JP2018060577A - 積立年金処理装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この公的年金制度には、払い込んだお金を積み立て、老後にそのお金を受け取る積立方式と、現役の人が働いて払い込んだお金を現在の高齢者に支給する賦課方式とがあるが、現在、日本では賦課方式によって世代間扶養を実現している。
一方で、老後のための貯蓄や積立方式の個人年金だけで生活している高齢者は少なく、公的年金制度の維持及び安定的な運用が必要である。
また、消費税で回収した税を年金にする方法では、買い物をした者が、国が一律で決めた消費税率の税金を支払うのである。
これらの点に鑑み、本願発明者は、買い物の額や商品に応じて、店舗側が決めた率や金額を年金として積み立てられる方法があればよいと考えるに至った。
ネットワークを介して通信可能に構成され、上記商品ごとに設定された積立年金額に係る設定情報を記憶する商品情報記憶手段と、上記利用者による商品の購入に応じて積み立てられた積立年金に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、を有するコンピュータにより、上記店舗端末から、上記利用者による商品購入の決済情報として、上記利用者を識別する利用者識別情報、及び上記利用者による商品購入に伴う決済代金に係る情報を受信する処理と、上記商品情報記憶手段を参照して、上記利用者が購入した商品に設定されている積立年金額に係る設定情報を抽出する処理と、上記利用者識別情報によって識別される利用者の商品購入について、上記金融機関端末に対し、上記決済情報及び上記設定情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の支払処理要求と、上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金の積立処理要求とを送信する処理と、上記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の通知を受信する処理と、上記積立処理が完了した積立年金に係る情報を上記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、を実行することを特徴とする。
上記商品ごとに設定された積立年金額に係る設定情報を記憶する商品情報記憶手段と、上記利用者による商品の購入に応じて積み立てられた積立年金に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、を有するコンピュータに対し、上記店舗端末から、上記利用者による商品購入の決済情報として、上記利用者を識別する利用者識別情報、及び上記利用者による商品購入に伴う決済代金に係る情報を受信する処理と、上記商品情報記憶手段を参照して、上記利用者が購入した商品に設定されている積立年金額に係る設定情報を抽出する処理と、上記利用者識別情報によって識別される利用者の商品購入について、上記金融機関端末に対し、上記決済情報及び上記設定情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の支払処理要求と、上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金の積立処理要求とを送信する処理と、上記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の通知を受信する処理と、上記積立処理が完了した積立年金に係る情報を上記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、を実行させる。
図1に、第一の実施形態に係る積立年金処理装置1の構成を示す。
積立年金処理装置1は、所定の商品を購入した者に対し、商品の代金の一部を積立年金として積み立てる積立年金サービスを提供するための装置である。
この積立年金処理装置1は、積立年金サービスを利用する利用者の利用者端末2、商品を販売する店舗に設置された店舗端末3、及び、利用者による商品購入に伴う代金の決済及び年金の積立に係る処理を実行する金融機関に設置された金融機関端末4とインターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
この利用者情報DB1Aには例えば、図2に示されるように、利用者を識別可能な利用者IDごとに、利用者名、積立年金サービスの適用可否に係る情報が記憶される。そのほか、商品購入に伴う代金を支払いについて、利用者の口座から直接、出金を行うようにする場合には、当該利用者の口座に係る情報が記憶されていてもよい。
この店舗情報DB1Bには、店舗を識別可能な店舗IDごとに、店舗名称や、商品の販売に伴う売り上げの振込先口座といった情報が記憶されている。
この積立年金情報DB1Cには、利用者による商品購入に応じて、積立年金登録部13により、積立年金が更新登録される。
積立年金処理装置1はこの通信処理部14により、店舗端末3から決済情報を受信したり、金融機関端末4に対して支払処理要求や積立年金処理要求を送信したりする。
この利用者端末2は、所謂パーソナルコンピュータやタブレット端末等、インターネット等のネットワークNWを介してデータの送受信やデータの入出力が可能な端末によって実現される。利用者はこの利用者端末2により、所定のウェブサイト等を介して積立年金処理装置1にアクセスして、利用者の積立年金の照会要求を送信したり、その照会結果を受信したりすることができる。
この店舗端末3は、利用者の商品購入に伴う支払いに必要な処理を実行したり、積立年金処理装置1に対し、当該商品について設定されている積立年金を当該利用者に付与するのに必要な情報を提供したりする。
この金融機関端末4は、積立年金処理装置1からの要求に応じて、店舗や利用者等の口座間で商品の代金や積立年金の振込処理を実行し、これにより商品の代金の決済及び年金の積立が実行される。
なお、利用者は積立年金サービスを享受するため、事前にあるいは当該積立年金サービスの対象商品の購入時に、サービスの利用登録を行っておく。
この決済情報には、利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に伴う決済代金に係る情報、及び利用者が購入した商品について設定されている積立年金額に係る情報が含まれている。
当該店舗に対する決済代金の支払処理要求に対して、金融機関端末4では、決済方法が口座引き落としによる場合であれば、利用者の口座から店舗の口座に対して商品代金を振り込む処理が実行される。なお、この場合において、決済に必要な情報が他に利用者情報DB1Aや店舗情報DB1Bに登録されているときは適宜、当該利用者情報DB1Aや店舗情報DB1Bから決済に必要な他の情報が抽出され、金融機関端末4に対して送信される。
この決済補足情報には例えば、利用者や店舗の入出金口座に係る情報が含まれる。
これらの処理では、商品の代金の支払方法に基づき、適宜、店舗や利用者の口座情報といった決済補足情報が参照され、商品代金や積立年金の振込処理が実行される。
各処理において、商品代金や積立年金の口座間の移動の態様は各種あり、代金の支払方法に応じても異なるが、図4及び図5に具体例を示す。
この例ではまず、利用者口座から運営者口座に対して決済代金が振り込まれる。そして、決済代金のうちの商品の代金が、店舗の売り上げとして運営者口座から店舗口座に振り込まれる。また、決済代金のうちの積立年金分が、利用者の積立年金として運営者口座から利用者の積立年金口座に振り込まれる。
これにより、商品の代金が売り上げと積立年金に仕分けられる。
図5(a)の例ではまず、クレジットカード運用会社口座から店舗口座に対して決済代金が振り込まれる。そして、決済代金のうちの商品の代金が、店舗の売り上げとして店舗口座に残る。利用者の積立年金分は、店舗口座から運営者口座を経由して利用者の積立年金口座に振り込まれる。また、図5(b)の例では、クレジットカード運用会社口座から店舗口座に商品代金が振り込まれると共に、積立年金が運営者口座を経由して利用者の積立年金口座に振り込まれる。また、図5(c)の例では、クレジットカード運用会社口座から店舗口座に商品代金が振り込まれると共に、積立年金が直接、利用者の積立年金口座に振り込まれる。
なお、図4及び図5の例に限らず、決済代金や売り上げ、積立年金の口座間移動については、他の例によることもできるが、いずれの態様によっても、利用者の商品購入に伴う売り上げは店舗口座に振り込まれ、積立年金は、クレジットカード運用会社から直接あるいは店舗を経由するいずれの場合においても、積立年金口座に振り込まれる。
これに応じて積立年金登録部13は、積立年金情報DB1Cを参照して、商品を購入した利用者に関連付けて、商品購入に応じた積立年金を登録する(S108)。
利用者端末2から積立年金処理装置1に対し、所定のウェブサイト等を介して利用者IDと共に、積立年金の照会要求が送信されると(S201)、積立年金処理装置1は抽出処理部12により、積立年金情報DB1Cを参照して、当該利用者IDに係る利用者の積立年金情報を抽出する(S202)。
抽出された積立年金情報は、利用者端末2に対して送信される(S203)。
積立年金は、利用者による対象商品の購入に応じて積み立てられていき、積立年金情報DB1Cもこれに応じて更新される。利用者はいつでも、自らの積立年金の情報を得ることができる。
また、商品購入に応じて年金が積み立てられていき、積立年金サービスの利用者には徐々に積立年金が貯まっていくので、年金制度を賦課方式から積立方式に無理なく移行させることができる。
また、商品の代金のうち、積立年金への割り当て分を店舗負担とすれば、利用者に負担をかけることなく、利用者に積立年金を付与できる。
また、店舗が積立年金の割合の高い商品等を提供することで、商品販売の機会増加につながり、その結果、商品の廃棄ロスが減ったり、店舗や従業員の稼働率をあがったりして、労働生産性が向上する。
本実施形態に係る積立年金処理装置5は、第一の実施形態に係る積立年金処理装置1と同様、利用者端末2、店舗端末3、及び金融機関端末4とインターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されており、積立年金処理装置1と同様のハードウェア資源によって実現される。
この積立年金処理装置5は、積立年金処理装置1が備えた利用者情報DB1A、店舗情報DB1B、積立年金情報DB1C、判断処理部11、抽出処理部12、積立年金登録部13、及び通信処理部14に加えて、商品情報DB1D及び判別処理部15の機能部を備える。
この商品情報DB1Dには図8に示されるように、商品を識別する商品IDごとに、当該商品について設定されている積立年金額が設定情報として記憶されている。
各商品に対する積立年金額は、店舗の運営者等が自由に設定することができるようになっており、店舗が店舗端末3により、積立年金処理装置5に対して設定情報と共に当該設定情報の登録要求を送信すると、積立年金処理装置5はこれを登録する。なお、設定情報は、商品の代金に対して設定されている積立年金の割合として構成されていてもよい。
この判別処理部15による処理では、店舗端末3決済情報の一部として商品を識別する情報を受信し、当該商品を識別する情報に基づき、商品情報DB1Dを参照して、当該商品が登録されているか否かを判別する。その結果、登録されていない場合には対象商品ではないものと判別し、登録されていた場合には対象商品であると判別する。
まず、第一の実施形態と同様、利用者が商品を店舗で購入すると(S101)、店舗端末3から積立年金処理装置1に対して決済情報が送信される(S102)。
本例における決済情報には、利用者を識別する利用者ID、利用者による商品購入に伴う決済代金に係る情報、及び商品を識別可能な商品IDが含まれている。
当該店舗に対する決済代金の支払処理要求に対して、金融機関端末4では、利用者の口座から店舗の口座に対して商品代金を振り込む処理が実行される。
当該店舗に対する決済代金の支払処理要求に対して、金融機関端末4では、利用者の口座から店舗の口座に対して商品代金を振り込むなど、要求された処理が実行される。
この決済補足情報には例えば、利用者や店舗の入出金口座に係る情報が含まれる。
そして金融機関端末4に対し、決済情報や決済補足情報と共に、店舗に対する決済代金の支払処理要求と、利用者が購入した商品について設定されている積立年金の積立処理要求とが送信される(S106)。
以降、第一の実施形態と同様にS107以降の処理が実行され、利用者に対し、商品購入に応じた積立年金が登録される。
このような利用者の嗜好に応じた商品情報が配信されることで、利用者に商品購入を促し、利用者が多くの積立年金を得られるようにすることができる。
また、商品ごとに任意に積立年金額を設定したり、利用者の嗜好に応じた商品情報を配信したりすることができるので、商品の販売促進につなげられる。
この場合、レジシステムの機能を活用して、本体価格、値引き率、値引き価格、消費税の表示と同じく積立年金付与額を表示して利用者に告知する。また、店舗の年金付与額、年金運用会社へ支払う額を管理し、これらの情報に加え、日時、個人を特定する個人番号、店舗を特定する店舗番号、商品番号、商品名等の販売情報を保管する。そして、この販売情報に基づき、積立年金額を店舗から回収して積み立てることができる。
ここで、利用者側の認証手段は、顔や指紋等の生体情報、バーコードやQRコード(登録商標)が印刷されたカード、磁気カード、NFCカード及び携帯電話やスマートホン、タブレット端末、ウェアラブル端末等に入っている機能を使うことができる。一方、店舗側の認証手段も顔や指紋等の生体情報、バーコードやQRコード(登録商標)が印刷されたカード、磁気カード、NFCカード及び携帯電話やスマートホン、タブレット端末、ウェアラブル端末等に入っている機能を使うことができる。これはレジシステムと連携していても、していなくてもどちらでもよい。
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、仮想通貨、ビットコイン、後述する給与担保決済により、各々の決済会社が一旦、年金として付与された金額を受け取った場合は、年金運用会社や代行会社が各々の決済会社から集金する。決済会社からの年金集金方法は、現金、振込、銀行口座引き落とし、現物、仮想通貨などいずれでもよく、価値があり現金に交換できるものなら何でもよい。
ここでも、レジシステムの機能を活用して、本体価格、値引き率、値引き価格、消費税の表示と同じく積立年金付与額を表示して利用者に告知する。また、店舗の付与額、年金運用会社へ支払う額を管理し、これらの情報に加えて、日時、個人を特定する個人番号、店舗を特定する店舗番号、商品番号、商品名等の販売情報を保管する。そして、この販売情報に基づき、積立年金額を店舗から回収して積み立てることができる
本実施形態に係る積立年金処理装置6は、第一の実施形態に係る積立年金処理装置1と同様、利用者端末2、店舗端末3、及び金融機関端末4に加え、人事労務情報管理装置7とインターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されており、積立年金処理装置1と同様のハードウェア資源によって実現される。
この積立年金処理装置6は、積立年金処理装置1が備えた利用者情報DB1A、積立年金情報DB1C、判断処理部11、抽出処理部12、積立年金登録部13、及び通信処理部14に加えて、適用可否登録部16の機能部を備える。
この処理は例えば、一定年収以下の利用者を積立年金サービスの対象者とする場合に、人事労務情報に含まれる利用者の年収情報を参照して、年収条件を満たす利用者を判別し、当該判別した適用可否に係る情報を利用者情報DB1Aに登録することによって実行される。
人事労務情報DB7Aは、利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した記憶部であり、利用者ごとに、人事、勤怠、給与といった人事労務情報が関連付けて記憶されている。
積立年金処理装置6は適用可否登録部16により、利用者が積立年金サービスの利用登録を行ったときや、人事労務情報が更新されたときなどの所定のタイミングで、人事労務情報DB7Aの人事労務情報を参照し(S401)、各利用者について、積立年金サービスの適用可否を判別する(S402)。
適用可否が判別されると、当該判別内容が利用者情報DB1Aに登録される(S403)。
ただし、本例においては、図3のS105の処理において、抽出処理部12は決済補足情報として、利用者情報DB1Aや店舗情報DB1Bに加え、人事労務情報DB7Aから情報を抽出してもよい。
利用者が雇用主による商品の購入代金の立替決済を要求する場合、店舗端末3から積立年金処理装置6に対し、決済情報が送信される際、併せて当該立替決済の処理要求が送信される。
なお、本例における決済補足情報の抽出においては、人事労務情報DB7Aからも、決済補足情報として、利用者が労働者として勤める企業等の雇用主口座に関する情報等が抽出される。
以降、第一の実施形態と同様にS107以降の処理が実行され、利用者に対し、商品購入に応じた積立年金が登録される。
この例ではまず、雇用主口座から運営者口座に対して決済代金が振り込まれる。そして、決済代金のうちの商品の代金が、店舗の売り上げとして運営者口座から店舗口座に振り込まれる。また、決済代金のうちの積立年金分が、利用者の積立年金として運営者口座から利用者の積立年金口座に振り込まれる。
これにより、商品の代金が売り上げと積立年金に仕分けられる。
また、利用者の労働者としての人事労務情報に基づいて、積立年金サービスの適用可否を設定することができるので、年収の低い者に限ってサービスの適用を可能にするなど、貧困格差の是正を図ることができる。
さらに、人事労務情報に基づいて、給与債権を上限とした商品の代金立替を行うことができるため、商品購入時にお金がない労働者でも、商品を購入することができる。
また、このような情報の提供は、利用者が頻繁にアクセスするログイン画面に表示すると効果的である。即ち、このように、利用者に対し、積立年金に関する情報に触れる機会を多く提供することで、積立年金が設定された商品に利用者が誘導され、広告宣伝や販促効果を期待できる。その結果、店舗側も積極的に商品に対して積立年金を付与しようと考えることになり、好循環が生まれる。
なお、積立金の第三者への譲渡について、積立年金の一部を第三者に譲渡する期間を設定できるようになっていてもよい。即ち、利用者等が登録情報の一部として一定の適用期間を定める。これにより、当該一定の適用期間だけ、積立年金の積立処理の際、利用者が商品購入に応じて得られた積立年金の一部を所定の第三者に譲渡することができるようになる。
また、利用者ごとに積み立てられた積立年金は、利用者の同意を得て、あるいは同意を得ることなく、これを管理する企業又は団体が運用するものとしてもよい。また、運用においては、利用者本人の委託及び選択により、元本保証型の金融商品での運用、あるいは元本非保証型の金融商品での運用を行うものとしてもよい。そして、このように運用される場合には、利用者によっていつでも、どこからでも、インターネットサービスを通じてリアルタイムに運用状況を閲覧できることが好ましい。
1A 利用者情報DB
1B 店舗情報DB
1C 積立年金情報DB
11 判断処理部
12 抽出処理部
13 積立年金登録部
14 通信処理部
2 利用者端末
3 店舗端末
4 金融機関端末
5 積立年金処理装置
1D 商品情報DB
15 判別処理部
6 積立年金処理装置
16 適用可否登録部
7 人事労務情報管理装置
7A 人事労務情報DB
NW ネットワーク
Claims (9)
- 利用者による商品購入に応じて、当該商品の代金の一部を当該利用者の積立年金として積み立てる積立年金サービスを提供するための装置であって、
上記商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、
上記利用者による商品購入に伴う代金の決済及び年金の積立に係る処理を実行する金融機関端末と、
上記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段、を有する人事労務情報管理装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記利用者ごとに、上記積立年金サービスの適用可否を記憶する利用者情報記憶手段と、
上記人事労務情報記憶手段を参照して、上記人事労務情報の内容に即した条件によって決定される上記積立年金サービスの適用可否を上記利用者情報記憶手段に登録する適用可否登録手段と、
上記利用者による商品の購入に応じて積み立てられた積立年金に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、
上記利用者が上記積立年金サービスの対象商品を店舗で購入した際、上記店舗端末から、上記利用者の雇用主による立替決済の処理要求と共に、上記利用者による商品購入の決済情報として、上記利用者を識別する利用者識別情報、上記利用者による商品購入に伴う決済代金、及び上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金額に係る情報を受信する決済情報受信手段と、
上記利用者情報記憶手段を参照して、上記利用者識別情報によって識別される利用者について、上記積立年金サービスの適用可否を判断する判断処理手段と、
上記利用者識別情報によって識別される利用者について、上記積立年金サービスの適用が可能と判断された場合には、上記人事労務情報管理装置に対し、上記利用者識別情報と商品購入に要する決済代金に係る情報と共に、上記利用者の支給予定給与額を与信枠とした与信照会を送信する与信照会送信手段と、
上記与信照会が成功した場合に、上記金融機関端末に対し、上記決済情報と、上記利用者の雇用主の雇用主口座に係る情報を含む決済補足情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の支払処理要求と、上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金の積立処理要求とを送信し、上記積立年金サービスの適用がないと判断された場合には、上記金融機関端末に対し、上記決済情報と当該決済補足情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の決済処理要求のみを送信する処理要求送信手段と、
上記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の通知を受信する完了通知受信手段と、
上記積立処理が完了した積立年金に係る情報を上記積立年金情報記憶手段に登録する積立年金登録手段と、を有する、
ことを特徴とする積立年金処理装置。 - 上記利用者が利用する利用者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、
上記店舗端末から、上記積立年金サービスの対象商品に係る対象商品情報を受信する対象商品情報受信手段と、
上記利用者端末に対し、上記対象商品情報を配信する対象商品情報配信手段と、をさらに有する、
請求項1記載の積立年金処理装置。 - 上記利用者端末から、上記利用者識別情報と共に、上記積立年金情報の照会要求を受信する照会要求受信手段と、
上記積立年金情報記憶手段を参照して、上記利用者識別情報に基づき、上記積立年金情報を抽出する抽出処理手段と、
上記利用者端末に対して、上記積立年金情報を送信する積立年金情報送信手段と、をさらに有する、
請求項2記載の積立年金処理装置。 - 上記利用者が利用する利用者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、
上記利用者端末から、上記利用者識別情報と共に、上記積立年金情報の照会要求を受信する照会要求受信手段と、
上記積立年金情報記憶手段を参照して、上記利用者識別情報に基づき、上記積立年金情報を抽出する抽出処理手段と、
上記利用者端末に対して、上記積立年金情報を送信する積立年金情報送信手段と、をさらに有する、
請求項1記載の積立年金処理装置。 - 利用者による商品購入に応じて積み立てられる積立年金の一部について、当該利用者以外の第三者に譲渡する内容に関する譲渡情報を記憶した譲渡情報記憶手段、をさらに有し、
上記処理要求送信手段はさらに、上記譲渡情報記憶手段に記憶されている譲渡情報を送信する、
請求項1記載の積立年金処理装置。 - 利用者による商品購入に応じて積み立てられる積立年金の一部について、当該利用者以外の第三者に譲渡する内容に関する譲渡情報を記憶した譲渡情報記憶手段、をさらに有し、
上記処理要求送信手段はさらに、上記譲渡情報記憶手段に記憶されている譲渡情報を送信する、
請求項2乃至4いずれかの項に記載の積立年金処理装置。 - 上記利用者端末から、上記譲渡情報を受信する譲渡情報受信手段と、
上記譲渡情報記憶手段を参照して、上記譲渡情報を登録する譲渡情報登録手段と、をさらに有する、
請求項6記載の積立年金処理装置。 - 利用者による商品購入に応じて、当該商品の代金の一部を当該利用者の積立年金として積み立てる積立年金サービスを提供するための方法であって、
上記商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、
上記利用者による商品購入に伴う代金の決済及び年金の積立に係る処理を実行する金融機関端末と、
上記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段、を有する人事労務情報管理装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記利用者ごとに、上記積立年金サービスの適用可否を記憶する利用者情報記憶手段と、
上記人事労務情報記憶手段を参照して、上記人事労務情報の内容に即した条件によって決定される上記積立年金サービスの適用可否を上記利用者情報記憶手段に登録する適用可否登録手段と、
上記利用者による商品の購入に応じて積み立てられた積立年金に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、を有するコンピュータが、
上記利用者が上記積立年金サービスの対象商品を店舗で購入した際、上記店舗端末から、上記利用者の雇用主による立替決済の処理要求と共に、上記利用者による商品購入の決済情報として、上記利用者を識別する利用者識別情報、上記利用者による商品購入に伴う決済代金、及び上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金額に係る情報を受信する処理と、
上記利用者情報記憶手段を参照して、上記利用者識別情報によって識別される利用者について、上記積立年金サービスの適用可否を判断する処理と、
上記利用者識別情報によって識別される利用者について、上記積立年金サービスの適用が可能と判断された場合には、上記人事労務情報管理装置に対し、上記利用者識別情報と商品購入に要する決済代金に係る情報と共に、上記利用者の支給予定給与額を与信枠とした与信照会を送信する与信照会送信手段と、
上記与信照会が成功した場合に、上記金融機関端末に対し、上記決済情報と、上記利用者の雇用主の雇用主口座に係る情報を含む決済補足情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の支払処理要求と、上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金の積立処理要求とを送信し、上記積立年金サービスの適用がないと判断された場合には、上記金融機関端末に対し、上記決済情報と当該決済補足情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の決済処理要求のみを送信する処理と、
上記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の通知を受信する処理と、
上記積立処理が完了した積立年金に係る情報を上記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、を実行する、
ことを特徴とする積立年金処理方法。 - 利用者による商品購入に応じて、当該商品の代金の一部を当該利用者の積立年金として積み立てる積立年金サービスを提供するためのコンピュータプログラムであって、
上記商品を販売する店舗に設置された店舗端末と、
上記利用者による商品購入に伴う代金の決済及び年金の積立に係る処理を実行する金融機関端末と、
上記利用者の労働者としての人事労務情報を記憶した人事労務情報記憶手段、を有する人事労務情報管理装置と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記利用者ごとに、上記積立年金サービスの適用可否を記憶する利用者情報記憶手段と、
上記人事労務情報記憶手段を参照して、上記人事労務情報の内容に即した条件によって決定される上記積立年金サービスの適用可否を上記利用者情報記憶手段に登録する適用可否登録手段と、
上記利用者による商品の購入に応じて積み立てられた積立年金に係る積立年金情報を記憶する積立年金情報記憶手段と、を有するコンピュータに対し、
上記利用者が上記積立年金サービスの対象商品を店舗で購入した際、上記店舗端末から、上記利用者の雇用主による立替決済の処理要求と共に、上記利用者による商品購入の決済情報として、上記利用者を識別する利用者識別情報、上記利用者による商品購入に伴う決済代金、及び上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金額に係る情報を受信する処理と、
上記利用者情報記憶手段を参照して、上記利用者識別情報によって識別される利用者について、上記積立年金サービスの適用可否を判断する処理と、
上記利用者識別情報によって識別される利用者について、上記積立年金サービスの適用が可能と判断された場合には、上記人事労務情報管理装置に対し、上記利用者識別情報と商品購入に要する決済代金に係る情報と共に、上記利用者の支給予定給与額を与信枠とした与信照会を送信する与信照会送信手段と、
上記与信照会が成功した場合に、上記金融機関端末に対し、上記決済情報と、上記利用者の雇用主の雇用主口座に係る情報を含む決済補足情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の支払処理要求と、上記利用者が購入した商品について設定されている積立年金の積立処理要求とを送信し、上記積立年金サービスの適用がないと判断された場合には、上記金融機関端末に対し、上記決済情報と当該決済補足情報と共に、上記店舗に対する上記決済代金の決済処理要求のみを送信する処理と、
上記金融機関端末から、積立年金の積立処理が完了した旨の通知を受信する処理と、
上記積立処理が完了した積立年金に係る情報を上記積立年金情報記憶手段に登録する処理と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017236185A JP6703768B2 (ja) | 2017-12-08 | 2017-12-08 | 積立年金処理装置、方法、及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017236185A JP6703768B2 (ja) | 2017-12-08 | 2017-12-08 | 積立年金処理装置、方法、及びコンピュータプログラム |
Related Parent Applications (1)
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