JP2018038597A - 生体情報計測用プローブ、及び、生体情報計測装置 - Google Patents

生体情報計測用プローブ、及び、生体情報計測装置 Download PDF

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雅史 太田
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侑亮 別所
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朗 石川
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暁生 山本
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Abstract

【課題】 生体電位及び生体表面の変形状態という2種類の生体情報を同時に取得するための生体情報計測用プローブを提供すること。
【解決手段】 エラストマー組成物からなるシート状の第1誘電層と、導電材料を含有する導電性組成物からなり、上記第1誘電層のおもて面及び裏面のそれぞれに上記第1誘電層を挟んで少なくとも一部が対向するよう形成された第1電極層及び第2電極層とを含み、上記第1電極層及び上記第2電極層の対向する部分を検出部とし、上記誘電層の表裏面の面積が変化するように可逆的に変形する静電容量検出シートと、上記静電容量検出シートの裏側に絶縁層を介して設けられ、生体表面と接触する外部電極と、を備える生体情報計測用プローブ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、生体情報計測用プローブ、及び、この生体情報計測用プローブを備えた生体情報計測装置に関する。
医療分野や、リハビリテーション(以下、単にリハビリともいう)分野等においては、複数の生体情報を同時に取得し、被験者の身体状態を把握することが行われている。
その一例として、例えば、被験者の心電図と呼吸情報(例えば、呼吸数)とを同時に取得することが行われている。
心電図と呼吸情報とを同時に取得するための装置として、例えば、特許文献1には、ユーザの胸部に配置される複数の電極を用いて、上記複数の電極間の電位差を計測する電位差計測部と、上記複数の電極間のインピーダンスを計測するインピーダンス計測部とを備え、上記電位差計測部が計測した電位差に基づいてユーザの心電図を取得するとともに、上記インピーダンス計測部が計測したインピーダンスの時間的変動に基づいてユーザの呼吸情報を取得する生体信号計測装置、が開示されている。
国際公開第2014/006891号
特許文献1に記載の生体信号計測装置において、呼吸情報の取得は、複数の電極間のインピーダンスの変動に基づいて行われる。
このようなインピーダンスの変動に基づく呼吸情報の取得は、被験者の体動の影響を極めて受けやすい。そのため、インピーダンスの変動に基づく呼吸情報の取得は、被験者がベッド等に横臥して安静状態にある場合には、呼吸情報を取得することができるものの、被験者が動いている場合には、その動きが激しい運動ではなく、日常生活を営むうえでの通常の動作であっても、呼吸情報を取得することができないという問題があった。
本発明者らは、このような状況のもと、従来とは異なる技術的思想に基づき、被験者が動いている状態であっても、心電図と呼吸情報とを同時に取得することが可能になる新たな生体情報計測用プローブを完成した。また、この生体情報計測用プローブを備えた生体情報計測装置も完成した。
また、本発明者らは、上記生体情報計測用プローブによって、心電図と呼吸情報との組み合わせだけでなく、心電位以外の筋電位、脳電位(脳波)などの電気的な生体信号(生体電位)と、生体表面の動き(例えば、皮膚の伸び)に関する情報とを同時に取得することも可能とした。
更に、本発明者らは、上記生体情報計測用プローブによって、生体に電気刺激を与えるとともに、その刺激によって生じた生体表面の動き(例えば、皮膚の伸び)に関する情報を取得することも可能とした。
本発明の生体情報計測用プローブは、
エラストマー組成物からなるシート状の第1誘電層と、導電材料を含有する導電性組成物からなり、上記第1誘電層のおもて面及び裏面のそれぞれに上記第1誘電層を挟んで少なくとも一部が対向するよう形成された第1電極層及び第2電極層とを含み、上記第1電極層及び上記第2電極層の対向する部分を検出部とし、上記誘電層の表裏面の面積が変化するように可逆的に変形する静電容量検出シートと、
上記静電容量検出シートの裏側に絶縁層を介して設けられ、生体表面と接触する外部電極と、
を備えることを特徴とする。
本発明の生体情報計測用プローブは、上記静電容量検出シートと上記外部電極とを備えている。
そのため、上記生体情報計測用プローブを外部電極が生体表面に接触するように生体に貼り付けて使用することにより、心電位、筋電位、脳電位(脳波)等の生体電位を上記外部電極を介して計測するともに、生体表面の変形(伸長・萎縮、膨張・収縮など)状態を上記静電容量検出シートを介して追跡することができる。このとき、心電位等の生体電位の計測と、生体表面の変形状態の追跡とを同時に行うことができる。
従って、上記生体情報計測用プローブを用いることにより、生体電位及び生体表面の変形状態という2種類の生体情報を同時に取得することができる。
上記生体情報計測用プローブにおいて、上記外部電極は、上記誘電層の変形に追従して変形可能であり、かつ粘着性を有することが好ましい。
この場合、外部電極の粘着性を利用して、上記生体情報計測用プローブを生体表面に貼り付けることができる。
また、上記外部電極が上記誘電層の変形に追従して変形可能な柔軟性を有する場合、上記外部電極は、上記静電容量検出シートの上記検出部と厚さ方向において重なる位置に設けることができる。上記検出部と上記外部電極とを厚さ方向において重なる位置に設けた場合には、生体表面の変形状態と、当該生体表面の直下の生体電位とを同時に取得することができる。
上記生体情報計測用プローブにおいて、上記静電容量検出シートは、エラストマー組成物からなるシート状の第2誘電層と、導電材料を含有する導電性組成物からなる第3電極層とを更に含み、
上記第2誘電層は、上記第1誘電層の表側に、上記第1誘電層のおもて面に形成された上記第1電極層を覆うように積層され、
上記第3電極層は、上記第2誘電層を挟んで上記第1電極層と少なくとも一部が対向するように上記第2誘電層のおもて面に形成されている、ことが好ましい。
上記静電容量検出シートがこのような構成を備える場合、ノイズによる測定誤差を排除し、より正確に静電容量の変化を計測することができる。
上記生体情報計測用プローブは、心電図及び呼吸状態を取得するために用いられることが好ましい。
上記生体情報計測用プローブを用いることにより、被検者が活動している際にも被検者の心電図及び呼吸状態を取得することが可能となる。
上記生体情報計測用プローブは、筋電図及び筋肉の収縮状態を取得するために用いられることが好ましい。
上記生体情報計測用プローブを用いることにより、筋電位の変化と筋肉の収縮状態とを同時に取得することができる。
本発明の生体情報計測装置は、
本発明の生体情報計測用プローブと、
計測器と、
を備えた生体情報計測装置であって、
上記生体情報計測用プローブが備える上記外部電極の総数が複数個となるように、1又は複数の生体情報計測用プローブを備え、
上記計測器は、上記検出部における静電容量を計測するとともに、上記外部電極間の電位差を計測することを特徴とする。
本発明の生体情報計測装置は、上記生体情報計測用プローブを備えているため、生体電位及び生体表面の変形状態という2種類の生体情報を同時に取得することができる。
本発明によれば、生体電位及び生体表面の変形状態という2種類の生体情報を同時に取得することができる。また、本発明は、被験者が活動している場合であっても、上記生体情報を取得するのに適している。
本発明の実施形態に係る生体情報計測装置の一例を示す概略図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブを構成する静電容量検出シートの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブの一例を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブの使用方法の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブの別の一例を模式的に示す図であり、(a)は裏面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブを構成する静電容量検出シートの別の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)のD−D線断面図である。 実施例1における生体情報計測用プローブの装着位置を説明するための図である。 実施例1における計測結果を示す図である。 実施例2における計測結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る生体情報計測装置の一例を示す概略図である。図2(a)は、本実施形態に係る生体情報計測用プローブを構成する静電容量検出シートの一例を模式的に示す斜視図であり、図2(b)は(a)のA−A線断面図である。図3は、本実施形態に係る生体情報計測用プローブの一例を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のB−B線断面図である。
なお、本発明の生体情報計測用プローブにおいては、外部電極を設けた側を裏側といい、その厚さ方向反対側を表側という。
本実施形態に係る生体情報計測装置1は、図1に示すように、本実施形態に係る生体情報計測用プローブ(以下、単にプローブともいう)2と、プローブ2と電気的に接続された計測器3と、計測器3での計測結果を表示するための表示器4とを備える。
プローブ2は、図3(a)〜(c)に示すように、静電容量検出シート10と、静電容量検出シート10の両面(おもて面及び裏面)に積層された絶縁素材からなる被覆部材21と、静電容量検出シート10の裏側に被覆部材21を介して設けられた1個の外部電極24とを有する。
ここで、生体情報計測装置1は、プローブ2が備える外部電極24の総数が、生体情報計測装置1全体で複数個になるように構成されている。そのため、生体情報計測装置1は少なくとも2個のプローブ2を備えている。なお、プローブ2の個数は、測定対象に応じて適宜選択すれば良い。
静電容量検出シート10は、図2(a)及び(b)に示すように、エラストマー組成物からなるシート状の誘電層11と、誘電層11のおもて面に形成された表側電極層12Aと、誘電層11の裏面に形成された裏側電極層12Bと、表側電極層12Aに連結された表側配線13Aと、裏側電極層12Bに連結された裏側配線13Bと、表側配線13Aの表側電極層12Aと反対側の端部に取り付けられた表側接続部14Aと、裏側配線13Bの裏側電極層12Bと反対側の端部に取り付けられた裏側接続部14Bと、誘電層11の表側及び裏側のそれぞれに積層された表側保護層15A及び裏側保護層15Bと、を備えている。
表側接続部14A及び裏側接続部14Bには、それぞれリード線22が接続されており(図3参照)、このリード22を介して静電容量検出シート10は計測器3に接続されている。
ここで、表側電極層12Aと裏側電極層12Bとは、同一の平面視形状を有しており、誘電層11を挟んで表側電極層12Aと裏側電極層12Bとは全体が対向している。静電容量検出シート10では、表側電極層12Aと裏側電極層12Bとの対向した部分が検出部となる。
本発明の実施形態において、静電容量検出シートが備える表側電極層と裏側電極層とは、必ずしも誘電層を挟んでその全体が対向している必要はなく、少なくともその一部が対向していればよい。
静電容量検出シート10では、表側電極層12Aが第1電極層に、裏側電極層12Bが第2電極層に、それぞれ相当する。
静電容量検出シート10では、誘電層11がエラストマー組成物からなるため、面方向に変形(伸縮)可能である。誘電層11が面方向に変形した際には、その変形に追従して表側電極層12A及び裏側電極層12B、並びに、表側保護層15A及び裏側保護層15B(以下、両者を合わせて単に保護層ともいう)が変形する。
そして、静電容量検出シート10の変形に伴い、上記検出部の静電容量が誘電層11の変形量(電極層の面積変化)と相関をもって変化する。よって、上記検出部の静電容量の変化を検出することで、静電容量検出シート10の変形量を検出することができる。
2枚の被覆部材21(21A、21B)は、それぞれ静電容量検出シート10の表側及び裏側に粘着層(図示せず)を介して積層されている。
2枚の被覆部材21(21A、21B)は、伸縮異方性を有する布生地であり、プローブ2を平面視した際に、上記静電容量検出シート10全体を覆うように積層されている。伸縮異方性を有する被覆部材21は、静電容量検出シート10の長手方向(図中、左右方向)に伸縮しやすく(易伸縮性)、上記長手方向に垂直な方向(幅方向)に伸縮しにくい(難伸縮性)部材である。
伸縮異方性を有する部材を被覆部材21として用いた場合、静電容量検出シート10が長手方向に伸長した際に、伸長量が増大するにつれ静電容量検出シート10が上記幅方向に収縮することを抑制することができる。その結果、生体情報計測用プローブ2では、静電容量検出シート10の伸長量に応じて検出部の静電容量が増加し、上記伸長量と上記静電容量との相関(比例関係)は、静電容量検出シート10の伸長量が大きくなった場合や、静電容量検出シートを繰り返し伸縮させた場合にも維持される。そのため、プローブ2を用いることにより、高感度・高精度で上記検出部の伸長量を計測することができる。
外部電極24は、被覆部材21Bの裏側に設けられている。外部電極24は、平面視寸法が上記検出部の平面視寸法より大きく、厚さ方向において上記検出部全体と重なるように設けられている。
外部電極24は、誘電層11(上記検出部)の変形に追従して変形可能に構成されている。また、外部電極24は粘着性を有しており、プローブ2を生体表面に貼り付けることができるように構成されている。
そのため、外部電極24は、導電性及び粘着性を有するハイドロゲルを用いて形成されている。
また、外部電極24の面方向一端側(図3中、右側)には、リード線25に接続された電気端子23が取り付けられている。電気端子23は、外部電極24と被覆部材21Bとの間に両者で挟まれて取り付けられている。外部電極24は、リード線25により、計測器3に接続されている。
そのため、複数の外部電極24を生体表面に貼り付け、外部電極24間の電位差を計測することにより、生体電位を計測することができる。
計測器3は、静電容量検出シート10における検出部の静電容量を計測するための回路(以下、静電容量計測回路ともいう)3Aと、複数の外部電極24間の電位差を計測するための回路(以下、生体電位計測回路ともいう)3Bと、電源回路(図示せず)とを備えている。
静電容量計測回路3Aは、例えば、静電容量を周波数信号に変換するためのシュミットトリガ発振回路と、周波数信号を電圧信号に変換するF/V変換回路とを組み合わせた回路である。静電容量計測回路3Aは、生体情報計測用プローブ2の検出部で検出された静電容量を周波数信号に変換した後、更に電圧信号に変換し、表示器4に送信する。後述するように、静電容量計測回路3Aの構成はこのような構成に限定されるわけではない。
生体電位計測回路3Bは、複数の外部電極24間の電位差を計測することができる回路であればいかなる回路であっても良い。生体電位計測回路3Bは、計測した電位差を電圧信号として表示器4に送信する。
表示器4は、モニター4a、演算回路4b、記憶部4cを備えている。
表示器4は、計測器3で計測された検出部の静電容量の時間変化をモニター4aに表示させるとともに、上記静電容量の変化を記録データとして記憶部4cが記憶する。また、表示器4は、計測器3で計測された複数の外部電極24間の電位差の時間変化をモニター4aに表示させるとともに、上記電位差の変化を記録データとして記憶部4cが記憶する。
また、表示器4は、計測器3から受信した検出部の静電容量に関する電圧信号に基づいて生体表面の変形量を演算回路4bで算出し、モニター4aに生体表面の変形量として表示しても良い。
このような生体情報計測装置1は、プローブ2の外部電極24が生体表面に接触するように、当該プローブ2を生体表面(人間や動物の皮膚)に貼り付けて使用する。
生体情報計測装置1では、外部電極24がプローブ2を生体表面に貼り付けるための粘着層としても機能する。
プローブ2を生体表面に貼り付けて使用した場合、上記生体表面の変形(伸長・萎縮、膨張・収縮など)に追従して静電容量検出シートが伸縮するため、生体表面の変形状態に応じて上記検出部の静電容量が変化する。そのため、生体情報計測装置1は、上記検出部の静電容量を計測することにより、生体表面の変形量を計測することができる。
これと同時に、外部電極間の電位差を計測することにより、プローブ2を貼り付けた位置に応じた生体電位を計測することができる。
具体的には、例えば、以下のように使用することができる。
図4は、本実施形態に係るプローブ(生体情報計測装置)の使用方法の一例を説明するための図である。
図4に示す例では、2つのプローブ2A、2Bを上腕の表面に貼り付けて使用する。このとき、2つのプローブ2A、2Bは、いずれも静電容量検出シートの長手方向が上腕二頭筋の筋繊維の方向(肩から手に向かう方向)と略垂直となる向きに貼り付ける。また、2つのプローブ2A、2B同士は、互いに離間するように貼り付ける。なお、図4には図示していないが、プローブ2A、2Bは、上記計測器及び上記表示器と接続されている。
このようにプローブ2A、2Bを貼り付けた状態で、図4に示すように、被験者が肘の曲げ伸ばしを行うと、それに合わせて静電容量検出シートが伸縮する。そのため、静電容量検出シートの検出部の静電容量が変化し、この静電容量の変化に基づいて上腕の腕廻り方向の変形を計測することができる。
また、プローブ2A、2Bは、それぞれ外部電極を備えているため、2個のプローブ2A、2B間の電位差を計測することができる。そのため、図4に示した使用例では、被験者が肘の曲げ伸ばしを行った際に生じる、プローブ2A、2Bの直下に位置する筋肉(上腕二頭筋等)の筋電位の変化を計測することができる。
このように、上記生体情報計測装置では、筋肉の運動による筋電位の変化と生体表面の変形状態とを同時に計測することができる。
そして、得られた計測結果は、被験者の運動機能の解析に役立てることができる。さらに、得られた解析結果は、被験者の健康状態の診断やリハビリメニューの作成等にフィードバックすることができる。
上記生体情報計測装置は、他にも、例えば被検者の心電図と呼吸状態とを同時に取得するために使用することができる。
この場合、プローブ2の外部電極を心電図用電極として貼り付けることにより心電図を取得するための心電位を計測することができる。また、各プローブを貼り付けた位置における生体表面の変形状態を計測することにより、被験者の呼吸情報(呼吸数や呼吸深さ)を取得することができる。
特に、プローブ2を下部胸郭から下部腹部の間の一部に貼り付けることにより、この部分の生体表面の変形状態を静電容量検出シートで計測することができる。そのため、好適に呼吸数等を測定することができる。また、プローブ2を用いて呼吸情報を取得する場合、生体表面の変形状態を計測し、この計測結果に基づいて呼吸情報を取得する。そのため、従来の手法のように、電極間のインピーダンスに基づいて呼吸数を計測する場合に比べて体動の影響を受けにくく、被験者が動いている状態であっても呼吸数を計測することができる。
なお、プローブ2の外部電極を心電図用電極として使用する場合、プローブ2の貼り付け位置は、公知の心電図用電極の貼り付け位置と同じ位置であれば良い。そして、例えば第II誘導の心電図を計測する場合は、左前腋窩線上に貼り付けたプローブ2を呼吸数を測定するためのプローブ2とすることが好ましい。
このように、プローブ2では、外部電極24を心電図(ECG)用電極や筋電図(EMG)用電極として使用することができる。外部電極24は、例えば、脳波(EEG)用電極としても使用することができる。すなわち、外部電極24は、各種生体電位を計測するための電極として使用することができる。
プローブ2の外部電極24は、その他、例えば、経皮的末梢神経電気刺激(TENS)用電極、電気的筋肉刺激(EMS)用電極等としても使用することができる。
この場合、生体に電気刺激を付加した場合の生体表面の変形状態(動き)を計測することができる。そのため、例えば、筋肉に電気刺激を付加した際に、筋肉が正常に反応するか否か等を評価することができる。
プローブ2は、外部電極24の用途に応じて、生体表面の所定の位置に貼り付けて使用すれば良い。
また、プローブ2(生体情報計測装置1)は、上述したように生体表面の変形状態を計測するために用いることができる。そのため、生体表面の変形状態と相関する生体の活動に関する情報(生体活動情報)や、生体の運動状態に関する情報(運動情報)を取得することができる。
上記生体活動情報としては、例えば、脈拍数(心拍数)、呼吸数、呼吸の深さ等が挙げられる。
また、上記運動情報としては、例えば、関節を曲げた際の曲げ量(曲げ角度)や、発音・発声時の頬の動き、表情筋の動き、肩甲骨の動き、臀筋の動き、背中の動き、腰の曲がり具合、胸の膨らみ、筋肉の収縮による太ももやふくらはぎの収縮の大きさ、飲み込み時の喉の動き、足の動き、手の動き、指の動き、足裏の動き、まばたきの動き、皮膚の伸び易さ(しなやかさ)等が挙げられる。
本実施形態に係る生体情報計測装置では、これらの生体活動情報や運動情報と、上述した生体電位とを同時に取得することができる。
上記生体情報計測装置を用いて、生体表面の変形状態を計測する場合、予め運動の種類と静電容量の値やその変化の仕方との関係を測定対象となる生体ごとに校正情報として取得しておいても良い。個体差があってもより正確に計測することができるからである。
これらの情報は、被験者の健康状態を診断したり、対象者のスポーツトレーニングメニューやリハビリトレーニングメニューを決定したりする情報として有効である。
(第2実施形態)
本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブは、1個のプローブが複数の外部電極を備えていても良い。
図5は、第2実施形態に係る生体情報計測用プローブの別の一例を模式的に示す図であり、(a)は裏面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
本実施形態に係るプローブ30は、外部電極及び電気端子の構成が第1実施形態に係るプローブ2とは異なる。
プローブ30は、図5に示すように、静電容量検出シート10が2枚の被覆部材31(31A、31B)で挟まれている。被覆部材31の構成は、第1実施形態の被覆部材21と同様である。図中、32は、静電容量検出シート10を計測器に接続するためのリード線である。
プローブ30において、被覆部材31Bの裏側には、2つの外部電極34a、34bが互いに離間して設けられている。
外部電極34a、34bは、被覆部材31Bの裏側において、長手方向両端側に設けられている。ここで、外部電極34a、34bは、平面視した際に静電容量検出シート10の検出部の一部又は全部が外部電極34a、34b同士の間に位置するように設けられている。
また、外部電極34a、34bのそれぞれと被覆部材31Bとの間には、リード線35a、35bが接続された電気端子33a、33bが取り付けられている。
なお、外部電極34a、34bの材質は、第1実施形態の外部電極24と同一である。そのため、静電容量検出シート10が変形した際に、必要に応じて変形しうる柔軟性と、粘着性とを有している。
このようなプローブ30を使用した場合、1個のプローブ30で生体電位の計測と、生体表面の変形状態の計測とを行うことができる。
例えば、被験者の上腕において、上腕二頭筋の筋線維の方向と、プローブ30の長手方向とが略平行となるようにプローブ30を貼り付けて第1実施形態と同様の計測を行うことにより、上腕二頭筋の伸縮方向における生体表面の変形状態と、そのときの筋電位とを1個のプローブ30で計測することができる。
このように、本発明の実施形態に係るプローブは、1個のプローブ内に2個以上の外部電極を備えていても良い。このとき、各外部電極を設ける位置は、図5(a)、(b)に示した位置に限定されるわけではなく、互いに離間していれば任意の位置に設けることができる。
(第3実施形態)
本発明の実施形態に係る生体情報計測用プローブは、上記プローブが備える静電容量検出シートが、誘電層(第1誘電層)及びその両面に形成された第1電極層及び第2電極層に加えて、第2誘電層及び第3電極層を備えていても良い。
図6(a)は、本実施形態に係る生体情報計測用プローブを構成する静電容量検出シートを模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)のD−D線断面図である。
図6(a)及び(b)に示す静電容量検出シート40は、エラストマー組成物からなるシート状の第1誘電層41Aと、第1誘電層41Aのおもて面に形成された第1電極層42Aと、第1誘電層41の裏面に形成された第2電極層42Bと、第1誘電層41Aの表側に第1電極層42Aを覆うように積層された第2誘電層41Bと、第2誘電層41Bのおもて面に形成された第3電極層42Cとを備える。
更に、静電容量検出シート40は、第1電極層42Aに連結された第1配線43Aと、第2電極層42Bに連結された第2配線43Bと、第3電極層42Cに連結された第3配線43Cと、第1配線43Aの第1電極層42Aと反対側の端部に取り付けられた第1接続部44Aと、第2配線43Bの第2電極層42Bと反対側の端部に取り付けられた第2接続部44Bと、第3配線43Cの第3電極層42Cと反対側の端部に取り付けられた第3接続部44Cとを備える。
また、静電容量検出シート40では、第1誘電層41Aの裏側及び第2誘電層41Bの表側のそれぞれに裏側保護層45B及び表側保護層45Aが設けられている。
ここで、第1電極層42A〜第3電極層42Cは、同一の平面視形状を有している。第1電極層42Aと第2電極層42Bとは第1誘電層41Aを挟んで全体が対向しており、第1電極層42Aと第3電極層42Cとは第2誘電層41Bを挟んで全体が対向している。
静電容量検出シート40では、第1電極層42Aと第2電極層42Bとの対向した部分、及び、第1電極層42Aと第3電極層42Cとの対向した部分が検出部となり、第1電極層42Aと第2電極層42Bとの対向した部分の静電容量と第1電極層42Aと第3電極層42Cとの対向した部分の静電容量との和が検出部の静電容量となる。
このような静電容量検出シート40を備えたプローブは、ノイズによる測定誤差を排除し、より正確に静電容量の変化を計測するのに適している。
これについてもう少し詳しく説明する。本発明の実施形態に係る生体情報計測装置を使用し、上記検出部の静電容量に基づいて生体表面の変形状態を計測する場合、生体表面は導体であるため、生体と近接していることがノイズの発生原因となることがある。また、本発明の実施形態に係るプローブは、静電容量検出シートの裏側に絶縁層(被覆部材)を介して外部電極を有しているため、外部電極がノイズの発生原因になることがある。
これに対して、静電容量検出シート40を有するプローブを備えた生体情報計測装置では、ノイズによる測定誤差をより確実に排除することができる。
(他の実施形態)
本発明の実施形態に係る生体情報計測装置が複数個の上記プローブを備える場合、各プローブの構成は同一である必要はなく、構成が異なるプローブを備えていても良い。
例えば、1個の外部電極を有するプローブと、2個以上の外部電極を有するプローブとを同時に備えていても良い。
以下、生体情報計測用プローブの構成部材について説明する。
<静電容量検出シート>
<<誘電層>>
上記静電容量検出シートは、エラストマー製の誘電層を備える。これらの誘電層は、エラストマー組成物を用いて形成することができる。
また、上記静電容量検出シートが第1誘電層と第2誘電層とを備える場合、両者は、同一のエラストマー組成物を用いて形成されていても良いし、異なるエラストー組成物を用いて形成されていても良い。両者は、同一のエラストマー組成物を用いて形成されていることが好ましい。変形時に同様の挙動を示すからである。
上記誘電層は、エラストマー組成物を用いて形成されたシート状物であり、その表裏面の面積が変化するように可逆的に変形することができる。本発明において、誘電層の表裏面とは、誘電層のおもて面及び裏面を意味する。
上記エラストマー組成物としては、例えば、エラストマーと、必要に応じて他の任意成分とを含有するものが挙げられる。
上記エラストマーとしては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、水素添加ニトリルゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上併用しても良い。
これらのなかでは、永久歪み(または永久伸び)が小さい点で、ウレタンゴム、シリコーンゴムが好ましい。また、カーボンナノチューブとの密着性に優れる点では、ウレタンゴムが好ましい。
また、上記エラストマー組成物は、エラストマー以外に、可塑剤、酸化防止剤、老化防止剤、着色剤等の添加剤、誘電性フィラー等を含有しても良い。
上記誘電層の平均厚さは、静電容量を大きくして検出感度の向上を図る観点から、10〜1000μmが好ましい。より好ましくは、30〜200μmである。
上記誘電層は、変形時に面積(誘電層のおもて面の面積及び裏面の面積)が無伸長状態から30%以上増大するように変形可能であることが好ましい。この場合、生体表面の変形に追従して変形するのに適しているからである。
面積が30%以上増大するように変形可能であるとは、荷重を掛けて面積を30%増大させても破断することがなく、かつ、荷重を解放すると元の状態に復元する(即ち、弾性変形範囲にある)ことを意味する。
上記誘電層の面積の変形可能な範囲は、50%以上増大するように変形可能であることがより好ましく、100%以上増大するように変形可能であることが更に好ましく、200%以上増大するように変形可能であることが特に好ましい。
上記誘電層の面積の変形可能な範囲は、誘電層の設計(材質や形状等)により制御することができる。
<<電極層>>
上記静電容量検出シートは、導電材料を含有する導電性組成物からなる上記電極層を備える。
ここで、各電極層のそれぞれは、同一組成の導電性組成物から構成されていても良いし、異なる組成の導電性組成物から構成されていても良い。
上記導電材料としては、例えば、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノホーン、カーボンファイバー、導電性カーボンブラック、グラファイト、金属ナノワイヤー、金属ナノ粒子、導電性高分子等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上併用しても良い。
上記導電材料としては、カーボンナノチューブが好ましい。誘電層の変形に追従して変形する電極層の形成に適しているからである。
上記カーボンナノチューブとしては公知のカーボンナノチューブを使用することができる。上記カーボンナノチューブは、単層カーボンナノチューブ(SWNT)であっても良いし、また、2層カーボンナノチューブ(DWNT)又は3層以上の多層カーボンナノチューブ(MWNT)であっても良い(本明細書では、両者を合わせて単に多層カーボンナノチューブと称する)。更には、層数の異なるカーボンナノチューブを2種以上併用しても良い。
また、各カーボンナノチューブの形状(平均長さや繊維径、アスペクト比)も特には限定されない。上記カーボンナノチューブの形状は、静電容量検出シートに要求される導電性や耐久性、更には電極層を形成するための処理や費用を総合的に判断して適宜選択すれば良い。
上記導電性組成物は、上記導電材料以外に、例えば、導電材料のつなぎ材料として機能するバインダー成分や各種添加剤を含有しても良い。
上記添加剤としては、例えば、導電材料のための分散剤、バインダー成分のための架橋剤、加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、更には着色剤等が挙げられる。
<<保護層>>
上記静電容量検出シートは、上記保護層(表側保護層及び裏側保護層)が積層されていることが好ましい。上記保護層を設けることにより、電極層等を外部から電気的に絶縁することができる。また、上記保護層を設けることにより、静電容量検出シートの強度や耐久性を高めることができる。
上記保護層の材質としては、例えば、上記誘電層の材質と同様のエラストマー組成物等が挙げられる。
なお、上記静電容量検出シートにおいては、下記被覆部材が上記保護層の役割を兼ねていても良い。
<<被覆部材>>
上記生体情報計測用プローブは、図3、5に示した例のように、上記静電容量検出シートの周囲に絶縁性の被覆部材が設けられていることが好ましい。
上記被覆部材としては、例えば、伸縮性(異方性、等方性は問わない)を有する布生地や、エラストマー組成物からなる部材が挙げられる。
上記布生地は、伸縮性を有するものであれば特に限定されず、織物であっても良いし、編物であってもよく、更には不織布であっても良い。
上記布生地は、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着材、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の粘着剤を用いて上記静電容量検出シートと一体化されている。ここで、上記粘着剤は、上記誘電層の伸縮を阻害しない柔軟性が必要である。
なお、上記静電容量検出シートにおいて、上記被覆部材は必ずしも設けられていなくても良い。
また、上記被覆部材は、静電容量検出シートの両面に設けられていても良いし、静電容量検出シートの片面にのみ設けられていても良い。
<<外部電極>>
上記外部電極としては特に限定されず、心電計、筋電計、脳波計などの生体電位を測定するための装置に使用されている電極と同様のものを用いることができる。
ただし、第1実施形態のプローブ2のように、静電容量検出シート10の検出部と厚さ方向で重なる位置に外部電極を設ける場合、当該外部電極としては、上記検出部の伸縮を阻害しない柔軟性を有するもの用いる。
このような柔軟性を有する外部電極としては、例えば、導電性を有するハイドロゲルからなるものを用いることができる。上記導電性を有するハイドロゲルの具体例としては、例えば、積水化成品工業社製、テクノゲル(商品名)等が挙げられる。
また、上記外部電極は、粘着性を有するものが好ましい。別途、粘着層を形成することなく、上記プローブを生体表面に貼り付けることができるからである。
本発明の実施形態に係るプローブは、上述したように外部電極が粘着性を有し、上記外部電極の粘着力によって当該プローブを生体表面に貼り付けることができるように構成されていることが好ましい。
一方、上記外部電極は必ずしも粘着性を有している必要は無い。この場合、上記プローブは、上記外部電極が生体に密着するように、別途設けた粘着層等の別部材によって生体に貼り付けられるように構成されている。
また、上記プローブは、上記外部電極が粘着性を有しつつ、上記別部材を備えていてもよい。
<<その他>>
上記静電容量検出シートは、図2、6に示した例のように、通常、各電極層と接続された各配線が形成されている。
各配線は、誘電層の変形を阻害せず、かつ、誘電層が変形しても導電性が維持されるものであればよく、例えば、上記電極層と同様の導電性組成物からなるものが挙げられる。
更に、上述した各配線それぞれの電極層と反対側の端部には、図2、6に示した例のように、通常、外部配線と接続するための接続部が形成されている。これらの各接続部としては、例えば、銅箔等を用いて形成されたものが挙げられる。
次に、上記生体情報計測用プローブを製造する方法について説明する。ここでは、図3に示したプローブ2を製造する場合を例に製造方法を説明する。
まずは、静電容量検出シート10を製造する。静電容量検出シート10は、例えば、特開2016−90487号公報に記載されたセンサシートの作製方法と同様の方法により製造することができる。
次に、上述した工程を経て作製された静電容量検出シート10の両面に被覆部材21A、21Bを貼り付ける。
その後、被覆部材21Bの裏側に外部電極24及びリード線25が接続された電気端子23を取り付ける。
このような工程を経ることにより、図3に示した生体情報計測用プローブ2を製造することができる。
<計測器>
上記計測器は、上記静電容量検出シート及び上記外部電極のそれぞれと接続されている。上記計測器は、上述した通り、上記検出部の静電容量を計測する機能と、複数の上記外部電極間の電位差を計測する機能とを有する。
上記静電容量を計測する方法としては従来公知の方法を用いることができ、上記計測器は、そのために必要となる静電容量測定回路、演算回路、増幅回路、電源回路等を備えている。上記静電容量を計測する方法としては、例えば、LCRメータなどの計測器で計測する方法、自動平衡ブリッジ回路を利用したCV変換回路を用いて計測する方法、反転増幅回路を利用したCV変換回路を用いて計測する方法、半波倍電圧整流回路を利用したCV変換回路を用いて計測する方法、シュミットトリガ発振回路を用いたCF発振回路を用いて計測する方法、シュミットトリガ発振回路とF/V変換回路などにより静電容量を電圧や周波数に変換した後に、電圧測定器や周波数カウンター等の計測器で計測する方法、等が挙げられる。
上記計測器に上記静電容量検出シートを接続する場合、両者の接続方法は、下記の接続方法が好ましい。
図2に示した静電容量検出シート10を上記計測器と接続する場合には、静電容量検出シート10の裏側保護層15B側を上記外部電極側(生体表面に貼り付ける側)とし、表側接続部14Aをシグナルライン、裏側接続部14Bをアースラインとして上記計測器に接続することが好ましい。
図6に示した静電容量検出シート40を上記計測器と接続する場合には、第1接続部44Aをシグナルライン、第2接続部44B及び第3接続部44Cをアースラインとして上記計測器に接続することが好ましい。このとき、静電容量検出シート40は、裏側保護層45B側を上記外部電極側(生体表面に貼り付ける側)としても良いし、表側保護層45A側を上記外部電極側としても良い。
上記外部電極間の電位差を計測する方法としては、従来の心電計、筋電計、脳波計などで採用されている生体電位を測定する方法と同様の方法を採用することができる。上記計測器は、そのために必要な回路も備えている。
<表示器>
上記表示器としては、CPU、RAM、ROM、HDD等の記憶部、モニター、各種入出力インターフェイス等を備えたコンピュータを用いることができる。
例えば、パソコン、スマートフォン、タブレット等の端末機器を上記表示器として利用することができる。
また、図1に示した生体情報計測装置1において、計測器3と表示器4との接続は有線で行われているが、両者は無線で接続されていても良い。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
<静電容量検出シートの作製>
図2に示した静電容量検出シート10を作製した。
(1)誘電層の作製
ポリオール(パンデックスGCB−41、DIC社製)100質量部に対して、可塑剤(ジオクチルスルホネート)40重量部と、イソシアネート(パンデックスGCA−11、DIC社製)17.62重量部とを添加し、アジターで90秒間撹拌混合し、誘電層用の原料組成物を調製した。
次に、原料組成物を2枚の保護フィルムの間に挟み込んだ状態で搬送しつつ、加熱装置(架橋炉)内で加熱した。ここでは、炉内温度70℃、炉内時間30分間の条件で架橋させ、保護フィルム付きの所定厚みのロール巻シートを得た。その後、70℃に調節した炉で12時間後架橋させ、ポリエーテル系ウレタンエラストマーからなるシートを作製した。得られたウレタンシートを14mm80mm×厚さ100μmに裁断し、更に、角部の一か所を7mm×20mm×厚さ100μmのサイズで切り落とし、誘電層を作製した。
また、作製した誘電層について、破断時伸び(%)及び比誘電率を測定したところ、破断時伸び(%)は505%、比誘電率は5.8であった。
ここで、上記破断時伸びは、JIS K 6251に準拠して測定した。上記比誘電率は、20mmΦの電極で誘電層を挟み、LCRハイテスタ(日置電機社製、3522−50)を用いて計測周波数1kHzで静電容量を測定し、電極面積と測定資料の厚さから比誘電率を算出した。
(2)電極層材料の調製
基板成長法により製造した多層カーボンナノチューブである、大陽日酸社製の高配向カーボンナノチューブ(層数4〜12層、繊維径10〜20nm、繊維長さ150〜300μm、炭素純度99.5%)30mgをイソプロピルアルコール(IPA)30gに添加し、ジェットミル(ナノジェットパル JN10−SP003、常光社製)を用いて湿式分散処理を施し、2倍に希釈して濃度0.05重量%のカーボンナノチューブ分散液を得た。
(3)保護層の作製
上述した(1)誘電層の作製と同様の方法を用いて、ポリエーテル系ウレタンエラストマー製で、14mm×80mm×厚さ50μmの裏側保護層と、14mm×60mm×厚さ50μmの表側保護層とを作製した。
(4)静電容量検出シートの作製
まず、上記(3)の工程で作製した裏側保護層15Bの片面(おもて面)に、離型処理されたPETフィルムに所定の形状の開口部が形成されたマスク(図示せず)を貼り付けた。
上記マスクには、裏側電極層及び裏側配線に相当する開口部が設けられており、開口部のサイズは、裏側電極層に相当する部分が幅10mm×長さ50mm、裏側配線に相当する部分が幅5mm×長さ20mmである。
次に、上記(2)の工程で調製したカーボンナノチューブ分散液を単位面積(cm)あたりの塗布量が0.223gとなるようにエアブラシを用いて塗布した。このとき、塗布面とエアブラシの噴射口との距離は10cmとした。続いて、100℃で10分間乾燥させ、裏側電極層12B及び裏側配線13Bを形成した。その後、マスクを剥離した。
次に、裏側電極層12Bの全体及び裏側配線13Bの一部を被覆するように、上記(1)の工程で作製した誘電層11を裏側保護層15B上に貼り合わせることにより積層した。
更に、誘電層11に表側に、裏側電極層12B及び裏側配線13Bの形成と同様の方法を用いて、表側電極層12A及び表側配線13Aを形成した。
次に、表側電極層12A及び表側配線13Aを形成した誘電層11の表側に、表側電極層12Aの全体及び表側配線13Aの一部を被覆するように、上記(3)の工程で作製した表側保護層15Aをラミネートにより積層した。
更に、表側配線13A及び裏側配線13Bのそれぞれの端部に銅箔を取り付けて、表側接続部14A及び裏側接続部14Bとした。その後、表側接続部14A及び裏側接続部14Bに外部配線となるリード線22を半田で固定し、静電容量検出シート10とした。
<布生地の準備>
布生地として、下記の布生地を用意した。
伸縮異方性生地:ニット KK5550(東工コーセン株式会社より購入)
<粘着層の準備>
粘着剤(綜研化学社製、SKダイン1720)50重量部に、メチルエチルケトン(MEK)50重量部及び硬化剤(綜研化学社製、L−45)2質量部を添加し、あわとり練太郎(Thinky社製、型番:ARE−310)で混合(2000rpm、120秒)、脱泡(2000rpm、120秒)して混合物を得た。次に、得られた混合物を、表面が離型処理されたPETフィルム(藤森工業社製、50E−0010KF)にアプリケーターを用いて100μmのウエット膜厚で成膜した後、送風式のオーブンを用いて100℃、30分間の条件で硬化させ、硬化後の厚さが30μmの粘着層を作製した。
<外部電極材料の準備>
外部電極用の材料として、導電性を有するハイドロゲル(積水化成品工業社製、テクノゲル HIT−BR3)を用意した。
<生体情報計測用プローブの作製>
本実施例では、下記の方法によって生体情報計測用プローブ2(図3参照)を作製した。
(1)上記伸縮異方性生地Aの片面に、上述した方法で作製した粘着層を転写した。
その後、上記伸縮異方性生地Aをヨコ115mm×タテ30mmのサイズで裁断した。このとき、ヨコが易伸縮方向、タテが難伸縮方向となるように裁断した。
(2)上述した方法で作製した静電容量検出シート10の裏面側に裁断した伸縮異方性生地(被覆部材)21Bを貼り付けた。このとき、伸縮異方性生地21Bの長手方向(ヨコ方向)の一端から15mmの位置に、静電容量検出シート10の配線(表側配線13A及び裏側配線13B)を形成した側と反対側の端部が位置するように伸縮異方性生地21Bを貼り付けた。
その後、静電容量検出シートのおもて面側にも上記(1)で裁断した伸縮異方性生地(被覆部材)21Aを貼り付け、2枚の布生地間に静電容量検出シートを挟み込んだ。
(3)リード線25を繋いだ電気端子(廣杉計器社製、HRT−203G)23を伸縮異方性生地21Bの裏側であって、静電容量検出シート10の配線(表側配線13A又は裏側配線13B)と厚さ方向において重なる位置に両面テープ(寺岡製作所社製、No777)を用いて貼り付けた。
これとは別に、外部電極用材料(テクノゲル HIT−BR)をタテ15mm×ヨコ70mmのサイズに切り出し、伸縮異方性生地21Bの裏側に貼り付けた。このとき、上記外部電極用材料は、静電容量検出シート10の検出部と厚さ方向において重なり、かつ電気端子23を覆う位置に貼り付けた。
このような工程を経てプローブ2を作製した。プローブ2は3つ作製した。
<生体情報計測装置の組立>
3つのプローブのそれぞれについて、外部電極24に接続されたリード線25を心電計(フクダ電子社製、FX−7542)に接続し、静電容量検出シート10に接続されたリード線22をPowerLab 16/35,PL3516(AD INSTRUMENTS社製)に接続して生体情報計測装置とした。
このとき、2本のリード線22のうち、表側接続部14Aに接続されたリード線をシグナルラインとし、裏側接続部14Bに接続されたリード線をアースラインとした。
(評価)
上記生体情報計測装置を用いて、心電図の取得と呼吸数の計測とを同時に行った。
図7は、実施例1における生体情報計測用プローブの装着位置を説明するための図である。
本評価では、第II誘導の心電図を取得するように、3つのプローブ101〜103を被検者に貼り付けた。即ち、プラス電極としてプローブ101を左前腋窩線上で最下肋骨上に貼り付け、マイナス電極としてプローブ102を右鎖骨下窩に貼り付け、グランド電極としてプローブ103を左鎖骨下窩に貼り付けた。
本評価では、メトロノームを使用して、被験者に60歩数/分の歩行速度で歩行してもらい、その時の心電図の取得と呼吸数の計測とを行った。
なお、PowerLab 16/35,PL3516の測定条件は、サンプリング周波数100Hz、計測Range ±5V、表示ソフト LabChart 8.0.9とした。
結果を図8に示した。
図8では、上段にプローブ101による測定波形を示し、中段にプローブ101による測定波形を0.6Hzのローパスフィルターで処理した波形を示し、下段に第II誘導の心電図を示した。
図8に示したように、上記生体情報計測装置を用いることにより、被験者が歩行状態にあっても、心電図の取得と呼吸数の計測を同時に行えることが明らかとなった。
また、プローブ102、103による測定波形においても呼吸数が確認できた。
なお、プローブ101〜103による測定波形が呼吸数を反映したものであることは、プローブ101〜103による測定と、フローセンサを用いた呼吸の測定(被験者にマスクを装着してもらい実施)とを同時に行い確認している。
(実施例2)
<生体情報計測用プローブの作製>
実施例1と同様にしてプローブ2を作製した。ここで、プローブ2は2つ作製した。
<生体情報計測装置の組立>
2つのプローブのそれぞれについて、外部電極24に接続されたリード線25を生体計測器(ミユキ技研社製、BA1078)に接続し、静電容量検出シート10に接続されたリード線22をPowerLab 16/35,PL3516(AD INSTRUMENTS社製)に接続して生体情報計測装置とした。
このとき、2本のリード線22のうち、表側接続部14Aに接続されたリード線をシグナルラインとし、裏側接続部14Bに接続されたリード線をアースラインとした。
(評価)
上記生体情報計測装置を用いて、筋電位の計測と、生体表面の変形状態の計測とを同時に行った。
本評価では、図4に示したように、2つのプローブ2A,2Bを上腕の表面に貼り付けた。具体的には、2つのプローブ2A,2Bのそれぞれについて、静電容量検出シートの長手方向が上腕二頭筋の筋繊維の方向と略垂直となる向きに貼り付けた。また、2つのプローブ2A,2Bは、互いに離間するように貼り付けた。
本評価では、被験者に2kgのおもりを持った状態で肘の曲げ伸ばしを行ってもらい、その時の筋電位の計測と、生体表面の変形状態の計測とを行った。
なお、PowerLab 16/35,PL3516の測定条件は、サンプリング周波数100Hz、計測Range ±5V、表示ソフト LabChart 8.0.9とした。
また、生体計測器BA1078の測定条件は、Sens:500μV/0.5V、Tc:0.03sec、Hff:3000Hzとした。
結果を図9に示した。
図9では、上段にプローブ2Aによる測定波形を示し、下段にプローブ2A,2Bによる筋電位の変化を示した。なお、図9中、Tsは肘関節の曲げ開始時点を示し、Tfは肘関節の曲げ終了時点を示す、
図9に示したように、上記生体情報計測装置を用いることにより、筋肉の伸縮による生体表面の変形状態と、上記筋肉の伸縮時の筋電位の変化とを同時に計測することができることが明らかとなった。
[付記]
本発明の生体情報計測用プローブは、静電容量検出シートとして、表裏面の面積が可逆的に変化する誘電層を備えた静電容量検出シートを備えている。一方、このような構成の静電容量検出シートに代えて、「エラストマー組成物からなるシート状の第1誘電層と、導電材料を含有する導電性組成物からなり、前記第1誘電層のおもて面及び裏面のそれぞれに前記第1誘電層を挟んで少なくとも一部が対向するよう形成された第1電極層及び第2電極層とを含み、前記第1電極層及び第2電極層の対向する部分を検出部とし、上記検出部における誘電層の厚さが変化するように可逆的に変形する静電容量検出シート」を備えた生体情報計測用プローブを用いた場合も、本発明の静電容量検出シートを用いた場合と同じように、生体電位及び生体表面の変形状態という2種類の生体情報を同時に取得することができる。
1 生体情報計測装置
2、2A、2B、30、101〜103 生体情報計測用プローブ
3 計測器
3A 静電容量計測回路
3B 生体電位計測回路
4 表示器
4a モニター
4b 演算回路
4c 記憶部
10、40 静電容量検出シート
11 誘電層(第1誘電層)
12A 表側電極層(第1電極層)
12B 裏側電極層(第2電極層)
13A 表側配線
13B 裏側配線
14A 表側接続部
14B 裏側接続部
15A、45A 表側保護層
15B、45B 裏側保護層
21、31 被覆部材
22、25、32、35a、35b リード線
23、33a、33b 電気端子
24、34a、34b 外部電極
41A 第1誘電層
41B 第2誘電層
42A 第1電極層
42B 第2電極層
42C 第3電極層
43A 第1配線
43B 第2配線
43C 第3配線
44A 第1接続部
44B 第2接続部
44C 第3接続部

Claims (6)

  1. エラストマー組成物からなるシート状の第1誘電層と、導電材料を含有する導電性組成物からなり、前記第1誘電層のおもて面及び裏面のそれぞれに前記第1誘電層を挟んで少なくとも一部が対向するよう形成された第1電極層及び第2電極層とを含み、前記第1電極層及び前記第2電極層の対向する部分を検出部とし、前記誘電層の表裏面の面積が変化するように可逆的に変形する静電容量検出シートと、
    前記静電容量検出シートの裏側に絶縁層を介して設けられ、生体表面と接触する外部電極と、
    を備えることを特徴とする生体情報計測用プローブ。
  2. 前記外部電極は、前記誘電層の変形に追従して変形可能であり、かつ粘着性を有する請求項1に記載に記載の生体情報計測用プローブ。
  3. 前記静電容量検出シートは、エラストマー組成物からなるシート状の第2誘電層と、導電材料を含有する導電性組成物からなる第3電極層とを更に含み、
    前記第2誘電層は、前記第1誘電層の表側に、前記第1誘電層のおもて面に形成された前記第1電極層を覆うように積層され、
    前記第3電極層は、前記第2誘電層を挟んで前記第1電極層と少なくとも一部が対向するように前記第2誘電層のおもて面に形成されている、請求項1又は2に記載の生体情報計測用プローブ。
  4. 心電図及び呼吸状態を取得するために用いられる請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報計測用プローブ。
  5. 筋電図及び筋肉の収縮状態を取得するために用いられる請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報計測用プローブ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の生体情報計測用プローブと、
    計測器と、
    を備えた生体情報計測装置であって、
    前記生体情報計測用プローブが備える前記外部電極の総数が複数個となるように、1又は複数の生体情報計測用プローブを備え、
    前記計測器は、前記検出部における静電容量を計測するとともに、前記外部電極間の電位差を計測することを特徴とする生体情報計測装置。
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