JP2018025665A - 表示装置、表示システム、制御装置、表示方法および表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】スクリーンに投射された投射画像を指示する場合に感じる眩しさを軽減するプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクター10は、画像を投射して表示する投射部20と、画像に対する描画操作を検出する指示体検出部54と、指示体検出部54が検出した描画操作に応じて、投射部20が表示した画像に対して描画する検出制御部32と、指示体検出部54が検出した描画操作に応じて、画像の明るさを制御する制御部30、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置、表示システム、制御装置、表示方法および表示プログラムに関する。
従来、入力された画像信号に基づく画像を、プロジェクターによってスクリーンに投射するとともに、投射された画像を撮像装置で撮像して、投射画像に対して行ったユーザーの操作をコンピューターで認識するインタラクティブシステムが提案されている。
例えば、スクリーンの投射面に映像を投射するプロジェクターと、スクリーンを撮像する撮像装置と、映像の一部を指示するポインティングデバイスと、を備えた情報表示システムが知られている(特許文献1)。このような情報表示システムでは、ユーザーがポインティングデバイスを把持してスクリーンに接近し、ポインティングデバイスでスクリーンに投射された投射画像上を移動させることにより、移動した軌跡を投射映像に重畳させることが可能である。これにより、ユーザーは所望の図形や文字を投射映像に重畳させることができる。
例えば、スクリーンの投射面に映像を投射するプロジェクターと、スクリーンを撮像する撮像装置と、映像の一部を指示するポインティングデバイスと、を備えた情報表示システムが知られている(特許文献1)。このような情報表示システムでは、ユーザーがポインティングデバイスを把持してスクリーンに接近し、ポインティングデバイスでスクリーンに投射された投射画像上を移動させることにより、移動した軌跡を投射映像に重畳させることが可能である。これにより、ユーザーは所望の図形や文字を投射映像に重畳させることができる。
しかしながら、近年のプロジェクターの光源は高輝度であり、スクリーンに投射された投射画像も高輝度であるため、ユーザーは、スクリーンに接近して投射画像上をポインティングデバイスで描画する場合、眩しさにより不快感を覚えると共に、図形や文字を詳細に描画することは困難であった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、スクリーンの投射画像を指示する場合の眩しさを軽減することを目的とする。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、スクリーンの投射画像を指示する場合の眩しさを軽減することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる表示装置は、画像を表示する表示部と、前記画像に対する描画操作を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記表示部が表示した前記画像に対して描画する描画部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる表示装置は、画像を表示する表示部と、前記画像に対する描画操作を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記表示部が表示した前記画像に対して描画する描画部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、表示部が表示した画像に対して描画操作を検出した場合、描画操作に応じて画像の明るさを制御するため、明るさを抑制することで、画像による眩しさを軽減できる。
[適用例2]
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記検出部が前記描画部による前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に基づいて前記画像内の第1領域を決定し、決定した前記第1領域の明るさを低減させることが好ましい。
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記検出部が前記描画部による前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に基づいて前記画像内の第1領域を決定し、決定した前記第1領域の明るさを低減させることが好ましい。
このような構成によれば、描画操作に基づいて画像内の第1領域が決定され、決定された第1領域の明るさが低減されるため、描画操作に係る第1領域が暗くなることから、描画に際して画像から感じる眩しさを軽減できる。
[適用例3]
上記適用例にかかる表示装置において、前記第1領域は、前記描画部による描画領域を規定するユーザーインターフェイス画像の周囲の領域であることが好ましい。
上記適用例にかかる表示装置において、前記第1領域は、前記描画部による描画領域を規定するユーザーインターフェイス画像の周囲の領域であることが好ましい。
このような構成によれば、描画部による描画領域を規定する画像よりも広い領域の明るさを低減させるため、画像の周辺における眩しさを軽減できる。
[適用例4]
上記適用例にかかる表示装置において、前記第1領域は、ユーザーインターフェイス画像または前記描画部が描画した描画画像を包含する領域であることが好ましい。
上記適用例にかかる表示装置において、前記第1領域は、ユーザーインターフェイス画像または前記描画部が描画した描画画像を包含する領域であることが好ましい。
このような構成によれば、ユーザーインターフェイス画像または描画画像を包含する領域の明るさを低減させるため、ユーザーインターフェイス画像または描画画像の周囲における画像の眩しさを軽減できる。
[適用例5]
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記第1領域における明るさを均一に低減させても良い。
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記第1領域における明るさを均一に低減させても良い。
[適用例6]
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記第1領域において前記ユーザーインターフェイス画像または前記描画画像に近づくに従い前記第1領域の明るさを漸次低減させても良い。
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記第1領域において前記ユーザーインターフェイス画像または前記描画画像に近づくに従い前記第1領域の明るさを漸次低減させても良い。
[適用例7]
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記検出部が描画の終了を検出した場合、低減した前記第1領域の明るさを復元させることが好ましい。
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記検出部が描画の終了を検出した場合、低減した前記第1領域の明るさを復元させることが好ましい。
このような構成によれば、描画部が描画操作を終了した場合、低減した第1領域の明るさが復元するため、画像の視認性が向上する。
[適用例8]
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記第1領域の色をグレー色に変更することにより前記第1領域の明るさを低減させても良い。
上記適用例にかかる表示装置において、前記制御部は、前記第1領域の色をグレー色に変更することにより前記第1領域の明るさを低減させても良い。
[適用例9]
本適用例にかかる表示システムは、画像を表示する表示部と、前記画像に対する描画操作を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記表示部が表示した前記画像に対して描画する描画部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる表示システムは、画像を表示する表示部と、前記画像に対する描画操作を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記表示部が表示した前記画像に対して描画する描画部と、前記検出部が検出した前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、表示部に表示した画像に対して描画操作を検出した場合、描画操作に応じて画像の明るさを制御するため、明るさを抑制することで、画像から受ける眩しさを軽減できる。
[適用例10]
本適用例にかかる制御装置は、描画操作に応じて、表示された画像に対して描画する描画部と、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる制御装置は、描画操作に応じて、表示された画像に対して描画する描画部と、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、描画操作に応じて、表示された画像に対して描画し、描画操作に応じて画像の明るさを制御するため、明るさを抑制することで、画像から受ける眩しさを軽減できる。
[適用例11]
本適用例にかかる表示方法は、表示された画像に対する描画操作を検出する検出工程と、前記検出工程で前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
本適用例にかかる表示方法は、表示された画像に対する描画操作を検出する検出工程と、前記検出工程で前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
このような方法によれば、表示された画像に対して描画操作を検出した場合、描画操作に応じて画像の明るさを制御するため、明るさを抑制することで、画像による眩しさを軽減できる。
[適用例12]
本適用例にかかる表示プログラムは、表示された画像に対する描画操作を検出する検出機能と、前記検出機能が前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御機能と、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
本適用例にかかる表示プログラムは、表示された画像に対する描画操作を検出する検出機能と、前記検出機能が前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御機能と、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
このような機能によれば、表示された画像に対して描画操作を検出した場合、描画操作に応じて画像の明るさを制御するため、明るさを抑制することで、画像による眩しさを軽減できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明を適用した実施形態1に係るプロジェクションシステム1の構成を示す図である。本実施形態1では、プロジェクションシステム1は表示システムに相当し、表示装置としてのプロジェクター10を有する。
プロジェクター10は、スクリーンSCの直上に設置され、斜め下方に向けて画像を投射する短焦点型である。また、本実施形態1で例示するスクリーンSCは、壁面に固定されるか、または、床面に立設された、平板または幕である。尚、壁面をスクリーンSCとして使用することも可能である。この場合、スクリーンSCとして使用される壁面の上部にプロジェクター10が取り付けられても良い。
図1は、本発明を適用した実施形態1に係るプロジェクションシステム1の構成を示す図である。本実施形態1では、プロジェクションシステム1は表示システムに相当し、表示装置としてのプロジェクター10を有する。
プロジェクター10は、スクリーンSCの直上に設置され、斜め下方に向けて画像を投射する短焦点型である。また、本実施形態1で例示するスクリーンSCは、壁面に固定されるか、または、床面に立設された、平板または幕である。尚、壁面をスクリーンSCとして使用することも可能である。この場合、スクリーンSCとして使用される壁面の上部にプロジェクター10が取り付けられても良い。
このプロジェクションシステム1では、インタラクティブ機能、即ち、プロジェクター10が画像を投射するスクリーンSC上において、ユーザー(操作者)が指示体70を用いて所定の操作を指示することが可能である。指示体70は、例えば、ペン型の入力デバイスであり、操作者は軸部71を把持し、先端をスクリーンSCに押しつけるように使用する。指示体70の先端には押圧操作を検出する操作スイッチ72が設けられており、操作者が指示体70の先端をスクリーンSCに押し付けた場合に、操作スイッチ72がオンになる。操作者は、スクリーンSC上の任意の位置で指示体70の先端をスクリーンSCに押しつけることで、位置指示操作を行うことができる。
プロジェクター10は、後述するように、スクリーンSC上における指示体70の位置を検出する機能を有する。プロジェクター10は、操作者が位置指示操作を行った場合に、指示体70の先端がスクリーンSCに接した位置を操作位置として検出する。
プロジェクションシステム1は、操作者が指示体70を指示して行う位置指示操作を受け付けて、この操作を投射画像に反映させることができる。具体的には、プロジェクションシステム1は、ユーザーによる描画操作、即ち、ユーザーにより把持された指示体70がスクリーンSC上に押し付けられた状態で移動する操作に基づいて、直線、曲線、多角形などの図形や、文字等の描画画像210を描画し、描画画像210をスクリーンSCに投射する。プロジェクションシステム1は、何らかの投射画像がスクリーンSCに投射されている場合には、この投射画像に対して(重畳して)描画画像210を描画しても良い。他方で、投射画像が無い場合には、スクリーンSCに白色光が投射されてホワイトボードのような状態になり、プロジェクションシステム1は、このようなスクリーンSC上に描画画像210を描画しても良い。
尚、本実施形態1では、指示体70による指示を想定するが、これには限定されない。例えば、操作者の手指や、操作者が把持する差し棒であっても良い。
プロジェクションシステム1は、操作者が指示体70を指示して行う位置指示操作を受け付けて、この操作を投射画像に反映させることができる。具体的には、プロジェクションシステム1は、ユーザーによる描画操作、即ち、ユーザーにより把持された指示体70がスクリーンSC上に押し付けられた状態で移動する操作に基づいて、直線、曲線、多角形などの図形や、文字等の描画画像210を描画し、描画画像210をスクリーンSCに投射する。プロジェクションシステム1は、何らかの投射画像がスクリーンSCに投射されている場合には、この投射画像に対して(重畳して)描画画像210を描画しても良い。他方で、投射画像が無い場合には、スクリーンSCに白色光が投射されてホワイトボードのような状態になり、プロジェクションシステム1は、このようなスクリーンSC上に描画画像210を描画しても良い。
尚、本実施形態1では、指示体70による指示を想定するが、これには限定されない。例えば、操作者の手指や、操作者が把持する差し棒であっても良い。
また、この機能により描画された画像を、画像データとして保存しても良い。この場合、描画画像210のみを画像データとして保存しても良く、また、描画時にスクリーンSCに投射されていた投射画像と描画画像210とが重なった1つの画像を、画像データとして保存することもできる。
図2は、プロジェクター10を構成する各部の機能ブロック図である。
このプロジェクター10は、画像データが入力される画像データ入力部11を備えている。
画像データ入力部11は、例えば、USBインターフェイス、有線または無線LANインターフェイス等の通信インターフェイスであっても良い。例えば、画像データ入力部11が備えるLANインターフェイスに、サーバー装置や他のプロジェクターが接続されても良い。
図2は、プロジェクター10を構成する各部の機能ブロック図である。
このプロジェクター10は、画像データが入力される画像データ入力部11を備えている。
画像データ入力部11は、例えば、USBインターフェイス、有線または無線LANインターフェイス等の通信インターフェイスであっても良い。例えば、画像データ入力部11が備えるLANインターフェイスに、サーバー装置や他のプロジェクターが接続されても良い。
また、画像データ入力部11は、アナログ映像信号やデジタル画像データが入力される画像入力端子を備えていても良い。画像入力端子は、VGA端子、DVI(Digital Visual Interface)、S映像端子、RCA端子、D端子、HDMI(登録商標)規格に準拠したHDMIコネクター等である。画像データ入力部11は、これらの画像入力端子に対応するインターフェイス回路や画像処理回路を備えていても良い。また、画像データ入力部11は、フラッシュメモリー等に記憶された画像データを読み取る読取機能を備えても良い。
プロジェクター10は、光学的な画像の形成を行う投射部20と、画像データを処理する画像処理系と、に大別できる。
投射部20は、照明光学系21、光変調装置22、および、投射光学系23を備えて構成されている。照明光学系21は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等からなる光源を備える。また、照明光学系21は、光源が発した光を光変調装置22に導くリフレクターおよび補助リフレクターを備えていても良い。更に、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、または、光源が発した光の光量を光変調装置22に至る経路上で低減させる調光素子等を備えていても良い。尚、投射部20は画像を表示する表示部に相当する。
プロジェクター10は、光学的な画像の形成を行う投射部20と、画像データを処理する画像処理系と、に大別できる。
投射部20は、照明光学系21、光変調装置22、および、投射光学系23を備えて構成されている。照明光学系21は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等からなる光源を備える。また、照明光学系21は、光源が発した光を光変調装置22に導くリフレクターおよび補助リフレクターを備えていても良い。更に、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、または、光源が発した光の光量を光変調装置22に至る経路上で低減させる調光素子等を備えていても良い。尚、投射部20は画像を表示する表示部に相当する。
光変調装置22は、例えば、RGBの三原色に対応した3枚の透過型液晶パネルを備え、この液晶パネルを透過する光を変調して画像光を生成する。照明光学系21からの光はRGBの3色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系23に射出される。
投射光学系23は、投射する画像の拡大・縮小および焦点の調整を行うズームレンズ、ズームの度合いを調整するズーム調整用モーター、フォーカスの調整を行うフォーカス調整用モーター、投射光をスクリーンSCに向けて反射する凹面鏡等を備えている。投射光学系23は、光変調装置22で変調された画像光のズーム調整およびフォーカス調整を行って、レンズ群を通った光を凹面鏡によりスクリーンSC方向へ導き、スクリーンSC上に結像させる。投射部20には、制御部30の制御に従って投射光学系23が備える各モーターを駆動する投射光学系駆動部16、および、制御部30の制御に従って照明光学系21が備える光源を駆動する光源駆動部14が接続されている。なお、投射光学系23の具体的構成は上記の例に限定されず、例えば凹面鏡を含むミラーを用いない構成により、光変調装置22で変調された光をレンズによってスクリーンSCに投射し、結像させることも可能である。
投射光学系23は、投射する画像の拡大・縮小および焦点の調整を行うズームレンズ、ズームの度合いを調整するズーム調整用モーター、フォーカスの調整を行うフォーカス調整用モーター、投射光をスクリーンSCに向けて反射する凹面鏡等を備えている。投射光学系23は、光変調装置22で変調された画像光のズーム調整およびフォーカス調整を行って、レンズ群を通った光を凹面鏡によりスクリーンSC方向へ導き、スクリーンSC上に結像させる。投射部20には、制御部30の制御に従って投射光学系23が備える各モーターを駆動する投射光学系駆動部16、および、制御部30の制御に従って照明光学系21が備える光源を駆動する光源駆動部14が接続されている。なお、投射光学系23の具体的構成は上記の例に限定されず、例えば凹面鏡を含むミラーを用いない構成により、光変調装置22で変調された光をレンズによってスクリーンSCに投射し、結像させることも可能である。
一方、画像処理系は、プロジェクター10全体を制御する制御部30を中心に、記憶部35、操作検出部17、画像処理部40、及び光変調装置駆動部15を備えている。記憶部35は、制御部30が実行する制御プログラム36、および、制御部30が処理するデータを記憶する。また、画像処理部40は、画像データ入力部11を介して入力された入力画像を処理し、光変調装置駆動部15は画像処理部40が処理した画像信号に基づいて光変調装置22を駆動して描画を行う。
操作検出部17は、リモコン受光部18および操作パネル19に接続され、リモコン受光部18及び操作パネル19を介した操作を検出する。
リモコン受光部18は、プロジェクター10の操作者が使用するリモコン(図示略)がボタン操作に対応して送信した赤外線信号を、リモコン受光部18によって受光する。リモコン受光部18は、上記リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、上記リモコンにおける操作内容を示す操作データを生成し、制御部30に出力する。
操作検出部17は、リモコン受光部18および操作パネル19に接続され、リモコン受光部18及び操作パネル19を介した操作を検出する。
リモコン受光部18は、プロジェクター10の操作者が使用するリモコン(図示略)がボタン操作に対応して送信した赤外線信号を、リモコン受光部18によって受光する。リモコン受光部18は、上記リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、上記リモコンにおける操作内容を示す操作データを生成し、制御部30に出力する。
操作パネル19は、プロジェクター10の外装筐体に設けられ、各種スイッチおよびインジケーターランプを有する。操作検出部17は、制御部30の制御に従い、プロジェクター10の動作状態や設定状態に応じて操作パネル19のインジケーターランプを適宜点灯或いは点滅させる。この操作パネル19のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作データが操作検出部17から制御部30に出力される。
制御部30は、画像データ入力部11から入力された画像データを画像処理部40に出力する。
画像処理部40は、画像入力部41、表示制御部42、描画処理部43及びフレームメモリー44を備えている。
画像入力部41は、入力された画像データをバッファーリングする。
表示制御部42は、画像入力部41に入力された画像データに対し、インターレース/プログレッシブ変換、解像度変換、色変換等の各種変換処理を適宜実行し、予め設定されたフォーマットの画像データを生成する。
描画処理部43は、表示制御部42により処理された画像データに基づいてフレームメモリー44にフレーム毎の画像を展開する。
制御部30は、画像データ入力部11から入力された画像データを画像処理部40に出力する。
画像処理部40は、画像入力部41、表示制御部42、描画処理部43及びフレームメモリー44を備えている。
画像入力部41は、入力された画像データをバッファーリングする。
表示制御部42は、画像入力部41に入力された画像データに対し、インターレース/プログレッシブ変換、解像度変換、色変換等の各種変換処理を適宜実行し、予め設定されたフォーマットの画像データを生成する。
描画処理部43は、表示制御部42により処理された画像データに基づいてフレームメモリー44にフレーム毎の画像を展開する。
フレームメモリー44に展開された画像データは、光変調装置駆動部15に出力される。また、描画処理部43は、フレームメモリー44に展開された画像データに対し、台形歪み補正や糸巻き型歪み補正を行っても良い。この場合、描画処理部43は、フレームメモリー44に展開された画像データを、例えば、台形歪み補正を補償する形状の台形に変形させる。更に、描画処理部43は、プロジェクター10が描画を行う動作モードにおいて、指示体70の操作位置の座標に従って、フレームメモリー44に展開された画像に図形等の画像を加え、或いは消去する編集を行い、画像を生成または更新する。これにより、指示体70の操作に応じた画像が描画されてスクリーンSCに投射される。
指示体70は、操作スイッチ72に加え、赤外線信号を出力する送信部74を備えている。送信部74は、例えば赤外LED等の発光部、発光制御回路、電源等を備える。送信部74は、指示体70の電源がオンになっている状態で、周期的に赤外線信号を送信する。送信部74は、操作スイッチ72の操作状態(オン/オフ)によって赤外線信号を変調し、例えばIrDA規格に準拠した方式により操作スイッチ72のオン/オフを示すデータを送信する。
指示体70は、操作スイッチ72に加え、赤外線信号を出力する送信部74を備えている。送信部74は、例えば赤外LED等の発光部、発光制御回路、電源等を備える。送信部74は、指示体70の電源がオンになっている状態で、周期的に赤外線信号を送信する。送信部74は、操作スイッチ72の操作状態(オン/オフ)によって赤外線信号を変調し、例えばIrDA規格に準拠した方式により操作スイッチ72のオン/オフを示すデータを送信する。
プロジェクター10は、指示体70による操作を検出する位置検出部50を備えている。位置検出部50は、撮像部51、受信部52、撮影制御部53、指示体検出部54、および座標算出部55の各部を備えて構成される。
撮像部51は、撮像光学系、撮像素子、インターフェイス回路等を有し、投射光学系23の投射方向を撮影する。撮像部51の撮像光学系は、投射光学系23と同じ方向を向いて配置され、投射光学系23がスクリーンSC上に画像を投射する範囲をカバーする画角を有する。また、撮像素子としてはCCDやCMOSが挙げられる。インターフェイス回路は、撮像素子の検出値を読み出して出力する。
撮像部51は、撮像光学系、撮像素子、インターフェイス回路等を有し、投射光学系23の投射方向を撮影する。撮像部51の撮像光学系は、投射光学系23と同じ方向を向いて配置され、投射光学系23がスクリーンSC上に画像を投射する範囲をカバーする画角を有する。また、撮像素子としてはCCDやCMOSが挙げられる。インターフェイス回路は、撮像素子の検出値を読み出して出力する。
撮影制御部53は、撮像部51により撮影を実行させて撮影画像データを生成する。撮影制御部53の制御により撮像部51が撮影を実行すると、スクリーンSC上に投射された画像とともに、スクリーンSC上またはその近傍で操作されている指示体70が撮影される。撮像部51の撮像素子は可視光線の波長域に感度を有するものであっても良いが、本実施形態1では、赤外光、または、赤外光と可視光の波長域に感度を有する。撮像部51は、撮像光学系により集光した赤外光の撮影画像データを出力する。
受信部52は、送信部74が送信した赤外線信号を受信してデコードし、受信データを出力する。受信部52が出力する受信データは、操作スイッチ72の操作状態を示すデータを含んでいる。
受信部52は、送信部74が送信した赤外線信号を受信してデコードし、受信データを出力する。受信部52が出力する受信データは、操作スイッチ72の操作状態を示すデータを含んでいる。
指示体検出部54は、描画操作を検出する検出部に相当し、撮影制御部53が生成する撮影画像データに基づいて、指示体70の位置を検出する。指示体検出部54は、撮影画像データから指示体70に似た形状を検出して指示体70の画像を切り出す処理を実行し、撮影画像データにおける指示体70の位置を特定する。ここで、指示体検出部54は、指示体70の先端が向いている方向を特定しても良い。また、指示体検出部54は、受信部52が出力する受信データに基づいて操作スイッチ72の操作状態を検出する。尚、指示体70の検出方法は、指示体70に似た形状を検出する方法には限定されず、ライトカーテンによる反射光の検出方法も想定できる。
ライトカーテンによる反射光の検出方法は、例えば、スクリーンSCの表面全体に亘って層状(又はカーテン状)の検出光(例えば、赤外光)を射出し、赤外光を反射する部位を有する指示体70で反射する反射光を撮影し、撮影した画像における反射光の位置から指示体70の位置を検出しても良い。ライトカーテンによる反射光の検出方法の詳細は、本発明の要旨ではないため省略する(かかる方式については、例えば、特開2015−159523号公報を参照)。
ライトカーテンによる反射光の検出方法は、例えば、スクリーンSCの表面全体に亘って層状(又はカーテン状)の検出光(例えば、赤外光)を射出し、赤外光を反射する部位を有する指示体70で反射する反射光を撮影し、撮影した画像における反射光の位置から指示体70の位置を検出しても良い。ライトカーテンによる反射光の検出方法の詳細は、本発明の要旨ではないため省略する(かかる方式については、例えば、特開2015−159523号公報を参照)。
座標算出部55は、指示体検出部54が特定した撮影画像データにおける指示体70の位置に基づき、指示体70の先端がスクリーンSC上で指し示している位置の座標、すなわち操作位置の座標を算出する。具体的には、座標算出部55は、撮影画像データにおける操作位置に基づき、スクリーンSC上に投射部20が投射画像を投射する領域(投射範囲)を基準とする座標を算出する。座標算出部55は、算出した操作位置の座標、操作スイッチ72の操作状態等を示すデータを、制御部30に出力する。また、座標算出部55は、撮像部51により撮影された撮影画像データを制御部30に出力しても良い。
制御部30は、記憶部35に記憶された制御プログラム36を読み出して実行することにより、投射制御部31、検出制御部32、領域決定部33、及び、減光制御部34の機能を実現し、プロジェクター10の各部を制御する。
制御部30は、記憶部35に記憶された制御プログラム36を読み出して実行することにより、投射制御部31、検出制御部32、領域決定部33、及び、減光制御部34の機能を実現し、プロジェクター10の各部を制御する。
投射制御部31は、操作検出部17から入力される操作データに基づいて、操作者が行った操作の内容を取得する。投射制御部31は、操作者が行った操作に応じて画像処理部40、光変調装置駆動部15、投射光学系駆動部16および光源駆動部14を制御して、スクリーンSCに画像を投射させる。また、投射制御部31は、投射光学系駆動部16を制御して、投射光学系23によるフォーカス調整、ズーム調整、絞り調整等を実行させる。
検出制御部32は、位置検出部50を制御して、指示体70の操作位置の検出を実行させ、操作位置の座標と操作スイッチ72の操作状態とを検出する。
更に、検出制御部32は、投射部20が表示した画像に対して描画する描画部に相当し、指示体70の操作位置および操作スイッチ72の操作状態に基づいて、描画に関する所定の機能を実行させる。例えば、操作者のリモコン操作により、スクリーンSC上にメニュー(図示略)が重畳して投射され、投射されたメニューの中から操作者が指示体70を使って描画機能のメニューを選択した場合、検出制御部32は、指示体70の指示位置に基づいて、指示体70の移動軌跡を描画するフリー描画機能や、所望の文字を描画するテキストボックス機能を起動させても良い。
検出制御部32は、位置検出部50を制御して、指示体70の操作位置の検出を実行させ、操作位置の座標と操作スイッチ72の操作状態とを検出する。
更に、検出制御部32は、投射部20が表示した画像に対して描画する描画部に相当し、指示体70の操作位置および操作スイッチ72の操作状態に基づいて、描画に関する所定の機能を実行させる。例えば、操作者のリモコン操作により、スクリーンSC上にメニュー(図示略)が重畳して投射され、投射されたメニューの中から操作者が指示体70を使って描画機能のメニューを選択した場合、検出制御部32は、指示体70の指示位置に基づいて、指示体70の移動軌跡を描画するフリー描画機能や、所望の文字を描画するテキストボックス機能を起動させても良い。
領域決定部33は、検出制御部32が制御する機能に応じて、減光する領域(第1領域)を決定する。例えば、検出制御部32が、フリー描画機能やテキストボックス機能を起動させた場合、領域決定部33は、フリー描画機能やテキストボックス機能が投射される領域に基づいて、減光する領域を決定する。本実施形態1では、減光する領域は、フリー描画機能やテキストボックス機能に応じたユーザーインターフェイスを包含する領域であり、フリー描画機能が表示するウィンドウやユーザーインターフェイスが占める領域よりも広い。
減光制御部34は、投射画像において減光する領域を対象として減光させる。本実施形態1では、減光する領域に対してグレー色に変更する態様を想定する。
減光制御部34は、投射画像において減光する領域を対象として減光させる。本実施形態1では、減光する領域に対してグレー色に変更する態様を想定する。
ここで、図3および図4を参照し、領域決定部33および減光制御部34の機能について詳述する。
図3は、スクリーンSCに投射されたフリー描画機能のユーザーインターフェイス画像の一例として、ユーザーインターフェイス画面80を示す。ユーザーインターフェイス画面80は、ユーザーによる描画領域を規定する。このユーザーインターフェイス画面80は、操作者の指示に基づいてスクリーンSC上に新規に作成される。また、既に作成されていたユーザーインターフェイス画面80が、操作者の指示によりアクティブ化されても良い。ユーザーは、ユーザーインターフェイス画面80内を指示体70で指示することで、所望の図形や文字を描画できる。
図3は、スクリーンSCに投射されたフリー描画機能のユーザーインターフェイス画像の一例として、ユーザーインターフェイス画面80を示す。ユーザーインターフェイス画面80は、ユーザーによる描画領域を規定する。このユーザーインターフェイス画面80は、操作者の指示に基づいてスクリーンSC上に新規に作成される。また、既に作成されていたユーザーインターフェイス画面80が、操作者の指示によりアクティブ化されても良い。ユーザーは、ユーザーインターフェイス画面80内を指示体70で指示することで、所望の図形や文字を描画できる。
従来のプロジェクターでは、ユーザーインターフェイス画面80が無地で高輝度なスクリーンSCに投射される場合、ユーザーインターフェイス画面80とスクリーンSCとのコントラストが高くなる。即ち、ユーザーインターフェイス画面80が表示されている領域と、表示されていない領域との明るさの差が大きい。従って、操作者は、ユーザーインターフェイス画面80への描画を行う場合、眩しさを感じる。
本発明では、領域決定部33は、ユーザーインターフェイス画面80の周囲、即ち、外縁部に沿った領域を減光領域85に決定する。更に、減光制御部34は、減光領域85にグレー色の成分を均一に付加して投射させる。これにより、指示体70を把持してスクリーンSCに接近した操作者は、投射光により輝度が高くなったスクリーンSCと比較して、ユーザーインターフェイス画面80の周囲が暗くなるように減光されているため、眩しさが軽減された状態で描画できる。
尚、減光領域85にグレー色の成分を均一に変更することで、減光領域85の明るさは一定であるが、これには限定されない。また、図3では、ユーザーインターフェイス画面80の外縁部に沿った矩形状の領域を減光領域85に決定しているが、これには限定されない。また、減光領域85に付加される色はグレー色のみには限定されない。
本発明では、領域決定部33は、ユーザーインターフェイス画面80の周囲、即ち、外縁部に沿った領域を減光領域85に決定する。更に、減光制御部34は、減光領域85にグレー色の成分を均一に付加して投射させる。これにより、指示体70を把持してスクリーンSCに接近した操作者は、投射光により輝度が高くなったスクリーンSCと比較して、ユーザーインターフェイス画面80の周囲が暗くなるように減光されているため、眩しさが軽減された状態で描画できる。
尚、減光領域85にグレー色の成分を均一に変更することで、減光領域85の明るさは一定であるが、これには限定されない。また、図3では、ユーザーインターフェイス画面80の外縁部に沿った矩形状の領域を減光領域85に決定しているが、これには限定されない。また、減光領域85に付加される色はグレー色のみには限定されない。
図4は、グレー色の成分を均一に付加せず、減光領域85の明るさを変化させた一例を説明する図である。この場合、減光制御部34は、減光領域85の外周部ではスクリーンSCと略同じ明るさとし、ユーザーインターフェイス画面80の外周部に近づくに従い、グレー色の成分を増分させて明るさを漸次低減させるように制御している。
例えば、図4の線分AAにおけるX方向の明るさ分布では、ユーザーインターフェイス画面80の外周縁部をユーザーインターフェイス画面80の明るさBR1とし、減光領域85の端部をスクリーンSCに投射されている光の強さBR2とし、BR1とBR2との間を一次補間する。また、図示は略すが、Y方向の明るさ分布も同様である。これにより、明るさが緩やかに減少するため、操作者は眩しさが軽減されることに加えて、急激な明暗差による不快感も軽減される。
例えば、図4の線分AAにおけるX方向の明るさ分布では、ユーザーインターフェイス画面80の外周縁部をユーザーインターフェイス画面80の明るさBR1とし、減光領域85の端部をスクリーンSCに投射されている光の強さBR2とし、BR1とBR2との間を一次補間する。また、図示は略すが、Y方向の明るさ分布も同様である。これにより、明るさが緩やかに減少するため、操作者は眩しさが軽減されることに加えて、急激な明暗差による不快感も軽減される。
減光制御部34は、操作者がユーザーインターフェイス画面80のOKボタン86やキャンセルボタン87を押下し、描画を明示的に終了させた場合や、描画が終了して指示体70がスクリーンSCから離れて所定時間経過後に、減光領域85の減光を終了させ、投射画像の輝度を復元させる。
また、図5に示すように、描画機能がユーザーインターフェイス画面80のようなウィンドウ枠を有しない場合(換言すれば、スクリーンSC全体に描画することができる場合)、領域決定部33は、指示体70がスクリーンSCを指示する位置を中心に所定の大きさの領域、即ち、この位置を包含する領域を減光領域85に決定し、減光制御部34は減光領域85を減光しても良い。この場合、指示体70が移動すると、減光制御部34は移動前の減光領域85に加えて、移動先も新たな減光領域85となる。このようにして、指示体70の移動軌跡の周囲が減光領域85として減光される。
また、図5に示すように、描画機能がユーザーインターフェイス画面80のようなウィンドウ枠を有しない場合(換言すれば、スクリーンSC全体に描画することができる場合)、領域決定部33は、指示体70がスクリーンSCを指示する位置を中心に所定の大きさの領域、即ち、この位置を包含する領域を減光領域85に決定し、減光制御部34は減光領域85を減光しても良い。この場合、指示体70が移動すると、減光制御部34は移動前の減光領域85に加えて、移動先も新たな減光領域85となる。このようにして、指示体70の移動軌跡の周囲が減光領域85として減光される。
また、図6に示すように、領域決定部33は、ユーザーインターフェイス画面80の周囲に限定せず、スクリーンSCの全域を減光領域85としても良い。尚、領域決定部33は、ウィンドウ枠を有しない場合も同様に、スクリーンSCの全域を減光領域85としても良い。
図7は、制御部30により実行される減光処理(表示方法および表示プログラムに相当する)の流れを説明するフローチャートである。
この処理は、検出制御部32が描画操作の開始を検出した場合に開始される。尚、この検出は、検出工程および検出機能に相当する。この処理が開始されると、制御部30は、指示体70の指示位置に基づいて、減光する領域および位置を決定する(ステップS150)。
図7は、制御部30により実行される減光処理(表示方法および表示プログラムに相当する)の流れを説明するフローチャートである。
この処理は、検出制御部32が描画操作の開始を検出した場合に開始される。尚、この検出は、検出工程および検出機能に相当する。この処理が開始されると、制御部30は、指示体70の指示位置に基づいて、減光する領域および位置を決定する(ステップS150)。
次に、制御部30は、決定した位置および領域に基づいて、投射する光量を減光する(ステップS152)<制御工程および制御機能>。
次に、制御部30は、指示体70の指示状態や指示位置に基づいて、減光している領域の減光を終了するか、否かを判定する(ステップS154)。
ここで、減光している領域の減光を継続すると判定した場合(ステップS154でNo)、ステップS150に戻る。
他方で、減光している領域の減光を終了すると判定した場合(ステップS154でYes)、制御部30は、減光していた領域の投射する光量を復元し(ステップS156)、一連の処理を終了する。
次に、制御部30は、指示体70の指示状態や指示位置に基づいて、減光している領域の減光を終了するか、否かを判定する(ステップS154)。
ここで、減光している領域の減光を継続すると判定した場合(ステップS154でNo)、ステップS150に戻る。
他方で、減光している領域の減光を終了すると判定した場合(ステップS154でYes)、制御部30は、減光していた領域の投射する光量を復元し(ステップS156)、一連の処理を終了する。
尚、制御部30の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態1においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現しても良く、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現しても良い。
以上述べた実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)プロジェクター10がユーザーインターフェイス画面80をスクリーンSCに投射し、操作者が指示体70でユーザーインターフェイス画面80内に図形や文字を描画する場合、制御部30はユーザーインターフェイス画面80の周囲の投射画像を減光させるため、操作者は投射画像から受ける眩しさが軽減され、ユーザーインターフェイス画面80の操作指示を軽快にできる。更に、眩しさが軽減されるため、ユーザーインターフェイス画面80において図形や文字を詳細に描画できる。
(2)プロジェクター10がユーザーインターフェイス画面80の周囲を減光して投射している場合、操作者がユーザーインターフェイス画面80に対する指示操作を終了すると、減光されていた領域は復元されるため、減光状態が継続される場合と比較して投射画像の視認性が向上する。
(1)プロジェクター10がユーザーインターフェイス画面80をスクリーンSCに投射し、操作者が指示体70でユーザーインターフェイス画面80内に図形や文字を描画する場合、制御部30はユーザーインターフェイス画面80の周囲の投射画像を減光させるため、操作者は投射画像から受ける眩しさが軽減され、ユーザーインターフェイス画面80の操作指示を軽快にできる。更に、眩しさが軽減されるため、ユーザーインターフェイス画面80において図形や文字を詳細に描画できる。
(2)プロジェクター10がユーザーインターフェイス画面80の周囲を減光して投射している場合、操作者がユーザーインターフェイス画面80に対する指示操作を終了すると、減光されていた領域は復元されるため、減光状態が継続される場合と比較して投射画像の視認性が向上する。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8は、プロジェクションシステム1の構成を示す図である。実施形態1では、プロジェクションシステム1はプロジェクター10を備えた構成、即ち、単体で構成したが、実施形態2では、プロジェクションシステム1はプロジェクター10およびコンピューター装置100のように複数の装置で構成する。
コンピューター装置100は、制御部101、記憶部110、外部I/F109、入力部106、表示制御部107およびモニター108を備える。尚、コンピューター装置100は、検出した描画操作に応じて画像の明るさを制御する制御装置に相当し、パーソナルコンピューターやタブレット端末の態様を想定する。
次に、本発明の実施形態2について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8は、プロジェクションシステム1の構成を示す図である。実施形態1では、プロジェクションシステム1はプロジェクター10を備えた構成、即ち、単体で構成したが、実施形態2では、プロジェクションシステム1はプロジェクター10およびコンピューター装置100のように複数の装置で構成する。
コンピューター装置100は、制御部101、記憶部110、外部I/F109、入力部106、表示制御部107およびモニター108を備える。尚、コンピューター装置100は、検出した描画操作に応じて画像の明るさを制御する制御装置に相当し、パーソナルコンピューターやタブレット端末の態様を想定する。
制御部101は、CPU、CPUが実行する基本制御プログラム等を記憶したROM、および、CPUが実行するプログラムやCPUが処理するデータ等を一時的に格納するRAM等により実現される。実施形態1では、プロジェクター10の制御部30が検出制御部32、領域決定部33および減光制御部34を備えたが、本実施形態2では、コンピューター装置100の制御部101が検出制御部32、領域決定部33および減光制御部34を備える。
入力部106は、キーボードおよびマウス等のポインティングデバイスを含む入力デバイスによる入力操作を検出する。表示制御部107は、入力部106が検出した入力操作の内容や制御部101による処理結果等をモニター108に表示する。また、記憶部110は、制御部101が実行する制御プログラム111を含む各種のプログラム、これらのプログラムにより処理されるデータ等を不揮発的に記憶する。
入力部106は、キーボードおよびマウス等のポインティングデバイスを含む入力デバイスによる入力操作を検出する。表示制御部107は、入力部106が検出した入力操作の内容や制御部101による処理結果等をモニター108に表示する。また、記憶部110は、制御部101が実行する制御プログラム111を含む各種のプログラム、これらのプログラムにより処理されるデータ等を不揮発的に記憶する。
外部I/F109は、プロジェクター10が備えるI/F部12と、ケーブル1aを介して通信可能に接続される。尚、外部I/F109は、実施形態1に記載した画像データ入力部11の機能に加え、コンピューター装置100との間で制御情報等を送受信する機能を有する。
制御部101は、制御プログラム111を実行することにより、プロジェクター10を制御する制御信号を生成し、プロジェクター10に送信する。プロジェクター10は、制御信号を受信し、制御信号に基づいて種々の動作を実行する。
また、制御部101は、プロジェクター10で投射する画像データを生成し、生成した画像データをプロジェクター10に送信する。プロジェクター10は、画像データを受信し、画像データに基づいて画像を投射する。
更に、検出制御部32は、撮像部51が検出した指示体70の指示位置を示す検出情報を受信する。そして、領域決定部33は、検出情報が示す指示位置に基づいて、減光する領域を決定し、減光制御部34は減光する領域を減光させるべく、減光指示をプロジェクター10に送信する。プロジェクター10は、減光指示を受信し、減光指示に基づいて画像の減光領域85を減光する。
制御部101は、制御プログラム111を実行することにより、プロジェクター10を制御する制御信号を生成し、プロジェクター10に送信する。プロジェクター10は、制御信号を受信し、制御信号に基づいて種々の動作を実行する。
また、制御部101は、プロジェクター10で投射する画像データを生成し、生成した画像データをプロジェクター10に送信する。プロジェクター10は、画像データを受信し、画像データに基づいて画像を投射する。
更に、検出制御部32は、撮像部51が検出した指示体70の指示位置を示す検出情報を受信する。そして、領域決定部33は、検出情報が示す指示位置に基づいて、減光する領域を決定し、減光制御部34は減光する領域を減光させるべく、減光指示をプロジェクター10に送信する。プロジェクター10は、減光指示を受信し、減光指示に基づいて画像の減光領域85を減光する。
尚、本実施形態2では、プロジェクター10およびコンピューター装置100の2体でプロジェクションシステム1を構成したが、位置検出部50のうち、例えば、カメラ装置のように、少なくとも撮像部51を含む構成をプロジェクター10から分離させ、プロジェクションシステム1を3体以上の装置で構成する態様も想定できる。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた効果(1)および(2)に加えて、以下のような効果を奏する。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた効果(1)および(2)に加えて、以下のような効果を奏する。
(3)検出制御部32、領域決定部33および減光制御部34の機能をコンピューター装置100が実現するため、プロジェクター10の処理が軽減される。これにより、プロジェクター10の小型化、軽量化および省電力化が可能になる。更に、領域決定部33および減光制御部34の処理時間の高速化を図れる。
以上、本発明を図示した実施形態1〜2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)プロジェクター10は、スクリーンSCの直上に設置され、斜め下方に向けて画像を投射する短焦点型を採用したが、インタラクティブ機能を実現可能であれば、これには限定されない。例えば、スクリーンSCに対向して設置する長焦点型であっても良い。
以上、本発明を図示した実施形態1〜2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)プロジェクター10は、スクリーンSCの直上に設置され、斜め下方に向けて画像を投射する短焦点型を採用したが、インタラクティブ機能を実現可能であれば、これには限定されない。例えば、スクリーンSCに対向して設置する長焦点型であっても良い。
(2)光変調装置22は、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネルを用いた構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、3枚の反射型液晶パネルを用いた構成としても良いし、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式を用いても良い。あるいは、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成しても良い。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば採用できる。
(3)減光制御部34は、投射画像において減光領域を減光する場合、ユーザーインターフェイス画面80を含めて減光しても良い。即ち、ユーザーインターフェイス画面80をグレー色に変更しても良い。ユーザーインターフェイス画面80におけるグレー色の濃度は、一定であっても良い。また、減光制御部34は、図4で説明した減光領域85における明るさの低減が急峻にならないように、例えば、低減勾配が所定値を超えないように、ユーザーインターフェイス画面80におけるグレー色の濃度を決定しても良い。
1…プロジェクションシステム、10…プロジェクター、11…画像データ入力部、12…I/F部、14…光源駆動部、15…光変調装置駆動部、16…投射光学系駆動部、17…操作検出部、18…リモコン受光部、19…操作パネル、20…投射部、21…照明光学系、22…光変調装置、23…投射光学系、30…制御部、31…投射制御部、32…検出制御部、33…領域決定部、34…減光制御部、35…記憶部、36…制御プログラム、40…画像処理部、41…画像入力部、42…表示制御部、43…描画処理部、44…フレームメモリー、50…位置検出部、51…撮像部、52…受信部、53…撮影制御部、54…指示体検出部、55…座標算出部、70…指示体、71…軸部、72…操作スイッチ、74…送信部、80…ユーザーインターフェイス画面、85…減光領域、86…OKボタン、87…キャンセルボタン、100…コンピューター装置、101…制御部、106…入力部、107…表示制御部、108…モニター、109…外部I/F、110…記憶部、111…制御プログラム、210…描画画像。
Claims (12)
- 画像を表示する表示部と、
前記画像に対する描画操作を検出する検出部と、
前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記表示部が表示した前記画像に対して描画する描画部と、
前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、
前記制御部は、前記検出部が前記描画部による前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に基づいて前記画像内の第1領域を決定し、決定した前記第1領域の明るさを低減させることを特徴とする表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置において、
前記第1領域は、前記描画部による描画領域を規定するユーザーインターフェイス画像の周囲の領域であることを特徴とする表示装置。 - 請求項2に記載の表示装置において、
前記第1領域は、前記描画部による描画領域を規定するユーザーインターフェイス画像または前記描画部が描画した描画画像を包含する領域であることを特徴とする表示装置。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記制御部は、前記第1領域における明るさを均一に低減させることを特徴とする表示装置。 - 請求項3乃至4に記載の表示装置において、
前記制御部は、前記第1領域において前記ユーザーインターフェイス画像または前記描画画像に近づくに従い前記第1領域の明るさを漸次低減させることを特徴とする表示装置。 - 請求項2乃至6のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記制御部は、前記検出部が描画の終了を検出した場合、低減した前記第1領域の明るさを復元させることを特徴とする表示装置。 - 請求項2乃至7のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記制御部は、前記第1領域の色をグレー色に変更することにより前記第1領域の明るさを低減させることを特徴とする表示装置。 - 画像を表示する表示部と、
前記画像に対する描画操作を検出する検出部と、
前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記表示部が表示した前記画像に対して描画する描画部と、
前記検出部が検出した前記描画操作に応じて、前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする表示システム。 - 描画操作に応じて、表示された画像に対して描画する描画部と、
前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御部と、を備えることを特徴とする制御装置。 - 表示された画像に対する描画操作を検出する検出工程と、
前記検出工程で前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御工程と、を有することを特徴とする表示方法。 - 表示された画像に対する描画操作を検出する検出機能と、
前記検出機能が前記描画操作を検出した場合、前記描画操作に応じて前記画像の明るさを制御する制御機能と、をコンピューターに実行させることを特徴とする表示プログラム。
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