JP2018064642A - 生体センサ - Google Patents

生体センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2018064642A
JP2018064642A JP2016203542A JP2016203542A JP2018064642A JP 2018064642 A JP2018064642 A JP 2018064642A JP 2016203542 A JP2016203542 A JP 2016203542A JP 2016203542 A JP2016203542 A JP 2016203542A JP 2018064642 A JP2018064642 A JP 2018064642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
image
differential
unit
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016203542A
Other languages
English (en)
Inventor
重知 三谷
Shigetomo Mitani
重知 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Mobility Corp
Original Assignee
Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Automotive Electronics Co Ltd filed Critical Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority to JP2016203542A priority Critical patent/JP2018064642A/ja
Publication of JP2018064642A publication Critical patent/JP2018064642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 精度の高い生体情報を出力する。【解決手段】 生体表面に電磁波を照射する電磁波照射部10と、体表面で反射した反射波を受信しI信号とQ信号を取得する反射波受信部20と、IQ座標系において、反射波受信部が受信したI信号およびQ信号の度数分布を描画する度数画像生成部81と、度数分布画像を微分する画像微分演算部82と、微分した度数分布画像に基づいて、微分強度画像を演算する微分強度画像演算部83と、微分強度画像のエッジを演算するエッジ演算部84と、複数のエッジのそれぞれの法線を演算し、演算された複数の法線の交点を演算し、演算された複数の交点から交点の中心位置を演算するオフセット演算部85と、反射波受信部が取得したI信号およびQ信号、およびオフセット演算部が演算した中心位置に基づいて、生体情報を出力する外部出力部70と、を備える生体センサ100。【選択図】 図2

Description

本発明は、生体から生体情報を取得する生体センサに関する。
従来から、ドップラーセンサを用いて、人体表面に電磁波を照射し、その反射波のI信号とQ信号からなる座標平面に基づいて、その反射波に含まれる生体情報を取得する技術が知られている。例えば、特許文献1は、電波式ドップラーセンサを用いて人体表面からの反射波の振幅成分と位相成分とを含む出力信号(I信号及びQ信号)を検出して、人体の体動により発生した振幅成分を分離して心拍成分だけを抽出する心拍計測装置を開示する。この心拍計測装置は、電波式ドップラーセンサが出力する反射波の振幅成分と位相成分の情報を含む出力信号を振幅・位相変換手段において極座標変換して振幅成分信号と位相成分信号を心拍抽出手段に出力する。この心拍抽出手段は、振幅成分信号と位相成分信号とから独立成分分析の手法を用いて振幅成分出力に含まれる体動による振幅成分を分離して、正確な心拍だけを抽出する。
また、特許文献2は、乗員の生体信号の精度の劣化を防止する生体信号検知装置を開示する。この生体信号検知装置は、電波式の無変調ドップラーセンサにより乗員の動きを検知するセンサ部と、センサ部の出力の位相変化に基づいて、乗員の生体信号を抽出する生体信号抽出部と、センサ部の出力の位相変化量の積分値に基づいて、センサ部と乗員との推定距離を算出する距離算出部と、推定距離に基づいて、生体信号の信頼度を判定し、信頼度が低い場合には生体信号の出力を中止する生体信号出力判定部とを備える。
センサ部は、局部発振器、送信アンテナ、受信アンテナ、分配器、混合器などを備え、運転者に向けて送信信号を照射する。局部発振器からは、たとえばT(t)=cos(2πft)で表される周波数fHzの局部信号T(t)が放射され、放射された電波の一部は反射され、R(t)=cos(2πft−4πd(t)/λ−4πx(t)/λ)で近似される受信信号R(t)として受信アンテナで受信される(なお、d(x)は、センサ部と運転手との間の距離変位であり、x(t)は、運転手の心拍や呼吸を含む体表面の微小な距離変位、λは局部信号T(t)の波長である)。
受信信号R(t)は、分配器で2つに分配されて2つの混合器に入力される。また、分配器で分配されたもう一方の局部信号T(t)は、分配器で一方の位相のみがπ/4ラジアンシフトされた状態で2つに分配され、それぞれ2つの混合器に入力され、局部信号T(t)と受信信号R(t)とが混合される。2つの混合器では、乗算動作によってDC領域に近いベースバンド成分と変調成分が出力されるが、その出力信号がそれぞれローパスフィルタを通過することによって、ベースバンド成分のみを含んだベースバンド受信信号の以下のように表される実数部Bi(t)および虚数部Bq(t)が得られる。
Bi(t)=1/2cos(4πd(t)/λ+4πx(t)/λ)
Bq(t)=1/2cos(π/4+4πd(t)/λ+4πx(t)/λ)
これらは、ADコンバータによってアナログ信号からデジタル信号に変換され、センサ部が出力した検出信号として、生体信号抽出部に入力される。
また、特許文献3は、非接触で生体の生体信号を取得し、生体信号に対して周波数解析などの複雑な処理をせずに、生体状態に関する情報を取得することのできる生体状態取得装置等を開示する。この生体状態取得装置は、生体の体表面に電磁波を送信し、その反射波をIQ検波して、I信号とQ信号を出力するIQ検波器から出力されたI信号とQ信号とを時系列に順次取得するIQ信号取得手段と、IQ信号取得手段で取得した取得信号のIQ平面上の軌跡に基づいて、生体の状態を取得する生体状態取得手段とを有する。
また、特許文献4は、光を照射する皮膚の色の影響を低減でき、体動が生じた場合でも好適な測定が可能であり、装置の装着部分に隙間が発生して外光が入射した場合でも好適な測定が可能な生体状態検出装置を開示する。この生体状態検出装置は、赤外光LEDを用いて、体動信号を検出する。そして、生体状態検出装置は、その体動信号に基づいて、体動の有無を判定し、ここで体動が無いと判断された場合のみ、体動が無く安静な状態であるので、この状態において、脈波検出に用いる光を決定する。即ち、皮膚の色によって脈波検出に用いるのに適した光が異なるので、可視光及び赤外光のどちらの光を用いて脈波を検出するかを決定する。検出光として決定された光を用いて、周知の脈波の検出を行う。
また、特許文献5は、オフセット電圧の調整タイミングで増幅器のDCオフセットを変更するために発生する大きな不連続点を抑制して脈波を測定することができる脈波測定装置を開示する。この脈波測定装置は、測定対象である生体の動きもしくは光学的、磁気的、電気的な外乱によるDCもしくはDC近傍のオフセットが、増幅後の脈波信号に重畳し、A/D変換器の変換レンジを越え、脈波が測定不能となることを防止する。この脈波測定装置は、脈波信号からオフセットを除去する直前および直後に、A/D変換器の出力データを記憶、保持し、オフセット除去した後のA/D変換器出力データと記憶、保持されている直前データを加算、直後データを減算し、脈波データの連続性を維持するように信号処理し、脈波計測中のいずれのタイミングでもオフセット除去を行うことを可能とする。
特開2006−055504号公報 特開2010−120493号公報 特開2011−015887号公報 特開2007−151579号公報 特開2004−174147号公報
そこで、本発明は、生体表面からの反射波のI信号とQ信号からなる座標平面において、測定対象や測定場所の環境により変化するオフセットを演算し、精度の高い生体情報を出力する生体センサを提供する。
上記課題を解決するために、生体の体表面に電磁波を照射する電磁波照射部と、電磁波照射部が照射した電磁波が体表面で反射した反射波を受信し、照射した電磁波信号と受信した反射信号を乗算したI信号とそのI信号を所定の位相だけ遅らせたQ信号を取得する反射波受信部と、IQ座標系において、反射波受信部が受信したI信号およびQ信号の度数分布を描画する度数画像生成部と、度数画像生成部が描画した度数分布画像を微分する画像微分演算部と、画像微分演算部が微分した度数分布画像に基づいて、微分強度画像を演算する微分強度画像演算部と、微分強度画像演算部が演算した微分強度画像のエッジを演算するエッジ演算部と、エッジ演算部が演算した複数のエッジのそれぞれの法線を演算し、演算された複数の法線の交点を演算し、演算された複数の交点から交点の中心位置を演算するオフセット演算部と、反射波受信部が取得したI信号およびQ信号、およびオフセット演算部が演算した中心位置に基づいて、生体情報を出力する外部出力部と、を備える生体センサが提供される。
これによれば、反射波のI信号およびQ信号の度数分布の画像を処理することにより、I−Q座標平面におけるオフセットを演算し、そのオフセットに基づいて生体情報を出力することで、精度の高い生体情報を出力する生体センサを提供することができる。
さらに、画像微分演算部は、度数画像生成部が描画した度数分布画像をI軸方向に微分し、I軸方向微分画像を演算するI軸微分演算部と、度数画像生成部が描画した度数分布画像をQ軸方向に微分し、Q軸方向微分画像を演算するQ軸微分演算部と、を備え、微分強度画像演算部は、I軸方向微分画像およびQ軸方向微分画像に基づいて微分強度画像を演算することを特徴としてもよい。
これによれば、より精度の高い生体情報を出力することができる。
本発明によれば、生体表面からの反射波のI信号とQ信号からなる座標平面において、測定対象や測定場所の環境により変化するオフセットを演算し、精度の高い生体情報を出力する生体センサを提供することができる。
本発明に係る第一実施例の生体センサを車両の車室内に設置した場合の概略図。 本発明に係る第一実施例の生体センサのブロック図。 本発明に係る第一実施例の生体センサにおけるドップラーセンサのブロック図。 I−Q座標平面において角速度等を説明するための説明図。 本発明に係る第一実施例の生体センサにおけるオフセット取得部のブロック図。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部において生成される度数分布画像を説明する説明図(その一)。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部において生成される度数分布画像を説明する説明図(その二)。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部において微分された度数分布画像を説明する説明図。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部において微分された度数分布画像の微分強度を説明する説明図。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部において生成された微分強度画像からエッジを演算して求めたエッジ画像を説明する説明図。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部において生成されたエッジ画像から中心位置を求める中心推定度数画像を説明する説明図。 本発明に係る第一実施例の生体センサにおける全体の制御を示すフローチャート。 本発明に係る第一実施例の生体センサのオフセット取得部における制御を示すフローチャート。
<第一実施例>
図1乃至図5を参照し、本実施例における生体センサ100を説明する。生体センサ100は、人間の身体の一部が直接的または間接的に接する面を有する機器に設置され、その機器の使用者の生体情報を検知する。ここで、人間の身体の一部が接する面を有する機器(器具・器械・機械の総称)とは、具体的には、たとえば、人が座る椅子やソファ、人が横たわるベッド、病院内に設置される身体検査機器、車両や航空機内に設置され人が座る座席などを言う。
人間の身体の一部が接する面とは、椅子等では座面や背もたれ面、ベッドではマットレス上面等をいう。当該面は、人間の身体の一部が直接的・間接的のいずれかで接すればよく、人が衣服を着用して間接的に接触することでもよい。身体の一部とは、椅子等の座面では臀部や太腿であり、椅子等の背もたれやベッド等では背中が一般的である。身体検査機器では、人の肢体のいずれであってもよい。
使用者の生体情報とは、本明細書においては、心拍数(脈拍数)や脈波の大きさ、呼吸数や呼吸の大きさをいい、これらに由来しない皮膚や筋肉の動きを生じさせる咳やくしゃみなどは含まない。心拍や呼吸は、生体の体表面において微細な動きを生じさせており、生体センサ100は、かかる微細な動きを伴う生体情報を検出するものである。
本実施例では、図1に示すように車両の室内に設置される場合について説明する。生体センサ100は、運転者等が座る座席STの背もたれ部に設置されている。生体センサ100は、心拍や呼吸に伴う皮膚表面の微細な動きを検知することを目的としているので、前方のハンドルWL方向から動きが大きい運転者の顔などに電波を照射して検知するよりも、比較的大きな動きが少ない運転者の背中が接する面となる背もたれ部に設置される方が好ましい。
図2に示すように、生体センサ100は、生体の体表面に電磁波を照射する電磁波照射部10と、電磁波照射部10が照射した電磁波が体表面で反射した反射波を受信すると共に検波や増幅等を行ったうえで、照射した電磁波の信号と受信した反射信号を乗算したI信号とそのI信号を所定の位相だけ遅らせたQ信号を取得する反射波受信部20と、電磁波照射部10を制御する制御部60とを備える。なお、電磁波照射部10および反射波受信部20は、ドップラーセンサDSを構成する。
図3は、ドップラーセンサDSの詳細を示すブロック図である。ドップラーセンサDSの発振器13は、制御部60の制御により所定の周波数で発振する。なお、周波数は通常マイクロ波帯が用いられ、特に限定されないが、生体情報取得用途の場合通常24GHzが用いられることが多い。発振器13が発振した電磁波は、分配器12により分配され、その一方は、送信アンテナ11から周波数f(例えば、24GHz)の電磁波として測定対象TGに照射される。
周波数fの電磁波は、動きのある測定対象TGに当たって反射し、周波数がfに変化し、受信アンテナ21は、その周波数fとなった反射波を受信する。なお、測定対象TGは、送信アンテナ11および受信アンテナ21の方向に対して交差角αを有する方向へ相対速度vで動いているものとする。そうすると、反射波周波数fは、式(1)で求められる。
=f±f ・・・(1)
なお、送信波周波数:f
ドップラ周波数f=(2f|v|/c)・cosα
光速:c
測定対象の相対移動速度:v
送信波に対する測定対象の移動方向の交差角:α
受信アンテナ21で受信した周波数fの反射波は、分配器12で分配された他方の電磁波(周波数f)とミキサ22において乗算演算され、DC領域に近いベースバンド成分と変調成分を含むI信号として、反射波受信部20の一部であるI信号出力ポートIPから出力される。また、受信アンテナ21で受信した周波数fの反射波であってπ/2だけ位相をずらした反射波は、同様に分配器12で分配された他方の電磁波(周波数f)とミキサ22において乗算演算され、DC領域に近いベースバンド成分と変調成分を含むQ信号として、反射波受信部20の一部であるQ信号出力ポートQPから出力される。
生体センサ100は、さらに、反射波受信部20がI信号出力ポートIPから出力するI信号およびQ信号出力ポートQPから出力するQ信号が入力されるローパスフィルタ101およびバンドパスフィルタ102と、ローパスフィルタ101およびバンドパスフィルタ102からそれぞれ後述する信号を取得する信号取得部30を備える。
ローパスフィルタ101は、I信号出力ポートIPおよびQ信号出力ポートQPが出力するI信号およびQ信号における高周波成分のノイズを除去しベースバンド成分のみを通過させ、I信号およびQ信号を平滑化した信号(IとQ)を出力する任意的なフィルタである。なお、生体センサ100は、心拍や呼吸などの生体情報を取得することを目的としているので、ローパスフィルタ101は、約1Hzの心拍や、約0.3Hzの呼吸を通過するフィルタであり、たとえば10Hz以上は除去するフィルタである。
バンドパスフィルタ102は、I信号出力ポートIPおよびQ信号出力ポートQPが出力するI信号およびQ信号から、DC成分を除去し、各信号の微分値(ΔIとΔQ)を出力する選択的なフィルタである。
信号取得部30は、ローパスフィルタ101から高周波成分を除去したI信号およびQ信号と、バンドパスフィルタ102からI信号の微分値であるI信号微分値ΔIおよびQ信号の微分値であるQ信号微分値ΔQを受信する。なお、信号取得部30は、マイクロコンピュータに実装されたアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータを含むADポートであってもよい。なお、このマイクロコンピュータは、制御部60等の構成要素を実装されてもよい。
生体センサ100は、さらに、反射波受信部20が取得したI信号とQ信号に基づいて、オフセットIoffset/Qoffsetを取得するオフセット取得部80と、I信号とQ信号、バンドパスフィルタ102が算出したI信号微分値ΔIとQ信号微分値ΔQ、およびオフセット取得部80が取得したオフセットIoffset/Qoffsetに基づいて、I信号とQ信号の角速度を算出する角速度算出部40と、を備える。角速度算出部40は、以下のように、I信号、Q信号、I信号微分値ΔI、およびQ信号微分値ΔQ、およびオフセットIoffset/Qoffsetに基づいて、I信号とQ信号の角速度ωを求める。
ドップラーセンサDSの送信アンテナ11が送信する、時間tに伴う周波数fの送信波x(t)は、式(2)で表される。
(t)=Acos(ωt) ・・・(2)
なお、送信波振幅:A
送信波角速度:ω=2πf
また、ドップラーセンサDSの受信アンテナ21が受信する、時間tに伴う周波数fの反射波x(t)は、式(3)で表される。
(t)=Acos([ω±ω]t+φ) ・・・(3)
なお、受信波振幅:A
ドップラ角速度:ω=2πf
測定対象との距離に依存する位相:φ
そして、送信波と反射波をミキサ22に入力して乗算演算された信号は、式(4)で表される。
(t)x(t)=Acos(ωt)cos([ω+ω]t+φ)
=(A/2){cos(ωt+φ)+cos([2ω+ω]t+φ)}
・・・(4)
ローパスフィルタ101により高周波成分を除去された場合、式(4)における第2項の変調成分が分離される。そうすると、ローパスフィルタ101によりドップラ周波数成分を抽出した後のI信号であるI(t)は、式(5)で表される。
I(t)=(A/2)cos(ωt+φ) ・・・(5)
また、I信号からπ/2だけ位相を遅らせたQ信号であるQ(t)は、式(6)で表される。
Q(t)=(A/2)cos(ωt+φ−π/2) ・・・(6)
式(5)で示されるI信号および式(6)で示されるQ信号が、信号取得部30に入力される。
また、I信号微分値ΔIは、
ΔI≒dI/dt
であり、Q信号微分値ΔQは、
ΔQ≒dQ/dt
であるから、式(5)と式(6)をそれぞれ時間tで微分すると、I信号微分値ΔIとQ信号微分値ΔQが算出できる。
なお、図4に示すようなI−Q座標平面における角速度ωは、
ω=dθ/dt
なお、θ=arctan(I−Ioffset)/(Q−Qoffset
offset:後述するオフセット取得部80が出力するI軸におけるオフセット
offset:後述するオフセット取得部80が出力するQ軸におけるオフセット
と表すことができるので、角速度ωは、(数1)で表すことができる。
なお、図4における円の大きさは、反射波の受信アンテナ21における受信強度の大きさを示し、測定対象TGである生体表面の状態(距離、反射面の傾き、反射率など)によって変動する。ドップラーセンサDSと生体表面の距離がdである場合、その距離dの変位量Δdは、式(7)で表される。
Δd=λ・Δθ/4π ・・・(7)
なお、λ:送信波の波長(たとえば、周波数が24GHzの場合12.5mm)
人の身体が動くことにより生体の体表面に大きな変動が生じた場合、ドップラーセンサDSと生体表面の距離dの変位量Δdが大きくなり、その結果Δθも大きく変動する。なお、バンドパスフィルタ102がない場合、角速度は、たとえば、ΔIをI信号の時間差分、ΔQをQ信号の時間差分をとることにより求められる。
オフセット取得部80は、反射波受信部20が取得したI信号とQ信号に基づいて、I信号とQ信号の座標系におけるオフセットを演算し、角速度算出部40に対してオフセットIoffset/Qoffsetを出力する。オフセット取得部80が取得したI−Q座標におけるオフセット値IoffsetとQoffsetは、上述したように、角速度算出部40に入力されて精度の高い生体情報が算出される基となる。
図5乃至図11を参照して、オフセット取得部80について説明する。オフセット取得部80は、図5に示すように、I−Q座標系においてI信号およびQ信号の度数分布を描画する度数画像生成部81と、その度数分布画像を微分する画像微分演算部82と、微分した度数分布画像に基づいて微分強度画像を演算する微分強度画像演算部83と、微分強度画像のエッジを演算するエッジ演算部84と、エッジ演算部84により算出された円弧形のエッジ化画像に基づいて、円弧の中心位置であるオフセットを求めるオフセット演算部85とを備える。
度数画像生成部81は、I信号とQ信号の入力を受けて、I−Q座標系においてI信号およびQ信号の度数分布画像を生成する。図6に示すように、度数画像生成部81は、反射波受信部20が取得したI信号とQ信号毎に、I−Q座標系に時間経過と共にプロットしていき、同じ位置にプロットされた場合はその回数を加算していく。たとえば、I信号とQ信号のデータ(i,q)を取得すると、X−Y座標系へ座標変換し、対応する(x,y)にプロットし、(x,y)の値を1増加させ度数を加算する。時間が経過するに伴って、プロットされたI信号とQ信号の軌跡は、黒地の白抜きの数字で表されるような度数分布情報として集積された二次元画像を形成する。白地の数字の0は、その領域には一度もプロットされなかったことを示す。
図7(A)は、視覚的に分かりやすくするため、図6に示した度数分布情報を高さとして三次元のグラフとして描いたものである。ここの示された度数分布情報の例では、取得されたI信号/Q信号は、円周の1/4程度の円弧の軌跡を示し、その円弧の中央部辺りに最も度数が高く、円弧の端に行くに従い度数は低くなるような分布を示している。図7(B)は、同じ度数分布情報を、白黒の濃淡(グレースケール)で表現したものであり、度数が高い部分は濃く、低い部分は薄く表されている。そうすると、取得されたI信号/Q信号の軌跡は、円周の1/4程度の円弧状であり、その円弧の中央部辺りに最もグレーが濃く、円弧の端に行くに従いグレーが薄くなる度数分布を示す。なお、I信号/Q信号のプロット数が少ないと十分な円弧を描くことができないので、後述するように円弧の中心位置を求められる程度にI信号/Q信号のデータを収集し、プロットの数を確保することが好ましい。
度数画像生成部81が生成した度数分布画像は、図5に示すように、I軸微分演算部821とQ軸微分演算部822に入力される。I軸微分演算部821とQ軸微分演算部822は、度数分布画像のグレースケールで表された円弧状の軌跡の画素とその周辺の画素との変化が際立つように、I軸方向とQ軸方向を別々に微分処理する。I軸微分演算部821は、度数画像生成部81が描画した度数分布画像をI軸方向に微分し、I軸方向微分画像を演算し、Q軸微分演算部822は、同度数分布画像をQ軸方向に微分し、Q軸方向微分画像を演算する。
たとえば、I軸微分演算部821は、図8(A)に示す縦3個と横3個の合計9個の画素から構成される3x3画像フィルタ(D00〜D22)に本図(B)に示すようなX軸方向のみ値が変化するX方向微分フィルタを適用し、度数分布画像の3x3の画素値f(x,y)と3x3のX方向微分フィルタ(D00〜D22)の積和を演算する。そして、演算する度数分布画像の3x3の画素値f(x,y)を順次移動させていき、度数分布画像全体をX方向微分フィルタで微分処理を行い、本図(D)に示すX方向微分画像Fx(x,y)を取得する。
また、同様に、Q軸微分演算部822は、図8(A)に示す縦3個と横3個の合計9個の画素から構成される3x3画像フィルタ(D00〜D22)に本図(C)に示すY軸方向のみ値が変化するY方向微分フィルタを適用し、度数分布画像の3x3の画素値f(x,y)と3x3のY方向微分フィルタ(D00〜D22)の積和を演算する。そして、演算する度数分布画像の3x3の画素値f(x,y)を順次移動させていき、度数分布画像全体をY方向微分フィルタで微分処理を行い、本図(E)に示すY方向微分画像Fy(x,y)を取得する。
なお、ここで述べた微分処理は例であり、これに限定さることはない。たとえば、画像フィルタは5x5の画素から構成されてもよいし、I軸方向とQ軸方向を分けずI軸方向およびQ軸方向の両方で値が変化し同時に積和演算できるようなフィルタであってもよい。また、上述したようなフィルタを用いず、白黒の濃淡の変化において、所定の周波数以上のノイズを除去して平滑化してから微分処理を行ってもよいし、フーリエ変換やウェーブレット変換などを使用してもよい。すなわち、かかる処理により、たとえば、円弧の端付近では薄いグレーであっても、その周辺が一度も軌跡が通ったことがなく白い状態ならば、その変化が際立つことにより、I信号/Q信号の軌跡は大きな円弧としてとらえる方法であればよい。かかる場合、I軸微分演算部821とQ軸微分演算部822と分けることなく、画像微分演算部82の1つとして構成されてもよい。
I軸微分演算部821とQ軸微分演算部822により微分処理された度数分布画像は、微分強度画像演算部83に入力される。微分強度画像演算部83は、I軸方向微分画像およびQ軸方向微分画像に基づいて微分強度画像を演算する。すなわち、微分強度画像演算部83は、式(7)で示される、X方向微分画像Fx(x,y)とY方向微分画像Fy(x,y)の二乗和を演算し、図9に示す微分強度画像A(x,y)を得る。
A(x,y)=√(Fx(x,y)+Fy(x,y)) ・・・(7)
微分強度画像演算部83が演算した微分強度画像A(x,y)は、エッジ演算部84に入力される。エッジ演算部84は、図10に示すように、微分強度画像を基に、画素値が周囲の画素より大きい画素を抽出することで、稜線を際立たせてエッジ化画像を得る。
エッジ演算部84が演算したエッジ化画像は、オフセット演算部85に入力される。オフセット演算部85は、図11(A)に示すように、エッジとして抽出されたほぼ円弧状の各画素の法線方向の画素に投票を行い、法線が重なる画素に投票点数を加算していく。本図(B)は、投票点数が高い部分が濃く表されており、最も濃い部分が、円弧の中心であると推定できる。
たとえば、エッジ化画像の稜線上の点(x,y)の法線ベクトルは、(Fx(x,y),−Fy(x,y))または、(−Fx(x,y),Fy(x,y))で与えられるが、たとえば、法線上の点(m,n)において、
m=x+Fx*β、n=y−Fy*β
βは、画素値に対応させた離散値を取る媒介変数
とした場合に、その点(m,n)に5点を投票し、その点(m,n)の上下左右の画素に1点を投票することで、投票点数が加算されていき、本図(B)に示すような、円弧の中心と推定される位置が濃く表現された中心推定度数画像H(x,y)が得られる。
オフセット演算部85は、投票点数の最も高い位置を円弧の中心、すなわち、図4に示されるI−Q座標系におけるオフセット位置(Ioffset、Qoffset)とすることができるが、これに限定されることはない。たとえば、オフセット演算部85は、投票点数の平面上の度数分布における重心をオフセット位置としてもよいし、また、所定の大きさ(たとえば11x11)の探索用矩形窓を用いてその窓内で投票点数(度数)の和を求めると共に、その窓を中心推定度数画像内で移動させてすべての投票点数の和を求めた後、それらの和の平面上の重心を求めて、その重心をオフセット位置としてもよい。
オフセット演算部85は、中心推定度数画像H(x,y)のオフセット位置と推定されるところが、所定の閾値より大きい度数(投票点数)を有する場合、中心推定に成功したと判断して、角速度算出部40に対して出力してもよい。一方、オフセット演算部85は、中心推定度数画像H(x,y)のオフセット位置と推定されるところの度数が、所定の閾値を超えることがない場合(たとえば、盆地状に分布している場合)、中心推定に成功しなかったと判断して、I信号/Q信号のデータの取得をやり直してもよい。
また、生体センサ100は、さらに、角速度算出部40が算出した角速度ωに基づいて、生体の生体情報を抽出する生体情報抽出部50と、生体情報抽出部50が抽出した生体情報を使用する外部機構に出力するための外部出力部70とを備える。生体情報抽出部50は、抽出する生体情報の特徴に基づき抽出する。たとえば、生体情報抽出部50は、前段におけるバンドパスフィルタ102により通過させた周波数成分が心拍成分と呼吸の両方の周波数成分を通過させている場合、角速度算出部40が出力した角速度ωは、呼吸の周期成分と心拍の周期成分の2つが合成されたものとなっている。外部出力部70は、反射波受信部20が取得したI信号およびQ信号、およびオフセット演算部85が演算した中心位置(オフセット位置)に基づいて、生体情報を出力する。
上述したように、オフセット演算部85は、エッジ演算部84が演算した複数のエッジのそれぞれの法線を演算し、演算された複数の法線の交点を演算し、演算された複数の交点から交点の中心位置を演算する。そして、オフセット演算部85は、中心推定に成功したと判断した場合には、その中心位置をI−Q座標系におけるオフセット位置を補正して、角速度算出部40へ入力する。このように、反射波のI信号およびQ信号の度数分布の画像を処理することにより、I−Q座標平面におけるオフセットを演算し、そのオフセットに基づいて生体情報を出力することで、精度の高い生体情報を出力する生体センサ100を提供することができる。
図12および13を参照して、生体センサ100の制御方法を説明する。なお、フローチャートにおけるSはステップを意味する。生体センサ100の信号取得部30は、S100において、ADコンバータを含むADポートで、I信号、Q信号、I信号の微分値であるI信号微分値ΔI、およびQ信号の微分値であるQ信号微分値ΔQのAD値を取得する。オフセット取得部80は、S102において、信号取得部30が取得したI信号とQ信号に基づいて、図4に示すようなI信号/Q信号のオフセット位置(Ioffset、Qoffset)を算出する。
なお、S102の詳細ステップは、図13のフローチャートに示されているので、図13を参照して、オフセット取得部80の制御方法を説明する。オフセット取得部80の度数画像生成部81は、S200において、信号取得部30からI信号およびQ信号のデータを取得して、I−Q座標系におけるI信号/Q信号の値を度数分布情報の1つとしてプロットして加算する。度数画像生成部81は、S202において、I信号/Q信号の値を所定数(N個)加算したか否かを検査する。所定数を超えない場合は、S200に戻り、I信号/Q信号の値をプロットして加算することを続ける。なお、所定数のN個は、十分な円弧を描くための予め定められた値である。なお、所定数のN個での判断は、これに限定されず、たとえば、十分な円弧を描けるような幅として度数分布画像における所定の分布の幅を予め定めて、その幅を超えたか否かで判断してもよい。
オフセット取得部80のI軸微分演算部821とQ軸微分演算部822は、S204において、度数分布画像をI軸方向およびQ軸方向にそれぞれ微分して、図8(D)と(E)に示すような画像を生成する。微分強度画像演算部83は、S206において、微分処理した度数分布画像に基づいて、図9に示すような微分強度画像を生成する。エッジ演算部84は、S208において、微分強度画像の稜線を際立たせるためにエッジを演算し、度数分布画像のエッジ検出を行い、図10(A)に示すような円弧上のエッジを抽出したエッジ化画像を生成する。
オフセット演算部85は、S210において、エッジ化画像の円弧状の各画素の法線方向の画素に投票を行い、法線が重なる画素に投票点数を加算していき中心位置を演算し、図10(B)に示すような中心推定度数画像H(x,y)を生成する。オフセット演算部85は、S212において、探索用矩形窓を用いて中心推定度数画像H(x,y)の領域探索を行い、その窓内で投票点数(度数)の総和を求め、その総和が最大となる中心位置(Cx,Cy)を求める。オフセット演算部85は、S214において、その中心位置(Cx,Cy)の矩形窓領域の度数の和W(Cx,Cy)が、所定の閾値より大きいか否か検査する。その矩形窓領域の度数の和W(Cx,Cy)が所定の閾値以下の場合、オフセット取得部80は、中心推定に成功しなかったと判断し、S200に戻って、I信号/Q信号の値をプロットして加算することを続ける。なお、この所定の閾値は、十分な円弧を描くだけでなく、その円弧の中心推定が可能な閾値を予め適宜定める。
矩形窓領域の度数の和W(Cx,Cy)が所定の閾値を超えて中心推定に成功したと判断した場合、オフセット演算部85は、S216において、矩形窓内の重心位置(Gx,Gy)を求める。オフセット演算部85は、S218において、その重心位置に相当する中心推定度数画像H(Gx,Gy)が所定の閾値より大きいか否かを検査する。その中心推定度数画像H(Gx,Gy)が所定の閾値以下の場合、オフセット演算部85は、たとえば取得したI信号/Q信号においてノイズが多かったなどのために精度の高い中心位置(オフセット)を取得することができなかったとして、S222において、それまでの度数分布のデータを破棄し、信号取得部30からI信号とQ信号の収集を再開する。中心推定度数画像H(Gx,Gy)が所定の閾値より大きかった場合、オフセット演算部85は、S220において、I−Q座標系における重心位置に対応する座標を座標変換により求め、その値で以って新しいオフセット位置(Ioffset、Qoffset)として修正する。
S200〜S222により新しいオフセット位置が算出されたら、その値を角速度算出部40に出力し、角速度算出部40は、S104において、I信号、Q信号、I信号微分値ΔI、Q信号微分値ΔQ、およびその新しいオフセットIoffset/Qoffsetに基づいて、I信号とQ信号の角速度ωを(数1)により算出する。生体情報抽出部50は、S106において、角速度ωから信号処理により心拍や呼吸などの生体情報を抽出する。そして、外部出力部70は、S108において、抽出した生体情報を外部機構に出力する。
上述したように、反射波のI信号およびQ信号の度数分布の画像を処理することにより、I−Q座標平面における新しいオフセットを適宜演算し、そのオフセットに基づいて生体情報を出力することで、精度の高い生体情報を出力する生体センサ100を提供することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
100 生体センサ
10 電磁波照射部
11 送信アンテナ
12 分配器
13 発振器
20 反射波受信部
21 受信アンテナ
22 ミキサ
30 信号取得部
40 角速度算出部
50 生体情報抽出部
60 制御部
70 外部出力部
80 オフセット取得部
81 度数画像生成部
82 画像微分演算部
821 I軸微分演算部
822 Q軸微分演算部
83 微分強度画像演算部
84 エッジ演算部
85 オフセット演算部

Claims (2)

  1. 生体の体表面に電磁波を照射する電磁波照射部と、
    前記電磁波照射部が照射した電磁波が前記体表面で反射した反射波を受信し、照射した電磁波信号と受信した反射信号を乗算したI信号と前記I信号を所定の位相だけ遅らせたQ信号を取得する反射波受信部と、
    IQ座標系において、前記反射波受信部が受信したI信号およびQ信号の度数分布を描画する度数画像生成部と、
    前記度数画像生成部が描画した度数分布画像を微分する画像微分演算部と、
    前記画像微分演算部が微分した度数分布画像に基づいて、微分強度画像を演算する微分強度画像演算部と、
    前記微分強度画像演算部が演算した微分強度画像のエッジを演算するエッジ演算部と、
    前記エッジ演算部が演算した複数のエッジのそれぞれの法線を演算し、演算された複数の法線の交点を演算し、演算された複数の交点から交点の中心位置を演算するオフセット演算部と、
    前記反射波受信部が取得したI信号およびQ信号、および前記オフセット演算部が演算した中心位置に基づいて、生体情報を出力する外部出力部と、
    を備える生体センサ。
  2. 前記画像微分演算部は、
    前記度数画像生成部が描画した度数分布画像をI軸方向に微分し、I軸方向微分画像を演算するI軸微分演算部と、
    前記度数画像生成部が描画した度数分布画像をQ軸方向に微分し、Q軸方向微分画像を演算するQ軸微分演算部と、
    を備え、
    前記微分強度画像演算部は、前記I軸方向微分画像および前記Q軸方向微分画像に基づいて微分強度画像を演算することを特徴とする請求項1に記載の生体センサ。
JP2016203542A 2016-10-17 2016-10-17 生体センサ Pending JP2018064642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016203542A JP2018064642A (ja) 2016-10-17 2016-10-17 生体センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016203542A JP2018064642A (ja) 2016-10-17 2016-10-17 生体センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018064642A true JP2018064642A (ja) 2018-04-26

Family

ID=62085116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016203542A Pending JP2018064642A (ja) 2016-10-17 2016-10-17 生体センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018064642A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157000A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 株式会社エクォス・リサーチ 生体信号処理装置、及び生体信号処理プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006055504A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Denso Corp 心拍計測装置
JP2010026658A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Kddi Corp 掌位置検出装置、掌紋認証装置、携帯電話端末、プログラム、および掌位置検出方法
JP2010082245A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 毛情報測定方法
JP2011050604A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Sangaku Renkei Kiko Kyushu:Kk 生体情報測定システム
JP2014126523A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Oki Electric Ind Co Ltd 速度算出装置、速度算出方法及びプログラム
WO2015140333A1 (en) * 2014-03-21 2015-09-24 Iee International Electronics & Engineering S.A. Method and system for unattended child detection

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006055504A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Denso Corp 心拍計測装置
JP2010026658A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Kddi Corp 掌位置検出装置、掌紋認証装置、携帯電話端末、プログラム、および掌位置検出方法
JP2010082245A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Panasonic Electric Works Co Ltd 毛情報測定方法
JP2011050604A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Sangaku Renkei Kiko Kyushu:Kk 生体情報測定システム
JP2014126523A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Oki Electric Ind Co Ltd 速度算出装置、速度算出方法及びプログラム
WO2015140333A1 (en) * 2014-03-21 2015-09-24 Iee International Electronics & Engineering S.A. Method and system for unattended child detection

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157000A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 株式会社エクォス・リサーチ 生体信号処理装置、及び生体信号処理プログラム
WO2020196916A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 株式会社エクォス・リサーチ 生体信号処理装置、及び生体信号処理プログラム
JP7217011B2 (ja) 2019-03-28 2023-02-02 国立大学法人岩手大学 生体信号処理装置、及び生体信号処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11771381B2 (en) Device, system and method for measuring and processing physiological signals of a subject
JP6597490B2 (ja) 電波式生体センサ
Hu et al. Noncontact accurate measurement of cardiopulmonary activity using a compact quadrature Doppler radar sensor
US20160022204A1 (en) An apparatus for remote contactless monitoring of sleep apnea
Cho et al. Detection of heart rate through a wall using UWB impulse radar
US20160012582A1 (en) Systems and Methods for Ultrasound Imaging
CN113384250B (zh) 用于生命体征探测的毫米波雷达系统低功耗实现方法
WO2012073863A1 (ja) 超音波撮像装置、超音波撮像方法、超音波撮像プログラム
US20170251999A1 (en) Ultrasound diagnostic image generating device and method
US20160249879A1 (en) System and Method for Ultrasound Imaging of Regions Containing Bone Structure
KR102201371B1 (ko) 신호 분리 기반의 잡음 환경 내 실시간 생체 신호 탐지 장치 및 그 방법
Yen et al. Proof-of-principle experiment on 24 GHz medical radar for non-contact vital signs measurement
Pratiwi et al. Improved FMCW radar system for multi-target detection of human respiration vital sign
Kiriazi et al. Radar cross section of human cardiopulmonary activity for recumbent subject
JP2018064642A (ja) 生体センサ
Fathy et al. Comparison of UWB Doppler radar and camera based photoplethysmography in non-contact multiple heartbeats detection
JP2022185752A (ja) 生体情報検出システム、プログラム、及び、生体情報検出方法
JP6597491B2 (ja) 電波式生体センサ
WO2020196916A1 (ja) 生体信号処理装置、及び生体信号処理プログラム
EP3020334A1 (en) Measurement system of respiration-related signals and method of operating the same
JP2013158344A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
Bounyong et al. Monitoring of a driver's heart rate using a microwave sensor and template-matching algorithm
Gharamohammadi et al. Multi-Bin Breathing Pattern Estimation by Radar Fusion for Enhanced Driver Monitoring
JP2019213772A (ja) 心拍計測方法および心拍計測装置
Zhao et al. Non-contact robust respiration detection by using radar-depth camera sensor fusion

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180829

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190311

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200107