JP2018064783A - 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018064783A
JP2018064783A JP2016205644A JP2016205644A JP2018064783A JP 2018064783 A JP2018064783 A JP 2018064783A JP 2016205644 A JP2016205644 A JP 2016205644A JP 2016205644 A JP2016205644 A JP 2016205644A JP 2018064783 A JP2018064783 A JP 2018064783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
data
image
measurement data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016205644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6783619B2 (ja
Inventor
邦治 岡
Kuniharu Oka
邦治 岡
崇 西原
Takashi Nishihara
崇 西原
毅倫 村瀬
Takemichi Murase
毅倫 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016205644A priority Critical patent/JP6783619B2/ja
Publication of JP2018064783A publication Critical patent/JP2018064783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6783619B2 publication Critical patent/JP6783619B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】複数の画像を用いて解析を行う手法において、画質を維持しながら撮像時間効率を向上することが可能な磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法を提供する。【解決手段】複数の画像を用いて解析を行う手法において、撮像部は複数回の計測をそれぞれ異なる間引き計測パターンで実施し、複数の計測データを取得する。画像処理部80は、繰り返し再構成処理により複数の計測データから各画像を再構成する。このとき、複数の計測データの相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して、繰り返し再構成処理を実施する。画像処理部80は、再構成された複数の画像を用いて、画像の解析処理を実施する。解析処理は、例えば血流の抑制あり・なしの画像から差分処理によって血行動態を解析する処理等である。【選択図】図2

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法に係り、詳細には、磁気共鳴イメージング装置における高速な画像生成技術に関する。
磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置という)は、静磁場に置かれた被検体に高周波磁場、傾斜磁場を印加し、核磁気共鳴により被検体から発生する信号を計測し、画像化する医用画像診断装置である。MRI装置では一般に、撮像面を特定するスライス傾斜磁場を印加すると同時に、その面内の磁化を励起させる励起パルス(高周波磁場パルス)を与え、これにより励起された磁化が収束する段階で発生する核磁気共鳴信号(エコー)を取得する。このとき、磁化に位置情報を与えるため、励起からエコーを得るまでの間に、撮像面内で互いに垂直な方向の位相エンコード傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場とを印加する。計測されたエコーは、横軸をkx、縦軸をkyとするk空間に配置され、k空間のエコーの逆フーリエ変換を施すことによって画像再構成が行われる。また、位相エンコード傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場とに加え、スライスエンコード傾斜磁場の印加を加えることで、3D撮像及び画像再構成を行うことも可能である。このとき、計測されたエコーは横軸をkx、縦軸をky、奥行方向の軸をkzとするk空間に配置される。
ところで近年、圧縮センシング(Compressed Sensing;以下、CSと略す)と呼ばれる手法のMRI装置への応用が研究されており、MRIの撮像時間を更に短縮できるとして期待されている(特許文献1)。CSは、信号の持つ疎性を利用し、疎な観測結果から本来の信号を高精度に復元することが可能である。ここで、疎な観測とは、再構成されるデータ量よりも少ないデータ量の観測のことである。また、CSの再構成を計算機で実施する場合には、繰り返し再構成処理を実施する手法が一般的である。
特開2015−205037号公報
しかしながら、特許文献1では、各画像単体の再構成処理について検討されているが、Dynamic計測やフルオロスコピー計測等のように、複数の画像を取得して画像解析を行う場合のより効率的な時間短縮方法に関しては特に検討されていない。複数の画像を取得して画像解析を行う手法とは、例えば、局所サチュレーションパルスによって血流の抑制あり・なしの画像を取得し差分処理によって血行動態を解析する手法や、水脂肪分離計測のシングルエコータイプ、IRパルスoff/onの差分処理による非造影MRA、収縮期と拡張期の差分処理による非造影MRA等である。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の画像を用いて解析を行う手法において、画質を維持しながら撮像時間効率を向上することが可能な磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生部と、前記静磁場へ重畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生部と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発生する高周波コイルと、前記被検体から発生するNMR信号を計測データとして検出する検出部とを備えた撮像部と、前記撮像部により複数回の計測をそれぞれ異なる間引き計測パターンで実施し複数の計測データを取得する計測データ取得部と、前記計測データ取得部により取得した複数の計測データについて繰り返し再構成処理を実施し各画像を再構成する再構成処理部と、前記再構成処理部により再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行する画像解析処理部と、を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置である。
第2の発明は、被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生部と、前記静磁場へ重畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生部と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発生する高周波コイルと、前記被検体から発生するNMR信号を計測データとして検出する検出部とを備えた撮像部と、前記撮像部により所定の間引き方で複数回の計測を行い複数の計測データを取得する計測データ取得部と、前記計測データ取得部により取得した複数の計測データの相互利用可能なデータ領域を設定する相互利用可能データ設定部と、前記複数の計測データの前記相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して、繰り返し再構成処理により各画像を再構成する再構成処理部と、前記再構成処理部により再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行する画像解析処理部と、を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置である。
第3の発明は、磁気共鳴イメージング装置の撮像部により複数回の計測をそれぞれ異なる間引き計測パターンで実施し、複数の計測データを取得するステップと、前記複数の計測データについて繰り返し再構成処理により各画像を再構成するステップと、再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行するステップと、を含むことを特徴とする画像解析方法である。
第4の発明は、磁気共鳴イメージング装置の撮像部により所定の間引き方で複数回の計測を実施し、複数の計測データを取得するステップと、取得した複数の計測データの相互利用可能なデータ領域を設定するステップと、前記複数の計測データの前記相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して、繰り返し再構成処理により各画像を再構成するステップと、再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行するステップと、を含むことを特徴とする画像解析方法である。
本発明により、複数の画像を用いて解析を行う手法において、画質を維持しながら撮像時間効率を向上することが可能な磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法を提供できる。
磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)1の全体構成を示す図 画像処理部80の機能構成を示す図 本発明のMRI装置1が実行する撮像処理全体の流れを示すフローチャート 1〜N番目の間引き計測パターン及び計測データの合成について説明する図(非直交系サンプリングの場合) 1〜N番目の間引き計測パターン及び計測データの合成について説明する図(直交系サンプリングの場合) 複数の画像の再構成処理において、前段の繰り返し再構成処理で得た再構成情報を後続する繰り返し再構成処理で利用する再構成処理について説明する図 図6の再構成処理の具体例を示すフローチャート (a)処理過程パラメータと繰り返し回数kとの関係を示すグラフ601、(b)終了判定結果と繰り返し回数kとの関係を示すグラフ602 前段の再構成処理で得た情報(再構成情報301〜303…)を後続する再構成処理で利用する繰り返し再構成処理のフローチャート データの間引き方及び相互利用可能なデータ領域の求め方を説明する図(初期画像参照型) 相互利用可能なデータ領域の探索について説明する図 k空間削り率とコントラスト変化との関係を示すグラフ 頭部MRA(磁気共鳴血管造影)における相互利用可能な領域を決定する方法について説明する図 「初期画像参照型」の手法で、データの間引き方(間引き計測パターン)や相互利用可能な領域を設定する場合の処理フローを示す図 データの間引き方及び相互利用可能なデータ領域の求め方を説明する図(自己・相互参照型) 相互利用可能なデータ領域の探索について説明する図 k空間削り率と差分情報の合成前後比との関係を示すグラフ 「自己・相互参照型」の手法で、データの間引き方(間引き計測パターン)や相互利用可能な領域を設定する場合の処理フローを示す図 操作画面70の一例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置1という)の全体構成について説明する。
MRI装置1は、NMR現象を利用して被検体30の断層画像を得るものであり、撮像部100と、撮像部100の動作を制御する中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)8と、撮像部100により計測したデータを取得し画像再構成、画像の表示及び記憶等の処理を行う信号処理系7と操作を入力するための操作部23とを備える。
撮像部100は、静磁場発生系2、傾斜磁場発生系3、シーケンサ4、送信系5、及び受信系6等から構成される。
静磁場発生系2は、垂直磁場方式であれば、被検体30の周りの空間にその体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させる。水平磁場方式であれば、被検体30の体軸方向に均一な静磁場を発生させる。被検体30の周りに配置される永久磁石方式、常電動方式、或いは超電導方式の静磁場発生源により実現される。
傾斜磁場発生系3は、MRI装置1の座標系(静止座標系)であるX,Y,Zの3軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁場コイル9を駆動する傾斜磁場電源10とを備える。後述するシーケンサ4からの命令に従ってそれぞれの傾斜磁場コイルの傾斜磁場電源10を駆動することにより、X,Y,Zの3軸方向に傾斜磁場Gx、Gy、Gzを印加する。計測時には、スライス面(計測断面)に直交する方向にスライス方向傾斜磁場パルス(Gs)を印加して被検体30に対するスライス面を設定し、そのスライス面に直交し、かつ互いに直交する残りの2つの方向に位相エンコード方向傾斜磁場パルス(Gp)と周波数エンコード方式傾斜磁場パルス(Gf)とを印加して、エコー信号にそれぞれの方向の位置情報をエンコードする。
送信系5は、被検体30の生体組織を構成する原子の原子核スピンに核磁気共鳴を起こさせるために、被検体30の高周波磁場(RF)パルスを照射する。高周波磁場パルスは、高周波発振器11と変調器12により振幅変調され、高周波増幅器13で増幅され、被検体30に近接して配置された高周波コイル(送信コイル)14aから被検体30に照射される。
受信系6は、被検体30の生体組織を構成する原子の原子核スピンの核磁気共鳴により放出されるエコー信号(核磁気共鳴信号;以下NMR信号という)を検出する。受信側の高周波コイル(受信コイル)14bと信号増幅器15と直交位相検波器16と、A/D変換器17とを備える。送信コイル14aから照射されたRFパルスによって誘起された応答のNMR信号は、被検体30に近接して配置された受信コイル14bで検出され、信号増幅器15で増幅され、後述するシーケンサ4からの指令によるタイミングで直交位相検波器16により直交する2系統の信号に分割され、それぞれがA/D変換器17でディジタル量に変換されて、計測データとして信号処理系7に送られる。
シーケンサ4は、所定のパルスシーケンスに従ってRFパルスと傾斜磁場パルスとを繰り返し印加するよう制御する。シーケンサ4は中央処理装置(CPU)8の制御で動作し、計測データ収集に必要な種々の命令を送信系5、傾斜磁場発生系3、及び受信系6に送る。
信号処理系7は、各種データ処理を行うとともに処理結果の表示及び保存等を行う装置であり、中央処理装置(CPU)8、ROM、RAM等の記憶装置18、光ディスク、磁気ディスク等の外部記憶装置19、表示装置20等を備える。中央処理装置(CPU)8は、撮像部100の動作を制御するとともに、画像処理部80として機能する。表示装置20は、画像処理部80による処理結果である被検体30の断層画像等を表示する。記憶装置18または外部記憶装置19は、断層画像等を記憶する。
画像処理部80は、撮像部100の受信系6から計測データを受け取り、信号処理や画像再構成等の処理を実行する。また、画像処理部80は再構成された画像を用いて解析処理を行う。画像処理部80は、図1に示すように、中央処理装置(CPU)8によるプログラム処理で実現することが可能であるが、信号処理系7に中央処理装置(CPU)8とは別の演算器を設置したり、画像処理用の専用ハードウェアで構成することも可能である。
操作部23は、MRI装置1自体の各種制御情報及び信号処理系7で行う処理の各種制御情報の入力を受け付ける。操作部23は、トラックボールまたはマウス等のポインティングデバイス21、及びキーボード22等を備える。操作部23は表示装置20に近接して配置され、オペレータは、表示装置20を見ながら操作部23を介してMRI装置1の各種処理に必要な情報を入力する。
なお、図1において送信側の高周波コイル14aと傾斜磁場コイル9とは、被検体30が挿入される静磁場発生系2の静磁場空間内に垂直磁場方式であれば被検体30に対向して設置され、水平磁場方式であれば被検体30を取り囲むようにして設定されている。また、受信側の高周波コイル14bは、被検体30に対向して、或いは取り囲むように設定されている。
現在、MRI装置1の撮像対象核種は、臨床で普及しているものとしては、被検体30の主たる構成物質である水素原子核(プロトン)である。プロトン密度の空間分布や、励起状態の緩和時間の空間分布に関する情報を画像化することで、人体頭部、腹部、四肢等の形態、または機能を2次元もしくは3次元的に撮像する。
次に、画像処理部80の機能構成について、図2を参照して説明する。
画像処理部80には、間引き計測パターン設定部81、計測データ取得部82、相互利用可能データ設定部83、再構成処理部84、画像出力部85、及び画像解析処理部86等が含まれる。上述したように画像処理部80は、好適にはMRI装置1の中央処理装置(CPU)8によるプログラム処理で実現される。
間引き計測パターン設定部81は、撮像部100が実施する複数回(N回)の計測についてそれぞれ異なる間引き計測パターンを設定する。圧縮センシング(Compressed Sensing;CS)では、信号の持つ疎性を利用し、疎な計測データから本来の信号を高精度に復元することが可能である。疎な計測データとは、再構成されるデータ量よりも少ないデータ量の計測により得た結果である。間引き計測パターンとは、どのように計測するデータを間引くかを定めたものである。例えば、ランダムバイナリ行列、重み付きランダム行列、放射線状、らせん状、平行線状等の間引き計測パターンが用いられることが多い。間引き計測パターン設定部81は、複数回の計測で相互にデータを利用可能な領域が重ならないように各計測の間引き計測パターンを設定する。なお、一般にCSでは計測対象の空間をランダムに計測することがよいとされる。これは信号成分を偏りなく計測するためである。データの間引き方は、空間方向にランダムに間引くものだけでなく、更に時間方向にもランダム性を有した状態で間引くものとしてもよい。時間方向に間引く場合は、計測時刻が近いデータは相互利用できるものとする。
1〜N番目の各計測の間引き計測パターンは、操作者が任意に設定してもよいし、前計測に基づいて事前に各計測の適切な間引き計測パターンを求めておき各計測に設定してもよいし、再構成処理部84により再構成された1つの画像を解析することにより他の計測の間引き計測パターンを決定するものとしてもよい。
計測データ取得部82は、撮像部100により実施された複数回の計測により得た計測データ(核磁気共鳴信号)を受け取り、受け取った計測データに対して各種の信号処理を施す。各計測データは、間引き計測パターン設定部81により設定された間引き計測パターンで計測された計測データである。
相互利用可能データ設定部83は、計測データ取得部82により複数回の計測で得た各計測データの相互に利用可能なデータ領域を求める。相互に利用可能なデータ領域は、画像種によって好適な領域が異なるため、k空間の低域から高域のどの領域でも任意に設定可能である。どの領域を相互に利用可能とするかは、例えば、以下の(1)〜(3)の方法で求めることができる。
(1)相互利用可能データ設定部83は、十分な復元性が得られる十分な計測データを用いて再構成された初期画像(基準画像)と、初期画像(基準画像)から所定帯域のデータを削った画像とを帯域を変化させながら比較することで相互に利用可能なデータ領域を探索する(初期画像参照型)。
(2)または相互利用可能データ設定部83は、各計測の合成前の差分画像と合成後の差分画像とを比較し、合成前後の差分が許容範囲内となる帯域を相互に利用するデータ領域を変化させながら探索することで相互に利用可能なデータ領域を求める(自己・相互参照型)。
(3)または相互利用可能データ設定部83は、操作者が指定した任意の領域を相互に利用可能なデータ領域として設定する。例えば、相互利用可能データ設定部83は、操作者が画像を参照しながら相互利用可能なデータ領域を指定するためのGUI(操作画面)を表示し、指定された領域を相互利用可能なデータ領域とする。
(1)の初期画像参照型、(2)の自己・相互参照型についての具体的な手法は後述する。
再構成処理部84は、相互利用可能データ設定部83により設定された相互利用可能なデータを、複数の計測データで相互に埋め込む。更に再構成処理部84は、複数回の計測データが相互に埋め込まれた合成後のk空間に対し、繰り返し再構成処理を施すことにより、画像を再構成する。このように、複数回の疎な計測で得た計測データを相互に利用することで、計測の間引き率をより大きく、撮像時間を更に短縮できる。再構成処理部84は、再構成された画像に対して更に各種画像補正処理を実施して、画質を向上する。
再構成処理部84が実施する繰り返し再構成処理では、先に実施した再構成処理により得た情報(再構成情報)に基づき、後続する再構成処理の条件を最適化することが望ましい。これにより後の再構成処理時間をより短縮できる。前段で実施した再構成処理により得られた情報(再構成情報)とは、先に実施した再構成処理の処理過程におけるパラメータ及び終了判定処理結果等である。この再構成処理の具体的な手順については後述する。
画像出力部85は、再構成処理部84により再構成された画像を表示装置20に表示するとともに、記憶装置18または外部記憶装置19に保存する。
画像解析処理部86は、表示または保存された複数の画像を用いて画像解析処理を実行する。複数の画像を取得して解析する手法には、例えば、局所サチュレーションパルスによって血流の抑制あり・なしの画像を取得し、差分処理によって血行動態を解析する手法や、水脂肪分離計測のシングルエコータイプ、IRパルスoff/onの差分処理による非造影MRA、収縮期と拡張期の差分処理による非造影MRA等が含まれる。
次に、本発明に係るMRI装置1の動作を説明する。図3は、本発明のMRI装置1が実行する撮像処理全体の流れを示すフローチャートである。
まず操作者により、間引き計測と繰り返し再構成処理で画像を取得する「繰り返し再構成」モードが設定されると(ステップS101)。中央処理装置(CPU)8は、1〜N番目までの各計測の間引き計測パターンを計算し設定する(ステップS102、ステップS103)。1〜N番目までの各計測にはそれぞれ異なる間引き計測パターンが設定される。中央処理装置(CPU)8はステップS102で設定された間引き計測パターンを撮像部100に対し通知し、撮像部100に対し計測開始指示を送る。撮像部100は、N回の計測をそれぞれ設定された間引き計測パターンで実施する(ステップS104、ステップS105)。
次に、中央処理装置(CPU)8は、1〜N番目の計測で得た各計測データの相互利用可能なデータ領域の情報を取得する(ステップS106)。相互利用可能なデータ領域は、例えば上述の(1)〜(3)のいずれかの方法で決定される。
そして中央処理装置(CPU)8は取得した相互利用可能なデータ領域の情報に基づいて、1〜N番目までの計測で得た各計測データを合成し(ステップS107、ステップS108)、再構成処理に必要なデータを復元する。その後、繰り返し再構成処理を実施する(ステップS109)。繰り返し再構成処理により1〜N番目の計測についてそれぞれ画像が生成される(ステップS110)。生成されたN枚の画像は表示装置20に表示されるか、記憶装置18または外部記憶装置19に記憶される。画像解析処理を実施する際は、中央処理装置(CPU)8は記憶装置18または外部記憶装置19に記憶されている複数の画像を読み出して解析処理を実施する。
図4及び図5は、1〜N番目の計測の間引き計測パターン及び計測データの合成について説明する図である。図4は非直交系サンプリングの例を示し、図5は直交系サンプリングの例を示している。なお、本発明はいずれのサンプリング手法にも適用可能であり、図4及び図5の例に限定されない。
図4の符号201〜204及び図5の符号213〜216は、それぞれ1〜N番目の計測データ(k空間)を示している。k空間は実空間の画像データのフーリエ変換で表される空間である。なお、図4及び図5のk空間201〜208、213〜220は2次元のk空間を例示しており、kx−ky空間でもよいし、ky−kz空間でもよい。またk空間は2次元に限らず3次元としてもよい。
図4及び図5のk空間201〜208、213〜220において、淡または濃で示す領域が実際に計測されたデータ領域であり、それ以外の白の領域は間引かれた領域を示している。また図4及び図5に示す間引き計測パターンは一例である。ただし、相互にデータを利用可能な領域については、1〜N番目の計測で重ならないようにずらして計測することが望ましい。図4の中段に示すk空間205〜208及び図5の中段に示すk空間217〜220は、1〜N番目の各計測データの相互に利用可能なデータを互いに合成し、k空間を埋めた状態を示している。図4のk空間205〜208及び図5のk空間217〜220において、濃で示す領域が、相互利用しているデータ領域である。
図4の場合は、k空間の中心付近はデータを相互利用せず、それ以外の領域を相互利用している。これは、例えば脳実質と血管との識別のように、組織を識別する上でk空間の原点(k空間の中心)付近の低周波成分が重要な帯域となるからである(図13参照)。このように精度が要求される低周波成分については複数回の計測で相互利用しないものとする。なお、画像種によってk空間における重要な帯域は異なる。そのため、相互利用可能な領域は低域〜高域のどの領域でも任意に設定可能とする。
上述したように、観察上、重要な帯域は実際に計測されたデータを用い、その他の帯域は複数回の計測で間引き方を変えて相互利用可能とすることで、所望の画像情報を得つつ、間引き計測による復元性の低下を抑制することができる。また相互利用可能とすることで間引き率を増やすことが可能となり、撮像時間の更なる短縮を図ることができる。
図4の下段の画像209〜212及び図5の下段の画像221〜224は、繰り返し再構成処理により得た結果画像である。以下、図6を参照して、本発明に好適な繰り返し再構成処理について説明する。
図6は、複数の画像を繰り返し再構成する際に、前段の繰り返し再構成処理で得られた情報である再構成情報301、302、303、…を、後続する画像再構成処理時に利用し、これにより繰り返し再構成処理に要する時間を短縮する様子を示している。
図6の符号401〜404は、それぞれ1〜N番目までの計測データの相互利用可能なデータを合成した後のk空間を示す図である。図6の(1)1番目の再構成処理では、画像処理部80は、合成後のk空間401を用いて繰り返し再構成処理を従来通り実施し、画像405を得る。その際に、再構成情報301を取得する。画像処理部80はその再構成情報301に基づいて繰り返し時の傾向を解析し、次の再構成処理(2)に使用する。これにより2番目の再構成処理(2)における繰り返し回数を減らす。同様に、3番目の再構成処理(3)では、1番目と2番目の再構成情報301、302を解析・使用することで、繰り返し回数を減らしていく。画像401、402、403、404の下部に示す矢印は、各画像の再構成処理で繰り返し回数が削減されていく様子を表している。このように前段の再構成情報を利用して後続する再構成処理を実行することで、複数あるほぼ同等の画像種の再構成処理時間を短縮することが可能となる。
具体例として、特開2015−205037号公報に記載されている画像再構成法に基づく処理過程に対して、前段の再構成情報301、302、303、…を利用した場合の処理の流れを図7を参照して説明する。
図7に示すように、ステップS201〜ステップS207までは、特開2015−205037号公報の図4に記載された処理手順と同様である。特開2015−205037号公報の図4には、疎な観測を行う観測パターンで観測されたk空間から画像を再構成する処理フローとして、Split Bregman法を利用したコスト最小化、逐次最適化処理と、画像補正処理による結果を推定更新処理に適用した処理系について記載されている。この中で、μはパラメータとしての正の定数であり、図7の処理フローのステップS209のように繰り返し処理中に、その値を変更してもよいとしている。以下、図7を参照して、本発明に好適な繰り返し再構成処理について説明する。
図7の処理フローにおいて、まずステップS201として、画像処理部80は、u0、uC 0、u 0、bC 0、b 0のすべての要素を0として初期化する。その後、ステップS202〜ステップS210を繰り返し実行する。
以下、k+1回目の繰り返しについて説明する。ステップS202において以下の式(1)が計算され、推定結果uk+1が算出される。
Figure 2018064783
ここで、fkは直前(k回目)の繰り返しにより更新されたk空間、Φはフーリエ変換及び計測パターンによる計測過程、ΦTはΦの逆変換を示す。INはすべての要素が1であり、fkと同サイズの配列である。またuC k、u k、bC k、b kは直前(k回目)の繰り返しにおいて算出された変更成分である。またμはパラメータとしての正の定数である。
次に、ステップS203において、uC k+1、u k+1を式(2)及び(3)により算出する。
Figure 2018064783
Figure 2018064783
ここで、Ψ T、Ψ TはそれぞれCurvelet逆変換およびWavelet逆変換である。ここではCurvelet変換およびWavelet変換を利用しているが、これ以外にも、TV(Total Variation)、Ridgelet変換等を用いてもかまわない。また、これらを組み合わせて用いてもよい。
C及びSはSoft Shrinkageと呼ばれる処理を示す。SC及びSはすべての要素についてそれぞれ式(4)、式(5)で示す処理を行う。λはパラメータとしての定数である。
Figure 2018064783
Figure 2018064783
次にステップS204において、bC k+1、b k+1が式(6)、(7)を用いて算出される。
Figure 2018064783
Figure 2018064783
ステップS205では、推定結果uk+1に対して、式(8)に示すように、計測パターンに基づく補正処理Gを行う。すなわち推定更新処理において、補正処理Gにより補正された結果を用いる。補正処理Gは、例えば1次元移動平均フィルタや1次元ガウシアンフィルタを用いた水平エッジ平滑化処理や、2次元のガウシアンフィルタを適用した平滑化処理等、観測パターンに基づいた補正処理を適用する。これにより、再構成される画像の画質を向上することが可能となる。
Figure 2018064783
ステップS206は、ステップS205より補正された推定結果から、式(9)を用いてfk+1を更新する処理である。
Figure 2018064783
その後、ステップS207において終了判定を行う。終了判定に用いる基準はどのようなものでもよい。例えば、bC k+1、bW k+1の絶対値や平均値、直前の繰り返しからの差分値、ループ回数k等が考えられる。また、推定結果に対して新たな評価指標を用いて終了判定を行ってもよい。終了判定を満足しなければステップS208においてパラメータμの最適値を取得し、ステップS209においてμを変更する。そしてステップS210においてkを更新し(k=k+1)、ステップS202に戻る。ステップS207の終了判定を満足すれば、ステップS211において処理過程のパラメータであるμ及び終了判定処理結果(例えば直前の繰り返しからの差分値やループ回数k等)を記憶し、ステップS212において処理過程のパラメータμの最適化計算を実施する。すなわちパラメータμと終了判定処理結果の関係性を解析し、収束速度を速めるような値を求め、より収束性の高い処理過程のパラメータ値を記憶装置18に記憶しておく。そして、uk+1を再構成画像として出力し、図7の処理を終了する。
後続する画像の再構成処理を行う際は、前段階で最適化された処理過程のパラメータ値を記憶装置18から取得し、その情報を基に処理過程のパラメータμを変更することで、収束速度が速まり、処理時間が短縮される。
図8(a)に示すグラフ601は、処理過程パラメータ(μ)と繰り返し回数kとの関係を示すグラフである。また図8(b)に示すグラフ602は、終了判定結果と繰り返し回数kとの関係を示すグラフである。グラフ601、602において、実線は前段階における繰り返し再構成の処理過程パラメータ、終了判定結果の情報を示している。また破線は、前段階の結果を解析し、最適化された処理過程パラメータ、それを適用した後続する画像の繰り返し再構成の結果を模擬している。グラフ601に示すように、前段階では、計算精度を得るために処理過程パラメータの遷移を線形にしているが、終了判定処理結果の変化から初期繰り返し時の処理過程パラメータの遷移を大きくしても精度が保てていることがわかるため、後続する画像では、処理過程パラメータを前半では大きく変化させ、後半では小さく変化させるよう処理過程パラメータを変更する。このように最適化された処理過程パラメータを次の再構成処理で用いることで、後続する画像では精度を落とさずに早く収束し、繰り返し回数kを減らすことができる。
図9は、図6のように前段階の再構成処理で得た情報(再構成情報301〜303…)を後段の再構成処理に利用する繰り返し再構成処理のフローチャートである。
まず操作者により、間引き計測と繰り返し再構成処理で画像を取得する「繰り返し再構成」モードが設定されると、MRI装置1は1〜N番目の画像についてそれぞれ間引き計測を開始する(ステップS301)。中央処理装置(CPU)8はそれぞれ異なる間引き計測パターンで計測されたデータを取得し、再構成処理を開始する(ステップS302)。1計測目の繰り返し再構成処理については通常通り実施する(ステップS303)。中央処理装置(CPU)8は1計測目の繰り返し再構成処理において得た再構成情報(処理過程のパラメータ(例えば、μ)と終了判定処理結果(例えば直前の繰り返しからの差分値やループ回数k等))を取得して(ステップS304)、1計測目の再構成処理を終了する(ステップS305)。
次に、中央処理装置(CPU)8は2計測目以降の画像の再構成処理を開始する(ステップS306、ステップS307)。再構成処理開始後、中央処理装置(CPU)8はそれ以前の再構成処理で得られた再構成情報を取得し(ステップS308)、その再構成情報を基に、繰り返し再構成処理時間を短縮させるようパラメータや終了判定回数等を設定して繰り返し再構成処理を実施し(ステップS309)、2番目の画像の再構成処理を終了させる(ステップS310)。3番目以降の画像についてもステップS307〜ステップS310と同様の処理を行う。N番目の画像まで再構成処理を実施すると、図9の処理を終了する。
次に、各計測におけるデータの間引き方(間引き計測パターン)及び相互利用可能なデータ領域の求め方について説明する。上述したように、相互利用可能データ設定部83は、(1)初期画像参照型、(2)自己・相互参照型等の手法で、複数の計測で相互利用可能なデータ領域を求めることができる。
まず、(1)の「初期画像参照型」について図10〜図14を参照して説明する。図10において、符号802は最初の計測(初期画像の計測)で得られるk空間のデータであり、符号803は、後続する計測で得られたデータである。符号804と符号805は、k空間802と803のそれぞれの相互利用可能な領域を合成した結果である。
初期画像のデータ802の計測は、単独の繰り返し再構成で十分な復元性が得られる十分なデータを持つように実施する。「十分な復元性が得られる十分なデータを持つ」ために、経験的に得られた好適な計測パターンを設定してもよいし、位置決め画像を参照して初期画像の計測パターンを設定してもよい。位置決め画像を参照して計測パターンを設定する場合は、中央処理装置(CPU)8は位置決め画像におけるScanMatrixを初期画像の撮像条件に合わせておき、その位置決め画像のデータを間引きながら再構成処理を行い、間引き率と分解能とSNRの関係を探索しながら推奨されるパラメータを求め提示する。操作者はこのようにして得られた推奨パラメータを参考に初期画像の計測パターンを設定してもよいし、中央処理装置(CPU)8による所定の条件判定により計測パターンを設定してもよい。
中央処理装置(CPU)8は最初の計測で得た十分な計測データを用いて繰り返し再構成処理を行い、初期画像(図11のk空間811、画像812)を得る。そして後処理により初期画像から特定の領域を間引いた画像(図11のk空間811a〜811c、画像812a〜812c)を作成して初期画像と比較し、どの帯域を間引けば所望とする画像が得られるかという情報を取得する。その情報を基に、後続する計測の間引き計測パターンを決定していく。どの帯域を間引き、相互利用可能とするかは、操作者が画像812、812a〜812cを参照しながら手動で設定してもよいし、定量的判断により中央処理装置(CPU)8が決定してもよい。
具体的には、例えば図11に示すように、k空間811の高域から数%ずつ0詰めし、0詰め前後の画像(例えば、初期画像811と画像811a、初期画像811と画像811b等)で相関をとる。相関は、例えば正規化相互相関等が考えられるが、それに限定されるものではなくその他の手法でもよい。グラフ817、817a〜817cは、それぞれ画像812、812a〜812cの注目すべき領域の信号値の変化を示すグラフである。
中央処理装置(CPU)8は、所定帯域までの0詰め前後の画像の相関の変化が分解能の低下とは異なる変化を示す領域までを相互利用可能なデータ領域とする。図12のグラフ815は、k空間削り率(高域→低域)に対するコントラスト変化の様子を示すグラフである。k空間の高域から徐々に0詰め領域を増やしていくと、分解能の低下に加えて、図12のグラフ815に示すようにある領域からコントラストに急激な変化が起きる。中央処理装置(CPU)8は相互利用可能なデータ領域を、例えば、コントラスト変化が80%以内となる領域(グラフ815の点53よりも高域)とする。また、最低限計測が必要な領域を、コントラスト変化が急になる変曲点54より低域とする。図10及び図11で示すと、図10のk空間802〜805及び図11のk空間811、811a〜811cの内側の円51の内側が所望とする画像を得るために最低限計測が必要な領域であり、外側の円52より外側の領域が相互利用可能な領域である。
また、画像種によって観察で重要な領域は異なるため、画像種に応じて相互利用可能な領域を決定するようにしてもよい。図13は、頭部MRA(磁気共鳴血管造影)における相互利用可能な領域を決定する方法について説明する図である。図13において、画像901は頭部MRAの画像であり、グラフ902は画像901における血管と能実質等の構造の信号値を示している。また符号903はグラフ902に対するk空間を示している。k空間903に示すように、頭部MRAでは、血管と能実質が混在しにくい領域が重要であるため、この領域は相互利用せず、それより外側の領域を相互利用可能な領域とする。この場合、0詰め領域を高域から低域に向かって徐々に増やしていくことで、ある領域から血管の信号値が下がり始める。その点が相互利用可能な限界値となる。
図10の説明に戻る。図10において、符号803は2番目以降の画像のk空間のデータである。中央処理装置(CPU)8は、データ803の計測では、上述の最低限必要な領域(円51の内側領域)を計測し、かつ相互利用可能な領域(円52の外側領域)については最初の計測(データ802)で計測していない領域を計測するように間引き計測パターンを決定する。図10において、データ803の淡色で示す領域がデータを計測する領域である。データ804とデータ805は、データ802とデータ803のそれぞれの相互利用可能な領域を合成した結果である。合成後のデータ804、805をそれぞれ繰り返し再構成する。異なる間引き計測パターンで計測されたデータの相互利用可能な領域をそれぞれ相互利用しているため、間引き率を大きくしても所望とする画像が得られるようになる。よってより少ない撮像時間で所望の画質を実現できる。
上述の「初期画像参照型」の手法で、データの間引き方(間引き計測パターン)や相互利用可能な領域を設定する場合の撮像処理の流れを、図14を参照して説明する。
操作者により「繰り返し再構成」モードが設定され(ステップS401)、「初期画像参照型」が選択され(ステップS402)、1計測目の間引き計測パターンが設定されると(ステップS403)、中央処理装置(CPU)8は1計測目の計測を実施する(ステップS404)。計測後、中央処理装置(CPU)8はその計測データに基づき繰り返し再構成処理を実施し(ステップS405)、初期画像(基準画像)を取得する(ステップS406)。
次に中央処理装置(CPU)8は、ステップS404で得た1計測目の計測データ(k空間)を高域より0詰めして削っていき(ステップS407)、繰り返し再構成処理を実施して(ステップS408)、画像を取得する(ステップS409)。中央処理装置(CPU)8は、ステップS406で得た基準画像(初期画像)とステップS409で得た画像とを比較し(ステップS410)、分解能やコントラスト変化等に基づいて画像を判定する(ステップS411)。このように中央処理装置(CPU)8はk空間の0詰め領域を変化させながらステップS408〜ステップS411の処理を繰り返し、相互利用可能なデータ領域を決定する(ステップS412)。
続いてステップS413〜ステップS415の処理では、中央処理装置(CPU)8は2計測目以降の間引き計測パターンを設定して計測を実施する(ステップS413〜ステップS415)。中央処理装置(CPU)8は、1〜N番目の画像の相互利用可能なデータ領域を合成して(ステップS416、ステップS417)、繰り返し再構成処理を実施する(ステップS418、ステップS419)。繰り返し再構成処理では、上述の図7に示す処理と同様に、前段までの再構成情報(処理過程パラメータや終了判定処理結果等)を利用して再構成処理時間の短縮を図ることが望ましい。
この「初期画像参照型」の手法でデータの間引き方を決定する場合は、初期画像については十分な復元性を持つ十分な計測データによって再構成されているため、間引き方による精度が事前に分からなくても、ある程度の精度が保障されるというメリットがある。その反面、1計測目の撮像時間が長いことや、1計測目の解析後でないと2計測目以降が開始できないという問題がある。そのため、例えばDynamic計測等では適用が難しい。そこで、データの間引き方を求める別の手法として「自己・相互参照型」を用いてもよい。
以下、図15〜図18を参照して「自己・相互参照型」のデータの間引き方及びデータを相互利用可能な領域を求める手法について説明する。図15において、符号807は1計測目のk空間、符号808は後続する計測のk空間である。中央処理装置(CPU)8は、1計測目のデータ807と後続する計測のデータ808の間引き方(間引き計測パターン)を事前に決定し計測を実施する。間引き方の異なる2つの計測データ807、808を取得すると、中央処理装置(CPU)8はまず始めに、計測データ807、808を合成する前のそれぞれの計測データ807、808から画像を再構成し、それらの差分情報(コントラスト比等)を取得する。なお、このときの画像再構成処理は、繰り返し再構成処理でもよいし普通の再構成処理でもよい。
次に、1計測目のデータ807と後続する計測のデータ808とを合成した2つのデータ809、810から合成した領域を低域から数%ずつ削っていき、繰り返し再構成処理を実施し、それらの画像の差分情報を取得する。中央処理装置(CPU)8は合成前後の差分情報を比較し、所定の基準に収まった領域を相互利用可能なデータ領域とする。
3つ以上の計測データがある場合は、はじめに全ての隣り合う画像同士の差分情報を取得する。次に、全データ、または時間方向であればある範囲(計測時刻が所定時間以内)のデータを合成し、合成後の各データを低域から削っていき、繰り返し再構成処理を実施し、それらの画像の差分情報を取得する。最後に合成前後の差分情報を比較し、所定の基準に収まった領域を相互利用可能なデータ領域とする。図15に示す合成後のデータ809とデータ810は、上述の処理によって差分情報が所定の基準に収まったものを示している。「自己・相互参照型」の手法で相互利用可能な領域を求める場合、Dynamic計測等に適用できるが、最初の間引き率設定による精度の問題と、再構成処理時間がかかるといった問題がある。
図16は、「自己・相互参照型」の具体例を示す図である。図16において、符号813は異なる間引き計測パターンで計測した複数のデータを合成した後のk空間であり、813a〜813cは、データ813を低域から徐々に数%ずつ削った状態を示している。また符号814は、k空間のデータ813を再構成した画像であり左側は合成前の画像の差分画像であり、右側は合成後の差分画像である。符号814a〜814cも同様に、それぞれk空間のデータ813a〜813cを再構成した画像であり左側は合成前の差分画像であり、右側は合成後の差分画像である。
図16に示すように、合成後は、低域が削られない場合は差分が小さく、合成前の差分画像との差が大きい。低域を削っていくことで、合成後の差分情報は合成前に近づきはじめ、ある領域まで急激な変化がみられる。図17のグラフ816は、差分情報の合成前後比の変化の様子である。このグラフ816から、データが最低限必要な領域は、急激な変化が収まった点55とする。また相互利用可能領域は合成前後の差が、例えば20%未満になる領域(点56より高域)のように、所定の基準に基づいて決定する。
図15のk空間807〜810及び図16のk空間813、813a〜813cの内側の円58の内側を、所望とする画像を得るために最低限必要な領域とし、外側の円57より外側の領域を相互利用可能な領域とする。
「自己・相互参照型」の手法で、データの間引き方や相互利用可能な領域を設定する場合の処理について、図18を参照して説明する。
操作者により「繰り返し再構成モード」が設定され(ステップS501)、「自己・相互参照型」が選択されると(ステップS502)、中央処理装置(CPU)8は1〜N番目までの各計測についてそれぞれ異なる間引き計測パターンを設定し(ステップS503、ステップS504)、設定された間引き計測パターンで1〜N番目の計測を実施する(ステップS505)。中央処理装置(CPU)8は、各計測のデータを合成しない状態で画像を繰り返し再構成し、1〜N番目の計測についての画像を取得する(ステップS506〜ステップS507)。
次に、中央処理装置(CPU)8は、全計測(1〜N番目の計測)で取得した各画像を合成し(ステップS508)、合成領域を低域から数%ずつ削っていき(ステップS509)、繰り返し再構成を実施する(ステップS510)。中央処理装置(CPU)8は合成前後の画像群を比較(差分)し(ステップS511)、差分情報(コントラスト比等)を判定する(ステップS512)。ステップS512の判定の結果、差分値が所定の基準に収まらない場合は(ステップS512;No)、合成領域の低域の削り率を増やし、ステップS509〜ステップS512の処理を繰り返す。差分値が所定の基準に収まると(ステップS512;Yes)、処理を終了する。
なお、図18の処理フローでは、画像判定のために繰り返し再構成処理を実施しているが、画像種によっては、画像判定時においては繰り返し再構成処理は実施せず普通の再構成処理とし、相互利用可能データ領域を決定した後に最終的な画像を取得する場合にのみ繰り返し再構成処理を実施してもよい。
図19は本発明のMRI装置1に好適なGUI(Graphical User
Interface)である操作画面70の一例を示す。操作画面70は表示装置20に表示される。図19に示す操作画面70は、患者情報表示領域701、撮像パラメータ設定入力領域702、703、撮像時間表示領域704、撮像コントロール領域705等が設けられる。
撮像パラメータ設定入力領域702は、操作者がマウス21等を用いて画像上に表示されたパラメータ入力補助図形702a、702bを操作することにより、スライス断面の位置の移動や回転等の撮像パラメータの変更操作を行う領域である。また、撮像パラメータ設定入力領域703は、各種の撮像パラメータ703aを数値入力したり、繰り返し再構成処理(Iterative Reconstruction)のON/OFF設定、再構成処理モード(Iterative
Reconstruction Mode;Type A「初期画像参照型」、Type B「自己・相互参照型」等)の選択、間引きの割合(Reduce factor)の設定を受け付ける。操作画面70では、パラメータ入力補助図形702a、702bとパラメータの数値入力等とを組み合わせて各種パラメータの設定・変更を可能とする。
MRI装置1にて撮像条件の設定を行う際、中央処理装置(CPU)8は、操作画面70の撮像パラメータ設定入力領域703の繰り返し再構成処理制御パラメータ(図19の「Iterative Reconstruction」欄703bのON/OFF)で、繰り返し再構成処理を実施するかどうかの選択を受け付ける。複数画像を取得するアプリケーションで、かつ「Iterative Reconstruction」欄703bで「ON」にセットされた場合は、更に「Iterative Reconstruction Mode」欄703cを表示し、「初期画像参照型」(図19の「Type A」)と「自己・相互参照型」が(図19の「Type B」)のいずれかを選択可能とする。間引きの割合は、図19の「Reduce factor」欄703dにて倍速数を設定できる。
撮像時間を短縮したい場合、操作者はまず「Iterative Reconstruction」欄703bを「ON」に設定する。次に、複数画像を取得するアプリケーションの場合は、撮像時間と撮像目的にあわせて「Iterative Reconstruction Mode」欄703cで「Type A」または「Type B」を選択する。「Type A(初期画像参照型)」では、精度よく相互利用可能領域を設定できるが、「Type B(自己・相互参照型)」と比較して撮像時間が長い。「Type B」では、「Type A」よりも撮像時間は短いが、初期にデータを過度に間引きすぎると、画質の劣化につながる。間引きの割合については撮像時間表示領域704(図19の「Scan Time」欄)で撮像時間を確認しながら、「Reduce factor」欄703dの数値を設定する。その後、撮像コントロール領域705の「Start」ボタンが押下されると、中央処理装置(CPU)8は設定されたパラメータに従って撮像を開始する。
以上説明したように、本発明のMRI装置1は、複数の画像を用いて解析を行う手法において、撮像部100により複数の画像の計測をそれぞれ異なる間引き計測パターンで実施し、複数の計測データを取得する。画像処理部80は、繰り返し再構成処理により複数の計測データから各画像を再構成する。このとき、複数の計測データの相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して、繰り返し再構成処理を実施する。画像処理部80は、再構成された複数の画像を用いて、画像の解析処理を実施する。このように、異なる間引き方で撮像された複数の計測データを相互に利用することにより、高い間引き率を実現でき、画質を維持しながら撮像時間効率を向上させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・・・・・MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
2・・・・・・・・・静磁場発生系
3・・・・・・・・・傾斜磁場発生系
4・・・・・・・・・シーケンサ
5・・・・・・・・・送信系
6・・・・・・・・・受信系
7・・・・・・・・・信号処理系
8・・・・・・・・・中央処理装置(CPU)
9・・・・・・・・・傾斜磁場コイル
10・・・・・・・・傾斜磁場電源
11・・・・・・・・高周波発振器
12・・・・・・・・変調器
13・・・・・・・・高周波増幅器
14a・・・・・・・送信コイル(送信側高周波コイル)
14b・・・・・・・受信コイル(受信側高周波コイル)
15・・・・・・・・信号増幅器
16・・・・・・・・直交位相検波器
17・・・・・・・・A/D変換器
18・・・・・・・・記憶装置
19・・・・・・・・外部記憶装置
20・・・・・・・・表示装置
21・・・・・・・・ポインティングデバイス(トラックボール、マウス)
22・・・・・・・・キーボード
23・・・・・・・・操作部
30・・・・・・・・被検体
80・・・・・・・・画像処理部
81・・・・・・・・間引き計測パターン設定部
82・・・・・・・・計測データ取得部
83・・・・・・・・相互利用可能データ設定部
84・・・・・・・・再構成処理部
85・・・・・・・・画像出力部
86・・・・・・・・画像解析処理部
100・・・・・・・撮像部
201〜204、213〜216・・・計測データ(k空間)
205〜208、217〜220・・・相互利用可能データを合成した計測データ
209〜212、221〜224・・・計測データ205〜208、217〜220を再構成した画像
301〜303・・・再構成情報
401〜404・・・合成後計測データ
405〜408・・・合成後計測データ401〜404を再構成した画像
601・・・・・・・処理過程パラメータの変化を示すグラフ
602・・・・・・・終了判定処理結果の変化を示すグラフ
70・・・・・・・・操作画面
802・・・・・・・1番目の計測の計測データ
803・・・・・・・2番目以降の計測データ
804、805・・・相互利用可能なデータ領域を合成した計測データ
51、58・・・・・必要最小限のデータ領域
52、57・・・・・相互利用可能なデータ領域の限界値
807・・・・・・・1番目の計測の計測データ
808・・・・・・・2番目以降の計測データ
809、810・・・相互利用可能なデータ領域を合成した計測データ
811・・・・・・・計測データ
811a〜811c・・・計測データ811の所定帯域を0詰めした計測データ
812、812a〜812c・・・計測データ811、811a〜811bの再構成画像
813・・・・・・・合成後計測データ
813a〜813c・・・低域から所定帯域を削った計測データ
814、814a〜814c・・・合成前差分画像(左側)と合成後差分画像(右側)
815・・・・・・・k空間の削り率とコントラスト変化との関係を示すグラフ
816・・・・・・・差分情報の合成前後での比の変化を示すグラフ
817、817a〜817c・・・信号値の変化を示すグラフ
901・・・・・・・画像(頭部MRA)
902・・・・・・・画像901の血管及び能実質の信号値を示すグラフ
903・・・・・・・グラフ902に対応するk空間のグラフ

Claims (15)

  1. 被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生部と、前記静磁場へ重畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生部と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発生する高周波コイルと、前記被検体から発生するNMR信号を計測データとして検出する検出部とを備えた撮像部と、
    前記撮像部により複数回の計測をそれぞれ異なる間引き計測パターンで実施し複数の計測データを取得する計測データ取得部と、
    前記計測データ取得部により取得した複数の計測データについて繰り返し再構成処理を実施し各画像を再構成する再構成処理部と、
    前記再構成処理部により再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行する画像解析処理部と、
    を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記複数回の計測について間引き計測パターンを設定する間引き計測パターン設定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記間引き計測パターン設定部は、本計測に先立ち行われる前計測により得た計測データに基づいて各計測の適切な間引き計測パターンを決定することを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記間引き計測パターン設定部は、前記再構成処理部により再構成された1つの画像を解析することにより他の計測の間引き計測パターンを決定することを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記計測データ取得部により取得した複数の計測データの相互利用可能なデータ領域を設定する相互利用可能データ設定部を備え、
    前記再構成処理部は、前記複数の計測データの前記相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して各画像を再構成することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記再構成処理部は、先に実施した繰り返し再構成処理により得た情報に基づき、後に実施する繰り返し再構成処理の条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記間引き計測パターンは空間方向だけでなく時間方向の間引きを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生部と、前記静磁場へ重畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生部と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発生する高周波コイルと、前記被検体から発生するNMR信号を計測データとして検出する検出部とを備えた撮像部と、
    前記撮像部により所定の間引き方で複数回の計測を行い複数の計測データを取得する計測データ取得部と、
    前記計測データ取得部により取得した複数の計測データの相互利用可能なデータ領域を設定する相互利用可能データ設定部と、
    前記複数の計測データの前記相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して、繰り返し再構成処理により各画像を再構成する再構成処理部と、
    前記再構成処理部により再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行する画像解析処理部と、
    を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記複数の計測データはそれぞれ異なる間引き計測パターンで計測されることを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記相互利用可能データ設定部は、十分な復元性が得られる十分な計測データを用いて再構成された初期画像と、前記初期画像から所定帯域のデータを削った画像とを比較することで相互利用可能なデータ領域を求めることを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記相互利用可能データ設定部は、各計測の合成前の差分画像と合成後の差分画像とを比較し、合成前後の差分が許容範囲内となる帯域を探索することで相互利用可能なデータ領域を求めることを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記相互利用可能データ設定部は、操作者が画像を参照しながら相互利用可能なデータ領域を指定するための操作画面を表示し、指定された領域を相互利用可能なデータ領域とすることを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記再構成処理部は、先に実施した再構成処理により得た情報に基づき、後続する再構成処理の条件を最適化することを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 磁気共鳴イメージング装置の撮像部により複数回の計測をそれぞれ異なる間引き計測パターンで実施し、複数の計測データを取得するステップと、
    前記複数の計測データについて繰り返し再構成処理により各画像を再構成するステップと、
    再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行するステップと、
    を含むことを特徴とする画像解析方法。
  15. 磁気共鳴イメージング装置の撮像部により所定の間引き方で複数回の計測を実施し、複数の計測データを取得するステップと、
    取得した複数の計測データの相互利用可能なデータ領域を設定するステップと、
    前記複数の計測データの前記相互利用可能なデータ領域については相互にデータを利用して、繰り返し再構成処理により各画像を再構成するステップと、
    再構成された複数の画像を用いて解析処理を実行するステップと、
    を含むことを特徴とする画像解析方法。
JP2016205644A 2016-10-20 2016-10-20 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法 Active JP6783619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016205644A JP6783619B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016205644A JP6783619B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018064783A true JP2018064783A (ja) 2018-04-26
JP6783619B2 JP6783619B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=62086511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016205644A Active JP6783619B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6783619B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022527153A (ja) * 2019-03-27 2022-05-31 ウィリアム イー バトラー, 血管造影データにおける心臓周波数現象の再構成

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04246327A (ja) * 1991-01-31 1992-09-02 Shimadzu Corp ダイナミックmrイメージング法
JP2010523166A (ja) * 2007-01-02 2010-07-15 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン 位相差合成画像を用いた高度に制約された逆投影再構成法を利用した造影mra
JP2015205037A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社日立メディコ 画像撮像装置、及び方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04246327A (ja) * 1991-01-31 1992-09-02 Shimadzu Corp ダイナミックmrイメージング法
JP2010523166A (ja) * 2007-01-02 2010-07-15 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン 位相差合成画像を用いた高度に制約された逆投影再構成法を利用した造影mra
JP2015205037A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社日立メディコ 画像撮像装置、及び方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
LETELIER, KARIS: ""Accelerating dual cardiac phase images using undersampled radial phase encoding trajectories"", MAGNETIC RESONANCE IMAGING, vol. Vol.34, Issue.7, JPN6020025092, September 2016 (2016-09-01), pages 1017 - 1025, ISSN: 0004304520 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022527153A (ja) * 2019-03-27 2022-05-31 ウィリアム イー バトラー, 血管造影データにおける心臓周波数現象の再構成

Also Published As

Publication number Publication date
JP6783619B2 (ja) 2020-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6232043B2 (ja) K空間領域の中央および周辺のサンプリング最中での呼吸運動の検出を用いた磁気共鳴画像の再構成
US8878533B2 (en) Magnetic resonance method and system to generate an image data set
JP6289664B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置、定量的磁化率マッピング方法、計算機、磁化率分布計算方法、及び、磁化率分布計算プログラム
JP6300782B2 (ja) 画像処理装置、磁気共鳴イメージング装置および画像処理方法
JP5942268B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法
JP5815722B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法
RU2702859C2 (ru) Параллельная мультисрезовая мр-визуализация с подавлением артефактов боковой полосы частот
JP6417406B2 (ja) 強調磁化率コントラストによるmrイメージング
JP2008529643A (ja) 短いエコー時間での磁気共鳴イメージング
JP2017113058A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6117097B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置、及び再構成画像取得方法
US7917191B2 (en) Method for generation of an image in contrast agent-supported MR angiography and magnetic resonance apparatus
JP6483269B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および撮像シーケンス生成方法
US9218659B2 (en) Method and apparatus for obtaining a magnetic resonance spectrum of a voxel in a magnetic resonance image
JP2008055023A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2019524303A (ja) ディクソン型の水/脂肪分離を用いるmr撮像
JP6783619B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法
JP6757200B2 (ja) 画像診断装置、及び、磁気共鳴イメージング装置
JP5336731B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2010057532A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6203610B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2015002834A (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング方法
JP4738056B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6715165B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び画像処理方法
WO2016125572A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20171030

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6783619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250