JP2018046790A - 位置推定装置、位置推定方法及び位置推定プログラム - Google Patents

位置推定装置、位置推定方法及び位置推定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易な構成で迷子になったペット、小さな子供、高齢者の位置の推定精度を向上することができ、動物の探索を効率よくすることができる。【解決手段】自装置の位置を取得する取得部と、動物が有する発信器からの信号を受信する受信部と、受信部が受信した信号から、発信器から自装置までの距離を測定する距離測定部と、受信部が複数の異なる時刻に受信した信号で求められた各距離と、各時刻において取得した自装置の位置とから、発信器を有する動物の位置を推定する推定部と、推定部で得られた推定位置を出力する出力部とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、位置推定装置に関し、特に、飼育者による動物の保護、または、保護者による子供や高齢者の保護に利用する位置推定装置、位置推定方法及び位置推定プログラムに関する。
従来から、迷子になった動物を探す場面が多い。例えば、飼い猫や飼い犬等のペットが迷子になると、飼い主は、近所を歩きまわって探す必要がある。また、小さな子供が迷子になった場合も、保護者は、子供の名前を呼びながら、周辺を歩きまわって探す必要がある。さらに、子供だけでなく、自分の家に戻れなくなった高齢者が迷子になった場合も、同様である。
例えば、迷子になった飼い猫を探す場合、その飼い猫が好む場所を中心に探し回ったりするが、すぐに見つけられないことも多い。仮に、飼い主が、迷子の猫とは異なる方向に進んだ場合、時間の経過と共にお互いが異なる方向に進むことが考えられ、さらに見つけにくくなる問題がある。また、小さな子供や高齢者が迷子になった場合にも、同様に保護者は、周囲を歩き回って探索することが一般的である。
これに対し、例えば、通信端末を利用して、迷子の子供や高齢者を探索する技術が開発されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2016−17893号公報 特開2015−115696号公報
ところで、特許文献1及び2に記載される上述の技術は、大掛かりなシステムが必要であり、簡易に実現することができない。
そこで、本発明は、比較的簡易な構成で、迷子になったペット、小さな子供、高齢者等の動物の位置の推定精度を向上することができ、動物の探索を効率よくすることができる位置推定装置、位置推定方法及び位置推定プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る位置推定装置は、動物が有する発信器から送信される信号を受信可能な可搬型の端末装置から、端末装置の位置と、端末装置が発信器から受信した信号で測定される前記発信器から端末装置までの距離情報とを受信する受信部と、端末装置を使用者が運搬する過程において、発信器から端末装置までの距離情報を複数回受信し、これら複数の距離情報から、発信器を有する動物の位置を推定する推定部と、推定部で得られた推定位置を出力する出力部とを備える。
本発明によれば、比較的容易な構成で迷子になったペット、小さな子供、高齢者等の動物の位置の推定精度を向上することができ、動物の探索を効率よくすることができる。
実施形態に係る位置推定装置の構成を説明するブロック図である。 実施形態に係る位置推定システムの概要を説明する説明図である。 実施形態に係る位置推定システムの構成を説明するブロック図である。 実施形態に係る位置推定装置で利用されるデータ構成の一例を説明するデータ構成図である。 実施形態に係る位置推定装置で利用する位置推定方法の原理を説明する図である。 実施形態に係る位置推定装置で利用する位置推定方法の処理の一例を説明するフローチャートである。 実施形態に係る位置推定装置における位置推定を説明する説明図である。 実施形態に係る位置推定装置における位置推定を説明する説明図である。 実施形態に係る位置推定装置において位置推定の結果を出力する出力画面の一例である。 実施形態に係る位置推定装置の構成の一例を説明する回路構成図である。
以下に、図面を用いて本発明の実施形態に係る位置推定システムについて説明する。実施形態に係る位置推定システムは、ペット、子供、高齢者等の動物の位置を推定するものである。ユーザは、迷子等で動物の位置が不明となりその動物の位置を探索する際に、この位置推定システムを使用する。ユーザは、この位置推定装置を携帯しながら動物のいると思われる範囲を移動する。位置推定装置は、動物に取り付けた発信器から発信される信号を受信すると、受信した信号を利用しながら、動物の位置を推定する。したがって、ユーザは、推定された位置に近づくように動くことで、動物を探し出すことができる。以下の説明において、同一の構成については、同一の符号を用いて説明を省略する。
本実施形態において、「取得部」は、自装置の位置を取得するものである。「受信部」は、動物が有する発信器からの信号を受信するものである。「距離測定部」は、受信部が受信した信号から、発信器から自装置までの距離を概略測定するものである。「推定部」は、受信部が複数の異なる位置・時刻に受信した信号で求められた各概略距離と、各時刻において取得した自装置の位置とから、発信器を有する動物の位置を推定するものである。「演算部」は、取得部で前回得られた自装置の位置から今回新たに得られた自装置の位置までを結ぶベクトルを求めるものである。「誘導部」は、演算部で得られたベクトルにもとづいて、動物の位置推定上有利となる方向に移動するよう誘導する誘導情報を生成するものである。「画像生成部」は、取得部が取得した自装置の位置と、推定部で得られた動物の推定位置とを含むマップ画像を推定結果として生成するものである。「出力部」は、推定部で得られた推定位置を出力するものである。
図1に示すように、実施形態に係る位置推定装置1は、自装置の位置を取得する取得部101と、動物が有する発信器からの信号を受信する受信部102と、受信部102が受信した信号から、発信器から自装置までの距離を測定する距離測定部103と、受信部102が複数の異なる時刻に受信した信号で求められた各距離と、各時刻において取得した自装置の位置とから、発信器を有する動物の位置を推定する推定部104と、推定部104で得られた推定位置を出力する出力部108とを備える。
以下では、位置推定装置1は、図2に示すように、位置推定装置1のユーザであって、位置推定の対象Tである猫の飼い主が有する装置であって、飼い猫が迷子になった場合に、猫の首輪等につけられた発信器2から発信される信号を用いて対象Tである猫の位置を推定するものとして説明する。
例えば、図3に示すように、位置推定装置1は、中央処理装置(CPU)10、記憶装置11、入力装置12、表示装置13、受信器14、通信I/F15を備え、ユーザの有するスマートフォン等の携帯可能な情報処理装置を利用して、実現することができる。具体的には、位置推定装置1として利用する情報処理装置の記憶装置11に記憶される位置推定プログラムPを実行することで、CPU10が、取得部101、受信部102、距離測定部103、推定部104、演算部105、誘導部106、画像生成部107及び出力部108として処理を実行する。
入力装置12は、位置推定装置1のユーザが操作信号の入力に使用する操作ボタンやタッチパネル等である。
表示装置13は、位置推定装置1において、推定定結果等の出力画面を表示するディスプレイである。
受信器14は、位置推定の対象Tに付けられた発信器2から発信された信号を受信し、その電波強度を測定可能な受信装置である。この電波強度は電磁気学的原理により、受信機14と発信器2との距離に応じて変化するため、距離の測定に利用できる。ただし、原理的にその測定精度は低く、真値に対して数%以上の誤差を含む。
発信器2から発信される信号は、発信器2の位置情報を含む必要はなく、少なくとも発信器2の識別情報を含めばよい。以下の説明では、受信器14は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の信号を受信するものとして説明する。この場合、対象Tには、例えば、所定時間毎にBLE信号を発信する発信器2を有する必要がある。
通信I/F15は、インターネット網等のネットワーク(図示せず)を介して外部の装置とのデータの送受信を実現する通信インタフェースである。
記憶装置11は、位置推定プログラムPの他、画像データ110、位置データ111、対象データ112、距離データ113、推定データ114、ベクトルデータ115及び誘導データ116を記憶する。
画像データ110は、位置推定装置1において、表示装置13に表示する出力画面等の生成に利用されるデータである。
位置データ111は、取得部101が取得した位置推定装置1の位置情報と、位置情報を取得した時刻情報とが関連付けられるデータである。
対象データ112は、位置推定装置1の位置推定の対象Tの識別情報に関するデータである。
距離データ113は、受信部102で受信した信号に基づいて距離測定部103で測定された位置推定装置1と対象Tとの概略距離と、距離の測定に利用した信号を受信した時刻情報とが関連付けられるデータである。
推定データ114は、受信部102で受信した信号に基づいて推定部104で推定した対象Tの推定位置と、位置推定に利用した信号を受信した時刻情報とが関連付けられるデータである。
ベクトルデータ115は、取得部101で受信した位置測定装置1の位置情報に基づいて演算部105で演算された異なる時刻の位置を結ぶベクトルと、位置情報を取得した時刻情報とが関連づけられるデータである。
誘導データ116は、取得部101で取得した位置情報に基づいて誘導部106で生成された誘導情報と、位置情報を取得した時刻情報とが関連付けられるデータである。
なお、図1に示す例では、位置データ111、距離データ113、推定データ114、ベクトルデータ115及び誘導データ116を別々のデータとして記憶しているが、図4に示すように、1のデータに全ての情報が含まれる構成であってもよい。
例えば、図4に示す例では、位置推定装置1は、時刻t1に自装置である位置推定装置1の位置として「P1」を取得し、時刻t1に受信した信号を発信した発信器2と位置推定装置1の概略距離として「L1」が測定されたことが分かる。なお、位置を推定するためには、幾何学的な制約により3つ以上の異なる位置にて求めた距離が必要である。したがって、時刻t1に受信した信号から測定された概略距離「L1」のみから発信器2の位置、すなわち、対象Tの推定位置を求めることはできない。また、ベクトルを求めるためにも、複数の地点における位置推定装置1の位置が必要であるため、時刻t1に取得した位置「P1」のみからベクトルを求めることはできない。
また、図4に示す例では、位置推定装置1は、時刻t1,t2,t3に位置推定装置1の位置として「P1,P2,P3」および、距離「L1,L2,L3」を取得し、これら距離から推定位置「Q3」を求めたことが分かる。さらに、P1,P2から、位置推定装置1のベクトルV1,2を求めたこと、さらにP2,P3から、ベクトルV2,3を求めたことが分かる。
取得部101は、例えば、GPS(全地球測位システム)の電波を取得し、取得した電波から、自装置である位置推定装置1の位置を特定する。また、取得部101は、特定した自装置の位置を、時刻と共に、記憶装置11で記憶される位置データ111に追加する。例えば、取得部101は、定期的なタイミングで電波を受信して位置測定装置1の位置を特定してもよいし、受信部102が信号を入力したタイミングで位置推定装置1の位置を特定してもよい。
受信部102は、受信器14が受信した信号が入力される。ここで、受信部102で受信した信号から、位置推定の対象Tからの信号のみを距離測定部103に出力する。位置推定装置1では、位置推定の対象Tが有する発信器2が使用する信号の識別情報を対象データ112として、記憶装置11に記憶している。これにより、受信部102は、受信した信号のうち、対象Tの発信器2の識別情報の信号のみを距離測定部103に出力することができる。
距離測定部103は、受信器14から入力された信号から、位置推定装置1から、位置を推定する対象Tまでの距離を測定する。また、距離測定部103は、信号を受信した時刻と、信号を受信した際の位置推定装置1の位置と、特定位置とを関連付けて、記憶装置11で記憶される距離データ113に追加する。
BLEの信号の電波強度は、発信器2で発信された後、所定の減衰率で、距離に応じて減衰する。したがって、距離測定部103は、その減衰率に基づき、発信器2から受信器14までの距離、すなわち、発信器2から位置推定装置1までの距離を測定することができる。
推定部104は、複数の異なる地点・時刻にて受信した信号から距離測定部103で測定された距離を利用して、発信器2の位置、すなわち、対象Tの位置を推定する。また、推定部104は、得られた推定位置を、信号を受信した時刻と共に、記憶装置11に記憶される推定データ114に蓄積する。
例えば、推定部104は、時系列フィルタリングを利用する。具体的には、推定部104は、いわゆるパーティクルフィルタ(粒子フィルタ)を利用して対象Tの位置を推定する。ここで、推定部104が利用するパーティクルフィルタは、不規則な移動を行う対象物の位置推定に使える時系列データの予測手法である。例えば、画像処理による物体追跡に利用されるものである。複数のサンプルデータとして異なる複数の時刻に取得した誤差を含むデータを集めてパーティクルフィルタを利用することで、推定対象の位置をできるだけ誤差を小さくして推定することができる。
<パーティクルフィルタが必要な理由>
誤差を含む時系列信号を用いた移動体の位置推定によく用いられる手法として、カルマンフィルタがある。カルマンフィルタは、少ない計算コストで理論的に最適な位置推定が可能な優れた手法であるが、(条件1)移動体の運動モデルが比較的単純であること(線形性があること)、(条件2)誤差の確率分布が正規分布に従っていること、という制約を満たす場合しか使えない。したがって、本システムが対象とする猫等の動物では、予測不能な複雑な運動を行うため、カルマンフィルタを適用するのは難しい。
パーティクルフィルタは、前記(条件1)および(条件2)が成立しなくても適用可能な手法である。粒子(パーティクル)と呼ばれる仮想的な推定点を計算機上でランダムに多数発生させ、各計測値に対する尤度を用いて各パーティクルを評価して絞り込むことで、誤差をできるだけ最小化して位置推定を実施することができる。
さて、位置推定処理は、一定の周期で、自己位置の特定、対象Tとの距離測定、対象Tの位置推定という一連のステップを繰り返す形式とする。これをステップ1回目、2回目、・・・N回目と表す。
<基礎円>
また、『取得部101がある時刻tに受信した自己位置Ptを中心位置とし、同じ時刻tに距離測定部103で得られた距離Ltを半径とする仮想的な円』のことを、『(時刻tの)基礎円 Ct』と呼ぶことにする。
<パーティクル初期化>
まず推定処理のステップ1回目について説明する。この時刻をt1とする。推定部104は、基礎円Ct1の円周付近に、M個のパーティクル(粒子)を乱数でランダムに配置したデータを発生させ、これを保持しておく。ここでMは数百〜数千程度の定数である。これをパーティクルの初期化と呼ぶ。
以下、時刻tiにおけるk番目のパーティクルの位置ベクトルを
Xti,k(k=0,1,2,3,...,M-1)と表すことにする。
<パーティクル初期分布>
前記パーティクルの初期化に用いる乱数の確率分布は、基礎円Bの中心からの距離Rと、方位角度θよって定める(図5(a))。Rの確率分布は、基礎円の半径を平均値とする正規分布とする。また、θの確率分布は0度〜360度範囲内の一様分布とする。
<パーティクルフィルタ全体概要>
次に、推定処理のn回目(n>1)ステップにおいて、推定部104は、対象Tの位置推定値の更新を行うが、そこでは(a)パーティクルの予測、(b)尤度の計算、(c)パーティクルのリサンプリング、(d)推定位置の更新、という詳細ステップが含まれる。以下それらについて説明する。
<(a)パーティクルの予測>
「パーティクルの予測」とは、k-1回目のステップにおいて保持されている全てのパーティクルの位置を各々移動させることである。これは各パーティクルを対象Tに見立て、その移動をシミュレートすることに相当している。ここで、パーティクルの移動量は対象Tの運動特性に合わせて適切に設定する。例えば対象Tの最大移動速度に応じて最大移動可能範囲を設定し、その範囲内でランダムに移動先を決める、などである。すなわち、
Xtn,k=Xt(n-1),k+ΔXk: ただし、ΔXkはk番目のパーティクルの移動量ベクトル
ΔXk=random(0,|ΔXmax|):ただし、random(C,R)は、中心Cから半径Rの円内の位置を一様乱数で選択し、その位置ベクトルを返す関数とする。また、ΔXmaxは、Tの最大移動可能量を表すベクトルとする。
<(b)尤度の計算>
「尤度の計算」とは、「(a)パーティクルの予測」で予測を終えた各々のパーティクルについて尤度wtn,kを計算することである。ここでの尤度は、各パーティクルの位置に対象Tが存在すると仮定した場合に、その時刻の基礎円Ctnが計測されうる確率を表したものである。たとえば、k番目のパーティクル位置と自己位置との距離値Jtn,kに対し、基礎円の半径Rtnを平均値とする正規分布の確率密度関数を適用することで尤度を計算できる。すなわち、
wtn,k=pdf_norm(Rtn,S,Jtn,k)
である。ただし、pdf_norm(m,s,c)は、平均値m,標準偏差sの正規分布における、値cに対する確率密度関数(probability densitiy function)である。
また、Sは距離測定値の標準偏差であり、使用するBLE機器の特性などに応じて適切に設定する。
<(c)パーティクルのリサンプル>
「パーティクルのリサンプリング」とは、「(b)尤度の計算」にて計算された尤度を使って各パーティクルを抽出する処理である。その際、尤度が高いパーティクルほど、抽出される可能性が高くなるように調整する。したがって、尤度が低いパーティクルは消滅させる場合もある。なおリサンプリング後もパーティクルの個数は一定とするため、尤度の高いパーティクルは複数回抽出することがある。
<(d)Tの推定位置の更新>
「Tの推定位置の更新」とは「(c)パーティクルのリサンプリング」にて得られたパーティクルのうち最も尤度の高いパーティクルを選び、その位置を、対象Tの新たな位置として採用することである。ただし、この更新結果を実際のTの推定位置として採用するのは、繰り返しステップn=3回目以降とする。理由は、幾何学的制約である。少なくとも相異なる3個以上の自己位置からの距離値がないと、幾何学的にTの位置を求められない。
<パーティクルフィルタの実行例>
例えば、図6(a)は、推定部104で対象Tの位置を推定する際の、位置推定装置1と対象Tの位置関係と、利用するパーティクル(粒子)の関係を示す例である。ここで、パーティクルは、対象Tが存在する可能性のある位置を特定する点である。図6(a)における複数の円は、時刻t1,t2,t3に得られた基礎円Ct1,Ct2,Ct3を描いたものである。
<パーティクルフィルタによって位置推定ができる理由>
ある時刻t11におけるパーティクルの尤度は、「(b)尤度の計算」にて説明したように、基礎円 Ct1 の円周付近で高くなり、そこから離れるほど低くなるように設定している。そのため、「(c)パーティクルのリサンプリング」により Ct1 の円周付近のパーティクルの密度が高くなる。
また、同様に時刻t2におけるパーティクルの密度は、基礎円Ct2の円周付近で高くなる。さらに時刻t3でも同様に基礎円Ct3は円周付近のパーティクルの密度を高める。
したがって、このような処理を繰り返すことにより、基礎円Ct1,Ct2,Ct3,...の円周が重なり合った位置付近のパーティクル密度が高まることになる。この高密度領域は対象Tが存在する可能性が高い領域に相当するので、例えばこの領域の重心位置を求めることにより、最終的に対象Tの位置を推定することができる。
<計測者誘導>
またこの際、これら複数の基礎円の配置の具合によって、対象Tの位置推定の精度は異なる。いま、対象Tが静止していると考え、さらに、距離計測に全く誤差がない場合を考えてみる。相異なる(あいことなる)複数の位置から計測した距離値を用いて、対象Tの位置を求めようとする場合、幾何学的な原理により、少なくとも3個以上の計測値があり、かつ各計測位置が同一直線上に位置しないとき、それぞれの距離値を半径とする円の交点を求めることができ、それが対象Tの位置となる(図5(b))。
したがって、推定装置1の移動経路が一直線状になるのは好ましくなく、適度に方向を変化させながら移動する必要があることが分かる。
前記の議論は、距離の測定誤差や対象Tの移動を考慮した場合も基本的に同様である。本システムでは、パーティクルフィルタにより、対象Tの移動や距離の測定誤差を勘案して尤度を計算し、確率的に対象Tの位置を推定するが、幾何学的な原理は前記と同様である。
演算部105は、取得部101で前回得られた位置推定装置1の位置から今回新たに得られた位置推定装置1の位置までを結ぶベクトルを求める。また、演算部105は、求めた演算結果を、対象の信号を受信した時刻と共に、記憶装置11に記憶されるベクトルデータ115に蓄積する。
例えば、図6(a)に示すように、位置推定装置1が点P1にあった後、図6(b)に示すように、位置推定装置1が点P2に移動したとする。この場合、点P1から点P2までのベクトルV1,2を求める。
<誘導情報の生成>
誘導部106は、演算部105で得られたベクトルと異なる方向に移動するよう誘導する誘導情報を生成する。これにより、誘導部106は、一直線でない方向に移動するよう誘導する。この誘導情報は具体的には、次に進むべき移動方位角度φであり、図7に示すφ1〜φ2または-φ1〜-φ2の角度範囲内の角度として生成する。
ここで図7について説明する。直前の移動位置P1,P2を通る直線をMとする。Mと並行で、かつ距離E離れている直線をMA,MBとする。ここでEは適当に定めたシステム定数である。
次に点PA,PA',PB,PB'は、点P2を中心とし、ベクトルV1,2の長さを半径とする円と、直線MA,MBが交わる4つの点である。そして、角度φ1は直線Mと線分P2-PA'がなす角であり、φ2は直線Mと線分P2-PAがなす角である。
距離Eの値は、システムで実際に使用する距離測定部103の精度特性を反映して、その距離値の分布の標準偏差の少なくとも2倍以上の値とする。可能であれば3倍以上が望ましい。
移動方位角度φは、φ1〜φ2または-φ1〜-φ2の角度範囲内で決定するが、対象Tへ接近しながら探索するというシステムの目的を達成するため、さらなる調整を行う。
すなわち、P1からP2へと自己位置が移動するにつれて、対象Tとの距離が増加している場合、つまり、Lt1<Lt2である場合には、90°≦φ≦φ2または-90°≧φ≧-φ2なるφとして決定する。
また逆にLt1>Lt2である場合には、φ1≦φ<90°または-φ1≧φ≧-90°なるφとして決定する。
さらに前記に加えて、角度φの決定方法は本発明を搭載するシステムの外部構成や運用状況を加味して適切に決めればよい。例えば、GoogleMap(登録商標)のようなインターネットで提供される地図情報を援用できるシステムの場合は、前記角度範囲内でユーザが実際に移動可能な道路の方向に合わせて誘導情報を生成することが考えられる。
また例えば、もっと単純なシステムの場合には、指定範囲内でランダムに決定することもできる。
誘導部106は、前記のごとく生成した誘導情報である移動方向角度φを、対象の信号を受信した時刻とともに、記憶装置11に記憶される誘導データ116に蓄積する。
<画面表示関係>
画像生成部107は、取得部101が取得した位置推定装置1の位置と、推定部104で得られた推定位置とを含むマップ画像を推定結果として生成する。このとき、画像生成部107は、異なる時刻に得られた信号を用いて推定部104で得られた複数の推定位置を含む推定結果を生成する。また、画像生成部107は、複数の推定位置と共に、推定位置に存在したと推定した時刻を含む推定結果を生成する。さらに、画像生成部107は、誘導部106が誘導データを生成したとき、誘導情報を含む推定結果を生成する。
出力部108は、取得部101が取得した位置推定装置1の位置と、推定部104で得られた推定位置とを用いて画像生成部107が生成した推定結果を出力する。例えば、出力部108は、表示装置13に、図8(a)〜図8(c)に示すような出力画面を表示する。
<フローチャート>
図9に示すフローチャートを用いて、位置推定装置1で実行される位置推定方法について説明する。位置推定装置1は、まず、ユーザに携帯されながら移動され、発信器2から発信された信号を受信する(S1)。
また、位置推定装置1は、自装置である位置推定装置1の位置を取得する(S2)。この位置は、位置データ111として記憶装置11に記憶される。
位置推定装置1は、ステップS1で受信した信号から、位置推定装置1から発信器2までの距離、すなわち、対象Tまでの距離を測定する(S3)。この距離は、距離データ113として記憶装置11に記憶される。
位置推定装置1は、ステップS2で取得した位置推定装置1の位置と、ステップS5で測定した距離とを使用して、パーティクル処理を実行する(S4)。
位置推定装置1は、パーティクル処理の結果として、対象Tの位置を推定する(S5)。この推定位置は、推定データ114として記憶装置11に記憶される。
位置推定装置1は、ステップS2で取得した異なる時刻の位置推定装置1の位置を使用して、ベクトルを演算する(S6)。このベクトルは、ベクトルデータ115として記憶装置11に記憶される。
位置推定装置1は、ステップS6で得られたベクトルを使用して、誘導情報を生成する(S7)。この誘導情報は、誘導データ116として記憶装置11に記憶される。
位置推定装置1は、ステップS5で得られた推定位置と、ステップS7で得られたベクトルとを用いて出力画像を生成する(S8)。
位置推定装置1は、ステップS8で得られた出力画像を出力する(S9)。
位置推定装置1は、対象Tの推定を継続する間、ステップS1〜S9の処理を繰り返す(S10)。
なお、上述した例では、位置推定装置1は、表示装置13に推定結果や誘導情報等を含む出力画面を表示するものとして説明したが、スピーカ(図示せず)を利用して、推定結果や誘導情報を出力可能としてもよい。
このように、実施形態に係る位置推定装置1では、対象Tの動物を探索する際、対象Tの動物が有する発信器2からの信号を受信し、位置を推定することができる。したがって、ユーザは、この位置推定装置1を携帯して移動することで、探索の際に誤った方向に進むことを防止し、どの方向に進めばよいのかを把握することが可能となり、探索を効率よく進めることができる。
ここで、BLE信号の発信器2は、消費電力が低い。したがって、発信器2の電池交換の必要回数は極めて少なくて済む。例えば、猫等のペットの首輪に発信器2を付ける場合、ペットが首輪を交換する期間程度、同一の電池で対応することも可能である。
また、BLE信号の発信器2は、小型及び低コストであるため、容易にペットの首輪、子供や高齢者の洋服に付けることができる。
さらに、多くのスマートフォン等の情報処理装置でBLE信号の受信器14が内蔵されている。したがって、ユーザは、わざわざ単体の位置推定装置1を購入する必要はなく、もともと持っている自身のスマートフォンに専用のアプリケーション(位置推定プログラムP)のみをインストールすることで、スマートフォンを位置推定装置1として利用することができる。
記憶装置11は、位置推定装置1が動作上必要とする各種プログラムやデータを記憶する記録媒体である。記憶装置11は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)などにより実現可能である。
また、位置推定装置1のCPU10が位置推定プログラムP等を実行することにより、実現することとしているが、これは位置推定装置1に集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成した論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現してもよく、上記実施の形態に示した複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現することとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称することもある。
すなわち、図10に示すように、位置推定装置1は、取得回路101aと、受信回路102aと、距離測定回路103aと、推定回路104aと、演算回路105aと、誘導回路106aと、画像生成回路107aと、出力回路108aとから構成してもよく、それぞれの機能は、上記実施の形態に示した同様の名称を有する各部と同様である。
また、上記位置推定プログラムPは、CPU10が読み取り可能な記録媒体に記録していてもよく、記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、検索プログラムは、当該検索プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介してプロセッサに供給してもよい。なお、映像表示プログラムが電子的な伝送によって具現化した、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現し得る。
なお、位置推定プログラムPは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Java(登録商標)、swiftなどのコンパイラ言語などを用いて実装できる。
この発明は、迷子になったペット、小さな子供、高齢者等の動物の位置の推定精度を向上することができ、動物の探索を効率よくすることができるという効果を有し、位置推定装置全般に適用可能である。
1 位置推定装置
10 CPU
101 取得部
102 受信部
103 距離測定部
104 推定部
105 演算部
106 誘導部
107 画像生成部
108 出力部
11 記憶装置
P 位置推定プログラム
110 画像データ
111 位置データ
112 対象データ
113 距離データ
114 推定データ
115 ベクトルデータ
116 誘導データ
12 入力装置
13 表示装置
14 受信器
15 通信I/F
2 発信器

Claims (8)

  1. 動物が有する発信器から送信される信号を受信可能な可搬型の端末装置から、当該端末装置の位置と、当該端末装置が発信器から受信した信号で測定される前記発信器から当該端末装置までの距離情報とを受信する受信部と、
    前記端末装置を使用者が運搬する過程において、前記発信器から前記端末装置までの距離情報を複数回受信し、これら複数の距離情報から、前記発信器を有する動物の位置を推定する推定部と、
    前記推定部で得られた推定位置を出力する出力部と、を備える位置推定装置。
  2. 前記受信部が受信する端末装置の位置と、距離情報とを、受信時刻と関連づけた集計データとして、集計データ記憶部に記憶させる記憶処理部をさらに備える請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 前記推定部は、パーティクルフィルタを利用して前記動物の位置を推定する請求項1又は2に記載の位置推定装置。
  4. 前記推定部は、時間の経過に応じた尤度関数を考慮して位置を推定する請求項3に記載の位置推定装置。
  5. 前記出力部は、前記推定部で得られた複数の推定位置を含むマップを出力する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の位置推定装置。
  6. 前記集計データ記憶部に記憶した、端末装置の異なる時刻の複数の位置に関して、これら複数の位置同士の幾何学的配置から、当該端末装置の移動方向を一直線ではない方向に移動するように誘導する誘導部をさらに備え、
    前記移動方向情報を前記出力部にさらに出力する、請求項2に記載の位置推定装置。
  7. 動物が有する発信器から送信される信号を受信可能な可搬型の端末装置から、当該端末装置の位置と、当該端末装置が発信器から受信した信号で測定される前記発信器から当該端末装置までの距離情報とを受信する受信ステップと、
    前記端末装置を移動させつつ、前記発信器から前記端末装置までの距離情報を複数回受信し、これら複数の距離情報から、前記発信器を有する動物の位置を推定する推定ステップと、
    前記推定部で得られた推定位置を出力する出力ステップと、を備える位置推定方法。
  8. 位置推定装置に、
    動物が有する発信器から送信される信号を受信可能な可搬型の端末装置から、当該端末装置の位置と、当該端末装置が発信器から受信した信号で測定される前記発信器から当該端末装置までの距離情報とを受信する受信機能と、
    前記端末装置を移動させつつ、前記発信器から前記端末装置までの距離情報を複数回受信し、これら複数の距離情報から、前記発信器を有する動物の位置を推定する推定機能と、
    前記推定部で得られた推定位置を出力する出力機能と、を実現させる位置推定プログラム。
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