JP2018064256A - 撮像装置、その制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つの撮像素子を利用した撮影を行う際に、一方の撮像素子で検出した信号に基づく結果を他方の撮像素子を反映するタイミングのばらつきを低減すること。【解決手段】 本実施例の撮像装置は撮像素子105及び撮像素子106を有する。CPU131は撮像素子105と撮像素子106の画像取得タイミングを制御し、撮像素子105と撮像素子106のいずれの画像取得タイミングを優先して制御を行うかを決定する。また、CPU131は優先して制御をすることを決定した撮像素子の画像取得タイミングに基づいて他方の撮像素子の画像取得タイミングを制御する。【選択図】 図6

Description

本発明は、2つの撮像素子を備える撮像装置及びその制御方法に関する。
従来、2つの撮像素子を備えた撮像装置が知られている。
特許文献1では、静止画撮影用の撮像素子と、動画撮影用の撮像素子を有する撮像装置が開示されている。
特開2014−122957号公報
特許文献1によれば、動画撮影を中断することなく静止画を撮影することができる。しかしながら、特許文献1で2つの撮像素子を独立したタイミングで駆動すると、一方の撮像素子で検出した信号に基づく結果を他方の撮像素子を反映して制御する場合に、反映のタイミングにばらつきが発生してしまう場合があった。
そこで、本発明の目的は、2つの撮像素子を利用した撮影を行う際に、一方の撮像素子で検出した信号に基づく結果を他方の撮像素子を反映するタイミングのばらつきを低減することができる撮像装置及びその制御方法を提供することである。
本発明は、第1の撮像素子と、第2の撮像素子と、前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子の画像取得タイミングを制御する制御手段と、前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子のいずれの画像取得タイミングを前記制御手段が優先して制御を行うかを決定する決定手段と、を有し、前記制御手段は、前記決定手段が優先して制御をすることを決定した撮像素子の画像取得タイミングに基づいて他方の撮像素子の画像取得タイミングを制御するよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、2つの撮像素子を利用した撮影を行う際に、一方の撮像素子で検出した信号に基づく結果を他方の撮像素子を反映するタイミングのばらつきを低減することができる。
撮像装置の構成例を示す図である。 映像信号処理部とCPUに含まれる処理ブロック図である。 撮像素子の画像取得タイミングの例を説明するタイミングチャートである。 撮影処理を説明するフローチャートである。 動画撮影処理及びレリーズ優先静止画連続撮影処理を説明するフローチャートである。 優先設定処理を説明するフローチャートである。 画像取得タイミング変更を説明するフローチャートである。 撮像素子の画像取得タイミングの例を説明するタイミングチャートである。 フォーカス優先静止画連続撮影処理を説明するフローチャートである。 拡大ライブビュー処理を説明するフローチャートである。
[実施例1]
以下、本発明の実施形態について図1を参照して説明する。
[撮像装置の構成]
図1は本実施例に係る撮像装置であるカメラ100の構成例を示したブロック図である。カメラ100はレンズ101を交換可能に構成した撮像装置である。尚、本発明が適用される撮像装置はカメラ100だけではなく、例えば、レンズとカメラ本体とが一体構造となっているような撮像装置であってもよい。
レンズ101は、フォーカスレンズやズームレンズなどを含む複数のレンズからなるレンズ群であり、入射した被写体の光学像をハーフミラー103(光束分割手段)へと導く。本実施例では、ハーフミラー103が撮像光学系から入射した光束を2つの光束へと分割し、一方の光束を撮像素子105へ、他方の光束を撮像素子106へと1次結像するよう導く。
レンズ制御部141は、レンズ101側のCPUであり、レンズ101を駆動制御する。レンズ制御部141がレンズ101駆動を制御することでズーム、フォーカスが制御される。また、レンズ制御部141は絞り(不図示)を制御する。
また、レンズ101は、レンズマウント102を介してカメラ本体に対して取り外し可能になっている。
ハーフミラー103は入射した光束を2つに分離し、ハーフミラー103を透過した光束を撮像素子105へ、反射した光束を撮像素子106へと導く。
撮像素子105、および撮像素子106は、CMOS撮像素子等で構成される光電変換手段である。撮像素子105、および撮像素子106は、レンズ101、シャッタ104を備える撮像光学系で形成された被写体像を光電変換し、画像信号を出力することができる。
また、撮像素子105、および撮像素子106が有する各画素は、記録するための画像信号を取得するだけでなく、位相差検出式の焦点検出を行うための画素構成を有している。画素構成の一例は、例えば特開2014−174460号公報や特開2013−7998号公報に開示されている。
シャッタ104は、静止画撮影時に露光秒時を調節するフォーカルプレーンシャッタである。本実施例では、フォーカルプレーンシャッタにて撮像素子105の露光秒時を調節する構成であるが、この限りではない。撮像素子105が電子シャッタ機能を有し、制御パルスで露光秒時を調節する構成でもよい。本実施例では、撮像素子105で主に静止画撮影を、撮像素子106で主に動画撮影を行うことを想定している。ただし、撮像素子106に対するシャッタを具備し、撮像素子106で静止画撮影を行う構成としてもよく、撮像素子105、および撮像素子106の用途を限定するものではない。
映像信号処理部121は、撮像素子105、及び、撮像素子106が出力する画像データに対し、デジタル画像データのホワイトバランス、色補間、色補正、γ変換、エッジ強調、解像度変換、ノイズ低減処理や、画像の明るさ、コントラスト等の解析を行う。そして処理を行った画像データをメモリ132に出力する。
映像信号処理部121が出力した解析データは、露出制御、オートフォーカス制御に利用する。
静止画エンコード処理部122は、メモリ132に配置されている画像データを入力として、例えばJPEGなどに代表される画像圧縮を行い、圧縮静止画像データを再度メモリ132に出力する。
動画エンコード処理部123は、メモリ132に配置されている複数の画像データを入力として、例えばH.264などに代表される画像圧縮を行い、圧縮動画像データを再度メモリ132に出力する。
メモリ132は、映像信号処理部121の出力画像データの他、CPU131が各種処理を行なう際にデータを一時的に記憶する。
不揮発性メモリ133は、CPU131が実行するプログラムデータを記憶している。
タイミング発生部142は、撮像素子105、撮像素子106、映像信号処理部121にタイミングを提供する。
バス150には前述した構成部以外にレンズ制御部141、電源110、メモリ132、不揮発性メモリ133、表示制御部151、カード入出力部171、そして、各種のスイッチ類が接続される。
尚、上述の各種のスイッチ類とは、メインスイッチ161、第1レリーズスイッチ162、第2レリーズスイッチ163、露出制御モード変更ボタン164、動画記録開始ボタン165、上下左右選択ボタン166、決定ボタン167である。
電源110は、バス150を介してカメラ100の内部に設けられている各回路に電源供給を行う。
表示制御部151は、バス150を介してタイミング発生部142からの信号に応じて、メモリ132に保存された表示用画像データをD/A変換部152においてデジタル画像データから表示用のアナログ画像データへと変換する。変換されたアナログ画像データは、液晶表示素子からなるTFTなどの表示部153、若しくはVIDEO出力端子154、HDMI(登録商標)出力端子155などのケーブルを介して外部に設けられた外部表示部(不図示)に表示される。
尚、デジタル画像データが記憶されているメモリ132内部の領域をVRAMと呼ぶ。表示制御部151が、メモリ132のVRAMを読み出し前述の処理をおこなうことで、表示部153に表示用のアナログ画像データが更新される。そして、上述の動作を連続的におこない表示部153に表示画像が更新され続けることによって動画の表示が可能となる。
カードスロット172は、例えばSDカード等の着脱可能な記録媒体173を差し込み可能である。そして、記録媒体173は、カードスロット172に差し込まれた状態でカード入出力部171と電気的に接続される。この状態で、メモリ132に記録されている画像データを記録媒体173へと記録することが可能である。また、記録媒体173の内部に記録されたデータをカメラ100で読み出すことも可能である。
CPU131は、バス150を介して上述したようなカメラ100内の各部へと接続されており、カメラ100内の各部を統括的に制御する制御部である。本実施例では、CPU131は、レンズ制御部141、タイミング発生部142、映像信号処理部121、表示制御部151に対して、カメラ100内の各部の制御を指示する。尚、上述したような制御部や処理部を設けずに、CPU131がカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であっても良い。また、CPU131を設けずに上述した制御部や処理部がそれぞれ連動して制御(処理)をおこなうことでカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であってもよい。
[カメラ100の基本動作]
以下、本実施例に係る撮像装置であるカメラ100の基本動作について図1を参照して説明する。まず、ユーザによりメインスイッチ161がオンされることで、電源110はカメラ100を構成する各部へと電源を供給する。
次に、カメラ100を構成する各部へと電源の供給がなされると、撮像素子106に、レンズ101によって導かれた被写体の光学像が結像される。
次に、撮像素子106から定期的(例えば1秒に60回)に画像データが取り込まれ、各種処理を実行した後にメモリ132のVRAMへ配置する。これにより、撮像素子106から取り込んだ画像データを表示部153に逐次表示(ライブビュー)することができる。また、撮像素子105の読出し領域を限定し、同様に定期的に画像データを取得することで、拡大ライブビュー表示を行うことができる。
次に、上下左右選択ボタン166、決定ボタン167をユーザが操作することによって、GUIに表示された各種のパラメータの選択と設定を行うことが可能である。
また、露出制御モード変更ボタン164をユーザが押下することで、露出制御モードの選択と設定を行うことが可能である。
次に、ライブビュー中にユーザが動画記録開始/終了ボタン165を押すと、動画の記録が開始または終了される。
次に、第1レリーズスイッチ162(以下SW1)はレリーズボタン(不図示)の第1ストローク(半押し状態)でオンとなり、被写体の撮影準備を開始する。ここで、撮影準備の詳細としては、レンズ制御部141によるレンズ101の駆動制御によって前述したフォーカス、ズーム、絞りなどの制御を必要に応じて実行する。
次に、第2レリーズスイッチ163(以下SW2)は、レリーズボタン(不図示)の第2ストローク(全押し状態)でオンとなり、被写体の撮影を開始する。被写体の撮影の詳細としては、シャッタ104と、撮像素子105を駆動することで被写体の光学像を取り込み、画像データを取り込む。
[露出制御・焦点制御]
以下、本実施例に係る撮像装置であるカメラ100の露出制御及び焦点制御について図2の概念図を参照して説明する。図2は映像信号処理部121、及び、CPU131での露出制御及び焦点制御の流れを表すブロック図である。映像信号処理部121及び、CPU131は、第一映像信号処理部201、第一露出検出部202、第一焦点検出部203、第二映像信号処理部211、第二露出検出部212及び第二焦点検出部213を有する。また、露出制御部221、撮像素子制御部222、焦点制御部223及び顔・動き検出部231を有する。
第一映像信号処理部201は、撮像素子105から出力される画像から、画像内の領域ごとの明るさ、コントラスト値等の解析を行い、画像の明るさ等の解析結果を第一露出検出部202に、コントラスト値等の解析結果を第一焦点検出部203に出力する。また、撮像素子が位相差検出画素の出力が可能な場合、第一映像信号処理部201は、位相差検出データを、第一焦点検出部203に出力する。
第一露出検出部202は第一映像信号処理部201から出力される画像の明るさ等の解析データを元に露出検出を行い、解析結果を露出制御部221に出力する。第一焦点検出部203は第一映像信号処理部201から出力されるコントラスト、または位相差検出データ等の解析データを元に焦点検出を行い、解析結果を焦点制御部223に出力する。
第二映像信号処理部211、第二露出検出部212、第二焦点検出部213は、撮像素子106が出力する画像データに対し、それぞれ第一映像信号処理部201、第一露出検出部202、第一焦点検出部203と同等の処理を行う。
露出制御部221は、第一露出検出部202、及び第二露出検出部212から出力される解析結果を入力とし露出制御値を算出し、撮像素子制御部222に出力する。絞り制御自動を含む露出制御モードである場合、絞り値をレンズ制御部141に出力してもよい。撮像素子制御部222は露出制御部221から出力される露出制御値を入力とし、撮像素子105、及び、撮像素子106のアナログゲイン量、およびデジタルゲイン量を制御する。また、撮像素子制御部222は、撮像素子105、及び撮像素子106の読出し領域、画素加算数、または画素間引き量を指定することで、読出し画素数の制御を行う。さらに、読出し領域の決定にあたっては、撮像素子制御部222は、顔・動き検出部231の検出結果を利用する構成としてもよい。
焦点制御部223は、第一焦点検出部203、及び、第二焦点検出部213から出力される解析結果を入力とし焦点制御値を算出し、レンズ制御部141に出力する。
顔・動き検出部231は、第二映像信号処理部の出力をもとに、画像内に含まれる顔の検出と、過去の画像との比較から被写体の動き量を検出する。顔・動き検出部231で検出した結果は、露出制御部221、及び焦点制御部223で利用する。
以上が本実施例におけるカメラ100の基本動作である。
[タイミング制御]
次に、動画撮影中の静止画撮影、及びレリーズ優先静止画連続撮影における、撮像素子105、及び撮像素子106のタイミング制御について、図3のタイミングチャートを参照して説明する。
本実施例では、撮像素子105のフレームレートと撮像素子106のフレームレートとが、優先する撮像素子のフレームレートを基準に整数倍の関係になる(周期を合わせる)よう制御する。これにより、一方の撮像素子の信号に基づく検出結果を他方の撮像素子に反映する場合のタイミングのバラつきを低減することができる。
また、検出結果を取得するための撮像素子106の画像取得タイミングよりも撮像素子105の画像取得タイミングを第1の所定時間遅くする(位相をずらす)よう制御する。本実施例では一例として、撮像素子105の蓄積開始のタイミングを撮像素子106の蓄積開始のタイミングよりも第1の所定時間遅くするよう制御する。これにより、撮像素子106による検出から撮像素子105の蓄積までのタイムラグをより短縮することができる。
図3(a)はレリーズ優先静止画連続撮影におけるタイミングチャートである。撮像素子105では静止画像の蓄積と読出しを行う。撮像素子105の静止画像読出し期間中はシャッタ104を閉じる。撮像素子106では周期的に画像の蓄積と読出しを行い、ライブビュー表示画像や露出検出、焦点検出、顔・動き検出に利用する。撮像素子106から焦点検出結果が得られたら、レンズ101のフォーカスレンズを駆動する。第2レリーズスイッチ163の押下などで、撮像素子105での静止画像取得を開始したら、撮像素子106の蓄積と読出しタイミングを、撮像素子106の蓄積周期に合わせて、変更する。
図3(b)は動画記録中静止画撮影におけるタイミングチャートである。撮像素子105では静止画像の蓄積と読出しを行う。撮像素子105の静止画像読出し期間中はシャッタ104を閉じる。撮像素子106では周期的に画像の蓄積と読出しを行い、ライブビュー表示画像や、動画像記録用画像、露出検出、焦点距離検出、顔・動き検出に利用する。第2レリーズスイッチ163の押下などで、静止画撮影を開始する場合、撮像素子106の蓄積と読出しタイミングに合わせて、撮像素子105での静止画像取得を開始する。
[撮影処理(図4)]
次に、図4を用いて本実施例のメインフローを説明する。
ステップS010で、CPU131は撮影モードが変更されたか否かを判定する。撮影モードが変更されたと判定した場合にはステップS011へと進み、変更されていないと判定した場合にはステップS012へと進むようCPU131が制御する。CPU131は、カメラ100の電源110がオンされた場合や電源110がオンされた後に撮影モードが変更された場合に、撮影モードが変更されたと判定する。
ステップS011で、CPU131はステップS101に進み、現在のカメラ100の設定状態に基づいて、CPU131が優先して制御(優先制御)する撮像素子を決定する(優先設定処理)。優先制御する撮像素子に対して他方の撮像素子は、優先制御する撮像素子の画像取得タイミングに基づいて(に従属させて)CPU131が制御する。優先設定処理の詳細については図6を用いて後述する。
ステップS012で、撮影モードが動画撮影モード又はレリーズ優先静止画連続撮影モードに設定されているかをCPU131が判定する。撮影モードが動画撮影モード又はレリーズ優先静止画連続撮影モードである場合にはステップS013へ進み、そうでない場合にはステップS014へと進む。
ステップS013で、CPU131は動画撮影処理/レリーズ優先静止画連続撮影処理を行うよう制御する。動画撮影処理/レリーズ優先静止画連続撮影処理については図5で後述する。動画撮影処理/レリーズ優先静止画連続撮影処理を終了すると、ステップS019へと進む。
ステップS014で、撮影モードがフォーカス優先静止画連続撮影モードに設定されているかをCPU131が判定する。撮影モードがフォーカス優先静止画連続撮影モードである場合にはステップS016へ進み、そうでない場合にはステップS015へと進む。
ステップS016で、フォーカス優先静止連続撮影処理を行うようCPU131が制御する。詳しくは図9を用いて後述する。フォーカス優先静止連続撮影処理を終了すると、ステップS019へと進む。
ステップS015で、現在の撮影モードが拡大ライブビュー表示モードであるか否かをCPU131が判定する。現在の撮影モードが拡大ライブビュー表示モードである場合にはステップS017へと進み、そうでない場合には優先制御する撮像素子が設定されていないとしてステップS018へと進む。
ステップS017で、拡大ライブビュー表示処理を行うようCPU131が制御する。詳しくは図10を用いて後述する。拡大ライブビュー表示処理を終了すると、ステップS019へと進む。
ステップS018では、撮像素子105と撮像素子106を独立して駆動する。詳細は省略する。
ステップS019では、撮影処理を終了するか否かをCPU131が判定する。撮影処理を終了しないとCPU131が判定した場合には、ステップS010へと戻り、終了すると判定した場合には、本フローの処理を終了するようCPU131が制御する。
[優先設定処理(図6)]
次に、優先設定処理について説明する。本フローでは、撮影モードに応じて、撮像素子105(静止画用撮像素子)と撮像素子106(動画用撮像素子)のいずれを優先して制御を行うか、又は優先して制御する撮像素子を設定しないかをCPU131が設定する。
本実施例では、主に次の4つの撮影モードを想定している。動画撮影モード、フォーカス優先静止画連続撮影モード、レリーズ優先静止画連続撮影モード及び拡大ライブビュー表示モードである。各撮影モードで撮像素子105と撮像素子106のいずれを優先するか及びその理由を説明する。
動画撮影モードは、動画の記録を行うモードであるため、動画の画質を優先するモードである。動画の画質はフレームレートにも依存しているため、本モードでは撮像素子106(動画用撮像素子)を優先してCPU131(決定手段)が制御する。
フォーカス優先静止画連続撮影モードは、連続撮影中のコマ速よりもフォーカスレンズの被写体に対する追従精度を優先するモードである。このため、本モードでは撮像素子106(動画用撮像素子)を優先してCPU131が制御することで、撮像素子106(動画用撮像素子)の検出周期を保つことで、動画の画質を保つ。
レリーズ優先静止画連続撮影モードは、撮像素子105による連像撮影中の静止画の取得タイミングを優先するモードである。このため、本モードでは撮像素子105(静止画用撮像素子)を優先してCPU131が制御する。
拡大ライブビュー表示モードは、取得した画像を拡大してライブビューするモードである。このため、本モードでは撮像素子105(静止画用撮像素子)を優先してCPU131が制御する。撮像素子106では、撮像素子105で取得した信号に基づいて表示している領域の外側の領域についても信号の取得を続行することができる。
以上のような、モードに応じた撮像素子の優先制御の設定をフローチャートで表わした図が図6である。以下、図6を用いて優先設定処理のフローを説明する。
まず、優先設定処理を開始したら、ステップS201に進み、CPU131は、カメラ100の動画撮影モードかどうかを判断する。動画撮影モードでない場合、ステップS202に進み、動画撮影モードである場合、ステップS205に進む。
ステップS202では、CPU131は、カメラ100の設定状態がフォーカス優先静止画連続撮影となっているかを判断する。フォーカス優先静止画連続撮影設定でない場合、ステップS203に進み、フォーカス優先静止画連続撮影設定である場合、ステップS205に進む。
ステップS203では、CPU131は、カメラ100の設定状態がレリーズ優先静止画連続撮影となっているかを判断する。レリーズ優先静止画連続撮影設定でない場合、ステップS204に進み、レリーズ優先静止画連続撮影設定である場合、ステップS206に進む。
ステップS204では、CPU131は、カメラ100の動作状態が拡大ライブビュー表示かどうかを判断する。拡大ライブビュー状態である場合、ステップS206に進み、拡大ライブビュー状態でない場合、ステップS207に進む。
ステップS205では、CPU131は、撮像素子106を優先制御するよう設定し、優先設定処理を終了する。
ステップS206では、CPU131は、撮像素子105を優先制御するよう設定し、優先設定処理を終了する。
ステップS207では、CPU131は、いずれの撮像素子についても優先制御せず、独立して制御する設定をし、優先設定処理を終了する。
[動画撮影処理/レリーズ優先静止画連続撮影処理(図5)]
次に図3のタイミングチャートの動作を実現するための、映像信号処理部121、及びCPU131の処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS102に進み、CPU131は、ステップS101で決定した優先制御する撮像素子のタイミングに合わせて、従属させる撮像素子の画像取得タイミングを変更することで、画像取得タイミングを調整する。画像取得タイミング変更処理の詳細については後述する。
次に、ステップS103及びステップS106に並行して進み、撮像素子105と撮像素子106の制御をCPU131が並行して行う。
まずステップS103では、CPU131は、静止画撮影を行うかを判断する。ここでは、第2レリーズスイッチ163が押下されているか否かを判定する。静止画撮影する場合(第2レリーズスイッチ163が押下されている場合)は、ステップS104に進み、静止画撮影しない場合(第2レリーズスイッチ163が押下されていない場合)はステップS111に進む。
ステップS104では、CPU131は、露出制御部221、撮像素子制御部222へ指示し、撮像素子105の露出設定を行い、ステップS105に進む。
ステップS105では、撮像素子105は、シャッタ104と協調して画像の蓄積と読出しを行い、静止画像を取得して、ステップS111に進む。
一方で、ステップS106では、CPU131は露出制御部221、撮像素子制御部222へ指示し、撮像素子105の露出設定を行い、ステップS107に進む。
ステップS107では、撮像素子106は、画像の蓄積と読出しを行い、ステップS108に進む。なお、モードが動画撮影モードである場合には、ステップS107で読みだした画像を記録媒体173へと保存する。レリーズ優先静止画連続撮影モードである場合には、ステップS107で読みだした画像を記録媒体173へと保存しない。
ステップS108では、ステップS107で取得した撮像素子106の画像を利用し、第二露出検出部212が露出検出を行い、露出検出結果を露出制御部221へ送り、ステップS109に進む。ステップS108で露出検出した結果は、再度ステップS104、及びステップS106を実行する際に利用する。
ステップS109では、ステップS107で取得した撮像素子106の画像を利用して、第二焦点検出部213が焦点検出を行い、焦点制御部223に結果を送り、ステップS110に進む。
ステップS110では、ステップS109で取得した、焦点検出結果を利用して、焦点制御部223が、レンズ制御部141を経由して、レンズ101のフォーカスレンズを駆動し、ステップS111に進む。
ステップS111では、CPU131は、メインスイッチ161の状態を取得し、オフ状態であれば、撮影処理を終了する。オン状態であれば、ステップS102に戻り、処理を継続する。
以上のように、本実施例の動画撮影モード中に静止画撮影を行う場合であっても、撮像素子106が優先制御する撮像素子として扱われるため、そうでない場合と比較して動画の画質を高く保つことができる。
また、本実施例のレリーズ優先静止画連続撮影モードは、撮像素子105による連像撮影中の静止画の取得タイミングを優先するモードである。このため、本モードでは撮像素子105(静止画用撮像素子)を優先してCPU131が制御する。
[フォーカス優先静止画連続撮影処理(図9)]
まず、フォーカス優先静止画連続撮影処理について、図8のタイミングチャートを参照して説明する。
図8でも図3と同様、撮像素子105のフレームレートと撮像素子106のフレームレートとが、優先する撮像素子のフレームレートを基準に整数倍の関係になる(周期を合わせる)よう制御する。これにより、一方の撮像素子の信号に基づく検出結果を他方の撮像素子に反映する場合のタイミングのバラつきを低減することができる。
また、検出結果を取得するための撮像素子106の画像取得タイミングよりも撮像素子105の画像取得タイミングを第1の所定時間遅くする(位相をずらす)よう制御する。本実施例では一例として、撮像素子105の蓄積開始のタイミングを撮像素子106の蓄積開始のタイミングよりも第1の所定時間遅くするよう制御する。これにより、撮像素子106による検出から撮像素子105の蓄積までのタイムラグをより短縮することができる。
撮像素子106は、周期的に画像の蓄積と読出しを行い、ライブビュー表示画像や露出検出、焦点検出、顔・動き検出に利用する。撮像素子106の制御と並行して、CPU131は撮像素子105では蓄積と部分読出しを行うよう制御する。撮像素子106の部分読出し領域は、焦点検出を行う領域であり、撮像素子106の読出し周期以内となる読出し画素数となるように領域の広さを調整する。このとき、撮像素子105から焦点検出結果が得られたら、レンズ101のフォーカスレンズを駆動する。また、撮像素子105と撮像素子106それぞれの焦点検出結果の差分をメモリ132に記憶しておく。
次に、第2レリーズスイッチ163の押下などで、静止画撮影を開始する場合、撮像素子106の蓄積と読出しタイミングに合わせて、撮像素子105での静止画像取得を開始する。撮像素子105の静止画像読出し期間中はシャッタ104を閉じる。同時に、撮像素子106から焦点検出結果が得られたら、メモリ132が記憶している撮像素子105と撮像素子106焦点検出結果の差分データを加味して、レンズ101のフォーカスレンズを駆動する。
次に、図8のタイミングチャートの動作を実現するための、映像信号処理部121、及びCPU131の処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、ここでは、フォーカス優先静止画連続撮影が前提であるため、撮像素子106が優先設定となる。
次に、ステップS402に進み、CPU131は、カメラ100内部の撮影設定を更新して、ステップS403に進む。撮影設定として、一例としてAF枠の位置やレンズ101の焦点距離、デフォーカス量の変化を考慮する。
ステップS403では、CPU131は、ステップS403で設定した撮影設定に変更があったかを判断する。ここでいう撮影設定とは、現在メモリ132で記憶している焦点検出結果との差分データと、現在の撮影条件での焦点検出結果の差分データとの間に所定以上の変化が生じると判断する指標となる撮影設定である。撮影設定に変更がなかった場合、S404に進み、撮影設定に変更があった場合、S411に進む。本実施例では一例として、焦点距離が第1の所定値以上変化した場合、AF枠が変更された場合は、撮影設定に変更があったとCPU131が判定する。撮影設定に変更があったとCPU131が判定した場合には、ステップS418で撮像素子105により取得した信号に基づく焦点検出結果と撮像素子106により取得した信号に基づく焦点検出結果との差分データを算出すべくステップS411へと進む。撮影設定に変更がないとCPU131が判定した場合には、過去にステップS419で算出した差分を用いればよいとして、ステップS405及びステップS407へと進む。
ステップS404では、CPU131は、撮像素子105により取得した信号に基づく焦点検出結果と撮像素子106により取得した信号に基づく焦点検出結果との差分データが取得済みである否かを判断する。焦点検出結果の差分データが取得済みである場合は、ステップS405、及びステップS407の平行処理に進み、焦点検出結果の差分データが取得済みではない場合は、ステップS411に進む。
ステップS405では、CPU131は、静止画撮影を行うか否かを判断する。例えば、第2レリーズスイッチ163が押下されている場合は静止画撮影を行うと判定し、そうでない場合には静止画撮影を行わないと判定する。静止画撮影する場合は、ステップS406に進み、静止画撮影しない場合は、ステップS419に進む。
ステップS406では、撮像素子105は、シャッタ104と協調して画像の蓄積と読出しを行い、静止画像を取得して、ステップS419に進む。
ステップS407では、撮像素子106は、画像の蓄積と読出しを行い、ステップS408に進む。
ステップS408では、ステップS407で取得した撮像素子106の画像を利用して、第二焦点検出部213が焦点検出を行い、焦点制御部223に結果を送り、ステップS409に進む。
ステップS409では、焦点制御部223は、ステップS408で取得した焦点検出結果と、取得済みの焦点検出結果の差分データから、レンズ101のフォーカスレンズ駆動量を算出し、ステップS410に進む。
ここで、撮像素子106の焦点検出結果に加えてステップS409で焦点検出結果の差分データを用いる理由を説明する。本実施例の撮像素子106は主に表示・検出に用いるため、フレームレートの高さを優先している。このため、撮像素子106では複数の画素の信号を加算して読み出している。つまり、取得する画像としての画素数は撮像素子106の実際の画素数よりも少なくなる。加算した信号を用いて焦点検出を行うと、加算しなかった場合と比較して焦点検出精度が低下する。そこで、ステップS418で算出したステップS418で撮像素子105により取得した信号に基づく焦点検出結果と撮像素子106により取得した信号に基づく焦点検出結果との差分データを算出する。そして、ステップS409では当該差分データを用いて撮像素子106により取得した信号に基づく焦点検出結果を補正する。これにより、当該補正後の焦点検出結果に基づきより被写体にピントが合うようなレンズ駆動量を算出することができる。
ステップS410では、ステップS409で算出した、フォーカスレンズ駆動量を元に、焦点制御部223が、レンズ制御部141を経由して、レンズ101のフォーカスレンズを駆動し、ステップS419に進む。
ステップS411では、CPU131は、ステップS401で決定した優先制御する撮像素子105の画像取得タイミングに合わせて、従属する撮像素子106の画像取得タイミングを変更することで、画像取得タイミングを調整する。画像取得タイミング変更処理の詳細については前述の処理と同様である。当該ステップを経ることで、例えば優先制御する撮像素子のフレームレートが本フロー中に変更になった場合であっても、一方の撮像素子で検出した信号に基づく結果を他方の撮像素子を反映するタイミングのばらつきを低減することができる。画像取得タイミング変更処理が終了したら、ステップS412、及びステップS415の平行処理に進む。
ステップS412では、CPU131は、撮像素子105は、画像の蓄積と指定された領域の読出しを行うよう制御し、ステップS413に進む。本実施例では、ステップS412で静止画の記録を行う場合(第2レリーズスイッチ163が押下されている場合)と静止画の記録を行わない場合(第2レリーズスイッチ163が押下されていない場合)とで信号の読み出し範囲を変える。静止画の記録を行う場合は撮像素子105の全面の信号を読み出すようCPU131が制御する。静止画の記録を行わない場合は、AF枠に対応する撮像素子105の座標を含む部分的な領域を指定して読み出すことで、読出し時間を短縮することができる。
ステップS413では、ステップS412で取得した撮像素子105の画像を利用して、第一焦点検出部203が焦点検出を行い、焦点制御部223に結果を送り、ステップS414に進む。
ステップS414では、ステップS413で算出した焦点検出結果を利用して、焦点制御部223がレンズ駆動量を算出し、レンズ制御部141を経由して、レンズ101のフォーカスレンズを駆動するようCPU131が制御して、ステップS418に進む。
ステップS415では、撮像素子106は、画像の蓄積と読出しを行い、ステップS416に進む。
ステップS416では、ステップS415で取得した撮像素子106の画像を利用して、第二焦点検出部213が焦点検出を行い、焦点制御部223に結果を送り、ステップS417に進む。
ステップS417では、ステップS415で取得した撮像素子106の画像を利用して、顔・動き検出部231が、画像内に存在する顔画像の座標や、指定した被写体の座標を検出する。顔・動き検出結果の取得が終わったら、ステップS418に進む。
ステップS418では、ステップS413で取得した撮像素子105の焦点検出結果と、ステップS416で取得した撮像素子106の焦点検出結果の差分データを算出してメモリ132に記憶するようCPU131が制御する。焦点検出結果の差分データの算出が終わったら、ステップS419に進む。
ステップS419では、CPU131は、メインスイッチ161の状態を取得し、オフ状態であれば、撮影処理を終了する。オン状態であれば、ステップS402に戻り、処理を継続する。
以上のように、本実施例のフォーカス優先静止画連続撮影モードでは、撮像素子106が優先制御する撮像素子として扱われるため、そうでない場合と比較してフォーカスレンズの被写体に対する追従精度が高まる。これにより、より被写体にピントの合った状態で連続撮影を行うことができる。
[拡大ライブビュー表示処理(図10)]
図10のフローチャートを参照して、拡大ライブビュー処理を説明する。本フローチャートはユーザによる拡大ライブビュー開始指示がなされた場合であるため、撮像素子105が優先設定となる。
まず、ステップS502で、CPU131は、ステップS501で決定した優先制御する撮像素子の画像取得タイミングに合わせて、従属する撮像素子の画像取得タイミングを変更することで、画像取得タイミングを調整する。画像取得タイミング変更処理の詳細については前述の処理と同様である。画像取得タイミング変更処理が終了したら、ステップS503、及びステップS506の平行処理に進む。
ステップS503では、CPU131は、ユーザによる上下左右選択ボタン166操作、または後述の撮像素子106の顔・動き検出結果を元に、撮像素子105の読出し位置を決定して、ステップS504に進む。
ステップS504では、撮像素子105は、画像の蓄積とステップS504で決定した読出し位置での読出しを行い、ステップS509に進む。
ステップS505では、ステップS504で読み出した信号に基づく画像を拡大ライブビュー表示する。
ステップS506では、撮像素子106は、画像の蓄積と読出しを行い、ステップS507に進む。
ステップS507では、ステップS506で取得した撮像素子106の画像を利用して、顔・動き検出部231が、画像内に存在する顔位置の座標や、指定した被写体位置の座標を検出する。顔・動き検出結果の取得が終わったら、ステップS508に進む。
ステップS508では、CPU131は、ステップS507で取得した、顔位置の座標や、被写体位置の座標を、撮像素子における読出し位置へと換算する。撮像素子の読出し位置算出が終わったら、ステップS509に進む。
ステップS509では、CPU131は、ユーザによる拡大ライブビュー終了指示がなされたかを判断し、拡大ライブビュー終了指示がなされた場合、撮影処理を終了する。拡大ライブビュー終了指示がなされていない場合、ステップS502に戻り、処理を継続する。
以上のように、拡大ライブビュー表示モードは、取得した画像を拡大してライブビューするモードである。このため、本モードでは撮像素子105(静止画用撮像素子)を優先してCPU131が制御する。
前述の制御を行うことで、拡大ライブビュー表示では、撮像素子105が優先制御する撮像素子として扱われるため、撮像素子105で部分的な読出しを行いながら、同じタイミングで、より広い画角となる撮像素子による顔・動き検出等の検出結果が得られる。また、撮像素子による顔・動き検出結果を撮像素子105の読出し位置に反映させることで、リアルタイムに変化する被写体位置に合わせた拡大ライブビュー表示が可能となる。
[画像取得タイミング変更処理(図7)]
次に、画像取得タイミング変更処理の詳細について、図7のフローチャートを参照して説明する。ここでは、前述したように一方の撮像素子の信号に基づく検出結果を他方の撮像素子に反映する場合のタイミングのバラつきを低減するようCPU131が画像取得のタイミングを制御する。すなわち、撮像素子105のフレームレートと撮像素子106のフレームレートとが、優先する撮像素子のフレームレートを基準に整数倍の関係になる(周期を合わせる)よう制御する。
また、検出結果を取得するための撮像素子106の画像取得タイミングよりも撮像素子105の画像取得タイミングを第1の所定時間遅くする(位相をずらす)よう制御する。本実施例では一例として、撮像素子105の蓄積開始のタイミングを撮像素子106の蓄積開始のタイミングよりも第1の所定時間遅くするよう制御する。これにより、撮像素子106による検出から撮像素子105の蓄積までのタイムラグをより短縮することができる。
まず、画像取得タイミング変更処理を開始したら、ステップS301に進み、CPU131は、優先設定処理の際に設定した優先設定(いずれの撮像素子を優先制御するか)を取得して、ステップS302に進む。
ステップS302では、CPU131は、優先設定が撮像素子105かどうかを判断する。優先設定が撮像素子105の場合、ステップS303に進み、優先設定が撮像素子105でない場合、ステップS305に進む。
ステップS303では、CPU131は、基準となる撮像素子105の画像取得タイミングを、撮像素子制御部222経由で取得して、ステップS304に進む。
ステップS304では、CPU131は、ステップS303で取得した撮像素子105の画像取得タイミングに合わせて、撮像素子106の画像取得タイミングを、撮像素子制御部222経由で変更し、画像取得タイミング変更処理を終了する。
ステップS305では、CPU131は、優先制御する撮像素子の設定が撮像素子106かどうかを判断する。優先制御する撮像素子の設定が撮像素子106の場合、ステップS306に進み、優先制御する撮像素子の設定が撮像素子106でない場合、画像取得タイミング変更処理を終了する。
ステップS306では、CPU131は、基準となる撮像素子106の画像取得タイミングを、撮像素子制御部222経由で取得して、ステップS307に進む。
ステップS307では、CPU131は、ステップS306で取得した撮像素子106の画像取得タイミングに合わせて、撮像素子105の画像取得タイミングを、撮像素子制御部222経由で変更し、画像取得タイミング変更処理を終了する。
前述の制御を行うことで、レリーズ優先静止画連続撮影では、撮像素子105が優先制御する撮像素子として扱われるため、静止画撮影の間隔を一定に保ちながら、撮像素子106の画像を元に検出した露出や焦点距離を安定して適用することができる。
[本実施例の効果]
以上のように、本実施例では、CPU131(決定手段)優先して制御をすることを決定した撮像素子の画像取得タイミングに基づいて他方の撮像素子の画像取得タイミングをCPU131(制御手段)が制御する。これにより、一方の撮像素子の信号に基づく検出結果を他方の撮像素子に反映する場合のタイミングのバラつきを低減することができる。
[その他の実施形態]
なお、前述の実施例では撮像素子105を静止画用撮像素子、撮像素子106を動画用撮像素子として説明した。そして前述の実施例では撮像素子106は各画素部から取得した信号を加算して読み出すことでフレームレートをより高くしていることを説明した。これに代えて撮像素子105の画素数が撮像素子106の画素数よりも多くなるようにしても良い。これにより、撮像素子106のフレームレートを撮像素子105のフレームレートよりもより高くすることができる。この場合、撮像素子105の画素ピッチを撮像素子106よりも小さくし、その分撮像素子105の画素数を撮像素子106の画素数よりも増やすようにしても良い。また、信号の加算も行いつつ、上述のように撮像素子105と撮像素子106とで画素数が画素ピッチを異ならせても良い。
また、ステップS403において、デフォーカス量の変化量が第2の所定値未満であれば、設定変更がなかったと判定するようにしても良い。被写体の奥ゆき方向の移動が少ない場合は焦点検出結果の差分データに大きな変化が生じないと考えられるためである。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ(撮像装置)
105 撮像素子
106 撮像素子
131 CPU(制御手段・決定手段)

Claims (14)

  1. 第1の撮像素子と、
    第2の撮像素子と、
    前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子の画像取得タイミングを制御する制御手段と、
    前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子のいずれの画像取得タイミングを前記制御手段が優先して制御を行うかを決定する決定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記決定手段が優先して制御をすることを決定した撮像素子の画像取得タイミングに基づいて他方の撮像素子の画像取得タイミングを制御することを特徴とした撮像装置。
  2. 前記決定手段は、第1の撮像素子を優先して制御し、第2の撮像素子を従属させて制御と決定することを特徴とした請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記決定手段は、第2の撮像素子を優先して制御、第1の撮像素子を従属させて制御と決定することを特徴とした請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の撮像素子の画像から焦点検出する第1の焦点検出手段と、
    前記第2の撮像素子の画像から焦点検出する第2の焦点検出手段と、
    前記第1の焦点検出手段による焦点検出結果と、前記第2の焦点検出手段の焦点検出結果との差分を記憶する記憶手段と、
    前記第1の焦点検出手段又は前記第2の焦点検出手段による焦点検出結果と前記記憶手段が記憶している前記差分に基づいて焦点制御を行う焦点制御手段を備えることを特徴とした請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記記憶手段は、前記差分に所定以上の変化があったと判定した場合には、前記記憶手段に記憶している前記差分を更新して記憶することを特徴とした請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記記憶手段は、焦点距離の第1の所定値以上の変化があった場合に、前記差分に所定以上の変化があったとして、前記記憶手段に記憶している前記差分を更新して記憶することを特徴とした請求項5に記載の撮像装置。
  7. デフォーカス量の変化量が第2の所定値未満である場合には、焦点検出結果の差分を更新しないことを特徴とした請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 第1の撮像素子の部分的な領域を読出しライブビュー表示に利用する場合には、
    前記決定手段は、第1の撮像素子を優先して制御し、第1の撮像素子を従属させて制御することを決定することを特徴とした請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記決定手段が優先して制御すると決定した撮像素子のフレームレートと、従属させて制御すると決定した撮像素子のフレームレートとが整数倍の関係になるよう、前記決定手段が従属させて制御すると決定した撮像素子のフレームレートを変更するよう制御することを特徴とした請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1の撮像素子の画像取得タイミングが前記第2の撮像素子の画像取得タイミングよりも第1の所定時間遅くなるように制御することを特徴とした請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の撮像素子は前記第2の撮像素子と比較して画素数が多いことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の撮像素子は前記第2の撮像素子と比較して画素ピッチが小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 撮像光学系から入射する光を2つの光束に分割して、一方の光束を前記第1の撮像素子に、他方の光束を前記第2の撮像素子に1次結像させる光束分割手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 第1の撮像素子及び第2の撮像素子を有する撮像装置の制御方法において、
    前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子の画像取得タイミングを制御する制御ステップと、
    前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子のいずれの画像取得タイミングを前記制御ステップで優先して制御を行うかを決定する決定ステップと、を有し、
    前記制御ステップでは、前記決定ステップで優先して制御をすることを決定した撮像素子の画像取得タイミングに基づいて他方の撮像素子の画像取得タイミングを制御することを特徴とした撮像装置の制御方法。
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