JP2018042190A - 被写体判定装置、および、被写体判定方法 - Google Patents

被写体判定装置、および、被写体判定方法 Download PDF

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晴佳 鈴木
中村 亨
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香央里 藤村
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香央里 藤村
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高橋  元
幸由 大田
Yukiyoshi Ota
幸由 大田
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Abstract

【課題】撮影映像の被写体のデバイスが確かにそのデバイスであるか否かを容易に判定する。【解決手段】デバイス10からデバイス10の動きを示す第1のセンサデータを取得するセンサデータ取得部と、カメラ20による被写体の撮影データを取得する撮影データ取得部と、撮影データから、被写体の動きを示す時系列データを作成する時系列データ作成部と、所定期間における第1のセンサデータおよび時系列データの一致率が所定値を超える場合、撮影データの被写体はデバイス10であると判定する判定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被写体判定装置、および、被写体判定方法に関する。
近年、IT技術の進歩に伴ってオンラインで対応可能な手続きが増えている。例えば、ネットバンキングにおける金融取引、電子投票、電子行政手続等、枚挙にいとまがない。オンラインで対応可能な手続きにおいては、その性質から、特定の会場に出向いて実施される形式だけでなく、自宅などの極めて自由度の高い空間で実施される形式の増加が予想される。
一方で、他人による操作・閲覧はもとより、本人であっても規定の画面以外を参照することが許されない手続きがある。その典型的な例が、自宅で受験可能な検定試験(遠隔検定試験)である。遠隔検定試験においては、他人による操作は替え玉受験となるため厳に排除されるべきであるし、他人による試験問題の閲覧や本人による規定画面以外の参照は不正に解答を有利にするカンニング行為を助長する恐れがあるため排除されるべきである。
こうした遠隔検定試験における不正に対し、受験中の様子をカメラにより撮影し録画する方法がある。この撮影映像によって、試験開始から終了までの間に受験者の入れ替わりがないことや、他人の介在、受験者の規定画面以外の参照がないことを確認することはある程度可能であると考えられる。しかし、受験者が撮影映像を故意にすり替えて提出することも考えられるため、映像が受験時のものであるか否かを検証できるようにする必要がある。
一方、他人による試験問題の閲覧や本人による規定画面以外の参照を防止する効果を高めるために、遠隔検定試験におけるヘッドマウントディスプレイ(HMD)の導入が検討されつつある。そこで、HMD等のデバイスを装着して行われている遠隔検定試験の様子を撮影した映像において、被写体が確かにそのデバイスであるか否かを判定する技術が提案されている。
例えば、点滅光源によりIDを発信するビーコンを被写体となるデバイスに装備し、高精度カメラを用いてデバイスを撮影し、ビーコンの点滅パターンから被写体のIDを認識する技術がある(非特許文献1参照)。また、カメラからの発光指示に基づき発光する素子をデバイスに装備し、カメラからの発光指示に基づく発光の有無でデバイスを認識する技術もある(特許文献1参照)。
特許第4423302号公報
ID Cam:シーンとIDを同時に取得可能なイメージセンサ、電子情報通信学会、信学技報、IT2001-92、pp.105-110、2002年3月
しかし、前記した従来技術のいずれも、被写体を撮影する際、被写体の光源を遮ることのない安定した環境のもとで撮像する必要がある。つまり、被写体の撮影条件(例えば、明るさや撮影角度等)が厳しいという問題がある。そこで、本発明は、前記した問題を解決し、撮影映像の被写体のデバイスが確かにそのデバイスであるか否かを容易に判定できるようにすることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、デバイスから前記デバイスの動きを示す第1のセンサデータを取得するセンサデータ取得部と、前記デバイスを撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得部と、前記撮影データから、前記撮影データの被写体の動きを示す時系列データを作成する時系列データ作成部と、所定期間における前記第1のセンサデータおよび前記時系列データの一致率が所定値を超える場合、前記被写体は前記デバイスであると判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影映像の被写体のデバイスが確かにそのデバイスであるか否かを容易に判定することができる。
図1は、第1の実施形態の被写体判定システム(システム)の概要を説明するための図である。 図2は、デバイスのセンサデータの例と、撮影データから推定した被写体のセンサデータの例とを示す図である。 図3は、第1の実施形態および第2の実施形態の被写体判定装置の構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態のシステムの処理手順例を示すシーケンス図である。 図5は、第2の実施形態のシステムの概要を説明するための図である。 図6は、デバイスのセンサデータの例と、カメラのセンサデータの例と、撮影データおよびカメラのセンサデータから推定した被写体のセンサデータの例とを示す図である。 図7は、第2の実施形態のシステムの処理手順例を示すシーケンス図である。 図8は、撮影データにおける被写体のX軸、Y軸の動きに基づく合成加速度Gの作成を説明する図である。 図9は、被写体判定プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)を第1の実施形態および第2の実施形態に分けて説明する。
第1の実施形態では被写体判定システム(システム)のカメラが固定して用いられる場合について説明し、第2の実施形態ではシステムのカメラが手持ちで用いられる等、移動する可能性がある場合について説明する。
(概要)
まず、図1および図2を用いて、第1の実施形態の被写体判定システム(システム)の概要を説明する。システムは、例えば、図1に示すように、デバイス10と、カメラ20と、被写体判定装置30とを備える。
デバイス10は、例えば、タブレット端末や携帯電話機、ヘッドマウントディスプレイ等である。このデバイス10は、当該デバイス10のユーザの携行等により移動する可能性のあるものとする。このデバイス10は、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等、当該デバイス10自体の動きを取得するセンサを備える。
カメラ20は、デバイス10を撮影する。このカメラ20は、例えば、三脚等で固定され、デバイス10が移動する可能性のある範囲を撮影範囲として撮影する。
被写体判定装置30は、カメラ20により撮影された被写体が、確かにデバイス10であるか否かを判定する。
例えば、デバイス10を携行するユーザが図1に示すようにカメラ20の撮影範囲の右から左へ移動(進行)した場合を考える。この場合、被写体判定装置30は、カメラ20から、被写体(デバイス10)の撮影データを取得し、また、デバイス10から当該デバイス10の動きを示すセンサデータ(例えば、加速度データ)を取得する。なお、以下、デバイス10の動きを示すセンサデータは、当該デバイス10の加速度データである場合を例に説明するが、これに限定されない。
その後、被写体判定装置30は、所定期間におけるカメラ20の撮影データから、撮影中の被写体の動きを推定する。例えば、被写体判定装置30は、所定期間における撮影データから、時刻t−2、t−1、tにおいて被写体(デバイス10)が図1に示す位置に動いたと推定する。そして、被写体判定装置30は、この被写体の動きの推定結果(時系列データ)と、デバイス10から取得した第1のセンサデータとを照合することにより、撮影データの被写体がデバイス10であるか否かを判定する。
例えば、デバイス10の3次元(X軸、Y軸、Z軸)での動き(第1のセンサデータ)が図2の符号201に示す値であり、撮影データから推定した被写体の3次元での動き(センサデータ)が図2の符号202に示す値である場合、被写体判定装置30は、これらの値を照合することにより、撮影データの被写体がデバイス10であるか否かを判定する。
このようにすることで、システムは、撮影データの被写体のデバイスが確かにそのデバイスであるか否かを容易に判定することができる。
(構成)
次に、図3を用いて、被写体判定装置30の構成を説明する。被写体判定装置30は、入出力部31と、記憶部32と、制御部33とを備える。
入出力部31は、外部装置との入出力インタフェースを司る。この入出力部31は、例えば、無線通信により、外部装置(例えば、デバイス10やカメラ20)から第1のセンサデータや撮影データの入力を受け付けたり、制御部33における処理結果を外部装置(例えば、サーバ40)に出力したりする。
記憶部32は、制御部33における処理に用いる各種情報を記憶する。また、記憶部32は、デバイス10の第1のセンサデータやカメラ20の撮影データ等を一時的に記憶する。
制御部33は、被写体判定装置30全体の制御を司る。制御部33は、例えば、第1のセンサデータ取得部331と、撮影データ取得部332と、時系列データ作成部333と、判定部334と、データ出力部335とを備える。破線で示す第2のセンサデータ取得部336と、補正部337は装備される場合と、装備されない場合とがあり、装備される場合については第2の実施形態で説明する。
第1のセンサデータ取得部331は、入出力部31経由でデバイス10から当該デバイス10の動きを示す第1のセンサデータを取得する。この第1のセンサデータは、例えば、デバイス10の加速度データである。
撮影データ取得部332は、入出力部31経由でカメラ20から被写体の撮影データを取得する。時系列データ作成部333は、撮影データ取得部332で取得された撮影データから、各時刻における撮影データの被写体の動きを推定した時系列データを作成する。
判定部334は、第1のセンサデータ取得部331で取得した第1のセンサデータと、時系列データ作成部333で作成された時系列データとを用いて、撮影データの被写体がデバイス10であるか否かを判定する。
例えば、判定部334は、所定期間における第1のセンサデータと時系列データとの一致率が所定値を超える場合、被写体はデバイス10であると判定する。
一例を挙げると、第1のセンサデータが、3軸(3次元)加速度データである場合、判定部334は、まず、この3軸加速度データを合成し、1次元の加速度データ(合成加速度G)に加工する。なお、3軸(X軸、Y軸、Z軸)それぞれの加速度をX、Y、Zとすると、その合成加速度Gは、以下の式(1)により求めることができる。
G=√(X+Y+Z)…式(1)
その後、判定部334は、1次元の加速度データに加工された第1のセンサデータと時系列データ、それぞれからデバイス10または被写体の動きが所定値以上の点である特徴点を抽出する。そして、判定部334は、第1のセンサデータおよび時系列データそれぞれの特徴点の一致率が所定値を超える場合、被写体はデバイス10であると判定する。
データ出力部335は、判定部334による判定結果、撮影データ、撮影ID、当該撮影データの取得元のカメラ20の識別情報、第1のセンサデータ、当該第1のセンサデータの取得元のデバイス10の識別情報等を入出力部31経由で外部装置(例えば、サーバ40)へ送信する。
(処理手順)
次に、図4を用いて、システムの処理手順の例を説明する。ここでは、第1のセンサデータは、デバイス10の3軸加速度データである場合を例に説明するが、これに限定されない。
まず、カメラ20と被写体判定装置30はそれぞれ互いに通信可能な状態を確立し(S1:通信確立)、また、被写体判定装置30とデバイス10それぞれも互いに通信可能な状態を確立する(S2:通信確立)。その後、ユーザ操作等により、カメラ20が処理の開始指示を受信すると(S3:処理開始指示受信)、被写体の撮影を開始し(S5)、撮影IDを付与した撮影データを記録(録画)する。その後、カメラ20は、被写体の撮影データに機器(カメラ20)の署名等を付与して被写体判定装置30へ送信する(S21:撮影データ送信)。
また、ユーザ操作によりデバイス10が処理の開始指示を受信すると(S4:処理開始指示受信)、機器(デバイス10)の署名等を付与したデバイス10の3軸加速度データを被写体判定装置30へ送信する(S7:3軸加速度データ送信)。
S7の後、被写体判定装置30の第1のセンサデータ取得部331が、デバイス10の3軸加速度データを受信すると、判定部334は、前記した式(1)等を用いて当該3軸加速度データの合成加速度aを算出する(S8)。また、撮影データ取得部332が、S21で送信された被写体の撮影データを受信すると、時系列データ作成部333は、撮影データの被写体の時系列で3軸加速度(時系列データ)を推定する(S22)。その後、ユーザ操作等により、被写体判定装置30が処理の終了の指示を受信すると、判定部334は、S8で算出した合成加速度aと、S22で推定した3軸加速度との同一性判定を行う(S31)。つまり、判定部334は、デバイス10の合成加速度aの示す動きと被写体の3軸加速度の示す動きとが同じか否かを判定する。
例えば、判定部334は、所定期間における合成加速度aおよび3軸加速度それぞれの特徴点(動きが所定値以上の点)を抽出し、合成加速度aと3軸加速度とで特徴点がどの程度一致するかを判定する。そして、判定部334は、合成加速度aと3軸加速度との特徴点の一致率が所定値を超える場合、合成加速度aと3軸加速度とは同一である、つまり、撮影データにおける被写体はデバイス10であると判定する。
その後、被写体判定装置30のデータ出力部335は、例えば、判定部334による判定結果、撮影データ、撮影ID、各種機器の署名(カメラ20およびデバイス10の署名)、その他のデータ(例えば、デバイス10の計測値等)等の各種情報をサーバ40へ送信し、サーバ40は、上記の各種情報を受信すると(S32)、記憶部(図示省略)に記録する。
このようにすることで、システムは、カメラ20の撮影データの被写体が確かにデバイス10であるか否かを容易に判定することができる。つまり、システムは、被写体の撮影時における、照明や撮影角度等に特に厳しい制約を設けることなく、被写体が確かにデバイス10(例えば、所定のユーザが所有するデバイス10)であるか否かを判定することができる。また、システムは、被写体の撮影データについて、当該被写体が確かにデバイス10であることの証跡(上記の判定結果)とともに記録することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態のシステムを説明する。第2の実施形態のシステムは、カメラ20が移動する場合であっても、被写体が確かにデバイス10であるか否かを精度よく判定することを特徴とする。
(概要)
まず、図5および図6を用いて、第2の実施形態のシステムの概要を説明する。前記した第1の実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態のシステムは、例えば、図5に示すように、デバイス10と、カメラ20aと、被写体判定装置30aとを備える。
カメラ20aは、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等、当該カメラ20aの動きを取得するセンサを備える。このカメラ20aは、例えば、撮影者により手持ち撮影されるものとする。
被写体判定装置30aは、カメラ20aから、被写体(デバイス10)の動きを示す撮影データと、デバイス10の動きを示すセンサデータ(第1のセンサデータ)に加え、カメラ20a自体の動きを示すセンサデータ(第2のセンサデータ)を取得する。
そして、被写体判定装置30aは、取得した撮影データの示す被写体の動きから、第2のセンサデータの示すカメラ20a自体の動きを除去する。つまり、被写体判定装置30aは、カメラ20a自体が動いたことによる被写体のブレを補正する。
例えば、被写体判定装置30aが、デバイス10の加速度センサにより取得した、当該デバイス10の時系列での3次元の動き(第1のセンサデータ)が図6の符号601に示す値であり、カメラ20a自体の3次元の動き(第2のセンサデータ)が図6の符号602に示す値である場合を考える。
この場合、被写体判定装置30aは、撮影データから推定した被写体の時系列での3次元の動きから、符号602に示すカメラ20a自体の3次元の動きを除去し、図6の符号603に示す値(推定した被写体のセンサデータ)を求める。例えば、被写体判定装置30aは、カメラ20aのブレがない状態ならば、被写体(デバイス10)が、図5の時刻t−2、t−1、tに示す位置に動いたと推定する。そして、被写体判定装置30aは、符号601に示す値と、符号603に示す値とを照合することにより、撮影データの被写体がデバイス10であるか否かを判定する。
このようにすることで、撮影者がカメラ20aを手で持って動きながら被写体(デバイス10)を撮影したりする等、カメラ20a自体が移動する可能性がある場合であっても、被写体判定装置30aは撮影データの被写体がデバイス10であるか否かを精度よく判定することができる。
(構成)
次に、図3を用いて、被写体判定装置30aの構成を説明する。被写体判定装置30aは、第2のセンサデータ取得部336と、補正部337とをさらに備える。また、被写体判定装置30aは、判定部334に代えて、判定部334aを備える。
第2のセンサデータ取得部336は、入出力部31経由でカメラ20aから当該カメラ20aの動きを示す第2のセンサデータを取得する。補正部337は、第2のセンサデータ取得部336で取得された第2のセンサデータを用いて、時系列データ作成部333で作成した時系列データにおけるカメラ20aが動いたことによるブレを補正する。
判定部334aは、所定期間における第1のセンサデータと、ブレの補正後の時系列データとを用いて、撮影データにおける被写体がデバイス10であるか否かを判定する。
なお、第2のセンサデータの示すカメラ20aの動きが所定の閾値を超えている場合、判定部334aは、当該カメラ20aの動きが所定の閾値を超えている時間(被写体デバイス特定不可能時間)における、第1のセンサデータおよび補正部337による補正後の時系列データについては、被写体がデバイス10であるか否かの判定対象外としてもよい。
つまり、判定部334aは、被写体デバイス特定不可能時間がある場合、この被写体デバイス特定不可能時間以外の時間における、第1のセンサデータおよび補正部337による補正後の時系列データを対象として、被写体がデバイス10であるか否かを判定する。このようにすることで、判定部334aは、補正部337によるカメラ20aが動いたことによるブレの補正の許容範囲を超えた時系列データについて、被写体がデバイス10であるか否かの判定対象外とすることができる。
(処理手順)
次に、図7を用いて、第2の実施形態のシステムの処理手順の例を説明する。なお、以下の説明において、判定部334aは、上記の被写体デバイス特定不可能時間がある場合、この被写体デバイス特定不可能時間以外の時間における、第1のセンサデータおよび補正部337による補正後の時系列データを対象として、被写体がデバイス10であるか否かを判定する場合を例に説明する。
図7のS1〜S8の処理は、図4のS1〜S8の処理と同様なので説明を省略し、図7のS11の処理から説明する。カメラ20aは、例えば、ユーザ操作による処理開始指示を受信し(S3)、被写体の撮影を開始すると(S5)、カメラ20a自体の動きを示す3軸加速度データ(第2のセンサデータ)を被写体判定装置30aへ送信する(S11)。
S11の後、被写体判定装置30aの第2のセンサデータ取得部336が、カメラ20aの3軸加速度データを取得すると、判定部334aは、前記した式(1)等を用いて、3軸加速度データの1次元の加速度データ(合成加速度b)を算出する(S12)。そして、判定部334aは、S12で算出したカメラ20aの合成加速度bを参照し、カメラ20aの動きが所定の閾値を超えている時間がある場合、当該時間(被写体デバイス特定不可能時間)を記憶部32に記録する(S13)。
図7のS21およびS22は、図4のS21およびS22と同様なので説明を省略し、S23から説明する。被写体判定装置30aの補正部337は、S12で算出されたカメラ20aの合成加速度bを用いて、S22で推定した被写体の3軸加速度における、カメラ20a自体が動いたことによるブレを補正した推定合成加速度cを算出する(S23)。
S23の後、ユーザ操作等により、被写体判定装置30aが処理の終了の指示を受信すると、判定部334aは、S8で算出した合成加速度aと、S23で推定した推定合成加速度cとの同一性判定を行う(S33)。つまり、判定部334aは、デバイス10の合成加速度aの示す動きと被写体の推定合成加速度cの示す動きとが同じか否かを判定する。
なお、判定部334aは、S13で被写体デバイス特定不可能時間が記録されていた場合、所定期間のうち、被写体デバイス特定不可能時間以外の時間における、合成加速度aの示す動きと推定合成加速度cの示す動きが同じか否かを判定する。
例えば、判定部334aは、所定期間のうち、被写体デバイス特定不可能時間以外の時間における、合成加速度aおよび推定合成加速度cそれぞれの特徴点(動きが所定値以上の点)を抽出し、合成加速度aと推定合成加速度cとで特徴点がどの程度一致するかを判定する。そして、判定部334aが、合成加速度aと推定合成加速度cとの特徴点の一致率が所定値を超えると判定した場合、合成加速度aと3軸加速度とは同一である、つまり、撮影データの被写体はデバイス10であると判定する。
その後、被写体判定装置30aのデータ出力部335は、例えば、判定部334aによる判定結果、撮影データ、撮影ID、各種機器の署名(カメラ20およびデバイス10の署名)、上記の被写体デバイス特定不可能時間、その他のデータ(例えば、デバイス10の計測値等)等の各種情報をサーバ40へ送信する。そして、サーバ40は、上記の各種情報を受信(S34)すると、記憶部(図示省略)に記録する。
このようにすることで、システムは、カメラ20aが移動する場合であっても、被写体が確かにデバイス10であるか否かを精度よく判定することができる。また、システムは、カメラ20aの撮影データとともに、被写体デバイス特定不可能時間を記録する。これにより、システムのユーザは、記録された撮影データのうち、どの時間帯の撮影データについて被写体が確かにデバイス10であることが保証できるかを確認することができる。
(その他の実施形態)
なお、前記した各実施形態のシステムにおいて、デバイス10やカメラ20aが内蔵する加速度センサの軸に対して、本体(デバイス10やカメラ20a)がどのような傾きで保持されるかは不明である。したがって、例えば、デバイス10が、図8に示すような状態でユーザに保持され、携行された場合、デバイス10の奥行きであるZ軸方向の動きをカメラ20,20aの撮影データから推定することが困難な場合もある。
このような場合、被写体判定装置30,30aはデバイス10の3軸(3次元)加速度データから1次元の加速度データ(合成加速度G)を算出する際、3軸(X軸、Y軸、Z軸)のうち、X軸、Y軸の値を用いて算出すればよい。この場合の合成加速度Gは、以下の式(2)により算出する。
=√(X+Y)…式(2)
このようにすることで被写体判定装置30,30aは、カメラ20,20aの撮影データから、被写体の奥行き方向(Z軸方向)の動きを推定することが困難な場合であっても、被写体の動きを示すデータ(合成加速度G)を作成することができる。
なお、前記した各実施形態のシステムは、例えば、遠隔検定試験を行うデバイスと、当該デバイスを用いた遠隔検定試験の様子を撮影するカメラとを備えるシステムにおいて、遠隔検定試験を行うデバイスが確かにそのデバイスか否かを判定する際に用いてもよい。また、遠隔医療等の分野において、患者の医療計測データを計測し、医師の元へ送信するデバイスと、当該デバイスを用いている様子を撮影するカメラとを備えるシステムにおいて、当該デバイスが確かにそのデバイスか否かを判定する際に用いてもよい。また、各実施形態のシステムは、上記以外にも、遠隔地から映像による監視を行う際に、重要なデータを送信するデバイスが確かにそのデバイスであることを判定する必要のある様々なシステムに適用可能である。
(プログラム)
また、上記の実施形態で述べた被写体判定装置30,30aは、被写体判定装置30,30aの機能を実現する被写体判定プログラムを所望の情報処理装置(コンピュータ)にインストールすることによって実装できる。例えば、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして提供される上記の被写体判定プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を被写体判定装置30,30aとして機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)等の移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)等がその範疇に含まれる。また、被写体判定装置30,30aを、クラウドサーバに実装してもよい。
以下に、上記の被写体判定プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図9は、被写体判定プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図9に示すように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU(Central Processing Unit)1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。ディスクドライブ1100には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1110およびキーボード1120が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1130が接続される。
ここで、図9に示すように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。前記した各実施形態で説明した各種データや情報は、例えばハードディスクドライブ1090やメモリ1010に記憶される。
そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
10 デバイス
20,20a カメラ
30,30a 被写体判定装置
31 入出力部
32 記憶部
33 制御部
40 サーバ
331 第1のセンサデータ取得部
332 撮影データ取得部
333 時系列データ作成部
334,334a 判定部
335 データ出力部
336 第2のセンサデータ取得部
337 補正部

Claims (6)

  1. デバイスから前記デバイスの動きを示す第1のセンサデータを取得するセンサデータ取得部と、
    前記デバイスを撮影するカメラから撮影データを取得する撮影データ取得部と、
    前記撮影データから、前記撮影データの被写体の動きを示す時系列データを作成する時系列データ作成部と、
    所定期間における前記第1のセンサデータおよび前記時系列データの一致率が所定値を超える場合、前記被写体は前記デバイスであると判定する判定部とを備えることを特徴とする被写体判定装置。
  2. 前記判定部は、
    前記第1のセンサデータおよび前記時系列データそれぞれから前記デバイスまたは前記被写体の動きが所定値以上の点である特徴点を抽出し、前記所定期間における前記第1のセンサデータおよび前記時系列データの間で前記特徴点の一致率が所定値を超える場合、前記被写体は前記デバイスであると判定することを特徴とする請求項1に記載の被写体判定装置。
  3. 前記被写体判定装置は、さらに、
    前記カメラの動きを示す第2のセンサデータを取得する第2のセンサデータ取得部と、
    前記第2のセンサデータを用いて、前記時系列データにおける前記カメラが動いたことによるブレを補正する補正部とを備え、
    前記判定部は、
    所定期間における前記第1のセンサデータと、前記ブレの補正後の前記時系列データとを用いて、前記被写体が前記デバイスであるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の被写体判定装置。
  4. 前記判定部は、
    前記第2のセンサデータの示す前記カメラの動きが所定の閾値を超える時間がある場合、前記所定期間のうち、前記時間以外の期間における、前記第1のセンサデータおよび前記被写体のブレの補正後の前記時系列データを用いて、前記被写体が前記デバイスであるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の被写体判定装置。
  5. 前記被写体判定装置は、さらに、
    前記被写体の撮影データと、前記カメラの動きが所定の閾値を超える時間とを出力するデータ出力部を備えることを特徴とする請求項4に記載の被写体判定装置。
  6. デバイスから前記デバイスの動きを示す第1のセンサデータを取得するステップと、
    前記デバイスを撮影するカメラから撮影データを取得するステップと、
    前記撮影データから、前記撮影データの被写体の動きを示す時系列データを作成するステップと、
    所定期間における前記第1のセンサデータおよび前記時系列データの一致率が所定値を超える場合、前記被写体は前記デバイスであると判定するステップとを含んだことを特徴とする被写体判定方法。
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