JP2018033033A - 波長選択方法および伝送装置 - Google Patents

波長選択方法および伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】増設した伝送装置が使用する波長を空き波長から選択すること。【解決手段】トランスポンダ113,123は、一芯の光ファイバ101で互いに接続される。また、トランスポンダ113,123は、空き波長を用いて光信号を互いに送信することによりトランスポンダ113,123の間の関係性を決定する。そして、トランスポンダ113,123は、決定した関係性に基づく手順によって、空き波長の光信号を使用して互いに半二重通信を行うことにより、トランスポンダ113,123の間の双方向の光信号の波長を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、波長選択方法および伝送装置に関する。
従来、一芯双方向で通信を行うWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)システムが知られている。一芯双方向のWDMシステムにおいては、たとえば双方向で異なる波長の光信号が用いられる。また、電源投入直後に、事前の取り決めに基づいて自らの送信波長を管理波長に設定して波長割当要求信号を送信するONU(Optical Network Unit)が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2009−182997号公報
しかしながら、上述した従来技術では、たとえば一芯の光伝送路で接続される各伝送装置にそれぞれ同じ種類の伝送装置を増設した場合に、増設した各伝送装置が使用する波長を空き波長から自動的に選択することができないという問題がある。
1つの側面では、本発明は、増設した伝送装置が使用する波長を空き波長から選択することができる波長選択方法および伝送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、一芯の光伝送路で互いに接続される第1伝送装置および第2伝送装置を含むシステムにおいて、前記光伝送路を介した光通信に使用されていない空き波長を用いて前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で光信号を互いに送信することにより、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の関係性を決定し、決定した前記関係性に基づく手順によって、前記空き波長の光信号を使用して前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で半二重通信を行うことにより、前記第1伝送装置が前記第2伝送装置へ送信する光信号の波長と、前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長と、を選択する波長選択方法および伝送装置が提案される。
本発明の一側面によれば、増設した伝送装置が使用する波長を空き波長から選択することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる光通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる光通信装置の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1にかかる光通信装置の使用波長情報および空き波長情報の一例を示す図である。 図4は、実施の形態1にかかる光通信システムにおける処理の一例を示すシーケンス図である。 図5は、実施の形態1にかかる通信波長選択後の通信システムの一例を示す図である。 図6は、実施の形態1にかかる光通信装置の通信波長選択後の使用波長情報および空き波長情報の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1にかかる光通信装置に新たに実装されたトランスポンダによる処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1にかかるトランスポンダによるマスタ側の波長選択処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1にかかるトランスポンダによるスレーブ側の波長選択処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態2にかかる光通信装置の一例を示す図である。 図11は、実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理の一例を示すシーケンス図である。 図12は、実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理の他の一例を示すシーケンス図である。 図13は、実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理のさらに他の一例を示すシーケンス図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる波長選択方法および伝送装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかる光通信システム)
図1は、実施の形態1にかかる光通信システムの一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる光通信システム100は、光通信装置110と、光通信装置120と、光ファイバ101と、を含む。光ファイバ101は、1芯の光ファイバである。光通信装置110,120は、光ファイバ101を介して1芯双方向のWDMによる光通信を行う。
光通信装置110は、たとえば、光サーキュレータ111と、波長選択スイッチ112と、トランスポンダ113(TR)と、光カプラ114と、制御部115と、蓄積部116と、を備える。光サーキュレータ111は、光通信装置120から光ファイバ101を介して送信された各波長の光を波長選択スイッチ112へ出力する。また、光サーキュレータ111は、光カプラ114から出力された光を、光ファイバ101を介して光通信装置120へ送信する。
波長選択スイッチ112は、光サーキュレータ111から出力された各波長の光を分離する。そして、波長選択スイッチ112は、制御部115からの制御により、分離した各波長の光をそれぞれトランスポンダ113のいずれかへ出力する。
トランスポンダ113は、光信号の送信および受信を行う伝送装置である。光通信装置110には複数のトランスポンダ113が実装可能である。トランスポンダ113のそれぞれは、波長選択スイッチ112から出力された光信号を受信する。また、トランスポンダ113のそれぞれは、制御部115からの制御により、光信号を生成して光カプラ114へ出力する。また、光通信装置110に複数のトランスポンダ113が設けられる場合は、複数のトランスポンダ113は、制御部115からの制御により、互いに異なる波長の光信号を生成して光カプラ114へ出力する。
光カプラ114は、トランスポンダ113から出力された各光を合波する。そして、光カプラ114は、合波した光を光サーキュレータ111へ出力する。
制御部115は、波長選択スイッチ112からトランスポンダ113のそれぞれへ出力する光の波長、すなわちトランスポンダ113のそれぞれが受信する光信号の波長を制御する。また、制御部115は、トランスポンダ113が生成する光信号の波長、すなわちトランスポンダ113が送信する光信号の波長を制御する。
蓄積部116は、光通信装置110のトランスポンダ113が光信号の送信および受信に使用している使用波長を特定可能な波長情報を蓄積する。波長情報は、たとえば使用波長を特定可能な情報を直接的に示す情報とすることができる。また、光通信装置110が使用可能な全波長が既知であれば、波長情報は、使用中でない波長を示すことによって間接的に使用波長を示す情報であってもよい。
光通信装置110の構成について説明したが、光通信装置120の構成についても同様である。光通信装置120は、たとえば、光サーキュレータ121と、波長選択スイッチ122と、トランスポンダ123(TR)と、光カプラ124と、制御部125と、蓄積部126と、を備える。光サーキュレータ121、波長選択スイッチ122およびトランスポンダ123は、それぞれ光サーキュレータ111、波長選択スイッチ112およびトランスポンダ113と同様である。光カプラ124、制御部125および蓄積部126は、それぞれ光カプラ114、制御部115および蓄積部116と同様である。
図1に示す例では、光通信装置110には2個のトランスポンダ113(#1,#2)が実装済みであり、2個のトランスポンダ113(#1,#2)がそれぞれ光通信装置120の2個のトランスポンダ123(#1,#2)との間で光通信を行っている。光通信装置110へのトランスポンダ113への実装とは、たとえば、トランスポンダ113を波長選択スイッチ112と接続しトランスポンダ113と波長選択スイッチ112との間で光の入出力が可能な状態とすることである。
また、トランスポンダ123(#1)からトランスポンダ113(#1)への光信号の送信には波長λ1が使用され、トランスポンダ113(#1)からトランスポンダ123(#1)への光信号の送信には波長λ5が使用されている。また、トランスポンダ123(#2)からトランスポンダ113(#2)への光信号の送信には波長λ2が使用され、トランスポンダ113(#2)からトランスポンダ123(#2)への光信号の送信には波長λ6が使用されている。
この場合は、光通信装置110の波長選択スイッチ112は、制御部115からの制御により、波長λ1の光をトランスポンダ113(#1)へ出力し、波長λ2の光をトランスポンダ113(#2)へ出力する。また、光通信装置110のトランスポンダ113(#1)は、制御部115からの制御により、波長λ5の光信号を生成して光カプラ114へ出力する。また、光通信装置110のトランスポンダ113(#2)は、制御部115からの制御により、波長λ6の光信号を生成して光カプラ114へ出力する。
また、光通信装置120の波長選択スイッチ122は、制御部125からの制御により、波長λ5の光をトランスポンダ123(#1)へ出力し、波長λ6の光をトランスポンダ123(#2)へ出力する。また、光通信装置120のトランスポンダ123(#1)は、制御部125からの制御により、波長λ1の光信号を生成して光カプラ124へ出力する。また、光通信装置120のトランスポンダ123(#2)は、制御部125からの制御により、波長λ2の光信号を生成して光カプラ124へ出力する。
この状態において、光通信装置110に新たにトランスポンダ113(#3)を増設し、光通信装置120に新たにトランスポンダ123(#3)を増設し、増設した各トランスポンダの間で光通信を開始させる場合について説明する。トランスポンダの増設とは、たとえばトランスポンダを新たに実装することである。
(実施の形態1にかかる光通信装置)
図2は、実施の形態1にかかる光通信装置の一例を示す図である。光通信装置110の構成について説明するが、光通信装置120の構成についても同様である。また、図2においては図1に示した光通信装置110の構成のうちの波長選択スイッチ112、トランスポンダ113、制御部115および蓄積部116を図示している。
波長選択スイッチ112は、たとえば受信波長選択部221を備える。受信波長選択部221は、制御部115からの受信波長設定により、光通信装置110に設けられたトランスポンダ113のそれぞれについて、光サーキュレータ111から出力された各波長の光のうちのそのトランスポンダ113へ出力する光を切り替える。これにより、光通信装置110に設けられたトランスポンダ113のそれぞれにおける受信波長を選択することができる。受信波長選択部221は、たとえばポートスイッチ等の素子を用いた1入力N出力(N≧2)のWSS(Wavelength Selective Switch)により実現することができる。
トランスポンダ113は、たとえば、波長可変型光送受信部231と、ネゴシエーション部232と、を備える。波長可変型光送受信部231は、波長選択スイッチ112から出力される光信号を受信する。また、波長可変型光送受信部231は、光信号を生成して光カプラ114へ出力する。
また、波長可変型光送受信部231は、制御部115からの送信波長設定により、生成する光信号の波長を切り替える。これにより、トランスポンダ113による送信波長を可変とすることができる。波長可変型光送受信部231の送信部は、出射光の波長が可変のLD(Laser Diode:レーザダイオード)や光変調器により実現することができる。波長可変型光送受信部231の受信部は、PD(Photo Detector)や復調回路により実現することができる。
ネゴシエーション部232は、トランスポンダ113(自装置)の実装時に、トランスポンダ113との間で光通信を行う光通信装置120のトランスポンダ123との間で、その光通信に使用する通信波長を決定するネゴシエーションを行う。通信波長には、トランスポンダ113からトランスポンダ123への光信号の波長と、トランスポンダ123からトランスポンダ113への光信号の波長と、が含まれる。
たとえば、ネゴシエーション部232は、波長可変型光送受信部231を介してトランスポンダ123との間で光通信を行ってネゴシエーションデータを送受信することによりネゴシエーションを行う。ネゴシエーションデータには、一例としては、後述のマスタ/スレーブ選択メッセージ、空き波長メッセージ、共通空き波長メッセージ、ネゴシエーション終了メッセージなどが含まれる。また、ネゴシエーション部232は、たとえば、波長制御部251を介して、蓄積部116に蓄積された波長情報を取得し、取得した波長情報に基づいてネゴシエーションを行う。
また、ネゴシエーション部232は、ネゴシエーションにより決定した通信波長を示すネゴシエーション結果を波長制御部251へ出力する。ネゴシエーション部232は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのデジタル回路により実現することができる。
制御部115は、たとえば波長制御部251を備える。波長制御部251は、受信波長選択部221に対する受信波長設定を行う。また、波長制御部251は、波長可変型光送受信部231に対する送信波長設定を行う。また、波長制御部251は、ネゴシエーション部232から出力されたネゴシエーション結果に基づいてこれらの受信波長設定および送信波長設定を行う。波長制御部251は、たとえばDSPやFPGAなどのデジタル回路により実現することができる。
蓄積部116は、たとえば、上述した波長情報として使用波長情報261および空き波長情報262を蓄積する。使用波長情報261は、トランスポンダ113,123が使用可能な全波長(一例としては波長λ1〜λ8)のうちの光通信装置110が光通信に使用中の波長を示す情報である。空き波長情報262は、トランスポンダ113,123が使用可能な全波長(一例としては波長λ1〜λ8)のうちの光通信装置110が光通信に使用しておらず、かつ使用可能な波長を示す情報である。
所定情報を送信することにより、自装置と他の伝送装置との間の関係性を決定する決定部は、たとえば波長可変型光送受信部231およびネゴシエーション部232により実現することができる。また、決定部により決定された関係性に基づく手順によって他の伝送装置との間で半二重通信を行うことにより通信波長を選択する選択部は、たとえば波長可変型光送受信部231およびネゴシエーション部232により実現することができる。
(実施の形態1にかかる光通信装置の使用波長情報および空き波長情報)
図3は、実施の形態1にかかる光通信装置の使用波長情報および空き波長情報の一例を示す図である。図2に示した蓄積部116には、たとえば図3に示す使用波長情報261および空き波長情報262が蓄積される。
たとえば、光通信装置110に2個のトランスポンダ113(#1,#2)が実装されているとする。また、トランスポンダ113(#1,#2)の受信波長としてそれぞれ波長λ1,λ2が使用されているとする。また、トランスポンダ113(#1,#2)の送信波長としてそれぞれ波長λ5,λ6が使用されているとする。また、トランスポンダ113,123が使用可能な全波長が波長λ1〜λ8であるとする。この場合は、使用波長情報261は、波長λ1,λ2,λ5,λ6を示す。
また、トランスポンダ113,123が対応する波長λ1〜λ8のうちの、使用中の波長λ1,λ2,λ5,λ6を除く波長λ3,λ4,λ7,λ8は、光通信装置110において使用可能な状態であるとする。この場合は、空き波長情報262は波長λ3,λ4,λ7,λ8を示す。ある波長が使用されておらず使用不可な状態とは、たとえば、光サーキュレータ111、波長選択スイッチ112または光カプラ114などの障害によりその波長の光信号を処理できない状態である。
また、トランスポンダ113における送信波長は光通信装置120のトランスポンダ123における受信波長であり、トランスポンダ123における送信波長は光通信装置110のトランスポンダ113における受信波長である。このため、使用されていないが障害等により使用不可な波長がない限り、光通信装置120の蓄積部126に蓄積される使用波長情報および空き波長情報は光通信装置110の蓄積部116に蓄積される使用波長情報261および空き波長情報262と同内容になる。
(実施の形態1にかかる光通信システムにおける処理)
図4は、実施の形態1にかかる光通信システムにおける処理の一例を示すシーケンス図である。実施の形態1にかかる光通信システム100においては、光通信装置110,120にそれぞれ新たなトランスポンダ113,123が実装された場合に、たとえば図4に示す各ステップが実行される。図4に示す各ステップは、たとえば光通信装置110に新たに実装されたトランスポンダ113と、光通信装置120に新たに実装されたトランスポンダ123と、によって実行される。
まず、光通信装置110が、蓄積部116に蓄積された空き波長情報262が示す波長の中からネゴシエーション波長を選択する(ステップS401)。また、光通信装置120が、蓄積部126に蓄積された空き波長情報が示す波長の中からネゴシエーション波長を選択する(ステップS402)。
ネゴシエーション波長は、光通信装置110と光通信装置120との間の光通信に使用する波長を決定するためのネゴシエーションにおいて使用する波長である。ステップS401,S402において、光通信装置110,120は、それぞれの空き波長に基づく同一の選択方法によりネゴシエーション波長を選択する。一例としては、光通信装置110,120は、それぞれ空き波長のうちの最も短波長(たとえば最も若番)の波長をネゴシエーション波長として選択する。
たとえば、光通信装置110の蓄積部116に蓄積された空き波長情報が図2に示した空き波長情報262であり、光通信装置120の蓄積部126に蓄積された空き波長情報も空き波長情報262と同じであるとする。この場合に、光通信装置110,120のそれぞれは、空き波長である波長λ3,λ4,λ7,λ8のうちの最も短波長の波長λ3をネゴシエーション波長として選択する。
つぎに、光通信装置110が、ステップS401によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、マスタ/スレーブ選択メッセージをランダムな時間間隔で繰り返し送信する(ステップS403)。ステップS403において光通信装置110が送信するマスタ/スレーブ選択メッセージは、マスタおよびスレーブの選択用のキーを格納した光信号である。選択用のキーとしては、たとえば、光通信装置110や光通信装置110に新たに実装されたトランスポンダの固有値(識別子)を用いることができる。固有値としては、たとえば、MAC(Media Access Control:メディアアクセス制御)アドレスや製造番号などを用いることができる。
また、光通信装置120が、ステップS402によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、マスタ/スレーブ選択メッセージをランダムな時間間隔で繰り返し送信する(ステップS404)。ステップS404において光通信装置120が送信するマスタ/スレーブ選択メッセージは、マスタおよびスレーブの選択用のキーを格納した光信号である。選択用のキーとしては、たとえば、光通信装置120や光通信装置120に新たに実装されたトランスポンダのMACアドレスや製造番号等の固有値を用いることができる。
つぎに、光通信装置110は、ステップS404により光通信装置120から受信したマスタ/スレーブ選択メッセージが示すキーと自装置のキーとを比較することにより自装置がマスタおよびスレーブのいずれであるかを判断する(ステップS405)。また、光通信装置120は、ステップS403により光通信装置110から受信したマスタ/スレーブ選択メッセージが示すキーと自装置のキーとを比較することにより自装置がマスタおよびスレーブのいずれであるかを判断する(ステップS406)。
ステップS405,S406におけるキーの比較結果に基づく自装置がマスタおよびスレーブのいずれであるかの判断は、光通信装置110,120において共通の判断方法を用いて行われる。一例としては、光通信装置110,120のそれぞれは、自装置のキーと対向トランスポンダのキーとの間の大小比較を行う。そして、光通信装置110,120のそれぞれは、自装置のキーが対向トランスポンダのキーより大きい場合は自装置がマスタであると判断し、自装置のキーが対向トランスポンダのキーより小さい場合は自装置がスレーブであると判断する。
図4に示す例では、光通信装置110のキーが光通信装置120のキーより大きく、ステップS405,S406において、光通信装置110がマスタであり、光通信装置120がスレーブであると判断されたとする。
つぎに、マスタである光通信装置110が、ステップS401によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、空き波長メッセージを光通信装置120へ送信する(ステップS407)。空き波長メッセージは、光通信装置110において使用されておらず使用可能な空き波長を示す情報である。たとえば、光通信装置110の蓄積部116に蓄積された空き波長情報が図3に示した空き波長情報262である場合は、光通信装置110は、空き波長である波長λ3,λ4,λ7,λ8を示す空き波長メッセージを光通信装置120へ送信する。
つぎに、スレーブである光通信装置120が、ステップS407により受信した空き波長メッセージが示す空き波長と、光通信装置120において使用されておらず使用可能な空き波長と、において共通する共通空き波長を特定する(ステップS408)。つぎに、光通信装置120が、ステップS402によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、ステップS408により特定した共通空き波長を示す共通空き波長メッセージを光通信装置110へ送信する(ステップS409)。図4に示す例では、光通信装置110,120の共通空き波長は波長λ3,λ4,λ7,λ8であるとする。
つぎに、光通信装置110が、ステップS409により受信した共通空き波長メッセージが示す共通空き波長の中から、光通信装置110,120に新たに実装された各トランスポンダの間の光通信に使用する通信波長を選択する(ステップS410)。図4に示す例では、光通信装置110は、共通空き波長である波長λ3,λ4,λ7,λ8の中から、光通信装置110の送信側の通信波長として波長λ7を選択し、光通信装置110の受信側の通信波長として波長λ3を選択したとする。
つぎに、光通信装置110が、ステップS401によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、ステップS410により選択した通信波長を示す通信波長メッセージを光通信装置120へ送信する(ステップS411)。つぎに、光通信装置120が、ステップS411により通信波長メッセージを受信すると、ステップS402によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、ネゴシエーション終了メッセージを光通信装置110へ送信する(ステップS412)。
つぎに、光通信装置110が、新たに実装されたトランスポンダ113により、光通信装置120に新たに実装されたトランスポンダ123との間で、ステップS410により選択した通信波長を用いて光通信を開始する(ステップS413)。図4に示す例では、光通信装置110は、送信側の通信波長として波長λ7を使用し、受信側の通信波長として波長λ3を使用して光通信を開始する。
また、光通信装置120が、実装されたトランスポンダ123により、光通信装置110に実装されたトランスポンダ113との間で、ステップS411により受信した通信波長メッセージが示す通信波長を用いて光通信を開始する(ステップS414)。図4に示す例では、光通信装置120は、送信側の通信波長として波長λ3を使用し、受信側の通信波長として波長λ7を使用して光通信を開始する。
(実施の形態1にかかる通信波長選択後の通信システム)
図5は、実施の形態1にかかる通信波長選択後の通信システムの一例を示す図である。図5において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図4に示したように、トランスポンダ113(#3)からトランスポンダ123(#3)への光通信の通信波長として波長λ7が選択され、トランスポンダ123(#3)からトランスポンダ113(#3)への光通信の通信波長として波長λ7が選択されたとする。この場合は、光通信システム100は図5に示す状態になる。
すなわち、波長選択スイッチ112は、制御部115からの受信波長設定により、分離した各波長の光のうち波長λ3の光をトランスポンダ113(#3)へ出力する。これにより、トランスポンダ123(#3)からの光信号をトランスポンダ113(#3)に受信させることができる。また、トランスポンダ113(#3)は、制御部115からの送信波長設定により、トランスポンダ123(#3)への光信号として波長λ7の光信号を生成して光カプラ114へ出力する。これにより、トランスポンダ113(#3)からトランスポンダ123(#3)への光信号を光通信装置120へ送信することができる。
また、波長選択スイッチ122は、制御部125からの受信波長設定により、分離した各波長の光のうち波長λ7の光をトランスポンダ123(#3)へ出力する。これにより、トランスポンダ113(#3)からの光信号をトランスポンダ123(#3)に受信させることができる。また、トランスポンダ123(#3)は、制御部125からの送信波長設定により、トランスポンダ113(#3)への光信号として波長λ3の光信号を生成して光カプラ124へ出力する。これにより、トランスポンダ123(#3)からトランスポンダ113(#3)への光信号を光通信装置110へ送信することができる。
(実施の形態1にかかる光通信装置の通信波長選択後の使用波長情報および空き波長情報)
図6は、実施の形態1にかかる光通信装置の通信波長選択後の使用波長情報および空き波長情報の一例を示す図である。図4,図5に示したように、トランスポンダ113(#3)からトランスポンダ123(#3)への光通信の通信波長として波長λ7が選択されたとする。また、トランスポンダ123(#3)からトランスポンダ113(#3)への光通信の通信波長として波長λ3が選択されたとする。
この場合は、図2に示した蓄積部116には、たとえば図6に示す使用波長情報261および空き波長情報262が蓄積される。たとえば、使用波長情報261は、波長λ1,λ2,λ3,λ5,λ6,λ7を示す。
また、トランスポンダ113,123が対応する波長λ1〜λ8のうちの、使用中の波長λ1,λ2,λ3,λ5,λ6,λ7を除く波長λ4,λ8は、光通信装置110において使用可能な状態であるとする。この場合は、空き波長情報262は波長λ4,λ8を示す。また、光通信装置120において使用されていないが障害等により使用不可な波長がない場合は、光通信装置120の蓄積部126に蓄積される使用波長情報および空き波長情報は使用波長情報261および空き波長情報262と同内容になる。
(実施の形態1にかかる光通信装置に新たに実装されたトランスポンダによる処理)
図7は、実施の形態1にかかる光通信装置に新たに実装されたトランスポンダによる処理の一例を示すフローチャートである。光通信装置110に実装されたトランスポンダ113(#3)による処理について説明するが、光通信装置110に実装される他のトランスポンダ113や、光通信装置120に新たに実装されるトランスポンダ123による処理についても同様である。
トランスポンダ113(#3)は、光通信装置110に新たに実装されると、たとえば図7に示す各ステップを実行する。図7に示す各ステップは、たとえばトランスポンダ113(#3)のネゴシエーション部232により実行される。また、図7に示す各ステップは、トランスポンダ113(#3)が実装されることにより自動的に開始されてもよいし、トランスポンダ113(#3)の実装後に管理者からの指示が入力されることによって開始されてもよい。
まず、トランスポンダ113(#3)は、自装置が通信に使用する通信波長が選択済みであるか否かを判断する(ステップS701)。通信波長が選択済みである場合とは、たとえば自装置の通信波長が手動で設定されている場合などである。通信波長が選択済みである場合(ステップS701:Yes)は、トランスポンダ113(#3)は、ステップS710へ移行する。
ステップS701において、通信波長が選択済みでない場合(ステップS701:No)は、トランスポンダ113(#3)は、通信波長を選択するためのネゴシエーションを行う。まず、トランスポンダ113(#3)は、自装置が実装された光通信装置(光通信装置110)の空き波長情報を取得し、取得した空き波長情報が示す空き波長の中からネゴシエーション波長を選択する(ステップS702)。たとえば、トランスポンダ113(#3)は、制御部115の波長制御部251を介して蓄積部116の空き波長情報262を取得する。
空き波長の中からのネゴシエーション波長の選択は、光通信装置110,120に実装されるトランスポンダ113,123のそれぞれにおいて共通の選択方法を用いて行われる。一例としては、光通信装置110,120に実装されるトランスポンダ113,123のそれぞれは、自装置が実装された光通信装置の空き波長のうちの最も短波長(たとえば最も若番)の波長をネゴシエーション波長として選択する。ネゴシエーション波長は、送信波長および受信波長として用いられる1つの波長である。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ステップS702によって選択したネゴシエーション波長を自装置の送信波長および受信波長に設定する(ステップS703)。たとえば、トランスポンダ113(#3)のネゴシエーション部232は、制御部115の波長制御部251を介して、トランスポンダ113(#3)の波長可変型光送受信部231の送信波長をネゴシエーション波長とする送信波長設定を行う。ただし、ネゴシエーション部232は、波長制御部251を介さずに、波長可変型光送受信部231の送信波長をネゴシエーション波長とする送信波長設定を行ってもよい。
また、トランスポンダ113(#3)のネゴシエーション部232は、制御部115の波長制御部251を介して、波長選択スイッチ112がトランスポンダ113(#3)へ出力する光の波長をネゴシエーション波長とする受信波長設定を行う。ただし、ネゴシエーション部232は、波長制御部251を介さずに、波長選択スイッチ112がトランスポンダ113(#3)へ出力する光の波長をネゴシエーション波長とする受信波長設定を行ってもよい。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ステップS703により送信波長として設定したネゴシエーション波長により、マスタおよびスレーブの選択用のキーを示すマスタ/スレーブ選択メッセージを送信する(ステップS704)。選択用のキーとしては、たとえば、自装置が実装された光通信装置(光通信装置110)や自装置の固有値(識別子)を用いることができる。固有値としては、たとえば、MACアドレスや製造番号などを用いることができる。ステップS704により送信されたマスタ/スレーブ選択メッセージは、光カプラ114および光サーキュレータ111を介して光通信装置120へ送信される。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ランダムな時間内に、ステップS703により受信波長として設定したネゴシエーション波長により対向トランスポンダからのマスタ/スレーブ選択メッセージを正常に受信したか否かを判断する(ステップS705)。ランダムな時間内は、たとえばステップS704からのランダムな時間内である。また、ランダムな時間は、たとえばステップS704からステップS705へ移行するごとにランダムに決定される時間である。トランスポンダ113(#3)の対向トランスポンダは、たとえば光通信装置120に新たに実装されたトランスポンダ123(#3)である。正常に受信とは、たとえば誤りなく復号できることである。
ステップS705において、ランダムな時間内にマスタ/スレーブ選択メッセージを正常に受信していない場合(ステップS705:No)は、トランスポンダ113(#3)は、ステップS704へ戻る。ランダムな時間内にマスタ/スレーブ選択メッセージを正常に受信した場合(ステップS705:Yes)は、トランスポンダ113(#3)は、ステップS706へ移行する。すなわち、トランスポンダ113(#3)は、受信したマスタ/スレーブ選択メッセージが示すキーと、ステップS704により送信したマスタ/スレーブ選択メッセージが示すキーと、を比較する(ステップS706)。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ステップS706によるキーの比較結果に基づいて、自装置がマスタであるか否かを判断する(ステップS707)。キーの比較結果に基づく自装置がマスタであるか否かの判断は、光通信装置110,120に実装されるトランスポンダ113,123のそれぞれにおいて共通の判断方法を用いて行われる。
一例としては、光通信装置110,120に実装されるトランスポンダ113,123のそれぞれは、自装置のキーと対向トランスポンダのキーとの間の大小比較を行う。そして、トランスポンダ113,123のそれぞれは、自装置のキーが対向トランスポンダのキーより大きい場合は自装置がマスタであると判断し、自装置のキーが対向トランスポンダのキーより小さい場合は自装置がスレーブであると判断する。
ステップS707において、自装置がマスタである場合(ステップS707:Yes)は、トランスポンダ113(#3)は、通信波長を選択するためのマスタ側の波長選択処理を行い(ステップS708)、ステップS710へ移行する。ステップS708におけるマスタ側の波長選択処理については後述する(たとえば図8参照)。
ステップS707において、自装置がマスタでない場合(ステップS707:No)は、トランスポンダ113(#3)は、通信波長を選択するためのスレーブ側の波長選択処理を行い(ステップS709)、ステップS710へ移行する。ステップS709におけるスレーブ側の波長選択処理については後述する(たとえば図9参照)。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、波長選択スイッチ112および自装置(トランスポンダ)に通信波長を設定する(ステップS710)。たとえば、トランスポンダ113(#3)のネゴシエーション部232は、制御部115の波長制御部251を介して、波長選択スイッチ112がトランスポンダ113(#3)へ受信側の通信波長の光を出力するように受信波長設定を行う。また、トランスポンダ113(#3)のネゴシエーション部232は、制御部115の波長制御部251を介して、トランスポンダ113(#3)の波長可変型光送受信部231が送信側の通信波長の光信号を送信するように送信波長設定を行う。
ステップS701からステップS710へ移行した場合は、ステップS710において設定される通信波長は選択済みの通信波長である。ステップS708からステップS710へ移行した場合は、ステップS710において設定される通信波長はステップS708により選択された通信波長である。ステップS709からステップS710へ移行した場合は、ステップS710において設定される通信波長はステップS709により選択された通信波長である。
つぎに、制御部115は、ステップS710により設定した通信波長を用いて対向トランスポンダとの間で光通信を開始し(ステップS711)、トランスポンダ実装時の一連の処理を終了する。
(実施の形態1にかかるトランスポンダによるマスタ側の波長選択処理)
図8は、実施の形態1にかかるトランスポンダによるマスタ側の波長選択処理の一例を示すフローチャートである。図7に示したステップS708において、トランスポンダ113(#3)は、マスタ側の波長選択処理として、たとえば図8に示す各ステップを実行する。
まず、トランスポンダ113(#3)は、所定の最大時間内にネゴシエーション波長のマスタ/スレーブ選択メッセージを受信したか否かを判断する(ステップS801)。所定の最大時間は、たとえばステップS801へ移行してからの所定時間である。最大時間内にマスタ/スレーブ選択メッセージを受信した場合(ステップS801:Yes)は、スレーブとなるべき対向トランスポンダがまだスレーブ側の波長選択処理を開始していないと判断することができる。この場合は、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長のマスタ/スレーブ選択メッセージを再度送信し(ステップS802)、ステップS801へ戻る。
ステップS801において、最大時間内にマスタ/スレーブ選択メッセージを受信していない場合(ステップS801:No)は、スレーブとなるべき対向トランスポンダがスレーブ側の波長選択処理を開始したと判断することができる。この場合は、トランスポンダ113(#3)は、自装置が実装された光通信装置(光通信装置110)において使用されておらずかつ使用可能な空き波長を示す空き波長メッセージをネゴシエーション波長により送信する(ステップS803)。たとえば、トランスポンダ113(#3)のネゴシエーション部232は、制御部115の波長制御部251を介して空き波長情報262を取得し、取得した空き波長情報262に基づく空き波長メッセージを送信する。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、対向トランスポンダからの共通空き波長メッセージを受信したか否かを判断し(ステップS804)、共通空き波長メッセージを受信するまで待つ(ステップS804:Noのループ)。ステップS804において、共通空き波長メッセージを受信すると(ステップS804:Yes)、トランスポンダ113(#3)は、受信した共通空き波長メッセージが示す共通空き波長の中から通信波長を選択する(ステップS805)。ステップS805によって選択される通信波長には、トランスポンダ113(#3)の送信側の通信波長とトランスポンダ113(#3)の受信側の通信波長が含まれる。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ステップS805により選択した通信波長を示す通信波長メッセージをネゴシエーション波長により送信する(ステップS806)。つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長によりネゴシエーション終了メッセージを受信したか否かを判断し(ステップS807)、ネゴシエーション終了メッセージを受信するまで待つ(ステップS807:Noのループ)。
ステップS807において、ネゴシエーション終了メッセージを受信すると(ステップS807:Yes)、トランスポンダ113(#3)は、自装置の使用波長情報261および空き波長情報262を更新し(ステップS808)、一連の波長選択処理を終了する。ステップS808において、トランスポンダ113(#3)は、たとえば、ステップS805により選択した通信波長を使用波長情報261に追加し、ステップS805により選択した通信波長を空き波長情報262から除外する。
また、トランスポンダ113(#3)は、ステップS805において通信波長を選択できなかった場合は、波長選択できないことを示すメッセージをネゴシエーション波長により送信し、動作を停止してもよい。通信波長を選択できなかった場合は、たとえば、共通空き波長メッセージが示す共通空き波長が2つ未満であった場合である。また、この場合に、トランスポンダ113(#3)は、波長選択できないことを示す警報を光通信装置110の管理者に出力してもよい。
(実施の形態1にかかるトランスポンダによるスレーブ側の波長選択処理)
図9は、実施の形態1にかかるトランスポンダによるスレーブ側の波長選択処理の一例を示すフローチャートである。図7に示したステップS709において、トランスポンダ113(#3)は、スレーブ側の波長選択処理として、たとえば図9に示す各ステップを実行する。
まず、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長によりマスタ/スレーブ選択メッセージを受信したか否かを判断する(ステップS901)。マスタ/スレーブ選択メッセージを受信した場合(ステップS901:Yes)は、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長によりマスタ/スレーブ選択メッセージを送信し(ステップS902)、ステップS901へ戻る。
ステップS901において、マスタ/スレーブ選択メッセージを受信していない場合(ステップS901:No)は、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長により空き波長メッセージを受信したか否かを判断する(ステップS903)。空き波長メッセージを受信していない場合(ステップS903:No)は、トランスポンダ113(#3)は、ステップS901へ戻る。
ステップS903において、空き波長メッセージを受信した場合(ステップS903:Yes)は、トランスポンダ113(#3)は、ステップS904へ移行する。すなわち、トランスポンダ113(#3)は、自装置の空き波長と、受信した空き波長メッセージが示す対向トランスポンダの空き波長と、を比較し、各空き波長に共通する共通空き波長を特定する(ステップS904)。つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ステップS904により特定した共通空き波長を示す共通空き波長メッセージをネゴシエーション波長により送信する(ステップS905)。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長により通信波長メッセージを受信したか否かを判断し(ステップS906)、通信波長メッセージを受信するまで待つ(ステップS906:Noのループ)。通信波長メッセージを受信すると(ステップS906:Yes)、トランスポンダ113(#3)は、ネゴシエーション波長によりネゴシエーション終了メッセージを送信する(ステップS907)。
つぎに、トランスポンダ113(#3)は、自装置の使用波長情報261および空き波長情報262を更新し(ステップS908)、一連の波長選択処理を終了する。ステップS908において、トランスポンダ113(#3)は、たとえば、ステップS906において受信した通信波長メッセージが示す通信波長を使用波長情報261に追加する。また、トランスポンダ113(#3)は、たとえば、ステップS906において受信した通信波長メッセージが示す通信波長を空き波長情報262から除外する。
また、トランスポンダ113(#3)は、たとえばステップS906において波長選択できないことを示すメッセージを受信した場合は、動作を停止してもよい。また、この場合に、トランスポンダ113(#3)は、波長選択できないことを示す警報を光通信装置110の管理者に出力してもよい。
図9に示したように、トランスポンダ113(#3)は、自装置がスレーブになった場合は、自発的な光信号の送信は行わず、マスタとなった対向トランスポンダから受信した光信号に応じて光信号を送信する。
このように、実施の形態1によれば、一芯の光伝送路(光ファイバ101)で互いに接続される各伝送装置(トランスポンダ)が、空き波長の光信号を使用して所定情報を互いに送信することにより各伝送装置の間の関係性を決定することができる。そして、各伝送装置が、決定した関係性に基づく手順によって、空き波長の光信号を使用して半二重通信を行うことにより、各伝送装置の間の双方向の光信号の使用波長を選択することができる。このため、たとえば増設した伝送装置が同じ種類の伝送装置であっても、増設した伝送装置が使用する波長を空き波長から自動的に選択することができる。
たとえば、各伝送装置は、それぞれ自装置の固有値に応じた所定情報を送信し、自装置から送信した所定情報と自装置が受信した所定情報との比較結果に基づいて各伝送装置の間の関係性を決定する。これにより、各伝送装置の各固有値に応じた所定情報の比較結果に基づいて各伝送装置の間の関係性を決定して半二重通信を行うことができる。
また、各伝送装置は、それぞれ所定情報をランダムな時間間隔により繰り返し送信する。これにより、各伝送装置が同一の空き波長の光信号により所定情報を送信するタイミングが重なっても、互いにランダムな時間経過後に所定情報の送信をやり直すことができる。これにより、各伝送装置の間の関係性が決定される前において、各伝送装置が互いの所定情報を受信することが可能になる。
また、上述した関係性は、たとえば、各伝送装置のうちのいずれが第1装置(マスタ)でありいずれが第2装置(スレーブ)であるかの関係性とすることができる。この場合に、第1装置となった伝送装置は、第2装置となった伝送装置へ空き波長の光信号を送信する。第2装置となった伝送装置は、第1装置となった伝送装置から光信号を受信した場合に、空き波長の光信号を第1装置となった伝送装置へ送信する。これにより、各伝送装置の間で同一の空き波長を用いた半二重通信を行うことができる。
また、各伝送装置は、光伝送路(光ファイバ101)を介した光通信に使用されていない各波長の中から互いに同一の選択方法によって所定情報の送信および半二重通信に用いる空き波長を選択する。これにより、各伝送装置が同一の空き波長を選択して所定情報の送受信および半二重通信を行うことが可能になる。
また、各伝送装置の間の半二重通信において、各伝送装置のうちの少なくとも一方の伝送装置は他方の伝送装置へ自装置が使用可能な波長を示す波長情報を送信する。そして、他方の伝送装置は、一方の伝送装置から受信した波長情報が示す波長と自装置が使用可能な波長とにおける共通の波長の中から各伝送装置の間の双方向の光信号の使用波長を選択する。これにより、各伝送装置のうちの少なくとも一方で使用できない波長を使用波長として選択することを回避することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2について、実施の形態1と異なる部分について説明する。実施の形態1においては実装されたトランスポンダ113,123が主体となってネゴシエーションを行う構成について説明したが、実施の形態2においては制御部115,125が主体となってネゴシエーションを行う構成について説明する。
(実施の形態2にかかる光通信装置)
図10は、実施の形態2にかかる光通信装置の一例を示す図である。図10において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、実施の形態2にかかる光通信装置110においては、ネゴシエーションを実行するネゴシエーション部232が制御部115に設けられている。
この場合における、ネゴシエーション部232による処理は、実施の形態1にかかるネゴシエーション部232による処理と同様である。たとえば、図7〜図9に示した各ステップは、波長制御部251に設けられたネゴシエーション部232が、トランスポンダ113に設けられた波長可変型光送受信部231を制御することによって実行する。
図10に示す構成によれば、トランスポンダ113のそれぞれにネゴシエーション部232を設けなくても、光通信装置110にネゴシエーション部232を設けることによってトランスポンダ113のそれぞれのネゴシエーションを行うことができる。光通信装置110の構成について説明したが、光通信装置120の構成についても同様である。
このように、実施の形態2によれば、各光通信装置が、それぞれに増設された各伝送装置の間で空き波長の光信号を使用して所定情報を互いに送信することにより、各伝送装置の間の関係性を決定することができる。そして、各光通信装置が、決定した関係性に基づく手順によって、各伝送装置の間で空き波長の光信号を使用して半二重通信を行うことにより、各伝送装置の間の双方向の光信号の使用波長を選択することができる。このため、実施の形態1と同様に、増設した伝送装置が使用する波長を空き波長から自動的に選択することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3について、実施の形態1,2と異なる部分について説明する。実施の形態1,2においては、マスタが空き波長メッセージをスレーブへ送信し、スレーブが共通空き波長メッセージをマスタへ送信し、マスタが通信波長を選択して通信波長メッセージをスレーブへ送信する構成について説明したが、このような構成に限らない。実施の形態3においてはマスタとスレーブによる処理の他の例について説明する。
(実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理)
図11は、実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理の一例を示すシーケンス図である。実施の形態3にかかる光通信システムにおいては、光通信装置110,120にそれぞれ新たなトランスポンダ113,123が実装された場合に、たとえば図11に示す各ステップが実行される。
図11に示すステップS1101〜S1108は、図4に示したステップS401〜S408と同様である。ステップS1108のつぎに、スレーブである光通信装置120が、ステップS1108により特定した共通空き波長の中から、光通信装置110,120に新たに実装された各トランスポンダの間の光通信に使用する通信波長を選択する(ステップS1109)。
つぎに、光通信装置120が、ステップS1102によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、ステップS1109により選択した通信波長を示す通信波長メッセージを光通信装置110へ送信する(ステップS1110)。つぎに、光通信装置110が、ステップS1110により通信波長メッセージを受信すると、ステップS1101によりネゴシエーション波長として選択した波長λ3により、ネゴシエーション終了メッセージを光通信装置120へ送信する(ステップS1111)。
図11に示すステップS1112,S1113は、図4に示したステップS413,S414と同様である。ステップS1112において、光通信装置110は、ステップS1110により受信した通信波長メッセージが示す通信波長を用いて光通信を開始する。また、ステップS1113において、光通信装置120は、ステップS1109により選択した通信波長を用いて光通信を開始する。
図11に示したように、スレーブが共通空き波長に基づいて通信波長を選択して通信波長メッセージをマスタへ送信する構成としてもよい。すなわち、通信波長はマスタおよびスレーブのいずれかが選択すればよい。
図12は、実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理の他の一例を示すシーケンス図である。実施の形態3にかかる光通信システムにおいては、光通信装置110,120にそれぞれ新たなトランスポンダ113,123が実装された場合に、たとえば図12に示す各ステップが実行されてもよい。
図12に示すステップS1201〜S1206は、図4に示したステップS401〜S406と同様である。ステップS1206のつぎに、光通信装置110が、空き波長メッセージの送信を要求する空き波長要求メッセージをネゴシエーション波長により光通信装置120へ送信する(ステップS1207)。
つぎに、光通信装置120が、空き波長メッセージをネゴシエーション波長により光通信装置110へ送信する(ステップS1208)。つぎに、光通信装置110が、ステップS1208により受信した空き波長メッセージが示す空き波長と、光通信装置110において使用されておらず使用可能な空き波長と、において共通する共通空き波長を特定する(ステップS1209)。
つぎに、光通信装置110が、ステップS1209により特定した共通空き波長の中から、光通信装置110,120に新たに実装された各トランスポンダの間の光通信に使用する通信波長を選択する(ステップS1210)。図12に示すステップS1211〜S1214は、図4に示したステップS411〜S414と同様である。
図12に示したように、マスタがスレーブに空き波長メッセージを要求し、スレーブが空き波長メッセージをマスタへ送信し、マスタが共通空き波長を特定する構成としてもよい。また、図12に示した例において、光通信装置110が特定した共通空き波長メッセージを光通信装置120へ送信し、図11に示したように光通信装置120が通信波長を選択する構成としてもよい。
図13は、実施の形態3にかかる光通信システムにおける処理のさらに他の一例を示すシーケンス図である。実施の形態3にかかる光通信システムにおいては、光通信装置110,120にそれぞれ新たなトランスポンダ113,123が実装された場合に、たとえば図13に示す各ステップが実行されてもよい。
図13に示すステップS1301〜S1306は、図4に示したステップS401〜S406と同様である。ステップS1306のつぎに、光通信装置110が、自装置の空き波長の中から通信波長を選択する(ステップS1307)。図13に示すステップS1308〜S1311は、図4に示したステップS411〜S414と同様である。
図13に示したように、空き波長メッセージの送信、共通空き波長の特定および共通空き波長メッセージの送信を省いた構成としてもよい。上述した障害等により使用できない波長がなければ、光通信装置110,120における空き波長は同一であるため、このような選択方法でも光通信装置110,120の共通空き波長の中から通信波長を選択することができる。
実施の形態3に示したように、マスタおよびスレーブが決定した後の通信波長を設定する処理は、マスタおよびスレーブの決定結果に基づく手順による半二重通信を用いた各種の処理とすることができる。
以上説明したように、波長選択方法および伝送装置によれば、増設した伝送装置が使用する波長を空き波長から選択することができる。
たとえば、従来、AWG(Arrayed Waveguide Grating:アレイ導波路格子)などの固定波長フィルタを用いたWDMシステムが用いられている。このようなWDMシステムにおいては、たとえば固定波長フィルタとトランスポンダとの間を光バックボードにより接続しており、トランスポンダの搭載位置により使用可能な波長が一意に決定される。
このようなWDMシステムを立ち上げる際には、波長が衝突しないように使用波長を選択することを要する。このため、WDMシステムにおいてはトランスポンダの波長選択を自動で行いたいというニーズがある。波長を選択する方法として、可変波長型の光モジュールを用いて使用者が明示的に波長を選択する方式があるが、初期立上げ時や増設時に使用者の手を介在することを要する。
また、波長選択の波長ごとに複数の異なるトランスポンダを用意する方式がある。また、可変波長型の光モジュールを用いてトランスポンダの搭載位置により波長を自動選択する方式がある。この波長を自動選択する方式においては、双方向の光信号の波長の衝突を回避するために、送受信が可能な波長の組み合わせが異なる複数種類のトランスポンダを用いることを要する。または、OSC(Optical Supervisor Channel:監視専用チャネル)など、各トランスポンダの間の双方向の光信号の波長を選択するネゴシエーション用の波長を設定することを要する。
一方、1種類のトランスポンダを用いる場合は、対向して実装された各トランスポンダは対等であり通信の手順が定まらないため、各トランスポンダの間の双方向の光信号の波長を衝突しないように選択することができなかった。
これに対して、上述した各実施の形態によれば、対向して実装された各トランスポンダの間で固有に基づく所定情報を送受信して決定した関係性に基づく手順により各トランスポンダの間で半二重通信を行うことができる。この半二重通信により、対向して実装された各トランスポンダの間の双方向の光信号の波長を自動的に選択することが可能になる。このため、1種類のトランスポンダを用い、かつネゴシエーション用の波長を設定しない場合においても、対向して実装された各トランスポンダの間の双方向の光信号の波長を衝突しないように自動的に選択することができる。
また、たとえば実装された各トランスポンダの波長を選択するネゴシエーションを運用中のトランスポンダが行う構成と比べて、運用中のトランスポンダの通信に影響を与えずに、実装された各トランスポンダの波長を選択することができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)一芯の光伝送路で互いに接続される第1伝送装置および第2伝送装置を含むシステムにおける波長選択方法であって、
前記光伝送路を介した光通信に使用されていない空き波長を用いて前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で光信号を互いに送信することにより、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の関係性を決定し、
決定した前記関係性に基づく手順によって、前記空き波長の光信号を使用して前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で半二重通信を行うことにより、前記第1伝送装置が前記第2伝送装置へ送信する光信号の波長と、前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長と、を選択する、
ことを特徴とする波長選択方法。
(付記2)前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間でそれぞれ自装置の固有値に応じた所定情報を示す前記光信号を互いに送受信し、前記第1伝送装置および前記第2伝送装置のそれぞれの前記固有値に応じた前記所定情報の比較結果に基づいて前記関係性を決定することを特徴とする付記1に記載の波長選択方法。
(付記3)前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で互いに前記光信号をそれぞれランダムな時間間隔により繰り返し送信することを特徴とする付記1または2に記載の波長選択方法。
(付記4)前記関係性は、前記第1伝送装置および前記第2伝送装置のうちのいずれが第1装置でありいずれが第2装置であるかの関係性であり、
前記第1装置が前記第2装置へ前記空き波長の光信号を送信し、前記第2装置が前記第1装置から前記光信号を受信した場合に前記空き波長の光信号を前記第1装置へ送信することにより前記半二重通信を行う、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の波長選択方法。
(付記5)前記光伝送路を介した光通信に使用されていない各波長の中から互いに同一の選択方法によって前記空き波長を選択することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の波長選択方法。
(付記6)前記半二重通信において、前記第1伝送装置および前記第2伝送装置のうちの少なくとも一方の伝送装置が他方の伝送装置へ自装置が使用可能な波長を示す波長情報を送信し、前記他方の伝送装置が、前記一方の伝送装置から受信した前記波長情報が示す波長と自装置が使用可能な波長とにおける共通の波長の中から、前記第1伝送装置が前記第2伝送装置へ送信する光信号の波長と、前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長と、を選択することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の波長選択方法。
(付記7)前記他方の伝送装置が、選択した前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長と前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長とを示す波長情報を前記一方の伝送装置へ送信することを特徴とする付記6に記載の波長選択方法。
(付記8)一芯の光伝送路で他の伝送装置と接続される伝送装置であって、
前記光伝送路を介した光通信に使用されていない空き波長を用いて前記他の伝送装置との間で光信号を互いに送信することにより、自装置と前記他の伝送装置との間の関係性を決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記関係性に基づく手順によって、前記空き波長を用いて前記他の伝送装置との間で半二重通信を行うことにより、自装置が前記他の伝送装置へ送信する光信号の波長を選択する選択部と、
を備えることを特徴とする伝送装置。
100 光通信システム
101 光ファイバ
110,120 光通信装置
111,121 光サーキュレータ
112,122 波長選択スイッチ
113,123 トランスポンダ
114,124 光カプラ
115,125 制御部
116,126 蓄積部
221 受信波長選択部
231 波長可変型光送受信部
232 ネゴシエーション部
251 波長制御部
261 使用波長情報
262 空き波長情報

Claims (4)

  1. 一芯の光伝送路で互いに接続される第1伝送装置および第2伝送装置を含むシステムにおける波長選択方法であって、
    前記光伝送路を介した光通信に使用されていない空き波長を用いて前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で光信号を互いに送信することにより、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の関係性を決定し、
    決定した前記関係性に基づく手順によって、前記空き波長の光信号を使用して前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で半二重通信を行うことにより、前記第1伝送装置が前記第2伝送装置へ送信する光信号の波長と、前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長と、を選択する、
    ことを特徴とする波長選択方法。
  2. 前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間で互いに前記光信号をそれぞれランダムな時間間隔により繰り返し送信することを特徴とする請求項1に記載の波長選択方法。
  3. 前記半二重通信において、前記第1伝送装置および前記第2伝送装置のうちの少なくとも一方の伝送装置が他方の伝送装置へ自装置が使用可能な波長を示す波長情報を送信し、前記他方の伝送装置が、前記一方の伝送装置から受信した前記波長情報が示す波長と自装置が使用可能な波長とにおける共通の波長の中から、前記第1伝送装置が前記第2伝送装置へ送信する光信号の波長と、前記第2伝送装置が前記第1伝送装置へ送信する光信号の波長と、を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の波長選択方法。
  4. 一芯の光伝送路で他の伝送装置と接続される伝送装置であって、
    前記光伝送路を介した光通信に使用されていない空き波長を用いて前記他の伝送装置との間で光信号を互いに送信することにより、自装置と前記他の伝送装置との間の関係性を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記関係性に基づく手順によって、前記空き波長を用いて前記他の伝送装置との間で半二重通信を行うことにより、自装置が前記他の伝送装置へ送信する光信号の波長を選択する選択部と、
    を備えることを特徴とする伝送装置。
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CN113647063A (zh) * 2019-03-29 2021-11-12 大金工业株式会社 设备网络系统
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