JP2018023470A - マッサージ具 - Google Patents

マッサージ具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018023470A
JP2018023470A JP2016155988A JP2016155988A JP2018023470A JP 2018023470 A JP2018023470 A JP 2018023470A JP 2016155988 A JP2016155988 A JP 2016155988A JP 2016155988 A JP2016155988 A JP 2016155988A JP 2018023470 A JP2018023470 A JP 2018023470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
massage
flexible
skin
outer diameter
grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016155988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6949465B2 (ja
Inventor
三宮 公江
Kimie Sannomiya
公江 三宮
晴臣 榎本
Haruomi Enomoto
晴臣 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2016155988A priority Critical patent/JP6949465B2/ja
Publication of JP2018023470A publication Critical patent/JP2018023470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6949465B2 publication Critical patent/JP6949465B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡単な構成で、肌を解すような効果的なマッサージを容易に行うことができ、肌へのマッサージ効果を向上させること。【解決手段】マッサージ部2と、使用者が把持する把持部3とを備えるマッサージ具1であって、マッサージ部2は、表面が凸曲面状に形成され肌に押し当てられる加圧部21と、該加圧部21と把持部3との間に介在する可撓部22とを有する。加圧部21は、可撓部22よりも硬度の高い材料により形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、マッサージ具に関し、特に、肌に押し当てて使用するタイプのマッサージ具に関する。
一般に、肌に刺激を与えて血行を促進することで肌が健康に保たれ、美肌効果があることが知られている。そのため従来、様々なマッサージ具が開発されている。
そのようなマッサージ具には、使用者が把持して、マッサージを行う箇所に押し当てて使用するハンディタイプのマッサージ具がある。またハンディタイプのマッサージ具にも、ローラーを転がして肌を解すように使用するローラータイプと、押し当てて使用するタイプとがある。押し当てるタイプのマッサージ具は、ローラータイプのマッサージ具よりも簡易な構成となっており、様々な形状のものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2009−72302号公報 実開昭61−182728号公報
しかしながら、上述した従来のタイプのマッサージ具は、肌に押し当てるマッサージ部が略円柱状に形成されており、マッサージ部の天面を、ピンポイントで肌に押し当てて使用する。そのため、押し当て方向には弾性変形しやすいが、押し当て方向と異なる方向には弾性変形し難い構成となっている。これにより、従来のタイプのマッサージ具は、ピンポイントでの肌への刺激には向いているが、例えばローラータイプのように、肌を解すようなマッサージには不向きであった。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るマッサージ具を提供することにある。
本発明は、マッサージ部と、使用者が把持する把持部とを備えるマッサージ具であって、前記マッサージ部は、表面が凸曲面状に形成され肌に押し当てられる加圧部と、該加圧部と前記把持部との間に介在する可撓部とを有し、前記加圧部は、前記可撓部よりも硬度の高い材料により形成されているマッサージ具を提供するものである。
本発明のマッサージ具によれば、簡単な構成で、肌を解すような効果的なマッサージを容易に行うことができ、肌へのマッサージ効果を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るマッサージ具を示す斜視図である。 図2は、図1に示すマッサージ具のA−A線断面図及び該マッサージ具に取り付け可能なキャップの断面図である。 図3は、図2に示すマッサージ具の把持部から容器を取り外した状態を示す断面図である。 図4(a)乃至図4(d)は、図1に示す第1実施形態に係るマッサージ具の使用方法の一例を示す説明図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係るマッサージ具を示す斜視図である。 図6は、図5に示す第2実施形態のマッサージ具のB−B線断面図である。
以下、本発明のマッサージ具を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の第1実施形態に係るマッサージ具の斜視図が示されており、図2には、図1に示すマッサージ具のA−A線断面図及び該マッサージ具に取り付け可能なキャップの断面図が示されている。図3には、図2に示すマッサージ具の把持部から容器を取り外した状態の断面図が示されている。
図1に示すように、第1実施形態に係るマッサージ具1は、中心軸X方向に延びる棒状に形成されており、マッサージ部2と、使用者が把持する把持部3とを備えている。またマッサージ具1は、把持部3に、化粧料が内部に収容された容器4を接続可能な接続部31を有し、マッサージ部2に、化粧料の注出口5を有し、接続部31に接続された容器4とマッサージ部2の注出口5との間を連通し、容器4の化粧料をマッサージ部2の注出口5から注出させる注出路50を備えている。
図2及び図3に示すように、マッサージ部2は、表面が凸曲面状に形成され、肌に押し当てられる加圧部21と、該加圧部21と前記把持部との間に介在する可撓部22とを有している。加圧部21は、可撓部22よりも硬度の高い材料により形成されている。
またマッサージ部2は、中心軸Xを中心とした回転対称体に形成されている。マッサージ部2を、中心軸Xを中心とした回転対称体に形成することで、例えば、可撓部22が中心軸Xに対して何れの方向に対しても同様に変形し易くなる。
また、マッサージ部2の長さは、可撓部22の外径よりも長くなっている。具体的には、マッサージ部2の中心軸Xに沿った長さが、可撓部22の後述する第2部24の外径よりも長くなっている。マッサージ部2の長さは、中心軸X方向に沿ったマッサージ部2の先端から基端までの長さをいう。また、外径は、外周部の断面形状が円形の場合には、その円の直径であり、外周部の断面形状が楕円形の場合には、その楕円の長径又は短径をいい、外周部の断面形状が多角形等の場合には、該多角形の外周部より内側の部分の面積に相当する円の直径(円相当径)をいう。外周部の断面形状が楕円形の場合、マッサージ部2の長さは、その楕円の短径より長いことが好ましく、その楕円の長径よりも長いことが好ましい。
加圧部21は、マッサージ部2の先端部に配されており、本実施形態では、図2に示すように、中空に形成されている。加圧部21の中空部分は可撓部22によって満たされており、加圧部21の中空部分が可撓部22で満たされることで、加圧部21の内面と可撓部22との接触面積が増加し、加圧部21に可撓部22を強固に連結可能になっている。
また加圧部21は、上述したように、表面が凸曲面状に形成されており、加圧部21の表面を凸曲面状に形成することで、使用者の肌を傷つけることなく、使用者の肌に強く押し当てることも可能となっている。更に、使用者の肌に押し当てた後、例えばマッサージ部2の押し当て方向を変えようとした際に、いずれの方向に対しても滑らかに向きを変えやすく、可撓部22から反力を使用者の肌に伝え易くすることができる。
加圧部21は、上述した観点から、金属、又は熱可塑性樹脂若しくはエラストマー樹脂等により形成することが好ましい。一例を示すと、加圧部21は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ナイロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等、シリコーン系樹脂等の各種のプラスチック材料から形成されている。
本実施形態では、加圧部21は、上述したように、可撓部22よりも硬い材料から形成されている。加圧部21は、変形し難い硬度を有する材料であることがより好ましい。加圧部21に用いられる材料の硬度としては、ショアA硬度50以上が好ましく、より好ましくはショアA硬度75以上である。加圧部21の硬度は、加圧部21に用いられる材料で作られた厚み6mmのシート状試験片を用いて、JIS K6253−3:2012に記載の方法により測定される。
加圧部21を、可撓部22よりも硬い材料、例えば、上述の変形し難い硬度を有する材料により形成することで、使用者の肌に加圧部21を押し当てた際に、ツボ押し感が高くなる。また、化粧料を肌に塗布した際に、滑りの良い感触を得ることができる。上記の観点から、加圧部21は、中空ではなく中実にしても良い。
また加圧部21の頂部には、加圧部21を厚さ方向に貫通する貫通孔51が形成されている。貫通孔51におけるマッサージ部2の表面に開口する一端開口部は、マッサージ部2における化粧料の注出口5を形成している。貫通孔51は、注出路50の一部(出口)を構成しており、容器4に収容された化粧料が貫通孔51から外部へ注出できるようになっている。
貫通孔51は、中心軸X上に位置している。貫通孔51が中心軸X上に位置することで、注出口5が加圧部21の頂部に位置することになり、例えば、使用者が注出口5の位置を目視することなく容易に知ることができる。また、貫通孔51が中心軸X上に位置する(注出口5が加圧部21の頂部に位置する)ことで、例えば、マッサージを行う際に化粧料を注出しながら行ったり、マッサージ中に化粧料を追加で注出しながら行ったりすることが容易となる。
また、貫通孔51は、表面側における外縁(一端開口部の外縁)が面取りされている。貫通孔51の外縁が面取りされていることで、例えば、加圧部21を使用者の肌に押し当てた際に、使用者の肌が貫通孔51の外縁によって傷つくこと等を防止することができる。
なお、本実施形態では、上述の観点から、貫通孔51(注出口5)をマッサージ部2の中心軸X上(加圧部21の頂部)に設けたが、貫通孔51(注出口5)の位置は、マッサージ部2の中心軸X上(加圧部21の頂部)には限らない。
可撓部22は、加圧部21よりも硬度の低い材料により形成されている。可撓部22を形成する材料の硬度としては、ショアA硬度0以上が好ましく、より好ましくは5以上である。そして、ショアA硬度50以下が好ましく、より好ましくはショアA硬度30以下である。可撓部22の硬度は、可撓部22に用いられる材料で作られた厚み6mmのシート状試験片を用いて、JIS K6253−3:2012に記載の方法により測定する。
加圧部21を可撓部22よりも硬度の高い材料で形成することで、加圧部21よりも可撓部22が変形し易くなり、加圧部21を使用者の肌に押し当てた際に、可撓部22のみが変形し、可撓部22の元に戻ろうとする反力が発生した際に、該反力を加圧部21に好適に作用させることが可能になる。
例えば、使用者がマッサージ部2を中心軸X方向に押し付けると、可撓部22が中心軸X方向に圧縮するように弾性変形することで、可撓部22よりも硬度の高い材料で形成された加圧部21による効果的なマッサージが可能になる。そして、使用者がマッサージ具1を傾動させると、可撓部22が変形し、変形した可撓部22が元の形状に戻ろうとする反力が発生すると、この反力により加圧部21が使用者の肌を持ち上げ、これが肌への効果的なマッサージとなる。このような動作を繰り返し行うことで、より効果的なマッサージが可能になる。
可撓部22は、上述した観点から、弾性成形体であり、詳細には上記硬度を有する熱可塑性樹脂、又はエラストマーから形成されていることが好ましい。エラストマーは、ゴム状弾性を示す高分子成形体であり、エラストマーを構成するエラストマー樹脂としては、天然ゴム(NR)、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマー等を用いることができる。これらの中でも、熱可塑性エラストマーを用いることが、射出成形による成型加工が可能である等の観点から好ましい。
ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)等が挙げられ、非ジエン系ゴムとしては、ブチルゴム(イソブチエン・イソプレンゴム(IIR))、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Q)等が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー(TPS)、オレフィン系エラストマー(TPO)、エステル系エラストマー(TPC)、ウレタン系エラストマー(TPU)、アミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、熱可塑性ゴム架橋(TPV)等が挙げられる。
これらのエラストマーは一種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また可撓部22は、図1〜図3に示すように、加圧部21に連結され、外径が一定である第1部23と、該第1部23から中心軸X方向の他方側に向かって外径が拡大する第2部24とを有している。つまり、可撓部22は、略円柱形状の第1部23と、略円錐台形状の第2部24とを有している。外径が一定の第1部23と他方側に向かって外径が拡大する第2部24とを有することで、第1部23と第2部24との境界部分(角度が変わる部分)で可撓部22が変形し易くなり、使用者による力の入れ具合に応じて、第1部23に連結された加圧部21の向きを容易に変えることが可能になる。つまり、可撓部22に上述した反力を作用させ易くなる。
第1部23は、加圧部21の中空部分を充填した状態で加圧部21の基端を支持しており、加圧部21の外径と略同径で中心軸Xと平行な方向に延びている。第2部24は、第1部23の基端に位置し、先端が第1部23の外径と同径で、基端が把持部3の外径と同径となる末広がり形状に形成されている。加圧部21と可撓部22とは、接着剤で結合されていても良く、また2色成形等により一体成形されていても良い。
本実施形態では、第1部23と第2部24とは2色成形により一体成形されており、何れも、加圧部21よりも硬度の低い、上述した材料により形成されている。
なお、第1部23及び第2部24は、同じ材料で一体成形されていることが好ましいが、加圧部21を形成する材料よりも硬度の低い材料により形成されていればよく、第1部23と第2部24とが異なる材料で成形されていても良い。また、本実施形態では、第1部23及び第2部24は、断面が円形状になるように形成したが、例えば、断面が楕円形状や多角形状であっても良い。
可撓部22の内部には、第1注出路52が形成されている。第1注出路52は、注出路50の一部を構成しており、上述した貫通孔51に連通している。第1注出路52は、中心軸X上に位置しており、中心軸Xに沿って形成されている。第1注出路52は、上方に向けて先細りとなるように形成されると共に、加圧部21近傍で貫通孔51に向けて僅かに広がるように形成されている。
可撓部22と把持部3との間には、基部7が設けられている。基部7は、可撓部22と把持部3との間に介在する状態で配されており、可撓部22と把持部3とを接続させる。基部7の内部には、可撓部22に形成された第1注出路52に連通する第2注出路53が形成されており、第2注出路53は、容器4の化粧料を流通させる。基部7は、可撓部22と把持部3とを接続可能に形成されていればよく、基部7を形成する材料も特に限定されない。
把持部3は、断面が略円形の略円柱状に形成されており、その外径はマッサージ部2の外径以上である。把持部3の外径を、マッサージ部2の外径以上に形成することで、把持部3を強固に把持できると共に、マッサージを行う際に、使用者が力を入れやすくなる。なお、この場合の把持部3及びマッサージ部2の外径とは、断面が円形の場合には直径をいい、断面が楕円形の場合には長径が好ましく、より好ましくは短径をいう。また断面が多角形の場合には、対角線の長さをいう。
把持部3は、先端が基部7に接続され、基端にはその内部に、容器4と接続可能とする接続部31が設けられている。接続部31は、容器4の後述する口部42を接続可能な大きさに形成されており、内周面にネジ部31aが形成されている。ネジ部31aは、容器4の口部42に形成された後述するネジ部42aに螺合可能に形成されており、ネジ部31aにネジ部42aを螺合させることで把持部3に容器4が固定される。
把持部の基端の外周部には、容器4の後述する容器本体41の肩部41aと当接する円環状の当接部32が設けられている。当接部32の外径は、容器4の肩部41aの外径と略同径に形成されており、接続部31に接続された容器4を、接続部31と共に固定する。
接続部31の上方(注出口5の方向)には、第3注出路54が形成されている。第3注出路54は、注出路50を構成しており、上述した第2注出路53に連通している。第3注出路54は、中心軸X上に位置しており、中心軸Xに沿って形成されている。第3注出路54は、略同径で上方に延びており、容器4に収容された化粧料を注出させる。
容器4は、化粧料が収容される容器本体41と、把持部3の接続部31に接続可能な口部42とを備えている。上述したように、口部42には、ネジ部42aが形成されており、把持部3の接続部31に接続可能に形成されている。
本実施形態では、容器4は、一方側が略円筒状で、他方側が扁平状のチューブ状に形成されており、マッサージ具1は、容器4に収容された化粧料を他方側から一方側に向かって押し出すことで、注出路50を介して注出口5から注出されるようになっている。なお、容器4は、化粧料を押し出して注出するチューブ状に限定されず、例えば注出口5を下に向けることで化粧料を注出させる略円筒形状の容器等であっても良い。
容器4に収容される化粧料としては、肌に塗布して使用されるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、マッサージ剤、美容液、化粧水、保湿クリーム、ファンデーションなどが挙げられる。また、化粧料の形態も特に制限されず、例えば、液状、クリーム状、半固体状等が挙げられる。本実施形態のマッサージ具1によれば、化粧料を塗布してからマッサージを行ったり、化粧料を塗布しつつマッサージを行うことができ、化粧料やマッサージによる肌改善効果、マッサージの操作性の向上、マッサージの際の快適感等の一又は二以上を向上させることも可能である。本実施形態のマッサージ具1は、顔のマッサージ用に適したものであるが、マッサージの対象部位は、顔に限られるものではない。
なお、図1には、マッサージ部2、把持部3及び容器4から構成されたマッサージ具1が示されているが、マッサージ具1は、これらの要素に加えて、図2に2点鎖線で模式的に示すキャップ6を備えることが好ましい。
図2に示すキャップ6は模式的に示したものであり、例えば、キャップ6の内周面にネジ部(図示せず)を形成すると共に、把持部3の外周面上にネジ部(図示せず)を形成し、キャップ6のネジ部を把持部3のネジ部に螺合させて固定することが好ましい。また、キャップ6の天面の内面61には、加圧部21の頂部に形成された貫通孔51を封止する突起等の封止部(図示せず)が設けられることが好ましい。
把持部3にキャップ6を固定することで、化粧料の注出口5から化粧料が漏れることを防止可能になる。また、使用者の肌に接触する加圧部21を清潔に保つことが可能になると共に、可撓部22も保護可能になる。このように、把持部3にキャップ6を固定することで、マッサージ部2が保護され、マッサージ部2を清潔に保つことが可能になる。
次に、上述した本発明の第1実施形態のマッサージ具1を使用した際の作用効果について説明する。なお、以下においては、マッサージ具1の使用者が自分の肌をマッサージする場合について説明するが、第1実施形態のマッサージ具1は、該マッサージ具1を使用して他人の肌をマッサージする場合にも好適に使用することができる。つまり、該マッサージ具1を使用する人(使用者)とマッサージされる人(被マッサージ者)とが異なる場合においても好適に使用することができる。図4(a)乃至図4(d)には、図1に示す第1実施形態に係るマッサージ具1の使用状態の一例を示す説明図が示されている。
まず使用者は、マッサージ具1の把持部3を把持し、容器4に収容された化粧料を、化粧料の注出口5から注出させ、肌(例えば自分の顔)に塗布する。マッサージ具1は、化粧料が収容された容器4を有しているので、別途、化粧料が収容された容器等を準備する必要がない。
次に使用者は、図4(a)に示すように、化粧料が塗布された肌に、マッサージ具1を、中心軸X方向に押し当てる。なお、使用者は、マッサージ具1を肌に押し当てながら化粧料を塗布しても良い。このとき、注出口5が加圧部21の頂部に設けられているため、使用者は注出口5の位置を目視することなく化粧料を注出する場合においても、注出したい位置に化粧料を注出することができる。
使用者がマッサージ部2を中心軸X方向に押し当てると、加圧部21が可撓部22よりも硬度の高い材料により形成されていることから、加圧部21が変形することなく、可撓部22が中心軸X方向に圧縮するように弾性変形する。このように、可撓部22が中心軸X方向に弾性変形することでクッションとなり、使用者の肌が加圧部21により好適に押圧され、効果的なマッサージが可能になる。
次に使用者は、図4(a)及び図4(b)に示すように、マッサージ部2を肌に押し当てた状態のまま、当初の押し当て方向に対して中心軸Xが傾斜するように、図4(b)に示す矢印D方向にマッサージ具1を傾動させる。マッサージ具1を矢印D方向に傾動させると、可撓部22が変形することで、加圧部21を矢印C方向に押し当てた状態が維持される。そして、更にマッサージ具1を矢印D方向に傾動させると、加圧部21を矢印C方向に押し当てる力よりも可撓部22が元の形状に戻ろうとする反力が大きくなり、図4(c)に示すように、可撓部22が中心軸X上に戻ろうとする反力を矢印E方向に作用させる。可撓部22が中心軸X上に戻ろうとする反力を矢印E方向に作用させると、図4(c)に示すように、加圧部21が押し当てていた使用者の肌を加圧部21が矢印E方向に持ち上げる。
このとき、加圧部21は可撓部22よりも硬度の高い材料で形成され、可撓部22は加圧部21よりも硬度の低い材料で形成されているため、可撓部22は容易に変形するが、加圧部21は容易に変形せず、使用者の肌を矢印E方向に持ち上げるという刺激を与えることができる。また、加圧部21が凸曲面状に形成されているため、使用者の肌を矢印E方向に持ち上げる際においても、いずれの方向に対しても滑りが良く(滑らかに向きを変えやすい)、可撓部22から反力を使用者の肌に対して滑らかに伝えることができる。特に、化粧料等を肌に塗布した際に、滑りの良い感触を得ることができる。
さらに、加圧部21を変形し難い硬度を有する材料により形成することで、使用者の肌に加圧部21を押し当てた際に、ツボ押し感が高くなる。
また、外径が一定に形成された第1部23と、他方側に向かって外径が大きくなる第2部24を有し、第1部23と第2部24で角度を変えることにより、角度が変わる位置で可撓部22が曲がり易くなっている。そのため、可撓部22の曲がり量が大きくすることが可能になり、可撓部22が元の形状の戻ろうとする反力を大きくすることが可能になる。これにより、加圧部21が使用者の肌を矢印E方向に持ち上げるという刺激を大きくすることが可能になる。
さらにまた、可撓部22は、外径が一定に形成された第1部23を設けることで、加圧部21を安定して支持し、可撓部22が弾性変形した際の反力を好適に加圧部21に作用させることができる。また、把持部3(他方側)に向かって外径が大きくなる末広がり形状(一方側に向かって先細りになる先細り形状)に形成された第2部24を設けることで、基端が変形し難く先端に向かうほど変形し易くなり、加圧部21を使用者の肌に押し付けた際の加圧部21への力を好適に伝達可能になる。この動作を繰り返すことで、肌を揉みほぐすようなマッサージを行うことができる。同観点より、中心軸X方向の長さは、第2部24の方が第1部23に比べて長く形成されていることが好ましい。
また図4(d)に示すように、加圧部21を荷重中心として、回転させるように動かしても良い。
このように、第1実施形態に係るマッサージ具1によれば、簡単な構成で、肌を解すような効果的なマッサージを容易に行うことができ、肌へのマッサージ効果を向上させることができる。
本実施形態のマッサージ具1の好ましい構成について更に説明すると、マッサージ具1は、使用者が把持してハンディタイプのマッサージ具として使用する観点から、その長手方向の長さH1(図2参照)が、50mm以上が好ましく、より好ましくは70mm以上であり、また200mm以下が好ましく、より好ましくは180mm以下であり、より具体的には50mm以上200mm以下が好ましく、より好ましくは70mm以上180mm以下である。
マッサージ部2の中心軸X方向の長さH2(図2参照)は、可撓部22の変形のしやすさの観点から、5mm以上が好ましく、より好ましくは10mm以上であり、また50mm以下が好ましく、より好ましくは40mm以下であり、より具体的には、5mm以上50m以下が好ましく、より好ましくは10mm以上40mm以下である。
加圧部21の外径d1(図3参照)は、ツボ押し感等を高める観点から、5mm以上が好ましく、より好ましくは8mm以上であり、また35mm以下が好ましく、より好ましくは25mm以下であり、より具体的には、5mm以上35mm以下が好ましく、より好ましくは8mm以上25mm以下である。
第1部23の中心軸X方向の長さH3(図3参照)は、加圧部21に好適に反力を作用させる観点から、1.5mm以上が好ましく、より好ましくは2.5mm以上あり、また20mm以下が好ましく、より好ましくは15mm以下であり、より具体的には、1.5mm以上20mm以下が好ましく、より好ましくは2.5mm以上15mm以下である。
第2部24の中心軸X方向の長さH4(図3参照)は、曲げ易くすると共に加圧部21に好適に反力を作用させる観点から、H3と同じ長さ、又はH3より長いことが好ましい。
また、把持部3の中心軸X方向の長さH5(図3参照)は、容器4を取り付けて使用する場合があることから、少なくとも使用者が摘んで持つことが可能な長さを有することが好ましく、使用者が把持可能な長さを有することがより好ましい。斯かる観点から、把持部3の中心軸X方向の長さH5は、10mm以上が好ましく、より好ましくは15mm以上であり、また50mm以下が好ましく、より好ましくは30mm以下であり、より具体的には、10mm以上50mm以下が好ましく、より好ましくは15mm以上30mm以下である。
次に、本発明の第2実施形態に係るマッサージ具1Aについて、図5及び図6に基づいて説明する。第2実施形態のマッサージ具1Aについては、第1実施形態のマッサージ具1と異なる点について説明する。特に説明しない点は、マッサージ具1と同様であり、マッサージ具1の説明が適宜適用される。
図5及び図6に示すように、第2実施形態に係るマッサージ具1Aは、化粧料を収容した容器4の代わりに、内部が中実に形成された持ち手が、把持部3の接続部31に接続されている。持ち手部8を把持部3に接続することで、使用者は、より強い力でマッサージ具1Aを把持することが可能になり、より強い力でマッサージを行うことができるようになる。
なお、持ち手部8は、第2実施形態のように把持部3の接続部31に接続可能に形成しても良く、把持部3と一体形成しても良い。つまり、持ち手部8は、把持部3と別体であっても良く、一体であっても良い。把持部3と持ち手部8とを別体に形成することで、例えば、使用者に応じて長さの異なる持ち手部8を接続することが可能になり、より確実な把持が可能になる。
また、把持部3に持ち手部8を接続して使用するマッサージ具の場合、図5及び図6に示す第2実施形態に係るマッサージ具1Aのように、注出路50を備えていないことが好ましい。注出路50を備えていないことでマッサージ部2Aが中実になり、例えば、可撓部22の変形状態を安定させることができる。
また、第2実施形態に係るマッサージ具1Aのように、注出路50を備えていない場合においても、把持部3にキャップ6を固定可能に形成することが好ましい。把持部3にキャップ6を固定することで、使用者の肌に接触する加圧部21を清潔に保つことが可能になると共に、可撓部22も保護可能になる。このように、把持部3にキャップ6を固定することで、マッサージ部2が保護されると共に、マッサージ部2を清潔に保つことが可能になる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に限定されない。また、前記の各実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に組み合わせることが可能である。
例えば上述した実施形態では、可撓部22の第1部23の外径を一定に形成したが、第1部23は、他方側に向かって外径が減少又は漸減する形状であっても良い。これにより、可撓部22にはくびれ部が形成される。斯かる構成により、可撓部22は、第1部23又は第1部23と第2部24との境界部付近で一層曲がり易くなる。第1部23と第2部24の境界部の外径は、加圧部21の最大外径部の70%〜99%であることが好ましい。
また、上述した実施形態では、可撓部22と把持部3との間に基部7が介在していたが、可撓部22と把持部3とが直接結合していても良い。更に、マッサージ部2と把持部3との間に、化粧料を収容した容器を介在させてもよい。更にまた、把持部3又は持ち手部8は、その長手方向を、マッサージ部2の中心軸X方向に交差して接続されていてもよい。また、マッサージ部2は、回転対称体ではなく、凸曲面状が傾斜面をなす形状でもよい。
1 マッサージ具
2 マッサージ部
21 加圧部
22 可撓部
23 第1部
24 第2部
3 把持部
31 接続部
31a ネジ部
4 容器
42 口部
42a ネジ部
5 注出口
50 注出路
51 貫通孔
52 第1注出路
53 第2注出路
54 第3注出路

Claims (6)

  1. マッサージ部と、使用者が把持する把持部とを備えるマッサージ具であって、
    前記マッサージ部は、表面が凸曲面状に形成され肌に押し当てられる加圧部と、該加圧部と前記把持部との間に介在する可撓部とを有し、前記加圧部は、前記可撓部よりも硬度の高い材料により形成されているマッサージ具。
  2. 前記可撓部は、前記加圧部に連結され外径が一定であるか又は外径が前記把持部に向かって減少する第1部と、該第1部から前記把持部に向かって外径が拡大する第2部とを有する、請求項1に記載のマッサージ具。
  3. 前記マッサージ部は、中心軸を中心とした回転対称体である、請求項1又は2に記載のマッサージ具。
  4. 前記把持部の外径は、前記マッサージ部の外径以上である、請求項1〜3の何れか1項に記載のマッサージ具。
  5. 前記マッサージ部の長さは、前記可撓部の外径よりも長い、請求項1〜4の何れか1項に記載のマッサージ具。
  6. 前記把持部に、化粧料が内部に収容された容器を接続可能な接続部を有し、
    前記マッサージ部に、該化粧料の注出口を有し、
    前記接続部に接続された前記容器と前記マッサージ部の注出口との間を連通し、該容器内の化粧料を前記マッサージ部の注出口から注出させる注出路を備えている、請求項1〜5の何れか1項に記載のマッサージ具。
JP2016155988A 2016-08-08 2016-08-08 マッサージ具 Active JP6949465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155988A JP6949465B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 マッサージ具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155988A JP6949465B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 マッサージ具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018023470A true JP2018023470A (ja) 2018-02-15
JP6949465B2 JP6949465B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=61193637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016155988A Active JP6949465B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 マッサージ具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6949465B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109924657A (zh) * 2019-04-03 2019-06-25 洽兴包装工业(中国)有限公司 自带按摩功能的化妆笔笔头组件

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS414464Y1 (ja) * 1964-03-24 1966-03-15
JPH1134572A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具
US20080091128A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-17 Nanma Manufacturing Co. Ltd. Massage apparatus with an elastic massage actuator
JP2009136653A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Taesung Industrial Co Ltd 化粧品容器
JP2013215448A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 皮膚外用製品
JP2015514489A (ja) * 2012-04-20 2015-05-21 アプター フランス エスアーエス 吐出兼塗布用ヘッド
KR101645421B1 (ko) * 2015-03-02 2016-08-29 (주)에코솜 두피 마사지용 스프레이 용기

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS414464Y1 (ja) * 1964-03-24 1966-03-15
JPH1134572A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具
US20080091128A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-17 Nanma Manufacturing Co. Ltd. Massage apparatus with an elastic massage actuator
JP2009136653A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Taesung Industrial Co Ltd 化粧品容器
JP2013215448A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 皮膚外用製品
JP2015514489A (ja) * 2012-04-20 2015-05-21 アプター フランス エスアーエス 吐出兼塗布用ヘッド
KR101645421B1 (ko) * 2015-03-02 2016-08-29 (주)에코솜 두피 마사지용 스프레이 용기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109924657A (zh) * 2019-04-03 2019-06-25 洽兴包装工业(中国)有限公司 自带按摩功能的化妆笔笔头组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP6949465B2 (ja) 2021-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210169729A1 (en) Fascia tissue fitness devices
JP3680991B2 (ja) 支持体へ製品を適用するアプリケータ部材とそれを装備したアプリケータアセンブリ
JP2017509390A (ja) 可撓性の軸部を有する連接式アプリケータ
US10864647B2 (en) Adjustable razor and method of use
WO2005122716A2 (en) Apparatus for using liquids in bathing
JP2018023470A (ja) マッサージ具
EP3013180B1 (en) Tube head for provision and application of a liquid and tube with such a tube head
US5505712A (en) Medicament applicator with spatulate tip
US10555592B2 (en) Application for topical composition
US20180160865A1 (en) Liquid application assembly
US859711A (en) Device for applying medicaments.
JP6178144B2 (ja) 化粧料塗布具
JP6155082B2 (ja) 化粧料塗布具
WO2007032660A1 (en) Device for applying cosmetic applications
EP3590478B1 (en) Eye drop application
GB2589545A (en) Device
JP4368740B2 (ja) 吐出容器
CN113163936A (zh) 具有集成释放系统的皮肤处理头
US6447194B2 (en) Dispensing adapter, dispenser equipped with a dispensing adapter, and method of using same
JP7377198B2 (ja) 化粧料塗布装置および化粧料塗布装置の使用方法
EP3369339B1 (en) Dosing container
US11219293B2 (en) Exfoliating and nourishing applicator
US11786083B2 (en) Lotion applicator
GB2554420A (en) A massage device
US11517096B2 (en) Cosmetic retrieval device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210922

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6949465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151