JP2018049367A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、第1の台紙上での作業結果に沿った第2の台紙を生成するようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の生成手段は、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、該第1の台紙に貼り付けられている付箋にしたがって、該第2の台紙を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、電子文書等の情報に対して付加された付加情報を集計した結果を視認しやすい態様で表示することを課題とし、1又は複数ページからなる情報の各ページにおいて複数に分けられたセグメントの位置に付加された付加情報の数をその前記セグメントの位置毎に集計する情報管理装置から、当該集計結果を受信する受信手段と、受信した前記セグメントの位置毎の集計結果に基づいて、当該集計結果を表す画像を前記情報の各々の前記セグメントの位置に対応付けて表示するための画像データを、生成する生成手段と、生成された前記画像データに基づいた画像を前記情報とともに表示する表示手段であって、生成された前記画像データに基づいた画像を、前記情報の各々の前記セグメントの位置に対応付けて表示する表示手段とを備えることが開示されている。
特許文献2には、ウェブページのコンテンツのレイアウトや構造の変化に追随して電子付箋の表示位置を変えることを課題とし、電子付箋生成表示プログラムは、コンピュータに、電子付箋の貼り付けが指定されたウェブページのコンテンツの場所を示す位置情報を基にウェブページの中から電子付箋の貼り付け場所に最も類似する場所を推定するステップと、推定された場所に電子付箋が表示されるようにウェブページのソースを書き換えるステップと、を実行させ、ここで、位置情報は、電子付箋の貼り付けが指定されたコンテンツの場所のタグ、属性、及びタグ内の内容を含み、電子付箋の貼り付け場所に最も類似する場所は、タグ、属性、及びタグ内の内容の一致数が最大となる場所であることが開示されている。
特許第5181481号公報 特許第5704508号公報
前述の特許文献に記載の技術では、台紙に付箋(電子付箋、電子カード等ともいわれる)を貼り付けることが行われている。
ところで、付箋を貼り付ける台紙が複数用いられる場合がある。特に、付箋を用いた作業として、複数の台紙を連動させることがある。例えば、第1の段階の作業として課題出しの作業を第1の台紙上で行い、その後、第2段階の作業としてその課題の解決策を第2の台紙上で検討する作業が行われることがある。
本発明は、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、第1の台紙上での作業結果に沿った第2の台紙を生成するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、該第1の台紙に貼り付けられている付箋にしたがって、該第2の台紙を生成する生成手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記生成手段は、前記第2の台紙に表示する軸を生成すること、又は、該軸を有している台紙を該第2の台紙として選択すること、のいずれか一方を行う、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記第1の台紙に貼り付けられている付箋であって、予め定められた条件を満たす付箋を、前記第2の台紙内の軸にしたがった位置に貼り付ける貼付手段をさらに有する請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記第1の台紙に対して、書き込みが完了した人数を計数する計数手段をさらに有し、前記生成手段は、前記人数が予め定められた規則を満たす場合に、第1の台紙から第2の台紙へ移行する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記規則として、前記人数が予め定められた閾値より多い若しくは以上であること、又は、前記人数が参加者数に対して占める割合が予め定められた閾値より多い若しくは以上であることとする、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、該第1の台紙に貼り付けられている付箋にしたがって、該第2の台紙を生成する生成手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、第1の台紙上での作業結果に沿った第2の台紙が生成される。
請求項2の情報処理装置によれば、台紙上に軸を有した第2の台紙が生成される。
請求項3の情報処理装置によれば、第2の台紙内の軸にしたがった位置に、第1の台紙上の付箋が貼り付けられる。
請求項4、5の情報処理装置によれば、書き込みが完了した人数にしたがって、第1の台紙から第2の台紙へ移行される。
請求項6の情報処理プログラムによれば、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、第1の台紙上での作業結果に沿った第2の台紙が生成される。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用した付箋システムの構成例を示す説明図である。 共有電子付箋情報処理装置、電子付箋端末の使用例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ログ情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 台紙・セル対応テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 表示制御の処理例を示す説明図である。 スプレッドシート処理モジュール、中間層処理モジュール、付箋処理モジュールの関連例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 スプレッドシート内で定義された規則の例を示す説明図である。 スプレッドシートに付箋を貼り付けた例を示す説明図である。 処理結果を表示した例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 処理結果を表示した例を示す説明図である。 1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。 1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。 1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である共有電子付箋情報処理装置100は、付箋作業に用いられるものであって、図1の例に示すように、共有画面表示モジュール105、台紙管理モジュール110、更新情報処理モジュール115、付箋情報管理モジュール120、操作ログメタデータ取得モジュール125、検討軸、インジケーター管理モジュール130を有している。共有電子付箋情報処理装置100と電子付箋端末150は、通信回線190を介して接続されており、付箋システムを構築している。
共有電子付箋情報処理装置100は、付箋を用いて、議事進行役であるファシリテーター(一般的には一人)と複数人の参加者によって行われる会合(グループワーク、ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての電子付箋端末150を用いて、アイデア等が記載された付箋を作成する。一般的に、図3の例に示すように、電子付箋端末150として、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B等(以下、代表して電子付箋端末150という)があり、電子付箋端末150は複数ある。そして、共有電子付箋情報処理装置100は、電子付箋端末150から付箋を受け取って、台紙上にその付箋を貼り付ける。ファシリテーターは共有電子付箋情報処理装置100の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。
電子付箋端末150は、例えば、タッチパネル方式の表示装置及び入力装置を有しており、参加者の指、ペン等を用いた操作を受け付けて、付箋情報の作成等が行われる。また、タッチパネル以外にも、キーボード、マウスを用いた入力、マイクを用いた音声入力、カメラを用いた画像入力等であってもよい。付箋は、カード型の情報を管理し得るデータ構造であればよく、その内容は、例えば、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせであってもよい。
共有電子付箋情報処理装置100は、電子付箋端末150から送信されてきた付箋を台紙上に貼り付けて表示し、その付箋に対する処理を行うものである。付箋に対する処理を指示する者として、ファシリテーター、電子付箋端末150の操作者がいる。
複数の台紙を用いる場合があり、例えば、旧台紙での作業が終了した後に、新台紙での作業を開始することがある。ここで、新台紙を生成することが必要になる。
そして、会合において、旧台紙に貼り付けられている付箋(一部又は全部)を、新台紙に移して、検討を深化(単なる継続であってもよい)させることがある。例えば、旧台紙では、アイデア出し等を行い(各付箋にアイデア等が記載されている)、新台紙では、そのアイデアについて、SWOT分析(強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats))のような軸を用いた検討を行うことがある。つまり、新台紙のSWOT軸上(具体的には、SWOTの各領域)に、旧台紙上の付箋を貼り付けることが行われる。
電子付箋ではない紙付箋(物理的な存在の付箋)の場合、紙付箋の貼り替えや新しく書き直すこと等によって、新台紙上に旧台紙に貼り付けられている付箋を移すことができる。つまり、紙付箋の場合、旧台紙から剥がす、新しく書き直す等によって対応する。
しかし、旧台紙から紙付箋を剥がすということは、従来行ってきた検討過程が、旧台紙上で確認できなくなる。また、紙付箋を新しく書き直すことは、書き直しの手間が発生する。そもそも新台紙に並べ直すことも手間となる。会合の時間は限られるので、手間は最小限にし、議論の時間を多くとるべきである。
紙付箋ではない電子付箋を用いたとしても、単に、新台紙に、旧台紙に貼り付けられていた付箋の全部を移すのでは、以下のような状況となる。
(1)そもそも台紙が異なるので、新台紙上には、旧台紙とは異なる軸が存在する。この軸に沿って、移動する付箋を貼り付けることができない。
(2)全ての付箋を複製すると、次の新台紙での議論に不要な付箋まで移り、付箋を取捨選択する必要がある。
なお、以下の説明において、第1の台紙は旧台紙であり、第2の台紙は新台紙である。
共有画面表示モジュール105は、共有電子付箋情報処理装置100に備え付けられている表示装置に、台紙、その台紙に貼り付けられた付箋を表示する。
台紙管理モジュール110は、台紙に関する情報を管理する。なお、管理には、記憶、検索等の処理を含む。台紙に関する情報として、例えば、台紙そのもの、台紙の名称、台紙の背景の画像等が該当する。また、台紙として、複数のセルを有する台紙としてのスプレッドシートを用いてもよい。
付箋情報管理モジュール120は、付箋に関する情報を管理する。付箋に関する情報として、例えば、付箋そのもの、付箋の属性(以下、メタデータともいう)、付箋に対する操作履歴等が該当する。例えば、付箋情報テーブル400、ログ情報テーブル500を記憶している。
図4は、付箋情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル400は、付箋ID欄402、対象スプレッドシートID欄404、貼付位置欄406、サイズ欄408、対応セル欄410、作成日時欄412、作成者欄414、貼付日時欄416、更新中欄418、更新者欄420、色欄422、枠線形状欄424、枠線色欄426、枠線太さ欄428、所属グループ欄430、選択回数欄432、接続付箋数欄434、接続付箋ID欄436、接続方向欄438、タッチ回数欄440、拡大縮小回数欄442、内容種別欄490、内容欄492を有しており、付箋の内容、メタデータ(属性情報)を記憶している。
付箋ID欄402は、本実施の形態において、付箋を一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。対象スプレッドシートID欄404は、その付箋が貼り付けられている台紙であるスプレッドシートを、本実施の形態において一意に識別するための情報(対象スプレッドシートID)を記憶している。貼付位置欄406は、その付箋が貼り付けられている位置を記憶している。つまり、台紙上の位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。サイズ欄408は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。対応セル欄410は、その付箋が貼り付けられている位置と対応するスプレッドシート内のセルを記憶している。具体的には、特定されたセルの位置(例えば、行番号と列番号の組)を記憶している。作成日時欄412は、その付箋が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄414は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(電子付箋端末150又は共有電子付箋情報処理装置100の機器ID)を記憶してもよい。貼付日時欄416は、その付箋が台紙に貼り付けられた日時を記憶している。更新中欄418は、その付箋が更新中であるか否かを示す情報(フラグ)を記憶している。更新者欄420は、その更新を行っている更新者(ユーザーID)を記憶している。更新者は、1人であってもよいし、複数人であってもよい。色欄422は、その付箋の表示色を記憶している。例えば、ファシリテーターが定めたカテゴリー毎の色であってもよいし、更新中であることを示す表示色等であってもよい。枠線形状欄424は、その付箋の表示における枠線の形状(実線、点線、破線、波線、二重線等)を記憶している。例えば、ファシリテーターが定めたカテゴリー毎の枠線形状であってもよいし、更新中であることを示す枠線形状等であってもよい。枠線色欄426は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。例えば、ファシリテーターが定めたカテゴリー毎の枠線色であってもよいし、更新中であることを示す枠線色等であってもよい。枠線太さ欄428は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。例えば、ファシリテーターが定めたカテゴリー毎の枠線太さであってもよいし、更新中であることを示す枠線太さ等であってもよい。所属グループ欄430は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID等を記憶していてもよい。選択回数欄432は、その付箋が選択された回数を記憶している。例えば、議題選択操作による選択回数としてもよい。接続付箋数欄434は、その付箋に対して接続された付箋の数を記憶している。その数の分だけ、次の接続付箋ID欄436と接続方向欄438が繰り返される。接続付箋ID欄436は、その付箋に対して接続された付箋の付箋IDを記憶している。接続付箋IDは、例えば、対象となっている付箋と関連している第2の付箋を抽出するのに用いられる。接続方向欄438は、その付箋と直前の接続付箋ID欄436の付箋との接続方向を記憶している。その付箋(又は、直前の接続付箋ID欄436の付箋)が、上流(接続元)、下流(接続先)のいずれかであることを示す情報であってもよいし、上流(又は、下流)にある付箋の付箋IDであってもよい。また、無方向の接続である場合は、空白(NULL)であってもよいし、接続方向欄438そのものがなくてもよい。接続方向は、例えば、更新対象となっている付箋と関連している第2の付箋との位置関係を示していることになり、その第2の付箋が移動した場合は、この位置関係を保持したまま移動することになる。タッチ回数欄440は、その付箋が操作者によってタッチ(選択)された回数を記憶している。例えば、このタッチ回数を「いいね数」としてもよいし、「いいね数」欄を設けてもよい。共有電子付箋情報処理装置100の共有画面におけるタッチに限定してもよい。拡大縮小回数欄442は、その付箋が操作者によって拡大縮小された回数を記憶している。内容種別欄490は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄492は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。
なお、付箋が台紙であるスプレッドシートに貼り付けられていない状態では、対象スプレッドシートID欄404、貼付位置欄406、対応セル欄410等は空白(NULL)であってもよいし、予め定められた値(デフォルト値)としてもよい。
図5は、ログ情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。ログ情報テーブル500は、操作日時欄502、操作対象付箋ID欄504、操作欄506、貼付位置欄508、貼付セル定義欄510、移動距離欄512、関係線欄514、他の付箋との近接度欄516、重要度欄518、セッション時間帯に対する貼付時刻の位置欄520、書き込み/操作者プロパティ欄522、端末環境欄524を有しており、付箋に対する操作履歴を記憶している。
操作日時欄502は、付箋に対して操作が行われた日時を記憶している。操作対象付箋ID欄504は、その操作の対象となった付箋の付箋IDを記憶している。操作欄506は、その操作を記憶している。貼付位置欄508は、その操作によって移動した付箋の移動前又は移動後の貼付位置を記憶している。貼付セル定義欄510は、その操作によって移動した付箋のスプレッドシート上の対応セルの位置を記憶している。移動距離欄512は、その操作による移動の距離を記憶している。関係線欄514は、その操作(主に移動)によって変更した関係線(他の付箋と関係があることを示す線)を記憶している。他の付箋との近接度欄516は、その操作後の付箋と他の付箋との近接度を記憶している。重要度欄518は、その操作後の付箋の重要度を記憶している。セッション時間帯に対する貼付時刻の位置欄520は、セッション時間帯に対する貼付時刻の位置を記憶している。書き込み/操作者プロパティ欄522は、その操作を行った書き込み/操作者のプロパティを記憶している。端末環境欄524は、その操作を行った端末(電子付箋端末150)の環境を記憶している。
操作ログメタデータ取得モジュール125は、付箋に関する情報を受け付ける。ここで、受け付けるとは、付箋情報管理モジュール120に記憶されている付箋を読み出すことであってもよいし、操作者が電子付箋端末150、共有電子付箋情報処理装置100を用いて作成した付箋を受け付けるようにしてもよい。
更新情報処理モジュール115は、第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、その第1の台紙に貼り付けられている付箋にしたがって、その第2の台紙を生成する。
また、更新情報処理モジュール115による第2の台紙の生成として、第2の台紙に表示する軸を生成すること、又は、その軸を有している台紙をその第2の台紙として選択すること、のいずれか一方を行うようにしてもよい。ここで軸とは、付箋を貼り付ける位置を定めるものであり、座標軸ともいう。したがって、第2の台紙は、軸を有する形態の台紙であり、具体的には、表、グラフ等である。第2の実施の形態によるスプレッドシートと用いて実現してもよい。軸の名称として、操作者の操作によって指定された名称を用いる。なお、軸は、台紙上で、必ずしも明示されている必要はない。
そして、更新情報処理モジュール115は、第1の台紙に貼り付けられている付箋であって、予め定められた条件を満たす付箋を、第2の台紙内の軸にしたがった位置に貼り付けるようにしてもよい。「予め定められた条件」として、例えば、属性が予め定められた値(テキストを含む)である付箋であること、付箋に対する投票数が予め定められた閾値より多い又は以上の付箋であること、付箋に対する投票数で降順にソートして予め定められた順位内の付箋であること、操作者の操作によって選択された付箋であること等がある。投票数とは、付箋に対して、「いいね」ボタンが選択された回数(又は人数)をいう。
また、更新情報処理モジュール115は、第1の台紙に対して、書き込みが完了した人数を計数するようにしてもよい。
そして、更新情報処理モジュール115は、その人数が予め定められた規則を満たす場合に、第1の台紙から第2の台紙へ移行するようにしてもよい。ここでの規則として、その人数が予め定められた閾値より多い若しくは以上であること、又は、その人数が参加者数に対して占める割合が予め定められた閾値より多い若しくは以上であることとしてもよい。
検討軸、インジケーター管理モジュール130は、第2の台紙における軸を管理する。更新情報処理モジュール115により生成された軸、その軸におけるインジケーター(目盛り)に関する情報を記憶している。軸に関する情報として、例えば、その軸の名称、その軸の描画位置等の情報が該当する。インジケーターに関する情報として、例えば、軸の1目盛りの単位、その軸における最大値、最小値等の情報が該当する。
そして、台紙としてスプレッドシートを用いた場合は、検討軸、インジケーター管理モジュール130は、軸と台紙内の座標との関係から、例えば、台紙・セル対応テーブル600を生成する。図6は、台紙・セル対応テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。
台紙・セル対応テーブル600は、台紙内位置欄610、セル欄620を有しており、台紙内位置欄610は、X欄612、Y欄614、W欄616、H欄618を有しており、セル欄620は、行番号欄622、列番号欄624を有している。台紙内位置欄610は、台紙内における領域の位置を記憶している。X欄612は、その領域の左上角(右下角等であってもよいし、領域の中央等であってもよい)のX座標を記憶している。Y欄614は、その領域の左上角のY座標を記憶している。W欄616は、その領域の幅を記憶している。H欄618は、その領域の高さを記憶している。セル欄620は、その領域に対応するスプレッドシート内のセルを記憶している。行番号欄622は、そのセルの位置を示すスプレッドシート内の行番号を記憶している。列番号欄624は、そのセルの位置を示すスプレッドシート内の列番号を記憶している。つまり、台紙内の付箋が貼り付けられている位置は、台紙内位置欄610のどの領域に含まれているかを抽出する。そして、その領域に対応するセルを抽出することによって、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定することができる。
電子付箋端末150は、付箋情報管理モジュール155、共有画面表示モジュール160、個人操作ログメタデータ取得モジュール165を有している。
付箋情報管理モジュール155は、電子付箋端末150で作成された付箋に関する情報を管理する。
共有画面表示モジュール160は、電子付箋端末150に備え付けられている液晶ディスプレイ等の表示装置に、共有電子付箋情報処理装置100(共有画面表示モジュール105)によって表示されている共有画面を表示させる。電子付箋端末150では、電子付箋端末150における付箋作成等の操作のための画面の他に、共有電子付箋情報処理装置100における共有画面も表示させる。
個人操作ログメタデータ取得モジュール165は、電子付箋端末150で作成された付箋に関する情報を付箋情報管理モジュール155から取得し、共有電子付箋情報処理装置100に送信する。
図2は、本実施の形態を利用した付箋システムの構成例を示す説明図である。共有電子付箋情報処理装置100は、一般的に大画面の表示装置を備えており、ファシリテーターによって操作される。この表示装置は、参加者全員が見ることができるものである。各電子付箋端末150は、会合における参加者によって操作され、一般的には、各参加者が1台ずつ所持している。例えば、電子付箋端末150として、タブレット型端末等が使用される。
図2(a)の例では、共有電子付箋情報処理装置100、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cは、通信回線190を介してそれぞれ接続されている。通信回線190は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。この場合、共有電子付箋情報処理装置100は、画面に表示される台紙、付箋に対する処理を行う。そして、付箋に関する情報、台紙に関する情報、共有画面の表示内容等を、各電子付箋端末150に送信する。電子付箋端末150は、受信した情報にしたがって、共有画面の内容等を表示する。
図2(b)の例では、会議室280Aには、共有電子付箋情報処理装置100A、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cが設置されており、会合が行われる。共有電子付箋情報処理装置100A、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cは、通信回線190を介してそれぞれ接続されている。
また、会議室280Bには、共有電子付箋情報処理装置100B、電子付箋端末150D、電子付箋端末150Eが設置されており、会合が行われる。共有電子付箋情報処理装置100B、電子付箋端末150D、電子付箋端末150Eは、通信回線190を介してそれぞれ接続されている。
そして、付箋情報記憶装置294、台紙情報記憶装置296、会議室280A内の機器、会議室280B内の機器は、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。また、付箋情報記憶装置294、台紙情報記憶装置296による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
付箋情報記憶装置294は、付箋に関する情報を記憶しており、付箋情報管理モジュール120、付箋情報管理モジュール155を外部装置として実現したものである。台紙情報記憶装置296は、台紙に関する情報を記憶しており、台紙管理モジュール110を外部装置として実現したものである。各共有電子付箋情報処理装置100は、付箋情報記憶装置294、台紙情報記憶装置296を用いて処理を行う。この場合、付箋情報記憶装置294内の付箋に関する情報、台紙情報記憶装置296内の台紙に関する情報を、複数の共有電子付箋情報処理装置100で共有してもよい。つまり、共有電子付箋情報処理装置100Aが管理している台紙、付箋に関する情報を、共有電子付箋情報処理装置100Bが利用できるようにしてもよい。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等において、電子付箋端末150、共有電子付箋情報処理装置100の使用例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は電子付箋端末150Aを利用し、参加者312は電子付箋端末150Bを利用する。一般的に、端末装置(電子付箋端末150A等)は参加者1人に1個付与されており、図3(c)の例に示す電子付箋端末150のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)、スマートフォン等の携帯情報通信機器等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有電子付箋情報処理装置100xは、プロジェクターであって、台紙及び付箋を表示する。また、共有電子付箋情報処理装置100yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙(表)に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと等の操作を受け付けるものである。例えば、共有電子付箋情報処理装置100yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有電子付箋情報処理装置100yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有電子付箋情報処理装置100yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。本例では、ペンのオンオフはペン置きによって制御するが、必ずしもペン置きがある必要はない。ペン側で直接オンオフを制御できるようにしても構わない。色の変更に関してもペン置きを必要とせずに、表示画面上の一部分にカラーパレットを用意しておき、目的の色をペン(又は、それに類するもの)がタッチすることで色を変更したり、ペンに色を変える指示をするための機能(ボタンやスライダ等)が備わっていたりしても構わない。
また、共有電子付箋情報処理装置100は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、電子付箋端末150の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図7は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。旧台紙から新台紙へ移行する契機(タイミング)を検知する処理例である。
ステップS702では、書込完了者人数を計数する。例えば、各電子付箋端末150では、「書込完了」ボタンを表示し、その「書込完了」ボタンが操作者によって選択されたことを検知し、その人数(「書込完了」ボタンが選択された電子付箋端末150の数)を計数してもよいし、予め定められた期間よりも長い場合、付箋の作成が行われなかった場合は、書込完了であると判断して、その人数(電子付箋端末150の数)を計数してもよい。
ステップS704では、書込完了者人数は予め定められた数以上か否かを判断し、予め定められた数以上の場合はステップS706へ進み、それ以外の場合はステップS702へ戻る。
ステップS706では、台紙切替処理を行う。ステップS706の詳細な処理については、図8の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図8は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。旧台紙から新台紙へ移行する際の処理例である。具体的には、新台紙の生成、旧台紙に貼り付けられている付箋を新台紙へ移動(複写)処理である。
ステップS802では、旧台紙上で分類項目付箋を抽出する。例えば、操作者の項目作成操作にしたがって、付箋の属性(メタデータ)を表示し、新台紙における軸の名称となる属性項目(又は、その属性の内容)を選択する。具体例として、項目作成操作は、付箋の長押し等がある。例えば、図9に示すように、旧台紙である台紙A900内の付箋(施策)920が指示手950で長押し操作され、属性(内容等)から「実施コスト(低い)」、「いいね数」が軸名称として選択される。
ステップS804では、新台紙で対応できるテンプレートはあるか否かを判断し、ある場合はステップS806へ進み、それ以外の場合はステップS802へ戻る。なお、テンプレート内の軸の名称が、ステップS802で選択された属性項目と完全同一でなくてもよい。例えば、類似している軸の名称であってもよいし、デフォルトのテンプレートを強制的に選択してもよい。
ステップS806では、新台紙を生成する。具体的には、新台紙に表示する軸を生成する。もちろんのことながら、ステップS802で選択された属性項目と完全同一である場合は、そのテンプレートを新台紙として採用すればよい。
軸が1つの場合(ステップS802で選択された属性項目が1つ)である場合は、例えば、横軸又は縦軸とすればよい、そして、軸が2つの場合は、例えば、直角に交わる縦軸と横軸とすればよい、軸が3つ以上の場合は、予め用意されているグラフ(例えば、直方体を示すグラフ等)からそれらに対応するグラフを選択すればよい。図9の例に示す操作が行われた場合、図10の例に示す台紙B1000を新台紙として生成する。ここでは、縦軸として「実施コスト(低い)」、横軸として「いいね数」のグラフを生成する。
ステップS808では、旧台紙から新台紙へ複写する付箋を抽出する。例えば、図11に示すように、操作者の操作(指示手1152等)によって、複写対象である付箋として、付箋(施策)910、付箋(施策)916、付箋(施策)920が選択されてもよい。また、付箋の所属グループ(付箋情報テーブル400の所属グループ欄430)が「施策」である付箋としてもよいし、「いいね数」が予め定められた閾値より多い又は以上の付箋としてもよい。
ステップS810では、新台紙へ付箋を貼り付ける。新台紙内の軸で定められる座標の位置に、ステップS808で抽出した付箋を貼り付ける。例えば、図12に示すように、付箋(施策A)1210、付箋(施策B)1216、付箋(施策C)1220(付箋(施策)910、付箋(施策)916、付箋(施策)920を複写した付箋)を貼り付ける。これらは、付箋(施策)910、付箋(施策)916、付箋(施策)920の属性(内容)から、実施コストの値、いいね数を抽出すればよい。なお、図12の例に示した付箋(施策D)1222は、台紙B1000で新たに作成した付箋である。新たに作成した付箋に対しても、その付箋の属性内の値にしたがって、その貼り付け位置を決定する。
ステップS812では、修正指示があるか否かを判断し、ある場合はステップS814へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS899)。例えば、新台紙内の軸の変更がある。具体的には、軸の長さの変更、軸の削除、追加等がある。例えば、軸の長さを変更した場合、軸のインジケーターが変更されることになる。具体的には、図13に示すように、新台紙である台紙1300内で実施コストの軸の長さを変更した場合、付箋内からその項目に対し、最大、最小となる値(図13の例では、付箋(施策)1302の500万円、付箋(施策)1304の100万円)を抽出し、軸の最大値、最小値として設定し、その間(軸目盛りの表示レンジ)を均等に値を割り振る。
ステップS814では、新台紙の軸、付箋貼付位置を修正する。例えば、図13に示すように、軸が長さが変更されたことによって、付箋(施策)1306(450万円)と付箋(施策)1308(200万円)の位置を決定する。
<第2の実施の形態>
図14は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
情報処理装置1400は、複数のセルを有する台紙の処理と付箋の処理を連携させるものである。「複数のセルを有する台紙」は、付箋を貼り付ける背景となるものであって、例えば、行と列で構成される表、その表を構成として含む帳票又は文書等が含まれる。より具体的な形態として、表計算ソフトウェアで用いられる、行と列で構成される表としてのスプレッドシート(以下、スプレッドシートを例示して説明する)がある。
情報処理装置1400は、前述の第1の実施の形態(共有電子付箋情報処理装置100)において、第2の台紙(新台紙)を生成する処理を、スプレッドシートを用いて生成するようにしたものである。つまり、軸の生成は、スプレッドシート(表)の縦軸、横軸の生成として行えばよい。そして、付箋の貼り付け位置の決定は、スプレッドシート内のセルの位置の決定として行えばよい。なお、もちろんのことながら、この第2の実施の形態を、第2の台紙だけでなく、第1の台紙(旧台紙)の生成に利用してもよい。
情報処理装置1400(共有電子付箋情報処理装置100)、電子付箋端末150を用いた会合では、議論等のために、用意されたテンプレートやフレームワークに、テキストや数字等が記入された付箋を貼り付けて、文字情報や数情報を集計すること等が行われている。情報処理装置1400は、この集計処理等を、スプレッドシートを用いて行うようにするものであり、そのスプレッドシートへの入力に付箋を用いることができるようにしたものである。いわば、スプレッドシートソフトウェアに対するFEP(Front End Processor)としての機能を有している。
台紙管理モジュール110を外部装置の台紙情報記憶装置296として実現し、付箋情報管理モジュール120を外部装置の付箋情報記憶装置294として実現している。
情報処理装置1400は、共有画面表示モジュール105、付箋受付モジュール1410、更新情報処理モジュール115、検討軸、インジケーター管理モジュール130、抽出モジュール1440、変換処理受付モジュール1460、処理モジュール1465、処理結果出力モジュール1470を有している。
共有画面表示モジュール105は、スプレッドシート受付モジュール1405、スプレッドシート表示モジュール1415、付箋貼付位置特定モジュール1420、スプレッドシート内セル特定モジュール1425、レイヤ表示制御モジュール1430、付箋表示モジュール1435を有している。
更新情報処理モジュール115は、付箋受付モジュール1410、付箋貼付位置特定モジュール1420、付箋表示モジュール1435、検討軸、インジケーター管理モジュール130、処理結果出力モジュール1470と接続されている。
検討軸、インジケーター管理モジュール130は、更新情報処理モジュール115、処理結果出力モジュール1470と接続されている。
スプレッドシート受付モジュール1405は、スプレッドシート表示モジュール1415、台紙情報記憶装置296と接続されている。スプレッドシート受付モジュール1405は、スプレッドシートを受け付ける。スプレッドシートは、後述するように行と列からなる表形式を有しているが、そのスプレッドシートを表示した場合、その表示形態は必ずしも表形式である必要はなく、例えば、帳票、文書等であってもよい。スプレッドシートは、この実施の形態では、付箋を貼り付ける台紙としての機能を有することになる。したがって、台紙の表示形態は、表の形態のようになる場合もあるし、帳票等のようになる場合もある。ここで、受け付けるとは、台紙情報記憶装置296のスプレッドシート記憶モジュール1492に記憶されているスプレッドシートを読み出すことであってもよいし、操作者が表計算ソフトウェアを用いて作成したスプレッドシートを受け付けるようにしてもよい。前者は、予めスプレッドシートが作成されている場合であり、必ずしも付箋が貼り付けられることを想定して作成されたものである必要はない。もちろんのことながら、付箋が貼り付けられることを想定して作成されたものであってもよい。
付箋受付モジュール1410は、操作ログメタデータ取得モジュール125を有しており、付箋貼付位置特定モジュール1420、付箋表示モジュール1435、更新情報処理モジュール115、付箋情報記憶装置294と接続されている。付箋受付モジュール1410は、付箋を受け付ける。ここで、受け付けるとは、付箋情報記憶装置294の付箋情報記憶モジュール1496に記憶されている付箋を読み出すことであってもよいし、操作者が電子付箋端末150を用いて作成した付箋を受け付けるようにしてもよい。前者は、予め付箋が作成されている場合であり、必ずしもスプレッドシートに貼り付けられることを想定して作成されたものである必要はない。もちろんのことながら、スプレッドシートに貼り付けられることを想定して作成されたものであってもよい。
スプレッドシート表示モジュール1415は、スプレッドシート受付モジュール1405、スプレッドシート内セル特定モジュール1425、レイヤ表示制御モジュール1430と接続されている。スプレッドシート表示モジュール1415は、情報処理装置1400の液晶ディスプレイ等の表示装置に、スプレッドシート受付モジュール1405が受け付けたスプレッドシートを表示する。図15の例を用いて後述するように、この表示はレイヤ構造を有しており、レイヤ表示制御モジュール1430の制御によって、指示されたレイヤに対してスプレッドシートの表示を行う。
付箋貼付位置特定モジュール1420は、付箋受付モジュール1410、スプレッドシート内セル特定モジュール1425、付箋表示モジュール1435、更新情報処理モジュール115と接続されている。付箋貼付位置特定モジュール1420は、付箋受付モジュール1410が受け付けた付箋を、台紙であるスプレッドシート上に貼り付ける。この貼り付け処理は、操作者による操作にしたがって指定された位置であってもよいし、予め定められた位置に貼り付けるようにしてもよい。そして、付箋貼付位置特定モジュール1420は、スプレッドシート上に貼り付けられた付箋の位置を特定する。この特定する位置は、スプレッドシートの座標空間における位置であってもよいし、表示装置の画面における位置であってもよい。
付箋表示モジュール1435は、付箋貼付位置特定モジュール1420、レイヤ表示制御モジュール1430、更新情報処理モジュール115と接続されている。付箋表示モジュール1435は、情報処理装置1400の液晶ディスプレイ等の表示装置に、付箋貼付位置特定モジュール1420で特定された位置に付箋を表示する。図15の例を用いて後述するように、この表示はレイヤ構造を有しており、レイヤ表示制御モジュール1430の制御によって、指示されたレイヤに対して付箋の表示を行う。
レイヤ表示制御モジュール1430は、スプレッドシート表示モジュール1415、付箋表示モジュール1435と接続されている。レイヤ表示制御モジュール1430は、スプレッドシート表示モジュール1415、付箋表示モジュール1435を制御して、レイヤの表示を制御する。この制御によって、スプレッドシート上に付箋が貼り付けられているように表示する。例えば、レイヤ表示制御モジュール1430は、一方のレイヤにスプレッドシートの表示を割り当て、他方のレイヤに付箋の表示を割り当てる。これによって、スプレッドシート表示モジュール1415によるスプレッドシートの表示制御と、付箋表示モジュール1435による付箋の表示制御は独立して行うことができる。そして、両レイヤの位置関係を管理して、スプレッドシート上に付箋を貼り付けているように表示させる。具体的には、スプレッドシートを表示するレイヤと付箋を表示するレイヤとの位置調整を行う。そして、スプレッドシートを表示するレイヤと付箋を表示するレイヤとの位置関係(例えば、一方の座標空間における原点(0,0)が位置する他方の座標空間での座標等)を、スプレッドシート内セル特定モジュール1425に渡す。
スプレッドシート内セル特定モジュール1425は、スプレッドシート表示モジュール1415、付箋貼付位置特定モジュール1420、抽出モジュール1440と接続されている。スプレッドシート内セル特定モジュール1425は、付箋貼付位置特定モジュール1420によって特定された付箋の位置からスプレッドシート内のセルを特定する。つまり、付箋表示モジュール1435によって表示された付箋の貼り付け位置が、スプレッドシート表示モジュール1415によって表示されたスプレッドシートにおけるどのセルに対応するかを特定する。具体的には、スプレッドシート内の各セルの領域とレイヤ表示制御モジュール1430から受け取った位置関係を用いて、付箋の貼り付け位置が、どのセルに重複しているかを判別すればよい。なお、1つの付箋が複数のセルに重複している場合は、例えば、付箋の左上角(又は中心等であってもよい)が位置しているセルを選択するようにしてもよいし、重複している面積が最大のセルを選択するようにしてもよい。
抽出モジュール1440は、付箋情報抽出モジュール1445、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450、変換処理抽出モジュール1455を有しており、スプレッドシート内セル特定モジュール1425、処理モジュール1465と接続されている。抽出モジュール1440は、付箋内の情報、その情報に対する適用処理を定義した規則を抽出し、それらを処理モジュール1465に渡す。
付箋情報抽出モジュール1445は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450又は変換処理抽出モジュール1455が抽出した規則にしたがって、対象としている付箋から情報を抽出する。具体的には、規則内に定義されている対象とする情報を、スプレッドシート作成画面1800から抽出する。
スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450は、付箋が貼り付けられたセルに関連する規則(適用処理)を抽出する。スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450は、セルに関連する規則を、スプレッドシート内に定義されている規則から抽出する。規則には、「付箋から情報を抽出し、その情報を処理すること」が定義されている。つまり、(1)付箋のどのような情報を対象とするか、(2)その情報に対する処理内容、が定義されている。
変換処理受付モジュール1460は、抽出モジュール1440の変換処理抽出モジュール1455と接続されている。変換処理受付モジュール1460は、スプレッドシート表示モジュール1415によって表示されたスプレッドシート上で定義された規則を受け付ける。付箋を貼り付ける作業において、操作者の操作に応じて、規則が入力されるものである。この規則は、位置に対応したものであり、例えば、後述する図24の例に示すように、領域が指定され、その領域内に貼り付けられた付箋に対して行われる処理を定義したものである。
変換処理抽出モジュール1455は、変換処理受付モジュール1460と接続されている。変換処理抽出モジュール1455は、付箋が貼り付けられた位置に関連する規則(適用処理)を抽出する。具体的には、変換処理抽出モジュール1455は、その位置に関連する規則を、変換処理受付モジュール1460によって受け付けられた規則から抽出する。規則には、「付箋から情報を抽出し、その情報を処理すること」が定義されている。つまり、(1)付箋のどのような情報を対象とするか、(2)その情報に対する処理内容、が定義されている。
処理モジュール1465は、抽出モジュール1440、処理結果出力モジュール1470と接続されている。処理モジュール1465は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450が抽出した規則にしたがって、付箋を対象として情報を抽出し、その情報に対する処理を行う。例えば、複数の付箋を対象とした統計処理(例えば、付箋数の計数、平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値、合計値等の算出)等がある。複数の付箋として、例えば、あるグループに属している付箋群がある。
また、処理モジュール1465は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450がセルに関連する規則を抽出し、さらに変換処理抽出モジュール1455が位置に関連する規則を抽出した場合(つまり、1つの付箋に対して複数の規則が抽出された場合)は、その位置に関連する規則を優先して適用するようにしてもよい。ここで「優先して」とは、(1)位置に関連する規則を適用し、セルに関連する規則を適用しないこと、(2)位置に関連する規則を適用した後に、セルに関連する規則を適用すること、のいずれか一方を適用することである。
処理結果出力モジュール1470は、付箋生成モジュール1475、台紙貼付モジュール1480を有しており、更新情報処理モジュール115、検討軸、インジケーター管理モジュール130、処理モジュール1465と接続されている。処理結果出力モジュール1470は、処理モジュール1465による処理結果を受け付ける。
付箋生成モジュール1475は、処理モジュール1465による処理結果を内容とする付箋を生成する。なお、付箋生成モジュール1475によって生成された付箋は、処理モジュール1465による処理の対象とはならない。
台紙貼付モジュール1480は、付箋生成モジュール1475によって生成された付箋を台紙上に出力する(貼り付ける)。
また、付箋生成モジュール1475は、処理モジュール1465による処理結果を示す付箋の生成として、数値を図形化させることを行うようにしてもよい。図形化として、例えば、数値をグラフ化すること等が該当する。
台紙情報記憶装置296は、スプレッドシート記憶モジュール1492を有しており、情報処理装置1400のスプレッドシート受付モジュール1405と接続されている。台紙情報記憶装置296は、スプレッドシート記憶モジュール1492内のスプレッドシートを管理する。スプレッドシート記憶モジュール1492内には、予め作成されたスプレッドシートが記憶されている。
付箋情報記憶装置294は、付箋情報記憶モジュール1496を有しており、情報処理装置1400の付箋受付モジュール1410と接続されている。付箋情報記憶装置294は、付箋情報記憶モジュール1496内の付箋を管理する。付箋情報記憶モジュール1496内には、予め作成された付箋が記憶されている。
図15は、表示制御の処理例を示す説明図である。
図15(a)の例に示すように、レイヤ表示制御モジュール1430は、2つのレイヤを作成する。一方はスプレッドシート(台紙)を表示するための背景レイヤ1510であり、他方は付箋を表示するための付箋レイヤ1520である。スプレッドシート表示モジュール1415による表示先は背景レイヤ1510であり、付箋表示モジュール1435による表示先は付箋レイヤ1520である。そして、一般に、背景レイヤ1510を下位のレイヤとし、付箋レイヤ1520を上位のレイヤとし、操作者による操作は付箋レイヤ1520に表示されているオブジェクト(付箋)に対する操作として受け付ける。もちろんのことながら、背景レイヤ1510に表示されているオブジェクト(スプレッドシート)に対する操作を受け付けるためのモードを用意しておいてもよい。
図15(b)の例に示すように、画面1500には、スプレッドシート1515の上に付箋1522〜1536を重ねて表示している。つまり、スプレッドシート表示モジュール1415は背景レイヤ1510にスプレッドシート1515を表示し、付箋表示モジュール1435は付箋レイヤ1520に付箋1522〜1536を表示し、レイヤ表示制御モジュール1430は背景レイヤ1510に付箋レイヤ1520を重ねて、画面1500に表示している。
図16は、スプレッドシート処理モジュール1610、中間層処理モジュール1620、付箋処理モジュール1630の関連例を示す説明図である。スプレッドシート処理モジュール1610はスプレッドシートの作成等を行うモジュールであり、付箋処理モジュール1630は付箋の作成、表示等を行うモジュールであり、いずれも既存のソフトウェアを用いてよい。中間層処理モジュール1620は情報処理装置1400に該当する。そして、スプレッドシート処理モジュール1610と付箋処理モジュール1630との間のデータのやり取りを中間層処理モジュール1620が担う。いわば、スプレッドシート処理モジュール1610のFEPとして、そして付箋処理モジュール1630のバックエンドプロセッサー(Back End Processor)として、中間層処理モジュール1620が働くことになる。具体的には、スプレッドシート処理モジュール1610のスプレッドシート内のセルへの入力は、付箋処理モジュール1630での付箋の貼り付けに該当するようになる。
図16(a)に示す例は、スプレッドシート処理モジュール1610、中間層処理モジュール1620、付箋処理モジュール1630をそれぞれ独立して構成させたものである。
図16(b)に示す例は、付箋処理拡張モジュール1640が中間層処理モジュール1620、付箋処理モジュール1630を有しており、中間層処理モジュール1620と付箋処理モジュール1630を一体として構成したものである。付箋処理拡張モジュール1640全体が、スプレッドシート処理モジュール1610のFEPとしての機能を有することになる。
図16(c)に示す例は、スプレッドシート処理拡張モジュール1650がスプレッドシート処理モジュール1610、中間層処理モジュール1620を有しており、スプレッドシート処理モジュール1610と中間層処理モジュール1620を一体として構成したものである。スプレッドシート処理拡張モジュール1650全体が、付箋処理モジュール1630のバックエンドプロセッサーとしての機能を有することになる。
図16(d)に示す例は、スプレッドシート付箋処理モジュール1660がスプレッドシート処理モジュール1610、中間層処理モジュール1620、付箋処理モジュール1630を有しており、スプレッドシート処理モジュール1610、中間層処理モジュール1620、付箋処理モジュール1630を一体として構成したものである。
図17は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1702では、スプレッドシート受付モジュール1405は、スプレッドシートを受け付ける。
ステップS1704では、スプレッドシート表示モジュール1415は、スプレッドシートを表示する。
ステップS1706では、付箋受付モジュール1410は、付箋情報を受け付ける。
ステップS1708では、付箋貼付位置特定モジュール1420は、付箋の位置を特定する。
ステップS1710では、付箋表示モジュール1435は、付箋を表示する。
ステップS1712では、スプレッドシート内セル特定モジュール1425は、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定する。この特定処理は、例えば、台紙・セル対応テーブル600を用いればよい。
ステップS1714では、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450は、そのセルに対応する適用処理をスプレッドシートから抽出する。
ステップS1716では、付箋情報抽出モジュール1445は、その適用処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。なお、このステップS1716の処理では、付箋生成モジュール1475によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS1718では、処理モジュール1465は、適用処理を実行する。具体的には、ステップS1716で抽出した情報に対して、ステップS1714で抽出した適用処理を実行する。
ステップS1720では、処理結果出力モジュール1470は、実行結果を出力する。ステップS1720の処理については、図28の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図18は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図18(a)の例に示すスプレッドシート作成画面1800では、スプレッドシート1810を作成する。スプレッドシート作成画面1800は、スプレッドシート1810を作成するためのパスワード入力等の画面であり、表計算ソフトウェア(又はクラウドサービスが提供する表計算サービス)によって、スプレッドシート1810が作成される。例えば、スプレッドシート1810として、セルに入力された値を用いて計算を行うためのテンプレートを作成する。なお、スプレッドシート作成画面1800は、一般的には、情報処理装置1400以外のパーソナルコンピュータ等の画面であり、そのパーソナルコンピュータ等によってスプレッドシート1810は作成される。ただし、スプレッドシート1810は、情報処理装置1400、電子付箋端末150で作成されてもよい。
作成されたスプレッドシート1810は、スプレッドシート記憶モジュール1492に記憶され、スプレッドシート受付モジュール1405によって取り出される。
図18(b)の例に示す付箋表示画面1820では、スプレッドシート表示モジュール1415がスプレッドシート1810を表示する。付箋表示画面1820は、情報処理装置1400の表示画面である。例えば、スプレッドシート1810のURL(Uniform Resource Locator)を指定して、付箋を貼り付けることのできるサービスを起動する。
図18(c)の例に示す付箋表示画面1820では、操作者による操作によって付箋1822等がスプレッドシート1810に貼り付けられる。つまり、セル又は領域に付箋が貼り付けられる。
図18(d)の例に示す付箋表示画面1820では、情報処理装置1400の処理によって、合計表示付箋1852、合計表示付箋1854が作成され、規則が記載されているセルに対応する位置に表示されている。なお、合計表示付箋1852は、スプレッドシート1810の2列目に記載されているセルを計数する規則にしたがった結果を示しており、合計表示付箋1854は、スプレッドシート1810の3列目のセル内の数を集計する規則にしたがった結果を示している。
図19は、スプレッドシート内で定義された規則の例を示す説明図である。
スプレッドシート1810は、日時列1912、会社名列1914、個数列1916、単価列1918、品名列1920、アドレス列1922を有しており、最下行に合計行1930を有している。
セル1932には、会社名列1914内のセル((2,2)、(2,3)、(2,4)、(2,5))に対して、「=count」の適用処理(対象セルにおいて、記載があるセルの計数処理)が定義されている。
セル1934には、個数列1916内のセル((3,2)、(3,3)、(3,4)、(3,5))に対して、「=sum」の適用処理(対象セル内の数値の集計処理)が定義されている。
セル1936には、単価列1918内のセル((4,2)、(4,3)、(4,4)、(4,5))に対して、「=average」の適用処理(対象セル内の数値の平均処理)が定義されている。
セル1938には、品名列1920内のセル((5,2)、(5,3)、(5,4)、(5,5))に対して、「=concatenate」の適用処理(対象セル内の文字列の連結処理)が定義されている。
セル1940には、アドレス列1922内のセル((6,2)、(6,3)、(6,4)、(6,5))に対して、「=send−email」の適用処理(対象セル内の文字列をメールアドレスとして扱い、そのメールアドレスにメールを送信する処理)が定義されている。
これらの定義は、スプレッドシート1810内で定義されており、既存の表計算ソフトウェアによって定義される。
図20は、スプレッドシート1810に付箋(付箋2012〜2038)を貼り付けた例を示す説明図である。
例えば、セル(2,2)、(2,3)に付箋2020、付箋2022が貼り付けられたので、セル1932の定義が実行されることとなる。実行結果は、図21の例を用いて説明する。
なお、付箋を現在の位置(セル)から他の位置(セル)に移動すると、現位置のセルに消え去ることを示す情報(ポストプロセス)が入力され、新位置のセルにその付箋内の情報が入力される。
図21は、処理結果を表示した例を示す説明図である。
セル1932には、定義「=count」にしたがって「2」を表示する。セル(2,2)、(2,3)に付箋2020、付箋2022が貼り付けられたので、これらの数をカウント(計数)した結果である。
セル1934には、定義「=sum」にしたがって「40」を表示する。セル(3,2)、(3,4)に付箋2024、付箋2026が貼り付けられたので、記載されている数値「10」、「30」を合計した結果である。
セル1936には、定義「=average」にしたがって「200」を表示する。セル(4,3)、(4,5)に付箋2028、付箋2030が貼り付けられたので、記載されている数値「100」、「300」の平均値を算出した結果である。
セル1938には、定義「=concatenate」にしたがって「ミカン,リンゴ,バナナ」を表示する。セル(5,2)、(5,3)、(5,5)に付箋2032、付箋2034、付箋2036が貼り付けられたので、記載されている数値「ミカン」、「リンゴ」、「バナナ」の文字列を連結した結果である。
また、セル1940の定義「=send−email」にしたがって、付箋2038内の文字列である「a@b.c.def」宛てに電子メールを送信する。
図22は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。セルに関連する規則(適用処理、スプレッドシート内の定義)の他に、位置に関連する規則(図22のフローチャート内では変換処理)が定義された場合の処理例を示している。図17の例に示すフローチャートに対して、ステップS2206、S2216、S2218、S2220の処理が追加されている。
ステップS2202では、スプレッドシート受付モジュール1405は、スプレッドシートを受け付ける。
ステップS2204では、スプレッドシート表示モジュール1415は、スプレッドシートを表示する。
ステップS2206では、変換処理受付モジュール1460は、符号情報の変換処理の定義をセルに対応させて受け付ける。
ステップS2208では、付箋受付モジュール1410は、付箋情報を受け付ける。
ステップS2210では、付箋貼付位置特定モジュール1420は、付箋の位置を特定する。
ステップS2212では、付箋表示モジュール1435は、付箋を表示する。
ステップS2214では、スプレッドシート内セル特定モジュール1425は、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定する。この特定処理は、前述したように、例えば、台紙・セル対応テーブル600を用いればよい。
ステップS2216では、変換処理抽出モジュール1455は、そのセルに対応する変換処理を抽出する。
ステップS2218では、変換処理抽出モジュール1455は、その変換処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。なお、このステップS2218の処理では、付箋生成モジュール1475によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS2220では、変換処理を実行する。
ステップS2222では、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450は、そのセルに対応する適用処理をスプレッドシートから抽出する。
ステップS2224では、付箋情報抽出モジュール1445は、その適用処理に必要な情報を付箋情報又は変換処理結果から抽出する。なお、このステップS2224の処理では、付箋生成モジュール1475によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS2226では、処理モジュール1465は、適用処理を実行する。
ステップS2228では、処理結果出力モジュール1470は、実行結果を出力する。ステップS2228の処理については、図28の例に示すフローチャートを用いて後述する。
なお、同じセルに対して、変換処理、適用処理が抽出された場合は、ステップS2222〜S2226の処理を行わないようにしてもよい。
図23は、第2の実施の形態による処理例(図22の例に示したフローチャートによる処理例)を示す説明図である。
図23(a)〜(c)に示す例は、図18(a)〜(c)に示す例と同等である。
図23(d)の例に示す付箋表示画面1820では、図23(c)の例に示す付箋表示画面1820の状態から、操作者による操作によって定義領域2310が指定され、定義領域2310内のセルに対する変換処理が定義される。図23の例では、「定義領域2310内の付箋の集計値を算出し、定義領域2310の下のセルに入力する」という変換処理が定義されている。
図23(e)に示す付箋表示画面1820では、情報処理装置1400の処理によって、合計表示付箋1852、合計表示付箋2354が作成され、規則が記載されているセルに対応する位置に表示されている。なお、合計表示付箋1852は、図18の例と同様に、スプレッドシート1810の2列目に記載されているセルを計数する規則にしたがった結果を示しており、合計表示付箋2354は、スプレッドシート1810の3列目のセル内の数を集計する規則にしたがった結果を示している。
図24は、処理結果を表示した例を示す説明図である。
定義領域2410は、操作者の操作によって生成される。ただし、スプレッドシート1810内のセルに合わせて領域を指定できるようにしてもよい。具体的には、領域の指定は、セルの境界に沿って行わせるようにしてもよい。これによって、セルの途中を横切るような領域の設定操作があったとしても、セルと対応させた領域を設定することができるようになる。
また、定義領域2410に定義することによって、例えば、図19に示したセル1934に定義した適用処理がない場合であっても、スプレッドシートで定義を追加することなしに(つまり、スプレッドシートを表示し、修正する操作なしに)、付箋表示画面上で定義することができる。
定義領域2410には、「定義領域2410内の付箋の集計値を算出し、定義領域2410の下のセルに入力する」という変換処理が定義されている。その結果、セル1934には、「40」と表示する。その他のセル1932等は、図21の例と同等である。
図25は、1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。セル(3,2)には、付箋2024と付箋2512の2つの付箋が貼り付けられ、セル(4,3)には、付箋2028と付箋2514の2つの付箋が貼り付けられている。なお、複数の付箋は重複して貼り付けられていてもよい。
このように1セル内に複数の付箋が貼り付けられていることを検知した場合は、これらの付箋内の情報に対して予め定められた処理を行って、そのセルに入力する。ここで「予め定められた処理」として、例えば、付箋内の記載内容が数値である場合は加算処理、付箋内の記載内容がテキストである場合は連結処理等としてもよい。この「予め定められた処理」にしたがって、セル(3,2)には「30」が入力され、セル(4,3)には「300」が入力される。なお、セル1934は集計処理の結果であるので、(「10」+「20」)+「30」の処理を行えばよい。また、セル1936は平均値の算出であり、セル数は2であるので、((「100」+「200」)+「300」)/2の処理を行えばよい。
図26は、1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。付箋内の記載内容がテキストである場合の例を示している。
付箋内の記載内容がテキストである場合、例えば、連結処理を行うが、どのような順番で行うかは、セル内の付箋の位置で決定するようにしてもよいし、付箋を貼り付けた順番で決定するようにしてもよい。具体的には、セル内の付箋の位置で決定する処理として、付箋の貼り付け位置において、左から順番に連結するようにしてもよい。図26(a)の例の場合、テキスト列「abc」と記載された付箋2612aが左にあり、テキスト列「de」と記載された付箋2614aが右にあるので、セル2600aに文字列「abcde」を入力する。図26(b)の例の場合、テキスト列「de」と記載された付箋2614bが左にあり、テキスト列「abc」と記載された付箋2612bが右にあるので、セル2600bに文字列「deabc」を入力する。また、付箋を貼り付けた順番で決定する処理として、付箋を貼り付けた日時が早いものから順番に連結するようにしてもよい。
図27は、1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。付箋内の記載内容が数値である場合の例を示している。
図25の例では、1セル内に複数のセルがある場合は、数値を加算する例を示したが、セル内の付箋の位置関係によって処理を異ならせてもよい。具体的には、付箋が横に並んでいる場合は加算処理、縦に並んでいる場合は除算処理としてもよい。除算処理の場合は、上にある付箋を分子、下にある付箋を分母として(分数と同様の位置関係)、除算処理の対象とする。例えば、図27(a)の場合、数値「10」と記載された付箋2712aと数値「5」と記載された付箋2714aは横に並んでいるので、加算処理を適用して、セル2700aに数値「15(10+5)」を入力する。図27(b)の場合、数値「10」と記載された付箋2712bと数値「5」と記載された付箋2714bは縦に並んでいるので、除算処理を適用して、セル2700bに数値「2(10/5)」を入力する。図27(c)の場合、数値「5」と記載された付箋2714cと数値「10」と記載された付箋2712cは縦に並んでいるので、除算処理を適用して、セル2700cに数値「0.5(5/10)」を入力する。
連結処理、加算処理、除算処理を例として示したが、他の処理(減算処理、乗算処理、平均値処理、CSV(Comma−Separated Values)化処理、配列化処理、付箋のグループ形成処理等)であってもよい。これら(処理内容、付箋の位置関係又は貼り付け順序)は、デフォルトとして定義されていてもよいし、図24の例で示した定義領域2410内に定義するようにしてもよい。
図28は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2802では、処理結果出力モジュール1470は、処理結果を受け付ける。
ステップS2804では、付箋生成モジュール1475は、ステップS2802で受け付けた処理結果を示す付箋を生成する。例えば、前述した合計表示付箋1852、合計表示付箋1854、合計表示付箋2354の付箋を生成する。具体的には、例えば、テキスト(数値を含む)を内容とする付箋がある。また、数値を図形化させた内容であってもよい。例えば、グラフを内容とする付箋を生成してもよい。
ステップS2806では、台紙貼付モジュール1480は、台紙上で、ステップS2804で生成された付箋を貼り付ける位置を特定する。ここでの貼り付け位置は、予め定められた位置であってもよいし、操作者の操作にしたがって、位置が決定されてもよい。
ステップS2808では、台紙貼付モジュール1480は、台紙上に付箋(ステップS2804で生成された付箋)を貼り付ける。図15の例を用いると、付箋レイヤ1520に付箋を表示することとなる。
図29は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図29(a)は、ファシリテーターの操作にしたがって、スプレッドシート(テンプレート)の設計の例を示すものである。このスプレッドシートには、エリア、適用処理、処理結果表示領域(ラベル)の設定が行われる。
具体的には、画面2900には、エリア2910、エリア2920、エリア2930、エリア2940が設定される。これらは、スプレッドシートのセルに該当する。そして、そのエリア内に貼り付けられた付箋の数をカウントする適用処理が設定される。また、各エリア内の付箋群は、同じグループに属していることを示している。例えば、エリア2910内の付箋群をグループA、エリア2920内の付箋群をグループB、エリア2930内の付箋群をグループC、エリア2940内の付箋群をグループDとする。そして、各エリア内の右上に、処理結果表示領域が設定される。
そして、参加者の付箋貼り付け操作によって、エリア2910内に付箋2912、付箋2914が貼り付けられ、エリア2920内に付箋2922、付箋2924が貼り付けられている。
具体的には、ファシリテーターは表計算ソフトウェアを用いて、付箋データを集計するシート(データシート、表示シート等)を作成し、台紙と組にして情報処理装置1400に登録する。シート内のセルと台紙内の位置との関係は、前述したように台紙・セル対応テーブル600によって定義されている。
図29(b)は、表計算ソフトウェアによる処理結果を表示する例を示すものである。つまり、ファシリテーターの操作(例えば、計算開始指示の操作等)によって、情報処理装置1400内で表計算ソフトウェアが起動され、その表計算ソフトウェアによる処理結果を各エリアのエリア内付箋数表示領域に表示している。具体的には、各エリア内の付箋をカウントし、エリア2910の付箋2919には「3」、エリア2920の付箋2929には「4」、エリア2930の付箋2939には「0」、エリア2940の付箋2949には「0」を表示する。もちろんのことながら、エリア2910内の付箋数のカウントには、付箋2919は含まれない。
なお、図29(a)の例に示す状態から、エリア2910に付箋2916が追加され、エリア2920に付箋2926、付箋2928が追加されている。
図29(c)は、表計算ソフトウェアによる処理結果を都度表示する例を示すものである。つまり、作業が進むにつれ、付箋が更新されると表計算ソフトウェアによる処理が行われ、その処理結果の表示も更新する。
エリア2930に、付箋2932が新たに貼り付けられたことによって、付箋2939の内容を「0」から「1」に変更している。
図29(d)は、台紙と表計算ソフトウェアの組は変更することができることの例を示すものである。つまり、表計算ソフトウェアを各エリア内の付箋をカウントし、グラフ表示するものに変更した例である。この変更された表計算ソフトウェアによって、表示が異なることとなる。具体的には、画面2900内の台紙に、付箋2970を貼り付けて表示している。付箋2970の内容は、横軸にエリア2910、エリア2920、エリア2930、エリア2940のグループ名(順にグループA、グループB、グループC、グループD)、縦軸に付箋数を示したグラフである。
図30、図31は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。台紙と表(表計算ソフトウェアにおける表)との関係を例示したものである。
図30(a)は、台紙上に付箋が貼り付けられている例を示すものである。
画面3000には、台紙3010を表示する。そして、台紙3010は、要求のタイトル欄3015、工数欄3020、優先度欄3025、ステータス欄3030を有している。要求のタイトル欄3015は、要求のタイトルの付箋が貼り付けられている。工数欄3020には、工数の付箋が貼り付けられている。優先度欄3025には、優先度の付箋が貼り付けられている。ステータス欄3030には、ステータスの付箋が貼り付けられている。そして、行方向にエリア(グループ3032、グループ3034、グループ3036、グループ3038)に分かれている。これらのグループの領域内に含まれている付箋は、同じグループに属していることになる。
また、台紙3010上に、「計算する」ボタン3040を表示している。この「計算する」ボタン3040が参加者によって選択された場合、表計算ソフトウェアを起動する。
図30(b)は、図30(a)で「計算する」ボタン3040が選択された場合の表計算ソフトウェアにおける画面例である。図30(b)の例は、図30(a)の例に示す台紙3010上の付箋内のデータを表計算ソフトウェアで処理可能な形式でインポートしたものである。台紙・セル対応テーブル600を用いて、セル位置と付箋を対応させることができる。
画面3000には、表3050を表示する。表3050は、付箋ID欄3055、付箋の内容欄3060、グループラベル欄3065、グループID欄3070、付箋の色欄3075を有している。付箋ID欄3055は、付箋IDを記憶している。付箋の内容欄3060は、付箋の内容を記憶している。グループラベル欄3065は、グループラベルを記憶している。グループID欄3070は、グループIDを記憶している。付箋の色欄3075は、付箋の色を記憶している。表3050内の1行が、1枚の付箋に対応する。例えば、付箋ID:「23」(表3050内の2行目)は、図30(a)の例に示す付箋「2」(台紙3010内の2行2列のセル内の付箋)に対応している。
図30(c)の例は、操作者(例えば、ファシリテーター)の操作によって、付箋の内容欄3060の最終行のセルに「=sumif(xx)」の計算式が記入されたことを示している。つまり、新しい付箋を生成して、その付箋の内容には、規則(この例では、「=sumif(xx)」の計算式)が記載されている。なお、この計算式は、優先度が3以下であるグループ内の工数にかかる付箋の内容の総計を算出するものである。
図31(a)の例は、図30(c)の例に示す状態から、表計算ソフトウェアの表示を終了し、台紙3010を表示させたものである。
ここでは、図30(c)の例で新しい付箋が生成されたので、計算結果表示付箋3170を新しく生成して表示している。
この計算結果表示付箋3170には、「11」の値を表示している。つまり、優先度が3であるグループ3034の工数「1」とグループ3036の工数「10」を加算した「11」を計算結果表示付箋3170に表示している。
図31(b)の例は、図31(a)の状態から、グループ3032の「優先度」が「4」から「2」(付箋3102)に変更されたので、グループ3032の工数「2」をさらに加算して、「13」を計算結果表示付箋3170に表示する。
図31(c)は、操作者(例えば、ファシリテーター)の操作によって、図30(c)の例で設定された規則をグラフ作成の規則に変更した例を示すものである。具体的には、台紙3010に、グラフ表示付箋3180を付加して表示している。グラフ表示付箋3180の内容は、横軸に優先度、縦軸にその優先度を有するグループの工数を示したグラフである。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図32に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU3201を用い、記憶装置としてRAM3202、ROM3203、HD3204を用いている。HD3204として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。共有画面表示モジュール105、台紙管理モジュール110、更新情報処理モジュール115、付箋情報管理モジュール120、操作ログメタデータ取得モジュール125、検討軸、インジケーター管理モジュール130、付箋情報管理モジュール155、共有画面表示モジュール160、個人操作ログメタデータ取得モジュール165、付箋受付モジュール1410、付箋貼付位置特定モジュール1420、付箋表示モジュール1435、更新情報処理モジュール115、検討軸、インジケーター管理モジュール130、抽出モジュール1440、変換処理受付モジュール1460、処理モジュール1465、処理結果出力モジュール1470、スプレッドシート受付モジュール1405、スプレッドシート表示モジュール1415、スプレッドシート内セル特定モジュール1425、レイヤ表示制御モジュール1430、付箋情報抽出モジュール1445、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール1450、変換処理抽出モジュール1455、付箋生成モジュール1475、台紙貼付モジュール1480等のプログラムを実行するCPU3201と、そのプログラムやデータを記憶するRAM3202と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM3203と、スプレッドシート記憶モジュール1492、付箋情報記憶モジュール1496としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD3204と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置3206と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置3205と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース3207、そして、それらをつないでデータのやり取りをするためのバス3208により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図32に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図32に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図32に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
前述の実施の形態(特に、第2の実施の形態)は以下のように把握してもよい。そして、第1の実施の形態と組み合わせるようにしてもよい。
[A1] 複数のセルを有する台紙上に貼り付けられた付箋の位置を特定する第1の特定手段と、
前記位置から前記台紙内のセルを特定する第2の特定手段と、
前記位置又は前記セルに関連する規則を抽出する抽出手段と、
前記規則にしたがって、前記付箋から情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
前記処理手段による処理結果を前記台紙上に出力する出力手段
を有する情報処理装置。
[B1] 複数のセルを有する台紙上に貼り付けられた付箋の位置を特定する第1の特定手段と、
前記位置から前記台紙内のセルを特定する第2の特定手段と、
前記位置又は前記セルに関連する規則を抽出する抽出手段と、
前記規則にしたがって、前記付箋を対象として情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
前記処理手段による処理結果を内容とする付箋を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された前記付箋を前記台紙上に出力する出力手段
を有し、
前記処理手段は、前記生成手段によって生成された付箋を処理の対象としない、
情報処理装置。
[B2] 前記抽出手段は、前記セルに関連する規則を、前記台紙内に定義されている規則から抽出する、
[B1]に記載の情報処理装置。
[B3] 表示された前記台紙上で定義された規則を受け付ける受付手段
をさらに有し、
前記抽出手段は、前記位置に関連する規則を、前記受付手段によって受け付けられた規則から抽出する、
[B1]又は[B2]に記載の情報処理装置。
[B4] 前記処理手段は、前記抽出手段が、前記セルに関連する規則と前記位置に関連する規則の両方を抽出した場合は、該位置に関連する規則を優先して適用する、
[B2]に従属する[B3]に記載の情報処理装置。
[B5] 前記生成手段は、処理結果を示す付箋の生成として、数値を図形化させることを行う、
[B1]から[B4]のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[B6] コンピュータを、
複数のセルを有する台紙上に貼り付けられた付箋の位置を特定する第1の特定手段と、
前記位置から前記台紙内のセルを特定する第2の特定手段と、
前記位置又は前記セルに関連する規則を抽出する抽出手段と、
前記規則にしたがって、前記付箋を対象として情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
前記処理手段による処理結果を内容とする付箋を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された前記付箋を前記台紙上に出力する出力手段
として機能させ、
前記処理手段は、前記生成手段によって生成された付箋を処理の対象としない、
情報処理プログラム。
そして、前述の各項目の技術は、以下の効果を有する。
[A1]の情報処理装置によれば、複数のセルを有する台紙上に付箋を貼り付け、その付箋の情報を貼り付け位置における処理対象として、その台紙上に処理結果を出力することができる。
[B1]の情報処理装置によれば、複数のセルを有する台紙上に貼り付けられた付箋(処理結果が記載された付箋を除く)を処理対象とし、その台紙上に処理結果を付箋として出力される。
[B2]の情報処理装置によれば、台紙内に定義されている規則にしたがって処理が行われる。
[B3]の情報処理装置によれば、表示された台紙上で定義された規則にしたがって処理が行われる。
[B4]の情報処理装置によれば、セルに関連する規則と位置に関連する規則の両方が設定されている場合は、位置に関連する規則が優先して適用される。
[B5]の情報処理装置によれば、処理結果を示す付箋の生成として、数値を図形化させることが行われる。
[B6]の情報処理プログラムによれば、複数のセルを有する台紙上に貼り付けられた付箋(処理結果が記載された付箋を除く)を処理対象とし、その台紙上に処理結果を付箋として出力される。
100…共有電子付箋情報処理装置
105…共有画面表示モジュール
110…台紙管理モジュール
115…更新情報処理モジュール
120…付箋情報管理モジュール
125…操作ログメタデータ取得モジュール
130…検討軸、インジケーター管理モジュール
150…電子付箋端末
155…付箋情報管理モジュール
160…共有画面表示モジュール
165…個人操作ログメタデータ取得モジュール
190…通信回線
280…会議室
294…付箋情報記憶装置
296…台紙情報記憶装置
299…通信回線
1400…情報処理装置
1405…スプレッドシート受付モジュール
1410…付箋受付モジュール
1415…スプレッドシート表示モジュール
1420…付箋貼付位置特定モジュール
1425…スプレッドシート内セル特定モジュール
1430…レイヤ表示制御モジュール
1435…付箋表示モジュール
1440…抽出モジュール
1445…付箋情報抽出モジュール
1450…スプレッドシート内適用処理抽出モジュール
1455…変換処理抽出モジュール
1460…変換処理受付モジュール
1465…処理モジュール
1470…処理結果出力モジュール
1475…付箋生成モジュール
1480…台紙貼付モジュール
1490…スプレッドシート記憶装置
1492…スプレッドシート記憶モジュール
1496…付箋情報記憶モジュール

Claims (6)

  1. 第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、該第1の台紙に貼り付けられている付箋にしたがって、該第2の台紙を生成する生成手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記第2の台紙に表示する軸を生成すること、又は、該軸を有している台紙を該第2の台紙として選択すること、のいずれか一方を行う、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の台紙に貼り付けられている付箋であって、予め定められた条件を満たす付箋を、前記第2の台紙内の軸にしたがった位置に貼り付ける貼付手段
    をさらに有する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の台紙に対して、書き込みが完了した人数を計数する計数手段
    をさらに有し、
    前記生成手段は、前記人数が予め定められた規則を満たす場合に、第1の台紙から第2の台紙へ移行する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記規則として、前記人数が予め定められた閾値より多い若しくは以上であること、又は、前記人数が参加者数に対して占める割合が予め定められた閾値より多い若しくは以上であることとする、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    第1の台紙から第2の台紙へ移行する場合、該第1の台紙に貼り付けられている付箋にしたがって、該第2の台紙を生成する生成手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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