JP2018064304A - 通信装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の無線通信方法で並行して無線通信を行う際、一部の無線接続が切断された場合でも、適切に無線接続を再開可能とすること。
【解決手段】通信装置は、第1の無線通信方法でアクセスポイントと通信する無線接続と、第1の無線通信方法と異なる第2の無線通信方法で外部装置と通信する無線接続とが並行して維持されている状況でアクセスポイントとの接続が切断され、外部装置との無線接続が維持されている場合、第2の無線通信方法による無線接続で使用されている所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用してアクセスポイントを探索する。
【選択図】図10
【解決手段】通信装置は、第1の無線通信方法でアクセスポイントと通信する無線接続と、第1の無線通信方法と異なる第2の無線通信方法で外部装置と通信する無線接続とが並行して維持されている状況でアクセスポイントとの接続が切断され、外部装置との無線接続が維持されている場合、第2の無線通信方法による無線接続で使用されている所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用してアクセスポイントを探索する。
【選択図】図10
Description
本発明は、無線チャネルを介して無線通信を行う通信装置およびプログラムに関する。
無線通信システムでは、アクセスポイントを介して相手側の装置と無線接続を確立する方式(例えば、インフラストラクチャモード)の他に、自装置又は相手側の装置がアクセスポイントとして動作することで、第3の装置を介さずに相手側の装置と直接に無線接続を確立するピアツーピア(P2P)無線接続方式が知られている。
そのようなP2P無線接続方式を実現する規格として、例えば、Wi−Fi Direct(登録商標)が知られている。Wi−Fi Directに対応した機器は、自身がアクセスポイント(GroupOwner)として動作することができ、それにより、相手側装置と直接に無線接続が可能となる。その際に、相手側装置と自装置とのいずれがアクセスポイントとして動作するかは、GroupOwnerNegotiationというシーケンスにより決定される(特許文献1)。
上記のような2つの異なる無線接続方式は、1つの装置において同時に実行可能である。例えば、自装置がクライアントとしてアクセスポイントと無線接続を確立する一方、他の装置との間で、自装置がGroupOwnerとしてクライアントとP2P無線接続を確立する場合である。その場合には、無線インタフェースとして2つのチャネルが必要となる。しかしながら、1つの無線ICチップに複数のチャネルを割り当てることは構成が極めて複雑となってしまう。従って、2つの無線接続方式を同時に実行する際、それぞれで共通のチャネルを使用することが望ましい。
一般的に、自装置がクライアントとして動作する場合には、アクセスポイントが使用チャネルの決定を主導する。また、自装置がGroupOwnerとして動作する場合には、GroupOwnerNegotiationで得られたクライアントのチャネル情報と、自身の使用できるチャネルとを照らし合わせて使用するチャネルを決定する。
ここで、上記の自装置、アクセスポイント、クライアントが共通のチャネルで無線接続されている場合に自装置とアクセスポイント間が切断されると、自装置にはチャネルの決定権がないので、切断前のチャネルでの再接続ができないことがある。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、複数の無線通信方法で並行して無線通信を行う際、一部の無線接続が切断された場合でも、適切に無線接続を再開可能な通信装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る通信装置は、外部装置と通信可能な通信装置であって、前記通信装置および前記外部装置の外部のアクセスポイントとの所定の通信規格に準拠した第1の無線通信方法による無線接続と、前記外部のアクセスポイントを介さない前記外部装置との前記所定の通信規格に準拠した第2の無線通信方法による無線接続とを実行可能な通信手段と、前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続と、前記通信手段によって実行される前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続とが並行して維持されている状況で前記外部のアクセスポイントとの接続が切断され、かつ、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続が維持されている場合、前記外部装置との前記第2の無線通信方法による無線接続に使用されている前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用して前記外部のアクセスポイントを探索し、前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用して前記外部のアクセスポイントを探索できない場合、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続を切断する処理および前記複数の通信チャネルを順番に使って前記外部のアクセスポイントを探索する処理を実行する探索手段とを備えることを特徴とする。
本発明によると、複数の無線通信方法で並行して無線通信を行う際、一部の無線接続が切断された場合でも、適切に無線接続を再開することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。尚、以下の実施例は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、携帯型通信端末装置と印刷装置(MFP)を含む無線通信システムの構成を示す図である。携帯型通信端末装置200は、無線LAN(WLAN)通信部や近接無線通信部を有する装置である。尚、近接無線通信とは、NFCに代表される、通信範囲が、比較的小さい所定範囲(例えば、1メートル〜数センチ以下)となる無線通信を意味する。携帯型通信端末装置200は、PDA(Personal Digital Assistant)等の個人情報端末、携帯電話、デジタルカメラ等でも良く、印刷装置200と無線通信(WLAN)が可能である。印刷装置(MFP)300は、携帯型通信端末装置200と無線通信可能であれば良く、その他、読取機能(スキャナ)やFAX機能、電話機能を有していても良い。本実施形態では、読取機能と印刷機能を有するMulti Function Printer(MFP)を例にしている。携帯型通信端末装置200とMFP300は共にNFCによる近接無線通信部を有し、携帯型通信端末装置200に電力供給が無い状態でも、携帯型通信端末装置200をMFP300にNFC通信可能な所定距離に近づけることで、近接無線通信も可能である。また、MFP300は、WLAN通信部によって、ネットワーク(TCP/IPに従った通信が可能なネットワーク)上の端末と無線通信可能である。携帯型通信端末装置200とMFP300のいずれか、あるいは両方は、近接無線通信部を有さずWLAN通信部のみによって無線通信を行うものとしても良い。なお、携帯型通信端末装置200及びMFP300は、後述するようにWLAN経由で複数の印刷サービスに対応した処理を実行可能である。
図1は、携帯型通信端末装置と印刷装置(MFP)を含む無線通信システムの構成を示す図である。携帯型通信端末装置200は、無線LAN(WLAN)通信部や近接無線通信部を有する装置である。尚、近接無線通信とは、NFCに代表される、通信範囲が、比較的小さい所定範囲(例えば、1メートル〜数センチ以下)となる無線通信を意味する。携帯型通信端末装置200は、PDA(Personal Digital Assistant)等の個人情報端末、携帯電話、デジタルカメラ等でも良く、印刷装置200と無線通信(WLAN)が可能である。印刷装置(MFP)300は、携帯型通信端末装置200と無線通信可能であれば良く、その他、読取機能(スキャナ)やFAX機能、電話機能を有していても良い。本実施形態では、読取機能と印刷機能を有するMulti Function Printer(MFP)を例にしている。携帯型通信端末装置200とMFP300は共にNFCによる近接無線通信部を有し、携帯型通信端末装置200に電力供給が無い状態でも、携帯型通信端末装置200をMFP300にNFC通信可能な所定距離に近づけることで、近接無線通信も可能である。また、MFP300は、WLAN通信部によって、ネットワーク(TCP/IPに従った通信が可能なネットワーク)上の端末と無線通信可能である。携帯型通信端末装置200とMFP300のいずれか、あるいは両方は、近接無線通信部を有さずWLAN通信部のみによって無線通信を行うものとしても良い。なお、携帯型通信端末装置200及びMFP300は、後述するようにWLAN経由で複数の印刷サービスに対応した処理を実行可能である。
図2は、携帯型通信端末装置200の外観を示す図である。本実施形態では、スマートフォンを例にしている。スマートフォンとは、携帯電話の機能の他に、カメラや、ウェブブラウザ、電子メール機能等を搭載した多機能型の携帯電話のことである。近接無線通信部であるNFCユニット201は、NFCを用いて通信を行うユニットであり、NFCユニット201を相手先のNFCユニットに所定距離(例えば、10cm程度)以内に近づけることでNFCによる通信を行うことができる。
WLANユニット202はWLANで通信を行うためのユニットである。WLANユニット202は、例えばIEEE802.11シリーズに準拠したWLANシステムにおけるデータ(パケット)通信が可能であるものとする。また、WLANユニット202を用いた無線通信では、Wi−Fi Direct(WFD)をベースにした通信、ソフトウェアAPモード、アドホックモード、Infrastractureモードによる通信などが可能である。表示部203は、例えば、LCD方式の表示機構を備えたディスプレイである。操作部204は、タッチパネル方式の操作機構を備えており、ユーザによる操作を検知する。代表的な操作方法には、表示部203がボタンアイコンやソフトウェアキーボードの表示を行い、ユーザがそれらの箇所に触れることによって操作イベントを検知するものがある。電源キー205は電源のオン及びオフをする際に用いるハードキーである。
図3は、MFP300の外観を示す図である。図3(a)において、原稿台301は、スキャナ(読取部)で読み取らせる原稿を載せるガラス状の透明な台である。原稿蓋302は、スキャナで読取を行う際に原稿を押さえたり、読取の際に原稿を照射する光源からの光が外部に漏れないようにしたりするための蓋である。印刷用紙挿入口303は様々なサイズの用紙をセット可能な挿入口である。印刷用紙挿入口303にセットされた用紙は一枚ずつ印刷部に搬送され、印刷部で印刷を行って印刷用紙排出口304から排出される。
図3(b)において、原稿蓋302の上部には操作表示部305及びNFCユニット306が配置されている。操作表示部305については、図4を用いて詳細に説明する。NFCユニット306は近接無線通信を行うためのユニットであり、携帯型通信端末装置200をMFP300に近接させる場所である。NFCユニット306から所定距離(約10cm)以内がNFC通信の有効距離である。WLANアンテナ307は、WLANで通信するためのアンテナが埋め込まれている。
図4は、操作表示部305の平面図である。表示部406は、画像や操作メニュー等のユーザインタフェースを表示する表示画面であり、例えば、ドットマトリクスLCDが例に挙げられる。十字キー401は表示部406上のカーソル移動等の操作に用いる。セットキー402は設定入力のためのキーである。機能キー403は機能設定等の操作に用いる。スタートキー404は印刷の開始等の機能の実行指示を行う。
図5は、携帯型通信端末装置200の構成を示すブロック図である。携帯型通信端末装置200は、装置自身のメインの制御を行うメインボード701と、WLAN通信を行うWLANユニット717と、NFC通信を行うNFCユニット718と、Bluetooth(登録商標)通信を行うBT(BlueTooth(登録商標))ユニット721とを有する。
メインボード701において、CPU702は、システム制御部であり、携帯型通信端末装置200の全体を制御する。以降に示す携帯型通信端末装置200の処理はCPU702の制御によって実行される。ROM703は、CPU702が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等を記憶する。本実施形態では、ROM703に記憶されている各制御プログラムは、ROM703に記憶されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。
RAM704は、SRAM(Static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等のデータを記憶し、また、ユーザが登録した設定値や携帯型通信端末装置200の管理データ等のデータを記憶し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
画像メモリ705は、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリで構成され、通信部を介して受信した画像データや、データ蓄積部712から読み出した画像データをCPU702で処理するために一時的に記憶する。ここで、通信部とは、WLANユニット717と、NFCユニット718及びBTユニット721を含む通信機能の総称である。
不揮発性メモリ722は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされてもデータを記憶し続ける。尚、これらのようなメモリ構成はこれに限定されるものではない。例えば、画像メモリ705とRAM704を共有させてもよいし、データ蓄積部712にデータのバックアップ等を行ってもよい。また、本実施形態では、画像メモリ705にDRAMを用いているが、ハードディスクや不揮発性メモリ等の他の記憶媒体を使用する場合もあるのでこの限りではない。
データ変換部706は、種々の形式のデータの解析や、色変換、画像変換等のデータ変換を行う。電話部707は、電話回線の制御を行い、スピーカ部713を介して入出力される音声データを処理することで電話による通信を実現している。操作部708は、操作部204(図2)の信号を制御する。GPS(Global Positioning System)709は、携帯型通信端末装置200の現在の緯度や経度等の位置情報を取得する。表示部710は、表示部203(図2)の表示内容を電子的に制御しており、各種入力操作や、MFP300の動作状況、ステータス状況の表示等を行うことができる。
カメラ部711は、レンズを介して入力された画像を電子的に記録して符号化する機能を有している。カメラ部711で撮影された画像はデータ蓄積部712に保存される。スピーカ部713は電話機能のための音声を入力または出力する機能や、その他、アラーム通知等の機能を実現する。電源部714は、携帯可能な電池であり、装置内への電力供給制御を行う。電源状態には、電池に残量が無い電池切れ状態、電源キー205を押下していない電源オフ状態、通常起動している起動状態、起動しているが省電力になっている省電力状態がある。
携帯型通信端末装置200には無線通信するための通信部が3つ搭載されており、WLAN、NFC、BlueTooth(登録商標)で無線通信することができる。これにより、携帯型通信端末装置200は、MFP等の他デバイスとのデータ通信を行う。この通信部では、データをパケットに変換し、他デバイスにパケット送信を行う。逆に、外部の他デバイスからのパケットを、元のデータに復元してCPU702に対して送信する。WLANユニット717、NFCユニット718及びBTユニット721はそれぞれバスケーブル715、716及び720を介してメインボード701に接続されている。WLANユニット717、NFCユニット718及びBTユニット721はそれぞれの規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。
メインボード701内の各種構成要素(ROM703〜電源部714、WLANユニット717、NFCユニット718、BTユニット721及び不揮発性メモリ722)は、CPU702が管理するシステムバス719を介して、相互に接続されている。
図6は、MFP300の構成を示すブロック図である。MFP300は、装置自身のメインの制御を行うメインボード801と、WLAN通信を行うWLANユニット817と、NFC通信を行うNFCユニット818と、Bluetooth(登録商標)通信を行うBTユニット819とを有する。
メインボード801において、CPU802は、システム制御部であり、MFP300の全体を制御する。以降に示すMFP300の処理はCPU801の制御によって実行される。ROM803は、CPU802が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等を記憶する。本実施形態では、ROM803に記憶されている各制御プログラムは、ROM803に記憶されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。RAM804は、SRAM(Static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等のデータを記憶し、また、ユーザが登録した設定値やMFP300の管理データ等のデータを記憶し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
不揮発性メモリ805は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされてもデータを記憶し続ける。画像メモリ806は、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリで構成され、通信部を介して受信した画像データや、符号復号化処理部812で処理した画像データや、メモリカードコントローラ516を介して取得した画像データを蓄積する。また、携帯型通信端末装置200のメモリ構成と同様に、このようなメモリ構成はこれに限定されるものではない。データ変換部807は、種々の形式のデータの解析や、画像データからプリントデータへの変換等を行う。尚、ここでの通信部とは、WLANユニット817と、NFCユニット818及びBTユニット819を含む通信機能の総称である。
読取制御部808は、読取部810(例えば、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ))を制御して、原稿上の画像を光学的に読み取る。次に、これを電気的な画像データに変換した画像信号を出力する。このとき2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施してから出力しても良い。
操作部809及び表示部811は、図4での操作表示部305に対応する。符号復号化処理部812は、MFP300で扱う画像データ(JPEG、PNG等)に対して符号復号化処理や、拡大縮小処理を行う。給紙部814は印刷のための用紙を保持する。記録制御部816からの制御で給紙部814から用紙の給紙を行うことができる。特に、給紙部814は、複数種類の用紙を一つの装置に保持するために、複数の給紙部を用意することができる。そして、記録制御部816により、どの給紙部から給紙を行うかの制御を行うことができる。
記録制御部816は、印刷される画像データに対し、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施してから記録部815に出力する。記録部815は、例えば、インクタンクから供給されるインクを記録ヘッドから吐出させて画像をプリントするインクジェットプリンタを採用可能である。また、記録制御部816は記録部815の情報を定期的に読み出してRAM804の情報を更新する役割も果たす。具体的には、インクタンクの残量や記録ヘッドの状態等のステータス情報を更新することである。
MFP300にも、携帯型通信端末装置200と同様に無線通信するための通信部が3つ搭載されており、機能は同等のため、説明は省略する。ただし、MFP300のWLANユニット817は、複数の無線通信モードで並行して無線通信可能であるが、このとき使用する無線チャネルは同一のものを使用する。ここで、WLANユニット817、NFCユニット818及びBTユニット819はそれぞれバスケーブル820、821及び822を介してメインボード801に接続されている。メインボード801内の各種構成要素(CPU802〜BTユニット819)は、CPU802が管理するシステムバス823を介して、相互に接続されている。
[ピアツーピア無線接続方式]
携帯型通信端末装置200とMFP300は、WFDに従ったピアツーピア(P2P)無線接続を確立することができる。WFDは、WiFiAllianceによって策定された規格であり、「WiFi Peer−to−Peer(P2P)Technical Specification Version1.1」に記述されている。WFD対応機器である携帯型通信端末装置200及びMFP300は、アクセスポイントとして動作するためのソフトウェアアクセスポイント(ソフトAP)機能を有している。そのため、携帯型通信端末装置200及びMFP300は、WFDにより、他のアクセスポイントを介さずに相互に直接、無線接続が可能となる。複数のWFD対応機器のうちいずれがソフトAPとして動作するかは、GroupOwnerNegotiationというシーケンスに従って決定される。以下、WFD対応機器であり且つアクセスポイントの役割を果たす装置を特に、GroupOwnerという。
携帯型通信端末装置200とMFP300は、WFDに従ったピアツーピア(P2P)無線接続を確立することができる。WFDは、WiFiAllianceによって策定された規格であり、「WiFi Peer−to−Peer(P2P)Technical Specification Version1.1」に記述されている。WFD対応機器である携帯型通信端末装置200及びMFP300は、アクセスポイントとして動作するためのソフトウェアアクセスポイント(ソフトAP)機能を有している。そのため、携帯型通信端末装置200及びMFP300は、WFDにより、他のアクセスポイントを介さずに相互に直接、無線接続が可能となる。複数のWFD対応機器のうちいずれがソフトAPとして動作するかは、GroupOwnerNegotiationというシーケンスに従って決定される。以下、WFD対応機器であり且つアクセスポイントの役割を果たす装置を特に、GroupOwnerという。
P2P無線接続に限らずアクセスポイントとクライアントから構成される無線通信システムにおいて、アクセスポイントとなる装置は、まず、ビーコン(Beacon)信号を発信する。そして、クライアントは、ビーコン信号を受信すると、アクセスポイントにプローブ要求コマンド(Probe Requestフレーム)を送信する。特にP2P無線接続の場合には、プローブ要求コマンドに、P2P無線接続に関する情報(P2Pエレメント)が含まれている。アクセスポイントが、受信したプローブ要求コマンドを参照してプローブ応答コマンド(Probe Responseフレーム)を送信すると、相互に相手側の装置を発見することができる(機器探索(Discovery))。以降、装置の種類を示す機器情報やIPアドレスの確認等のシーケンスが実行され、その後に、印刷等の各種アプリケーションの実行が可能となる。
ここで、本実施形態における装置のWLANにおける無線通信モードを2種類定義する。1つは、P2P無線接続と異なり他のアクセスポイントとなる装置を介して、相手側の装置と無線接続するモード(インフラストラクチャーモードという)である。インフラストラクチャーモードにおいては、自装置は、クライアントとして動作する。1つは、WFD対応機器として且つGroupOwnerとして動作するモードである。
[各モードにおけるチャネル決定シーケンス]
無線接続は、特定の周波数帯域(無線チャネル)を使用して行われる。使用するチャネルの決定にあたっては、クライアントからアクセスポイントに対して、クライアントが使用可能なチャネルによる無線接続の可否を順に確認していき、アクセスポイントから応答があったチャネルを特定し、以降の使用チャネルとして決定する。つまり、アクセスポイントは、自身が使用可能なチャネルでクライアントからの要求コマンドが送信された場合にのみ、クライアントに対して応答コマンドを送信する。
[各モードにおけるチャネル決定シーケンス]
無線接続は、特定の周波数帯域(無線チャネル)を使用して行われる。使用するチャネルの決定にあたっては、クライアントからアクセスポイントに対して、クライアントが使用可能なチャネルによる無線接続の可否を順に確認していき、アクセスポイントから応答があったチャネルを特定し、以降の使用チャネルとして決定する。つまり、アクセスポイントは、自身が使用可能なチャネルでクライアントからの要求コマンドが送信された場合にのみ、クライアントに対して応答コマンドを送信する。
図7は、インフラストラクチャーモードで動作しているMFP300とアクセスポイント700との間のチャネル決定シーケンスを説明するための図である。フェーズ701において、MFP300とアクセスポイント700とが第n(nは任意の正の整数)チャネルで既に無線接続されている。そして、フェーズ702において、アプリケーションの終了や電波状況等、何らかの原因により無線接続が切断されたとする。フェーズ703において、クライアントとして動作するMFP300は、機器探索リクエストコマンドの送信に際して、自身が使用可能なチャネルによる無線接続を順に試みていく。ここで、機器探索リクエストコマンドとは、上述のプローブ要求コマンドに対応する。
アクセスポイント700は、自身が使用可能なチャネル以外のチャネルで送信された機器探索リクエストコマンドに対しては応答コマンドを送信しない。例えば、アクセスポイント700が使用可能なチャネルが第nチャネルとすると、第1チャネルを使用して送信された機器探索リクエストコマンドに対しては応答コマンドを送信しない。MFP300は、第1チャネルを使用して機器探索リクエストコマンドの送信後、タイムアウト等によりアクセスポイント700からの応答がないと判定した場合には、第2チャネルを使用して機器探索リクエストコマンドを送信する。MFP300は、以上のような試行をチャネル番号を繰り上げながら繰り返し、第nチャネルを使用して機器探索リクエストコマンドを送信すると、アクセスポイント700は、当該チャネルが未使用状態であるので機器探索応答コマンドを送信する。ここで、機器探索応答コマンドとは、上述のプローブ応答コマンドに対応する。以降のフェーズ704においては、第nチャネルが使用される。フェーズ704では、例えば、SSID等の識別IDやパスワード等の設定や、IPアドレスの確認が行われ、その後に、印刷やファックス等のアプリケーションレベルでの接続が行われる。なお、以上の例では第1チャネルから1ずつ繰り上げながら使用可能なチャネルを探索しているが、試行順序はこれに限らない。
図8は、WFD対応機器のクライアントとして動作する携帯型通信端末装置200と、インフラストラクチャーモード及びGroupOwnerとして動作するMFP300と、アクセスポイント700との間のチャネル決定シーケンスを説明するための図である。図8においては、MFP300は、アクセスポイント700に対しては、インフラストラクチャーモードとして動作し、同時に、携帯型通信端末装置200に対しては、GroupOwnerとして動作している。MFP300は、携帯型通信端末装置200との間で、GroupOwnerNegosiationというシーケンスにより、自身をGroupOwnnerとして決定することができる。
図8のように、MFP300で2つのモードが同時に動作している場合には、まず、フェーズ801において、MFP300がアクセスポイント700に対して、図7で説明したようなシーケンスに従ってチャネルを決定して無線接続を確立する。ここでは、アクセスポイント700が使用可能な第nチャネルで無線接続が行われたとする。
そして、フェーズ802において、MFP300は携帯型通信端末装置200とのGroupOwnerNegotiationを行い、アクセスポイント700との通信に使用している第nチャネルで接続を行う。上記のように、フェーズ801の後にフェーズ802が行われるのは、MFP300はアクセスポイント700に対してクライアントとして動作するので、チャネルの決定権がないからである。従って、アクセスポイント700が主導で、MFP300とアクセスポイント700との間のチャネルを決定し、その後、MFP300が主導で、携帯型通信端末装置200とMFP300との間のチャネルを決定する。フェーズ802において、GroupOwnerNegotiationが行われた後は、プッシュボタンやPINコード等の情報やIPアドレスの確認が実行され、その後、印刷やファックス等のアプリケーションレベルでの接続が行われる。
図9は、フェーズ802の後、MFP300とアクセスポイント700との間の通信が切断された場合を示す図である。図9に示すように、フェーズ802の後、フェーズ901において、アプリケーションの終了や電波状況等、何らかの原因によりMFP300とアクセスポイント700との間の通信が切断されている。その場合に、MFP300は、アクセスポイント700に対して、図7のような機器探索リクエストコマンドの送信の試行(フェーズ904)を行うことができない。なぜなら、MFP300は携帯型通信端末装置200との間で第nチャネルで既に無線接続されており、GroupOwnnerとしてその無線接続を維持する必要があるため、別のチャネルに探索リクエストのコマンドを送信することができないからである。
図10は、本実施形態におけるチャネル決定シーケンスを説明するための図である。本実施形態では、フェーズ901でMFP300とアクセスポイント700との間の通信が切断後、MFP300は、フェーズ802で使用していた第nチャネルを使用して、機器探索リクエストコマンドをアクセスポイント700に送信する。フェーズ1001において、MFP300が第nチャネルで機器探索リクエストコマンドを送信した後、アクセスポイント700が機器探索応答コマンドを送信すると、以降のフェーズ1002においては、第nチャネルでの無線接続が行われる。その結果、MFP300は切断前に、アクセスポイント700に対してクライアントとして、携帯型通信端末装置200に対してGroupOwnerとして共通で第nチャネルが使用されていた状態を回復することができる。
図11は、本実施形態におけるチャネル決定方法の手順を示すフローチャートである。図11に示す各処理は、例えば、MFP300のCPU802がROM803に記憶された制御プログラムをRAM804に展開して実行することにより実現される。図11のフローチャートは、図10に示す無線通信システムにおいてなされる処理を示す。
まず、S1101において、MFP300は、アクセスポイント700に対しては、インフラストラクチャーモードのクライアントとして動作し、これと並行して、携帯型通信端末装置200に対しては、GroupOwnerとして動作している。
S1102において、MFP300は、アプリケーションの終了や電波状況等、何らかの原因によりMFP300とアクセスポイント700との間の通信が切断されたか否かを判定する。ここで、通信が切断されていないと判定された場合には、S1101に戻る。一方、通信が切断されたと判定された場合には、S1103に進む。
S1103において、MFP300は、S1102で判定された切断の前にGropOwnerとしてP2P無線接続で使用していたチャネルによって、アクセスポイント700に対して機器探索リクエストコマンドを送信する。ここで、GroupOwnerとしてP2P無線接続で使用していたチャネルとは、図10に示す携帯型通信端末装置200との間のフェーズ802で使用していた第nチャネルである。S1104において、MFP300は、アクセスポイント700からの機器探索応答コマンドを受信したか否かを判定する。ここで、受信したと判定された場合には、S1105に進み、タイムアウト等により受信しなかったと判定された場合には、S1106に進む。S1105において、MFP300は、S1103で使用したチャネルで以降のフェーズ1002を実行し、S1101に戻る。
一方、S1104で受信しなかったと判定された場合とは、例えば、アクセスポイント700が使用するチャネルが以前に使用していたチャネル(第nチャネル)から変更された場合が相当する。S1106において、MFP300は、携帯型通信端末装置200との無線接続の切断を実行する。次に、S1107において、MFP300は、アクセスポイント700に対して、機器探索リクエストコマンドの送信に際して、MFP300が使用可能なチャネルを順に試みていく。
S1108において、MFP300は、アクセスポイント700から機器探索応答コマンドを受信したか否かを判定する。ここで、受信したと判定された場合には、S1109に進み、タイムアウト等により受信しなかったと判定された場合には、S1110に進む。S1109において、MFP300は、S1108で受信したと判定された機器探索応答コマンドで使用されているチャネルで、以降のシーケンスを実行する。S1109で使用されるチャネルは、第nチャネルとは限らない。そして、S1110において、MFP300は、携帯型通信端末装置200とのP2P接続を待機する。
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態と同符号を付したものは第1の実施形態と同様の処理を行う。
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態と同符号を付したものは第1の実施形態と同様の処理を行う。
図12は、本実施形態におけるチャネル決定シーケンスを説明するための図である。図12においては、フェーズ802において携帯型通信端末装置200とMFP300との間で第nチャネルで無線接続された後、印刷アプリケーションによる印刷が実行されている(フェーズ1201)。
本実施形態においては、フェーズ901でMFP300とアクセスポイント700との間の無線接続が切断された場合には、携帯型通信端末装置200とMFP300との間で印刷等のアプリケーションによる処理が実行中であるならば、その実行の終了を待機する。つまり、図12において、MFP300は、フェーズ1201の印刷アプリケーションによる印刷が終了し、携帯型通信端末装置200との無線接続の切断を実行した後に、アクセスポイント700に対して機器探索リクエストコマンドを送信する(フェーズ1203)。その送信の際には、MFP300が使用可能なチャネルを順に確認していく。例えば、その時点でアクセスポイント700が使用可能なチャネルが第x(xは任意の正の整数)チャネルであるとすると、MFP300が第xチャネルで機器探索リクエストコマンドを送信した場合に、アクセスポイント700は第xチャネルで機器探索応答コマンドを送信する。その後、フェーズ1204において、MFP300とアクセスポイント700の間で第xチャネルにより無線接続が行われる。その後、フェーズ1205において、携帯型通信端末装置200から機器探索リクエストコマンドを受信した場合には、第xチャネルを使用して機器探索応答コマンドを送信することで無線接続を確立する。
その結果、アクセスポイント700との間で無線接続が切断されたときに携帯型通信端末装置200との間でアプリケーションによる処理が実行されている場合でも、アプリケーションの処理の実行を損なわずに、アプリケーションの完了後、システム共通のチャネルによる無線接続を回復することができる。
図13は、本実施形態におけるチャネル決定方法の手順を示すフローチャートである。図13に示す各処理は、例えば、MFP300のCPU802がROM803に記憶された制御プログラムをRAM804に展開して実行することにより実現される。図13のフローチャートは、図12に示す無線通信システムにおいてなされる処理である。
まず、S1301において、MFP300は、アクセスポイント700に対しては、インフラストラクチャーモードとして動作し、これと並行して、携帯型通信端末装置200に対しては、GroupOwnerとして動作している。
S1302において、MFP300は、アプリケーションの終了や電波状況等、何らかの原因によりMFP300とアクセスポイント700との間の通信が切断されたか否かを判定する。ここで、通信が切断されていないと判定された場合には、S1301に戻る。一方、通信が切断されたと判定された場合には、S1303に進む。
S1303において、MFP300は、MFP300がGropOwnerとしてP2P無線接続の確立を実行中であるか否かを判定する。つまり、図12に示すように、携帯型通信端末装置200との間で印刷アプリケーションによる印刷が実行中である場合には、S1303においてP2P無線接続の確立を実行中であると判定され、S1303の処理を繰り返す。一方、P2P無線接続の確立を実行中でないと判定された場合には、S1304に進む。
S1304において、MFP300は、携帯型通信端末装置200との無線接続の切断を実行する。次に、S1305において、MFP300は、アクセスポイント700に対して、MFP300が使用可能なチャネルを順に使用して機器探索リクエストコマンドを送信する。S1306において、MFP300は、アクセスポイント700から機器探索応答コマンドを受信したか否かを判定する。ここで、受信したと判定された場合には、S1307に進み、タイムアウト等により受信しなかったと判定された場合には、S1308に進む。
S1307において、MFP300は、S1306で受信したと判定された機器探索応答コマンドで使用されているチャネルで、以降の無線接続シーケンスを実行する。そして、S1308において、MFP300は、携帯型通信端末装置200とのP2P接続を待機する。第1及び第2実施形態によれば、MFP300がインフラストラクチャーモードと同時にGroupOwnerとしても動作する場合に、アクセスポイントとの無線接続が切断された場合でも、システム共通のチャネルでの無線接続を回復することができる。即ち、複数の無線通信モードで並行して無線通信を行う際、1つのモードにおいてMFP300がクライアントとなり、他の1つのモードにおいてアクセスポイントとなる場合に、一方の無線接続の切断があっても適切に共通のチャネルでの無線通信を再開できる。また、複数の無線通信モードで並行して無線通信を行う際、それぞれのモードで異なるチャネルを設定する必要がなく、処理負荷を軽減できる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又はコンピュータ読取可能な各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムを実行するコンピュータは、1つであってもよいし、複数のコンピュータが協働してプログラムを実行するものであってもよい。さらに、プログラムの一部を実行する回路等のハードウェアを設け、そのハードウェアと、ソフトウェアを実行するコンピュータが協働して、本実施形態で説明した処理を実行する場合であってもよい。
200 携帯型通信端末装置: 300 MFP: 700 アクセスポイント: 702、802 CPU: 703、803 ROM: 704、804 RAM
Claims (26)
- 外部装置と通信可能な通信装置であって、
前記通信装置および前記外部装置の外部のアクセスポイントとの所定の通信規格に準拠した第1の無線通信方法による無線接続と、前記外部のアクセスポイントを介さない前記外部装置との前記所定の通信規格に準拠した第2の無線通信方法による無線接続とを実行可能な通信手段と、
前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続と、前記通信手段によって実行される前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続とが並行して維持されている状況で前記外部のアクセスポイントとの接続が切断され、かつ、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続が維持されている場合、前記外部装置との前記第2の無線通信方法による無線接続に使用されている前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用して前記外部のアクセスポイントを探索し、前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用して前記外部のアクセスポイントを探索できない場合、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続を切断する処理および前記複数の通信チャネルを順番に使って前記外部のアクセスポイントを探索する処理を実行する探索手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記探索手段は、前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続と、前記通信手段によって実行される前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続とが並行して維持されている状況で前記外部のアクセスポイントとの接続が切断された場合、前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で最初に使用して前記外部のアクセスポイントを探索することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続が維持され、かつ、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続がなされていない状況で前記第1の無線通信方法による前記外部のアクセスポイントとの無線接続が切断された場合、前記探索手段は、前記外部のアクセスポイントを探索するために前記所定の通信チャネルを優先的に使用することなく、複数の通信チャネルを順番に使って前記外部のアクセスポイントを探索することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記所定の通信規格とは、IEEE802.11シリーズであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第2の無線通信方法は、前記通信チャネルを割り当てる役割として動作する装置を決定するためのネゴシエーション処理を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記所定の通信チャネルを優先的に使って前記外部のアクセスポイントが探索されている間、前記外部装置との無線接続は維持されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第1の無線通信方法は、インフラストラクチャーモードであり、
前記第2の無線通信方法は、ピアツーピア方式の通信モードであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記所定の通信チャネルを使って前記外部のアクセスポイントと無線接続された後、前記外部のアクセスポイントとの無線接続と並行して前記外部装置と無線接続する場合、前記外部装置との無線接続に使用される通信チャネルとして前記所定の通信チャネルを決定する決定手段、を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 印刷手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
- NFC接続手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
- Bluetooth接続手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置。
- 複数の給紙手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記探索手段は、探索リクエストを前記外部のアクセスポイントに送信することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第2の無線通信方法は、WiFiダイレクトモードであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
- 外部装置と通信可能な通信装置であって、前記通信装置および前記外部装置の外部のアクセスポイントとの所定の通信規格に準拠した第1の無線通信方法による無線接続と、前記外部のアクセスポイントを介さない前記外部装置との前記所定の通信規格に準拠した第2の無線通信方法による無線接続とを実行可能な通信手段を備える前記通信装置としてコンピュータを、
前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続と、前記通信手段によって実行される前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続とが並行して維持されている状況で前記外部のアクセスポイントとの接続が切断され、かつ、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続が維持されている場合、前記外部装置との前記第2の無線通信方法による無線接続に使用されている前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用して前記外部のアクセスポイントを探索し、前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で優先的に使用して前記外部のアクセスポイントを探索できない場合、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続を切断する処理および前記複数の通信チャネルを順番に使って前記外部のアクセスポイントを探索する処理を実行する探索手段と、して機能させるためのプログラム。 - 前記探索手段は、前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続と、前記通信手段によって実行される前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続とが並行して維持されている状況で前記外部のアクセスポイントとの接続が切断された場合、前記所定の通信チャネルを複数の通信チャネルの中で最初に使用して前記外部のアクセスポイントを探索することを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
- 前記通信手段によって実行される前記外部のアクセスポイントと複数の通信チャネルから選択された所定の通信チャネルを用いた前記第1の無線通信方法による無線接続が維持され、かつ、前記外部装置と前記所定の通信チャネルを用いた前記第2の無線通信方法による無線接続がなされていない状況で前記第1の無線通信方法による前記外部のアクセスポイントとの無線接続が切断された場合、前記探索手段は、前記外部のアクセスポイントを探索するために前記所定の通信チャネルを優先的に使用することなく、複数の通信チャネルを順番に使って前記外部のアクセスポイントを探索することを特徴とする請求項15又は16に記載のプログラム。
- 前記所定の通信規格とは、IEEE802.11シリーズであることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記第2の無線通信方法は、前記通信チャネルを割り当てる役割として動作する装置を決定するためのネゴシエーション処理を含むことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記所定の通信チャネルを優先的に使って前記外部のアクセスポイントが探索されている間、前記外部装置との無線接続は維持されることを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記第1の無線通信方法は、インフラストラクチャーモードであり、
前記第2の無線通信方法は、ピアツーピア方式の通信モードであることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記所定の通信チャネルを使って前記外部のアクセスポイントと無線接続された後、前記外部のアクセスポイントとの無線接続と並行して前記外部装置と無線接続する場合、前記外部装置との無線接続に使用される通信チャネルとして前記所定の通信チャネルを決定する決定手段、を更に有することを特徴とする請求項15乃至21のいずれか1項に記載のプログラム。
- NFC接続手段を更に有することを特徴とする請求項15乃至22のいずれか1項に記載のプログラム。
- Bluetooth接続手段を更に有することを特徴とする請求項15乃至23のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記探索手段は、探索リクエストを前記外部のアクセスポイントに送信することを特徴とする請求項15乃至24のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記第2の無線通信方法は、WiFiダイレクトモードであることを特徴とする請求項15乃至25のいずれか1項に記載のプログラム。
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