JP2018042902A - Fryer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、調理油を加熱して被調理品を油揚げするフライヤーに関するもので、殊にフライヤーの後方に立ち上げた排気ダクトからの排気が周囲から吹き付ける風に影響されるのを防ぎ、燃焼不良や逆火を未然に防止するようにしたものある。 The present invention relates to a fryer that heats cooking oil and frying the food to be cooked. In particular, the exhaust from the exhaust duct that is raised behind the fryer is prevented from being affected by the wind blowing from the surroundings, and the combustion is poor. There is something that prevents the flashback.
被調理品(以下、食材ともいう)を油揚げするフライヤーは、調理油(以下、油ともいう)を貯留した油槽がフライヤー本体に内装され、このフライヤー本体に配置した加熱装置で加熱された加熱空気を、該油槽の外側に画成した排気通路に流通させることで、油槽中の調理油を加熱するようになっている。なお、加熱装置としては油槽中に配設される電気ヒーターもあるが、本発明はガスバーナーを使用する場合に限られる。そこで、加熱装置としてガスバーナーを燃焼室に配置するフライヤーについて、その基本構造を先に説明する。 The fryer for frying the food to be cooked (hereinafter also referred to as food) has an oil tank in which cooking oil (hereinafter also referred to as oil) is stored in the fryer body, and heated air heated by a heating device disposed in the fryer body Is circulated through an exhaust passage defined outside the oil tank, so that cooking oil in the oil tank is heated. In addition, although there exists an electric heater arrange | positioned in an oil tank as a heating apparatus, this invention is limited to the case where a gas burner is used. Therefore, the basic structure of a fryer in which a gas burner is disposed in the combustion chamber as a heating device will be described first.
本発明が適用されるフライヤー10は、図12〜図14に示す如く、調理油が貯留される箱状の油槽12と、該油槽12が収容されるフライヤー本体14と、該フライヤー本体内の燃焼室16に配設されたガスバーナー18と、該ガスバーナー18により加熱された加熱空気(燃焼ガス)を油槽12の外周に流通させる排気通路20とを備えている。
The
前記フライヤー本体14は、図14に示すように、底部22と四方の側壁24とから上方に開口する箱状に構成され、該フライヤー本体14の内部に前記油槽12が収納されている。図14に示すように、前記フライヤー本体14の内部には、該フライヤー本体14に収納した前記油槽12を一定の空間を保って囲む内箱26が配設されている。この内箱26は、前記油槽12の底部12aの下方に位置する底部26aと、四方の側部26bとから箱状に構成され、該内箱26の上部開口は前記油槽12により塞がれている。
As shown in FIG. 14, the fryer
図13および図14から判明するように、前記油槽12の外面と前記内箱26の内面との間には、該油槽12を囲む空間が形成されている。そして、図14において、前記フライヤー10の前方側の空間が前記燃焼室16になり、また前記油槽12を囲む両側方の空間および後方の空間が前記排気通路20になる。また、図14に示すように、前記内箱26の背面には、前記排気通路20に連通する開口部28が開設されると共に、該開口部28は、前記フライヤー本体14の後方に立設した排気ダクト30に連通している。従って、前記燃焼室16でガスバーナー18に点火すれば、高温の燃焼ガスが該燃焼室16に臨んでいる前記油槽12を直接加熱すると共に、前記排気通路20を通過する過程で該油槽12の外壁面に多数配設したフィン32と熱交換を行って、該油槽12を側方および後方からも加熱する。前記排気通路20を通過した燃焼ガスは、前記開口部28を介して前記排気ダクト30を上昇し、該排気ダクト30の上方開口部30aに被せたトップダクト34を介して外部へ排出される。この排気ダクト30によりドラフト効果が得られるため、前記ガスバーナー18に点火すると、積極的な燃焼ガスへの空気供給と排気通路20からの燃焼ガスの排気促進とがなされる。なお、図14に示すように、前記トップダクト34の後方には、該トップダクト34から排出される排出ガスの排出方向を斜め前方へ偏向させる傾斜状の偏向板36が設けられている。また、フライヤー本体14の後方の側壁24は、前記排気ダクト30に沿って垂直に上方へ立ち上がっており、前記偏向板36の上方で折曲されて庇部38になっている。
As can be seen from FIGS. 13 and 14, a space surrounding the
図13および図14に示すように、前記油槽12の底部12aには、調理油を排出するための排油管40が配設されている。またフライヤー本体14の前面にはフロントパネル42が設けられ、該フロントパネル42には各種の操作パネルやランプが配置されると共に、裏側には電装箱等(何れも図示せず)が配置されている。なお、図14に示すように、前記油槽12は、深い第1油槽12bと浅い第2油槽12cとに分たれ、この第1油槽12bに被調理品が油槽底部へ沈み込むのを防ぐ底網44が配置されている。図13および図14において、Lは油槽12における調理油の貯留ラインを示している。
As shown in FIGS. 13 and 14, an
図1は、図12に示すフライヤー10の上部側面図であって、前記フライヤー本体14において、油槽12の後方に立ち上がっている前方ケーシング46には前記排気ダクト30が収納され、該前方ケーシング46の上方に前記トップダクト34が僅かに突出している。従って、前記燃焼室16でガスバーナー18に点火すると、前述したように燃焼ガスは前記排気通路20を通過して油槽12内の調理油を加熱し、図14に示す前記開口部28から排気ダクト30へ侵入して上昇する。そして、図1に示すトップダクト34を介して吐き出された後、上方の前記偏向板36により吹き出し方向を斜め前方へ偏向させられる。なお、前方ケーシング46の中央には、油揚げした被調理品の油を切るための油切りパン48が取り外し自在に取り付けられている。
FIG. 1 is a top side view of the
ところで、フライヤー10の設置環境には種々の場所が想定され、室内の厨房だけでなく、半野外の調理場であったり、完全な野外になるオープンキッチン等がある。半野外や完全な野外であったりすると、そのときの気象条件により、風が前記排気ダクト30のトップダクト34に吹き付けて排気を乱すことがある。また、室内の厨房であっても、スポットクーラーや扇風機からの人工的な風が前記トップダクト34に吹き付けることがある。例えば、トップダクト34の正面に風が吹き付けると、その風の強さによっては該トップダクト34からの排気を内部へ押し込んで逆流させ、前記ガスバーナー18の燃焼不良を来たすことがある。更には、ガスバーナー18からガスが噴出する速度よりも燃焼速度が速くなったり、逆にガスの噴出速度が遅くなったりして火炎がバーナーノズルへ戻る逆火現象を生じ、一酸化炭素濃度を上昇させる弊害を生ずる。更に、前記トップダクト34へ吹き付ける風は、正面からだけ到来するとは限らず、該トップダクト34の上方からであったり、左右または何れかの側方からであったり、また各方向からの風が混在して吹き付けることもある。
By the way, various places are assumed in the installation environment of the
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため請求項1に記載の発明は、
調理油が貯留される油槽を設けたフライヤー本体と、前記油槽を外部から加熱するガスバーナーを設けた燃焼室と、前記油槽と内箱との間に画成されて前記燃焼室に連通し、前記ガスバーナーの燃焼ガスが前記油槽を加熱した後に排気用の開口部へ排出される排気通路と、前記フライヤー本体の背面に設けられて上方へ延出すると共に、その下方において前記開口部に連通する排気ダクトと、前記排気ダクトの上方開口部に配置されるトップダクトとからなるフライヤーにおいて、
前記排気ダクトの前記トップダクトから所要距離だけ離間して前方に臨んで、前記油槽の上方に位置する風防板を設けたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、風がフライヤーの排気を妨害することがなくなり、また油槽からの油や食材等が排気ダクトへ侵入することがない。
In order to solve the problem and achieve the intended object, the invention according to claim 1
A fryer body provided with an oil tank in which cooking oil is stored, a combustion chamber provided with a gas burner for heating the oil tank from the outside, and defined between the oil tank and an inner box and communicated with the combustion chamber, An exhaust passage through which the combustion gas of the gas burner heats the oil tank and is discharged to an exhaust opening, and is provided on the back surface of the fryer main body and extends upward, and communicates with the opening below. In a flyer consisting of an exhaust duct to be formed and a top duct disposed in an upper opening of the exhaust duct,
The gist is that a windshield plate is provided above the oil tank so as to face the front away from the top duct of the exhaust duct.
According to the first aspect of the present invention, the wind does not interfere with the exhaust of the fryer, and the oil or food from the oil tank does not enter the exhaust duct.
請求項2に記載の発明では、前記風防板は風防面と、その下方で折り曲げた折曲面とからなり、該折曲面は前記風防面に対して前記トップダクトの側へ近づくよう傾斜していることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、風防板の折曲面を傾斜させたので、油揚げ作業中に掬い網が風防板に接触する可能性が低減される。
According to a second aspect of the present invention, the windshield plate includes a windshield surface and a folded curved surface bent below the windshield surface, and the folded curved surface is inclined so as to approach the top duct side with respect to the windshield surface. This is the gist.
According to the invention which concerns on Claim 2, since the folding surface of the windshield board was inclined, possibility that a scooping net will contact a windshield board during a frying operation will be reduced.
請求項3に記載の発明では、前記風防板の下方を傾斜させた前記折曲面には、該風防板の裏側に沿って上からの風を外へ案内して逃出させる通孔が開設されていることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、前面から吹き付ける風だけでなく、上方から吹き付ける風に対しても有効に防ぐことができる。
In the invention according to claim 3, a through hole is provided in the bent curved surface inclined downward of the windshield plate to guide the wind from above along the back side of the windshield plate to escape. It is a summary.
According to the third aspect of the present invention, it is possible to effectively prevent not only the wind blowing from the front but also the wind blowing from above.
請求項4に記載の発明では、前記風防板は、該風防板の両側縁に側板が設けられると共に、前記両側板の後方側縁に後板が設けられたボックスダクトとして構成され、該ボックスダクトは前記排気ダクトに着脱可能に載置されることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、前面からの風だけでなく、側方から吹き付ける風に対しても有効に防ぐことができ、屋外での使用にも供し得る。
According to a fourth aspect of the present invention, the windshield plate is configured as a box duct in which side plates are provided on both side edges of the windshield plate, and a rear plate is provided on a rear side edge of the both side plates. The gist is to be detachably mounted on the exhaust duct.
According to the invention which concerns on Claim 4, it can prevent effectively not only from the wind from a front surface but the wind which blows from a side, and can also use it for the outdoors use.
請求項5に記載の発明では、前記ボックスダクトは、前記トップダクトに組み合わされて一体化されていることを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、風防板とトップダクトとを一体化することができたため、部品点数を少なくしてコストを低減できる。
The gist of the invention described in claim 5 is that the box duct is combined and integrated with the top duct.
According to the invention which concerns on Claim 5, since the windshield plate and the top duct were able to be integrated, the number of parts can be decreased and cost can be reduced.
請求項6に記載の発明では、前記排気ダクトに設けた前記トップダクトを収容可能にダクトカバーが着脱自在に設けられ、該ダクトカバーの上面に排気を排出する開口部が設けられていることを要旨とする。 According to a sixth aspect of the present invention, a duct cover is detachably provided so as to accommodate the top duct provided in the exhaust duct, and an opening for exhausting exhaust is provided on the upper surface of the duct cover. The gist.
請求項7に記載の発明では、前記ダクトカバーにおける前記開口部の開口方向と、前記トップダクトに開設されている開口部の開口方向とは交差していることを要旨とする。
請求項6および請求項7に係る発明によれば、フライヤーの油槽に指向する側には燃焼ガスの排気口が存在しないため、油の飛沫や食材がダクト中に侵入することがない。
The gist of the invention described in claim 7 is that the opening direction of the opening in the duct cover intersects with the opening direction of the opening formed in the top duct.
According to the invention which concerns on Claim 6 and Claim 7, since the exhaust port of combustion gas does not exist in the side directed to the oil tank of a fryer, an oil splash and a foodstuff do not penetrate | invade in a duct.
本発明に係るフライヤーによれば、排気ダクトの上方に設けたトップダクトから燃焼ガスを排出するに当たり、該トップダクトの正面や上方、その他側方から風が吹き付けても、トップダクトには直接風が当たらないので、ガスバーナーにおけるガスの燃焼不良や逆火、更には一酸化炭素の濃度が上昇する等の弊害を有効に防止できる。 According to the flyer of the present invention, when exhausting the combustion gas from the top duct provided above the exhaust duct, even if wind is blown from the front or upper side of the top duct or from the other side, Therefore, it is possible to effectively prevent adverse effects such as poor gas combustion and flashback in the gas burner, and further an increase in the concentration of carbon monoxide.
次に、本発明に係るフライヤーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。図1に関して述べたように、フライヤー10の排気ダクト30に載置した前記トップダクト34から燃焼ガスが排気されるが、この排気は該フライヤー10の設置個所によって、また厨房等に配置したスポットクーラー等によって、風の影響をもろに受けてしまう。そこで図1に示すように、前記フライヤー10のトップダクト34へ矢印のように風が前方から吹き付ける場合を想定して、該トップダクト34の前面に風防板50を取り付けることで、風が該トップダクト34に直接当たることを防止可能である。この風防板50は、図1(b)に示すように、例えばステンレス鋼板を一方向へ直角に折り曲げて風防面50aにすると共に、その下端を逆方向へ折り曲げて下方折曲部50bが構成されている。前記風防板50の横幅寸法は、図12に示すフライヤー10の排気ダクト30に設けた前記トップダクト34の横幅寸法に略等しいか、若干大きめの寸法になるよう設定されている。そして風防板50は、図1(a)に示すように、その下方折曲部50bを前記前方ケーシング46とトップダクト34との隙間に挿入することで、安定した取り付けがなされる。なお、前記トップダクト34からの燃焼ガスの排出が前記風防板50により損なわれることのないように、該風防板50とトップダクト34との間の距離αは充分に大きく設定するのが好ましい。なお、前記風防板50をトップダクト34の前方に設けることで、前記油槽12から調理油の飛沫や小さな異物等が該トップダクト34の開口部34aから内部へ侵入するのを未然に防止し得る。
Next, the flyer according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings by way of preferred embodiments. As described with reference to FIG. 1, the combustion gas is exhausted from the
先に説明した前記風防板50は、その断面形状が図1(a)に示す如く、該風防板50の折曲げ角度は略90°であった。ところで、作業者は前記油槽12で油揚げした被調理品を掬い網(図示せず)で掬って、前記油切りパン48に移し替える。この場合に、前記掬い網が、前記風防板50の出っ張りとなる折曲げ部50cに接触して被調理品を落下させたり、使い勝手が悪かったりする不都合がある。そこで、図2および図3に示すように、前記風防板50における折曲げ部50cの折り曲げ角度を緩い鈍角にすることが推奨される。この折曲げ部50cの角度は、先に述べた掬い網を使用するに際して、該掬い網が該折曲げ部50cに接触することがなく使い勝手の良い範囲であれば、任意に設定することができる。すなわち、前記風防板50は風防面50aと、その下方で折り曲げた折曲面(傾斜面)50dとからなり、該折曲面50dは前記風防面50aに対して前記トップダクト34の側へ近づくよう傾斜させてある。
As described above, the
図1〜図3に示した前記風防板50は、前記トップダクト34へ正面から吹き付ける風に対しては有効な対策である。しかしフライヤー10の設置環境は様々であり、前記トップダクト34へ上方から吹き付ける風に対しては有効でない。勿論、上からの風を防止するために、前記トップダクト34の上方に風除けのガードを配設することが考えられるが、この場合は該トップダクト34から排出された燃焼ガス(充分に熱量を有している)が、該風除けガードの下を流れて前方へ吹き出し、作業者に危険が直接的に及ぶことが考えられる。そこで図4および図5は、上から吹き付ける風に対処するための提案を示している。先ず、前記トップダクト34の上方から吹き付ける風を防止するには、この風を遮る方法と、到来した風を下方へ逃がしてやる方法とが考えられる。先に述べたトップダクト34の上方に風除けガードを設ける手段は前者の方法によるものであるが、これには前述した弊害がある。そこで本発明は、後者の方法を採用するものである。すなわち、図4および図5(a)に示すように、基本的に風防板50は図2に示した形態のものを使用する。ここで、前記風防板50における前記風防面50aと下方折曲部50bとの間に存在する折曲面50dに、図5(b)に示すように、多数の通孔52を所要間隔で整列的に開設する。この通孔52は、パンチによる単なる打抜き孔であってもよいが、図5(a)の断面に示すように、半打抜きにして、各通孔52に一部が繋がった打抜き舌片54を下へ延出させるのが好ましい。このように、前記風防板50の折曲面50dに前記通孔52を多数開設したことで、図5(a)に矢印で示す如く、前記トップダクト34の上方から吹き付ける風は前記風防板50の裏面により下方へ案内され、そのまま各通孔52および打抜き舌片54に案内されて下へ抜け出してしまう。従って、前記風防板50は前面からの風だけでなく、上方からの風の影響を低減させることもでき、風に強いフライヤー10を実現することができた。また、前方および上方からの風を防止する風防板50が1つの部材で出来たので、コストを削減することもできる。
The
図1〜図3に示す風防板50は、フライヤー10の前方から吹き付ける風に対する防止策であり、また図4および図5に示す風防板50は、該フライヤー10の上方から吹き付ける風に対する防止策であった。しかしながら、フライヤー10の設置個所や扇風機等の配置によっては、該フライヤー10の左右または左右何れかの側から吹き付けることがある。図6は、フライヤー10のトップダクト34に対して側方から吹き付ける風に対する有効な防止策を示すものである。すなわち、図6に示すように、前面、後面および両側面をステンレス鋼等を素材とする耐熱板で囲んで箱状のボックスダクト56を構成し、このボックスダクト56を前記排気ダクト30に着脱自在に載置または被せるようにしたものである。このように前記ボックスダクト56は四方を耐熱板で囲われると共に、その上面および下面は全面的に開放している。従って、前記ボックスダクト56を排気ダクト30に被着した際に、前記トップダクト34から排出される燃焼ガスは該ボックスダクト56の内部を通過して外部へ放出される。前記風防板は、該風防板の両側縁に側板56a,56aが設けられると共に、前記両側板56a,56aの後方側縁に後板56bが設けられたボックスダクト56として構成され、該ボックスダクト56は前記排気ダクト30に着脱可能に載置される。このように、前記ボックスダクト56は両側面も耐熱板で囲われているから、フライヤー10の側方から吹いて来る風にも燃焼ガスの排出が妨げられることがなく、従って風が四方から吹き付ける屋外でも安全に使用し得るものである。
The
図7は、図6に示すボックスダクト56の変形例を示すもので、図12および図14に示すトップダクト34と前記ボックスダクト56とを一体化してある。すなわち図6に示したボックスダクト56は、前記排気ダクト30に被着されるものであって、該排気ダクト30には別体として前記トップダクト34が存在していた。しかし図7に示すボックスダクト56は、その内部下方にトップダクト34を一体化させてある。このため、図7に示すボックスダクト56によれば、前方および側方からの風による影響を防止し得ると共に、トップダクト34と一体化してあるので部品点数を減らすと共に、メンテナンスや洗浄の際にボックスダクト56およびトップダクト34を別々に取り外す繁雑な作業を軽減することができる。
FIG. 7 shows a modification of the
図12および図14に示した前記トップダクト34は、上面に多数の通孔を櫛歯状に開設した長尺のアングル材であって、該トップダクト34を前記排気ダクト30の上方開口部30aに被着するようになっていた。しかし、前記トップダクト34は、このような形状であることが必須ではなく、種々のものが考えられる。例えば、図15に示すフライヤー10は、対面販売用に前記排気ダクト30を備える前方ケーシング46の高さをかなり低く設定したものである。すなわち、前記フライヤー10を使用する店舗によっては、前記フライヤー10で揚げた被調理品を油槽越しに顧客へ手渡す対面販売をすることがある。この場合、背の高い排気ダクト30を備えた通常タイプのフライヤー10では邪魔になるので、背の低い前方ケーシング46のタイプが求められる。しかし、前方ケーシング46を低くすると、内部の排気ダクト30に被着されるトップダクト34が前記油槽12における油揚げ領域に近接してしまうため、該トップダクト34に調理油の飛沫や食材等が飛び込み易くなってしまう。そして、これら油や食材等がトップダクト34を介して排気ダクト30中へ侵入すると、高温の燃焼ガスにより火炎を発したり、火災になったりする重大な事故を起こしかねない。
The
図8および図9に示すトップダクト34は、図14に示したトップダクト34の変形例であって、該トップダクト34は排気ダクト30に載置または被着可能な長尺の箱状体になっている。このトップダクト34の底面は全面的に開放して、前記排気ダクト30の上方開口部30aに連通可能になっている。また、トップダクト34の前面には、該トップダクト34の横寸法と略一致する長尺の矩形状をした開口部34aが開設されている。従って、前記排気ダクト30からの燃焼ガスは、図8(a)に示すように、前記トップダクト34の開口部34aから斜め前方へ排出される。勿論、このままでは前記油槽12からの油飛沫や食材等が該開口部34aへ飛び込んでしまう事態があり得る。そこで本発明の実施例では、図8(a)に示すように、前記トップダクト34をすっぽりと覆い得る寸法に設定したダクトカバー58が設けられる。
The
このダクトカバー58は、その本体部58aは基本的に前記トップダクト34を四方から覆い得る箱状体からなり、その底部は全面的に開放されている。そしてダクトカバー58がトップダクト34に被着された際に、該トップダクト34の開口部34aと空間的に連通し得るようになっている(図9(b)参照)。また、前記ダクトカバー58の上方は、本体部58aから略水平に前方へ張り出す庇部58bになっており、この張り出した庇部58bの上面前方寄りに該ダクトカバー58の横寸法に略等しい矩形状の開口部58cが形成されている。このとき、図9(b)に示すように、前記ダクトカバー58を前記トップダクト34に被せた場合に、該トップダクト34の開口部34aから排出された燃焼ガスは、該ダクトカバー58の内部に侵入した後にその開口部58cから上方へ排気される寸法に設定されている。すなわち、前記トップダクト34はダクトカバー58により覆われていて油槽側には排気用の開口部がないため、油揚げ作業中における油の飛沫や食材等の侵入が防止される。なお、前記ダクトカバー58はトップダクト34から取り外し可能であるため、必要に応じて簡単に洗浄やメンテナンスを行える。また、図9(b)の縦断面から判明するように、前記トップダクト34の開口部34aと前記ダクトカバー58の開口部58cとは整列しておらず、開口方向が交差、例えば90°ずれている。従って、仮に油の飛沫や食材等が前記ダクトカバー58の開口部58cに侵入しても、内部に位置するトップダクト34の開口部34aへ入り込むのを略確実に阻止することができる。
As for this
図10(a)に示すように、フライヤー10の油槽12に対しては、各種食材を油中へ滑らせて投入するために、すべり板66が使用される。このすべり板66は、図10(b)に示すように、ガスバーナー18の高熱を直接受ける油槽12の油に該すべり板66に一部が浸かった状態で設けられるため、油の対流循環を部分的に阻害する。このため油温が一部的に高い温度になってしまうことがあった。
このため、前記すべり板66の横幅寸法を小さくすることで、該すべり板66により油の対流が阻害される現象を抑えている。しかし、この場合は図10(b)に示すように油槽12の横幅に対し前記すべり板66の横幅が小さいために、両者の隙間から油揚げした食材が油中へこぼれ落ちることがある。これを防ぐため図11に示す如く、前記すべり板66が油槽12の油に浸かる部位に多数の通孔68を設けたり、図11(b)に示す如く複数の切欠き70を設けることが提案される。また、図示しないが、前記通孔68や切欠き70に代えて細かいメッシュの網を張ってもよい。このように、前記すべり板66に前記通孔68や切欠き70、その他網を設けることによって、該すべり板66が油に浸かる部分で油の対流を阻害することがなく部分的に高温になることがない。このため、前記すべり板66の横幅を小さくする必要もなくなるので、油槽12とすべり板66との隙間が小さくなり、食材が油中へこぼれ落ちることがない。
As shown in FIG. 10 (a), a sliding
For this reason, the phenomenon in which the convection of the oil is inhibited by the sliding
10 フライヤー,12 油槽,14 フライヤー本体,16 燃焼室,
18 ガスバーナー,20 排気通路,26 内箱,28 (内箱の)開口部,
30 排気ダクト,30a (排気ダクトの)上方開口部,34 トップダクト,
34a (トップダクトの)開口部,50 風防板,50a 風防面,
50d 折曲面(傾斜面),52 (風防板の)通孔,56 ボックスダクト,
56a (ボックスダクトの)側板,56b (ボックスダクトの)後板,
58 ダクトカバー,58c (ダクトカバーの)開口部,
α (風防板とトップダクトとの間の)所要距離
10 fryer, 12 oil tank, 14 fryer body, 16 combustion chamber,
18 Gas burner, 20 Exhaust passage, 26 Inner box, 28 (Inner box) opening,
30 exhaust duct, 30a upper opening (exhaust duct), 34 top duct,
34a (top duct) opening, 50 windshield, 50a windshield,
50d Folded curved surface (inclined surface), 52 through-hole of windshield, 56 box duct
56a (box duct) side plate, 56b (box duct) rear plate,
58 Duct cover, 58c (Duct cover) opening,
α Required distance (between windshield and top duct)
Claims (7)
前記排気ダクト(30)の前記トップダクト(34)から所要距離(α)だけ離間して前方に臨んで、前記油槽(12)の上方に位置する風防板(50)を設けた
ことを特徴とするフライヤー。 A fryer body (14) provided with an oil tank (12) for storing cooking oil, a combustion chamber (16) provided with a gas burner (18) for heating the oil tank (12) from the outside, and the oil tank (12) And an inner box (26), communicated with the combustion chamber (16), and the combustion gas of the gas burner (18) heated the oil tank (12) and then the exhaust opening (28 And an exhaust duct (30) provided on the back surface of the fryer body (14) and extending upward, and communicating with the opening (28) below the exhaust passage (20). In the flyer comprising the top duct (34) disposed in the upper opening (30a) of the exhaust duct (30),
A windshield plate (50) positioned above the oil tank (12) is provided, facing the front away from the top duct (34) of the exhaust duct (30) by a required distance (α). Flyer to do.
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CN109008659B (en) * | 2018-09-30 | 2021-07-16 | 钟佩英 | Novel barbecue oven |
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