JP2018029019A - 組電池 - Google Patents

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Hidenori Miyamoto
英則 宮本
昌昭 川田
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昌昭 川田
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Abstract

【課題】例えば、製造に要する手間が低減される等、より不都合の少ない新規な構成の組電池を得る。【解決手段】実施形態の組電池は、例えば、複数の電池セルと、基板と、温度センサと、を備える。複数の電池セルは、第一の方向に第一の隙間をあけて並べられる。基板は、第一の隙間に位置された第一の部分、を有する。温度センサは、第一の隙間に面した二つの電池セルのうち少なくとも一方と熱的に接続可能な状態に、第一の部分に支持される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、組電池に関する。
従来、第一の方向に第一の隙間をあけて並べられた複数の電池セルと、第一の隙間に位置され電池セルに固定された温度センサと、を備えた組電池が、知られている。
特開2001−91363号公報
この種の組電池では、例えば、製造に要する手間が低減される等、より不都合の少ない新規な構成が得られれば、好ましい。
実施形態の組電池は、例えば、複数の電池セルと、基板と、温度センサと、を備える。複数の電池セルは、第一の方向に第一の隙間をあけて並べられる。基板は、第一の隙間に位置された第一の部分、を有する。温度センサは、第一の隙間に面した二つの電池セルのうち少なくとも一方と熱的に接続可能な状態に、第一の部分に支持される。
図1は、第1実施形態の組電池のカバーが取り外された状態での例示的かつ模式的な平面図である。 図2は、図1のII−II断面図である。 図3は、図1のIII−III断面図である。 図4は、第1実施形態の組電池の電池セルの例示的かつ模式的な斜視図である。 図5は、第2実施形態の組電池の一部の例示的かつ模式的な断面図である。 図6は、第2実施形態の組電池の基板の第一の部分をX方向から見た例示的かつ模式的な平面図である。 図7は、第3実施形態の組電池の一部の例示的かつ模式的な断面図である。 図8は、第3実施形態の組電池の基板の第一の部分をX方向の反対方向から見た例示的かつ模式的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。
また、以下に開示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、以下の各図では、便宜上、方向が定義されている。X方向は、電池セル2の厚さ方向に沿うとともに、筐体3の短手方向に沿う。Y方向は、電池セル2の幅方向に沿うとともに、筐体3の長手方向に沿う。Z方向は、電池セル2の高さ方向に沿うとともに、筐体3の高さ方向に沿う。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。X方向は、第一の方向の一例であり、Y方向は、第二の方向の一例である。
<第1実施形態>
図1に示されるように、組電池1は、例えば、複数の電池セル2と、筐体3と、基板4と、導電部材5と、弾性部材6と、温度センサ7と、を備える。組電池1は、種々の装置や、機械、設備等に設置され、それら種々の装置や、機械、設備の電源として使用される。例えば、組電池1は、自動車や自転車(移動体)等の電源等、移動型の電源としても使用される他、例えば、POS(Point Of Sales)システム用の電源等、定置型の電源としても使用されうる。また、種々の装置等には、複数の、本実施形態で示される組電池1を、直列あるいは並列に接続したセットとして搭載することもできる。なお、組電池1に含まれる電池セル2の数や配置等は、本実施形態で開示されるものには限定されない。組電池1は、電池モジュールや、電池装置等とも称されうる。また、電池セル2は、単電池や、電池等とも称されうる。
図1,2に示されるように、筐体3は、Y方向に長い直方体状の箱型に構成されている。筐体3は、例えば、複数の壁部3a〜3fを有する。壁部3aおよび壁部3cは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部3bおよび壁部3dは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部3a〜3dは、側壁部等と称されうる。また、図2に示されるように、壁部3eおよび壁部3fは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部3eは、底壁部や下壁部等と称され、壁部3fは、天壁部や上壁部等と称されうる。
また、図2,3に示されるように、筐体3は、複数のリブ3g,3hを有する。リブ3g(図2参照)は、壁部3eからZ方向に突出し、X方向に延びている。また、リブ3h(図3参照)は、壁部3eからZ方向に突出し、Y方向に延びている。リブ3g,3hの突出量は、電池セル2の高さ、すなわちZ方向の長さよりも小さい。リブ3g(図2参照)は、いずれも、壁部3aと壁部3cとの間に位置され、壁部3bと壁部3dとの間に渡っている。リブ3gは、壁部3aや壁部3cとともにY方向に互いに間隔をあけて設けられている。また、リブ3h(図3参照)は、いずれも、壁部3bと壁部3dとの間に位置され、壁部3aと壁部3cとの間に渡っている。リブ3hは、壁部3bや壁部3dとともにX方向に互いに間隔をあけて設けられている。複数の電池セル2は、それぞれ、壁部3a〜3eとリブ3g,3hとで囲まれた格子状の領域(空間、収容部)に配置されている。リブ3gと電池セル2との当接によって、電池セル2のY方向に沿った移動が制限され、リブ3hと電池セル2との当接によって、電池セル2のX方向に沿った移動が制限される。リブ3g,3hは、仕切壁や、分離壁、隔壁部、位置決め部等とも称されうる。
また、筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、図2に示されるように、筐体3は、例えば、ケース31と、カバー32と、を有する。ケース31は、少なくとも、壁部3eと、リブ3g,3hと、壁部3a〜3dの一部(下側部分)と、を有する。カバー32は、少なくとも、壁部3fと、壁部3a〜3dの一部(上側部分)と、を有する。カバー32は、ケース31の開放された部分を塞ぎ、ケース31と一体化される。ケース31は、第一筐体部材や、下ケース等とも称され、カバー32は、第二筐体部材や、上ケース、蓋等とも称されうる。筐体3は、例えば、合成樹脂材料等の絶縁材料によって構成されうる。
図1に示されるように、筐体3には、複数(例えば、十二個)の電池セル2が収容されている。電池セル2は、それぞれ、筐体20と、電極部25と、を有する。電極部25の正極端子25aおよび負極端子25bは、例えば、溶接等によって導電部材5と結合されうる。組電池1では、例えば、互いに隣接した二つの電池セル2の正極端子25aと負極端子25bとが導電部材5を介して電気的に接続されるとともに、端部に設けられた一対の出力端子部5aを介して電力が取り出される。筐体3は、第一の筐体の一例であり、筐体20は、第二の筐体の一例である。また、導電部材5は、バスバー等と称されうる。
電池セル2は、例えば、リチウムイオン二次電池等で構成されうる。なお、電池セル2は、ニッケル水素電池や、ニッケルカドミウム電池、鉛蓄電池等、他の二次電池であってもよい。リチウムイオン二次電池は、非水電解質二次電池の一種であり、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う。正極材料としては、例えば、リチウムマンガン複合酸化物や、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物等が用いられ、負極材料としては、例えば、チタン酸リチウム(LTO)等の酸化物系材料や、ニオブ複合酸化物等の酸化物材料等が用いられる。また、電解質(例えば、電解液)としては、フッ素系錯塩(例えばLiBF4、LiPF6)等のリチウム塩が配合された、例えば、炭酸エチレンや、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジメチル等の有機溶媒等が単独であるいは複数混合されて用いられる。
図4に示されるように、電池セル2の筐体20は、X方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体20は、例えば、ケース21と、蓋22と、を有する。ケース21は、一端側(上端側)が開放された直方体状の箱型に構成されている。蓋22は、長方形状の板状に構成され、ケース21の開放された部分を塞いでいる。ケース21と蓋22とは、例えば、溶接等によって互いに結合され、結合された部分から液体や気体等が漏れるのが抑制されている。ケース21は、第一筐体部材や、下ケース等とも称され、蓋22は、第二筐体部材や、上ケース、カバー等とも称されうる。
また、筐体20の内部には、例えば、電極体や、電解液等が収容されている。電極体は、例えば、正極シートと、負極シートと、絶縁層(セパレータ)と、を有する。電極体は、正極シート、負極シート、および絶縁層が巻回されて、扁平形状に構成されうる。電極体は、電極群であって発電要素として機能する。また、正極端子25aは、筐体20内で電極体の正極シートと電気的に接続され、負極端子25bは、筐体20内で電極体の負極シートと電気的に接続されている。なお、蓋22の正極端子25aと負極端子25bとの間には、弁部が設けられうる。弁部は、筐体20内の圧力が閾値よりも高くなった場合に開放され、当該筐体20内の圧力を低下させる。
また、筐体20は、互いに別の方向を向いた複数の面20a〜20f(外面)を有する。面20aには、電極部25の正極端子25aおよび負極端子25bが露出している。面20aは、第三の面の一例であり、端子面や上面等と称されうる。面20bは、面20a〜20fのうち面20aとは反対側の面であり、底面や下面等と称されうる。面20c〜20fは、面20a〜20fのうち面20a,20bと交差した面であり、側面等と称されうる。また、面20c,20eは、長側面等とも称され、面20d,20fは、短側面等とも称されうる。面20c〜20fは、第四の面の一例である。筐体20は、例えば、アルミニウム等の金属材料によって構成される。電池セル2は、所謂角型缶タイプのものであり、缶セル等とも称されうる。
図1に示されるように、複数の電池セル2は、それぞれの面20aが同じ方向(上方向)を向いた姿勢で、X方向に並べられている。また、筐体3には、複数(例えば、四つ)の電池セル2がX方向に並んだ列L1と、列L1のY方向側、すなわち図1の右側で複数(例えば、四つ)の電池セル2がX方向に並んだ列L2と、列L2のY方向側で複数(例えば、四つ)の電池セル2がX方向に並んだ列L3と、が設けられている。列L1は、第一の列の一例であり、列L2は、第二の列の一例であり、列L3は、第三の列の一例である。
また、複数の電池セル2は、それぞれ、互いにX方向に隙間G1をあけるとともにY方向に隙間G2をあけた状態で、設けられている。隙間G1は、電池セル2の面20c,20e(長側面)に沿って、すなわちY方向およびZ方向に沿って、広がっている。また、隙間G2は、電池セル2の面20d,20f(短側面)に沿って、すなわちX方向およびZ方向に沿って、広がっている。図2,3に示されるように、複数(例えば、二つ)の隙間G2、および複数(例えば、三つ)の隙間G1は、それぞれ、当該隙間G1,G2に位置されたリブ3g,3hによって確保されている。隙間G1は、第一の隙間の一例であり、隙間G2は、第二の隙間の一例である。
そして、本実施形態では、上述した隙間G1のそれぞれに、基板4が設けられている。基板4は、例えば、プリント基板(PCB)や、制御マスター基板(CMU)等である。基板4には、電池セル2の電圧を検出および監視する回路(電圧監視回路)や、電池セル2の温度を検出および監視する回路(温度監視回路)、中央演算処理装置(CPU)等のような種々の回路や電子部品等が実装されている。
図2に示されるように、基板4は、例えば、第一の部分41と、第二の部分42と、を有する。第一の部分41は、基板4のうち第二の部分42から部分的に帯状あるいは板状に突出した部分であり、第二の部分42は、複数(例えば、三つ)の第一の部分41と繋がった部分である。第二の部分42は、基板4が隙間G1に取り付けられた状態では、電池セル2の上側、すなわち隙間G1の外側に位置され、Z方向における一定の幅でY方向に延びている。第二の部分42は、ベース部等とも称されうる。
また、第一の部分41は、基板4が隙間G1に取り付けられた状態では、第二の部分42からY方向における一定の幅でZ方向に沿って延び、隙間G1内に進入している。複数の第一の部分41は、互いにY方向に離間して設けられ、各列L1〜L3において隙間G1内で電池セル2のそれぞれとX方向に重なっている。また、基板4には、複数の切欠部43が設けられている。切欠部43は、第一の部分41と第二の部分42とで囲まれた部分であり、第二の部分42の反対側に向けて開放されている。第一の部分41は、突出部や、張出部等とも称され、切欠部43は、凹部や、溝部、開口部、空間部等とも称されうる。
また、第一の部分41には、それぞれ、温度センサ7が設けられている。温度センサ7は、サーミスタや、熱電対等であり、例えば、ハンダ付け等によって、第一の部分41に固定されている。図3に示されるように、温度センサ7は、基板4が隙間G1に取り付けられた状態では、当該隙間G1に面した二つの電池セル2のうち少なくとも一方と接触する。また、図2にも示されるように、本実施形態では、温度センサ7は、電池セル2の面20c,20e(長側面)の略中心部と接触している。基板4の温度監視回路は、温度センサ7によって、電池セル2の温度を検出する。
また、第一の部分41(基板4)は、X方向、すなわち図3の左側を向いた面4aと、X方向の反対方向、すなわち図3の右側を向いた面4bと、を有する。本実施形態では、複数(例えば、三つ)の基板4のうち中央部の基板4には、面4a,4bのそれぞれに温度センサ7が設けられ、当該温度センサ7が中央部の基板4(隙間G1)に面した二つの電池セル2のそれぞれと熱的に接続される。また、X方向の端部、すなわち図3の左側の基板4には、面4aに温度センサ7が設けられ、当該温度センサ7がX方向の端部の電池セル2と熱的に接続される。また、X方向の反対方向の端部、すなわち図3の右側の基板4には、面4bに温度センサ7が設けられ、当該温度センサ7がX方向の反対方向の端部の電池セル2と熱的に接続される。面4aは、第一の面の一例であり、面4bは、第二の面の一例である。
また、複数の基板4のうち両端部側の二つの基板4のそれぞれの温度センサ7とは反対側の面4a,4bには、弾性部材6が設けられている。弾性部材6は、例えば、発泡ウレタン等の発泡性の合成樹脂材料によって構成されている。本実施形態では、複数の基板4がそれぞれの隙間G1に挿入された状態では、二つの弾性部材6が両端部側の二つの基板4と中央部側の二つの電池セル2とによって挟まれて弾性的に圧縮され、弾性変形(圧縮)に伴う力(弾性力)が生じる。これにより、両端部側の二つの基板4ひいては当該基板4に支持された温度センサ7が両端部の電池セル2側に押し付けられるとともに、中央部側の二つの電池セル2が中央部の二つの温度センサ7側に押し付けられる。本実施形態では、この弾性部材6の弾性変形に伴う力(弾性力)を利用して、温度センサ7をそれぞれの電池セル2に押し付けている。さらに、本実施形態では、弾性部材6の弾性変形に伴う力(弾性力)によって、複数の基板4をそれぞれの隙間G1に保持(固定)している。弾性部材6は、押付部材や、保持部材、緩衝部材等とも称されうる。
以上のように、本実施形態では、例えば、組電池1は、X方向(第一の方向)に隙間G1(第一の隙間)をあけて並べられた複数の電池セル2と、隙間G1に位置された第一の部分41、を有した基板4と、隙間G1に面した二つの電池セル2のうち少なくとも一方と熱的に接続可能な状態に、第一の部分41に支持された、温度センサ7と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、組電池1の組み立てにあたり、基板4の第一の部分41を隙間G1に挿入する、あるいは電池セル2と基板4の第一の部分41とを交互にX方向に積み重ねることにより、温度センサ7が電池セル2と熱的に接続された状態が得られうる。よって、例えば、温度センサ7が電池セル2にテープ等によって張り付けられる場合と比べて、温度センサ7が電池セル2と熱的に接続された状態がより容易に得られやすくなり、ひいては組電池1の製造(組み立て)に要する手間が減りやすい。また、温度センサ7と基板4とが互いにより近くに配置されやすくなるので、温度センサ7の検出信号の伝送線路(配線、導体)が短くなりやすい場合もある。また、本実施形態では、温度センサ7が電池セル2の面20c,20eと接触しているため、例えば、温度センサ7がチューブ等によって覆われて間接的に面20c,20eと接続される場合と比べて、電池セル2の温度がより精度よく検出されうる。
また、本実施形態では、例えば、組電池1は、X方向に並べられた複数の電池セル2を含む列L1(第一の列)と、列L1のX方向と交差したY方向(第二の方向)に位置され、X方向に並べられた複数の電池セル2を含む列L2(第二の列)と、を備え、基板4は、Y方向に互いに離間し、列L1の隙間G1および列L2の隙間G1のそれぞれに位置された複数の第一の部分41と、隙間G1の外側でY方向に沿って延び、複数の第一の部分41と繋がった第二の部分42と、を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、複数の第一の部分41と第二の部分42とによって、基板4に第一の部分41と第二の部分42とで囲まれた切欠部43を形成することができる。よって、例えば、基板4に切欠部43が無い場合と比べて、基板4ひいては組電池1がより軽量に構成されたり、基板4と他の部材(例えば、導電部材5やケース31の壁等)との干渉が抑制されたりしうる。
また、本実施形態では、例えば、組電池1は、温度センサ7を当該温度センサ7と熱的に接続される電池セル2側へ押し付ける弾性部材6、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、弾性部材6によって、温度センサ7が電池セル2と熱的に接続された状態が、より確実に得られやすい。なお、本実施形態では、弾性部材6が基板4の第一の部分41に設けられた場合が例示されたが、これには限定されず、例えば、壁部3b,3d(図3参照)の内面に設けられてもよい。また、弾性部材6は、第一の部分41あるいは壁部3b,3dの少なくとも温度センサ7とX方向に重なる位置に部分的に設けられてもよい。
また、組電池1は、例えば、電池セル2および基板4を収容する筐体3を備えなくてもよい。この場合、組電池1は、例えば、電池セル2と基板4の第一の部分41とが交互にX方向に積み重ねられていき、全体がバンド等の結合部材によって一体化されて構成されてもよい。
また、基板4は、X方向に隣接した二つの電池セル2の間(隙間G1)に限らず、例えば、壁部3b,3dと電池セル2との間に設けられてもよい。また、温度センサ7は、電池セル2の面20c,20eに限らず、例えば、電池セル2の面20d,20fと熱的に接続されてもよい。この場合、基板4の第一の部分41は、Y方向に隣接した二つの電池セル2の間(隙間G2)、あるいは壁部3a,3cと電池セル2との間に設けられうる。
また、基板4の数は、例えば、一つでもよい。この場合、基板4は、例えば、YZ平面に沿って延び各列L1〜L3のそれぞれの隙間G1に位置される複数(図1の例では、九つ)の第一の部分41と、電池セル2の上側でXY平面に沿って延び、複数の第一の部分41と繋がる第二の部分42と、を有してもよい。
また、基板4は、例えば、フレキシブル基板(FPC)等であってもよい。このような厚さの薄い基板4を用いることで、隙間G1の大きさ、ひいては組電池1がX方向により小型に構成されやすい場合がある。
<第2実施形態>
図5,6に示される実施形態の組電池1Aは、上記第1実施形態の組電池1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図5,6に示されるように、弾性部材8が板バネで構成されている点が、上記第1実施形態と相違している。弾性部材8(板バネ)は、図5の視線では、略Z字状の片持ち梁状に構成されている。弾性部材8は、例えば、取付部8aと、接続部8bと、支持部8cと、を有する。取付部8aは、基板4の第一の部分41に沿って延びており、例えば、ハンダ付け等によって、第一の部分41に固定されている。接続部8bは、取付部8aの端部から、電池セル2側に立ち上がっている。接続部8bは、第一の部分41に対して傾斜する方向に延びている。支持部8cは、接続部8bの取付部8aとは反対側の端部から、取付部8aに略沿って取付部8aとは反対側に延びている。支持部8cの第一の部分41とは反対側の面には、例えば、ハンダ付け等によって、温度センサ7が固定されている。
また、図6に示されるように、弾性部材8は、例えば、第一の部品81と、第二の部品82と、を有する。第一の部品81と第二の部品82とは、互いに同じ仕様の部品であり、それぞれ、取付部8a、接続部8b、および支持部8cを有している。第一の部品81と第二の部品82とは、Y方向に間隔をあけて互いに同じ姿勢で設けられている。本実施形態では、第一の部品81および第二の部品82の取付部8aは、上述したハンダ付け等によって、基板4の温度監視回路と接続された不図示の配線パターンと電気的に接続されている。また、本実施形態では、第一の部品81および第二の部品82、すなわち弾性部材8は、例えば、金属材料等の導電材料によって構成されている。よって、本実施形態によれば、例えば、弾性部材8を温度センサ7の検出信号の伝送線路として利用することができる。よって、例えば、弾性部材8と伝送線路(配線、導体)とが別々に設けられる場合と比べて、組電池1Aの部品点数が減りやすく、ひいては組電池1Aの製造に要する手間や費用が低減されやすい場合がある。
また、図5に示されるように、本実施形態では、弾性部材8は、第一の弾性部材8Aと、第二の弾性部材8Bと、を含む。第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bは、複数(例えば、三つ)の基板4のうち少なくとも中央部の基板4に設けられている。第一の弾性部材8Aと第二の弾性部材8Bとは、互いに対称に配置されているものの、同じ仕様の部材である。そして、本実施形態では、第一の弾性部材8Aの取付部8aと第二の弾性部材8Bの取付部8aとが、Z方向に互いにずれて配置されている。仮に、第一の弾性部材8Aの取付部8aと第二の弾性部材8Bの取付部8aとが、Z方向に互いにずれずにX方向に重なって配置された場合、第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bのうち一方の熱が基板4の第一の部分41を介して他方に伝わってしまう虞がある。その点、本実施形態によれば、二つの取付部8aがZ方向に互いにずれて配置されているため、第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bの熱が相互に伝わるのが抑制されやすい。よって、例えば、第一の弾性部材8Aに支持された温度センサ7が検出する電池セル2の温度、および第二の弾性部材8Bに支持された温度センサ7が検出する電池セル2の温度が、それぞれより精度よく検出されやすい。Z方向は、面4aに沿う方向の一例である。
なお、本実施形態では、複数の基板4のうち両端部側の二つの基板4(図3参照)についても、第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bが設けられうる。ただし、当該第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bのうち中央部側の一方には、温度センサ7は設けられていない。本実施形態では、複数の基板4がそれぞれの隙間G1に挿入された状態では、第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bが各隙間G1に面した二つの電池セル2の間に挟まれて、弾性変形(曲げ変形)に伴う力(弾性力、図5参照)が生じる。これにより、温度センサ7のそれぞれが当該温度センサ7と熱的に接続される電池セル2側に押し付けられる。このように、本実施形態によれば、弾性部材8が板バネ状に構成されているため、温度センサ7が電池セル2と熱的に接続される状態が、より容易に得られやすい。また、弾性部材8(板バネ)によって、電池セル2の変形(膨張)に追従しやすくなり、ひいては温度センサ7が電池セル2と接触した状態が、より安定して、あるいはより確実に得られやすい場合がある。
<第3実施形態>
図7,8に示される実施形態の組電池1Bは、上記第2実施形態の組電池1Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第2実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図7,8に示されるように、第一の弾性部材8Aの取付部8aと第二の弾性部材8Bの取付部8aとがY方向に互いにずれて配置されている点が、上記第2実施形態と相違している。よって、本実施形態によっても、第一の弾性部材8Aおよび第二の弾性部材8Bの熱が相互に伝わるのが抑制されうる。また、二つの取付部8aがZ方向に互いにずれて配置される場合と比べて、基板4の第一の部分41がZ方向により小型に構成されやすくなる。Y方向は、面4aに沿う方向の一例である。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。本発明は、上記実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1,1A,1B…組電池、2…電池セル、4…基板、4a…面(第一の面)、4b…面(第二の面)、6…弾性部材、7…温度センサ、8…弾性部材(板バネ)、8a…取付部、8A…第一の弾性部材、8B…第二の弾性部材、20a…面(第三の面)、20c〜20f…面(第四の面)、25…電極部、41…第一の部分、42…第二の部分、G1…隙間(第一の隙間)、L1…列(第一の列)、L2…列(第二の列)、X…第一の方向、Y…第二の方向(面4aに沿う方向)、Z…面4aに沿う方向。

Claims (7)

  1. 第一の方向に第一の隙間をあけて並べられた複数の電池セルと、
    前記第一の隙間に位置された第一の部分、を有した基板と、
    前記第一の隙間に面した二つの前記電池セルのうち少なくとも一方と熱的に接続可能な状態に、前記第一の部分に支持された、温度センサと、
    を備えた、組電池。
  2. 前記第一の方向に並べられた複数の前記電池セルを含む第一の列と、
    前記第一の列の前記第一の方向と交差した第二の方向に位置され、前記第一の方向に並べられた複数の前記電池セルを含む第二の列と、
    を備え、
    前記基板は、
    前記第二の方向に互いに離間し、前記第一の列の前記第一の隙間および前記第二の列の前記第一の隙間のそれぞれに位置された複数の前記第一の部分と、
    前記第一の隙間の外側で前記第二の方向に沿って延び、複数の前記第一の部分と繋がった第二の部分と、
    を有した、請求項1に記載の組電池。
  3. 前記温度センサを当該温度センサと熱的に接続される前記電池セル側へ押し付ける弾性部材、を備えた、請求項1または2に記載の組電池。
  4. 前記弾性部材は、板バネを有する、請求項3に記載の組電池。
  5. 前記弾性部材は、導電材料によって構成された、請求項3または4に記載の組電池。
  6. 前記第一の部分は、前記第一の隙間に面した二つの前記電池セルのうち一方と面した第一の面、および他方と面した第二の面、を有し、
    前記弾性部材は、
    前記第一の面と、前記電池セルの一方と熱的に接続された前記温度センサと、の間に介在された第一の弾性部材と、
    前記第二の面と、前記電池セルの他方と熱的に接続された前記温度センサと、の間に介在された第二の弾性部材と、
    を含み、
    前記第一の弾性部材の前記第一の面への取付部と、前記第二の弾性部材の前記第二の面への取付部とが、前記第一の面に沿う方向に互いにずれた、請求項5に記載の組電池。
  7. 電極部が設けられた第三の面と、前記第三の面と交差した第四の面と、を有した電池セルと、
    前記第四の面と面した第一の部分、を有した基板と、
    前記第四の面と熱的に接続可能な状態に、前記第一の部分に支持された、温度センサと、
    を備えた、組電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023230900A1 (zh) * 2022-05-31 2023-12-07 东莞新能安科技有限公司 电池及用电设备

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