JP2018042962A - シリコーンノーズマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の簡易マスクは、マスクと装着した顔の皮膚との間に隙間ができやすく、密着度が高くないマスクが多い。その結果、その隙間から、埃、塵等が入りやすく、マスク本来の性能が、発揮されにくく、また、メガネ等、装着時、息が漏れ、レンズがくもりやすいなどの問題点があった。歯科技工業などの粉塵が漂っている仕事の現場で常時マスク装着が理想であるが、技工作業のワックス形成で溶かしたワックスを口で吹いて冷やすという作業は不可欠であるが、その都度、マスクを外して行わなければならない。また[非特許文献1]のレジン製作のマスクは、製作工程、製作場所など時間的、物理的に負担が大きい製作法であった。【解決手段】顔の3Dスキャニングを行い、コンピューター上でデザインし、金型を作成し、軟質のシリコーン樹脂の鼻だけを覆うマスク本体1を製作する。フィルター3を内蔵したベルト2をマスク本体1に固定して使用する。【選択図】図1
Description
この発明は、風邪の予防や花粉・アレルギー対策や粉塵対策に用いる簡易マスクの形状、および製作法に関する。
従来の風邪予防や花粉・アレルギー対策や粉塵対策に用いる簡易マスクの形状は、[図6]に示すように、口と鼻を覆うフィルターの面積が広いものである。また[非特許文献1]の自家製マスクの製作法は、樹脂(プラスチック)のレジンで、鼻のみをカバーするマスクと下顎に当てるU字状のバーを製作して、マスクに吸排気弁を取り付け、吸気口にホースを取り付け、ホースの端にフィルターを取り付け、マスクをベルトに取り付け、ベルトにフィルターを固定して完成させるものである。
しかしながら、以上の技術によれば、[非特許文献1]の自家製マスク製作法では、樹脂(プラスチック)のレジンを鼻の部分に直接当てて形成加工するのは、マスクの形態を、レジンが硬化するまで維持するのが困難で、レジンの硬化熱で皮膚に炎症をおこしかねない。
また間接法による製作法では、鼻のみをカバーするマスクを歯科用印象材を用いた顔面印象により個人の鼻の形態を印象材で採得し、それに石膏を流しこみ、石膏模型上で、樹脂(プラスチック)のレジンを形成加工して、個人の鼻のみをカバーするマスクを完成する。
また間接法では、マスクを希望する人が、印象材が使用できる施設に行き顔面印象採得を行う。
このように[非特許文献1]のマスク製作の直接法および間接法では、印象採得に、作業者の技術の、熟練度が必要である。また製作工程が複雑で作業に時間がかかりすぎて、多くの人のマスクを大量に生産するのが困難である。
[非特許文献1]の自家製マスクの部品点数が多く、材料コストがかかりすぎる。
また、歯科技工業の歯科技工室などの粉塵が漂っている仕事の現場では、常時マスク装着が理想である。
しかし技工作業のワックス形成で、溶けたワックスを口で吹いて冷やすという作業は不可欠である。
従来の鼻と口を覆う簡易マスク装着では、その都度、マスクを外す煩わしさがある。
また、マスクの前方にフィルターが付いたマスクでは、前下方の手元の視界が悪く、技工作業がしづらく、従来の簡易マスクはマスクと装着した顔の皮膚との間に隙間ができやすく、密着度が高くないマスクが多い。その結果、その隙間から埃、塵等が入りやすく、マスク本来の性能が発揮されにくく、また、メガネ等、装着の際、息が漏れ、レンズがくもりやすかった。
[非特許文献1]の樹脂(プラスチック)のレジンで製作された鼻のみをカバーするマスクは、顔面印象が正確に採れないと、硬い樹脂(プラスチック)のレジンで製作されたマスクと、皮膚との密着度が、上がらない。
長時間装着では、硬いマスクと皮膚との、強く当たる部分が痛みを生じやすい。
そこで、この発明は、マスクの部品点数を少なくし、鼻部のみをカバーするマスクは、3Dスキャニングで、PC上でデザインすることで、マスクを希望する者および作業者の負担を少なくし、長時間装着でも痛みを生じにくく、皮膚との密着度が高くなる軟質素材を用いて、常時、マスクを装着した状態で技工作業ができる簡易マスクを提供することを課題とする。
また間接法による製作法では、鼻のみをカバーするマスクを歯科用印象材を用いた顔面印象により個人の鼻の形態を印象材で採得し、それに石膏を流しこみ、石膏模型上で、樹脂(プラスチック)のレジンを形成加工して、個人の鼻のみをカバーするマスクを完成する。
また間接法では、マスクを希望する人が、印象材が使用できる施設に行き顔面印象採得を行う。
このように[非特許文献1]のマスク製作の直接法および間接法では、印象採得に、作業者の技術の、熟練度が必要である。また製作工程が複雑で作業に時間がかかりすぎて、多くの人のマスクを大量に生産するのが困難である。
[非特許文献1]の自家製マスクの部品点数が多く、材料コストがかかりすぎる。
また、歯科技工業の歯科技工室などの粉塵が漂っている仕事の現場では、常時マスク装着が理想である。
しかし技工作業のワックス形成で、溶けたワックスを口で吹いて冷やすという作業は不可欠である。
従来の鼻と口を覆う簡易マスク装着では、その都度、マスクを外す煩わしさがある。
また、マスクの前方にフィルターが付いたマスクでは、前下方の手元の視界が悪く、技工作業がしづらく、従来の簡易マスクはマスクと装着した顔の皮膚との間に隙間ができやすく、密着度が高くないマスクが多い。その結果、その隙間から埃、塵等が入りやすく、マスク本来の性能が発揮されにくく、また、メガネ等、装着の際、息が漏れ、レンズがくもりやすかった。
[非特許文献1]の樹脂(プラスチック)のレジンで製作された鼻のみをカバーするマスクは、顔面印象が正確に採れないと、硬い樹脂(プラスチック)のレジンで製作されたマスクと、皮膚との密着度が、上がらない。
長時間装着では、硬いマスクと皮膚との、強く当たる部分が痛みを生じやすい。
そこで、この発明は、マスクの部品点数を少なくし、鼻部のみをカバーするマスクは、3Dスキャニングで、PC上でデザインすることで、マスクを希望する者および作業者の負担を少なくし、長時間装着でも痛みを生じにくく、皮膚との密着度が高くなる軟質素材を用いて、常時、マスクを装着した状態で技工作業ができる簡易マスクを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、顔の3Dスキャニングで、非接触型の空間計測機器を、フェイシャルスキャナーとして応用することにより、顔面印象におけるマスク使用者の負担を減少させ、CAD/CAMソフトウェアを用いたコンピューター上での、取り扱いにより、個々の鼻に合った形態のデザインを作成し、個人の鼻部の原型を、切削加工または、3Dプリンターの積層造形加工で、プラスチック樹脂をオス型、メス型に成形加工する。
製作されたオス型、メス型を合わせて、その空洞に軟質シリコーン樹脂を射出成形し、鼻部のみを、カバーするシリコーン樹脂マスクを製作し、シリコーン樹脂マスクと耳とをつなぐベルトの、シリコーン樹脂マスクから離れたベルトの部位に、フィルターを装着することを特徴とするシリコーンノーズマスクである。
製作されたオス型、メス型を合わせて、その空洞に軟質シリコーン樹脂を射出成形し、鼻部のみを、カバーするシリコーン樹脂マスクを製作し、シリコーン樹脂マスクと耳とをつなぐベルトの、シリコーン樹脂マスクから離れたベルトの部位に、フィルターを装着することを特徴とするシリコーンノーズマスクである。
第一発明によれば、3Dスキャニングで個人個人にあった鼻部のみを覆うだけのシリコーンノーズマスクは、軟質のシリコーン樹脂で製作されたシリコーン樹脂マスクと皮膚との密着度が高く、前下方の視野は良好であり、仕事中、常時装着が可能である。従来の口と鼻を覆うマスクより、マスクの容積が小さいのでマスク自体が軽く、自ら吐いた吐息を吸う量が少なく、フィルターを装着しているので、吸気がクリーンで快適である。
鼻部のみを覆うシリコーン樹脂マスクの製作法も、作業者の技術に依存しにくい作業システムで、シリコーン樹脂マスクの再製が必要となる場合でも、初回製作時に保存したデータ、もしくは、オス型、メス型の金型を利用することで、簡単に複製を製作することができる。
鼻部のみを覆うシリコーン樹脂マスクの製作法も、作業者の技術に依存しにくい作業システムで、シリコーン樹脂マスクの再製が必要となる場合でも、初回製作時に保存したデータ、もしくは、オス型、メス型の金型を利用することで、簡単に複製を製作することができる。
この発明の一実施形態を、図1に示す。
フェイシャルスキャナーで、スキャニングをし、PC上でデザインされたマスクの原型を、プラスチック樹脂で成形加工されたオス型、メス型を製作し、そのオス型メス型を合わせ、その空洞に射出成形されて製作した鼻部のみを覆うマスクの本体1は、軟質のシリコーン樹脂であり、このマスク本体1の側面の表面には、鼻から繋がる息の通り道の穴が設けられている
このマスク本体1の側面の穴と、フィルター3を内蔵したベルト2を、ホースで繋げるように設けられている。
ベルト2のフィルター3の部位は、内部を空気が通るように、立体的に設けられている。
フィルター3部分の表面には、粉塵、花粉の捕集機能が設けられている。
フェイシャルスキャナーで、スキャニングをし、PC上でデザインされたマスクの原型を、プラスチック樹脂で成形加工されたオス型、メス型を製作し、そのオス型メス型を合わせ、その空洞に射出成形されて製作した鼻部のみを覆うマスクの本体1は、軟質のシリコーン樹脂であり、このマスク本体1の側面の表面には、鼻から繋がる息の通り道の穴が設けられている
このマスク本体1の側面の穴と、フィルター3を内蔵したベルト2を、ホースで繋げるように設けられている。
ベルト2のフィルター3の部位は、内部を空気が通るように、立体的に設けられている。
フィルター3部分の表面には、粉塵、花粉の捕集機能が設けられている。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、マスク本体1が鼻部のみを覆うので、歯科技工士の作業の中で、ワックスを使った技工でも、口で吹いてワックスを冷却するという作業も、いちいちマスクをはずす煩わしさがなく、また、前下方の手元の視界も良好で歯科技工の能率をあげることができる。
軟質素材のマスクは、長時間使用しても、接触する皮膚に痛みを生じにくく、常にマスク本体1を装着できるので、防塵対策ができ、歯科技工に専念することができる。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、現段階で、鼻部のみをカバーするマスクのオス型、メス型を製作して、シリコーン樹脂を射出形成で製作しているが、将来的には、他の実施形態では、直接3Dプリンターでシリコーン樹脂を積層加工しても良い。
この実施形態によれば、マスク本体1が鼻部のみを覆うので、歯科技工士の作業の中で、ワックスを使った技工でも、口で吹いてワックスを冷却するという作業も、いちいちマスクをはずす煩わしさがなく、また、前下方の手元の視界も良好で歯科技工の能率をあげることができる。
軟質素材のマスクは、長時間使用しても、接触する皮膚に痛みを生じにくく、常にマスク本体1を装着できるので、防塵対策ができ、歯科技工に専念することができる。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、現段階で、鼻部のみをカバーするマスクのオス型、メス型を製作して、シリコーン樹脂を射出形成で製作しているが、将来的には、他の実施形態では、直接3Dプリンターでシリコーン樹脂を積層加工しても良い。
1 マスク本体 2 ベルト
3 フィルター
3 フィルター
Claims (1)
- 鼻部の材質に軟質のシリコーン樹脂を用い、鼻部のみを覆う軟質のシリコーン樹脂マスクの製作は非接触型の空間計測機器を、フェイシャルスキャナーとして応用して、顔の3Dスキャニングを行いコンピューター上での、取り扱いにより、個々の鼻に合った形態のマスクデザインを行い、鼻部の原型を、切削加工、または、3Dプリンターの積層造形加工で、プラスチック樹脂のオス型、メス型を製作し、オス型メス型を合わせ、その空洞に軟質のシリコーン樹脂を射出成形し鼻部のみをカバーするマスクを製作し、シリコーン樹脂マスクと耳とをつなぐベルトの、シリコーン樹脂マスクから離れた場所にフィルターを装着することを特徴とするシリコーンノーズマスク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016194817A JP2018042962A (ja) | 2016-09-12 | 2016-09-12 | シリコーンノーズマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016194817A JP2018042962A (ja) | 2016-09-12 | 2016-09-12 | シリコーンノーズマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018042962A true JP2018042962A (ja) | 2018-03-22 |
Family
ID=61692668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016194817A Pending JP2018042962A (ja) | 2016-09-12 | 2016-09-12 | シリコーンノーズマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018042962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102438268B1 (ko) * | 2021-12-06 | 2022-08-31 | 주식회사 아트만 | 코 마스크 |
-
2016
- 2016-09-12 JP JP2016194817A patent/JP2018042962A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102438268B1 (ko) * | 2021-12-06 | 2022-08-31 | 주식회사 아트만 | 코 마스크 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161031 |