JP2018052613A - Plastic bottle and manufacturing method thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主として飲食品等の内容液を収容するプラスチックボトルおよびその製造方法に関する。 The present invention mainly relates to a plastic bottle for storing a liquid content of food and drink and a method for producing the same.
近時、飲食品等の内容液を収容するボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルには内容液が収容される。 Recently, plastic bottles for storing content liquids such as foods and drinks have become common, and such plastic bottles store content liquids.
一般に、従来のプラスチックボトルにおいては、ボトル本体に内容物を充填した後、ボトル本体に、内容物等を表示する様々なタイプのラベルが貼り付けられたうえで商品として販売される。このようなラベル付きのプラスチックボトルは、筒状の熱収縮性フィルムラベル(シュリンクラベル)をボトル本体に装填した後に熱収縮させたり、筒状の伸縮性フィルムラベル(ストレッチラベル)を引き延ばしてボトル本体に装填したりすることにより製造される。 In general, in a conventional plastic bottle, after the bottle body is filled with contents, various types of labels for displaying the contents and the like are attached to the bottle body and then sold as products. For such plastic bottles with labels, a bottle-shaped heat-shrinkable film label (shrink label) is loaded into the bottle body and then heat-shrinked, or a tube-shaped elastic film label (stretch label) is stretched to form a bottle body. It is manufactured by loading the
しかしながら、従来ラベル付きのプラスチックボトルにおいては、予め例えばグラビア印刷などの印刷法により熱収縮性フィルムラベルや伸縮性フィルムラベルに対して絵柄等の印刷を施し、その後、この印刷が施された熱収縮性フィルムラベルや伸縮性フィルムラベルをボトル本体に設けることが一般的である。このため、従来のプラスチックボトルにおいては、熱収縮性フィルムラベルや伸縮性フィルムラベルに施される印刷内容の自由度が制限されてしまうという問題がある。 However, in a conventional plastic bottle with a label, a heat shrinkable film label or a stretchable film label is printed on a heat shrinkable film label or a stretchable film label in advance by a printing method such as gravure printing. It is common to provide an adhesive film label or a stretchable film label on the bottle body. For this reason, in the conventional plastic bottle, there exists a problem that the freedom degree of the printing content given to a heat-shrinkable film label and a stretchable film label will be restrict | limited.
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、収縮性フィルムに施される印刷内容の自由度を高めることが可能なプラスチックボトルおよびその製造方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of such points, and an object of the present invention is to provide a plastic bottle capable of increasing the degree of freedom of printing contents applied to a shrinkable film and a method for producing the same.
本発明は、プラスチックボトルの製造方法において、口部と、肩部と、胴部と、底部とを有するボトル本体を準備する工程と、前記ボトル本体の周囲に、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルムを設ける工程と、前記収縮性フィルムの表面に、インクジェット方式により印刷を施すことにより、可変情報を含むインクジェット印刷層を形成する工程とを備えたことを特徴とするプラスチックボトルの製造方法である。 The present invention relates to a method for producing a plastic bottle, the step of preparing a bottle body having a mouth portion, a shoulder portion, a body portion, and a bottom portion, and a heat shrinkable film or a stretch film around the bottle body. Production of a plastic bottle comprising: a step of providing a shrinkable film; and a step of forming an ink jet printing layer containing variable information by printing on the surface of the shrinkable film by an ink jet method. Is the method.
本発明は、前記インクジェット印刷層を形成する工程の後、前記インクジェット印刷層上に保護層を設ける工程を更に備えたことを特徴とするプラスチックボトルの製造方法である。 The present invention is the method for producing a plastic bottle, further comprising a step of providing a protective layer on the ink jet printing layer after the step of forming the ink jet printing layer.
本発明は、前記収縮性フィルムには、予め印刷が施されることにより事前印刷層が形成されていることを特徴とするプラスチックボトルの製造方法である。 The present invention is the method for producing a plastic bottle, wherein the shrinkable film is preliminarily printed to form a preprinted layer.
本発明は、前記インクジェット印刷層は、前記事前印刷層と異なる位置に形成されることを特徴とするプラスチックボトルの製造方法である。 The present invention is the method for producing a plastic bottle, wherein the inkjet printing layer is formed at a position different from the preprinted layer.
本発明は、前記インクジェット印刷層は、前記事前印刷層に重ねて形成されることを特徴とするプラスチックボトルの製造方法である。 The present invention is the method for producing a plastic bottle, wherein the inkjet printing layer is formed so as to overlap the preprinted layer.
本発明は、プラスチックボトルにおいて、口部と、肩部と、胴部と、底部とを有するボトル本体と、前記ボトル本体の周囲に設けられ、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルムと、前記収縮性フィルムの表面に形成され、可変情報を含むインクジェット印刷層とを備えたことを特徴とするプラスチックボトルである。 The present invention relates to a plastic bottle, a bottle body having a mouth portion, a shoulder portion, a trunk portion, and a bottom portion, and a shrinkable film provided around the bottle body and being a heat shrinkable film or a stretch film. A plastic bottle comprising an inkjet printing layer formed on the surface of the shrinkable film and including variable information.
本発明によれば、予めボトル本体の周囲に、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルムを設けておき、その後、収縮性フィルムの表面に、インクジェット方式により印刷を施すことによりインクジェット印刷層を形成する。このため、インクジェット印刷用の印刷装置の設定により印刷内容を自由に設定することができ、収縮性フィルムに施される印刷内容の自由度を高めることができる。 According to the present invention, a shrinkable film, which is a heat shrinkable film or a stretch film, is provided in advance around the bottle body, and then the surface of the shrinkable film is printed by an ink jet method to form an ink jet printing layer. Form. For this reason, the printing content can be freely set by setting the printing apparatus for inkjet printing, and the degree of freedom of the printing content applied to the shrinkable film can be increased.
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1乃至図4は本発明の一実施の形態を示す図である。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 4 are views showing an embodiment of the present invention.
プラスチックボトルの構成
まず、図1および図2により、本実施の形態によるプラスチックボトル10Bの概要について説明する。なお、以下において、「上」および「下」とは、それぞれプラスチックボトル10Bを正立させた状態(図1)における上方および下方のことをいう。
Configuration of Plastic Bottle First, an outline of a
図1は、飲料等の内容物が充填されて密栓された商品である内容物入プラスチックボトル10B(以下、単にプラスチックボトル10Bという)を示している。このプラスチックボトル10Bは、プラスチック材料製の角型のボトル本体10と、ボトル本体10の周囲に設けられた熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルム40と、ボトル本体10に装着されたキャップ18とを備えている。また、ボトル本体10には、飲料等の液体である内容物Lが充填されている。
FIG. 1 shows a
このうちボトル本体10は、口部11と、口部11の下方に設けられた首部13と、首部13下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。口部11にはキャップ18が装着されている。
Among these, the
他方、収縮性フィルム40は、ボトル本体10の外面に対して収縮した状態で装着されている。
On the other hand, the
次にボトル本体10について詳述する。ボトル本体10は、上述したように口部11と、首部13と、肩部12と、胴部20と、底部30とを有している。
Next, the
このうち口部11は、キャップ18が螺着されるねじ部14と、ねじ部14の下方に設けられたフランジ部17とを有している。なお、口部11の形状は、従来公知の形状であっても良い。
Of these, the
首部13は、フランジ部17と肩部12との間に位置しており、略均一な幅をもつ筒形状を有している。また、肩部12は、首部13と胴部20との間に位置しており、首部13側から胴部20側に向けて徐々に幅が拡大する形状を有している。
The
さらに、胴部20は、全体として略均一な径をもつ角型筒形状を有している。具体的には、胴部20は、四角形筒形状や八角形筒形状等の多角形筒形状を有している。あるいは、胴部20が上方から下方に向けて均一でない水平断面をもつ角型筒形状を有していても良い。また、本実施の形態において、胴部20は、凹凸が形成されておらず、略平坦な側面を有しているが、これに限られるものではない。例えば、胴部20にパネル又は溝等の凹凸が形成されていても良い。
Furthermore, the trunk |
一方、底部30は、中央に位置する凹部31と、この凹部31周囲に設けられた接地部32とを有している。なお、底部30の形状についても特に限定されるものではなく、従来公知の底部形状(例えばペタロイド底形状や角型底形状等)を有していても良い。
On the other hand, the
また胴部20におけるボトル本体10の厚みは、これに限定されるものではないが、例えば50μm以上250μm以下程度に薄くすることができる。さらに、ボトル本体10の重量についても、これに限定されるものではないが、10g以上20g以下とすることができる。このようにボトル本体10の肉厚を薄くすることにより、ボトル本体10の軽量化を図ることができる。
Moreover, the thickness of the bottle
このようなボトル本体10は、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォーム10a(後述)を二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおボトル本体10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PC(ポリカーボネート)を使用することが好ましい。ボトル本体10は、赤色、青色、黄色、緑色、茶色、黒色、白色等の色に着色されていても良いが、リサイクルのしやすさを考慮した場合、無色透明であることが好ましい。また、上述した各種樹脂をブレンドして用いても良い。さらに、ボトル本体10の内面に、容器のバリア性を高めるために、例えばダイヤモンド状炭素膜や酸化珪素薄膜等の蒸着膜を形成しても良い。
Such a bottle
また、ボトル本体10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。すなわち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォーム10aを押出成形後、ブロー成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルとして形成しても良い。なお、中間層としては、上述した各種樹脂をブレンドした樹脂を用いても良い。
Moreover, the bottle
また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることで、0.5μm以上100μm以下の発泡セル径を持つ発泡プリフォームを成形し、この発泡プリフォームをブロー成形することによって、ボトル本体10を作製しても良い。このようなボトル本体10は、発泡セルを内蔵しているため、ボトル本体10全体の遮光性を高めることができる。
In addition, by mixing an inert gas (nitrogen gas, argon gas) with the melt of thermoplastic resin, a foam preform having a foam cell diameter of 0.5 μm or more and 100 μm or less is formed, and this foam preform is blow-molded. By doing so, you may produce the bottle
このようなボトル本体10は、例えば満注容量が100ml以上2000ml以下のボトルからなっていても良い。
Such a bottle
次に収縮性フィルム40について説明する。収縮性フィルム40はボトル本体10の外面に装着されている。この収縮性フィルム40は、例えば枚葉状のフィルムを筒状に形成してその端部を貼り合わせることにより作製されても良い。また収縮性フィルム40は、ボトル本体10に対して接着されていても良い。また、図2に示すように、収縮性フィルム40は、ボトル本体10を取り囲むようにその周方向全域にわたって設けられており、略四角形形状の水平断面を有している。
Next, the
この場合、収縮性フィルム40は、ボトル本体10のうち胴部20を覆うように設けられている。しかしながら、収縮性フィルム40は、ボトル本体10のうち口部11以外の全域又は一部領域に設けられていても良い。例えば、収縮性フィルム40は、ボトル本体10のうち、口部11を除く、首部13、肩部12、胴部20および底部30を覆うように設けられていても良い。さらに、収縮性フィルム40は1つに限らず、複数設けても良い。
In this case, the
また収縮性フィルム40の厚みは、これに限定されるものではないが、ボトル本体10に取り付けられた状態で例えば5μm以上500μm以下程度とすることができる。
The thickness of the
収縮性フィルム40は、上述したように、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムからなる。
As described above, the
収縮性フィルム40が熱収縮性フィルムである場合、収縮性フィルム40は、筒状に形成された熱収縮性フィルムをボトル本体10の周囲に配置して加熱し、ボトル本体10の形状に合わせて熱収縮させることにより形成される。この場合、熱収縮性フィルムの材料としては、印刷適性を有すれば特に限定されず、一般的にシュリンクフィルムに使用されているものを用いることができる。例えば、熱収縮性フィルムの材料としては、熱収縮性のポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、低密度直鎖状ポリエチレンフィルム、環状ポリオレフィンフィルム、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等の樹脂から製膜されたポリオレフィン系フィルム、塩素化ポリエチレン又は塩素化ポリプロピレンなどの樹脂から製膜された変性ポリオレフィンフィルム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の樹脂から製膜されたフィルム、アクリル系樹脂系フィルム等、同素材または異種素材をラミネートした積層のもの、不織布が使用できる。また、熱収縮性フィルムの厚みは、特に限定されないが、耐熱性、剛性、ラベルとした時の作業性、外観等を損なわない範囲で、適宜選択され、5μm以上70μm以下位が好ましく、15μm以上60μm以下位が更に好ましい。
In the case where the
収縮性フィルム40がストレッチフィルムである場合、収縮性フィルム40は、自己伸縮性、すなわち拡張力を加えたときに伸張し、拡張力を解除した後に、ほぼ元のように復元する性質をもつ。この場合、収縮性フィルム40は、筒状に形成されたストレッチフィルムの内径をボトル本体10の外径よりも若干大きくなるように拡径し、この状態でストレッチフィルムをボトル本体10の周囲に配置した後、ストレッチフィルムの弾性復元力によってボトル本体10の形状に合わせて収縮させることにより形成される。この場合、ストレッチフィルムの材料としては、印刷適性を有すれば特に限定されず、ポリエチレン系樹脂などのポリオレフィン系の樹脂などが挙げられる。このポリエチレン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン系ポリエチレン(メタロセン系触媒を用いた重合によって得られる直鎖状低密度ポリエチレン)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、アイオノマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。また、ストレッチフィルムの厚みは、特に限定されないが、10μm以上100μm以下であることが好ましく、より好ましくは15μm以上80μm以下、特に好ましくは20μm以上50μm以下である。
When the
この収縮性フィルム40は、ボトル本体10から剥離して除去することができる。具体的には、例えば刃物等を用いて収縮性フィルム40を切除したり、あるいは収縮性フィルム40に予め図示しない切断線を設けておき、この切断線に沿って収縮性フィルム40を切断して剥離したりすることができる。これにより、印刷が施された収縮性フィルム40をボトル本体10から分離除去することができるので、従来と同様に無色透明なボトル本体10をリサイクルすることができる。
The
ところで本実施の形態において、収縮性フィルム40の外側には、印刷が施された可変情報を含むインクジェット印刷層43が設けられている。このインクジェット印刷層43は、後述するように、ボトル本体10の周囲に収縮性フィルム40を設けた後、収縮性フィルム40の表面に、インクジェット方式により印刷を施すことにより、デザイン又は印字が施されて形成されたものである。インクジェット印刷層43の厚みは、特に限定されないが、0.1μm以上50μm以下であることが好ましい。
By the way, in this Embodiment, the
この場合、インクジェット印刷層43は、収縮性フィルム40の一部領域に設けられている。しかしながら、これに限らず、インクジェット印刷層43は、収縮性フィルム40の全域に設けられていても良い。インクジェット印刷層43に表示される事項としては、ボトル本体10毎に変更可能な可変情報を含む文字情報や図柄、例えばバーコード、消費期限であっても良い。このほか、可変情報としては、商品名、内容液の名称、製造者、原材料名等であっても良い。
In this case, the ink
インクジェット印刷層43は、例えばUV硬化型インク、EB硬化型インクであっても良い。具体的には、インクジェット印刷層43を構成するインクの材料は、顔料などの着色剤、溶剤、添加剤、重合性モノマーなどの材料が挙げられる。重合性モノマーとしては、単官能、多官能のモノマーを一種または必要に応じて二種以上用いることができる。単官能モノマーの具体例としては、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ベンジルアクリレート、メチルフェノキシエチルアクリレート、4 −t − ブチルシクロヘキシルアクリレート、カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、を挙げることができ、また多官能モノマーの具体例としては、ジメチロールートリシクロデカンジアクリレート、プロポキシ化ビスフェノールA ジ( メタ) アクリレート、エトキシ化ビスフェノールA ジ( メタ) アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ( メタ) アクリレート、ジメチロールジシクロペンタンジアクリレート、などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
The
また、図2に示すように、インクジェット印刷層43上には保護層(オーバーコート層)44が設けられている。この保護層44は、外部から衝撃や摩耗等が加わった際にインクジェット印刷層43を保護するために設けられている。したがって、保護層44を設けなくてもインクジェット印刷層43が剥離するおそれがない場合は、必ずしも保護層44を設けなくても良い。また保護層44は、インクジェット方式による印刷によって形成されたものであっても良く、インクジェット印刷層43を視認しやすくするために無色透明であることが好ましい。また、保護層44は、インクジェット印刷層43と同一の範囲、又はインクジェット印刷層43を包含するようにインクジェット印刷層43よりも広い範囲に設けられていることが好ましい。保護層44の厚みは、特に限定されないが、0.1μm以上100μm以下としても良い。なお、図2において、インクジェット印刷層43および保護層44を厚み方向に誇張して描いている。
As shown in FIG. 2, a protective layer (overcoat layer) 44 is provided on the
保護層44の材料は、例えばUV硬化型インク、EB硬化型インクであっても良い。具体的には、保護層44を構成するインクの材料は、前記した重合性モノマーと同様の材料が挙げられる。
The material of the
プラスチックボトルの製造方法
次に図3(a)〜(g)および図4(a)〜(d)により、プラスチックボトル10Bの製造方法について説明する。
The manufacturing method for a plastic bottle and then FIG. 3 (a) ~ (g) and FIG. 4 (a) ~ (d) , a method for manufacturing a
まず、プラスチック材料製のプリフォーム10aを準備する(図3(a)参照)。この場合、例えば図示しない射出成形機を用いて、射出成形法によりプリフォーム10aを作製しても良い。また、プリフォーム10aとして、従来一般に用いられるプリフォームを用いても良い。
First, a
このプリフォーム10aは、口部11aと、口部11aに連結された胴部20aと、胴部20aに連結された底部30aとを備えている。このうち口部11aは、上述したボトル本体10の口部11に対応するものであり、口部11と略同一の形状を有している。また、胴部20aは、上述したボトル本体10の首部13、肩部12および胴部20に対応するものであり、略円筒形状を有している。底部30aは、上述したボトル本体10の底部30に対応するものであり、略半球形状を有している。
The
次に、プリフォーム10aは、加熱装置51によって加熱される(図3(b)参照)。このとき、プリフォーム10aは、口部11aを下に向けた状態で回転しながら、加熱装置51によって周方向に均等に加熱される。この加熱工程におけるプリフォーム10aの加熱温度は、例えば90℃乃至130℃としても良い。
Next, the
続いて、加熱装置51によって加熱されたプリフォーム10aは、ブロー成形金型50に送られる(図3(c)参照)。
Subsequently, the
ボトル本体10は、このブロー成形金型50を用いて成形される。この場合、ブロー成形金型50は互いに分割された一対の胴部金型50a、50bと、底部金型50cとからなる(図3(c)参照)。図3(c)において、一対の胴部金型50a、50b間は互いに開いており、底部金型50cは上方に上がっている。この状態で一対の胴部金型50a、50b間に、プリフォーム10aが挿入される。
The
次に図3(d)に示すように、底部金型50cが下がったのちに一対の胴部金型50a、50bが閉鎖され、一対の胴部金型50a、50bおよび底部金型50cにより密閉されたブロー成形金型50が構成される。次にプリフォーム10a内に空気が圧入され、プリフォーム10aに対して2軸延伸ブロー成形が施される。
Next, as shown in FIG. 3D, after the
このことにより、ブロー成形金型50内で、プリフォーム10aはブロー成形金型50の内面に対応する形状に賦形され、これによりプリフォーム10aからボトル本体10が得られる。この間、胴部金型50a、50bは30℃乃至80℃まで加熱され、底部金型50cは5℃乃至25℃まで冷却される。
Thus, the
次に図3(e)に示すように、一対の胴部金型50a、50bおよび底部金型50cが互いに離れ、ブロー成形金型50内からボトル本体10が取出される。
Next, as shown in FIG. 3 (e), the pair of
続いて、図3(f)に示すように、ボトル本体10の口部11からボトル本体10内へ内容物Lが充填される。その後、図3(g)に示すように、ボトル本体10の口部11にキャップ18が装着される。
Subsequently, as shown in FIG. 3 (f), the contents L are filled into the
次に図4(a)に示すように、未収縮の筒状の収縮性フィルム40を準備し、これをボトル本体10の周囲を覆うように配置する。この場合、未収縮の収縮性フィルム40は、例えば枚葉状のフィルムをボトル本体10の直径よりも若干大きい筒状に形成し、その端部を貼り合わせることにより作製されたものであっても良い。
Next, as shown to Fig.4 (a), the non-shrinkable cylindrical
次いで、未収縮の収縮性フィルム40をヒーター等の加熱装置56により例えば100℃以上200℃以下の温度に加熱する(図4(b)参照)。これにより収縮性フィルム40は熱収縮し、ボトル本体10の形状に沿って、ボトル本体10の表面に密着する。
Next, the unshrinkable
なお、図4(a)(b)において、収縮性フィルム40が熱収縮性フィルムである場合を例にとって説明したが、これに限らず、収縮性フィルム40がストレッチフィルムであっても良い。
4A and 4B, the case where the
次に、図4(c)に示すように、ボトル本体10の周囲に設けられた収縮性フィルム40の表面に印刷が施され、インクジェット印刷層43が形成される。この場合、まずボトル本体10を固定された状態とする。次に、例えばインクジェット方式のプリンタ80(印刷装置)を用い、ボトル本体10の一の側面に設けられた収縮性フィルム40に対してほぼ垂直な方向からインクを吹き付けることによって所定のデザインや模様等を印字しても良い。
Next, as shown in FIG. 4C, printing is performed on the surface of the
次に、図4(d)に示すように、インクジェット印刷層43上に保護層44を設ける。この場合、上述したインクジェット方式のプリンタ80(印刷装置)を用い、ボトル本体10の一の側面に設けられた収縮性フィルム40に対してほぼ垂直な方向から保護層44を構成する材料(保護層用材料)を吹き付けることによって保護層44を形成しても良い。この場合、保護層44を形成するプリンタ80とインクジェット印刷層43を設けるプリンタ80とが同一のものを用いるので、作業効率を高めることができる。しかしながら、これに限らず、保護層44を作製する装置は、インクジェット印刷層43を形成するプリンタ80とは異なる装置を用いても良い。
Next, as shown in FIG. 4D, a
このようにして、ボトル本体10と、収縮性フィルム40と、内容物Lと、キャップ18とを含むプラスチックボトル10Bが得られる。
In this manner, a
以上説明したように、本実施の形態によれば、予めボトル本体10の周囲に、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルム40を設けておき、その後、収縮性フィルム40の表面に、インクジェット方式により印刷を施すことにより、可変情報を含むインクジェット印刷層43を形成する。このため、インクジェット印刷用の印刷装置80の設定により印刷内容を自由に設定することができ、収縮性フィルム40に施される印刷内容の自由度を高めることができる。
As described above, according to the present embodiment, the
また、本実施の形態によれば、プラスチックボトル10Bは、ボトル本体10と、ボトル本体10の外側に密着して設けられた収縮性フィルム40とを有しており、印刷は、収縮性フィルム40に対して施される。このため、印刷が施された収縮性フィルム40をボトル本体10から分離除去することができるので、従来と同様に無色透明なボトル本体10をリサイクルすることができる。
Moreover, according to this Embodiment, the
変形例
次に、図5および図6により、本実施の形態によるプラスチックボトルの変形例について説明する。図5および図6において、図1乃至図4に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。なお、図5および図6において、事前印刷層45を網掛け(灰色)によって示している。
Modification Next, referring to FIG. 5 and FIG. 6, a description will be given of a variation of the plastic bottle according to the present embodiment. 5 and FIG. 6, the same parts as those in the embodiment shown in FIG. 1 to FIG. 5 and 6, the preprinted
変形例1
図5は、本実施の形態の変形例(変形例1)によるプラスチックボトル10Bを示す部分垂直断面図(図1に対応する図)である。図5において、図1乃至図4に示す実施の形態と異なり、収縮性フィルム40には、予め印刷が施されることにより事前印刷層45が形成され、インクジェット印刷層43は、事前印刷層45と異なる位置に形成されている。なお、図5において、事前印刷層45を網掛け(灰色)によって示している。
Modification 1
FIG. 5 is a partial vertical cross-sectional view (a diagram corresponding to FIG. 1) showing a
この事前印刷層45は、収縮性フィルム40をボトル本体10の周囲に設ける前に、予め収縮性フィルム40に形成されるものである。事前印刷層45の印刷方法は、インクジェット法のほか、グラビア印刷法、スクリーン印刷法等を用いても良い。また、事前印刷層45は、収縮性フィルム40の表面側および裏面側のいずれに設けられていても良い。この場合、事前印刷層45として、予め商品名、内容液の名称、製造者、原材料名等の共通する情報を印刷しておき、インクジェット印刷層43として、日付やロット番号等、プラスチックボトル10Bに固有の可変情報を印刷することができる。
The preprinted
変形例2
図6は、本実施の形態の変形例(変形例2)によるプラスチックボトル10Bを示す部分垂直断面図(図1に対応する図)である。図6において、図5に示す変形例1と異なり、インクジェット印刷層43は、少なくとも部分的に事前印刷層45に重ねて形成されている。なお、図6において、事前印刷層45を網掛け(灰色)によって示している。
Modification 2
FIG. 6 is a partial vertical sectional view (a diagram corresponding to FIG. 1) showing a
この場合、事前印刷層45にインクジェット印刷層43を重ねているので、単一の印刷層からなる場合と比較して、様々なデザインを付与することができ、意匠性に富んだ収縮性フィルム40を提供することができる。このほかの構成は、図5に示すプラスチックボトル10B(変形例1)と同様である。
In this case, since the
10 ボトル本体
10a プリフォーム
10B プラスチックボトル
11 口部
12 肩部
13 首部
14 ねじ部
17 フランジ部
18 キャップ
20 胴部
30 底部
40 収縮性フィルム
43 インクジェット印刷層
44 保護層
DESCRIPTION OF
Claims (6)
口部と、肩部と、胴部と、底部とを有するボトル本体を準備する工程と、
前記ボトル本体の周囲に、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルムを設ける工程と、
前記収縮性フィルムの表面に、インクジェット方式により印刷を施すことにより、可変情報を含むインクジェット印刷層を形成する工程とを備えたことを特徴とするプラスチックボトルの製造方法。 In the plastic bottle manufacturing method,
Preparing a bottle body having a mouth, a shoulder, a body, and a bottom;
Providing a shrinkable film that is a heat-shrinkable film or a stretch film around the bottle body;
And a step of forming an ink jet printing layer containing variable information by printing on the surface of the shrinkable film by an ink jet method.
口部と、肩部と、胴部と、底部とを有するボトル本体と、
前記ボトル本体の周囲に設けられ、熱収縮性フィルムまたはストレッチフィルムである収縮性フィルムと、
前記収縮性フィルムの表面に形成され、可変情報を含むインクジェット印刷層とを備えたことを特徴とするプラスチックボトル。 In plastic bottles,
A bottle body having a mouth, a shoulder, a body, and a bottom;
A shrinkable film provided around the bottle body, which is a heat shrinkable film or a stretch film,
A plastic bottle comprising an ink jet printing layer formed on a surface of the shrinkable film and including variable information.
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- 2016-09-30 JP JP2016194515A patent/JP2018052613A/en active Pending
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