JP2018056711A - 撮像素子、撮像装置、及び撮像素子の信号処理方法 - Google Patents

撮像素子、撮像装置、及び撮像素子の信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子内部のデジタル信号のビット幅を低減した撮像素子を提供する。
【解決手段】アナログ信号を出力する画素が複数配置された画素部と、AD変換部と、ビットシフト部とを有し、AD変換部は、第1のアナログ信号を第1の分解能でAD変換処理して第1のデジタル信号を出力するとともに、第2のアナログ信号の信号レベルが基準信号より小さい場合には第2のアナログ信号を第1の分解能でAD変換処理して第2のデジタル信号を出力し、第2のアナログ信号の信号レベルが基準信号より大きい場合には第2のアナログ信号を第1の分解能より低い第2の分解能でAD変換処理して第2のデジタル信号を出力し、ビットシフト部は、第1のデジタル信号を第2の分解能に合わせてビットシフトすることでデジタルゲイン処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像素子、撮像装置、及び撮像素子の信号処理方法に関する。
光電変換部を有する複数の画素が行列状に配置された撮像素子において、画素が出力する画素信号を、撮像素子の内部のアナログ−デジタル変換(以下、AD変換)器によってデジタル信号に変換して出力する撮像素子がある。例えば、特許文献1には、単位時間当たりの電位の変化量が互いに異なる複数のランプ信号を用いたAD変換部を有する撮像素子が開示されている。
特許文献1に記載の撮像素子は、画素信号の振幅がSN比(信号/ノイズ比)を考慮して設定された基準信号より大きいか小さいかを判定し、その判定結果に応じて画素信号を比較するランプ信号を選択して比較処理を行う。具体的には、画素信号の振幅が基準信号より大きい大振幅信号のAD変換処理では、AD変換部の選択回路が、単位時間当たりの電位の変化量が大きいランプ信号を選択する。また、画素信号の振幅が基準信号より小さい小振幅信号のAD変換処理では、AD変換部の選択回路が、単位時間当たりの電位の変化量が小さいランプ信号を選択する。このようにすることで、大振幅信号の場合であっても、ランプ信号との大小関係が反転するまでの時間が短縮される。したがって、特許文献1に記載の撮像素子は、小振幅信号に対してはAD変換処理を高分解能で行い、ノイズを多く含む大振幅信号に対しては、AD変換処理を低分解能にする代わりに短時間で処理することができる。
特開2013−9087号公報
前述した特許文献1に記載の撮像素子は、AD変換処理時間を短縮しながら、高分解能の画素信号のデジタル信号を取得することができる。しかしながら、特許文献1に記載の撮像素子は、撮像素子の内部で扱うデジタル信号のビット幅の低減、ひいては撮像素子の外部に出力する伝送データ量の低減について改善の余地があった。本発明の目的は、撮像素子内部のデジタル信号のビット幅を低減した撮像素子を提供することである。
本発明に係る撮像素子は、第1のアナログ信号及び第2のアナログ信号を出力する画素が複数配置された画素部と、前記第1のアナログ信号を第1の分解能でアナログ−デジタル変換処理して第1のデジタル信号を出力するとともに、前記第2のアナログ信号の信号レベルが所定のレベルより小さい場合には前記第2のアナログ信号を前記第1の分解能でアナログ−デジタル変換処理して第2のデジタル信号を出力し、前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きい場合には前記第2のアナログ信号を前記第1の分解能より低い第2の分解能でアナログ−デジタル変換処理して前記第2のデジタル信号を出力するアナログ−デジタル変換部と、前記第1のデジタル信号を、前記第2の分解能に合わせてビットシフトすることでデジタルゲイン処理を行うビットシフト部とを有する。
本発明によれば、第2の分解能に合わせてデジタルゲイン処理した第1のデジタル信号を得ることが可能となり、撮像素子内部のデジタル信号のビット幅を低減した撮像素子を提供することができる。
第1の実施形態における撮像素子の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるAD変換部の駆動タイミングを示す図である。 第1の実施形態における列メモリ及びデジタルフロントエンド部の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるデジタルフロントエンド部でのデジタルデータの構造及びビットシフト動作を説明する図である。 第1の実施形態におけるデジタルデータ伸張部の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるデジタルデータ伸張部でのデジタルデータの構造及びビットシフト動作を説明する図である。 第1の実施形態における撮像装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態における列メモリ及びデジタルフロントエンド部の構成例を示す図である。 第2の実施形態における信号補正方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における撮像素子100の構成例を示す模式図である。本実施形態における撮像素子100は、受光した被写体像を光電変換し、得られたアナログ信号Vaをデジタル信号に変換して出力する。撮像素子100は、画素部110、垂直走査部120、アナログ−デジタル変換部(AD変換部)130、列メモリ140、水平走査部150、デジタルフロントエンド部(DFE)160、及びタイミング生成部(TG)170を有する。
画素部110は、画素111、行制御線(水平制御線)112、及び列信号線(垂直信号線)113を有し、受光量に応じた画素のアナログ信号をAD変換部130に行毎に順次伝達する。画素111は、画素部110に行列状に複数配置されている。各画素111は、不図示の光学系から受光した光を信号電荷に変換して蓄積する光電変換部を有する。
行制御線112は、行毎の複数の画素111に接続された信号線であり、垂直走査部120から出力される複数の駆動信号を画素111に伝達する。列信号線113は、列毎の複数の画素111と接続して、垂直走査部120によって選択された行の画素111からのアナログ信号VaをAD変換部に130に伝達する。垂直走査部120は、行制御線112を介して行毎の複数の画素111に、信号電荷転送パルス、リセットパルス、行選択パルス等の駆動信号を出力する。
AD変換部130は、画素111のアナログ信号Vaをアナログ−デジタル変換処理し、生成したデジタル信号を列メモリ140に出力する。AD変換部130は、ランプ信号生成部131、選択部132、比較部133、及びカウンタ134を有する。選択部132、比較部133、及びカウンタ134は、画素部110における画素111の列に対応して列毎に配置されている。
ランプ信号生成部131は、画素111のアナログ信号Vaとの比較信号として、時間に対して一定の変化率で電位が変化するランプ信号を複数パターン生成する。また、ランプ信号生成部131は、画素111の信号電荷転送後のアナログ信号Vaのレベルを判定するための所定のレベルの基準信号を生成する。本実施形態では、ランプ信号生成部131は、ランプ信号VR、VL、VHを生成するとともに、基準信号VREFを生成する。
選択部132は、AD変換処理における画素111のアナログ信号Vaとの比較処理時には、ランプ信号生成部131が生成する複数パターンのランプ信号のうち1つのランプ信号を選択して比較部133に出力する。詳細は後述するが、選択部132は、比較部133からの選択信号SEL及びTG170からのタイミング信号に応じてランプ信号を選択する。また、選択部132は、画素111の信号電荷転送後のアナログ信号Vaのレベル判定時には、ランプ信号生成部131が生成する基準信号VREFを選択して比較部133に出力する。
比較部133は、画素111のアナログ信号Vaと、選択部132が選択したランプ信号とを比較して、比較結果をカウンタ134に出力する。また、比較部133は、画素111のアナログ信号Vaと選択部132が選択した基準信号とを比較して、比較結果を選択信号SELとして出力する。カウンタ134は、ランプ信号の立ち上がりから、比較結果の信号が反転するまでのカウンタクロックを計数し、その計数結果をAD変換出力として列メモリ140に出力する。
列メモリ140は、カウンタ134のAD変換出力を保持する。各列の列メモリ140に保持されたデータは、水平走査部150による走査に従って、デジタル信号処理を担うDFE160へ順次出力される。水平走査部150は、各列の列メモリ140に、列選択パルス信号を順次出力し、列メモリ140のデータをDFE160へ順次出力する。DFE160は、デジタル信号処理機能を有しており、列メモリ140から受け取ったデジタルデータを出力データ形式に変換して撮像素子の外部に出力する。TG170は、撮像素子100の各回路ブロックの動作タイミングを制御する。
図2は、本実施形態における撮像素子100の駆動タイミングを示す図であり、特に図1のAD変換部130の駆動タイミングを示している。以下、図1と図2を参照し、本実施形態における撮像素子100でのAD変換動作を説明する。図2において、期間Tadは、画素111から読み出されたアナログ信号VaのAD変換期間であり、期間Tdataは、各列の列メモリ140に保持されたAD変換データをDFE160へ順次出力する水平転送期間である。
不図示の信号電荷転送パルスが、期間Tdの終了後から期間Tjの開始前までの間に駆動されると、画素111から出力されるアナログ信号Vaは、例えば図2のような変化を示す。そして、アナログ信号Vaは、列信号線113を介して比較部133の一方の入力端子へと導かれる。比較部133の他方の入力端子には、アナログ信号Vaの比較信号であるランプ信号VRAMPが入力される。以下の説明では、画素111の信号電荷転送前のリセットノイズ出力に基づくアナログ信号Vaを「N信号レベル」と呼び、画素111の信号電荷転送後の出力に基づくアナログ信号Vaを「S信号レベル」と呼ぶこととする。
期間Tadの中で、期間Tdは、N信号レベルに対する10ビットのAD変換期間であり、そのための比較信号がランプ信号VRである。また、期間Tjは、S信号レベルの信号レベル判定期間であり、そのための比較信号が所定のレベルを有する基準信号VREFである。また、期間Tuは、S信号レベルに対する12ビットのAD変換期間であり、そのための比較信号がランプ信号VH(あるいはランプ信号VL)である。
ランプ信号生成部131は、TG170により制御されて、ランプ信号VR、ランプ信号VL、基準信号VREF、及びランプ信号VHを生成する。ランプ信号VHは時間に対する電位の変化率(傾き)が大きい上位ビット用のランプ信号であり、ランプ信号VLは時間に対する電位の変化率(傾き)が小さい下位ビット用のランプ信号である。本実施形態において、ランプ信号VHは、ランプ信号VLの4倍の傾きである。また、基準信号VREFは、S信号レベルを判定するための比較信号である。ランプ信号VRは、N信号レベルと比較するランプ信号であり、ランプ信号VLと同じ傾きである。これら4種のランプ信号は、TG170による制御によって選択部132が選択し、比較部133へ入力される。
比較部133は、N信号レベルのAD変換期間Tdで、N信号レベルとランプ信号VRとを比較する。期間Trは、ランプ信号VRが変化を開始してからN信号レベルとの大小関係が逆転するまでの期間である。列メモリ140は、カウンタ134が期間Trにカウントしたカウンタクロックの計数値を、N信号レベルのAD変換データ(10ビット)として保持する。以下の説明では、N信号レベルをAD変換して得られたデジタルデータを「N信号データ」と呼ぶこととする。
次に、比較部133は、信号レベル判定期間Tjで、S信号レベルと基準信号VREFの信号レベルを比較する。図2に示した例では、信号レベル判定期間Tjに、比較部133は、S信号レベルが基準信号VREFより大きいという比較結果を表すハイレベルの選択信号SELを選択部132に出力する。その結果、選択部132は、S信号レベルのAD変換期間Tuに、傾きが大きいランプ信号VHを選択し、比較部133へ出力する。また、列メモリ140は、信号レベル判定期間Tjにおいて比較部133が出力する選択信号SELのハイレベルを1として(あるいはローレベルを0として)、信号レベル判定値(1ビット)として保持する。
さらに、比較部133は、S信号レベルとランプ信号VHとを比較し、両者の大小関係が逆転するまでの期間Tsにカウンタ134はカウント動作を行う。列メモリ140は、カウンタ134が期間Tsにカウントしたカウンタクロックの計数値を、S信号レベルのAD変換データ(12ビット)として保持する。ここで、信号レベル判定期間Tjに比較部133の出力が逆転しなければ、S信号レベルが基準信号VREFより小さいという比較結果を表すローレベルの選択信号SELが出力され、選択部132は、ランプ信号として傾きが小さいランプ信号VLを選択する。その場合、比較部133は、S信号レベルとランプ信号VLとを比較する。以下の説明では、S信号レベルをAD変換して得られたデジタルデータを「S信号データ」と呼ぶこととする。
すなわち、選択部132は、画素111のS信号レベルに応じて、ランプ信号の傾きを設定する。比較部133は、選択部132により選択されたランプ信号とS信号レベルとを比較する。カウンタ134は、ランプ信号の変化の開始から、比較部133がS信号レベルとランプ信号との大小関係が逆転したことを示す信号を出力するまでカウントする。
以上が、本実施形態における撮像素子100でのAD変換動作であるが、このようにして得られたAD変換データの扱いについて説明する。本実施形態においては、前述したように、ランプ信号VHはランプ信号VLの4倍の傾きであり、ランプ信号VRの傾きはランプ信号VLの傾きと同じである。したがって、ランプ信号VHとの比較によって得られるS信号データは、AD変換の分解能をランプ信号VLと同じにするために、デジタルゲイン処理を施して4倍にする必要がある。例えば、ランプ信号VHとの比較によって得られた12ビットのS信号データを4倍するには、ビット幅を2ビット拡張して14ビットとし、各ビットを上位側の方向に2ビットシフト(Log24=2であるため)する方法がある。
しかしながら、本実施形態においては、ランプ信号VHとの比較によって得られるS信号データをデジタルゲイン処理で4倍しない。これは、撮像素子の内部でS信号データのビット幅を12ビットから14ビットに増やすと、後段の回路規模の増大によって限られた撮像素子面積を圧迫することになるからである。さらには、撮像素子から外部に出力するデジタル信号の1画素あたりのビット数が増加することによって、出力信号の伝送データ量が増えるからである。
そこで本実施形態では、S信号レベルのAD変換時にランプ信号VHが選択された場合、同じ画素のN信号データをS信号データのAD変換の分解能と同じにするために、デジタルゲイン処理を施して1/4倍(各ビットを下位側の方向に2ビットシフト)する。次に、S信号データから1/4倍されたN信号データを減算処理することによって(S−N)信号データを得る。そして、撮像素子100は、12ビットの(S−N)信号データに、1ビットの信号レベル判定値を付加した13ビットの信号を撮像素子100の外部に出力する。
図3は、第1の実施形態における列メモリ140及びDFE160の構成例を示すブロック図である。また、図4は、列メモリ140からDFE160におけるデジタルデータの構造とビットシフト動作を示す概念図である。図4において、Dj、Dn1、Dn2、Ds、Doutは、それぞれ図3に示した回路図上の記号に対応するデジタルデータの構造を表しており、図4における縦方向はビット幅(ビット数)に対応する。また、図4(a)は、信号レベル判定値Djが1(ハイレベル)で、S信号レベルのAD変換処理に傾きが大きいランプ信号VHが用いられた場合を示した図である。図4(b)は、信号レベル判定値Djが0(ローレベル)で、S信号レベルのAD変換処理に傾きが小さいランプ信号VLが用いられた場合を示した図である。
以下、図3及び図4を参照し、列メモリ140に保持された1画素分のデジタル信号を撮像素子100の外部に出力するためのDFE160の動作について説明する。図3に示すように、各列の列メモリ140は、信号レベル判定値保持部141、N信号保持部142、及びS信号保持部143を有する。前述したAD変換動作によって、図2に示した期間Tdataに、信号レベル判定値保持部141にはS信号レベルと基準信号VREFとの比較結果である信号レベル判定値Djが保持されている。また、N信号保持部142にはN信号データDn1が保持されており、S信号保持部143にはS信号データDsが保持されている。
DFE160は、ビットシフト部161、セレクタ162、及び減算部163を有する。ビットシフト部161は、列メモリ140のN信号保持部142からN信号データDn1の入力を受けて、N信号データDn1を下位側の方向へ2ビットシフトさせる。すなわち、ビットシフト部161は、N信号データDn1をビットシフトすることでデジタルゲイン処理を施して1/4倍にし、セレクタ162へ出力する。
セレクタ162は、ビットシフト部161の出力データか、又は列メモリ140のN信号保持部142からのN信号データDn1か、のいずれかを選択して、減算部163へ8ビットのデータDn2を出力する。このとき、セレクタ162は信号レベル判定値保持部141に保持された信号レベル判定値Djに応じてデータを選択する。すなわち、セレクタ162は、信号レベル判定値Djが1(ハイレベル)であれば、N信号データDn1を下位側に2ビットシフトしたビットシフト部161の出力信号を選択して出力する。また、セレクタ162は、信号レベル判定値Djが0(ローレベル)であれば、N信号保持部142からのN信号データDn1を選択して、N信号データDn1の下位側8ビットを出力する。
減算部163は、セレクタ162が出力した8ビットのデータDn2と、列メモリ140のS信号保持部143からの12ビットのS信号データDsとを減算処理する。減算部163は、12ビットのS信号データDsから8ビットのデータDn2を減ずる。すなわち、減算部163における減算処理によって、画素111の信号電荷に基づくデジタル信号からリセットノイズに基づくデジタル信号が除かれたデータである12ビットの(S−N)信号データ(Ds−Dn2)が得られる。
ここで、減算部163に入力されるS信号データDsは、前述したAD変換動作において、上位ビット用のランプ信号VHが用いられたデータと、下位ビット用のランプ信号VLが用いられたデータとのいずれも入力され得る。そのため、本実施形態においては、セレクタ162が、N信号データDn1を下位側に2ビットシフトしたデータ又はN信号データDn1そのもののいずれかを信号レベル判定値Djに応じて選択し減算部163に出力している。すなわち、S信号データとN信号データとの減算を正しく処理するために、N信号データDn1を、S信号データDsのAD変換処理の分解能に合わせるように補正している。
そして、図3に示すように、DFE160の出力信号Doutは、減算部163から出力された12ビットの出力データ(Ds−Dn2)の上位ビット側に、信号レベル判定値Djを付加することで13ビットのデータとなる。以上が、列メモリ140に保持された1画素分のデジタル信号を撮像素子100の外部に出力するためのDFE160の動作である。DFE160は、さらに水平走査部150と垂直走査部120によって順次走査された画素の13ビットの出力信号Doutを、撮像素子100から順次出力して1フレーム分の画像データ出力を行う。
以上説明したように、本実施形態における撮像素子100は、S信号レベルのAD変換時に傾きが大きいランプ信号VHが選択された場合、対応するN信号データDn1にデジタルゲイン処理を施して1/4倍した信号Dn2を得る。次に、S信号データDsからデータDn2を減算処理することによって(S−N)信号データ(Ds−Dn2)を得る。そして、撮像素子100から外部の素子へ出力する信号Doutは、12ビットの(S−N)信号データ(Ds−Dn2)に、1ビットの信号レベル判定値Djを付加して13ビットの信号となる。
したがって、本実施形態における撮像素子100は、内部で扱う信号ビット幅が最大13ビットとなるので、回路規模の増大を抑制でき、さらには1画素あたりの出力信号の伝送データ量を低減できる。その結果、撮像素子100が、シリアル通信接続によって外部の素子へ出力信号Doutを伝送する場合、伝送データ量の低減によって伝送時間を短縮することができる。また、撮像素子100が、パラレル通信接続によって外部の素子へ出力信号Doutを伝送する場合、出力信号線の本数を削減することができる。
また、本実施形態では、S信号データDsのビット幅を2ビット増やすことをしない代わりに、(S−N)信号データの12ビットに信号レベル判定値Djの1ビットを付加している。したがって、前述した効果を得るためには、ランプ信号VHと比較するAD変換の分解能は、ランプ信号VLと比較するAD変換の分解能の略4分の1倍以下(例えば4分の1倍、8分の1倍など)であれば良い。さらに言うと、ランプ信号VHの傾きは、ランプ信号VLの傾きの4倍以上(例えば4倍、8倍など)であれば良い。例えば、ランプ信号VHと比較するAD変換の分解能をランプ信号VLと比較するAD変換の分解能の略2N分の1倍(Nは2以上の整数)とすると、ランプ信号VHが選択された場合、N信号データDn1を下位側にNビットシフトしデータDn2を得ればよい。
次に、図5と図6を参照し、本実施形態における撮像素子100の出力データDoutを、撮像素子100の外部で伸張処理する方法の一例を説明する。図5は、第1の実施形態における撮像素子100の外部に備えられるデジタルデータ伸張部500の構成例を示すブロック図である。デジタルデータ伸張部500は、撮像素子100と共に後述する撮像装置の中に備えられるが、撮像装置全体の構成は後述する。
また、図6は、デジタルデータ伸張部500におけるデジタルデータの構造とビットシフト動作を示す概念図である。図6において、Din、Dexは、それぞれ図5に示した回路図上の記号に対応するデジタルデータの構造を表しており、図6における縦方向はデータの長さ(ビット数)に対応する。また、図6(a)は、信号レベル判定値Djが1(ハイレベル)で、S信号レベルのAD変換処理に傾きが大きいランプ信号VHが用いられた場合を示した図である。図6(b)は、信号レベル判定値Djが0(ローレベル)で、S信号レベルのAD変換処理に傾きが小さいランプ信号VLが用いられた場合を示した図である。
図5に示すように、デジタルデータ伸張部500は、ビットシフト部501、ダミーデータ付加部502、及びセレクタ503を有する。図5において、13ビットのデータDinは、1画素分の画素値情報を含む撮像素子100の出力信号Doutを受信した信号であり、データ構成は出力信号Doutと同じである。すなわち、最上位の1ビットは、信号レベル判定値Djのデータであり、下位側のその他の12ビットは(S−N)信号データ(Ds−Dn2)である。デジタルデータ伸張部500では、入力された13ビットのデータDinは、最上位の1ビットがセレクタ503に入力され、その他の12ビットがビットシフト部501及びダミーデータ付加部502に入力される。
ビットシフト部501は、12ビットの(S−N)信号データ(Ds−Dn2)を、上位ビットの方向へ2ビットシフトさせる。但し、ビットシフト部501は、図6(a)に示すようにビット幅を14ビットに拡張した上で上位側に2ビットシフトさせ、最下位の2ビットにダミーデータDmdaとして“00”を付加する。すなわち、ビットシフト部501は、(S−N)信号データ(Ds−Dn2)をデジタルゲイン処理で4倍させて、セレクタ503に14ビットのデータを出力する。
ダミーデータ付加部502は、12ビットの(S−N)信号データ(Ds−Dn2)のビット幅を上位ビット側に2ビット拡張する。そして、ダミーデータ付加部502は、図6(b)に示すように、拡張した最上位の2ビットにダミーデータDmdbとして“00”を付加する処理を行い、セレクタ503に14ビットのデータを出力する。
セレクタ503は、信号レベル判定値Djに相当する1ビットのデータに応じて、2つの入力信号のうち1つを選択して、14ビットのデータDexとして出力する。セレクタ503は、信号レベル判定値Djが1(ハイレベル)であれば、ビットシフト部501の出力信号を選択して出力し、信号レベル判定値Djが0(ローレベル)であれば、ダミーデータ付加部502の出力信号を選択して出力する。以上が、撮像素子100の出力データDoutを、撮像素子100の外部で伸張する方法の一例についての説明である。
最後に、図7を参照して、前述した撮像素子100及びデジタルデータ伸張部500を有する撮像装置700の構成について説明する。図7は、第1の実施形態における撮像装置全体の構成例を示すブロック図である。光学系710は、フォーカスレンズ、ズームレンズ、及び絞りなどを有する。撮像素子100は、光学系710で結像された被写体像を光電変換し、得られたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
画像処理部720は、撮像素子100からのデジタルデータ出力を受けて、欠陥画素の補正、ノイズリダクション、色変換、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行う。画像処理部720は、図5に示したデジタルデータ伸張部500を有する。記憶部730は、画像処理部720の演算処理用メモリであり、連続撮影等においてはバッファーメモリとしても使用される。全体制御・演算部740は、撮像装置700全体を統括的に制御し、周知のCPUなどを内蔵する。また、全体制御・演算部740は、画像処理部720で処理された後の画像信号を記録部770や表示部760に出力する。
操作部750は、釦、スイッチ、電子ダイヤル等の操作部材からの入力を電気的に受け付けるものである。表示部760は、全体制御・演算部740から受けた画像信号を表示する。記録部770は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体であり、画像信号等を記録する。光学系駆動部780は、光学系710のフォーカスレンズ位置や絞りを制御する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態において、前述した第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。図8は、第2の実施形態における列メモリ140及びDFE160の構成例を示すブロック図である。図8において、図3に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図8に示すように、第2の実施形態におけるDFE160は、ビットシフト部161、セレクタ162、及び減算部163に加え、信号補正部164及びセレクタ165を有する。
信号補正部164は、複数のランプ信号の時間に依存した電位変化の開始タイミングの差に起因する、デジタル信号に含まれるオフセットを補正する機能を有する。また、信号補正部164は、複数のランプ信号間の単位時間当たりの電位の変化量の比がばらつくことによって生じるデジタル信号の誤差を補正する機能を有する。
第1の実施形態において説明したように、撮像素子100は、撮像素子100の外部でデジタルデータ伸張部500が信号レベル判定値Djに応じてデジタルゲイン処理を施してデータを4倍する。これにより、1フレームのすべての画素値がほぼ同じAD変換の比率となる画像データが得られる。しかしながら、ランプ信号VHの時間に対する電位の変化率は、必ずしもランプ信号VLの4倍とはならないことがあり、実際には誤差を含み得る。また、ランプ信号における電位変化の開始タイミングは、ランプ信号VHの場合とランプ信号VLの場合とで必ずしも一致せず、やはり誤差を含み得る。ランプ信号VLを基準にした理想的なランプ信号VH(VHA)と実際のランプ信号VH(VHB)との誤差は、画素111の光電変換部への入射光量変化に対するデジタル信号出力の線形性を悪化させる原因であるため、補正処理することが好ましい。
図9を参照して、信号補正部164の補正処理について説明する。図9は、S信号レベルのAD変換期間Tuにおける、ランプ信号VLから導かれる理想的なランプ信号VH(VHA)と、実際のランプ信号VH(VHB)の電位変化の様子を示している。理想的なランプ信号VHAの傾きはランプ信号VLの4倍の傾きであり、また理想的なランプ信号VHAの電位変化の開始タイミングはランプ信号VLと各列で一致する。一方、実際のランプ信号VHBは、ランプ信号VLの電位変化の開始時刻から期間Tdelayの時間分遅延して電位変化を開始するものとする。また、実際のランプ信号VHBでは、理想的なランプ信号VHAの傾き(ランプ信号VLの4倍)よりも傾きが小さいものとする。
ここで、比較部133の一方の入力端子にアナログ信号Va0又はアナログ信号Va1を与えて、他方の入力端子に実際のランプ信号VHB又はランプ信号VLを比較信号として与えて、各々AD変換した場合を考える。図9において、アナログ信号Va0と実際のランプ信号VHBとの比較によって得られたAD変換データがDaであり、アナログ信号Va0とランプ信号VLとの比較によって得られたAD変換データがDbである。さらに図9において、アナログ信号Va1と実際のランプ信号VHBとの比較によって得られたAD変換データがDcであり、アナログ信号Va1とランプ信号VLとの比較によって得られたAD変換データがDdである。
また、期間Tdelayに相当するカウンタクロックの計数値をαとし、理想的なランプ信号VHAの傾きに対する実際のランプ信号VHBの傾きの比をβ(=実際のランプVHBの傾き/理想的ランプVHAの傾き)とする。このとき、各AD変換データには、以下の式(1)、(2)に表される関係がある。
Db=(Da−α)×4×β …(1)
Dd=(Dc−α)×4×β …(2)
これら式(1)、(2)から、以下の式(3)、(4)が導き出される。
β=(Dd−Db)/(4×(Dc−Da)) …(3)
α=Dc−(Dd/(4×β)) …(4)
信号補正部164が、ランプ信号VHを用いてAD変換されたS信号データDs1に、α及びβを用いて、以下の式(5)の演算を施すことで、補正後のS信号データが得られる。
補正後のS信号データ=(Ds1−α)×β …(5)
以上が本実施形態における信号補正部164の補正処理についての説明である。なお、α及びβの値は、予め算出しておき、撮像素子100の内部又は外部の記憶部に記憶させておくようにしてもよい。
セレクタ165は、信号補正部164の出力データか、又は列メモリ140のS信号保持部143からのS信号データDs1か、のいずれかを選択して、選択したデータを減算部163へ12ビットのデータDs2として出力する。このとき、セレクタ165は、信号レベル判定値保持部141に保持された信号レベル判定値Djに応じてデータを選択する。すなわち、セレクタ165は、信号レベル判定値Djが1(ハイレベル)であれば、S信号データDs1を補正した信号補正部164の出力信号を選択して出力する。また、セレクタ165は、信号レベル判定値Djが0(ローレベル)であれば、S信号保持部143からのS信号データDs1を選択して出力する。
したがって、セレクタ165が出力するデータDs2は、以下の式(6)、(7)のようになる。
Dj=1の場合:Ds2=(Ds1−α)×β …(6)
Dj=0の場合:Ds2=Ds1 …(7)
以上説明したように、本実施形態における撮像素子100は、ランプ信号VHを用いてAD変換されたS信号データDs1を信号補正部164が補正処理する。これにより、複数のランプ信号の電位変化の開始タイミングの差に起因する、デジタル信号のオフセット誤差を補正することができる。また、複数のランプ信号間の、単位時間当たりの電位の変化量の比がばらつくことによって生じるデジタル信号の誤差を補正することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、撮像素子100は、画素111のアナログ信号Vaを増幅した後に、AD変換部130に出力することが可能な増幅部を備えていてもよい。また、撮像素子100の出力信号Doutの構成は、必ずしも最上位ビットに信号レベル判定値Djを付加する必要はなく、例えば下位ビット側でもよい。また、第2の実施形態において説明した複数のランプ信号のずれに伴う誤差の補正処理は、S信号データを基準としてN信号データを補正するように構成しても良く、あるいはS信号データとN信号データの双方を補正処理するようにしても良い。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:撮像素子 110:画素部 111:画素 130:AD変換部 131:ランプ信号生成部 132:選択部 133:比較部 134:カウンタ 140:列メモリ 141:信号レベル判定値保持部 142:N信号保持部 143:S信号保持部 160:デジタルフロントエンド(DFE) 161:ビットシフト部 162:セレクタ 163:減算部 500:デジタルデータ伸張部 501:ビットシフト部 502:ダミーデータ付加部 503:セレクタ 700:撮像装置

Claims (12)

  1. 第1のアナログ信号及び第2のアナログ信号を出力する画素が複数配置された画素部と、
    前記第1のアナログ信号を第1の分解能でアナログ−デジタル変換処理して第1のデジタル信号を出力するとともに、前記第2のアナログ信号の信号レベルが所定のレベルより小さい場合には前記第2のアナログ信号を前記第1の分解能でアナログ−デジタル変換処理して第2のデジタル信号を出力し、前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きい場合には前記第2のアナログ信号を前記第1の分解能より低い第2の分解能でアナログ−デジタル変換処理して前記第2のデジタル信号を出力するアナログ−デジタル変換部と、
    前記第1のデジタル信号を、前記第2の分解能に合わせてビットシフトすることでデジタルゲイン処理を行うビットシフト部とを有することを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより小さい場合には前記アナログ−デジタル変換部でアナログ−デジタル変換処理して得られた前記第1のデジタル信号を選択して出力し、前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きい場合には前記ビットシフト部でデジタルゲイン処理された第1のデジタル信号を選択して出力するセレクタを有することを特徴とする請求項1記載の撮像素子。
  3. 前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより小さい場合には前記第2のデジタル信号から前記アナログ−デジタル変換部でアナログ−デジタル変換処理して得られた前記第1のデジタル信号を減算した第3のデジタル信号を出力し、前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きい場合には前記第2のデジタル信号から前記ビットシフト部でデジタルゲイン処理された前記第1のデジタル信号を減算した第3のデジタル信号を出力する減算部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像素子。
  4. 前記第3のデジタル信号に、前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きいか小さいかを示す1ビットの判定値を付加した第4のデジタル信号を外部に出力することを特徴とする請求項3記載の撮像素子。
  5. 前記第2の分解能は、前記第1の分解能の略2N分の1倍(Nは2以上の整数)倍の分解能であり、
    前記ビットシフト部は、前記第1のデジタル信号を下位ビット側にNビットシフトすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像素子。
  6. 前記第2の分解能は、前記第1の分解能の略4分の1倍以下の分解能であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像素子。
  7. 前記アナログ−デジタル変換部でアナログ−デジタル変換処理して得られた前記第1のデジタル信号及び前記第2のデジタル信号の少なくとも一方に対して、前記アナログ−デジタル変換処理の誤差を補正する信号補正部を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の撮像素子。
  8. 前記第1のアナログ信号は、前記画素のリセットノイズ出力に基づく信号であり、
    前記第2のアナログ信号は、前記画素の信号電荷転送後の出力に基づく信号であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の撮像素子。
  9. 請求項4記載の撮像素子と、
    前記第4のデジタル信号を受けて、付加されている前記判定値に応じて、前記第4のデジタル信号に含まれる前記第3のデジタル信号をデジタルゲイン処理するデータ伸張部とを有する撮像装置。
  10. 前記データ伸張部は、前記判定値が前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きいことを示す場合、前記第4のデジタル信号に含まれる前記第3のデジタル信号をデジタルゲイン処理することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記データ伸張部は、前記判定値に応じて、前記第4のデジタル信号に含まれる前記第3のデジタル信号の上位ビット側又は下位ビット側にダミーデータを付加することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  12. 第1のアナログ信号及び第2のアナログ信号を出力する画素が複数配置された画素部を有する撮像素子の信号処理方法であって、
    前記第1のアナログ信号を第1の分解能でアナログ−デジタル変換処理して第1のデジタル信号を出力する工程と、
    前記第2のアナログ信号の信号レベルが所定のレベルより小さい場合には前記第2のアナログ信号を前記第1の分解能でアナログ−デジタル変換処理して第2のデジタル信号を出力し、前記第2のアナログ信号の信号レベルが前記所定のレベルより大きい場合には前記第2のアナログ信号を前記第1の分解能より低い第2の分解能でアナログ−デジタル変換処理して前記第2のデジタル信号を出力する工程と、
    前記第1のデジタル信号を、前記第2の分解能に合わせてビットシフトすることでデジタルゲイン処理を行う工程とを有することを特徴とする信号処理方法。
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