JP2018034810A - パレット - Google Patents

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Yuki Sato
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Abstract

【課題】板状の運搬物を効率良く運搬することが可能であるとともに、運搬物に歪みなどが生じにくくすることを可能とするパレットを提供すること。【解決手段】運搬物200(外壁材B)を支持する第1の台板としての上側台板30と、上側台板30の下面に固定され、上側台板30を所定の高さに支持する第1台脚20と、上側台板30の上面に固定され、運搬物200(外壁材B)を上側台板30の上面から上方に離間させた状態で支持可能な第2台脚40と、を備え、第1台脚20および第2台脚40は、フォークリフトのフォークを差し込み可能とするフォーク差込空間SF1,SF2を備えることを特徴とするパレットAとした。【選択図】図1

Description

本発明は、荷役運搬用のパレットに関するものである。
従来、建築資材などを運搬する際に、運搬物をパレットに積載して運搬することはよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、パレットは、少なくともに、長板をすのこ状に並設した台板と、この台板を下側で支持する台脚とを備えており(例えば、特許文献2参照)、さらに、台脚の下側に第2の台板を設けて箱状に形成したものが一般的である(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−295387号公報 特開2003−63532号公報 特開2000−85876号公報
しかしながら、上述の従来技術では、板状の運搬物を搬送する場合、パレットの台板の上面に直接運搬物を載置すると、運搬物の下にフォークリフトのフォークを差し込むことができない。そのため、板状の運搬物を搬送する場合には、人手を用いてパレットの台板の上面と運搬物の下面との間に台脚を挿入し、運搬物をパレットの台板の上面から浮かした状態として積載していた。
このように、パレットに板状の運搬物を積載する際には、積載のたびに人手により台脚を挿入するため、作業効率が悪く、加えて、台脚の位置、間隔によっては、運搬物が大きく撓み、運搬物に歪みが生じたり、あるいはクラックが生じたりするおそれがあった。
本発明は、上述の従来の問題に着目して成されたもので、板状の運搬物を効率良く運搬することが可能であるとともに、運搬物に歪みなどが生じにくくすることを可能とするパレットを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のパレットは、
運搬物を支持する第1の台板と、
前記第1の台板の下面に固定され、前記台板を所定の高さに支持する第1の台脚と、
前記第1の台板の上面に固定され、運搬物を前記第1の台板の上面から上方に離間させた状態で支持可能な第2の台脚と、
を備え、
前記第1台脚および前記第2の台脚は、フォークリフトのフォークを差し込み可能とする差込空間を備えることを特徴とする。
なお、前記第1の台脚の下側に、前記第1の台板と並行して第2の台板が固定されていることが好ましい。
さらに、前記第2の台脚は、前記第1の台板を横断する方向に延在されるとともに、前記第1の台板の長手方向に間隔を空けて並設された複数の横方向台脚と、前記第1の台板の長手方向に延在されるとともに、前記第1の台板を横断する方向に間隔を空けて並設された複数の縦方向台脚と、を備えることが好ましい。
また、前記縦方向台脚は、前記第1の台板の長手方向の両端部に配置され、前記横方向台脚は、前記第1の台板の長手方向で前記縦方向台脚に挟まれた位置に配置されていることが好ましい。
そして、複数の前記横方向台脚どうしの前記第1の台板の長手方向の間隔と、前記縦方向台脚とそれに隣り合う前記横方向台脚との前記第1の台板の長手方向の間隔と、が略等しく配置されていることが好ましい。
また、前記第1の台脚は、前記第1の台板を横断する方向に延在されるとともに、前記第1の台板の長手方向に間隔を空けて並設された複数の横方向台脚を備え、前記第2の台脚の前記縦方向台脚は、前記第1の台脚の少なくとも一対の前記横方向台脚の位置に跨って配置されていることが好ましい。
本発明では、パレットに運搬物を積載した場合、運搬物は、第1の台板の上面に予め固定された第2の台脚に支持される。したがって、運搬物を積載するたびに、人手を用いて台脚を配置する作業が不要となり、作業性に優れる。
しかも、第2の台脚は、予め搬送物にとって最適の位置に固定すれば、その位置から移動することが無いため、人手により設置して最適位置からずれた場合のように、運搬物に対して想定外の応力が作用し、歪みやクラックが生じるのを抑制できる。
さらに、第2の台板を備えたものでは、パレットの強度を確保でき、パレットによる運搬量を確保し、作業効率を向上できる。
また、第2の台脚が、横方向台脚と縦方向台脚とを備えたものでは、運搬物として板状のものを積載した際に、横方向台脚のみのものと比較して、運搬物が横方向台脚から長手方向にはみ出して片持ち支持状態となることが生じにくい。これにより、運搬物に歪みが生じにくい。
そして、縦方向台脚を台板の長手方向両端部に配置したものでは、板状で長尺の運搬物を積載した際に、その両端部が、片持ち支持状態になりにくく、運搬物に歪みが生じにくい。
また、横方向台脚どうしの間隔と、横方向台脚と縦方向台脚との間隔と、を略同一としたものでは、板状の運搬物の寸法が異なっても、いずれの台脚の外側にその端縁が配置されても、片持ち支持状態となった場合の、最大値を一定にできる。これにより、搬送物に所定以上の歪みが生じないようにすることができる。
加えて、縦方向台脚の下方に少なくとも一対の第1の台脚の横方向台脚が配置されるものでは、縦方向台脚に係る荷重を、確実に一対以上の横方向台脚により支持することができ、縦方向台脚に撓みが生じるのを確実に抑制できる。これにより、運搬物に歪みが生じるのを抑えることができる。
本発明の実施の形態1のパレットを示す正面図である。 実施の形態1のパレットを示す平面図である。 図1のS3−S3線の位置で切断したパレットの断面図である。 図1のS4−S4線の位置で切断したパレットの断面図である。 実施の形態1のパレットによる搬送あるいは仮置きした例の概略を示す図である。 実施の形態1のパレットによる図5とは異なる搬送あるいは仮置きした例の概略を示す図である。 実施の形態1のパレットにより外壁材を搬送する場合の幅方向の位置合わせを説明する側面図であって、中央で位置を合わせた例を示す。 実施の形態1のパレットにより外壁材を搬送する場合の幅方向の位置合わせを説明する側面図であって、端部で位置を合わせた例を示す。 実施の形態1のパレットにより外壁材を搬送する場合の幅方向の位置合わせを説明する側面図であって、幅方向に2列で積載した例を示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1のパレットAの構成を説明する。
図1は、実施の形態1のパレットAを示す正面図、図2は実施の形態1のパレットAを示す平面図、図3は図2のS3−S3線の位置で切断したパレットAの断面図、図4は図2のS4−S4線の位置で切断したパレットAの断面図である。
本実施の形態1のパレットAは、図2に示すように、長方形の平面形状に形成されている。このパレットAは、後述する外壁材Bの運搬や仮置きなどに用いられるもので、その長手方向寸法L1(図1参照)および幅方向寸法L2(図2参照)は、複数の仕様の外壁材Bを載置可能な寸法に形成されている。
すなわち、搬送対象の外壁材Bには、様々な寸法のものが存在する。そこで、パレットAの長手方向寸法L1および幅方向寸法L2は、それぞれ、全ての種類の外壁材Bの長手方向寸法、幅方向寸法の最大値に設定され、これにより全ての種類の外壁材Bを搬送可能としている。
なお、具体的には、パレットAは、長手方向寸法L1が3000mm前後、幅方向寸法L2が1000mm前後の寸法に形成されている。また、以下の説明において、長手方向寸法L1に沿う方向を長手方向と称し、幅方向寸法L2に沿う方向を幅方向と称する。さらに、外壁材Bは、本実施の形態では、図示を省略した外壁下地板材の周囲にフレーム材を設け、かつ、外壁下地板材の屋外側面にタイル材などを接着により貼り付けた構造のものとするが、搬送物としては、外壁材に限定されるものではなく、また、外壁材としても、タイル材などを貼り付けたものに限定されるものではなく、単に塗装を行った外壁材などを用いることができる。
図1に示すように、実施の形態1のパレットは、下側から順に下側台板(第2の台板)10、第1台脚20、上側台板(第1の台板)30、第2台脚40を備える。
下側台板10および上側台板30は、同様の構成であり、図2に基づいて上側台板30の構成を説明する。
上側台板30は、図示のように横に長い長方形の長板30a〜30eを、幅方向(図1の上下方向)に相互に間隔を空けて、すのこ状に並列配置して形成されている。また、下側台板10も、平面図による図示は省略するが、図3、図4に示すように、同様の長板10a〜10eを幅方向に相互に間隔を空けて、すのこ状に並列配置して形成されている。なお、上述の長板10a〜10e、30a〜30eは、それぞれ、1枚の板材により形成することもできるが、複数の板材を幅方向、上下方向に結合したものを用いることもできる。
第1台脚20は、上側台板30を所定の高さに支持するもので、図1に示すように、木製角材からなる9本の横断木桟21〜29から構成されている。これらの横断木桟21〜29は、それぞれ、下側台板10を幅方向に横断して配置され、下側台板10の上面11および上側台板30の下面にスクリュウ釘や木ビスなどにより固定されている。
これらの横断木桟21〜29は、以下のように、配置されている。横断木桟25は、下側台板10の長手方向の中央に配置されている。また、横断木桟21、29は、それぞれ、下側台板10の長手方向両端部に配置されている。
そして、中央の横断木桟25を挟んでその両側の一対の横断木桟23,24および横断木桟25,26は、それぞれの間に、横断木桟25の位置を略中央として、2本爪のフォークリフトのフォーク(図示省略)を、差し込み可能な位置および間隔で配置されている。すなわち、それぞれ対となる横断木桟23,24および横断木桟26,27は、横断木桟25を中心に対称に配置され、かつ、両者の間隔は、横断木桟24,25の間隔および温暖木桟25,26の間隔よりも広く形成されて、下側のフォーク差込空間SF1、SF1が幅方向に延在されている。なお、フォーク差込空間SF1を挟む横断木桟23,24および横断木桟25,26の端面には、フォーク(図示省略)の差し込みの目印となる塗装が施されている。
さらに、長手方向両端の横断木桟21,29に対し、その内側に位置する横断木桟22,28は、それぞれ対を成し、第2台脚40の後述する端部縦方向木桟50,50の両端部を下方から支持可能な間隔で配置されている。
第2台脚40は、運搬対象となる外壁材Bを、上側台板30の上面から上方に離間させた状態で支持するものである。この第2台脚40は、図2に示すように、上側台板30を幅方向に横断する横断木桟(横方向台脚)41〜45と、長手方向に延在された端部縦方向木桟(縦方向台脚)50とを備え、それぞれ、上側台板30の上面にスクリュウ釘やビスなどにより固定されている。
横断木桟41〜45は、第1台脚20の横断木桟21〜29と同様に、上側台板30を横断する方向に延在され、かつ、長手方向に一定の間隔L40で配置されている。また、長手方向の中央に配置された3本の横断木桟42〜44は、第1台脚20の横断木桟24〜26と上下方向に重なって配置されている。
そして、横断木桟41,42の間、および、横断木桟44,45の間が、2爪のフォーク(図示省略)を差し込むためのフォーク差込空間SF2,SF2とされている。このフォーク差込空間SF2を挟んで配置された各横断木桟41,42,44,45の端面にも、目印となる塗装が施されている。
これら横断木桟41〜45の間隔L40、および、横断木桟41,45と端部縦方向木桟50との縦方向の間隔L50は、搬送対象の外壁材Bの歪み特性およびクラック特性に基づいて設定されている。すなわち、様々なサイズの外壁材Bを、さまざまな位置に積載した際に、外壁材Bの端縁が、各横断木桟41〜45あるいは端部縦方向木桟50に直接支持されずに、これらのいずれかに対してその端縁部がはみ出して片持ち状態となる場合がある。この場合、各横断木桟41〜45あるいは端部縦方向木桟50の支持端部を支点として、外壁材Bの端縁部に応力が作用し、外壁材Bの端縁部に歪が生じるおそれがあり、それが長期に亘るとクラックなどが生じるおそれもある。そこで、各横断木桟41〜45あるいは端部縦方向木桟50に対して片持ち状態となる長さを所定の長さ以下、すなわち、間隔L40,L50以下に制限することにより、積載時に外壁材Bに生じる歪みを所定値以下に抑えることができる。さらに、横断木桟41は上記の配置とすることにより、フォーク差込空間SF1の上方位置に配置されている。
また、端部縦方向木桟50は、外壁材Bの長手方向端部を支持するためのもので、本実施の形態1では、長板30a,30b,30d,30eの上面に、長手方向に延在され、幅方向(横断方向)に一定の間隔で並設されている。また、端部縦方向木桟50の長手方向の寸法は、外壁材Bの縦方向寸法の主要な可変幅に対応可能な寸法に設定されている。すなわち、ある種の外壁材Bは、住宅の仕様などにより、その長手方向寸法に可変幅を有している。その外壁材Bが可変幅の範囲で長さが異なっていても、その長手方向中央をパレットAの長手方向中央に略一致させて配置した際に、その両端部付近を支持可能な寸法に設定されている。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1のパレットAの作用を説明する。
パレットAを用いて外壁材Bを運搬あるいは仮置きする際には、図5に示すように、パレットAの全体の上にベニヤ板101を敷き、その上に、外壁材Bを積層した運搬物201を載置する。この場合、外壁材Bの端縁部の位置が、図において実線で示す位置から点線endで示す位置の範囲で、その両端縁を、端部縦方向木桟50により支持することができる。したがって、外壁材Bの寸法が長手方向に異なっても、外壁材Bに歪みが生じないように支持することができる。また、外壁材Bの両端縁の位置が、端部縦方向木桟50よりも内側に位置する場合も、外壁材Bの片持ち支持となる長さは、間隔L40,L50よりも短く、この場合も、歪みを所定値以下に抑えることができる。
なお、この運搬物201として、外壁材Bを積層する際の積層可能最大枚数が予め設定されている。この積層可能最大枚数は、実測に基づいて、パレットAへの積載時、および、フォークリフトによる持ち上げ時に、外壁材Bに生じる歪みを所定値以下とすることができ、かつ、パレットAに長期積載してもクラックが生じることのない積載枚数としている。
また、仮置き時の態様としては、図6に示すように、パレットAに、外壁材Bを積層した運搬物202を載置したものどうしを、積み重ねる場合もある。この場合も、運搬物202として外壁材Bの積層可能最大枚数が、実測に基づいて予め設定されている。
そして、図5、図6に示すように運搬物201,202を積載したパレットAを搬送する場合は、図1に示す第1台脚20のフォーク差込空間SF1、SF1に、2爪のフォーク(図示省略)を差し込んで搬送する。また、パレットAから運搬物201,202を下す場合は、第2台脚40のフォーク差込空間SF2に差し込んで、運搬物201,202を持ち上げて移動させる。
次に、外壁材Bの幅方向寸法、長手方向寸法が不揃いの場合の積層方法について説明する。
まず、図7A、図7B、図7Cは、それぞれ、パレットAに外壁材Bを積層した運搬物200を積載した状態を示す側面図であり、これらに基づいてパレットAの幅方向について説明する。
図7Aに示す積載方法は、パレットAの幅方向の中央に、外壁材Bの幅方向の中央の位置を一致させて積層する方法である。また、図7Aに示す運搬物200には、積層する複数の外壁材Bのうちで、他の外壁材Bよりも幅が狭い外壁材Ba、Bbが存在する。この場合、その上側に積層する外壁材Bは、外壁材Ba,Bbの端縁よりも外側が片持ち状態となり応力が作用するため、この片持ち長さが所定値L7以上となる外壁材Bbの外側に、スペーサ301を連続的に設ける。なお、スペーサ301としては、発泡シート材、ゴムシートなどの軟質でクッション性を有した緩衝材を用いるのが好ましいが、これ以外にも、木製、硬質樹脂製の部材を用いることができる。このスペーサ301を不要とする片持ちの長さ(所定値L7)は、予め実測に基づいて、所定値以上の歪みが生じることのない寸法を求める。
図7Bに示す積載方法は、各外壁材Bの幅方向の一方の端部の位置をパレットAの端部に一致させて積載する方法である。この場合、幅が狭い外壁材Ba、Bbには、スペーサ302,303を連続的に設ける。
図7Cに示す積載方法は、各外壁材Bとして、その幅が、パレットAの幅方向に並列に積むことができる幅の外壁材Bcを積載する場合の方法である。この場合、外壁材Bcの幅に応じたベニヤ板102を使用してもよいし、図7A、図7Bに示したベニヤ板101を使用してもよい。また、最上段の外壁材Bgでは、その上に他の外壁材Bが存在しないため、スペーサの設置は不要である。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1のパレットAの効果を列挙する。
1)実施の形態1のパレットAは、
運搬物200(外壁材B)を支持する第1の台板としての上側台板30と、
上側台板30の下面に固定され、上側台板30を所定の高さに支持する第1台脚20と、
上側台板30の上面に固定され、運搬物200(外壁材B)を上側台板30の上面から上方に離間させた状態で支持可能な第2台脚40と、
を備え、
第1台脚20および第2台脚40は、フォークリフトのフォークを差し込み可能とするフォーク差込空間SF1,SF2を備えることを特徴とする。
したがって、パレットAに運搬物200(外壁材B)を積載した場合、運搬物200(外壁材B)は、上側台板30の上面に予め固定された第2台脚40に支持される。したがって、運搬物200(外壁材B)を積載するたびに、人手を用いて台脚を配置する作業が不要となり、作業性に優れる。
しかも、第2台脚40は、予め搬送物にとって最適の位置に固定すれば、その位置から移動することが無いため、人手により設置して最適位置からずれた場合のように、運搬物200(外壁材B)に対して想定外の応力が作用し、外壁下地板材などに歪みやクラックが生じるのを抑制できる。
2)実施の形態1のパレットAは、
第1台脚20の下側に、上側台板30と並行して第2の台板としての下側台板10が固定されていることを特徴とする。
したがって、下側台板10を設けないものと比較してパレットAの強度を確保でき、パレットAによる運搬量を確保し、作業効率を向上できる。
3)実施の形態1のパレットAは、
第2台脚40は、上側台板30を横断する方向に延在されるとともに、上側台板30の長手方向に間隔を空けて並設された複数の横方向台脚としての横断木桟41〜45と、上側台板30の長手方向に延在されるとともに、上側台板30を横断する方向に間隔を空けて並設された複数の端部縦方向木桟50と、を備えることを特徴とする。
したがって、運搬物200として外壁材Bなどの板状のものを積載した際に、横断木桟のみで第2台脚を形成したものと比較して、運搬物200が横方向木桟から長手方向にはみ出して片持ち支持状態となることが生じにくい。これにより、運搬物200(外壁材B)に歪みが生じにくい。
4)実施の形態1のパレットAは、
端部縦方向木桟50は、上側台板30の長手方向の両端部に配置され、
横断木桟41〜45は、上側台板30の長手方向で端部縦方向木桟50に挟まれた位置に配置されていることを特徴とする。
したがって、端部縦方向木桟50を上側台板30の長手方向両端部に配置したものでは、板状で長尺の運搬物を積載した際に、その両端部が、片持ち支持状態になりにくく、運搬物に歪みが生じにくい。
5)実施の形態1のパレットAは、
複数の横断木桟41〜45どうしの上側台板30の長手方向の間隔L40と、端部縦方向木桟50とそれに隣り合う横断木桟41,45との上側台板30の長手方向の間隔L50と、が略等しく配置されていることを特徴とする。
したがって、板状の運搬物200(外壁材B)の寸法が異なっても、いずれの横断木桟41〜45の外側にその端縁が配置されても、片持ち支持状態となった場合の、最大値を一定にできる。これにより、運搬物200(外壁材B)に所定値以上の歪みが生じないようにすることができる。
6)実施の形態1のパレットAは、
第1台脚20は、上側台板30を横断する方向に延在されるとともに、上側台板30の長手方向に間隔を空けて並設された複数の横方向台脚としての横断木桟21〜29を備え、
第2台脚40の端部縦方向木桟50は、第1台脚20の一対の横断木桟21,22、28,29の位置に跨って配置されていることを特徴とする。
したがって、端部縦方向木桟50に係る荷重を、確実に一対以上の横断木桟21,22、28,29により支持することができ、端部縦方向木桟50に撓みが生じるのを確実に抑制できる。これにより、運搬物200(外壁材B)に歪みが生じるのを抑えることができる。
7)実施の形態1のパレットAは、
第2台脚40の横断木桟41は、上側台板30の上面においてフォーク差込空間SF1の上方位置に配置されていることを特徴とする。
したがって、フォーク差込空間SF1にフォークリフトのフォークを差し込んで持ち上げた際に、フォーク差込空間SF1の上方に横断木桟41を配置しないものと比較して上側台板30が破損しにくくなる。
8)実施の形態1のパレットAを用いた板材(外壁材B)運搬方法では、
外壁材Bの運搬時に、他の外壁材Bよりも幅方向寸法、長手方向寸法が短いものが介在される場合、その寸法が所定位置よりも大きい場合には、その寸法が不足している部分にスペーサを配置して上下の外壁材B,Bの間に介在させることを特徴とする。
したがって、寸法が不足している外壁材Bの上側に配置される外壁材Bの端縁部が、スペーサに支持され、この外壁材Bの端縁部が片持ち状態となって歪みが生じるのを抑制することができる。なお、スペーサ301〜303としては、発泡シート材、ゴムシートなどの軟質でクッション性を有した緩衝材を用いるのが好ましいが、これ以外にも、木製、硬質樹脂製の部材を用いることができる。また、スペーサとして緩衝材を用いた場合、外壁材Bが傷ついたり破損したりするのを抑制できる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施の形態では、パレットによる搬送物として外壁材を示したが、搬送物はこれに限定されるものではない。
また、第1の台板、第2の台板として、長板30a〜30eをすのこ状に並設したものを示したが、これに限定されず、1枚の板により形成したものや、長板を長手方向および幅方向に交差させたものを用いることもできる。
さらに、実施の形態では、縦方向台脚として、第1の台板の上面の長手方向両端部に配置した例を示したが、この縦方向台脚の位置はこれに限定されるものではなく、差込空間を除いて横方向台脚どうしの間にも配置することもできる。あるいは、第1の台板の上面の長手方向の一端部に配置し、外壁材を積載する場合、外壁材の一端を第1の台板の他方の端部に位置を揃えて配置し、外壁材のもう一方の端部が、この一端に配置した縦方向台脚上に位置するようにしてもよい。
また、実施の形態では、第2の台板(下側台板10)を設けた例を示したが、これは必須ではなく、台板としては上側台板30のみとしてもよい。
さらに、実施の形態では、第1の台脚は、横断木桟を複数長手方向に間隔を空けて併設した例を示したが、これに限定されず、差込空間を有していれば、横断木桟以外のものを用いることもできる。その場合、木製に限らず樹脂など他の素材を用いてもよく、かつ、その形状は、波型のものやL字型のものなどを用いることができる。
また、実施の形態では、第2の台脚は、縦方向台脚としての端部縦方向木桟50の下方に、一対の横断木桟21,22および28,29を配置したものを示したが、これに限定されず、2以上の木桟を配置して、端部縦方向木桟50の支持剛性をさらに高めてもよい。
また、第1の台脚、第2の台脚の、フォーク差込空間(SF1,SF2)は、それぞれ、2爪のフォークを差し込み可能なものを示したが、これに限定されず、4爪のフォークなどの他のフォークを差し込み可能に配置してもよい。
10 下側台板(第2の台板)
20 第1台脚
21〜29 横断木桟(横方向台脚)
30 上側台板(第1の台板)
40 第2台脚
41〜45 横断木桟(横方向台脚)
50 端部縦方向木桟(縦方向台脚)
200 運搬物
A パレット
B 外壁材(運搬物)
L40 間隔
L50 間隔
SF1 フォーク差込空間
SF2 フォーク差込空間

Claims (6)

  1. 運搬物を支持する第1の台板と、
    前記第1の台板の下面に固定され、前記第1の台板を所定の高さに支持する第1の台脚と、
    前記第1の台板の上面に固定され、前記運搬物を前記第1の台板の上面から上方に離間させた状態で支持可能な第2の台脚と、
    を備え、
    前記第1台脚および前記第2の台脚は、フォークリフトのフォークを差し込み可能とする差込空間を備えることを特徴とするパレット。
  2. 請求項1に記載のパレットにおいて、
    前記第1の台脚の下側に、前記第1の台板と並行して第2の台板が固定されていることを特徴とするパレット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のパレットにおいて、
    前記第2の台脚は、前記第1の台板を横断する方向に延在されるとともに、前記第1の台板の長手方向に間隔を空けて並設された複数の横方向台脚と、前記第1の台板の長手方向に延在されるとともに、前記第1の台板を横断する方向に間隔を空けて並設された複数の縦方向台脚と、を備えることを特徴とするパレット。
  4. 請求項3に記載のパレットにおいて、
    前記縦方向台脚は、前記第1の台板の長手方向の両端部に配置され、
    前記横方向台脚は、前記第1の台板の長手方向で前記縦方向台脚に挟まれた位置に配置されていることを特徴とするパレット。
  5. 請求項4に記載のパレットにおいて、
    複数の前記横方向台脚どうしの前記第1の台板の長手方向の間隔と、前記縦方向台脚とそれに隣り合う前記横方向台脚との前記第1の台板の長手方向の間隔と、が略等しく配置されていることを特徴とするパレット。
  6. 請求項4または請求項5に記載のパレットにおいて、
    前記第1の台脚は、前記第1の台板を横断する方向に延在されるとともに、前記第1の台板の長手方向に間隔を空けて並設された複数の横方向台脚を備え、
    前記第2の台脚の前記縦方向台脚は、前記第1の台脚の少なくとも一対の前記横方向台脚の位置に跨って配置されていることを特徴とするパレット。
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