JP2018042213A - 通信装置、通信システム、フレーム検出方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、フレーム検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム形式の信号にフレーム長を示すヘッダを付加する必要なしにフレーム同期をとれるようにする。
【解決手段】通信装置が、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信部と、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置、通信システム、フレーム検出方法及びプログラムに関する。
通信におけるフレーム同期に関連して幾つかの技術が提案されている。
例えば、Ethernet通信(Ethernetは登録商標)におけるフレームを無線通信する場合、特許文献1に示されるように、プリアンブルに代えて同期のためのヘッダを付加する方法が知られている。
すなわち、Ethernet通信では、プリアンブルと呼ばれる同期系列を用いてフレーム同期をとる。これに対し、通常、無線通信レートは有線通信レートを下回るため、Ethernetフレームを無線通信する際は、帯域の有効活用のためにプリアンブルが除去される。この場合、プリアンブルを用いずにフレーム同期を確立する必要があるため、プリアンブルの代わりにGFPヘッダと呼ばれるヘッダを付加してEthernetフレームをカプセル化する方法が知られている。GFPヘッダには、2バイト(Byte)のフレーム長情報と2バイトのCRC(Cyclic Redundancy Check)コードとが含まれている。GFPヘッダを検出してフレーム長情報を読み出すことで、Ethernetフレームを検出してフレーム同期をとることができる。
また、特許文献2には、フレーム形式で通信を行う際に、通信信号にフレーム同期ビットを付加する必要なしに同期外れを検出するための同期化制御方式が記載されている。この同期化制御方式では、フレームカウンタが、受信フレームとの同期を示すフレームパルスを発生させると、演算回路11が、1フレームの受信信号を検査多項式で除算して、誤り訂正用のシンドロームを算出する。シンドロームが0である場合、同期がとれていると考えられるため、フレームカウンタは受信クロック信号によって歩進する。一方、シンドロームが0以外の場合、同期外れと考えられるため、フレームカウンタは受信クロックによる場合よりも余分に歩進する。
特開2009−267786号公報 特開昭63−1128号公報
EthernetフレームにGFPヘッダを付加してカプセル化する方法では、GFPヘッダのヘッダ長(4バイト)分のオーバヘッドによって伝送効率が低下してしまう。伝送効率の向上のためには、GFPヘッダを付加する必要なしに受信側でフレーム同期をとれることが望まれる。
しかしながら、通信信号にGFPヘッダが付加されず受信側でフレーム長が不明の場合、フレームカウンタを用いてフレーム長を計数してフレームパルスを発生させる方法を用いることはできない。このため、通信信号にGFPヘッダが付加されていない場合には、特許文献2に記載の方法を適用することはできない。
本発明は、上述の課題を解決することのできる通信装置、通信システム、フレーム検出方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、通信装置は、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信部と、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、通信システムは、第1通信装置と第2通信装置とを備え、前記第1通信装置は、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを送信し、前記第2通信装置は、前記第1通信装置が送信した前記データを受信する受信部と、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出部と、を備える。
本発明の第3の態様によれば、フレーム検出方法は、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信ステップと、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出ステップと、を含む。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信ステップと、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出ステップと、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、フレーム形式の信号にフレーム長を示すヘッダを付加する必要なしにフレーム同期をとることができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る無線フレーム処理部が1つの無線フレームから抽出するETHデータのデータ構造の例を示す図である。 同実施形態に係るETHフレーム検出部の構成例を示す概略構成図である。 同実施形態に係る64バイト用ETHフレーム検出回路の構成例を示す概略構成図である。 同実施形態に係るETHフレーム検出部の動作例を示すタイミングチャートである。 同実施形態に係るETHフレーム検出部のもう1つの構成例を示す概略構成図である。 本発明に係る通信装置の最小構成を示す説明図である。 本発明に係る通信システムの最小構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、通信システム100は、第1通信装置1と、第2通信装置2とを備える。
第2通信装置2は、RF(Radio Frequency)信号処理部21と、復調処理部22と、無線フレーム処理部23と、ETHフレーム検出部24と、MAC(Media Access Control)制御部25とを備える。
通信システム100は、Ethernetフレーム(Frame)形式で無線通信を行う。以下では、EthernetフレームをETHフレームと表記する。
但し、通信システム100が通信するデータは、ETHフレーム形式のデータに限らない。通信システム100が通信するデータは、例えばヘッダ(Header)またはトレイラ(Trailer)など特定の位置に誤り制御用データが付されたフレーム形式のデータであればよい。
ここでいうフレームとは、通信対象のデータ全体を分割したデータの各々にヘッダ及びトレイラのうちいずれか一方または両方を付加したデータである。通信システム100が通信するフレームは固定長であってもよいし可変長であってもよい。第2通信装置2は、通信されるフレームのフレーム長そのものについては未知であり、可能性のあるフレーム長の候補について既知である。
また、ここでいう誤り制御とは、少なくとも誤り検出を行うことである。ここでいう誤り制御用データとは、誤り制御用に算出されたデータである。誤り制御用データとして、ETHフレームにおけるCRC(Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査)のFCS(Frame Check Sequence)を用いる。
但し、第2通信装置2が、誤り制御として更に誤り訂正を行うようにしてもよい。また、誤り制御用データとして、CRC以外の誤り検出符号又は誤り訂正符号を用いるようにしてもよい。
以下では、第1通信装置1から第2通信装置2への通信を例に説明する。第2通信装置2から第1通信装置1へも通信を行うようにしてもよいし、行わないようにしてもよい。第2通信装置2から第1通信装置1への通信を行う場合、第1通信装置1から第2通信装置2への通信と第2通信装置2から第1通信装置1への通信とは、同じ通信方式による通信であってもよいし、異なる通信方式による通信であってもよい。
第1通信装置1は、フレーム形式の信号を有線にて受信し、受信した信号を無線にて第2通信装置2へ送信する。図1では、第1通信装置1から第2通信装置2への無線伝送路を経路W11にて示している。第1通信装置1が受信するETHフレームには同期をとるためのプリアンブルが付されているが、第1通信装置1は、プリアンブルを除去したETHフレームを無線信号にて送信する。
第1通信装置1は、送信対象のデータを無線フレームに格納して送信するが、無線フレームとETHフレームとが一対一に対応している必要はなく、第2通信装置2がETHフレームの並びを復元可能であればよい。以下では、第1通信装置1が、複数のETHフレームを1つの無線フレームに格納して(すなわち、複数のETHフレームを1つの無線フレームに多重して)送信する場合を例に説明する。あるいは、第1通信装置1が、ETHフレームを分割し、1つのETHフレームを複数の無線フレームにて送信するようにしてもよい。
第1通信装置1と第2通信装置2との間の通信は、特定の通信方式に依存せず、第2通信装置2がETHフレームの並びを復元可能であればよい。例えば、第1通信装置1がディジタルマイクロ波(DMR;Digital Microwave Radio)にて信号を送信するようにしてもよいが、これに限らない。さらには、第1通信装置1と第2通信装置2との間の通信方式は無線通信に限らず、例えば光ファイバ通信など有線の通信であってもよい。
第2通信装置2は、第1通信装置1からの信号を受信し、受信信号からETHフレームを復元する。
RF信号処理部21は、RF信号(通信周波数の信号)をベースバンド信号に周波数変換する。
復調処理部22は、RF信号処理部21の周波数変換で得られたベースバンドの変調信号を復調して無線フレームを復元する。
無線フレーム処理部23は、復調処理部22が復元した無線フレームからETHデータを抽出する。ここでいうETHデータとは、ETHフレームの並び(ETHフレームが結合されたデータ)である。
図2は、無線フレーム処理部23が1つの無線フレームから抽出するETHデータのデータ構造の例を示す図である。図2の例で、ETHデータは、複数のETHフレームが同じ向きに結合されて構成されている。
以下では、ETHデータの一方の端を先頭と称し、もう一方の端を末尾と称する。先頭は、ETHフレームのヘッダが位置する側の端であり、末尾は、トレイラに該当するFCSが位置する側の端である。また、以下では、先頭側についてデータの順序が前であると称し、末尾側についてデータの順序が後であると称する。
通信システム100が通信するETHデータのヘッダ及びペイロード(Payload)は、特定の形式のものに限定されない。例えば、通信システム100が通信するETHフレームは、DIX規格のフレームであってもよいし、IEEE802.3の規定のフレームであってもよいし、IEE802.3でオプションのVLANタグヘッダを用いるフレームであってもよい。
DIX規格の場合、ヘッダは「宛先アドレス」フィールドと、「送信元アドレス」フィールドと、「タイプ」フィールドとで構成され、ペイロードは「データ」フィールドで構成される。
一方、IEEE802.3の規定の場合、ヘッダは「宛先アドレス」フィールドと、「送信元アドレス」フィールドと、「長さ/タイプ」フィールドとで構成され、ペイロードは「データ/LLC」フィールドで構成される。このIEEE802.3の規格でVLANタグヘッダを用いる場合、ヘッダは、「宛先アドレス」フィールドと、「送信元アドレス」フィールドと、「TIID」(Tag Protocol Identifier)フィールドと、「TCI」(Tag Control information)フィールドとで構成される。
RF信号処理部21と復調処理部22と無線フレーム処理部23との組み合わせは、受信部の例に該当し、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する。特に、RF信号処理部21と復調処理部22と無線フレーム処理部23との組み合わせにて、誤り制御用データがフレームの末尾に含まれるデータを受信する。図2に示すETHデータが、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータである受信データの例に該当する。ETHデータでは、誤り制御用データの例に該当するFCSがフレームの末尾に含まれている。
ETHフレーム検出部24は、無線フレーム処理部23が抽出したETHデータからETHフレームを検出する。なお、ETHフレーム検出部24がETHフレームを検出できない場合は、同期外れとして処理される。
ETHフレーム検出部24は、フレーム検出部の例に該当し、ETHデータのうち異なるデータ長の部分データの各々に対してCRCによる誤り検出処理を行う。ここでいう誤り検出処理とは、少なくとも誤りの有無を判定する処理である。
本実施形態では、ETHフレーム検出部24は、誤り検出処理で、誤りの有無のみを判定する。但し、第2通信装置2が誤り訂正を行うようにし、ETHフレーム検出部24が、誤りの大きさの指標値を算出するようにしてもよい。誤りの大きさの指標値は、誤りのハミング(Hamming)距離であってもよいが、これに限らない。
ETHフレーム検出部24は、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出する。
上記のように、本実施形態ではETHフレーム検出部24は、誤り検出処理で誤りの有無のみを検出する。この場合、誤りが所定条件以下であるとは、誤り無しと判定することである。一方、ETHフレーム検出部24が誤りの大きさの指標値を算出する場合、誤りが所定条件以下であるとは、誤り無しと判定するか、或いは、検出したいずれの誤りでも指標値が示す誤りの大きさが所定の大きさ以下であると判定することである。
図3は、ETHフレーム検出部24の構成例を示す概略構成図である。図3の例で、ETHフレーム検出部24は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600と、OR回路32及び33とを備える。
iバイト用ETHフレーム検出回路31−i(iは、64≦i≦9600の整数)は、iバイトのフレーム長のETHフレームを検出する回路である。EHTフレームのフレーム長として可能性のある64バイトから9600バイトまでのいずれの場合も検出できるように、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600が並列に動作する。
64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々には、ETHデータの1バイト分(eth_data[7:0])が先頭から順に入力される。64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々は、ETHデータの入力と同期したクロック信号(clk)の入力を受けて、ETHデータの1バイト分が入力される毎にETHフレームの検出処理を繰り返す。
iバイト用ETHフレーム検出回路31−i(iは、64≦i≦9600の整数)は、ETHフレームを検出した場合に、検出したETHフレームを1クロックに1バイトずつ出力する。図3では、iバイト用ETHフレーム検出回路31−iが1バイトずつ出力するETHフレームをeth_frame_i[7:0]と表記している。
また、iバイト用ETHフレーム検出回路31−i(iは、64≦i≦9600の整数)は、ETHフレームを検出した場合に、検出したことを示すvalid信号をワンショットで出力する。具体的には、iバイト用ETHフレーム検出回路31−iがETHフレームを検出した場合、ETHフレームの先頭の1バイトを出力している間、valid信号の値が「1」になる。これにより、ETHフレームの先頭が示される。図3では、iバイト用ETHフレーム検出回路31−iが出力するvalid信号をvalid_i[7:0]と表記している。
OR回路32は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々からのETHフレームの出力eth_frame_64[7:0]〜eth_frame_9600[7:0]のビット毎の論理和を取る。これにより、OR回路32は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600のいずれかが検出したETHフレームを1バイトずつ出力する。
OR回路33は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々からのワンショットのvalid信号valid_64[7:0]〜valid_9600[7:0]の論理和を取る。これにより、OR回路33は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600いずれかがETHフレームを検出する毎に、フレームの先頭を示す信号を出力する。図3では、OR回路33の出力をvalidと表記している。
ここで、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の構成について、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64の場合を例に説明する。
図4は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64の構成例を示す概略構成図である。図4の例で、バイト用ETHフレーム検出回路31は、CRC演算回路41と、比較回路42と、Valid信号生成回路43と、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−65と、選択回路45とを備える。
遅延フリップフロップ回路44−j(jは、1≦j≦65の整数)は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64に1バイトずつ入力されるETHデータのうち、j回前に入力された1バイト分のデータを記憶し出力する。従って、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−65の組み合わせで65バイトのシフトレジスタを構成し、1バイトのデータが入力される毎にバイト単位でデータのシフトを行う。
なお、最新の1バイト分の入力データをeth_data[7:0]と表記する。また、j回前に入力された1バイト分のデータをeth_data_jt[7:0]と表記する。
64バイト用ETHフレーム検出回路31−64は、入力された最新の1バイト分のデータと、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−63が出力するデータとを合わせた直近の64バイト分のデータを、フレーム長64バイトのETHフレームの候補とする。
また、ETHフレームでは末尾の4バイトがFCSとなっている。そこで、遅延フリップフロップ回路44は、直近の64バイト分のデータのうち、入力された最新の1バイト分のデータと、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−3が出力するデータとを合わせた直近の4バイト分のデータをFCSの候補とする。ETHデータが先頭から順位1バイトずつバイト用ETHフレーム検出回路31−64に入力される毎に、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−3の組み合わせは、最新の入力データと合わせて直近4バイト分のデータをETHデータから抽出する。遅延フリップフロップ回路44−1〜44−3の組み合わせは、誤り制御用データ候補取得部の例に該当する。
遅延フリップフロップ回路44−64、44−65は、ぞれぞれ比較回路42、Valid信号生成回路43の出力とETHフレームの出力との同期をとるために設けられている。
CRC演算回路41は、遅延フリップフロップ回路44−4〜44−63が出力する60バイトのデータに対してCRC演算を行い、FCSとの比較対象データを算出する。すなわち、CRC演算回路41は、ETHフレームの候補のうちFCSの候補を除いた60バイト分のデータに対してCRC演算を行う。
CRC演算回路41は、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−3の組み合わせがFCSの候補を抽出する毎に、ETHデータのうちFES候補よりも先頭側の部分データについてFCSとの比較対象データの演算を行う。
CRC演算回路41が出力するFCSとの比較対象データをcrc_do[31:0]と表記する。
65バイト用ETHフレーム検出回路31−65〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々が備えるCRC演算回路も、CRC演算回路41と同様にETHフレームの候補のうちFCSの候補を除いたデータに対してCRC演算を行う。ここで、64バイト用ETHフレーム検出回路31−65〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々では、検出対象とするフレーム長が異なることから、各々が備えるCRC演算回路が演算対象とするデータのデータ長も異なる。
64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600が備えるCRC演算回路の組み合わせは、演算部の例に該当し、遅延フリップフロップ回路がFCSの候補を抽出する毎に、ETHデータのうちFES候補よりも先頭側で異なるデータ長の部分データの各々についてFCSとの比較対象データの演算を行う。
比較回路42は、CRC演算回路41の演算結果と、遅延フリップフロップ回路44−1〜44−3の組み合わせが抽出したFCSの候補とを比較する。比較回路42は、比較の結果誤りが所定条件以下であると判定した場合、1クロックの間crc_check_ok_plsの値を「1」にする。それ以外の場合、比較回路42は、crc_check_ok_plsの値を「0」にする。上述したように、誤りが所定条件以下であるとは、誤り無しと判定することであってもよいし、誤り無しと判定するか、或いは、検出したいずれの誤りでも指標値が示す誤りの大きさが所定の大きさ以下であると判定することであってもよい。
crc_check_ok_plsの値「1」は、ETHフレームを検出したことを示す。また、crc_check_ok_plsの値「1」は、遅延フリップフロップ回路44−64の出力がETHフレームの先頭であることを示す。
Valid信号生成回路43は、比較回路42が誤りが所定条件以下であると判定したことを契機(トリガ)として、Valid信号valid_64を出力する。
Valid信号生成回路43は、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64の出力としては、比較回路42の出力(crc_check_ok_pls)を1クロックだけ遅延させたvalid_64(one shot)を出力する。また、Valid信号生成回路43は、比較回路42の出力が「1」となった次のクロックから64クロックの間valid_64(64clock)の値を「1」にする。それ以外の場合、Valid信号生成回路43は、valid_64(64clock)の値を「0」にする。
選択回路45は、Valid信号生成回路43からのvalid_64(64clock)の値が「1」場合、遅延フリップフロップ回路44−65の出力を出力する。一方、Valid信号生成回路43からのvalid_64(64clock)の値が「1」の場合8ビット全て「0」を出力する。これにより、選択回路45は、比較回路42が誤りが所定条件以下であると判定したETHフレームの候補を1バイトずつ出力する。
このように、比較回路42は、CRC演算回路41の演算結果と、FCSの候補とを比較する。比較回路42が比較の結果、誤りが所定条件以下であると判定した場合、Valid信号生成回路43と選択回路45との組み合わせが、CRC演算回路41の演算に用いられたデータにFCSの候補を加えたデータをフレームとして検出する。
65バイト用ETHフレーム検出回路31−65〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600の各々でも、比較回路、valid信号生成回路、選択回路の動作は、検出するETHフレームのフレーム長が異なる点を除いて、それぞれ比較回路42、Valid信号生成回路43、選択回路45の動作と同様である。
64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600が備える比較回路、valid信号生成回路、及び、選択回路の組み合わせは、誤り検出処理部の例に該当する。
これらの組み合わせは、比較回路にてCRC演算回路41の演算結果の各々と、FCSの候補とを比較する。比較回路が、いずれかの演算結果について誤りが所定条件以下であると判定した場合、valid信号生成回路、及び、選択回路の組み合わせにて、CRC演算回路41の演算結果の演算に用いられた部分データをETHフレームの一部(ヘッダ及びペイロード)として検出する。
MAC制御部25は、ETHフレーム検出部24が検出したETHフレームの各々にプリアンブルを付加する。また、MAC制御部25は、プリアンブルを付加したETHフレーム同士の間にIGF(Inter Frame Gap)を挿入して有線通信(第2通信装置2への入力)と無線通信(第2通信装置2からの出力)との間のレート調整を行う。
図5は、ETHフレーム検出部24の動作例を示すタイミングチャートである。
ETHフレーム検出部24へのETHデータの入力のうち最新の1バイト分eth_data[7:0]がETHフレームのFCSの最終バイト“A63”であるとき、ETHフレームのうちFCSを除いた60バイト分 “A”〜“A59”が図4のCRC演算回路41に入力されている。この場合、データにノイズが混入していなければ、CRC演算結果crc_do[31:0]=“A63626160”がFCSと一致する。このとき、ETHフレームの検出と共にFCSエラーが無いことを確認できている。
その1クロック後に、CRC演算結果とFCSとの一致を検出したことを示すcrc_check_ok_plsが立ち上がる(「1」となる)。これを契機に64バイトのフレームのValid信号eth_data_valid_64が、さらに1クロック後から64クロック周期の間「1」となる。eth_data_valid_64が「1」となっている間、64バイトのETHフレームを1バイトずつ出力するデータeth_frame_64が出力される。
一方、eth_data_valid_64が「0」の場合、eth_frame_64として、8ビットとも「0」が出力される。
以上のように、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600が備える比較回路の組み合わせは、FCSをフレームの末尾に含むフレーム形式の受信データのうち、異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行う。いずれかの比較回路が演算結果について誤りが所定条件以下であると判定した場合、64バイト用ETHフレーム検出回路31−64〜9600バイト用ETHフレーム検出回路31−9600が備える、比較回路及び選択回路の組み合わせは、CRC演算回路41の演算に用いられたデータをETHフレームの一部(ヘッダ及びペイロード)として検出する。
このように、第2通信装置2では、EHTフレームに含まれているFCSを用いてEHTフレームを検出するので、ETHフレームにフレーム長を示すヘッダを付加する必要なしにフレーム同期をとることができる。したがって、第2通信装置2では、ETHフレームにGFPヘッダを付加する場合よりも、GFPヘッダ分だけ伝送効率が改善される。
伝送効率改善率は、式(1)のように示される。
Figure 2018042213
例えば、64バイトフレーム伝送の場合、伝送効率改善率は6.25%である。伝送効率改善率は、ETHフレーム長が短いほど高くなる。
また、第2通信装置2では、フレーム長が可変の場合でもフレームを検出することができる。
図6は、ETHフレーム検出部24のもう1つの構成例を示す概略構成図である。図6の例では、ETHフレーム検出部24は、64バイトフレーム用CRC演算回路51−64〜9600バイトフレーム用CRC演算回路51−9600と、64バイトフレーム用比較回路52−64〜9600バイトフレーム用比較回路52−9600と、Valid信号生成回路53と、遅延フリップフロップ回路54−1〜54−9602と、64バイトフレーム用選択回路55−64〜9600バイトフレーム用選択回路55−9600と、OR回路32及び33とを備える。
図2および図3に示す構成のETHフレーム検出部24では、CRC演算回路に入力するETHデータを保持するための遅延フリップフロップ回路を、各フレーム長の検出回路がそれぞれ備える。このため、図2および図3に示す構成のETHフレーム検出部24では、46101858個の遅延フリップフロップ回路が必要である。これに対し、図6の構成では、遅延フリップフロップ回路を共通化している。これにより、図6の構成では、遅延フリップフロップ回路の数が、9602個に抑えられている。このように、図6の構成では、図2及び図3の構成の場合よりもETHフレーム検出部24の回路規模が削減されている。
図6の構成のそれ以外の部分は、図2及び図3の構成の場合と同様である。
以上のように、遅延フリップフロップ回路54−1〜54−3の組み合わせは、受信データの先頭から順にFCSの候補の抽出を繰り返す。
64バイトフレーム用CRC演算回路51−64〜9600バイトフレーム用CRC演算回路51−9600の組み合わせは、遅延フリップフロップ回路54−1〜54−3の組み合わせがFCSの候補を抽出する毎に、当該FCSの候補より先頭側で異なるデータ長の部分データの各々について誤り制御用データの演算を行う。
64バイトフレーム用比較回路52−64〜9600バイトフレーム用比較回路52−9600と、Valid信号生成回路53と、64バイトフレーム用選択回路55−64〜9600バイトフレーム用選択回路55−9600との組み合わせは、64バイトフレーム用CRC演算回路51−64〜9600バイトフレーム用CRC演算回路51−9600の組み合わせの演算結果の各々と、遅延フリップフロップ回路54−1〜54−3の組み合わせが抽出したFCSの候補とを比較して、いずれかの演算結果について誤りが所定条件以下であると判定した場合、当該演算結果の演算に用いられた部分データをETHフレームの所定の一部(ヘッダ及びペイロード)として検出する。
これにより、上記のように地変フリップフロップ回路を共通化でき、回路規模を削減することができる。
次に、図7〜図8を参照して、本発明の最小構成について説明する。
図7は、本発明に係る通信装置の最小構成を示す説明図である。同図に示す通信装置200は、受信部210と、フレーム検出部220とを備える。
かかる構成にて、受信部210は、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する。フレーム検出部220は、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出する。
これにより、通信装置200では、フレーム形式の信号にフレーム長を示すヘッダを付加する必要なしにフレーム同期をとることができる。
図8は、本発明に係る通信システムの最小構成を示す説明図である。同図に示す通信システム300は、第1通信装置310と、第2通信装置320とを備える。第1通信装置310は、受信部321と、フレーム検出部322とを備える。
かかる構成にて、第1通信装置310は、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを送信する。受信部321は、第1通信装置310が送信したデータを受信する。フレーム検出部322は、受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出する。
これにより、通信システム300では、フレーム形式の信号にフレーム長を示すヘッダを付加する必要なしにフレーム同期をとることができる。
なお、第2通信装置2、320と、通信装置200との機能の全部または一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100、300 通信システム
1、310 第1通信装置
2、320 第2通信装置
21 RF信号処理部
22 復調処理部
23 無線フレーム処理部
24 ETHフレーム検出部
25 MAC制御部
31 バイト用ETHフレーム検出回路
32 OR回路
33 OR回路
41 CRC演算回路
42 比較回路
43 Valid信号生成回路
44 遅延フリップフロップ回路
45 選択回路
200 通信装置
210、321 受信部
220、322 フレーム検出部

Claims (5)

  1. 誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信部と、
    受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記受信部は、前記誤り制御用データがフレームの末尾に含まれる前記データを受信し、
    前記フレーム検出部は、
    前記受信データの先頭から順に所定のデータ長の部分データの抽出を繰り返す誤り制御用データ候補取得部と、
    前記誤り制御用データ候補取得部が前記部分データを抽出する毎に、当該部分データより先頭側で異なるデータ長の部分データの各々について誤り制御用データの演算を行う演算部と、
    前記演算部の演算結果の各々と、前記誤り制御用データ候補取得部が抽出した部分データとを比較して、いずれかの演算結果について誤りが所定条件以下であると判定した場合、当該演算結果の演算に用いられた部分データをフレーム又はフレームの所定の一部として検出する誤り検出処理部と、
    を備える請求項1に記載の通信装置。
  3. 第1通信装置と第2通信装置とを備え、
    前記第1通信装置は、誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを送信し、
    前記第2通信装置は、
    前記第1通信装置が送信した前記データを受信する受信部と、
    受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出部と、
    を備える通信システム。
  4. 誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信ステップと、
    受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出ステップと、
    を含むフレーム検出方法。
  5. コンピュータに、
    誤り制御用データを含むフレーム形式のデータを受信する受信ステップと、
    受信データのうち異なるデータ長の部分データの各々に対して誤り検出処理を行い、誤りが所定条件以下の部分データを検出した場合、当該部分データに基づいてフレームを検出するフレーム検出ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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