JP2018048905A - ガーゼ計数装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用済みの医療用ガーゼを取り分けることなく、使用済み医療用ガーゼの枚数を正確に計数することができるガーゼ計数装置及びガーゼ計数方法が求められている。【解決手段】本発明に係るガーゼ計数装置は、1又は複数の造影糸が織り込まれている複数のガーゼを収容するガーゼ収容部に向けてX線を放射するX線発生部と、ガーゼ収容部に対して複数の2次元X線透視画像を撮像するX線画像撮像部と、X線画像撮像部により得られた複数の2次元X線透視画像を基に、3次元X線画像を構築する画像処理部と、3次元X線画像における各造影糸の長さを導出する造影糸長導出処理部と、各造影糸の長さの和を、予め設定された造影糸単位長で除算して得られた除算結果に基づいて、ガーゼの枚数を算出するガーゼ計数処理部とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ガーゼ計数装置及び方法に関し、例えば、手術において使用済みの医療用ガーゼの枚数を計数する装置に適用し得るものである。
例えば、病院における手術では数多くの医療用ガーゼが使用される。一般的には、手術において、切開した患者体内の止血のために、医療用ガーゼが使用されるが、手術後、患者の体内に医療用ガーゼを残存させたまま縫合してしまう事態が生じ得る。そのため、人間が、手術前に用意した医療用ガーゼ枚数と、手術後に使用済みの医療用ガーゼ枚数とを計数して整合をとっている。
従来、手術後の使用済みの医療用ガーゼを計数する器具として、特許文献1に記載のガーゼカウントホルダーがある。特許文献1に記載のガーゼカウントホルダーは、医療用ガーゼを保持する複数の開口部を有しており、人間が使用済みの医療用ガーゼを1枚ずつ開口部に挿通していき、使用済みの医療用ガーゼの枚数を計数するものである。
特許文献2の記載技術は、使用済みの医療用ガーゼの枚数と、医療用ガーゼに吸収された血液量とを同時に計測する装置である。また、特許文献3の記載技術は、IDが付与されたRFIDタグを医療用ガーゼに織り込み、制御装置が、RFIDタグとの無線通信により得られたIDに基づいて医療用ガーゼ枚数を計測するシステムである。
特開2012−29985号公報 特開2005−52288号公報 特開2011−15395号公報
しかしながら、特許文献1の記載技術のようなガーゼカウンタホルダーの場合、人間が1枚ずつ医療用ガーゼを取り分けてガーゼカウンタホルダーの開口部に挿通することが必要となる。医療用ガーゼの材質は薄く、かつ、柔らかく、人間が1枚ずつ医療用ガーゼを取り分ける負担が大きく、使用済みの医療用ガーゼの取り分けにより血液感染を引き起こしてしまうことも考えられる。また、複数枚の医療用ガーゼが重なり合うこともあり、使用済み医療用ガーゼの数え間違いも生じ得る。
また、特許文献2及び3の記載技術のように、RFIDタグ等を織り込んだ医療用ガーゼは価格が高く、手術では多数の医療用ガーゼを使用するため、非実用的である。さらに、RFIDタグを織り込んだ医療用ガーゼの場合、手術中に手術器具でタグを傷つけてしまうと、機能を果たさなくなってしまうという問題もある。
そのため、使用済みの医療用ガーゼを取り分けることなく、使用済み医療用ガーゼの枚数を正確に計数することができるガーゼ計数装置及び方法が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係るガーゼ計数装置は、(1)1又は複数の造影糸が織り込まれている複数のガーゼを収容するガーゼ収容部に向けてX線を放射するX線発生部と、(2)ガーゼ収容部に対して複数の2次元X線透視画像を撮像するX線画像撮像部と、(3)X線画像撮像部により得られた複数の2次元X線透視画像を基に、3次元X線画像を構築する画像処理部と、(4)3次元X線画像における各造影糸の長さを導出する造影糸長導出処理部と、(5)各造影糸の長さの和を、予め設定された造影糸単位長で除算して得られた除算結果に基づいて、ガーゼの枚数を算出するガーゼ計数処理部とを備えることを特徴とする。
第2の本発明に係るガーゼ計数方法は、(1)X線発生部が、1又は複数の造影糸が織り込まれている複数のガーゼを収容するガーゼ収容部に向けてX線を放射し、(2)X線画像撮像部が、ガーゼ収容部に対して複数の2次元X線透視画像を撮像し、(3)画像処理部が、X線画像撮像部により得られた複数の2次元X線透視画像を基に、3次元X線画像を構築し、(4)造影糸長導出処理部が、3次元X線画像における上記各造影糸の長さを導出し、(5)ガーゼ計数処理部が、各造影糸の長さの和を、予め設定された造影糸単位長で除算して得られた除算結果に基づいて、ガーゼの枚数を算出することを特徴とする。
本発明によれば、使用済みの医療用ガーゼを取り分けることなく、使用済み医療用ガーゼの枚数を正確に計数することができる。
実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置におけるガーゼ収容器に向けたX線撮像の構造を示す斜視図である。 実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置の構造を示す平面図である。 実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置におけるX線発生装置とX線撮像機との関係を説明する説明図である。 実施形態に係る制御装置の内部構成を含む医療用ガーゼ計数装置の構成図である。 ガーゼ繊維にX線造影糸が織り込まれた医療用ガーゼの構造を説明する説明図である。 実施形態に係る医療用ガーゼ計数処理の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る造影糸長導出部による造影糸長の導出方法を説明する説明図である(その1)。 実施形態に係る造影糸長導出部による造影糸長の導出方法を説明する説明図である(その2)。 実施形態に係る造影糸導出部により各X線造影糸の特定状況を説明する説明図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係るガーゼ計数装置及び方法の主たる実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)実施形態の構成
医療用ガーゼには、様々な種類のガーゼがあるが、この実施形態では、X線造影糸が織り込まれた医療用ガーゼを使用する場合を例示する。
一般的な医療用ガーゼはX線画像には映らないが、実施形態で使用する医療用ガーゼ6は、ガーゼ繊維62に、X線造影糸(「X線造影材」とも呼ぶ。)61が織り込まれている(図5参照)。X線造影糸61は、硫酸バリウム等のX線非透過性物質を含有する合成樹脂などで形成されている。合成樹脂としては、例えば、シリコン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマーなどを適用できる。
従来、手術後に、患者のレントゲン写真を撮り、レントゲン写真にX線造影糸が映っているかを判断することで、患者体内にガーゼが残存しているか否かを判断しており、このような場合に、X線造影糸が織り込まれた医療用ガーゼが使用されている。
この実施形態では、手術において、X線造影糸61が織り込まれている医療用ガーゼ6を使用し、手術後に、多数の使用済みの医療用ガーゼ6をまとめてX線画像を撮り、そのX線画像に映り込んだX線造影糸の長さを計測して、医療用ガーゼ6の使用枚数を計数する装置を例示する。
なお、図5に例示する医療用ガーゼ6は、1本のX線造影糸61がガーゼ繊維62に織り込まれている場合を例示するが、医療用ガーゼ6は、複数本のX線造影糸61がガーゼ繊維62に織り込まれているものであってもよい。
図1は、実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置におけるガーゼ収容器に向けたX線撮像の構造を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置の構造を示す平面図である。図3は、実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置におけるX線発生装置とX線撮像機との関係を説明する説明図である。
なお、図1〜図3においては、X線が装置の外部に放出されないように遮蔽するための構造(以下、X線遮蔽構造体とも呼ぶ)については、説明を容易にするため記載を省略している。
図1〜図3に示すように、実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置10は、制御装置1、X線撮像機2−1〜2−3、ガーゼ収容器3、X線発生装置4−1〜4−3、重量計測装置5、操作表示部15及び図示しないX線遮蔽構造体を有する。
ガーゼ収容器3は、使用済みの医療用ガーゼ6を収容するものである。ガーゼ収容器3は、医療用ガーゼ計数装置10の本体に対して、脱着可能なものであってもよいし、固定されているものであってもよい。
ガーゼ収容器3が医療用ガーゼ計数装置10に対して脱着可能である場合、手術台のそばにガーゼ収容器3を置き、使用済み医療用ガーゼ6を手術中にガーゼ収容器3に投入することができる。また例えば、使用済み医療用ガーゼの体内残存を防止するため、使用済み医療用ガーゼ6の計数については、複数のチェック体制で行なわれることが多い。そのため、これらチェック体制後に、使用済み医療用ガーゼ6をまとめてガーゼ収容器3に投入することができる。そして、手術後に、医療用ガーゼ6の枚数を計数するために、医療用ガーゼ計数装置10が設置されている場所までガーゼ収容器3を運搬し、医療用ガーゼ計数装置10の本体にガーゼ収容器3を装着して、使用済み医療用ガーゼ6の枚数を計数することができる。このように、ガーゼ収容器3が可搬性を有する物であってもよい。
一方、ガーゼ収容器3が医療用ガーゼ計数装置10に対して固定されている場合、医療用ガーゼ計数装置10自体を手術台のそばに置き、手術中に、使用済み医療用ガーゼ6をガーゼ収容器3に投入するようにしてもよい。この場合、医療用ガーゼ計数装置10自体が手術台のそばに設置されているため、使用済み医療用ガーゼ6の枚数をすぐに計数することができる。
ガーゼ収容器3の形状は、特に限定されるものではなく、円柱型や角柱型(例えば直方体型や立方体型、多角柱型)等の柱体形状にしても良いし、球面形状や楕円面形状等の曲面を有する形状としてもよい。なお、ガーゼ収容器3は、医療用ガーゼ計数装置10に取り付けられた状態で、医療用ガーゼ6を収容する内部空間が、X線発生装置4−1〜4−3及びX線撮像機2−1〜2−3による撮像可能範囲内に収まるように、ガーゼ収容器3の内壁を形成することが好ましい。また、ガーゼ収容器3の内壁の位置は、撮像可能範囲に応じて点Pを基準に全方位、所定の距離範囲内に収まるように構成してもよい。また、ガーゼ収容器3は、手術中の使用済み医療用ガーゼ6の投入を容易にするため、蓋体がないものであってもよいし、ガーゼ収容器3の運搬の際に血液感染等を防ぐため、蓋体(図示しない)を有していてもよい。また、ガーゼ収容器3は、脱着若しくは開閉可能な、蓋体を有していてもよい。また、X線発生装置4−1〜4−3及びX線撮像機2−1〜2−3による撮像可能範囲外に医療用ガーゼ6が位置する場合に、医療用ガーゼ6を撮像可能範囲内に収めるため、ガーゼ収容器3の内部に医療用ガーゼ6の位置を規制する部材(以下、ガーゼ位置規制部材と呼ぶ:図示しない)を備えるようにしてもよい。このガーゼ位置規制部材は、例えば、板状の部材若しくは網状の部材等で構成することができる。つまり、ガーゼ収容器3内の医療用ガーゼ6を撮像可能範囲内に収めるため、ガーゼ収容器3の上方若しくは下方から中央部に向けて、又は、ガーゼ収容器3の側方から中心部(すなわち、内面から点P)に向けてガーゼ位置規制部材が可動し、ガーゼ位置規制部材が医療用ガーゼ6を点P側に近づくように、医療用ガーゼ6を軽く押圧するようにしてもよい。また、ガーゼ位置規制部材の位置は、撮像可能範囲に応じて点Pを基準に全方位、所定の距離範囲内に収まるように設定してもよい。
各X線発生装置4−1〜4−3は、制御装置1の制御を受けて、セットされたガーゼ収容器3に向けてX線を放射するものである。各X線発生装置4−1〜4−3は、例えば、X線を発生させるX線管を有しており、制御装置1からの放射指示により、指示された出力値で、X線を放射する。
各X線撮像機2−1〜2−3は、制御装置1の制御を受けて、ガーゼ収容器3のX線画像を撮像するものである。各X線撮像機2−1〜2−3は、既存のX線カメラ(例えば、X線CMOSカメラ、X線CCDカメラ等)を用いることができ、例えば、光電変換部、増幅器等を有している。つまり、X線発生装置4から放射されたX線を光電変換器が受光し、光電変換器が入射したX線を電気信号に変換し、増幅器が光電変換器からの電気信号を増幅して、制御装置1に出力する。
各X線撮像機2−1〜2−3と各X線発生装置4−1〜4−3とは、ガーゼ収容器3を挟んで設置されており、各X線撮像機2−1〜2−3の受光に係る中心軸が、対向する各X線発生装置4−1〜4−3のX線放射の中心軸と同じ軸となるように設けられている。なお、以下の説明では、X線撮像機2-1とX線発生装置4−1の対をX線発生撮像対30−1、X線撮像機2-2とX線発生装置4−2の対をX線発生撮像対30−2、X線撮像機2-3とX線発生装置4−3の対をX線発生撮像対30-3とも呼ぶ。
また、三次元のX線画像を形成するため、各X線撮像機2−1〜2−3と、対向する各X線発生装置4−1〜4−3との間の各軸が、一致せずに点Pで交差するように、各X線撮像機2−1〜2−3と各X線発生装置4−1〜4−3とが設けられている。なお、3つのX線発生撮像対30-1、30-2、30-3の各軸が同一平面上に位置するようにしても良く、その場合は点P上で各軸が等角度(120度)で交差するようにすると好ましい。また、X線発生撮像対30-1、30-2、30-3の各軸が互いに直角に交差、すなわち、点Pで直角に交わる二つの軸を含む平面に、残りの軸が点Pで垂直に交わるようにすると好ましい。
この点Pは、セットされたガーゼ収容器3の内部空間内に存在するようにする。さらに、各X線撮像機2−1〜2−3と、対向する各X線発生装置4−1〜4−3との間の各距離がいずれも同じとなるように、各X線撮像機2−1〜2−3と各X線発生装置4−1〜4−3とが設けられている。好ましくは、点Pから各X線発生装置4−1〜4−3までの各距離を同じにすると共に、点Pから各X線撮像機2−1〜2−3までの各距離を同じにする。
なお、各X線撮像機2−1〜2−3と各X線発生装置4−1〜4−3との配置位置に関する情報については、予め制御装置1に登録して3次元画像構築の際に利用するようにしても良い。
重量計測装置5は、制御装置1の制御を受けて、血液を吸収した使用済み医療用ガーゼ6の重量を計測し、その計測結果を制御装置1に与えるものである。
制御装置1は、医療用ガーゼ計数装置10の各種機能を司るものである。制御装置1のハードウェア構成は、図示しないが、例えば、CPU等のプロセッサ、主記憶装置(ROM、RAM、EEPROM等)や補助記憶装置(ハードディスク、SSD等)等の記憶装置を有する装置を適用できる。CPUが、記憶装置に格納している処理プログラムを実行することにより、接続されているX線発生装置1、X線撮像機4、重量計測装置5、及び操作表示部15を制御して、医療用ガーゼ計数装置10の各種機能が実現する。
X線遮蔽構造体は、X線発生装置4−1〜4−3から放射されたX線が装置外部に放出されるのを防止するための囲いであり、内部にX線撮像機2−1〜2−3、ガーゼ収容器3、X線発生装置4−1〜4−3、重量計測装置5を収容して全体を囲っている。制御装置1については、X線遮蔽構造体の外部に設けても良いし、内部に設けても良い。X線遮蔽構造体は、X線遮蔽効果の高い材料であるX線遮蔽材(例えば、タングステン、硫酸バリウム、鉛等)で形成されている。X線遮蔽構造体には、医療用ガーゼ6又はガーゼ収容器3を出し入れするための開口が設けられており、その開口には、X線遮蔽材で形成されたシャッター等の開閉手段が開閉可能に設けられている。この開閉手段は、医療用ガーゼ6又はガーゼ収容器3を装置に出し入れする際には開く事ができ、X線発生装置4の動作中には閉じるように構成されている。
図4は、実施形態に係る制御装置1の内部構成を示す内部構成図である。
図4において、実施形態に係る制御装置1は、主制御部11、X線出力制御部12、画像制御部13、操作表示制御部14、重量計測制御部16、記憶部17を有する。X線出力制御部12にはX線発生装置4、画像制御部13にはX線撮像機2、重量計測制御部16には重量計測装置5、操作表示制御部14には操作表示部15がそれぞれ接続されており、各制御部12、13、16、14は接続された装置4、2、5、15の動作を制御するものである。
主制御部11は、X線出力制御部12、画像制御部13、操作表示制御部14、重量計測制御部16と接続しており、これら構成要素の処理を制御するものである。
主制御部11は、X線撮像装置2によりガーゼ収容器3内を透視した複数の2次元のX線画像を画像制御部13より受け取り、3次元のX線画像を生成する。そして、その3次元のX線画像を利用して、そこに映っている各X線造影糸61の長さを計測し、全てのX線造影糸61の長さに基づきX線造影糸61の本数を計数し、この計測結果に基づいて、使用済み医療用ガーゼ6の枚数を計数する。この医療用ガーゼ6の計数方法の詳細は後述する。
また、主制御部11は、使用済み医療用ガーゼ6の計測枚数と、未使用の1枚当たりの医療用ガーゼ6の重量とに基づいて、全ての医療用ガーゼ6に吸収されている血液量を計測する。
図4に示すように、主制御部11は、制御処理部111、ガーゼ情報設定処理部112、3次元画像構築処理部113、造影糸長導出処理部114、ガーゼ計数処理部115、血液量計測処理部116を有する。
制御処理部111は、X線出力制御部12、画像制御部13、操作表示制御部14、及び重量計測制御部16を制御するための信号やデータを送出する。また、これら各制御部12、13、14、16から信号やデータを受信し、それに基づくデータを、記憶部17に登録したり、各処理部(ガーゼ情報設定処理部112、3次元画像構築処理部113、造影糸長導出処理部114、ガーゼ計数処理部115、血液量計測処理部116)に与えたりする。
ガーゼ情報設定処理部112は、操作表示部15においてユーザによって入力された医療用ガーゼ6に関する情報を操作表示制御部14から取得し、その医療用ガーゼ6に関する情報を記憶部17に設定登録するものである。
ここで、医療用ガーゼ6に関する情報は、例えば、1枚の医療用ガーゼ6に織り込まれているX線造影糸の本数(以下、「造影糸保有本数」とも呼ぶ。)、医療用ガーゼ6に織り込まれているX線造影糸の1本当たりの長さ(以下、「造影糸単位長」とも呼ぶ。)、未使用の医療用ガーゼ6の1枚当たりの重量(以下、「ガーゼ単位重量」とも呼ぶ。)等を含む情報である。
なお、設定登録するX線造影糸の1本当たりの長さについては、実際の医療用ガーゼ6に織り込まれているX線造影糸61の長さを、3次元X線画像上の長さに換算して、その換算後の長さを造影糸単位長として設定登録するようにしてもよい。
3次元画像構築処理部113は、画像制御部13より送られてきた複数の2次元のX線透視画像データに基づいて、3次元のX線画像データを生成する。この処理には、予め主制御部11や記憶部17に登録されているX線発生装置4−1〜4−3とX線撮像機2−1〜2−3の配置位置や向き、撮影条件等の情報も考慮して行うとよい。
造影糸長導出処理部114は、3次元画像構築処理部113により形成された3次元のX線画像に基づいて、その画像に映っている各X線造影糸61の画像を抽出し、その長さを導出する。X線造影糸の画像を抽出するにあたっては、公知の画像処理技術が使用でき、例えば、ハフ変換を用いた線分抽出法等を用いてもよい。また、3次元X線画像上のX線造影糸61の長さを実際の長さに換算するようにしてもよい。
ガーゼ計数処理部115は、造影糸長導出処理部114により導出された1本1本のX線造影糸61の長さの和を算出し、各X線造影糸61の長さの和を、記憶部17に設定登録されている造影糸単位長で割り、X線造影糸61の本数を算出する。これにより、3次元のX線画像に映っている全てのX線造影糸61の本数を算出することができる。
さらに、ガーゼ計数処理部115は、算出したX線造影糸61の本数を、記憶部17に設定登録されている造影糸保有本数で割って得た算出結果(すなわち、商)を、使用済み医療用ガーゼ6の枚数として計数する。ここで、X線造影糸61の本数を造影糸保有本数で割っているのは、1枚の医療用ガーゼ6には、複数本のX線造影糸61がガーゼ繊維62に織り込まれている場合があるからである。従って、1本のX線造影糸61が織り込まれていることが当初からわかっている場合には、この処理を省略するようにしてもよい。
血液量計測処理部116は、重量計測装置5により計測されて、重量計測制御部16から主制御部11に送られた使用済み医療用ガーゼ6の総重量(以下、「使用済みガーゼ総重量」とも呼ぶ。)と、ガーゼ計数処理部115により得られた、使用済み医療用ガーゼ6の枚数と、記憶部17に設定登録されているガーゼ単位重量とに基づいて、全ての医療用ガーゼ6に吸収された血液量を計測する。
より具体的には、血液量計測処理部116は、算出された使用済み医療用ガーゼ6の枚数と、ガーゼ単位重量とに基づいて、未使用の医療用ガーゼ6自体の総重量(以下、「未使用ガーゼ総重量」とも呼ぶ。)を算出する。次に、血液量計測処理部116は、使用済みガーゼ総重量から、未使用ガーゼ総重量を引き算することにより、全ての使用済み医療用ガーゼ6が吸収した血液量を算出する。
X線出力制御部12は、各X線発生装置4−1〜4−3のX線放射に係る電力制御を行なうものである。予め主制御部11に設定された撮影条件に従って制御する。
画像制御部13は、各X線撮像機2−1〜2−3の撮影動作の制御を行うものである。予め主制御部11に設定された撮影条件に従って制御する。各X線撮像機2−1〜2−3によって撮影された2次元のX線透視画像は、画像制御部13によって制御部11に送られる。なお、対となっているX線発生装置4とX線撮像機2の撮像時の動作は、X線出力制御部12及び画像制御部13によって連動するように制御すると良い。
操作表示部15は、ユーザが医療用ガーゼ計数装置10を操作したり、ガーゼ計数や血液量計測に必要な情報を入力したりするための操作部(例えば、操作ボタンや操作画面等)、医療用ガーゼ計数装置10の状態や入力情報、計測結果等を表示する表示部(例えば、ディスプレイ等)を有する。操作表示部15は、例えば、操作画面が表示されるディスプレイ、タッチパネルディスプレイ、物理的なボタン、電源ON/OFFボタン、スタートボタン、ストップボタン、マウス、コードリーダ等の操作部や、情報が表示されるディスプレイ、7セグメントディスプレイ、計器等の表示部を含むものである。
例えば、医療用ガーゼ6の計数前に、ユーザが、操作表示部15の操作部や表示部(例えばディスプレイ等)を操作して、計数・計測条件の設定や、計数対象とする医療用ガーゼ6に関する情報を入力する。医療用ガーゼ6に関する情報は、造影糸保有本数、造影糸単位長、ガーゼ単位重量等を含むものであるが、ユーザはこれらの情報を直接入力するようにしてもよいし、医療用ガーゼ6の品番等を入力するようにしてもよい。後者の場合、医療用ガーゼ計数装置10の記憶部17には、医療用ガーゼ6の品番と、医療用ガーゼ6に関する情報とが対応付けられている対応テーブルが登録されており、操作表示部15でユーザにより入力された医療用ガーゼ6の品番に基づいて、対応する医療用ガーゼ6に関する情報を獲得できるようにしてもよい。
操作表示制御部14は、操作表示部15で入力された情報を主制御部11に与えたり、主制御部11により算出された算出結果を操作表示部15に表示したり、操作画面表示を制御したりするものである。
重量計測制御部16は、重量計測装置5の動作制御を行なうものであり、重量計測装置5に対して電力制御を行なったり、重量計測装置5により計測された計測結果を主制御部11に与えたりする。
記憶部17は、主制御部11の制御に必要な情報を保持したり、主制御部11で算出された結果を記録したり、算出結果のログをとったりするものである。また、記憶部17は、医療用ガーゼ6に関する情報を記憶する。なお、主制御部11により得られた算出結果(例えば、ログ)を記憶する際、医療用ガーゼ計数装置10に設けられている日時情報と対応付けて、日時情報を含む情報(例えばログ情報)を記憶するようにしてもよい。また、患者を特定できる情報と対応付けて記憶するようにしてもよい。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態に係る医療用ガーゼ計数装置10における医療用ガーゼ計数処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6は、実施形態に係る医療用ガーゼ計数処理の動作を示すフローチャートである。
まず、手術後に、計数対象とする複数の使用済み医療用ガーゼ6がガーゼ収容器3に投入され、ガーゼ収容器3が医療用ガーゼ計数装置10にセットされる。
医療用ガーゼ計数装置10では、ユーザが操作表示部15を操作して、医療用ガーゼに関する情報やその他計測に必要な情報が入力される。医療用ガーゼに関する情報は、操作表示制御部14を介して主制御部11に与えられ、主制御部11では、ガーゼ情報設定処理部112により、医療用ガーゼに関する情報が記憶部17に設定登録される(S101)。
次に、ユーザが操作表示部15から計測開始の操作をすると(S102)、ガーゼ収容器3のX線撮影を行なうため、各X線発生装置4−1〜4−3及び各X線撮像機2−1〜2−3の電源がONされて撮像態勢をとる。そして各X線発生装置4−1〜4−3からX線が放射される。X線はガーゼ収容器3に向けて放射され、X線はガーゼ収容器3を透過し、各X線撮像機2−1〜2−3がX線を検出して、X線画像が撮像される(S103)。
なお、各X線撮像機2−1〜2−3がガーゼ収容器3の透視画像を順番に撮像できるようにするため、例えば、所定の順序で、各X線発生装置4−1〜4−3がX線を放射するようにし、対応する各X線撮像機2−1〜2−3が順番にX線画像を撮像するようにしてもよい。
画像制御部13には、各X線撮像機2−1〜2−3により撮像された2次元のX線透視画像データが与えられる。画像制御部13では、そのX線画像データを主制御部11に送る。主制御部11では、制御処理部111が、送られてきたX線画像データを記憶部17に登録する。そして3次元画像構築処理部113が、記憶部17に登録されている各X線撮像機2−1〜2−3の2次元のX線画像に基づいて、3次元のX線画像を構築する(S104)。構築された3次元のX線画像は記憶部17に登録される。
ここで、3次元画像構築処理部113による3次元X線画像の形成方法は、種々の方法を適用できる。例えば、各X線撮像機2−1〜2−3により撮像されたX線画像は2次元透視画像であるため、複数の2次元透視画像を基に3次元画像を構築する3次元再構成法等を適用できる。
具体的に、X線撮像機2−1〜2−3により撮像された2次元X線透視画像は、ガーゼ収容器3を透過したX線の透過量に応じた濃淡が生じる。すなわち、2次元画像における輝度値の大小が生じる。2次元X線画像の輝度値は、対象の形状や構造等の情報であるため、ある基準点(例えば、図2、図3の点P)を基準として、多方向から撮像した各X線撮像機2−1〜2−3の2次元X線画像の各輝度値を基に立体的な画像を構築する。
次に、主制御部11において、造影糸長導出処理部114は、3次元画像構築処理部113により構築された3次元X線画像を利用して、X線造影糸61の長さを導出する(S105)。
ここで、造影糸長導出処理部114は、3次元X線造影糸画像において、X線造影糸61の占める最小単位(例えば、ボクセル)の数に基づいて、X線造影糸61の長さを導出することができる。
例えば、3次元X線画像における1ボクセルの縦の長さと、横の長さと、奥行きの長さとを設定し、造影糸長導出処理部114は、3次元X線造影糸画像を用いた画像処理を行なう。
図7及び図8は、実施形態に係る造影糸長導出処理部114によるX線造影糸の長さの導出方法を説明する説明図である。図9は、実施形態に係る造影糸長導出処理部114により各X線造影糸の特定状況を説明する説明図である。
なお、図7及び図8では、説明を容易にするため、2次元で表記しているが、3次元においても同様の処理により実現できる。また、図7に示すハッチ付きの四角形が閾値を越えた輝度値をもつボクセルを示している。
まず、図7において、造影糸長導出処理部114は、3次元X線画像において、あるボクセルの輝度値と予め設定した閾値とを比較し、閾値を越えるボクセル51はX線造影糸61の存在領域として判断する。
次に、造影糸長導出処理部114は、図7に示すように、輝度値が閾値を越えているボクセル51に隣接するボクセル52に移行し、そのボクセル51の輝度値が閾値を越えているか否かを判断する。さらに、造影糸長導出処理部114は、ボクセル51に隣接するボクセル53に移行し、そのボクセル53の輝度値が閾値を越えているか否かを判断する。このように、造影糸長導出処理部114は、3次元X線画像の全てのボクセルについて、あるボクセル51から順番に隣接するボクセルの輝度値が閾値を越えているか否かを判断していく。
なお、図7では、造影糸長導出処理部114はボクセル51を開始点として、次に判断する隣接ボクセルを螺旋状に動かしていく場合を例示している。しかし、造影糸長導出処理部114は、次に判断する隣接ボクセルを螺旋状に動かしていくことに限定されるものではなく、3次元X線画像における縦方向、横方向、奥行き方向に順番に次の隣接ボクセルを見ていくようにしてもよい。
また、別の方法として、図8に示すように、造影糸長導出処理部114は、3次元X線画像において、所定の単位領域を判断領域としてもよい。単位領域は、図8では、縦3×横3の9個のボクセルの2次元領域としているが、奥行き方向のボクセルを含めた3次元領域であってもよい。
造影糸長導出処理部114は、ある単位領域71を判断領域として、単位領域71内のボクセルのうち、輝度値が閾値を越えるボクセルがあるか否かを判断する。次に、造影糸長導出処理部114は、ある単位領域71の隣接する単位領域72に移行し、その単位領域内のボクセルのうち、輝度値が閾値を越えるボクセルがあるか否かを判断する。このように、造影糸長導出処理部114は、複数のボクセルからなる単位領域を判断領域として、3次元X線画像内を順番に判断するようにしてもよい。
上記のように、造影糸長導出処理部114が、閾値を越えた輝度値のボクセルと、これに隣接する、閾値を越えた輝度値のボクセルとを結合させていくことで、図9に例示するように、3次元X線画像において、1本1本のX線造影糸の像61A〜61Dを区分することができる。
さらに、造影糸長導出処理部114は、各X線造影糸の像61A〜61Dが占めるボクセル数を、X線造影糸の像61A〜61D毎に計数する。ここで、3次元X線画像において、複数のX線造影糸の像が交差する場合が生じ得る。この場合、造影糸長導出処理部114は、複数のX線造影糸の像が交差している領域のボクセル数を、複数のX線造影糸の像のそれぞれの長さと捉える。つまり、交差している各X線造影糸の像61A〜61Dの長さの算出のために、交差領域のボクセル数を加えることとする。
上記のように、造影糸長導出処理部114は、各X線造影糸の像61A〜61Dのボクセル数を求め、そのボクセル数にボクセルの長さ(縦長、横長、奥行き長、対角長等)を乗算することで、3次元X線画像上での各X線造影糸の像61A〜61Dの長さを導出する。
次に、ガーゼ計数処理部115が、造影糸長導出処理部114により導出された各X線造影糸61A〜61Dの長さの和を算出し、各X線造影糸61の長さの和を、記憶部17の造影糸単位長で割る。これにより、X線造影糸61の本数を算出できる(S106)。
そして、医療用ガーゼ6に1本のX線造影糸61が織り込まれている場合、ガーゼ計数処理部115は、上記X線造影糸61の本数を、医療用ガーゼ6の枚数とみなして算出する(S107)。なお、上述したように、複数のX線造影糸61が織り込まれている場合には、1枚の医療用ガーゼ6に織り込まれているX線造影糸61の本数でさらに割ることで、医療用ガーゼの枚数を算出できる。
血液量計測処理部116は、算出された使用済み医療用ガーゼ6の枚数と、ガーゼ単位重量とに基づいて未使用ガーゼ総重量を算出する。そして、血液量計測処理部116は、使用済みガーゼ総重量から、未使用ガーゼ総重量を引き算することにより、全ての使用済み医療用ガーゼ6が吸収した血液量を計測する(S108)。
(A−3)実施形態の効果
以上のようにして、この実施形態によれば、医療用ガーゼに織り込まれているX線造影糸の長さを計測し、全てのX線造影糸の長さの和を求め、これを1本当たりのX線造影糸の長さで割ることで得た算出結果(すなわち、商)に基づいて、医療用ガーゼの枚数を計数することができる。
その結果、この実施形態によれば、薄く、かつ、柔らかい医療用ガーゼを取り分けることなく、使用済み医療用ガーゼの枚数を正確に計数することができる。
また、この実施形態によれば、1枚ずつ使用済み医療用ガーゼを取り分ける必要がないため、1枚ずつ使用済み医療用ガーゼを広げる手間を省ける。さらに、血液が人間に付着して生じ得る血液感染等を防ぐことができる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても、種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(B−1)上述した実施形態では、3次元X線画像における、各X線造影糸の長さを求め、全てのX線造影糸の長さの和を求める場合を例示した。しかし、各X線造影糸の長さを求めるのではなく、3次元X線画像上で、全てX線造影糸が占める領域に含まれるボクセル数を計数し、そのボクセル数にボクセルの長さを乗算し、その解を全てのX線造影糸の長さとみなすようにしてもよい、なお、複数のX線造影糸が交差している領域については、交差しているX線造影糸の数に応じて、交差領域に含まれるボクセル数を加算することが必要となる。
(B−2)上述した実施形態では、3対のX線発生装置とX線撮像機を備える場合を例示した。しかし、2対のX線発生装置とX線撮像機を備える場合であっても良い。この場合もX線撮像機とX線発生装置との間の各軸を交差するよう各X線撮像機と各X線発生装置を配置すると好ましく、より好ましくは、2つのX線発生撮像対の各軸が直角に交わるようにする。
また、4対以上のX線発生装置とX線撮像機を備え、各軸を交差するよう配置すると、構築される3次元X線画像の精度が向上するという点で好ましい。この場合は、少なくとも3つ以上の軸が同一平面上で等角度で交わるようにするとより好ましい。
(B−3)また、一対のX線発生装置とX線撮像機とが相対的位置を維持しつつ点Pを中心に旋回させて、異なる角度でX線画像を複数撮影するようにしても良い。例えば、C型アーム(いわゆるCアームとも呼ぶ。)にX線発生装置とX線撮像機とをC型アームの回転軸を挟んで対向するように取り付けて、Cアームを回転して、異なる回転位置でガーゼ収容器のX線画像を複数撮像するものであってもよい。この場合は、Cアームの回転軸上に点Pが位置するようにCアームの内側にガーゼ収容器を配置するとよい。また、等角度回転する毎に撮影するようにすると好ましい。これにより、一対のX線発生装置とX線撮像機で3次元のX線画像の構築に必要な複数の2次元X線画像を得る事が出来る。
(B−4)上述した実施形態では、X線発生装置とX線撮像機を複数対設ける場合で説明したが、1つのX線発生装置を移動及び回転可能に設けて、複数のX線撮像機に対して共用するようにしても良い。この場合、それぞれX線撮像機に対して所定の位置及び向きになるようにX線発生装置を移動させると良い。また、同様に1つのX線撮像機を移動及び回転可能に設けて、複数のX線発生装置に対して共用するようにしても良い。この場合、それぞれX線発生装置に対して所定の位置及び向きになるようにX線撮像機を移動させると良い。
(B−5)上述した実施形態において、X線造影糸の長さの導出方法は、上述した実施形態で説明した方法に限定されるものではなく、種々の方法を広く適用できる。
10…医療用ガーゼ計数装置、1…制御装置、2−1〜2−3…X線撮像機、3…ガーゼ収容器、4−1〜4−3…X線発生装置、5…重量計測装置、
11…主制御部、112…ガーゼ情報設定処理部、113…3次元画像構築処理部、114…造影糸長導出処理部、115…ガーゼ計数処理部、116…血液量計測処理部、
12…X線出力制御部、13…画像制御部、14…操作表示制御部、15…操作表示部、16…重量計測制御部、17…記憶部。

Claims (3)

  1. 1又は複数の造影糸が織り込まれている複数のガーゼを収容するガーゼ収容部に向けてX線を放射するX線発生部と、
    上記ガーゼ収容部に対して複数の2次元X線透視画像を撮像するX線画像撮像部と、
    上記X線画像撮像部により得られた複数の2次元X線透視画像を基に、3次元X線画像を構築する画像処理部と、
    上記3次元X線画像における上記各造影糸の長さを導出する造影糸長導出処理部と、
    上記各造影糸の長さの和を、予め設定された造影糸単位長で除算して得られた除算結果に基づいて、上記ガーゼの枚数を算出するガーゼ計数処理部と
    を備えることを特徴とするガーゼ計数装置。
  2. 上記ガーゼ収容部の重量を計測する重量計測部を更に備え、
    上記制御部が、上記重量計測部により計測された重量と、上記ガーゼの枚数とに基づいて、上記複数のガーゼに吸収されている液量を計測する
    ことを特徴とする請求項1に記載のガーゼ計数装置。
  3. X線発生部が、1又は複数の造影糸が織り込まれている複数のガーゼを収容するガーゼ収容部に向けてX線を放射し、
    X線画像撮像部が、上記ガーゼ収容部に対して複数の2次元X線透視画像を撮像し、
    画像処理部が、上記X線画像撮像部により得られた複数の2次元X線透視画像を基に、3次元X線画像を構築し、
    造影糸長導出処理部が、上記3次元X線画像における上記各造影糸の長さを導出し、
    ガーゼ計数処理部が、上記各造影糸の長さの和を、予め設定された造影糸単位長で除算して得られた除算結果に基づいて、上記ガーゼの枚数を算出する
    ことを特徴とするガーゼ計数方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110786936A (zh) * 2019-11-15 2020-02-14 淳安县环程医疗器械有限公司 一种手术用纱布取用清点装置
CN115588096A (zh) * 2022-12-13 2023-01-10 杭州康基医疗器械有限公司 内窥镜手术中纱布的智能识别和计数方法及装置

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