JP2018019127A - 空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法 - Google Patents

空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、空間安定部の回転に伴いリール部から引き出し及び収納される光ファイバケーブルを円滑に案内することである。【解決手段】本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法は、空間安定装置(1)を回動させる時に引き出し及び引き込まれる光ファイバケーブル(16)を収納しているリール(43)内に半径方向(r)に沿って移動するピン(60)を有し、このピン(60)を前記空間安定装置(1)の回動と連動して、渦巻状のガイド溝(41a,42a)と直線状のガイド孔(70)により移動するピン(60)又はギア輪列(102)により移動するガイド体(111)のピン(60)により、光ファイバケーブル(16)の案内を円滑化する構成と方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法に関し、特に、光ファイバケーブルの引出し及び戻し時におけるケーブル案内を移動自在なピンを用いて円滑に行うための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置としては、例えば、特許文献1に開示された第1従来例の構成を挙げることができる。
すなわち、図6から図9で示すように構成されており、まず、図6において符号1で示されるものは、複数軸のジンバル構成からなる空間安定装置であり、この空間安定装置1には、ディジタル式のカメラ等からなる電子機器2が設けられている。
前記電子機器2は、この空間安定装置1の作用により、所定の姿勢を安定して継続することができるように構成されている。
前記空間安定装置1の下部には、この空間安定装置1を図7のヨー方向Aに沿って回転させるためのモータ3を有する支持台4が設けられ、この支持台4内の外縁側4Aaには光ファイバケーブル保持部6が設けられている。
前記光ファイバケーブル保持部6は、図8に示されるように、多段状で円状の螺旋状板7からなる螺旋状スロープ8が形成されている。
尚、この螺旋状スロープ8は、支持台4の外縁側4Aaに配設されている。
前記螺旋状スロープ8の外縁側9と内縁側10には、外側ローラ11と内側ローラ12が支軸13を介して回転自在に設けられており、この各螺旋状スロープ8間でかつ各ローラ11,12間には螺旋状空間14が形成され、各ローラ11,12の外周面には凹状部15が形成されている。尚、この内側ローラ12の配設位置は、光ファイバケーブル16の最小曲げ半径以上の半径位置に設定されている。また、この内側ローラ12から外側ローラ11までは、所定の間隔で設けられ、図7の断面図では連続して設けられている状態が示されている。
図6に示される光ファイバケーブル16は、一端16aが前記電子機器2に接続された後、前記螺旋状スロープ8内に案内されて螺旋状に周回し、その他端16bは外部接続用として前記支持台4の下部位置へ吊下げ状に配設されている。
従って、前述の図6の構成においては、前記光ファイバケーブル保持部6の螺旋状スロープ8が省略されているため、光ファイバケーブル16のみが螺旋状に形成されて示されている。
前記空間安定装置1の図7の構成を機能的に示すと、図9に示される通りである(図9は図7に対して上下逆に示されている。)。
前記モータ3に設けられた保持体17には、モータ10Aと第1支軸9Aを介して第1枠体20がピッチ方向Bに回動自在に設けられ、この第1枠体20には第2支軸21及びトルカ22を介して第2枠体23がヨー方向Aに回動自在に設けられている。
前記第2枠体23には、第3支軸24及びトルカ25を介して第3枠体26がピッチ方向Bに回動自在に設けられ、この第3枠体26にはカメラ2がロール方向Cに回動自在に設けられている。
従って、前記空間安定装置1は5軸の空間安定に構成され、前記第3枠体26には、赤外線カメラ28及びレーザ測距装置29が設けられている。
従って、前述の構成による空間安定装置1を用いる場合、光ファイバケーブル16が空間安定装置1を経由して支持台4内の光ファイバケーブル16の光ファイバケーブル保持部5の螺旋状空間14に螺旋状に案内されて他端16bが外部に導出されているため、支持台4に対して空間安定装置1が回転した場合に光ファイバケーブル16が伸び縮みした状況でも、光ファイバケーブル16は図8の各ローラ11,12の凹状部15で摺動し、光ファイバケーブル16の損傷が防止され、かつ、モータ3に対する過負荷も防止される。
特許第4,654,342号公報
従来の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述の従来例においては、複数のローラを用いて光ファイバケーブルを案内しているため、光ファイバケーブルを螺旋状に収納している支持台内に多数のローラを配設しなければならず、ローラの円弧状の外周面が光ファイバケーブルの外周に接触するため、長年の使用においては、監視等のために何千回、何万回にわたり空間安定装置のジンバルが左右の首振り動作を行うことになり、光ファイバケーブルもこの首振りに応じて引かれるため、損傷に到る可能性もあった。
また、第2従来例においては、溝内の光ファイバケーブルをピンで案内しているため、ピンの動作に不安定さが残り信頼性が十分ではなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、光ファイバケーブルの引出し及び戻し時におけるケーブル案内を移動自在なピンを用いて行うことにより、動作を円滑化するようにした空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置は、空間安定装置のジンバルに接続された光ファイバケーブルを、前記空間安定装置の下部に設けられたケーブル収容部内で収容し、前記ケーブル収容部内の前記光ファイバケーブルを前記ジンバルを駆動するための回転軸の回動に応じて案内するように構成した空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置において、前記ケーブル収容部内に設けられ渦巻状に巻回された光ファイバケーブルを案内するための複数のピンと、前記各ピンを移動させるための駆動手段と、を備え、前記光ファイバケーブルは、前記各ピンの外側に位置するようにした構成であり、また、前記ケーブル収容部は、前記駆動手段の回転軸に設けられ互いに離間した第1ガイド盤及び第2ガイド盤と、前記各ガイド盤間に固定配置され前記光ファイバケーブルを渦巻状に収納したリールと、前記各ガイド盤に設けられ前記各ピンを移動させるためのガイド溝と、前記リール内に設けられ前記各ピンの直線移動を案内するためのガイド孔を有する複数の仕切板と、を有し、前記リール内の前記光ファイバケーブルの収納容量に応じて前記各ピンが前記リールの半径方向に沿って移動するようにした構成であり、また、前記ガイド溝は渦巻形をなし、前記ガイド孔は直線形をなしている構成であり、また、前記各ピンの端部は、前記ガイド溝に移動自在に係合している構成であり、また、前記駆動手段は、前記回転軸にギア輪列を介して回転するスクリュジャッキと、前記スクリュジャッキに噛合して直線移動する第1ガイド体と、前記第1ガイド体の共回りを防止するための回り止めロッドと、からなり、前記第1ガイド体には前記ピンが設けられている構成であり、また、前記ギア輪列は、歯車と傘歯車の組合せからなる構成であり、また、本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法は、空間安定装置のジンバルに接続された光ファイバケーブルを、前記空間安定装置の下部に設けられたケーブル収容部内で収容し、前記ケーブル収容部内の前記光ファイバケーブルを前記ジンバルを駆動するための回転軸(36)の回動に応じて案内するようにした空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法において、前記ケーブル収容部内に設けられ渦巻状に巻回された光ファイバケーブルを案内するための複数のピンと、前記各ピンを移動させるための駆動手段と、を用い、前記光ファイバケーブルは、前記各ピンの外側に位置するようにした方法であり、また、前記ケーブル収容部は、前記駆動手段の回転軸に設けられ互いに離間した第1ガイド盤及び第2ガイド盤と、前記各ガイド盤間に固定配置され前記光ファイバケーブルを渦巻状に収納したリールと、前記各ガイド盤に設けられ前記各ピンを移動させるためのガイド溝と、前記リール内に設けられ前記各ピンの直線移動を案内するためのガイド孔を有する複数の仕切板と、を有し、前記リール内の前記光ファイバケーブルの収納容量に応じて前記各ピンが前記リールの半径方向に沿って移動するようにした方法であり、また、前記ガイド溝は渦巻形をなし、前記ガイド孔は直線形をなしている方法であり、また、前記各ピンの端部は、前記ガイド溝に移動自在に係合している方法であり、また、前記駆動手段は、前記回転軸にギア輪列を介して回転するスクリュジャッキと、前記スクリュジャッキに噛合して直線移動する第1ガイド体と、前記第1ガイド体の共回りを防止するための回り止めロッドと、からなり、前記第1ガイド体には前記ピンが設けられている方法であり、また、前記ギア輪列は、歯車と傘歯車の組合せからなる方法である。
本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、空間安定装置のジンバルに接続された光ファイバケーブルを、前記空間安定装置の下部に設けられたケーブル収容部内で収容し、前記ケーブル収容部内の前記光ファイバケーブルを前記ジンバルを駆動するための回転軸の回動に応じて案内するように構成した空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置において、前記ケーブル収容部内に設けられ渦巻状に巻回された光ファイバケーブルを案内するための複数のピンと、前記各ピンを移動させるための駆動手段と、を備え、前記光ファイバケーブルは、前記各ピンの外側に位置するようにしたことにより、光ファイバケーブルは、各ピンによって案内されることにより、光ファイバケーブルには損傷を与えることがなく、信頼性の高い空間安定装置を得ることができる。
また、前記ケーブル収容部は、前記駆動手段の回転軸に設けられ互いに離間した第1ガイド盤及び第2ガイド盤と、前記各ガイド盤間に固定配置され前記光ファイバケーブルを渦巻状に収納したリールと、前記各ガイド盤に設けられ前記各ピンを移動させるためのガイド溝と、前記リール内に設けられ前記各ピンの直線移動を案内するためのガイド孔を有する複数の仕切板と、を有し、前記リール内の前記光ファイバケーブルの収納容量に応じて前記各ピンが前記リールの半径方向に沿って移動するようにしたことにより、ピンは確実に直線移動することができ、光ファイバケーブルの出し入れを確実に行うことができる。
また、前記ガイド溝は渦巻形をなし、前記ガイド孔は直線形をなしていることにより、ピンの直線移動を確実化できる。
また、前記各ピンの端部は、前記ガイド溝に移動自在に係合していることにより、ピンはガイド溝に対して円滑に移動することができる。
また、前記駆動手段は、前記回転軸にギア輪列を介して回転するスクリュジャッキと、前記スクリュジャッキに噛合して直線移動する第1ガイド体と、前記第1ガイド体の共回りを防止するための回り止めロッドと、からなり、前記第1ガイド体には前記ピンが設けられていることにより、スクリュジャッキの回転により、各ピンを確実に直線移動させることができる。
また、前記ギア輪列は、歯車と傘歯車の組合せからなることにより、確実で正確にピンの動作を得ることができる。
本発明による空間安定装置の全体構成を示す概略断面図である。 図1のケーブル収容部を示す拡大断面図である。 図2のリールの要部の平面断面図である。 図2の要部の分解斜視図である。 本発明における他の形態を示す要部の断面構成図である。 従来構成を示す構成図である。 図6を具体的に示す断面図である。 図7の要部を示す拡大構成図である。 図7の要部を示す概略構成図である。
本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法は、ケーブル収容部内に設けられた渦巻状の光ファイバケーブルの出し入れを、複数のピンで案内することである。
以下、図面と共に本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは、空間安定装置であり、この空間安定装置1は、航空機、船舶、車両等の移動体に搭載されるように構成され、空間安定装置1は、前記移動体に一体に設けられた台座部60A上に取り付けられて固定される台状の支持体4と、支持体4の表面上に配置されかつ支持体4の内部に基部30が埋め込まれた枠体72と、枠体72によって保持された球状のカメラ筐体71と、カメラ筐体71の内部に収容されるカメラ撮像部2とから構成されている。ここで、カメラ撮像部2は空間安定装置1で空間安定させるための搭載物を構成している。
前記支持体4内には光ファイバケーブル16を収容するためのケーブル収容部40が配設され、このケーブル収容部40の軸方向Aに沿う両端に設けられた第1、第2ガイド盤41,42は、前記回転軸36に接続されて一体回転するように構成されている。
前記各ガイド盤41,42間には、固定配設されたリール43が位置しており、前記リール43は、例えば、3段構成で、3本の光ファイバケーブル16が各々渦巻状に配設され、その各一端16aは前記カメラ撮像部2のジンバル44(カメラ撮像部2にも接続されている)等に接続されていると共に、その他端16bは前記リール43内で前述の渦巻状で平板状に巻回された後に支持部4の引出口45から外部のコントローラ(図示せず)に接続されている。
前記ケーブル収容部40では、前述のように、前述のカメラ撮像部2を有するジンバル44を回転させる場合の回転軸36に対して前記第1、第2ガイド盤41,42が接続して固定されている。
前記各ガイド盤41,42には、図2のように、光ファイバケーブル16の巻き形状と同様の渦巻状の第1ガイド溝41a及び第2ガイド溝42aが形成されており、前記リール43には、3本の光ファイバケーブル16を渦巻状で収容しておくための段状の収容空間50,51,52が積層状に形成され、間隔子50a,51a,52a及び仕切板53,54,55を介して形成されている。
従って、前記リール43は、前記回転軸36の回転に対しては、非回転となるように独立して配設されている。
前記第1ガイド盤41に形成された渦巻状の第1ガイド溝41a(図2の断面図では複数個形成されている)と前記第2ガイド盤42に形成された渦巻状の第2ガイド溝42aとの間には、複数本のピン60が係合自在に設けられている。
前記各ピン60の各端部60aは、ベアリング61を介して前記ガイド溝41a,42aに対して係合している。
従って、前述の構成において、前記ジンバル44をヨー方向Aに沿って回転させるために、図1のモータ70Eを駆動すると、前記回転軸36が回転して各ガイド盤41,42が回転し、前記各ガイド溝41a,42aも同方向に回転する。
前記各ガイド盤41,42の回転方向R1,R2(図3に示す)によって、前記各ピン60は、前記リール43の最上板43Aに形成され半径方向rに沿う4個の直線状のガイド孔70に沿って案内され、図3の実線の位置から図2の一点鎖線(前記リール43の最も外径側)の位置まで前記各ガイド盤41,42の半径方向、すなわち、前記リール43の半径方向r(図3)に沿って往復直線移動するように構成されている。
前記光ファイバケーブル16は、各収容空間50,51,52において、4つのガイドピン60を径方向外側から囲むように輪状に延在され、収容空間50,51及び52内において、渦巻状に配置されている。
前述のような構成を有するケーブル収容部40を備える空間安定装置1において、カメラ筐体71と共に枠体72が回転軸36を中心として図3の四面上の反時計回りの方向R2にヨー回転をする場合、回転するカメラ筐体71によって、光ファイバケーブル16がケーブル収容部40から引出されることになる。このとき、枠体72と共に、軸部36、第1ガイド盤41は、ガイド孔70内で径方向の最も外側に位置している。
従って、各案内ピン60は、回転するガイド盤41及び42のガイド溝41a及び42aにより案内されて径方向内側へと、ガイド孔70に沿って移動する。これにより、収容空間50,51及び52内の光ファイバケーブル16は、自身が形成する輪を縮小しつつ、ケーブル収容部40からカメラ筐体71に向かって引出される。光ファイバケーブル16の輪の縮小量と光ファイバケーブル16の引き出し量とを同町させることによって、光ファイバケーブル16の過度なたるみ及び光ファイバケーブル16に作用する張力を抑えることができる。
また、光ファイバケーブル16がケーブル収容部40から引き出された状態から、カメラ筐体71と共に枠体72が反対方向の方向R1にヨー回転すると、各ピン60は、方向R1に回転するガイド盤41及び42のガイド溝41a及び42aにより案内されて径方向外側へと、ガイド孔70に沿って移動する。これにより、収容空間50,51,52内の光ファイバケーブル16の輪は、ピン60によって強制的に拡大され、カメラ筐体71からケーブル収容部40内へと光ファイバケーブル16が引き込まれる。光ファイバケーブル16の輪の拡大量とカメラ筐体71及びケーブル収容部40間に生じる光ファイバケーブル16の余剰量とを同町させることによって、光ファイバケーブル16の過度なたるみ及び光ファイバケーブル16に作用する張力を抑えることができる。
図4は、図2における第1ガイド盤41と第1ガイド溝41aと各ピン60と仕切板70の各ガイド孔70を分解した斜視図として示しており、前記回転軸36と共に第1ガイド盤41が回転することによって渦巻状の第1ガイド溝41aも同時に回転し、第1ガイド盤41がR1の時計方向に回転すると、各ガイド孔70に係合する各ピン60は、回転軸36が貫通する軸孔80とは、反対の外側81に直線移動することによって光ファイバケーブル16は外側81に押される。
また、前述の状態で第1ガイド盤41が逆方向R2に回転すると、各ピン60は図4で示される元の位置に戻り、光ファイバケーブル16はリール43内に多く収容される。
次に、図5は、本発明による光ファイバケーブルの案内装置及び方法の他の形態を示すもので、特に、ケーブル収容部40を示し、図1から図4のように渦巻状のガイド溝41a,42aを用いるのではなく、歯車101,113,121とスクリュージャッキ99を用いてピン60を移動させる構成である。
なお、前述の図1から図4の形態と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図5において符号4で示されるものは前記空間安定装置1の下部に設けられた支持部であり、この支持部4上のモータ70Eの回転軸36には筒状の回転体103が設けられている。
前記回転体103の上部には前記空間安定装置1が載置され、この回転体103の左右回動(ヨー方向B)によって前記空間安定装置1が左右回動し、前記空間安定装置1に設けられた電子機器(図示せず)によってターゲットの映像等を撮像し、その映像信号が図1のように、その一端16aが電子機器に接続された光ファイバケーブル16によって伝送され、その他端16b(図1のように)から外部の図示しない画像処理及び監視装置等に伝送することができるように構成されている。
前記回転体103の外周に形成された輪状凹凸部104の外側には、全体形状が輪状をなすケーブル収容部40のリール43が固定配設され、このリール43は、輪状の複数の仕切板53,54,55,43Aを介して所定間隔の収容空間50,51,52を介して積層されている。
前記各仕切板53,54,55,43Aの内端105aは、前記回転体103の外周の輪状凹凸部104に係合しており、このリール43は前記回転体103の回転にも拘わらず固定されているように構成されている。
尚、図5では1本のピン60しか示していないが、リール43の全周には同様の構成で、図3のように、4本構成である。
前記リール43の各収容空間50,51,52内には、前記電子機器にその一端16aが接続された前記光ファイバケーブル16が、図1のように、渦巻状に巻回して配設され、その他端16bは前述のように、外部に導出できるように構成されている。
なお、図5では3チャンネルの光ファイバケーブル16を用い、図示しない他の電子機器を使用できるように構成されている。
前記リール43を含む光ファイバケーブル16のケーブル収容部40は、前記回転体103と、前記リール43にその半径方向Bに沿って移動自在に設けられたピン60と、前記ピン60の下部に設けられスラスト軸受110とねじ孔100Aを有する第1ガイド体111と、前記リール43の下部に回転自在に設けられ、前記回転体103の下部歯部103Aと噛合する歯車101と、前記歯車101の下部に設けられた第1傘歯車113と、前記リール43の下部で前記第1ガイド体111と離間して設けられ第1受孔114及び第1軸受116を有する第2ガイド体115と、前記第1ガイド体111の近傍に設けられ第2受孔117及び第2軸受118を有する第3ガイド体119と、前記第1受孔114とスラスト軸受110を介して設けられた回り止めロッド92と、前記ねじ孔100Aに螺合し一端93が前記第1軸受116に軸支されると共に他端120が前記第2軸受118に軸支されたスクリュジャッキ99と、前記他端120に設けられ前記第1傘歯車113に噛合する第2傘歯車121と、から構成されている。
従って、前記回転軸36による前記回転体103の回転により、前記歯車101、第1傘歯車113、第2傘歯車121、スクリュジャッキ99及び第1ガイド体111を介して、図5の実線から点線で示される位置、又は、その逆の方向にピン60が移動することにより前記空間安定装置1の回動と連動して前述の図1及び図2と同様に、前記光ファイバケーブル16の引き出し及び引き込みの移動を案内することができる。すなわち、光ファイバケーブル16は緩んだ状態から渦巻状(ゼンマイ状)に巻くように構成されているため、この巻く回転角がジンバルの可動角となる。
従って、図5の光ファイバケーブル16とピン60の位置は、前記空間安定装置1が回動してリール43内の光ファイバケーブル16が外部に引出された状態を示し、前記ピン60がリール43の半径方向Bに沿う外側に位置(図5の一点鎖線で示す)している場合には、前記空間安定装置1が前述とは逆方向に回動して光ファイバケーブル16がピン60によって案内されリール43内の外側に位置している状態を示している。
尚、前述の本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、空間安定装置1のジンバル44に接続された光ファイバケーブル6を、前記空間安定装置1の下部に設けられたケーブル収容部40内で収容し、前記ケーブル収容部40内の前記光ファイバケーブル16を前記ジンバル44を駆動するための回転軸36の回動に応じて案内するように構成した空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法において、前記ケーブル収容部40内に設けられ渦巻状に巻回された光ファイバケーブル16を案内するための複数のピン60と、前記各ピン60を移動させるための駆動手段100と、を備え、前記光ファイバケーブル16は、前記各ピン60の外側に位置するようにした構成と方法であり、また、前記ケーブル収容部40は、前記駆動手段100の回転軸36に設けられ互いに離間した第1ガイド盤41及び第2ガイド盤42と、前記各ガイド盤41,42間に固定配置され前記光ファイバケーブル16を渦巻状に収納したリール43と、前記各ガイド盤41,42に設けられ前記各ピン60を移動させるためのガイド溝41a,42aと、前記リール43内に設けられ前記各ピン60の直線移動を案内するためのガイド孔70を有する複数の仕切板53,54,55,43Aと、を有し、前記リール43内の前記光ファイバケーブル16の収納容量に応じて前記各ピン60が前記リール43の半径方向rに沿って移動するようにした構成と方法であり、前記ガイド溝41a,42aは渦巻形をなし、前記ガイド孔70は直線形をなしている構成と方法であり、また、前記各ピン60の端部60aは、前記ガイド溝41a,42aに移動自在に係合している構成と方法であり、また、前記駆動手段100は、前記回転軸36にギア輪列102を介して回転するスクリュジャッキ99と、前記スクリュジャッキ99に噛合して直線移動する第1ガイド体111と、前記第1ガイド体111の共回りを防止するための回り止めロッド92と、からなり、前記第1ガイド体111には前記ピン60が設けられている構成と方法であり、また、前記ギア輪列102は、歯車101と傘歯車113,121の組合せからなる構成と方法である。
本発明による空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置及び方法は、ジンバルの回動と連動する一対のガイド盤間にリールを固定させ、リールに渦巻状に収容する光ファイバケーブルを、各ガイド盤によって半径方向に移動するピンによって案内することにより、光ファイバケーブルの移動時における損傷を防止し、空間安定装置の信頼性を向上させることができる。
1 空間安定装置
2 カメラ撮像部(搭載物)
4 支持体
16 光ファイバケーブル
16a 一端
16b 他端
36 回転軸
40 ケーブル収容部
41 第1ガイド盤
41a 第1ガイド溝
42 第2ガイド盤
42a 第2ガイド溝
43 リール
43A 最上の仕切板
44 ジンバル
45 引出口
50,51,52 収容空間
50a,51a,52a 間隔子
53,54,55 仕切板
60 ピン
60A 台座部
60a 端部
61 ベアリング
70 ガイド孔
70E モータ
71 カメラ筐体
72 枠体
80 軸孔
92 回り止めロッド
93 一端
99 スクリュジャッキ
100 駆動手段
100A ねじ孔
101 歯車
102 ギア輪列
103 回転体
103A 下部歯部
104 輪状凹凸部
110 スラスト軸受
111 第1ガイド体
113 第1傘歯車
114 第1受孔
115 第2ガイド体
116 第1軸受
117 第2受孔
118 第2軸受
119 第3ガイド体
120 他端
121 第2傘歯車
B ヨー方向
A 軸方向
r 半径方向

Claims (12)

  1. 空間安定装置(1)のジンバル(44)に接続された光ファイバケーブル(16)を、前記空間安定装置(1)の下部に設けられたケーブル収容部(40)内で収容し、前記ケーブル収容部(40)内の前記光ファイバケーブル(16)を前記ジンバル(44)を駆動するための回転軸(36)の回動に応じて案内するように構成した空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置において、
    前記ケーブル収容部(40)内に設けられ渦巻状に巻回された光ファイバケーブル(16)を案内するための複数のピン(60)と、前記各ピン(60)を移動させるための駆動手段(100)と、を備え、前記光ファイバケーブル(16)は、前記各ピン(60)の外側に位置するように構成したことを特徴とする空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置。
  2. 前記ケーブル収容部(40)は、前記駆動手段(100)の回転軸(36)に設けられ互いに離間した第1ガイド盤(41)及び第2ガイド盤(42)と、前記各ガイド盤(41,42)間に固定配置され前記光ファイバケーブル(16)を渦巻状に収納したリール(43)と、前記各ガイド盤(41,42)に設けられ前記各ピン(60)を移動させるためのガイド溝(41a,42a)と、前記リール(43)内に設けられ前記各ピン(60)の直線移動を案内するためのガイド孔(70)を有する複数の仕切板(53,54,55,43A)と、を有し、前記リール(43)内の前記光ファイバケーブル(16)の収納容量に応じて前記各ピン(60)が前記リール(43)の半径方向(r)に沿って移動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置。
  3. 前記ガイド溝(41a,42a)は渦巻形をなし、前記ガイド孔(70)は直線形をなしていることを特徴とする請求項2記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置。
  4. 前記各ピン(60)の端部(60a)は、前記ガイド溝(41a,42a)に移動自在に係合していることを特徴とする請求項2又は3記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置。
  5. 前記駆動手段(100)は、前記回転軸(36)にギア輪列(102)を介して回転するスクリュジャッキ(99)と、前記スクリュジャッキ(99)に噛合して直線移動する第1ガイド体(111)と、前記第1ガイド体(111)の共回りを防止するための回り止めロッド(92)と、からなり、前記第1ガイド体(111)には前記ピン(60)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置。
  6. 前記ギア輪列(102)は、歯車(101)と傘歯車(113,121)の組合せからなることを特徴とする請求項5記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内装置。
  7. 空間安定装置(1)のジンバル(44)に接続された光ファイバケーブル(16)を、前記空間安定装置(1)の下部に設けられたケーブル収容部(40)内で収容し、前記ケーブル収容部(40)内の前記光ファイバケーブル(16)を前記ジンバル(44)を駆動するための回転軸(36)の回動に応じて案内するようにした空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法において、
    前記ケーブル収容部(40)内に設けられ渦巻状に巻回された光ファイバケーブル(16)を案内するための複数のピン(60)と、前記各ピン(60)を移動させるための駆動手段(100)と、を用い、前記光ファイバケーブル(16)は、前記各ピン(60)の外側に位置するようにしたことを特徴とする空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法。
  8. 前記ケーブル収容部(40)は、前記駆動手段(100)の回転軸(36)に設けられ互いに離間した第1ガイド盤(41)及び第2ガイド盤(42)と、前記各ガイド盤(41,42)間に固定配置され前記光ファイバケーブル(16)を渦巻状に収納したリール(43)と、前記各ガイド盤(41,42)に設けられ前記各ピン(60)を移動させるためのガイド溝(41a,42a)と、前記リール(43)内に設けられ前記各ピン(60)の直線移動を案内するためのガイド孔(70)を有する複数の仕切板(53,54,55,43A)と、を有し、前記リール(43)内の前記光ファイバケーブル(16)の収納容量に応じて前記各ピン(60)が前記リール(43)の半径方向(r)に沿って移動するようにしたことを特徴とする請求項7記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法。
  9. 前記ガイド溝(41a,42a)は渦巻形をなし、前記ガイド孔(70)は直線形をなしていることを特徴とする請求項8記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法。
  10. 前記各ピン(60)の端部(60a)は、前記ガイド溝(41a,42a)に移動自在に係合していることを特徴とする請求項8又は9記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法。
  11. 前記駆動手段(100)は、前記回転軸(36)にギア輪列(102)を介して回転するスクリュジャッキ(99)と、前記スクリュジャッキ(99)に噛合して直線移動する第1ガイド体(111)と、前記第1ガイド体(111)の共回りを防止するための回り止めロッド(92)と、からなり、前記第1ガイド体(111)には前記ピン(60)が設けられていることを特徴とする請求項7記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法。
  12. 前記ギア輪列(102)は、歯車(101)と傘歯車(113,121)の組合せからなることを特徴とする請求項11記載の空間安定装置の光ファイバケーブルの案内方法。
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