して、上述したように、この実施形態の船外機装着用治具1は、船の船底15に設けられている船外機装着用の開口部13の開口部周縁14に対して上側から装着されている状態で、この状態の船外機装着用治具1に対して、船外機50の船外機着脱具21を上側から着脱自在であって、船外機50の船外機着脱具21が備えている緊締具30を構成するハンドル部31を回転させて緊締係合を行う、あるいは、その解除を行う、という作業が不要である。
この実施形態の船外機装着用治具1を用いると、上述したように、船外機装着用治具1を開口部13開口部周縁14に固定しておくだけで、船外機50を着脱する際には、ハンドル部30を操作する締め付け、固定、その解除、等を行う必要がなく、簡単に船外機50の着脱作業を行うことができる。
以上、添付図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
1 船底開口部への船外機装着用治具
2 外側掛止片
3 上側掛止片
4 内側掛止片
5 横板
6 旋回支持部
7 支持部
8 垂直支持板部
9 水平支持板部
10 緊締具
11 ハンドル部
12 固定片
13 船外機装着用の開口部
14 開口部の開口部周縁
14c 開口部周縁の内壁面
14b 開口部周縁の上壁面
14a 開口部周縁の外壁面
21 船外機着脱具
22 外側掛止片
23 上側掛止片
24 内側掛止片
30 緊締具
31 ハンドル部
32 固定片
50 船外機

Claims (2)

  1. 船の船底に設けられている船外機装着用の開口部を形成して上下方向に伸びる内壁面と、前記内壁面の上端から外周方向に向かって伸びる上壁面と、前記上壁面の外周縁から前記船底に向かって下向きに伸びる外壁面とを備えている前記開口部の開口部周縁に着脱される船外機着脱具であって、前記開口部周縁の前記外壁面、前記上壁面、前記内壁面に対応する屈曲構造を有する船外機着脱具を備えている船外機を、前記開口部に着脱する際に、前記開口部周縁に取り付けて使用される、船底開口部への船外機装着用治具であって、
    前記開口部周縁の前記外壁面、前記内壁面、前記上壁面に対応する屈曲構造を有する、外側掛止片と、当該外側掛止片の内側で当該外側掛止片と平行に伸びる内側掛止片と、当該外側掛止片の上端縁と前記内側掛止片の上端縁とを結ぶ上側掛止片を備えていて、
    前記開口部周縁に対して上側から装着され、前記外側掛止片と前記開口部周縁の外壁面との間で緊締係合を行う緊締具が前記外側掛止片に配備されている
    船外機装着用治具。
  2. 前記開口部周縁に対して上側から装着された前記船外機装着用治具に対して、前記船外機の前記船外機着脱具が上側から着脱自在である請求項1記載の船外機装着用治具。
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