JP2018061769A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】育児者について育児項目の管理を支援することができる情報処理装置及び情報処理システムを提供する。【解決手段】サーバ1は、乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者に対して測定された生体情報、乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を受信する通信部13と、通信部により受信された情報に基づいて、育児者により実施された育児項目を判定する制御部11と、制御部11により判定された育児項目、及び該育児項目の実施に係る時間情報を関連付けて記憶する大容量記憶装置15とを備える。【選択図】図5
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
IT技術を用いて、ユーザの健康管理を行う技術がある。例えば特許文献1では、ユーザの健康状態に関するデータを取得し、当該データを初期健康状態目標と比較して、ユーザ個人の健康及びウェルネス状態を管理する健康及びウェルネス管理システムが開示されている。また、特許文献2では、ユーザの定期的なバイタルデータ、問診時の回答、問診時の音声データ等に基づき、ユーザの現状に適したアドバイスを提示すると共に、ユーザの健康状態について問題点があるデータ項目等を抽出する健康管理支援装置等が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2では生活習慣病等を前提としており、育児を行う育児者により実施された育児項目の管理については開示されていない。
本発明は斯かる事情によりなされたものであって、その目的とするところは、乳幼児を養育する育児者について、育児項目の管理を支援することができる情報処理装置、情報処理システム及びプログラムを提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者に対して測定された生体情報、前記乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を受信する受信部と、該受信部により受信された情報に基づいて、前記育児者により実施された育児項目を判定する項目判定部と、該項目判定部により判定された育児項目、及び該育児項目の実施に係る時間情報を関連付けて記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、所定の期間内に前記記憶部に記憶されている育児項目ごとの時間情報の変化に基づいて、前記所定の期間内におけるストレス発生の有無を判定するストレス判定部と、前記ストレス判定部によりストレス発生有と判定された場合に、ストレス発生に係る報知を行う報知部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて画面情報を生成する生成部と、前記生成部により生成された画面情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記育児項目は授乳を含み、前記項目判定部は、乳幼児及び育児者の生体情報及び位置に関する情報と、乳幼児の動作情報とに基づいて授乳が実施されたか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記受信部により受信された情報に基づいて各回の授乳の時間を算出する算出部と、前記算出部により算出された授乳の時間に基づいて授乳量を推定する推定部と、前記推定部により推定された授乳量に基づいて画面情報を作成する作成部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、現時点から前記記憶部に記憶されている直近の授乳までの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する授乳判定部と、該授乳判定部により直近の授乳までの時間が所定の時間を超えたと判定された場合に通知を行う通知部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記育児項目は、睡眠を含み、前記項目判定部は、乳幼児及び育児者の生体情報と、乳幼児の動作情報とに基づいて、乳幼児が睡眠状態であるか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者の生体情報、前記乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を測定する測定装置と、該測定装置と通信可能な前記情報処理装置とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者夫々の端末装置から、該乳幼児及び育児者に対して測定された生体情報、前記乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を取得し、取得された情報をサーバへ出力し、前記サーバにより生体情報、位置に関する情報、及び動作情報に基づいて判定された育児項目と、該育児項目の実施に係る時間情報とを示す画面情報を取得し、取得された画面情報を表示装置へ出力する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記サーバにより所定の期間内における育児項目ごとの時間情報の変化に基づいて判定されたストレス発生に係る情報を取得し、ストレス発生に係る報知を行う処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、乳幼児及び育児者に対して測定された情報に基づいて、育児者により実施された育児項目を自動的に判定することで、育児者について育児項目の管理を支援することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。情報処理システムは、情報処理装置1、リストバンド2、スマートウォッチ3、及びスマートフォン4…を含む。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。情報処理システムは、情報処理装置1、リストバンド2、スマートウォッチ3、及びスマートフォン4…を含む。
情報処理装置1は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置1はサーバコンピュータとされ、サーバ1と読み替える。サーバ1は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介してスマートフォン4と通信可能である。ネットワークNはインターネット、LAN(Local Area Network)等である。
リストバンド2は、乳幼児が所持するウェアラブル端末装置であり、例えば乳幼児の腕に着けている。リストバンド2は、例えばBluetooth(登録商標)又はWi−Fi(登録商標)等を介してスマートフォン4と通信可能である。リストバンド2は、乳幼児の体温及び心拍数等の生体情報と、動作情報、位置情報等を取得して、スマートフォン4に送信する。なお、リストバンド2の代わりに、衣服タイプのウェアラブル端末装置を使用してもよい。
スマートウォッチ3は、乳幼児を養育する育児者が所持するウェアラブル端末装置であり、例えば育児者の腕に着けている。スマートウォッチ3は、例えばBluetooth又はWi−Fi等を介してスマートフォン4と通信可能である。スマートウォッチ3は、育児者の体温及び心拍数等の生体情報と、動作情報及び位置情報等を取得して、スマートフォン4に送信する。なお、スマートウォッチ3の代わりに、リストバンド型のウェアラブル端末を使用してもよい。
スマートフォン4は、育児者が所持する端末装置である。スマートフォン4は、サーバ1との送受信を行うとともに、リストバンド2及びスマートウォッチ3との送受信を行う。なお、スマートフォン4の代わりに、タブレット端末、パーソナルコンピュータを使用してもよい。
図2は、リストバンド2の構成例を示すブロック図である。リストバンド2は、制御部21、記憶部22、生体情報測定部23、動作検出部24、位置検出部25、時計部26、及び通信部27を含む。
制御部21はCPU又はMPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、リストバンド2に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、リストバンド2のID、及び制御部21が処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要な情報等を一時的に記憶する。
生体情報測定部23は、例えばバイタルセンサであり、乳幼児の体温、心拍、血圧等の生体情報を計測する。動作検出部24は、例えば加速度センサであり、乳幼児の動作による加速度を動作情報として検出する。位置検出部25は、例えばGPSであり、乳幼児の現在地の位置情報を検出する。時計部26は日付及び時刻の計測を行う。
通信部27は、例えばBluetooth又はWi−Fi等の近距離無線通信モジュールを備え、スマートフォン4との通信を行う。通信部27は制御部21の指示に応じて、生体情報測定部23による生体情報、動作検出部24による動作情報、位置検出部25による位置情報、及び時計部26による時間情報を、自装置のIDとともにスマートフォン4に送信する。
図3は、スマートウォッチ3の構成例を示すブロック図である。スマートウォッチ3は、制御部31、記憶部32、生体情報測定部33、動作検出部34、位置検出部35、時計部36、通信部37、及び表示部38を含む。
制御部31はCPU又はMPU等の演算処理装置を含み、記憶部32に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、スマートウォッチ3に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
記憶部32はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、スマートウォッチ3のID、及び制御部31が処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶している。また、記憶部32は、制御部31が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
生体情報測定部33は、例えばバイタルセンサであり、育児者の体温、心拍、血圧等の生体情報を計測する。動作検出部34は、例えば加速度センサであり、育児者の動作による加速度を検出する。位置検出部35は、例えばGPSであり、育児者の現在地の位置情報を検出する。時計部36は日付及び時刻の計測を行う。
通信部37は、例えばBluetooth又はWi−Fi等の近距離無線通信モジュールを備え、スマートフォン4との通信を行う。通信部37は、制御部31の指示に応じて、生体情報測定部33による生体情報、動作検出部34による動作情報、位置検出部35による位置情報、及び時計部36による時間情報を、自装置のIDとともにスマートフォン4に送信する。
表示部38は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部31から与えられた画像を表示する。
図4は、スマートフォン4の構成例を示すブロック図である。スマートフォン4は、制御部41、記憶部42、表示部43、受付部44、時計部45、及び通信部46を含む。
制御部41はCPU又はMPU等の演算処理装置を含み、記憶部42に記憶されたプログラムP4を読み出して実行することにより、スマートフォン4に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。
記憶部42はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、育児者のID、及び制御部41が処理を実行するために必要なプログラムP4、データ等を記憶している。また、記憶部42は、制御部41が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。ここで、プログラムP4が記憶部42に予め記憶されている例を説明したが、プログラム4は外部の装置からダウンロードしてもよい。
表示部43は液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等の画面を有し、制御部41から与えられた画像を表示する。
受付部44は表示部43に設けられたタッチパネル又は押下式のボタン等であり、育児者による操作を受け付ける。受付部44は、受け付けた操作情報を制御部41に与える。時計部45は日付及び時刻の計測を行い、計測した時間情報を制御部41に与える。
受付部44は表示部43に設けられたタッチパネル又は押下式のボタン等であり、育児者による操作を受け付ける。受付部44は、受け付けた操作情報を制御部41に与える。時計部45は日付及び時刻の計測を行い、計測した時間情報を制御部41に与える。
通信部46は、例えばBluetooth又はWi−Fi等の近距離無線通信モジュールを備え、リストバンド2及びスマートウォッチ3との通信を行う。通信部46は、リストバンド2及びスマートウォッチ3夫々からの生体情報、動作情報、位置情報及び時間情報(以下、「測定情報」と記す)と端末IDとを受信する。受信された情報は例えば記憶部42に記憶される。また、通信部45はアンテナ及び通信処理回路等を含み、サーバ1との通信を行う。通信部45は、受付部44及び時計部45により与えられた情報をサーバ1に送信する。また、通信部46は、所定の時間おきに、リストバンド2及びスマートウォッチ3から送信された測定情報等を、育児者のIDとともにサーバ1に送信する。ここで、所定の時間は1時間とされるが、これに限らず、必要に応じて適宜に設定すればよい。なお、スマートフォン4は、サーバ1の送信要求に応じて測定情報等を送信するように構成されてもよい。
図5は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、時計部14、及び大容量記憶装置15を含む。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムP1を読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。本実施の形態では、制御部11は、育児者及び乳幼児に関する測定情報等をスマートフォン4から取得すると共に、これらの情報に基づいて、育児者により実施された育児項目を判定する処理、育児者のストレスを診断する処理、及びストレス発生の頻度を判定する処理等を行う。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含む。記憶部12は、制御部11が本実施の形態に係る処理を実行するために必要なプログラムP1、データ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、スマートフォン4と情報の送受信を行う。時計部14は時刻の計測を行い、計測した時刻を制御部11に通知する。
大容量記憶装置15は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置15は、受信情報DB151、基準DB152、育児生活DB153、ストレスDB154等を記憶している。受信情報DB151は、受信されたスマートフォン4からの情報を記憶する。具体的には、日時、育児者のID、乳幼児及び育児者夫々の体温、心拍数、動作情報、及び位置情報等を記憶する。基準DB152は、育児項目を判定するための基準情報が記憶してある。具体的には、初期登録された乳幼児及び育児者夫々の端末ID、平熱、正常の心拍数、及び母子手帳に係る情報等が記憶してある。ここで、母子手帳に係る情報は、例えば出産記録、育児記録、健康記録及びかかりつけ病院又は自治体等の情報を含む。育児生活DB153はストレスを診断するための育児生活情報を記憶する。具体的には、育児者のID、日時、育児者の生体情報、及び育児項目の判定結果等を記憶する。ストレスDB154は、ストレス発生の頻度を判定するためのストレス情報を記憶する。具体的には、育児者のID、日付、ストレスの診断結果等を記憶する。
なお、本実施の形態において記憶部12及び大容量記憶装置15は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置15は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置15はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける受付部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
以下、サーバ1の動作について説明する。サーバ1では、通信部13にて、スマートフォン4からの育児者IDと、端末IDと、端末IDに対応付けた測定情報とを受信し、制御部11は、端末IDによって、乳幼児及び育児者夫々に関する測定情報を識別して、育児者IDに対応付けて受信情報DB151に記憶する。
図6は受信情報DB151のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。受信情報DB151は、ID列、所属列、体温列、心拍数列、加速度列、位置列を含む。ID列は、u1、u2、u3…等の育児者のIDを記憶している。所属列は、育児者又は乳幼児を示す初期登録の氏名又は端末IDを記憶している。日時列は、測定情報の測定日時を記憶している。体温列は、ID及び日時と対応付けて、育児者又は乳幼児の体温を記憶している。心拍数列は、ID及び日時と対応付けて、育児者又は乳幼児の心拍数を記憶している。加速度列は、ID及び日時と対応付けて、育児者又は乳幼児の3軸加速度データを記憶している。位置列は、ID、日時と対応付けて、育児者又は乳幼児のGPSデータを記憶している。
制御部11は、所定の時間おきに、受信情報DB151及び基準DB152に記憶されている情報に基づいて、育児者により実施された育児項目を判定する。ここで、所定の時間は24時間とされるが、これに限らず、必要に応じて適宜に設定すればよい。
図7は、基準DB152のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。基準DB152は、ID列、端末ID列、体温列、心拍数列、生年月日列、身長列、体重列、及び母子手帳列を含む。ID列は、育児者のIDを記憶している。端末ID列は、u1A、u1B等の育児者及び乳幼児夫々の端末装置のIDを記憶している。体温列は、端末IDと対応付けて、育児者又は乳幼児の平熱を記憶している。心拍数列は、端末IDと対応付けて、育児者又は乳幼児の通常の心拍数を記憶している。生年月日列は、端末IDと対応付けて、育児者又は乳幼児の生年月日を記憶している。身長列は、端末IDと対応付けて、育児者又は乳幼児の身長を記憶している。体重列は、端末IDと対応付けて、育児者又は乳幼児の体重を記憶している。母子手帳列は、端末IDと対応付けて、育児者又は乳幼児のかかりつけの病院等の母子手帳に係る情報を記憶している。なお、図示しないが、基準DB152には、後述する各種の基準情報が記憶されている。
以下、育児項目が授乳及び睡眠である場合を例として、育児者により実施された育児項目を判定する処理について説明する。
制御部11は、受信情報DB151に記憶されている育児者及び乳幼児夫々の位置情報に基づいて、両者の距離を算出し、算出した距離を基準距離と比較することで、両者が近接しているか否かを判定する。ここで、基準距離は、予め設定された通常授乳時の育児者及び乳幼児の距離であり、基準DB152に記憶されておく。
制御部11は、受信情報DB151に記憶されている乳幼児の動作情報を基準DBにおける基準動作情報と比較することで、乳幼児の動作が微動であるか否かを判定する。ここで、基準動作情報は、予め設定された微動時の動き幅を示す情報であり、基準DB152に記憶されておく。
また、制御部11は、受信情報DB151に記憶されている育児者及び乳幼児夫々の体温を基準体温と比較することで、夫々の体温が高いか否かを判定する。ここで、基準体温は、育児者及び乳幼児夫々の平熱であり、基準DB152に記憶されておく。
制御部11は、受信情報DB151に記憶されている育児者及び乳幼児夫々の心拍数を基準心拍数と比較することで、夫々の心拍数が高いか否かを判定する。ここで、基準心拍数は、育児者及び乳幼児夫々の正常の心拍数であり、基準DB152に記憶されておく。
制御部11は、育児者及び乳幼児が近接しており、両者の体温が高く、かつ乳幼児の動作が微動である場合に、実施された育児項目が授乳であると判定する。なお、基準DBに通常の授乳の時間帯を予め記憶し、判定時に、記憶された時間帯及び受信情報DBにおける日時をも考慮するように構成してもよい。
睡眠の判定について、制御部11は、育児者及び乳幼児の体温が高く、乳幼児の動作が微動であり、心拍数が低い場合に、実施された育児項目が睡眠であると判定する。なお、基準DBに通常の睡眠の時間帯を予め記憶し、判定時に、記憶された時間帯及び受信情報DBにおける日時情報をも考慮するように構成してもよい。
なお、本実施の形態では、育児項目は授乳及び睡眠とされるが、これらに限らず、おむつ交換等を含んでもよい。例えば、におい又は電気抵抗の変化によっておむつ交換を検知するセンサを乳幼児のおむつに装着し、該センサの検知結果に基づいて、実施された育児項目がおむつ交換であると判定することができる。
制御部11は、育児項目の判定結果を育児生活DB153に記憶する。なお、制御部11は、測定情報に異常がある場合、又は、測定情報に基づいて育児項目を判定することができない場合に、通信部13を介してスマートフォン4にその旨を報知してもよい。
また、制御部11は、受信情報DB151から異なる時刻に測定された育児者の体温及び心拍数を抽出して育児生活DB153に記憶する。ここで、記憶すべき情報は1時間おきに測定された体温及び心拍数とされるが、これに限らず、1時間当たりの体温の平均値及び心拍数の平均値を算出して記憶してもよく、受信情報DB151から育児者の体温及び心拍数をランダムに抽出して記憶してもよい。
図8は、育児生活DB153のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。育児生活DB153は、ID列、日時列、体温列、心拍数列、育児項目列、時間列を含む。ID列は、育児者のIDを記憶している。日時列は、生体情報の測定日時、又は育児項目が実施された日時を記憶している。体温列は、ID及び日時と対応付けて、育児者の体温を記憶している。心拍数列は、ID及び日時と対応付けて、育児者の心拍数を記憶している。育児項目列は、ID及び日時と対応付けて、当該日時に実施された生活項目を記憶している。制御部11は前述した処理により判断した育児項目の種類を日時に対応付けて育児項目列に記憶する。時間列は、ID、日時及び育児項目と対応付けて、育児項目が実施された時間を記憶している。なお、図示しないが、育児生活DB153には、日時、IDと対応付けて、育児者自身の睡眠時刻及び睡眠時間等を記憶している。
また、サーバ1では、制御部11は、所定の時間おきに、ストレスの有無についての回答要求をスマートフォン4に送信するとともに、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて、育児者のストレスを診断する。ここで、所定の時間は、一週間とされるが、これに限らず、必要に応じて任意に設定すればよい。
スマートフォン4は、回答要求を受信した場合に、例えば、「ストレスがたまっていませんか」というメッセージと、「有」及び「無」という回答用の選択肢とを含む回答用画面を表示部43に表示させる。スマートフォン4は、育児者により選択された「有」又は「無」に係る回答情報を受け付けると、その回答情報を育児者ID及び受付日時とともにサーバ1に送信する。
以下、育児者のストレスを診断する処理について説明する。診断すべき項目は、生活リズムの乱れ、睡眠状態、及び平均心拍数を含む。生活リズムの乱れは、例えば、一週間内の授乳時間帯又は睡眠時間帯の乱れに基づいて判定する。例えば、育児生活DB153に記憶されている授乳時刻及び授乳時間から各回の授乳の時間帯を統計し、毎日の授乳時間帯のばらつきが一定の程度以上になると、授乳時間帯の乱れが存在すると判定する。ここで、判定の基準は乳幼児の年齢又は月齢、通常の授乳時間帯等によって適宜に設定すればよい。また、育児生活DB153に記憶されている睡眠時刻及び睡眠時間から各回の睡眠の時間帯を統計し、毎日の睡眠時間帯のばらつきが一定の程度以上になると、睡眠時間帯の乱れが存在すると判定する。ここで、判定の基準は、育児者の年齢、乳幼児の年齢又は月齢、健康状況、通常の睡眠時間帯等によって適宜に設定すればよい。
睡眠状態は、例えば、睡眠時の心拍数のばらつきに基づいて判定する。例えば、心拍数のばらつきが一定の程度以下になると、睡眠状態が深いと判定するが、心拍数のばらつきが一定程度を超えると、睡眠状態が浅いと判定する。ここで、判定の基準は、育児者の年齢、性別、正常の心拍数等によって適宜に設定すればよい。
平均心拍数は、育児生活DB153に記憶された心拍数から算出する。制御部11は、例えば、一週間内に記憶された全ての心拍数から平均心拍数を算出し、算出された平均心拍数と基準心拍数とを比較することで、平均心拍数が高いか否かを判定する。
診断結果はポイント形式でストレスDB154に記憶される。図9は、ストレスDB154のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ストレスDB154は、ID列、日付列、時差ポイント列、不眠ポイント列、心拍ポイント列、診断合計列、回答ポイント列、ストレス合計列を記憶している。ID列は、育児者のIDを記憶している。日付列は、IDと対応付けて、判定対象となる週間の日付を記憶している。
時差ポイント列は、ID及び日付と対応付けて、当該週間において生活リズムの乱れが存在するか否かをポイント形式で記憶している。例えば時差ポイント列は、当該週間において睡眠時間帯又は授乳時間帯の乱れが存在すると判定された場合は「1」を、存在しないと判定された場合は「0」を記憶している。
不眠ポイント列は、ID及び日付と対応付けて、当該週間の睡眠状態をポイント形式で記憶している。例えば不眠ポイント列は、当該週間において睡眠状態が浅いと判定された回数が判定回数全体の半分以上となった場合は「1」を、半分未満の場合は「0」を記憶している。
心拍ポイント列は、ID及び日付と対応付けて、当該週間において心拍数が高いか否かをポイント形式で記憶している。例えば心拍ポイント列は、当該週間において平均心拍数が高いと判定された場合は「1」を、高いと判定されていない場合は「0」を記憶している。
診断合計列は、時差ポイント、不眠ポイント、及び心拍ポイントの合計値を記憶している。回答ポイント列は、ID及び日付と対応付けて、当該週間においてスマートフォン4が受け付けた回答情報をポイント形式で記憶している。例えば回答ポイント列は、当該週間においてスマートフォン4が「有」という回答を受け付けた場合は「1」を、受け付けていない場合は「0」を記憶している。
ストレス合計列は、診断合計及び回答ポイントの合計値を記憶している。制御部11は、ストレス合計列のポイントに基づいてストレス発生の有無を判定し、通信部13を介して、その旨をスマートフォン4に報知する。例えば、制御部11はポイントが「3」以上になった場合に、当該週間にストレスが発生したと判定する。また、制御部11は診断合計列のポイントに基づいてストレス発生の有無を判定してもよい。スマートフォン4はサーバ1の報知に応じて、表示部43に注意情報等を表示させることで、育児者への注意喚起を行う。また、スマートフォン4は、スマートウォッチ3に注意喚起用の信号を送信し、スマートウォッチ3の表示部38に注意情報等を表示させてもよい。
また、サーバ1では、制御部11は、所定の時間おきに、ストレスDB154に記憶されている情報に基づいて、育児者のストレス発生の頻度を判定する。ここで、所定の時間は、一ヶ月とするが、これに限らず、必要に応じて任意に設定すればよい。
以下、ストレス発生の頻度を判定する処理について説明する。制御部11は、一ヶ月内にストレス合計が所定値以上になった回数に基づいて判定する。例えば、ストレス合計が「3」である回数が2回以上あると判定した場合、ストレスの発生頻度が高いと判定する。ここで、所定値は「3」とされるが、これに限らず、「3」以外の値であってもよい。回数は「2」とされるが、これに限らず、「2」以外の値であってもよい。
ストレスの発生頻度が高いと判定した場合、制御部11は、母子手帳に係る情報に基づいて、かかりつけ病院又は自治体等に対して報知を行う。また、制御部11は、ストレスの診断結果を母子手帳に係る情報に反映させ、報知時に母子手帳に係る情報を病院又は自治体等に送信してもよい。なお、ストレスの発生頻度が高いと判定した場合、制御部11は、その旨をスマートフォン4に報知してもよい。
さらに、サーバ1では、ストレスDB154に記憶されている情報に基づいて、SNS(Social Networking Service)に係るコミュニティを形成してもよい。例えば、制御部11は、ストレスDB154に記憶されている情報に基づき、育児者の属性を決定し、決定した属性に応じて育児者が属するSNSのコミュニティを決定する。制御部11は、いずれの項目についてストレスが発生しやすいのかに応じて、項目を示す「睡眠」「授乳」等の各コミュニティに育児者を割り当てる。これにより、同一属性の育児者が各コミュニティに属することになる。なお、制御部11はコミュニティに属する育児者だけでなく、病院又は自治体等に対してもSNS画面を出力してもよい。これにより、育児者の属性に応じたSNSのコミュニティが形成され、育児者同士で意見交換、相談等をすることができる。
図10は、実施の形態1において制御部11、41が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
スマートフォン4では、制御部41は、リストバンド2及びスマートウォッチ3から測定情報等を取得し(ステップS101)、取得した測定情報等を1時間おきにサーバ1へ送信する(ステップS102)。
スマートフォン4では、制御部41は、リストバンド2及びスマートウォッチ3から測定情報等を取得し(ステップS101)、取得した測定情報等を1時間おきにサーバ1へ送信する(ステップS102)。
サーバ1では、制御部11は、スマートフォン4からの測定情報を受信したか否かを判定する(ステップS1)。受信したと判定した場合(ステップS1:YES)、制御部11は、受信した情報を受信情報DB151に記憶する(ステップS2)。
制御部11は、時計部14を参照して、24時間が経過したか否かを判定する(ステップS3)。24時間が経過したと判定した場合(ステップS3:YES)、制御部11は、受信情報DB151に記憶されている測定情報に基づいて、後述する育児項目判定処理を行い(ステップS4)、判定結果及び育児者の生体情報を育児生活DB153に記憶する(ステップS5)。
制御部11は、時計部14を参照して、一週間が経過したか否かを判定する(ステップS6)。一週間が経過したと判定した場合(ステップS6:YES)、制御部11はスマートフォン4に回答要求を送信し(ステップS7)、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて、後述するストレス診断処理を行う(ステップS8)。
スマートフォン4では、制御部41は、サーバ1からの回答要求を受信し(ステップS103)、表示部43に回答用画面を表示させる(ステップS104)。育児者が回答を選択した場合、制御部11は受付部44を介して回答を受け付け(ステップS105)、サーバ1に送信する(ステップS106)。
制御部11は、ステップS8の診断結果及びスマートフォン4からの回答結果をポイントの形式でストレスDB154に記憶する(ステップS9)。制御部11は、ストレスDB154に記憶されている情報に基づいて、ストレスが発生したか否かを判定する(ステップS10)。ストレスが発生したと判定した場合(ステップS10:YES)、制御部11はその旨をスマートフォン4に報知する(ステップS11)。
スマートフォン4では、制御部41は、サーバ1からの報知情報を受信し(ステップS107)、報知画面を表示部43に表示させ(ステップS108)、処理を終了する。
サーバ1では、ストレスが発生していないと判定した場合(ステップS10:NO)、制御部11は、時計部14を参照して、一ヶ月が経過したか否かを判定する(ステップS12)。一ヶ月が経過したと判定した場合(ステップS12:YES)、制御部11は、ストレスDB154に記憶されている情報に基づいて、ストレス発生の頻度が高いか否かを判定する(ステップS13)。
ストレス発生の頻度が高くないと判定した場合(ステップS13:NO)、制御部11は処理を終了する。ストレス発生の頻度が高いと判定した場合(ステップS13:YES)、制御部11は、その旨を報知し(ステップS14)、処理を終了する。
制御部11は、スマートフォン4からの測定情報を受信していないと判定した場合(ステップS1:NO)、24時間が経過していないと判定した場合(ステップS3:NO)、一週間が経過していないと判定した場合(ステップS6:NO)、又は一ヶ月が経過していないと判定した場合(ステップS12:NO)に、処理をステップS1に戻す。
図11は、制御部11が実行する育児項目判定処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、受信情報DB151から測定情報を読み出し(ステップS401)、乳幼児の体温が高いか否かを判定する(ステップS402)。乳幼児の体温が高いと判定した場合(ステップS402:YES)、制御部11は育児者の体温が高いか否かを判定する(ステップS403)。
育児者の体温が高いと判定した場合(ステップS403:YES)、制御部11は乳幼児の動作が微動であるか否かを判定する(ステップS404)。乳幼児の動作が微動であると判定した場合(ステップS404:YES)、制御部11は乳幼児の心拍数が低いか否かを判定する(ステップS405)。乳幼児の心拍数が低いと判定した場合(ステップS405:YES)、制御部11は、実施された育児項目が睡眠であると判定する(ステップS406)。制御部11は、測定情報全体に対する判定が済んだか否かを判定し(ステップS407)、測定情報全体に対する判定が済んだと判定した場合(ステップS407:YES)、制御部11は育児項目判定処理を終了する。
乳幼児の心拍数が低くないと判定した場合(ステップS405:NO)、制御部11は、乳幼児及び育児者が近接しているか否かを判定し(ステップS408)、近接していると判定した場合(ステップS408:YES)、実施された育児項目が授乳であると判定し(ステップS409)、処理をステップS407へ移す。
乳幼児の体温が高くないと判定した場合(ステップS402:NO)、育児者の体温が高くないと判定した場合(ステップS403:NO)、乳幼児の動作が微動ではないと判定した場合(ステップS404:NO)、乳幼児及び育児者が近接していないと判定した場合(ステップS408:NO)、又は測定情報全体に対する判定が済んでいないと判定した場合(ステップS407:NO)、制御部11は処理をステップS1に戻す。
図12は、制御部11が実行するストレス診断処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、育児生活DB153から授乳及び睡眠夫々に対応する日時を読み出し(ステップS801)、授乳及び睡眠夫々の時間帯を統計し(ステップS802)、授乳又は睡眠の時間帯の乱れが存在するか否かを判定する(ステップS803)。
制御部11は、授乳又は睡眠の時間帯の乱れが存在すると判定した場合(ステップS803:YES)、時差ポイントを「1」とする(ステップS804)が、授乳又は睡眠の時間帯の乱れが存在しないと判定した場合(ステップS803:NO)、時差ポイントを「0」とする(ステップS805)。
制御部11は、育児生活DB153から、育児者の睡眠時の心拍数を読み出し(ステップS806)、睡眠状態が浅いか否かを判定する(ステップS807)。制御部11は、睡眠状態が浅いと判定した場合(ステップS807:YES)、不眠ポイントを「1」とする(ステップS808)が、睡眠状態が浅くないと判定した場合(ステップS807:NO)、不眠ポイントを「0」とする(ステップS809)。
制御部11は、育児生活DB153に記憶されている心拍数に基づいて平均心拍数を算出し(ステップS810)、平均心拍数が高いか否かを判定する(ステップS811)。制御部11は、平均心拍数が高いと判定した場合(ステップS811:YES)、心拍ポイントを「1」とする(ステップS812)が、平均心拍数が高くないと判定した場合(ステップS811:NO)、心拍ポイントを「0」とする(ステップS813)。次いで、制御部11は処理を終了する。
本実施の形態では、乳幼児及び育児者夫々に関する測定情報に基づいて育児項目を判定し、育児者の生体情報及び育児項目の実施状況を記憶することで、育児者により実施された育児項目を自動的に管理することができる。これにより、育児者について育児項目の管理を支援することができる。
また、本実施の形態では、育児者の生体情報及び育児項目の実施状況に基づいて、育児者のストレスを診断することで、育児者の健康状況を監視することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、サーバ1は、さらに、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて育児生活についての提示を行う。実施の形態2では、実施の形態1と重複する内容について説明を省略する。
実施の形態2では、サーバ1は、さらに、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて育児生活についての提示を行う。実施の形態2では、実施の形態1と重複する内容について説明を省略する。
図13は、実施の形態2において制御部11、41が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
スマートフォン4では、制御部41は、リストバンド2及びスマートウォッチ3から、測定情報等を取得し(ステップS201)、取得した測定情報等を1時間おきにサーバ1へ送信する(ステップS202)。
スマートフォン4では、制御部41は、リストバンド2及びスマートウォッチ3から、測定情報等を取得し(ステップS201)、取得した測定情報等を1時間おきにサーバ1へ送信する(ステップS202)。
サーバ1では、制御部11は、スマートフォン4からの測定情報を受信したか否かを判定する(ステップS21)。受信していないと判定した場合(ステップS21:NO)、制御部11は処理をステップS21に戻す。受信したと判定した場合(ステップS21:YES)、制御部11は、受信した情報を受信情報DB151に記憶する(ステップS22)。
制御部11は、時計部14を参照して、24時間が経過したか否かを判定する(ステップS23)。24時間が経過していないと判定した場合(ステップS23:NO)、制御部11は処理をステップS21に戻す。24時間が経過したと判定した場合(ステップS23:YES)、制御部11は、受信情報DB151に記憶されている測定情報に基づいて、実施された育児項目を判定し(ステップS24)、判定結果及び育児者の生体情報を育児生活DB153に記憶する(ステップS25)。
制御部11は、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて、育児者の体温、心拍数、授乳時間、睡眠時間の少なく1つの経時変化を示す画面情報を生成する(ステップS26)。ここで、画面情報は、例えばグラフ形式、又は表形式等で生体情報又は育児項目の実施状況の経時変化を表示するための情報である。
制御部11は、生成した画面情報をスマートフォン4に送信し(ステップS27)、処理を終了する。スマートフォン4では、制御部41は、画面情報を受信し(ステップS203)、表示部43に提示画面を表示させ(ステップS204)、処理を終了する。
図14は、スマートフォン4の提示画面の例を示す模式図である。図14に示すように、提示画面には、授乳、睡眠、体温、及び心拍のアイコンが表示されている。図14には、柱グラフの形式で授乳の実施状況の経時変化が示されており、横軸が時刻、縦軸が時間を示している。
また、スマートフォン4は、受信した画面情報をスマートウォッチ3に送信して表示部38に表示させてもよい。なお、制御部11は、ステップS25にて生成した画面情報を病院又は自治体に送信してもよい。
なお、本実施の形態では、ステップS26にて育児者の体温、心拍数、授乳時間、睡眠時間の少なく1つの経時変化を示す画面情報を生成する例を説明したが、ステップ26では以下の画面情報作成処理を実行して授乳量を示す画面情報を作成しもよい。
図15は、制御部11が実行する画面情報作成処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、育児生活DB153の時間列から各回の授乳時間を読み出し(ステップS261)、予め記憶された授乳時間と授乳量との関係に基づいて各回の授乳量を推定する(ステップS262)。ここで、授乳量と授乳時間との関係は、授乳量が授乳時間の増加に伴って直線的に上昇すると予め設定されているが、授乳量が授乳時間の増加に伴って曲線的に上昇すると設定してもよい。次いで、制御部11は推定した授乳量の経時変化をグラフ形式又は表形式等で示す画面情報を作成する(ステップS263)。作成された画面情報はスマートフォン4に送信される。スマートフォン4では、受信した画面情報に基づいて、表示部43に授乳量の経時変化を示す提示画面を表示させる。例えば、図14に示す柱グラフでは、柱の太さで授乳量を示しており、授乳量が多い場合に柱が太いが、授乳量が少ない場合に柱が細い。
本実施の形態では、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて画面情報を生成し、育児生活に係る画面を育児者に提示することで、育児者に自身の健康状況及び育児項目の実施状況を容易に把握させることができる。また、授乳時間によって乳幼児に対する授乳量を推定し、推定した授乳量に係る画面を育児者に提示することで、育児者に乳幼児の食事状況を容易に把握させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、サーバ1は、さらに、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて異常の報知を行う。実施の形態3では、実施の形態1と重複する内容について説明を省略する。
実施の形態3では、サーバ1は、さらに、育児生活DB153に記憶されている情報に基づいて異常の報知を行う。実施の形態3では、実施の形態1と重複する内容について説明を省略する。
図16は、実施の形態3において制御部11が実行する処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、スマートフォン4からの測定情報を受信したか否かを判定する(ステップS31)。受信していないと判定した場合(ステップS31:NO)、制御部11は処理をステップS31に戻す。受信したと判定した場合(ステップS31:YES)、制御部11は、受信した情報を受信情報DB151に記憶する(ステップS32)。
制御部11は、時計部14を参照して、24時間が経過したか否かを判定する(ステップS33)。24時間が経過していないと判定した場合(ステップS33:NO)、制御部11は処理をステップS31に戻す。24時間が経過したと判定した場合(ステップS33:YES)、制御部11は、受信情報DB151に記憶されている測定情報に基づいて、実施された育児項目を判定し(ステップS34)、判定結果及び育児者の生体情報を育児生活DB153に記憶する(ステップS35)。
制御部11は、育児生活DB153に記憶されている情報のうち、現時点から24時間以内の日時に対応する育児項目列の情報を特定し、これらの情報に授乳の記録があるか否かを判定する(ステップS36)。授乳の記録があると判定した場合(ステップS36:YES)、制御部11は、処理を終了する。
授乳の記録がないと判定された場合(ステップS36:NO)、制御部11は、母子手帳に係る情報に基づいて、その旨を病院又は自治体に報知し(ステップS37)、処理を終了する。
本実施の形態では、育児項目を管理し、異常時に報知することで、異常時の注意喚起を行うことができる。
以上の実施の形態では、リストバンド2及びスマートウォッチ3がスマートフォン4を経由してサーバ1へ送信する場合について説明したが、サーバ1と通信可能な通信モジュールをスマートウォッチ3に設け、スマートフォン4の処理をスマートウォッチ3により実行してもよい。
以上の実施の形態では、位置に関する情報として、リストバンド2及びスマートウォッチ3のGPSデータを使用する例を示したが、これに限らず、例えば、リストバンド2及びスマートウォッチ3に、近接している場合のみに通信可能な通信部を設け、通信部の通信信号の有無に基づいて、乳幼児及び育児者が近接しているか否かを判定してもよい。
また、Bluetoothで通信可能なリストバンド2とスマートウォッチ3とのペアリングを行い、スマートウォッチ3から、スマートフォン4を介して、リストバンド2との通信の電波強度に係る情報を位置に関する情報としてサーバ1に送信し、サーバ1により電波強度に係る情報に基づいて乳幼児及び育児者が近接しているか否かを判定してもよい。
さらに、スマートフォン4により位置情報に基づいてリストバンド2とスマートウォッチ3との距離を算出し、位置に関する情報として距離情報をサーバ1に送信してもよい。スマートウォッチ3によりリストバンド2との距離を算出し、スマートフォン4を介して、距離情報をサーバ1に送信してもよい。スマートフォン4は距離が所定距離以下、又は電波強度が所定強度以上になった場合、近接していることを示す情報を位置に関する情報としてサーバ1に送信してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ
11 制御部(項目判定部、ストレス判定部、授乳判定部、生成部、算出部、推定部、作成部)
12 記憶部
13 通信部(受信部、報知部、出力部、通知部)
14 時計部
15 大容量記憶装置
2 リストバンド(測定装置)
3 スマートウォッチ(測定装置)
4 スマートフォン
11 制御部(項目判定部、ストレス判定部、授乳判定部、生成部、算出部、推定部、作成部)
12 記憶部
13 通信部(受信部、報知部、出力部、通知部)
14 時計部
15 大容量記憶装置
2 リストバンド(測定装置)
3 スマートウォッチ(測定装置)
4 スマートフォン
Claims (10)
- 乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者に対して測定された生体情報、前記乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を受信する受信部と、
該受信部により受信された情報に基づいて、前記育児者により実施された育児項目を判定する項目判定部と、
該項目判定部により判定された育児項目、及び該育児項目の実施に係る時間情報を関連付けて記憶する記憶部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 所定の期間内に前記記憶部に記憶されている育児項目ごとの時間情報の変化に基づいて、前記所定の期間内におけるストレス発生の有無を判定するストレス判定部と、
前記ストレス判定部によりストレス発生有と判定された場合に、ストレス発生に係る報知を行う報知部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記記憶部に記憶されている情報に基づいて画面情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された画面情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記育児項目は授乳を含み、
前記項目判定部は、乳幼児及び育児者の生体情報及び位置に関する情報と、乳幼児の動作情報とに基づいて授乳が実施されたか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記受信部により受信された情報に基づいて各回の授乳の時間を算出する算出部と、
前記算出部により算出された授乳の時間に基づいて授乳量を推定する推定部と、
前記推定部により推定された授乳量に基づいて画面情報を作成する作成部と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 現時点から前記記憶部に記憶されている直近の授乳までの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する授乳判定部と、
該授乳判定部により直近の授乳までの時間が所定の時間を超えたと判定された場合に通知を行う通知部と
を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。 - 前記育児項目は、睡眠を含み、
前記項目判定部は、乳幼児及び育児者の生体情報と、乳幼児の動作情報とに基づいて、乳幼児が睡眠状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者の生体情報、前記乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を測定する測定装置と、
該測定装置と通信可能な請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の情報処理装置と
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 乳幼児及び該乳幼児を養育する育児者夫々の端末装置から、該乳幼児及び育児者に対して測定された生体情報、前記乳幼児及び育児者の位置に関する情報、動作情報及び時間情報を取得し、
取得された情報をサーバへ出力し、
前記サーバにより生体情報、位置に関する情報、及び動作情報に基づいて判定された育児項目と、該育児項目の実施に係る時間情報とを示す画面情報を取得し、
取得された画面情報を表示装置へ出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記サーバにより所定の期間内における育児項目ごとの時間情報の変化に基づいて判定されたストレス発生に係る情報を取得し、
ストレス発生に係る報知を行う
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202734A JP2018061769A (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202734A JP2018061769A (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018061769A true JP2018061769A (ja) | 2018-04-19 |
Family
ID=61967119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016202734A Pending JP2018061769A (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018061769A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2016
- 2016-10-14 JP JP2016202734A patent/JP2018061769A/ja active Pending
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