JP2018049535A - Snsサーバ、snsサーバによって実行される方法、管理者の情報処理装置、管理者の情報処理装置によって実行される方法、プログラム - Google Patents

Snsサーバ、snsサーバによって実行される方法、管理者の情報処理装置、管理者の情報処理装置によって実行される方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】故人の没後に関わる情報を適切な範囲で共有することができるSNSサーバを提供すること。
【解決手段】SNSサーバ120は、第1のユーザ(C)と、故人(A)用のSNSアカウントを管理する管理者(B)とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバ120であって、第1のユーザ(C)から、故人(A)の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信する受信部1221と、リクエストに対する回答内容として、第1のユーザ(C)と故人(A)とのSNS上の関係に応じたものを管理者(B)に提示する提示部1223と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、SNS(Social Networking Service:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を提供するSNSサーバの技術に関するものである。
友人や恩師の墓参りをしたいときに、その墓がどこにあるのかがわからないことがある。通常は遺族等に問い合わせることになるが、その連絡先を探すのが大変なこともある。もし、故人がFacebook(登録商標)などのSNSの利用者で、自身のSNSサイトにお墓の情報を載せているのであれば便利である。しかし、一般に墓は死亡後に作られるため、生前に墓の情報を自身のSNSサイトに載せておくことができない。一方、没後は、故人はもとより、第三者も故人のSNSアカウントにログインできないため、同様に故人のSNSサイトにお墓の情報を載せることができない。
もっとも、故人のアカウントを管理するアカウント管理人を設定することができるSNSも存在している(参照:非特許文献1の182〜183頁)。
リンクアップ「ゼロからはじめる Facebookフェイスブック スマートガイド」(技術評論社、初版、2016)
しかし、アカウント管理人が故人のSNSサイトに墓の情報をそのまま載せることは必ずしも望ましくない。例えば、誰もが故人の墓の所在地を見ることができると、故人との関係によっては遺族がそういった情報を伝えたくない人にまで情報が伝わるおそれがある。
そこで、本発明は、故人の没後に関わる情報を適切な範囲で共有することができるSNSサーバの技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るSNSサーバは、第1のユーザと、故人用のSNSアカウントを管理する管理者とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバであって、第1のユーザから、故人の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信する受信部と、リクエストに対する回答内容として、第1のユーザと故人とのSNS上の関係に応じたものを管理者に提示する提示部と、を備える。
本発明の一態様に係るSNSサーバによって実行される方法は、第1のユーザと、故人用のSNSアカウントを管理する管理者とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバによって実行される方法であって、第1のユーザから、故人の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信するステップと、リクエストに対する回答内容として、第1のユーザと故人とのSNS上の関係に応じたものを管理者に提示するステップと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、第1のユーザと、故人用のSNSアカウントを管理する管理者とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバに、第1のユーザから、故人の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信することと、リクエストに対する回答内容として、第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じたものを管理者に提示することと、を実行させる。
本発明の一態様に係る管理者の情報処理装置は、利用者にSNSを提供するSNSサーバにネットワークを介して接続され、故人用のSNSアカウントを管理する管理者の情報処理装置であって、故人の没後に関わる情報を登録のためSNSサーバに送信する送信部と、利用者の一人である第1のユーザから、SNSサーバに登録された情報を求めるリクエストがされた場合に、SNSサーバから、リクエストに対する回答内容として第1のユーザと故人とのSNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信する受信部と、を備える。
本発明の一態様に係る管理者の情報処理装置によって実行される方法は、利用者にSNSを提供するSNSサーバにネットワークを介して接続され、故人用のSNSアカウントを管理する管理者の情報処理装置によって実行される方法であって、故人の没後に関わる情報を登録のためSNSサーバに送信するステップと、利用者の一人である第1のユーザから、SNSサーバに登録された情報を求めるリクエストがされた場合に、SNSサーバから、リクエストに対する回答内容として第1のユーザと故人とのSNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信するステップと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、利用者にSNSを提供するSNSサーバにネットワークを介して接続され、故人用のSNSアカウントを管理する管理者の情報処理装置に、故人の没後に関わる情報を登録のためSNSサーバに送信することと、利用者の一人である第1のユーザから、SNSサーバに登録された情報を求めるリクエストがされた場合に、SNSサーバから、リクエストに対する回答内容として第1のユーザと故人とのSNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信することと、を実行させる。
本発明によれば、故人の没後に関わる情報を適切な範囲で共有することができる。
実施形態に係るSNSサーバを含む情報処理システムの概略図である。 図1の情報処理システムにおける登録プロセスを示すフロー図であり、(a)は管理者を登録するフロー図であり、(b)は故人の没後情報を登録するフロー図である。 図1の情報処理システムにおいて故人の没後情報を共有するプロセスを示すフロー図である。 図3のプロセスに用いる、要求者と故人とのSNS上の関係を示すテーブルの一例を示す図である。 図2及び3のプロセスで現れる画面の一例を示す模式図であり、(a)は故人のSNSサイトの画面、(b)は管理者の画面、(c)要求者の画面、(d)管理者の画面、(e)管理者の画面、(f)管理者の画面である。 図3のプロセスにおいて故人の没後情報を受信したときの、要求者の画面の一例を示す模式図である。 二次元コードを設けた墓と実施形態に係る情報処理システムとを示す概略図である。 図7の情報処理システムが二次元コードを読み込んだときの読取処理プロセスを示すフロー図である。 図7の読取処理プロセスにおいて、二次元コードを設けた墓に対する要求者のチェックインを記録したテーブルの一例を示す図である。 図7の読取処理プロセスにおいて要求者のモバイル端末の画面に現れるWebサイトの一例を示す模式図である。 図1の情報処理システムにおけるSNSサーバを示すブロック図である。 図1の情報処理システムにおける管理者のクライアント端末を示すブロック図である。
上記の添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1に示すように、情報処理システム100は、複数のクライアント端末110A、110B、110C−1、110C−2、…110C−N(以下、総称して「110」と付することもある。)及びSNSサーバ120がネットワーク130に接続可能に構成されている。ネットワーク130は、LAN、WAN、有線あるいは無線のネットワーク、又は、インターネットなどで構成される。
クライアント端末110は、表示画面を有するコミュニケーション装置又はコンピュータで構成することができ、例えば、デスクトップ型、ラップトップ型あるいはタブレット型のコンピュータ、PDA、携帯電話又はスマートフォンで構成される。クライアント端末110は、SNSサーバ120が提供するSNSを利用するためのソフトウェア(例えば、ウェブブラウザやアプリケーション140)を有している。クライアント端末110をSNSの利用者の種類で区分けすると、故人(A)のクライアント端末110Aと、管理者(B)のクライアント端末110Bと、要求者(C1、C2、…CN。以下、総称して「C」と付することもある。)のクライアント端末110C−1、110C−2、…110C―Nと、に分けられる。故人(A)、管理者(B)及び要求者(C)は、SNSサーバ120が提供するSNSに会員登録又は利用登録された利用者である。故人(A)のクライアント端末110Aは、故人(A)が生前に自身のSNSサイトを利用するのに使用していたものである。管理者(B)のクライアント端末110Bは、管理者(B)が故人(A)用のSNSアカウントを管理するのに使用するものである。管理者(B)は、例えば、故人(A)の遺族又は友人のほか、エージェント(葬儀業者、法事業者、石材業者、霊園業者など)が務めることができる。要求者(C1、C2、…CN)のクライアント端末110C−1、110C−2、…110C―Nは、要求者(C1、C2、…CN)が故人(A)の没後情報をリクエストするのに使用するものである。
SNSサーバ120は、クライアント端末110にSNS機能を提供する情報処理装置である。SNSサーバ120は、SNS機能を利用する利用者の情報を記憶している。記憶する利用者の情報は、例えば、利用者が自身のSNSアカウントにログインするためのID及びパスワードのほか、生年月日、出身地、高校、大学、職歴及び趣味等のプロフィール、さらには利用者が所属するグループ等を含むことが可能である。また、このプロフィールやグループには様々な項目を含むことが可能であり、各項目について公開範囲を設定することが可能である。そして、SNSアカウントにログインすることで表示される利用者のSNSサイトにおいては、SNSの利用者同士がつながりを設定することが可能であるほか、SNSの利用者同士でグループを作成することも可能である。また、SNSサーバ120は、このSNSを利用するためのソフトウェアとは別のソフトウェアに関して利用者が保存又は登録している連絡先にアクセス可能に構成されてもよい。詳細は図11で後述するが、SNSサーバ120は、上記の利用者の情報に加えて、管理者(B)の情報や、故人(A)の没後情報のほか、故人(A)と要求者(C)とのSNS上の関係についての情報などを記憶する。
図2(a)は、故人(A)用のSNSアカウントを管理する管理者(B)を登録するプロセスを示すフロー図である。故人(A)は、自身のSNSアカウントを没後に管理する管理者(B)を生前に登録する場合、その依頼をSNSサーバ120に送信する(S200)。故人(A)が生前に登録しなかった場合には、管理者(B)となるべき者が、故人(A)の没後に管理者の登録依頼をSNSサーバ120に送信する(S202)。SNSサーバ120は、故人(A)用のSNSアカウントの登録依頼を受信し(S204)、管理者(B)を登録する(S206)。そして、SNSサーバ120はその登録確認を管理者(B)に送信し(S208)、管理者(B)はこれを受信する(S210)。故人(A)が生前に管理者登録を依頼した場合には、登録確認が故人(A)にも送信され、故人(A)はこれを受信する(S212)。なお、登録依頼を行う者と実際に管理者となる者とは異なっていてもよい。例えば、葬儀業者などが故人の遺族を管理者(B)に指定する旨の登録依頼をSNSサーバ120に送信することも可能である。
図2(b)は、故人(A)の没後情報を登録するプロセスを示すフロー図である。管理者(B)は、故人(A)の没後情報を登録する依頼をSNSサーバ120に送信する(S220)。故人(A)が生前に自身の没後情報を登録できる場合には、その依頼をSNSサーバ120に送信することも可能である(S222)。例えば、墓がすでに存在している場合には、故人(A)は生前に自身の墓情報の登録依頼をSNSサーバ120に送信することができる。SNSサーバ120は、没後情報の登録依頼を受信し(S224)、没後情報を登録する(S226)。そして、SNSサーバ120はその登録確認を管理者(B)に送信し(S228)、管理者(B)はこれを受信する(S230)。これにより、管理者(B)は故人(A)の没後情報がSNSサーバ120に登録されたことを確認することができる。故人(A)が生前に自身の没後情報の登録を依頼した場合には、登録確認が故人(A)にも送信され、故人(A)はこれを受信する(S232)。SNSサーバ120に登録された故人(A)の没後情報は、非公開に設定される。
ここで、故人(A)の没後情報とは、故人(A)の没後に関わる情報をいい、例えば、故人(A)の葬儀、法事及び墓の少なくとも一つに関する情報を含むことができる。具体的に、葬儀に関する情報は、葬儀の日時、場所、喪主、形式などについての情報である。法事に関する情報は、法事の日時、場所、主催者、食事の有無などについての情報である。墓に関する情報は、墓の場所などについての情報である。
図3は、故人(A)の没後情報を共有するプロセスを示すフロー図である。このプロセスは、要求者(C)より、故人(A)の没後情報を求めるリクエストがSNSサーバ120に送信されることで始まる(S300)。SNSサーバ120は、没後情報のリクエストを受信し(S302)、要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係を特定する(S304)。例えば、SNSサーバ120は、要求者(C)が故人(A)とSNS上でのつながりを有することを特定したり、要求者(C)が故人(A)とSNS上で特別なグループやカテゴリーに属していることを特定したりする。その結果、SNSサーバ120は、リクエストに対する回答内容を管理者(B)に提示するために、特定したSNS上の関係に応じた回答内容を管理者(B)に送信する(S306)。管理者(B)は、提示された回答内容を受信する(S308)。提示された回答内容は、故人(A)の没後情報を伝えることを許可する選択肢(S310)、これを拒否する選択肢(S312)、及び、故人(A)に関する質問を問う選択肢(S314)のうち、SNS上の関係に応じたものが1つ以上含まれる。
管理者(B)が許可の選択肢を選択した場合(S310)、その旨がSNSサーバ120に送信される(S316)。これに応答して、SNSサーバ120は、要求者(C)に対して、リクエストされた没後情報を送信する(S318)。こうして、要求者(C)は、要求どおり、故人(A)の没後情報を受信する(S320)。一方、管理者(B)が拒否の選択肢を選択した場合(S312)、その旨がSNSサーバ120に送信される(S322)。これに応答して、SNSサーバ120は、要求者(C)に対してリクエスト拒否の旨を送信する(S324)。こうして、要求者(C)は、リクエストが拒否された旨を受信する(S326)。
あるいは、管理者(B)が質問の選択肢を選択した場合は(S314)、その旨がSNSサーバ120に送信される(S328)。これに応答して、SNSサーバ120は、要求者(C)に対して、故人(A)に関する質問を送信する(S330)。要求者(C)は、質問を受信し(S332)、質問に回答すると(S334)、SNSサーバ120は、その回答を受信し(S336)、その回答が所定の基準を満たすかどうかを判断する(S338)。所定の基準は、回答があっているかどうか、あるいは回答にスコアをつける場合にはそのスコアが所定値以上の場合かどうかとすることができる。所定の基準を満たす場合(S340)、SNSサーバ120は、要求者(C)に対して、リクエストされた没後情報を送信する(S318)。所定の基準を満たさない場合(S342)、SNSサーバ120は、要求者(C)に対してリクエスト拒否の旨を送信する(S324)。また、いずれの場合であっても、SNSサーバ120は、回答の判断結果を管理者(B)に送信し(S344)、管理者(B)は、これを受信する(S346)。したがって、管理者(B)は、質問をなげた要求者(C)に没後情報が伝わったのかどうかを確認することができる。
他の実施態様では、図3に破線で示すように、質問に対する回答を管理者(B)に送信し(S350)、回答をSNSサーバ120で判断しないようにしてもよい。すなわち、回答の判断主体を管理者(B)としてもよい。この場合、管理者(B)は回答を受信すると(S352)、故人(A)の没後情報を伝えることを許可する選択肢(S354)と、これを拒否する選択肢(S356)とが提示される。管理者(B)の判断により、許可の選択肢が選択されると、その旨がSNSサーバ120に送信され(S358)、SNSサーバ120から要求者(C)に没後情報が送信される(S318)。一方、管理者(B)の判断により、拒否の選択肢が選択されると、その旨がSNSサーバ120に送信され(S360)、SNSサーバ120から要求者(C)にリクエスト拒否の旨が送信される(S324)。
このように、本実施形態では、SNSを利用して、要求者(C)から故人(A)の没後情報を求めるリクエストを受け付け、そのリクエストに対して、要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係に応じた回答内容を管理者(B)に提示する。これにより、要求者(C)にしてみれば、故人(A)の遺族の連絡先が分からない場合でも、また、そのような連絡先が分かっている場合でも、遺族に事情を説明することなく故人(A)の没後情報をSNS上で尋ねることができるので、便利である。また、管理者(B)にしてみれば、要求者(C)が故人(A)と生前にどういう関係であったのかを知らなくても、リクエストに対してどのように応えるべきかという判断材料が提示されるので、故人(A)の没後情報を適切な範囲で提供することができる。
図4は、要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係を示すテーブル400の一例を示す図である。このテーブル400は、例えば図3の特定ステップ(S304)で用いられるものであり、SNSサーバ120に保存されている。図4に示すように、要求者C1〜C4は、故人(A)とはSNS上でつながりを有している。このつながりは、例えば要求C1〜C4及び故人(A)の一方が他方につながり申請を送り、他方がつながり申請を許可することで設定される。
要求者C1は、さらに、故人(A)と同じグループに所属している。このグループは、要求者C1、故人(A)又は他のグループメンバーによってSNS上で作られたものであり、このグループにおいては、グループメンバーが自身の没後情報を他のグループメンバーに伝えることを生前に許可している。すなわち、要求者C1及び故人(A)がこのグループに所属していることで、故人(A)は自身の没後情報を要求者C1に伝えることをSNS上で生前に許可している。なお、他の実施態様においては、このようなグループに所属しなくとも、故人(A)は個別に要求者C1に対してそのような生前許可を設定することも可能である。このような要求者C1の属性に鑑み、SNSサーバ120は、要求者C1からのリクエストに対する回答内容として、少なくとも、故人(A)の没後情報を伝えることを許可する選択肢(図3:S310)を管理者(B)に提示する。
要求者C2〜C4は、上記のグループには所属していない。このため、故人(A)は、自身の没後情報を要求者(C2〜C4)に伝えることをSNS上で生前に許可していない。要求者C2及びC3は、それぞれ、故人(A)とカテゴリーa及びbに関して、SNS上の互いのプロフィールを共通にしている。例えば、カテゴリーaは大学であり、カテゴリーbは現在の職場である。一方、要求者C4は、故人(A)とはSNS上で互いのプロフィールを共通にするカテゴリーをもっていない。このような要求者C2〜C4の属性に鑑み、SNSサーバ120は、要求者C2〜C4からのリクエストに対する回答内容として、少なくとも、故人(A)に関する質問を問う選択肢(図3:S314)を管理者(B)に提示する。要求者C2及びC3に対する質問としては、共通するカテゴリーa及びbに応じたものを提示する。例えば、要求者C2に対する質問としては、「故人(A)が大学(カテゴリーa)のときに所属していたサークル、研究室又はゼミを答えてください。」などという質問とすることができる。要求者C4に対する質問としては、共通するカテゴリーがないため、より一般的あるいはプライベートな内容、例えば故人(A)の趣味、特技、福祉活動などについての質問とすることができる。なお、共通するカテゴリーが複数ある場合には、いずれか一つまたは複数のカテゴリーに応じた質問を提示すればよい。
要求者C5及びC6は、故人(A)とはSNS上でのつながりを有していないが、それぞれ、SNSサーバ120がアクセス可能な故人(A)の連絡先及びSNSサーバ120がアクセス可能な管理者(B)の連絡先に含まれている者である。これらの連絡先は、SNSサーバ120が提供するSNSを利用するためのソフトウェアとは別のソフトウェアに関して、故人(A)又は管理者(B)が他者の個人情報(名前、住所、電話番号、電子メールなど)を保存又は登録した連絡先である。このような要求者C5及びC6の属性に鑑み、SNSサーバ120は、要求者C5及びC6からのリクエストに対する回答内容として、少なくとも、故人(A)に関する質問を問う選択肢(図3:S314)を管理者(B)に提示する。要求者C5及びC6に対する質問としては、上記の要求者C4に対する質問と同様のものを提示すればよいが、上記の要求者C4に対する質問よりも難易度が高いもの、あるいは、より一層故人(A)のプライベートなことを問うものとしてもよい。
要求者C7は、故人(A)とはSNS上でのつながりを有さず、かつ、SNSサーバ120がアクセス可能な故人(A)及び管理者(B)のいずれの連絡先にも含まれていない者である。すなわち、要求者C7は、SNSサーバ120のデータ上及びSNSサーバ120がアクセス可能なデータ上、故人(A)及び管理者(B)との関係を確認できない者である。このような要求者C7の属性に鑑み、SNSサーバ120は、要求者C7からのリクエストに対する回答内容として、少なくとも、故人(A)の没後情報を伝えることを拒否する選択肢(図3:S312)を管理者(B)に提示する。
図5は、図2及び図3のプロセスで現れる画面の一例を示す模式図である。図5(a)は、故人(A)のSNSサイトの画面を示している。このSNSサイトは、故人(A)用のSNSアカウントに関連付けられたものであり、このSNSアカウントにおけるコンテンツを表示する。このコンテンツには、故人(A)の識別子(名前や写真)を示すフィールド500と、故人(A)のプロフィールへとつながるフィールド502、管理者(B)がログインするための管理者専用フィールド504、要求者(C)が故人(A)につながり申請を送るためのフィールド506、及び、要求者(C)が故人(A)の没後情報をリクエストするためのフィールド508が含まれている。管理者(B)は、管理者専用フィールド504を通じてログインすることで、故人(A)用のSNSアカウントを管理することができる。例えば、管理者(B)は、管理者専用フィールド504を通じて、故人(A)の没後情報やその他の関連情報(後述の代行サービスの情報など)を登録することができる。なお、図5(a)の画面は例えば図3のS300の際に現れる。
図5(b)は、管理者(B)が故人(A)の没後情報を登録するときに現れる、管理者(B)の画面を示している。この画面には、葬儀、法事及び墓に関する情報をそれぞれ入力するためのフィールド510、512及び514が表示される。例えば、管理者(B)は、墓のフィールド514を通じて、故人(A)の墓の場所を登録することができる。また、管理者(B)は、墓のフィールド514を通じて、霊園内における故人(A)の墓の写真を登録することもできる。故人(A)の墓参りをしたい要求者は、墓の所在地のみならず、霊園内の墓の写真もあることで、故人(A)の墓を簡単に見つけることができるようになる。なお、図5(b)の画面は例えば図2(b)のS220の際に現れる。
図5(c)は、要求者(C)が図5(a)のフィールド508(没後情報リクエスト)に入力(クリック又はタップ)したときに表示される、要求者(C)の画面を示している。この画面には、葬儀、法事及び墓に関する情報のリクエストを受け付けるフィールド520、522及び524が表示される。要求者(C)がフィールド520、522及び524のいずれかを入力(クリック又はタップ)すると、それに対応するリクエストがSNSサーバ120に送信される。なお、フィールド508は、例えば、アイコン、ボックス又はリンクなどの態様とすることができ、要求者(C)からのリクエストを受け付ける。
図5(d)〜(f)は、それぞれ、要求者(C)からのリクエストに対する回答内容がSNSサーバ120から提示されたときの、管理者(B)の画面を示している。上述したように、管理者(B)は、SNSサーバ120から、リクエストに対する回答内容として要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係に応じて提示されたものを受信する。図5(d)〜(f)に示すように、管理者(B)が受信するメッセージには、どの要求者(C)からリクエストがあったかを示す領域530、要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係(要求者(C)の属性)を示す領域532、及び、1つ以上の選択肢を示す領域534が含まれている。
図5(d)に示すように、要求者(C)が図4の要求者C1に該当する場合には、没後情報を提供することを許可する選択肢540が表示される。一方、図5(e)に示すように、要求者(C)が図4の要求者C2〜C6のいずれかに該当する場合には、故人(A)に関する質問を問う選択肢542が表示されると共に、許可の選択肢540も表示される。このように「質問」と「許可」という二つの選択肢540、542を提示することで、管理者(B)が要求者(C)をよく知っていて質問する必要がない場合に、没後情報を速やかに要求者(C)に提供することが可能となる。また、図5(f)に示すように、要求者(C)が図4の要求者C7に該当する場合には、没後情報を提供することを拒否する選択肢544が表示されると共に、質問の選択肢542も表示される。このように「拒否」と「質問」という二つの選択肢542、544を提示することで、管理者(B)が要求者(C)とはデータ上はつながりがないものの、実際には要求者(C)を知っている場合に、リクエストを拒否しないで済む。なお、図5(d)〜(f)の画面は例えば図3のS308の際に現れる。
図6は、故人(A)の没後情報を受信したときの要求者(C)の画面の一例を示す模式図である。この画面は例えば図3のS320の際に現れる。すなわち、故人(A)の没後情報が要求者(C)に提供されることが許可された場合に表示される。図6〜10では、没後情報として、墓に関する情報がリクエストされた場合を例に説明するが、葬儀又は法事に関する情報がリクエストされた場合も同様である。
図6に示すように、要求者(C)が受信したメッセージ600には、没後情報領域602、代行サービス領域604及びパスワード領域606が含まれている。没後情報領域602は、要求者(C)がリクエストした没後情報を表示する領域であり、ここでは故人(A)の墓の所在地と、その墓の写真(霊園内における墓の写真)とに関する情報が含まれている。
代行サービス領域604は、要求者(C)が依頼可能な代行サービスに関する情報を表示する領域である。そのような情報には、例えば、要求者(C)に代わる別の者が、故人(A)の墓参りをするお参り代行、故人(A)の墓を掃除したりその周辺の草抜きをしたりする掃除代行、故人(A)の墓に花や線香を供える献花代行、花や線香を購入する購入代行などに関する情報が含まれる。このような代行サービスに関する情報を没後情報とともに要求者(C)に送信・提供することで、要求者(C)の利便性に供することができる。例えば、要求者(C)は購入代行のサービスを利用することで、墓参り前にお花のオーダーを出し、墓に近い場所(コンビニエンスストアあるいは実際にオーダーした花屋などのお店や、墓のある霊園)でオーダーしたお花を受け取ることができるようになる。このような代行サービスに関する情報は、管理者(B)からの依頼又は入力によりSNSサーバ120に登録することができる。例えば、購入代行の情報として、故人(A)の墓の近くの花屋を登録することができる。このような情報を登録するタイミングは、例えば、故人(A)の没後情報の登録を依頼する際(参照:図2(b)のS220)でもよいし、その後(例えば、図5の管理者専用フィールド504を使用するとき)でもよい。
パスワード領域606は、二次元コードのパスワードに関する情報を表示する領域である。この領域には、パスワードを伝える理由を説明する内容も含まれている。この説明にあるように、故人(A)の墓又は納骨地(霊園)には故人(A)用の二次元コードが設けられており、墓参りをした人が二次元コードを読み込んでパスワードを入力することで、墓参りをした人が故人(A)に関する情報を見ることができるようになっている。このパスワードを没後情報とともに要求者(C)に送信・提供することで、要求者(C)には墓参りの付加価値を、管理者(B)には訪問者の墓参り状況の情報を提供することができる。これについて次に説明する。なお、パスワード領域606は、故人(A)の墓等に二次元コードが設けられたことが管理者(B)からの依頼又は入力によってSNSサーバ120に登録された際に、SNSサーバ120が自動的に作成するように、SNSサーバ120を構成するとよい。
図7は、二次元コードを設けた墓と情報処理システム100とを示す概略図である。故人(A)の墓700には、パスワードが必要な故人(A)用の二次元コード702が設けられている。二次元コード702は、例えばQRコード(登録商標)であり、所定の情報をリーダーで読み取り可能に格納している。二次元コード702は、例えば墓石業者によって作成されて墓700に設けられるが、上記のとおり、このような墓石業者が管理者(B)を務める場合もある。要求者(C)は、上述したクライアント端末110として、スマートフォンなどのモバイル端末710を有している。モバイル端末710は、情報を表示する機能、二次元コード702を読み込むリーダーとしての機能、パスワードを入力する機能、ネットワーク130を介してSNSサーバ120と通信する機能、及び、GPS等を利用して自機の位置を測定する機能など、各種の機能を実現するためのソフトウェアを有している。
図8は、二次元コードの読取処理プロセスを示すフロー図である。まず、要求者(C)が現地でモバイル端末710を使用して二次元コード702を読み込むと(S800)、モバイル端末710にはパスワードを入力する画面が表示される(S802)。要求者(C)がさらにモバイル端末710を使用してパスワードを入力すると(S804)、パスワードの情報がSNSサーバ120に送信される。SNSサーバ120は、パスワードの情報を受信し(S806)、受信したパスワードが適合するかどうかを判断する(S808)。パスワードが不適合であると判断された場合には(S810)、その結果がモバイル端末710に送信される(S812)。要求者(C)は、これを受信したモバイル端末710を通じて(S814)、パスワードが間違っていることに気付く。あるいは、間違って他人の墓に来たことに気付く。
一方、パスワードが適合であると判断された場合には(S816)、SNSサーバ120は、要求者(C)が故人(A)の墓にチェックインしたことを記憶する(S818)とともに、そのことを管理者(B)に送信する(S820)。管理者(B)は、これを受信したクライアント端末110Bを通じて(S822)、要求者(C)が故人(A)の墓参りに訪れたことにリアルタイムで気付くことができる。なお、チェックインしたことが故人(A)用のSNSアカウントに関連付けられたSNSサイトに自動的に載るようにしてもよい。また、パスワードが適合であると判断された場合(S816)、SNSサーバ120は、モバイル端末710に対して、故人(A)に関する情報をモバイル端末710に表示させるための情報を送信する(S826)。モバイル端末710は、この情報を受信して(S828)、故人(A)に関する情報を表示する(S830)。こうして、要求者(C)は、モバイル端末710に表示された情報を通じて、墓の場所が間違いないことを確認できると共に、墓の前で故人(A)のことをより知ることができたり、故人(A)に対する思いを強くしたりすることもできる。
ここで、モバイル端末710に表示される故人(A)に関する情報は、故人(A)用のSNSアカウントに関連付けられたSNSサイト(例えば、図5(a)の画面)とすることもできるし、このSNSサイトとは別に故人(A)のために作られたWebサイトとすることもできる。このようなSNSサイト又はWebサイトには、様々な情報を含めることができ、例えば、故人(A)のプロフィール、写真、死亡日時、死亡時の年齢、死因、戒名、納骨日、生前のメッセージ、家系図のほか、墓に埋葬されているその他の人や動物といった情報、さらには、墓の石材及びデザイン並びに墓が作られた過程といった墓情報や、上述と同様の代行サービスの情報なども含めることができる。このような情報は、文字や画像のみならず、動画であってもよい。なお、このような情報が墓参りをすれば見られるという利点をいかし、墓誌になにも彫刻しないということもできる。これは個人情報をあまり公にしたくない人にとって望ましい。
他の実施態様では、図8に破線で示すように、SNSサーバ120が、パスワードの情報とともにモバイル端末710の位置情報も受信するようにしてもよい(S840)。そして、SNSサーバ120は、パスワードを判断する際、受信した位置情報を利用してもよい(S842)。この位置情報を利用することで、SNSサーバ120は、要求者(C)が実際に墓700に訪れた上で、パスワードを入力しているかどうかを判断することができる。そして、SNSサーバ120は、要求者(C)が実際に墓700に訪れていないと判断した場合には、上記のパスワードが適合した場合のステップ(S818、S820、S826)を実行せず、パスワードが不適合であると判断してもよい(S810)。これにより、実際に墓700に訪れた人に限り、故人(A)に関する情報を見られるようにすることができるため、要求者(C)に対して墓参りの付加価値をより一層強調することができる。
図9は、墓700に対する要求者(C)のチェックインの記録を示すテーブル900の一例を示している。このテーブル900は、例えば図8のチェックイン記録のステップ(S818)にて記録・更新されるものであり、SNSサーバ120に記憶される。テーブル900には、要求者(C)に関連付けて、墓700への訪問日時及び合計の訪問回数が記憶される。例えば、要求者C1については、2016年1月1日と同年7月1日の計2回、墓700の二次元コード702を読み込んでパスワードを入力したことが記憶されている。
図10は、故人(A)のために作られたWebサイト1000が表示された要求者(C)のモバイル端末710の画面の一例を示している。この画面は、例えば図8の表示ステップ(S830)の際に現れる。このWebサイト1000では、タイトル1002とともに、クリック又はタップにより故人(A)のプロフィール、墓情報及び代行サービスにそれぞれにつながるフィールド1004、1006、1008が表示されている。したがって、例えばモバイル端末710において墓情報のフィールド1006を選択すると、墓700の石材の種類や、デザインのほか、墓700が作られた過程、墓700の建立に携わった業者などが表示される。
以上説明した図6〜10の例では、二次元コード702を墓に設けた場合を例に説明したが、二次元コード702を他の場所に設けることもできる。例えば、故人(A)の葬儀場所、法事場所、納骨地、骨壺及び仏壇にも二次元コード702を設けることができる。このような場所やものに関しても、上述した墓の場合と同様に二次元コード702を利用することで、例えば葬儀場所に対する要求者(C)のチェックインを記録することができたり、要求者(C)ごとに、葬儀への参列の有無と墓参りの有無・日時・回数とを紐づけて記憶したりすることができる。
次に、図11及び図12を参照して、上述した内容を実現するためのSNSサーバ120及びクライアント端末110の構成要素について説明する。
図11は、SNSサーバ120を示すブロック図である。SNSサーバ120は、ネットワークインタフェース1210、演算処理部1220及び記憶部1230を備えている。ネットワークインタフェース1210は、SNSサーバ120をネットワーク130に接続する。演算処理部1220は、CPUやMPU等によって構成される。演算処理部1220は、各種入力に基づいて、記憶部1230に記憶されたプログラムを実行することで、種々の機能部を動作させる。このプログラムは、CD−ROMやUSBメモリなどの記憶媒体に記憶されるか、あるいはネットワーク130を介してダウンロードされコンピュータにインストールされる。演算処理部1220は、種々の機能部として、受信部1221、登録処理部1222、提示部1223、判断部1224及び送信部1225を有している。
受信部1221は、種々の情報をネットワークインタフェース1210を介して受信する。例えば、受信部1221は、管理者となるべき者又は故人(A)より管理者(B)の登録依頼(図2(a):S204)を、また、管理者(B)又は故人(A)より故人(A)の没後情報の登録依頼(図2(b):S224)を受信する。また、受信部1221は、要求者(C)より、故人(A)の没後情報のリクエスト(図3:S302)、質問に対する回答(図3:S336)、二次元コードのパスワード(図8:S806)、及び、モバイル端末710の位置情報(図8:S840)などを受信する。
登録処理部1222は、受信部1221が受信した各種の登録依頼を処理する。例えば、登録処理部1222は、管理者(B)の登録依頼及び故人(A)の没後情報の登録依頼を処理し、管理者(B)の情報及び故人(A)の没後情報を記憶部1230に登録する(図2(a):S206、図2(b):S226)。また、登録処理部1222は、SNSへの利用者としてのアカウント登録も処理し、記憶部1230に個々の利用者の情報を登録する。そのほか、登録処理部1222は、代行サービスに関する情報についても処理し、記憶部1230に登録する。
提示部1223は、要求者(C)から求められた故人(A)の没後情報のリクエストに対する回答内容として、要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係に応じたものを提示する(図3:S304、306)。具体的には、提示部1223は、リクエストに対する回答内容を管理者(B)に提示するために、要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係を特定し、その特定結果に応じた回答内容を記憶部1230から抽出する。
判断部1224は、受信部1221が受信した各種の要確認情報を判断する。例えば、判断部1224は、質問に対する要求者(C)からの回答が所定の基準を満たすかどうかを判断する(図3:S338)。また、判断部1224は、モバイル端末710に入力された二次元コードのパスワードが適合するかどうかを判断したり(図8:S808)、モバイル端末710の位置が所定範囲内かどうか(例えば要求者(C)が実際に墓700に訪れた上で、パスワードを入力しているかどうか)(図8:S842)を判断したりする。
送信部1225は、種々の情報をネットワークインタフェース1210を介して送信する。例えば、送信部1225は、登録処理部1222が登録依頼を処理した結果を登録依頼者や関係者に伝えるために送信する。一例をあげると、送信部1225は、故人(A)又は管理者となるべきもの等に対して、管理者が登録されたことの登録確認(図2(a):S208)を、また、故人(A)又は管理者(B)に対して、故人(A)の没後情報が登録されたことの登録確認(図2(b):S228)を送信する。加えて、送信部1225は、提示部1223が提示した情報、すなわちSNS上の関係に応じた回答内容を管理者(B)に送信する(図3:S306)。また、送信部1225は、管理者(B)が選択した回答内容に基づく回答結果や、判断部1224が判断した判断結果を、管理者(B)又は/要求者(C)に送信する。一例をあげると、送信部1225は、要求者(C)に対して、リクエストされた没後情報(図3:S318)、リクエストが拒否された旨(図3:S324)又は所定の質問(図3:S330)を送信するとともに、没後情報と併せて代行サービスや二次元コードのパスワードを送信する(参照:図6)。また、送信部1225は、管理者(B)に対して、質問に対する回答(図3:S350)やその判断結果(図3:S344)を送信すると共に、要求者(C)に対して、二次元コードのパスワードが不適合であるとの判断結果を送信する(図8:S812)。さらに、送信部1225は、パスワードが適合している場合には、管理者(B)に対しては、要求者(C)が二次元コードの設置場所(墓、葬儀場所、法事場所、納骨地等)にチェックインしたことを送信し(図8:S820)、要求者(C)に対しては、モバイル端末710に表示させる故人(A)に関する情報(図8:S826。例えば、図10のWebサイト)を送信する。
記憶部1230は、ハードディスクドライブ、SDD、RAMなどの記憶装置によって構成され、演算処理部1220における処理の実行に必要な各種プログラムや、各種プログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。例えば、記憶部1230には、利用者情報DB1232、没後利用DB1234及びチェックインDB1236が保存されている。
利用者情報DB1232は、SNSの利用者の情報を記憶する。例えば、利用者情報DB1232は、SNSの利用者ごとに、SNSアカウント、ID、パスワード、プロフィール、つながりのある他の利用者、所属するグループ、故人であるかどうか、及び、管理者であるかどうかなどの情報を対応付けて記憶している。したがって、利用者情報DB1232は、一利用者である故人と他の利用者である要求者とのSNS上の関係(例:図4のテーブル400)についても記憶している。
没後利用DB1234は、故人(A)ごとに、管理者(B)の情報、故人(A)の没後情報、要求者(C)への質問内容、この質問に対する答えの内容、代行サービスの内容、及び、二次元コードの情報(二次元コードが墓等に設けられているかどうか、設けられている場合にはそのパスワード及び設置場所、並びに、設けられている場合には二次元コードの読み込みによって表示される故人に関する情報(例:図5(a)のSNSサイト、図10のWebサイト1000)等の情報)などの各種情報を対応付けて記憶している。
チェックインDB1236は、故人(A)ごとに、要求者(C)に関連付けて、故人(A)用の二次元コードが設けられた場所(故人(A)の葬儀場所、法事場所、墓及び納骨地など)に訪問(チェックイン)したかを、その日時や回数を対応付けて記憶している。したがって、チェックインDB1236は、図9のテーブルについても記憶している。チェックインDB1236は、ネットワーク130を介して管理者(B)にアクセス可能に構成されており、管理者(B)は、SNSのどの利用者がいつ、どのぐらいの頻度で故人(A)の墓参りをしたか等を適宜確認することができるようになっている。なお、チェックインDB1236で記録した内容を利用して、SNSサーバ120が、二次元コードの設置場所に訪問したことがある利用者に対して、一時的又は定期的な連絡(例えば、一周忌、三回忌のお知らせ、喪中のお知らせなど)を送るようにすることも可能である。
図12は、管理者(B)のクライアント端末110Bを示すブロック図である。クライアント端末110Bは、ネットワークインタフェース1300、ユーザインタフェース1310、演算処理部1320及び記憶部1330を備えた情報処理装置である。ネットワークインタフェース1300は、クライアント端末110Bをネットワーク130に接続する。
ユーザインタフェース1310は、入力部1312及び表示部1314を有する。入力部1312は、管理者(B)からの入力・操作を受け付けるものであり、例えばキーボード、タッチパネル、音声入力装置などによって構成される。表示部1314は、提示された回答内容(複数の選択肢)などの画像を画面上に表示するものであり、例えば液晶などの各種ディスプレイによって構成される。なお、表示部1314がタッチパネルを構成し、表示部1314を入力部として機能させることも可能である。
演算処理部1320は、CPUやMPU等によって構成される。演算処理部1320は、各種入力に基づいて、記憶部1330に記憶されたプログラムを実行することで、種々の機能部を動作させる。このプログラムは、CD−ROMやUSBメモリなどの記憶媒体に記憶されるか、あるいはネットワーク130を介してダウンロードされコンピュータにインストールされる。演算処理部1320は、種々の機能部として、受信部1322及び送信部1324を有している。
受信部1322は、種々の情報をネットワークインタフェース1300を介してSNSサーバ120から受信する。例えば、受信部1322は、管理者がSNSサーバ120に登録されたことの登録確認(図2(a):S210)や、没後情報がSNSサーバ120に登録されたことの登録確認(図2(b):S230)を受信する。また、受信部1322は、SNSサーバ120から提示されたSNS上の関係に応じた回答内容(複数の選択肢)を受信する(図3:S308)。さらに、受信部1322は、要求者(C)が質問に対して回答した場合にその回答を受信するほか(図3:S352)、SNSサーバ120が当該回答を判断した場合にはその判断結果を受信する(図3:S346)。加えて、受信部1322は、要求者(C)が使用した二次元コードのパスワードが適合していた場合には、要求者(C)が二次元コードの設置場所にチェックインしたことを受信する(図8:S822)。
送信部1324は、種々の情報をネットワークインタフェース1300を介して送信する。例えば、送信部1324は、SNSサーバ120に対し、管理者(B)の登録依頼(図2(a):S202)や、没後情報の登録依頼(図2(b):S220)を送信する。また、送信部1324は、SNSサーバ120に対し、管理者(B)が選択した回答内容の選択肢(許可、拒否又は質問)の選択結果を送信するほか(図3:S316、S322、S328)、管理者(B)が要求者(C)の質問に対する回答に対して選択した応答内容の選択肢(許可又は拒否)の選択結果を送信するほか(図3:S356、358)。
記憶部1330は、ハードディスクドライブ、SDD、RAMなどの記憶装置によって構成され、演算処理部1320における処理の実行に必要な各種プログラムや、各種プログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。記憶部1330は、SNSサーバ120が提供するSNSを利用するためのソフトウェア(例えば、ウェブブラウザやアプリケーション)を記憶する。また、記憶部1330は、SNSサーバ120から送信される各種情報を一時的に記憶する。
以上説明した本実施形態のSNSサーバ120は、第1のユーザである要求者(C)と、故人(A)用のSNSアカウントを管理する管理者(B)とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバ120であって、第1のユーザである要求者(C)から、故人(A)の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信する受信部1221と、リクエストに対する回答内容として、第1のユーザである要求者(C)と故人(A)とのSNS上の関係に応じたものを管理者(B)に提示する提示部1223と、を備える。
また、本実施形態の管理者(B)の情報処理装置110Bは、利用者にSNSを提供するSNSサーバ120にネットワーク130を介して接続され、故人(A)用のSNSアカウントを管理する管理者(B)の情報処理装置110Bであって、故人(A)の没後に関わる情報を登録のためSNSサーバ120に送信する送信部1324と、利用者の一人である第1のユーザ(要求者(C))から、SNSサーバ120に登録された情報を求めるリクエストがされた場合に、SNSサーバ120から、リクエストに対する回答内容として第1のユーザ(要求者(C))と故人(A)とのSNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信する受信部1322と、を備える。
このような実施形態によれば、SNS上において故人の没後に関わる情報を適切な範囲で共有することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。以上の具体例は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態のみに限定する趣旨ではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、上記の実施形態では、故人(A)が、生前に自ら故人(A)用のSNSアカウントを登録し、生前にSNSの利用者の一人であった場合について説明した。しかし、故人(A)が生前にSNSの利用者でなかったとしても、管理者(B)が故人(A)のためにSNSアカウントを登録し、これを管理する場合についても、上記の実施形態を適用することができる。すなわち、上述の「故人(A)用のSNSアカウント」とは、故人(A)が生前に自ら登録したSNSアカウントや、このSNSアカウントから没後に移行されたSNSアカウントのほか、故人(A)の生前又は没後に故人(A)のために管理者(B)によって登録されたSNSアカウントをも含むものである。
また、故人(A)は、SNS上でつながりを有する利用者を生前に自動又は手動でカテゴリー別に分類するようにしておいてもよく、この分類したカテゴリーに応じて上記の質問が提示されるようにしてもよい。
100 情報処理システム、110 クライアント端末、110A 故人のクライアント端末、110B 管理者のクライアント端末(情報処理装置)、110C 要求者のクライアント端末、120 SNSサーバ、130 ネットワーク、1221 受信部、1223 提示部、1224 判断部、1225 送信部、1230 記憶部、1322 受信部、1324 送信部、1330 記憶部、A 故人、B 管理者、C 要求者

Claims (42)

  1. 第1のユーザと、故人用のSNSアカウントを管理する管理者とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバであって、
    前記第1のユーザから、前記故人の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信する受信部と、
    前記リクエストに対する回答内容として、前記第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じたものを前記管理者に提示する提示部と、
    を備えた、SNSサーバ。
  2. 前記故人の没後に関わる情報は、前記故人の葬儀、法事及び墓の少なくとも一つに関する情報を含む、請求項1に記載のSNSサーバ。
  3. 前記故人用のSNSアカウントにおけるコンテンツには、前記リクエストを受け付けるフィールドが含まれており、
    前記受信部は、前記第1のユーザが前記フィールドに入力した場合に前記リクエストを受信する、請求項1又は2に記載のSNSサーバ。
  4. 前記SNS上の関係が、前記故人が自身の没後に関わる情報を前記第1のユーザに伝えることを前記SNS上で生前に許可している、というものである場合、
    前記提示部は、前記リクエストに対する回答内容として、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに提供することを許可する選択肢を前記管理者に提示する、請求項1から3のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  5. 前記第1のユーザ及び前記故人は、前記SNS上で作られたグループにともに所属しており、
    前記グループは、グループメンバーが自身の没後に関わる情報を他のグループメンバーに伝えることを生前に許可している、請求項4に記載のSNSサーバ。
  6. 前記SNS上の関係が、前記故人が自身の没後に関わる情報を前記第1のユーザに伝えることを前記SNS上で生前に許可していないが、前記故人が前記第1のユーザと前記SNS上でのつながりを有している、というものである場合、
    前記提示部は、前記リクエストに対する回答内容として、前記故人に関する質問を問う選択肢を前記管理者に提示する、請求項1から3のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  7. 前記管理者が前記選択肢を選択したことに応答して、前記第1のユーザに前記質問を送信する送信部を備えており、
    前記質問に対する前記第1のユーザによる回答が所定の基準を満たす場合、
    前記提示部は、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに提供することを許可する選択肢を前記管理者に提示する、請求項6に記載のSNSサーバ。
  8. 前記質問に対する前記第1のユーザによる回答が所定の基準を満たすかどうかを判断する判断部をさらに備えた、請求項7に記載のSNSサーバ。
  9. 前記提示部は、前記リクエストに対する回答内容として、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに提供することを許可する選択肢も前記管理者に提示する、請求項6に記載のSNSサーバ。
  10. 前記第1のユーザ及び前記故人が、前記SNS上の互いのプロフィールにおける複数のカテゴリーのうち、少なくとも一つのカテゴリーを共通にしている場合、
    前記提示部は、前記質問として、前記共通する少なくとも一つのカテゴリーに応じたものを提示する、請求項6から9のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  11. 前記SNS上の関係が、前記故人が前記第1のユーザとは前記SNS上でのつながりを有していないが、当該SNSサーバがアクセス可能な前記故人の連絡先及び当該SNSサーバがアクセス可能な前記管理者の連絡先の少なくとも一方に前記第1のユーザが含まれている場合、
    前記提示部は、前記リクエストに対する回答内容として、前記故人に関する質問を問う選択肢を前記管理者に提示する、請求項1から3のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  12. 前記管理者が前記選択肢を選択したことに応答して、前記第1のユーザに前記質問を送信する送信部を備えており、
    前記質問に対する前記第1のユーザによる回答が所定の基準を満たす場合、
    前記提示部は、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに提供することを許可する選択肢を前記管理者に提示する、請求項11に記載のSNSサーバ。
  13. 前記質問に対する前記第1のユーザによる回答が所定の基準を満たすかどうかを判断する判断部をさらに備えた、請求項12に記載のSNSサーバ。
  14. 前記提示部は、前記リクエストに対する回答内容として、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに提供することを許可する選択肢も前記管理者に提示する、請求項11に記載のSNSサーバ。
  15. 前記SNS上の関係が、前記故人が前記第1のユーザとは前記SNS上でのつながりを有さず、かつ、当該SNSサーバがアクセス可能な前記故人の連絡先及び当該SNSサーバがアクセス可能な前記管理者の連絡先に前記第1のユーザが含まれていない場合、
    前記提示部は、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに伝えることを拒否する選択肢を前記管理者に提示する、請求項1から3のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  16. 前記管理者が前記選択肢を選択したことに応答して、前記リクエストが拒否された旨を前記第1のユーザに送信する送信部をさらに備えた、請求項15に記載のSNSサーバ。
  17. 前記提示部は、前記故人の没後に関わる情報を伝えることを許可する選択肢、前記故人の没後に関わる情報を伝えることを拒否する選択肢、及び、前記故人に関する質問を問う選択肢のうち、1つ以上の選択肢を前記SNS上の関係に応じて前記管理者に提示する、請求項1から3のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  18. 前記管理者からの回答内容として、前記提示された1つ以上の選択肢の中から前記管理者が選択した選択肢に基づくものを前記第1のユーザに送信する送信部をさらに備えた、請求項17に記載のSNSサーバ。
  19. 前記故人の没後に関わる情報が前記第1のユーザに提供されることが許可された場合、前記故人の没後に関わる情報を前記第1のユーザに送信する送信部をさらに備えた、請求項1から3のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  20. 前記送信部は、前記故人の没後に関わる情報とともに、前記第1のユーザが依頼可能な代行サービスに関する情報も送信する、請求項19に記載のSNSサーバ。
  21. 前記故人の葬儀場所、法事場所、墓、納骨地、骨壺及び仏壇の少なくとも一つには、前記故人用の二次元コードが設けられており、
    前記送信部は、前記故人の没後に関わる情報とともに、前記二次元コードのパスワードも前記第1のユーザに送信する、請求項19又は20に記載のSNSサーバ。
  22. 前記第1のユーザが、ネットワークを介して当該SNSサーバと通信可能なモバイル端末を使用して、前記二次元コードを読み込んで前記パスワードを入力した場合、前記送信部はその旨を前記管理者に送信する、請求項21に記載のSNSサーバ。
  23. 前記第1のユーザが、ネットワークを介して当該SNSサーバと通信可能なモバイル端末を使用して、前記二次元コードを読み込んで前記パスワードを入力した場合、その旨を記憶する記憶部をさらに備えた、請求項21に記載のSNSサーバ。
  24. 前記記憶部は、前記第1のユーザがモバイル端末を介して前記二次元コードを読み込んで前記パスワードを入力した日時及び回数の少なくとも一つを記憶する、請求項23に記載のSNSサーバ。
  25. 前記記憶部は、前記管理者にアクセス可能に構成されている、請求項23又は24に記載のSNSサーバ。
  26. 前記第1のユーザが、ネットワークを介して当該SNSサーバと通信可能なモバイル端末を使用して、前記二次元コードを読み込んで前記パスワードを入力した場合、前記送信部は、前記故人に関する情報を前記モバイル端末に表示させるための情報を前記モバイル端末に送信する、請求項21に記載のSNSサーバ。
  27. 前記故人に関する情報は、前記故人用のSNSアカウントに関連付けられたSNSサイトを含む、請求項26に記載のSNSサーバ。
  28. 前記故人に関する情報は、前記故人用のSNSアカウントに関連付けられたSNSサイトとは別に前記故人のために作られたWebサイトである、請求項26に記載のSNSサーバ。
  29. 前記故人の没後に関わる情報は、前記故人の墓に関する情報であり、
    前記送信部は、前記故人の没後に関わる情報として、少なくとも前記墓の所在地及び霊園内における当該墓の写真を前記第1のユーザに送信する、請求項19から28のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  30. 前記SNS上の関係を記憶する記憶部をさらに備えた、請求項1から29のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  31. 前記故人は、生前、前記SNSの利用者の一人であり、
    前記故人用のSNSアカウントは、前記故人が生前に登録したものである、請求項1から30のいずれか一項に記載のSNSサーバ。
  32. 第1のユーザと、故人用のSNSアカウントを管理する管理者とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバによって実行される方法であって、
    前記第1のユーザから、前記故人の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信するステップと、
    前記リクエストに対する回答内容として、前記第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じたものを前記管理者に提示するステップと、
    を含む、SNSサーバによって実行される方法。
  33. 第1のユーザと、故人用のSNSアカウントを管理する管理者とを利用者に含むSNSを提供するSNSサーバに、
    前記第1のユーザから、前記故人の没後に関わる情報を求めるリクエストを受信することと、
    前記リクエストに対する回答内容として、前記第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じたものを前記管理者に提示することと、
    を実行させる、プログラム。
  34. 利用者にSNSを提供するSNSサーバにネットワークを介して接続され、故人用のSNSアカウントを管理する管理者の情報処理装置であって、
    前記故人の没後に関わる情報を登録のため前記SNSサーバに送信する送信部と、
    前記利用者の一人である第1のユーザから、前記SNSサーバに登録された前記情報を求めるリクエストがされた場合に、前記SNSサーバから、前記リクエストに対する回答内容として前記第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信する受信部と、
    を備えた、管理者の情報処理装置。
  35. 前記情報は、前記故人の葬儀、法事及び墓の少なくとも一つに関する情報を含む、請求項34に記載の管理者の情報処理装置。
  36. 前記SNS上の関係が、前記故人が前記情報を前記第1のユーザに伝えることを前記SNS上で生前に許可している、というものである場合、
    前記受信部が受信する回答内容には、前記情報を前記第1のユーザに提供することを許可する選択肢が含まれる、請求項34又は35に記載の管理者の情報処理装置。
  37. 前記SNS上の関係が、前記故人が前記情報を前記第1のユーザに伝えることを前記SNS上で生前に許可していないが、前記故人が前記第1のユーザと前記SNS上でのつながりを有している、というものである場合、
    前記受信部が受信する回答内容には、前記故人に関する質問を問う選択肢が含まれる、請求項34又は35に記載の管理者の情報処理装置。
  38. 前記SNS上の関係が、前記故人が前記第1のユーザとは前記SNS上でのつながりを有していないが、当該SNSサーバがアクセス可能な前記故人の連絡先及び当該SNSサーバがアクセス可能な前記管理者の連絡先の少なくとも一方に前記第1のユーザが含まれている場合、
    前記受信部が受信する回答内容には、前記故人に関する質問を問う選択肢が含まれる、請求項34又は35に記載の管理者の情報処理装置。
  39. 前記SNS上の関係が、前記故人が前記第1のユーザとは前記SNS上でのつながりを有さず、かつ、当該SNSサーバがアクセス可能な前記故人の連絡先及び当該SNSサーバがアクセス可能な前記管理者の連絡先に前記第1のユーザが含まれていない場合、
    前記受信部が受信する回答内容には、前記情報を前記第1のユーザに伝えることを拒否する選択肢が含まれる、請求項34又は35に記載の管理者の情報処理装置。
  40. 前記故人の葬儀場所、法事場所、墓、納骨地、骨壺及び仏壇の少なくとも一つには、パスワードが必要な前記故人用の二次元コードが設けられており、
    前記第1のユーザが、ネットワークを介して前記SNSサーバと通信可能なモバイル端末を使用して、前記二次元コードを読み込んで前記パスワードを入力した場合に、前記受信部はその旨を前記SNSサーバから受信する、請求項34から39のいずれか一項に記載の管理者の情報処理装置。
  41. 利用者にSNSを提供するSNSサーバにネットワークを介して接続され、故人用のSNSアカウントを管理する管理者の情報処理装置によって実行される方法であって、
    前記故人の没後に関わる情報を登録のため前記SNSサーバに送信するステップと、
    前記利用者の一人である第1のユーザから、前記SNSサーバに登録された前記情報を求めるリクエストがされた場合に、前記SNSサーバから、前記リクエストに対する回答内容として前記第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信するステップと、
    を含む、管理者の情報処理装置によって実行される方法。
  42. 利用者にSNSを提供するSNSサーバにネットワークを介して接続され、故人用のSNSアカウントを管理する管理者の情報処理装置に、
    前記故人の没後に関わる情報を登録のため前記SNSサーバに送信することと、
    前記利用者の一人である第1のユーザから、前記SNSサーバに登録された前記情報を求めるリクエストがされた場合に、前記SNSサーバから、前記リクエストに対する回答内容として前記第1のユーザと前記故人との前記SNS上の関係に応じて提示された回答内容を受信することと、
    を実行させるプログラム。
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