JP2018026994A - 巻数切替電気機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な巻数切替モータが提供される。
【解決手段】一例によれば、複数の3相インバータ3A、3Bは並列モードにおいて複数の3相巻線2A,2B,3Cを別々に駆動する。直列モードによれば、各3相インバータの一つのレグは中性点レグとなる。各中性点レグの出力電圧はほぼ等しい。他例によれば、ステータコイル2を構成する3つの相コイルに接続される3相整流器の交流端子は直列モードにおいて3相中性点リレーにより短絡される。3相中性点リレーは並列モードにおいて開放される。界磁電流は3相中性点リレーの開放直前に低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は巻数切替電気機械に関し、特に車両用巻数切替モータに関する。
車両用トラクションモータなどに用いられる可変速モータは強力な低速トルクと広い運転速度範囲をもつ必要がある。ステータコイルの高巻数は低速トルクを増加するが、ステータコイルの逆起電力(バックEMF)が運転速度範囲を縮小する。特に、永久磁石同期モータ(PM)は高速領域において高い逆起電力をもつ。
特に、スタータジエネレータは強力なエンジン始動トルクおよび低い発電銅損を要求する。ステータコイルの巻数増加によりエンジン始動トルクを増加させる時、ステータコイルの抵抗増加故に発電銅損が増加する。したがって、ステータコイルはエンジン始動時において高巻数をもち、少なくとも一部の発電領域において低巻数をもつことが好ましい。
公知の巻数切替モータは、低速領域において高巻数を選択し、高速領域において低巻数を選択する。特許文献1及び2は、2つの3相インバータを用いるダブルエンドコイル型巻数切替モータを開示している。この巻数切替モータは、2つの3相インバータの一つがWyeコイルを駆動する直列モードと、2つの3相インバータがステータコイルの3つの相コイルを独立に運転する並列モードとをもつ。
しかし、従来のダブルエンドコイル型巻数切替モータは特別のモード切替回路を必要とする。その結果、モード切替回路の製造コストおよび電力損失が増加するという欠点を有している。
特許第4122458号公報 特開2014-540948号公報
結局、巻数切替式モータを実現するために、追加製造コストおよび追加電力損失を低減する必要があることが理解される。本発明の一つの目的は、低速性能および高速効率の改善が可能な経済的な巻数切替電気機械を提供することである。本発明のもう一つの目的は、簡素で経済的な巻数切替電気機械を提供することである。
本発明の第1の様相によれば、巻数切替電気機械は、複数の3相巻線に別々に接続された複数の3相コンバータを用いるが、特別の巻数切替回路を必要としない。Wyeコイルが3相巻線として好適であるが、デルタコイルを採用することもできる。各3相コンバータはそれぞれ一つの中性点レグをもつ。この中性点レグは、直列接続された上アームスイッチおよび下アームスイッチからなる標準のスイッチレグからなる。
各中性点レグが等電位の出力電圧を発生する直列モードにおいて、各3相コンバータは互いに各中性点レグを通じて等価的に接続される。各中性点レグが異なる電圧を発生する並列モードにおいて、各3相コンバータは互いに並列動作する。直列モードによれば、複数の3相巻線からなるステータコイルは並列モードと比べて実質的に高巻数をもつことができる。直列モードは低速高トルク領域において好適である。3相インバータが3相コンバータとして好適である。ダイオードレグは、直列接続された上アームダイオードと下アームダイオードからなるレグを意味する。スイッチレグは、直列接続された上アームスイッチと下アームスイッチからなるレグを意味する。発電機用途において、2つのダイオードレグと一つの中性点レグからなる3相ハイブリッドコンバータが採用されることができる。
小型モータ又は小型発電電動機の用途において、2個の3相巻線と2個の3相インバータを用いるダブル方式が好適である。ダブル方式によれば、2個の3相インバータは並列モードにおいて6相電流を2個の3相巻線に供給する。2個の中性点レグは互いに反対位相の相電流を流す。ダブル方式によれば、直流電源は直列モードにおいて2個の3相インバータの4個のスイッチレグに4相電流を供給する。したがって、この直流電源は直列モードにおいて、並列モードと比較して2/3のモータ電流を流す。直列モードおよび並列モードの両方において、2個の3相インバータはそれぞれ2個の3相巻線に3相電流を供給する。したがって、ダブルモードによれば、直列モードにおけるステータコイルの巻数は並列モードと比べて3/2倍となると考えることができる。
大型モータ又は大型発電電動機の用途において、3個の3相巻線と3個の3相インバータを用いるトリプル方式が好適である。3個の3相インバータはそれぞれ、一個の中性点レグをもつ。トリプル方式によれば、3個の中性点レグは互いに電気角120度離れた3個の相電流を流す。トリプル方式によれば、3個の3相インバータに接続される直流電源は並列モードにおいて9個のスイッチレグに3個の3相電流を供給する。3個の3相インバータに接続される直流電源は直列モードにおいて6個のスイッチレグに2個の3相電流を供給する。したがって、この直流電源は直列モードにおいて、並列モードと比較して2/3の電流を流す。直列モードおよび並列モードの両方において、3個の3相インバータはそれぞれ3個の3相巻線に3相電流を供給する。したがって、ダブルモードによれば、直列モードにおけるステータコイルの巻数は並列モードと比べて3/2倍となると考えることができる。
本発明の巻数切替モータが従来の3相モータと比較される。両者の銅損が高速領域における等しければ、この巻数切替モータは、相対的に高巻数をもつ直列モードの故により高いトルクを発生することができる。他方、両者の低速トルクが等しければ、この巻数切替モータは、相対的に低巻数の故により広い運転速度範囲とより低い銅損をもつことができる。
本発明の巻数切替モータは従来の3相モータと比べて、より多くのトランジスタを必要とする。しかし、本発明の巻数切替モータを駆動するトランジスタは従来の3相モータを駆動するトランジスタと比べて低電流容量をもつことができる。特に、本発明の巻数切替モータは、高速領域において高いバックEMFを誘起する永久磁石同期モータに好適である。
本発明の第2の様相によれば、複数の3相コンバータが少なくとも一個の3相巻線に接続される。3相巻線の3個の相コイルに別々に接続される1個の3相コンバータの3個の交流端子は、実質的に1個の電磁リレーからなる3相中性点リレーにより短絡される。この短絡は、少なくともエンジン始動のために実行される。3相中性点リレーは、発電領域の一部又は全部において開放される。これにより、低い追加製造コストをもつ巻数切替式スタータジエネレータを実現することができる。
リレーの接点は火花又はアーク電流により摩耗される。しかし、この発明によれば、3相中性点リレーに接続される3相コンバータが3相中性点リレーの接点間の電圧上昇を制限する。さらに、3相中性点リレーが開かれる前に、3相中性点リレーを流れる電流がほぼゼロに低減されるため、3相中性点リレーは十分な寿命をもつことができる。好適には、3相中性点リレーを流れる発電電流は界磁電流の低減によりほぼゼロとされる。
好適な態様によれば、3相中性点リレーは、3つの固定接点に対面する実質的に共通の一つの可動接点を有する。さらに、ランデル式スタータジエネレータは界磁電流の低減により、エンジン始動後に3相中性点リレーを流れる発電電流を容易に低減することができる。
好適な態様によれば、Hブリッジおよびダイオード回路からなる界磁電流コントローラが採用される。この界磁電流コントローラは、界磁コイルとしての2つのサブコイルの直列接続と並列接続とを切替える。その結果、2つのサブコイルの並列接続により、界磁電流はエンジン始動時に急速に立ち上がることができる。
図1は第1実施例の巻数切替トラクションモータを示す配線図である。 図2は直列モードの一例を示す模式配線図である。 図3は並列モードにおける3相電圧を示す波形図である。 図4は直列モードにおける6個の相電圧を示すベクトル図である。 図5は6個の相コイルの配置例を示す模式図である。 図6は従来の3相巻線を示すブロック図である。 図7は第1実施例の2個の3相巻線を示すブロック図である。 図8は第2実施例の巻数切替トラクションモータを示す配線図である。 図9は直列モードにおける9個の相電圧を示すベクトル図である。 図10は並列モードを示す配線図である。 図11は直列モードを示すブロック図である。 図12は並列モードを示すブロック図である。 図13は9個の相コイルの配置例を示す模式図である。 図14は従来の3相巻線を示すブロック図である。 図15は第2実施例の3個の3相巻線を示すブロック図である。 図16は第1実施例の変形態様を示すブロック図である。 図17は第2実施例の変形態様を示すブロック図である。 図18は第3実施例の巻数切替トラクションモータを示す配線図である。 図19は第4実施例の巻数切替スタータジエネレータを示す配線図である。 図20は第5実施例の巻数切替スタータジエネレータを示す配線図である。 図21は3相中性点リレーを示す断面図である。 図22は3相中性点リレーの固定接点の配置を示す平面図である。 図23は3相中性点リレーの開放制御を示すフローチャートである。 図24は界磁電流を制御するHブリッジおよびダイオード回路を示す配線図である。 図25はダイオード回路を収容する端子リングを示す側面図である。
第1実施例
本発明の巻数切替モータを用いる車両用トラクションモータが図1を参照して説明される。このトラクションモータは小型の永久磁石同期モータ(PM)を採用するが、非同期モータ又はその他の同期モータを採用することも可能である。
このモータは、ステータコイル2、3相インバータ3A、3Bおよびコントローラ10を有している。ステータコイル2は、互いに独立する2個の3相巻線2Aおよび2Bからなる。3相巻線2AはU相コイル21A、V相コイル22AおよびW相コイル23AからなるWyeコイルである。3相巻線2Aは中性点N1をもつ。3相巻線2Bは-U相コイル21B、-V相コイル22Bおよび-W相コイル23Bからなるもう一つのWyeコイルである。3相巻線2Bは中性点N2をもつ。
3相巻線2Aは3相インバータ3Aに接続され、3相巻線2Bは3相インバータ3Bに接続される。3相インバータ3Aは、それぞれスイッチレグからなるU相レグ31A、V相レグ32AおよびW相レグ33Aからなる。3相インバータ3Bは、それぞれスイッチレグからなる-U相レグ31B、-V相レグ32Bおよび-W相レグ33Bからなる。
レグ31AはU相コイル21Aに接続される。レグ32AはV相コイル22Aに接続される。レグ33AはW相コイル23Aに接続される。レグ31Bは-U相コイル21Bに接続される。レグ32Bは-V相コイル22Bに接続される。レグ33Bは-W相コイル23Bに接続される。6個のスイッチレグ31A-33Bはそれぞれ、直列接続された上アームMOSトランジスタおよび下アームMOSトランジスタからなる。
3相インバータ3Aおよび3相インバータ3Bを制御するコントローラ10は並列モードおよび直列モードをもつ。並列モードによれば、PWM制御される6個のレグ31A-33Bはそれぞれ、正弦波電圧である相電圧V1-V6を6個の相コイル21A-23Bに別々に印加する。レグ31Aは相電圧V1をU相コイル21Aに印加する。レグ32Aは相電圧V2をV相コイル22Aに印加する。レグ33Aは相電圧V3をW相コイル23Aに印加する。レグ31Bは相電圧V4を-U相コイル21Bに印加する。レグ32Bは相電圧V5を-V相コイル22Bに印加する。レグ33Bは相電圧V6を-W相コイル23Bに印加する。
結局、3相インバータ3Aおよび3相インバータ3Bは従来の6相正弦波インバータと均等である。3個の相電圧V1-V3のうちの任意の2つの間の電気角は120度である。3個の相電圧V4-V6のうちの任意の2つの間の電気角は120度である。相電圧V1は相電圧V4に対して反対位相をもつ。相電圧V2は相電圧V5に対して反対位相をもつ。相電圧V3は相電圧V6に対して反対位相をもつ。並列モードにおいて、3相インバータ3Aおよび3Bはそれぞれ従来の3相巻線を駆動する従来の3相インバータと本質的に同じ動作を行う。
直列モードによれば、レグ33Aおよび33Bの各PWMデユーティ比は50%である。したがって、直流電源電圧Vdが3相インバータ3Aおよび3Bに印加される時、相電圧V3およびV6はそれぞれ、Vd/2となる。他の4個のレグ31A、32A、31B、32Bは正弦波波形の相電圧V1、V2、V4、V5を出力する。相電圧V3およびV6が等しいことは、レグ33Aの交流端子がレグ33Bの交流端子に接続されていると見なすことができることを意味する。
図2は直列モードの電流の流れを示す模式配線図である。U相電流IUがU相コイル21Aに流れる。V相電流IVがV相コイル22Aに流れる。W相電流IWがW相コイル23Aに流れる。-U相電流-IUが-U相コイル21Bに流れる。-V相電流-IVが-V相コイル22Bに流れる。-W相電流-IWが-W相コイル23Bに流れる。結局、このトラクションモータは直列モードにおいて4相駆動される。
レグ33Aおよび33Bはそれぞれ中性点レグと呼ばれる。言い換えれば、3相インバータ3Aおよび3Bのそれぞれ一つのレグが直列モードにおいて中性点レグとなる。2個の中性点レグは反対位相の相電流を3相巻線2Aおよび2Bに供給する。レグ33Aの上アームスイッチのオン期間はレグ33Bの上アームスイッチのオン期間と一致することが好適である。同様に、レグ33Aの下アームスイッチのオン期間はレグ33Bの下アームスイッチのオン期間と一致することが好適である。
これにより、-W相電流はレグ33AからDCリンク線101又は102を経由してレグ33Bへ流れる。同様に、W相電流はレグ33BからDCリンク線101又は102を通じてレグ33Aに流れる。図1に示される破線は、2個のレグ33A、33B間の相電流の流れを示す。結局、直流電源はW相電流および-W相電流を供給しないことが理解される。これは、直流電源の供給電流が直列モードにおいて並列モードと比べて2/3となることを意味する。他方、6個の相電流は6個の相コイル21A-23Bを通じて流れる。したがって、直列モードのモータ電力は並列モードのモータ電力と等しいことが理解される。
結局、ステータコイル2は直列モードにおいて、並列モードと比較して3/2の平均逆起電力(バックEMF)をもつ。これは、ステータコイル2は、直列モードにおいて並列モードと比べて3/2の巻数をもつことを意味する。直列モードは相コイルのバックEMFが低い低速期間において使用されることが好適である。並列モードは相コイルのバックEMFが高い高速期間において使用されることが好適である。
中性点レグは周期的に変更されることができる。図3は並列モードにおける相電圧V1-V3の波形を示す。電気角360度は、6個の期間T1-T6に分割される。相電圧V3、V6は期間T1、T4において電圧0.5Vdに近い。したがって、レグ33A、33Bは期間T1、T4において中性点レグとなることが好適である。同様に、レグ32A、32Bは期間T2、T5において中性点レグとなることが好適である。レグ31A、31Bは期間T3、T6において中性点レグとなることが好適である。
図4は、W相レグ33Aおよび-W相レグ33Bが中性点レグとなる直列モードにおける相電圧V1、V2、V4、V5を示す。U相コイル21AはU相逆起電力VUを誘起する。V相コイル22AはV相逆起電力VVを誘起する。W相コイル23AはW相逆起電力VWを誘起する。-U相コイル21Bは-U相逆起電力-VUを誘起する。-V相コイル22Bは-V相逆起電力-VVを誘起する。-W相コイル23Bは-W相逆起電力-VWを誘起する。トラクションモータは4相駆動されることが理解される。
図5は、図略のステータコアに巻かれた6個の相コイル21A-23Bの配置を示す模式図である。図5において、-U相コイル21Bは実質的にU相コイル21Aと同じである。-V相コイル22Bは実質的にV相コイル22Bと同じである。-W相コイル23Bは実質的にW相コイル23Aと同じである。ただし、3相インバータ3Aおよび中性点N1は、3相インバータ3Bおよび中性点N2と比べて反対の配置をもつ。
図6は従来のWyeコイル2を示し、図7は図5に示される2個のWyeコイル2Aおよび2Bを示す。Wyeコイル2、2A、2Bはそれぞれ波巻により巻かれている。破線は各相電流の方向を示す。Wyeコイル2、2A、2Bは等しい巻数をもつ。その結果、3相インバータ3Aおよび3Bはそれぞれ、3相インバータ3の半分の電流を出力する。
オルタネータのような発電機は、中性点レグ33A、33Bを除く4個のレグとしてスイッチレグの代わりにダイオードレグを採用することができる。この発電機は、直列モードの故に低速期間においてより高い発電電圧を発生する。
第2実施例
本発明の巻数切替モータを用いるもう一つの車両用トラクションモータが図8を参照して説明される。このトラクションモータは大型の永久磁石同期モータ(PM)を採用するが、非同期モータ又はその他の同期モータを採用することも可能である。
このモータは、ステータコイル2、パワーコンバータ3およびコントローラ10を有している。ステータコイル2は3個の3相巻線2A、2B、2Cからなる。パワーコンバータ3は3個の3相インバータ3A、3B、3Cからなる。
3相巻線2AはU相コイル21A、V相コイル22AおよびW相コイル23AからなるWyeコイルである。3相巻線2BはV相コイル21B、W相コイル22BおよびU相コイル23BからなるWyeコイルである。3相巻線2CはW相コイル21C、U相コイル22CおよびV相コイル23CからなるWyeコイルである。
3相巻線2Aは3相インバータ3Aに接続され、3相巻線2Bは3相インバータ3Bに接続され、3相巻線2Cは3相インバータ3Cに接続される。3相インバータ3Aは、それぞれスイッチレグからなるU相レグ31A、V相レグ32AおよびW相レグ33Aからなる。3相インバータ3Bは、それぞれスイッチレグからなるV相レグ31B、W相レグ32BおよびU相レグ33Bからなる。3相インバータ3Cは、それぞれスイッチレグからなるW相レグ31C、U相レグ32CおよびV相レグ33Cからなる。
レグ31Aは相コイル21Aに接続される。レグ32Aは相コイル22Aに接続される。レグ33Aは相コイル23Aに接続される。レグ31Bは相コイル21Bに接続される。レグ32Bは相コイル22Bに接続される。レグ33Bは相コイル23Bに接続される。レグ31Cは相コイル21Cに接続される。レグ32Cは相コイル22Cに接続される。レグ33Cは相コイル23Cに接続される。9個のスイッチレグ31A-33Cはそれぞれ、直列接続された上アームMOSトランジスタおよび下アームMOSトランジスタからなる。
3相インバータ3A-3Cを制御するコントローラ10は並列モードおよび直列モードをもつ。並列モードによれば、PWM制御される9個のレグ31A-33Cはそれぞれ、正弦波電圧である相電圧V1-V9を9個の相コイル21A-23Bに別々に印加する。レグ31Aは相電圧V1をU相コイル21Aに印加する。レグ32Aは相電圧V2をV相コイル22Aに印加する。レグ33Aは相電圧V7をW相コイル23Aに印加する。レグ31Bは相電圧V3をV相コイル21Bに印加する。レグ32Bは相電圧V4をW相コイル22Bに印加する。レグ33Bは相電圧V8をU相コイル23Bに印加する。レグ31Cは相電圧V5をW相コイル21Cに印加する。レグ32Cは相電圧V6をU相コイル22Cに印加する。レグ33Cは相電圧V9をV相コイル23Cに印加する。
結局、3個の3相インバータ3A-3Cはそれぞれ従来の3相正弦波インバータと等しい。3個の相電圧V1-V3のうちの任意の2つの間の電気角は120度である。3個の相電圧V4-V6のうちの任意の2つの間の電気角は120度である。3個の相電圧V7-V9のうちの任意の2つの間の電気角は120度である。相電圧V1、V8、V6はほぼU相電圧となる。相電圧V2、V3、V9はほぼV相電圧となる。相電圧V7、V4、V5はほぼW相電圧となる。並列モードにおいて、3相インバータ3A、3B、3Cはそれぞれ従来の3相巻線を駆動する従来の3相インバータと本質的に同じ動作を行う。
直列モードによれば、中性点レグとしてのW相レグ33A、U相レグ33BおよびV相レグ33Cの各PWMデユーティ比は50%である。したがって、直流電源電圧Vdが3相インバータ3A-3Cに印加される時、相電圧V7、V8、V9はそれぞれVd/2となる。他の6個のレグ31A、32A、31B、32B、31C、32Cは並列モードと同じ相電圧V1-V6を出力する。相電圧V7-V9が等しいことは、W相レグ33Aの交流端子、U相レグ33Bの交流端子およびV相レグ33Cの交流端子が接続されていると見なすことができることを意味する。
図9は直列モードにおける相電圧V1-V9を示すベクトル図である。結局、このトラクションモータは直列モードにおいて相電圧V1-V6により6相駆動される。図9に示されるように、直列モードは、並列モードと比べて2倍の逆起電力(バックEMF)をもつ。
W相レグ33A、U相レグ33BおよびV相レグ33Cはそれぞれ中性点レグと呼ばれる。言い換えれば、3相インバータ3A-3Cのそれぞれ一つのレグが直列モードにおいて中性点レグとなる。3相電流が3個の中性点レグ33A、33B、33Cの流れ込む。したがって、レグ33A、33B、33Cは中性点となる。
結局、直列モードによれば、直流電源は、中性点レグ33A、33B、33Cに電流を供給しない。これは、直流電源の供給電流が2/3となることを意味する。9個の相電流は相コイル21A-23Cに正常に流れる。したがって、直列モードのモータ電力は並列モードのモータ電力と等しいことが理解される。結局、ステータコイル2は直列モードにおいて、並列モードと比較して3/2の平均逆起電力をもつ。これは、ステータコイル2は、直列モードにおいて並列モードと比べて3/2の巻数をもつことを意味する。直列モードは相コイルのバックEMFが低い低速期間において使用されることが好適である。並列モードは相コイルのバックEMFが高い高速期間において使用されることが好適である。中性点レグは周期的に変更されることができる。
図10は、並列モードを示す模式配線図である。3相インバータ3Aは3相巻線2Aに3相電流を供給する。3相インバータ3Bは3相巻線2Bに3相電流を供給する。3相インバータ3Cは3相巻線2Cにもう一つの3相電流を供給する。結局、並列モードによれば、3個の3相巻線2A、2B、2Cは実質的に並列接続される。これは、ステータコイル2の抵抗値が並列モードにおいて直列モードと比べて減少されることを意味する。逆に、ステータコイル2の逆起電力は並列モードにおいて直列モードと比べて半分となる。したがって、永久磁石同期モータからなるトラクションモータは高速領域において十分なモータトルクを発生することができる。さらに、トラクションモータは弱め界磁又はリラクタンストルクの利用により、さらに高速領域にてモータトルクを発生することができる。図11は直列モードを示すブロック図である。図12は並列モードを示すブロック図である。
図13は、円筒状のステータコア(図示せず)に巻かれた9個の相コイル21A-23Cの配置を示す。相コイル21A-23Cはそれぞれ、ステータコアの約120度を占める円弧形状をもつ。3つのU相コイル21A、23B、22Cはほぼ円を形成する。3つのV相コイル22A、21B、23Cはほぼ円を形成する。3つのW相コイル23A、22B、21Cはほぼ円を形成する。結局、U相コイル21A、23B、22Cの1組は従来の3相ステータコイルのU相コイルと均等である。同様に、V相コイル22A、21B、23Cの1組は従来の3相ステータコイルのV相コイルと均等である。W相コイル23A、22B、21Cの1組は従来の3相ステータコイルのW相コイルと均等である。
図14は従来のWyeコイル2を示し、図15は図13に示される3個のWyeコイル2A、2B、2Cを示す。Wyeコイル2、2A、2B、2Cはそれぞれ波巻により巻かれている。破線は各相電流の方向を示す。Wyeコイル2、2A、2B、2Cは等しい巻数をもつ。その結果、3相インバータ3A、3B、3Cはそれぞれ、3相インバータ3の1/3の電流を出力する。
図16は第1実施例の変形態様を示し、図17は第2実施例の変形態様を示す。3相巻線2A、2B、2Cはそれぞれデルタコイルからなる。直列モードにおいて、各接続点P1、P2、P3に電圧Vd/2が印加される。
第3実施例
もう一つの巻数切替トラクションモータが図18を参照して説明される。このモータは、3相中性点リレー5が追加される点を除いて図8に示されるトラクションモータと本質的に同じである。3相中性点リレー5は、3個の固定接点51-53に対面する可動接点54を有している。固定接点51はレグ33Aの交流端子に接続される。固定接点52はレグ33Bの交流端子に接続される。固定接点53はレグ33Cの交流端子に接続される。
3相中性点リレー5は直列モードにおいて閉じられ、並列モードにおいて開かれる。これにより、直列モードにおける3相インバータ3Fの損失が低減される。3相中性点インバータである3相インバータ3FはW相レグ33A、U相レグ33BおよびV相レグ33Cからなる。同様に、3相インバータ3DはU相レグ31A、V相レグ31BおよびW相レグ31Cからなる。3相インバータ3EはV相レグ32A、W相レグ32BおよびU相レグ32Cからなる。
電磁リレーは、接点開放時における火花又はアーク電流故に短い寿命をもつ。しかし、この実施例によれば、3相インバータ3Fは、直列モードにおいて3個のレグ33A、33B、33Cをたとえばデユーティ比50%でPWMスイッチングされる。これにより、3個の固定接点51-53は直列モードにおいて互いに等しい電位をもつ。固定接点51-53間の電気抵抗はほぼゼロとなるため、3相インバータ3Fの電力損失は直列モードおいてほぼゼロとなる。その結果、3相中性点リレー5が閉じられる時に火花は発生しない。
直列モードが並列モードにシフトする時、可動接点54が固定接点51-53から完全に離れるまで3相インバータ3Fの上記PWMスイッチングは継続される。
これにより、3相インバータ3Fは、3相中性点リレー5が完全に開放されるまで固定接点51-53に等しい電位を印加する。したがって、3相中性点リレー5は十分な寿命をもつ。
第4実施例
巻数切替スタータジエネレータが図19を参照して説明される。図19に示される巻数切替スタータジエネレータは、3相整流器3Gが3相インバータ3Fの代わりに採用される点を除いて本質的に図18に示される巻数切替トラクションモータと同じである。3相整流器3Gは、W相ダイオードレグ33A、U相ダイオードレグ33BおよびV相ダイオードレグ33Cからなる。レグ33AはW相コイル23Aに接続される。レグ33BはU相コイル23Bに接続される。レグ33CはV相コイル23Cに接続される。
このスタータジエネレータは、直列モードおよび並列モードをもつ。3相中性点リレー5は、直列モードにおいて閉じられ、並列モードにおいて開かれる。6個のスイッチレグ31A、32A、31B、32B、31C、32Cは直列電動モードにおいて3個の3相巻線2A-2Cに6個の相電流を供給する。直列モードはエンジン始動、トルクブーストおよび回生制動のために実行される。6個のスイッチレグ31A、32A、31B、32B、31C、32Cは並列モードにおいて整流動作を実行する。並列モードは発電のために実行される。
このスタータジエネレータはさらに、ランデルロータコアに巻かれた界磁コイル9をもつ。界磁コイル9に供給される界磁電流は界磁電流コントローラ6により制御される。界磁電流コントローラ6は、3相中性点リレー5の開放直前に界磁電流を低減する。一般に、スタータジエネレータはエンジンの回転速度の急速な増加故に、エンジン始動直後に発電モードに移行する。したがって、この発電モードは直列モードで実行される。その結果、直列発電モードから並列発電モードへの移行のために3相中性点リレー5が開放される時、3相中性点リレー5はアーク電流を発生する。
この問題は、界磁電流を3相中性点リレー5の開放前に低減することにより解決される。この界磁電流低減により、スタータジエネレータの発電電流はゼロとなり、3相中性点リレー5は開放時に火花を発生しない。これにより、3相中性点リレー5は十分な寿命をもつことができる。
第5実施例
もう一つの車両用スタータジエネレータが図20を参照して説明される。ランデル型巻界磁同期機からなるこのスタータジエネレータは、ステータコイル2、3相インバータ3、3相ダイオード整流器4、3相中性点リレー5、界磁電流コントローラ6、界磁コイル9およびコントローラ10を有している。
ステータコイル2は、互いに独立するU相コイル21、V相コイル22およびW相コイル23からなるダブルエンド型の3相巻線からなる。インバータ3は3つのスイッチレグ31−33からなる。スイッチレグ31−33はそれぞれ、直列接続された上アームスイッチ及び下アームスイッチからなる。各アームスイッチは、逆並列ダイオードをもつNMOSトランジスタからなる。整流器4は3つのダイオードレグ34−36からなる。ダイオードレグ34−36はそれぞれ、直列接続された上アームダイオード及び下アームダイオードからなる。
レグ31-33の上アームスイッチおよびレグ41-43の上アームダイオードはバッテリ(図示せず)の正極に接続されている。レグ31-33の下アームスイッチおよびレグ41-43の下アームダイオードはこのバッテリの負極に接続されている。U相コイル21は、レグ31および41の交流端子を接続している。V相コイル22は、レグ32および42の交流端子を接続している。W相コイル23は、レグ33および43の交流端子を接続している。
図21は3相中性点リレー5の断面を示す。図22は固定接点51−53の接点面510、520、530を示す。3相中性点リレー5は、3個の固定接点51-53に対面する一つの可動接点54をもつ。さらに、3相中性点リレー5は、不図示の励磁コイル及び不図示のスプリングにより付勢される共通のプランジャ57を有している。円盤状の可動接点54は樹脂ホルダ56を介してプランジャ57の頂部に固定されている。3つの固定接点51−53は樹脂ホルダ55に固定されている。
図22に示されるように、互いに隣接する3つの固定接点51−53は円形に配置されている。固定接点51−53は小空隙Lを介して互いに約120度離れている。固定接点51−53は直線状に配列されてもよい。固定接点51−53の頭部はそれぞれ、樹脂ホルダ55から露出する扇状の接点面510、520及び530を有している。接点面510、520及び530は可動接点54の接点面530に対面している。固定接点51の基部511はU相レグ41の交流端子に接続されている。固定接点52の基部521はV相レグ42の交流端子に接続されている。固定接点53の基部531はW相レグ43の交流端子に接続されている。
リレー5はいわゆるノーマリーオンタイプの電磁コンタクタである。励磁電流が3相中性点リレー5の励磁コイルに供給されない時、可動接点54はスプリングにより固定接点51−53に向けて付勢されている。励磁電流が励磁コイルに供給される時、可動接点54は固定接点51−53から離れる。リレー5のオン抵抗は短い内部電流経路の故にほぼゼロとなる。
リレー5が閉じている直列モードにおいて、ステータコイル2はWyeコイルとなる。リレー5が開かれている並列モードにおいて、ステータコイル2は3個の相コイル21-23が互いに独立するダブルエンドコイルとなる。このダブルエンドコイルは、並列接続された2個のWyeコイルと本質的に等価である。言い換えれば、ダブルエンドコイルは6個のレグを必要とする。しかし、ダブルエンドコイルに接続される各レグは、通常のWyeコイルに接続される3相整流器の各レグと比べて半分の電流容量をもつことができる。ただし、ダブルエンドコイルの各相コイルの巻数は2倍とされる。
ステータコイル2の巻数は並列モードにおいて直列モードと比べて約60%となる。ステータコイル2の抵抗値は並列モードにおいて直列モードと比べて50%となる。ステータコイルのインダクタンスは並列モードにおいて直列モードと比べて実質的に約33%となる。
インバータ3は直列電動モードにおいてステータコイル2に3相電流を供給する。直列発電モードは低速領域又は超高速領域において採用される。並列発電モードにおいて、ステータコイル2により発電された3相電圧は、インバータ3および整流器4により整流される。並列発電モードは低銅損の故に大電流領域において好適である。
図23は、コントローラ10により実行されるリレー開放動作を示すフローチャートである。直列モードから並列モードへの移行が指令される時、リレー5の開放が実行される。しかし、リレー5の寿命は火花やアーク電流により短縮される。この問題はリレー開放前の界磁電流の低減により改善される。
まず、リレー5の開放が指令されたか否かが判定される(S100)。判定結果がYesであれば、界磁電流Ifの低減によりステータコイル2の発電電圧Vgが低減され、インバータ4もオフされる(S102)。次に、発電電圧Vgが所定値Vth未満となったか否かが判定される(S104)。好適には、所定値Vthはバッテリ電圧より低い。これにより、リレー5を流れる電流はほぼゼロとなる。判定結果がYesであれば、3相中性点リレー5が開かれ、並列モードが開始される(S106)。次に、界磁電流Ifの増加により、発電電圧Vgが増加される(S108)。結局、リレー5は必要な寿命をもつことができる。直列発電モードと並列発電モードの間の切替は、回転速度と発電電流と発電損失との関係を示すマップに基づいて実行されることができる。
界磁電流コントローラ6の一例が図24を参照して説明される。界磁コイル9によりロータ磁束を制御するスタータジエネレータにおいて、界磁コイル9のインダクタンスの故に界磁電流は緩慢に変化する。この問題は界磁コイル9のインダクタンスを低減することにより解決される。
図24に示されるように、界磁コイル9はランデルロータコアに巻かれた2つのサブコイル91および92からなる。2つのサブコイル91および91は互いに同じ巻方向をもつ。界磁電流コントローラ6は、Hブリッジ7およびダイオード回路8からなる。Hブリッジ7は、2つのスイッチレグ71および72からなる。スイッチレグ71および72はそれぞれ、直列接続された上アームトランジスタおよび下アームトランジスタからなる。スイッチレグ71および72の上アームトランジスタはバッテリの正極に接続されている。スイッチレグ71および72の下アームトランジスタはバッテリの負極に接続されている。
ダイオード回路8は、3個の直列ダイオード81-83と、4個の並列ダイオード84-87とからなる。サブコイル91および92は直列ダイオード82を通じて直列接続されている。サブコイル91は直列ダイオード81およびスリップリング93を通じてスイッチレグ71に接続されている。サブコイル92は直列ダイオード83およびスリップリング94を通じてスイッチレグ72に接続されている。
並列ダイオード84および85のアノード電極はスリップリング94に接続されている。並列ダイオード84のカソード電極は直列ダイオード81のカソード電極に接続されている。並列ダイオード85のカソード電極は直列ダイオード82のカソード電極に接続されている。並列ダイオード86および87のカソード電極はスリップリング93に接続されている。並列ダイオード86のアノード電極は直列ダイオード82のアノード電極に接続されている。並列ダイオード87のアノード電極は直列ダイオード83のアノード電極に接続されている。
界磁電流は並列モードにおいてスイッチレグ71からスイッチレグ72へ流れる。これにより、サブコイル91および92は直列に接続される。界磁電流は直列モードにおいてスイッチレグ72からスイッチレグ71へ流れる。これにより、サブコイル91および92は並列に接続される。したがって、界磁コイル9のインピーダンスは直列モードにおいて並列モードの1/4となる。エンジン始動は直列モードにより実行される。したがって、界磁電流はエンジン始動の初期に急速に立ち上がることができる。直列モードから並列モードへの移行において、スイッチレグ71、72は界磁電流低減のために遮断される。フリーホィーリング電流は急速に減衰することができる。
界磁電流の調節が説明される。並列モードによれば、スイッチレグ71の上アームトランジスタおよびスイッチレグ72の下アームトランジスタの一方が常にオンされ、他方がスイッチングされる。直列モードによれば、スイッチレグ72の上アームトランジスタおよびスイッチレグ71の下アームトランジスタの一方が常にオンされ、他方がスイッチングされる。4個の並列ダイオード84-87はいわゆるフリーホィーリングダイオードとして働く。
図25はスタータジエネレータの部分断面図である。モータハウジング11はロータ軸12を支持している。ダイオード回路8を内蔵する端子リング13は、ロータ軸12に固定されている。端子リング13はランデル型ロータコア14に隣接している。サブコイル91及び92をスリップリングに接続するために、端子リング11は4つの接続端子をもつ。3個の接続端子71−73だけが図25に示されている。好適には、ヒートシンクとしてのフランジ状銅板が端子リング13に埋設されている。この銅板はラジアルフアンの翼部としての機能をもつ突起をもつことができる。この突起は空気流により冷却される。フランジ形状をもつこの銅板はロータ軸12への放熱機能をもつ。

Claims (18)

  1. 複数の3相巻線に別々に接続された複数の3相コンバータと、
    前記各3相コンバータの各一つのスイッチレグからなる複数の中性点レグをPWMスイッチングすることにより前記各中性点レグの交流端子に互いにほぼ等しい電圧を印加する直列モードと、前記各中性点レグの交流端子に互いに異なる電圧を別々に印加する並列モードとをもつコントローラとを有することを特徴とする巻数切替電気機械。
  2. 前記各中性点レグは、直流電源の電圧の半分にほぼ等しい直流電圧を発生する請求項1記載の巻数切替電気機械。
  3. 前記各3相コンバータはそれぞれ、3相インバータからなる請求項2記載の巻数切替電気機械。
  4. 前記コントローラは、高トルクが要求される低速領域において前記直列モードを実行する請求項3記載の巻数切替電気機械。
  5. 前記コントローラは、前記各3相インバータを独立に運転する前記並列モードを高速領域において実行する請求項3記載の巻数切替電気機械。
  6. 永久磁石同期モータからなる請求項3記載の巻数切替電気機械。
  7. 前記各3相インバータは、第1の3相巻線(2A)に接続される第1の3相インバータ(3A)と、第2の3相巻線(2B)に接続される第2の3相インバータ(3B)からなる請求項3記載の巻数切替電気機械。
  8. 前記3相インバータは、第1の3相巻線(2A)に接続される第1の3相インバータ(3A)と、第2の3相巻線(2B)に接続される第2の3相インバータ(3B)と、第3の3相巻線(2C)に接続される第3の3相インバータ(3C)とからなる請求項3記載の巻数切替電気機械。
  9. 少なくとも一個の3相巻線に接続される複数の3相コンバータと、
    前記複数の3相コンバータの一つの3個の交流端子を短絡する3相中性点リレーと、
    ロータに巻かれた界磁コイルに供給する界磁電流を調整する界磁電流コントローラと、
    エンジン始動期間に前記3相中性点リレーを閉じ、かつ、発電期間に前記3相中性点リレーを開くためのコントローラと、
    を備えるスタータジエネレータからなることを特徴とする巻数切替電気機械。
  10. 前記コントローラは、前記3相中性点リレーが開かれる直前に前記3相中性点リレーを流れる電流を低減する請求項9記載の巻数切替電気機械。
  11. 前記コントローラは、前記3相中性点リレーを流れる電流がほぼゼロとなった後、前記3相中性点リレーの開放を実行する請求項10記載の巻数切替電気機械。
  12. 前記界磁電流コントローラは、前記3相中性点リレーが開かれる直前に前記界磁電流を低減する請求項11記載の巻数切替電気機械。
  13. 前記3相中性点リレーに接続される前記3相コンバータは、3相整流器からなる請求項9記載の巻数切替電気機械。
  14. 前記複数の3相コンバータは、3個の3相巻線の各一つの相コイルに接続される前記3相整流器と、前記3個の3相巻線の残りの6個の相コイルに接続される2個の3相インバータとからなる請求項13記載の巻数切替電気機械。
  15. 前記複数の3相コンバータは、3相巻線の3個の相コイルの各一端に発生する3相電圧を整流する前記3相整流器と、前記3個の相コイルの各他端に接続される3相インバータとからなる請求項13記載の巻数切替電気機械。
  16. 前記3相中性点リレーは、前記3個の交流端子に個別に接続され、かつ、互いに近接して配置された3つの固定接点に対面する実質的に共通の可動接点を有する請求項9記載の車両発電機。
  17. 前記界磁電流コントローラは、2個のサブコイルを含む前記界磁コイルのインダクタンスを変更するために前記界磁電流の方向を変更するHブリッジと、前記界磁コイルと前記Hブリッジとの間に配置されるダイオード回路とを有し、
    前記ダイオード回路は、前記2つのサブコイルを直列に接続する3個の直列ダイオードと、前記2つのサブコイルを並列接続する4個の並列ダイオードとを有する請求項9記載の巻数切替電気機械。
  18. 前記コントローラは、エンジン始動が指令される時、前記2つのサブコイルを並列接続する請求項17記載のスタータジエネレータ。
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