JP2018041024A - 表示装置、表示システム、および表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置に対してエンラージ表示モードを実行させる場合、ソース機器から送信される映像信号を任意の表示装置に入力することができる表示システムに適用される表示装置などを提供する。【解決手段】複数の表示装置(100a〜100d)は、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続されている。複数の表示装置(100a〜100d)の各々は、制御コマンド(エンラージ表示コマンド(C100))を受信したときに、映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、制御コマンドを下流に送信する。ここで、制御コマンドを受信したときに、制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、制御コマンドを破棄する。【選択図】図8

Description

本発明は、複数の表示装置により表示画面を表示する表示システムに適用される表示装置などに関する。
警察や警備等において、複数のディスプレイ(またはモニター)を接続したマルチディスプレイ(またはマルチモニター)を使用して、複数の映像をそれぞれ複数のディスプレイで表示したり、1つの映像を複数のディスプレイにより大画面として表示したりするユースケースがある。このユースケースを実現するために、従来の表示システムでは、MDMI(High-Definition Multimedia Interface)の映像スイッチ(以下、MDMIスイッチ)や、そのMDMIスイッチを制御する制御用コンピュータが必要であった。
従来の表示システムでは、図26、27に示すように、複数の表示装置1000a〜1000dと、複数のソース機器2000a〜2000dと、MDMIスイッチ3000と、制御用コンピュータ4000とを具備している。
複数の表示装置1000a〜1000dは、映像ケーブルおよびRS−232Cケーブルによりデイジーチェーン接続されている。ここで、複数の表示装置1000a〜1000dは、ループ状に接続されていない。具体的には、表示装置1000a〜1000cの出力端子(図示しない)は、それぞれ、映像ケーブルおよびRS−232Cケーブルにより表示装置1000b〜1000dの入力端子(図示しない)と接続されていて、表示装置1000dの出力端子(図示しない)と表示装置1000aの入力端子(図示しない)とは接続されていない。
複数のソース機器2000a〜2000dは、それぞれ、MDMIケーブルにより、MDMIスイッチ3000の複数の入力端子に接続されている。複数のソース機器2000a〜2000dの各々は、映像を表す映像信号を出力する。MDMIスイッチ3000の複数の出力端子は、それぞれ、MDMIケーブルにより、複数の表示装置1000a〜1000dに接続されている。
制御用コンピュータ4000は、RS−232Cケーブルにより、MDMIスイッチ3000と、複数の表示装置1000a〜1000dのうちの表示装置1000aとに接続されている。すなわち、制御用コンピュータ4000は、特定の表示装置として表示装置1000aを指定している。制御用コンピュータ4000は、複数の表示装置1000a〜1000dによって個別表示モードまたはエンラージ表示モードが実行されるように、MDMIスイッチ3000を制御する。
図26に示すように、制御用コンピュータ4000は、複数の表示装置1000a〜1000dに対して個別表示モードを実行させる場合、複数のソース機器2000a〜2000dと複数の表示装置1000a〜1000dとがそれぞれMDMIケーブルを介して接続されるように、MDMIスイッチ3000を制御する。個別表示モードにおいて、表示装置1000a〜1000dは、それぞれ、ソース機器2000a〜2000dから送信された映像信号が表す映像を表示する。
図27に示すように、制御用コンピュータ4000は、複数の表示装置1000a〜1000dに対してエンラージ表示モードを実行させる場合、例えば複数のソース機器2000a〜2000dのうちのソース機器2000aと、複数の表示装置1000a〜1000dのうちの、特定の表示装置である表示装置1000aとがMDMIケーブルを介して接続されるように、MDMIスイッチ3000を制御する。また、制御用コンピュータ4000は、エンラージ表示モードを実行するためのエンラージ表示コマンドを、RS−232Cケーブルを介して、複数の表示装置1000a〜1000dのうちの、特定の表示装置である表示装置1000aに送信する。エンラージ表示モードにおいて、表示装置1000a〜1000dは、同じ映像信号を映像ケーブルにより上流から受信し、その映像信号を映像ケーブルにより下流に送信する。表示装置1000a〜1000dは、マルチディスプレイとして設置される設置位置が設定されていて、エンラージ表示コマンドを受信したときに、ソース機器2000a〜2000dのうちのソース機器2000aから送信された映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。すなわち、表示装置1000a〜1000dに表示される部分拡大画面により表示画面が構成される。表示装置1000a〜1000cは、それぞれ、そのエンラージ表示コマンドを下流の表示装置1000b〜1000dに送信する。
なお、特許文献1には、デイジーチェーン接続された複数の表示装置1500a〜1500dの利点を活かし、各表示装置1500a〜1500d内のスイッチを制御することにより異なる映像を表示することができるシステムが開示されている。具体的には、複数の表示装置1500a〜1500dのうちの表示装置1500aは、複数のソース機器2500a〜2000dのうちのソース機器2500aから送信された映像信号「A」が表す映像を表示し、その映像信号「A」を下流の表示装置1500bに出力する。表示装置1500bは、スイッチ制御により、上流の表示装置1500aから出力された映像信号「A」ではなく、ソース機器2500bから送信された映像信号「B」を選択し、その映像信号「B」が表す映像を表示し、上流の表示装置1500aから出力された映像信号「A」を下流の表示装置1500cに出力する。表示装置1500cは、スイッチ制御により、ソース機器2500cから送信された映像信号「C」ではなく、上流の表示装置1500bから出力された映像信号「A」を選択し、その映像信号「A」が表す映像を表示し、上流の表示装置1500bから出力された映像信号「A」を下流の表示装置1500dに出力する。表示装置1500dは、スイッチ制御により、ソース機器2500dから送信された映像信号「D」ではなく、上流の表示装置1500cから出力された映像信号「A」を選択し、その映像信号「A」が表す映像を表示し、上流の表示装置1500cから出力された映像信号「A」を下流の表示装置1500aに出力する。
特開2003−345327号公報
しかし、従来の表示システムでは、MDMIスイッチ3000や、そのMDMIスイッチ3000を制御する制御用コンピュータ4000が必要なシステムである。また、複数の表示装置1000a〜1000dは、デイジーチェーン接続されているが、ループ状に接続されていない。このため、制御用コンピュータ4000が複数の表示装置1000a〜1000dに対してエンラージ表示モードを実行させる場合、複数の表示装置1000a〜1000dのうちの、特定の表示装置である表示装置1000aに映像信号を出力する必要がある。すなわち、複数のソース機器2000a〜2000dのうちの1つのソース機器(この場合、ソース機器2000a)から送信された映像信号は、複数の表示装置1000a〜1000dのうちの、特定の表示装置である表示装置1000aに入力しなければならない。
特許文献1に記載された技術では、複数の表示装置1500a〜1500dは、入力される2つの映像信号(それぞれ、複数のソース機器2500a〜2000dからの映像信号、および、上流の表示装置1500d、1500a〜1500cからの映像信号)のうちの1つの映像信号をスイッチ制御により選択する必要がある。また、特許文献1に記載された技術では、複数の表示装置1500a〜1500d内のスイッチを制御するための制御用コンピュータが必要と思われる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置に対してエンラージ表示モードを実行させる場合、ソース機器から送信される映像信号を任意の表示装置に入力することができる表示システムに適用される表示装置などを提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、前記映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置と、前記複数の表示装置のそれぞれに対して前記映像信号を伝送する複数のソース機器と、を具備する表示システムに適用される表示装置であって、制御コマンドを受信したときに、前記映像信号が表す前記映像を表示して、前記制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、前記映像信号が表す前記映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、前記制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する第1制御部と、前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、前記制御コマンドを破棄する第2制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明の表示システムは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、前記映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置と、前記複数の表示装置のそれぞれに対して前記映像信号を伝送する複数のソース機器と、を具備し、前記複数の表示装置の各々は、制御コマンドを受信したときに、前記映像信号が表す前記映像を表示して、前記制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、前記映像信号が表す前記映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、前記制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する第1制御部と、前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、前記制御コマンドを破棄する第2制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明の表示方法は、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、前記映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置と、前記複数の表示装置のそれぞれに対して前記映像信号を伝送する複数のソース機器と、を具備する表示システムに適用される表示装置の表示方法であって、制御コマンドを受信したときに、前記映像信号が表す前記映像を表示して、前記制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、前記映像信号が表す前記映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、前記制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行するステップと、前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、前記制御コマンドを破棄するステップと、を具備することを特徴とする。
このように、本発明では、制御コマンドが自身で送信したコマンドであるときに、その制御コマンドを破棄するため、ループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置に対してエンラージ表示モードを実行させる場合、ソース機器から送信される映像信号を任意の表示装置に入力することができる。
第1実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムのソース機器の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る表示システムの表示装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る表示システムの表示装置の動作として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る表示システムの表示装置の動作として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第2実施形態に係る表示システムの表示装置の動作として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る表示システムの表示装置の動作として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの制御用コンピュータの機能構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。 従来の表示システムにおける個別表示を説明するための図である。 従来の表示システムにおけるエンラージ表示(マルチ表示)を説明するための図である。 従来の表示システムとして、特許文献1に開示された技術を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、本発明の表示システムを例に説明する。なお、本実施形態は、本発明を説明するための一例であり、実施形態の内容に限定されないことは勿論である。
[1. 第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態では、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置と、複数の表示装置のそれぞれに対して映像信号を出力する複数のソース機器とは、各々独立した通信ネットワークを介して接続されている。複数の表示装置の各々は、制御コマンドを受信したときに、映像信号が表す映像を表示して、制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する。ここで、複数の表示装置のうちの、最初に制御コマンドを送信した表示装置(送信元の表示装置)は、制御コマンドを受信したときに、その制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、制御コマンドが自身で送信したコマンドであるため、その制御コマンドを破棄する。
[1.1 全体構成]
まず、全体構成について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。表示システムは、複数の表示装置100と、複数のソース機器200と、複数の通信ネットワーク300とを具備している。
複数の表示装置100は、2×2や3×3のマルチディスプレイとして使用される。本実施形態では、2×2のマルチディスプレイとして使用され、複数の表示装置100を4台の表示装置100a〜100dとする。表示装置100a〜100dは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続されている。
複数のソース機器200は、コンピュータであり、複数のソース機器200を4台のソース機器200a〜200dとする。ソース機器200a〜200dは、表示装置100a〜100dのそれぞれに対して映像信号を出力する。
複数の通信ネットワーク300は、映像信号および制御コマンドを伝送する有線/無線LAN(Local Area Network)等のネットワークである。複数の通信ネットワーク300を通信ネットワーク300a〜300dとする。複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとは、各々独立した通信ネットワーク300a〜300dを介して接続されている。
複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとが各々独立した通信ネットワーク300a〜300dに接続されている場合、例えば、小中規模のミーティングがユースケースである。ディスプレイ間を接続するのみで余計な配線が不要であり、どのソース機器200からもエンラージ表示コマンドC100(図7を参照)を送信することができるメリットがある。
[1.2 機能構成]
続いて、各装置の機能構成について図を参照して説明する。
[1.2.1 ソース機器200]
図2は、第1実施形態に係る表示システムのソース機器200の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、ソース機器200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230とを備えている。
制御部210は、ソース機器200の全体を制御するための機能部である。制御部210は、記憶部220に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
記憶部220は、ソース機器200の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部220は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
通信部230は、映像信号を、通信ネットワーク300を介して表示装置100に送信する。
ここで、複数の表示装置100である複数の表示装置100a〜100dは、映像ケーブルおよびRS−232Cケーブルにより、ループ状にデイジーチェーン接続されている。例えば、映像ケーブルとしては、DVI(Digital Visual Interface)ケーブルが使用されるが、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル、DisplayPortケーブル、アナログRGBケーブルでもよい。
例えば、個別表示モードにおいて、表示装置100a〜100dは、それぞれ、制御コマンドとして、個別表示コマンドC120(図11を参照)を受信したときに、ソース機器200a〜200dから送信された映像信号が表す映像を表示して、制御コマンド(この場合、個別表示コマンドC120(図12を参照))を下流に送信する。ここで、複数の表示装置100a〜100dのうちの、最初に制御コマンドを送信した表示装置(送信元の表示装置)は、制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))を受信したときに、その制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、制御コマンドが自身で送信したコマンドであるため、その制御コマンドを破棄する。
例えば、エンラージ表示モードにおいて、表示装置100a〜100dは、同じ映像信号を映像ケーブルにより上流から受信し、その映像信号を映像ケーブルにより下流に送信する。表示装置100a〜100dは、マルチディスプレイとして設置される設置位置が設定されていて、制御コマンドとして、エンラージ表示コマンドC100(図7を参照)を受信したときに、ソース機器200a〜200dのうちの任意のソース機器から送信された映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。すなわち、表示装置100a〜100dに表示される部分拡大画面により表示画面が構成される。表示装置100a〜100dは、その制御コマンド(この場合、エンラージ表示コマンドC100(図8を参照))を下流に送信する。ここで、複数の表示装置100a〜100dのうちの、最初に制御コマンドを送信した表示装置(送信元の表示装置)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))を受信したときに、その制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、制御コマンドが自身で送信したコマンドであるため、その制御コマンドを破棄する。
[1.2.2 表示装置100]
図3は、第1実施形態に係る表示システムの表示装置100の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、表示装置100は、ディスプレイ110と、制御部120とを備えている。ディスプレイ110は、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)である。
制御部120は、映像入力端子121と、マルチ表示用映像入力端子122と、マルチ表示用映像出力端子123と、映像/コマンド分離部124と、映像スイッチ125と、映像処理部126と、コマンド解析部127と、制御コマンド入力端子128と、制御コマンド出力端子129と、図示しないCPUと、図示しない記憶部とを備えている。
CPUは、表示装置100の全体を制御するための機能部であり、記憶部に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。
映像入力端子121は、ソース機器200から通信ネットワーク300を介して送信された映像データを入力(受信)するための端子である。映像データは、制御コマンドが映像信号に重畳されたデータである。ソース機器200から出力される制御コマンドとしては、エンラージ表示コマンドC100(図7を参照)や個別表示コマンドC120(図11を参照)が挙げられる。
マルチ表示用映像入力端子122は、エンラージ表示モードが実行されるときに、上流の表示装置100から映像ケーブル(本実施形態ではDVIケーブル)を介して送信された映像信号を入力(受信)するための端子である。
マルチ表示用映像出力端子123は、エンラージ表示モードが実行されるときに、映像ケーブル(本実施形態ではDVIケーブル)を介して下流の表示装置100に映像データを出力(送信)するための端子である。
映像/コマンド分離部124は、映像入力端子121により入力された映像データを、制御コマンドと映像信号とに分離する装置である。
映像スイッチ125は、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号と、マルチ表示用映像入力端子122により入力された映像信号との一方の映像信号を、コマンド解析部127からの指示に応じて選択するスイッチである。
映像処理部126は、ディスプレイ110に対して、映像スイッチ125からの映像信号が表す映像をスケーリング・画質変換・OSD(On Screen Display)表示を行なう装置である。
制御コマンド入力端子128は、上流の表示装置100からRS−232Cケーブルを介して送信された制御コマンドを入力(受信)するための端子である。上流の表示装置100から出力される制御コマンドとしては、エンラージ表示コマンドC100(図8を参照)や個別表示コマンドC120(図12を参照)が挙げられる。
制御コマンド出力端子129は、RS−232Cケーブルを介して下流の表示装置100に制御コマンドを出力(送信)するための端子である。下流の表示装置100に出力する制御コマンドとしては、エンラージ表示コマンドC100(図8を参照)や個別表示コマンドC120(図12を参照)が挙げられる。
コマンド解析部127は、映像/コマンド分離部124により分離された制御コマンドがエンラージ表示コマンドC100(図7を参照)である場合、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。このとき、コマンド解析部127は、自身のアドレスを含む制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図7))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、エンラージ表示コマンドC100(図7)を下流の表示装置100に通知する。
コマンド解析部127は、映像/コマンド分離部124により分離された制御コマンドが個別表示コマンドC120(図11を参照)である場合、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。このとき、コマンド解析部127は、自身のアドレスを含む制御コマンド(個別表示コマンドC120(図11))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、個別表示コマンドC120(図11)を下流の表示装置100に通知する。この場合、コマンド解析部127は、通信ネットワーク300を介してソース機器200に、映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求を出力する。
また、コマンド解析部127は、上流の表示装置100から制御コマンド入力端子128により入力された制御コマンドがエンラージ表示コマンドC100(図8を参照)であり、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))の送信元(例えば、アドレス)が自身と同じではない場合、マルチ表示用映像入力端子122により入力された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。このとき、コマンド解析部127は、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、エンラージ表示コマンドC100(図8)を下流の表示装置100に通知する。この場合、コマンド解析部127は、通信ネットワーク300を介してソース機器200に、映像信号の出力を停止するための映像出力停止要求R100(図8を参照)を出力する。
また、コマンド解析部127は、上流の表示装置100から制御コマンド入力端子128により入力された制御コマンドが個別表示コマンドC120(図12を参照)であり、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))の送信元(例えば、アドレス)が自身と同じではない場合、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。このとき、コマンド解析部127は、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、個別表示コマンドC120(図12)を下流の表示装置100に通知する。この場合、コマンド解析部127は、通信ネットワーク300を介してソース機器200に、映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求R120(図12を参照)を出力する。
ここで、コマンド解析部127は、制御コマンド入力端子128により入力された制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8)または個別表示コマンドC120(図12))の送信元(例えば、アドレス)が自身と同じである場合、その制御コマンドを破棄する。
[1.3 処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を参照して説明する。
図4は、第1実施形態に係る表示システムの表示装置100の動作として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。
表示装置100の制御部120は、現在、個別表示モードを実行している(ステップS100)。すなわち、個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、制御コマンドを受信したときに、ソース機器200から送信された映像信号が表す映像を表示して、制御コマンドを下流に送信する。個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、制御コマンドである後述のエンラージ表示コマンドを受信しない場合(ステップS102−No、S106−No)、その個別表示モード(ステップS100)を継続する。
個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、ソース機器200から通信ネットワーク300を介して送信された映像データを映像入力端子121により受信する。制御部120の映像/コマンド分離部124は、映像入力端子121により入力された映像データを、制御コマンドであるエンラージ表示コマンドC100(図7を参照)と、映像信号とに分離する(ステップS102−Yes)。制御部120のコマンド解析部127は、映像/コマンド分離部124により分離された制御コマンドがエンラージ表示コマンドC100(図7)である場合、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。すなわち、制御部120は、表示モードを個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替える。エンラージ表示モードにおいて、制御部120の映像処理部126は、ディスプレイ110に対して、映像スイッチ125からの映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。ここで、制御部120の映像スイッチ125は、映像データをマルチ表示用映像出力端子123に出力することにより、下流の表示装置100に映像データを伝送する。また、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図7))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、エンラージ表示コマンドC100(図7)を下流の表示装置100に通知する(ステップS104)。
一方、個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、上流の表示装置100から、制御コマンドであるエンラージ表示コマンドC100(図8を参照)を制御コマンド入力端子128により受信する(ステップS102−No、S106−Yes)。その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))の送信元(アドレス)が自身と同じではない場合(ステップS108−No)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンドが自身で送信したコマンドではないため、マルチ表示用映像入力端子122に映像をスイッチする。すなわち、マルチ表示用映像入力端子122により入力された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する(ステップS110)。すなわち、制御部120は、表示モードを個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替える。エンラージ表示モードにおいて、制御部120の映像処理部126は、ディスプレイ110に対して、映像スイッチ125からの映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。ここで、制御部120の映像スイッチ125は、映像データをマルチ表示用映像出力端子123に出力することにより、下流の表示装置100に映像データを伝送する。また、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、エンラージ表示コマンドC100(図8)を下流の表示装置100に通知する(ステップS112)。この場合、コマンド解析部127は、通信ネットワーク300を介してソース機器200に、映像信号の出力を停止するための映像出力停止要求R100(図8を参照)を出力する(ステップS114)。
ここで、表示装置100の制御部120が、上流の表示装置100からエンラージ表示コマンドC100(図8)を制御コマンド入力端子128により受信したが(ステップS102−No、S106−Yes)、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))の送信元(アドレス)が自身と同じである場合(ステップS108−Yes)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))が自身で送信したコマンドであるため、そのエンラージ表示コマンドC100(図8)を破棄する(ステップS116)。
図5は、第1実施形態に係る表示システムの表示装置100の動作として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。
表示装置100の制御部120は、現在、エンラージ表示モードを実行している(ステップS200)。すなわち、エンラージ表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、制御コマンドを受信したときに、映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、制御コマンドを下流に送信する。エンラージ表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、制御コマンドである後述の個別表示コマンドを受信しない場合(ステップS202−No、S210−No)、そのエンラージ表示モード(ステップS200)を継続する。
エンラージ表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、ソース機器200から通信ネットワーク300を介して送信された映像データを映像入力端子121により受信する。制御部120の映像/コマンド分離部124は、映像入力端子121により入力された映像データを、制御コマンドである個別表示コマンドC120(図11を参照)と、映像信号とに分離する(ステップS202−Yes)。制御部120のコマンド解析部127は、映像/コマンド分離部124により分離された制御コマンドが個別表示コマンドC120(図11)である場合、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。この場合、制御部120は、映像入力端子121に映像をスイッチする。すなわち、映像入力端子121により入力された映像データ(映像信号)を選択する(ステップS204)。また、制御部120は、表示モードをエンラージ表示モードから個別表示モードに切り替える。個別表示モードにおいて、制御部120の映像処理部126は、ディスプレイ110に対して、ソース機器200から送信された映像信号が表す映像を表示する。また、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図11))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、個別表示コマンドC120(図11)を下流の表示装置100に通知する(ステップS206)。この場合、コマンド解析部127は、通信ネットワーク300を介してソース機器200に、映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求を出力する(ステップS208)。
一方、個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、上流の表示装置100から、制御コマンドである個別表示コマンドC120(図12を参照)を制御コマンド入力端子128により受信する(ステップS202−No、S210−Yes)。その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))の送信元(アドレス)が自身と同じではない場合(ステップS212−No)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンドが自身で送信したコマンドではないため、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。すなわち、制御部120は、映像入力端子121により入力された映像データ(映像信号)を選択する(ステップS204)。また、制御部120は、表示モードをエンラージ表示モードから個別表示モードに切り替える。個別表示モードにおいて、制御部120の映像処理部126は、ディスプレイ110に対して、ソース機器200から送信された映像信号が表す映像を表示する。また、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図11))を制御コマンド出力端子129に出力することにより、個別表示コマンドC120(図11)を下流の表示装置100に通知する(ステップS206)。この場合、コマンド解析部127は、通信ネットワーク300を介してソース機器200に、映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求R120(図12を参照)を出力する(ステップS208)。
ここで、表示装置100の制御部120が、上流の表示装置100から個別表示コマンドC120(図12)を制御コマンド入力端子128により受信したが(ステップS202−No、S210−Yes)、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))の送信元(アドレス)が自身と同じである場合(ステップS212−Yes)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))が自身で送信したコマンドであるため、その個別表示コマンドC120(図12)を破棄する(ステップS214)。
[1.4 動作例]
続いて、本実施形態における動作例について、図を参照して説明する。
[1.4.1 個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合]
図6〜9は、第1実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。
まず、図6に示すように、複数の表示装置100a〜100dは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続されている。複数のソース機器200a〜200dは、それぞれ、通信ネットワーク300a〜300dを介して、複数の表示装置100a〜100dに接続され、映像信号を出力している。複数の表示装置100a〜100dは、個別表示モードを実行している場合、それぞれ、複数のソース機器200a〜200dから送信された映像信号が表す映像PA、PB、PC、PDを表示している。
いま、図7に示すように、複数の表示装置100a〜100dが個別表示モードを実行しているときに、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200aが、制御コマンドとして、エンラージ表示モードを実行させるためのエンラージ表示コマンドC100を送信したものとする。この場合、複数の表示装置100a〜100dのうちの、ソース機器200aに対応する表示装置100aは、ソース機器200aからエンラージ表示コマンドC100を受信したときに、表示モードを個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替える。
このとき、図8に示すように、表示装置100aは、エンラージ表示コマンドC100を、複数の表示装置100a〜100dのうちの、下流の表示装置100bに送信する。複数の表示装置100a〜100dのうちの、表示装置100a以外の表示装置100b〜100dは、それぞれ、上流の表示装置100a〜100cからエンラージ表示コマンドC100を受信したときに、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200a以外のソース機器200b〜200dに対して、映像信号の出力を停止するための映像出力停止要求R100を送信すると共に、表示モードを個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替える。ここで、表示装置100aは、自身で送信したエンラージ表示コマンドC100を上流の表示装置(この場合、表示装置100d)から受信したときに、エンラージ表示コマンドC100を破棄する。
次に、図9に示すように、表示装置100aは、ソース機器200aから送信された映像信号が表す映像PAのうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。また、ソース機器200a以外のソース機器200b〜200dは、それぞれ、映像出力停止要求R100に応じて映像信号の出力を停止する。表示装置100a以外の表示装置100b〜100dは、それぞれ、エンラージ表示コマンドC100に応じて、上流の表示装置100a〜100cから送信された映像信号が表す映像PAのうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。
[1.4.2 エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合]
図10〜13は、第1実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。
まず、図10に示すように、複数の表示装置100a〜100dは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続されている。複数のソース機器200a〜200dは、それぞれ、通信ネットワーク300a〜300dを介して、複数の表示装置100a〜100dに接続されている。複数の表示装置100a〜100dは、エンラージ表示モードを実行している場合、それぞれ、ソース機器200aから送信された映像信号が表す映像PAのうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示している。
いま、図11に示すように、複数の表示装置100a〜100dがエンラージ表示モードを実行しているときに、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200bが、制御コマンドとして、個別表示モードを実行させるための個別表示コマンドC120を送信したものとする。この場合、複数の表示装置100a〜100dのうちの、ソース機器200bに対応する表示装置100bは、ソース機器200bから個別表示コマンドC120を受信したときに、表示モードをエンラージ表示モードから個別表示モードに切り替える。
このとき、図12に示すように、表示装置100bは、個別表示コマンドC120を、複数の表示装置100a〜100dのうちの、下流の表示装置100cに送信する。複数の表示装置100a〜100dのうちの、表示装置100b以外の表示装置100a、100c、100dは、それぞれ、上流の表示装置100d、100b、100cから個別表示コマンドC120を受信したときに、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200b以外のソース機器200a、200c、200dに対して、映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求R120を送信すると共に、表示モードをエンラージ表示モードから個別表示モードに切り替える。ここで、表示装置100bは、自身で送信した個別表示コマンドC120を上流の表示装置(この場合、表示装置100a)から受信したときに、個別表示コマンドC120を破棄する。
次に、図13に示すように、ソース機器200b以外のソース機器200a、200c、200dは、それぞれ、映像出力再開要求R120に応じて映像信号の出力を再開する。複数の表示装置100a〜100dは、それぞれ、複数のソース機器200a〜200dから送信された映像信号が表す映像PA、PB、PC、PDを表示する。
以上の説明により、第1実施形態に係る表示システムは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置100a〜100dと、複数のソース機器200a〜200dと、を具備している。複数のソース機器200a〜200dは、複数の表示装置100a〜100dのそれぞれに対して通信ネットワーク300a〜300dにより映像信号を伝送する。複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとは、各々独立した通信ネットワーク300a〜300dを介して接続されている。複数の表示装置100a〜100dの各々は、第1制御部(制御部120)と、第2制御部(制御部120)と、を具備している。第1制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、映像信号が表す映像を表示して、その制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、その制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する。第2制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、その制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、その制御コマンドが自身で送信したコマンドであるものとして、その制御コマンドを破棄する。
これにより、第1実施形態に係る表示システムでは、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)の送信元が自身と同じであるときに、その制御コマンドを破棄するため、ループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置100a〜100dに対してエンラージ表示モードを実行させる場合、ソース機器(例えば、ソース機器200a)から送信される映像信号を任意の表示装置(例えば、表示装置100a)に入力することができる。また、第1実施形態に係る表示システムでは、映像伝送として、各々独立した通信ネットワーク300a〜300dを用いているため、従来の表示システムのようなMDMIスイッチ3000(図26、27)やそれを制御する制御用コンピュータ4000(図26、27)を必要としない。また、第1実施形態に係る表示システムでは、MDMIスイッチ3000(図26、27)やそれを制御する制御用コンピュータ4000(図26、27)を必要としないため、時間がかかる接続先の切り替え処理を短縮することができる。
[2. 第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、表示装置100は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、その制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、制御コマンドが自身で送信したコマンドであるものとして、制御コマンドを破棄しているが、これに限定されない。第2実施形態では、表示装置100は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、その制御コマンドを送信してから所定時間内に受信した場合、自身で送信したコマンドであるものとして、制御コマンドを破棄する。第2実施形態では、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
[2.1 処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて、図を参照して説明する。
図14は、第2実施形態に係る表示システムの表示装置100の動作として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS100、S102−No、S106−Yesが実行される。すなわち、個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、上流の表示装置100から、制御コマンドであるエンラージ表示コマンドC100(図8を参照)を制御コマンド入力端子128により受信する。その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))を送信してから所定時間内に受信していない場合(ステップS308−No)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンドが自身で送信したコマンドではないため、マルチ表示用映像入力端子122により入力された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する(ステップS110)。その後、ステップS112、S114が実行される。
ここで、表示装置100の制御部120が、上流の表示装置100からエンラージ表示コマンドC100(図8)を制御コマンド入力端子128により受信したが(ステップS102−No、S106−Yes)、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))を送信してから所定時間内に受信した場合(ステップS308−Yes)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100(図8))が自身で送信したコマンドであるため、そのエンラージ表示コマンドC100(図8)を破棄する(ステップS116)。
図15は、第2実施形態に係る表示システムの表示装置100の動作として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合の表示処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS200、S202−No、S210−Yesが実行される。すなわち、個別表示モードにおいて、表示装置100の制御部120は、上流の表示装置100から、制御コマンドである個別表示コマンドC120(図12を参照)を制御コマンド入力端子128により受信する。その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))を送信してから所定時間内に受信していない場合(ステップS412−No)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンドが自身で送信したコマンドではないため、映像/コマンド分離部124により分離された映像信号を選択するための指示を映像スイッチ125に出力する。その後、ステップS204、S206、S208が実行される。
ここで、表示装置100の制御部120が、上流の表示装置100から個別表示コマンドC120(図12)を制御コマンド入力端子128により受信したが(ステップS202−No、S210−Yes)、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))を送信してから所定時間内に受信した場合(ステップS412−Yes)、制御部120のコマンド解析部127は、その制御コマンド(個別表示コマンドC120(図12))が自身で送信したコマンドであるため、その個別表示コマンドC120(図12)を破棄する(ステップS214)。
以上の説明により、第2実施形態に係る表示システムは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置100a〜100dと、複数のソース機器200a〜200dと、を具備している。複数のソース機器200a〜200dは、複数の表示装置100a〜100dのそれぞれに対して通信ネットワーク300a〜300dにより映像信号を伝送する。複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとは、各々独立した通信ネットワーク300a〜300dを介して接続されている。複数の表示装置100a〜100dの各々は、第1制御部(制御部120)と、第2制御部(制御部120)と、を具備している。第1制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、映像信号が表す映像を表示して、その制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、その制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する。第2制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、その制御コマンドを送信してから所定時間内に受信した場合、その制御コマンドが自身で送信したコマンドであるものとして、その制御コマンドを破棄する。
これにより、第2実施形態に係る表示システムでは、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を送信してから所定時間内に受信したときに、その制御コマンドを破棄するため、ループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置100a〜100dに対してエンラージ表示モードを実行させる場合、ソース機器(例えば、ソース機器200a)から送信される映像信号を任意の表示装置(例えば、表示装置100a)に入力することができる。また、第2実施形態に係る表示システムでは、映像伝送として、各々独立した通信ネットワーク300a〜300dを用いているため、従来の表示システムのようなMDMIスイッチ3000(図26、27)やそれを制御する制御用コンピュータ4000(図26、27)を必要としない。また、第2実施形態に係る表示システムでは、MDMIスイッチ3000(図26、27)やそれを制御する制御用コンピュータ4000(図26、27)を必要としないため、時間がかかる接続先の切り替え処理を短縮することができる。
[3. 第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第1実施形態では、複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとは、各々独立した通信ネットワーク300a〜300dを介して接続されているが、これに限定されない。第3実施形態では、複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとは、同一の通信ネットワークを介して接続されていてもよい。第3実施形態では、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
[3.1 全体構成]
まず、全体構成について図16を参照して説明する。図16は、第3実施形態に係る表示システムの概略を説明するための図である。表示システムは、複数の表示装置100(表示装置100a〜100d)と、複数のソース機器200(ソース機器200a〜200d)と、制御用コンピュータ400と、通信ネットワーク500とを具備している。
通信ネットワーク500は、映像信号および制御コマンドを伝送するためのアクセスポイント(AP)または/およびHUB等のネットワークである。例えば、複数のソース機器200a〜200dは、それぞれ、アクセスポイントに対してSSID(Service Set Identifier)で認証して、複数の表示装置100a〜100dに接続する。
複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとが同一の通信ネットワーク500に接続されている場合、例えば、制御用コンピュータ400によるシステムの管理がユースケースである。ネットワークの配線が必要だが、AP/HUBへの接続だけでよい。
[3.2 機能構成]
続いて、各装置の機能構成について図を参照して説明する。
[3.2.1 制御用コンピュータ400]
図17は、第3実施形態に係る表示システムの制御用コンピュータ400の機能構成を示すブロック図である。図17に示すように、制御用コンピュータ400は、制御部410と、記憶部420と、通信部430とを備えている。
制御部410は、制御用コンピュータ400の全体を制御するための機能部である。制御部410は、記憶部420に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU等により構成されている。
記憶部420は、制御用コンピュータ400の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部420は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
通信部430は、エンラージ表示指示I100(図18を参照)または個別表示指示I120(図22を参照)を、通信ネットワーク500を介して、複数のソース機器200a〜200dのうちの1つのソース機器に送信する。
[3.3 動作例]
続いて、本実施形態における動作例について、図を参照して説明する。
[3.3.1 個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合]
図18〜21は、第3実施形態に係る表示システムの動作例として、個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。
まず、図18に示すように、複数の表示装置100a〜100dは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続されている。複数のソース機器200a〜200dは、それぞれ、通信ネットワーク300a〜300dを介して、複数の表示装置100a〜100dに接続され、映像信号を出力している。複数の表示装置100a〜100dは、個別表示モードを実行している場合、それぞれ、複数のソース機器200a〜200dから送信された映像信号が表す映像PA、PB、PC、PDを表示している。
いま、図18に示すように、制御用コンピュータ400は、エンラージ表示指示I100を、通信ネットワーク500を介して、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200aに送信したものとする。
このとき、図19に示すように、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200aは、制御コマンドとして、エンラージ表示モードを実行させるためのエンラージ表示コマンドC100を送信する。この場合、複数の表示装置100a〜100dのうちの、ソース機器200aに対応する表示装置100aは、ソース機器200aからエンラージ表示コマンドC100を受信したときに、表示モードを個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替える。
また、図20に示すように、表示装置100aは、エンラージ表示コマンドC100を、複数の表示装置100a〜100dのうちの、下流の表示装置100bに送信する。複数の表示装置100a〜100dのうちの、表示装置100a以外の表示装置100b〜100dは、それぞれ、上流の表示装置100a〜100cからエンラージ表示コマンドC100を受信したときに、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200a以外のソース機器200b〜200dに対して、映像信号の出力を停止するための映像出力停止要求R100を送信すると共に、表示モードを個別表示モードからエンラージ表示モードに切り替える。ここで、表示装置100aは、自身で送信したエンラージ表示コマンドC100を上流の表示装置(この場合、表示装置100d)から受信したときに、エンラージ表示コマンドC100を破棄する。
次に、図21に示すように、表示装置100aは、ソース機器200aから送信された映像信号が表す映像PAのうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。また、ソース機器200a以外のソース機器200b〜200dは、それぞれ、映像出力停止要求R100に応じて映像信号の出力を停止する。表示装置100a以外の表示装置100b〜100dは、それぞれ、エンラージ表示コマンドC100に応じて、上流の表示装置100a〜100cから送信された映像信号が表す映像PAのうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示する。
[3.3.2 エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合]
図22〜25は、第3実施形態に係る表示システムの動作例として、エンラージ表示モードから個別表示モードに切り替わる場合を説明するための図である。
まず、図22に示すように、複数の表示装置100a〜100dは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続されている。複数のソース機器200a〜200dは、それぞれ、通信ネットワーク300a〜300dを介して、複数の表示装置100a〜100dに接続されている。複数の表示装置100a〜100dは、エンラージ表示モードを実行している場合、それぞれ、ソース機器200aから送信された映像信号が表す映像PAのうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示している。
いま、図22に示すように、制御用コンピュータ400は、個別表示指示I120を、通信ネットワーク500を介して、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200bに送信したものとする。
このとき、図23に示すように、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200bは、制御コマンドとして、個別表示モードを実行させるための個別表示コマンドC120を送信したものとする。この場合、複数の表示装置100a〜100dのうちの、ソース機器200bに対応する表示装置100bは、ソース機器200bから個別表示コマンドC120を受信したときに、表示モードをエンラージ表示モードから個別表示モードに切り替える。
また、図24に示すように、表示装置100bは、個別表示コマンドC120を、複数の表示装置100a〜100dのうちの、下流の表示装置100cに送信する。複数の表示装置100a〜100dのうちの、表示装置100b以外の表示装置100a、100c、100dは、それぞれ、上流の表示装置100d、100b、100cから個別表示コマンドC120を受信したときに、複数のソース機器200a〜200dのうちのソース機器200b以外のソース機器200a、200c、200dに対して、映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求R120を送信すると共に、表示モードをエンラージ表示モードから個別表示モードに切り替える。ここで、表示装置100bは、自身で送信した個別表示コマンドC120を上流の表示装置(この場合、表示装置100a)から受信したときに、個別表示コマンドC120を破棄する。
次に、図25に示すように、ソース機器200b以外のソース機器200a、200c、200dは、それぞれ、映像出力再開要求R120に応じて映像信号の出力を再開する。複数の表示装置100a〜100dは、それぞれ、複数のソース機器200a〜200dから送信された映像信号が表す映像PA、PB、PC、PDを表示する。
以上の説明により、第3実施形態に係る表示システムは、映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置100a〜100dと、複数のソース機器200a〜200dと、を具備している。複数の表示装置100a〜100dと複数のソース機器200a〜200dとは、同一の通信ネットワーク500を介して接続されている。複数のソース機器200a〜200dは、複数の表示装置100a〜100dのそれぞれに対して通信ネットワーク500により映像信号を伝送する。複数の表示装置100a〜100dの各々は、第1制御部(制御部120)と、第2制御部(制御部120)と、を具備している。第1制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、映像信号が表す映像を表示して、その制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、映像信号が表す映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、その制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する。第2制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、その制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、その制御コマンドが自身で送信したコマンドであるものとして、その制御コマンドを破棄する。または、第2制御部(制御部120)は、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)を受信したときに、その制御コマンドを送信してから所定時間内に受信した場合、その制御コマンドが自身で送信したコマンドであるものとして、その制御コマンドを破棄する。
これにより、第3実施形態に係る表示システムでは、制御コマンド(エンラージ表示コマンドC100または個別表示コマンドC120)の送信元が自身と同じであるときに、または、その制御コマンドを送信してから所定時間内に受信したときに、その制御コマンドを破棄するため、ループ状にデイジーチェーン接続された複数の表示装置100a〜100dに対してエンラージ表示モードを実行させる場合、ソース機器(例えば、ソース機器200a)から送信される映像信号を任意の表示装置(例えば、表示装置100a)に入力することができる。また、第3実施形態に係る表示システムでは、映像伝送として、同一の通信ネットワーク500を用いているため、従来の表示システムのようなMDMIスイッチ3000(図26、27)やそれを制御する制御用コンピュータ4000(図26、27)を必要としない。また、第3実施形態に係る表示システムでは、MDMIスイッチ3000(図26、27)やそれを制御する制御用コンピュータ4000(図26、27)を必要としないため、時間がかかる接続先の切り替え処理を短縮することができる。
[4.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明した以外にも、矛盾のない範囲において適宜組み合わせて実行しても良いことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
100、100a〜100d … 表示装置
110 … ディスプレイ
120 … 制御部
121 … 映像入力端子
122 … マルチ表示用映像入力端子
123 … マルチ表示用映像出力端子
124 … 映像/コマンド分離部
125 … 映像スイッチ
126 … 映像処理部
127 … コマンド解析部
128 … 制御コマンド入力端子
129 … 制御コマンド出力端子
200、200a〜200d … ソース機器
210 … 制御部
220 … 記憶部
230 … 通信部
300、300a〜300d … 通信ネットワーク
400 … 制御用コンピュータ
410 … 制御部
420 … 記憶部
430 … 通信部
500 … 通信ネットワーク
C100 … エンラージ表示コマンド(エンラージ表示要求)
C120 … 個別表示コマンド(個別表示要求)
I100 … エンラージ表示指示
I120 … 個別表示指示
PA、PB、PC、PD … 映像
R100 … 映像出力停止要求
R120 … 映像出力再開要求
1000a〜1000d … 表示装置
1500a〜1500d … 表示装置
2000a〜2000d … ソース機器
2500a〜2500d … ソース機器
3000 … MDMIスイッチ
4000 … 制御用コンピュータ

Claims (11)

  1. 映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、前記映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置と、前記複数の表示装置のそれぞれに対して前記映像信号を伝送する複数のソース機器と、を具備する表示システムに適用される表示装置であって、
    制御コマンドを受信したときに、前記映像信号が表す前記映像を表示して、前記制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、前記映像信号が表す前記映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、前記制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する第1制御部と、
    前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、前記制御コマンドを破棄する第2制御部と、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  2. 前記第2制御部は、前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、前記制御コマンドを破棄することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第2制御部は、前記制御コマンドを送信してから所定時間内に受信した場合、前記制御コマンドを破棄することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、前記映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置と、
    前記複数の表示装置のそれぞれに対して前記映像信号を伝送する複数のソース機器と、
    を具備し、
    前記複数の表示装置の各々は、
    制御コマンドを受信したときに、前記映像信号が表す前記映像を表示して、前記制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、前記映像信号が表す前記映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、前記制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行する第1制御部と、
    前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、前記制御コマンドを破棄する第2制御部と、
    を具備することを特徴とする表示システム。
  5. 前記第2制御部は、前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドの送信元が自身と同じである場合、前記制御コマンドを破棄することを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  6. 前記第2制御部は、前記制御コマンドを送信してから所定時間内に受信した場合、前記制御コマンドを破棄することを特徴とする請求項4に記載の表示システム。
  7. 前記複数の表示装置が前記個別表示モードを実行しているときに、前記複数のソース機器のうちの第1ソース機器が、前記制御コマンドとして、前記エンラージ表示モードを実行させるためのエンラージ表示コマンドを送信した場合、前記複数の表示装置のうちの、前記第1ソース機器に対応する第1表示装置の前記第1制御部は、前記第1ソース機器から前記エンラージ表示コマンドを受信したときに前記エンラージ表示モードを実行し、
    前記複数の表示装置のうちの、前記第1表示装置以外の表示装置の前記第1制御部は、それぞれ、前記上流から前記エンラージ表示コマンドを受信したときに、前記複数のソース機器のうちの、前記第1ソース機器以外のソース機器に対して、前記映像信号の出力を停止するための映像出力停止要求を送信すると共に、前記エンラージ表示モードを実行し、
    前記第1表示装置の前記第2制御部は、自身で送信した前記エンラージ表示コマンドを前記上流から受信したときに、前記エンラージ表示コマンドを破棄することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の表示システム。
  8. 前記複数の表示装置が前記エンラージ表示モードを実行しているときに、前記複数のソース機器のうちの第2ソース機器が前記映像信号の出力を再開すると共に、前記制御コマンドとして、前記個別表示モードを実行させるための個別表示コマンドを送信した場合、前記複数の表示装置のうちの、前記第2ソース機器に対応する第2表示装置の前記第1制御部は、前記個別表示コマンドを受信したときに前記個別表示モードを実行し、
    前記複数の表示装置のうちの、前記第2表示装置以外の表示装置の前記第1制御部は、それぞれ、前記上流から前記個別表示コマンドを受信したときに、前記複数のソース機器のうちの、前記第2ソース機器以外のソース機器に対して、前記映像信号の出力を再開するための映像出力再開要求を送信すると共に、前記個別表示モードを実行し、
    前記第2表示装置の前記第2制御部は、自身で送信した前記個別表示コマンドを前記上流から受信したときに、前記個別表示コマンドを破棄することを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の表示システム。
  9. 前記複数の表示装置と前記複数のソース機器とは、各々独立した通信ネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載の表示システム。
  10. 前記複数の表示装置と前記複数のソース機器とは、同一の通信ネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載の表示システム。
  11. 映像信号が上流から下流に送信されるようにループ状にデイジーチェーン接続され、前記映像信号が表す映像を表示可能な複数の表示装置と、前記複数の表示装置のそれぞれに対して前記映像信号を伝送する複数のソース機器と、を具備する表示システムに適用される表示装置の表示方法であって、
    制御コマンドを受信したときに、前記映像信号が表す前記映像を表示して、前記制御コマンドを下流に送信する個別表示モード、または、前記映像信号が表す前記映像のうちの、自身の設置位置に対応する部分を拡大した部分拡大画面を表示して、前記制御コマンドを下流に送信するエンラージ表示モードを実行するステップと、
    前記制御コマンドを受信したときに、前記制御コマンドが自身で送信したコマンドである場合、前記制御コマンドを破棄するステップと、
    を具備することを特徴とする表示方法。
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