JP2018021673A - 摺動面に適用される硬質粒子を有するポリマー被膜を含むピストンアセンブリ - Google Patents

摺動面に適用される硬質粒子を有するポリマー被膜を含むピストンアセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】ピストンアセンブリの被膜が、摺動面上の磨滅の減少を提供する。【解決手段】ピストンアセンブリ20は、ピストン摺動面を呈している一対の第1の横断穴30を含み、連結ロッド38は、ピストン本体22の第1の横断穴と軸方向に整列されるロッド摺動面44を呈している第2の横断穴42を含み、リストピン36は、整列された横断穴に配置され、ピストン本体を連結ロッドに結合し、さらに、ロッド摺動面およびピストン摺動面32に面しているピン摺動面46を呈し、摺動面の少なくとも1つに配置される被膜48は、デイッピング、ブラッシング、噴霧、吹き付け、印刷またはスクリーン印刷によって、摺動面の少なくとも1つに施される。被膜は、ポリアミドイミド(PAI)のようなポリマーマトリックスと、ポリマーマトリックス全体に配置された、FeiO3のような硬質粒子とを含む。硬質粒子は、少なくとも600HV/0.5の硬度を有している。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年10月27日付で出願された米国仮出願第61/551,998
号の利益を主張するものであり、当該出願の内容全体は、引用により全てがここに援用される。本出願は、また、一部継続出願であり、2011年6月30日付で出願された米国特許出願第13/142,887号の利益を主張するものであり、当該出願は、引用によ
り全てがここに援用される。
発明の背景
1.発明の分野
本発明は一般的に内燃エンジン用途向けのピストンアセンブリおよびその形成方法に関する。
2.関連技術
内燃エンジン用途に使用されるピストンアセンブリは一般的に、横断穴を含むピストン本体と、ピストン本体の横断穴と整列される横断穴を同様に含む連結ロッドと、連結ロッドにピストン本体を結合するために整列された穴内に配置されるリストピンとを含んでいる。過去において、横断穴およびリストピンの間に軸受筒が圧入されて、それぞれの部品の摺動面での摩擦および磨耗を減少させていた。最近では、製造の複雑さやコストを減少させるために、軸受筒は、低摩擦被膜、例えば、フェデラルモーグルワールドワイド株式会社に譲渡されている米国特許第7,024,981号および米国特許第6,557,457号に開示された被膜によって取り替えられている。
発明の要約
本発明の1つの態様は、ピストン本体とリストピンとを含む、内燃エンジンのためのピストンアセンブリを提供する。ピストン本体は、ピストン摺動面を呈している少なくとも1つの第1の横断穴を含んでいる。リストピンは、第1の横断穴に配置され、ピストン摺動面に面しているピン摺動面を呈している。被膜は、摺動面の少なくとも1つに配置されている。被膜は、ポリマーマトリックスを含み、マトリックスに硬質粒子が配置されている。
本発明の他の態様は、ピストンアセンブリを形成する方法を提供する。当該方法は、ピストン摺動面を呈している少なくとも1つの第1の横断穴を含むピストン本体を設けるステップと、ピン摺動面を呈しているリストピンを設けるステップとを含む。本方法は、更に、摺動面の少なくとも1つの上に、中に硬質粒子を有するポリマーマトリックスを含む被膜を配置するステップを含む。
ピストンアセンブリの被膜は、内燃エンジン用途におけるピストンアセンブリの使用の際、摺動面の間の接触面を潤滑にし、互いに対に動きかつ擦れている摺動面のざらつきをなくす。その結果、被膜は、動作中の摺動面間の摩擦によって起こる摺動面上の磨滅、きず、熱および応力を減少させる。テストの結果は、本発明の被膜が、他の被膜および被膜を施していない摺動面と比較して、摺動面上の磨滅の減少を提供することを示唆している。
図面の簡単な説明
本発明の他の利点は、添付の図面に関連して考慮される場合、以下の詳細な説明を参照することによって本発明がより理解されるように、容易に認識される。
本発明の1つの実施態様に従うピストン本体、連結ロッド、およびリストピンの斜視および部分断面図である。 図1のピストン本体上に配置された被膜の断面図である。 図2の被膜の拡大断面図である。 本発明の他の実施態様に従うピストン本体およびリストピンの斜視および部分断面図である。
詳細な説明
本発明の1つの実施態様に従って構成されたピストンアセンブリ20は、概して図1に示されている。ピストンアセンブリ20は、上部冠状部24とピンボス構造28とを有するピストン本体22を含んでいる。ピストン本体22は、好ましくはスチール材料から形成され、鋳造または鍛造のどちらかで造られている。しかしながら、ピストン本体22は、アルミニュウムのような他の金属で形成することができる。上部冠状部24は、リング(図示せず)を支持するための環状溝26を含んで形成されている。ピストン本体22は、更に、上部冠状部24に依存し、かつ上部冠状部24と一体のピンボス構造28を含んでいる。ピンボス構造28は、ピストン摺動面32を呈している第1の横断穴30を含んでいる。ピストン摺動面32は、中心軸の周りを周方向に延在し、オイル溝またはクリップ溝を呈することができる。
ピストン本体22は、上部冠状部24から長手方向に延在するスカート34も含んでいる。図1および図2の実施態様のような1つの実施態様において、スカート34は上部冠状部24とは別個に形成されている。スカート34は、また、各々がピストン摺動面32を呈している一対の第1の横断穴30を含んでいる。ピンボス構造28の第1の横断穴30は、図1に示されるように、スカート34の一対の横断穴30の間に配置されている。スカート34の第1の横断穴30は、ピンボス構造28の第1の横断穴30と軸方向に整列している。スカート34は、上部冠状部24のスチール材料とは異なる材料、たとえばアルミニュウムから形成され得る。代替的に、スカート34と別個の上部冠状部24は、どちらもスチールで形成することができる。
ピストンアセンブリ20は、スカート34を上部冠状部24に結合するリストピン36を含んでいる。リストピン36は、関節構造を提供するために第1の横断穴30を通して延在する。図4に示される別の実施態様において、ピストン本体22は、単品構造で上部冠状部24と一体形成されるスカート34を含んでいる。単品構造のスカート34は、互いに向かい合って面し、各々がピストン摺動面32を有する軸方向に整列された一対の横断穴30を含んでいる。単品構造は、スチール、アルミニュウムまたは他の金属のような色々な材料で形成することができる。更にもう一つの実施態様において、ピストンアセンブリ20は、固定リストピン36(図示せず)を含んでいる。ここでは、リストピン36は、絞まりばめによって第1の横断穴30に固定されている。
ピストンアセンブリ20は、ピストン本体22を内燃エンジンのクランクシャフト(図示せず)に連結するための連結ロッド38も含んでいる。連結ロッド38は、ピンボス構造28およびスカート34の第1の横断穴30と整列するための第2の横断穴42が形成された、小端を有するシャフト40を含んでいる。第2の横断穴42は、ロッド摺動面4
4を呈している。連結ロッド38は、好ましくはスチールまたは他の金属で形成され、鋳造または鍛造のどちらかで造られている。
ピストンアセンブリ20は、ピストン本体22の第1の横断穴30を連結ロッド38の第2の横断穴42と整列させ、その後、整列された横断穴30、42内にリストピン36を配置することによって形成されている。こうして、リストピン36は、連結ロッド38をピストン本体22に連結する。もし、ピストン本体22が、単品構造からなるものであれば、リストピン36は、単品構造を連結ロッド38に連結する。また、リストピン36は、ピストン摺動面32およびロッド摺動面44に対して外面が面しているピン摺動面46を有する。リストピン36は、好ましくはスチールまたは他の金属で形成されている。代替的に、ピストンアセンブリ20は、摺動面を有する他の構成を含むことができ、他の材料からも形成することができる。
ポリマーマトリックス50を含み、硬質粒子52がポリマーマトリックス50の全体に亘って配置された被膜48は、摺動面32、44、46のうちの少なくとも1つ、好ましくは、少なくともピストン摺動面32上に配置される。当該被膜48は、摺動面32、44、46のうちの少なくとも1つに沿って360°施すことができ、その結果、摺動面32、44、46の全体を取り囲むことになる。代替的に、被膜48は、摺動面32、44、46のうちの少なくとも1つに沿って360°より少なく、例えば、摺動面32、44、46の少なくとも1つの一部に施すことができる。
図1に示されるような1つの実施態様において、被膜48は、第1の横断穴30のピストン摺動面32に沿って連続的に配置されている。図4の実施態様は、また、整列された第1の横断穴30のピストン摺動面32に沿って連続して配置される被膜48を含んでいる。別の実施態様において、被膜48は、リストピン36のピン摺動面46の上および/または連結ロッド38のロッド摺動面44の上に配置されている。被膜48は、代替的に、全ての摺動面32、44、46の上に、または、摺動面32、44、46の任意の組み合わせの上に、配置することができる。1つの実施態様において、被膜48は、4〜20ミクロンの厚さを有する。
被膜48は、ポリマーマトリックス50と、当該ポリマーマトリックス50の全体に亘って分散された複数の硬質微粒子52とからなる。被膜48の例は、国際公開第WO2010/076306および米国特許出願第13/142,887号に開示されている。これらの出願は、それらの全てが引用によりここに援用される。1つの実施態様において、被膜48は、被膜48の体積百分率(vol.%)において、被膜48の合計体積のうち、少なくとも40.0vol.%、または少なくとも50.0vol.%、または少なくとも60.0vol.%、または少なくとも80.0vol.%、または少なくとも85.0vol.%の量のポリマーマトリックス50を含んでいる。ポリマーマトリックス50は、単一ポリマー、またはポリマー、樹脂、プラスチックもしくはデユロプラスチックス、および熱可塑性もしくは熱硬化性ポリマーの混合物、から形成することができる。ポリマーマトリックス50は、合成ポリマーおよび架橋ポリマーをも含むことができる。望ましくは、ポリマーマトリックス50は、高い耐熱性と優れた耐化学性を有する。ポリマーマトリックス50は、一般的に少なくとも210°C、好ましくは少なくとも220°
C、または少なくとも230°Cまたは少なくとも250°Cの溶融点を有する。1つの実施態様において、ポリマーマトリックス50は、ポリアリレート、ポリエーテルエテールケトン(PEEK)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、エポキシ樹脂、ポリベンゾイミダゾール(PBI)およびシリコーン樹脂の少なくとも1つを含んでいる。別の実施態様において、ポリマーマトリックス50は、UV照射の手段によって硬化される、不飽和ポリエステル樹脂またはシリコーンのような結合剤を含んでいる。
被膜48の硬質粒子52は、典型的には温度25°Cで、少なくとも600HV/0.5、より好ましくは少なくとも620HV/0.5、および、更により好ましくは少なくとも650HV/0.5の硬度を有する材料で形成されている。硬質粒子52は、また、被膜48の靭性、耐摩耗性および強度の少なくとも1つに影響を及ぼすのに十分である粒径を有する。1つの実施態様において、硬質粒子52は、10.0ミクロン以下、または8.0ミクロン以下、または6.0ミクロン以下、好ましくは0.1〜5.0ミクロンの、体積D50粒径を有している。
体積D50粒径は、硬質粒子52の等価球状直径であり、D50径とも呼ばれ、ここで、硬質粒子52の50.0wt.%は、より大きな等価球状直径を有し、そして硬質粒子52の50.0wt.%は、より小さな等価球状直径を有する。D50径は、一般の検査プラクテイスの後で硬質粒子52に何の処理も行われない前に、硬質粒子52の粒径分布表示から決定される。1つの実施態様において、硬質粒子52は、混合した粒径を含み、第1の粒子グループの粒径は第2の粒子グループの粒径よりも小さい。硬質粒子52の第1および第2のグループは、一般的にポリマーマトリックス50の全体に均一に分散されている。
1つの実施態様において、被膜48の硬質粒子52は、例えば、立方晶系BNおよびSiのような金属窒化物;SiCおよびBCのような金属炭化物;TiO,Fe
およびSiOのような金属酸化物;MoSiのような金属珪化物;金属ホウ化物;FePのような金属リン化物;金属間化合物;金属オキシ窒化物;金属炭窒化物;金属オキシカーバイド;Ag、Pb、Au、SnBiおよび/またはCuの金属粉末;およびそれらの混合物の少なくとも1つを含んでいる。被膜48は、被膜48の合計体積のうち、一般的に0.1〜20.0vol.%の量、または3.0〜8.0vol.%の量の硬質粒子52を含んでいる。1つの実施態様において、被膜48は、当該被膜48の合計体積のうち、0.1〜15.0vol.%の量、または0.5〜8.0vol.%の量のFeを硬質粒子52の1つとして、および被膜48の合計体積のうち、5.0vol.%までの量、または3.0〜5.0vol.%の量の他の硬質粒子48を含んでいる。
被膜48は、さらにMoS、黒鉛、WS、六方晶窒化ホウ素(h-BN)、および
PTFEのような固体潤滑材を少なくとも1つ含んでいる。当該固体潤滑材は、また、積層構造の金属硫化物を含むことができる。1つの実施態様において、被膜48は、被膜48のvol.%において、被膜の合計体積のうち、5.0〜40.0vol.%の量、または5.0〜30.0vol.%の量、または30.0vol.%までの量、または9.5vol.%までの量の固体潤滑材を含んでいる。
被膜48は、摺動面32、44および46を呈しているそれぞれのピストン本体22、スカート34、連結ロッド38、またはリストピン36の摺動面32、44および46の少なくとも1つに適用されている。被膜48は、液体または粉末として適用することができ、典型的にはUS2010/076306に開示されている方法、またはその他の方法に従って適用される。例えば、被膜48は、デイッピング、ブラッシング、噴霧、吹き付け、印刷またはスクリーン印刷によって摺動面32、44、46に施すことができる。被膜48は、摺動面32、44、46の少なくとも1つに沿って360°施すことができ、その結果、摺動面32、44、46の全体を取り囲むことになる。代替的に、被膜48は、摺動面32、44、46の一部分のような、摺動面32、44、46の少なくとも1つに沿って360°よりも少なく施すことができる。1つの実施態様において、図2に示されるように、被膜48は、ピストン摺動面32と被膜48との間の別に層を設けることなく、ピストン摺動面32に直接施される。別の実施態様において、ピストンアセンブリ2
0が固定リストピン36を含む場合、当該方法は、ピストン摺動面32にリストピン36を固定する前に、ピストン摺動面32および/またはピン摺動面46に被膜48を施すステップを含むことができる。リストピン36がピストン摺動面32に沿って摺動して第1の横断穴30を通る前に、リストピン36を加熱することができる。
しかしながら、別の実施態様において、国際公開番号WO2010/076306に開示されているように、被膜48の多数の層は、摺動面32、44、46の少なくとも1つに施される。複数の層の組成は、互いに同じまたは異なることがあり得る。例えば、下塗り塗料は、被膜48が施される前に、ピストン摺動面32に施すことができる。別の例において、硬質粒子52を有さないポリマーマトリックス50の層を、硬質粒子52を有する被膜48を施す前にまたは施した後に、ピストン摺動面32に施される。代替的に、被膜48の幾つかの層は、被膜48の厚みに沿って連続的に変化する層特性で、勾配としてピストン摺動面32に施される。例えば、硬質粒子52の量は、トップ層よりもベース層においてより高く、またはベース層よりもトップ層においてより高くできる。1つの実施態様において、被膜48は多数の層からなり、そこでは、底部層におけるFeの量は、トップ層におけるFeの量よりも高い。
ピストンアセンブリ20の被膜48は、内燃エンジン用途におけるピストンアセンブリ20の使用の際、摺動面32、44、46の間の接触面を潤滑にし、互いに対に動きかつ擦れている摺動面の32、44、46のざらつきをなくす。ポリマーマトリックス50における硬質粒子52は、隣接する摺動面32、44、46のざらつきを研磨または覆うことができ、その結果、支持力比(bearing ratio)に影響し、摩擦を減らす。硬質粒子52
は、また、摺動面32、44、46の表面面積を増加させることによって、局所的な圧力を下げることができる。こうして、被膜48が、動作中の摺動面32、44、46の間の摩擦によって起こる摺動面32、44、46上の磨滅、きず、熱および応力を減少させる。テストの結果は、本発明の被膜48が、他の被膜および被膜を施していない摺動面と比較して、摺動面32、44、46上の磨滅の減少を提供することを示唆している。他の利点は、固定されたリストピン36を有するピストンアセンブリ20によって提供されている。この場合、被膜48は、第1の横断穴30内におけるリストピン36の嵌合性を高め、トライボロジーを改善し、さらにピストンアセンブリ20の動作中のノイズを減少させる。被膜48は、また、ピストン摺動面32に沿って変化する欠陥およびざらつきを補い、その結果製造コストを減少させる。
当然、本発明の多くの変形例および変更は、上記技術に照らして可能であり、具体的に述べた以外の別の方法で実行することができる。

Claims (20)

  1. ピストンアセンブリであって、
    ピストン摺動面を呈している少なくとも1つの第1の横断穴を含んでいるピストン本体と、
    前記少なくとも1つの第1の横断穴内に配置され、前記ピストン摺動面に面しているピン摺動面を呈しているリストピンと、
    前記摺動面の少なくとも1つに配置される被膜とを備え、前記被膜はポリマーマトリックスを含み、前記マトリックス内に硬質粒子が配置される、ピストンアセンブリ。
  2. 前記被膜の前記硬質粒子は、25°Cの温度で少なくとも600HV/0.5の硬度を有する、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  3. 前記被膜の前記硬質粒子は、10.0ミクロン以下の体積D50粒径を有する、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  4. 前記被膜の前記硬質粒子は、25°Cの温度で少なくとも650HV/0.5の硬度および0.1から5.0ミクロンの体積D50粒径を有する、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  5. 前記硬質粒子は、金属窒化物、金属炭化物、金属酸化物、金属珪化物、金属ホウ化物、金属リン化物、金属間化合物、金属オキシ窒化物、金属炭窒化物、金属オキシカーバイド、ならびにAg、Pb、Au、SnBiおよび/またはCuの金属粉末の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  6. 前記硬質粒子はFeを含む、請求項5に記載のピストンアセンブリ。
  7. 前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、0.1から20.0vol.%の量の前記硬質粒子を含む、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  8. 前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、3.0から8.0vol.%の量の前記硬質粒子を含む、請求項7に記載のピストンアセンブリ。
  9. 前記ポリマーマトリックスは、ポリアリレート、ポリエーテルエテールケトン(PEEK)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、エポキシ樹脂、ポリベンゾイミダゾール(PBI)およびシリコーン樹脂の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  10. 前記ポリマーマトリックスは、少なくとも210°Cの溶融点を有する、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  11. 前記ポリマーマトリックスは、ポリアミドイミド(PAI)を含む、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  12. 前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、少なくとも40.0vol.%の量の前記ポリマーマトリックスを含む、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  13. 前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、5.0から40.0vol.%の量の少なくとも1つの固定潤滑材を含み、前記固定潤滑材は、金属硫化物、六方晶窒化ホウ素(h-
    BN)およびPTFEの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  14. ロッド摺動面を呈している第2の横断穴を含む連結ロッドをさらに備え、前記第2の横断穴は前記ピストン本体の前記少なくとも一つの横断穴と軸方向に整列され、前記リストピンは前記整列された横断穴に配置され、前記連結ロッドに前記ピストン本体を結合する、請求項1に記載のピストンアセンブリ。
  15. ピストンアセンブリであって、
    金属材料で形成され、各々がピストン摺動面を呈している複数の第1の横断穴を含むピストン本体を備え、
    前記ピストン本体は、上部冠状部と、前記上部冠状部に依存し、かつ前記上部冠状部と一体のピンボス構造とを含み、
    前記ピンボス構造は、前記第1の横断穴の1つを含み、
    前記ピストン本体は、前記上部冠状部から長手方向に延在するスカートを含み、
    前記スカートは、各々が前記ピストン摺動面を呈し、かつ前記ピンボス構造の前記第1の横断穴と軸方向に整列される一対の前記第1の横断穴を含み、
    前記ピンボス構造の前記第1の横断穴は、前記スカートの前記一対の第1の横断穴の間に配置され、さらに
    前記ピストン本体の第1の横断穴と整列するための第2の横断穴が形成された小端を有するシャフトを含む連結ロッドを備え、
    前記第2の横断穴はロッド摺動面を呈し、さらに
    前記第1の横断穴および前記第2の横断穴を通して延在し、前記スカートを前記上部冠状部に、かつ前記ピストン本体を前記連結ロッドに結合するためのリストピンを備え、
    前記リストピンは、前記ロッド摺動面に向かって面しているピン摺動面を含み、さらに
    前記摺動面の少なくとも1つに配置された被膜を備え、
    前記被膜はポリマーマトリックスを含み、前記ポリマーマトリックス全体に硬質粒子が配置され、
    前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、少なくとも40.0vol.%の量の前記ポリマーマトリックスを含み、
    前記ポリマーマトリックスは少なくとも210°Cの溶融点を有し、
    前記ポリマーマトリックスは、ポリアリレート、ポリエーテルエテールケトン(PEEK)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、エポキシ樹脂、ポリベンゾイミダゾール(PBI)およびシリコーン樹脂の少なくとも1つを含み、
    前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、0.1から20.0vol.%の量の前記硬質粒子を含み、
    前記硬質粒子は、25°Cの温度で少なくとも600HV/0.5の硬度を有し、かつ10.0ミクロン以下の体積D50粒径を有し、
    前記硬質粒子は、金属窒化物、金属炭化物、金属酸化物、金属珪化物、金属ホウ化物、金属リン化物、金属間化合物、金属オキシ窒化物、金属炭窒化物、金属オキシカーバイド、ならびにAg、Pb、Au、SnBiおよび/またはCuの金属粉末の少なくとも1つを含み、
    前記被膜は、前記被膜の合計体積のうち、5.0から40.0vol.%の量の少なくとも1つの固定潤滑材を含み、
    前記固定潤滑材は、金属硫化物、六方晶窒化ホウ素(h-BN)およびPTFEの少な
    くとも1つを含んでおり、
    前記被膜は、4から20ミクロンの厚さを有している、ピストンアセンブリ。
  16. ピストンアセンブリを形成する方法であって、
    ピストン摺動面を呈している少なくとも1つの第1の横断穴を含むピストン本体とピン摺動面を呈しているリストピンとを設けるステップ、および
    前記摺動面の少なくとも1つの上に、中に硬質粒子を有するポリマーマトリックスを含む被膜を配置するステップを備える、ピストンアセンブリを形成する方法。
  17. ロッド摺動面を呈している第2の横断穴を含む連結ロッドを設け、前記連結ロッドの前記第2の横断穴を、前記ピストン本体の前記少なくとも1つのピストン摺動面と軸方向に整列させ、前記連結ロッドに前記ピストン本体を結合するために前記整列された横断穴に前記リストピンを配置することを含む、請求項16に記載のピストンアセンブリを形成する方法。
  18. 前記被膜は、当該被膜の合計体積のうち、0.1から20.0vol.%の量の硬質粒子を含み、前記硬質粒子は25°Cの温度で少なくとも600HV/0.5の硬度を有し、前記硬質粒子は10.0ミクロン以下の体積D50粒径を有している、請求項16に記載のピストンアセンブリを形成する方法。
  19. 前記被膜は、デイッピング、ブラッシング、噴霧、吹き付け、印刷およびスクリーン印刷の少なくとも1つによって施される、請求項16に記載のピストンアセンブリを形成する方法。
  20. 前記硬質粒子は、金属窒化物、金属炭化物、金属酸化物、金属珪化物、金属ホウ化物、金属リン化物、金属間化合物、金属オキシ窒化物、金属炭窒化物、金属オキシカーバイドならびにAg、Pb、Au、SnBiおよび/またはCuの金属粉末の少なくとも1つを含む、請求項16に記載のピストンアセンブリを形成する方法。
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