JP2018064681A - 箸供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り返し利用可能な業務用の箸を多量に収納保管できると共に、利用客によって衛生的に一膳毎の箸をワンタッチ操作で容易に取り出しできるようにする。
【解決手段】筐体1に、多数の箸Hを収納する箸収納部2から落下供給する箸Hを整列すべく前方への下り勾配に形成し、上方から順次に整列して供給する箸Hを止めている堰部3を上面に設けた箸整列供給部4を設ける。筐体1内で上方に弾発付勢して且つ上下動可能となるよう筐体1の前面に設けた箸取出レバー5と、箸取出レバー5の押下げによって箸整列供給部4の下方で揺動し、箸整列供給部4の上面で止めている一膳分の箸Hを箸整列供給部4の上方に持ち上げ、堰部3を乗り越えて箸整列供給部4の下部に落下可能とした箸供給アーム6と、箸整列供給部4の下部に連繋して筐体1の前面下部に設けた供給部7とを具備する。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばレストランや飲食店等で使用される繰り返し利用可能な箸を多数で収納保管すると共に、利用客によって衛生的に一膳毎で箸を取り出すことのできる箸供給装置に関する。
一般に飲食店で使われている箸箱は、多数の箸を纏めて差し込めるようにした縦型の筒構造としてあるか、または多数の箸を横に並べて収納蓋の付いた横型の箸置構造と収納してあるか等による箸収納構造のものが主流である。このような箸収納構造であると、箸を取る際、必要以上に他の箸を触ってしまいことがあり、次に利用する者にとっては不衛生と感じさせることがあり、また、前者の場合はそのまま露出されていることで例えば飲食店内での塵埃、くしゃみによる飛沫、タバコの煙等で汚染される虞がある。
そこで、従来においては、例えば、特許文献1に開示されているように、底板最下部に開口を有する箱体で多数の箸を収納するストッカーと、ストッカーから1本だけの箸を嵌め込む受溝を周面に設けたローラーとから構成され、ストッカーの開口から受溝を覗かせた基準姿勢で、逆方向に付勢させたローラーをストッカーに軸着して、ローラーを取出姿勢まで正方向に回動させることにより、受溝に嵌まり込んだ箸を1本ずつ落下させて取り出せるようにした箸供給装置が提案されている。
また、特許文献2に開示されているように、蓋を開き箸収納槽に箸を入れ、箸収納槽の下側開口部から回転コマに設けた箸溝に一膳の箸を落下させ、そこで回転コマに設けたツマミを回し、底板に設けた箸受けに箸溝の一膳の箸を転がし置くものとした箸供給箱が提案されている。
特開2010−264167号公報 特開2016−36700号公報
しかしながら、上記した特許文献1および特許文献2による場合では、いずれもいわばドラム式なので、箸を1本あるいは一膳毎に供給できることがあっても、連続して使用している内に、その溝の開口部が回りの箸と噛み合い、動かなくなる虞がある。また、噛み合いを防止するための部材を設けるとしても、複雑になるばかりでなく故障の原因ともなるのであり、箸の安定した連続供給は殆ど困難である。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は、例えばレストランや飲食店等で使用される繰り返し利用可能な業務用の箸を衛生的に多数で収納保管できるようにすると共に、利用客のワンタッチ操作により、収納した多数の箸から一膳毎に区切って利用客に供給することができ、しかも連続的に操作しても多数収納してある箸から一膳毎に確実に安定して取り出しできるようにした箸供給装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、後述する発明を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、多数の箸Hを収納しておいた筐体1内から一膳毎の箸Hを取出し供給するようにしてなる箸供給装置において、筐体1には、多数の箸Hを収納する箸収納部2と、この箸収納部2から落下供給される箸Hを整列させるよう前方への下り勾配に形成されていて、上方から順次に整列されて供給される箸Hを止めている堰部3が上面に設けられている箸整列供給部4と、上方に弾発付勢されて上下動可能となるよう筐体1の前面に設けた箸取出レバー5と、この箸取出レバー5の押下げによって前記箸整列供給部4の下方で揺動され、箸整列供給部4上で止められている一膳分の箸Hを箸整列供給部4の上方に持ち上げ、堰部3を乗り越えさせて箸整列供給部4の下部に落下させる箸供給アーム6と、箸整列供給部4の下部に連繋されて筐体1の前面下部に設けられた供給部7とを設けたことを特徴とする。
箸収納部2には、収納した箸Hを受け止めて下方の箸整列供給部4側に導出させるよう後方への下り勾配に形成された後傾ガイド板8を備えるものとすることができる。
箸整列供給部4は、前方への下り勾配で配装された箸整列供給板4dと、この箸整列供給板4dの上方をカバーして箸整列供給板4dとの間隔を一本の箸Hの太さに対応させて順次整列させる箸整列板9とが設けられてなるものとすることができる。
また、箸整列供給部4は、箸整列供給板4dの略中間に突上用開口部10を有し、前記堰部3は突上用開口部10の位置にて箸Hを係止可能とするよう突上用開口部10の側方位置の箸整列供給板4dの上面に立設され、前記箸供給アーム6は一端に押下操作アーム片6a、他端に押上操作アーム片6bを有して箸整列供給板4dの前部下方に揺動自在に配置されていて、前記箸取出レバー5の押下操作によって押下操作アーム片6aが下方に押されて押上操作アーム片6bの先端に形成された突上操作部6cが突上用開口部10を経て箸整列供給板4dの上面にある一膳分の箸Hを箸整列供給板4dの上方に持ち上げ、堰部3を乗り越えさせるものとすることができる。
箸取出レバー5は、この箸取出レバー5の押下げに伴い箸収納部2、例えばその後傾ガイド板8を揺動させる揺動操作アーム5bを設けてなるものとすることができる。
供給部7は前記箸取出レバー5の上下動に伴って開閉可能とし、筐体1の下部には供給部7に連繋した箸取出用ストッパ11が設けられてなるものとすることができる。
箸取出用ストッパ11は、その前端から筐体1の内方に向けて切欠いた手指挿入部12が設けられ、この手指挿入部12を通して一膳の箸Hを手指で摘み上げ可能としてあるものとすることができる。
箸収納部2の上部開口には、箸整列投入用ホッパ20が脱着可能に取り付けられ、この箸整列投入用ホッパ20の底壁部には箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔21が開口形成されてなるものとすることができる。
箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の上部開口には、トレー状の蓋19が脱着可能に取り付けられ、その上には、小皿・楊枝入れ・調味料容器・ナプキン等の飲食店用消耗品Qを載置可能としてなるものとすることができる。
箸収納部2の上部開口には、箸補充カセット30が脱着可能に取り付けられ、この箸補充カセット30は、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とするボックス状に形成されていて、上壁部には、箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔31を開口形成し、底壁部には、この底壁部を開閉するスライド自在な開閉板32を設けてなるものとすることができる。
箸補充カセット30は、その上壁部にトレー状の蓋19を脱着可能に取り付けられてなるものとすることができる。
筐体1における箸収納部2の上部開口には、箸整列投入用カセット40が脱着可能に取り付けられ、この箸整列投入用カセット40は、蓋41によって施蓋可能で、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とするボックス状に形成されていて、底壁部には、箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔42と、引き出し方向にスライドさせることによって箸整列用投入孔42を開閉可能とした開閉板43とを設けてなるものとすることができる。
箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の上部開口には、スライド開閉式の箸供給保管用カセット50を脱着可能にして取り付けられ、この箸供給保管用カセット50は、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とする開口ボックス状に形成されていて、開口には、この開口を開閉するスライド自在な開閉板51を設けてなるものとすることができる。
箸整列投入用ホッパ20、箸補充カセット30、箸整列投入用カセット40あるいは箸供給保管用カセット50の底壁部、開口縁には、これら20,30,40,50が装着される筐体1、箸整列投入用ホッパ20、箸補充カセット30あるいは箸整列投入用カセット40の上部開口縁との相互間で、定位置であるときに嵌まり合う位置決め規制手段36を設けてなるものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係る箸供給装置にあって、筐体1の箸整列供給部4は、箸収納部2における後傾ガイド板8から供給されて堰部3によって止められている多数の箸Hを一列に整列させる。
筐体1の内部の箸供給アーム6は、箸取出レバー5の押下操作によって、押上操作アーム片6bの突上操作部6cを箸整列供給部4の突上用開口部10を経て上方に突出させ、堰部3によって係止されている一膳の箸Hを突き上げて堰部3を乗り越えさせ、箸整列供給部4の下部に落下させる。
このとき、筐体1の下部の供給部7は箸取出レバー5の上下動に伴って開閉し、箸取出レバー5の押下位置にて供給部7はいったん塞がれて一膳の箸Hは筐体1の内側に係止させられる。一方、箸取出レバー5の押下操作を解放させると、弾発付勢に任せて箸取出レバー5が上昇復帰され、この上昇復帰によって供給部7が開放させられ、供給部7を経て箸取出用ストッパ11の位置まで一膳の箸Hを排出させ、当該箸取出用ストッパ11から一膳の箸Hを取り出し可能にさせる。
また、箸取出レバ―5の押下げは、揺動操作アーム5bによって箸収納部2を揺動させ、箸収納部2に収納保持されている多数の箸Hを揺らして箸整列供給部4への箸Hの導出を円滑にさせる。
箸整列供給部4における箸整列供給板4dとの間隔を一本の箸Hの太さに対応させた箸整列板9は、箸収納部2から箸Hが箸整列供給部4側に導出された際に、箸Hを箸整列供給板4dの上面で一列となってスライドさせるように案内させ、箸Hが堰部3を乗り越えてしまうのを防止させる。
箸取出用ストッパ11の手指挿入部12は、手指による一膳の箸Hの摘み取りを容易にさせる。
箸収納部2の上部開口に取り付けられた箸整列投入用ホッパ20は、その底壁部に箸Hの外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔21が開口形成されていることから、筐体1の内部の箸整列供給部4に落下して送り込まれる箸Hの持ち手部と箸先とが触れないよう箸Hの向きを一方向に統一させる。
箸整列投入用ホッパ20の上部開口を閉蓋させるトレー状の蓋19は、その上に小皿・楊枝入れ・調味料容器・ナプキン等の飲食店用消耗品Qを載置可能させる。
ボックス状の箸補充カセット30は、その上壁部における箸整列用投入孔31を経て投入させることで箸Hの箸先等の向きを揃えた状態で収納保管させ、底壁部によって筐体1の箸収納部2に装着した後の開閉板32の引き出しスライドによって、箸補充カセット30を開放させて箸収納部2の内部に迅速に箸Hを供給落下させる。
また、箸補充カセット30は、投入させた多数の箸Hを保管収納した状態で、例えは゛を多段的に積み重ね状にして用意させておき、蓋19によって上壁部を閉塞することで外部と遮断した状態で衛生的に収納保管させ、例えば事前に別の場所にて保管用意することで顧客への箸Hの供給提供に備えて待機可能にさせる。
箸整列投入用カセット40は、底壁部が開閉板43によって閉塞された状態で箸Hを多数にして投入収納し、蓋41で施蓋することで箸Hを衛生的に保管させる。そして、筐体1の箸収納部2の上部開口に装着し、開閉板43を引出すことで底壁部が開放されて箸整列用投入孔42から箸Hを筐体1の箸収納部2の内部に落下供給させる。
箸供給保管用カセット50は、箸Hの投入収納後で開口が開閉板51によって閉鎖されている状態で、多数の箸Hを積層状に保管収納させる。そして、例えば箸整列投入用ホッパ20、箸収納部2の上部開口に装着され、開閉板51の引出しスライドによって開放させることで、収納されている箸Hの全てを略同時に箸整列投入用ホッパ20、箸収納部2の内部に落下供給させる。なお、この箸供給保管用カセット50は、箸Hの供給後には箸整列投入用ホッパ20あるいは筐体1の上部開口から取り外されたり、そのまま据え置かれたりされる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えばレストランや飲食店等でテーブル・カウンター等の顧客席に載置されることで、顧客等によって使用される繰り返し利用可能ないわゆる業務用の箸Hを外気その他の外部とは遮断した状態で衛生的に多数で収納保持しておくことかできる。そして、例えば利用客自身の箸取出レバー5に対するワンタッチ操作により、収納してある多数の箸Hの中から一膳毎に区切って利用客に供給することができ、しかも連続的に操作しても多数収納してある箸Hから一膳毎に確実に安定して取り出すことができる。
すなわちこれは本発明が、筐体1は、多数の箸Hを収納する箸収納部2から落下供給される箸Hを整列させ、上方から順次に整列されて供給される箸Hを止めている堰部3が設けられている箸整列供給部4と、上方に弾発付勢されて上下動可能となるよう筐体1の前面に設けた箸取出レバー5の押下げによって、箸整列供給部4で止められている一膳分の箸Hを箸整列供給部4の上方に持ち上げ、堰部3を乗り越えさせて箸整列供給部4の下部に落下させる箸供給アーム6と、筐体1の前面下部に設けられた供給部7とを備えたからである。これによって、箸取出レバー5の押下・解放操作でもって、収納された多数の箸Hの中から一膳毎に区切られた箸Hが筐体1の内部から供給部7まで落下されるものとなり、一膳分毎の箸Hを衛生的に利用客に供給することができる。
箸収納部2には、収納した箸Hを受け止めて下方の箸整列供給部4側に導出させるよう後方への下り勾配に形成された後傾ガイド板8を備えているから、筐体1の内部に投入された多数の箸Hを後傾ガイド板8上で一時的に保管収納でき、筐体1の後方側に箸Hを落下させるように案内させ、箸整列供給部4側に多数の箸Hを円滑に逐次導出させることができる。
箸整列供給部4は、前方への下り勾配で配装された箸整列供給板4dと、箸収納部2の下方で、箸収納部2の後端から下方に向けて折返されて箸整列供給板4dの上方をカバーして箸整列供給板4dとの間隔を一本の箸Hの太さに対応させて順次整列させる箸整列板9とが設けられてなるので、箸Hを箸整列供給板4dの上面に一列となって横滑りさせるようにスライド状に案内させることができる。これにより箸収納部2における後傾ガイド板8から箸整列供給部4側に導出されるときの箸H同士が積み重なることで箸Hが堰部3を乗り越えてしまうのを防止することができ、堰部3の位置を先頭部分として箸Hを整列させることができる。
また、箸整列供給部4は、箸整列供給板4dの略中間に突上用開口部10を有し、前記堰部3は突上用開口部10の位置にて箸Hを係止可能とするよう突上用開口部10の側方位置の箸整列供給板4dの上面に立設され、前記箸供給アーム6は一端に押下操作アーム片6a、他端に押上操作アーム片6bを有して箸整列供給板4dの前部下方に揺動自在に配置されていて、前記箸取出レバー5の押下操作によって押下操作アーム片6aが下方に押されて押上操作アーム片6bの先端に形成された突上操作部6cが突上用開口部10を経て箸整列供給板4dの上面にある一膳分の箸Hを箸整列供給板4dの上方に持ち上げ、堰部3を乗り越えさせるものとしてある。このため、箸供給アーム6の突上操作部6cが箸整列供給板4dに穿設された突上用開口部10を経て上方に突出させられるから、堰部3によって係止されている一膳の箸Hを、この一膳の箸Hの上方で整列待機している多数の箸Hから確実に分離させて突き上げ、箸取出レバー5の押下操作毎に一膳分の箸Hのみを押下操作を連続させても安定的に供給することができる。
上下動される箸取出レバー5には、箸収納部2を揺動させる揺動操作アーム5bを設けてなるから、この箸取出レバー5の押下げに伴い箸収納部2の後傾ガイド板8を揺動させ、例えば箸収納部2に収納保持されている箸Hが積み重ね状になっていても、これらを揺らして箸整列供給部4に箸Hを円滑に導出させることができる。
供給部7は前記箸取出レバー5の上下動に伴って開閉可能とし、筐体1の下部には供給部7に連繋した箸取出用ストッパ11が設けられてなるので、箸取出レバー5の押下位置にて供給部7は塞がれて一膳の箸Hを筐体1の内側にいったん係止させ、箸取出レバー5の押下操作の解放により弾発付勢に任せて箸取出レバー5が上昇復帰され、この上昇復帰によって供給部7を開放させて当該供給部7を経て箸取出用ストッパ11の位置まで一膳の箸Hを排出させる。そのため、箸取出レバー5の連続的な押下操作が繰り返されても箸取出用ストッパ11から一膳毎の箸Hを確実に利用客に供給することができる。
箸取出用ストッパ11は、その前端から筐体1の内方に向けて切欠いた手指挿入部12が設けられ、この手指挿入部12を通して一膳の箸Hを手指で摘み上げ可能としてあるので、箸取出用ストッパ11から利用者自身の手指で一膳の箸Hを汚さずに容易に衛生的に摘み取ることができる。
箸収納部2の上部開口には、箸整列投入用ホッパ20が脱着可能に取り付けられ、この箸整列投入用ホッパ20の底壁部には箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔21が開口形成されてなるので、箸Hの持ち手部と箸先とが直接に触れないよう向きを一方向に揃えて統一させた状態で、筐体1の箸整列供給部4の内部に落下供給させることができ、これによって、最終的には供給部7の箸取出用ストッパ11から一膳の箸Hを互いの向きを違わずに衛生的に摘み取ることができる。
箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の上部開口には、トレー状の蓋19が脱着可能に取り付けられ、その上には、小皿・楊枝入れ・調味料容器・ナプキン等の飲食店用消耗品Qを載置可能となしてある。これによって、蓋19による箸整列投入用ホッパ20の上部開口を常時閉じておくことで、外部とは遮断した状態で内部の箸Hの清潔さを保つことができる。また、このトレー状の蓋19は、その上に例えば小皿・楊枝入れ容器・調味料容器・ナプキン入れボックス等の飲食店用消耗品Qの他にメニューや食品広告物等を載置する等の設置スペースとして有効利用することができる。
箸収納部2の上部開口には、箸補充カセット30が脱着可能に取り付けられ、この箸補充カセット30は、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とするボックス状に形成されていて、上壁部には、箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔31を開口形成し、底壁部には、この底壁部を開閉するスライド自在な開閉板33を設けてなることで、この箸補充カセット30によって多数の箸Hの保管、筐体1内への補充供給の迅速化を図ることができる。
すなわち、この箸補充カセット30における上壁部の箸整列用投入孔31を経ることで多数の箸Hの箸先を揃えた向きを統一させて箸補充カセット30内に投入収納でき、また、底壁部によって例えば箸収納部2の上部開口に装着セットして開閉板33を引き出しスライドさせることで、箸収納部2の内部に向きが揃えられた多数の箸Hを迅速に供給することができる。また、底壁部が開閉板33によって閉鎖されている箸補充カセット30内に箸Hの投入収納後、例えば蓋19によって上壁部を閉塞することで収納した箸Hは外部と遮断され、例えば洗浄、消毒、殺菌後であればそれらを維持したままで衛生的に保持できる。
なお、箸収納部2の内部への箸補充カセット30による箸Hの供給後では、この箸補充カセット30をそのまま据え置きしても良く、また、その後に箸収納部2に箸Hがなくなった場合には、空になっている箸補充カセット30を箸Hが満杯状態に保管収納されている新しい箸補充カセット30と交換し、同様に操作、作業することで箸収納部2に多数の箸Hを迅速に供給投入することができる。
しかも、この箸補充カセット30は、多数の箸Hを保持したままで別の場所にて保管できるから、箸収納部2内で箸Hが費消されてなくなった場合でも、箸収納部2に装着し、引き出し操作することで迅速に供給補充でき、顧客に迷惑を掛けることも少なくなるから、例えば飲食店における繁忙時には特に便利なものである。このようにして、予め多数の箸Hを収納保管したカセットとして多数で例えば多段的に積み重ねて保管用意しておくこともでき、そのため保管時の箸Hの汚損が防止され、清潔な箸Hを常時衛生的に保管することができ、しかも、箸収納部2に箸Hがなくなったときに、迅速に供給投入することができる。
また、箸補充カセット30の底壁部、筐体1の上部開口縁相互間には位置決め規制手段36を設けてあるので、箸補充カセット30の向きを常時一定したものとして筐体1に装着でき、筐体1の箸収納部2への供給に際し、箸Hの向きが対応合致して揃えられていることが無理なく実現でき、一膳毎の箸Hの供給を安定して作動させるのにも役立つ。
あるいは、箸収納部2に箸整列投入用カセット40が脱着可能に取り付けられていることで、この箸整列投入用カセット40の内部に収納した多数の箸Hを開閉板43の開放と共に箸整列用投入孔42を経て、箸収納部2の内部に供給投入できるのであり、蓋41、開閉板43の閉塞によって多数の箸Hを外部と遮断状態を保持して衛生的に保管しておくことができる。また、蓋41の開閉で箸Hを投入収納できると共に、開放によって内部を清掃することも可能であり、清潔にした衛生状態を保つこともできる。
箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の上部開口に脱着可能にして取り付けられるスライド開閉式の箸供給保管用カセット50は、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とする開口ボックス状に形成されていて、開口には、この開口を開閉するスライド自在な開閉板51を設けてなるので、開閉板51の開閉によって、多数の箸Hの収納保管、箸収納部2への迅速な箸Hの投入供給を可能にすることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示し、箸整列投入用カセットが装着された場合の斜視図である。 同じく箸整列投入用カセットに箸を整列投入するときの斜視図である。 同じく箸整列投入用カセットの平面図である。 同じく箸整列投入用カセットにおける箸整列用投入孔に対する箸の挿通状態を示すもので、(a)は箸を整列させる正規の向きであるときの図3中X−X矢視部分の断面図、(b)は同じく箸が正規の向きであるときの図3中Y−Y矢視部分の断面図、(c)は箸が逆向きであるときの図3中Z−Z矢視部分の断面図である。 同じく筐体内を上方から視た横断平面図である。 同じく筐体内を前方から見た縦断正面図である。 同じく箸収納部に箸整列投入用カセットから箸が供給される状態の縦断側面図である。 同じく筐体から箸整列投入用カセットを取り外し、箸取出レバーの押下操作によって一膳の箸が突き上げられて供給部の内側に係止された状態の縦断側面図である。 同じく箸取出レバーの押下操作の解放に伴う押圧操作板の上昇復帰によって一膳の箸が供給部の供給部の箸取出用ストッパ上で取出可能にされた状態の縦断側面図である。 同じく箸補充カセットが筐体上に装着されるときの一部切欠分解斜視図である。 同じく箸補充カセットの使用例を説明するもので、その(a)は筐体の箸収納部に装着させるときの分解縦断側面図、(b)は装着後に開閉板を引き出して箸を箸収納部の内部に投入収納させるときの縦断側面図である。 同じく箸補充カセットに箸を事前に収納保管し、多段的に積み重ねて用意される場合の分解斜視図である。 同じく箸整列投入用カセットの一例を示す縦断側面図である。 同じく箸供給保管用カセットの一例を示し、その(a)は筐体の箸収納部あるいは箸整列投入用カセットに装着させるときの分解縦断側面図、(b)は装着後に開閉板を引き出して箸収納部あるいは箸整列投入用カセットの内部に箸を投入収納させるときの縦断側面図、(c)は箸供給保管用カセットに箸を収納保持させるときの分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、例えば飲食店等の顧客席であるテーブル、カウンター等に載置される本発明に係る箸供給装置を構成する直方体ボックス状の筐体である。この筐体1は、顧客が利用するいわゆる業務用の箸Hを横置き状態で積み重ねて収納保持できるようにした箸収納部2が筐体1の上部に区画構成されていて、図示のように筐体1自体は、箸Hの長さに対応した横幅を有し、また例えば1日で利用される多数量にして積載状態で収納可能にした奥行きと高さとを有し、前後の側壁、左右の側壁を備えることで上部が開口されて形成されている。
なお、箸H自体は、例えば外形状が太幅な持ち手部と先端の細幅な摘み部分である箸先とが形成された所定の太さと長さとを有して、横断面が例えば六角形状もしくは円形状その他を呈しており、繰り返し利用可能な例えば合成樹脂にて成形されたいわゆる業務用のタイプのものとしてあり、繰り返しの使用に耐えるように例えば洗浄、殺菌、消毒後で収納保管可能にしている。
そして、この筐体1には、図1に示すように、筐体1の前側壁に形成されたレバー操作用窓5aを経て筐体1手前に延出された箸取出レバー5を下方に押すことで、筐体1の前側壁下側に形成された供給部7から一膳毎の箸Hを取り出せるようにしている。
図1乃至図7において、筐体1における多数の箸Hを収納する箸収納部2の上部開口には、矩形箱型の箸整列投入用ホッパ20が、その底壁部下方に突設されたホッパ側嵌合突起20aを内嵌合させることで脱着可能となして取り付けられるようにしてある。さらに箸整列投入用ホッパ20の上部開口には、矩形トレー状の蓋19が、その底部下面に突設された蓋側嵌合突起19aを箸整列投入用ホッパ20の上部開口に内嵌合させることで脱着可能となるように取り付けられ、さらに蓋19の上には、例えば小皿・楊枝入れ・調味料容器・ナプキン入れ等の各種の飲食店用消耗品Qを載置可能としてある。
図2、図7に示すように、箸整列投入用ホッパ20の底壁部には、箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先とを備えた箸Hの外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔21が複数で互いに向きが同じものとなして開口形成されている(図示においては4個)。そして、蓋19を開けて箸整列投入用ホッパ20内に箸Hを投入することで、箸整列用投入孔21を経て箸Hは一定の向きに揃えられた状態で筐体1内の箸収納部2に供給され、箸収納部2の内部に収納保持されるようになっている。
すなわち、一般的には箸Hが太幅な持ち手部と細幅な箸先とによって箸Hの長さ方向に沿って太さが異なる形状に形成されていることから、図3に示すように、箸整列投入用ホッパ20における底壁部の箸整列用投入孔21は、この長さ方向で太さが異なる箸Hの外形状に対応して、平面で細幅な台形状に開口形成されている。そして、顧客・利用者等によって使用されるときに取り出されるときに箸先が揃えられているように、箸Hの向きを整列させて、いわば正規の向きの状態でのみ、多数の箸Hを箸整列用投入孔21に通すことで選別・整列して落下させるようにしている(図4(a)、図4(b)参照)。この正規の向きの整列方向とは逆向きの状態で箸整列投入用ホッパ20の内部に投入された箸Hは箸整列用投入孔21に通すことはできず落下しないようにしてある(図4(c)参照)。これによって多量の箸Hは互いに長手方向の向きである箸先が全て揃うよう統一された状態となって筐体1における箸収納部2に落下供給されるものとなる。なお、図示のように、本実施の形態においては、箸Hは筐体1の正面から見て右側が持ち手部となるように配置されるものとしてあるが、もとより、これを逆向きとすることも可能である。
また、箸収納部2には、収納した箸Hを受け止めて箸収納部2の下方に設けられている箸整列供給部4側に導出させるための後方への下り勾配に形成された後傾ガイド板8を有することで、上方が開口されている筐体1の上部で区画形成されており、例えば1日で使用される多数量の箸Hを収納保持できるようにしてある。後傾ガイド板8自体は、例えば図7に示すように、筐体1における前部側に設けてある揺動支軸8aに支承されていることで後述する箸取出レバー5によって揺動されるようにしてある。揺動されることで例えば積み重ね状に収納保持されている後傾ガイド板8上の多数の箸Hを揺らし、後部側である箸整列供給部4への導出部分から箸Hが滞りなく落下されるようにしている。
図5乃至図7に示すように、箸整列供給部4は、後方から前方に向けて下り勾配となっている箸整列供給板4dを備え、この箸整列供給板4dにおける略中間位置に箸Hの長さよりも短い横長矩形状の突上用開口部10を穿設し、突上用開口部10の側方位置の上面には細長突起状の堰部3を左右で一対にして立設してあり、箸整列供給板4dの上面上で整列供給される多数の箸Hを堰部3によって係止させるものとしてある。なお、左右の堰部3は正面から見た箸整列供給板4d上で右側が低い位置に、左側がやや高い位置に設定されていて、箸先が揃えられて2本で組み合わせられる並列された一膳分の箸Hが、その幅員の外形状に対応させた幅員となるようにして突上用開口部10上で半ば傾斜状となって待機されるようにしている。
また、箸整列供給板4dの上方には、箸収納部2における後傾ガイド板8の下方に位置させることで、箸整列供給板4dの上方をカバーする箸整列板9が、例えば筐体1における左右の側壁相互間で横架固定されることで設けられている。箸整列板9と箸整列供給板4dとのカバー間隔は一本の箸Hの太さにほぼ対応しており、箸Hを箸整列供給板4dの上面に一列となって横滑り状にスライドさせて案内させるようにしている。これにより箸収納部2から箸整列供給部4側に導出されたときの箸H同士が上下に積み重なることで箸Hが堰部3を乗り越えてしまうのを防止してもいる。
箸整列供給板4dの前部下面には、左右一対のサイドプレート4a,4bが垂下されており、このサイドプレート4a,4bの間に横架された支軸4cに、押下操作アーム片6aと押上操作アーム片6bとが側面から見て略逆向きへの字状に連結されてなる梃子アーム状の箸供給アーム6が揺動自在に軸支されている。また、押上操作アーム片6bの先端の上面左右対称位置には、一膳の箸Hの合計太さの幅員に対応した上部受面を有するプレート状の突上操作部6cが起立形成され、箸供給アーム6の支軸4cの廻りの揺動によって、突上操作部6cは前記突上用開口部10を経て箸整列供給板4d上に出没可能となるようにしてあって、一膳分の箸Hのみを突き上げるようにしている。なお、図中符号6eは、押上操作アーム片6bを下方復帰させる戻しバネである。
筐体1の前側壁内面の略中央には、図5乃至図7に示すように、当該前側壁内面に沿って上下方向でスライド可能とした押圧操作板14が配されており、この押圧操作板14の上端には例えばバネの如き弾発機能がある付勢部材15の一端が締結部材15aで、付勢部材15の他端が筐体1の前側壁の上部で固定されていることで、押圧操作板14が前側壁内面の上下方向に沿ってスライドされるようにしてある。これにより押圧操作板14は常に上方向に付勢部材15によって弾発的に付勢された状態となっている。この押圧操作板14が下方にスライドされたときには、前記箸整列供給板4dの後述する操作用スリット17を貫挿して前記箸供給アーム6における押下操作アーム片6aの先端に当接し、箸供給アーム6を揺動させるようにしていると共に、前記供給部7の開口部分を一時的に閉塞させるようにしている。
そして、同じく図5乃至図7に示すように、筐体1の前側壁内面には、その左右対称位置にアームプレート16a,16bが内方に向けて並設されており、このアームプレート16a,16bの間には、水平状に配される前記箸取出レバー5の後端側が支軸16cによって揺動可能に枢着されている。箸取出レバー5は、その先端側が、前記押圧操作板14に形成されている通孔13に挿通保持され、さらに筐体1の前側壁の略中央に穿設されたレバー操作用窓5aを貫挿して筐体1の手前に延出されている。こうすることで、この箸取出レバー5の押下げは、上方に弾発付勢されている押圧操作板14の弾発作用に抗して強制的に行われ、箸取出レバー5に対する押下作用の解放は押圧操作板14によって箸取出レバー5を上方位置に復帰させるものとしてある。
また、箸取出レバー5の後端側、すなわち支軸16c位置よりも後部には例えば略中央位置で揺動操作アーム5bが立脚状に固定されていて、この揺動操作アーム5bの後端縁は箸収納部2における前記後傾ガイド板8の下面に当接している。こうすることで、箸取出レバー5の先端部分が押し下げられると、後端側の揺動操作アーム5bが上方に揺動して箸収納部2における後傾ガイド板8も上方に持ち上げ揺動させ、箸整列供給部4への導出部分において箸Hを絡ませることなく、順次に導出供給させるものとしてある。
筐体1の前側壁下部には、箸整列供給板4dに沿って一膳の箸Hを筐体1の外側に排出するために、箸整列供給板4dに連繋すべく開口形成された前記した供給部7が設けられている。また、箸整列供給板4dの供給部7の内側に位置する箇所には、押圧操作板14の横幅に対応した幅の操作用スリット17が穿設されており、箸取出レバー5の押下操作によって押圧操作板14が付勢部材15の弾発付勢に抗して押下された際には、押圧操作板14の下端が操作用スリット17に貫挿されて前記箸供給アーム6の押下操作アーム片6aに当接し、これを押下げて箸供給アーム6を揺動させるようにしている。
この供給部7には、箸整列供給部4における箸整列供給板4dに箸取出用ストッパ11を連繋させて設けてあり、この箸取出用ストッパ11は、箸整列供給板4dの下端から筐体1の前方へ突出する断面略L字状に形成されている。また、箸取出用ストッパ11は、例えばそのほぼ中央部において前端から筐体1の内方に向けて略コ字状に切欠いた手指挿入部12が設けられ、この手指挿入部12を通して一膳の箸Hを手指で摘み上げ可能となるようにしてある。
次に、以上のように構成された実施の一形態についての使用の一例を図7乃至図9を参照して説明すると、先ず、例えば筐体1の上部開口に箸整列投入用ホッパ20を予め装着しておき、蓋19を開けて多数の箸Hを投入供給する。投入供給された多数の箸Hは、箸整列投入用ホッパ20の箸整列用投入孔21を経ることで互いに長手方向の向きの箸先が全て揃うよう統一した状態となって箸収納部2内に供給される(図7参照)。そして、箸収納部2に投入された多数の箸Hは後傾ガイド板8から下方の箸整列供給部4に導出され、この箸整列供給部4内で重なり合うことなく箸整列供給板4d上の堰部3によって止められ、横滑りのスライド可能な状態で一列状に整列された状態で保持される。
なお、箸収納部2の内部に箸Hを落下供給後で空になった箸整列投入用ホッパ20は、筐体1から取り外し、図8、図9に示されるように筐体1の上部開口を蓋19によって閉め、筐体1をテーブル、カウンターその他の所定場所に置き、蓋19の上には例えば小皿・楊枝入れ・調味料容器・ナプキン等の飲食店用消耗品Q等を載置しておく(図1参照)。あるいは箸整列投入用ホッパ20を筐体1上にそのまま装着しておいても良く、その場合には箸整列投入用ホッパ20の上部開口を蓋19によって閉め、同様に飲食店用消耗品Q等を載置しておくと良い。
このようにして箸Hが収納準備された筐体1から箸Hを取り出す際には、図8に示すように、レバー操作用窓5aから突き出ている箸取出レバー5を下方に押下げる。この押下操作に伴って揺動操作アーム5bが後傾ガイド板8を揺動させて、箸収納部2内の箸Hを揺らす。一方、押圧操作板14が付勢部材15による弾発付勢に抗して下降し、箸整列供給板4dにおける操作用スリット17を貫挿して箸供給アーム6の押下操作アーム片6aに下端が当接してこれを押下げる。これと同時に下降した押圧操作板14によって供給部7はいったんは閉鎖される。
と同時に、押下操作アーム片6aの押下げによって揺動する箸供給アーム6自体は、支軸6dの廻りに図8において反時計方向に揺動し、押上操作アーム片6bの突上操作部6cが突上用開口部10を経て箸整列供給板4dの上方に突出させられる。これにより堰部3によって係止されている一膳分の箸Hが突き上げられて堰部3を乗り越えさせて箸整列供給板4dの前部に落下させ、落下されることで一膳の箸Hは供給部7を塞いでいる押圧操作板14の下部内側に係止される。
次いで、箸取出レバー5の押下操作を解除すると、図9に示すように、付勢部材15の弾発付勢に任せて押圧操作板14が上昇復帰され、この上昇復帰によって供給部7が開放させられ、供給部7の箸取出用ストッパ11の位置まで一膳の箸Hが横滑り状に落下供給される。こうして箸取出用ストッパ11上から一膳の箸Hを取り出すことができる。このとき、箸供給アーム6は支軸6dの廻りに図8において時計方向に揺動復帰し、突上操作部6cは突上用開口部10から下方に退避させられ、後続する箸Hが滑り落ちるようにスライドして堰部3によって整列状態の儘で係止される。以後は、箸取出レバー5の同じ操作手順で一膳ずつの箸Hを取り出すことができる。
図10及び図11には、箸整列投入用ホッパ20の替わりに筐体1の上部開口に脱着可能に装着される箸補充カセット30の一例が示されている。この箸補充カセット30は、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とするボックス状に形成されていて、上壁部には、箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔31を開口形成し、底壁部には、この底壁部を開閉するスライド自在な開閉板32を設けてなるものである。
すなわち図示のように、ボックス状の箸補充カセット30自体の上壁部には、前記の箸整列投入用ホッパ20における箸整列用投入孔21と同様な箸整列用投入孔31が例えば4列で開口形成されている。開閉板32は、箸補充カセット30自体の底壁部をも兼ねており、箸補充カセット30自体の左右側壁の内側面に設けられたガイド溝33によって外方への引き出し可能となるようスライド自在に嵌め合わせてあって、嵌め入れあるいは引き出し操作によって箸補充カセット30自体の底壁部を開閉できるようにしている。
この箸補充カセット30の上側壁の開口部分には、前記トレー状の蓋19が脱着可能に取り付けられるようになっていて、箸補充カセット30自体を閉塞し、また各種の飲食店用消耗品Qが載置可能にしてある。なお、図中符号34は、開閉板32に設けた取っ手であり、30aは箸収納部2の上部開口に内嵌合させたり、この箸補充カセット30自体を多段的に積み重ねるときの相互間を嵌め合わせたりするカセット側嵌合突起である。
また、箸補充カセット30自体の底壁部の開口縁には、筐体1における箸収納部2の上部開口縁との相互間で、定位置であるときに嵌まり合う位置決め規制手段36を設けてある。図示にあっての位置決め規制手段36は、箸整列用投入孔31における幅広側の箸補充カセット30自体の側壁、例えば筐体1に装着するときの右側壁下部における開口縁に突部を設け、同じく箸収納部2に供給される箸Hの持ち手部側が位置される筐体1の側壁、例えば右側壁における上部開口縁に、突部に嵌まり合う凹部を設けてなる。こうすることで、箸補充カセット30自体は、筐体1に対して逆向きでは装着できなくなって、予め定められた整列方向に沿った正規の向きでしか装着できないために、箸Hの向きが揃えられて箸補充カセット30内に投入保管された多数の箸Hは、持ち手部が例えば右側となって箸収納部2に投入される。
この箸補充カセット30の使用の一例を説明すると、図10に示されるように、底壁部を開閉板32によって閉塞した状態で上壁部の箸整列用投入孔31を経ることで多数の箸Hをその箸先を揃えた状態で箸補充カセット30内に所定量で投入して、事前に用意しておく。そして、必要があればこの状態で例えば図12に示すように複数で多段的に積み重ねて適当な保管場所で保管しておけば良く、積み重ねた最上位の箸補充カセット30の上側壁を蓋19等で閉塞しておくことで多数の箸Hを外部とは遮断した状態で保管することができる。そして、図11(a)に示されるように、箸補充カセット30を、その底側壁のカセット側嵌合突起30aによって箸収納部2の上部開口に装着し、図11(b)に示されるように、装着後に開閉板33を引き出すことで開放された底側壁を経て所定量の箸Hを箸収納部2の内部に投入供給できる。なお、箸収納部2に供給することで空になった箸補充カセット30は取り外して同様に事前に準備しておけるようにしても良く、また取り外し後の筐体1の上部開口には例えば前記蓋19が施蓋されるようにする。
このような箸補充カセット30を所定数で予め用意し、例えば洗浄、殺菌、消毒済みの多数の箸Hを収納保持した状態で事前に準備保管しておくことで、筐体1上に装着した箸補充カセット30によって供給しておいた箸収納部2内の箸Hがなくなったとき、筐体1の蓋19を取り外して装着セットして同様に操作すれば良く、またそのままで装着しておいた場合には空になっている箸補充カセット30と交換して装着し、操作することによって箸収納部2に所定量の箸Hを迅速に補充供給できる。
図13には、筐体1における箸収納部2の上部開口に箸整列投入用カセット40が脱着可能に取り付けられる一例が示されている。この箸整列投入用カセット40は、蓋41によって施蓋可能なボックス状に形成されていて、底壁部には、箸Hにおける太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔42と、引き出し方向にスライドさせることによって箸整列用投入孔42を開閉可能とした開閉板43とを設けてなるものである。
なお、図中符号40aはカセット側嵌合突起、41aは蓋側嵌合突起、44はガイド溝、46は取っ手である。
この箸整列投入用カセット40は、前記の箸補充カセット30とは、蓋41によって開閉可能に構成したこと、底壁部の箸整列用投入孔42を開閉板43によって開閉可能にこうしたこと等の点で異なるのみで、他の構成及びその作用は箸補充カセット30とは異ならないので詳細な説明は省略される。また、この箸整列投入用カセット40にも、例えば箸補充カセット30におけると同様な位置決め規制手段36を設けることで、揃えられた箸Hの箸先等を箸収納部2における投入供給時の向きと常時、容易に対応させることができる。
図14には、箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の上部開口に脱着自在に取り付けられるスライド開閉式の箸供給保管用カセット50が示されている。この箸供給保管用カセット50は、横置き状態の多数の箸Hを積み重ね状で収納可能とする開口ボックス状に形成されていて、開口には、この開口を開閉するスライド自在な開閉板51を設けてなるものである。
なお、図中符号50aはカセット側嵌合突起、52はガイド溝、53は取っ手である。
この箸供給保管用カセット50は、前記箸補充カセット30における箸整列用投入孔31を備えていない点が異なるのみで、他の構成及びその作用は箸補充カセット30におけると異ならない。すなわち、図14(c)に示されるように、開口側を上方に向けた状態で開閉板51を引き出すことで開放した箸供給保管用カセット50自体の内部に多数の箸Hをその箸先を揃えた状態で所定量の箸Hを投入でき、その後に開閉板51によって閉塞することで、投入収納した箸Hを外部とは遮断した状態で保管することができる。そして、図14(a)に示されるように、箸供給保管用カセット50を、その上下を反転させてカセット側嵌合突起50aによって箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の上部開口に装着し、図14(b)に示されるように、装着後に開閉板51を引き出すことで所定量の箸Hを箸収納部2あるいは箸整列投入用ホッパ20の内部に投入供給できる。
なお、この箸供給保管用カセット50は、筐体1における箸収納部2の上部開口に直接に装着する場合には箸先を揃えた状態で予め多数量の箸Hが整列状態にして投入保管されていることが望ましい。その際、箸先を揃える向きをこの箸供給保管用カセット50に表示しておくことも良く、また、そうすることで揃える方向と対応して筐体1における箸収納部2の上部開口に対する装着方向とが常に合致するように、例えば箸補充カセット30におけると同様な位置決め規制手段36を設けることも良い。
H…箸 Q…飲食店用消耗品
1…筐体 2…箸収納部
3…堰部 4…箸整列供給部
4a,4b…サイドプレート 4c…支軸
4d…箸整列供給板 5…箸取出レバー
5a…レバー操作用窓 5b…揺動操作アーム
6…箸供給アーム 6a…押下操作アーム片
6b…押上操作アーム片 6c…突上操作部
6d…支軸 6e…戻しバネ
7…供給部 8…後傾ガイド板
8a…揺動支軸 9…箸整列板
10…突上用開口部 11…箸取出用ストッパ
12…手指挿入部 13…通孔
14…押圧操作板 15…付勢部材
15a,15b…締結部材 16a,16b…アームプレート
16c…支軸 17…操作用スリット
19…蓋 19a…蓋側嵌合突起
20…箸整列投入用ホッパ 20a…ホッパ側嵌合突起
21…箸整列用投入孔
30…箸補充カセット 30a…カセット側嵌合突起
31…箸整列用投入孔 32…開閉板
33…ガイド溝 34…取っ手
36…位置決め規制手段
40…箸整列投入用カセット 40a…カセット側嵌合突起
41…蓋 41a…蓋側嵌合突起
42…箸整列用投入孔 43…開閉板
44…ガイド溝 45…取っ手
50…箸供給保管用カセット 50a…カセット側嵌合突起
51…開閉板 52…ガイド溝
53…取っ手

Claims (16)

  1. 多数の箸を収納しておいた筐体内から一膳毎の箸を取出し供給するようにしてなる箸供給装置において、筐体には、多数の箸を収納する箸収納部と、この箸収納部から落下供給される箸を整列させるよう前方への下り勾配に形成されていて、上方から順次に整列されて供給される箸を止めている堰部が上面に設けられている箸整列供給部と、上方に弾発付勢されて上下動可能となるよう筐体の前面に設けた箸取出レバーと、この箸取出レバーの押下げによって前記箸整列供給部の下方で揺動され、箸整列供給部上で止められている一膳分の箸を箸整列供給部の上方に持ち上げ、堰部を乗り越えさせて箸整列供給部の下部に落下させる箸供給アームと、箸整列供給部の下部に連繋されて筐体の前面下部に設けられた供給部とを設けたことを特徴とする箸供給装置。
  2. 箸収納部には、収納した箸を受け止めて下方の箸整列供給部側に導出させるよう後方への下り勾配に形成された後傾ガイド板を備える請求項1に記載の箸供給装置。
  3. 箸整列供給部は、前方への下り勾配で配装された箸整列供給板と、この箸整列供給板の上方をカバーして箸整列供給板との間隔を一本の箸の太さに対応させて順次整列させる箸整列板とが設けられてなる請求項1または2に記載の箸供給装置。
  4. 箸整列供給部は、箸整列供給板の略中間に突上用開口部を有し、前記堰部は突上用開口部の位置にて箸を係止可能とするよう突上用開口部の側方位置の箸整列供給板の上面に立設され、前記箸供給アームは一端に押下操作アーム片、他端に押上操作アーム片を有して箸整列供給板の前部下方に揺動自在に配置されていて、前記箸取出レバーの押下操作によって押下操作アーム片が下方に押されて押上操作アーム片の先端に形成された突上操作部が突上用開口部を経て箸整列供給板の上面にある一膳分の箸を箸整列供給板の上方に持ち上げ、堰部を乗り越えさせるものとしてある請求項3に記載の箸供給装置。
  5. 箸取出レバーは、この箸取出レバーの押下げに伴い箸収納部を揺動させる揺動操作アームを設けてなる請求項1乃至4のいずれかに記載の箸供給装置。
  6. 供給部は前記箸取出レバーの上下動に伴って開閉可能とし、筐体の下部には供給部に連繋した箸取出用ストッパが設けられてなる請求項1乃至5のいずれかに記載の箸供給装置。
  7. 箸取出用ストッパは、その前端から筐体の内方に向けて切欠いた手指挿入部が設けられ、この手指挿入部を通して一膳の箸を手指で摘み上げ可能としてある請求項6に記載の箸供給装置。
  8. 箸収納部の上部開口には、箸整列投入用ホッパが脱着可能に取り付けられ、この箸整列投入用ホッパの底壁部には箸における太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔が開口形成されてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の箸供給装置。
  9. 箸収納部あるいは箸整列投入用ホッパの上部開口には、矩形トレー状の蓋が脱着可能に取り付けられ、その上には、小皿・楊枝入れ・調味料容器・ナプキン等の飲食店用消耗品を載置可能としてなる請求項1乃至8のいずれかに記載の箸供給装置。
  10. 箸収納部の上部開口には、箸補充カセットが脱着可能に取り付けられ、この箸補充カセットは、横置き状態の多数の箸を積み重ね状で収納可能とするボックス状に形成されていて、上壁部には、箸における太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔を開口形成し、底壁部には、この底壁部を開閉するスライド自在な開閉板とを設けてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の箸供給装置。
  11. 箸補充カセットの開口縁には、筐体の上部開口縁との相互間で、定位置であるときに嵌まり合う位置決め規制手段を設けてなる請求項10に記載の箸供給装置。
  12. 箸補充カセットは、その上壁部にトレー状の蓋を脱着可能に取り付けてなる請求項10または11に記載の箸供給装置。
  13. 筐体における箸収納部の上部開口には、箸整列投入用カセットが脱着可能に取り付けられ、この箸整列投入用カセットは、蓋によって施蓋可能で、横置き状態の多数の箸を積み重ね状で収納可能とするボックス状に形成されていて、底壁部には、箸における太幅な持ち手部と細幅な箸先との外形状に対応した平面で細幅な台形状の箸整列用投入孔と、引き出し方向にスライドさせることによって箸整列用投入孔を開閉可能とした開閉板とを設けてなる請求項1乃至9のいずれかに記載の箸供給装置。
  14. 箸整列投入用カセットの開口縁には、筐体の上部開口縁との相互間で、定位置であるときに嵌まり合う位置決め規制手段を設けてなる請求項13に記載の箸供給装置。
  15. 箸収納部の上部開口には、スライド開閉式の箸供給保管用カセットを脱着可能にして取り付けられ、この箸供給保管用カセットは、横置き状態の多数の箸を積み重ね状で収納可能とする開口ボックス状に形成されていて、開口には、この開口を開閉するスライド自在な開閉板を設けてなる請求項1乃至9のいずれかに記載の箸供給装置。
  16. 箸補充カセットあるいは箸整列投入用カセットの上部開口には、スライド開閉式の箸供給保管用カセットを脱着可能にして取り付けられ、この箸供給保管用カセットは、横置き状態の多数の箸を積み重ね状で収納可能とする開口ボックス状に形成されていて、開口には、この開口を開閉するスライド自在な開閉板を設けてなる請求項10乃至15のいずれかに記載の箸供給装置。
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