JP2018055435A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検出結果取得部201は、複数の薬剤についての薬剤感受性の検出結果を取得する。検出結果抽出部202は、検出結果取得部201によって複数の薬剤感受性の検出結果が取得された患者における第1時期及び第2時期の検出結果を抽出する。感受性レベル判定部203は、検出結果抽出部202により検出結果が抽出された患者の第1時期の薬剤感受性の第1レベル及び第2時期の薬剤感受性の第2レベルを複数の薬剤について判定する。グラフ生成部204は、感受性レベル判定部203により判定された第1レベル及び第2レベルを複数の薬剤について比較する比較グラフを生成する。グラフ出力部205は、グラフ生成部204により生成された比較グラフを出力する。
【選択図】図3
Description
そこで、本発明は、各薬剤の耐性化の傾向を把握することを支援する情報を提供することを目的とする。
さらに、前記第1生成部は、判定された前記第1レベル及び前記第2レベルの差分が閾値以上である薬剤については当該差分を表す差分画像を含むグラフを前記比較するグラフとして生成してもよい。
さらに、前記検出結果が取得された患者が属する医療施設における前記複数の薬剤のそれぞれの使用量を示す使用量情報を取得する第1情報取得部と、前記複数の薬剤について、取得された前記使用量情報が示す使用量をグラフに示す画像を生成する第3生成部とを備え、前記出力部は、前記第3生成部により生成された画像を出力してもよい。
図1は第1実施例の薬剤選択支援システム1の全体構成を表す。薬剤選択支援システム1は、本実施例では、病院Aにおいて利用され、病院Aにおける薬剤の選択を支援する。薬剤選択支援システム1は、検出結果蓄積装置10と、グラフ表示装置20とを備える。
図3は薬剤選択支援システム1において実現される機能構成を表す。検出結果蓄積装置10は、検出結果蓄積部101と、検出結果出力部102とを備える。グラフ表示装置20は、検出結果取得部201と、検出結果抽出部202と、感受性レベル判定部203と、グラフ生成部204と、グラフ出力部205とを備える。
図7はグラフ表示処理における各装置の動作手順の一例を表す。この動作手順は、検出結果蓄積装置10に薬剤感受性の検出結果が蓄積された状態で、ユーザがグラフ表示装置20に対してグラフを生成させる操作(例えば図5に表すグラフ表示ボタンC1を押す操作)を行うことを契機に開始される。まず、グラフ表示装置20は、ユーザが行ったグラフ生成操作を受け付ける(ステップS11)。
本発明の第2実施例について、以下、第1実施例と異なる点を中心に説明する。第1実施例では、上述した比較グラフ、すなわち第1レベル及び第2レベルを複数の薬剤について比較するグラフが出力されたが、第2実施例では、これ以外のグラフも出力される。
図14は出力された薬剤関連情報の一例を表す。図14の例では、薬剤関連情報出力部210が、ロセフィンの薬剤関連情報として、ロセフィンの臓器移行性の情報K1と、各患者の診察結果の情報K21、薬剤使用歴の情報K22、投与方法の情報K23を含む患者情報K2とを出力している。
上述した各実施例はそれぞれが本発明の実施の一例に過ぎず以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施例及び以下に示す各変形例は必要に応じてそれぞれ組み合わせて実施してもよい。
上記の例では比較グラフとして図6に表すレーダーチャート及び図13に表す折れ線グラフが用いられたが、これに限らず、例えば棒グラフ及び散布図等が用いられてもよい。要するに、比較グラフは、薬剤感受性の第1レベル及び第2レベルを複数の薬剤について比較することができるグラフであればよく、具体的には、複数の薬剤を並べた第1軸と、複数の薬剤の各々について判定された薬剤感受性のレベルを示す第2軸とを有するグラフであることが望ましい。
第1時期及び第2時期は上述した時期(入院初期、入院終期)に限らない。例えば入院前に薬剤感受性の試験が行われる場合もあるので、患者に対して最初に(入院前であっても)薬剤感受性の試験が行われた時期を第1時期としてもよい。また、第1時期から一定期間(例えば1月など)が経過した後に最初に薬剤感受性の試験を行った時期を第2時期としてもよい。要するに、薬剤感受性の検出結果が時間の経過によりどのように変化したかということが分かるのであれば、どのような時期が第1時期及び第2時期として用いられてもよい。また、3以上の時期の薬剤感受性のレベルが比較されてもよい。その場合、例えば連続する2つの時期を第1時期及び第2時期として薬剤感受性のレベルを比較すればよい。
感受性レベル判定部203は、上記以外の方法で薬剤感受性のレベルを判定してもよい。感受性レベル判定部203は、例えば、検出結果が抽出された全ての患者のうち、「S」だけではなく「I」という検出結果が抽出された患者の割合を薬剤感受性のレベルとして判定してもよい。また、感受性レベル判定部203は、薬剤感受性のレベルを数値で表す代わりに、25%未満を「レベル1」、25%以上50%未満を「レベル2」、50%以上75%未満を「レベル3」、75%以上を「レベル4」というように、特定の指標を用いて表してもよい。いずれの場合も、第1時期のレベル(第1レベル)及び第2時期のレベル(第2レベル)が比較可能となっていればよい。
上記の例では薬剤の使用量がAUDで表されたが、これに限らない。例えばDOT(Days Of Therapy)と呼ばれる抗菌薬の投与日数で使用量を評価する方法で薬剤の使用量が表されてもよい。また、抗菌薬のカプセル、錠剤、粉薬の袋の数で使用量が表されてもよいし、投与された抗菌薬の重さで使用量が表されてもよい。
差分画像は上述した矢印画像に限らず、例えば差分が閾値以上である薬剤の名称を囲む枠が差分画像として出力されてもよいし、「薬剤感受性が30%ダウン」というような差分が閾値以上であることを示す文字列が差分画像として出力されてもよい。要するに、差分が閾値以上である薬剤を他の薬剤よりも目立たせてユーザが気付きやすいようにするものであれば、どのような画像が差分画像として用いられてもよい。
上述した比較グラフ、長期グラフ、差分画像及び患者情報等の出力先は、グラフ表示装置20の表示手段に限らない。例えばグラフ表示装置20とは異なる外部装置が出力先であってもよいし、特定のユーザの電子メールアドレスやSNS(Social Networking Service)のアカウントが出力先であってもよい。要するに、出力されたグラフや患者情報などを医療関係者が確認できるようになっていればよい。
図3等に表す各部を実現する装置は、それらの図に表された装置に限らない。例えば検出結果蓄積装置10及びグラフ表示装置20が備える各部を1台の装置が実現してもよい。また、グラフ表示装置20が備える各部を2以上の装置がそれぞれ実現してもよい。例えば、検出結果取得部201から感受性レベル判定部203までは第1装置が実現し、グラフ生成部204及びグラフ出力部205は第2装置が実現するといった具合である。この場合、第1装置及び第2装置を備える情報処理システム(薬剤選択支援システムの一部を成すシステム)が、グラフ表示装置20が備える各部を実現することになる。要するに、薬剤選択支援システム全体としてこれらの機能が実現されていればよい。
本発明は、グラフ表示装置のような情報処理装置の他、検出結果蓄積装置及びグラフ表示装置を備える、又はそれらに加えて薬剤情報管理装置を備える薬剤選択支援システムのような情報処理システムとしても捉えられる。また、本発明は、各装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、各装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
Claims (7)
- 複数の薬剤についての薬剤感受性の検出結果を取得する検出結果取得部と、
複数の前記検出結果が取得された患者における第1時期及び第2時期の前記検出結果を抽出する抽出部と、
前記検出結果が抽出された患者の前記第1時期の薬剤感受性の第1レベル及び前記第2時期の薬剤感受性の第2レベルを前記複数の薬剤について判定する判定部と、
判定された前記第1レベル及び前記第2レベルを前記複数の薬剤について比較するグラフを生成する第1生成部と、
前記第1生成部により生成されたグラフを出力する出力部と
を備える情報処理装置。 - 前記第1生成部は、前記複数の薬剤を並べた第1軸と、前記複数の薬剤の各々について判定された前記薬剤感受性のレベルを示す第2軸とを有し、前記第1軸に並べられた隣り合う前記薬剤の前記第1レベル同士を線で結び、当該薬剤の前記第2レベル同士を線で結んだレーダーチャートを前記比較するグラフとして生成する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1生成部は、判定された前記第1レベル及び前記第2レベルの差分が閾値以上である薬剤については当該差分を表す差分画像を含むグラフを前記比較するグラフとして生成する
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記複数の薬剤のうちの指定された薬剤について、特定の期間に前記第1時期及び第2時期の検出結果が取得された患者について判定された前記第1レベル及び前記第2レベルの変化の度合いを複数の前記期間について示したグラフを生成する第2生成部を備え、
前記出力部は、前記第2生成部により生成されたグラフを出力する
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記検出結果が取得された患者が属する医療施設における前記複数の薬剤のそれぞれの使用量を示す使用量情報を取得する第1情報取得部と、
前記複数の薬剤について、取得された前記使用量情報が示す使用量をグラフに示す画像を生成する第3生成部とを備え、
前記出力部は、前記第3生成部により生成された画像を出力する
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記複数の薬剤のうち指定された薬剤について、臓器移行性を示す情報、投与方法を示す情報又は投与された患者に関する情報を取得する第2情報取得部と、
前記第2情報取得部により取得された情報を出力する第2出力部とを備える
請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
複数の薬剤についての薬剤感受性の検出結果を取得する検出結果取得部と、
複数の前記検出結果が取得された患者における第1時期及び第2時期の前記検出結果を抽出する抽出部と、
前記検出結果が抽出された患者の前記第1時期の薬剤感受性の第1レベル及び前記第2時期の薬剤感受性の第2レベルを前記複数の薬剤について判定する判定部と、
判定された前記第1レベル及び前記第2レベルを前記複数の薬剤について比較するグラフを生成する第1生成部と、
前記第1生成部により生成されたグラフを出力する出力部
として機能させるためのプログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111780936A (zh) * | 2020-05-22 | 2020-10-16 | 广东省建筑科学研究院集团股份有限公司 | 一种桥梁多参数融合可视化监测方法 |
JP2021086529A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | ケーディーアイコンズ株式会社 | 情報処理装置 |
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JP7492207B2 (ja) | 2019-11-29 | 2024-05-29 | ケーディーアイコンズ株式会社 | 情報処理装置 |
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