(電動口腔衛生装置セットが取り得る形態の一例)
(1)電動口腔衛生装置セットの一形態は、電動口腔衛生装置、スタンド、カバー、および充電装置を有し、前記電動口腔衛生装置は、衛生装置本体および清掃機能部品を有し、前記清掃機能部品は、前記衛生装置本体との結合および分離が可能な構造を有し、前記充電装置は、前記スタンドを支持する構造を有し、前記スタンドは、本体支持部を有し、前記充電装置との結合および分離が可能であり、前記充電装置が分離した状態において自立可能な構造を有し、前記本体支持部は、前記衛生装置本体の本体下方部を支持する構造を有し、前記カバーは、前記スタンドとの分離が可能な構造、および前記衛生装置本体の少なくとも一部を取り囲む構造を有する。
(2)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記電動口腔衛生装置セットの正面視において、前記スタンド、前記カバー、および前記充電装置が一体的な外観を形成する。
(3)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記電動口腔衛生装置セットの側面視において、前記充電装置が前記スタンドおよび前記カバーよりも後方に突出している。
(4)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記衛生装置本体は、装飾部を有し、前記装飾部は、前記衛生装置本体のデザイン性を向上させる外観を有し、前記カバーは、前記カバーを貫通する通気孔を有し、前記通気孔は、前記カバーが前記衛生装置本体の少なくとも一部を取り囲んだ状態において、前記装飾部を露出させる構造を有する。
(5)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記スタンドは、前記衛生装置本体を挿入可能な本体用空間および前記清掃機能部品を挿入可能な部品用空間の少なくとも一方を有し、前記本体用空間および前記部品用空間の少なくとも一方は、外部と連通するように高さ方向において前記スタンドを貫通し、前記本体支持部は、前記本体用空間に挿入された前記衛生装置本体の本体下方部を支持する構造を有する。
(6)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記スタンドは、前記本体用空間および本体用受部を有し、前記本体用受部は、前記本体用空間を規定する面における下方側の部分から前記本体用空間に向けて突出している。
(7)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記スタンドは、前記部品用空間および部品用受部を有し、前記部品用受部は、前記部品用空間のうちの下方側の位置に形成されている。
(8)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記カバーは、前記カバーを貫通する複数の通気孔を有し、前記複数の通気孔は、少なくとも第1の通気孔および第2の通気孔を有し、前記第1の通気孔および前記第2の通気孔は、同一の形状を有し、前記カバーの平面視において点対称の位置関係を有する。
(9)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記カバーは、前記衛生装置本体の全周を取り囲む構造を有する。
(10)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記スタンドは、部品支持部を有し、前記部品支持部は、前記清掃機能部品の部品下方部を支持する構造を有し、前記カバーは、前記清掃機能部品の少なくとも一部を取り囲む構造を有する。
(11)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記カバーは、前記本体支持部上の前記衛生装置本体、および前記部品支持部上の前記清掃機能部品を一纏めにして取り囲む構造を有する。
(12)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記スタンドは、嵌合内側部を有し、前記カバーは、嵌合外側部を有し、前記嵌合内側部および前記嵌合外側部は、嵌合構造を形成する。
(13)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記スタンドは、直立方向を高さ方向と規定し、正面視において高さ方向に直交する方向を幅方向と規定し、平面視において前記幅方向と直交する方向を奥行方向と規定し、前記嵌合内側部は、前記スタンドの平面視において非円形かつ線対称の形状を有し、前記幅方向の長さが前記奥行方向の長さよりも短く、前記嵌合外側部は、前記嵌合内側部と相似する形状を有する。
(14)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記嵌合内側部は前記スタンドの平面視において円形を有し、前記嵌合外側部は、前記嵌合内側部と相似する形状を有する。
(15)前記電動口腔衛生装置セットの一例では、前記カバーは前記衛生装置本体および前記清掃機能部品が互いに結合された前記電動口腔衛生装置を取り囲む構造を有する。
電動口腔衛生装置セットによれば以下のような効果が得られる。
本電動口腔衛生装置セットは、カバーにより、衛生装置本体の少なくとも一部を取り囲むことができる。衛生装置本体は、カバーにより取り囲まれているとき、使用者等に視認されにくくなる。このため、本電動口腔衛生装置セットは、室内の美観を向上させることに貢献する。また、本電動口腔衛生装置セットのカバーは、スタンドとの分離が可能な構造を有する。このため、本電動口腔衛生装置セットは、少なくとも2つの使用形態を使用者に提供する。1つめの使用形態は、スタンドに支持された衛生装置本体をカバーにより取り囲む形態を示す。2つめの使用形態は、スタンドに支持された衛生装置本体を露出させ、カバーをスタンドとは別の箇所に収納する使用形態を示す。このため、使用者は、カバーを必要としない場合、電動口腔衛生装置の使用時にカバーを操作する必要がない。このため、利便性が向上する。このように、本電動口腔衛生装置セットは、室内の美観を向上させること、および利便性を向上させることに貢献する。
「前記衛生装置本体の少なくとも一部を取り囲む構造」は、少なくとも次の2つの構造を含む。1つめの構造は、「衛生装置本体の一部を取り囲む構造」を示す。2つめの構造は、「衛生装置本体の全部を取り囲む構造」を示す。
1つめの構造は、少なくとも次の3つの形態を含む。1つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の一部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。2つめの形態は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体の一部が視認できる状態を形成する。
2つめの構造は、少なくとも次の3つの形態を含む。1つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の全部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。2つめの形態は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体の一部が視認できる状態を形成する。
「前記本体支持部上の前記衛生装置本体、および前記部品支持部上の前記清掃機能部品を一纏めにして取り囲む構造」は、少なくとも次の4つの構造を含む。1つめの構造は、「本体支持部上の衛生装置本体の一部、および部品支持部上の清掃機能部品の一部を一纏めにして取り囲む構造」を示す。2つめの構造は、「本体支持部上の衛生装置本体の全部、および部品支持部上の清掃機能部品の一部を一纏めにして取り囲む構造」を示す。3つめの構造は、「本体支持部上の衛生装置本体の一部、および部品支持部上の清掃機能部品の全部を一纏めにして取り囲む構造」を示す。4つめの構造は、「本体支持部上の衛生装置本体の全部、および部品支持部上の清掃機能部品の全部を一纏めにして取り囲む構造」を示す。
1つめの構造は、少なくとも次の3つの形態を含む。1つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の一部および清掃機能部品の一部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。2つめの形態および3つめの形態は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体の一部または清掃機能部品の一部が視認できる状態を形成する。
2つめの構造は、少なくとも次の3つの形態を含む。1つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の全部および清掃機能部品の一部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。2つめの形態および3つめの形態は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体の一部または清掃機能部品の一部が視認できる状態を形成する。
3つめの構造は、少なくとも次の3つの形態を含む。1つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の一部および清掃機能部品の全部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。2つめの形態および3つめの形態は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体の一部または清掃機能部品の一部が視認できる状態を形成する。
4つめの構造は、少なくとも次の3つの形態を含む。1つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の全部および清掃機能部品の全部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。2つめの形態および3つめの形態は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体の一部または清掃機能部品の一部が視認できる状態を形成する。
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、電動口腔衛生装置セット1の構成について説明する。
電動口腔衛生装置セット1は、一例として、洗面台に配置される。電動口腔衛生装置セット1は、図1(b)および図2に示されるとおり、室内の美観の向上に貢献する外観を有する。電動口腔衛生装置セット1は、複数の構成部品を有する。電動口腔衛生装置セット1は、複数の構成部品として、図1(a)に示される電動口腔衛生装置10、スタンド40、およびカバー70を有する。電動口腔衛生装置セット1は、スタンド40により電動口腔衛生装置10を支持する構造を有する。電動口腔衛生装置セット1は、スタンド40上の電動口腔衛生装置10をカバー70により取り囲む構造を有する。電動口腔衛生装置セット1は、カバー70がスタンド40に載せられているとき、電動口腔衛生装置10を収納する物品であることが認識されにくい外観を形成する。
電動口腔衛生装置セット1の各構成部品は、幅方向DX、高さ方向DY、奥行方向DZ、および平面方向を規定する。高さ方向DYは、各構成部品の直立方向の双方向を示す。幅方向DXは、電動口腔衛生装置セット1の正面視において高さ方向DYに直交する双方向を示す。奥行方向DZは、幅方向DXおよび高さ方向DYに直交する双方向を示す。平面方向は、高さ方向DYに直交する全部の方向を示す。平面方向は、幅方向DXおよび奥行方向DZを含む。なお、各図面の座標軸は、衛生装置本体20、スタンド40、およびカバー70の幅方向DX、高さ方向DY、および奥行方向DZを示している。清掃機能部品30は、スタンド40に載せられているとき、衛生装置本体20、スタンド40、およびカバー70と座標軸が異なる。
幅方向DXの一方は、右方向DXRを示す。幅方向DXの他方は、左方向DXLを示す。右方向DXRは、電動口腔衛生装置セット1の正面視において左から右に向かう方向を示す。左方向DXLは、電動口腔衛生装置セット1の正面視において右から左に向かう方向を示す。
高さ方向DYの一方は、上方向DYTを示す。高さ方向DYの他方は、下方向DYBを示す。上方向DYTは、電動口腔衛生装置セット1の正面視においてスタンド40の設置面側からカバー70の頂部側に向かう方向を示す。下方向DYBは、電動口腔衛生装置セット1の正面視においてカバー70の頂部側からスタンド40の設置面側に向かう方向を示す。
奥行方向DZの一方は、前方向DZFを示す。奥行方向DZの他方は、後方向DZRを示す。前方向DZFは、電動口腔衛生装置セット1の平面視において背面側から正面側に向かう方向を示す。後方向DZRは、電動口腔衛生装置セット1の平面視において正面側から背面側に向かう方向を示す。
図3を参照して、電動口腔衛生装置10の構成について説明する。
電動口腔衛生装置10は、電動歯ブラシの形態を有する。電動口腔衛生装置10は、衛生装置本体20、清掃機能部品30、および電池11を有する。電動口腔衛生装置10は、衛生装置本体20および清掃機能部品30を互いに結合および分離することが可能な構造を有する。電動口腔衛生装置10は、衛生装置本体20により清掃機能部品30を往復運動させる。電動口腔衛生装置10は、電池11として、1次電池または2次電池を有する。
衛生装置本体20は、ケース21、結合部26、装飾部27、操作部28、および電動アクチュエーター29を有する。衛生装置本体20は、電動アクチュエーター29により結合部26を往復運動させる。衛生装置本体20は、操作部28の操作に応じて電動アクチュエーター29を駆動させる。
ケース21は、樹脂材料により形成されている。ケース21は、縦長形状を有する。ケース21は、本体下方部22、本体上方部23、本体外周面24、および本体外底面25を有する。ケース21は、電池11の取り付けおよび取り外しが可能な構造を有する。
本体下方部22は、ケース21のうちの下方向DYB側の部分を形成している。本体上方部23は、ケース21のうちの上方向DYT側の部分を形成している。本体外周面24は、ケース21の外周面を形成している。本体外底面25は、ケース21の底面としての本体下方部22の底面を形成している。
結合部26は、金属材料により形成されている。結合部26は、軸形状を有する。結合部26は、一部がケース21の内部に収容され、別の一部がケース21から突出している。結合部26は、清掃機能部品30の結合部34との結合および分離が可能な構造を有する。
装飾部27は、縦長形状を有する。装飾部27は、衛生装置本体20のデザイン性を向上させる外観を有する。装飾部27は、本体外周面24上に形成されている。装飾部27は、本体下方部22から本体上方部23までにわたり形成されている。装飾部27は、ケース21と異なる色を有する。
操作部28は、樹脂材料により形成されている。操作部28は、衛生装置本体20のデザイン性を向上させる外観を有する。操作部28は、円形状を有する。操作部28は、ケース21に取り付けられている。操作部28は、装飾部27の中間部分から露出している。操作部28は、電動アクチュエーター29の電源をオンまたはオフする。
清掃機能部品30は、縦長形状を有する。清掃機能部品30は、歯ブラシ型のアタッチメントの形態を有する。清掃機能部品30は、機能部品本体31およびブラシ39を有する。清掃機能部品30は、機能部品本体31にブラシ39が植え込まれた構造を有する。
機能部品本体31は、樹脂材料により形成されている。機能部品本体31は、縦長形状を有する。機能部品本体31は、ステー32、ヘッド33、結合部34、部品下方部35、部品上方部36、部品外周面37、および部品外底面38を有する。機能部品本体31は、ステー32およびヘッド33が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。機能部品本体31は、部品下方部35、部品上方部36、部品外周面37、および部品外底面38を有する。
ステー32は、縦長形状を有する。ステー32は、部品下方部35を有する。ヘッド33は、楕円形状に類似する形状を有する。ヘッド33は、部品上方部36を有する。結合部34は、内部の空間に結合部26が挿入されることにより、結合部26と結合する構造を有する。ブラシ39は、ヘッド33に植え込まれている。
部品下方部35は、機能部品本体31のうちの下方向DYB側の部分を形成している。部品上方部36は、機能部品本体31のうちの上方向DYT側の部分を形成している。部品外周面37は、機能部品本体31の外周面を形成している。部品外底面38は、機能部品本体31の底面としての部品下方部35の底面を形成している。
図4〜図7を参照して、スタンド40の構成について説明する。なお、図4〜図7を参照する以下の説明において、衛生装置本体20および清掃機能部品30に関する構造は、図3により確認することができる。また、カバー70に関する構造は、図8〜図10により確認することができる。
スタンド40は、樹脂材料により形成されている。スタンド40は、美観の側面から、白色系の樹脂材料または半透明の樹脂材料により形成されることが好ましい。スタンド40は、一例として、ABS樹脂、ポリプロピレン、またはポリカーボネートにより形成される。スタンド40の樹脂材料は、一例として、白色を有する。
スタンド40は、一例として、図4に示される平面構造を有する。スタンド40は、スタンド本体41、嵌合内側部42、フランジ部43、複数のスタンド脚部44(図5参照)、ガイド面45、内側嵌合面46、下部外周面47、およびカバー受面48を有する。スタンド40は、スタンド本体41、フランジ部43、およびスタンド脚部44が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。スタンド40は、衛生装置本体20および清掃機能部品30を個別に支持する構造を有する。
スタンド40は、使用性の向上および美観の向上に貢献する高さを有する。スタンド40の高さは、スタンド脚部44の設置面からスタンド本体41の頂部までの距離により規定される。スタンド40の高さは、適正高さ範囲に含まれることが好ましい。適正高さ範囲は、一例として、5.0mm〜30mmの範囲を有する。スタンド40の高さは、一例として、16.3mmを有する。
スタンド40の高さは、適正高さ範囲から外れる場合、スタンド40の使用性および美観に対して好ましくない影響を及ぼす可能性を有する。スタンド40の使用性は、スタンド40に対するカバー70の取り付けおよび取り外しに関する性能を示す。スタンド40の使用性に対する好ましくない影響は、少なくとも次の4点を含む。1点目は、スタンド40に対するカバー70の取付位置が認識しにくくなることを示す。2点目は、スタンド40上の衛生装置本体20または清掃機能部品30が転倒しやすくなることを示す。3点目は、スタンド40に対するカバー70の取り付けおよび取り外しの操作時において、カバー70の操作量が大きくなることを示す。4点目は、スタンド40に対する衛生装置本体20の取り付けおよび取り外しの操作時において、衛生装置本体20の操作量が大きくなることを示す。スタンド40の美観に対する好ましくない影響は、スタンド40とカバー70との視覚的なバランスが崩れることを含む。
スタンド40の高さは、5.0mm未満の場合、スタンド40の使用性に対して上記1点目および2点目の好ましくない影響を及ぼす可能性を有する。スタンド40の高さは、30mmよりも大きい場合、スタンド40の使用性に対して上記3点目および4点目の好ましくない影響を及ぼす可能性を有する。スタンド40の高さは、30mmよりも大きい場合、美観に対して好ましくない影響を及ぼす可能性を有する。
スタンド本体41は、スタンド40の主要な部分を形成している。スタンド本体41は、本体支持部50、部品支持部60、嵌合内側部42、ガイド面45、および内側嵌合面46を有する。スタンド本体41は、本体支持部50により衛生装置本体20を支持する構造、および部品支持部60により清掃機能部品30を支持する構造を有する。
嵌合内側部42は、スタンド本体41の平面方向の外側部分を形成している。嵌合内側部42は、カバー70の嵌合外側部73とともに嵌合構造を形成する。嵌合内側部42は、内側嵌合面46を有する。嵌合内側部42は、スタンド40の平面視において、幅方向DXに短手部分を有する。嵌合内側部42は、スタンド40の平面視において、奥行方向DZに長手部分を有する。嵌合内側部42の幅方向DXの最大寸法は、嵌合内側部42の奥行方向DZの最小寸法よりも短い。
内側嵌合面46は、スタンド40の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。内側嵌合面46は、カバー70の外側嵌合面73Aと相似する形状を有する。内側嵌合面46は、嵌合内側部42の外周面を形成している。内側嵌合面46は、ガイド面45およびカバー受面48と連続している。内側嵌合面46は、外側嵌合面73Aと接触することにより、平面方向においてスタンド40に対するカバー70の位置を規定する。
ガイド面45は、曲面形状を有する。ガイド面45は、スタンド本体41の平面方向の内側部分から外側部分に向かうにつれて上方向DYTから下方向DYBに向けて傾斜している。ガイド面45は、スタンド本体41の頂面を形成している。ガイド面45は、本体支持部50の本体支持面51、部品支持部60の部品支持面61、および内側嵌合面46と連続している。ガイド面45は、カバー70のカバー外底面71Cと接触することにより、カバー70をカバー受面48に向けてガイドする。
本体支持部50は、スタンド本体41の平面方向の内側部分を形成している。本体支持部50は、奥行方向DZにおいて部品支持部60の前方向DZF側に形成されている。本体支持部50の幅方向DXの中心線は、スタンド40の平面視において、スタンド本体41の幅方向DXの中心線と一致している。本体支持部50の奥行方向DZの中心線は、スタンド40の平面視において、スタンド本体41の奥行方向DZの中心線に対して前方向DZF側にオフセットしている。本体支持部50は、本体支持面51、本体用空間52、および4つの本体用受部53を有する。本体支持部50は、本体用空間52に挿入された衛生装置本体20の本体下方部22を支持する構造を有する。
本体支持面51は、スタンド40の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。本体支持面51は、本体下方部22の本体外周面24と相似する形状を有する。本体支持面51は、本体用空間52を形成している。本体支持面51は、スタンド40の平面視において、幅方向DXに短手部分を有する。本体支持面51は、スタンド40の平面視において、奥行方向DZに長手部分を有する。本体支持面51の幅方向DXの最大寸法は、本体支持面51の奥行方向DZの最小寸法よりも短い。
本体用空間52は、本体支持面51により規定される外周形状を有する。本体用空間52は、スタンド40の高さ方向DYにおいて、スタンド本体41の平面方向の内側部分を貫通している。本体用空間52は、本体下方部22の収容に適した容積を有する。
本体用受部53は、円弧形状に類似する形状を有する。本体用受部53は、本体用空間52のうちの下方向DYB側の位置に形成されている。本体用受部53は、本体支持面51における下方向DYB側の部分から本体用空間52に向けて突出している。本体用受部53は、本体外底面25と接触することにより、高さ方向DYにおいてスタンド40に対する衛生装置本体20の位置を規定する(図11参照)。本体用受部53は、本体用空間52の下方向DYB側の開口面積が適正面積範囲に含まれる構造を有する。適正面積範囲は、衛生装置本体20の好ましい乾燥性および排水性が得られる範囲を示す。
部品支持部60は、スタンド本体41の平面方向の内側部分を形成している。部品支持部60は、奥行方向DZにおいて本体支持部50の後方向DZR側に形成されている。部品支持部60の幅方向DXの中心線は、スタンド40の平面視において、スタンド本体41の幅方向DXの中心線と一致している。部品支持部60の奥行方向DZの中心線は、スタンド40の平面視において、スタンド本体41の奥行方向DZの中心線に対して後方向DZR側にオフセットしている。部品支持部60は、部品支持面61、部品用空間62、部品用受部63、および部品用支柱64を有する。部品支持部60は、部品用空間62に挿入された清掃機能部品30の部品下方部35を支持する構造を有する。
部品支持面61は、スタンド40の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。部品支持面61は、部品下方部35の部品外周面37と相似する形状を有する。部品支持面61は、部品用空間62を形成している。部品支持面61は、スタンド40の平面視において、幅方向DXに長手部分を有する。部品支持面61は、スタンド40の平面視において、奥行方向DZに短手部分を有する。部品支持面61の奥行方向DZの最大寸法は、部品支持面61の幅方向DXの最小寸法よりも短い。
部品用空間62は、部品支持面61により規定される形状を有する。部品用空間62は、スタンド40の高さ方向DYにおいて、スタンド本体41の平面方向の内側部分を貫通している。部品用空間62は、部品下方部35の収容に適した容積を有する。
部品用受部63は、十字形状に類似する形状を有する。部品用受部63は、部品用空間62のうちの下方向DYB側の位置に形成されている。部品用受部63は、受部中間部63Aおよび4つの受部連結部63Bを有する。部品用受部63は、受部中間部63Aおよび4つの受部連結部63Bが同一の材料により一体的に形成された構造を有する。部品用受部63は、受部中間部63Aまたは受部連結部63Bにおいて部品外底面38と接触することにより、高さ方向DYにおいてスタンド40に対する清掃機能部品30の位置を規定する(図11参照)。部品用受部63は、部品用空間62の下方向DYB側の開口面積が適正面積範囲に含まれる構造を有する。適正面積範囲は、清掃機能部品30の好ましい乾燥性および排水性が得られる範囲を示す。
受部中間部63Aは、長方形状または楕円形状に類似する形状を有する。受部中間部63Aは、スタンド40の平面方向において、部品用空間62の中間部分に形成されている。受部中間部63Aは、各受部連結部63Bにより部品支持面61に連結されている。
受部連結部63Bは、長方形状に類似する形状を有する。受部連結部63Bは、受部中間部63Aと部品支持面61との間に形成されている。受部連結部63Bの一方の端部は、受部中間部63Aと結合されている。受部連結部63Bの他方の端部は、部品支持面61のうちの下方向DYB側の部分と結合されている。任意の1つの受部連結部63Bは、受部中間部63Aのまわりにおいて別の2つの受部連結部63Bと隣り合う。隣り合う2つの受部連結部63Bは、受部連結部63B同士の間に空間を形成している。
部品用支柱64は、受部中間部63A上に形成されている。部品用支柱64は、柱形状を有する。部品用支柱64は、スタンド40の平面視において、円形状を有する。部品用支柱64は、結合部34の内部の空間に挿入されることにより、清掃機能部品30を支持する。
フランジ部43は、スタンド40の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。フランジ部43は、スタンド40の平面視において、楕円形状に類似する形状を有する。フランジ部43は、スタンド40のうちの下方向DYB側の部分に形成されている。フランジ部43は、スタンド本体41の外周面から突出している。フランジ部43は、スタンド40の平面視において、幅方向DXに短手部分を有する。フランジ部43は、スタンド40の平面視において、奥行方向DZに長手部分を有する。フランジ部43の幅方向DXの最大寸法は、フランジ部43の奥行方向DZの最小寸法よりも短い。フランジ部43は、下部外周面47およびカバー受面48を有する。フランジ部43は、カバー70を下方向DYB側から支持する構造を有する。
下部外周面47は、スタンド40の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。下部外周面47は、スタンド40の平面視において、楕円形状に類似する形状を有する。下部外周面47は、スタンド40の平面視において、カバー70のうちの下方向DYB側の部分のカバー外周面71Bと相似する形状を有する。下部外周面47は、スタンド40の平面視において、嵌合内側部42と相似する形状を有する。下部外周面47は、フランジ部43の外周面を形成している。下部外周面47は、カバー受面48と連続している。下部外周面47は、スタンド40にカバー70が取り付けられているとき、外部に露出する。下部外周面47は、カバー外周面71Bとともに電動口腔衛生装置セット1の外観を形成する。
カバー受面48は、平面形状を有する。カバー受面48は、フランジ部43の頂面を形成している。カバー受面48は、内側嵌合面46および下部外周面47と連続している。カバー受面48は、カバー70のカバー外底面71Cと接触することにより、高さ方向DYにおいてスタンド本体41に対するカバー70の位置を規定する。
スタンド脚部44は、柱形状を有する。スタンド脚部44は、スタンド本体41の底部およびフランジ部43の底部に形成されている。スタンド脚部44は、スタンド本体41の底部またはフランジ部43の底部から下方向DYBに向けて突出している。スタンド脚部44は、スタンド40の設置面に接触する。スタンド脚部44は、スタンド本体41の底部およびフランジ部43の底部と設置面との間に隙間を形成する。
図8〜図10を参照して、カバー70の構成について説明する。なお、図8〜図10を参照する以下の説明において、衛生装置本体20および清掃機能部品30に関する構造は、図3により確認することができる。また、スタンド40に関する構造は、図4〜図7により確認することができる。
カバー70は、樹脂材料により形成されている。カバー70は、美観の側面から、半透明の樹脂材料により形成されることが好ましい。カバー70は、一例として、ABS樹脂、ポリプロピレン、またはポリカーボネートにより形成される。
カバー70は、縦長形状を有する。カバー70は、周壁部71、頂壁部72、嵌合外側部73、収容空間74、および2つの通気孔75を有する。カバー70は、カバー内周面71A、カバー外周面71B、カバー外底面71C、カバー内頂面72A、カバー外頂面72B、および外側嵌合面73Aを有する。カバー70は、周壁部71および頂壁部72が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。
周壁部71は、縦長形状を有する。周壁部71は、嵌合外側部73、カバー内周面71A、カバー外周面71B、およびカバー外底面71Cを有する。周壁部71は、本体支持部50上の衛生装置本体20、および部品支持部60上の清掃機能部品30を一纏めにして取り囲む構造を有する。
嵌合外側部73は、周壁部71の下方向DYB側の部分を形成している。嵌合外側部73は、スタンド40の嵌合内側部42とともに嵌合構造を形成する。嵌合外側部73は、外側嵌合面73Aを有する。嵌合外側部73は、カバー70の底面視において、幅方向DXに短手部分を有する。嵌合外側部73は、カバー70の底面視において、奥行方向DZに長手部分を有する。嵌合外側部73の幅方向DXの最大寸法は、嵌合外側部73の奥行方向DZの最大寸法よりも短い。
外側嵌合面73Aは、カバー70の底面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。外側嵌合面73Aは、カバー70の底面視において、楕円形状に類似する形状を有する。外側嵌合面73Aは、スタンド40の内側嵌合面46と相似する形状を有する。外側嵌合面73Aは、カバー内周面71Aの一部分としての嵌合外側部73の内周面を形成している。外側嵌合面73Aは、カバー外底面71Cと連続している。外側嵌合面73Aは、内側嵌合面46と接触することにより、平面方向においてスタンド40に対するカバー70の位置を規定する。
頂壁部72は、平面形状を有する。頂壁部72は、カバー70の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。頂壁部72は、周壁部71の上方向DYT側の端部に形成されている。頂壁部72は、周壁部71の上方向DYT側の端部を閉塞している。頂壁部72は、カバー内頂面72Aおよびカバー外頂面72Bを有する。
カバー内周面71Aは、カバー70の底面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。カバー内周面71Aは、カバー70の底面視において、楕円形状に類似する形状を有する。カバー内周面71Aは、高さ方向DYにおいて周の長さが異なる。カバー内周面71Aは、周壁部71の内周面を形成している。カバー内周面71Aは、カバー外底面71Cおよびカバー内頂面72Aと連続している。
カバー外周面71Bは、カバー70の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。カバー外周面71Bは、カバー70の平面視において、楕円形状に類似する形状を有する。カバー外周面71Bは、周壁部71の外周面を形成している。カバー外周面71Bは、高さ方向DYにおいて周の長さが異なる。カバー外周面71Bは、カバー外底面71Cおよびカバー外頂面72Bと連続している。カバー外周面71Bは、カバー70がスタンド40に取り付けられているとき、外部に露出する。カバー外周面71Bは、スタンド40の下部外周面47とともに電動口腔衛生装置セット1の外観を形成する。カバー外周面71Bは、電動口腔衛生装置10を収納する物品であることが認識されにくい外観を形成する。
カバー外底面71Cは、カバー70の底面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。カバー外底面71Cは、カバー70の底面視において、楕円形状に類似する形状を有する。カバー外底面71Cは、平面形状を有する。カバー外底面71Cは、周壁部71の底面を形成している。カバー外底面71Cは、カバー内周面71Aとしての外側嵌合面73A、およびカバー外周面71Bと連続している。カバー外底面71Cは、スタンド40のカバー受面48と接触することにより、高さ方向DYにおいてスタンド40に対するカバー70の位置を規定する。
カバー内頂面72Aは、カバー70の底面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。カバー内頂面72Aは、カバー70の底面視において、楕円形状に類似する形状を有する。カバー内頂面72Aは、平面形状を有する。カバー内頂面72Aは、頂壁部72の内面を形成している。カバー内頂面72Aは、カバー内周面71Aと連続している。
カバー外頂面72Bは、カバー70の平面視において、非円形かつ線対称の形状を有する。カバー外頂面72Bは、カバー70の平面視において、楕円形状に類似する形状を有する。カバー外頂面72Bは、平面形状を有する。カバー外頂面72Bは、頂壁部72の外面を形成している。カバー外頂面72Bは、カバー外周面71Bと連続している。カバー外頂面72Bは、カバー外周面71Bおよび下部外周面47とともに電動口腔衛生装置セット1の外観を形成する。
収容空間74は、縦長形状を有する。収容空間74は、カバー内周面71Aおよびカバー内頂面72Aにより規定される形状を有する。収容空間74は、カバー70がスタンド40に取り付けられていないとき、周壁部71の下方向DYBの端部における開口部、および2つの通気孔75を介して外部と連通している。収容空間74は、カバー70がスタンド40に取り付けられているとき、2つの通気孔75を介して外部と連通している。
各通気孔75は、縦長形状を有する。各通気孔75は、周壁部71を貫通している。各通気孔75は、同一の形状を有する。2つの通気孔75は、カバー70の平面視において、点対称の関係を有する。2つの通気孔75は、カバー70の幅方向DXの中心および奥行方向DZの中心を対称の中心として、点対称の関係を形成している。通気孔75は、周壁部71の高さ方向DYの中間部分に形成されている。通気孔75の幅方向DXの中心線は、周壁部71の幅方向DXの中心線と一致している。通気孔75の高さ方向DYの長さは、衛生装置本体20の高さよりも短い。通気孔75は、収容空間74と外部とを互いに連通する。通気孔75は、収容空間74の衛生装置本体20または清掃機能部品30の乾燥の促進に適した大きさを有する。通気孔75は、カバー70がスタンド40に載せられているとき、衛生装置本体20の装飾部27を主として露出させる構造を有する。
図1〜図3を参照して、電動口腔衛生装置セット1の作用について説明する。
電動口腔衛生装置セット1は、次のとおり、スタンド40およびカバー70により電動口腔衛生装置10を収容する。清掃機能部品30は、衛生装置本体20から分離される。衛生装置本体20は、本体下方部22が本体支持部50に挿入されることにより、スタンド40により支持される。清掃機能部品30は、部品下方部35が部品支持部60に挿入されることにより、スタンド40により支持される。
カバー70は、スタンド40のフランジ部43に載せられることにより、嵌合外側部73がスタンド40の嵌合内側部42に嵌合される。カバー70は、スタンド40に嵌合されているとき、衛生装置本体20および清掃機能部品30を一纏めにして取り囲む。
衛生装置本体20および清掃機能部品30は、カバー70により取り囲まれているとき、使用者等に視認されにくくなる。このため、電動口腔衛生装置セット1は、室内の美観を向上させることに貢献する。
また、カバー70は、スタンド40との分離が可能な構造を有する。このため、電動口腔衛生装置セット1は、少なくとも2つの使用形態を使用者に提供する。1つめの使用形態は、スタンド40に支持された衛生装置本体20および清掃機能部品30をカバー70により取り囲む形態を示す。2つめの使用形態は、スタンド40に支持された衛生装置本体20および清掃機能部品30を露出させ、カバー70をスタンド40とは別の箇所に収納する使用形態を示す。このため、使用者は、カバー70を必要としない場合、電動口腔衛生装置10の使用時にカバー70を操作する必要がない。このため、利便性が向上する。このように、電動口腔衛生装置セット1は、室内の美観を向上させること、および利便性を向上させることに貢献する。
電動口腔衛生装置セット1は、以下の効果を奏する。
(1)電動口腔衛生装置セット1は、スタンド40およびカバー70を有する。このため、電動口腔衛生装置セット1は、室内の美観を向上させること、および利便性を向上させることに貢献する。
(2)スタンド40は、本体支持部50を有する。本体支持部50は、本体下方部22が挿入されることにより、衛生装置本体20を支持する構造を有する。この構成によれば、スタンド40における衛生装置本体20の配置場所が規定されている。このため、使用者が衛生装置本体20をスタンド40に載せるときの作業性が向上する。また、スタンド40上における衛生装置本体20の姿勢が安定する。
(3)スタンド40は、部品支持部60を有する。部品支持部60は、部品下方部35が挿入されることにより、清掃機能部品30を支持する構造を有する。この構成によれば、スタンド40における清掃機能部品30の配置場所が規定されている。このため、使用者が清掃機能部品30をスタンド40に載せるときの作業性が向上する。また、スタンド40上における清掃機能部品30の姿勢が安定する。
(4)スタンド40は、上記(2)および(3)の構成を併せて有する。この構成によれば、スタンド40上の衛生装置本体20および清掃機能部品30が互いに接触しにくい。このため、電動口腔衛生装置10の衛生性が向上する。
(5)スタンド40は、衛生装置本体20および清掃機能部品30を個別に支持する構造を有する。この構成によれば、衛生装置本体20および清掃機能部品30が互いに結合された電動口腔衛生装置10を支持すると仮定した構成と比較して、電動口腔衛生装置セット1の高さが低くなる。このため、洗面台の棚等に収容しやすくなる。また、高さが低いことにより、転倒しにくくなる。
(6)スタンド40は、奥行方向DZにおいて、本体支持部50の後方向DZR側に部品支持部60を有する。この構成によれば、清掃機能部品30が衛生装置本体20の背面に配置される。このため、カバー70がスタンド40に載せられていないとき、清掃機能部品30が使用者等に視認されにくくなる。このため、電動口腔衛生装置セット1は、カバー70が使用されない状態においても室内の美観を向上させることに貢献する。
(7)スタンド40は、ガイド面45を有する。この構成によれば、カバー70のカバー外底面71Cがガイド面45に接触したとき、カバー外底面71Cがフランジ部43に向けてガイドされる。このため、使用者がカバー70をスタンド40に載せるときの作業性が向上する。
(8)スタンド40は、平面視において非円形かつ線対称の形状を有する。この構成によれば、スタンド40が平面視において円形状を有すると仮定した構成と比較して、平面視におけるスタンド40の投影面積が小さくなる。このため、洗面台等の設置場所において電動口腔衛生装置セット1が占めるスペースが小さくなる。
(9)スタンド40は、平面視において、幅方向DXに短手部分を有し、奥行方向DZに長手部分を有する。この構成によれば、電動口腔衛生装置セット1の正面視における投影面積が小さくなる。このため、使用者等に対してスリムな外観を認識させることができる。また、洗面台等の設置場所において電動口腔衛生装置セット1が幅方向DXにおいて占めるスペースが小さくなる。
(10)スタンド40は、本体用空間52および本体用受部53を有する。本体用空間52は、スタンド本体41を貫通している。本体用受部53は、本体用空間52の下方向DYB側の開口面積が適正面積範囲に含まれる構造を有する。この構成によれば、衛生装置本体20の好ましい乾燥性および排水性が得られる。このため、電動口腔衛生装置10の衛生性が向上する。
(11)本体用受部53は、衛生装置本体20の本体下方部22を支持する構造を有する。この構成によれば、スタンド40が設置面から持ち上げられたとき、衛生装置本体20が本体用空間52を通過して下方向DYB側に抜けることが抑制される。このため、使用者は、衛生装置本体20をスタンド40に載せた状態において、スタンド40を持ち運ぶことができる。
(12)スタンド40は、部品用空間62および部品用受部63を有する。部品用空間62は、スタンド本体41を貫通している。部品用受部63は、部品用空間62の下方向DYB側の開口面積が適正面積範囲に含まれる構造を有する。この構成によれば、清掃機能部品30の好ましい乾燥性および排水性が得られる。このため、電動口腔衛生装置10の衛生性が向上する。
(13)部品用受部63は、清掃機能部品30の部品下方部35を支持する構造を有する。この構成によれば、スタンド40が設置面から持ち上げられたとき、清掃機能部品30が部品用空間62を通過して下方向DYB側に抜けることが抑制される。このため、使用者は、清掃機能部品30をスタンド40に載せた状態において、スタンド40を持ち運ぶことができる。
(14)スタンド40およびカバー70は、嵌合内側部42および嵌合外側部73により嵌合構造を形成している。この構成によれば、スタンド40に対するカバー70の位置が規定される。このため、使用者がカバー70をスタンド40に載せるときの作業性が向上する。また、スタンド40に対するカバー70の位置ずれが生じにくいことにより、室内の美観を向上させる効果がより高くなる。
(15)カバー70は、衛生装置本体20および清掃機能部品30を一纏めにして取り囲む構造を有する。この構成によれば、衛生装置本体20および清掃機能部品30がカバー70の外側の各方向から視認されにくい。このため、室内の美観を向上させる効果がより高められる。
(16)カバー70のカバー外周面71Bは、スタンド40の下部外周面47とともに電動口腔衛生装置セット1の外観を形成する。この構成によれば、電動口腔衛生装置10を収納する物品であることが認識されにくい外観が形成される。このため、室内の美観を向上させる効果がより高められる。
(17)カバー70は、周壁部71および頂壁部72を有する。この構成によれば、収容空間74に収容された衛生装置本体20および清掃機能部品30に埃等が付着しにくい。このため、電動口腔衛生装置10の衛生性が向上する。
(18)カバー70は、通気孔75を有する。この構成によれば、収容空間74に配置された衛生装置本体20および清掃機能部品30の乾燥が促進される。このため、電動口腔衛生装置10の衛生性が向上する。
(19)通気孔75は、カバー70がスタンド40に載せられているとき、衛生装置本体20の装飾部27を主として露出させる構造を有する。この構成によれば、衛生装置本体20のうちのデザイン性が高い部分が通気孔75を介して使用者等に視認される。このため、通気孔75が衛生装置本体20の別の部分を主として露出させると仮定した構成と比較して、室内の美観を向上させる効果が高められる。
(20)2つの通気孔75は、同一の形状を有する。2つの通気孔75は、カバー70の平面視において、点対称の関係を有する。この構成によれば、2つの通気孔75のいずれがスタンド40の正面側に位置しても同じ外観が形成される。このため、使用者がカバー70をスタンド40に載せるとき、通気孔75とスタンド40との位置関係を考慮する必要がない。このため、使用者がカバー70をスタンド40に載せるときの作業性が向上する。
(21)電動口腔衛生装置セット900は、観音開き式の扉922およびコップ940により電動歯ブラシ910を覆う構造を有する。すなわち、電動口腔衛生装置セット900は、複雑な構成を有する。一方、電動口腔衛生装置セット1は、スタンド40とは個別に形成されたカバー70により、衛生装置本体20および清掃機能部品30を取り囲む構造を有する。このため、電動口腔衛生装置セット900と比較して構成が簡素化される。
(22)電動口腔衛生装置セット900は、観音開き式の扉922およびコップ940により電動歯ブラシ910を覆う構造を有する。このため、扉922の継ぎ目、および扉922とコップ940との継ぎ目が形成される。このため、室内の美観を向上させる効果を使用者に提供することができないおそれがある。一方、電動口腔衛生装置セット1は、単一の部品として形成されたカバー70により、衛生装置本体20および清掃機能部品30を取り囲む構造を有する。このため、電動口腔衛生装置セット900と比較して、室内の美観を向上させる効果が高くなる。
(23)電動口腔衛生装置セット900は、コップ940を利用して電動歯ブラシ910を覆う。このため、衛生面において好ましくない。一方、電動口腔衛生装置セット1は、カバー70単体により衛生装置本体20および清掃機能部品30を取り囲む構造を有する。このため、電動口腔衛生装置セット900と比較して、電動口腔衛生装置10の衛生性が向上する。このため、電動口腔衛生装置セット1は、室内の美観の向上および衛生性の向上を両立する。
(第2実施形態)
第2実施形態の電動口腔衛生装置セット2は、次の点において第1実施形態の電動口腔衛生装置セット1と相違し、その他の点において第1実施形態の電動口腔衛生装置セット1と同じ構成を有する。第1実施形態の電動口腔衛生装置セット1は、図1〜図3に示される構成を有する。一方、第2実施形態の電動口腔衛生装置セット2は、図12〜図15に示される構成を有する。なお、第2実施形態の電動口腔衛生装置セット2の説明は、第1実施形態の電動口腔衛生装置セット1と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
図12を参照して、電動口腔衛生装置セット2の構成について説明する。
電動口腔衛生装置セット2は、複数の構成部品として、電動口腔衛生装置10、スタンド40、カバー70に加え、充電装置80を有する。すなわち、電動口腔衛生装置セット2は、第1実施形態の電動口腔衛生装置セット1に充電装置80を付加した構成を有する。電動口腔衛生装置セット2は、図13および図14に示されるとおり、室内の美観の向上に貢献する外観を有する。電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80によりスタンド40を支持し、スタンド40により電動口腔衛生装置10を支持する構造を有する。電動口腔衛生装置セット2は、スタンド40にカバー70が取り付けられているとき、電動口腔衛生装置10を収納する物品であることが認識されにくい外観を形成する。
図15を参照して、充電装置80の構成について説明する。
充電装置80は、非接触式電力伝送装置の形態を有する。充電装置80は、スタンド40との結合および分離が可能な構造を有する。充電装置80は、充電ケース90、電力伝送部81、電源回路部82、電源コード83(図12参照)、スタンド結合部84(図12参照)、および抜止部85を有する。
充電ケース90は、樹脂材料により形成されている。充電ケース90は、一例として、ABS樹脂、ポリプロピレン、またはポリカーボネートにより形成される。充電ケース90は、電力伝送部81および電源回路部82を収容している。充電ケース90は、2つのスタンド受部91、4つの充電装置脚部92、ケース外周面93、ケース対向面94、ケース後方面95、およびケース外底面96を有する。充電ケース90は、スタンド40を下方向DYB側から支持する構造を有する。充電ケース90は、電源コード83のコードおよびブッシュをまとめて収容する構造を有する。
スタンド受部91は、円弧形状を有する。スタンド受部91は、ケース対向面94のうちの外側部分に形成されている。スタンド受部91は、ケース対向面94から上方向DYTに向けて突出している。スタンド受部91は、スタンド40の底部を下方向DYB側から支持する構造を有する。
充電装置脚部92は、円柱形状を有する。充電装置脚部92は、ケース外底面96から下方向DYBに向けて突出している。充電装置脚部92は、充電装置80の設置面に接触する。充電装置脚部92は、ケース外底面96と設置面との間に隙間を形成する。
ケース外周面93は、周方向において湾曲した形状を有する。ケース外周面93は、充電ケース90の外周面を形成している。ケース外周面93は、ケース対向面94、ケース後方面95、およびケース外底面96と連続している。ケース外周面93は、カバー70およびスタンド40が充電ケース90に載せられているとき、カバー外周面71B、カバー外頂面72B、下部外周面47、およびケース後方面95とともに電動口腔衛生装置セット2の外観を形成する。
ケース対向面94は、平面形状を有する。ケース対向面94は、充電ケース90の前方向DZF側の部分の頂面を形成している。ケース対向面94は、ケース外周面93と連続している。ケース対向面94は、スタンド40が充電ケース90に載せられているとき、スタンド脚部44と接触し、スタンド本体41の底部およびフランジ部43の底部との間に隙間を形成する。
ケース後方面95は、湾曲形状を有する。ケース後方面95は、充電ケース90の後方向DZR側の部分の頂面を形成している。ケース後方面95は、ケース外周面93と連続している。ケース後方面95は、スタンド40が充電ケース90に載せられているとき、スタンド40よりも後方向DZR側の位置において外部に露出する。
スタンド結合部84は、樹脂材料により形成されている。スタンド結合部84は、レール構造を有する。スタンド結合部84は、ケース対向面94に取り付けられている。スタンド結合部84は、スタンド40のレール構造部分が挿入されることにより、スタンド40と結合する。
抜止部85は、半円柱形状を有する。抜止部85は、スタンド結合部84の頂面上に形成されている。抜止部85は、スタンド結合部84と同一の材料によりスタンド結合部84と一体的に形成されている。抜止部85は、スタンド40の底部に形成された凸部と引掛構造を形成する。抜止部85は、スタンド40の凸部が引きかけられることにより、スタンド結合部84に対するスタンド40の移動を規制する。抜止部85およびスタンド40の凸部は、互いに乗り越え合うとき、使用者に好ましい操作感を付与する。
第2実施形態の電動口腔衛生装置セット2は、第1実施形態の電動口腔衛生装置セット1が奏する(1)〜(23)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、室内の美観の向上させること、および利便性を向上させることに貢献する旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、第2実施形態の電動口腔衛生装置セット2は、さらに以下の効果を奏する。
(24)電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80およびスタンド40を互いに結合および分離することが可能な構造を有する。この構成によれば、使用者は、スタンド40を充電装置80により支持する使用形態、および充電装置80をスタンド40から分離して別の箇所の収納する使用形態を選択することができる。このように、電動口腔衛生装置セット2は、使用者に多様な使用形態を提供することができる。
(25)電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80およびスタンド40を互いに結合および分離することが可能な構造を有する。この構成によれば、充電装置80が視認されることが室内の美観を損なうと考える使用者に対して、室内の美観を向上させる効果を提供することができる。
(26)電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80およびスタンド40を互いに結合および分離することが可能な構造を有する。この構成によれば、1台の充電装置80を複数の電動口腔衛生装置10において共用することができる。このため、使用者は、保有する充電装置80の数を少なくすることができる。
(27)ケース対向面94はスタンド本体41の底部およびフランジ部43の底部との間に隙間を形成する。この構成によれば、乾燥性および排水性が向上する。このため、ケース対向面94上の水分に起因して充電装置80の充電効率が低下することが抑制される。
(28)電動口腔衛生装置セット900は、充電台930に凹所933を有する。このため、使用者は、電動歯ブラシ910の充電が必要なく、かつ電動歯ブラシ910を隠すことを希望する場合、電動歯ブラシ910を充電台930に載せる必要がある。このため、電動口腔衛生装置セット900は、電動歯ブラシ910の充電が必要とされない場合、充電台930およびその電源コードが視認されることが室内の美観を損なうと考える使用者に対して、室内の美観を向上させる効果を提供することができない。
一方、電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80をスタンド40から分離することが可能な構造を有する。このため、使用者は、電動口腔衛生装置10の充電を必要としない場合、充電装置80をスタンド40から分離することができる。このため、電動口腔衛生装置セット2は、電動口腔衛生装置セット900とは異なり、充電装置80が視認されることが室内の美観を損なうと考える使用者に対して、室内の美観を向上させる効果を提供することができる。
(29)電動口腔衛生装置セット900の使用者は、電動歯ブラシ910の充電を必要としない場合、充電台930を設置場所とは別の箇所に収納することができる。一方、電動口腔衛生装置セット900は、充電台930および扉922が一体化された構造を有する。このため、使用者は、電動歯ブラシ910の充電が必要ないことから、充電台930を設置場所とは別の箇所に収納した場合、電動歯ブラシ910を扉922により隠すことができない。このように、電動口腔衛生装置セット900は、電動歯ブラシ910の充電が必要とされない場合において、電動歯ブラシ910を隠すことにより美観を向上させる効果を使用者に提供することができない。
一方、電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80、スタンド40、およびカバー70を互いに分離することが可能な構造を有する。このため、使用者は、電動口腔衛生装置10の充電を必要としない場合、充電装置80を設置場所とは別の箇所に収納し、カバー70をスタンド40に載せることができる。このため、電動口腔衛生装置セット2は、電動口腔衛生装置10の充電が必要とされない場合において、充電装置80の収納による美観の向上、およびカバー70の使用による美観の向上の両方の効果を使用者に提供することができる。
(その他の実施形態)
本電動口腔衛生装置セットは、第1実施形態および第2実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は、一例として、以下に示される第1実施形態または第2実施形態の変形例としての形態を有する。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
・第2実施形態の電動口腔衛生装置セット2は、充電装置80およびスタンド40の結合および分離が可能な構造を有する。ただし、充電装置80およびスタンド40の関係は、第2実施形態に例示された関係に限られない。変形例の電動口腔衛生装置セットは、充電装置およびスタンドが一体化された構造を有する。
・第1実施形態および第2実施形態のスタンド40およびカバー70は、嵌合内側部42および嵌合外側部73により嵌合構造を形成する。嵌合内側部42および嵌合外側部73は、平面視において非円形かつ線対称の形状を有する。ただし、スタンド40およびカバー70の嵌合構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の嵌合内側部および嵌合外側部は、平面視において円形状、楕円形状、または多角形状を有する。
・第1実施形態および第2実施形態のカバー70は、2つの通気孔75を有する。ただし、通気孔75の個数は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のカバーは、一例として、1つまたは3つ以上のいずれかの個数の通気孔75を有する。または、変形例のカバーは、通気孔75を省略している。
・第1実施形態および第2実施形態のカバー70は、通気孔75により電動口腔衛生装置10の乾燥を促進させる構造を有する。ただし、通気に関するカバー70の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のカバーは、一例として、通気用切欠を有する。通気用切欠は、周壁部の下方向DYB側の端部から高さ方向DYの所定位置までにわたり形成される。通気用切欠は、通気孔75と同様、電動口腔衛生装置10の乾燥の促進に適した大きさを有する。
・第1実施形態および第2実施形態のカバー70は、周壁部71および頂壁部72を有する。ただし、カバー70の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のカバーは、一例として、頂壁部72を省略している。
・第1実施形態および第2実施形態のスタンド40は、本体支持部50および部品支持部60を有する。ただし、スタンド40の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のスタンドは、一例として、本体支持部50および部品支持部60の少なくとも一方を省略している。
・第1実施形態および第2実施形態の本体支持部50は、本体下方部22が挿入されることにより、衛生装置本体20を支持する構造を有する。ただし、本体支持部50の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の本体支持部は、一例として、本体用空間52を省略し、本体下方部22を支持する支持面を有する。
・第1実施形態および第2実施形態の部品支持部60は、部品下方部35が挿入されることにより、清掃機能部品30を支持する構造を有する。ただし、部品支持部60の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の本体支持部は、一例として、部品用空間62を省略し、部品下方部35を支持する支持面を有する。
・第1実施形態および第2実施形態のスタンド40は、1つの本体支持部50を有する。ただし、本体支持部50の数は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のスタンドは、2つ以上のいずれかの数の本体支持部50を有する。
・第1実施形態および第2実施形態のスタンド40は、1つの部品支持部60を有する。ただし、部品支持部60の数は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のスタンドは、2つ以上のいずれかの数の部品支持部60を有する。
・第1実施形態および第2実施形態のスタンド40は、フランジ部43によりカバー70を支持する構造を有する。ただし、カバー70の支持に関する構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のスタンドは、一例として、フランジ部43に代えて複数の支持突部を有する。このスタンドは、複数の支持突部によりカバー70を支持する構造を有する。また、別の変形例のスタンドは、フランジ部43を省略している。このスタンドは、カバー70を支持する構造を有していない。カバーは、スタンドの設置面に直接的または間接的に配置される。
・第1実施形態および第2実施形態のカバー70は、互い分離された衛生装置本体20および清掃機能部品30を取り囲む構造を有する。ただし、カバー70による電動口腔衛生装置10の取り囲み形態は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のカバーは、一例として、衛生装置本体20および清掃機能部品30が互いに結合された電動口腔衛生装置10を取り囲む構造を有する。
・第1実施形態および第2実施形態の電動口腔衛生装置セット1,2は、カバー70により衛生装置本体20および清掃機能部品30を取り囲む構造を有する。ただし、カバー70が取り囲む対象の部品は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電動口腔衛生装置セットは、一例として以下の取り囲み構造を有する。
[変形例A]の取り囲み構造は、衛生装置本体20の一部を取り囲む構造、および清掃機能部品30の全部を取り囲まない構造を有する。[変形例A]の取り囲み構造は少なくとも次の2つの形態を含む。
1つめの形態としての[変形例A1]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態としての[変形例A2]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。[変形例A2]は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体20の一部が視認できる状態を形成する。[変形例A2]は次の[変形例A3]を含む。
[変形例A3]は、カバーに通気孔および通気用切欠の少なくとも一方を有する。通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。
[変形例B]の取り囲み構造は、衛生装置本体20の全部を取り囲む構造、および清掃機能部品30の全部を取り囲まない構造を有する。[変形例B]の取り囲み構造は少なくとも次の2つの形態を含む。
1つめの形態としての[変形例B1]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態としての[変形例B2]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。[変形例B2]は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体20の一部が視認できる状態を形成する。[変形例B2]は次の[変形例B3]を含む。
[変形例B3]は、カバーに通気孔および通気用切欠の少なくとも一方を有する。通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。
・第1実施形態および第2実施形態の電動口腔衛生装置セット1,2は、カバー70により衛生装置本体20の全部および清掃機能部品30の全部を一纏めにして取り囲む構造を有する。ただし、カバー70による部品の取り囲み構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のカバーは、一例として以下の取り囲み構造を有する。
[変形例C]の取り囲み構造は、本体支持部50上の衛生装置本体20の一部、および部品支持部60上の清掃機能部品30の一部を一纏めにして取り囲む構造を有する。[変形例C]の取り囲み構造は少なくとも次の3つの形態を含む。
1つめの形態としての[変形例C1]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部および清掃機能部品30の一部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態としての[変形例C2]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態としての[変形例C3]は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。[変形例C2]および[変形例C3]は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体20の一部または清掃機能部品30の一部が視認できる状態を形成する。[変形例C2]または[変形例C3]は、次の[変形例C4]を含む。
[変形例C4]は、カバーに通気孔および通気用切欠の少なくとも一方を有する。通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。または、通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。
[変形例D]の取り囲み構造は、本体支持部50上の衛生装置本体20の全部、および部品支持部60上の清掃機能部品30の一部を一纏めにして取り囲む構造を有する。[変形例D]の取り囲み構造は少なくとも次の3つの形態を含む。
1つめの形態としての[変形例D1]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部および清掃機能部品30の一部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態としての[変形例D2]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態としての[変形例D3]は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。[変形例D2]および[変形例D3]は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体20の一部または清掃機能部品30の一部が視認できる状態を形成する。[変形例D2]または[変形例D3]はさらに次の[変形例D4]を含む。
[変形例D4]は、カバーに通気孔および通気用切欠の少なくとも一方を有する。通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。または、通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。
[変形例E]の取り囲み構造は、本体支持部50上の衛生装置本体20の一部、および部品支持部60上の清掃機能部品30の全部を一纏めにして取り囲む構造を有する。[変形例E]の取り囲み構造は少なくとも次の3つの形態を含む。
1つめの形態としての[変形例E1]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部および清掃機能部品30の全部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態としての[変形例E2]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態としての[変形例E3]は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。[変形例E2]および[変形例E3]は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体20の一部または清掃機能部品30の一部が視認できる状態を形成する。[変形例E2]または[変形例E3]はさらに次の[変形例E4]を含む。
[変形例E4]は、カバーに通気孔および通気用切欠の少なくとも一方を有する。通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の一部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。または、通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。
[変形例F]の取り囲み構造は、本体支持部50上の衛生装置本体20の全部、および部品支持部60上の清掃機能部品30の全部を一纏めにして取り囲む構造を有する。[変形例F]の取り囲み構造は少なくとも次の3つの形態を含む。
1つめの形態としての[変形例F1]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部および清掃機能部品30の全部が、カバーの外側から完全に視認されない形態を示す。2つめの形態としての[変形例F2]は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。3つめの形態としての[変形例F3]は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される形態を示す。[変形例F2]および[変形例F3]は、室内の美観が損なわれない範囲において、衛生装置本体20の一部または清掃機能部品30の一部が視認できる状態を形成する。[変形例F2]または[変形例F3]はさらに次の[変形例F4]を含む。
[変形例F4]は、カバーに通気孔および通気用切欠の少なくとも一方を有する。通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた衛生装置本体20の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。または、通気孔および通気用切欠の少なくとも一方は、カバーに取り囲まれた清掃機能部品30の全部に含まれる一部が、カバーの外側から視認される状態を形成する。
なお、「室内の美観が損なわれない範囲」は、一例として、一般的な使用者が有する室内の美観に関する考え方、または衛生装置本体、清掃機能部品、スタンド、およびカバーの構造等に基づいて、規定することができる。
・第1実施形態および第2実施形態の電動口腔衛生装置10は、電動歯ブラシの形態を有する。ただし、電動口腔衛生装置10の構成は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電動口腔衛生装置は、一例として、電動歯間ブラシ、電動ステインクリーナー、または電動舌ブラシの形態を有する。