JP2018046696A - バリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子およびバリアブルリラクタンス型レゾルバ - Google Patents

バリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子およびバリアブルリラクタンス型レゾルバ Download PDF

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Abstract

【課題】分割コアからなるコアを有するバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子において、電気誤差が生じることを抑制できる手段を提供すること。【解決手段】バリアブルリラクタンス型レゾルバ10の固定子11は、鋼板が積層されたものであって、環状のヨーク17、および、周方向に沿って配置されてヨーク17から径方向に延びる16個のティース18を有するコア15と、ティース18に巻回されたコイル16と、を備える。コア15は、周方向において分割された4個の分割コア19が連結されたものである。分割コア19は、周方向の中央においてティース18が径方向に沿って分割された分割ティース21を有している。分割ティース21の分割面24が、分割コア19の周方向の両端面である。【選択図】図3

Description

本発明は、バリアブルリラクタンス型レゾルバに関する。
従来、ブラシレスモータのモータ軸の回転角度を検出するために、バリアブルリラクタンス型レゾルバが用いられている。バリアブルリラクタンス型レゾルバは、モータ軸に固定される回転子と、固定子とを有している。環状のヨークと、ヨークから回転子に向けて径方向に延びる複数のティースと、複数のティースに巻回された励磁コイル及び出力コイルと、を有している。励磁コイルに励磁電圧が印加されると、励磁コイルの励磁に基づいて回転子の回転に応じた位相の異なる出力電圧が出力コイルから出力される。この出力電圧に基づいて回転子の回転角度、すなわちブラシレスモータのモータ軸の回転角度が検知される。検知された回転角度に基づいて、ブラシレスモータの回転が制御される。
回転子と固定子のコアとがレゾルバの軸線に沿って積層された板状体により構成されたレゾルバが、知られている(例えば、特許文献1参照)。電磁鋼板の打ち抜き加工により板状体が形成されるので、回転子と固定子のコアとが板状体の積層によって構成される場合、回転子と固定子のコアを一体的に製造する場合と比べて、製造コストが低減される。
モータにおいては、固定子のコアが周方向に沿って複数に分割された固定子が知られている。コアは、隣り合う一対のティースを連結する部分のヨークにおいて、分割されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−217852公報 特開2008−312366公報
固定子の積層されたコアは円環状の部材であるため、電磁鋼板の打ち抜き加工において、コアの内側に位置する部分が廃材となる。レゾルバが大型になるにつれて、コアの内径も大きくなって廃材の量が増大し、材料の歩留まりを悪化させるという問題がある。また、レゾルバが大型になるにつれて、電磁鋼板の打ち抜き加工に要する荷重も大きくなり、また、打ち抜きに要する時間も長くなる。このため、レゾルバの大型化は、製造コストの増大を招いていた。
モータにおいては、コアが周方向に分割された分割コアが公知である。しかし、モータではバックアップリングなど、連結された分割コアを環状に保持する部材を設けることが可能である。しかし、バリアブルリラクタンス型レゾルバにおいては、バックアップリングのような部材を設けて、コアに圧力を付与することは好ましくないという問題がある。
他方、分割コア同士を連結する構成では、分割コアの連結位置に微細な隙間が発生することが避けられない。この微細な隙間がばらつくことによって磁気抵抗がばらつき、その結果、電磁誘導によってコアに生じる磁束に影響を与える。モータであれば、このような微細な隙間による各ティースにおける磁束のばらつきは、モータ特性に大きな影響を与えるおそれがない。しかし、バリアブルリラクタンス型レゾルバにおいて、連結面の磁気抵抗のばらつきによる各ティースにおける磁束のばらつきが、電気誤差を生じさせる。この電気誤差は、バリアブルリラクタンス型レゾルバに要求される出力精度に影響する。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分割コアからなるコアを有するバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子において、電気誤差が生じることを抑制できる手段を提供することである。
(1) 本発明に係るバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子は、鋼板が積層されたものであって、環状のヨーク、および、周方向に沿って配置されて上記ヨークから径方向に延びる少なくとも4個以上のティースを有するコアと、上記ティースに巻回されたコイルと、を備えるバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子であって、上記コアは、上記周方向において分割された少なくとも2個の分割コアが連結されたものであり、上記分割コアは、上記周方向の中央において上記ティースが上記径方向に沿って分割された分割ティースを有しており、当該分割ティースの分割面が、上記分割コアの上記周方向の両端面である。
上記構成によれば、コアがティースの周方向の中央において径方向に沿って分割されているので、同一の分割ティースを通過する一方向周りの磁束と他方向周りの磁束との境界に沿ってコアが分割されている。コアの分割面が磁束を遮断しないので、一方向周りの磁束と他方向周りの磁束との間で磁気抵抗のばらつきが抑制され、一方向周りの磁束の大きさと他方向周りの磁束の大きさが略同一に保たれる。したがって、本発明に係る固定子は、コアを分割することによって電気誤差が増大することを抑制できる。
(2) 好ましくは、上記コアは、少なくとも1個の分割されていない上記ティースである非分割ティースを有しており、複数の上記分割コアが上記分割面同士で連結された第1コア体と、少なくとも1個の上記非分割ティースを有しており、複数の上記分割コアが上記分割面同士で連結された第2コア体と、が、相互の上記分割ティースと上記非分割ティースとを上記周方向において同じ位置として積層されたものである。
上記構成によれば、分割ティースと非分割ティースとが周方向において同じ位置にあるので、分割面がコアの軸線に沿って揃うことが防止され、コアの機械的強度および剛性の低下が防止される。
(3) 好ましくは、上記分割コアは、各々が同一形状である。
上記構成によれば、コアが複数種類の分割コアにより構成される場合と比べて、コアの製造コストが低減される。
(4) 好ましくは、上記分割コアは、貫通孔を有し、上記ヨークから上記ティースと反対向きの上記径方向へ延びる取付ブラケットを備えている。
上記構成によれば、固定子を取り付けるための部品を別途用意しなくてよいので、部品点数が削減され、かつ、固定子を容易に取り付けることができる。
(5) 好ましくは、上記分割コアは、上記両端面の一方に係合凸部を有しており、上記両端面の他方に係合凹部を有しており、上記コアは、上記分割コアの上記係合凸部及び上記係合凹部が係合されることによって、上記分割面同士が連結されたものである。
上記構成によれば、係合凸部及び係合凹部により分割コア同士が係合されるので、コアの軸線に垂直な方向において分割コア同士が位置決めされる。したがって、固定子の組立が容易である。
(6) 本発明に係るバリアブルリラクタンス型レゾルバは、上記バリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子と、上記コアの軸線と同軸に配置された回転子と、を備える。
(7) 好ましくは、上記回転子が上記コアの内側に配置されている。
本発明によれば、分割コアからなるコアを有するバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子において、電気誤差が生じることを抑制できる。
図1は、第1実施形態に係るレゾルバ10を示す分解斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るコア15を示す分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る第1コア体15Aの正面図である。 図4は、第1実施形態に係る第2コア体15Bの正面図である。 図5は、第1実施形態に係る分割コア19の正面図である。 図6は、第1実施形態に係るティース18が分割された場合の分割面と磁束との位置関係を示すコア15要部の正面図である。 図7は、ヨーク17が分割された場合の分割面と磁束との位置関係を示すコア15要部の正面図である。 図8は、第2実施形態に係るコア15を示す分解斜視図である。 図9は、第2実施形態に係る分割コア39の正面図である。 図10は、第3実施形態に係る分割コア49の正面図である。
以下に、適宜図面が参照されて、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態が適宜変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
図1に示されるように、レゾルバ(バリアブルリラクタンス型レゾルバの一例)10は、固定子11と、固定子11の軸線13と同軸に配置された回転子12と、を備える。本実施形態では、回転子12は、固定子11の径方向内側に配置されており、レゾルバ10は、インナーロータ型のレゾルバである。
固定子11は、電磁鋼板が積層されたコア15と、コア15に設けられたコイル16と、を備える。コア15は、円環状のヨーク17と、4個以上のティース18とを有する。本実施形態では、ティース18の数は、16個である。各ティース18は、ヨーク17の周方向に沿って等間隔に配置されており、各ティース18がヨーク17から径方向内向きへ延びている。コイル16は、各ティース18に巻回されている。
回転子12は、固定子11と同様に、電磁鋼板が積層されたものである。図1において、回転子12は概略として円筒形状で示されているが、回転子12の円周面は、軸倍角に応じて各ティース18との距離が変化するように湾曲している。例えば、16スロットの固定子11に対して、回転子12の軸倍角は12Xが採用され得る。回転子12は、回転角の検出対象物、例えばモータの軸に取り付けられる。
コイル16は、励磁コイル、SIN出力コイル及びCOS出力コイルを含む総体を指している。励磁コイル、SIN出力コイル及びCOS出力コイルは、複数のティース18のそれぞれに巻回されている。SIN出力コイル及びCOS出力コイルは、位相が90°異なるように巻回されている。励磁コイルに所定の電圧が付与されることにより、SIN出力コイル及びCOS出力コイルからそれぞれ出力信号が得られる。これらの出力信号に基づいて、回転子12の回転角、すなわちモータの軸の回転角度が検出されうる。励磁コイル、SIN出力コイル及びCOS出力コイルの配置、すなわちいずれのティース18に角コイルを巻回するかについては公知の配置が採用され得る。
図2に示されるように、コア15は、複数枚の電磁鋼板が積層されたものであり、本実施形態では、10枚の電磁鋼板が積層されている。コア15は、軸線13方向において第1コア体15A及び第2コア体15Bに区別される。第1コア体15Aは、5枚の電磁鋼板が積層されたものである。同様に、第2コア体15Bは、5枚の電磁鋼板が積層されたものである。第1コア体15A及び第2コア体15Bは、各々が周方向において分割された4個の分割コア19が環状に組み付けられたものである。
第1コア体15Aと第2コア体15Bとは、軸線13周り、すなわち周方向において分割コア19の連結箇所(分割面24)の位置が異なる。本実施形態では、第1コア体15Aにおける分割コア19の連結箇所と、第2コア体15Bにおける分割コア19の連結箇所とは、軸線13を中心として相互に45°ずれている。
図3には第1コア体15Aが示され、図4には第2コア体15Bが示されている。第1コア体15A及び第2コア体15Bは、分割コア19の接続箇所が軸線13に対して異なる点を除いて同じ構造である。したがって、以下では、第1コア体15Aを例として構造が説明される。第1コア体15Aは、周方向において分割された4個の分割コア19が環状に連結されたものである。分割コア19同士は、例えば、レーザー溶接や接着剤によって接合されてもよいし、各ティース18に巻回されるコイル16によって連結状態に保持されてもよい。
図5には、分割コア19が示されている。本実施形態では、4個の分割コア19は、それぞれ同一形状である。分割コア19は、1つのヨーク片20と、2つの分割ティース21と、3つの非分割ティース22と、を有する。ヨーク片20は、円の1/4をなす円弧形状である。2つの分割ティース21は、ヨーク片20の周方向の両端部にそれぞれ位置する。分割コア19の周方向の両端面は、径方向に沿った平面であり、分割面24と称される。分割面24は、分割ティース21の端面と、ヨーク片20の端面と、を含んでいる。
分割ティース21は、ティース18が周方向の中央において2分割されたものである。したがって、分割された1対の分割ティース21は、分割面24に対して対称である。非分割ティース22は、分割されていないティース18である。非分割ティース22は、一対の分割ティース21の間において、周方向に等間隔で配置されている。
分割コア19の両端面をなす一対の分割面24のうち、一方の分割面24には、周方向に突出する係合凸部25が形成されている。他方の分割面24には、周方向に凹んでいる係合凹部26が形成されている。係合凸部25及び係合凹部26は、相互に対応する半円形状である。1つの分割コア19の係合凸部25は、隣接する他の分割コア19の係合凹部26と係合する。これにより、隣接する2つの分割コア19の分割面24同士が径方向に対して位置決めされる。
4個の分割ティース21が環状に組み付けられて第1コア体15Aをなした状態において、第1コア体15Aは、8個の分割ティース21と、12個の非分割ティース22と、を有する。8個の分割ティース21は、対応する一対が組み付けられることによって、4個のティース18を構成する。本実施形態では、分割ティース21及び非分割ティース22を区別しない場合、これらは総称してティース18と呼ばれる。
前述されたように、第1コア体15Aと第2コア体15Bとは、軸線方向13に積層された組み付けられた状態において、周方向において分割コア19の連結箇所の位置が異なる。したがって、第1コア体15Aにおける一対の分割ティース21からなるティース18と、第2コア体15Bにおける非分割ティース22とは、周方向において同じ位置にある。第2コア体15Bにおける一対の分割ティース21からなるティース18と、第1コア体15Aにおける非分割ティース22とは、周方向において同じ位置にある。換言すれば、第1コア体15Aにおける分割面24と、第2コア体15Bにおける分割面24とは、軸線13に沿って連続していない。
[固定子11における磁束]
図6、図7が参照されつつ、固定子11に発生する磁束が説明される。
図6に示されるように、固定子11において、励磁コイル(コイル16の一部)が通電されると、一対の分割ティース21かなるティース18には、磁束27A、27B、27C、27Dが形成される。なお、同図においては、説明の便宜上、4本の磁束が示されている。なお、厳密には、1つのティース18を通過する総磁束は、すべてのティース18に巻回された部分のコイル16が発生させた磁束の重ね合わせとなるが、遠距離のティースからの寄与は小さくて無視できるため、ここでは、寄与の大きな両隣のティースからの重ね合わせのみが考慮されている。
ティース18において、分割ティース21の連結面である分割面24は、ティース18の周方向の中央にあり、径方向に沿って拡がっている。したがって、分割面24間に隙間が形成されたとしても、その隙間は磁束の経路に沿っている。コア15において、各分割面24の接合率を全く同一とすることは、コア15の製作上、困難である。仮に、各分割面24における接合率が異なれば、各分割面24を通過する各磁束27A、27B、27C、27Dに対する抵抗がばらつき、レゾルバ10の検出精度に影響する。
固定子11において、各磁束27A、27B、27C、27Dは、分割面24を境界として、左周り(一方向周り)の磁束27A、27Cと、右回り(他方向周り)の磁束27B、27Dとに分かれる。このように、分割面24の各磁束27A、27B、27C、27Dと交差しないので、分割面24の隙間が各磁束27A、27B、27C、27Dと交差しない。これにより、左周りの磁束27A、27Cと右周りの磁束27B、27Dとの間で磁気抵抗のばらつきが抑制される。また、左周りの磁束27A、27Cの大きさと右周りの磁束27B、27Dの大きさが略同一に保たれる。
比較のために、仮に、図7に示されるコア15のように、ヨーク17に分割面124が形成されたとする。このとき、励磁コイルが通電されて発生する各磁束27A、27B、27C、27Dに対して、分割面124が交差(本実施形態ではほぼ直交)している。したがって、分割面124の隙間が磁束を遮断するので、各分割面124の接合率が異なると、各分割面124を通過する各磁束27A、27B、27C、27Dの大きさが異なり、ひいては、レゾルバの検出精度に影響する。
[第1実施形態の作用効果]
第1実施形態によれば、コア15がティース18の周方向の中央において径方向に沿って分割されているので、コア15を分割することによって電気誤差が増大することを抑制できる。
また、第1コア体15Aと第2コア体15Bにおいて、分割ティース21と非分割ティース22とが周方向において同じ位置にあるので、分割面24がコア15の軸線13に沿って揃うことが防止され、コア15の機械的強度および剛性の低下が防止される。
また、各分割コア19は、各々が同一形状であるので、コア15の製造コストが低減される。
また、係合凸部25及び係合凹部26により分割コア19同士が係合されるので、分割コア19同士の位置決めが容易である。
[第2実施形態]
図8、図9を参照して、第2実施形態に係る固定子11が説明される。第2実施形態に係る固定子11は、分割コア39の構成において、第1実施形態に係る分割コア19とは異なっている。それ以外の点では、第2実施形態は、第1実施形態と同様である。以下では、第2実施形態に係る分割コア39の構成が説明される。なお、第1実施形態と共通の部材には同一の符号が付されており、これらの部材についての説明は省略されている。
図8に示されるように、第2実施形態に係る固定子11のコア15も、5枚の電磁鋼板が積層された第1コア体15Aと、5枚の電磁鋼板が積層された第2コア体15Bとを有する。
図9に示されるように、分割コア39は、ヨーク片20からティース18とは反対側の径方向に、本実施形態では径方向外向きに延びる取付ブラケット36を備えている。取付ブラケット36には、軸線13に沿って貫通孔37が形成されている。この貫通孔37は、固定子11をモータ等の回転角度の検出対象物にネジ固定により取り付ける際に、ネジを挿入するために使用される。分割コア39は、2つの取付ブラケット36を有している。2つのティース18毎に1つの取付ブラケット36が設けられており、各取付ブラケット36の位置は、径方向において非分割ティース22の丁度反対側である。このため、図8に示されるように、第1コア体15A及び第2コア体15Bが軸線13に沿って互いに45°回転した姿勢で積層されたときに、姿勢の異なる第1コア体15A及び第2コア体15B間の貫通孔37が連続できる。
第2実施形態によれば、固定子11を取り付けるための部品を別途用意しなくてよいので、部品点数が削減され、かつ、固定子11を容易に取り付けることができる。
[第3実施形態]
図10を参照して、第3実施形態に係る固定子の分割コア49が説明される。第3実施形態に係る固定子は、分割コア49の構成において、第1実施形態に係る分割コア19とは異なっている。それ以外の点では、第3実施形態は、第1実施形態と同様である。以下では、第3実施形態に係る分割コア49の構成が説明される。なお、第1実施形態と共通の部材には同一の符号が付されており、これらの部材についての説明は省略されている。
図10に示されるように、分割コア49は、一方の分割面24から周方向に突出する蟻足45と、他方の分割面24から周方向に凹んでいる蟻溝46と、を有する。2つの分割コア49が連結されるときに、蟻足45及び蟻溝46が係合することによって、2つの分割コア49の分割面24同士が位置決めされた状態で連結される。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。各実施形態に係る固定子11の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記固定子11の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。
第1から第3実施形態では、コア15は、一対の分割ティース21からなるティース18及び非分割ティース22を備えているが、コア15は、一対の分割ティース21からなるティース18のみを備えてもよい。この場合、コア15において、第1コア体15Aにおける分割面24と、第2コア体15Bにおける分割面24とが、軸線13に沿って連続する。
第1から第3実施形態では、分割コア19、39、49の形状は各々同一形状であるが、コア15は、異なる複数形状の分割コアに分割されてもよい。例えば、コア15が3分割される場合として、コア15は、軸線13周りの90°にわたる分割コア19、39、49と、軸線13周りの180°にわたる分割コア(90°にわたる分割コア19、39、49の2つ分)と、を備えてもよい。あるいは、コア15は、取付ブラケット36を有する分割コア19、39、49と、取付ブラケット36を有しない分割コア19、39、49とを、備えてもよい。
第1から第3実施形態では、レゾルバ10は、回転子12が固定子11の内側に配置されたインナーロータ型であるが、レゾルバ10は、固定子11が回転子12の外側に配置されたアウターロータ型であってもよい。
10・・・レゾルバ(バリアブルリラクタンス型レゾルバの一例)
11・・・固定子
12・・・回転子
13・・・軸線
15・・・コア
15A・・・第1コア体
15B・・・第2コア体
16・・・コイル
17・・・ヨーク
18・・・ティース
19、39、49・・・分割コア
21・・・分割ティース
22・・・非分割ティース
24・・・分割面
25・・・係合凸部
26・・・係合凹部
36・・・取付ブラケット
37・・・貫通孔
45・・・蟻足(係合凸部)
46・・・蟻溝(係合凹部)

Claims (7)

  1. 鋼板が積層されたものであって、環状のヨーク、および、周方向に沿って配置されて上記ヨークから径方向に延びる少なくとも4個以上のティースを有するコアと、
    上記ティースに巻回されたコイルと、を備えるバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子であって、
    上記コアは、上記周方向において分割された少なくとも2個の分割コアが連結されたものであり、
    上記分割コアは、上記周方向の中央において上記ティースが上記径方向に沿って分割された分割ティースを有しており、当該分割ティースの分割面が、上記分割コアの上記周方向の両端面であるバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子。
  2. 上記コアは、少なくとも1個の分割されていない上記ティースである非分割ティースを有しており、複数の上記分割コアが上記分割面同士で連結された第1コア体と、少なくとも1個の上記非分割ティースを有しており、複数の上記分割コアが上記分割面同士で連結された第2コア体と、が、相互の上記分割ティースと上記非分割ティースとを上記周方向において同じ位置として積層されたものである請求項1に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子。
  3. 上記分割コアは、各々が同一形状である請求項1又は2に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子。
  4. 上記分割コアは、貫通孔を有し、上記ヨークから上記ティースと反対向きの上記径方向へ延びる取付ブラケットを備えている請求項1か3のいずれかに記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子。
  5. 上記分割コアは、上記両端面の一方に係合凸部を有しており、上記両端面の他方に係合凹部を有しており、
    上記コアは、上記分割コアの上記係合凸部及び上記係合凹部が係合されることによって、上記分割面同士が連結されたものである請求項1から4のいずれかに記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバの固定子と、
    上記コアの軸線と同軸に配置された回転子と、を備えるバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
  7. 上記回転子が上記コアの内側に配置されている請求項6に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
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