JP2018023068A - 電子装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

電子装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファインダに接眼したときの操作性を向上させることを目的とする。【解決手段】本発明の電子装置は、検知手段によって検知される物体がファインダに対して第1の距離よりも近い第2の距離である場合には、表示手段を非表示、または、第1の距離の場合に比べて表示手段の輝度を低減した状態で、タッチ操作の有効範囲を第1の範囲とし、検知手段によって検知される物体がファインダに対して第2の距離よりも近い第3の距離である場合には、表示手段を非表示、または、第1の距離の場合に比べて表示手段の輝度を低減した状態で、かつ、タッチ操作の有効範囲を前記第1の範囲よりも小さい第2の範囲とするように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、電子装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
電子装置の一例である撮像装置には、構図を確認するための光学ファインダや電子ビューファインダとは別に、撮影した画像を確認するための背面ディスプレイが設けられているものがある。また、背面ディスプレイには、ユーザが撮像モードを選択したり各種設定をしたりするためにタッチパネルが設けられているものがある。
このような撮像装置を用いて、ユーザがファインダを覗きながら撮影する場合、カメラの背面タッチパネルにユーザの顔の一部が接触してしまい、タッチパネルがユーザの意図しない接触を検出してしまうことがあった。
特許文献1に開示された撮像装置は、予め登録されている、光学ファインダを覗く眼の情報からタッチパネルのうち接触による入力が可能な入力可能領域を設定し、入力可能領域以外への接触に応じた動作を行わないようにした技術が開示されている。
特開2009−260681号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、ファインダに接眼したときに入力可能領域を一律な範囲に設定してしまうために、顔の一部が接触するほど接眼しないユーザにとっては、タッチによる入力可能領域が制限され、操作性が悪くなってしまう。
本発明は上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、ファインダに接眼したときの操作性を向上させることを目的とする。
本発明の電子装置は、ファインダと、前記ファインダに対する物体の近接を検知する検知手段と、前記ファインダと異なる位置に配置される表示手段と、前記表示手段に対するタッチ操作を検出するタッチ検出手段と、前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して第1の距離である場合には前記表示手段を表示状態とし、前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第1の距離よりも近い第2の距離である場合には、前記表示手段を非表示、または、前記第1の距離の場合に比べて前記表示手段の輝度を低減した状態で、前記タッチ操作の有効範囲を第1の範囲とし、前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第2の距離よりも近い第3の距離である場合には、前記表示手段を非表示、または、前記第1の距離の場合に比べて前記表示手段の輝度を低減した状態で、かつ、前記タッチ操作の有効範囲を前記第1の範囲よりも小さい第2の範囲とするように制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、ファインダに接眼したときの操作性を向上させることができる。
デジタルカメラの外観を示す図である。 デジタルカメラの構成を示す図である。 デジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 ユーザの顔の位置に応じた有効範囲と表示状態とを示す概念図である。 ユーザがタッチ操作で行うことができる設定の例を示す図である。 ユーザがタッチ操作で行うことができる設定の例を示す図である。 絶対位置制御について説明するための図である。 相対位置制御について説明するための図である。 ファインダを覗く眼に応じた有効範囲を示す図である。 ファインダを覗く眼が右眼か左眼かを説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、電子装置の一例として撮像装置、具体的にはデジタルカメラ100を用いるものとする。
図1(a)、(b)は、デジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
デジタルカメラ100は、上面にシャッターボタン101、メイン電子ダイヤル102、モード切替スイッチ103、ファインダ外表示部104等を備える。シャッターボタン101は、撮影の準備あるいは撮影を指示するための操作部である。メイン電子ダイヤル102は、シャッター速度や絞り等の設定値を変更するための回転式の操作部である。モード切替スイッチ103は、各種モードを切替えるための操作部である。モード切替スイッチ103により静止画撮影モード、動画撮影モード等に切替えられる。ファインダ外表示部104は、シャッター速度や絞り等の様々な設定値を表示する。
また、デジタルカメラ100は、背面に表示部105、電源スイッチ106、サブ電子ダイヤル107、十字キー108、SETボタン109、ライブビューボタン110、拡大ボタン111、縮小ボタン112、再生ボタン113を備える。また、デジタルカメラ100は、ファインダ114、接眼検知部115等を備える。
表示部105は、画像や各種情報を表示する。表示部105は、表示手段の一例である。また、表示部105は、ライブビュー撮影においてライブビュー画像を表示したり、静止画撮影後のクイックレビュー画像を表示したり、動画記録中の画像を表示したりする。電源スイッチ106は、デジタルカメラ100の電源のオンおよびオフを切替える操作部である。サブ電子ダイヤル107は、選択枠の移動や画像送り等を行うための回転式の操作部である。十字キー108は、上下左右にそれぞれ押下可能なキー(4方向キー)であり、押下した位置に応じた操作が可能である。SETボタン109は、主に選択項目を決定するときに押下される操作部である。
ライブビューボタン110は、静止画撮影モードにおいてはファンダー撮影モードとライブビュー撮影モードとを切替え、動画撮影モードにおいては動画撮影(記録)の開始、停止を指示するための操作部である。拡大ボタン111は、ライブビュー画像の表示において拡大モードのオン、オフおよび拡大モード中の拡大率を変更するための操作部である。また、拡大ボタン111は、再生モードにおいて再生画像の拡大率を大きくするときに用いられる。縮小ボタン112は拡大された再生画像の拡大率を小さくし、表示された画像を縮小させるための操作部である。再生ボタン113は、撮影モードと再生モードとを切替えるためのボタンである。静止画撮影モードあるいは動画撮影モード中に再生ボタン113が押下されることで、再生モードに切替えられ、表示部105に記録媒体に記録された画像のうち最新の画像が表示される。ファインダ114は、後述するフォーカシングスクリーンを観察することで、被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。なお、ファインダ114は、光学系ファインダあるいは電子ファインダの何れであってもよい。接眼検知部115は、ファインダ114に対する物体の近接、具体的にはユーザの顔の近接を検知する。
また、デジタルカメラ100の右側にはグリップ部116、蓋部117等を備え、左側には端子カバー118等を備える。グリップ部116は、ユーザがデジタルカメラ100を構えたときに右手で握り易いように形成された保持部である。蓋部117は、記録媒体を格納するスロットを閉塞するための蓋である。端子カバー118は、外部機器の接続ケーブル等を接続するコネクタを保護するためのカバーである。
また、デジタルカメラ100の内部には、アクチュエータによってアップダウンされるクイックリターンミラー119が配置される。また、デジタルカメラ100には、着脱可能なレンズユニットと通信するための通信端子120を備える。
図2は、デジタルカメラ100の構成を示す図である。なお、図1と同一の構成は、同一符号を付してその説明を適宜、省略する。デジタルカメラ100は、着脱可能なレンズユニット201が装着される。
まず、レンズユニット201について説明する。
レンズユニット201は、絞り202、レンズ群203、絞り駆動回路204、AF(オートフォーカス)駆動回路205、レンズ制御回路206、通信端子207等を有する。絞り202は、開口径が調整可能に構成される。レンズ群203は、複数枚のレンズから構成される。絞り駆動回路204は、絞り202の開口径を制御することで光量を調整する。AF駆動回路205は、レンズ群203を駆動させて焦点を合わせる。レンズ制御回路206は、後述するシステム制御部の指示に基づいて、絞り駆動回路204、AF駆動回路205等を制御する。レンズ制御回路206は、絞り駆動回路204を介して絞り202の制御を行い、AF駆動回路205を介してレンズ群203の位置を変位させることで焦点を合わせる。レンズ制御回路206は、デジタルカメラ100との間で通信可能である。具体的には、レンズユニット201の通信端子207と、デジタルカメラ100の通信端子120とを介して通信される。
次に、デジタルカメラ100について説明する。
デジタルカメラ100は、クイックリターンミラー119、フォーカシングスクリーン208、ペンタプリズム209、AE(自動露出)センサ210、焦点検出部211、ファインダ114、シャッター212、撮像部213、システム制御部214を有する。
クイックリターンミラー119(以下、ミラー119)は、露光、ライブビュー画像の表示、動画撮影をする場合に、システム制御部214の指示に基づいてアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー119は、レンズ群203から入射した光束をファインダ114側または撮像部213側に切替える。通常の場合には、ミラー119は光束をファインダ114側に導くように配置される。一方、撮影する場合やライブビュー画像を表示する場合には、ミラー119は光束を撮像部213に導くように上方に跳ね上がり待避する(ミラーアップ)。また、ミラー119は、中央部が光の一部を透過するハーフミラーで構成され、光束の一部が焦点検出を行うための焦点検出部211に入射するように透過させる。AEセンサ210は、レンズユニット201を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部211は、ミラー119により透過された光束に基づいてデフォーカス量を検出する。システム制御部214はデフォーカス量に基づいてレンズユニット201を制御し、位相差AFを行う。撮影者は、ペンタプリズム209とファインダ114を介して、フォーカシングスクリーン208を観察することで、レンズユニット201を通して得た被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。シャッター212は、システム制御部214の指示に基づいて撮像部213の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。撮像部213は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。
また、デジタルカメラ100は、A/D変換器215、メモリ制御部216、画像処理部217、メモリ218、D/A変換器219、表示部105を有する。A/D変換器215は、撮像部213から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。画像処理部217は、A/D変換器215からのデータまたはメモリ制御部216からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部217では、撮影した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部214が露光制御、測距制御を行う。この処理により、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理、AE処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。更に、画像処理部217では、撮影した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器215からの画像データは、画像処理部217およびメモリ制御部216を介して、または、メモリ制御部216を介してメモリ218に直接書き込まれる。メモリ218は、撮像部213によって得られA/D変換器215によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部105に表示するための画像データを格納する。メモリ218は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ218は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器219は、メモリ218に格納されている表示用の画像データをアナログ信号に変換して表示部105に供給する。したがって、メモリ218に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器219を介して表示部105により表示される。表示部105は、LCD等の表示器上にD/A変換器219からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器215によって一度A/D変換されメモリ218に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器219でアナログ変換し、表示部105に逐次転送して表示することでライブビュー画像を表示(スルー表示)でき、電子ビューファインダとして機能する。
また、デジタルカメラ100は、ファインダ内表示部220、ファインダ内表示駆動回路221、ファインダ外表示部104、ファインダ外表示駆動回路222、不揮発性メモリ223、システムメモリ224、システムタイマー225を有する。ファインダ内表示部220は、ファインダ内表示駆動回路221を介して現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコン等を表示する。ファインダ外表示部104は、ファインダ外表示駆動回路222を介してシャッター速度や絞り等の設定値を表示する。不揮発性メモリ223は、電気的に消去・記憶可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ223には、システム制御部214の動作用の定数、プログラム、閾値等が記憶される。このプログラムは、後述するフローチャートの処理を実行するためのプログラムである。
システムメモリ224は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ224には、システム制御部214の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ223から読み出したプログラム等が展開される。システムタイマー225は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
システム制御部214は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部214は、上述した不揮発性メモリ223に記憶されたプログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。また、システム制御部214は、メモリ218、D/A変換器219、表示部105等を制御することにより表示制御も行う。システム制御部214は、制御手段の一例である。
また、デジタルカメラ100は、モード切替スイッチ103、第1シャッタースイッチ226、第2シャッタースイッチ227、操作部228等のシステム制御部214に各種の動作指示を入力するための操作手段を有する。
モード切替スイッチ103は、静止画撮影モード、動画撮影モードおよび再生モード等の何れかに切替えるための操作部である。システム制御部214は、モード切替スイッチ103により切替えられたモードを設定する。静止画撮影モードに含まれるモードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ103により、上述したモードの何れかに直接切替えることができる。また、モード切替スイッチ103によりメニューボタンに一旦切替えた後に、メニューボタンに含まれる上述したモードの何れかに、他の操作部を用いて切替えてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ226は、シャッターボタン101の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生させる。システム制御部214は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ227は、シャッターボタン101の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生させる。システム制御部214は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部213からの信号読み出しから記録媒体230に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部228は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部228は、表示部105に表示される種々の機能アイコンを選択操作すること等により、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押下されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部105に表示される。ユーザは表示部105に表示されたメニュー画面と、十字キー108やSETボタン109とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。操作部228は例えば、シャッターボタン101、メイン電子ダイヤル102、電源スイッチ106、サブ電子ダイヤル107、十字キー108、SETボタン109、ライブビューボタン110、拡大ボタン111、縮小ボタン112、再生ボタン113が含まれる。
なお、操作部228の一つとして、表示部105に対する接触を検出可能なタッチパネル229を有する。タッチパネル229は、タッチ検出手段の一例である。タッチパネル229と表示部105とは一体的に構成することができる。例えば、光の透過率が表示部105の表示を妨げないように、タッチパネル229を表示部105の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル229における入力座標と、表示部105上の表示座標とを対応付けることで、恰もユーザが表示部105上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を構成することができる。タッチパネル229は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等の様々な方式のうち何れかの方式を用いることができる。また、方式によって、タッチパネル229に対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネル229に対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、何れの方式であってもよい。
システム制御部214はタッチパネル229に対する以下の操作、あるいは状態を検出できる。
(1)タッチパネル229にタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル229にタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)という)。
(2)タッチパネル229を指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)という)。
(3)タッチパネル229を指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)という)。
(4)タッチパネル229へタッチしていた指やペンを離したこと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)という)。
(5)タッチパネル229に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)という)。
(6)タッチパネル229には接触していないが、タッチパネル229へ指やペンが近接している状態であること(以下、ホバー(Hover)という)。
なお、タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
上述した操作・状態やタッチパネル229上に指やペンがタッチしている座標は内部バスを通じてシステム制御部214に通知される。システム制御部214は通知された情報に基づいてタッチパネル229上でどのような操作が行なわれたかを判定する。タッチムーブについては、システム制御部214はタッチパネル229上で移動する指やペンの移動方向を座標の変化に基づいて、タッチパネル229上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。また、タッチパネル229上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル229上に指をタッチしたまま、ある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル229上を指ではじくように素早くなぞる操作である。システム制御部214は所定距離以上を所定速度以上でタッチムーブしたことを検出し、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定する。また、システム制御部214は、所定距離以上、所定速度未満でタッチムーブしたことを検出した場合はドラッグが行なわれたと判定する。
また、デジタルカメラ100は、電源制御部231、電源部232、記録媒体I/F233、通信部234、姿勢検知部235、接眼検知部115等を有する。電源制御部231は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部231は、その検出結果およびシステム制御部214の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体230を含む各部へ供給する。電源部232は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F233は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体230とのインターフェースである。記録媒体230は、撮影された画像を記憶するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。通信部234は、デジタルカメラ100を無線または有線ケーブルによって外部機器に接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。また、通信部234は、撮像部213で撮影した画像(ライブビュー画像を含む)や、記録媒体230に記憶された画像を送信したり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信したりすることができる。なお、通信部234は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。姿勢検知部235は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。システム制御部214は、姿勢検知部235により検知された姿勢に基づいて、撮像部213で撮影された画像がデジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるか判別することができる。なお、システム制御部214は、姿勢検知部235で検知された姿勢に応じた向き情報を、撮像部213で撮像された画像データに付加したり、画像を回転して記憶したりすることができる。姿勢検知部235には加速度センサやジャイロセンサ等を用いることができる。
接眼検知部115は、ファインダ114の周囲に配置される。本実施形態の接眼検知部115は、ユーザの顔がファインダ114に近接しているか否か、具体的にはファインダ114からユーザの顔までの距離を検知する。接眼検知部115は、例えば赤外線近接センサを用いることができ、ファインダ114への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部115の投光部(図示せず)から投光した赤外線が反射して赤外線近接センサの受光部(図示せず)に受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部115は、ファインダ114への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態から、ファインダ114に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼がされたと検出するものとする。接眼状態から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていても良い。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサは一例であって、接眼検知部115には、ユーザの接眼とみなせる接近を検知できるものであれば他のセンサを採用してもよい。
接眼検知部115は検知した情報をシステム制御部214に通知し、システム制御部214は接眼検知部115により検知された情報に基づいてタッチパネル229の有効範囲を制御することでファインダ114に接眼したときの操作性を向上させることができる。
以下、具体的にシステム制御部214がタッチパネル229の有効範囲を制御する処理について説明する。
ここでは、デジタルカメラ100の動作について図3のフローチャートを参照して説明する。なお、図3のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ223に格納されたプログラムをシステムメモリ224に展開してシステム制御部214が実行することで実現する。
S300では、システム制御部214は電源スイッチ106がオンに切替えられる操作に応じて電源制御部231を介してデジタルカメラ100に電源を投入する。
S301では、システム制御部214はタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を、タッチパネル229の全面に設定する。タッチパネル229の有効範囲を全面に設定することで、システム制御部214はタッチパネル229の全面においてユーザのタッチ操作を検出することができる。
S302では、システム制御部214はタッチパネル229のタッチ操作の制御を絶対位置に基づく制御に設定する。絶対位置に基づく制御では、タッチパネル229上のタッチ位置(タッチ座標)と、ファインダ内表示部220の表示座標とを一意に対応付けた制御である。また、相対位置に基づく制御とは、タッチパネル229上のタッチ位置(タッチ座標)と、ファインダ内表示部220の表示座標(指示座標)とを一意に対応付けない制御であり、タッチ位置の移動方向と移動量に応じて、ファインダ内表示部220における指示座標を相対的に移動させる制御である。この絶対位置に基づく制御と相対位置に基づく制御との詳細については後述する。
S303では、システム制御部214は接眼検知部115により検知されている情報を取得する。ここで、接眼検知部115はファインダ114に近接している物体の距離、具体的にはファインダ114からユーザの顔までの距離に対応する出力値Sを出力する。すなわち、システム制御部214は接眼検知部115から出力値Sを取得する。
なお、本実施形態の出力値Sは、検知する物体までの距離が遠いほど小さい値で出力され、物体までの距離が近いほど大きい値で出力される。
S304では、システム制御部214は取得した出力値Sが第1閾値以上であるか否かを判定する。ここで、第1閾値は、例えばユーザが表示部105を視認する場合に表示内容全体を把握するのが難しい程度にファインダ114に近接している距離に相当する。第1閾値は、経験的あるいは実験的に算出することができ、予め不揮発性メモリ223に記憶されている。ここでは、第1閾値に対応する距離をL1としている。
出力値Sが第1閾値よりも小さい場合、すなわちユーザの顔が距離L1よりも離れている場合にはS303に戻り、システム制御部214は再び出力値Sを取得し、第1閾値以上になるまで処理を継続する。したがって、タッチパネル229の有効範囲はS301で設定した全面の状態のままである。一方、出力値Sが第1閾値以上の場合、すなわちユーザの顔が距離L1以下である場合にはS305に進む。
S305では、システム制御部214は表示部105を非表示にしたり、表示部105のバックライトの輝度を低減したりする制御を行う。ここで、出力値Sが第1閾値以上であるとしてS305に進む場合とは、ユーザの顔が表示部105の表示内容全体を把握することが難しいほどファインダ114に近接していることを意味する。したがって、ユーザが表示部105の表示内容を確認する意図はないと推定でき、S305ではシステム制御部214は消費電力の低減および眩しさの防止を図るために表示部105を制御する。なお、以下では、表示部105を非表示にするものとして説明する。
ここで、図4は、ユーザの顔の位置と、タッチパネルの有効範囲と、表示部105の表示状態との関係を示す概念図である。
図4(a)は、出力値Sが第1閾値未満の場合、すなわちユーザの顔が距離L1より離れている場合の概念図である。図4(a)では、タッチパネル229の有効範囲が全面に設定され、表示部105には例えばライブビュー画像が表示されている。
図4(b)は、出力値Sが第1閾値以上である場合、すなわちユーザの顔が距離L1以下の場合の概念図である。図4(b)では、タッチパネル229の有効範囲が継続して全面に設定され、表示部105が非表示になっている。
S306では、システム制御部214はタッチ操作による操作モードを変更する。
具体的には、システム制御部214はタッチ操作により設定できる撮影に関する設定のうち、1つまたは複数の設定ができないように操作モードを変更する。
ここで、図5(a)〜(d)は出力値Sが第1閾値未満の場合、すなわちユーザの顔が距離L1よりも離れている場合にユーザがタッチ操作で行うことができる設定の例を示す図である。図5(a)〜(d)はそれぞれ表示部105に表示される、絞り値の設定、シャッター速度の設定、露出の設定、ISO感度の設定の画面である。ここでは、ユーザは表示部105に表示される設定の全てをタッチ操作で行うことができる。
図6(a)、(b)は出力値Sが第1閾値以上の場合、すなわちユーザの顔が距離L1以下である場合であってもユーザがタッチ操作で行うことができる設定の例を示す図である。図6(a)、(b)はそれぞれファインダ内表示部220に表示される、測距点の設定、選択枠の設定の画面である。ユーザはタッチパネル229を介したタッチ操作により測距点601を移動する設定、検出されている顔を選択する選択枠602を移動する設定を行うことができる。一方、ユーザは上述した、絞り値の設定、シャッター速度の設定、露出の設定、ISO感度の設定を行うことができない。ここで、制限される設定としては、例えばファインダ114に光学系ファインダを用いているために、ファインダ内表示部220では表示できない設定等が挙げられる。なお、出力値Sが第1閾値以上の場合に制限される設定の情報は、不揮発性メモリ223に記憶されている。したがって、システム制御部214は記憶された情報に基づいて設定を制限する。ただし、ユーザが制限する設定の情報を任意に登録することにより、システム制御部214が登録された設定の情報に基づいて設定を制限できるように構成してもよい。
また、システム制御部214はタッチ操作により表示アイテムを移動させるときの移動距離が異なるように操作モードを変更する。ここで、図6(a)に示す測距点601を移動させるためのタッチ操作として距離mのタッチムーブを検出した場合を例にして説明する。出力値Sが第1閾値未満の場合、システム制御部214は距離mのタッチムーブを検出した場合には測距点601から距離tである測距点603を選択するように表示する。一方、出力値Sが第1閾値以上の場合、システム制御部214は同じ距離mのタッチムーブを検出したとしても測距点601から距離2tである測距点604を選択するように表示する。
このように、システム制御部214はタッチ操作で同じ距離を検出した場合でも、表示アイテムを移動させる移動距離が大きくなるように操作モードを変更する。したがって、表示部105にユーザの顔が近接し、タッチパネル229に対して指を動かし難い状態であっても、表示アイテムの移動距離を大きくすることでタッチ操作の操作性を向上させることができる。
S307では、システム制御部214はタッチ操作に基づく制御を変更する。具体的には、システム制御部214はタッチ操作に基づく制御を絶対位置に基づく制御(以下、絶対位置制御)から相対位置に基づく制御(以下、相対位置制御)に変更する。
以下では、図7Aおよび図7Bを参照して、測距点の位置を移動させるタッチ操作を例にして、絶対位置制御および相対位置制御について説明する。
図7Aは、絶対位置制御の一例を示す図である。ここで、図7A(a)がファインダ内表示部220を示し、図7A(b)がタッチパネル229におけるタッチ操作を示している。
まず、図7A(a)の測距点701が選択されていたものとする。次に、図7A(b)に示すようにユーザがタッチパネル229上を指702でタッチダウンしたものとする。この場合、システム制御部214はタッチダウンした指702の座標をタッチパネル229から取得し、取得した座標に対応する位置である図7A(a)の測距点703を選択するように表示する。このように、絶対位置制御では、タッチダウンしたタッチ位置に基づいて、測距点703が対応するタッチ位置に移動する。すなわち、タッチの開始が検出された際のタッチ位置に対応する処理(測距点703の移動)を行う。次に、図7A(b)に示すようにユーザがタッチパネル229上をタッチダウンした位置から指704までタッチムーブしたとする。この場合、システム制御部214は指704の座標をタッチパネル229から取得し、取得した座標に対応する位置である図7A(a)の測距点705を選択するように表示する。
したがって、絶対位置制御とは、タッチパネル229上のタッチ操作の座標を反映させた処理を行う制御をいう。
図7Bは、相対位置制御の一例を示す図である。ここで、図7B(a)がファインダ内表示部220を示し、図7B(b)がタッチパネル229におけるタッチ操作を示している。
まず、図7B(a)の測距点706が選択されていたものとする。次に、図7B(b)に示すようにユーザがタッチパネル229上を指707でタッチダウンしたものとする。ここで、図7B(b)の指707の座標位置は、図7A(b)の指702の座標位置と同一であるが、システム制御部214は図7B(a)に示すように測距点706を選択された状態に維持する。すなわち、相対位置制御では、タッチダウンしただけでは、測距点703は移動しない。次に、図7B(b)に示すようにユーザがタッチパネル229上をタッチダウンした位置から指708までタッチムーブしたとする。この場合、システム制御部214はタッチダウンした位置を基準点として、指707から指708までの方向と距離とに対応する図7B(a)に示す測距点709を選択するように表示する。このように、相対位置制御では、タッチの開始が検出された際のタッチ位置に関わらず、タッチ位置の移動方向と移動距離に基づく処理を行う。
したがって、相対位置制御とは、タッチパネル229上のタッチ操作の方向と距離(少なくとも方向)を取得して、取得した方向と距離(少なくとも方向)を反映させた処理を行う制御をいう。
ここで、出力値Sが第1閾以上である場合とはユーザの顔が表示部105に近接しており、ユーザがタッチパネル229の位置を確認しながらタッチ操作をすることが難しいものと想定される。したがって、絶対位置制御から相対位置制御に変更することで、ユーザがタッチパネル229の位置を確認する必要がないことから、ユーザの顔がファインダ114に接眼したときの操作性を向上させることができる。
なお、S306においてタッチ操作で同じ距離を検出した場合でも、表示アイテムを移動させる移動距離が大きくなるように操作モードを変更されている。したがって、図7B(b)では指707から指708までの距離が図7A(b)の指702から指704までの距離よりも短いものの、図7A(a)および図7B(a)のどちらも選択される前の測距点から選択された後の測距点までの距離は同一である。
S308では、システム制御部214は再び接眼検知部115により検知されている情報、すなわち出力値Sを取得する。
S309では、システム制御部214はファインダ114に対するユーザの顔までの距離を出力値Sに基づいて判定する。出力値Sが第1閾値未満の場合、すなわちユーザの顔が距離L1よりも離れている場合にはS310に進む。
S310では、システム制御部214は表示部105を再び表示させたり、輝度を増加させたりして元の表示状態に戻す。さらに、システム制御部214はタッチ操作に基づく制御を相対位置制御から絶対位置制御に変更する(戻す)。ここで、ユーザの顔が距離L1よりも離れている場合とは、ユーザが表示部105の表示内容全体を把握することができることを意味する。したがって、システム制御部214は表示部105の表示状態を元に戻して、ユーザが表示部105を確認できるようにする。また、システム制御部214はタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を、タッチパネル229の全面に設定する。その後、S303に戻る。
また、S309において出力値Sが第1閾値以上であって第2閾値(第1閾値<第2閾値)未満の場合、すなわちユーザの顔が距離L1以下であって距離L2(距離L1>距離L2)よりも離れている場合にはS311に進む。ここでは、第2閾値に対応する距離をL2としている。
S311では、システム制御部214はタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を、全面よりも小さい範囲aに設定する。システム制御部214は設定した有効範囲の位置をシステムメモリ224に記憶する。図4(c)は、出力値Sが第1閾値以上であって第2閾値未満の場合の概念図であり、タッチパネル229の有効範囲は全面よりも小さい範囲aに設定されている。範囲aは、全面の場合に比べてタッチパネル229の一方側(左側)の僅かな範囲が欠落している。なお、範囲aの位置情報は、予め不揮発性メモリ223に記憶されている。S311の処理後にS308に戻る。
また、S309において出力値Sが第2閾値以上であって第3閾値(第2閾値<第3閾値)未満の場合、すなわちユーザの顔が距離L2以下であって距離L3(距離L2>距離L3)よりも離れている場合にはS312に進む。ここでは、第3閾値に対応する距離をL3としている。
S312では、システム制御部214はタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を、範囲aよりも小さい範囲bに設定する。システム制御部214は設定した有効範囲の位置をシステムメモリ224に記憶する。図4(d)は、出力値Sが第2閾値以上であって第3閾値未満の場合の概念図であり、タッチパネル229の有効範囲は範囲aよりも小さい範囲bに設定されている。範囲bは、範囲aよりもタッチパネル229の一方側(左側)の一部が欠落している。なお、範囲bの位置情報は、予め不揮発性メモリ223に記憶されている。なお、相対位置制御における、タッチ位置の移動に対する指示位置(測距点の指示位置、ファインダ内表示部220での指示指標の表示位置)の移動割合を、タッチ操作の有効範囲を範囲aに設定している場合(S311の場合)よりも大きくしても良い。S312の処理後にS314に進む。
また、S309において出力値Sが第3閾値以上であって第4閾値(第3閾値<第4閾値)未満の場合、すなわちユーザの顔が距離L3以下であって距離L4(距離L3>距離L4)よりも離れている場合にはS313に進む。ここでは、第4閾値に対応する距離をL4としている。
S313では、システム制御部214はタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を、範囲bよりも小さい範囲cに設定する。システム制御部214は設定した有効範囲の位置をシステムメモリ224に記憶する。図4(e)は、出力値Sが第3閾値以上であって第X閾値未満の場合の概念図であり、タッチパネル229の有効範囲は範囲bよりも小さい範囲cに設定されている。範囲cは、範囲bよりもタッチパネル229の一方側(左側)が大きく欠落している。なお、範囲cの位置情報は、予め不揮発性メモリ223に記憶されている。なお、相対位置制御における、タッチ位置の移動に対する指示位置(測距点の指示位置、ファインダ内表示部220での指示指標の表示位置)の移動割合を、タッチ操作の有効範囲を範囲bに設定している場合(S313の場合)よりも大きくしても良い。S313の処理後にS314に進む。
なお、上述した有効範囲の面積は、範囲a>範囲b>範囲cの関係である。また、本実施形態は、矩形状の有効範囲のうち一方側(左側)の辺を移動させることで面積が増減され、他方側(右側)の辺は固定されている。
このように、システム制御部214はファインダ114からユーザの顔までの距離が遠いほどタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲の面積が大きくなるように、距離が近いほどタッチ操作の有効範囲の面積が小さくなるように段階的に制御する。換言すると、システム制御部214はファインダ114からユーザの顔までの距離が第1の距離よりも近い第2の距離の場合にはタッチ操作の有効範囲を第1の範囲よりも小さい第2の範囲にするように制御する。
S314では、システム制御部214はユーザの顔が接触していないが近接していること、すなわちホバーをタッチパネル229を介して検出する。ここで、S314に進む場合とは、システム制御部214がタッチパネル229を介してユーザの顔を対象としてホバーを検出できるほど、表示部105に近接していることを意味する。ここでは、S312およびS313の場合、すなわち出力値Sが第2閾値以上である場合に、S314に進むことから第2閾値はタッチパネル229を介してホバーを検出できる程度の距離に相当する。
S315では、システム制御部214はタッチパネル229からホバーの位置、すなわちユーザの顔の近接位置を取得する。
S316では、システム制御部214は取得した近接位置に応じてタッチパネル229にタッチ操作の無効範囲を設定することで、有効範囲を設定し直す。
図4(d)の概念図(出力値Sが第2閾値以上であって第3閾値未満の場合)では、タッチパネル229のうち一方側(左側)にホバーが検出され、楕円状の無効範囲Xが設定されている。ここでは、有効範囲を示す範囲bの一部に無効範囲Xが進出している。したがって、システム制御部214は有効範囲を、矩形状の有効範囲bから矩形状の一部が円状に切り欠かれた形状の範囲に設定し直す。
図4(e)の概念図(出力値Sが第3閾値以上であって第X閾値未満の場合)では、タッチパネル229のうち一方側(中央のやや左側)にホバーが検出され、楕円状の無効範囲Yが設定されている。ここでは、有効範囲を示す範囲cの一部に大きな楕円状の無効範囲Yが進出している。したがって、システム制御部214は有効範囲を、矩形状の有効範囲cから矩形状の一部が円状に大きく切り欠かれた形状の範囲に設定し直す。
このように、システム制御部214は当初設定した有効範囲を設定し直す。システム制御部214は設定し直した有効範囲の位置をシステムメモリ224に記憶する。なお、有効範囲を設定し直す方法は、矩形状の一部を円状に切り欠く場合に限られず、楕円状の無効範囲が含まないように矩形状のまま有効範囲を小さくするようにしてもよい。具体的には、図4(e)に示すように、システム制御部214は無効範囲Yの楕円の端部Zに、有効範囲の左辺(一点鎖線)が位置するように矩形状のまま有効範囲を小さくするように設定し直すことができる。
その後、S308に戻り、システム制御部214は撮影モードが変更されたり、電源スイッチがオフになるまで処理を継続する。このとき、システム制御部214はタッチパネル229へのタッチ操作を検出した場合にシステムメモリ224に記憶された有効範囲の位置に基づいて、有効範囲内であるか否かを判定し、有効範囲のタッチ操作である場合にはタッチ操作に応じて処理を実行する。一方、システム制御部214はタッチ操作が有効範囲外のタッチ操作である場合には当該タッチ操作に応じた処理を実行せず、タッチ操作を無効にする。
なお、上述したS311からS313では、タッチパネル229における矩形状の有効範囲のうち一方側(左側)の辺を移動させて面積を増減させていたが、ユーザがファインダ114を覗く眼が左眼であるか右眼であるかに応じて有効範囲の位置を変更してもよい。
図8は、ファインダを覗く眼に応じた有効範囲の位置の一例を示す図である。
図8(a)に示すように、ファインダ114を覗く眼が右眼の場合には、タッチパネル229の矩形状の有効範囲のうち左側の辺を移動させて面積を増減させる。
図8(b)に示すように、ファインダ114を覗く眼が左眼の場合には、タッチパネル229の矩形状の有効範囲のうち右側の辺を移動させて面積を増減させる。
ここで、システム制御部214がファインダ114を覗く眼が右眼であるか左眼であるかを判定する方法について説明する。
まず、第1の方法として、ユーザにより入力された情報に基づいて判定する方法について説明する。図9(a)は、ユーザにファインダ114を覗く眼を事前に入力させるガイダンス表示の一例を示す図である。システム制御部214は例えば電源を投入したときに表示部105にガイダンス表示を行い、ユーザにより右眼または左眼の何れかを選択させ、選択された眼の情報を不揮発性メモリ223に記憶する。したがって、システム制御部214は有効範囲を範囲a〜範囲cに設定するときに、不揮発性メモリ223に記憶された眼の情報に基づいて範囲a〜範囲cの位置を変更する。なお、ファインダ114を覗く眼の情報は、設定画面のメニューから再び設定できるようにしてもよく、複数のユーザごとに不揮発性メモリ223に記憶して設定できるようにしてもよい。複数のユーザごとに設定する場合には、ユーザが撮影時に設定を選択したり、使用するユーザを選択したりすることで、システム制御部214はユーザに応じた眼の情報を読み出すことができる。
また、第2の方法として、タッチパネル229を介したホバーの検出を用いた方法について説明する。
図9(b)は、ファインダ114を右眼で覗いた場合にタッチパネル229を介してホバーを検出する位置の一例を示す図である。図9(b)では、システム制御部214はユーザの鼻によってタッチパネル229の左側の位置901でホバーを検出することから、左側でホバーを検出した場合には、ファインダ114を覗く眼が右眼であると判定することができる。
図9(c)は、ファインダ114を左眼で覗いた場合にタッチパネル229を介してホバーを検出する位置の一例を示す図である。図9(c)では、システム制御部214はユーザの頬によってタッチパネル229の右側の位置902でホバーを検出することから、右側でホバーを検出した場合には、ファインダ114を覗く眼が左眼であると判定することができる。
また、第3の方法として、生体センサを用いた方法について説明する。
図9(a)に示すように、ファインダ114内にはファインダ114を覗いている眼が右眼であるか左眼であるかを検出できる生体センサ903を備えている。したがって、システム制御部214は生体センサ903により検出された情報に基づいてファインダ114を覗く眼が右眼であるか左眼であるかを判定することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ファインダ114からユーザの顔までの距離が遠い場合には、ユーザの顔がタッチパネル229に接触する可能性が低いことから、タッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を大きくする。したがって、顔の一部が接触しないように離れてファインダ114を覗くユーザにとっては、ファインダ114に接眼したときの操作性を向上させることができる。
一方、ファインダ114からユーザの顔までの距離が近い場合には、ユーザの顔が意図せずにタッチパネル229に接触する可能性が高いことから、タッチパネル229のタッチ操作の有効範囲を小さくする。したがって、顔の一部がタッチパネル229に接触することによって生じる、タッチ操作の誤動作を防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、ファインダ114からユーザの顔までの距離に応じてタッチパネル229のタッチ操作の有効範囲が変更されることから、ユーザの顔が接触する可能性に応じた有効範囲が設定され、よりタッチ操作の誤操作を防ぐことができる。このとき、有効範囲を段階的に変更することからシステム制御部214による処理を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、タッチパネル229を用いて物体の近接、すなわちホバーを検出することによってユーザの顔の一部が実際に接近する位置を判定し、接近する位置に基づいてタッチパネル229の無効範囲を設定する。したがって、ユーザの顔の一部がタッチパネル229に接近する位置を精度良く判定して無効範囲を設定することができるために、タッチ操作の誤動作を精度良く防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、接眼検知部115からの出力値Sが第2閾値以上である場合にS312あるいはS313を経由して一律にホバーを検出する場合について説明したが、この場合に限られない。システム制御部214は接眼検知部115から取得した出力値Snが前回取得した出力値S(n−1)から変化した場合、具体的には出力値Snが前回の出力値S(n−1)における閾値の範囲から変化した場合にホバーを検出するように構成してもよい。例えば、システム制御部214は前回の出力値S(n−1)が第1閾値以上で第2閾値未満のとき、今回の出力値Snが第2閾値以上で第3閾値未満の場合にホバーを検出し、今回の出力値Snも第1閾値以上で第2閾値未満の場合にはホバーを検出しない。このように閾値を跨ぐように出力値Sが変化した場合とは、タッチパネル229からユーザの顔までの距離が変化している状態であると想定でき、このときに検出されたホバーはユーザの顔である可能性が高い。一方、出力値Sが変化していない場合とは、タッチパネル229からユーザの顔までの距離が変化していない状態であると想定でき、このときに検出されたホバーはユーザの顔ではなくタッチ操作である可能性が高い。
したがって、システム制御部214は閾値を跨ぐように出力値Sが変化した場合にのみホバーを検出することで、ユーザの顔の一部が近接する位置に基づいて無効範囲を設定でき、タッチ操作に基づいて誤って無効範囲を設定してしまうことを防ぐことができる。
また、上述した実施形態では、出力値Sと比較する閾値が第1閾値〜第4閾値である場合について説明したが、この場合に限られず、閾値は何段階であってもよい。
また、上述した実施形態では、タッチパネル229の有効範囲は範囲a〜範囲cである場合について説明したが、この場合に限られず、範囲は何段階であってもよい。
また、上述した実施形態では、出力値Sはファインダ114からユーザの顔までの距離が遠いほど小さく、近いほど大きくなるものとして説明したが、この場合に限られない。すなわち、出力値Sはファインダ114からユーザの顔までの距離が遠いほど大きく、近いほど小さくなるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、接眼検知部115からの出力値Sが第2閾値以上である場合にS312あるいはS313を経由してホバーを検出する場合について説明したが、この場合に限られず、何れの閾値であってもホバーを検出してもよい。
また、上述した実施形態では、有効範囲を設定し直すためにホバーを検出する場合について説明したが、ホバーを検出する処理は省略してもよい。すなわち、図3のフローチャートのうちS314〜S316を省略してもよく、この場合であっても顔の一部がタッチパネル229に接触することによって生じる、タッチ操作の誤動作を防ぐことができる。
なお、システム制御部214が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述したが、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ、すなわち撮像装置に適用する場合を例にして説明したが、この場合に限られず、ファインダ、タッチパネル、表示部を備える電子装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はビデオカメラ、タブレット端末、スマートフォン等に適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:デジタルカメラ(電子装置) 105:表示部 114:ファインダ 115:接眼検知部 214:システム制御部 220:ファインダ内表示部 229:タッチパネル 903:生体センサ

Claims (20)

  1. ファインダと、
    前記ファインダに対する物体の近接を検知する検知手段と、
    前記ファインダと異なる位置に配置される表示手段と、
    前記表示手段に対するタッチ操作を検出するタッチ検出手段と、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して第1の距離である場合には前記表示手段を表示状態とし、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第1の距離よりも近い第2の距離である場合には、前記表示手段を非表示、または、前記第1の距離の場合に比べて前記表示手段の輝度を低減した状態で、前記タッチ操作の有効範囲を第1の範囲とし、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第2の距離よりも近い第3の距離である場合には、前記表示手段を非表示、または、前記第1の距離の場合に比べて前記表示手段の輝度を低減した状態で、かつ、前記タッチ操作の有効範囲を前記第1の範囲よりも小さい第2の範囲とするように制御する制御手段と、を有することを特徴とする電子装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記物体が前記ファインダに対して前記第3の距離よりも近い第4の距離の場合には前記タッチ操作の有効範囲を前記第2の範囲よりも小さい第3の範囲にするように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記物体が前記ファインダに対して近いほど前記タッチ操作の有効範囲を段階的に小さくするように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第1の距離である場合には、前記タッチ検出手段によりタッチの開始が検出された際のタッチ位置に対応する処理を行う絶対位置制御を行い、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第3の距離よりも近い場合には、前記タッチ検出手段によりタッチの開始が検出された際のタッチ位置に関わらず、前記タッチ検出手段により検出されたタッチ位置の移動方向と移動距離に基づく処理を行う相対位置制御を行うように制御することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の電子装置。
  5. 前記制御手段はさらに、前記ファインダ内に備えられた第2の表示手段に表示される表示アイテムを、前記タッチ検出手段により検出されるタッチ操作に基づいて移動させるように制御し、
    前記絶対位置制御の場合には前記表示アイテムを前記タッチ検出手段により検出されたタッチ操作の座標に対応する位置に移動させ、
    前記相対位置制御の場合には前記表示アイテムを前記タッチ検出手段により検出されたタッチ操作の方向に対応する位置に移動させるように制御することを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記制御手段は、前記ファインダ内に備えられた第2の表示手段に表示される表示アイテムを、前記タッチ検出手段により検出されるタッチ位置の移動に基づいて移動させるように制御し、
    タッチ位置の所定距離の移動に応じて前記表示アイテムを移動させるときの移動距離を、前記タッチ操作の有効範囲が前記第1の範囲である場合と前記第2の範囲である場合とで異なるように制御することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の電子装置。
  7. 前記制御手段は、
    タッチ位置の所定距離の移動に応じて前記表示アイテムを移動させるときの移動距離を、前記タッチ操作の有効範囲が前記第1の範囲である場合よりも前記第2の範囲である場合のほうが大きくなるように制御することを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記タッチ操作は、被写体を撮影するときの測距点を異なる位置に移動させる操作、または、被写体を選択する選択枠を異なる被写体に移動させる操作の何れか一つを含むことを特徴とする請求項5ないし7の何れか1項に記載の電子装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記タッチ操作の有効範囲が前記第2の範囲の場合には前記第1の範囲の場合よりも前記電子装置に関して行うことができる設定を制限するように制御することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の電子装置。
  10. 前記タッチ検出手段は、前記タッチ操作に加えて前記表示手段に対する物体の近接を検出し、
    前記制御手段は、
    前記タッチ検出手段により検出された物体の位置に基づいて前記タッチ操作の有効範囲を変更するように制御することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の電子装置。
  11. 前記制御手段は、前記タッチ操作の有効範囲を前記第2の範囲にするように制御しているときに、前記タッチ検出手段により物体の近接が検出された場合には前記物体の位置に基づいて、前記第2の範囲を小さくするか、または、前記第2の範囲の一部を無効にするように制御することを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記検知手段により前記ファインダに対する前記物体までの距離が変化したことを検出した場合に、前記タッチ検出手段により検出された物体の位置に基づいて前記タッチ操作の有効範囲を変更するように制御することを特徴とする請求項10または11に記載の電子装置。
  13. 前記制御手段は、
    前記ファインダを覗く眼が右眼であるか左眼であるかに応じて前記第2の範囲の位置を変更するように制御することを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の電子装置。
  14. 前記制御手段は、
    前記第1の範囲から前記第2の範囲に有効範囲を小さくする場合において、
    前記ファインダを覗く眼が右眼である場合には有効範囲の矩形状のうち左側の辺を移動し、
    前記ファインダを覗く眼が左眼である場合には有効範囲の矩形状のうち右側の辺を移動するように制御することを特徴とする請求項13に記載の電子装置。
  15. 前記制御手段は、
    ユーザにより入力された情報に基づいて前記ファインダを覗く眼が右眼であるか左眼であるかを判定することを特徴とする請求項13または14に記載の電子装置。
  16. 前記タッチ検出手段は、前記タッチ操作に加えて前記表示手段に対する物体の近接を検出し、
    前記制御手段は、
    前記タッチ検出手段により検出された物体の位置に基づいて前記ファインダを覗く眼が右眼であるか左眼であるかを判定することを特徴とする請求項13または14に記載の電子装置。
  17. 前記ファインダを覗いている眼が右眼であるか左眼であるかを検出する生体センサを更に有し、
    前記制御手段は、
    前記生体センサにより検出された情報に基づいて前記ファインダを覗く眼が右眼であるか左眼であるかを判定することを特徴とする請求項13または14に記載の電子装置。
  18. ファインダと、
    前記ファインダに対する物体の近接を検知する検知手段と、
    前記ファインダと異なる位置に配置される表示手段と、
    前記表示手段に対するタッチ操作を検出するタッチ検出手段と、を有する電子装置の制御方法であって、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して第1の距離である場合には前記表示手段を表示状態とし、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第1の距離よりも近い第2の距離である場合には、前記表示手段を非表示、または、前記第1の距離の場合に比べて前記表示手段の輝度を低減した状態で、前記タッチ操作の有効範囲を第1の範囲とし、
    前記検知手段によって検知される物体が前記ファインダに対して前記第2の距離よりも近い第3の距離である場合には、前記表示手段を非表示、または、前記第1の距離の場合に比べて前記表示手段の輝度を低減した状態で、かつ、前記タッチ操作の有効範囲を前記第1の範囲よりも小さい第2の範囲とするように制御する制御ステップを有することを特徴とする電子装置の制御方法。
  19. コンピュータを、請求項1ないし17の何れか1項に記載された電子装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
  20. コンピュータを、請求項1ないし17の何れか1項に記載された電子装置の制御手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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