JP2018024187A - 造形装置及び造形方法 - Google Patents

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修一 大川
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Abstract

【課題】ステージの積層面と、押当部材の押当面と、担持体の担持面との三平面を容易に平行にして、立体物の品質を向上する。【解決手段】造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、前記押当部材に配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、前記ステージ、前記押当部材、および前記平行度測定手段の動作を制御する制御ユニットと、を有し、前記制御ユニットが、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度と、を測定するための制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、造形装置及び造形方法に関するものである。
近年、アディティブマニファクチャリング(AM)と呼ばれる立体造形技術(以下、AM技術)が注目を集めている。AM技術は、立体モデルの三次元形状データをスライスして複数のスライスデータを生成し、スライスデータに基づいて、造形材料をステージの積層面上に順次積層して固着することで、立体物を作製する技術である。
また、従来から二平面を平行にする技術が知られている。例えば、半導体露光装置におけるマスクとウェハとを平行にする方法として、接触及び非接触による方法がある(特許文献1)。また、静電センサを利用して平行出しする方法(特許文献2)や、突出部を設けることで所定距離よりも二平面の距離を離す方法がある(特許文献3)。
特開2002−280282号公報 特開2000−82244号公報 特開2003−25469号公報
造形装置においては、押当部材を設け、ステージの積層面又は積層面上の立体物と、押当部材との間で、担持体に担持された造形材料を、担持体とともに挟み込むことで、造形材料をステージの積層面上に積層する場合がある。
このとき、ステージの積層面と、押当部材の押当面と、担持体の担持面との三つの平面における平行がとれているかどうかが、最終的な立体物の品質に大きな影響を与え得る。従来では、三つの平面を平行にする調整作業をユーザが容易に行うことができず、三つの平面の平行がとれないまま積層してしまうことで立体物の品質が低下する懸念がある。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、ステージの積層面と、押当部材の押当面と、担持体の担持面との三平面を容易に平行にして、立体物の品質を向上することを目的とする。
本発明の第一態様は、
造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
前記押当部材に配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
前記ステージ、前記押当部材、および前記平行度測定手段の動作を制御する制御ユニットと、
を有し、
前記制御ユニットが、
前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度と、を測定するた
めの制御を行う
ことを特徴とする造形装置を提供する。
本発明の第二態様は、
造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
前記ステージに配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
前記ステージ、前記押当部材、および前記平行度測定手段の動作を制御する制御ユニットと、
を有し、
前記制御ユニットが、
前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
前記ステージの前記積層面と前記押当部材の前記押当面との間の平行度と、を測定するための制御を行う
ことを特徴とする造形装置を提供する。
本発明の第三態様は、
造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
前記押当部材に配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
を有する造形装置による造形方法において、
前記平行度測定手段により、
前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度と、を測定する
ことを特徴とする造形方法を提供する。
本発明の第四態様は、
造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
前記ステージに配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
を有する造形装置による造形方法において、
前記平行度測定手段により、
前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
前記ステージの前記積層面と前記押当部材の前記押当面との間の平行度と、を測定する
ことを特徴とする造形方法を提供する。
本発明によれば、ステージの積層面と、押当部材の押当面と、担持体の担持面との三平面を容易に平行にして、立体物の品質を向上することが可能となる。
実施例1の造形装置の全体構成を示す概略断面図 実施例1の造形装置の制御ユニットの構成の一例を説明するブロック図 実施例1の三平面の平行を確認する動作について説明するための図 実施例1の三平面の平行を確認する制御のフローチャート 実施例1の三平面の平行を確認する制御のフローチャート 実施例1の平行度測定用圧力計の配置について説明するための図 実施例1の押当板の上部に配置される平行度調整機構について説明する図 実施例1のステージに配置される平行度調整機構について説明する図 実施例1の圧力値情報の一例を示す図 実施例1の三平面の平行を確認するときに表示されるUI画面を示す図 押当ローラに内蔵される圧力計の配置を示す図 平行度測定用圧力計および平行度調整機構の配置を示す図
以下、この発明を実施するための形態を図面を参照して例示的に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている各部材の寸法、材質、形状、その相対配置など、各種制御の手順、制御パラメータなどは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本発明は、造形技術(AM技術)、すなわち、造形材料を二次元に配置して層状に積層することによって三次元物体(立体物)を作製する技術を採用した造形装置に関する。本発明は、後述するようにステージ114の積層面114aと、押当板117の押当面117aと、搬送体105の表面105aとの三つの平面(以下、三平面)を、二平面の平行度を測定可能な一つの平行度測定手段により容易に平行にするものである。本発明は、特に、次のような形態において、より好適に適用することができる。それは、ステージ114と押当板117のうち、平行度測定手段が配設された一方の部材側から、平行度測定手段が配設されていない他方の部材が、搬送体105に隠れて見えない形態である。このような形態では、一方の部材に配設された平行度測定手段を用いて、一方の部材と他方の部材との平行度を、直接、測定することは困難である。このような場合に、本発明を適用することで、一方の部材と他方の部材との平行度を容易に測定することができる。
造形材料としては、作製する立体物の用途・機能・目的などに応じてさまざまな材料を選択することができる。本明細書では、造形目的の三次元物体を構成する材料を「構造材料」と呼び、構造材料で形成される部分を構造体と呼ぶ。作製途中の構造体を支持するためのサポート体(例えばオーバーハング部を下から支える柱)を構成する材料を「サポート材料」と呼ぶ。また両者を特に区別する必要がない場合には、単に「造形材料」という用語を用いる。構造材料としては、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ABS、PS(ポリスチレン)など、熱可塑性の樹脂を用いることができる。また、サポート材料としては、構造体からの除去を簡単にするため、熱可塑性と水溶性を有する材料を好ましく用いることができる。サポート材料としては、例えば、糖質、ポリ乳酸(PLA)、PVA(ポリビニルアルコール)、PEG(ポリエチレングリコール)などを例示できる。
また、本明細書では、造形目的とする立体モデルの三次元モデルデータを積層方向に沿って複数層にスライスして得られるデジタルデータを「スライスデータ」と呼ぶ。スライスデータは、必要に応じて、サポート材料のデータなどの情報を付加して生成される。スライスデータに基づき造形材料で形成される層を「材料層」と呼ぶ。また、造形装置を用いて作製しようとする立体モデル(つまり造形装置に与えられる三次元モデルデータが表す三次元物体)を「造形対象物」と呼ぶ。また、造形装置で作製された(出力された)三次元物体(立体物)を「造形物」と呼ぶ。造形物がサポート体を含む場合において、サポート体を除いた部分が造形対象物を構成する「構造体」となる。
[実施例1]
以下に、実施例1について説明する。
図1は、本実施例の、熱溶着による積層を行う造形装置の全体構成について示す概略断面図である。図1には、造形装置101の装置本体を示しており、図に示す内部の構成部材を囲む線は外部空間との境界、すなわち外形線を示している。
造形装置101は、図示していない外部のデータ処理装置からスライスデータを受け取り、材料層形成部102にて、造形材料を用いてスライスデータに応じた材料層103を形成する。この材料層形成部としては、電子写真方式やインクジェット方式などが適用出来る。
材料層形成部102で形成された材料層103は、ベルト状の搬送体(担持体)105の表面(担持面)105aに転写され、駆動ローラ104により、図中の矢印方向に積層位置(積層部)まで担持搬送される。積層位置まで移動する過程で、材料層103はヒータユニット106により加熱溶融され、造形材料が粒子状態からシート状に一体化された状態へと変化する。なお、搬送体105はベルト状の部材に限るものではない。
搬送体105の移動に際しては、駆動ローラ104の軸の圧力を横ずれ防止手段107にて差をつけ、搬送体105の蛇行調整をする。また、非接触位置センサ108により、搬送体105が移動する最中に材料層103の位置検出を行う。
ステージ114は、ステージ補正機構112を備えており、材料層103と造形物115との位置補正を行う。本実施例ではステージ114は、ステージ補正機構112の上面に着脱可能に配置したベースプレート(ベース材)109を備え、ベースプレート109の表面をステージ114の積層面114aとして、積層面114aに造形物115を形成する構成としている。このため、積層中にステージ補正機構112上でベースプレート109が動かないように、ステージ補正機構112に対してベースプレート109が着脱可能に位置決め固定されるように、次のような手段を設けている。それは、ステージ補正機構112上にベースプレート109を位置決めする位置決め部111と、ステージ補正機構112に対してベースプレート109を着脱するための固定解放部110である。
ここで本実施例の造形装置101では、搬送可能なベースプレート109をステージ114上に配置し、そのベースプレート109上に造形物115を造形する構成としているが、これに限るものではない。すなわち、ステージ(本実施例ではステージ補正機構112)上に直接、造形物を造形する構成の造形装置であっても本発明を好適に適用することができる。
搬送体105に転写された材料層103が積層位置に移動すると、ステージ114を上下方向(積層方向)に移動可能なステージ上下機構113により、ステージ114が上昇する。すると、ステージ114の積層面114a又は積層面114a上(積層面上)の造形物115の上面と、押当板117の押当面117aとの間で、搬送体105上(担持面上)のシート状に加熱溶融された材料層103が、搬送体105とともに挟み込まれる。このことで、材料層103が搬送体105から、ステージ114の積層面114a又は積層面114a上の造形物115の上面に転写され積層される。このように押当板117の押当面117aで搬送体105を押し、搬送体105上の材料層103を、積層面114a又は積層面114a上の造形物115に押し当てて加圧することにより、精度のよい積層をより確実に行うことができる。ここで、押当板(押当部材)117には、平行度測定手段として、後述する平行度測定用圧力計601が内蔵されており、押当板117は、押当面117aが、搬送体105の表面105aに平行となるように配設される。ここで、搬送体105の厚さは、平行度には影響を与えない程度にほぼ一定であるため、押当面117aと、搬送体105の両側の表面とは平行になる。
その後、次に搬送されてくる材料層103を積層するため、ステージ上下機構113によりステージ114が下降する。この動作が繰り返し行われることで、ステージ114の積層面114a(ベースプレート109)上に造形物が造形される。
このような造形プロセスは、制御ユニット116により制御される。
以下に、本実施例の制御ユニット116について説明する。
図2は、本実施例の造形装置101の制御ユニット116の構成の一例を説明するためのブロック図である。図9A、図9Bは、圧力値情報の一例を示す図である。図10A、図10Bは、ステージ114の積層面114aと、押当板117の押当面117aと、搬送体105の表面105aとの三平面の平行を確認するときに表示されるUI画面の一例を示す図である。
造形装置101は、クライアント端末201から三次元モデルデータを受信し、造形を行う。
コントロール部202は、UI部208で平行確認指示が発行されると、プリントエンジン部203に平行確認指示を送信し、プリントエンジン部203から圧力情報を受信し、画像処理部207で記憶し、UI部208でUIに表示する。UI部208で平行確認続行指示が発行されると、プリントエンジン部203に平行確認続行指示を送信し、プリントエンジン部203から圧力情報を受信し、画像処理部207で記憶し、UI部208でUIに表示する。また、クライアント端末201から三次元モデルデータを受信し、スライスデータを生成し、生成したスライスデータをプリントエンジン部203に送信する。コントロール部202は、受信した三次元モデルデータを入力バッファ204に記録する。
ジョブ解析部205は、入力バッファ204から使用材料や配置個数や配置場所や配置角度等のレイアウト情報を含む三次元モデルデータを受信し、解析処理を行い、ジョブ解析結果をレイアウト指示部206およびUI部208に送信する。また、レイアウト指示部206からレイアウト指示の終了通知を受信する。
UI部208は、ジョブ解析部205からジョブ解析結果を受信し、UIに表示する。例えば、UIで図10Aに示すような平行確認ボタンが押されると、プリントエンジン部203に平行確認指示を送信し、その結果として図9Aに示すような圧力情報を受信すると、図10Aの右図のようにUIに表示する。また、UIで図10Aに示すようなOKボタンが押されると、プリントエンジン部203に平行確認続行指示を送信し、その結果として図9Bに示すような圧力情報を受信すると、図10Bの右図のようにUIに表示する。
レイアウト指示部206は、ジョブ解析部205からジョブ解析結果を受信し、レイアウト情報を整理し、使用材料を含むジョブ解析結果と配置個数や配置場所や配置角度等のレイアウト情報を含むレイアウト指示とを画像処理部207に送信する。また、レイアウト指示部206は、画像処理部207から画像処理の終了通知を受信し、ジョブ解析部205にレイアウト指示の終了通知を送信する。
画像処理部207は、レイアウト指示部206からジョブ解析結果とレイアウト指示とを受信し、画像処理を行い、画像処理の終了通知をレイアウト指示部206に送信する。また、画像処理部207は、画像処理結果であるスライスデータを中間バッファ209に送信する。
中間バッファ209は、画像処理部207からスライスデータを受信し、スライスデータを記録し、スライスデータをプリントエンジン部203に送信する。
次に、プリントエンジン部203について説明する。
図3A〜図3Cは、三平面の平行を確認する動作について説明するための図である。上
述のようにUIで図10Aに示すような平行確認ボタンが押されることで、プリントエンジン部203に平行確認指示が送信される。
プリントエンジン部203は、コントロール部202から平行確認指示を受信すると、押当板制御部212および圧力測定部210を制御することで、次のような動作を行う。すなわち、図3Aに示すように、押当板117を搬送体105に向かって移動させ、また図3Bに示すように、押当板117と搬送体105とが接触した時の圧力測定を行う。また、図9Aに示すような圧力情報を圧力記憶部211に記憶し、コントロール部202に送信する。
またプリントエンジン部203は、コントロール部202から平行確認続行指示を受信すると、圧力記憶部211に記憶されている圧力情報を基準値として圧力記憶部211に記憶させ、圧力測定部210とステージ制御部213を制御して、次のような動作を行う。すなわち、図3Bに示すようにステージ114を搬送体105に向かって移動させ、図3Cに示すように、押当板117と搬送体105とステージ114とを接触させた時の圧力測定を行う。このような、搬送体105とステージ114が接触した状態で、押当板117と搬送体105とが接触した時の圧力測定の測定結果を用いて、押当板117とステージ114との平行度を調整することができる。
図9Bに示すような圧力情報を圧力記憶部211に記憶し、コントロール部202に送信する。
また、プリントエンジン部203は、コントロール部202からスライスデータを受信すると材料層を形成し、造形を行う。
圧力測定部210は、圧力測定指示を受信すると、平行度測定用圧力計601の各圧力を測定し、圧力情報として、圧力記憶部211に記憶させる。
押当板制御部212は、駆動指示および停止指示を受信すると、押当板117を駆動および停止させる。
ステージ制御部213は、駆動指示および停止指示を受信すると、ステージ114を駆動および停止させる。
以下に、図4および図5を用いて、三平面の平行確認の制御フローについて説明する。
図4および図5は、三平面の平行を確認する制御のフローチャートである。図6A、図6Bは、押当板117に設けられた平行度測定用圧力計601の配置について説明するための平面図である。図7は、押当板117の上部に配置される平行度調整機構701について説明するための平面図である。
まず、予め積層位置における搬送体105の表面105aが水平面(基準面)となるように調整しておく。これには、例えば、積層位置における搬送体105をデジタル水平器で測定し、測定値が所定値以下となるように積層位置における搬送体105の傾きを調整しておくとよい。このとき、測定値が、積層する材料層103の厚み(例えば20μm等)以内となるように調整するとよい。そのために、所望のずれ量以内にするための水平値の閾値を予め用意しておき、水平調整の際に、この閾値と比較することで、許容できる水平度かどうかを判断するとよい。このように、搬送体105の表面105aを水平面とすることで、材料層103を鉛直方向に順次積層していくことができるので、より精度の高い立体物を作製することが可能となる。
図4のフローチャートから説明すると、ステップS401では、図示していない搬送体制御部が搬送体105を駆動中かどうかを判断する。搬送体105を駆動中の場合(ステップS401でY)、搬送体105の駆動を停止してから(ステップS402)、ステップS403に進む。搬送体105を駆動中でない場合(ステップS401でN)、そのままステップS403に進む。
ステップS403では、図6Aに示すように押当板117の水平方向の重心を中心とした同心円(図6Aで点線で示す)上に配置された平行度測定用圧力計601における圧力を、圧力測定部210が測定し、図9Aに示す圧力情報を圧力記憶部211に記憶する。
ステップS404では、圧力記憶部211に記憶された圧力情報内の一つ以上の圧力値が閾値以上かどうかを判断する。圧力記憶部211に記憶された圧力情報内の圧力値が全て閾値未満であった場合(ステップS404でN)、押当板117が搬送体105に接触していないと判断し、ステップS409に進む。ステップS409では、押当板制御部212が押当板117を搬送体105に向かって所定距離駆動し、ステップS403に戻る。圧力記憶部211に記憶された圧力情報内の圧力値が閾値以上であった場合(ステップS404でY)、押当板117が搬送体105に接触したと判断し、ステップS405に進む。ステップS405では、圧力記憶部211に記憶されている圧力情報をプリントエンジン部203がコントロール部202に送信し、UI部208が図10Aの右図のようにUIでユーザに圧力情報を通知する。
ステップS406では、キャンセル指示を受けたかどうかを判断する。キャンセル指示を受けると(ステップS406でY)、ステップS410で押当板117を所定の位置まで移動させた後、中断状態となる。
キャンセル指示がなければ(ステップS406でN)、図7に示す押当板117の平行度調整機構701をユーザが調整するのを待ち、ステップ407で平行確認続行指示を受けたかどうかを判断する。平行確認続行指示がなければ(ステップ407でN)、ステップS411に進み、平行再確認指示を受けたかどうかを判断する。
ユーザが図10Aに示す平行確認ボタンを再度押し、平行再確認指示を受けたと判断すると(ステップS411でY)、ステップS403に戻る。平行再確認指示がなければ(ステップS411でN)、ステップS406に戻る。
ステップS407で、ユーザが図10Aに示すUIのOKボタンを押し、平行確認続行指示を受けたと判断すると、プリントエンジン部203に平行確認続行指示を送信し、ステップS408に進む。
ステップS408では、圧力記憶部211に記憶されている押当板117と搬送体105との接触圧力を基準値として記憶する。
図11は、押当板117の代わりに押当ローラ118を用いた場合において、押当ローラ118に内蔵される平行度測定用圧力計601の配置を示す上面図である。図12A、図12Bは、平行度測定用圧力計601および平行度調整機構701,801の配置を示す正面図である。
ここで、平行度測定用圧力計601は、押当板117に内蔵されるものであるとよいが、これに限るものではない。平行度測定用圧力計601は、例えば図12Bに示すように、押当板117の上部に接するように設置し、押当板117の駆動と同期して移動する構成であってもよい。
また、本実施例では平行度測定用圧力計601は、押当板117の面(押当面117a)における圧力を測定するものである。このため、平行度測定用圧力計601は図6Aに示すように三つ、またはそれ以上配置するとよい。
押当板117の代わりに押当ローラ118を用いた場合には、平行度測定用圧力計601は、押当ローラ118の回転軸部分に、図11に示すように二つ以上配置すればよい。この場合においても、上記同様に平行度測定用圧力計601は押当ローラ118に内蔵されていなくともよく、例えば押当ローラ外部の回転軸部分に設置したり、回転軸の軸受けに設置するとよい。また、平行度測定用圧力計601は押当ローラ118の駆動と同期して垂直方向に移動するとよい。
また、図7に示す、押当板117の平行度調整機構701の配置は、平行度測定用圧力
計601同様、押当板117の水平方向の重心を中心とした同心円(図7で点線で示す)上としているが、これに限るものではない。押当板117の平行度調整機構701は、押当板117の押当面117aの傾きを変更できる機構であればよく、例えばネジを回すことで基準面(本実施例では搬送体105の表面105a)からの高さが変化する機構でもよい。また、平行度調整機構701は、薄い部材を抜き差しすることで基準面からの高さが変化する機構でもよい。また、本実施例では、平行度調整機構701は、押当板117の面(押当面117a)の傾きを変更するものである。このため、平行度調整機構701は、図7に示すように三つ、またはそれ以上配置するとよい。そして、図12Aに示すように、押当板117と平行度調整用基準板との間の距離を調整することで、押当板117の傾きを調整するとよい。
なお、図12Aでは、平行度調整用基準板に対し垂直方向の高さを調整する例を示しているが、押当板117と平行度調整用基準板との間の距離が調整できればよく、例えば押当板117に対し垂直方向の高さを調整してもよい。押当板117側の平行度調整用基準板は、押当板117が垂直方向に移動する際には、同期して移動するものとする。また、押当板117の代わりに押当ローラ118を用いた場合には、平行度測定用圧力計601と同様に二つ以上配置すればよい。
引き続き図5を用いて三平面の平行確認の制御フローについて説明する。ここで、図8は、ステージ114に配置される平行度調整機構801について説明するための平面図である。本実施例では、平行度調整機構801は、ステージ補正機構112に備えられている。
ステップS501では、平行度測定用圧力計601における圧力を、圧力測定部210が測定し、図9Bに示す圧力情報を圧力記憶部211に記憶する。
ステップS502では、圧力記憶部211に記憶された基準値と圧力情報内の圧力値との差分が閾値以上かどうかを判断する。圧力記憶部211に記憶された基準値と圧力情報内の圧力値との差分が全て閾値未満であった場合(ステップS502でN)、ステージ114が搬送体105に接触していないと判断し、ステップS508に進む。ステップS508では、ステージ制御部213がステージ114を搬送体105に向かって所定距離駆動し、ステップS501に戻る。ステップS502で、圧力記憶部211に記憶された基準値と圧力情報内の一つ以上の圧力値との差分が閾値以上であった場合、ステージ114が搬送体105に接触したと判断し、ステップS503に進む。
ステップS503では、圧力記憶部211に記憶されている圧力情報をプリントエンジン部203がコントロール部202に送信し、UI部208で図10Bの右図のようにUIでユーザに圧力情報を通知する。
ステップS504では、キャンセル指示を受けたかどうかを判断する。キャンセル指示を受けると(ステップS504でY)、ステップS509でステージ114を所定の位置まで移動させ、ステップS510で押当板117を所定の位置まで移動させた後、中断状態となる。
キャンセル指示がなければ(ステップS504でN)、図8に示すステージ114の平行度調整機構801をユーザが調整するのを待ち、ステップ505で平行確認完了指示を受けたかどうかを判断する。平行確認完了指示がなければ(ステップ505でN)、ステップS511に進み、平行再確認指示を受けたかどうかを判断する。ユーザが図10Bに示す平行確認ボタンを再度押し、平行再確認指示を受けたと判断すると(ステップS511でY)、ステップS501に戻る。ステップS505で、ユーザが図10Bに示すUIのOKボタンを押し、平行確認完了指示を受けたと判断すると、プリントエンジン部203に平行確認完了指示を送信し、ステップS506に進む。
ステップS506では、ステージ制御部213がステージ114を搬送体105から離れる方向に所定距離駆動して停止させる。
ステップS507では、押当板制御部212が押当板117を搬送体105から離れる
方向に所定距離駆動して停止させる。
ここで、ステージ114の平行度調整機構801の配置は、図8ではステージ114の重心を中心とした同心円上としているが、これに限るものではない。ステージ114の平行度調整機構801は、ステージ114の積層面114aの傾きを変更できる機構であればよく、例えばネジを回すことで基準面(本実施例では搬送体105の表面105a)からの高さが変化する機構でもよい。また、平行度調整機構801は、薄い部材を抜き差しすることで基準面からの高さが変化する機構でもよい。また、本実施例では、平行度調整機構801は、ステージ114の面(積層面114a)の傾きを変更するものである。このため、平行度調整機構801は、図8に示すように三つ、またはそれ以上配置するとよい。そして、図12Aに示すように、ステージ114と平行度調整用基準板との間の距離を調整することで、ステージ114の傾きを調整するとよい。
なお、図12Aでは、平行度調整用基準板に対し垂直方向の高さを調整する例を示しているが、ステージ114と平行度調整用基準板との間の距離が調整できればよく、例えばステージ114に対し垂直方向の高さを調整してもよい。ステージ114側の平行度調整用基準板は、ステージ114が垂直方向に移動する際には、同期して移動するものとする。
また、平行度調整機構701、801による平行度調整の際には、平面同士のずれ量が積層する材料層103の厚み(例えば20μm等)以内となるように調整するものであるとよい。
そのため、所望のずれ量以内にするための圧力値の閾値を予め用意しておき、平行度調整の際に、この閾値と比較することで、許容できる平行度かどうかを判断するとよい。このとき、複数箇所に配置された平行度測定用圧力計による圧力値が略一致するように、平行度調整機構により平行度が調整されるとより好ましい。
また、本実施例では、平行度調整機構701、801による平行度の調整は、ユーザが行うものであったが、これに限るものではなく、制御ユニット116が平行度調整機構701、801の動作を制御することにより自動で調整されるものであってもよい。
このとき、複数箇所に配置された平行度測定用圧力計による各圧力値が予め設定された範囲内の値となるように、複数箇所に配置された平行度調整機構の動作が制御されるとよい。
また、本実施例では、搬送体105の表面105aを基準面として、平行度調整機構701、801によりそれぞれ押当板117、ステージ114の平行度が調整されるものであったが、これに限るものではない。平行度調整機構は、三平面のうちいずれかを基準面としたときに、三平面のうち他の二つの各面に対応してそれぞれ設けられ、前記各面が前記基準面に平行となるように、前記各面の傾きを調整可能に構成されるものであればよい。
以上説明したように、本実施例によれば、ステージ114の積層面114aと、押当板117の押当面117aと、搬送体105の表面105aとの三平面を、一つの平行度測定用圧力計601により容易に平行にすることができる。これにより、構成を複雑にすることなく、立体物の形状精度および立体物の品質を向上することが可能となる。
本発明に係る造形装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。以下に、他の実施形態として実施例2〜実施例4を例示して説明する。なお、以下の実施例においては、上述した実施例1と異なる構成や処理について説明することとし、実施例1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
[実施例2]
上述した実施例1では、接触判定の際に平行度測定用圧力計601を用いるものであったが、これに限るものではない。例えば図6Bに示すような接触判定用圧力計602を用いて接触判定を行ってもよい。接触判定用圧力計602は、積層時に、押当板117で搬送体105を押し、搬送体105上の材料層103を、積層面114a又は積層面114a上の造形物115に押し当てて加圧する際の圧力コントロールに用いられる圧力計である。
その場合、ステップS403では、平行度測定用圧力計601および接触判定用圧力計602における圧力を圧力測定部210が測定し圧力値を圧力記憶部211に記憶することになる。また、ステップS404では、圧力記憶部211に記憶された接触判定用圧力計602における圧力値が閾値以上かどうかで、接触判定を行うことになる。また、ステップS405では、平行度測定用圧力計601における圧力値をユーザに通知する。ステップS408では、圧力記憶部211に記憶されている接触判定用圧力計602における押当板117と搬送体105との接触圧力を基準値として記憶する。ステップS501では、平行度測定用圧力計601および接触判定用圧力計602における圧力を圧力測定部210が測定し圧力値を圧力記憶部211に記憶する。ステップS502では、圧力記憶部211に記憶された基準値と接触判定用圧力計602における圧力値との差分が閾値以上かどうかで、接触判定を行う。ステップS503では、平行度測定用圧力計601における圧力値をユーザに通知する。
[実施例3]
上述した実施例1では、平行度測定用圧力計601は押当板117側に配置されるものであったが、これに限るものではなく、ステージ114側に配置されるものであってもよい。
このとき、平行度測定用圧力計601は、ステージ114に内蔵されていてもよいし、ステージ114の積層面114aを表面としたときの裏面側に設置されるものであってもよい。その場合、図3A〜図3C、図4および図5における押当板117とステージ114との制御順序は逆になる。すなわち、押当板117よりも平行度測定用圧力計601に近いステージ114を先に搬送体105に接触させ、平行度を調整してから、押当板117を搬送体105に接触させ、平行度を調整することになる。
[実施例4]
上述した実施例1では、平行度測定の際に、平行度測定用圧力計601を用いたが、これに限るものではなく、距離計を用いるものであってもよい。
この場合には、例えば、押当板117の押当面117aの横に平行度測定用距離計を設置し、平行度測定用距離計の設置場所から搬送体105の表面105aまでの垂直距離を測定するとよい。その場合、上述した圧力測定部210は、距離測定部となり、圧力記憶部211は距離記憶部となる。また、図4、図5に示したフローチャートにおいて、圧力の測定に関する工程が、距離の測定に関する工程となり、ステップS403では、平行度測定用距離計による搬送体105との間の垂直距離の測定となる。また、ステップS404では、所定距離以内かどうかの判定となる。また、ステップS405では、平行度測定用距離計の距離値をユーザに通知することになる。また、ステップS408では平行度測定用距離計の距離値を基準値として記憶することになる。また、ステップS501では、平行度測定用距離計による搬送体105との間の垂直距離の測定となる。また、ステップS502では、基準値と一つ以上の距離値との差分が閾値以内かどうかを判定することになる。また、ステップS503では、平行度測定用距離計の距離値をユーザに通知することになる。
また、平行度調整機構701、801による平行度調整においても、上述した実施例1同様である。本実施例においては、平面同士のずれ量を所望のずれ量以内にするための距離値の閾値を予め用意しておき、平行度調整の際に、この閾値と比較することで、許容で
きる平行度かどうかを判断するとよい。このとき、複数箇所に配置された平行度測定用距離計による距離値が略一致するように、平行度調整機構により平行度が調整されるとより好ましい。
ここで、平行度測定用距離計は、押当板117側に配置されるものでなくてもよく、ステージ114側に配置されるものであってもよい。この場合、ステージ114の積層面114aの横に平行度測定用距離計を設置し、設置場所から搬送体105との垂直距離を測定するとよい。また、押当板117とステージ114との制御順序は実施例3同様となる。
また、平行度測定用距離計は、所望の精度まで検知可能であれば、接触式であっても、非接触式であってもよい。接触式の距離計の方が、精度が高いという利点があり、非接触式の距離計の方が、摩耗は少ないという利点がある。非接触式の距離計としては、光学式、超音波式、空気マイクロメータを例示でき、また接触式の距離計として、電気マイクロメータを例示できる。
上述した実施例1では、平行度測定用圧力計601が配設された押当板117を先に搬送体105に接触させ、平行度を調整してから、ステージ114を搬送体105に接触させ、平行度を調整するものであった。これに対して、平行度測定用圧力計601の代わりに、非接触式の平行度測定用距離計を用いる場合には、押当板117を搬送体105に接触させずに、押当板117と搬送体105との平行度を調整することができる。このため、搬送体105とステージ114を接触させれば、この状態で、押当板117と搬送体105との距離を非接触式の平行度測定用距離計で測定した結果を用いて、押当板117とステージ114との平行度を調整することができる。このとき、搬送体105とステージ114を接触させる前に、押当板117と搬送体105との距離を非接触式の平行度測定用距離計で測定しておくとよい。
101…造形装置、105…搬送体、105a…表面、114…ステージ、114a…積層面、117…押当板、117a…押当面、601…平行度測定用圧力計

Claims (18)

  1. 造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
    前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
    前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
    前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
    前記押当部材に配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
    前記ステージ、前記押当部材、および前記平行度測定手段の動作を制御する制御ユニットと、
    を有し、
    前記制御ユニットが、
    前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
    前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度と、を測定するための制御を行う
    ことを特徴とする造形装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記平行度測定手段により、前記ステージと前記担持体とが接触した状態で、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定した結果を、前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の造形装置。
  3. 前記制御ユニットは、前記平行度測定手段により、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定し、その後で、前記押当部材に接触している前記担持体と前記ステージとを接触させて、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定し、その測定結果を、前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度とする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の造形装置。
  4. 前記制御ユニットは、前記平行度測定手段により、前記押当部材と前記担持体とが接触した状態で、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の造形装置。
  5. 前記平行度測定手段は、圧力を測定する複数の圧力計を有し、前記押当部材と前記担持体とが接触したときの前記複数の圧力計による測定結果に基づいて、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を求める
    ことを特徴とする請求項4に記載の造形装置。
  6. 前記平行度測定手段は、複数の接触式の距離計を有し、前記押当部材と前記担持体とが接触したときの前記複数の距離計による前記担持体までの距離の測定結果に基づいて、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を求める
    ことを特徴とする請求項4に記載の造形装置。
  7. 前記平行度測定手段は、複数の非接触式の距離計を有し、前記押当部材と前記担持体とが非接触のときの前記複数の距離計による前記担持体までの距離の測定結果に基づいて、前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を求める
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の造形装置。
  8. 造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
    前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
    前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
    前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
    前記ステージに配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
    前記ステージ、前記押当部材、および前記平行度測定手段の動作を制御する制御ユニットと、
    を有し、
    前記制御ユニットが、
    前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
    前記ステージの前記積層面と前記押当部材の前記押当面との間の平行度と、を測定するための制御を行う
    ことを特徴とする造形装置。
  9. 前記制御ユニットは、平行度測定手段により、前記押当部材と前記担持体とが接触した状態で、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定した結果を、前記ステージの前記積層面と前記押当部材の前記押当面との間の平行度とする
    ことを特徴とする請求項8に記載の造形装置。
  10. 前記制御ユニットは、前記平行度測定手段により、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定し、その後で、前記ステージに接触している前記担持体と前記押当部材とを接触させて、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定し、その測定結果を、前記ステージの前記積層面と前記押当部材の前記押当面との間の平行度とする
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の造形装置。
  11. 前記制御ユニットは、前記平行度測定手段により、前記ステージと前記担持体とが接触した状態で、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を測定する
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の造形装置。
  12. 前記平行度測定手段は、圧力を測定する複数の圧力計を有し、前記ステージと前記担持体とが接触したときの前記複数の圧力計による測定結果に基づいて、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を求める
    ことを特徴とする請求項11に記載の造形装置。
  13. 前記平行度測定手段は、複数の接触式の距離計を有し、前記ステージと前記担持体とが接触したときの前記複数の距離計による前記担持体までの距離の測定結果に基づいて、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を求める
    ことを特徴とする請求項11に記載の造形装置。
  14. 前記平行度測定手段は、複数の非接触式の距離計を有し、前記ステージと前記担持体とが非接触のときの前記複数の距離計による前記担持体までの距離の測定結果に基づいて、前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度を求める
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の造形装置。
  15. 前記平行度測定手段の測定結果に関する情報を出力する出力手段と、
    前記担持面と前記積層面と前記押当面との三つの面のうちいずれかを基準面としたときに、前記三つの面のうち他の二つの各面に対応してそれぞれ設けられ、前記各面が前記基
    準面に平行となるように、前記各面の傾きを調整可能な調整手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の造形装置。
  16. 前記基準面が前記担持面であることを特徴とする請求項15に記載の造形装置。
  17. 造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
    前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
    前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
    前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
    前記押当部材に配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
    を有する造形装置による造形方法において、
    前記平行度測定手段により、
    前記押当部材の前記押当面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
    前記押当部材の前記押当面と前記ステージの前記積層面との間の平行度と、を測定する
    ことを特徴とする造形方法。
  18. 造形材料を積層することによって立体物を作製する造形装置であって、
    前記造形材料を担持する担持面を有する担持体と、
    前記担持面に担持された前記造形材料が積層される積層面を有するステージと、
    前記積層面又は前記積層面上の立体物との間で前記担持面上の前記造形材料を挟んで加圧する押当面を有する押当部材と、
    前記ステージに配設され、二平面の平行度を測定可能な平行度測定手段と、
    を有する造形装置による造形方法において、
    前記平行度測定手段により、
    前記ステージの前記積層面と前記担持体の前記担持面との間の平行度と、
    前記ステージの前記積層面と前記押当部材の前記押当面との間の平行度と、を測定する
    ことを特徴とする造形方法。
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