JP2018039002A - 封入体 - Google Patents

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JP2018039002A
JP2018039002A JP2017159395A JP2017159395A JP2018039002A JP 2018039002 A JP2018039002 A JP 2018039002A JP 2017159395 A JP2017159395 A JP 2017159395A JP 2017159395 A JP2017159395 A JP 2017159395A JP 2018039002 A JP2018039002 A JP 2018039002A
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acrylate
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polymer
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micrometers
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スサナ、フェルナンデス、プリエト
Fernandez Prieto Susana
ヨハン、スメッツ
Johan Smets
バルトス、ティルコウスキー
Tylkowski Bartosz
マルタ、ジャンベリーニ
Marta Giamberini
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Procter and Gamble Co
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Procter and Gamble Co
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Abstract

【課題】消費者製品に含まれる色相剤等の有益剤によって保管中の製品に損害を与えず、更に、有益剤の所望の放出プロファイルを達成する封入有益剤の提供。【解決手段】6〜50%、好ましくは8〜35%、より好ましくは12〜25%の直径の変動係数及び3〜300μm好ましくは5〜240μm、より好ましくは10〜120μmの平均直径を有する有益剤のコアと、2〜30%の厚みの変動係数及び0.3〜15μm、好ましくは1〜8μm、より好ましくは1.5〜6μmの厚みを有し、シェルの厚みの変動係数が2〜30%、好まくは4〜25%、より好ましくは6〜20%を有するフィルム形成ポリマーであるアクリレート誘導体からなるシェルにより形成される封入有益剤の集合体。【選択図】なし

Description

本願は、コアと前記コアを封入するシェルとを含む封入有益剤を製造するために用いることができる方法、このような方法によって製造される封入有益剤、及びこのような封入有益剤を含む製品に加えて、このような製品を製造及び使用する方法に関する。
製品(例えば、消費者製品)は、このような製品に及び/又はこのような製品と接触した部位に所望の効果(例えば、着色及び/又は抑泡)をもたらし得る、1つ又は2つ以上の有益剤を含んでよい。残念なことに、特定の製品、例えば、流体製品では、このような製品を使用する前に、有益剤がこのような製品の成分によって分解されたり、該成分を分解したりすることがある。したがって、有益剤から製品の成分を保護し、所望の時点で所望のレベルの有益剤を提供する保護システムが必要とされていた。この分野では様々な努力がなされてきたが、典型的には、必要なレベルの保護及び/又は有益剤放出プロファイルを提供することができていない。更に、色相剤等の多くの材料は、水性及び有機環境において分散性又は可溶性である液体材料である。したがって、このような材料は、従来の方法によって封入することができない。したがって、製品の保管中にこのような製品に損害を与えず、更に、所望の放出プロファイルを送達する封入有益剤が依然として必要とされている。
フローフォーカシングを用いて封入有益剤を製造しようとする試みが以前に行われている。このような試みは、得られる封入有益剤が、対称、単分散ではなかった、及び/又は均一なコアシェル構造を有していなかったので、限られた効果しかあげなかった。出願人らは、このような問題の原因が、好ましくない運動量及びノズルを通じた物質移動であると認識した。出願人らは、流体粘度並びに/又は濃度、ノズルの流速及びノズルの特徴を賢明に選択することによって、このような問題を最小限に抑え得ると認識した。したがって、出願人らは、所望の保護及び放出効果をもたらす粒子が得られる方法を開示する。
本願は、コアと前記コアを封入するシェルとを含む封入有益剤を製造するために用いることができる方法、このような方法によって製造される封入有益剤、及びこのような封入有益剤を含む製品に加えて、このような製品を製造及び使用する方法に関する。このような方法を用いて、様々な製品で用いるときに所望の保護及び放出プロファイルをもたらす粒子を製造することができる。
定義
本明細書で使用するとき、「消費者製品」とは、一般的に、販売されている形態で使用されることを意図する、ベビーケア、ビューティケア、布地及びホームケア、ファミリーケア、フェミニンケア、ヘルスケア又はデバイスを意味する。このような製品としては、おむつ、よだれかけ、拭き取り用品;脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリングを含む毛髪(ヒト、イヌ、及び/又はネコ)の処理に関連する製品及び/又は方法;防臭剤及び制汗剤;パーソナルクレンジング;化粧品;上質な芳香剤を含む消費者使用のためのクリーム、ローション、及び他の局所塗布製品の塗布を含むスキンケア;並びにシェービング製品、エアフレッシュナー及び芳香送達系を含む空気ケア、車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/又はフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤並びに/又はケア、床及び便器洗浄剤を含む硬質表面の洗浄及び/又は処理、並びに消費者用又は業務用の他の洗浄等の、布地及びホームケア領域内の布地、硬質表面、及び任意の他の表面処理に関する製品及び/又は方法;トイレットペーパー、フェイシャルティッシュ、紙ハンカチ、及び/又は紙タオルに関連する製品及び/又は方法;タンポン、女性用ナプキン;練り歯磨き、歯用ジェル、歯用リンス、義歯接着剤、歯ホワイトニングを含む口腔ケアに関連する製品及び/又は方法;咳及び風邪治療薬、鎮痛剤、処方薬を含む店頭販売ヘルスケアが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「洗浄及び/又は処理組成物」は、特に断りのない限り、ビューティケア、布地及びホームケア製品を含む消費者製品の部分集合である。このような製品としては、脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリング等の毛髪(ヒト、イヌ及び/若しくはネコ)処理用製品;防臭剤及び制汗剤;パーソナルクレンジング;化粧品;上質な芳香剤を含む消費者使用のためのクリーム、ローション、及び他の局所塗布製品等の塗布を含むスキンケア;シェービング製品;エアフレッシュナー及び芳香送達系を含む空気ケア、車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/若しくはフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤並びに/又はケア、床及び便器洗浄剤を含む硬質表面の洗浄及び/又は処理、顆粒状又は粉末形態の汎用又は「重質」洗浄剤、特に洗浄洗剤を含む布地及びホームケア領域内の布地、硬質表面及び任意の他の表面の処理用製品;液体、ゲル又はペースト形態の汎用洗浄剤、特にいわゆる重質液体タイプ;高級布地用液体洗剤;手洗い用食器洗浄剤又は軽質食器洗浄剤、特に高発泡型のもの;家庭用及び業務用の様々なタブレット、顆粒、液体及びすすぎ補助型等の機械用食器洗浄剤;抗菌手洗い型、洗浄バー、マウスウォッシュ、義歯洗浄剤、歯磨き、自動車又はカーペット用シャンプー、便器洗浄剤を含む浴室洗剤を含む液体の洗剤及び消毒剤;ヘアシャンプー及びヘアリンス;シャワーゲル、上質な芳香剤及び発泡入浴剤及び金属洗浄剤;並びに、漂白添加剤、及び「ステインスティック」等のクリーニング補助剤、又はドライヤー付与シート、乾燥及び湿潤型拭取り用品及びパッド、不織基材、及びスポンジ等の前処理型基材付与製品;並びに、全ての消費者用及び/又は業務用のスプレー剤、及びミスト剤;並びに/あるいは、練り歯磨き、歯用ゲル、歯用リンス、義歯接着剤、歯のホワイトニングを含む口腔ケアに関する方法が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「布地及び/又は硬質表面の洗浄及び/又は処理組成物」は、特に断りのない限り、顆粒状又は粉末形態の汎用又は「重質」洗浄剤、特に洗浄洗剤;液体、ゲル又はペースト形態の汎用洗浄剤、特にいわゆる重質液体タイプ;高級布地用液体洗剤;手洗い用食器洗浄剤又は軽質食器洗浄剤、特に高発泡型のもの;家庭用及び業務用の様々なタブレット、顆粒、液体及びすすぎ補助型を含む機械用食器洗浄剤;抗菌手洗い型、洗浄バー、自動車又はカーペット用シャンプー、便器洗浄剤を含む浴室洗浄剤を含む液体の洗浄剤及び消毒剤;並びに、金属洗浄剤、液体、固体及び/若しくは乾燥シート形態であり得る柔軟化剤及び/又はフレッシュニング剤を含む布地コンディショニング製品;並びに、漂白添加剤及び「ステインスティック」等のクリーニング補助剤、又はドライヤー付与シート、乾燥及び湿潤型拭取り用品及びパッド、不織基材、並びにスポンジ等の前処理型基材付与製品;並びにスプレー剤及びミスト剤が挙げられる、洗浄及び処理組成物の部分集合である。適用可能であるこのような製品は全て、標準形態、濃縮形態、又は更には特定の態様ではこのような製品が非水性であり得る程度に高濃縮された形態であり得る。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」等の冠詞は、請求される又は記載されるものの1つ又は2つ以上を意味すると理解される。
本明細書において使用するとき、用語「含む(include)」、「含む(includes)」、及び「含んでいる(including)」は、非限定的であることを意味する。
本明細書で使用するとき、用語「固体」は、顆粒、粉末、バー及び錠剤の製品形態を含む。
本明細書で使用するとき、用語「流体」は、液体、ゲル、ペースト及びガスの製品形態を含む。
本明細書で使用するとき、用語「部位」は、紙製品、布地、衣類、硬質表面、毛髪、及び皮膚を含む。
別途記載のない限り、成分又は組成物の濃度は全て該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、このような成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外する。
別途明示する場合を除き、パーセント及び比は全て、重量によって計算する。別途明示する場合を除き、パーセント及び比は全て、全組成物に基づいて計算する。
本明細書の全体を通じて与えられる全ての最大の数値限定は、それよりも小さい数値限定を、そのようなより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているものと同様にして包含するものと理解すべきである。本明細書全体を通して記載される全ての最小数値限定は、より高い数値限定が本明細書に明示的に記載されているかのように、このような全てのより高い数値限定を含む。本明細書全体を通して記載される全ての数値範囲は、より狭い数値範囲が本明細書に明示的に記載されているかのように、このようなより広い数値範囲内の全てのより狭い数値範囲を含む。
封入有益剤
1つの態様では、約6%〜約50%、約8%〜約35%、又は更には約12%〜約25%の集合体直径の変動係数を有する封入有益剤の集合体であって、該封入有益剤の集合体が、約3マイクロメートル〜約300マイクロメートル、約5マイクロメートル〜約240マイクロメートル、約10マイクロメートル〜約120マイクロメートルの平均直径を有する封入有益剤を含み得、該封入有益剤が、コア及び該コアを封入するシェルを含み得、該シェルが、アクリレート誘導体、1つの態様では、アクリレート誘導体であるフィルム形成ポリマーを含み、該シェルが、約0.3マイクロメートル〜約15マイクロメートル、約1マイクロメートル〜約8マイクロメートル、又は更には約1.5マイクロメートル〜約6マイクロメートルの厚みを有し得、シェルの厚みの変動係数が、約2%〜約30%、約4%〜約25%、又は更には約6%〜約20%である、封入有益剤の集合体を開示する。
1つの態様では、該コアは、香料、色相剤、増白剤、シリコーン、酵素、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよい。
1つの態様では、
a)該香料は、プロパ−2−エニル3−シクロヘキシルプロパノエート、(4aR,5R,7aS,9R)−オクタヒドロ−2,2,5,8,8,9a−ヘキサメチル−4h−4a,9−メタノアズレノ(5,6−d)−1,3−ジオキソール、(3aR,5aS,9aS,9bR)−3a,6,6,9a−テトラメチル−2,4,5,5a,7,8,9,9b−オクタヒドロ−1H−ベンゾ[e][1]ベンゾフラン、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンジル2−ヒドロキシベンゾエート、2−メトキシナフタレン、3−(4−t−ブチルフェニル)プロパナール、3a,6,6,9a−テトラメチル−2,4,5,5a,7,8,9,9b−オクタヒドロ−1H−ベンゾ[e][1]ベンゾフラン、3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール、3,7−ジメチルオクタ−6−エンニトリル、3−(4−t−ブチルフェニル)ブタナール、3−(4−プロパン−2−イルフェニル)ブタナール、(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−1,3−ジエニル)ブタ−2−エン−1−オン、デカナール、(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン、(5E)−3−メチルシクロペンタデカ−5−エン−1−オン、2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール、エチル2−メチルペンタノエート、エチル2−メチルブタノエート、1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2,2,2]オクタン、2−メトキシ−4−プロパ−2−エニルフェノール、3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデニルアセテート、3−(3−プロパン−2−イルフェニル)ブタナール、a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−1−イルプロパノエート、(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール、(12E)−1−オキサシクロヘキサデカ−12−エン−2−オン、[2−[1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エトキシ]−2−メチルプロピル]プロパノエート、ヘキシルアセテート、2−(フェニルメチリデン)オクタナール、ヘキシル2−ヒドロキシベンゾエート、(E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン、(E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタ−3−エン−2−オン、(E)−3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン、1−(2,3,8,8−テトラメチル−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフタレン−2−イル)エタノン、プロパン−2−イル2−メチルブタノエート、(1R,2S,5R)−5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキサン−1−オール、(E)−2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−1−シクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール、2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルバルデヒド、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルアセテート、1−((3R,3aS,7R,8aS)−2,3,4,7,8,8a−ヘキサヒドロ−3,6,8,8−テトラメチル−1H−3a,7−メタノアズレン−5−イル)−エタノン、メチル3−オキソ−2−ペンチルシクロペンタンアセテート、2−メチルウンデカナール、2−[2−(4−メチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)プロピル]シクロペンタン−1−オン、1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−4−エン−1−オン、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル、2−フェニルエタノール、3,7−ジメチルオクタン−3−オール、5−ヘプチルオキソラン−2−オン、(2−t−ブチルシクロヘキシル)アセテート、(E)−4−メチルデカ−3−エン−5−オール、(4−t−ブチルシクロヘキシル)アセテート、デカヒドロ−2,2,6,6,7,8,8−ヘプタメチル−2H−インデノ(4,5−b)フラン、17−オキサシクロヘプタデカ−6−エン−1−オン、ペンチル2−ヒドロキシベンゾエート、ベンジルアセテート、4−フェニルブタン−2−オン、2−メトキシナフタレン、1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン、1,1,2,3,3−ペンタメチル−2,5,6,7−テトラヒドロ−インデン−4−オン、1H−3a,7−メタノアズレン、オクタヒドロ−6−メトキシ−3,6,8,8−テトラメチル、[(Z)−ヘキサ−3−エニル]アセテート、[(Z)−ヘキサ−3−エニル]2−ヒドロキシベンゾエート、(9Z)−シクロヘプタデカ−9−エン−1−オン、クロメン−2−オン、シクロヘキシル2−ヒドロキシベンゾエート、エチル3−メチル−3−フェニルオキシラン−2−カルボキシレート、3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、1,4−ジオキサシクロヘプタデカン−5,17−ジオン、16−オキサシクロヘキサデカン−1−オン、ジエチルシクロヘキサン−1,4−ジカルボキシレート、1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−4−エン−1−オン、[(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニル]アセテート、3−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−2−メチルプロパナール、1,3−ベンゾジオキソール−5−カルバルデヒド、6−(ペンタ−3−エン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン、[(1R,2S)−1−メチル−2−[[(1R,3S,5S)−1,2,2−トリメチル−3−ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル]メチル]シクロプロピル]メタノール、(Z)−3,4,5,6,6−ペンタメチル−ヘプタ−3−エン−2−オン、ドデカナール、3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル、(2S)−2−アミノペンタン二酸、メチル2,4−ジヒドロキシ−3,6−ジメチルベンゾエート、2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルバルデヒド、1−ナフタレン−2−イルエタノン、4−メチル−2−(2−メチルプロパ−1−エニル)オキサン、1H−インデン−ar−プロパナール、2,3−ジヒドロ−1,1−ジメチル−(9CI)、ノナナール、オクタナール、2−フェニルエチル2−フェニルアセテート、3−メチル−5−フェニルペンタン−1−オール、4−メチル−2−(2−メチルプロピル)オキサン−4−オール、1−オキサシクロヘプタデカン−2−オン、1−(スピロ[4.5]デカ−7−エン−7−イル)ペンタ−4−エン−1−オン、2−(4−メチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)プロパン−2−オール、1−メチル−4−プロパン−2−イリデンシクロヘキセン、(4−メチル−1−プロパン−2−イル−1−シクロヘキサ−2−エニル)アセテート、1,2−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルバルデヒド、ウンデカ−10−エナール、[(4Z)−1−シクロオクタ−4−エニル]メチルカーボネート、8−メチル−1,5−ベンゾジオキセピン−3−オン、ノナ−2,6−ジエナール、(5Z)−シクロヘキサデカ−5−エン−1−オン、2,6,10−トリメチルウンデカ−9−エナール、プロパ−2−エニルヘキサノエート、(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−2−エン−1−オン、3−フェニルプロパ−2−エン−1−オール、3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエナール、3,7−ジメチルオクタ−6−エニルアセテート、[2−(2−メチルブタン−2−イル)シクロヘキシル]アセテート、3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデン−5−イル2−メチルプロパノエート、2−ペンチルシクロペンタン−1−オール、(E)−デカ−4−エナール、2−ペンチルシクロペンタン−1−オン、2−メトキシ−4−プロピルフェノール、メチル2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタン−1−カルボキシレート、フェノキシベンゼン、エチル3−フェニルプロパ−2−エノエート、(E)−2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−1−シクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール、3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチル−プロパナール、4−メチル−2−(2−メチルプロピル)オキサン−4−オール、2−メチルデカンニトリル、5−ヘキシルオキソラン−2−オン、5−(ジエトキシメチル)−1,3−ベンゾジオキソール、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール、(E)−4−(2,5,6,6−テトラメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン、[(1R,4S,6R)−1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]アセテート、6−ブタン−2−イルキノリン、2−メトキシ−4−プロパ−1−エン−2−イルフェノール、(NE)−N−[(6E)−2,4,4,7−テトラメチルノナ−6,8−ジエン−3−イリデン]ヒドロキシルアミン、(4−プロパン−2−イルシクロヘキシル)−メタノール、2,6−ジメチルヘプタ−5−エナール、(1R,2S,5R)−5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキサン−1−オール、エチル2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)アセテート、1−フェニルエチルアセテート、1−(3,5,5,6,8,8−ヘキサメチル−6,7−ジヒドロナフタレン−2−イル)エタノン、6−ブチルオキサン−2−オン、2,4−ジメチル−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−1,3−ジオキソラン、(2R,4S)−2−メチル−4−プロピル−1,3−オキサチアン、4−(4−ヒドロキシフェニル)ブタン−2−オン、3−メチル−5−フェニルペンタン−1−オール、4−((1R,5S)−6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ−2−エン−2−イル)−3,3−ジメチルブタン−2−オン、3−メチルブタ−2−エニルアセテート、デカ−9−エン−1−オール、5−(3−メチルフェニル)ペンタン−1−オール、3,7−ジメチルオクタン−3−オール、1−メトキシ−4−[(E)−プロパ−1−エニル]ベンゼン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、9−アセチル−2,6,6,8−テトラメチルトリシクロ(5.3.1.01,5)ウンデカ−8−エン、2,5−ジオキサシクロヘキサ−デカン−1,6−ジオン及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよく、
b)該色相剤は、低分子染料、高分子染料、染料粘土結合体、顔料、又はこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよく、
c)該増白剤は、4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム;ベンゼンスルホン酸,2,2’−(1,2−エテンジイル)ビス[5−[4−[(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ]−6−(フェニルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]−,二ナトリウム塩;4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ−s−トリアジン−2イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−メチルアミノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4”−ビス[4,6−ジ−アニリノ−s−トリアジン−2−イル]−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル}−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよく、
d)該シリコーンは、非官能化シロキサンポリマー、官能化シロキサンポリマー、シリコーン樹脂、シリコーン溶媒、環状シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよく、
e)該酵素は、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルビオースデヒドロゲナーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよい。
1つの態様では、
a)該低分子染料は、ダイレクト・ブルー、ダイレクト・レッド、ダイレクト・バイオレット、アシッド・ブルー、アシッド・レッド、アシッド・バイオレット、ベーシック・ブルー、ベーシック・バイオレット及びベーシック・レッドのカラーインデックス分類に該当する染料、又はこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよく、
b)該高分子染料は、結合した色原体を含有するポリマー(染料−ポリマー結合体)及びポリマー骨格に色原体が共重合しているポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される高分子染料を含んでよく、
c)該染料粘土結合体は、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料、及びスメクタイト粘土、並びにこれらの混合物を含んでよく、
d)該非官能化シロキサンポリマーは、ポリジメチルシロキサン、ジメチコン、ジメチコノール、ジメチコンクロスポリマー、フェニルトリメチコン、アルキルジメチコン、ラウリルジメチコン、ステアリルジメチコン、フェニルジメチコン、フェニルプロピル置換ジメチコン、及びこれらの混合物を含んでよく、
e)該官能化シロキサンポリマーは、アミノシリコーン、アミドシリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン−ウレタンポリマー、四級ABnシリコーン、アミノABnシリコーン、及びこれらの混合物を含んでよい。
1つの態様では、該色相剤は、くすんだ白色の衣類の白い外観を改善するか、又は布地に補色を付加することによって布地の黄色っぽい外観を補正することによって白い外観を保つ作用を有し、それによって、不所望の黄色い色合いが目立たなくなるか又は全く気付かなくなる。水溶性の青色及び紫色の染料が一般的に用いられる。好適な色相剤としては、以下が挙げられる:(a)ダイレクト・ブルー、ダイレクト・レッド、ダイレクト・バイオレット、アシッド・ブルー、アシッド・レッド、アシッド・バイオレット、ベーシック・ブルー、ベーシック・バイオレット、及びベーシック・レッドのカラーインデックス分類に該当する染料、又はこれらの混合物からなる群から選択される低分子染料、例えば、ダイレクト・バイオレットカラーインデックス(Society of Dyers and Colourists,Bradford,UK)番号ダイレクト・バイオレット9、ダイレクト・バイオレット35、ダイレクト・バイオレット48、ダイレクト・バイオレット51、ダイレクト・バイオレット66、ダイレクト・ブルー1、ダイレクト・ブルー71、ダイレクト・ブルー80、ダイレクト・ブルー279、アシッド・レッド17、アシッド・レッド73、アシッド・レッド88、アシッド・レッド150、アシッド・バイオレット15、アシッド・バイオレット17、アシッド・バイオレット24、アシッド・バイオレット43、アシッド・バイオレット49、アシッド・ブルー15、アシッド・ブルー17、アシッド・ブルー25、アシッド・ブルー29、アシッド・ブルー40、アシッド・ブルー45、アシッド・ブルー75、アシッド・ブルー80、アシッド・ブルー83、アシッド・ブルー90及びアシッド・ブルー113、アシッド・ブラック1、ベーシック・バイオレット1、ベーシック・バイオレット3、ベーシック・バイオレット4、ベーシック・バイオレット10、ベーシック・バイオレット35、ベーシック・ブルー3、ベーシック・ブルー16、ベーシック・ブルー22、ベーシック・ブルー47、ベーシック・ブルー66、ベーシック・ブルー75、ベーシック・ブルー159、アシッド・バイオレット17、アシッド・バイオレット43、アシッド・レッド73、アシッド・レッド88、アシッド・レッド150、アシッド・ブルー25、アシッド・ブルー29、アシッド・ブルー45、アシッド・ブルー113、アシッド・ブラック1、ダイレクト・ブルー1、ダイレクト・ブルー71、及びダイレクト・バイオレット51。(b)高分子染料としては、結合した色原体を含有するポリマー(染料−ポリマー結合体)、及びポリマー骨格に色原体が共重合しているポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される高分子染料、例えば、Liquitint(登録商標)(Milliken(Spartanburg,South Carolina,USA))として販売されている布地直接着色剤、少なくとも1つの反応染料と、ヒドロキシル部分、一級アミン部分、二級アミン部分、チオール部分、及びこれらの混合物からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーとから形成される染料−ポリマー結合体からなる群から選択される高分子染料が挙げられる。更に別の態様では、好適な高分子染料としては、Liquitint(登録商標)(Milliken(Spartanburg,South Carolina,USA)バイオレットCT、反応性青色、反応性紫色、又は反応性赤色染料と結合しているカルボキシメチルセルロース(CMC)(例えば、商標名AZO−CM−CELLULOSE(製品コードS−ACMC)としてMegazyme(Wicklow、Ireland)によって販売されているC.I.リアクティブブルー19と結合しているCMC等)、及びこれらの混合物からなる群から選択される高分子染料が挙げられる。(c)染料粘土結合体としては、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料及びスメクタイト粘土、並びにこれらの混合物を含む群から選択される染料粘土結合体が挙げられる。(d)ウルトラマリンブルー(C.I.ピグメントブルー29)、ウルトラマリンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット15)、及びこれらの混合物等の顔料。更に、このような色相剤及び使用濃度の好適な例は、参照により組み込まれる米国特許第5,770,552号、同第4,912,203号、及び米国特許出願第2011/0124837号にみられる。
本発明において有用な、転染防止作用を提供することもできる非限定的な増白剤は、以下の一般構造式を有するものである。
Figure 2018039002
(式中、Rは、アニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチル及びNH−2−ヒドロキシエチルから選択され;Rは、N−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルフィリノ、クロロ及びアミノから選択され;Mは、ナトリウム又はカリウム等の塩形成カチオンである。)
上式において、Rがアニリノであり、RがN−2−ビス−ヒドロキシエチルであり、Mがナトリウム等のカチオンである場合、増白剤は、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸及び二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、Ciba Specialty Chemicals Corporationにより商標名Tinopal−UNPA−GX(登録商標)として市販されている。
上式において、Rがアニリノであり、RがN−2−ヒドロキシエチル−N−2−メチルアミノであり、Mがナトリウム等のカチオンである場合、増白剤は、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、Ciba Specialty Chemicals Corporationにより商標名Tinopal−5BM−GX(登録商標)として市販されている。
上式において、Rがアニリノであり、Rがモルフィリノであり、Mがナトリウム等のカチオンである場合、増白剤は、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−モルフィリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸,ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、Ciba Specialty Chemicals
Corporationにより商標名Tinopal−AMS−GX(登録商標)として市販されている。幾つかの好ましいが非限定的な増白剤を以下に示す。
Figure 2018039002
Figure 2018039002
1つの態様では、その良好な安定性及び洗濯における性能から、Tinopal CBS−X増白剤が特に好ましい。
1つの態様では、該シリコーンは、Si−O部分を含んでよく、(a)非官能化シロキサンポリマー、(b)官能化シロキサンポリマー、及びこれらの組み合わせから選択され得る。オルガノシリコーンの分子量は、通常、物質の粘度を参照することによって示される。1つの態様では、オルガノシリコーンは、25℃で約1cPs〜約2,000,000cPs、又は約5cPs〜約800,000cPs、又は更には約10cPs〜約300,000cPs、又は更には約50cPs〜約50,000cPsの粘度を有し得る。
1つの態様では、好適なオルガノシリコーン又はその混合物は、25℃で約10cPs〜約10,000cPs、又は約50cPs〜約1,000cPs、又は更には約80cPs〜約600cPsの粘度を有し得る。
特にシリコーン物質及びシリコーン樹脂は、「MDTQ」命名法として当業者に公知の簡便な命名システムに従って便利に同定することができる。このシステムでは、シリコーンは、シリコーンを構成する様々なシロキサンモノマー単位の存在に従って記載される。
簡潔に言うと、記号Mは、一官能性単位(CHSiO0.5を意味し、Dは、二官能性単位(CHSiOを意味し、Tは、三官能性単位(CH)SiO1.5を意味し、Qは、四又は五官能性単位SiOを意味する。単位記号のプライム符号(例えば、M’、D’、T’、及びQ’)は、メチル以外の置換基を意味し、出現の度に具体的に定義しなければならない。
好適なオルガノシリコーンは、直鎖状であっても、分枝状であっても、又は架橋されていてもよい。1つの態様では、オルガノシリコーンは、シリコーン樹脂を含み得る。シリコーン樹脂は、高度に架橋されたポリマーシロキサン系である。架橋は、シリコーン樹脂の製造中に三官能性及び四官能性シランを一官能性又は二官能性又はこれら両方のシランと共に組み込むことによって導入される。本明細書で使用するとき、用語SiO「n」/2は、酸素原子とケイ素原子との比を表す。例えば、SiO1/2は、1つの酸素が2つのSi原子間で共有されていることを意味する。同様に、SiO2/2は、2つの酸素原子が2つのSi原子間で共有されていることを意味し、SiO3/2は、3つの酸素原子が2つのSi原子間で共有されていることを意味する。
1つの態様では、オルガノシリコーンは、ポリジメチルシロキサン、ジメチコン、ジメチコノール、ジメチコンクロスポリマー、フェニルトリメチコン、アルキルジメチコン、ラウリルジメチコン、ステアリルジメチコン、フェニルジメチコン、フェニルプロピル置換ジメチコン、及びこれらの混合物を含んでよい。
1つの態様では、有機シリコーンは、環状シリコーンを含み得る。環状シリコーンは、式[(CHSiO](式中、nは、約3〜約7、又は約5〜約6の範囲であり得る整数である)のシクロメチコンを含み得る。
1つの態様では、オルガノシリコーンは、官能化シロキサンポリマーを含んでよい。官能化シロキサンポリマーは、アミノ、アミド、アルコキシ、ヒドロキシ、ポリエーテル、カルボキシ、ヒドリド、メルカプト、サルフェート、ホスフェート、及び/又は四級アンモニウム部分からなる群から選択される1つ又は2つ以上の官能性部分を含んでよい。これら部分は、二価アルキレンラジカルを通してシロキサン骨格に直接結合してもよく(すなわち、「ペンダント」)、又は骨格の一部であってもよい。好適な官能化シロキサンポリマーとしては、アミノシリコーン、アミドシリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン−ウレタンポリマー、第四級ABnシリコーン、アミノABnシリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される物質が挙げられる。
好適なシリコーンの非限定的な例は、Pulpaid(登録商標)3500、Pulpaid(登録商標)3600、Xiameter(登録商標)ACP−0001、Xiameter(登録商標)PMX−0245 and Xiameter(登録商標)PMX−0246、Dow corning(登録商標)FS1266(Dow Corning製);Silfoam(登録商標)SD 860、Silfoam(登録商標)SD
168、Silfoam(登録商標)SD 850、Silfoam(登録商標)SD
650、Silfoam(登録商標)SE 36、Silfoam(登録商標)SE 39、Silfoam(登録商標)SC 1092、Silfoam(登録商標)SC 1132、Silfoam(登録商標)SC 129、Silfoam(登録商標)SC
132、Silfoam(登録商標)SE 47、Silfoam(登録商標)SRE及びSilfoam(登録商標)SE 90(Wacker Corp.製);Tego
3062(Goldschmidt製);AF−140TG及びTri−Lube−60−PR(Tri−Chem Industries製);並びにAntifoam 2226(Basildon Chemicals製)である。
1つの態様では、該アクリレート誘導体は、一官能性アクリレートモノマー、二官能性アクリレートモノマー、三官能性アクリレートモノマー、四官能性アクリレートモノマー、五官能性アクリレートモノマー、又はこれらの混合物と、光開始剤との反応に由来し得る。
1つの態様では、官能性モノマーは、t−ブチルシクロヘキサノールアクリレート、2−(2−エトキシ)エチルアクリレート、C16〜C18アルキルアクリレート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、C12アルキルアクリレート(ラウリルアクリレート)、C12アルキルメタクリレート(ラウリルメタクリレート)、C12〜C14アルキルメタクリレート、C16〜C18アルキルメタクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチルメタクリレート、イソデシルアクリレート、4−フェノキシエチルアクリレート、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノールアクリレート、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノールメタクリレート、イソオクチルアクリレート、オクチルデシルアクリレート、トリデシルアクリレート、カプロラクトンアクリレート、エトキシ化ノニルフェノールアクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、環状トリメチロールプロパンホルマールアクリレート、C18アルキルアクリレート(ステアリルアクリレート)、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコール200ジアクリレート、ポリエチレングリコール400ジアクリレート、ポリエチレングリコール600ジアクリレート、ポリエチレングリコール200ジメタクリレート、ポリエチレングリコール400ジメタクリレート、ポリエチレングリコール600ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、3−メチル1,5−ペンタンジオールジアクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジメタクリレート、プロポキシ化ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールモノメタクリレート、ジオキサングリコールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、エステルジオールジアクリレート、アルコキシ化ジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、プロポキシ化グリセロールトリアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,12−ドデカンジオールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、トリシクロデカンジメタノールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート及びこれらの混合物からなる群から選択してよい。
1つの態様では、官能性モノマーは、イソボルニルアクリレート、ラウリルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択してよい。
モノマーの非限定的な例としては、SR9054、SR9050、SR9051、SR802、SR297J、SR214、SR238、SR239A、SR802、SR231、SR606A、SR231、SR508、SR348L、SR349、SR206、SR259、SR344、SR344、SR603OP、SR610、SR210、SR306(全て、Sartomer(420、rue d’Estienne d’Orves、F−92705 Colombes Cedex、France)製)が挙げられる。
理論に縛られるものではないが、光開始剤は、特に、吸収した光エネルギー、UV又は可視光を、開始種、すなわち、フリーラジカル又はカチオンの形態の化学エネルギーに変換するために処方に添加される化合物である。開始ラジカルが形成される機構に基づいて、光開始剤は、一般的に、2つの分類に分けられる。
a)タイプI光開始剤は、照射時に単分子結合切断を受けて、フリーラジカル(すなわち、ベンゾインエーテル、ベンジルケタール、α−ジアルコキシ−アセト−フェノン、α−ヒドロキシアルキルフェノン、α−アミノアルキルフェノン、アシルホスフィンオキシド)を生成する。
b)タイプII光開始剤は、励起状態の光開始剤が第2の分子(補助開始剤)と相互作用する二分子反応を受けて、フリーラジカル(すなわち、ベンゾフェノン/アミン、チオキサントン/アミン)を発生させる。
光開始を効率的に進めるために、光開始剤の吸収帯が起源の発光スペクトルと重なっていなくてはならず、また、光開始剤の励起に対応する波長における処方の成分による競合吸収を最小化しなければならない。用途において光開始剤、すなわち、UV源の発光スペクトル及び処方の吸収窓に存在する励起波長を有するものを最初に選択するために、光開始剤の吸収スペクトルに関する情報が有用である。
1つの態様では、該光開始剤は、アセトフェノン、アニソイン、アントラキノン、アントラキノン−2−スルホン酸ナトリウム塩一水和物、(ベンゼン)トリカルボニルクロム、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−4’−モルホリノブチロフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−クロロチオキサンテン−9−オン、(クメン)シクロペンタジエニル鉄(II)ヘキサフルオロホスフェート、ジベンゾスベレノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、4−(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ジメチルベンジル、2,5−ジメチルベンゾフェノン、3,4−ジメチルベンゾフェノン、4’−エトキシアセトフェノン、フェロセン、3’−ヒドロキシアセトフェノン、4’−ヒドロキシアセトフェノン、3−ヒドロキシベンゾフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−メチルベンゾフェノン、2−メチル−4’−(メチルチオ)−2−モルホリノプロピオフェノン、4’−フェノキシアセトフェノン、プロピレンカーボネート中に50%混合されたトリアリールスルホニウムヘキサフルオロリン酸塩類、及びこれらの混合物からなる群から選択してよい。
光開始剤の非限定的な例としては、Irgacure(登録商標)149,Irgacure(登録商標)184、Irgacure(登録商標)369、Irgacure(登録商標)500、Irgacure(登録商標)651、Irgacure(登録商標)784、Irgacure(登録商標)819、Irgacure(登録商標)907、Irgacure(登録商標)1700、Irgacure(登録商標)1800、Irgacure(登録商標)1850、Irgacure(登録商標)2959、Darocur(登録商標)1173及びDarocur(登録商標)4265(Ciba Specialty Chemicals製);ベンゾフェノン、Esacure 100
F、Esacure 1001 M、Esacure 1064、Esacure 1187、E A 198、Esacure DP 250、Esacure EDB、Esacure HB、Esacure ITX、Esacure KB 1、Esacure KIP 150、Esacure KIP 160、Esacure KIP IT、Esacure KL 200、Esacure KS 300、Esacure KT 55、Esacure KTO 46、Esacure ONE、Esacure
TPO、Esacure TZM、及び2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン(Sigma Aldrich製)並びにれらの混合物が挙げられる。
1つの態様では、上記アクリレート誘導体であるフィルム形成ポリマーは、以下のポリマー1であってよく、該ポリマー1は、約5,000Da〜約500,000Da、約10,000Da〜約300,000Da、又は更には約20,000Da〜約240,000Daの重量平均分子量を有する。
Figure 2018039002
(式中、
各nは、独立して、0〜4,000の整数であり、
ポリマー1における全ての整数nの合計は、約60〜約7,000の整数であり、
ポリマー1中の各R及び各R’は、独立して、以下からなる群から選択され:
Figure 2018039002
式中、各cは、独立して、0〜60の整数であり、各Rは、独立して、以下からなる群から選択され:
Figure 2018039002
式中、各xは、独立して、0〜60の整数である。)
1つの態様では、
a)各R’は、独立して、以下からなる群から選択され、
Figure 2018039002
b)各Rは、独立して、以下からなる群から選択される。
Figure 2018039002
(式中、xは、0〜40の整数である。)
1つの態様では、該アクリレート誘導体であるポリマーは、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(アルキルメタクリレート)、ポリ(メチルメタクリレート−コ−ブチルメタクリレート、ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−エチルアクリレート−コ−メタクリル酸)、C12〜C22アルキルメタクリレートコポリマー、ポリ(メタクリル酸−コ−エチルアクリレート)、アミノアクリレート、アクリレートオクチルアクリルアミドブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択してよい。
シェル材料の非限定的な例としては、Structure PLUS、Structure 2001、Dermacryl C、Amphomer(登録商標)HC、及びAmphomer(登録商標)(Akzo Nobel製);Crilat(登録商標)4830及びCrilat(登録商標)D1205(Vinavil S.p.A.(Italy)製);ALLIANZ(商標)CAM(ISP Chemicals製);Luvimer 100P(BASF(Germany)製);Acryl−EZE(Colorcon(U.S.A.)製);及びこれらの混合物が挙げられる。
1つの態様では、該コア及び/又は該シェルは、粘度調整剤を含んでよい。
1つの態様では、該粘度調整剤は、100cPs未満、又は80cPs未満、又は更には60cPs未満の粘度を有する、水溶性溶媒、水不溶性溶媒、シリコーン、香料原材料、及び/又はこれらの混合物を含んでよい。
幾つかの有益剤及び/又はシェル材料溶液は、溶解又は分散後に高い粘度純度を有し得るので、粘度調整剤としての特定の添加剤を加工助剤としてコア及び/又はシェルに添加して、このような有益剤及び/又はシェル材料のノズルを通じた流動を促進することができる。このような粘度調整剤は、水溶性溶媒、水不溶性溶媒、香料原材料、シリコーン、及び/又はこれらの混合物を含んでよい。非限定的な例としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2,3−プロパントリオール、プロピレンカーボネート、フェニルエチルアルコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ヘキシレングリコール、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ピナコール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール(及びエトキシレート)、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、フェノキシエタノール(及びエトキシレート)、グリコールエーテル(例えば、ブチルカルビトール及びジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル)、エステル溶媒(例えば、アジピン酸、グルタル酸、及びコハク酸のジメチルエステル)、炭化水素(例えば、デカン及びドデカン、デカメチルシクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、エチル−2−メチルブタノエート、エチル−2−メチルブチレート、ミリスチン酸イソプロピル、エチル−2−メチルペンタノエート、酢酸ヘキシル、カプロン酸アリル)、及びこれらの混合物が挙げられる。
1つの態様では、本明細書に開示する封入有益剤の集合体及び補助成分を含む製品を開示する。
1つの態様では、任意で部位を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させ、該部位を該製品と接触させ、次いで、任意で該部位を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させることを含む、上記製品を使用する方法を開示する。
1つの態様では、このような製品で処理される部位を開示する。
消費者製品の製造方法
封入有益剤及び補助材料を含む消費者製品を作製する上記方法の1つの態様では、該方法は、同心フローフォーカシング(登録商標)ノズルを用いることによって、約25℃〜約160℃の温度で、チャンバ内にコア組成物及びシェル溶液を噴霧することによって、封入体を作製することを含み得る。1つの態様では、該同心フローフォーカシングノズルは、約100マイクロメートル〜約500マイクロメートル、又は更には約250マイクロメートル〜約400マイクロメートルの内径を有してよい。1つの態様では、該同心ノズルは、約200マイクロメートル〜約1,000マイクロメートル、約350マイクロメートル〜約850マイクロメートル、又は更には約500マイクロメートル〜約750マイクロメートルの外径を有してよい。1つの態様では、上記封入有益剤は、該封入有益剤を更に加工することなく、製品中でそのまま用いられる。1つの態様では、上記封入有益剤は、それを消費者製品に添加する前に、予め凝集又は液体に分散させておいてもよい。
封入有益剤及び補助材料を含む消費者製品を作製する上記方法の1つの態様では、該方法は、同心フローフォーカシング(登録商標)ノズルを用いることによってエマルションを作製し、次いで、コア−シェル封入有益剤が生成されるように、該エマルションのシェル材料を反応させて共有結合を形成することによってエマルションを作製することを含んでよい。1つの態様では、シェル材料を架橋する。1つの態様では、上記同心フローフォーカシングノズルは、約100マイクロメートル〜約500マイクロメートル、又は更には約250マイクロメートル〜約400マイクロメートルの内径を有してよい。1つの態様では、該同心ノズルは、約200マイクロメートル〜約1,000マイクロメートル、約350マイクロメートル〜約850マイクロメートル、又は更には約500マイクロメートル〜約750マイクロメートルの外径を有してよい。1つの態様では、上記封入有益剤は、該封入有益剤を更に加工することなく、製品中でそのまま用いられる。1つの態様では、該封入有益剤は、予め凝集させておいてもよい。
1つの態様では、上記封入有益剤のコア部分を作製するために用いられる材料は、約0.5cPs〜約200cPs、約1cPs〜約100cPs、又は更には約3cPs〜約80cPsの粘度を有し得る。
1つの態様では、上記シェルは、可塑剤を含んでよい。好適な可塑剤は、糖、糖アルコール、又はポリエチレングリコール(PEG)等のポリオール、尿素、グリコール、ポリプロピレングリコール、又は他の公知の可塑剤、例えば、クエン酸トリエチル、フタル酸ジブチル又はジメチル、ポリエチレングリセリン、ソルビトール、クエン酸トリブチル、セバシン酸ジブチル、ポリソルベート、及びこれらの混合物を含んでよい。
1つの態様では、封入有益剤の凝集プロセスのために、封入有益剤のシェルと相溶性である結合剤を用いてよい。理論に縛られるものではないが、結合剤は、必要な機械的強度を有する粒子を形成することができ、粒子が不所望の相互作用を避ける特定の保護を提供することができ、また、粒子が洗浄サイクル中に活性物質の送達を補助することができるのを保証するために用いてよい。好適な結合剤の非限定的な例としては、糖類及びその誘導体、二糖類(例えば、スクロース、ラクトース)、多糖類及びその誘導体:デンプン、セルロース、又は変性セルロース(例えば、微結晶性セルロース及びセルロースエーテル、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC));糖アルコール(例えば、キシリトール、ソルビトール、又はマルチトール);タンパク質(例えば、ゼラチン);合成ポリマー;ポリビニルピロリドン(PVP)、特に、分子量が90,000DaのPVP、ポリエチレングリコール(PEG)、特に、分子量が4,000Da、6,000Da、及び9,000Daのもの、並びにポリ(ビニルアルコール)(PVOH)、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪族エステル及びワックス由来の不透水性材料、又はこれらの混合物を挙げることができる。1つの態様では、結合剤は、液体形態で適用される。
該封入有益剤を分散させるのに好適な分散剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤を含んでよい。
添加剤成分
本発明の目的のために、以下に例示される補助剤の非限定的な一覧は、本組成物で使用するのに好適であり、例えば、性能を補助若しくは強化するため、洗浄される基材の処理のため、又は香料、着色剤、染料等を用いる場合のように組成物の審美性を改変するために、望ましくは本発明の特定の実施形態に組み込むことができる。このような補助剤は、更に、列挙された粒子により供給されることが理解される。このような追加成分の正確な性質及びそれを組み込む濃度は、組成物の物理的形態及び使用される作業の性質に依存する。好適な補助剤物質としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、高分子分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟化剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。下記開示に加えて、このような他の補助剤の好適な例及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812 B1号及び同第6,326,348 B1号に見られ、これらは参照により組み込まれる。
各補助成分は、本出願人らの組成物にとって必須ではない。したがって、本出願人らの組成物の特定の実施形態は、以下の補助材料のうちの1つ又は2つ以上を含有しない:漂白活性化剤、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒金属錯体、高分子分散剤、粘土及び汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟化剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、及び/又は顔料。このような補助剤は、本明細書に開示される封入体と組み合わせられる製品マトリクスを形成して、完成消費者製品を形成し得ることが理解される。一般的に、1つ又は2つ以上の補助剤が存在する場合、このような1つ又は2つ以上の補助剤は、以下に詳細に記載する通り存在してよい。
界面活性剤−本発明に係る組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含んでよく、該界面活性剤は、非イオン性及び/若しくはアニオン性及び/若しくはカチオン性界面活性剤、並びに/又は両性及び/若しくは双性及び/若しくは半極性非イオン性界面活性剤から選択できる。界面活性剤は、典型的に、洗浄組成物の約0.1重量%から、約1重量%から、又は更には約5重量%から、洗浄組成物の約99.9重量%まで、約80重量%まで、約35重量%まで、又は更には約30重量%までの濃度で存在する。
構造化剤−好適な構造化剤の非限定的な例は、以下の通りである。
i.ジベンジリデンポリオールアセタール誘導体
流体洗剤組成物は、約0.01重量%〜約1重量%、又は約0.05重量%〜約0.8重量%、又は約0.1重量%〜約0.6重量%、又は更には約0.3重量%〜約0.5重量%のジベンジリデンポリオールアセタール誘導体(DBPA)を含んでよい。好適なDBPA分子の非限定的な例は、米国特許出願第61/167604号に開示されている。
1つの態様では、DBPA誘導体は、ジベンジリデンソルビトールアセタール誘導体(DBS)を含んでよい。該DBS誘導体は、以下からなる群から選択してよい:1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール;1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール;1,3:2,4−ジ(p−クロロベンジリデン)ソルビトール;1,3:2,4−ジ(2,4−ジメチルジベンジリデン)ソルビトール;1,3:2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール;及び1,3:2,4−ジ(3,4−ジメチルジベンジリデン)ソルビトール、又はこれらの混合物。これら及び他の好適なDBS誘導体は、米国特許第6,102,999号のコラム2の43行目からコラム3の65行目に開示されている。
ii.細菌セルロース
また、流体洗剤組成物は、約0.005重量%〜約1重量%の細菌セルロース網状構造を含んでよい。用語「細菌セルロース」は、CPKelco U.S.によるCELLULON(登録商標)等のアセトバクター(Acetobacter)属の細菌の発酵を介して生成される任意の種類のセルロースを含み、ミクロフィブリル化セルロース、網状細菌セルロース等と一般に称される材料を含む。好適な細菌セルロースの幾つかの例は、米国特許第6,967,027号;同第5,207,826号;同第4,487,634号;同第4,373,702号;同第4,863,565号;及び米国特許出願公開第2007/0027108号に見出すことができる。1つの態様では、該繊維は、1.6nm〜3.2nm×5.8nm〜133nmの断面寸法を有する。更に、細菌セルロース繊維は、少なくとも約100nm、又は約100〜約1,500nmの平均ミクロ繊維長さを有する。1つの態様では、細菌セルロースミクロ繊維は、約100:1〜約400:1、又は更には約200:1〜約300:1のアスペクト比、すなわち、平均ミクロ繊維の長さをミクロ繊維の最大断面幅で除したものを有する。
iii.コーティングされた細菌セルロース
1つの態様では、細菌セルロースは、高分子増粘剤で少なくとも部分的にコーティングされる。少なくとも部分的にコーティングされた細菌セルロースは、米国特許出願公開第2007/0027108号の段落8〜19に開示されている方法に従って調製することができる。1つの態様では、少なくとも部分的にコーティングされた細菌セルロースは、約0.1重量%〜約5重量%、又は更には約0.5重量%〜約3重量%の細菌セルロースと、約10重量%〜約90重量%の高分子増粘剤とを含む。好適な細菌セルロースとしては、上記細菌セルロースを挙げることができ、好適な高分子増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース、カチオン性ヒドロキシメチルセルロース、及びこれらの混合物が挙げられる。
iv.非高分子結晶質ヒドロキシル官能性物質
1つの態様では、組成物は、組成物の約0.01〜約1重量%の非高分子結晶質ヒドロキシル官能性構造化剤を更に含んでよい。該非高分子結晶質ヒドロキシル官能性構造化剤は、一般的に、最終流体洗剤組成物への分散を補助するために予め乳化が可能な結晶性グリセリドを含んでよい。1つの態様では、結晶化性グリセリドとしては、液体洗剤組成物において結晶化させることができる限り、硬化ヒマシ油つまり「HCO」又はその誘導体を挙げることができる。
v.高分子構造化剤
本発明の流体洗剤組成物は、約0.01重量%〜約5重量%の天然由来及び/又は合成の高分子構造化剤を含んでよい。本発明で使用する天然由来の高分子構造化剤の例としては、ヒドロキシエチルセルロース、疎水変性ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、多糖誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。好適な多糖誘導体としては、ペクチン、アルギン酸塩、アラビノガラクタン(アラビアゴム)、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、グアーガム及びこれらの混合物が挙げられる。本発明で使用する合成高分子構造化剤の例としては、ポリカルボキシレート、ポリアクリレート、疎水変性エトキシ化ウレタン、疎水変性非イオン性ポリオール、及びこれらの混合物が挙げられる。1つの態様では、該ポリカルボキシレートポリマーは、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、又はこれらの混合物である。別の態様では、ポリアクリレートは、不飽和モノ−又はジ−炭酸と、(メタ)アクリル酸のC〜C30アルキルエステルとのコポリマーである。該コポリマーは、商標名Carbopol Aqua 30としてNoveon Incから入手可能である。
vi.ジアミドゲル化剤
1つの態様では、外部構造化系は、約150g/モル〜約1500g/モル、又は更には約500g/モル〜約900g/モルの分子量を有するジアミドゲル化剤を含んでよい。このようなジアミドゲル化剤は、少なくとも2個の窒素原子を含んでよく、該窒素原子のうちの少なくとも2個は、アミド官能性置換基を形成する。1つの態様では、アミド基は異なっている。別の態様では、アミド官能性基は同じである。ジアミドゲル化剤は、以下の式を有する。
Figure 2018039002
(式中、
及びRは、アミノ官能性末端基、又は更にはアミド官能性末端基であり、1つの態様では、R及びRは、pH調整可能基を含んでよく、pH調整可能なアミドゲル化剤は、約1〜約30、又は更には約2〜約10のpKaを有し得る。)1つの態様では、pH調整可能基は、ピリジンを含んでよい。1つの態様では、RとRとは異なっていてよい。別の態様では、同じであってもよい。
Lは、14〜500g/モルの分子量の連結部分である。1つの態様では、Lは、2〜20個の炭素原子を含む炭素鎖を含んでよい。別の態様では、Lは、pH調整可能基を含んでよい。1つの態様では、pH調整可能基は、二級アミンである。
1つの態様では、R、R又はLのうちの少なくとも1つは、pH調整可能基を含み得る。
ジアミドゲル化剤の非限定的な例は、次の通りである。
N,N’−(2S,2’S)−1,1’−(ドデカン−1,12−ジイルビス(アザンジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジイソニコチンアミド
Figure 2018039002
ジベンジル(2S,2’S)−1,1’−(プロパン−1,3−ジイルビス(アザンジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
Figure 2018039002
ジベンジル(2S,2’S)−1,1’−(ドデカン−1,12−ジイルビス(アザンジイル))ビス(1−オキソ−3−フェニルプロパン−2,1−ジイル)ジカルバメート
Figure 2018039002
ビルダー−本発明の組成物は、1つ又は2つ以上の洗剤ビルダー又はビルダー系を含んでよい。存在する場合、本組成物は、典型的に、少なくとも約1重量%のビルダー、又は約5重量%若しくは10重量%〜約80重量%、50重量%、若しくは更には30重量%の該ビルダーを含む。ビルダーとしては、ポリホスフェートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ土類及びアルカリ金属炭酸塩、アルミノシリケートビルダー、ポリカルボキシレート化合物、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、及びカルボキシメチル−オキシコハク酸、ポリ酢酸の様々なアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩(例えば、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸)、並びにポリカルボキシレート(例えば、メリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、及びこれらの可溶性塩)が挙げられるが、これらに限定されない。
キレート剤−また、本明細書の組成物は、任意で、1つ又は2つ以上の銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤を含有してよい。利用される場合、キレート剤は、一般的に、本明細書の組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は更には本明細書の組成物の約3重量%〜約15重量%を構成する。
移染防止剤−また、本発明の組成物は、1つ又は2つ以上の移染防止剤を含んでよい。
好適な高分子移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書における組成物中に存在する場合、移染防止剤は、洗浄組成物の約0.0001重量%から、約0.01重量%から、約0.05重量%から、洗浄組成物の約10重量%まで、約2重量%まで、又は更には約1重量%までの濃度で存在する。
分散剤−また、本発明の組成物は、分散剤を含有してよい。好適な水溶性有機材料は、ホモポリマー若しくはコポリマーの酸又はこれらの塩であり、そのうち、ポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個以下しか離れていない少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含んでよい。
香料送達系(PDT)−本発明の組成物は、別の必須成分として香料技術系を含む。好適な香料送達系、特定の香料送達系の製造方法、及びかかる香料送達系の使用が、米国特許出願第2007/0275866 A1号に開示されている。このような香料送達系としては、以下が挙げられる。
I.ポリマー支援型送達(PAD):この香料送達技術は、香料物質を送達するためにポリマー物質を使用する。古典的なコアセルベーション、水溶性又は部分水溶性〜水不溶性の荷電又は中性ポリマー、液晶、ホットメルト、ヒドロゲル、香料付与プラスチック、マイクロカプセル、ナノ−及びマイクロラテックス、ポリマー性フィルム形成剤、及びポリマー吸収剤、ポリマー吸着剤等が幾つかの例である。PADとしては、限定されるものではないが、以下が挙げられる。
a)マトリクス系:芳香剤をポリマーマトリックス又は粒子に溶解又は分散させる。
例えば、香料は、1)製品に配合する前にポリマー中に分散させるか、又は2)製品の配合中又は配合後にポリマーとは別に添加してよい。好適な有機ラテックス粒子としては、限定するものではないが、ポリアセタール、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリエチレン、ポリシクロヘキシレンポリカーボネート、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリケトン、ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンクロリネート、ポリイミド、ポリイソプレン、ポリ乳酸、ポリフェニレン、ポリフェニレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、並びにアクリロニトリル−ブタジエン、酢酸セルロース、エチレン−酢酸ビニル、エチレンビニルアルコール、スチレン−ブタジエン、酢酸ビニル−エチレン、及びこれらの混合物に基づくポリマー又はコポリマーを含む広範な材料が挙げられる。例えば多糖類及びナノラテックスを含んでよいこのようなマトリクス系は全て、香料マイクロカプセル(PMC)の形態でPADリザーバ系等の他のPAD系を含む他のPDTと組み合わせてよい。シリコーン支援型送達(SAD)を用いてもよい。シリコーンの例としては、ポリジメチルシロキサン及びポリアルキルジメチルシロキサンが挙げられる。他の実施例としては、アミン官能性を有するものが挙げられ、これを用いてアミン支援型送達(AAD)、及び/又はポリマー支援型送達(PAD)、及び/又はアミン反応生成物(ARP)に関連する効果を提供することができる。
b)リザーバ系(RS):リザーバ系は、コア/シェル型技術、すなわち、芳香剤が保護シェルとして機能し得る香料放出制御膜によって取り囲まれているものとしても知られている。
II.分子支援型送達(MAD):また、香料は、有機物質と非共有結合的に相互作用して、付着及び/又は放出を変化させることができるので、非ポリマー物質又は分子も香料の送達を改善する機能を有し得る。このような有機物質の非限定的な例としては、有機油、ワックス、鉱油、ペトロラタム、脂肪酸又はエステル等の疎水性物質、糖類、界面活性剤、リポソーム、及び更には他の香料原材料(香油)、並びに身体及び/又は他の汚れを含む天然油が挙げられるが、これらに限定されない。
III.繊維支援型送達(FAD):部位自体の選択又は使用が、香料の送達を改善させる機能を有し得る。実際、部位自体が、香料送達技術であり得る。例えば、綿又はポリエステル等の異なる種類の布地は、香料をひき付ける及び/又は保持する及び/又は放出する能力に関して異なる性質を有する。繊維の表面又は内部に蓄積される香料の量は、繊維の選択によって、また、繊維の履歴又は処理によって、及びあらゆる繊維コーティング又は処理によって変化し得る。繊維は、香料を予備充填した後、遊離香料及び/又は1つ若しくは2つ以上の香料送達技術を含んでいてもよく、含んでいていなくてもよい製品に添加してよい。
IV.アミン支援型送達(AAD):アミン支援型送達技術のアプローチでは、香料の蓄積量を増加させるか又は製品の使用中の香料放出を変化させるためにアミン基を含有する物質を利用する。このアプローチでは、製品に添加する前に香料原材料とアミンとを予め錯体化させる必要も予め反応させる必要もない。1つの態様では、本明細書で使用するのに好適なアミン含有AAD材料は、非芳香族、例えば、ポリアルキルイミン(例えば、ポリエチレンイミン(PEI))若しくはポリビニルアミン(PVAm)であってもよく、芳香族(例えば、アントラニレート)であってもよい。このような材料は、ポリマーであってもよく、非ポリマーであってもよい。1つの態様では、このような材料は、少なくとも1つの一級アミンを含有する。別の態様では、例えば、硫黄、リン、又はセレン等の窒素以外のヘテロ原子を含有する物質をアミン化合物の代わりに使用することができる。
更に別の態様では、前述の代替化合物をアミン化合物と併用してよい。更なる別の態様では、1つの分子が、アミン部分と、代替ヘテロ原子部分(例えば、チオール、ホスフィン、及びセレノール)のうちの1つ又は2つ以上とを含有していてよい。
V.シクロデキストリン送達系(CD):この技術のアプローチでは、香料の送達を改善するために環状オリゴ糖又はシクロデキストリンを用いる。典型的には、香料とシクロデキストリン(CD)との複合体を形成する。このような複合体は、予め形成してよく、その場で形成してよく、部位の表面上又は内部で形成してもよい。
VI.デンプン封入アコード(SEA):SEAは、デンプン封入香料材料である。好適なデンプンとしては、加水分解デンプン、酸希釈デンプン、疎水性基を有するデンプン、例えば、長鎖炭化水素(C以上)のデンプンエステル、酢酸デンプン、オクテニルコハク酸デンプン、及びこれらの混合物等の加工デンプンが挙げられる。1つの態様では、オクテニルコハク酸デンプン等のデンプンエステルを使用する。封入に好適な香料としては、通常の標準圧力である約0.10MPa(約760mmHg)で測定される275℃以下の沸点、約2,000以上のオクタノール/水分配係数P、50十億分率(ppb)以下の臭気検知閾値を有するものを含むHIA香料が挙げられる。1つの態様では、香料は、2以上のlogPを有してよい。
VII.無機担体送達系(ZIC):この技術は、香料を送達するために多孔質ゼオライト又は他の無機物質を使用することに関する。香料充填ゼオライトを、例えば、香料充填ゼオライト(PLZ)をコーティングするために用いられる補助成分と共に又は該補助成分なしで使用して、製品の保存中の又は使用中の又は乾燥部位からの香料放出特性を変化させることができる。好適な無機担体の別の例としては、香料又は他の活性物質がナノ又はマイクロ細管の内腔内に収容されている無機細管が挙げられる。デンプン封入体を含むモノマー及び/又はポリマー材料を用いて、PLZをコーティング、プラギング、キャッピング、ないしは別の方法で封入することができる。
VIII.プロ香料(PP):この技術は、1つ又は2つ以上のPRMと1つ又は2つ以上の担体との間に共有結合を有する物質を形成するために香料材料と他の基材又は化学物質とを反応させることから得られる香料技術を指す。PRMは、プロPRM(すなわち、プロ香料)と呼ばれる新たな物質に変換され、プロPRMは、次いで、水又は光等のトリガに曝露した際に元のPRMを放出し得る。プロ香料の非限定的な例としては、マイケル付加物(例えば、β−アミノケトン)、芳香族又は非芳香族イミン(シッフ塩基)、オキサゾリジン、β−ケトエステル、及びオルトエステルが挙げられる。別の態様としては、例えばα、β−不飽和ケトン、アルデヒド又はカルボン酸エステル等の、PRMを放出可能な1つ又は2つ以上のβ−オキシ−又はβ−チオ−カルボニル部分を含む化合物が含まれる。
a)アミン反応性生物(ARP):本出願の目的のために、ARPは、PPのサブクラス又は種である。アミン官能基が、1つ又は2つ以上のPRM、典型的にはケトン部分及び/又はアルデヒド部分を含有するPRMと予め反応してアミン反応生成物(ARP)を形成する「反応性」高分子アミンを使用してもよい。典型的には、反応性アミンは、一級及び/又は二級アミンであり、ポリマーの一部でってもモノマー(非ポリマー)であってもよい。また、このようなARPは、更なるPRMと混合されてポリマー支援型送達効果及び/又はアミン支援型送達効果を提供することもできる。ポリマーアミンの非限定的な例としては、ポリエチレンイミン(PEI)等のポリアルキルイミン、又はポリビニルアミン(PVAm)に基づくポリマーが挙げられる。モノマー(非ポリマー)アミンの非限定的な例としては、ヒドロキシルアミン(例えば、2−アミノエタノール)及びそのアルキル置換誘導体、並びに芳香族アミン(例えば、アントラニレート)が挙げられる。ARPは、香料と予め混合しておいてもよく、リーブオン用途又はリンスオフ用途では別個に添加してもよい。別の態様では、例えば、酸素、硫黄、リン又はセレン等の窒素以外のヘテロ原子を含有する物質をアミン化合物の代わりに使用することができる。更に別の態様では、前述の代替化合物をアミン化合物と併用してもよい。更なる別の態様では、1つの分子が、アミン部分と、代替ヘテロ原子部分(例えば、チオール、ホスフィン、及びセレノール)のうちの1つ又は2つ以上とを含有していてよい。
酵素−組成物は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果を提供する1つ又は2つ以上の洗浄性酵素を含んでよい。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。典型的な組み合わせは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼ等の従来適用可能な酵素をアミラーゼと組み合わせたカクテルである。
酵素安定剤−組成物、例えば洗剤において使用するための酵素は、様々な技術によって安定化させすることができる。本明細書において用いられる酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、このようなイオンの水溶性供給源を最終組成物中に存在させることによって安定化させることができる。
触媒金属錯体−本出願人らの組成物は、触媒金属錯体を含んでよい。金属含有漂白触媒の1つの種類は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンのカチオン等の規定の漂白触媒活性の遷移金属カチオン、亜鉛又はアルミニウムのカチオン等の漂白触媒活性を殆ど又は全く有しない補助金属カチオン、並びに触媒金属及び補助金属のカチオンに対して規定の安定性定数を有する金属イオン封鎖剤(sequestrate)、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びこれらの水溶性塩を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示されている。
必要に応じて、本明細書における組成物は、マンガン化合物により触媒され得る。このような化合物及び使用濃度は、当技術分野にて周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されているマンガン系触媒が挙げられる。
本明細書において有用なコバルト漂白触媒は公知であり、例えば、米国特許第5,597,936号及び第5,595,967号に記載されている。このようなコバルト触媒は、例えば、米国特許第5,597,936号及び同第5,595,967号において教示されているような公知の手順によって容易に調製される。
また、本明細書における組成物は、「MRL」と略される大多環式剛性配位子の遷移金属錯体を好適に含むこともできる。実際には、限定するものではないが、本明細書における組成物及び洗浄方法は、水性洗浄媒体中において少なくとも約1億分率(part per hundred million)の有益剤MRL種を提供するように調整することができ、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10ppm、又は更には約0.1ppm〜約5ppmのMRLを洗浄溶液中に提供することができる。
本発明の遷移金属漂白剤触媒中の好適な遷移金属としては、マンガン、鉄、及びクロムが挙げられる。本明細書における好適なMRLは、架橋している特定の種類の超剛性配位子、例えば、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンである。
好適な遷移金属MRLは、例えば、国際公開第00/32601号及び米国特許第6,225,464号に教示されているような公知の手順によって容易に調製される。
無機過水和物漂白剤−洗剤成分の組成物は、酸素放出漂白剤として、過酸化水素源を含んでよい。好適な過酸化水素源としては、無機過水和物塩が挙げられる。このような無機過水和物塩は、通常、組成物の1重量%〜40重量%、より好ましくは2重量%〜30重量%、最も好ましくは5重量%〜25重量%の濃度で、ナトリウム塩の形態で配合される。無機過水和物塩の非限定的な例としては、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩、及び過ケイ酸塩が挙げられる。無機過水和物塩は、通常、アルカリ金属塩である。無機過水和物塩は、追加の保護なしに結晶質固体として含まれてよい。このような顆粒状組成物の1つの態様では、無機過水和物塩は、顆粒状製品における過水和物塩についてより優れた保管安定性を提供するコーティングを含んでよい。過ホウ酸ナトリウムは、公称式NaBO の一水和物又はNaBO 3HOの四水和物の形態であってよい。アルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本発明に係る組成物中に含めるのに好ましい過水和物である。過炭酸ナトリウムは、2NaCO 3Hに相当する式を有する付加化合物であり、結晶質固体として市販されている。過酸化水素付加化合物である過炭酸ナトリウムは、溶解したときに、局在化高漂白剤濃度を生じさせる傾向を増大させることができる過酸化水素をかなり急速に放出する傾向がある。1つの態様では、過炭酸塩は、製品内安定性を提供するコーティングされた形態でこのような組成物に配合され得る。
製品内安定性を提供する好適なコーティング材料は、水溶性アルカリ金属硫酸塩と炭酸塩との混合塩を含んでよい。このようなコーティングは、コーティング方法とともに、英国特許第1,466,799号(Interox、1977年3月9日)に既に記載されている。混合塩コーティング材料と過炭酸塩との重量比は、約1:200〜約1:4、又は約1:99〜約1:9、又は更には約1:49〜約1:19の範囲内である。1つの態様では、混合塩は、一般式NaSO nNaCO(式中、nは、約0.1〜約3、又は約0.3〜約1.0、又は更には約0.2〜約0.5である)を有する、硫酸ナトリウムと炭酸ナトリウムとの混合塩である。
製品内安定性を供給する別の好適なコーティング材料は、SiO:NaO比が約1.8:1〜約3.0:1、又は約1.8:1〜約2.4:1のケイ酸ナトリウム及び/又はメタケイ酸ナトリウムを含み、好ましくは、無機過水和物塩の約2重量%〜約10重量%(通常、約3重量%〜約5重量%)のSiO濃度で塗布される。ケイ酸マグネシウムがコーティングに含まれていてもよい。1つの態様では、コーティングは、ケイ酸塩、ホウ酸塩、ホウ酸、他の無機物、又はこれらの混合物を含んでよい。1つの態様では、コーティングは、ワックス、油、脂肪石鹸、及びこれらの混合物を含んでよい。1つの態様では、ペルオキシ一硫酸カリウムを用いてよい。
ペルオキシ酸漂白剤前駆体−ペルオキシ酸漂白剤前駆体は、過加水分解反応において過酸化水素と反応してペルオキシ酸を生成する化合物である。一般的に、ペルオキシ酸漂白剤前駆体は、以下の通り表すことができる。
Figure 2018039002
(式中、過加水分解反応時にペルオキシ酸の構造が生成されるように、Lは、脱離基であり、Xは、本質的に任意の官能基である。)
Figure 2018039002
1つの態様では、上記ペルオキシ酸漂白剤前駆体化合物は、組成物の総重量に基づいて、約0.5%〜約20%、又は約1%〜約10%、又は更には約1.5%〜約5%の濃度であってよい。好適なペルオキシ酸漂白剤前駆体化合物は、1つ又は2つ以上のN−又はO−アシル基を含んでよく、該前駆体は、広範な分類から選択することができる。好適な分類としては、イミダゾール及びオキシムの無水物、エステル、イミド、ラクタム、及びアシル化誘導体を挙げることができる。これら分類内の有用な材料の非限定的な例は、英国特許第1586789号に開示されている。好適なエステルは、英国特許第836988号、同第864798号、同第1147871号、同第2143231号、及び欧州特許第0170386号に開示されている。
使用方法
本明細書に開示されている特定の消費者製品は、部位、特に、表面又は布地を洗浄又は処理するために使用することができる。典型的には、部位の少なくとも一部を、未希釈形態の又は液体(例えば、洗浄液)で希釈した出願人らの消費者製品の実施形態と接触させ、次いで、任意で該部位を洗浄及び/又はすすいでよい。1つの態様では、部位を任意で洗浄及び/又はすすぎ、消費者製品の態様と接触させ、次いで、任意で洗浄及び/又はすすぐ。本発明の目的に関して、洗浄は、こすり洗い及び機械的撹拌を含むが、これらに限定されない。布地は、標準的な消費者の使用条件で洗濯又は処理することが可能な、ほとんどの任意の布地を含んでよい。開示する組成物を含み得る液体は、約3〜約11.5のpHを有していてよい。このような組成物は、典型的に、溶液中約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用される。洗浄溶媒が水であるとき、水温は、典型的に、約5℃〜約90℃であり、部位が布地を含むとき、水の布地に対する比は、典型的に、約1:1〜約30:1である。
前述の方法のうちの1つ又は2つ以上を使用して、処理された部位を得る。
試験方法
本願の試験方法の項で開示される試験方法は、本出願人らの発明が本明細書に記載され、特許請求されているように、本出願人らの発明のパラメータの各値を求めるために使用すべきであると理解される。更に、以下の方法を用いる前に製品から封入有益剤を単離する必要があり、単離は、製品の種類及び形態だけでなく、封入有益剤のシェルの性質にも依存することが、当業者には明らかである。例えば、液体製品に含まれる封入有益剤は、遠心分離し、封入有益剤のシェル用の非溶媒に再分散させることによって単離することができるが、一方、固体製品に含まれる封入有益剤については、結合剤用の溶媒及び封入有益剤のシェル用の非溶媒を用いてよい。
(1)封入有益剤の集合体の平均直径:封入有益剤の集合体は、走査型電子顕微鏡を用い、ImageJソフトウェアプログラムバージョン1.46r(Rasband,W.S.,ImageJ,U.S.National Institutes of Health,Bethesda,Maryland,USA,http://imagej.nih.gov/ij/,1997〜2012.)を用いてコンピュータで画像解析することによって得られる平均直径
Figure 2018039002
によって特徴付けられる。
i.約30mgの封入有益剤の集合体のサンプルを生体接着スタブ(例えば、直径12.5mmのAluminium Pin Stub G301、直径12mmのLeit
Adhesive Carbon tabを備える、Agar Scientific(Essex,UK)から入手可能)に接着させ、スタブ上に封入有益剤の単一の均一層を得るために凝集を回避する。
ii.約500個の無作為に選択された封入有益剤の画像を得るために、Hitachi TM−1000 Table Top走査型電子顕微鏡(Hitachi High−Technologies Europe GmbH(Germay))を用いて、約100倍の倍率で1スタブ当たり約10枚の画像を撮影する。
iii.撮影した10枚の画像から、ImageJ解析のために少なくとも3枚の画像を選択すると同時に、合計で、少なくとも300個の封入有益剤の単層を描くために十分な画像を選択する。
iv.3枚又は4枚以上の画像を、それぞれ、ImageJで開く。画像を補正し、用いた目盛はマイクロメートル(μm)である。各画像を8ビットグレースケール画素深度に変換し、次いで、ソフトウェアの自動閾値ボタンによって自動的に閾値を求めて二値画像を作製し、それによって、封入有益剤を表す画素が最前面の物体及び対象領域となり、これをバックグラウンド画素から分離する。次いで、「Set Measurement」メニューにおける「Area」を選択し、「Area」の中の「Exclude Edge Particles」及び「circularity」を選択することによって、封入有益剤を表す各対象領域物体の面積(インチ/平方マイクロメートル)をImageJで測定する。次いで、「circularity」については、「Analyze Particles」メニューにおいて約0.4〜約1の値の範囲を入力する。
v.得られた面積(A、インチ/平方マイクロメートル)を記録し、以下の式に従って封入有益剤の直径を計算するために用いる。
=√(4A/π)
(式中、dは、直径(マイクロメートル)であり、Aは、所与の封入有益剤についてImageJから得られた面積である。)
vi.次いで、直径(d)を最大から最小の大きさに順位をつけ、以下の式を用いて封入有益剤の平均径を得る。
Figure 2018039002
(式中、
Figure 2018039002
は、封入有益剤の平均直径(マイクロメートル)であり、dは、上記の通り計算した封入有益剤の個々の直径(マイクロメートル)であり、nは、分析した封入有益剤の総数であり、このような平均を得るために最低300個の封入有益剤を用いた。)更に、これら直径データ点について5百分位数、50百分位数、及び95百分位数の値も計算する。
(2)封入有益剤の集合体の直径の変動係数:封入有益剤の集合体は、該封入有益剤の集合体の直径分布(すなわち、標準偏差)と封入有益剤の平均直径との間の比に対応する直径の変動係数(CoV)によって特徴付けられる。CoVは、以下の通り得られる。
i.まず、以下の式を用いて、封入有益剤の平均直径の標準偏差(STD)を得る。
Figure 2018039002
(式中、STDは、直径の標準偏差(マイクロメートル)であり、
Figure 2018039002
は、封入有益剤の平均直径(マイクロメートル)であり、dは、上記の通り計算した封入有益剤の個々の直径(マイクロメートル)であり、nは、分析した封入有益剤の総数であり、このようなSTDを得るために最低300個の封入有益剤を用いた。)
ii.最後に、以下の式を用いて、封入有益剤の集合体の直径の変動係数(CoV)を得る。
Figure 2018039002
(式中、CoVは、封入有益剤の集合体の直径の変動係数(%)であり、STD及び
Figure 2018039002
は、それぞれ、上記の通り計算した標準偏差及び平均直径(マイクロメートル)である。)
(3)シェルの平均厚み:シェルの平均厚みは、標的とする封入有益剤の切片を調製し、走査型電子顕微鏡(例えば、モデルJSM−6400、JEOL Ltd(Tokyo,Japan)等)下でシェルの厚みを測定することによって決定する。約200mgの封入有益剤サンプル(乾燥粉末として)を約1mLの最適切断温度溶液(OCT)と混合する。非水溶性シェル材料の場合、OCT溶液は、10.24%のポリビニルアルコール、4.26%のポリエチレングリコール、及び85.5%の非反応性成分からなっていてよい。一方、水溶性シェル材料の場合、OCT溶液は、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、植物油、及び/又は鉱油からなっていてよい。封入有益剤が懸濁しているこのOCT溶液を、液体窒素(−196℃)を用いることによって直ちに凍結させ、−20℃に冷却したクライオスタットミクロトーム内部に入れる。クライオスタットミクロトームを用いて、約10μmの厚みの凍結懸濁液のサンプル切片を切り出す。切片を室温の顕微鏡用スライドグラスに載せると、切片は、即座に融解し、接着する。切片を室温で空気乾燥させた後、スパッタコーティングによって金でコーティングし、観察し、走査型電子顕微鏡(SEM)(例えば、JEOL SEMモデルJSM−6400、JEOL Ltd(Tokyo,Japan)から入手可能等)を用いて撮影する。得られた切片の顕微鏡写真から、3つの異なる直径画分のそれぞれにおいて10個の封入有益剤を選択することによって、30個の封入有益剤のシェルの厚みを測定する。3つの異なる直径画分は、上記方法(1)下で測定したとき、直径データ点から計算した5百分位数、50百分位数、及び95百分位数の値によって決定する。3つの直径画分は、以下の通り定義される(マイクロメートル):5百分位数の値+/−その値の10%;50百分位数の値+/−その値の10%;及び95百分位数の値+/−その値の10%。選択した30個の封入有益剤のそれぞれについて、各シェルの外周の周りに等距離で離間している少なくとも4つの異なる位置、すなわち、0°、90°、180°、及び270°でシェルの厚みを測定して、合計120個の厚み測定値を得る。各カプセルのシェルの平均厚み
Figure 2018039002
及びシェルの厚みの標準偏差(STD)を、それぞれのカプセルについて少なくとも4つのシェルの厚みの測定値を用いて計算する。
(4)シェルの平均厚みの変動係数:シェルの平均厚みは、パーセントで表される、該封入有益剤の集合体のシェルの厚み分布(標準偏差)と所与の封入有益剤のシェルの平均厚みとの比に対応する変動係数(CoV)によって特徴付けられる。CoVは、以下の通り得られる。
i.まず、封入有益剤のシェルの厚みの標準偏差(STD)を以下の式を用いて得る。
Figure 2018039002
(式中、STDは、標準偏差(マイクロメートル)であり、
Figure 2018039002
は、封入有益剤のシェルの平均厚み(マイクロメートル)であり、sは、上記の通り計算した封入有益剤の個々のシェルの厚みの測定値(マイクロメートル)であり、nは、このようなSTDを得るために最低4個の測定値を用いて取得したシェルの厚みの測定値の総数である。)
ii.最後に、以下の式を用いて、封入有益剤のシェルの厚みの変動係数(CoV)を得る。
Figure 2018039002
(式中、CoVは、封入有益剤の集合体径の変動係数(%)であり、STD及び
Figure 2018039002
は、それぞれ、上記の通り計算した標準偏差及びシェルの平均厚み(マイクロメートル)である。)
(5)最終製品からの有益剤送達粒子の抽出:有益剤送達粒子を単離する方法は、このような粒子の大部分の密度が水の密度とは異なっているという事実に基づく。粒子を希釈及び/又は放出するために、最終製品を水と混合する。希釈した製品懸濁液を遠心分離して、粒子の分離を加速させる。このような粒子は、最終製品の希釈溶液/分散液に浮かぶ又は沈む傾向がある。ピペット又はスパチュラを用いて、この懸濁液の上層及び底層を除去し、更に希釈及び遠心分離のラウンドに供して、粒子を分離し、富化させる。送達粒子が上層及び底層の両方において顕微鏡的に観察された場合、これら2層からの粒子を最後の遠心分離工程後に再度合わせて、その製品から抽出された送達粒子を全て含有する単一のサンプルを作製する。抽出した粒子は、できる限り速やかに分析すべきであるが、分析する前に最大14日間脱塩水懸濁液として保管してもよい。ワックス、ドライヤーシート、ドライヤーバー、及び脂っぽい物質等の水に容易には分散しない最終製品から粒子を抽出するとき、マトリクスから粒子を放出させるために、製品及び希釈液に洗剤を添加し、撹拌及び/又は穏やかに加熱することが必要になる場合がある。これら操作が送達粒子を壊すことがあるので、有機溶媒の使用及び粒子の乾燥は避けなければならない。
交差分極フィルタ又は微分干渉(DIC)を備える光学顕微鏡、及び100倍〜少なくとも600倍の倍率の範囲で、粒子を観察する。顕微鏡観察により、送達粒子の存在、大きさ、及び凝集の初期指標が得られる。
当業者は、最終製品から送達粒子を抽出及び単離するために様々な他のプロトコールを構築し得ることを認識し、また、ような方法は、最終製品に粒子を添加し抽出する前後に測定して得られた測定値の比較を介した検証が必要であることを認識する。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。
実施例1:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
UV硬化によるコア−シェル封入有益剤の調製:同心Flow Focusing(登録商標)ノズル(PSCS0350G、Ingeniatrics(Spain))を用いて有益剤を乳化させ、2つの高圧シリンジポンプ(PHD 4400(Harvard
Apparatus(France))を用いてこれら有益剤を含有するコア及びモノマーを含むシェルを別個に導入することによって、コアシェル封入有益剤を調製する。エマルション及び光開始剤を安定化させるために、界面活性剤を含有する水性床において滴を乳化する。次いで、生成した滴をUV光下で硬化させ、濾過によって粒子を回収するか、又はレオロジー調整剤を添加して、懸濁した状態を保ち、そのまま使用できるようにする。
シェル−アクリレート由来モノマー:4.7グラムのイソボルニルアクリレート(Sigma Aldrich)を0.13グラムの五官能性メラミンアクリレート(Sartomer(France))と混合し、この混合物を22℃で5分間300rpmで撹拌する。
コア−色相剤:5グラムのLiquitint(登録商標)Violet Ion(Milliken(USA))を、47.5グラムのプロピレングリコール(純度>99%、INEOS(Germany))の混合物にゆっくり添加する。
連続相:0.5グラムのラウリル硫酸ナトリウム(Scharlau(Spain))及び0.026グラムの光開始剤Darocur 1173(Ciba Specialty Chemicals)を49.474グラムの脱塩水に溶解させ、次いで、22℃で300rpmにて混合し、混合物を光から保護して光反応を避けるために、不透明ビーカー内で保管する。
乳化:コア組成物を5mL/時の流速で内側ノズルを通して噴霧し、シェル組成物を20mL/時の流速で外側ノズルを通して噴霧して、コア−シェル滴及び0.11MPa(1113mbar)の気流を得る。ノズルは、120rpmで連続して混合しながら、連続相の表面から2cmの距離に設置する。エマルションとして連続相中の滴を回収し、更に、22℃で20分間、150V及び7.5Aにて、400〜100nmのUV周波数で、UVランプ硬化(Helios Italquartz(Italy))を用いることによって照射する。封入有益剤の平均直径は、38.1マイクロメートルである。
実施例2:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、外側ノズルの流速が15mL/時であることを除いて、実施例1と同様である。封入有益剤の平均直径は、56.2マイクロメートルであり、シェルの平均厚みは、0.47マイクロメートルである。
実施例3:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、外側ノズルの流速が10mL/時であることを除いて、実施例1と同様である。封入有益剤の平均直径は、60.8マイクロメートルである。
実施例4:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、外側ノズルの流速が5mL/時であることを除いて、実施例1と同様である。封入有益剤の平均直径は、49.3マイクロメートルである。
実施例5:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、3.871グラムのイソボルニルアクリレート(Sigma Aldrich)と0.977グラムの五官能性メラミンアクリレート(Sartomer(France))とを混合することによってシェル組成物を調製することを除いて、実施例1と同様である。
実施例6:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、4.348グラムのイソボルニルアクリレート(Sigma Aldrich)と0.488グラムの五官能性メラミンアクリレート(Sartomer)とを混合することによってシェル組成物を調製することを除いて、実施例1と同様である。
実施例7:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、4.591グラムのイソボルニルアクリレート(Sigma Aldrich)と0.246グラムの五官能性メラミンアクリレート(Sartomer)とを混合することによってシェル組成物を調製することを除いて、実施例1と同様である。
実施例8:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、イソボルニルアクリレート(Sigma Aldrich)(4.171グラム)のみによってシェル組成物を形成することを除いて、実施例1と同様である。
実施例1〜8に従って調製した封入有益剤は、密度が高く、均質な外側表面を有し、走査型電子顕微鏡下で検出可能な孔を有さず、封入体の平均直径は、20〜80マイクロメートルである。
実施例5〜8は、封入有益剤のシェルにおける五官能性メラミンアクリレートの量を増やすことによって、シェルの強度が高まり、封入有益剤が壊れにくくなることを教示する。
実施例9:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、連続相が1グラムのラウリル硫酸ナトリウムを含有することを除いて、実施例1と同様である。封入有益剤の平均直径は、44.2マイクロメートルである。界面活性剤の濃度は、封入平均直径に影響を与えない。
実施例10:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、水相が0.035グラムの光開始剤Darocur 1173を含有することを除いて、実施例9と同様である。
実施例11:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、UVランプによるエマルション照射の時間が15分間であることを除いて、実施例1と同様である。
実施例12:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、UVランプによるエマルション照射の時間が10分間であることを除いて、実施例1と同様である。
実施例13:UV硬化によるコア−シェル封入体の製造
封入有益剤を調製するための組成物及び手順は、UVランプによるエマルション照射の時間が5分間であることを除いて、実施例1と同様である。
実施例11〜13は、平均直径が20〜100マイクロメートルである密度の高い外面を有す封入体の製造には5分間の照射時間で十分であることを教示する。
実施例14:封入体の凝集
実施例1の封入有益剤(濾過後、カプセルのみを凝集プロセスに使用する)の90グラムのアリコートを、Eurostarミキサー(IKA)を使用して200rpmの一定速度で混合する。Eurostarミキサーを用いて上記と同じ速度で混合しながら、アリコートに5グラムのカルボキシメチルセルロース(CP Kelco)を添加する。スラリーを、合計2時間にわたり、又は均一なペーストが形成されるまで混合する。12.8グラムの沈殿シリカSipernat(登録商標)22S(Degussa)を添加する。最初にミキサーを5秒間運転して、ミキサーの基部にシリカを均等に分配する。ミキサーを停止し、82.5グラムのペーストを、粉末の上に均一に分配させる。次いで、ミキサーを120rpmで合計30秒間運転する。混合後、濡れた状態の粒子をミキサーから出して、2,000マイクロメートルの篩を使用して篩い分けて、大きすぎるものを除去する。篩を通過する生成物を、4M8−Trix流動床乾燥機(ProCepT(Belgium))で、Karl Fischerによって測定した最終含水量が20重量%になるまで乾燥させる。乾燥機は、入り口温度120℃及び気流速度0.38m/sで操作する。
実施例15〜22:香料組成物を含む洗濯洗剤組成物の実施例は、以下に含まれる。
Figure 2018039002
実施例15〜22に記載する機器及び材料は、以下から入手することができる:IKA
Werke GmbH & Co.KG(Staufen,Germany);CP Kelco(Atlanta,United States);Forberg International AS(Larvik,Norway);Degussa GmbH(Dusseldorf,Germany);Niro A/S(Soeberg,Denmark);Baker Perkins Ltd(Peterborough,United Kingdom);日本触媒(日本、東京);BASF(Ludwigshafen,Germany);Braun(Kronberg,Germany);Industrial Chemicals Limited(Thurrock,United Kingdom);Primex ehf(Siglufjordur,Iceland);ISP World Headquarters;Polysciences,Inc.(Warrington,Pennsylvania,United States);Cytec Industries Inc.(New Jersey,United States);International Specialty Products(Wayne,New Jersey,United States);P&G Chemicals Americas(Cincinnati,Ohio,United States);Sigma−Aldrich Corp.(St.Louis,Missouri,United States);Dow Chemical Company(Midland,MI,USA)。
実施例23〜25:液体及びゲル洗剤
Figure 2018039002
香料マイクロカプセルは、以下の通り調製することができる:25グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira Chemicals,Inc.Kennesaw、Georgia U.S.A.)を脱イオン水200グラムに溶解させ、混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム溶液でpH 4に調整する。8グラムの部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分(Cytec Industries West Paterson(New Jersey,U.S.A.))を乳化剤溶液に添加する。200グラムの香油を機械的撹拌下で前述の混合物に添加し、温度を50℃に上げた。安定なエマルションが得られるまでより高速で混合した後、第2の溶液及び4グラムの硫酸ナトリウム塩をエマルションに添加する。この第2の溶液は、10グラムのブチルアクリレートアクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)、120グラムの蒸留水、pHを4.8に調整するための水酸化ナトリウム溶液、25グラムの部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)を含有する。この混合物を70℃に加熱し、連続的に撹拌しながら一晩維持して、封入方法を完了させる。23グラムのアセトアセトアミド(Sigma−Aldrich(Saint Louis,Missouri,U.S.A))を懸濁液に添加する。
実施例26〜28:液体単位用量
以下は、組成物がPVAフィルムに封入されている封入有益剤を含有する単位容量作製の例である。本実施例において用いられるフィルムは、厚み76μmのMonosol M8630である。
Figure 2018039002
−NH1個当たり20個のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW 600g/モル)。
実施例23〜25に記載する香料マイクロカプセル
RA=アルカリ保存性(NaOHのg/用量)
本明細書に開示した大きさ及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような大きさは、それぞれ、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。本書における用語の任意の意味又は定義が、援用文献における同一の用語の任意の意味又は定義と相反する限りにおいては、本書においてその用語に与えられた意味又は定義が優先するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (12)

  1. 6%〜50%、好ましくは8%〜35%、より好ましくは12%〜25%の集合体直径の変動係数を有する封入有益剤の集合体であって、前記封入有益剤の集合体が、3マイクロメートル〜300マイクロメートル、好ましくは5マイクロメートル〜240マイクロメートル、より好ましくは10マイクロメートル〜120マイクロメートルの平均直径を有する封入有益剤を含み、前記封入有益剤が、コア及び前記コアを封入するシェルを含み、前記シェルが、アクリレート誘導体、好ましくはアクリレート誘導体であるフィルム形成ポリマーを含み、前記シェルが、0.3マイクロメートル〜15マイクロメートル、好ましくは1マイクロメートル〜8マイクロメートル、より好ましくは1.5マイクロメートル〜6マイクロメートルの厚みを有し、シェルの厚みの変動係数が、2%〜30%、好ましくは4%〜25%、より好ましくは6%〜20%である、封入有益剤の集合体。
  2. 前記アクリレート誘導体が、一官能性アクリレートモノマー、二官能性アクリレートモノマー、三官能性アクリレートモノマー、四官能性アクリレートモノマー、五官能性アクリレートモノマー、又はこれらの混合物の反応に由来し;好ましくは、前記官能性モノマーが、t−ブチルシクロヘキサノールアクリレート、2−(2−エトキシ)エチルアクリレート、C16〜C18アルキルアクリレート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、C12アルキルアクリレート(ラウリルアクリレート)、C12アルキルメタクリレート(ラウリルメタクリレート)、C12〜C14アルキルメタクリレート、C16〜C18アルキルメタクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチルメタクリレート、イソデシルアクリレート、4−フェノキシエチルアクリレート、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノールアクリレート、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノールメタクリレート、イソオクチルアクリレート、オクチルデシルアクリレート、トリデシルアクリレート、カプロラクトンアクリレート、エトキシ化ノニルフェノールアクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、環式トリメチロールプロパンホルマールアクリレート、C18アルキルアクリレート(ステアリルアクリレート)、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコール200ジアクリレート、ポリエチレングリコール400ジアクリレート、ポリエチレングリコール600ジアクリレート、ポリエチレングリコール200ジメタクリレート、ポリエチレングリコール400ジメタクリレート、ポリエチレングリコール600ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、3−メチル1,5−ペンタンジオールジアクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジメタクリレート、プロポキシ化ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールモノメタクリレート、ジオキサングリコールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、エステルジオールジアクリレート、アルコキシ化ジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、プロポキシ化グリセロールトリアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,12−ドデカンジオールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、トリシクロデカンジメタノールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート及びこれらの混合物からなる群から選択され;より好ましくは、前記官能性モノマーが、イソボルニルアクリレート、ラウリルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、及びこれらの混合物からなる群および光開始剤から選択され;好ましくは、前記光開始剤が、アセトフェノン、アニソイン(anisoin)、アントラキノン、アントラキノン−2−スルホン酸ナトリウム塩一水和物、(ベンゼン)トリカルボニルクロム、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−4’−モルホリノブチロフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−クロロチオキサンテン−9−オン、(クメン)シクロペンタジエニル鉄(II)ヘキサフルオロホスフェート、ジベンゾスベレノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、4−(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ジメチルベンジル、2,5−ジメチルベンゾフェノン、3,4−ジメチルベンゾフェノン、4’−エトキシアセトフェノン、フェロセン、3’−ヒドロキシアセトフェノン、4’−ヒドロキシアセトフェノン、3−ヒドロキシベンゾフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−メチルベンゾフェノン、2−メチル−4’−(メチルチオ)−2−モルホリノプロピオフェノン、4’−フェノキシアセトフェノン、プロピレンカーボネート中に50%混合されたトリアリールスルホニウムヘキサフルオロリン酸塩類、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の封入有益剤の集合体。
  3. 前記アクリレート誘導体であるフィルム形成ポリマーが、以下のポリマー1であり、前記ポリマー1が、5,000Da〜500,000Da、好ましくは10,000Da〜300,000Da、より好ましくは20,000Da〜240,000Daの重量平均分子量を有する、請求項1に記載の封入有益剤の集合体。
    Figure 2018039002
    (式中、
    各nは、独立して、0〜4,000の整数であり、
    ポリマー1における全ての整数nの合計は、60〜7,000の整数であり、
    ポリマー1中の各R及び各R’は、独立して、以下からなる群から選択され、
    Figure 2018039002
    式中、各cは、独立して、0〜60の整数であり、各Rは、独立して、以下からなる群から選択され、
    Figure 2018039002
    式中、各xは、独立して、0〜60の整数である。)
  4. a)各R’が、独立して、以下からなる群から選択され、
    Figure 2018039002
    b)各Rが、独立して、以下からなる群から選択される
    Figure 2018039002
    (式中、xは、0〜40の整数である)、
    請求項3に記載の封入有益剤の集合体。
  5. 前記シェルの材料が、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(アルキルメタクリレート)、ポリ(メチルメタクリレート−コ−ブチルメタクリレート、ポリ(t−ブチルアクリレート−コ−エチルアクリレート−コ−メタクリル酸)、C12〜C22アルキルメタクリレートコポリマー、ポリ(メタクリル酸−コ−エチルアクリレート)、アミノアクリレート、アクリレートオクチルアクリルアミドブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の封入有益剤の集合体。
  6. 前記コアが、香料、色相剤、増白剤、シリコーン、酵素、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の封入有益剤の集合体。
  7. a)前記香料が、プロパ−2−エニル3−シクロヘキシルプロパノエート、(4aR,5R,7aS,9R)−オクタヒドロ−2,2,5,8,8,9a−ヘキサメチル−4h−4a,9−メタノアズレノ(5,6−d)−1,3−ジオキソール、(3aR,5aS,9aS,9bR)−3a,6,6,9a−テトラメチル−2,4,5,5a,7,8,9,9b−オクタヒドロ−1H−ベンゾ[e][1]ベンゾフラン、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンジル2−ヒドロキシベンゾエート、2−メトキシナフタレン、3−(4−t−ブチルフェニル)プロパナール、3a,6,6,9a−テトラメチル−2,4,5,5a,7,8,9,9b−オクタヒドロ−1H−ベンゾ[e][1]ベンゾフラン、3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール、3,7−ジメチルオクタ−6−エンニトリル、3−(4−t−ブチルフェニル)ブタナール、3−(4−プロパン−2−イルフェニル)ブタナール、(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−1,3−ジエニル)ブタ−2−エン−1−オン、デカナール、(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン、(5E)−3−メチルシクロペンタデカ−5−エン−1−オン、2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール、エチル2−メチルペンタノエート、エチル2−メチルブタノエート、1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2,2,2]オクタン、2−メトキシ−4−プロパ−2−エニルフェノール、3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデニルアセテート、3−(3−プロパン−2−イルフェニル)ブタナール、a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−1−イルプロパノエート、(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール、(12E)−1−オキサシクロヘキサデカ−12−エン−2−オン、[2−[1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エトキシ]−2−メチルプロピル]プロパノエート、ヘキシルアセテート、2−(フェニルメチリデン)オクタナール、ヘキシル2−ヒドロキシベンゾエート、(E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン、(E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタ−3−エン−2−オン、(E)−3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン、1−(2,3,8,8−テトラメチル−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロナフタレン−2−イル)エタノン、プロパン−2−イル2−メチルブタノエート、(1R,2S,5R)−5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキサン−1−オール、(E)−2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−1−シクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール、2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルバルデヒド、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルアセテート、1−((3R,3aS,7R,8aS)−2,3,4,7,8,8a−ヘキサヒドロ−3,6,8,8−テトラメチル−1H−3a,7−メタノアズレン−5−イル)−エタノン、メチル3−オキソ−2−ペンチルシクロペンタンアセテート、2−メチルウンデカナール、2−[2−(4−メチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)プロピル]シクロペンタン−1−オン、1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−4−エン−1−オン、2−シクロヘキシリデン−2−フェニル−アセトニトリル、2−フェニルエタノール、3,7−ジメチルオクタン−3−オール、5−ヘプチルオキソラン−2−オン、(2−t−ブチルシクロヘキシル)アセテート、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
    b)前記色相剤が、低分子染料、高分子染料、染料粘土結合体、顔料、又はこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
    c)前記増白剤が、4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム;2,2’−(1,2−エテンジイル)ビス[5−[4−[(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ]−6−(フェニルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]−ベンゼンスルホン酸二ナトリウム塩;4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ−s−トリアジン−2イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−メチルアミノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4”−ビス[4,6−ジ−アニリノ−s−トリアジン−2−イル]−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル}−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム;及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
    d)前記シリコーンが、非官能化シロキサンポリマー、官能化シロキサンポリマー、シリコーン樹脂、シリコーン溶媒、環状シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
    e)前記酵素が、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルビオースデヒドロゲナーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む、請求項6に記載の封入有益剤の集合体。
  8. a)前記低分子染料が、ダイレクト・ブルー、ダイレクト・レッド、ダイレクト・バイオレット、アシッド・ブルー、アシッド・レッド、アシッド・バイオレット、ベーシック・ブルー、ベーシック・バイオレット及びベーシック・レッドのカラーインデックス分類に該当する染料からなる群から選択される材料、又はこれらの混合物を含み、
    b)前記高分子染料が、結合した色原体を含有するポリマー(染料−ポリマー結合体)及びポリマー骨格に色原体が共重合しているポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される高分子染料を含み、
    c)前記染料粘土結合体が、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料、及びスメクタイト粘土、並びにこれらの混合物を含み、
    d)前記非官能化シロキサンポリマーが、ポリジメチルシロキサン、ジメチコン、ジメチコノール、ジメチコンクロスポリマー、フェニルトリメチコン、アルキルジメチコン、ラウリルジメチコン、ステアリルジメチコン、フェニルジメチコン、フェニルプロピル置換ジメチコン、及びこれらの混合物を含み、
    e)前記官能化シロキサンポリマーが、アミノシリコーン、アミドシリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン−ウレタンポリマー、四級ABnシリコーン、アミノABnシリコーン、及びこれらの混合物を含む、請求項7に記載の封入有益剤の集合体。
  9. 前記コア及び/又は前記シェルが、粘度調整剤を更に含み、好ましくは、前記粘度調整剤が、100cPs未満、好ましくは80cPs未満、より好ましくは60cPs未満の粘度を有する、水溶性溶媒、水不溶性溶媒、シリコーン、香料原材料、及び/又はこれらの混合物を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の封入有益剤の集合体。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の封入有益剤の集合体と、補助成分とを含む、製品。
  11. 請求項10に記載の製品を使用する方法であって、任意で、部位を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させ、前記部位を請求項10に記載の製品と接触させ、次いで、任意で、前記部位を洗浄、すすぎ、及び/又は乾燥させることを含む、方法。
  12. 請求項11に記載の製品で処理された、部位。
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